JP2001034097A - 誘導加熱定着装置 - Google Patents

誘導加熱定着装置

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JP2001034097A
JP2001034097A JP11202022A JP20202299A JP2001034097A JP 2001034097 A JP2001034097 A JP 2001034097A JP 11202022 A JP11202022 A JP 11202022A JP 20202299 A JP20202299 A JP 20202299A JP 2001034097 A JP2001034097 A JP 2001034097A
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Japan
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induction coil
coil
induction
fixing device
induction heating
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JP11202022A
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English (en)
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Akinori Kimata
明則 木俣
Takahiro Tsujimoto
隆浩 辻本
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/02Induction heating
    • H05B6/10Induction heating apparatus, other than furnaces, for specific applications
    • H05B6/14Tools, e.g. nozzles, rollers, calenders
    • H05B6/145Heated rollers
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2053Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小サイズの用紙に定着する場合などに、非通
紙部分における温度上昇を抑え、定着温度を安定させる
ことのできる誘導加熱定着装置を提供する。 【解決手段】 閉磁路を形成する閉磁路鉄心17と、閉
磁路鉄心17に鎖交するように巻回され、導電性部材に
周方向に沿う誘導電流を生じさせる磁束を生成する主誘
導コイル14aと、主誘導コイル14aの端部に設けら
れ、導電性部材に周方向に沿う誘導電流を生じさせる磁
束を生成する少なくとも一つの副誘導コイル14bと、
を有することを特徴とする誘導加熱定着装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子写真式
の複写機、プリンタおよびファクシミリなどに用いられ
る定着装置に関し、さらに詳しくは、低周波誘導加熱を
利用してトナー像を記録媒体に定着する定着装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真式の複写機、プリンタおよびフ
ァクシミリなどの画像形成装置には、記録媒体である用
紙ないし転写材などのシート上に保持されたトナー像を
シートに定着させる定着装置が設けられている。
【0003】定着装置には種々の方式があるが、近年の
省エネルギー化の要請に応えるべく、ハロゲンランプを
熱源とする定着装置よりも変換効率の高い誘導加熱方式
の定着装置が提案されている。
【0004】誘導加熱方式の定着装置は、例えば特開平
10−207265号公報に開示されているように、固
定されもしくは移動する中空形状をなす導電性部材と、
この導電性部材の中空部に一部が挿通され、閉磁路を形
成する閉磁路鉄心と、この閉磁路鉄心に巻回された誘導
コイルとを有し、誘導コイルに電流を流すことで、前記
導電性部材に周方向に沿う誘導電流を生じさせる磁束を
生成し、これにより電導性部材を誘導加熱するものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、画像形成装
置では様々な大きさの用紙に画像を形成する。したがっ
て、定着装置においても様々な大きさの用紙に対して定
着動作を行わなければならない。
【0006】上述した従来の誘導加熱方式の定着装置で
は、小サイズの用紙を通紙した場合、非通紙部分が生
じ、この部分では用紙が通過しないため用紙による熱逃
げがないので、温度上昇が著しくなり、閉磁路鉄心の透
磁率が変化し、定着温度が不安定になるといった問題が
ある。また、非通紙部分における過度の温度上昇は、そ
の部分の誘導コイルや導電性部材の劣化を速める原因に
なる。
【0007】さらに、従来の誘導加熱方式の定着装置で
は、両端部が中央部分より冷えやすいため、最大通紙幅
の用紙が通紙されたときでも全体が均一な温度となるよ
うに、最大通紙幅より広い範囲を加熱するようにしてい
る。このため、誘導コイル長を最大通紙幅よりも長くす
る必要があり、定着装置が大きくなってしまうという問
題もある。
【0008】そこで、本発明の目的は、小サイズの用紙
に定着する場合などに、非通紙部分における温度上昇を
抑え、通紙幅全体の定着温度を安定させることのできる
誘導加熱方式の定着装置を提供することである。
【0009】また、第2の目的は、最大通紙幅相当の誘
導コイル長で、中央部から両端部まで定着に適した温度
を保つことができる誘導加熱方式の定着装置を提供する
ことである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記す
る手段により達成される。
【0011】(1)固定されもしくは移動する中空形状
をなす導電性部材と、前記導電性部材に、トナーを保持
した記録媒体を直接的もしくは間接的に密着させる加圧
部材と、前記導電性部材内の中空部に一部が挿通され、
閉磁路を形成する閉磁路鉄心と、前記閉磁路鉄心に鎖交
するように巻回され、前記導電性部材に周方向に沿う誘
導電流を生じさせる磁束を生成する主誘導コイルと、前
記主誘導コイルの端部に設けられ、前記導電性部材に周
方向に沿う誘導電流を生じさせる磁束を生成する少なく
とも一つの副誘導コイルと、を有することを特徴とする
誘導加熱定着装置。
【0012】(2)前記副誘導コイルは、前記主誘導コ
イルよりも巻線密度が高いことを特徴とする。
【0013】(3)前記副誘導コイルは、前記主誘導コ
イルの励磁方向に対し、正方向または逆方向、あるいは
正逆両方向の励磁ができることを特徴とする。
【0014】(4)前記副誘導コイルの励磁方向は、通
紙される用紙のサイズまたは定着温度、あるいは用紙サ
イズと定着温度の両方に応じて切り換えられることを特
徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して、
本発明の一実施の形態を説明する。
【0016】《実施形態1》図1は、本発明に係る誘導
加熱定着装置を組み込んだ画像形成装置としての複写機
を示す概略構成図である。
【0017】複写機100は、図示するように、原稿を
読み取るイメージスキャナ部101と、信号処理を行う
信号処理部102と、イメージスキャナ部101で読み
取られた原稿画像に対応した画像を記録媒体としての用
紙10にプリント出力するプリンタ部103と、これら
各部を配置ないし収納するケーシング104とを有す
る。
【0018】イメージスキャナ部101において、プラ
テンガラス105上に載置された原稿は、プラテンカバ
ー106で押さえられるが、図示しない自動原稿送り装
置を装着するときには、プラテンカバー106に代えて
自動原稿送り装置が取り付けられる。プラテンガラス1
05上の原稿はランプ107で照明され、原稿で反射し
た光は、ミラー108a、108b、108cおよび集
光レンズ109を経てCCDラインイメージセンサ11
0上に像を結び、イメージ情報に変換されて信号処理部
102に送られる。第1スライダ112および第2スラ
イダ113は、スキャナモータ111を駆動することに
より、ラインイメージセンサ110の電気的走査方向
(主走査方向)に対して垂直方向(副走査方向)に機械
的に動き、原稿全面を走査する。このとき第1スライダ
112は速度vで移動し、第2スライダ113は速度v
/2で移動する。
【0019】信号処理部102は、ラインセンサ109
で読み取った信号を電気的に処理し、プリンタ部103
に送る。
【0020】プリンタ部103は、レーザ発生器115
と、像担持体としての感光体ドラム116と、を備え、
回転する感光体ドラム116の周辺には、帯電装置とし
ての帯電ローラ117と、現像装置118と、転写装置
としての転写ローラ119と、用紙10の除電および分
離装置である除電針120と、感光体ドラム116上の
残留トナーを除去するクリーニング装置121と、が配
置されている。レーザ発生器115は、信号処理部10
2から送られてくる画像信号のレベルに応じて半導体レ
ーザを駆動変調する。レーザ光は、図示しないポリゴン
ミラー、f−θレンズおよび折り返しミラーなどを経由
し、帯電ローラ117と現像装置118との間の位置
で、感光体ドラム116に照射される。感光体ドラム1
16上に形成された静電潜像は、現像装置118におい
てトナーで現像される。
【0021】一方、ケーシング104に着脱自在に取り
付けられる給紙カセット125には、複数枚の用紙10
が積層した状態で収納されている。給紙カセット125
内の用紙10は、給紙ローラ126により1枚ずつ捌か
れて給紙され、タイミングローラ127により所定のタ
イミングで、感光体ドラム116と転写ローラ119と
の間の転写位置に向けて送り込まれる。感光体ドラム1
16上に現像された像は、転写ローラ119によって用
紙10に転写される。転写後の用紙10は、感光体ドラ
ム116から分離され、定着装置128に向けて搬送ベ
ルト129により搬送される。用紙10上に転写された
未定着のトナーが定着装置128において固定され、ト
ナーが定着された用紙10は、排紙トレー129に排紙
される。なお、本実施形態の定着装置128は低周波誘
導加熱方式によるものであり、構成については後述す
る。
【0022】転写ローラ119によって用紙10への転
写が終了すると、感光体ドラム116上は、図示しない
クリーナ前チャージャーでマイナス極性に帯電され、ク
リーニング装置121にて残留トナーが除去され、イレ
ーサによって残留電荷が除電される。その後、感光体ド
ラム116上は、帯電ローラ117によって再度帯電さ
れ、レーザ光による潜像形成を受け、現像装置118に
よって現像され、図示しない転写前イレーサによって非
現像領域の電荷が除電される。
【0023】図2は、誘導加熱定着装置を示す構成図、
図3は、同定着装置の要部を示す断面図である。
【0024】誘導加熱定着装置128は、用紙10上に
保持されたトナー11を加熱溶融して当該用紙10に定
着させるものであり、非回転の状態に固定され中空形状
をなす昇温部材(導電性部材に相当する)12と、トナ
ーを保持した用紙10を昇温部材12に間接的に密着さ
せる加圧ローラ(加圧部材に相当する)13と、固定さ
れた昇温部材12と加圧ローラ13との間に介在されて
用紙10を搬送する搬送ベルト20と、昇温部材12を
誘導加熱するコイル14と、を有する。ここでコイル1
4は、後述するように、第1誘導コイル14aと第2誘
導コイル14bよりなる(図4参照)。
【0025】搬送ベルト20は、図2中矢印a方向に移
動可能に設けられ、加圧ローラ13は、搬送ベルト20
および用紙10の移動に伴って従動回転する。
【0026】昇温部材12は、導電性の中空パイプであ
り、例えば、炭素鋼管、ステンレス合金管あるいはアル
ミニウム管、鉄などによって形成され、加圧ローラ13
からの圧接力に対して十分な機械的強度を確保できる範
囲内で、かつ、熱容量を確保できる肉厚で形成されてい
る。昇温部材12の両端は、図示しない定着ユニットの
フレームに固定されている。特に、昇温部材12を矩形
形状に形成し、加圧ローラ13に対向する面を平坦部2
1にしてある。この平坦部21により、昇温部材12と
加圧ローラ13との間で用紙10を挟持するニップ幅な
いしニップ領域Nを拡大している。
【0027】加圧ローラ13は、軸芯15と、当該軸芯
15の周囲に形成されたシリコンゴム層16とから構成
されている。シリコンゴム層16は、表面から用紙10
が離れ易い離型性を有すると共に、耐熱性を有するゴム
層である。加圧ローラ13は、図示しないばね材によ
り、昇温部材12に向かう方向に押圧されている。
【0028】搬送ベルト20は、矩形形状の昇温部材1
2の外周面に巻き付けられ、図示しない駆動ローラが当
接している。この駆動ローラに接続されたモータなどの
図示しない駆動源により、搬送ベルト20は、昇温部材
12をガイド盤としながら回転移動する。搬送ベルト2
0は、誘導発熱することがないように、可撓性を有する
耐熱性樹脂などの絶縁物から形成されている。また、搬
送ベルト20の外周表面には、用紙10を分離し易くす
るために、フッ素樹脂をコーティングして、トナーに対
して良好な離型性と耐熱性とを有する離型層が形成され
ている。
【0029】この誘導加熱定着装置128はさらに、閉
磁路を形成する矩形状のコア17(閉磁路鉄心に相当す
る)を有し、このコア17の一部が昇温部材12内の中
空部12aを貫通している。コア17は、通常のトラン
スなどに用いられているいわゆる鉄心であり、例えば、
珪素鋼板積層鉄心のように高透磁率のものが好ましい。
【0030】図4は、本実施形態1に係るコイル部分を
示す要部断面図である。
【0031】前記コイル14は、第1誘導コイル14a
(主誘導コイル、以下同様)と第2誘導コイル14b
(副誘導コイル)からなり、共にコア17に挿通され、
昇温部材12の内部に配置されている。第1誘導コイル
14a(主誘導コイル、以下同様)は最大通紙幅に相当
する部分に巻回され、第2誘導コイル14b(副誘導コ
イル)は最小通紙幅部分以外の両端部に巻回されてい
る。これらのコイル14aおよび14bは共に、巻線1
8を螺旋状に巻回して形成されて、その巻き回し方向が
互いに逆となるようにしている。なお、この点について
は後に詳細に説明する。
【0032】また、コイル14aおよび14bを形成す
る巻線18は、表面に融着層と絶縁層を持つ通常の単一
導線が用いられる。なお、コイル14の中には断熱層2
2が設けられ、昇温部材12やコイル14で生じた熱が
コア17に伝達されないようにしてある。
【0033】このような定着装置の基本的な動作は、ま
ず、電源回路から50〜60Hz程度の交流がコイル1
4に印加されて通電すると、昇温部材12に周方向に沿
う誘導電流を生じさせる磁束がコア17に生成される。
これにより、昇温部材12は定着に適した温度(例え
ば、150〜200℃)になるまで、低周波誘導によっ
て加熱される。未定着のトナー11を保持した用紙10
は、図2中矢印bで示すように右方向から搬送され、昇
温部材12と加圧ローラ13との接触部であるニップ部
19に向けて送り込まれる。用紙10は、加熱された昇
温部材12の熱と、加圧ローラ13から作用する圧力が
加えられながら、ニップ部19で挟持されつつ搬送され
る。これにより、未定着トナー11が用紙10上に定着
される。トナー11は、用紙10の両面のうち、搬送ベ
ルト20と接触する側に保持されている。ニップ部19
を通過した用紙10は、用紙自体のコシの強さで搬送ベ
ルト20から自然に分離し、図2中左方向に搬送され
る。この用紙10は、排紙ローラによって搬送され、排
紙トレイ129上に排出される。
【0034】以上のように構成された誘導加熱定着装置
の動作原理はトランスと同様であり、コイル14が入力
側の1次側コイル(N巻き)に相当し、昇温部材12が
出力側の2次側コイル(1巻き)に相当する。そして、
1次側コイル(コイル14)に50〜60Hz程度の交
流電圧V1を印加すると、1次側コイルに電流I1が流
れる。これにより生じた磁束φが閉磁路を形成するコア
17に流れ、その磁束φによって2次側コイル(昇温部
材12)に誘導起電力V2が生じ、昇温部材12の周方
向に沿って電流I2が流れる。コア17によって閉磁路
が形成されているため原理的には漏れ磁束がなく、1次
側エネルギーV1×I1と、2次側エネルギーV2×I
2とがほぼ等しくなる。
【0035】この誘導加熱が行われる系において発熱す
る部分は、一つ目は、1次側コイルの銅線内の銅損によ
るコイルの発熱すなわちコイル14自体の発熱、二つ目
に2次側コイルの銅線内の銅損によるコイルの発熱すな
わち昇温部材12の誘導加熱による発熱、三つ目にコア
内部に生じるジュール熱損とヒステリシス損によるコア
17の発熱である。誘導加熱定着装置は、上記一つ目と
三つ目の発熱がエネルギーロスとなるためこれらの発熱
を極力抑える一方、二つ目の銅損を利用して昇温部材1
2を発熱させるようにしたものである。
【0036】図5は、前記第1誘導コイル14aと第2
誘導コイル14bへ電力を供給するための回路構成を示
す図面である。
【0037】図示するように、第1誘導コイル14aと
第2誘導コイル14bは並列に接続されており、第1誘
導コイル14aと電源50の間にスイッチである第1S
SR(ソリッドステートリレー)51が設けられてお
り、第1誘導コイル14aと第2誘導コイル14bの間
に第2SSR52が設けられている。そして、第1SS
R51および第2SSR52は、制御手段としてのCP
U53に接続されている。
【0038】ここで、SSRを用いたのは、誘導コイル
に供給する電力として商用電源からの電力をそのまま用
いているため、CPUや他の制御系などの電気系統に、
商用電源から雑音が入るのを防止し、また、故障の場合
などに、商用電源からの電力が直接他の電気系統に入ら
ないようにするためである。なお、SSRに代えて、例
えばフォトカプラを用いるなど、誘導コイルの電気系統
と他の電気系統とを電気的に分離して制御できるもので
あれば、どの様なものを用いても良い。
【0039】CPU53は、定着装置の温度を検出する
温度センサ(不図示)からの定着温度情報、および用紙
幅を検出する用紙サイズセンサ(不図示)からの用紙サ
イズ情報などを元に第1SSR51および第1SSR5
1をスイッチングする。
【0040】CPU53のスイッチングによって、第1
SSR51および第2SSR52がオンとなったとき
は、第1誘導コイル14aおよび第2誘導コイル14b
には、同じ方向に電流が流れる。
【0041】したがって、前述したように第1誘導コイ
ル14aと第2誘導コイル14bが互いに逆方向に巻き
回されているため、両方に電流が流されたとき、その励
磁方向が互い逆となり、発生する磁束を打ち消しあうも
のとなる。
【0042】CPU53は、用紙幅センサからの情報に
より小サイズの用紙が来たときには、第1誘導コイル1
4aと第2誘導コイル14bの両方に電流が流れるよう
に、第1SSR51および第2SSR52を共にオンに
する。これにより、小サイズ用紙に定着するときに生じ
る非通紙部分(図4参照)では第1誘導コイル14aと
第2誘導コイル14bで発生する磁束が互いに打ち消し
あうため、この部分では昇温部材12の誘導発熱が起こ
らず、この非通紙部分における過度の昇温を防止するこ
とができる。
【0043】《実施形態2》本実施形態2は、誘導コイ
ルへ電力を供給するための回路構成を変えて、第2誘導
コイルの励磁方向を、第1誘導コイルの励磁方向に対し
て正逆両方向に切り換え可能としたものである。なお、
画像形成装置としての複写機や定着装置の全体構成など
は前述した実施形態1と同様であるので、これらの説明
は省略する。
【0044】図6は、本実施形態2に係る電力供給回路
の構成を示す図面である。
【0045】図示するように、この回路は、第1誘導コ
イル14aへの電力供給を制御する第1SSR51と、
第2誘導コイル14bへの電力供給を制御する第2〜5
SSR62〜65を有する。各SSR62〜65は前述
の実施形態1と同様にCPU53からの信号によりスイ
ッチングされている。なお、第2誘導コイル14bの巻
き回し方向は第1誘導コイル14aと同じ方向としてい
る。また、第1誘導コイル14aのコイル長は最大通紙
幅と同じにしてある。
【0046】本実施形態2では、第1SSR51をオン
すると共に、第2SSR62および第4SSR64をオ
ン(このとき第3および第5SSRはオフ)すること
で、第2誘導コイル14bには、第1誘導コイル14a
と同じ方向に電流が流れて、励磁方向が同じになる。し
たがって、第2誘導コイル14bがある両端部は中央部
よりも強く誘導加熱される。一方、第1SSR51をオ
ンすると共に、第3SSR63および第5SSR65を
オン(このとき第2および第4SSRはオフ)すること
で、第2誘導コイル14bには、第1誘導コイル14a
と逆方向に電流が流れて、励磁方向が逆になる。したが
って、第2誘導コイル14bがある両端部は中央部より
も弱く誘導加熱される。
【0047】CPU53は、最大通紙幅と同じ幅の用紙
が来たときには、第1SSR51をオンすると共に、第
2SSR62および第4SSR64をオンにする。これ
により、両端部には中央部より強い誘導加熱が起きるの
で、コイル長が最大通紙幅と同じであっても、両端部に
おける温度低下を防止し、用紙全体に渡り均一に定着動
作を行うことができる。
【0048】逆に小サイズの用紙が来たとき、CPU5
3は、第1SSR51をオンすると共に、第3SSR6
3および第5SSR65をオンにする。これにより、両
端部での誘導加熱が弱くなるので、小サイズの用紙を通
紙したときに生じる非通紙部分での過度の昇温を抑える
ことができる。
【0049】また、本実施形態2では、コイル長を最大
通紙幅と同じにしたことで、最大通紙幅と最小通紙幅の
間の大きさの用紙を通紙したときに、CPU53によ
り、第1SSR51をオンにして、第2〜5SSRをオ
フとすることで、非通紙部分が生じている両端部での過
度の昇温を自然に抑えることができる。
【0050】図7は、通紙幅と定着温度分布の関係を示
す図面である。
【0051】図において、サイズ1は最大通紙幅、サイ
ズ2は最大通紙幅より少し狭い幅、サイズ3は最小通紙
幅である。
【0052】そして、図示曲線aは従来のように最大通
紙幅全体を均一な定着温度とするためにコイル長を最大
通紙幅より長くしたときの温度分布であり、曲線bは、
本実施形態2において、最大通紙幅と同じコイル長とし
た第1誘導コイル14aのみによって誘導加熱したとき
の温度分布であり、曲線cは第2誘導コイル14bを第
1誘導コイル14aと同方向に励磁したときの温度分布
であり、曲線dは第2誘導コイル14bを第1誘導コイ
ル14aと逆方向に励磁したときの温度分布である。
【0053】曲線bに示すように、最大通紙幅とコイル
長が同じ場合、両端部の温度が定着強度良好レベル(図
示点線)に達していないことが分かる。したがって、従
来は、サイズ1の用紙を定着する場合に備え、コイル長
を最大通紙幅より長くして、曲線aに示すように、両端
部での温度低下の影響を防止していた。
【0054】本実施形態2は、第2誘導コイル14bを
第1誘導コイル14aと同方向に励磁をさせることで、
曲線cから分かるように、この両端部での温度低下を防
止し、サイズ1の用紙でも幅方向全てに定着強度良好レ
ベルの温度となるようにしたものである。
【0055】また、本実施形態2では、サイズ2の用紙
のときには、第2誘導コイルに電流を流さないだけで、
コイル長が従来より短い分、曲線bから分かるように、
両端部における非通紙部分での過度の昇温を抑えること
ができる。
【0056】さらに、本実施形態2では、サイズ3の用
紙のときには、第2誘導コイルを第1誘導コイルと逆方
向に励磁させることで、両端部の誘導加熱を弱くして、
曲線dから分かるように、用紙サイズが小さいことによ
り非通紙部分が大きくなった分の両端部における温度上
昇を抑えている。
【0057】《実施形態3》本実施形態3は、さらに第
3誘導コイル(副誘導コイル)を設けたものである。な
お、本実施形態3においても、画像形成装置としての複
写機や定着装置の全体構成などは前述した実施形態1と
同様であるので、これらの説明は省略する。
【0058】図8は、本実施形態3に係るコイル部分を
示す要部断面図である。
【0059】図示するように、コア17に対して最大通
紙幅と同じコイル長の第1誘導コイル14aと、両端部
にのみ設けられ、第1誘導コイル14aと逆方向に巻回
されている第2誘導コイル14bと、第2誘導コイル1
4bよりさらに端部に設けられ、第1誘導コイル14a
と同方向に巻回された第3誘導コイル14cとを有す
る。
【0060】図9は各コイルへ電力を供給する回路を示
す図面である。
【0061】図示するように、この回路は、第1誘導コ
イル14aへの電力供給を制御する第1SSR51と、
第2誘導コイル14bへの電力供給を制御する第2SS
R52と、第3誘導コイル14cへの電力供給を制御す
る第3SSR73と、を有する。各SSRは前述の実施
形態1と同様にCPU53からの信号によりスイッチン
グされている。また、各SSRがオンとなったとき各コ
イルへ流れる電流は全て同じ方向である。したがって、
第1誘導コイル14aに対して逆方向巻きの第2誘導コ
イル14bは、第1誘導コイル14aと逆方向に励磁
し、第1誘導コイル14aと同方向巻きの第3誘導コイ
ル14cは、第1誘導コイル14aと同じ方向に励磁す
る。
【0062】CPU53は、最大通紙幅と同じ幅の用紙
(サイズ1)が来たときには、第1SSR51をオンす
ると共に、第3SSR73をオンにする(このとき第2
SSRはオフ)。これにより、第3誘導コイル14c
は、第1誘導コイル14aと同方向に励磁するので、両
端部は中央部より強い誘導加熱が起きる。したがって、
コイル長が最大通紙幅と同じであっても、両端部におけ
る温度低下が防止され、用紙全体に渡り均一に定着動作
を行うことができる。
【0063】CPU53は、最大通紙幅より少し狭い幅
の用紙(サイズ2)が来たときには、第1SSR51を
オンし、第2SSR52および第3SSR73をオフに
する。これにより両端部は、コイル長が最大通紙幅と同
じであることにより、自然に温度が下がり非通紙部分で
の過度の昇温が抑えられる。
【0064】CPU53は、小サイズの用紙(サイズ
3)が来たときには、第1SSR51をオンすると共
に、第2SSR52をオンにする(このとき第3SSR
はオフ)。これにより、第2誘導コイル14bは、第1
誘導コイル14aに対して逆方向に励磁するので、誘導
加熱が弱くなり、非通紙部分で過度の昇温を抑えること
ができる。
【0065】《実施形態4》図10は、本実施形態4に
係る電力供給回路の構成を示す図面である。なお、この
誘導加熱定着装置を用いた複写機などの構成は実施形態
1と同様であるので、その説明は省略する。
【0066】本実施形態4は、最大通紙幅と同じコイル
長の第1誘導コイル14aの両端に、それぞれ2つの副
誘導コイル(合計4個)を設けたものである。副誘導コ
イルは、第1誘導コイル14aに対して、一方の端部に
第1誘導コイル14aと逆巻の第2誘導コイル6aと第
1誘導コイル14aと同巻の第3誘導コイル6b、他端
部に第1誘導コイル14aと同巻の第4誘導コイル6c
と第1誘導コイル14aと逆巻の第5誘導コイル6dで
ある。
【0067】第1誘導コイル14aは第1SSR51に
より、第2誘導コイル6aは第2SSR82により、第
3誘導コイル6bは第3SSR83により、第4誘導コ
イル6cは第4SSR84により、第5誘導コイル6d
は第5SSR85により、それぞれ制御されている。
【0068】各SSR82〜85は、実施形態1と同様
に、CPU53からの信号によりスイッチングされる。
【0069】CPU53は、最大通紙幅と同じ幅の用紙
(サイズ1)が来たときには、第1SSR51をオンす
ると共に、第2SSR82と第4SSR84をオンにす
る(このとき第3および第5SSRはオフ)。これによ
り、第2誘導コイル6aへは第1誘導コイル14aと逆
方向に電流が流れ、一方、第4誘導コイル6cへは第1
誘導コイル14aと同方向に電流が流れる。このため、
第2誘導コイル6aおよび4誘導コイル6cは、第1誘
導コイル14aと同方向に励磁し、両端部は中央部より
強い誘導加熱が起きる。したがって、コイル長が最大通
紙幅と同じであっても、両端部における温度低下が防止
され、全体に渡り均一な定着動作を行うことができる。
【0070】CPU53は、最大通紙幅より少し狭い幅
の用紙(サイズ2)が来たときには、第1SSR51を
オンし、第2〜第5SSR82〜85を全てオフにす
る。これにより両端部は、コイル長が最大通紙幅と同じ
であることにより、自然に温度が下がり非通紙部分での
過度の昇温が抑えられる。
【0071】CPU53は、小サイズの用紙(サイズ
3)が来たときには、第1SSR51をオンすると共
に、第3SSR83と第5SSR85をオンにする(こ
のとき第2および第4SSRはオフ)。これにより、第
3誘導コイル6bへは第1誘導コイル14aと逆方向に
電流が流れ、第5誘導コイル6dへは第1誘導コイルと
同方向に電流が流れる。このため、第3誘導コイル6b
および第5誘導コイル6dは、第1誘導コイル14aに
対して逆方向に励磁するので、誘導加熱が弱くなり、非
通紙部分での過度の昇温を抑えることができる。
【0072】《実施形態5》図11は、本実施形態5に
係る誘導加熱定着装置のコイル部分を示す要部断面図で
ある。なお、この誘導加熱定着装置を用いた複写機など
の構成は実施形態1と同様であるので、その説明は省略
する。
【0073】本実施形態5は、図示するように、最大通
紙幅と同じコイル長の第1誘導コイル14aの最端部
に、副誘導コイルとして第2誘導コイル7aを設け、他
の副誘導コイルとしてその内側に第3誘導コイル7bを
設けたものである。したがって、第2誘導コイル7aと
第3誘導コイル7bは同層位置にある。
【0074】各副誘導コイルの制御は、最大通紙幅の用
紙(サイズ1)が来たときは、第2誘導コイル7aを第
1誘導コイル14aと同方向に励磁する。このとき第3
誘導コイル7bは励磁しない。
【0075】また、最大通紙幅より少し狭い用紙(サイ
ズ2)が来たときは、第2および第3誘導コイル7aお
よび7bはいずれも励磁しない。
【0076】さらに小さい用紙(サイズ3)が来たとき
は、第2および第3誘導コイル7aおよび7bをいずれ
も第1誘導コイル14aと逆方向に励磁する。
【0077】実施形態5は、このような制御により、前
述した実施形態2〜4と同様に、用紙サイズにかかわら
ず、常に安定した定着動作を行うことができる。
【0078】なお、第2および第3誘導コイル7aおよ
び7bの励磁方向の切り換えは、各実施形態で示したよ
うに、その巻線方向に応じた電力供給回路を用いること
で行われる。
【0079】《実施形態6》図12は本実施形態6に係
る誘導加熱定着装置のコイル部分を示す要部断面図であ
る。なお、この誘導加熱定着装置を用いた複写機などの
構成は実施形態1と同様であるので、その説明は省略す
る。
【0080】本実施形態6は、図示するように、第1誘
導コイル14aを最大通紙幅より短くし、両端部に、第
1誘導コイル14aよりも巻線密度を高くした第2誘導
コイル8(副誘導コイル)を最大通紙幅まで設けたもの
である。したがって、第2誘導コイル8部分では、第1
誘導コイル14a部分より、同じ電力でより強い誘導加
熱を行うことができる。
【0081】第2誘導コイル8の制御は、最大通紙幅の
用紙(サイズ1)が来たときに、第1誘導コイル14a
と同方向に励磁する。一方、最大通紙幅より狭い用紙
(サイズ2)が来たときは、励磁しない。
【0082】本実施形態6は、このような制御により、
前述した実施形態2〜4と同様に、用紙サイズにかかわ
らず、常に安定した定着動作を行うことができる。
【0083】《実施形態7》上述した実施形態1〜6は
いずれも中央基準で通紙するタイプの定着装置である
が、本発明は片側基準で通紙するタイプの定着装置でも
好適に用いることができる。
【0084】図13は本実施形態7に係る誘導加熱定着
装置のコイル部分を示す要部断面図である。なお、この
誘導加熱定着装置を用いた複写機などの構成は実施形態
1と同様であるので、その説明は省略する。
【0085】本実施形態7は、図示するように、第1誘
導コイル14aを最大通紙幅と同じコイル長となるよう
に設け、通紙ガイド側の端部に第2誘導コイル9a(副
誘導コイル)、通紙ガイドの反対側端部に第3誘導コイ
ル9b(副誘導コイル)を設けたものである。
【0086】第2誘導コイル9aの制御は、用紙サイズ
にかかわらず、常に第1誘導コイル14aと同じ方向に
励磁する。これにより第1誘導コイル14aのコイル長
が最大通紙幅と同じであってもこの部分での温度低下を
防止することができる。
【0087】第3誘導コイル9bは、最大通紙幅と同じ
幅の用紙(サイズ1)が来たときは第1誘導コイル14
aと同じ方向に励磁する。これにより、第1誘導コイル
14aのコイル長が最大通紙幅と同じであっても、最大
通紙幅と同じ幅の用紙を定着する際に、この部分での温
度低下を防止することができる。一方、最大通紙幅より
狭い用紙(サイズ2)が来たときは第1誘導コイル14
aと逆方向に励磁する。これにより非通紙部分における
過度の温度上昇を抑えることができる。
【0088】本実施形態7は、このような制御により、
片側基準の定着装置でも前述した実施形態2〜6と同様
に、用紙サイズにかかわらず、常に安定した定着動作を
行うことができる。
【0089】なお、第3誘導コイル9bの励磁方向の切
り換えは、各実施形態で示したように、その巻線方向に
応じた電力供給回路を用いることで行われる。
【0090】以上本発明を適用した実施形態について説
明したが本発明はこれらの実施形態に限定されるもので
はない。例えば上述した各実施形態では、導電性部材で
ある昇温部材12が固定されたものとしているが、これ
に代えて、この昇温部材に相当する部位に樹脂製(非導
電性)の支持部材を用い、その回りで移動する搬送ベル
トに導電性部材を用いてもよい。
【0091】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、主誘導コ
イルの端部に少なくとも1つの副誘導コイルを設けたこ
とで、この副誘導コイルの励磁方向を変えることによ
り、端部における誘導加熱量を制御することができるの
で、小サイズの用紙に定着動作を行う際に、端部におけ
る非通紙部分での過度の温度上昇を防止することができ
るようになり、安定した定着温度が得られると共に、装
置構成部材の劣化を抑えることができる。また、主誘導
コイルの長さを最大通紙幅と同じにした場合でも端部で
の温度低下を防止して、通紙幅全体に渡り安定した定着
動作を行うことができるので、装置を小型化することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る誘導加熱定着装置を設けた複写
機の概略図。
【図2】 上記誘導加熱定着装置を示す構成図。
【図3】 上記誘導加熱定着装置の要部を示す断面図。
【図4】 実施形態1に係る誘導加熱定着装置のコイル
部分を示す要部断面図。
【図5】 実施形態1に係る誘導加熱定着装置における
電力供給回路図。
【図6】 実施形態2に係る誘導加熱定着装置における
電力供給回路図。
【図7】 通紙幅と定着温度分布の関係を示す図面。
【図8】 実施形態3に係る誘導加熱定着装置のコイル
部分を示す要部断面図。
【図9】 実施形態3に係る誘導加熱定着装置における
電力供給回路図。
【図10】 実施形態4に係る誘導加熱定着装置におけ
る電力供給回路図。
【図11】 実施形態5に係る誘導加熱定着装置のコイ
ル部分を示す要部断面図。
【図12】 実施形態6に係る誘導加熱定着装置のコイ
ル部分を示す要部断面図。
【図13】 実施形態7に係る誘導加熱定着装置のコイ
ル部分を示す要部断面図。
【符号の説明】
6a,7a,8,9a,14b…第2誘導コイル(副誘
導コイル)、 6b,7b,9b,14c…第3誘導コイル(副誘導コ
イル)、 6c…第4誘導コイル(副誘導コイル)、 6d…第5誘導コイル(副誘導コイル)、 12…昇温部材(導電性部材)、 14a…第1誘導コイル(主誘導コイル)、 17…コア(閉磁路鉄心)、 51…第1SSR、 52,62,82…第2SSR、 63,73,83…第3SSR、 64,84…第4SSR、 65,85…第5SSR、 53…CPU、 128…定着装置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定されもしくは移動する中空形状をな
    す導電性部材と、 前記導電性部材に、トナーを保持した記録媒体を直接的
    もしくは間接的に密着させる加圧部材と、 前記導電性部材内の中空部に一部が挿通され、閉磁路を
    形成する閉磁路鉄心と、 前記閉磁路鉄心に鎖交するように巻回され、前記導電性
    部材に周方向に沿う誘導電流を生じさせる磁束を生成す
    る主誘導コイルと、 前記主誘導コイルの端部に設けられ、前記導電性部材に
    周方向に沿う誘導電流を生じさせる磁束を生成する少な
    くとも一つの副誘導コイルと、を有することを特徴とす
    る誘導加熱定着装置。
  2. 【請求項2】 前記副誘導コイルは、前記主誘導コイル
    よりも巻線密度が高いことを特徴とする請求項1記載の
    誘導加熱定着装置。
  3. 【請求項3】 前記副誘導コイルは、前記主誘導コイル
    の励磁方向に対し、正方向または逆方向、あるいは正逆
    両方向の励磁ができることを特徴とする請求項1または
    2記載の誘導加熱定着装置。
  4. 【請求項4】 前記副誘導コイルの励磁方向は、通紙さ
    れる用紙のサイズまたは定着温度、あるいは用紙サイズ
    と定着温度の両方に応じて切り換えられることを特徴と
    する請求項3記載の誘導加熱定着装置。
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