JPH04238771A - 複式トロリーコンベヤのトロリー乗り移し装置 - Google Patents
複式トロリーコンベヤのトロリー乗り移し装置Info
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- JPH04238771A JPH04238771A JP1378291A JP1378291A JPH04238771A JP H04238771 A JPH04238771 A JP H04238771A JP 1378291 A JP1378291 A JP 1378291A JP 1378291 A JP1378291 A JP 1378291A JP H04238771 A JPH04238771 A JP H04238771A
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- 241000282472 Canis lupus familiaris Species 0.000 claims description 63
- 230000009977 dual effect Effects 0.000 claims description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 abstract description 4
- 239000000969 carrier Substances 0.000 description 2
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
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- Chain Conveyers (AREA)
- Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
- Framework For Endless Conveyors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、第一のガイドレールに
案内されるプッシャー付き駆動チェンと第二のガイドレ
ールに案内される被動トロリーとから成り、当該被動ト
ロリーには、前記プッシャーにより同時に後押しするこ
との出来る左右一対の主ドッグを設けた複式トロリーコ
ンベヤに於いて、夫々異なるプッシャー付き駆動チェン
を備えた2つの直列する走行経路間で前記被動トロリー
を乗り移すための装置に関するものである。
案内されるプッシャー付き駆動チェンと第二のガイドレ
ールに案内される被動トロリーとから成り、当該被動ト
ロリーには、前記プッシャーにより同時に後押しするこ
との出来る左右一対の主ドッグを設けた複式トロリーコ
ンベヤに於いて、夫々異なるプッシャー付き駆動チェン
を備えた2つの直列する走行経路間で前記被動トロリー
を乗り移すための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】前記被動トロリー(キャリヤ)の走行経
路が高速走行経路と低速走行経路とに分割されているよ
うな場合、各経路毎に速度の異なるプッシャー付き駆動
チェンが張設されることになるが、この両経路の一方の
プッシャーから外れた被動トロリーを他方の経路のプッ
シャーと係合し得る位置まで送り込むためのフィーダー
を不要ならしめるために、特公平1−12711号公報
に記載されたように、各別に揺動可能な左右一対の主ド
ッグを並設し、前記両経路間の乗り移りゾーンに於いて
、両経路のプッシャー付き駆動チェンを互いに左右横方
向にラップさせ、乗り移り上手側のプッシャーを例えば
右側の主ドッグに係合させて被動トロリーを前記乗り移
りゾーンの中まで後押しさせ、この被動トロリーを、乗
り移り下手側のプッシャーが左側の主ドッグに係合して
引き継ぐように構成することが考えられた。
路が高速走行経路と低速走行経路とに分割されているよ
うな場合、各経路毎に速度の異なるプッシャー付き駆動
チェンが張設されることになるが、この両経路の一方の
プッシャーから外れた被動トロリーを他方の経路のプッ
シャーと係合し得る位置まで送り込むためのフィーダー
を不要ならしめるために、特公平1−12711号公報
に記載されたように、各別に揺動可能な左右一対の主ド
ッグを並設し、前記両経路間の乗り移りゾーンに於いて
、両経路のプッシャー付き駆動チェンを互いに左右横方
向にラップさせ、乗り移り上手側のプッシャーを例えば
右側の主ドッグに係合させて被動トロリーを前記乗り移
りゾーンの中まで後押しさせ、この被動トロリーを、乗
り移り下手側のプッシャーが左側の主ドッグに係合して
引き継ぐように構成することが考えられた。
【0003】具体的には、前記特許公告公報に記載され
たように、夫々異なるプッシャー付き駆動チェンを備え
た2つの直列する走行経路の終端部と始端部とを同一直
線上に配設して、両走行経路の終端部と始端部との間の
乗り移りゾーンでは、前記第二ガイドレール(被動トロ
リーのライン)を直線状態のままで連続させ、各走行経
路の前記第一ガイドレール(プッシャー付き駆動チェン
のライン)は、前記乗り移りゾーンに於いて左右横方向
に並列ラップするように、前記乗り移りゾーンの前後で
屈曲させていた。
たように、夫々異なるプッシャー付き駆動チェンを備え
た2つの直列する走行経路の終端部と始端部とを同一直
線上に配設して、両走行経路の終端部と始端部との間の
乗り移りゾーンでは、前記第二ガイドレール(被動トロ
リーのライン)を直線状態のままで連続させ、各走行経
路の前記第一ガイドレール(プッシャー付き駆動チェン
のライン)は、前記乗り移りゾーンに於いて左右横方向
に並列ラップするように、前記乗り移りゾーンの前後で
屈曲させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の構
成では、張力のかかるプッシャー付き駆動チェンのライ
ンを屈曲させなければならないので、その屈曲部にはチ
ェンの移動経路を規制するローラーターンを併設しなけ
ればならず、コスト高になる。しかも、前記プッシャー
付き駆動チェンの経路屈曲量(心振り量)が前記主ドッ
グ各々の横巾内に制限されるために、ローラーターンの
角度を小さくしなければならず、ローラーが接近し過ぎ
るためにチェンが挟まれ、サージングの原因にもなる。 更に、高張力部では、ローラーターンを構成する複数の
ローラーの内、1個のローラーしか効かないので、ロー
ラーの寿命も短くなる。
成では、張力のかかるプッシャー付き駆動チェンのライ
ンを屈曲させなければならないので、その屈曲部にはチ
ェンの移動経路を規制するローラーターンを併設しなけ
ればならず、コスト高になる。しかも、前記プッシャー
付き駆動チェンの経路屈曲量(心振り量)が前記主ドッ
グ各々の横巾内に制限されるために、ローラーターンの
角度を小さくしなければならず、ローラーが接近し過ぎ
るためにチェンが挟まれ、サージングの原因にもなる。 更に、高張力部では、ローラーターンを構成する複数の
ローラーの内、1個のローラーしか効かないので、ロー
ラーの寿命も短くなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解決するために、夫々異なるプッシャー付
き駆動チェンを備えた2つの直列する走行経路の終端部
と始端部とを左右横方向にずらした状態で配設して、両
走行経路の終端部と始端部との間の乗り移りゾーンでは
、各走行経路の前記第一ガイドレールを直線状態のまま
で左右横方向に並列ラップさせると共に、前記乗り移り
ゾーンに於いて接続する各走行経路の前記第二ガイドレ
ールは、並列する前記両第一ガイドレール間の中央位置
を通るように前記乗り移りゾーンの前後で屈曲させて成
る複式トロリーコンベヤのトロリー乗り移し装置を提案
するものである。
来の問題点を解決するために、夫々異なるプッシャー付
き駆動チェンを備えた2つの直列する走行経路の終端部
と始端部とを左右横方向にずらした状態で配設して、両
走行経路の終端部と始端部との間の乗り移りゾーンでは
、各走行経路の前記第一ガイドレールを直線状態のまま
で左右横方向に並列ラップさせると共に、前記乗り移り
ゾーンに於いて接続する各走行経路の前記第二ガイドレ
ールは、並列する前記両第一ガイドレール間の中央位置
を通るように前記乗り移りゾーンの前後で屈曲させて成
る複式トロリーコンベヤのトロリー乗り移し装置を提案
するものである。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の例示図に基
づいて説明すると、図1及び図2に於いて、1は左右一
対の第一ガイドレールであって、駆動チェン2に適当間
隔おきに取付られたチェンガイドトロリー3を案内する
。前記駆動チェン2には、前後一対のチェンガイドトロ
リー3の中間位置に於いてプッシャー4が上向きに突設
されている。
づいて説明すると、図1及び図2に於いて、1は左右一
対の第一ガイドレールであって、駆動チェン2に適当間
隔おきに取付られたチェンガイドトロリー3を案内する
。前記駆動チェン2には、前後一対のチェンガイドトロ
リー3の中間位置に於いてプッシャー4が上向きに突設
されている。
【0007】5は左右一対の第二ガイドレールであって
、前記第一ガイドレール1の上側に平行に架設され、被
搬送物支持用キャリヤを支持するフロント被動トロリー
6とリヤートロリー7とを案内する。これらトロリー6
,7には、前記第二ガイドレール5に嵌合する支持用水
平軸ホィール8と、当該第二ガイドレール5間に位置す
る振れ止め用垂直軸ホィール9とが軸支されている。
、前記第一ガイドレール1の上側に平行に架設され、被
搬送物支持用キャリヤを支持するフロント被動トロリー
6とリヤートロリー7とを案内する。これらトロリー6
,7には、前記第二ガイドレール5に嵌合する支持用水
平軸ホィール8と、当該第二ガイドレール5間に位置す
る振れ止め用垂直軸ホィール9とが軸支されている。
【0008】前記フロント被動トロリー6の下側には、
本発明による被動用ドッグ装置10が設けられている。 この被動用ドッグ装置10は、図3及び図4に示すよう
に、左右一対の主ドッグ11,12と1つの逆止ドッグ
13とから構成されている。前記左右一対の主ドッグ1
1,12は、その前後長さ方向の中間部が、前記フロン
ト被動トロリー6の前端部から下向きに連設された軸受
部材14の下端両側に水平支軸15の周りで上下揺動自
在に並列軸支され、各々が、前記プッシャー4が同時に
当接することの出来る後端作用面16と、内側辺寄りで
後端近傍位置の底面から略垂直に垂下するストップレバ
ー受け止め面17と、外側辺寄りで後端近傍位置の底面
から斜め後方に傾斜垂下するプッシャー乗り越え用傾斜
面18と、内側辺寄りで後端近傍に形成されたストッパ
ー当接板部19と、後端部上側に形成された逆止ドッグ
押し上げ作用部20と、前端部に形成された押し下げ用
被操作部21とを備えている。而して前記両主ドッグ1
1,12は、前後の重量アンバランスにより後端が下が
る方向に回転するように付勢され、この結果、当該両主
ドッグ11,12のストッパー当接板部19は、前記フ
ロント被動トロリー6側の軸受部材14から後方に連設
されたストッパー22上に受け止められて、前記プッシ
ャー4が後端作用面16に当接し得る作用位置で安定す
る。
本発明による被動用ドッグ装置10が設けられている。 この被動用ドッグ装置10は、図3及び図4に示すよう
に、左右一対の主ドッグ11,12と1つの逆止ドッグ
13とから構成されている。前記左右一対の主ドッグ1
1,12は、その前後長さ方向の中間部が、前記フロン
ト被動トロリー6の前端部から下向きに連設された軸受
部材14の下端両側に水平支軸15の周りで上下揺動自
在に並列軸支され、各々が、前記プッシャー4が同時に
当接することの出来る後端作用面16と、内側辺寄りで
後端近傍位置の底面から略垂直に垂下するストップレバ
ー受け止め面17と、外側辺寄りで後端近傍位置の底面
から斜め後方に傾斜垂下するプッシャー乗り越え用傾斜
面18と、内側辺寄りで後端近傍に形成されたストッパ
ー当接板部19と、後端部上側に形成された逆止ドッグ
押し上げ作用部20と、前端部に形成された押し下げ用
被操作部21とを備えている。而して前記両主ドッグ1
1,12は、前後の重量アンバランスにより後端が下が
る方向に回転するように付勢され、この結果、当該両主
ドッグ11,12のストッパー当接板部19は、前記フ
ロント被動トロリー6側の軸受部材14から後方に連設
されたストッパー22上に受け止められて、前記プッシ
ャー4が後端作用面16に当接し得る作用位置で安定す
る。
【0009】前記逆止ドッグ13は、門形基部23の前
端に於いて、前記水平支軸15の両端に上下揺動自在に
枢着され、門形基部23の後端中央部から後方に突出す
るフック形作用部24を備えている。而して当該逆止ド
ッグ13は、重力により下方へ回動するように付勢され
ており、この結果、前記門形基部23の後端部が前記主
ドッグ11,12に於ける逆止ドッグ押し上げ作用部2
0上に受け止められ、前記プッシャー4を主ドッグ11
,12との間で挟む作用位置で安定する。このとき、前
記主ドッグ11,12の後端作用面16は、前記フック
形作用部24より左右両側に張り出している。
端に於いて、前記水平支軸15の両端に上下揺動自在に
枢着され、門形基部23の後端中央部から後方に突出す
るフック形作用部24を備えている。而して当該逆止ド
ッグ13は、重力により下方へ回動するように付勢され
ており、この結果、前記門形基部23の後端部が前記主
ドッグ11,12に於ける逆止ドッグ押し上げ作用部2
0上に受け止められ、前記プッシャー4を主ドッグ11
,12との間で挟む作用位置で安定する。このとき、前
記主ドッグ11,12の後端作用面16は、前記フック
形作用部24より左右両側に張り出している。
【0010】又、図1及び図5に示すように、前記リヤ
ートロリー7の下側には、追突して来る後続キャリヤに
於けるフロント被動トロリー6の前記左右一対の主ドッ
グ11,12の前端を、その押し下げ用被操作部21を
介して押し下げる操作部材25が連設されている。主ド
ッグ11,12の押し下げ用被操作部21が押し下げら
れると、両主ドッグ11,12は、その後端作用面16
がプッシャー4から上方に離脱する非作用位置に切り換
えられる。図5に於いて、26はキャリヤを所定位置で
停止させるストップレバーであって、作用位置にある主
ドッグ11,12の後端部の移動軌跡に対し出退自在に
構成され、進出位置にあるとき、作用位置にある主ドッ
グ11,12の後端部がこのストップレバー26上に乗
り上げて上動し、図示のように後端作用面16がプッシ
ャー4から上方に離脱する非作用位置に切り換えられる
。そして当該ストップレバー26の後端に両主ドッグ1
1,12のストップレバー受け止め面17が当接し、フ
ロント被動トロリー6(キャリヤ)が位置決めされる。 非作用位置へ上動する主ドッグ11,12は、その逆止
ドッグ押し上げ作用部20を介して逆止ドッグ13を非
作用位置へ押し上げる。
ートロリー7の下側には、追突して来る後続キャリヤに
於けるフロント被動トロリー6の前記左右一対の主ドッ
グ11,12の前端を、その押し下げ用被操作部21を
介して押し下げる操作部材25が連設されている。主ド
ッグ11,12の押し下げ用被操作部21が押し下げら
れると、両主ドッグ11,12は、その後端作用面16
がプッシャー4から上方に離脱する非作用位置に切り換
えられる。図5に於いて、26はキャリヤを所定位置で
停止させるストップレバーであって、作用位置にある主
ドッグ11,12の後端部の移動軌跡に対し出退自在に
構成され、進出位置にあるとき、作用位置にある主ドッ
グ11,12の後端部がこのストップレバー26上に乗
り上げて上動し、図示のように後端作用面16がプッシ
ャー4から上方に離脱する非作用位置に切り換えられる
。そして当該ストップレバー26の後端に両主ドッグ1
1,12のストップレバー受け止め面17が当接し、フ
ロント被動トロリー6(キャリヤ)が位置決めされる。 非作用位置へ上動する主ドッグ11,12は、その逆止
ドッグ押し上げ作用部20を介して逆止ドッグ13を非
作用位置へ押し上げる。
【0011】図5に示すように、ストップレバー26に
よってフロント被動トロリー6(キャリヤ)が所定位置
に停止せしめられているとき、駆動チェン2によって第
一ガイドレール1に沿って移動しているプッシャー4は
、何れも非作用位置にある主ドッグ11,12及び逆止
ドッグ13の下側を接触することなく通過する。ストッ
プレバー26を後退させて、主ドッグ11,12及び逆
止ドッグ13を重力により下動させると、図1及び図4
に示すように主ドッグ11,12及び逆止ドッグ13は
作用位置で安定する。従って、移動して来る前記プッシ
ャー4は、逆止ドッグ13のフック形作用部24を、そ
の傾斜面24aを介して押し上げながら、当該フック形
作用部24の下側を通過し、作用位置で待機している左
右一対の主ドッグ11,12に於ける後端作用面16の
内側辺寄り位置に同時に当接することになる。一方、プ
ッシャー4で押し上げられた逆止ドッグ13は、当該プ
ッシャー4の通過により再び作用位置まで下動復帰し、
プッシャー4は、主ドッグ11,12の後端作用面16
と逆止ドッグ13のフック形作用部24との間に挟まれ
ることになる。
よってフロント被動トロリー6(キャリヤ)が所定位置
に停止せしめられているとき、駆動チェン2によって第
一ガイドレール1に沿って移動しているプッシャー4は
、何れも非作用位置にある主ドッグ11,12及び逆止
ドッグ13の下側を接触することなく通過する。ストッ
プレバー26を後退させて、主ドッグ11,12及び逆
止ドッグ13を重力により下動させると、図1及び図4
に示すように主ドッグ11,12及び逆止ドッグ13は
作用位置で安定する。従って、移動して来る前記プッシ
ャー4は、逆止ドッグ13のフック形作用部24を、そ
の傾斜面24aを介して押し上げながら、当該フック形
作用部24の下側を通過し、作用位置で待機している左
右一対の主ドッグ11,12に於ける後端作用面16の
内側辺寄り位置に同時に当接することになる。一方、プ
ッシャー4で押し上げられた逆止ドッグ13は、当該プ
ッシャー4の通過により再び作用位置まで下動復帰し、
プッシャー4は、主ドッグ11,12の後端作用面16
と逆止ドッグ13のフック形作用部24との間に挟まれ
ることになる。
【0012】上記のようにプッシャー4が主ドッグ11
,12に係合して後押しすることにより、フロント被動
トロリー6(キャリヤ)は第二ガイドレール5に沿って
推進される。このとき、フロント被動トロリー6(キャ
リヤ)がプッシャー4よりも先行することは、逆止ドッ
グ13のフック形作用部24がプッシャー4に当接して
阻止する。第二ガイドレール5に沿って走行するフロン
ト被動トロリー6(キャリヤ)が、先に説明したように
ストップレバー26により停止せしめられている先行停
止キャリヤのリヤートロリー7に接近すると、図5に仮
想線で示すように、先行停止キャリヤのリヤートロリー
7に於ける操作部材25が主ドッグ11,12の押し下
げ用被操作部21を押し下げるので、両主ドッグ11,
12は非作用位置に切り換えられ、フロント被動トロリ
ー6(キャリヤ)はプッシャー4から切り離されて停止
する。このとき、ストップレバー26で停止させたとき
と同様に、逆止ドッグ13も非作用位置に切り換えられ
る。この作用により、前記ストップレバー26の位置よ
り上手側にキャリヤを自動的にストレージすることが出
来る。
,12に係合して後押しすることにより、フロント被動
トロリー6(キャリヤ)は第二ガイドレール5に沿って
推進される。このとき、フロント被動トロリー6(キャ
リヤ)がプッシャー4よりも先行することは、逆止ドッ
グ13のフック形作用部24がプッシャー4に当接して
阻止する。第二ガイドレール5に沿って走行するフロン
ト被動トロリー6(キャリヤ)が、先に説明したように
ストップレバー26により停止せしめられている先行停
止キャリヤのリヤートロリー7に接近すると、図5に仮
想線で示すように、先行停止キャリヤのリヤートロリー
7に於ける操作部材25が主ドッグ11,12の押し下
げ用被操作部21を押し下げるので、両主ドッグ11,
12は非作用位置に切り換えられ、フロント被動トロリ
ー6(キャリヤ)はプッシャー4から切り離されて停止
する。このとき、ストップレバー26で停止させたとき
と同様に、逆止ドッグ13も非作用位置に切り換えられ
る。この作用により、前記ストップレバー26の位置よ
り上手側にキャリヤを自動的にストレージすることが出
来る。
【0013】左右一対の主ドッグ11,12は、図6及
び図7に示すように、本発明のトロリー乗り移し装置に
於いて活用することが出来る。即ち図6に於いて、27
は高速駆動用のプッシャー付き駆動チェン2が張設され
た高速走行経路であり、28は低速駆動用プッシャー付
き駆動チェン2が張設された低速走行経路であって、両
走行経路27,28は互いに直列配置され、乗り移り上
手側の高速走行経路27の終端部27aと乗り移り下手
側の低速走行経路28の始端部28aとを距離Dだけ左
右横方向にずらした状態で配設して、両走行経路27,
28間の乗り移りゾーン29では、各走行経路の前記第
一ガイドレール1、即ちプッシャー付き駆動チェン2の
ラインを直線状態のままで左右横方向に並列ラップさせ
ると共に、前記乗り移りゾーン29に於いて接続する各
走行経路27,28の前記第二ガイドレール5(被動ト
ロリー6の走行ライン)は、図7に示すように並列する
前記プッシャー付き駆動チェン2のライン間の中央位置
を通るように、図6に示すように前記乗り移りゾーン2
9の前後で屈曲させている。5a,5bは前記第二ガイ
ドレール5の屈曲部である。
び図7に示すように、本発明のトロリー乗り移し装置に
於いて活用することが出来る。即ち図6に於いて、27
は高速駆動用のプッシャー付き駆動チェン2が張設され
た高速走行経路であり、28は低速駆動用プッシャー付
き駆動チェン2が張設された低速走行経路であって、両
走行経路27,28は互いに直列配置され、乗り移り上
手側の高速走行経路27の終端部27aと乗り移り下手
側の低速走行経路28の始端部28aとを距離Dだけ左
右横方向にずらした状態で配設して、両走行経路27,
28間の乗り移りゾーン29では、各走行経路の前記第
一ガイドレール1、即ちプッシャー付き駆動チェン2の
ラインを直線状態のままで左右横方向に並列ラップさせ
ると共に、前記乗り移りゾーン29に於いて接続する各
走行経路27,28の前記第二ガイドレール5(被動ト
ロリー6の走行ライン)は、図7に示すように並列する
前記プッシャー付き駆動チェン2のライン間の中央位置
を通るように、図6に示すように前記乗り移りゾーン2
9の前後で屈曲させている。5a,5bは前記第二ガイ
ドレール5の屈曲部である。
【0014】而して、高速走行経路27から乗り移りゾ
ーン29内へのフロント被動トロリー6(キャリヤ)の
送り込みは、高速走行経路27の駆動チェン2に取付ら
れているプッシャー4が、図2及び図5に示すように左
右一対の主ドッグ11,12の後端作用面16を同時に
後押ししている状態から、第二ガイドレール5の屈曲部
5aでフロント被動トロリー6が左側へ横移動するのに
伴って、図2と図5の仮想線及び図7に高速駆動用プッ
シャー4Aで示すように、右側の主ドッグ11の後端作
用面16の右端部へ横移動し、この主ドッグ11の後端
作用面16の右端部を後押しすることにより行われる。 そして、前記乗り移りゾーン29内で前記高速走行経路
27の駆動チェン2に取付られているプッシャー4、即
ち高速駆動用プッシャー4Aから離れてフリーとなった
フロント被動トロリー6(キャリヤ)は、次に低速走行
経路28のプッシャー付き駆動チェン2のプッシャー4
、即ち低速駆動用プッシャー4Bが左側の主ドッグ12
の後端作用面16の左端部を後押しすることにより、乗
り移りゾーン29内から低速走行経路28へと送り出さ
れる。この送り出し行程に於いて、第二ガイドレール5
の屈曲部5bでフロント被動トロリー6が更に左側へ横
移動するのに伴って前記低速駆動用プッシャー4Bは、
左側の主ドッグ12の後端作用面16の左端部から右方
へ相対横移動し、左右一対の主ドッグ11,12の後端
作用面16間にわたって当接する所期状態に戻ることに
なる。
ーン29内へのフロント被動トロリー6(キャリヤ)の
送り込みは、高速走行経路27の駆動チェン2に取付ら
れているプッシャー4が、図2及び図5に示すように左
右一対の主ドッグ11,12の後端作用面16を同時に
後押ししている状態から、第二ガイドレール5の屈曲部
5aでフロント被動トロリー6が左側へ横移動するのに
伴って、図2と図5の仮想線及び図7に高速駆動用プッ
シャー4Aで示すように、右側の主ドッグ11の後端作
用面16の右端部へ横移動し、この主ドッグ11の後端
作用面16の右端部を後押しすることにより行われる。 そして、前記乗り移りゾーン29内で前記高速走行経路
27の駆動チェン2に取付られているプッシャー4、即
ち高速駆動用プッシャー4Aから離れてフリーとなった
フロント被動トロリー6(キャリヤ)は、次に低速走行
経路28のプッシャー付き駆動チェン2のプッシャー4
、即ち低速駆動用プッシャー4Bが左側の主ドッグ12
の後端作用面16の左端部を後押しすることにより、乗
り移りゾーン29内から低速走行経路28へと送り出さ
れる。この送り出し行程に於いて、第二ガイドレール5
の屈曲部5bでフロント被動トロリー6が更に左側へ横
移動するのに伴って前記低速駆動用プッシャー4Bは、
左側の主ドッグ12の後端作用面16の左端部から右方
へ相対横移動し、左右一対の主ドッグ11,12の後端
作用面16間にわたって当接する所期状態に戻ることに
なる。
【0015】乗り移りゾーン29内に於いて、高速駆動
されているフロント被動トロリー6(キャリヤ)が低速
駆動用プッシャー4Bを追い越すときは、当該低速駆動
用プッシャー4Bの上を左側の主ドッグ12が上動しな
がら乗り越えることになるが、このときに当該主ドッグ
12の前記プッシャー乗り越え用傾斜面18が役立つ。 勿論、逆止ドッグ13のフック形作用部24は、並列す
る高速駆動用プッシャー4Aの移動経路と低速駆動用プ
ッシャー4Bの移動経路との中間に位置して、これらプ
ッシャー4A,4Bとは干渉し合うことはない。
されているフロント被動トロリー6(キャリヤ)が低速
駆動用プッシャー4Bを追い越すときは、当該低速駆動
用プッシャー4Bの上を左側の主ドッグ12が上動しな
がら乗り越えることになるが、このときに当該主ドッグ
12の前記プッシャー乗り越え用傾斜面18が役立つ。 勿論、逆止ドッグ13のフック形作用部24は、並列す
る高速駆動用プッシャー4Aの移動経路と低速駆動用プ
ッシャー4Bの移動経路との中間に位置して、これらプ
ッシャー4A,4Bとは干渉し合うことはない。
【0016】高速走行経路27から低速走行経路28へ
のトロリー乗り移りを説明したが、その逆方向の乗り移
りや、分岐合流部でのメインラインとサブラインとの間
のトロリー乗り移りにも本発明装置を利用することが出
来る。
のトロリー乗り移りを説明したが、その逆方向の乗り移
りや、分岐合流部でのメインラインとサブラインとの間
のトロリー乗り移りにも本発明装置を利用することが出
来る。
【0017】
【発明の作用及び効果】以上、実施例の説明から明らか
なように本発明の複式トロリーコンベヤのトロリー乗り
移り装置によれば、左右2つの主ドッグを利用して、速
度等の異なるプッシャー付き駆動チェンが張設された直
列する2つの走行経路間でのトロリー(キャリヤ)乗り
移しを、乗り移し専用のフィーダーを併用することなく
行わせることが出来るのであるが、張力がかかるために
ラインの屈曲部にはローラーターンが必要になるプッシ
ャー付き駆動チェンのラインを屈曲させないで、直列す
る2つの走行経路間にわたって連続する被動トロリーの
走行ラインを乗り移りゾーンの前後で屈曲させたので、
構造がシンプルになって大幅なコストダウンを図ること
が出来るばかりでなく、前記ローラーターンを使用する
ことに起因するその他の問題点が一挙に解消する。
なように本発明の複式トロリーコンベヤのトロリー乗り
移り装置によれば、左右2つの主ドッグを利用して、速
度等の異なるプッシャー付き駆動チェンが張設された直
列する2つの走行経路間でのトロリー(キャリヤ)乗り
移しを、乗り移し専用のフィーダーを併用することなく
行わせることが出来るのであるが、張力がかかるために
ラインの屈曲部にはローラーターンが必要になるプッシ
ャー付き駆動チェンのラインを屈曲させないで、直列す
る2つの走行経路間にわたって連続する被動トロリーの
走行ラインを乗り移りゾーンの前後で屈曲させたので、
構造がシンプルになって大幅なコストダウンを図ること
が出来るばかりでなく、前記ローラーターンを使用する
ことに起因するその他の問題点が一挙に解消する。
【図1】被動用ドッグ装置の使用状態を示す一部切り欠
き側面図、
き側面図、
【図2】同縦断背面図、
【図3】被動用ドッグ装置の横断平面図、
【図4】図3
のA−A線断面図、
のA−A線断面図、
【図5】キャリヤ停止状態を示す側面図、
【図6】乗り
移りゾーンを説明する概略平面図、
移りゾーンを説明する概略平面図、
【図7】乗り移りゾ
ーン中央部での縦断背面図である。
ーン中央部での縦断背面図である。
1…第一ガイドレール、2…駆動チェン、3…トロリー
、4,4A,4B…プッシャー、5…第二ガイドレール
、6…フロント被動トロリー、7…リヤートロリー、1
0…被動用ドッグ装置、11,12…主ドッグ、13…
逆止ドッグ、15…水平支軸、16…後端作用面、17
…ストップレバー受け止め面、18…プッシャー乗り越
え用傾斜面、19…ストッパー当接板部、20…逆止ド
ッグ押し上げ作用部、21…押し下げ用被操作部、22
…ストッパー、24…フック形作用部、25…操作部材
、26…ストップレバー、27…高速走行経路、28…
低速走行経路、29…乗り移りゾーン。
、4,4A,4B…プッシャー、5…第二ガイドレール
、6…フロント被動トロリー、7…リヤートロリー、1
0…被動用ドッグ装置、11,12…主ドッグ、13…
逆止ドッグ、15…水平支軸、16…後端作用面、17
…ストップレバー受け止め面、18…プッシャー乗り越
え用傾斜面、19…ストッパー当接板部、20…逆止ド
ッグ押し上げ作用部、21…押し下げ用被操作部、22
…ストッパー、24…フック形作用部、25…操作部材
、26…ストップレバー、27…高速走行経路、28…
低速走行経路、29…乗り移りゾーン。
Claims (1)
- 【請求項1】第一のガイドレールに案内されるプッシャ
ー付き駆動チェンと第二のガイドレールに案内される被
動トロリーとから成り、当該被動トロリーには、前記プ
ッシャーにより同時に後押しすることの出来る左右一対
の主ドッグを設けた複式トロリーコンベヤに於いて、夫
々異なるプッシャー付き駆動チェンを備えた2つの直列
する走行経路の終端部と始端部とを左右横方向にずらし
た状態で配設して、両走行経路の終端部と始端部との間
の乗り移りゾーンでは、各走行経路の前記第一ガイドレ
ールを直線状態のままで左右横方向に並列ラップさせる
と共に、前記乗り移りゾーンに於いて接続する各走行経
路の前記第二ガイドレールは、並列する前記両第一ガイ
ドレール間の中央位置を通るように前記乗り移りゾーン
の前後で屈曲させて成る複式トロリーコンベヤのトロリ
ー乗り移し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1378291A JPH04238771A (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | 複式トロリーコンベヤのトロリー乗り移し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1378291A JPH04238771A (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | 複式トロリーコンベヤのトロリー乗り移し装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04238771A true JPH04238771A (ja) | 1992-08-26 |
Family
ID=11842820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1378291A Pending JPH04238771A (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | 複式トロリーコンベヤのトロリー乗り移し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04238771A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6358357B1 (en) * | 1995-07-27 | 2002-03-19 | Morton International, Inc. | Packaging adhesive mixtures for controlled gas barrier properties |
JP2005343238A (ja) * | 2004-06-01 | 2005-12-15 | Nakanishi Metal Works Co Ltd | 分岐装置を有するパワーアンドフリー式コンベヤ |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63240463A (ja) * | 1987-03-25 | 1988-10-06 | 株式会社ダイフク | キヤリヤ使用の搬送装置 |
JPS6412711A (en) * | 1987-07-07 | 1989-01-17 | Murata Manufacturing Co | Chip type resonator |
-
1991
- 1991-01-11 JP JP1378291A patent/JPH04238771A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63240463A (ja) * | 1987-03-25 | 1988-10-06 | 株式会社ダイフク | キヤリヤ使用の搬送装置 |
JPS6412711A (en) * | 1987-07-07 | 1989-01-17 | Murata Manufacturing Co | Chip type resonator |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6358357B1 (en) * | 1995-07-27 | 2002-03-19 | Morton International, Inc. | Packaging adhesive mixtures for controlled gas barrier properties |
JP2005343238A (ja) * | 2004-06-01 | 2005-12-15 | Nakanishi Metal Works Co Ltd | 分岐装置を有するパワーアンドフリー式コンベヤ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980721 |