JP2005015192A - 摩擦駆動搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一定間隔で摩擦駆動輪を配設できない場合の問題点を解消する。
【解決手段】各摩擦駆動輪30が搬送用走行体1の摩擦面15の全長と同一か又は若干短い一定間隔D1で並ぶように配設された第一区画A1と、前記間隔D1よりも短い間隔D2で並ぶように配設された第二区画A2とが設けられ、第一区画用制御手段24は、各摩擦駆動輪30ごとに併設されたロードバーセンサー32の検出状態に基づき、摩擦面15と当接状態にある摩擦駆動輪30を、1つ下手側の摩擦駆動輪30が空き状態になったときに駆動開始すると共に、摩擦面15から離れた摩擦駆動輪30は駆動停止するように制御し、第二区画用制御手段41は、この第二区画内A2に進入した搬送用走行体1を検出するロードバーセンサー32の論理和検出出力に基づき、第二区画A2内の摩擦駆動輪30を一括制御する。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、走行経路に沿って走行可能に支持された搬送用走行体を走行経路脇の摩擦駆動輪で推進させる摩擦駆動搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の摩擦駆動搬送装置は、走行経路に沿って走行可能に支持された搬送用走行体に走行方向に沿ってロードバーが設けられ、走行経路側には、ロードバーの摩擦面に当接して回転する摩擦駆動輪を備えた駆動ユニットが配設されたものであって、例えば特許文献1に示されるように、従来周知である。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−54731号公報
【0004】
而して、特許文献1に示されるように、この種の摩擦駆動搬送装置は、ロードバーの摩擦面の全長とほぼ等しい等間隔で摩擦駆動輪を配設し、各摩擦駆動輪を、1つ下手側の摩擦駆動輪が空き状態になると駆動して搬送用走行体を前方に推進させると共に、各摩擦駆動輪からロードバーの摩擦面が前方に離れると当該摩擦駆動輪の駆動を停止させるようにON・OFF制御することにより、1つのロードバーの摩擦面に前後2つの摩擦駆動輪を作用させない状態で、各搬送用走行体を順次前方に走行させることができるように構成されるものであるが、先に設定された摩擦駆動輪間の間隔に基づいて、搬送用走行体の摩擦駆動走行経路の全長を、摩擦駆動輪間の間隔の整数倍に構成できることは稀であり、実際には先に構成された搬送用走行体の走行経路中にロードバーの摩擦面の全長とほぼ等しい等間隔で摩擦駆動輪を配設することになり、このため、摩擦駆動輪間の間隔がロードバーの摩擦面の全長よりどうしても短くなってしまう区間が生じるのである。
【0005】
又、摩擦駆動輪を含む駆動ユニットは、通常、搬送用走行体のガイドレールを一体化すると共に当該ガイドレールの据え付けに利用するためにガイドレール長さ方向適当間隔おきに取り付けられたヨークに取り付けられるが、このヨークは、例えば搬送用走行体の走行経路中の水平カーブ経路部などでは、他の直線経路部でのヨーク間隔よりも狭い間隔で取り付けられるので、このような区間内のヨークに駆動ユニットを取り付けた場合、摩擦駆動輪間の間隔がロードバーの摩擦面の全長よりも短くなってしまう可能性がある。
【0006】
上記のような原因によって、摩擦駆動輪間の間隔がロードバーの摩擦面の全長よりも短い区間が搬送用走行体の走行経路中に組み込まれると、当該区間では、1つのロードバーの摩擦面に前後2つの摩擦駆動輪が作用した状態で搬送用走行体が停止することになり、次に1つ下手側の摩擦駆動輪が空いたことに連動してロードバーの前端部に当接して停止している摩擦駆動輪を回転駆動したとき、同じロードバーの後端側に当接して停止している摩擦駆動輪が大きな抵抗になり、確実に搬送用走行体を前進駆動させることができなくなったり、或いは摩擦駆動輪やロードバーの摩擦面の磨耗が促進されることになる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る摩擦駆動搬送装置を提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、搬送用走行体1の走行経路側に、搬送用走行体1の摩擦面15に当接して回転する摩擦駆動輪30が配設された摩擦駆動搬送装置であって、走行経路中には、各摩擦駆動輪30が搬送用走行体1の摩擦面15の全長と同一か又は若干短い一定間隔D1で並ぶように配設された第一区画A1と、各摩擦駆動輪30が第一区画A1での摩擦駆動輪30の間隔よりも短い間隔D2で並ぶように配設された第二区画A2とが設けられると共に、各区画A1,A2ごとに制御手段24,41が設けられ、第一区画用制御手段24は、各摩擦駆動輪30ごとに併設された搬送用走行体検出センサー(ロードバーセンサー32)の検出状態に基づき、搬送用走行体1の摩擦面15と当接状態にある摩擦駆動輪30を1つ下手側の摩擦駆動輪30が空き状態になったときに駆動開始すると共に、搬送用走行体1の摩擦面15から離れた摩擦駆動輪30は駆動停止するように制御し、第二区画用制御手段41は、この第二区画内A2に進入した搬送用走行体1を検出するセンサー(ロードバーセンサー32)の検出状態に基づき、第一区画A1での搬送用走行体1の動きと同様に第二区画A2内の搬送用走行体1を走行させるべく当該第二区画A2内の摩擦駆動輪30を制御するように構成されている。
【0008】
上記構成の本発明を実施する場合、第二区画用制御手段41は、第二区画A2内の全ての摩擦駆動輪30を一括して駆動開始及び駆動停止するように構成することができる。この場合、第二区画A2内に進入した搬送用走行体1を検出する前記センサーとして、第二区画A2内の摩擦駆動輪30ごとに搬送用走行体検出センサー(ロードバーセンサー32)を併設し、当該センサー(ロードバーセンサー32)の論理和出力に基づいて第二区画用制御手段41が第二区画A2内の摩擦駆動輪30を一括して駆動開始及び駆動停止するように構成するのが望ましい。
【0009】
更に、第一区画用制御手段24は第一区画A1内の各摩擦駆動輪30ごとに1つずつ併設し、第二区画用制御手段41は第二区画A2ごとに1つずつ併設し、各制御手段24,41間には、下手側制御手段24,41から上手側制御手段24,41へ前記センサー(ロードバーセンサー32及びその論理和出力)の検出状態に基づく制御信号を送信するケーブル40,47を配設することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の好適実施形態を添付図に基づいて説明すると、図1〜図3において、1は床上走行台車型の搬送用走行体であって、2は当該搬送用走行体1を支持案内するガイドレールである。搬送用走行体1は、走行方向と平行なロードバー3とこのロードバー3上に設けられた被搬送物Wの支持台部4、及びロードバー3を支持案内する4つのトロリー5a〜5dを備えている。
【0011】
ロードバー3は、被搬送物Wの支持台部4の前後両端を支持する中央前後2つのロードトロリー5a,5b間をつなぐ中央ロードバー6と、前端ガイドトロリー5cと前側ロードトロリー5aとをつなぐ前側ロードバー7と、後端ガイドトロリー5dと後側ロードトロリー5bとをつなぐ後側ロードバー8とから構成され、水平カーブ経路部や垂直カーブ経路部での走行を可能にするために、各ロードバー6,7間及び6,8間に介在された水平方向折曲関節部9a,9b、中央ロードバー6の両端近傍に介在された垂直方向折曲関節部10a,10b、前側ロードバー7の両端近傍に介在された垂直方向折曲関節部11aと水平方向折曲関節部11b、及び後側ロードバー8の両端近傍に介在された垂直方向折曲関節部12aと水平方向折曲関節部12bを備えている。
【0012】
図2に示すように、上記構成のロードバー3の前端、即ち、前側ロードバー7の遊端には、その高さ方向の下部領域から前方に片持ち状に延出する前側突出部13が設けられ、ロードバー3の後端、即ち、後側ロードバー8の遊端には、その高さ方向の上部領域から後方に片持ち状に延出する後側突出部14が設けられ、前後2台の搬送用走行体1どうしが最接近したとき、図示のように後ろ側搬送用走行体1のロードバー3の前側突出部13が前側搬送用走行体1のロードバー3の後側突出部14の下側に入り込んで互いに上下に重なった状態で、ロードバー3どうしが互いに突き合うように構成されている。
【0013】
ロードバー3の前後両端突出部13,14の先端部は、平面視において先窄まり形状(図示例はほぼV字形であるが、円弧状や船首状などでも良い)に構成され、この前後両端突出部13,14の先窄まり状先端部13a,14aを除いたロードバー3の左右両側面が、直線経路部における平面視において走行方向と平行な直線状の摩擦面15を構成している。而して、ロードバー3の摩擦面15の長さLは、図2に示すように、前記のように前後2台の搬送用走行体1どうしが最接近してロードバー3どうしが互いに突き合う状態のとき、前後のロードバー3の摩擦面15の端部どうしが前後方向に関して長さdの範囲で互いに重なるように設定されている。
【0014】
尚、ロードトロリー5a,5bは、ロードバー3とは別に独立して設けられたもので、左右一対前後2組の支持用水平軸ホイール16と前後一対の振れ止め用垂直軸ローラー17とを備えており、前後両端のガイドトロリー5c,5dは、ロードバー3の前後両端部(前側ロードバー7の水平方向折曲関節部11bから遊端までの部分、及び後側ロードバー8の水平方向折曲関節部12bから遊端までの部分)に、左右一対の支持用水平軸ホイール18と前後一対の振れ止め用垂直軸ローラー19とを軸支して構成したものである。
【0015】
図1及び図3に示すように、ガイドレール2は、各トロリー5a〜5dの左右一対の支持用水平軸ホイール16,18を支持案内すると共に、各トロリー5a〜5dの振れ止め用垂直軸ローラー17,19を挟む左右一対の対向溝形レールを適当間隔おきに配置されたヨーク20によって一体化したものであり、各ヨーク20を左右一対の高さ調整用アジャスターボルト21を介して床面上所定高さに支持している。そしてガイドレール2の下側には、前記ヨーク20に支持させる状態でケーブルラック22がガイドレール2の全長にわたって架設されている。而して、搬送用走行体1の走行経路中には、前記ヨーク20を介して駆動ユニット23が配設され、基本的には、各駆動ユニット23ごとに制御手段(制御BOX)24が各駆動ユニット23に隣接するようにガイドレール2の側面に取り付けられている。
【0016】
駆動ユニット23は、図4に示すように、ヨーク20に取り付けられた支持部材25、この支持部材25に垂直支軸26の周りで水平揺動自在に支承され且つ揺動限規制ボルト27で揺動範囲を規制された揺動部材28、この揺動部材28に出力軸29aが垂直上向きになるように取り付けられた減速機(例えばサイクロ減速機)付きブレーキレスモーター29、その出力軸29aに取り付けられた摩擦駆動輪30、及び揺動部材28を介して摩擦駆動輪30をロードバー3の移動経路側へ付勢するように当該揺動部材27と支持部材25との間で揺動限規制ボルト27に遊嵌された圧縮コイルスプリング31から構成されている。
【0017】
従って、この駆動ユニット23の位置に搬送用走行体1のロードバー3が進入してくると、当該ロードバー3の前端側の先窄まり状先端部13aによって摩擦駆動輪30がスプリング31の付勢力に抗して外側へ押し退けられ、当該摩擦駆動輪30がロードバー3の摩擦面15にスプリング31の付勢力で圧接することになる。この状態を検出するロードバーセンサー32が、支持部材25上に取り付けられたリミットスイッチ33aと、揺動部材28に取り付けられたリミットスイッチ操作片33bとで構成されている。
【0018】
駆動ユニット23の構成は上記図4に示すものに限定されない。例えば、摩擦駆動輪30との間でロードバー3を挟むバックアップローラーを備えたものなど、従来周知の各種のものが利用できる。
【0019】
ガイドレール2で構成される搬送用走行体1の走行経路は、図5に示すように、直線経路部34や水平カーブ経路部35などが組み合わせられて構成されるが、これら直線経路部34や水平カーブ経路部35は、配置される2つ以上の駆動ユニット23(摩擦駆動輪30)間の間隔が広い第一区画A1と、配置される2つ以上の駆動ユニット23(摩擦駆動輪30)間の間隔が狭い第二区画A2とで構成される。図に示された走行経路の一部分では、水平カーブ経路部35が1つの第二区画A2で構成され、直線経路部34が複数の第一区画A1と1つの第二区画A2とで構成されている。
【0020】
詳細に説明すると、第一区画A1では、摩擦駆動輪30は等間隔に配置されていて、その一定間隔D1が搬送用走行体1のロードバー3の摩擦面15の全長Lよりも長くならない(ロードバー3の摩擦面15の全長Lと等しいか又はそれより若干短くなる)ように設定される。即ち、図2に示すように前後2台の搬送用走行体1どうしが最接近してロードバー3どうしが互いに突き合う状態のときの、前後のロードバー3の摩擦面15の端部どうしが前後方向に関して互いに重なる重なり長さdだけロードバー3の摩擦面15の全長Lより短い距離(L−d)に摩擦駆動輪30の間隔D1が設定されている。先に説明したように、各駆動ユニット23はヨーク20に取り付けられるので、第一区画A1では、上記の一定間隔(D1=L−d)で駆動ユニット23を配置できるように、ヨーク20の位置が決められている。勿論、ヨーク20自体は間隔Dよりも十分に短い間隔で配置することができるものである。
【0021】
一方、第二区画A2では、摩擦駆動輪30は等間隔に配置されている必要はなく、その間隔D2が第一区画A1での摩擦駆動輪30間の一定間隔D1よりも短いことが条件である。水平カーブ経路部35では、直線経路部34でのヨーク20の間隔よりも短い間隔でヨーク20が配設されるので、摩擦駆動輪30を第一区画A1での摩擦駆動輪30間の一定間隔D1よりも長くならないように配設しようとすると、当該一定間隔D1よりも短い間隔D2で各摩擦駆動輪30(図示例では4つの摩擦駆動輪30)を配設することになるのである。勿論、水平カーブ経路部35内又は直線経路部34から水平カーブ経路部35に跨がって、一定間隔D1で2つ以上の摩擦駆動輪30が設置できるのであれば、当該経路部に第一区画A1を設定しても良い。又、図5では、直線経路部34内に第二区画A2が設定されているが、これは、直線経路部34の全長が前記一定間隔D1の整数倍でない場合や、搬送用走行体1を停止させる作業ステーション、その他の併設設備の関係で前記一定間隔D1で摩擦駆動輪30を配置できないために、組み込まれている。
【0022】
図6に示すように、第一区画A1内の各駆動ユニット23にはそれぞれ1つの第一区画用制御手段24(制御BOX)が並設される。この第一区画用制御手段24には、図2に示すケーブルラック22に収納装備された電源ケーブル36から分岐された電源取り入れ用ケーブル37が接続されると共に、駆動ユニット23のモーター29に接続される給電用ケーブル38と、駆動ユニット23のロードバーセンサー32(リミットスイッチ33a)に接続されるロードバーセンサーON・OFF信号取り入れ用ケーブル39と、1つ上手側の第一区画用制御手段24への起動信号送信及び制御回路用DC電源供給用の制御ケーブル40と、1つ下手側の第一区画用制御手段24からの制御ケーブル40とがそれぞれコネクターを介して脱着自在に接続される。尚、各ケーブル37〜40の内、長さに余裕のあるケーブルは、ケーブルラック22に収納支持し、必要に応じて固定することができる。
【0023】
図7Aに示すように、第二区画A2に対しては、当該第二区画A2内の全ての駆動ユニット23を制御対象とする1つの第二区画用制御手段41(制御BOX)が設けられる。この第二区画用制御手段41には、第二区画A2内の全ての駆動ユニット23のロードバーセンサー32(リミットスイッチ33a)と接続ケーブル43で接続された論理和回路BOX42が併設されている。而して、第二区画用制御手段41には、前記電源ケーブル36から分岐された電源取り入れ用ケーブル44が接続されると共に、第二区画A2内の全ての駆動ユニット23のモーター29に接続される複数本の給電用ケーブル45と、前記論理和回路BOX42に接続されるロードバーセンサーON・OFF論理和信号取り入れ用ケーブル46と、1つ上手側の第一区画用制御手段24への起動信号送信及び制御回路用DC電源供給用の制御ケーブル47と、1つ下手側の第一区画用制御手段24からの制御ケーブル40とがそれぞれコネクターを介して脱着自在に接続される。尚、各ケーブル43〜47の内、長さに余裕のあるケーブルは、ケーブルラック24に収納支持し、必要に応じて固定することができる。尚、論理和回路BOX42として示したものは、実際には図7Bに示すように、一般に市販されている並列接続用コネクター42aを使用して各ロードバーセンサー32(リミットスイッチ33a)を並列に接続することにより構成することができる。
【0024】
図6に示す第一区画用制御手段24は、それぞれに給電用ケーブル38で接続された1つの駆動ユニット23のモーター29のみを、同一駆動ユニット23におけるロードバーセンサー32のON・OFF状態と下手側に隣接する駆動ユニット23におけるロードバーセンサー32のON・OFF状態とに基づいて、ON・OFF制御するものであり、その制御回路の構成を、図8のフローチャートに基づいて説明する。
【0025】
各第一区画用制御手段24は、ケーブル39で接続されているロードバーセンサー32(リミットスイッチ33a)がOFFのときのみ、ケーブル40で接続されている1つ上手側の第一区画用制御手段24への起動信号をONする(当該ケーブル40を介して起動信号を1つ上手側の第一区画用制御手段24へ送信する)ものである。而して、各第一区画用制御手段24は、ケーブル39で接続されているロードバーセンサー32がONのとき(S1)、即ち、ロードバー3の摩擦面15に摩擦駆動輪30が圧接しているとき、ケーブル40で接続されている1つ上手側の第一区画用制御手段24への起動信号をOFFし(S2)、当該ロードバーセンサー32がOFFのとき(S1)、即ち、ロードバー3が摩擦駆動輪30から離れているとき、給電用ケーブル38で接続されたモーター29への給電をOFFする(S5)と共に、ケーブル40で接続されている1つ上手側の第一区画用制御手段24への起動信号をONする(S6)ものである。又、ケーブル39で接続されているロードバーセンサー32がON(S1)で且つ1つ下手側の第一区画用制御手段24からの起動信号がONのとき(S3)、給電用ケーブル38で接続されたモーター29への給電をONする(S4)。
【0026】
上記の制御から明らかなように、第一区画A1内の各駆動ユニット23は、進入しているロードバー3(搬送用走行体1)が存在する場合、1つ下手側の駆動ユニット23が空いているときのみ、当該ロードバー3(搬送用走行体1)を摩擦駆動輪30で下手側へ送り出すと共に、当該ロードバー3が摩擦駆動輪30から下手側へ離れるまでの間、1つ上手側の駆動ユニット23の摩擦駆動輪30を停止状態に維持させることになる。従って、送り出されるロードバー3は、必ず1つ下手側の停止状態の摩擦駆動輪30に対して前側の突出部13が進入することになるが、ここで、先に説明したように各摩擦駆動輪30間の間隔D1がロードバー3の摩擦面15の全長Lより段落0014で説明した長さdだけ短いので、上手側から送り込まれるロードバー3は、その摩擦面15の後端部に接する回転駆動中の摩擦駆動輪30から与えられる推力で、停止状態の下手側の摩擦駆動輪30をその先窄まり状先端部13aにより強制的に押し開き、当該摩擦駆動輪30を摩擦面15に圧接する状態(ロードバーセンサー32がONする状態)に確実に切り換えることになる。
【0027】
このようにロードバー3の摩擦面15の前後両端にそれぞれ摩擦駆動輪30が当接したとき、下手側の摩擦駆動輪30の制御手段24から上手側の摩擦駆動輪30の制御手段24に送信されていた起動信号がOFFし、ロードバー3を送り出していた上手側の摩擦駆動輪30が停止する。このとき、各摩擦駆動輪30を駆動するモーター29がブレーキレスモーターであることにより、慣性でロードバー3はある程度下手側へ移動する。この慣性による移動量としては、ロードバー3の全長が3500mm程度の規模の実機において200mm〜600mm程度が認められるので、段落0014で説明した長さdを50mm程度まで、好ましくは20mm程度、とすることにより、実際には1つのロードバー3の摩擦面15の前後両端部に前後2つの駆動手段23の摩擦駆動輪30が同時に圧接した状態で停止することは回避でき、ロードバー3の摩擦面15は、今まで摩擦駆動作用を受けていた摩擦駆動輪30から下手側へ離れて停止することになる。
【0028】
上記のようにして1つ下手側の摩擦駆動輪30の位置まで送られて停止したロードバー3(搬送用走行体1)は、更に1つ下手側の摩擦駆動輪30が空き状態になったとき、当該ロードバー3の摩擦面15の前端部付近に圧接状態の摩擦駆動輪30の起動に伴って、下手側へ送り出される。以下、この作用を繰り返し受けることにより、各ロードバー3(搬送用走行体1)は、第一区画A1内の先行ロードバー3(搬送用走行体1)に衝突することなく、順次下手側へ推進される。勿論、前後2つのロードバー3(搬送用走行体1)間に各摩擦駆動輪30間の間隔D1より長い空間が存在する場合は、先行するロードバー3(搬送用走行体1)が停止しない限り、全てのロードバー3(搬送用走行体1)は、ほぼ一定速度で連続的に走行駆動される。又、第一区画A1内で停止したままのロードバー3(搬送用走行体1)があるときは、上記作用から明らかなように、各搬送用走行体1の慣性による移動量に大きな変動がないと仮定すると、後続の各ロードバー3は、図2に示すように互いに突き合った状態で順次停止し、各搬送用走行体1が前後に連なった状態でストレージされることになる。
【0029】
上記のようにロードバー3どうしが互いに突き合う状態で搬送用走行体1がストレージされた場合、各ロードバー3の摩擦面15は、その前後両端部において前後方向に関し重なり長さdで互いに重なることになるので、各ロードバー3(搬送用走行体1)ごとの有効な摩擦面15の長さはL−dとなり、摩擦駆動輪30の間隔D1と等しくなる。換言すれば、ストレージされた各搬送用走行体1のロードバー3に対しては、1つの駆動ユニット23の摩擦駆動輪30のみが圧接作用することになり、ロードバー3の摩擦面15の長さLが摩擦駆動輪30の間隔D1より重なり長さdだけ長いにもかかわらず、1つのロードバー3の摩擦面15に複数の摩擦駆動輪30が当接作用することはない。勿論、各ロードバー3の摩擦面15どうしが前後方向に関して互いに重なる箇所に摩擦駆動輪30が当接する可能性はあるが、この場合、先頭のロードバー3の摩擦面15の前端部に必ず摩擦駆動輪30が当接していることになり、この摩擦駆動輪30のみが回転駆動されて先頭のロードバー3を前方に引き出すことになるので、摩擦面15どうしの前後方向の僅かな重なり部に当接している停止状態の摩擦駆動輪30(ブレーキレスモーター29であるから逆トルクは比較的小さい)の存在に殆ど影響されずに、先頭のロードバー3を確実に推進させることができる。
【0030】
次に、図7Aに示す第二区画用制御手段41の制御回路の構成を、図9のフローチャートに基づいて説明すると、第二区画用制御手段41には、この第二区画A2に属する複数の駆動ユニット23がそれぞれ備えるロードバーセンサー32(リミットスイッチ33a)の何れか少なくとも1つがONのとき(S7)、即ち、第二区画A2内に1台の搬送用走行体1が在席していて、そのロードバー3の摩擦面15に第二区画A2に属する何れかの摩擦駆動輪30が圧接しているとき、論理和回路BOX42からケーブル46を通じて入力されるロードバーセンサーON・OFF論理和信号に基づいて、ケーブル47で接続されている1つ上手側の第一区画用制御手段24への起動信号をOFFし(S8)、第二区画A2に属する複数の駆動ユニット23がそれぞれ備えるロードバーセンサー32(リミットスイッチ33a)の全てがOFFのとき(S7)、即ち、第二区画A2内に属する摩擦駆動輪30に摩擦面15が当接するロードバー3(搬送用走行体1)が存在しないとき、論理和回路BOX42からケーブル46を通じて入力されるロードバーセンサーON・OFF論理和信号に基づいて、給電用ケーブル45で接続されている第二区画A2内の全てのモーター29への給電をOFFする(S11)と共に、ケーブル47で接続されている1つ上手側の第一区画用制御手段24への起動信号をONする(S12)。
【0031】
又、第二区画A2に属する複数の駆動ユニット23がそれぞれ備えるロードバーセンサー32(リミットスイッチ33a)の何れか少なくとも1つがONのとき(S7)で且つ1つ下手側の第一区画用制御手段24からの起動信号がONのとき(S9)、給電用ケーブル45で接続されている第二区画A2内の全てのモーター29への給電をONする(S10)。
【0032】
上記の制御から明らかなように、この第二区画A2内に1台の搬送用走行体1(ロードバー3)も在席していないとき、上手側に隣接する第一区画A1の内の最後尾の駆動ユニット23から第二区画A2内への搬送用走行体1(ロードバー3)の送り込みが行われ、当該搬送用走行体1のロードバー3の前端が第二区画A2内の最初の駆動ユニット23の摩擦駆動輪30の位置に進入した状態で当該搬送用走行体1(ロードバー3)は停止する。そしてこの第二区画A2の入り口で停止した搬送用走行体1(ロードバー3)は、この第二区画A2の下手側に隣接する第一区画A1の最初の駆動ユニット23が空き状態になったとき、第二区画A2内の全ての駆動ユニット23の摩擦駆動輪30が駆動されることにより前進駆動され、第二区画A2内を通過して下手側に隣接する第一区画A1の最初の駆動ユニット23の位置まで送り出される。この結果、第二区画A2は空き状態になり、後続の搬送用走行体1の受け入れが可能になる。即ち、第二区画用制御手段41は、この第二区画A2内に属する全ての駆動ユニット23を1つの駆動ユニット23に見做して、第一区画A1内の各駆動ユニット23と同様に一括制御するものである。
【0033】
尚、第二区画A2内に属する駆動ユニット23の数が多くなるときは、そのモーター29の稼働時間、延いてはランニングコストの低減を図るために、第二区画A2の入り口に送り込まれて停止した搬送用走行体1(ロードバー3)を前進駆動してこの第二区画A2から送り出すとき、ロードバーセンサー32がONした駆動ユニット23の摩擦駆動輪30のみを駆動開始させ、ロードバーセンサー32がOFFした駆動ユニット23の摩擦駆動輪30は駆動停止するように、第二区画A2内の各駆動ユニット23を制御することもできる。
【0034】
又、前後2台の搬送用走行体1のロードバー3どうしが互いに突き合う状態のときに当該両ロードバー3の摩擦面15の端部が前後方向に関して一定長さdだけ重なるように構成したが、この構成は本発明に必須のものではなく、場合によっては、ロードバー前後の突出部13,14が互いに上下に重なった状態で前後2つのロードバー3どうしが互いに突き合ったとき、両ロードバー3の摩擦面15がその端部どうし互いに前後方向に隣接するように構成しても良い。
【0035】
又、上記実施形態では、第一区画A1における各摩擦駆動輪30間の一定間隔D1を、搬送用走行体1(ロードバー3)の摩擦面15の全長Lより若干短い長さに構成したが、摩擦駆動輪30の駆動停止後、実際に搬送用走行体1(ロードバー3)が停止するまでには若干の慣性による移動を伴うのが普通であるから、この慣性による移動を伴う実際の運転上、1つの搬送用走行体1(ロードバー3)の摩擦面15に前後2つの摩擦駆動輪30が当接停止することがないか、若しくは1つの搬送用走行体1(ロードバー3)の摩擦面15に前後2つの摩擦駆動輪30が当接停止する状況であっても、各摩擦駆動輪30を駆動するモーター29が上記実施形態で示すように逆トルクの小さいブレーキレスモーターであって、実際の運転上は前側の摩擦駆動輪30の回転駆動により後ろ側の停止状態の摩擦駆動輪30が容易に遊転して、搬送用走行体1(ロードバー3)の送り出しに実質的な影響がない範囲であれば、第一区画A1における各摩擦駆動輪30間の一定間隔D1と摩擦面15の全長Lとの長さの差は任意に設定できる。勿論、第一区画A1における各摩擦駆動輪30間の一定間隔D1を摩擦面15の全長Lと等しく構成しても良い。
【0036】
更に、第二区画A2内に進入した搬送用走行体1(ロードバー3)を検出するセンサーとして、各摩擦駆動輪30ごとに併設したロードバーセンサー32を使用したが、第二区画A2内の最初の摩擦駆動輪30に摩擦面15の前端が当接した位置から第二区画A2内の最後の摩擦駆動輪30から摩擦面15の後端が離れる直前の位置までの搬送用走行体1(ロードバー3)を継続的に検出することができるセンサーであれば、如何なるセンサーを利用しても良い。又、上記実施形態に示した第二区画用制御手段41に外付けされた論理和回路BOX42は、第二区画用制御手段41の一部を構成するものであって、当該第二区画用制御手段41の制御回路中に組み込むこともできる。
【0037】
又、第一区画用制御手段24及び第二区画用制御手段41は、コンピューターなどによって構成される中央制御装置によって構成し、この中央制御と走行経路に併設の各駆動ユニット23とを結線して、本発明を実施することも可能である。勿論、本発明の摩擦駆動搬送装置は、上記実施形態に示した床上走行台車型の搬送用走行体1を使用する搬送装置に限定されるものではなく、摩擦駆動形式のあらゆる搬送装置、例えば天井走行型のトロリーコンベヤ形式の摩擦駆動搬送装置としても実施することができるものである。
【0038】
【発明の効果】
本発明は以上のように実施し且つ使用することが出来るものであって、係る本発明の摩擦駆動搬送装置によれば、摩擦駆動輪を取り付けるのに利用できるガイドレールヨークの間隔が狭められている水平カーブ経路部や、直線経路部であっても経路中間に併設される各種周辺機器などの関係で、或いは搬送用走行体を摩擦駆動する走行経路の長さの関係で、当該走行経路の全長にわたって摩擦駆動輪を等間隔に配設することができない場合でも、当該走行経路を、各摩擦駆動輪が搬送用走行体の摩擦面の全長と同一か又は若干短い一定間隔で並ぶように配設された第一区画と、各摩擦駆動輪が第一区画での摩擦駆動輪の間隔よりも短い間隔で並ぶように配設された第二区画とに分けて構成することができ、第一区画では、1つ下手側の摩擦駆動輪が空き状態になったときのみ搬送用走行体を摩擦駆動して前に送り出すように各搬送用走行体を順次前進走行させ、第二区画の手前に到着した搬送用走行体は、この第二区画の全域が空き状態になったときのみ当該第二区画内に送り込み、この第二区画内に進入した搬送用走行体は、当該第二区画の下手側に隣接する第一区画の最初の摩擦駆動輪が空き状態になったときのみ摩擦駆動して当該第二区画から送り出すように制御することができる。
【0039】
即ち、第二区画を通過するときの搬送用走行体の間隔が広くなるだけで、第一区画及び第二区画の全域、換言すれば、全域において摩擦駆動輪を一定間隔で配設することができない摩擦駆動走行経路においても、前方が空くと搬送用走行体を前に送り出すという単純な摩擦駆動制御を行うことができ、しかも摩擦駆動輪間の間隔が狭められた第二区画においても、複数の摩擦駆動輪が1つの搬送用走行体の摩擦面に当接することによる不都合を生ぜしめないで、良好に搬送用走行体を摩擦駆動することができるに至ったのである。
【0040】
尚、請求項2に記載の構成によれば、第二区画内の複数の摩擦駆動輪を搬送用走行体の走行に伴って順番に駆動開始及び駆動停止するように制御する場合と比較して制御が簡単になり、ハード面でも、この第二区画内の複数の摩擦駆動輪ごとに搬送用走行体検出センサー(ロードバーセンサー32)を併設しなくとも実施できるなどの効果が得られる。
【0041】
又、請求項3に記載の構成によれば、それぞれ搬送用走行体検出センサー(ロードバーセンサー32)が併設される第一区画内の摩擦駆動輪(駆動ユニット)と同じものを第二区画内の摩擦駆動輪(駆動ユニット)として使用することができ、しかも、第二区画内の各センサーの論理和出力に基づいて第二区画用制御手段が第二区画内の摩擦駆動輪を制御するのであるから、請求項2に記載の制御方法を採用して本発明を実施することができる。
【0042】
更に、本発明においては、各摩擦駆動輪を制御する制御手段は、走行経路から離れた位置に設置されているコンピューターなどの中央制御装置を利用して構成し、第一区画内及び第二区画内の全ての摩擦駆動輪を含む駆動ユニットと前記中央制御装置とをケーブルで接続するようにして実施することもできるが、実施形態で示したように、請求項4に記載の構成によれば、リレー回路などから構成できる単純な構成の制御手段(制御BOX)を各摩擦駆動輪(駆動ユニット)ごとに併設し、そして各制御手段を走行経路に沿った1本のケーブル(制御回路用のDC電源用ケーブルを別にしても良い)で数珠つなぎに接続するだけで全体を構成することができ、配線作業が極めて簡単容易に行えるだけでなく、走行経路のレイアウト変更などにも簡単に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】A図は搬送用走行体の一例を示す側面図であり、B図はその搬送用走行体に対応した駆動ユニットを備えたガイドレール側の構成を示す側面図である。
【図2】A図は搬送用走行体が備えるロードバーの一例を示す一部切り欠き平面図であり、B図は同一部切り欠き側面図である。
【図3】搬送用走行体とこれを支持案内するガイドレールとを示す概略縦断正面図である。
【図4】駆動ユニットの一例を示す一部横断平面図である。
【図5】搬送用走行体を摩擦駆動する走行経路の一部分を説明する平面図である。
【図6】摩擦駆動走行経路中の第一区画の構成を説明する模式図である。
【図7】A図は摩擦駆動走行経路中の第二区画の構成を説明する模式図であり、B図はその一部分の実際の電気回路図である。
【図8】第一区画用制御手段の制御を説明するフローチャートである。
【図9】第二区画用制御手段の制御を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 床上走行台車型の搬送用走行体
2 ガイドレール
3 ロードバー
5a〜5d トロリー
15 ロードバーの摩擦面
20 ヨーク
22 ケーブルラック
23 駆動ユニット
24 第一区画用制御手段(制御BOX)
29 減速機(例えばサイクロ減速機)付きブレーキレスモーター
30 摩擦駆動輪
31 圧縮コイルスプリング
32 ロードバーセンサー(搬送用走行体検出センサー)
34 直線経路部
35 水平カーブ経路部
36 電源ケーブル
37,44 電源取り入れ用ケーブル
38,45 給電用ケーブル
39,43 ロードバーセンサーON・OFF信号取り入れ用ケーブル
40,47 起動信号送信及び制御回路用DC電源供給用の制御ケーブル
41 第二区画用制御手段(制御BOX)
42 論理和回路BOX
46 ロードバーセンサーON・OFF論理和信号取り入れ用ケーブル
A1 第一区画
A2 第二区画
D1 第一区画での摩擦駆動輪間の一定間隔
D2 第二区画での摩擦駆動輪間の間隔
L ロードバー(搬送用走行体)の摩擦面の全長

Claims (4)

  1. 搬送用走行体の走行経路側に、搬送用走行体の摩擦面に当接して回転する摩擦駆動輪が配設された摩擦駆動搬送装置であって、走行経路中には、各摩擦駆動輪が搬送用走行体の摩擦面の全長と同一か又は若干短い一定間隔で並ぶように配設された第一区画と、各摩擦駆動輪が第一区画での摩擦駆動輪の間隔よりも短い間隔で並ぶように配設された第二区画とが設けられると共に、各区画ごとに制御手段が設けられ、第一区画用制御手段は、各摩擦駆動輪ごとに併設された搬送用走行体検出センサーの検出状態に基づき、搬送用走行体の摩擦面と当接状態にある摩擦駆動輪を1つ下手側の摩擦駆動輪が空き状態になったときに駆動開始すると共に、搬送用走行体の摩擦面から離れた摩擦駆動輪は駆動停止するように制御し、第二区画用制御手段は、第二区画内に進入した搬送用走行体を検出するセンサーの検出状態に基づき、この第二区画内の全ての摩擦駆動輪を第一区画内の1つの摩擦駆動輪に見做して、第一区画での搬送用走行体の動きと同様に第二区画内の搬送用走行体を走行させるべく当該第二区画内の摩擦駆動輪を制御するように構成されている、摩擦駆動搬送装置。
  2. 第二区画用制御手段は、第二区画内の全ての摩擦駆動輪を一括して駆動開始及び駆動停止するように制御するようにした、請求項1に記載の摩擦駆動搬送装置。
  3. 第二区画内に進入した搬送用走行体を検出する前記センサーとして、第二区画内の摩擦駆動輪ごとに搬送用走行体検出センサーが併設され、当該センサーの論理和出力に基づいて第二区画用制御手段が第二区画内の摩擦駆動輪を一括して駆動開始及び駆動停止するように制御するようにした、請求項2に記載の摩擦駆動搬送装置。
  4. 第一区画用制御手段は第一区画内の各摩擦駆動輪ごとに1つずつ併設され、第二区画用制御手段は第二区画ごとに1つずつ併設され、各制御手段間には、下手側制御手段から上手側制御手段へ前記センサーの検出信号に基づく制御信号を送信するケーブルが配設されている、請求項1〜3の何れかに記載の摩擦駆動搬送装置。
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