JP5534767B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁誘導加熱方式の定着装置と、当該定着装置を有する画像形成装置に関する。
複写機等の画像形成装置には、シート上に転写されたトナーを熱によって融解してシートに定着させるための定着装置が備えられている。近年は、薄肉金属の回転体(定着ベルト等)を励磁コイルからの誘導加熱により発熱させる電磁誘導加熱方式の定着装置が用いられるようになってきた。この方式は、励磁コイルで発生した磁束を回転体の導体部に通過させることによって、回転体内部に渦電流を流し、この渦電流によるジュール熱で回転体を加熱するというものである。
また、電磁誘導加熱方式の定着装置では、励磁コイルから発生する磁束の集束を向上させるため、磁性体コアが配置されている。磁性体コアと励磁コイルの位置関係から回転体の加熱効率が決まり、磁性体コアの位置をずらすことで加熱効率を部分的に変更するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この構成によれば、回転体の端部における磁性体コアの位置をずらすことで、小サイズのシートを連続通紙した際に回転体の端部の温度上昇(端部昇温)が発生しないように制御することができる。
特開2000−66543号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、磁性体コアを移動させる駆動回路が故障して磁性体コアが動作しなかった場合の駆動回路の故障検知ができなかった。小サイズのシートを連続通紙する際に回転体の端部における磁性体コアの位置を移動させることができないと、回転体の端部昇温が発生するので、回転体の端部の熱膨張によりシートに皺が発生してしまう。また、回転体の端部昇温を解消するため、シートの搬送間隔を空けるダウンシーケンスを実行すると、生産性が低下することにもなる。
これを防ぐために、磁性体コアが移動したか否かを検知するためのセンサを磁性体コアの駆動軸に設ける方法があるが、定着装置に近い位置にセンサを配置する必要があり、耐熱性のある高価なセンサを使用せざるを得ない。
そこで、本発明は、安価な構成で、電磁誘導加熱方式の定着装置に設けられた磁性体コアを移動させる駆動回路手段の異常を検知することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る定着装置は、シート上に転写されたトナー画像を加熱定着させる定着装置であって、導電層が設けられた回転体と、磁性体コア及び励磁コイルにより、前記回転体に設けられた前記導電層に渦電流を発生させて前記回転体を発熱させる加熱手段と、前記磁性体コアと前記励磁コイルとの間の距離を変更するように前記磁性体コアを移動させるコア移動手段と、前記励磁コイルのインピーダンスを検出するインピーダンス検出手段と、前記コア移動手段により前記磁性体コアを移動させる際の前記インピーダンス検出手段により検出されるインピーダンスの変化量が所定の閾値以下の場合、異常信号を出力する異常信号出力手段と、を有することを特徴とする定着装置。
また、本発明に係る画像形成装置は、シートにトナー画像を転写する転写手段と、前記転写手段により転写されたシート上のトナー画像を加熱定着する上記の定着装置と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、安価な構成で、電磁誘導加熱方式の定着装置に設けられた磁性体コアを移動させる駆動回路の異常を検知することができる。
画像形成装置1の全体構成図である。 定着装置50の断面図である。 定着装置50における長手方向の断面図である。 定着装置50及び定着駆動装置100の回路ブロック図である。 駆動周波数を一定にし、端部コア54a及び54bを移動させたときのインピーダンス変化を示す図である。 駆動周波数を一定にし、端部コア54a及び54bを移動させたときの励磁コイル電流の変化を示す図である。 駆動周波数Fに対する電力Pの変化を示す図である。 幅方向のサイズが第1のサイズ(A4等)から第2のサイズ(A4R等)のシートに変更された場合の動作を示すフローチャートである。 幅方向のサイズが第2のサイズ(A4R等)から第1のサイズ(A4等)のシートに変更された場合の動作を示すフローチャートである。
図1は、画像形成装置1の全体構成図である。画像形成装置1は、シートにトナー画像を形成する画像出力部10と、原稿画像を読み取る画像入力部11と、画像入力部11の上部に自動原稿送り装置12とを備えている。また、画像形成装置1には表示部14が設けられており、ユーザがコピーモードを設定する等のオペレーションが可能である。さらに、表示部14は、画像形成装置1の各種設定値や現在のジョブ状況を表示させることができる。
画像出力部10には、シートが格納される給紙部34、35、36及び37が設けられている。各々の給紙部34〜37は、シートのサイズによってユーザが自由にシートをセットできる。また、画像出力部10の外部に大容量のペーパーデッキ15が接続されている。シートは、不図示のモータによって駆動される給紙搬送ローラ38、39、40、41及び42によって、感光ドラム31の方向へ搬送される。
画像入力部11では、原稿台に置かれた原稿が、図1の左右方向に走査する光源21から光を照射される。光源21から照射された光は原稿によって反射され、ミラー22、23、24及びレンズ25を通してCCD26に結像される。CCD26では、結像された画像が電気信号に変換され、デジタルの画像データを出力する。CCDから出力された画像データは、ユーザの要求に応じて拡大縮小等の画像変換が行われ、制御部70内の画像メモリに格納される。
シートへ画像形成を行う際には、制御部70は画像メモリに格納された画像データを読み込み、デジタル信号からアナログ信号に再変換し、光学照射部27よりレーザービームを照射させる。照射されたレーザービームは、スキャナ28、レンズ29及びミラー30を介して感光ドラム31上に照射され、感光ドラム31上を走査する。
感光ドラム31は表面に光導電層を有し、コピージョブ中は一定の速度で回転駆動されている。感光ドラム31は、トナーが充填されている現像器33からトナーを付着させられ、表面上にトナー画像が形成される。一方、シートは給紙部34〜37から紙搬送路に沿って搬送され、トナー画像に合わせて感光ドラム31の下側を通過し、転写帯電器44によって感光ドラム31上のトナー画像がシートに転写される。トナー画像が転写されたシートは回転体としての定着ベルト32と駆動ローラ43との間を通過し、シート上の未定着のトナー画像が溶着されることで加熱定着される。その後、画像出力部10外にシートが排出される。
図2は、定着装置50の断面図である。本実施形態では、定着装置50として外部加熱型電磁誘導加熱方式を用いている。定着ベルト32は本実施形態では厚さ45μmの導電性発熱体を含むベルトであり、表面は300μmのゴム層で覆われている。定着ベルト32は、駆動ローラ43と接触してニップ部56を形成する。駆動ローラ43は不図示の駆動源から駆動力を受け、ニップ部56を介して定着ベルト32に駆動力が伝えられることによって、定着ベルト32が矢印A方向に回転する。
シート搬送方向は矢印B方向である。また、定着ベルト32に対向して励磁コイル52がコイルホルダ51内に配置され、励磁コイル52に交流電流を流して磁場を発生させることで、定着ベルト32の導電層に渦電流を発生させて発熱させる。サーミスタ53は、定着ベルト32の発熱部に内側から接触しており、その温度を検出している。サーミスタ53で検知される温度を目標の温度である180℃になるように、励磁コイル52に流す交流電流が制御される。磁性体コアとしての外部コア54は、励磁コイル52を囲うようにコイルホルダ51内に設けられる。内部コア55は、定着ベルト32の内部に設けられる。
図3は、定着装置50における長手方向の断面図である。外部コア54は、シート搬送方向に直交する方向(幅方向)に複数設けられている。定着駆動装置100は、励磁コイル52を駆動する交流電流を制御している。また、定着駆動装置100は、外部コア54のうち、両端部に配置された端部コア54a及び54bを励磁コイル52に近づけたり遠ざけたりするコア移動モータ60の駆動制御を行う。この詳細は図4を用いて後述する。
本実施形態のコア移動モータ60の出力軸には端部コア54a及び54bが接続されており、コア移動モータ60を所定量回転駆動することによって該コアを移動させることが可能になっている。ここで、Lは幅方向のサイズが第1のサイズ(A4等)のシートを通紙するときの外部コア54の待機位置と励磁コイル52との距離である。また、Lはシート搬送方向に直交する幅方向のサイズが第1のサイズよりも小さい第2のサイズ(A4R等)のシートを通紙するときの端部コア54a及び54bの待機位置と励磁コイル52との距離である。
なお、本実施形態では、外部コア54を駆動する駆動源としてモータを用いているが、コアを移動させることができるものであればモータに限らない。また、本実施形態では外部コア54を移動させているが、内部コア55を移動させるように構成してもよい。また、本実施形態では外部コア54は6分割し、内部コア55は2分割しているが、その個数は特に限定しない。さらに、本実施形態では外部コア54のうち両端部の2個のコアをコア移動モータ60によって移動しているが、移動するコアの個数は2個に限らない。
図4は、定着装置50及び定着駆動装置100の回路ブロック図である。定着駆動装置100は、商用電源のような交流電源500に接続され、ダイオードブリッジ101と、コンデンサ102と、共振回路を形成する共振コンデンサ105と、励磁コイル52とを有する。また、定着駆動装置100は、第1のスイッチ素子103と、第2のスイッチ素子104と、当該2つのスイッチ素子を駆動信号121及び122によって駆動するスイッチ駆動回路112と、入力電圧及び電流を検出する電圧・電流検出回路111とを有する。
CPU113は、定着ベルト32の温度を検出するサーミスタ53と接続され、サーミスタ53の検出温度が所定の過昇温レベルに達しているかどうかを検知する。そして、CPU113は、サーミスタ53の検出温度が所定の過昇温レベルに達した場合に、過昇温検知回路114に対し、励磁コイル52への交流電流供給を強制的に停止させる信号をスイッチ駆動回路112へ出力させる。また、CPU113は、励磁コイル52へ流れる電流値を検出するコイル電流検出回路115に接続される。
CPU113は、予め決められた最大電力の範囲内で定着ベルト32の温度が目標温度になるように、電圧・電流検出回路111の検出結果及びサーミスタ53の検出結果によって、駆動信号121及び122のスイッチング周波数(駆動周波数)を変化させる。スイッチ素子103及び104は、駆動信号121及び122に従って交互にON/OFFし、励磁コイル52に高周波電流が供給される。
励磁コイル52に流れる交流電流は、励磁コイル52及び定着ベルト32のインダクタンス値と共振コンデンサ105の容量値から決まる共振周波数よりも高い周波数で、駆動信号121及び122の駆動周波数を低くすると増加し、高くすると減少する。交流電流の増減は、発生する磁場の強さの増減となり、導電性発熱体の発熱量の増減につながる。つまり、CPU113は、駆動信号121及び122の駆動周波数を制御することで、定着ベルト32の温度を制御することができる。
また、CPU113は、コア移動モータ60を駆動するコア移動モータ駆動回路116に制御信号を供給し、コア移動モータ60を制御することが可能である。メモリ117は揮発性のメモリであり、CPU113に接続されている。
図5は、駆動周波数を一定にし、端部コア54a及び54bを移動させたときのインピーダンス変化を示す図である。具体的には、スイッチ駆動回路112の駆動周波数を約30kHzに固定し、端部コア54a及び54bを徐々に励磁コイル52から遠ざけたときの定着駆動装置100から見たインピーダンスZの変化を示している。
は幅方向のサイズが第1のサイズ(A4等)のシートを通紙するときの外部コア54の待機位置と励磁コイル52との距離である。また、Lは幅方向のサイズが第1のサイズよりも小さい第2のサイズ(A4R等)のシートを通紙するときの端部コア54a及び54bの待機位置と励磁コイル52との距離である。励磁コイル52から外部コア54を遠ざけてLからLまで変化させると、インピーダンスが約0.5程度小さくなる。
一方、図6に示されるように、定着駆動装置100内のコイル電流検出回路115で検出される電流値Icoilは、電流値の差ΔIが約5A程度生じる。このΔIに応じて閾値Th(本実施形態では3A)を設定し、電流値の変化量が閾値Thを超えるか否かを判断することで、CPU113はインピーダンスZの変化量が所定の閾値を超えるか否かを判断する。つまり、CPU113によるコイル電流検出回路115を用いた電流値検出は、インピーダンス検出と等価である。
図7は、端部コア54a及び54bと励磁コイル52との距離がLの場合とLの場合における、駆動周波数Fに対する電力Pの変化を示す図である。同じ駆動周波数で駆動した場合、外部コア54が離れるほど電力は大きくなる。例えば、距離Lのときに駆動周波数F(第1の駆動周波数)で駆動すると電力はPであるが、駆動周波数がFのまま端部コア54a及び54bの位置をLに移動すると電力はP(>P)になるため、余分に電力を与えることになる。
画像形成装置1の総電力がコンセント容量の最大値に近いところで使用していた場合に、電力が増大することでブレーカーが落ちる等の不具合を生じるおそれがある。そこで、外部コア54をLの位置からLの位置に移動する場合は、Lの位置へ外部コア54移動させたときに電力P以下になるように、外部コア54を移動する前に駆動周波数FをF(第2の駆動周波数)以上に変更しておく必要がある。また、逆にLの位置からLの位置に移動する場合は、外部コア54を移動する前に駆動周波数をFに変更すると急に電力が増大する危険があるため、外部コア54を移動した後に駆動周波数をFからFに変更しなくてはならない。
図8は、駆動周波数FをFで駆動していたときに、幅方向のサイズが第1のサイズ(A4等)から第2のサイズ(A4R等)のシートに変更された場合の動作を示すフローチャートである。このフローチャートによる処理は、CPU113により実行される。
幅方向のサイズが第1のサイズ(A4等)から第2のサイズ(A4R等)のシートに変更された場合、CPU113は、コア移動モータ60を駆動し励磁コイル52と端部コア54a及び54bとの距離をLまで離す必要がある。そこでまず、CPU113は、駆動周波数FをFからF(F>F)に変更する(S100)。次に、CPU113は、コイル電流検出回路115にて検出された励磁コイル52に流れる電流値I(第1の電流値)をメモリ117に記憶させる(S101)。
その後、CPU113は、コア移動モータ60を駆動して励磁コイル52と端部コア54a及び54bとの距離をLまで離す(S102)。このとき、コア移動モータ60がステッピングモータであれば駆動パルスを所定パルスだけ出すことで移動量が決定される。また、ステッピングモータでなくても、距離Lに対応する駆動時間等に基づいてコア移動モータ60制御すればよい。
コア移動モータ60の駆動が終わると、CPU113は、駆動周波数をFのまま一定にした状態で、コイル電流検出回路115にて検出された励磁コイル52に流れる電流値I(第2の電流値)をメモリ117に記憶させる(S103)。そして、CPU113は、IとIの差が所定の閾値Thより大きいか否かを判断する(S104)。ここでは、電流値の変化量が閾値Thより大きいか否かを判断することで、励磁コイル52のインピーダンスの変化量が所定の閾値より大きいかどうかを判断している。
ステップS104において、IとIの差が所定の閾値Thより大きい場合は、正常に端部コア54a及び54bが移動していることから、CPU113はこのフローを終了する。すなわち、CPU113は、駆動周波数はFのまま変更せず第2のサイズのシートへの画像形成動作を行う。
一方、S104において、IとIの差が所定の閾値Th以下である場合は、端部コア54a及び54bが正常に移動ができなかったと考えられる。この場合、CPU113は、駆動周波数FをFに変更する(S105)。そして、CPU113は、表示部14へ異常信号を出力し、端部コア54a及び54bが正常に移動ができなかったことをサービスマンに知らせるための異常表示を行わせる(S106)。また、このまま第2のサイズのシートへの画像形成を行うと、定着ベルト32の端部昇温が発生する可能性があるため、定着ベルト32の端部昇温の発生を抑制するべくシート間隔を広げるダウンシーケンスに変更する(S107)。
図9は、駆動周波数FをFで駆動していたときに、幅方向のサイズが第2のサイズ(A4R等)から第1のサイズ(A4等)のシートに変更された場合の動作を示すフローチャートである。このフローチャートによる処理は、CPU113により実行される。
幅方向のサイズが第2のサイズ(A4R等)から第1のサイズ(A4等)のシートに変更された場合、CPU113は、コア移動モータ60を駆動し励磁コイル52と端部コア54a及び54bとの距離をLまで近づける必要がある。そこでまず、CPU113は、駆動周波数はFのままでコイル電流検出回路115にて検出された励磁コイル52に流れる電流値Iをメモリ117に記憶させる(S200)。その後、CPU113は、コア移動モータ60を駆動して励磁コイル52と端部コア54a及び54bとの距離をLまで近づける(S201)。
次に、CPU113は、駆動周波数をFのまま一定にした状態で、コイル電流検出回路115にて検出された励磁コイル52に流れる電流値Iをメモリ117に記憶させる(S202)。そして、CPU113は、IとIの差が所定の閾値Thより大きいか否かを判断する(S203)。ここでは、電流値の変化量が閾値Thより大きいか否かを判断することで、励磁コイル52のインピーダンスの変化量が所定の閾値より大きいかどうかを判断している。
ステップS203において、IとIの差が所定の閾値Thより大きい場合は、正常に端部コア54a及び54bが移動していることから、CPU113は、駆動周波数FをFからFに変更し(S204)、このフローを終了する。すなわち、CPU113は、駆動周波数をFに変更して第1のサイズのシートへの画像形成動作を行う。
一方、S203において、IとIの差が所定の閾値Th以下である場合は、端部コア54a及び54bが正常に移動ができなかったと考えられる。この場合、CPU113は、表示部14へ異常信号を出力し、端部コア54a及び54bが正常に移動ができなかったことをサービスマンに知らせるための異常表示を行わせる(S205)。また、このまま第1のサイズのシートへの画像形成を行うと、シートの端部に十分な熱を与えられず定着不良が発生するため、第2のサイズのシートのみ画像形成できるようにし、第1のサイズのシートに画像形成できないように機能制限をかける(S206)。
以上で説明したように、本実施形態によれば、コア移動モータ60により端部コア54a及び54bを移動させる際のインピーダンスの変化量が所定の閾値以下の場合、異常信号出力手段としてのCPU113は異常信号を出力する。この構成により、安価な構成で、電磁誘導加熱方式の定着装置50に設けられた外部コア54を移動させるコア移動モータの異常を検知することができる。
1 画像形成装置
32 定着ベルト(回転体)
50 定着装置
52 励磁コイル
54 外部コア(磁性体コア)
60 コア移動モータ(コア移動手段)
113 CPU(異常信号出力手段、制御手段)
115 コイル電流検出回路(インピーダンス検出手段)

Claims (5)

  1. シート上に転写されたトナー画像を加熱定着させる定着装置であって、
    導電層が設けられた回転体と、
    磁性体コア及び励磁コイルにより、前記回転体に設けられた前記導電層に渦電流を発生させて前記回転体を発熱させる加熱手段と、
    前記磁性体コアと前記励磁コイルとの間の距離を変更するように前記磁性体コアを移動させるコア移動手段と、
    前記励磁コイルのインピーダンスを検出するインピーダンス検出手段と、
    前記コア移動手段により前記磁性体コアを移動させる際の前記インピーダンス検出手段により検出されるインピーダンスの変化量が所定の閾値以下の場合、異常信号を出力する異常信号出力手段と、を有することを特徴とする定着装置。
  2. 前記インピーダンス検出手段は、前記励磁コイルに流れる電流値を検出し、
    前記異常信号出力手段は、前記コア移動手段により前記磁性体コアを移動させる前の前記インピーダンス検出手段により検出された第1の電流値と、前記コア移動手段により前記磁性体コアを移動させた後の前記インピーダンス検出手段により検出された第2の電流値との差が所定の閾値よりも小さい場合、異常信号を出力することを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 前記励磁コイルを駆動するための駆動周波数を制御する制御手段を更に有し、
    前記インピーダンス検出手段により前記第1の電流値と前記第2の電流値の検出が行われる際、前記制御手段により前記励磁コイルの前記駆動周波数を一定にされた状態で、前記コア移動手段により前記磁性体コアの移動が行われることを特徴とする請求項2記載の定着装置。
  4. 前記磁性体コアは、シート搬送方向に直交する幅方向に複数設けられ、
    前記コア移動手段は、シートの前記シート搬送方向に直交する幅方向のサイズに応じて、複数の前記磁性体コアのうち前記幅方向における端部の磁性体コアを前記励磁コイルから離す方向に移動させることを特徴とする請求項3記載の定着装置。
  5. シートにトナー画像を転写する転写手段と、
    前記転写手段により転写されたシート上のトナー画像を加熱定着する請求項1乃至のいずれか1項に記載の定着装置と、を有することを特徴とする画像形成装置。
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