JP2001294147A - 移動体使用の搬送設備 - Google Patents

移動体使用の搬送設備

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JP2001294147A JP2000110047A JP2000110047A JP2001294147A JP 2001294147 A JP2001294147 A JP 2001294147A JP 2000110047 A JP2000110047 A JP 2000110047A JP 2000110047 A JP2000110047 A JP 2000110047A JP 2001294147 A JP2001294147 A JP 2001294147A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合流部分での切り換え動作は、構造簡単にし
て騒音を減少して行える移動体使用の搬送設備を提供す
る。 【解決手段】 レール装置11と、レール装置11に支
持案内されて一定経路5上で移動自在な移動体20を有
する。移動体20に、レール装置11に支持案内される
被案内装置30と被搬送物Wの支持部40を設けた。一
定経路5における主経路部5aに対する合流経路部5b
の合流部分5Aに、被案内装置30の案内手段60を設
けた。案内手段60は、縦軸心65の周りに回動自在な
案内体64を合流境界部に設け、案内体64の上手側
に、両経路部5a,5bに対応した切り換え受動体66
を案内体64に連動して設けた。切り換え受動体66に
移動体20を当接自在に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レール装置と、こ
のレール装置に支持案内されて一定経路上で移動自在な
移動体とを有し、この移動体により被搬送物を支持して
搬送を行う移動体使用の搬送設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の搬送設備としては、たと
えば特開平7−25441号公報に見られる構成が提供
されている。すなわち、レールに支持案内されて一定経
路上を移動自在な移動体(可動体)の本体は、連結装置
を介して相対回動自在に連結された三本のフレーム体に
より形成されている。そしてフレーム体は、一定経路の
方向に長い四角状体からなるとともに、その側面が受動
面に形成されている。中間部のフレーム体には、被搬送
物支持部と、レールに支持案内される被案内装置とが設
けられ、また前後端の両フレーム体には、レールに支持
案内される被案内装置が設けられている。
【0003】その際に被案内装置は、対応するフレーム
体に設けた端部材に回動自在に取り付けた上下方向ピン
と、この上下方向ピンの下端に左右方向ピンを介して回
動自在に連結したトロリ本体と、このトロリ本体に取り
付けられた被支持ローラ、ならびに被ガイドローラとに
より、トロリ形式に構成されている。そしてレールはチ
ャンネル状であって、その開放部を相対向して左右一対
に配設されている。このような構成において、移動体は
一定経路において循環移動し得る。
【0004】ところで、図11に示されるように、一定
経路80が、主経路部80aに対して合流経路部80b
が合流される形式の場合には、その合流部分に被案内装
置の案内手段81が設けられる。すなわち案内手段81
は、合流部分の上手に設けられた縦軸82と、この縦軸
82に前端が取り付けられて縦軸心の周りに左右方向で
回動自在な案内体83とにより構成されている。そして
前端の被案内装置における被ガイドローラが案内体83
に直接に接触することで、案内体83が自動的に切り換
わるように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記した従来の
構成においては、被案内装置の被ガイドローラを案内体
83に直接に接触させて、この案内体83を急激に切り
換えさせるため、その接触音(衝突音)や切り換わり停
止音(衝突音)などにより大きな騒音が発生することに
なる。しかも案内体83は、被ガイドローラを案内する
ことを目的としていることで、騒音防止の構造を施工し
た構成にすることは難しい。
【0006】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、合流部分での切り換え動作は、構造簡単にして騒音
を減少して行える移動体使用の搬送設備を提供すること
を目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の移動体使用の搬
送設備は、レール装置と、このレール装置に支持案内さ
れて一定経路上で移動自在な移動体とを有し、この移動
体には、レール装置に支持案内される複数の被案内装置
と被搬送物の支持部が設けられ、一定経路における主経
路部に対する合流経路部の合流部分には前記被案内装置
の案内手段が設けられ、この案内手段は、縦軸心の周り
に回動自在な案内体が合流境界部に設けられるととも
に、この案内体の上手側には、両経路部に対応した切り
換え受動体が案内体に連動して設けられ、この切り換え
受動体に移動体が当接自在に構成されていることを特徴
としたものである。
【0008】したがって請求項1の発明によると、移動
体は、主経路部や合流経路部を移動して合流部分に到達
する。このとき案内手段の案内体が、いずれか一方の経
路部側に回動していたとき、他方の経路部側を移動して
きた移動体は、レール装置に被案内装置群を案内させ
て、合流部分をそのまま通過し得る。また、一方の経路
部側を移動してきた移動体は切り換え受動体に当接し、
その移動力によって、切り換え受動体とともに案内体を
縦軸心の周りに他方の経路部側に回動させる。これによ
り、一方の経路部側を移動してきた移動体は、レール装
置に被案内装置群を案内させて、合流部分を通過し得
る。
【0009】また本発明の請求項2記載の移動体使用の
搬送設備は、上記した請求項1記載の構成において、移
動体側には受動面が形成され、一定経路中には、前記受
動面に当接回転作用して移動体に移動力を付与する摩擦
式送り装置が設けられていることを特徴としたものであ
る。
【0010】したがって請求項2の発明によると、一定
経路中に設けた摩擦式送り装置を移動体の受動面に当接
回転させることで、摩擦回転力により移動体に移動力を
付与して一定経路上で移動し得る。
【0011】そして本発明の請求項3記載の移動体使用
の搬送設備は、上記した請求項1または2記載の構成に
おいて、移動体の本体が、連結装置を介して相対回動自
在に連結された複数本の部材により形成され、この最前
端の部材が切り換え受動体に当接されることを特徴とし
たものである。
【0012】したがって請求項3の発明によると、部材
群により本体を長く構成できるものでありながら、カー
ブ経路部において各部材は、連結装置を介して相対的に
回動した姿勢となり、しかも各部材を使用して受動面を
容易に形成し得る。さらに最前端の部材を利用して、切
り換え受動体に切り換え力を付与し得る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
床側走行形式に採用した状態として図1〜図10に基づ
いて説明する。
【0014】図4〜図9において、床1側からの機枠1
0の上部にレール装置11が配設されている。このレー
ル装置11は、チャンネル状のレール12を、その開放
部を相対向して左右一対に配設することで構成されてい
る。これらレール12の開放部側の上縁部には、その上
縁から上方へ曲げ成形することでガイド部12aが形成
されるとともに、その下縁部には、その下縁から下方へ
曲げ成形することで垂下部12bが形成されている。
【0015】前記レール装置11により一定経路5を形
成するものであり、ここで一定経路5は平面視におい
て、たとえば直線状の主経路部5aと、この主経路部5
aに対する合流経路部5bと、前記主経路部5aに対す
る分岐経路部5cとにより形成されている。
【0016】前記レール装置11に支持案内されて一定
経路5上を移動自在な移動体20が設けられる。この移
動体20の本体21は、連結装置(後述する。)を介し
て相対回動自在に連結された三本(複数本)のフレーム
体(部材の一例)22,23,24により形成されてい
る。
【0017】ここで各フレーム体22,23,24は、
一定経路5の方向に長い四角筒状体(四角棒状体)22
A,23A,24Aと、これら四角筒状体22A,23
A,24Aの前端に一体化された前端部材22B,23
B,24Bと、後端に一体化された後端部材22C,2
3C,24Cとにより形成されている。そして少なくと
も一側面、すなわち、たとえば移動方向に対して右側に
向いた側面が、全長または大部分に亘っての受動面25
に形成されている。
【0018】前部フレーム体22と中間部フレーム体2
3との間、ならびに中間部フレーム体23と後部フレー
ム体24との間が、それぞれ連結装置27を介して相対
回動自在に連結されている。ここで両連結装置27は、
前部フレーム体22の後端部材22Cと中間部フレーム
体23の前端部材23Bとの間、ならびに中間部フレー
ム体23の後端部材23Cと後部フレーム体24の前端
部材24Bとの間を、それぞれ縦方向軸28を介して左
右方向に相対回動自在に連結することで構成されてい
る。
【0019】前記移動体20は、複数の被案内装置30
を介してレール装置11に支持案内されることで、一定
経路5上を移動自在に構成されている。その際に、各被
案内装置30は同様なトロリ形式に構成されている。
【0020】すなわちトロリ本体31には、前後方向の
中央部分に上方で開放された四角状凹部31Aが形成さ
れている。そしてトロリ本体31の上下中間位置には前
後一対の横方向ピン32が貫通して固定され、これら横
方向ピン32の両突出部分に、前記レール装置11にお
けるレール12に嵌合して支持案内される被支持ローラ
33が遊転自在に取り付けられている。またトロリ本体
31の上部にはそれぞれ縦方向ピン34が貫通して固定
され、これら縦ピン34の下端部分に、前記レール12
のガイド部12aに対向して案内される被ガイドローラ
35が遊転自在に取り付けられている。
【0021】これにより各被案内装置30は、そのトロ
リ本体31の両側にそれぞれ前後一対の被支持ローラ3
3が設けられるとともに、その上部に前後一対の被ガイ
ドローラ35が設けられて構成されている。そして被案
内装置30は、両縦方向軸28、ならびに前端部材22
Bや後端部材24Cに設けられた縦方向軸29の端部に
相対回動自在に連結されている。
【0022】すなわち、縦方向軸28,29の下部は四
角状部28A,29Aに形成され、これら四角状部28
A,29Aが前記四角状凹部31Aに挿入され、そして
トロリ本体31に通される横方向ピン38,39が各四
角状部28A,29Aに貫通されている。これにより縦
方向軸28,29の端部と被案内装置30との連結は、
四角状部28A,29Aを貫通する横方向ピン38,3
9を介して、前後方向で相対回動自在に行われる。
【0023】前記移動体20には被搬送物Wの支持部4
0が設けられている。すなわち、前記フレーム体22,
23,24のうち中間部フレーム体23には、被搬送物
Wの支持部40が設けられている。この支持部40は、
前記中間部フレーム体23における四角筒状体23Aと
前端部材23Bまたは後端部材23Cとの上面間から立
設された前後一対の縦材41と、これら縦材41の上面
間に設けられた前後材42と、この前後材42の前後端
面にそれぞれ固定された左右材43と、これら左右材4
3上に設けられた被搬送物Wの支持具44などにより構
成されている。
【0024】前記支持部40の部分には遊転輪(ガイド
ローラ)45が取り付けられている。すなわち、左右材
43から左右一対のブラケット46が連設され、これら
ブラケット46から左右外方へ突設された軸47に前記
遊転輪45が取り付けられている。そして、前記遊転輪
45を下方から支持案内する一対のガイドレール6が、
前記一定経路5に沿って配設されている。
【0025】なおガイドレール6は一定経路5の全長に
沿って設けてもよく、また主として被搬送物Wを支持し
て作業を行う主経路部5aの全長もしくは所望の箇所に
設けてもよい。さらにガイドレール6の部分にはカバー
体7が設けられており、ここでカバー体7により遊転輪
45を下方から支持案内する形式であってもよい。そし
て遊転輪45は、図5の仮想線に示される4輪形式のほ
か、1輪形式、片持ち状の2輪形式、3輪形式、4輪以
上の複数輪形式などであってもよい。
【0026】図3、図6の仮想線に示されるように、前
記一定経路5中の所定経路部分には、前記受動面25に
当接回転作用して移動体20に移動力を付与する摩擦式
送り装置50が設けられている。この摩擦式送り装置5
0は、回転駆動部の一例である減速機付きのインダクシ
ョンモータ51と、このインダクションモータ51から
上下方向に取り出した出力軸52に取り付けられた送り
ローラ53などにより構成されている。そして送りロー
ラ53は、たとえば外周部分がウレタン製とされてい
る。
【0027】この摩擦式送り装置50は、駆動回転され
る送りローラ53を受動面25に当接作用させること
で、移動体20に移動力を付与し得る。その際に摩擦式
送り装置50は、定置式でもよいし、より十分な当接力
を得るために、たとえば、圧縮ばねの弾性反発力により
送りローラ53を受動面25に対して当接付勢し得る形
式であってもよい。そして摩擦式送り装置50は、一定
経路5中の所定経路部分に所定間隔置きに配設され、そ
の際に配設ピッチPは、移動体20の全長Lに対して長
く、すなわちP>Lに設定されている。
【0028】前記一定経路5において、主経路部5aに
対する合流経路部5bの合流部分5Aには、前記被案内
装置30の案内手段60が設けられている。すなわち、
合流部分5Aの上手には、固定部材61を介して縦軸6
2が設けられ、この縦軸62に外嵌された回転筒体63
に案内体64の上手端が連結されている。これにより、
合流境界部に設けられる案内体64は、縦軸心65の周
りに左右方向で回動自在に構成される。
【0029】ここで案内体64には、前記レール12の
ガイド部12aと同様のガイド部64a,64bが形成
されている。そしてガイド部64a,64bの突入を許
すために、前記レール12のガイド部12aには欠如部
12cが形成されている。
【0030】前記案内体64の上手側には、両経路部5
a,5bに対応した切り換え受動体66が、案内体64
に連動して設けられている。すなわち、固定部材61か
ら上手側へブラケット68が連設され、このブラケット
68の上手端部分に設けられた縦ピン69に、切り換え
受動体66の上手端が回動自在に連結されている。そし
て切り換え受動体66の下手端が、前記案内体64の前
後方向の中間部分に、縦方向の連結ピン70を介して相
対回動自在に連結されている。
【0031】前記切り換え受動体66には、その上手端
から左右両側への腕部66a,66bが設けられ、これ
ら腕部66a,66bの遊端に樹脂製の受動部67a,
67bが設けられている。ここで受動部67a,67b
は、縦軸62と縦ピン69との間に位置され、そして移
動体20におけるフレーム体22,23,24のレベル
に位置されるように構成されている。これにより、切り
換え受動体66の受動部67a,67bに、前部フレー
ム体22(移動体の最前端の部材の一例)が当接自在に
構成される。以上の61〜70などにより、案内手段6
0の一例が構成される。
【0032】以下に、上記した実施の形態における作用
を説明する。図3、図6の仮想線に示されるように、一
定経路5中では、受動面25に当接している送りローラ
53をインダクションモータ51により駆動回転させる
ことで、摩擦式送り装置50により移動体20に移動力
を付与することになって、この移動体20を送り移動し
得る。すなわち、摩擦式送り装置50による移動体20
の移動は、その送りローラ53を、前部フレーム体22
の受動面25から中間部フレーム体23の受動面25、
ならびに後部フレーム体24の受動面25へと順次作用
させることで行われる。
【0033】その際に、送りローラ53が前部フレーム
体22に作用しているとき、中間部フレーム体23と後
部フレーム体24は連結装置27を介して引っ張り移動
され、また中間部フレーム体23に作用しているとき、
前部フレーム体22は連結装置27を介して押し移動さ
れるとともに後部フレーム体24は連結装置27を介し
て引っ張り移動され、さらに後部フレーム体24に作用
しているとき、中間部フレーム体23と前部フレーム体
22は連結装置27を介して押し移動されることにな
る。
【0034】そして、このような移動(走行)の際に各
被案内装置30は、各被支持ローラ33を介してレール
装置11の両レール12に支持案内され、そして各被ガ
イドローラ35がガイド部12aに当接して案内され
る。これにより移動体20の移動は、ガタ付いたり横倒
れしたりすることなく安定して行われ、以て被搬送物W
に対する各種作業や被搬送物Wの積み降ろしは、常に正
確に行える。
【0035】上述した移動体20の移動は、摩擦式送り
装置50の配設ピッチPの置きに間欠的に行われ、その
際に、下手の摩擦式送り装置50の部分が空状態のとき
に間欠的な送りが行われるように、適宜の検出手段など
による検出に基づいて自動制御されている。そして摩擦
式送り装置50の位置において、送りローラ53の非回
転により移動体20を停止させるとともに適宜の位置決
め手段によって位置決めを行った状態で、床1上の作業
者や本体21上に乗り移った作業者が、支持部40に支
持されている被搬送物Wに対して各種の作業を遂行す
る。
【0036】前記移動体20の移動は、カーブ経路部で
も同様にして行われる。その際にカーブ経路部では、図
10に示されるように、各フレーム体22,23,24
は、平面視において連結装置27における縦方向軸28
を介して相対的に屈折した姿勢で移動されることにな
る。
【0037】上述したようにして、一定経路5の主経路
部5aや合流経路部5bで移動される移動体20は合流
部分5Aに到達される。このとき案内体64が、たとえ
ば図1の実線に示されるように、前記主経路部5aにお
けるレール12のガイド部12aに対してガイド部64
aが連続状とされ、かつガイド部64bにより合流経路
部5bの終端が遮断された状態とされて、合流経路部5
b側に回動されていたとする。
【0038】この状態で、移動体20が主経路部5aで
移動して合流部分5Aに到達されると、案内体64と同
様に切り換え受動体66が合流経路部5b側に回動され
ていることから、前部フレーム体22は受動部67aに
当接することなく通過し、そして被案内装置30の被ガ
イドローラ35がガイド部12aからガイド部64aへ
と案内されることになる。これにより被案内装置30
群、すなわち移動体20は、合流部分5Aをそのまま通
過される。
【0039】また図1の実線に示される状態において、
移動体20が合流経路部5bで移動して合流部分5Aに
到達されると、まず、前部フレーム体22の前端が受動
部67bに当接される。これにより、前部フレーム体2
2の移動力によって、受動部67bや腕部66bを介し
て切り換え受動体66が、縦ピン69の周りに主経路部
5a側に回動される。
【0040】さらに切り換え受動体66の回動力が連結
ピン70を介して案内体64に伝達され、以て案内体6
4は図1の仮想線に示されるように、縦軸62の周りに
主経路部5a側に回動される。
【0041】これにより、前記主経路部5aにおけるレ
ール12のガイド部12aに対してガイド部64bが連
続状とされ、かつガイド部64aにより主経路部5aが
遮断された状態とされる。したがって、合流部分5Aに
到達した移動体20は、その被案内装置30の被ガイド
ローラ35がガイド部64bからガイド部12aへと案
内されることになり、以て被案内装置30群、すなわち
移動体20は、合流経路部5bから主経路部5aへと合
流移動される。
【0042】なお、図1の仮想線に示される切り換わり
状態において、移動体20が主経路部5aを移動して合
流部分5Aに到達されると、上述と同様にして、案内体
64は図1の実線に示されるように、縦軸62の周りに
合流経路部5b側に回動される。また、図1の仮想線に
示される切り換わり状態において、移動体20が合流経
路部5bを移動して合流部分5Aに到達されると、合流
部分5Aをそのまま通過されて主経路部5aへと合流移
動される。
【0043】このようにして合流部分5Aを通過した移
動体20には、前述した摩擦式送り装置50により移動
力が付与される。なお、一定経路5中の適宜の箇所にお
いて、作業済みの被搬送物Wが支持部40から降ろされ
るとともに、支持部40に新たな被搬送物Wが積み込ま
れる。このようにして移動体20は、一定経路5上にお
いて移動される。
【0044】一定経路5中に、側面視において上方(ま
たは下方)へのカーブ経路部が形成されている場合は、
縦方向軸28,29に対して被案内装置30が横方向ピ
ン38,39の周りに相対回動されることで、レール1
2の上下方向のカーブに沿って向きを自動的に変更しな
がら円滑に移動される。
【0045】上述した構成において、移動体20は、主
経路部5aや合流経路部5bを移動して合流部分5Aに
到達される。このとき案内手段60の案内体64が、い
ずれか一方の経路部5a,5b側に回動されていたと
き、他方の経路部5b,5a側を移動してきた移動体2
0は、レール装置11に被案内装置30群を案内させ
て、合流部分5Aをそのまま通過される。
【0046】また、一方の経路部5a,5b側を移動し
てきた移動体20は切り換え受動体66に当接され、そ
の移動力によって、切り換え受動体66とともに案内体
64が、縦軸心65の周りに他方の経路部5b,5a側
に回動される。これにより、一方の経路部5a,5b側
を移動してきた移動体20は、レール装置11に被案内
装置30群を案内させて、合流部分5Aを通過される。
【0047】このように移動体20を、経路の上手にお
いて切り換え受動体66に当接させ、案内体64には当
接させないことから、案内体64の切り換え動作は、接
触音(衝突音)や切り換わり停止音(衝突音)を減少し
て、すなわち騒音を減少して行える。しかも案内体64
とは別に切り換え受動体66を設けたことで、騒音減少
の構造を簡単にして得られる。
【0048】上記した実施の形態では、一定経路5にお
いて、前後端間に隙間を生じる状態で移動体20を走行
駆動させる形式を示しているが、これは、特定の経路部
分の上手側に前記摩擦式送り装置50を設けるととも
に、下手側に前記受動面25に作用して移動体20に制
動力を付与する制動装置を設けた形式としたときには、
摩擦式送り装置50から制動装置の間で、複数台の移動
体20を、その前後端間に隙間を生じめることなく密に
後押し状態で整列させて移動し得る。
【0049】上記した実施の形態では、摩擦式送り装置
50による送り形式が示されているが、これはチェーン
駆動形式やベルト駆動形式などであってもよく、さらに
は、これらの形式を適宜に組み合わせて構成したもので
あってもよい。
【0050】上記した実施の形態では、本体21の一側
面に受動面25を形成し、この受動面25に作用する摩
擦式送り装置50を設けた形式を示しているが、これは
本体21の他側面に作用される受けローラを設けて、本
体21を両側から挟みつけて強い摩擦力を得、以て充分
な移動力を与え得る形式であってもよい。
【0051】上記した実施の形態では、移動体20の本
体21として、三本のフレーム体22,23,24から
なる形式を示したが、これは前部フレーム体22の前方
や後方、後部フレーム体24の前方や後方に単数または
複数のフレーム体を連結した三本以上の形式や、中間部
フレーム体13を複数本とした三本以上の形式などであ
ってもよい。またフレーム体22,23,24のうちい
ずれかを省略した二本形式であってもよい。
【0052】上記した実施の形態では、フレーム体2
2,23,24の連結を行う縦方向軸28を介して被案
内装置30を配設しているが、これは被案内装置を、フ
レーム体22,23,24間や前後のフレーム体22,
24の外方に配設して隣接間を連結した形式であっても
よい。この場合には、被案内装置におけるトロリ本体に
より部材の別例が構成され、その側面にも受動面が形成
される。さらに、フレーム体22,23,24間で連結
された被案内装置間に支持部を設けた形式であってもよ
く、この場合には、カーブ経路などの円滑な移動のため
に、中間フレーム体23として伸縮構造が採用される。
【0053】上記した実施の形態では、床1側からの機
枠10にレール装置11を配設しているが、これは床面
下のピット内にレール装置11を配設した構成であって
もよい。これによると、移動体20を含めた全体の高さ
を低く形成できる。
【0054】上記した実施の形態では、床1側を移動自
在な移動体20を示したが、これは天井側に配設したレ
ールに支持案内されて移動自在な移動体であってもよ
い。上記した実施の形態では、被案内装置30として、
レール12のガイド部12aに案内される被ガイドロー
ラ35を有する形式が示されているが、これは垂下部1
2bに案内される被ガイドローラをも有する形式の被案
内装置であってもよい。
【0055】上記した実施の形態では、レール12にガ
イド部12aや垂下部12bが曲げ成形された構成を示
しているが、これはチャンネル状のレールとし、そして
開放部側の上縁部と下縁部に、被ガイドローラを案内す
るためのガイド部材が固定された形式であってもよい。
【0056】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、案
内手段の案内体が、いずれか一方の経路部側に回動して
いたとき、他方の経路部側を移動してきた移動体は、レ
ール装置に被案内装置群を案内させて、合流部分をその
まま通過できる。また、一方の経路部側を移動してきた
移動体は切り換え受動体に当接し、その移動力によっ
て、切り換え受動体とともに案内体を縦軸心の周りに他
方の経路部側に回動させることにより、レール装置に被
案内装置群を案内させて、合流部分を通過できる。
【0057】このように移動体を、経路の上手において
切り換え受動体に当接させ、案内体には当接させないこ
とから、案内体の切り換え動作は、接触や切り換わり停
止などの衝突音を減少して、すなわち騒音を減少して行
うことができる。しかも案内体とは別に切り換え受動体
を設けたことで、騒音減少の構造を簡単にして得ること
ができる。
【0058】また上記した本発明の請求項2によると、
一定経路中に設けた摩擦式送り装置を移動体の受動面に
当接回転させることで、摩擦回転力により移動体に移動
力を付与して一定経路上で移動できる。
【0059】そして上記した本発明の請求項3による
と、部材群により本体を長く構成できるものでありなが
ら、カーブ経路部において各部材は、連結装置を介して
相対的に回動した姿勢となり、以てカーブ経路部での移
動体の移動は円滑に行うことができる。しかも各部材を
使用して受動面を容易に形成でき、さらに最前端の部材
を利用して、切り換え受動体に切り換え力を容易に確実
に付与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、移動体使用
の搬送設備における合流部分の平面図である。
【図2】同移動体使用の搬送設備における合流部分の縦
断側面図である。
【図3】同移動体使用の搬送設備における一定経路の部
分の概略平面図である。
【図4】同移動体使用の搬送設備における移動体部分の
一部切り欠き側面図である。
【図5】同移動体使用の搬送設備における移動体部分の
一部切り欠き平面図である。
【図6】同移動体使用の搬送設備における縦断正面図で
ある。
【図7】同移動体使用の搬送設備における合流部分の縦
断正面図である。
【図8】同移動体使用の搬送設備における移動体の要部
の一部切り欠き側面図である。
【図9】同移動体使用の搬送設備における移動体の要部
の一部切り欠き平面図である。
【図10】同移動体使用の搬送設備における左右のカー
ブ経路部での平面図である。
【図11】従来例を示し、移動体使用の搬送設備におけ
る合流部分の平面図である。
【符号の説明】
5 一定経路 5a 主経路部 5b 合流経路部 5A 合流部分 11 レール装置 12 レール 12a ガイド部 12c 欠如部 20 移動体 21 本体 22 前部フレーム体(部材) 23 中間部フレーム体(部材) 24 後部フレーム体(部材) 25 受動面 27 連結装置 28 縦方向軸 30 被案内装置 31 トロリ本体 33 被支持ローラ 35 被ガイドローラ 40 支持部 41 縦材 50 摩擦式送り装置 53 送りローラ 60 案内手段 62 縦軸 63 回転筒体 64 案内体 64a ガイド部 64b ガイド部 65 縦軸心 66 切り換え受動体 67a 受動部 67b 受動部 69 縦ピン 70 連結ピン P 摩擦式送り装置の配設ピッチ L 移動体の全長 W 被搬送物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レール装置と、このレール装置に支持案
    内されて一定経路上で移動自在な移動体とを有し、この
    移動体には、レール装置に支持案内される複数の被案内
    装置と被搬送物の支持部が設けられ、一定経路における
    主経路部に対する合流経路部の合流部分には前記被案内
    装置の案内手段が設けられ、この案内手段は、縦軸心の
    周りに回動自在な案内体が合流境界部に設けられるとと
    もに、この案内体の上手側には、両経路部に対応した切
    り換え受動体が案内体に連動して設けられ、この切り換
    え受動体に移動体が当接自在に構成されていることを特
    徴とする移動体使用の搬送設備。
  2. 【請求項2】 移動体側には受動面が形成され、一定経
    路中には、前記受動面に当接回転作用して移動体に移動
    力を付与する摩擦式送り装置が設けられていることを特
    徴とする移動体使用の搬送設備。
  3. 【請求項3】 移動体の本体が、連結装置を介して相対
    回動自在に連結された複数本の部材により形成され、こ
    の最前端の部材が切り換え受動体に当接されることを特
    徴とする請求項1または2記載の移動体使用の搬送設
    備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106995120A (zh) * 2017-05-23 2017-08-01 宁波圣瑞思工业自动化有限公司 一种合流机构

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