JP2008137470A - 台車合流装置 - Google Patents

台車合流装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008137470A
JP2008137470A JP2006325084A JP2006325084A JP2008137470A JP 2008137470 A JP2008137470 A JP 2008137470A JP 2006325084 A JP2006325084 A JP 2006325084A JP 2006325084 A JP2006325084 A JP 2006325084A JP 2008137470 A JP2008137470 A JP 2008137470A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail
upstream
support shaft
long hole
vertical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006325084A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4888089B2 (ja
Inventor
Shoichi Sugiyama
正一 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nakanishi Metal Works Co Ltd
Original Assignee
Nakanishi Metal Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nakanishi Metal Works Co Ltd filed Critical Nakanishi Metal Works Co Ltd
Priority to JP2006325084A priority Critical patent/JP4888089B2/ja
Priority to CN2007101940599A priority patent/CN101190747B/zh
Publication of JP2008137470A publication Critical patent/JP2008137470A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4888089B2 publication Critical patent/JP4888089B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)

Abstract

【課題】コストの上昇を抑制しながら転轍レールの左右揺動端における位置保持の信頼性を長期にわたって維持できる台車合流装置を提供する。
【解決手段】垂直支軸7まわりに揺動可能に支持されて、台車を上流側レールL1,L2から下流側レールL3に案内する転轍レール2と、垂直支軸7よりも上流側左右に垂直支軸7を中心とする円弧状長孔10が形成され、円弧状長穴10の上流側に略左右方向に延びる長孔11が形成され、転轍レール2と一体化されたガイドプレート9と、長孔10内に遊嵌され、基台に固定された垂直軸16Aまわりに揺動する左右の被操作アーム12A及び被操作アーム12Aに略直交し、その遊端部に設けられた垂直軸17が長孔11に遊嵌される従動アーム12Bからなる、垂直支軸7よりも上流側の左右のレールに交互に進退する平面視略L字状の左右の操作レバー12とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、被搬送物搬送用の台車を一定経路に沿って搬送するコンベア装置において、その合流経路に用いられる台車合流装置に関するものである。
生産ラインの自由度及び生産性向上のために、本線(幹線)の他に支線(分岐線、合流線)を設けるコンベア装置が広く用いられている。このようなライン構成では、分岐経路においては、被搬送物を載置した台車を上流側レールから第1下流側レール又は第2下流側レールへ分岐させる台車分岐装置が、合流経路においては、前記台車を第1上流側レール又は第2上流側レールから下流側レールへ合流させる台車合流装置が必要となる。
従来の台車合流装置として、第1上流側レール及び第2上流側レールを合流点(交差点)において下流側レールに交互に接続する転轍レールを有し、該転轍レールの上流側端部に、上流側に向かってのびた水平操作ロッドが設けられ、該水平操作ロッドの先端部に、上流側に向かってのびた作動アームの先端部が垂直ピンによって連結され、該作動アームの基部が、固定支持部材に支持された垂直回動軸の一端部に固定され、該回動軸の他端部に、水平状台車係合レバーの支点が固定され、該台車係合レバーの両端部が、2つの上流側レールの台車搬送経路内に交互に進退するもの(例えば、特許文献1参照。)がある。
このような構成によれば、上記接続の切替えに際して、転轍レールの揺動を、台車(トロリ)が水平状台車係合レバーの左右先端部に枢設された当接ローラを押動する1段回目と、転轍レールを押動する2段回目とに別けて行うようにしたことにより、台車が転轍レールに衝突する際の衝撃及び転轍レールが下流側レールのレール部材に当接する際の衝撃が緩和されるため、台車による転轍レールの切替えを小さい力で静かに行うことができる。
特開2000−177665号公報(図5−12)
特許文献1の台車合流装置の構成は、前記衝撃緩和等の顕著な作用効果を奏するものであるが、転轍レールの左右揺動端において該レールの位置を確実に保持し、該位置保持の信頼性を長期にわたって維持することはできない。すなわち、前記衝撃緩和等の作用効果を長期にわたって確実に得ることはできない。
このような転轍レールの左右揺動端における位置保持の長期にわたる信頼性を確保するために、例えば前記左右揺動端にアクチュエータを用いたクランプ機構を設ける構成を採用することが考えられるが、このような構成ではクランパ、アクチュエータ及びセンサ等並びにこれらの支持部品等が必要となるため、コストが大幅に上昇する。また、前記左右揺動端にアクチュエータを用いない、例えば転轍レールが係合する保持部品を設けることも考えられるが、このような構成においてもコストが上昇することになるとともに、このような構成では前記位置保持の信頼性を長期にわたって維持することは困難である。
よって、転轍レールの左右揺動端における位置保持の信頼性を長期にわたって確保し、前記衝撃緩和等の作用効果を長期にわたって確実に得ることができる構成を、より簡素に実現して低コスト化を図るという観点からは、特許文献1の台車合流装置には改良の余地がある。
そこで本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、コストの上昇を抑制しながら、転轍レールの左右揺動端における位置保持の信頼性を長期にわたって維持することができる台車合流装置を提供する点にある。
本発明に係る台車合流装置は、被搬送物搬送用の台車を一定経路に沿って搬送するコンベア装置において、その合流経路に用いられる台車合流装置であって、基台に固定された垂直支軸まわりに揺動可能に支持されて、前記台車を第1上流側レール又は第2上流側レールから下流側レールに案内する転轍レールと、前記垂直支軸よりも上流側左右に該垂直支軸を中心とする円弧状の長孔が形成され、該円弧状の長穴の上流側に略左右方向に延びる長孔が形成され、前記転轍レールの上流側に取り付けられて一体化されたガイドプレートと、前記円弧状の長孔内に遊嵌され、前記基台に固定された垂直軸まわりに揺動する左右の被操作アーム、及び、該被操作アームに略直交し、その遊端部に設けられた垂直軸が前記上流側長孔に遊嵌される従動アームからなる、前記垂直支軸よりも上流側の左右のレールに交互に進退する平面視略L字状の左右の操作レバーとを備え、第1上流側レール及び第2上流側レールの一方を走行する台車が前記左右の操作レバーの一方の被操作アームに当接して該操作レバーを揺動させると、前記転轍レール及びガイドプレートが前記従動アームの遊端部の垂直軸により駆動されて前記垂直支軸まわりに揺動し、さらに前記台車が下流側に走行すると、該台車によりその側面を押圧された前記転轍レールが前記垂直支軸まわりに揺動して前記台車を下流側レールに案内するものである。
本発明に係る台車合流装置によれば、被搬送物搬送用の台車を一定経路に沿って搬送するコンベア装置において、その合流経路に用いられる台車合流装置であって、基台に固定された垂直支軸まわりに揺動可能に支持されて、前記台車を第1上流側レール又は第2上流側レールから下流側レールに案内する転轍レールと、前記垂直支軸よりも上流側左右に該垂直支軸を中心とする円弧状の長孔が形成され、該円弧状の長穴の上流側に略左右方向に延びる長孔が形成され、前記転轍レールの上流側に取り付けられて一体化されたガイドプレートと、前記円弧状の長孔内に遊嵌され、前記基台に固定された垂直軸まわりに揺動する左右の被操作アーム、及び、該被操作アームに略直交し、その遊端部に設けられた垂直軸が前記上流側長孔に遊嵌される従動アームからなる、前記垂直支軸よりも上流側の左右のレールに交互に進退する平面視略L字状の左右の操作レバーとを備え、第1上流側レール及び第2上流側レールの一方を走行する台車が前記左右の操作レバーの一方の被操作アームに当接して該操作レバーを揺動させると、前記転轍レール及びガイドプレートが前記従動アームの遊端部の垂直軸により駆動されて前記垂直支軸まわりに揺動し、さらに前記台車が下流側に走行すると、該台車によりその側面を押圧された前記転轍レールが前記垂直支軸まわりに揺動して前記台車を下流側レールに案内するので、台車が下流側に走行して操作レバーの被操作アームを押動することによる転轍レールの第1の揺動、及び、台車がさらに下流側に走行して転轍レール左側面又は右側面のガイド面を押動することによる転轍レールの第2の揺動の2段階の揺動により、台車が転轍レールに衝突する際の衝撃及び転轍レールが下流側のレールに当接する際の衝撃が緩和されるため、台車による転轍レールの切替えを小さい力で静かに行うことができる。また、転轍レール及びガイドプレートの左右揺動端において、操作レバーの従動アームの作用力の方向とガイドプレートの揺動方向とのずれが大きくなることや摩擦抵抗が大きくなることから、このような簡素であり、動作が安定かつ確実な構成により、転轍レールはその左右揺動端においてその位置が保持され、該位置保持の信頼性を長期にわたって維持することができるとともに、コストの上昇を抑制することができる。
次に本発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明するが、本発明は、添付図面に示された形態に限定されず特許請求の範囲に記載の要件を満たす実施形態の全てを含むものである。なお、本明細書においては、被搬送物搬送用の台車を一定経路に沿って搬送するコンベア装置において、被搬送物の搬送方向(台車の走行方向)を前(図1及び図4の白抜き矢印参照。)、その反対側を後とし、前方へ向かって左右を左右とする。
図1〜図3は、本発明の実施の形態に係る台車合流装置の構成を示す説明図であり、図1は平面図、図2は図1の矢視A−A断面図、図3は分解斜視図である。また、図4〜図7は本発明の実施の形態に係る台車合流装置の動作を示す説明図であり、図4は平面図、図5〜図7は右側の操作レバーまわりの要部拡大図である。なお、図7は垂直支軸まわりの揺動方向と作用力との関係を示している。ここで、図5(a)及び図7(a)は図4の状態ST1を、図5(b)及び図7(b)は図4の状態ST2を、図5(c)及び図7(c)は図4の状態ST3を、図6(a)は図4及び図5の状態ST2と状態ST3との中間の状態を、図6(b)は図4及び図5の状態ST3を示している。
図1に示すような合流経路(合流点JT)において、第1上流側レールL1及び第2上流側レールL2と下流側レールL3との間には合流部レールユニット1が配設され、ヨーク21A及び21B、ヨーク22A及び22B並びにヨーク23A及び23Bを連結することにより接続される。ヨーク21A、ヨーク22A及びヨーク23Aの下辺は水平方向に折り曲げられ、該折り曲げ部に形成した孔には、図2に示すように高さ調整ボルト24,…が通され、高さ調整ボルト24がナット25,25により固定される。高さ調整ボルト24の下部はアンカープレート26に固定され、アンカープレート26は図示しないアンカーボルトにより床面FLに強固に固定される。
第1上流側レールL1、第2上流側レールL2及び下流側レールL3は、互いに間隔をおいて開口同士を対向させてなる左右一対の断面略コ字状の走行レールを有しており、該左右の走行レールにより台車のトロリ30の左右の走行ローラ31,32(図2参照。)が支持され、左右の走行レールの上側水平板間には左右のサイドローラ33,33(図2参照。)が内挿されるため、トロリ30の左右方向の動きが規制される。したがって、台車は、図示しない例えばフリクションローラ式駆動装置により駆動され、走行レールに沿って所定経路を安定して走行する。
また、図1〜図3に示すように、合流部レールユニット1において、直線状の本線MLを構成する第1上流側レールL1と下流側レールL3との間には、左側の断面略コ字状の走行レール27のみがあって右側の断面略コ字状の走行レールはなく、湾曲状の支線BLを構成する第2上流側レールL2と下流側レールL3との間には、右側の断面略コ字状の走行レール28のみがあって左側の断面略コ字状の走行レールはない。そして、合流部レールユニット1においては、走行レール27及び28の下側の水平板間を繋ぐローラ支持プレート29が横設される。
したがって、合流部レールユニット1内を走行する台車は、後述する転轍レール2により案内されながら、第1上流側レールL1と下流側レールL3との間においては、左走行ローラ31が走行レール27に係合し、右走行レール32がローラ支持プレート29により支持された状態で(図2参照。)、第2上流側レールL2と下流側レールL3との間においては、右走行ローラ32が走行レール28に係合し、左走行レール31がローラ支持プレート29により支持された状態で前方(下流側)へ走行する。
次に、台車合流装置の構成の詳細について説明する。図2及び図3に示すように、合流部レールユニット1のローラ支持プレート29の後側(上流側)左右には、ジョイントブロック5,5が、通孔29b,…の下側から六角ボルト18,…を挿通して螺孔5b,…に螺合することにより固定される。また、左右のジョイントブロック5,5の上面には、前部に後述する垂直支軸であるベアリングピン7を支持する通孔6aが形成された水平板状の支持プレート6が、後部の通孔6b,6bの上側から後述する操作レバー12の垂直軸である六角ボルト16A,16Aを挿通して螺孔5a,5aに螺合することにより固定される。
転轍レール2は、左右にガイド面3A,3Bを有する水平板状のレールプレート3及びハウジング4等により構成され、ハウジング4内には上下にベアリング19,20が嵌入され、該ベアリング19,20に前記ベアリングピン7が嵌入される。ベアリングピン7の上側軸端部7Aを支持プレート6の通孔6aに嵌入し、下側軸端部7Bをローラ支持プレート29の後側部分の左右方向中央の通孔29aに嵌入することにより、転轍レール2は垂直支軸であるベアリングピン7まわりに揺動可能となる。すなわち、転轍レール2は、基台である合流部レールユニット1、ジョイントブロック5,5及び支持プレート6に固定されたベアリングピン7まわりに揺動可能に支持される。
転轍レール2の後側には、水平板状のガイドプレート9が、転轍レール2と一体化され、転轍レール2とともに揺動する。すなわち、ガイドプレート9の上側から、六角ボルト15A,…を、座金15B,…を介して、前端部及び左右端部の通孔9a,…、スペーサ8の通孔8a,…を挿通して転轍レール2のガイドプレート3の螺孔3a,…に螺合することにより、転轍レール2とガイドプレート9とは一体化される。
ガイドプレート9のベアリングピン7よりも後側左右には、ベアリングピン7を中心とする円弧状の長孔10,10が形成されており、該円弧状の長穴10,10の後側には略左右方向に延びる長孔11,11が形成されている。そして、ガイドプレート9の下側で、支持プレート6の上側には、その後側左右に平面視略L字状の操作レバー12,12が配設される。
すなわち、操作レバー12は、被操作アーム12A及び該被操作アーム12Aに略直交する従動アーム12Bからなり、その中間屈曲部の通孔12a内にカラー13を嵌入し、該カラー13の上面に座金16Bを当接させた状態で、六角ボルト16Aをカラー13内に挿通し、支持プレート6の前記通孔6bを挿通して、ジョイントブロック5上面の前記螺孔5aに螺合することにより、前記基台に固定された垂直軸である六角ボルト16A及びカラー13まわりに揺動可能に支持される。
また、操作レバー12の従動アーム12Bの遊端部の上面にカラー14を当接させた状態で、その上側から六角穴付きボルト17をカラー14に挿通して螺孔12bに螺合することにより、従動アーム12Bの遊端部の上側には垂直軸である六角穴付きボルト17及びカラー14が固定される。そして、垂直軸である六角ボルト16A及びカラー13はガイドプレート9の前記円弧状の長孔10内に遊嵌され、垂直軸である六角穴付きボルト17及びカラー14はガイドプレート9の前記長孔11に遊嵌される。
以上のような台車合流装置の構成により、図2に示すトロリ30が本線MLを第1上流側レールL1から合流部レールユニット1を通って下流側レールL3まで移動した状態では、転轍レール2は図4及び図5(a)の状態ST1となっている。この状態では、右側の操作レバー12の被操作アーム12Aは右方へ突出しており、トロリ30が支線BLを第2上流側レールL2から合流部レールユニット1内へ走行すると、トロリ30の左側のサイドローラ33(図2参照。)が被操作アーム12Aに当接して前方へ押しながら移動するため、右側の操作レバー12は前方へ揺動する。
該操作レバー12の揺動に伴い、その従動アーム12Bの遊端部のカラー14が長孔11の内面を押すため、ガイドプレート9及び該ガイドプレート9と一体の転轍レール2はベアリングピン7(中心B)を中心として反時計まわりに揺動して、図4及び図5(b)の状態ST2となる。その後さらにトロリ30が前方へ走行すると、図6(a)のように被操作アーム12A全体がガイドプレート9の下側に入り込んだ状態となり、この状態ではトロリ30の走行により被操作アーム12Aが操作されないため、操作レバー12はこれ以上揺動しない。その後さらにトロリ30が前方へ走行すると、左側のサイドローラ33が転轍レール2の右側のガイド面3Bに当接して該ガイド面3Bを押しながら移動するため、転轍レール2は中心Bまわりにさらに揺動し、図4並びに図5(c)及び図6(b)の状態ST3となる。
この状態ST3では、左側の操作レバー12の被操作アーム12Aは左方へ突出しており、トロリ30が本線MLを第1上流側レールL1から合流部レールユニット1内へ走行すると、トロリ30の右側のサイドローラ33(図2参照。)が被操作アーム12Aに当接して前方へ押しながら移動するため、左側の操作レバー12は前方へ揺動する。
該操作レバー12の揺動に伴い、その従動アーム12Bの遊端部のカラー14が長孔11の内面を押すため、ガイドプレート9及び転轍レール2はベアリングピン7(中心B)を中心として時計まわりに揺動する。その後さらにトロリ30が前方へ走行すると、右側のサイドローラ33が転轍レール2の左側のガイド面3Aに当接して該ガイド面3Aを押しながら移動するため、転轍レール2は中心Bまわりにさらに揺動して状態ST1となる。
以上のように、平面視略L字状の左右の操作レバー12,12は、垂直支軸であるベアリングピン7(中心B)よりも後側の左右のレールに交互に進退する。そして、台車合流装置における転轍レール2を用いた接続の切替えに際して、トロリ30が前方へ走行して操作レバー12の被操作アーム12Aを押動することによる転轍レール2の第1の揺動、及び、トロリ30がさらに前方へ走行してレールプレート3のガイド面3A又は3Bを押動することによる転轍レール2の第2の揺動の、2段階の揺動により、台車のトロリ30が転轍レール2に衝突する際の衝撃及び転轍レール2が前側のレールに当接する際の衝撃が緩和されるため、台車による転轍レール2の切替えを小さい力で静かに行うことができる。
次に、転轍レール2の左右揺動端における位置保持について説明する。図5(a)に示すように、前記状態ST1では、右側の平面視略L字状の操作レバー12の中間屈曲部の前記基台に固定された垂直軸である六角ボルト16A及びカラー13(中心C)は、ベアリングピン7(中心B)を中心とする円弧状(長手方向の中心線の曲率半径がR)の長孔10内の右側(外側)端縁10Bの近傍に位置し、従動アーム12Bの遊端部の垂直軸である六角穴付きボルト17及びカラー14(中心D)は、円弧状の長穴10の後側の略左右方向に延びる長孔11内の右側(外側)端縁11Bの近傍に位置している。また、長孔11の長手方向Lは、中心Cと中心Dとの距離を半径rとして、状態ST1における中心Dが中心Cを中心として反時計まわりに揺動する方向と略等しい方向とされる。
状態ST1から、前記のようにトロリ30が支線BLを第2上流側レールL2から合流部レールユニット1内へ走行すると、前記のとおりガイドプレート9及び転轍レール2並びに操作レバー12は、図5(b)に示す状態ST2となり、この状態では、前記基台に固定された垂直軸(中心C)は長孔10内の左右方向の略中央に位置しており、前記垂直軸(中心D)は長孔11内の右側(外側)端縁11Bの近傍に位置している。
この状態ST2から、さらにトロリ30が下流側へ走行すると、前記のとおり図6(a)に示す状態ST2とST3との中間の状態となり、この状態では、前記基台に固定された垂直軸(中心C)は長孔10内の左側に位置しており、前記垂直軸(中心D)は長孔11内の左右方向の略中央に位置している。
この状態から、さらにトロリ30が下流側へ走行すると、前記のとおり図6(b)に示す状態ST3となり、この状態では、前記基台に固定された垂直軸(中心C)は長孔10内の左側(内側)端縁10Aの近傍に位置しており、前記垂直軸(中心D)は長孔11内の左側(内側)端縁11Aの近傍に位置している。
図7に示すように、前記基台に固定された垂直軸(中心C)まわりに揺動してガイドプレート9を垂直支軸(中心B)まわりに揺動させる、右側の操作レバー12の従動アーム12Bの作用力の方向Fと、ガイドプレート9の揺動方向Sとは、状態ST1から状態ST2、状態ST3となるにつれて、方向のずれが大きくなる。その上、図7(c)に示す状態ST3では、カラー14が長孔11に押圧されて摩擦抵抗が大きくなるとともに、カラー14が長孔11に当接する位置(作用位置)が前記垂直軸(中心C)に近づいている。したがって、転轍レール2及びガイドプレート9の揺動端である状態ST3では、該揺動端から逆方向への揺動をしにくい状態となっている。また、左側の操作レバー12の従動アーム12Bと左側の長孔11との同様の関係により、転轍レール2及びガイドプレート9の揺動端である状態ST1においても、該揺動端から逆方向への揺動をしにくい状態となっている。よって、このような簡素であり、動作が安定かつ確実な構成により、転轍レール2はその左右揺動端においてその位置が保持され、該位置保持の信頼性を長期にわたって維持することができるとともに、コストの上昇を抑制することができる。
以上の説明においては、合流部レールユニット1において、その走行レール27及び28の下側の水平板間を繋ぐローラ支持プレート29を設ける構成について説明したが、トロリ30の構成によっては、ローラ支持プレート29ではなく、転轍レール2に設けた下側のレールプレートによりトロリ30の走行ローラ31,32を支持する構成であってもよい。また、コンベア装置の駆動装置は、フリクションローラ式駆動装置に限定されるものではなく、パワーチェーン式駆動装置等の他の駆動装置を用いてもよい。
本発明の実施の形態に係る台車合流装置の平面図である。 図1の矢視A−A断面図である。 本発明の実施の形態に係る台車合流装置の分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る台車合流装置の動作を示す平面図である。 同じく右側の操作レバーまわりの要部拡大図であり、(a)は図4の状態ST1、(b)は図4の状態ST2、(c)は図4の状態ST3を示している。 同じく右側の操作レバーまわりの要部拡大図であり、(a)は図4及び図5の状態ST2と状態ST3との中間の状態を、(b)は図4及び図5の状態ST3を示している。 同じく右側の操作レバーまわりの要部拡大図であり、(a)は図4の状態ST1、(b)は図4の状態ST2、(c)は図4の状態ST3における垂直支軸まわりの揺動方向と作用力との関係を示している。
符号の説明
1 合流部レールユニット
2 転轍レール
3 レールプレート
3A,3B ガイド面
3a 螺孔
4 ハウジング
5 ジョイントブロック
5a,5b 螺孔
6 支持プレート
6a,6b 通孔
7 ベアリングピン(垂直支軸)
7A,7B 軸端部
8 スペーサ
8a 通孔
9 ガイドプレート
9a 通孔
10,11 長孔
10A,11A 内側端縁
10B,11B 外側端縁
12 操作レバー
12A 被操作アーム
12B 従動アーム
12a 通孔
12b 螺孔
13,14 カラー
15A,16A 六角ボルト
15B,16B 座金
17 六角穴付きボルト
18 六角ボルト
19,20 ベアリング
21A,21B,22A,22B,23A,23B ヨーク
24 高さ調整ボルト
25 ナット
26 アンカープレート
27,28 走行レール
29 ローラ支持プレート
29a,29b 通孔
30 トロリ
31,32 走行ローラ
33 サイドローラ
F 作用力の方向
S 揺動方向
L1 第1上流側レール
L2 第2上流側レール
L3 下流側レール
FL 床面
JT 合流点
ML 本線
BL 支線

Claims (1)

  1. 被搬送物搬送用の台車を一定経路に沿って搬送するコンベア装置において、その合流経路に用いられる台車合流装置であって、
    基台に固定された垂直支軸まわりに揺動可能に支持されて、前記台車を第1上流側レール又は第2上流側レールから下流側レールに案内する転轍レールと、
    前記垂直支軸よりも上流側左右に該垂直支軸を中心とする円弧状の長孔が形成され、該円弧状の長穴の上流側に略左右方向に延びる長孔が形成され、前記転轍レールの上流側に取り付けられて一体化されたガイドプレートと、
    前記円弧状の長孔内に遊嵌され、前記基台に固定された垂直軸まわりに揺動する左右の被操作アーム、及び、該被操作アームに略直交し、その遊端部に設けられた垂直軸が前記上流側長孔に遊嵌される従動アームからなる、前記垂直支軸よりも上流側の左右のレールに交互に進退する平面視略L字状の左右の操作レバーとを備え、
    第1上流側レール及び第2上流側レールの一方を走行する台車が前記左右の操作レバーの一方の被操作アームに当接して該操作レバーを揺動させると、前記転轍レール及びガイドプレートが前記従動アームの遊端部の垂直軸により駆動されて前記垂直支軸まわりに揺動し、さらに前記台車が下流側に走行すると、該台車によりその側面を押圧された前記転轍レールが前記垂直支軸まわりに揺動して前記台車を下流側レールに案内することを特徴とする台車合流装置。
JP2006325084A 2006-12-01 2006-12-01 台車合流装置 Active JP4888089B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006325084A JP4888089B2 (ja) 2006-12-01 2006-12-01 台車合流装置
CN2007101940599A CN101190747B (zh) 2006-12-01 2007-11-30 台车合流装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006325084A JP4888089B2 (ja) 2006-12-01 2006-12-01 台車合流装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008137470A true JP2008137470A (ja) 2008-06-19
JP4888089B2 JP4888089B2 (ja) 2012-02-29

Family

ID=39485974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006325084A Active JP4888089B2 (ja) 2006-12-01 2006-12-01 台車合流装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4888089B2 (ja)
CN (1) CN101190747B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107539052A (zh) * 2017-09-06 2018-01-05 天津朗誉科技发展有限公司 一种新型台车导向机构

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106743254A (zh) * 2016-12-27 2017-05-31 昆明昆船逻根机场物流系统有限公司 一种双轨智能小车合流装置
CN106743255A (zh) * 2016-12-27 2017-05-31 昆明昆船逻根机场物流系统有限公司 一种双轨智能小车分流装置
CN106995120B (zh) * 2017-05-23 2023-03-28 宁波圣瑞思工业自动化有限公司 一种合流机构
CN108328236A (zh) * 2018-03-13 2018-07-27 广西曼彻彼斯自动化设备有限公司 一种医院物流轨道转换器及转换方法
CN110316533A (zh) * 2019-07-26 2019-10-11 浙江瑞晟智能科技股份有限公司 一种合流控制机构
CN111977289B (zh) * 2020-08-22 2021-08-24 衢州图艺工业设计有限公司 一种共享单车自动调配搬运装置
CN114435877B (zh) * 2022-01-17 2024-01-12 湖南天友精密技术有限公司 一种跨轨取料装置
CN115107817B (zh) * 2022-07-12 2023-11-14 中建空列(北京)工程设计研究院有限公司 悬挂式单轨导向装置及系统

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000177665A (ja) * 1998-12-21 2000-06-27 Nakanishi Metal Works Co Ltd 台車合流装置
JP2001294147A (ja) * 2000-04-12 2001-10-23 Daifuku Co Ltd 移動体使用の搬送設備

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4038228A1 (de) * 1990-11-30 1992-06-04 Westfalia Becorit Ind Tech Uebergabestation fuer die streb-streckenuebergabe u. dgl. mit schachtelrahmen
US5348130A (en) * 1993-07-30 1994-09-20 Joy Mm Delaware, Inc. Advanceable auxiliary conveying apparatus
CN2409105Y (zh) * 2000-05-30 2000-12-06 李玲波 轨道切换装置
CN2484287Y (zh) * 2001-05-23 2002-04-03 金坛市科贸实业有限公司 一种流水生产线物流转向器
CN2499296Y (zh) * 2001-07-19 2002-07-10 上海磁悬浮交通发展有限公司 磁悬浮铁路轨道梁侧面导向装置
CN2564515Y (zh) * 2002-08-26 2003-08-06 江苏天奇物流系统工程股份有限公司 轨道切换装置
CN2571712Y (zh) * 2002-08-28 2003-09-10 郑俊岭 一种轨道切换式合轨装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000177665A (ja) * 1998-12-21 2000-06-27 Nakanishi Metal Works Co Ltd 台車合流装置
JP2001294147A (ja) * 2000-04-12 2001-10-23 Daifuku Co Ltd 移動体使用の搬送設備

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107539052A (zh) * 2017-09-06 2018-01-05 天津朗誉科技发展有限公司 一种新型台车导向机构
CN107539052B (zh) * 2017-09-06 2020-03-13 天津朗誉科技发展有限公司 一种新型台车导向机构

Also Published As

Publication number Publication date
CN101190747A (zh) 2008-06-04
CN101190747B (zh) 2011-06-15
JP4888089B2 (ja) 2012-02-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4888089B2 (ja) 台車合流装置
US9758177B2 (en) Article transport facility
JP5018269B2 (ja) 搬送装置
CN108373022B (zh) 物品搬送设备
KR101880586B1 (ko) 선로전환기
WO2018088012A1 (ja) 物品搬送設備
JP3502977B2 (ja) 台車搬送装置
JP2005014817A (ja) 摩擦駆動搬送装置
JP2011173549A (ja) スクリュー駆動搬送装置
JP4251244B2 (ja) 台車合流装置
JP2010064854A (ja) 索条式駆動装置を備えたトロリコンベア
JP2017088323A (ja) 無端搬送装置およびその接続構造
JP4486048B2 (ja) 跨座型モノレール軌道の転てつ装置
JP5062757B2 (ja) スクリュー駆動の搬送台車装置
JP2005015192A (ja) 摩擦駆動搬送装置
JP2006143201A (ja) 門形クレーンを搬送するための搬送台車
JP6206702B2 (ja) 搬送装置
JP5754650B2 (ja) 摩擦駆動可能な搬送装置
KR100663138B1 (ko) 대차반송장치
JP2008201506A (ja) 搬送装置
JP2008183916A (ja) 摩擦駆動式台車コンベア
JP2000177584A (ja) トロリコンベヤ
JP4099765B2 (ja) 摩擦駆動搬送装置
JP2004322807A (ja) 摩擦駆動式コンベアの駆動装置の支持構造
JP3119238U (ja) 機械式搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111115

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4888089

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141222

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141222

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250