JP4251244B2 - 台車合流装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、自動車工場において、車ボディを台車に載せて一定経路にそって搬送するために用いられる台車搬送装置における台車合流装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のレール合流装置としては、斜めに交差させられる2つの台車走行用上流側レールを、交差点において1つの台車走行用下流側レールに交互に接続する転てつレールを有しており、転てつレールは、2つの上流側レール間に位置させられた上流側端部において水平揺動自在に支持されており、2つの台車走行用上流側レールの一方と下流側レールが接続されて、一方の上流側レールの台車搬送経路から転てつレールが退去させられるとともに、他方の上流側レールの搬送経路内には転てつレールが進入させられているときに、他方の上流側レール上を走行する台車が他方の上流側レールの搬送経路に進入させられていた転てつレールと衝突してこれを押動し、他方の上流側レールの搬送経路から退去させられるとともに、一方の上流側搬送経路内に進入させられ、これにより、他方の上流側レールが一方の上流側レールに代わって下流側レールに接続されるようになされているものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の装置では、台車の搬送経路を切り替える際に、台車が転てつレールに衝突して押動することにより、転てつレールを揺動させている。そのため、台車が転てつレールに衝突した際の衝撃が大きく大きな音を発生させる。さらに、台車は転てつレールを押動しながら移動するため、台車は転てつレールから大きい走行抵抗を受けてしまう。
【0004】
また、この種の台車搬送装置においては、台車搬送経路の所要か所にゴム製送りローラが配置され、送りローラを台車に押圧することにより、送りローラの回転力を台車に伝達して台車を推進させる方式として、台車を移動させながら搭載した加工物に作業をするために、作業性と安全性の観点から、送りローラの駆動力を台車を人手でも止めることができる程度とし、台車を止めた際には、送りローラが空転するようになされている。
【0005】
このような方式を採用している搬送装置では、台車が転てつレールのところを通過する際に、その速度が極端に低下させられ、場合によっては、台車が停止させられてしまうことがある。
【0006】
この発明の目的は、以上の状況に鑑みてなされたもので、台車による転てつレールの切替えを小さい力で静かに行うことのできる台車合流装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明による台車合流装置は、斜めに交差させられる2つの台車走行用上流側レールを、交差点において1つの台車走行用下流側レールに交互に接続する転てつレールを有しており、転てつレールは、2つの上流側レール間に位置させられた上流側端部において水平揺動自在に支持されかつ下流側端部が2つの上流側レールの台車搬送経路内に交互に進退させられるようになされている台車合流装置において、転てつレールの上流側端部に、上流側に向かってのびたのびた操作ロッドが設けられ、操作ロッドの先端部に、上流側に向かってのびた作動アームの先端部が垂直ピンによって連結され、作動アームの基部が、固定支持部材に支持された垂直回動軸の一端部に固定され、回動軸の他端部に、水平状台車係合レバーの支点が固定され、台車係合レバーの両端部が、2つの上流側レールの台車搬送経路内に交互に進退させられるようになされていることを特徴とするものである。
【0008】
この発明による台車合流装置では、転てつレールの上流側端部に、上流側に向かってのびた操作ロッドが設けられ、操作ロッドの先端部に、上流側に向かってのびた作動アームの先端部が垂直ピンによって連結され、作動アームの基部が、固定支持部材に支持された垂直回動軸の一端部に固定され、回動軸の他端部に、水平状台車係合レバーの支点が固定され、台車係合レバーの両端部が、同台車搬送経路と同じ台車搬送経路に進退させられるようになされているから、2つの台車走行用上流側レールの一方と下流側レールが接続されて、一方の上流側レールの台車搬送経路から転てつレールが退去させられるとともに、他方の上流側レールの搬送経路内には転てつレールが進入させられているときに、他方の上流側レールの搬送経路内には台車係合レバーの一端部が進入させられており、これに台車が係合させられると、台車の移動とともに台車係合レバーが揺動させられて、台車係合レバーの一端部が同搬送経路から退去させられ、台車係合レバーの揺動が作動アームおよび操作ロッドによって転てつレールに伝達されて、転てつレールも台車係合レバーと同方向に揺動させられて、転てつレールが他方の上流側レールの搬送経路から退去させられる。したがって、台車が転てつレールのところを通過する際には、転てつレールは搬送経路からあらかじめ退去させられているから、転てつレールと接触することなく、台車が転てつレールのところを通過することができるため、台車による転てつレールの切替えを小さい力で静かに行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を図面を参照してつぎに説明する。
【0010】
以下の説明において、前後とは、台車進行方向を前(図1に矢印Aで示す)、これと反対側を後といい、左右とは、前方より見て、その左右の側を左右というものとする。
【0011】
図1を参照すると、台車走行レール11と、レール11に載せられている台車12と、レール11にそって台車12を移動させる台車駆動装置13が示されている。図1において、台車駆動装置13は1つだけ示されているが、台車移動経路にそって台車12の全長より若干小さい間隔で複数の台車駆動装置13が配置されている。
【0012】
台車走行レール11は、図4に詳しく示すように、左右一対の横断面コの状レール部材21よりなる。両レール部材21は、互いに所定間隔をおいて開口同しを向合わせるように配置されかつ上下フランジ21a ,21b を有している。上フランジ21a より下フランジ21b が幅狭である。両レール部材21の上フランジ21a 対向縁部には上向き折曲げ縁部22がそれぞれ設けられている。
【0013】
再び図1を参照して、台車12は、前から後にかけて台車走行レール11にそって配置されている第1〜第4トロリ31〜34と、第2および第3トロリ32,33に渡されている台車本体35と、第1および第2トロリ31,32に渡されている第1連結ロッド36と、第3および第4トロリ33,34に渡されている第2連結ロッド37とを備えている。さらに、第2および第3トロリ32,33には、台車本体35の下方に位置して被駆動ロッド38が渡されている。
【0014】
第1〜第4トロリ31〜34は、基本的構造を同一とするものである。第1〜第4トロリ31〜34を代表するものとして、図2〜図4に示す第1トロリ31について説明する。
【0015】
第1トロリ31は、所定間隔をおいて対向状に配置されている左右一対の垂直側板41を有している。両側板41の前後両縁高さの中程にはコの字部材45がはめ込まれている。両コの字部材45には垂直ローラ軸42がそれぞれ貫通させられている。垂直ローラ軸42の下方延長線と交差させられるように水平ローラ軸47が両側板41に渡し止められている。コの字部材45に収容されるように垂直ローラ軸42に水平案内ローラ46が取付けられている。水平案内ローラ46は、両レール部材21の折曲げ縁部22で挟まれている。水平ローラ軸47の両端部には支持ローラ48が取付けられている。支持ローラ48は、両レール部材21の下フランジ21b で受けられている前コの字部材45の上方における垂直ローラ軸42には先頭部材43が取付けられている。先頭部材43は、平面視半円形状の前方突出重合部43a を有している。これに対応するように、図2および図3に示す第4トロリ34は、後垂直ローラ軸42に取付けられた後尾部材44を有している。後尾部材44は、後方突出重合部44a を有している。第1トロリ31と第4トロリ34が隣接させられた際、前方突出重合部43a および後方突出重合部44a が上下に重なり合わされて、第1トロリ31と第4トロリ34の両側面が面一となるようになっている。
【0016】
後コの字部材45の上方における垂直ローラ軸42には連結部材49が左右揺動自在に取付けられ、これに、水平ピン50を介して第1連結ロッド36の前端部が上下揺動自在に連結されている。
【0017】
台車駆動装置13は、第1トロリ32の両側板41を左右から挟み付けてこれを推進させる駆動ローラ53および押えローラ54を有している(図4参照)。
【0018】
つぎに、図5〜図12を参照して、台車合流装置を説明する。
【0019】
台車走行レール11は、直線状第1上流側レール51、湾曲状第2上流側レール52および直線状下流側レール53を備えている。第1上流側レール51および下流側レール53は、ともに前向きにのびており、互いに一直線上に接続されて幹線レールを形成する。第2上流側レール52は、下流側レール53の右斜め後方から曲線を描くようにのびており、下流側レール53に接続されて、支線レールを形成する。幹線レールの基準線Mと支線レールの基準線Nは、交点Oで交わるようになっている。交点Oを境として、上流および下流と称する。
【0020】
第1上流側レール51の左右レール部材21のうち、右レール部材21は、交点Oより上流側所要長さにわたって、左レール無し部54が形成されるとともに、交点Oの上流および下流側所要長さにわたって、左レール部材21の折曲げ縁部22に左切欠55が形成されている(図5参照)。これに対応するように、第2上流側レール部材21のうち、左レール部材21に右レール無し部56が形成されるとともに、右レール部材21の折曲げ縁部22に右切欠57が形成されている(図5参照)。
【0021】
台車合流装置は、左レール無し部54および右レール無し部56に渡されるように配置されている支持台61と、支持台から概ね交点Oに向かってのびている転てつレール62とを備えている。
【0022】
図6に実線で示す転てつレール62によって第1上流側レール51と下流側レール53が接続され、図6に鎖線で示す転てつレール62によって第2上流側レール52と下流側レール53が接続される。
【0023】
支持台61は、図7に詳しく示すように、水平状頂板71および底板72と、これら頂板71および底板72の間に介在されかつ頂板71および底板72をレール部材21の上下フランジ21a ,21b とほぼ等しい間隔に保持しているスペーサ73とによって構成されている。
【0024】
頂板71の右側面は、第1上流側レール51の右レール部材21の折曲げ縁部22内面と面一となされた右ローラガイド面71a を形成し、その左側面は、第2上流側レール52の左レール部材21の折曲げ縁部22内面と面一となされた左ローラガイド面71b を形成している。底板72の右縁上面は、第1上流側レール51の右レール部材21の下フランジ21b 上面と面一となされた右ローラ走行面72a を形成し、その左縁上面は、第2上流側レール52の左レール部材21の下フランジ21b 上面と面一となされた左ローラ走行面72b を形成している。
【0025】
頂板71前縁中央には前方突出状上円弧状部74が設けられるとともに、これの左右両側に上切欠75がそれぞれ設けられている。底板72にも、同じように、下円弧状部76および下切欠77が設けられている。上円弧状部74および下円弧状部76の円弧の中心には垂直支持軸78が渡し止められている。
【0026】
転てつレール62は、同じく図7に示すように、支持軸78に軸受81を介してはめ被せられている取付ボス部82と、取付ボス部82を上下から挟み付けて取付ボス部82に固着されている水平板状ローラガイドレール83およびローラ走行レール84とを備えている。
【0027】
ローラガイドレール83は、上流側から下流側にかけて漸次幅を狭くするように形成されかつ右側面を右ローラガイド面83a とするとともに、左側面を左ローラガイド面83b としている。ローラガイドレール83の上流側端部には、上円弧状部74をはめ入れた上切欠85が形成されている。ローラガイドレール83下面のほぼ上流側半分には下方突出部86が設けられている。下方突出部部86の前端は、先端を尖らせたV字状に形成されて、ここに、右向き上ストッパ面86a および左向き上ストッパ面86b が形成されている。
【0028】
ローラ走行レール84は、レール部材21の上下フランジ21a ,21b 幅の差だけ、ローラガイドレール83の幅より狭幅に形成されている。ローラ走行レール84の上流側端部には、下円弧状部76をはめ入れた下切欠87が形成されている。ローラ走行レール84上面のほぼ上流側半分には上方突出部88が設けられている。上方突出部88の前端は、先端を尖らせたV字状に形成されて、ここに、右向き下ストッパ面88a および左向き下ストッパ面88b が形成されている。上方突出部右縁上面には右ローラ走行面88c が、その左縁上面には左ローラ走行面88d がそれぞれ形成されている。
【0029】
図8は、転てつレール62から、ローラガイドレール83の一部を除去し、ローラガイドレール83の下方突出部86を露出させて示すものである。左向き上ストッパ面86b が第2上流側レール52の右レール部材21の折曲げ縁部22に当接させられ、ローラガイドレール83の先端部は右切欠57に進入させられている。この状態で、第1上流側レール51および下流側レール53の右レール部材21の折曲げ縁部22内面と、右ローラガイド面83a が面一となっており、両折曲げ縁部22内面が右ローラガイド面83a によって接続されている。これにより、台車12が第1上流側レール51から下流側レール53への進入が可能となり、この間、トロリー31の水平ガイドローラ46がローラガイドレール83の右ローラガイド面83a によって案内される。図8には図示さないが(図6に鎖線で示す)、右向き上ストッパ面86a が第1上流側レール51の左レール部材21の折曲げ縁部22に当接させられ、ローラガイドレール83の先端部は左切欠55に進入させられると、第2上流側レール52および下流側レール53の左レール部材21の折曲げ縁部22内面と、左ローラガイド面83b が面一となっており、両折曲げ縁部22内面が左ローラガイド面83b によって接続される。これにより、台車12の第2上流側レール52から下流側レール53への進入が可能となる。
【0030】
図9は、図8に示す状態から、さらに、ローラガイドレール83の全体を除去し、ローラ走行レール84の上方突出部88を露出させて示すものである。左向き下ストッパ面88b が第2上流側レール52の下フランジ21b に当接させられ、ローラ走行レール84の先端部は下流側レール53の右レール部材21の下を潜らされている。この状態で、第1上流側レール51および下流側レール53の下フランジ21b 上面と、右ローラ走行面88c が面一となっており、両フランジ21b 上面が右ローラ走行面88c によって接続されている。トロリ31の左支持ローラ48は、第1上流側レール51の左フランジ21b 上面、右ローラ走行面88c および下流側レール53の下フランジ21b 上面を順次走行する。また、図8には図示さないが(図6に鎖線で示す)、右向き下ストッパ面88a が下流側レール53の下フランジ21b に当接させられ、ローラ走行レール84の先端部は下流側レール53の左レール部材21の下を潜らされると、第2上流側レール52および下流側レール53の下フランジ21b 上面と、左ローラ走行面88d が面一となっており、両フランジ21b 上面が左ローラ走行面88d によって接続される。トロリ31の右支持ローラ48は、第2上流側レール52の右フランジ21b 上面、左ローラ走行面88d および下流側レール53の下フランジ21b 上面を順次走行する。
【0031】
図10を参照すると、下流側レール53の左右レール部材21には横断面L字状支持部材89がそれぞれ設けられている。これらの支持部材89に、ローラ走行レール84が揺動端において支持されるようになっている。
【0032】
図11および図12を参照すると、転てつレール62の取付ボス部82には水平操作ロッド91が固着されている。操作ロッド91は、支持台61の頂板71および底板72の間から上流側に突出させられている。操作ロッド91の突出端部には、これの幅方向にのびた長孔92が形成されている。一方、支持台頂板71上面後縁部には、垂直支持筒93が操作ロッド91の上方に位置させられるように固定されている。支持筒93には垂直回動軸94がその上下両端部を支持筒93から突出させるようにはめ入れられている。回動軸94の下端部には作動アーム95の基部が固着されている。作動アーム95は、平面より見て、操作ロッド91とオーバーラップするように操作ロッド91の上方を上流側に向かってのびている。作動アーム95の先端部には垂直ピン96が下方突出状に取付けられている。垂直ピン96にはローラ97がはめ被せられ、このローラ97を介して垂直ピン96が長孔92にはめ入れられている。一方、回動軸94の上端部にはL字状係合レバー98がその屈曲部において固定されている。係合レバー98の両端部には左右一対の水平当接ローラ99がそれぞれ取付けられている。
【0033】
図6および図12に実線で示すように、第1上流側レール51と下流側レール53が転てつレール62によって接続されている状態で、右当接ローラ99は第1上流側レール51の台車移動経路から退去させられ、左当接ローラ99は、第2上流側ローラ52の台車移動経路内に進入させられている。また、垂直ピン96は、長孔92の左端に位置させられている。一方、同両図に鎖線で示すように、第2上流側レール52と下流側レール53が転てつレール62によって接続されている状態で、右当接ローラ99は第1上流側レール51の台車移動経路に進入させられ、左当接ローラ99は、第2上流側ローラ52の台車移動経路内から退去させられている。
【0034】
図10を参照すると、当接ローラ99の取付高さは、当接ローラ99のところを通過するトロリ31の側板41高さの中程に当接ローラ99が当接させられるように設定されている。
【0035】
図6および図12は、第1上流側レール51から下流側レール53に向かって台車12が通過できるようになっている状態を示している。この状態で、第2上流側レール52を台車12が移動してきて、第1トロリ31が。左当接ローラ99のところに至ると、移動する第1トロリ31が左当接ローラ99に当接し、これを下流側に向かって押動し、係合レバー98は、同両図中、反時計方向に揺動させられる。この揺動により、左当接ローラ99は第2上流側レール52の台車搬送経路から退去させられ、右当接ローラ99は第1上流側レール51の台車搬送経路内に進入させられる。
【0036】
係合レバー98の揺動は、作動アーム95および垂直ピン96によって操作ロッド91に伝達され、操作ロッド91を反時計方向に押動する。そうすると、操作ロッド91は、転てつレール62とともに反時計方向に揺動させられ、これにより、転てつレール62が第2上流側レール52と下流側レール53を接続するように切替えられる。第1トロリ31による左当接ローラ99の押動が完了し、転てつレール62の揺動が停止させられた時点で、転てつレール62の全体は下流側レール53の台車搬送経路から完全に退去させられないで、転てつレール62の右縁の一部は下流側レール53の台車搬送経路内に進入させられたままである。この進入部に、当接ローラ99のところを通過した第1トロリ31が当接し、さらに、転てつレール62を反時計方向に揺動させることにより、転てつレール62の全体は下流側レール53の台車搬送経路から完全に退去させられ、転てつレール62の右向き上下ストッパ面86a ,88a が下流側レール53の右レール部材21に当接させられる。この間に、垂直ピン96は、長孔92内を右端から左端に移動させられる。切替えに際して、転てつレール62の揺動を、トロリ31が当接ローラ99を押動する1段回目と、転てつレール62を押動する2段回目とに別けて行うようにしたことにより、転てつレール62が下流側レール53の左レール部材21に当接する際の衝撃が緩和される。
【0037】
上記切替えの後、再び、第1上流側レール51と下流側レール53が転てつレール62によって接続されるように切替えるには、第1上流側レール51を走行してきた第1トロリ31が右当接ローラ99に当接し、係合レバー98を転てつレール62とともに時計方向に揺動させることによる。
【0038】
【発明の効果】
この発明によれば、台車による転てつレールの切替えを小さい力で静かに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による台車合流装置を含むトロリコンベヤの側面図である。
【図2】同コンベヤの第1トロリ周辺部の側面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】図2のIVーIV線にそう垂直断面図である。
【図5】この発明による台車合流装置の斜視図である。
【図6】同台車合流装置の平面図である。
【図7】同台車合流装置の要部の分解斜視図である。
【図8】同台車合流装置の要部の平面図である。
【図9】同台車合流装置の要部の平面図である。
【図10】図6のXーX線にそう垂直断面図である。
【図11】図6のXIーXI線にそう垂直断面図である。
【図12】図6の一部を拡大して示す平面図である。
【符号の説明】
61 支持台
62 転てつレール
91 操作ロッド
94 回動軸
95 作動アーム
96 垂直ピン
98 係合レバー
Claims (1)
- 斜めに交差させられる2つの台車走行用上流側レール51,52を、交差点Oにおいて1つの台車走行用下流側レール53に交互に接続する転てつレール62を有しており、転てつレール62は、2つの上流側レール51,52間に位置させられた上流側端部において水平揺動自在に支持されかつ下流側端部が2つの上流側レール51,52の台車搬送経路内に交互に進退させられるようになされている台車合流装置において、
転てつレール62の上流側端部に、上流側に向かってのびた操作ロッド91が設けられ、操作ロッド91の先端部に、上流側に向かってのびた作動アーム95の先端部が垂直ピン96によって連結され、作動アーム95の基部が、固定支持部材61に支持された垂直回動軸94の一端部に固定され、回動軸94の他端部に、水平状台車係合レバー98の支点が固定され、台車係合レバー98の両端部が、2つの上流側レール51,52の台車搬送経路内に交互に進退させられるようになされていることを特徴とする台車合流装置。
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