JP2004322807A - 摩擦駆動式コンベアの駆動装置の支持構造 - Google Patents

摩擦駆動式コンベアの駆動装置の支持構造 Download PDF

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順司 吉住
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Abstract

【課題】摩擦駆動式コンベアにおいて、駆動装置を簡単な構成で安定的に支持でき、設置位置の変更が容易で、且つ製作が容易な支持構造を提供する。
【解決手段】長手方向に等間隔に多数のボルト穴32を設けた渡し材31をレール2と平行にレール2の枕木30に固定支持するとともに、レール2に支持された搬送台車10を押送する水平フリクションローラ28とモータ26とを有してなる駆動装置25を、揺動部材34と、揺動部材34の基端を水平回動可能に支持し且つ下端部を渡し材31のボルト穴32に固定支持された基礎フレーム33と、揺動部材34の付勢バネ35とを有してなる支持装置29の揺動部材34の先端に支持する。基礎フレーム33の渡し材31への取付用ボルト穴は長穴33aに形成し、或いは、基礎フレーム33には、下部から突出しレール2の下端に当接する当接部37を有する腕部材36を設けるなどする好都合である。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、摩擦駆動式コンベアの技術に係わり、更に詳しくは、レールに沿って移動可能に支持した搬送台車に対し側方から摩擦駆動装置のフリクションローラを押し当てて該フリクションローラの摩擦力により搬送台車を押送させる構成からなるコンベアにおいて、前記摩擦駆動装置を簡単な構成で安定的に支持できるようにして、摩擦駆動装置の設置位置の変更や増設或いは搬送路の移設などが容易で、且つ製作が容易な駆動装置支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車の生産ラインなどの工場内に設置して搬送物を搬送する摩擦駆動式コンベアとしては、溝形鋼等を用いてなる左右一対のコ字状レールを一定間隔を隔てて互いの開口が向かい合う様に対向させ、これを搬送路方向に沿って所定の間隔で配置した支持架台上に固定支持してレール軌道を構成するとともに、該レール軌道に沿って走行可能なトロリを連結部材の前後に水平回動と上下回動が可能にそれぞれ連結してなる搬送台車を前記レールに支持させるとともに、該レールに沿って所定の間隔で設置され且つレールの下方を跨ぐヨークの一端に、モータ駆動式の水平フリクションローラを備えた摩擦駆動装置を、レール側に向け付勢された揺動フレームを介しその先端に取り付け、且つ前記ヨークの他端には、前記摩擦駆動装置と対向する位置に押さえローラを、レール側に向けて付勢された揺動アームを介しその先端に取り付け、前記フリクションローラと押さえローラとを前記搬送台車の連結部材の左右側面に押し当ててフリクションローラの摩擦力で搬送台車を押送させるとともに、フリクションローラと押さえローラとが搬送台車から受ける反力をそれぞれ前記ヨークで支持する摩擦駆動装置の支持構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ところで、摩擦駆動式コンベアでは、搬送物の全長が変わったりしたときはそれに応じて搬送台車の長さも変更する。搬送台車の長さが変化した場合、摩擦駆動装置の設置間隔も変更しなければならない。ところが前述の公知の例に示された摩擦駆動式コンベアにおいては、新しく摩擦駆動装置を設置する位置にヨークが無い場合は、その部分に新しくヨークを追加設置する必要があり、このヨークの設置作業は大掛かりで多くの労力と時間を要する。この改造工事の場合、まず摩擦駆動装置の新設位置を計測して正確な位置にヨークを溶接して取り付けるとともに、追加したヨークを床に固定支持するための基礎工事も必要となる。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−291898号公報(図1、図7〜図9)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述の状況に鑑み本発明が解決しようとするところは、摩擦駆動式コンベアにおいて、搬送路を新設する場合はもちろん、搬送台車の長さが変更になった場合または搬送路の移設や改造を行う場合、摩擦駆動装置(本明細書ではこれを単に「駆動装置」ともいう。)の移設や位置調整が短時間且つ容易に行え、しかも低価格で製作可能な駆動装置の支持構造を提供することにある。また本発明が解決しようとする他の課題は、駆動装置のフリクションローラに作用する反力を支持する支持構造を簡素化して、駆動装置の支持部材に作用する荷重を軽減させ支持部材の軽量化が可能な駆動装置の支持構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述の課題解決のため、本発明の摩擦駆動式コンベアの駆動装置支持構造は、摩擦駆動式コンベアのレールを固定支持する所定の間隔で配置された枕木に対し、長手方向に等間隔に多数のボルト穴を設けた渡し材を前記レールと平行に固定支持するとともに、前記レールに支持された搬送台車に接してこれを押送するための水平のフリクションローラおよび該フリクションローラを回転駆動するモータを有してなる駆動装置を、揺動部材と、該揺動部材の基端を水平回動可能に支持し且つ下端部に前記渡し材の複数のボルト穴に対応するボルト装着穴を設けた取付部を有する基礎フレームと、前記揺動部材をレール側に付勢する付勢バネとを有してなる支持装置の前記揺動部材の先端部に支持し、前記基礎フレームの取付部を前記渡し材のボルト穴に対しボルトを装着して固定して構成した。これにより、従来のような大がかりなヨークや押さえローラを設けることなく極めて簡素な構成で駆動装置を支持するとともに、駆動装置の位置調整と移設作業も容易に行うことができる。
【0007】
前記において、支持装置の基礎フレームの渡し材への取付部に形成するボルト装着穴が、前記渡し材の長手方向に沿う長穴に形成し、基礎フレームの取り付け位置を渡し材の長手方向に調整可能にすると都合がよい。これにより、駆動装置の設置位置が渡し材のボルト穴の位置による制限から解消され、より一層細かな位置調整ができる。
【0008】
また、前記駆動装置支持装置の基礎フレームには、該基礎フレームの下部から突出し且つ前記レールの下端に当接する当接部を有する腕部材を設けると好都合である。これにより、駆動装置の取付部に作用するフリクションローラの反力に伴うモーメントを強固に支持されたレール側で支持し、渡し材にはレールと直交方向外側への捻れ力が作用しなくなるので、渡し材の剛性強度を軽減し軽量化を可能にする。
【0009】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明するが、本発明は、添付図面に示された形態に限定されず特許請求の範囲に記載の要件を満たす実施形態の全てを含むものである。図1は、本発明に関係する摩擦駆動式コンベアの全体の側面図である。図2には、図1の摩擦駆動式コンベアの搬送台車部分の平面図、図3〜4には、図1の摩擦駆動式コンベアを右方から見た拡大図をそれぞれ示す。そして、図5は、図1の摩擦駆動式コンベアの駆動装置部分を拡大して示し、本発明に係る駆動装置の支持構造の実施例を示し、図6には図5を上方から見た状態の平面図を示す。
【0010】
図において、摩擦駆動式モノレールコンベア1の搬送台車10が移動するレール軌道は、床面に調整ボルト30aで水平支持され且つ搬送路に沿ってほぼ等間隔で配置された枕木30の上面に、水平の底部3と該底部3の中央から立設する垂直部4とを有する逆T字状のレール2を固定支持して構成する。レール2は、底部3の左右端部3a、3aを枕木30の上面に溶接またはクランプ具(図示しない)など適宜の手段で固定する。該レール2に支持されレール2に沿って移動する搬送台車10は、長手方向から見て逆U字状を呈し且つレール2の垂直部4を跨ぐ枠体12と、枠体12の左右に枠体12でそれぞれ回転可能に支持され、レール2の左右の底部上面3c,3cにそれぞれ外周を接する左右1対の垂直ローラ14,14と、同じくレール2の垂直部4の左右側面にそれぞれ接する左右1対の水平のガイドローラ15,15と、枠体12の上部前後に設けられ互いの枠体12同士を連結可能な連結部16,16とを有してなる前後1対のトロリ11,11を、一端に十字継ぎ手部19と他端に垂直の継ぎ手部19aとを設け且つ側面にはほぼ全長に及びレール2に平行な垂直側壁18を有する連結部材17の前後端に、トロリ11,11の連結部16,16と継ぎ手部19,19aとを連結ピン16a,16aで互いに水平回動可能にそれぞれ連結して構成する。
【0011】
一方、搬送台車10を押送する駆動装置25は、レール2の脇にレール2に沿ってほぼ一定の間隔で設置され、搬送台車10の連結部材17の垂直側壁18に接して回転する水平のフリクションローラ28と、フリクションローラ28に直結した減速機27と、減速機に直結したモータ26とを有してなる。駆動装置25の支持装置29は、レール2の枕木30に固定支持した渡し材31と、渡し材31に取付ボルト33bで取り付けた基礎フレーム33と、基礎フレーム33に基端を水平回動可能に取り付けた揺動フレーム34と、基礎フレーム34に支持され揺動フレーム34の先端をレール2側に付勢する付勢バネ35とにより構成する。駆動装置25は揺動フレーム34の先端で支持する。この構成により、駆動装置25が付勢バネ35に押され、通常は上方から見てフリクションローラ28のレール側外周面がレール2の垂直部4のほぼ直上に位置してモータ26で回転駆動されており、搬送台車10が接近するとフリクションローラ28が搬送台車25の連結部材17の垂直側壁18に押されて後退し、フリクションローラ28が垂直側壁18を押圧して回転して連結部材17との間に作用する摩擦力により搬送台車10が押送される。
【0012】
なお、搬送台車10の連結部材17の上部には、ベースフレーム20を固定支持するとともに、ベースフレーム20の上部にはキャリアフレーム21を固定支持し、このキャリアフレームに搬送物を載置してクランプやワイヤロープなどで固定し、搬送物を安定姿勢で搬送する。なお、搬送物が長尺の場合は搬送台車10のトロリ11の前後の連結部16,16に、連結部材17の一端にのみトロリ11を連結した搬送台車10aの連結部材17の他端を連結するようにして、搬送物の長さに応じ複数の台車10aを連結編成して搬送する。搬送台車10の連結部16と搬送台車10aの継ぎ手部18(または十字継ぎ手部19)は、水平回動可能な連結構造のため、レール2がカーブしていても支障なく追従し、また連結部材17の他端が十字継ぎ手とし上下回動も可能にしているので、レール2に上り坂や下り坂のある搬送路の場合でも支障なく追従する。
【0013】
つぎに、レール2を支持する枕木30と渡し材31の詳細構造を説明する。枕木30は、L字状のアングル材を適宜の長さに切断した部材の一片を上方に向けて水平にし、両端に設けた調整ボルト30aで床面からの高さを調整して床面に固定支持する。そして、枕木30のの水平上面で逆T字状のレール2の底部3の下面を支持し、レール2の底部3の左右端3a,3aを溶接して固定する。この枕木30の一方の端部にはL字状ブラケット30bの一端をボルトで取り付けて固定するとともに、長手方向から見て逆L字状で少なくとも隣接する2個以上の枕木30,30間に亘る長さの渡し材31を、枕木30,30に取り付けたブラケット30b,30bの他端にそれぞれボルトで固定する。この渡し材31の側面即ち枕木側側面31aには、前記ブラケット30bの他端に取り付けるボルト穴32aが長手方向に沿って等間隔配置で貫通形成されている。そして渡し材31の上面即ち基礎フレーム取付面31bには、基礎フレーム33の下端取付部を固定するボルト穴32が長手方向に沿って等間隔配置で貫通形成されている。
【0014】
つぎに、駆動装置25の支持装置29の構造について詳しく説明する。上記のように渡し材31にレール2と平行に等間隔配置されたボルト穴32に取付ボルト33bを装着して基礎フレーム33の下端取付部を固定支持する。礎フレーム33には、渡し材31と接する取付部に取付ボルト33bが装着される長穴33aが設けられている。この長穴33aにより、基礎フレーム33は渡し材31の上でレール2に沿う方向に位置調整が可能である。更に、渡し材31は、搬送台車10の連結部材17の全長(搬送台車10を複数連結した場合その先頭台車から末尾の台車までの連結部材の全長)の間に少なくとも1個のフリクションローラ28が接する様な間隔で、搬送路方向の所望の地点に駆動装置25を設置可能な様に、適宜の地点の枕木30にブラケット30bを介して固定する。
【0015】
また、基礎フレーム33は、揺動フレーム34が取り付けられる板部材の下方に、レール2の方向に向けて延出する腕部材36を備えている。この腕部材36には、レール2の底部3の下面に当接する水平の当接部37を設けており、基礎フレーム33を渡し材31に取り付けた際にこの当接部37がレール下面に当接する関係に設定してある。枕木30に強固に支持されたレール2の下面にこの腕部材36の当接部37が当接することにより、フリクションローラ28に作用する反力により基礎フレーム33がレール2と反対側の外方へ押される力を支持し、渡し材31に捻れが作用しないようにしている。つまり、フリクションローラ28が搬送台車10の連結部材17を押圧する反力は、腕部材36を介しレール2で支持されるので、渡し材31は、基礎フレーム33に作用する力のうち、フリクションローラ28と搬送台車との摩擦力(搬送台車の押送力)および駆動装置と駆動装置支持部材の重量に耐える強度と剛性が備わっていればよい。
【0016】
搬送物が変わると、搬送台車10はそれに応じて前述のように長さを変更したり、複数の搬送台車10および10aを連結しまたは切り離して使用する。その場合搬送台車10(または連結した搬送台車10および10a)の長さに応じ、この搬送台車に対し少なくとも1台の駆動装置25が接するような間隔に駆動装置25の設置位置を変更しなければならない。駆動装置25の設置位置を変更する手順としては、まず最初に駆動装置25を取り外し、つぎに揺動フレーム34を取り外し、更に基礎フレーム33を取り外し、必要な場合は最後に渡し材31を枕木30から取り外す。この場合、揺動フレーム34は基礎フレーム33といったいの状態で渡し材31から外してもよい。
【0017】
そして、新しく駆動装置25を設置する場所に、上記と逆手順で、ブラケット30bを介して渡し材31を枕木30にしっかり固定し、つぎに基礎フレーム33を渡し材31に取り付けて腕部材36の当接部37をレール2の底部3の下面に当接させる。もしこの際に腕部材36の当接部37とレール2の下面との間に隙間が生じるような場合は、その隙間に薄板のスペーサを挿入して固定するとよい。そして、基礎フレーム33に揺動フレーム34の基部を垂直の支点ピン34aで先端が水平方回動可能なるように取り付け、つぎに揺動フレーム34の先端に駆動装置25を支持させ、最後に基礎フレーム33と揺動フレーム34とに対し付勢バネ35の両端をそれぞれ支持させる。この取付状態では、駆動装置25のフリクションローラ28は、レール2に支持された搬送台車10の連結部材17の垂直側壁18に当接するレベルにあり、且つ、フリクションローラ28の外周のレール2に面する側面がレール2のほぼ中心にかかる位置に位置する。
【0018】
つぎに、図示はしないが、駆動装置25の支持装置29の構成部材に関し、上記実施例とは異なる形態のいくつかの例を以下に説明する。枕木30の形状は、上記のようにアングル材を切断して逆L字状に床面に支持固定する形態のほか、たとえば溝形鋼を適宜の長さに切断してその溝部を下方に向けて両端に調整ボルトを設け、片端にブラケット30bを取り付けるような形態でもよく、或いは、その他適宜の形状の部材を用いて水平設置してレール2を支持し且つ渡し材31取付可能に形成すればよい。搬送装置10のレール2は、前述のように長手方向からみて逆T字状の形状に限らず、例えば上方に開口する溝形、或いはこの溝形の内部に更に上方に向けた逆T字状の案内部を形成した上向きE字状の形態など、適宜の形態でよい。その場合、トロリ11は、そのレールの底部上面に沿って走行可能に支持される垂直ローラと垂直部に接して案内する水平ガイドローラとを備え、且つこれらのローラを支持する枠体はレール上方からレールに着脱可能な構成にすればよい。
【0019】
また、駆動装置25を支持する基礎フレーム33の腕部材36は、先述の説明の実施例の図に示された形態、即ち基礎フレーム33から一体的に延出させる形態に限らず、基礎フレーム33とは別体の構造として、その別体の腕部材を、基礎フレーム33にボルト等で一体的に取り付けるか、または、基礎フレーム33と揺動フレーム34の間に挟持させるか、或いは基礎フレームと渡し材31との間に挟持させるなど、基礎フレームに接し基礎フレームと一体化するように固定すればよい。
【0020】
【発明の効果】
以上にしてなる請求項1に係る発明の摩擦駆動式コンベアの駆動装置の支持構造は、摩擦駆動式コンベアのレールを固定支持する所定の間隔で配置された枕木に対し、長手方向に等間隔に多数のボルト穴を設けた渡し材をレールと平行に固定支持するとともに、レールに支持された搬送台車に接してこれを押送するための水平のフリクションローラおよび該フリクションローラを回転駆動するモータを有してなる駆動装置を、揺動部材と、該揺動部材の基端を水平回動可能に支持し且つ下端部に前記渡し材の複数のボルト穴に対応するボルト装着穴を設けた取付部を有する基礎フレームと、前記揺動部材をレール側に付勢する付勢バネとを有してなる支持装置の揺動部材の先端部に支持し、前記基礎フレームを前記渡し材に対しボルトで固定する構成としたので、従来のようにレールの下方を跨いで設置される大がかりなヨークや押さえローラを設ける必要が無くなり、レールの枕木に単純な形状の渡し材を固定し、その渡し材に支持装置をボルトで固定するだけの極めて簡素な構成となり、搬送装置支持部材が低価格で製造および設置が行え、また、駆動装置の位置調整と移設が簡単な作業で行うことができ、工場の生産ラインの変更や増設や改造などの工事が短期間でしかも安い経費で行うことができるといった作用効果がある。
【0021】
請求項2に係る発明の摩擦駆動式コンベアの駆動装置の支持構造は、駆動装置用の支持装置の基礎フレームの渡し材への取付部に形成するボルト装着穴を、渡し材の長手方向に沿う長穴に形成し、基礎フレームの取り付け位置を渡し材の長手方向に調整可能にしたので、駆動装置の設置位置が渡し材のボルト穴の位置による制限から解消され、より一層細かな位置調整ができるといった作用効果がある。
【0022】
請求項3に係る発明の摩擦駆動式コンベアの駆動装置の支持構造は、駆動装置用の支持装置の基礎フレームに、該基礎フレームの下部から突出し且つレールの下端に当接する当接部を有する腕部材を設けた構成としたので、駆動装置の取付部に作用するフリクションローラの反力に伴うモーメントを強固に支持されたレール側で支持し、渡し材にはレールと直交方向外側への捻れ力が作用しなくなるので、渡し材の剛性強度を軽減し軽量化を可能とし、それに伴って移設や調整などの作業労力の軽減と駆動装置を支持する支持部材のコストダウンとが可能となるなどの作用効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】摩擦駆動式コンベアの実施例を示す全体の側面図である。
【図2】図1の摩擦駆動式コンベアの搬送台車部分を示す平面図である。
【図3】図1の摩擦駆動式コンベアを右方から見た拡大図で、摩擦駆動装置を省略して示している。
【図4】図1の摩擦駆動式コンベアを右方から見た拡大図で、搬送台車上のベースフレームとキャリアフレームとを省略して示している。
【図5】図1の摩擦駆動式コンベアにおいて、摩擦駆動装置部分を拡大して示す図で、本発明に係る駆動装置の支持構造の実施例を示す側面図である。
【図6】図5を上方から見た状態の平面図である。
【符号の説明】
1 摩擦駆動式モノレールコンベア
2 レール
3 底部
3a 左右端部
3b 底面
3c 底部上面
4 垂直部
10 搬送台車
11 トロリ
12 枠体
13 枠体上部
14 垂直ローラ
15 ガイドローラ
16 連結部
16a 連結ピン
17 連結部材
18 垂直側壁
19 十字継ぎ手部
19a 垂直継ぎ手部
20 ベースフレーム
21 キャリアフレーム
25 駆動装置
26 モータ
27 減速機
28 フリクションローラ
29 支持装置
30 枕木
30a 調整ボルト
30b ブラケット
31 渡し材
31a 枕木側側面
31b 基礎フレーム取り付け面
32,32a ボルト穴
33 基礎フレーム
33a 長穴
33b 取付ボルト
34 揺動フレーム(揺動部材)
34a 支点ピン
35 付勢バネ
36 腕部材
37 当接部

Claims (3)

  1. 摩擦駆動式コンベアのレールを固定支持する所定の間隔で配置された枕木に対し、長手方向に等間隔に多数のボルト穴を設けた渡し材を前記レールと平行に固定支持するとともに、前記レールに支持された搬送台車に接してこれを押送するための水平のフリクションローラおよび該フリクションローラを回転駆動するモータを有してなる駆動装置を、揺動部材と、該揺動部材の基端を水平回動可能に支持し且つ下端部に前記渡し材の複数のボルト穴に対応するボルト装着穴を設けた取付部を有する基礎フレームと、前記揺動部材をレール側に付勢する付勢バネとを有してなる支持装置の前記揺動部材の先端部に支持し、前記基礎フレームの取付部を前記渡し材のボルト穴に対しボルトを装着して固定した構成からなる、摩擦駆動式コンベアの駆動装置の支持構造。
  2. 前記支持装置の基礎フレームの渡し材への取付部に形成するボルト装着穴が、前記渡し材の長手方向に沿う長穴に形成し、基礎フレームの取り付け位置を渡し材の長手方向に調整可能にしてなる請求項1に記載の摩擦駆動式コンベアの駆動装置の支持構造。
  3. 前記支持装置の基礎フレームには、該基礎フレームの下部から突出し且つ前記レールの下端に当接する当接部を有する腕部材を設けた構成からなる、請求項1または2に記載の摩擦駆動式コンベアの駆動装置の支持構造。
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CN112374064A (zh) * 2020-11-24 2021-02-19 中国电建集团四川工程有限公司 内燃机卸车推移就位的方法

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