JP2008137258A - タイヤ製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】品質に優れたタイヤが低コストで得られる製造方法の提供。
【解決手段】中子18及びブラダー22が収容されたモールド16に、グリーンタイヤ20が投入される。投入のとき、中子18は縮径しており、ブラダー22は収縮している。投入後に中子18が拡径することで、グリーンタイヤ20のビードの内側表面が中子プレート36に当接する。ビードは、中子18とキャビティ面34とに挟まれる。ガスが充填されることで、ブラダー22が徐々に膨張する。モールド16が締められ、ブラダー22の内圧がさらに高められる。グリーンタイヤ20の内周面のうち中子18に当接しない部分は、ブラダー22に当接する。グリーンタイヤ20は、モールド16及びブラダー22からの熱伝導により、加熱される。
【選択図】図3

Description

本発明は、タイヤの製造方法に関する。詳細には、本発明は、タイヤの加硫工程の改良に関する。
空気入りタイヤの加硫工程に、モールド及びブラダーが用いられている。モールドは、金属からなる。ブラダーは、ゴムからなる。ブラダーは、モールドに収容されている。加硫工程では、予備成形工程で得られたされたグリーンタイヤが、開かれたモールドに投入される。投入のとき、ブラダーは収縮している。投入により、ブラダーはグリーンタイヤの内側に位置する。ブラダーは、ガスの充填により膨張する。この膨張により、グリーンタイヤは変形する。この変形は、シェーピングと称されている。次に、モールドが締められ、ブラダーの内圧が高められる。グリーンタイヤは、モールドのキャビティ面とブラダーの外側表面とに挟まれて、加圧される。グリーンタイヤは、モールド及びブラダーからの熱伝導により、加熱される。加圧と加熱とにより、グリーンタイヤのゴム組成物が流動する。流動によってモールド内のエアーが移動し、モールドから排出される。加熱によりゴムが架橋反応を起こし、タイヤが得られる。ブラダーが用いられたタイヤ製造方法が、特開平6−143288号公報に開示されている。
タイヤの内側表面の形状は、膨張時のブラダーの形状に依存する。ブラダーはゴムからなるので、膨張時の形状の精度は十分ではない。さらに、ブラダーが繰り返し使用されると、物性や厚みの経時変化により、膨張時の形状が変動する。タイヤの内側表面の形状コントロールは、容易ではない。
膨張の課程において、ブラダーはグリーンタイヤの内周面に徐々に当接する。この当接により、グリーンタイヤのゴム組成物が意図せぬ流動を起こすことがある。この流動により、カーカスの形状が設計形状からずれることがある。さらに、ブラダーの形状が不均一であると、タイヤのユニフォミティが阻害される。
ブラダーに代えて、金属製の中子が用いられることがある。中子は硬質であり、寸法精度に優れる。さらに、この中子では寸法の変動が生じない。この中子により、寸法精度に優れたタイヤが得られうる。
特開平6−143288号公報
中子が用いられた製造方法では、タイヤのサイズごとに、サイズの異なる中子が準備される必要がある。中子は、概して高価である。中子によるタイヤの製造は、高コストである。
ブラダーと異なり、中子は膨張しない。モールドのキャビティ面と中子との距離は、一定である。換言すれば、グリーンタイヤは中子によって加圧されない。中子が用いられた加硫工程では、グリーンタイヤにかかる圧力は、このグリーンタイヤの熱膨張のみに依存する。この圧力は、十分ではない。特に、グリーンタイヤのうち厚みが小さな領域では、膨張量が少ないことに起因して、圧力が不足する。圧力の不足により、エアーが残留する。圧力の不足に起因して、グリーンタイヤを構成するゴム部材同士の接合が十分になされないこともある。
本発明の目的は、品質に優れたタイヤが低コストで得られる製造方法の提供にある。
本発明に係るタイヤ製造方法は、
(1)トレッド、サイドウォール及びビードを備えたグリーンタイヤが成形される工程、
(2)このグリーンタイヤが、モールドに投入される工程
並びに
(3)このモールドのキャビティ面にグリーンタイヤの外側表面が当接し、このモールド に収容された硬質の中子にビードの内側表面の全部又は一部が当接し、このモールドに 収容された軟質のブラダーにグリーンタイヤの内周面のうち中子に当接しない部分が当 接した状態で、このグリーンタイヤが加熱される工程
を含む。
好ましくは、中子の先端は、半径方向において、ビードのコアの上面とタイヤの最大幅点との間に位置する。好ましくは、中子は縮径及び拡径しうる。好ましくは、中子の内側に膨張したブラダーが当接しうる。
ビードの形状は、タイヤの諸性能に影響を与える。ビードの形状は、重要である。本発明では、モールドと中子とに挟まれてビードが加硫・成形されるので、このビードの形状が設計形状と一致する。本発明では、グリーンタイヤの内周面のうち中子に当接しない部分は、ブラダーによって加圧される。この加圧力は大きい。本発明に用いられる中子は、低コストで得られる。この中子は、汎用性に優れる。本発明により、高品質なタイヤが低コストで得られうる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明に係る製造方法で得られるタイヤ2の一例が示された断面図である。この図1において、上下方向が半径方向であり、左右方向が軸方向であり、紙面との垂直方向が周方向である。このタイヤ2は、図1中の一点鎖線CLを中心としたほぼ左右対称の形状を呈する。この一点鎖線CLは、タイヤ2の赤道面を表す。このタイヤ2は、トレッド4、一対のサイドウォール6及び一対のビード8を備えている。トレッド4は、半径方向外向きに凸な形状を呈している。トレッド4は、路面と接地する。サイドウォール6は、トレッド4の端から半径方向略内向きに延びている。ビード8は、サイドウォール6から半径方向略内向きに延びている。このタイヤ2は、カーカス10を備えている。カーカス10は、トレッド4、サイドウォール6及びビード8に跨って存在している。
ビード8は、コア12と、このコア12から半径方向外向きに延びるエイペックス14とを備えている。コア12は、リング状である。コア12は、複数本の非伸縮性ワイヤー(典型的にはスチール製ワイヤー)を含む。エイペックス14は、半径方向外向きに先細りである。エイペックス14は、高硬度な架橋ゴムからなる。
図1において符号Pで示されているのは、最大幅点である。最大幅点Pは、クリンチ部を除き、軸方向において最も外側の点である。両矢印H1で示されているのは、ビードベースラインBLから最大幅点Pまでの高さである。高さH1は、半径方向において測定される。
図2は、図1のタイヤ2の製造に用いられるモールド16の一部が示された平面図である。図2には、モールド16と共に中子18も示されている。図3は、図2のIII−III線に沿った拡大断面図である。図3には、モールド16及び中子18と共に、グリーンタイヤ20及びブラダー22も示されている。
このモールド16は、多数のトレッドセグメント24と、上下一対のサイドプレート26と、上下一対のビードリング28とを備えている。セグメント24、サイドプレート26及びビードリング28は、金属材料からなる。セグメント24の平面形状は、実質的に円弧状である。セグメント24は、ホルダー30と複数のピース32とからなる。多数のセグメント24が、リング状に連結される。セグメント24の数は、通常3以上20以下である。サイドプレート26及びビードリング28は、実質的にリング状である。このモールド16は、いわゆる「割モールド」である。セグメント24、サイドプレート26及びビードリング28により、キャビティ面34が形成されている。
中子18は、一対の中子プレート36を備えている。中子プレート36は、実質的にリング状である。図3から明らかなように、中子プレート36はビードリング28の内側に位置している。ビードリング28と中子プレート36との間には、グリーンタイヤ20の一部が存在している。サイドプレート26と中子プレート36との間にも、グリーンタイヤ20の一部が存在している。中子プレート36は、金属材料からなる。図示されていないが、中子プレート36は周方向において複数の部材に分割されている。この分割により、中子18は、縮径しうる。
ブラダー22は、架橋ゴムからなる。ブラダー22は、中空である。ブラダー22にガスが充填されることにより、ブラダー22は膨張しうる。ブラダー22からガスがリリースされることにより、ブラダー22は収縮しうる。図3には、膨張した状態のブラダー22が示されている。ブラダー22は、中子プレート36の内側に沿っている。ブラダー22はさらに、グリーンタイヤ20にも沿っている。
図4は、図3のモールド16の一部が示された拡大断面図である。この図4には、グリーンタイヤ20及び中子プレート36も示されている。この図4では、ブラダー22の図示が省略されている。この図4から明らかなように、ビード8の外側表面は、サイドプレート26及びビードリング28によって形成されるキャビティ面34に当接している。ビード8の内側表面の一部は、中子プレート36に当接している。ビード8は、モールド16及び中子18に挟まれている。
このモールド16が用いられた加硫工程では、中子18及びブラダー22が収容されたモールド16に、グリーンタイヤ20が投入される。投入のとき、中子18は縮径しており、ブラダー22は収縮している。投入により、中子18及びブラダー22はグリーンタイヤ20の内側に位置する。投入後に中子18が拡径することで、ビード8の内側表面が中子プレート36に当接する。ガスが充填されることで、ブラダー22が徐々に膨張する。ブラダー22はまず、中子プレート36に沿う。ブラダー22は、さらに膨張してグリーンタイヤ20の内側表面に沿う。モールド16が締められ、ブラダー22の内圧が高められる。ブラダー22が最も膨張した状態が、図3に示されている。グリーンタイヤ20は、モールド16及びブラダー22からの熱伝導により、加熱される。加圧と加熱とにより、グリーンタイヤ20のゴム組成物が流動する。流動によってモールド16内のエアーが移動し、モールド16から排出される。加熱によりゴムが架橋反応を起こし、タイヤ2が得られる。
加硫工程では、グリーンタイヤ20の外側表面は、モールド16のキャビティ面34と当接する。さらに、ビード8の内側表面は、中子プレート36に当接する。換言すれば、ビード8は、硬質な2つの部材に挟まれて、加熱される。この製造方法で得られたタイヤ2では、ビード8の寸法精度が高い。この製造方法により、設計形状からずれていない形状を有するビード8を備えたタイヤ2が得られる。
タイヤ2がリムに組み込まれたとき、ビード8がリムと嵌合する。本発明に係る製造方法で得られたタイヤ2では、ビード8の形状が適切なので、ビード8が適切な状態でリムに当接する。従って、タイヤ2に充填された空気が、ビード8とリムとの間から漏れ出さない。ビード8の形状は、タイヤ2のたわみに影響を与える。このタイヤ2では、適正なたわみが得られる。このタイヤ2がリムに組まれると、適正な嵌合圧が発生する。このタイヤ2のビード8は、車両の急加速及び急減速のとき、リムからずれない。このタイヤ2により、ホイールバランスが維持される。このタイヤ2では、ビード8の寸法の周方向におけるばらつきが少ない。このタイヤ2は、ユニフォミティに優れる。
図3から明らかなように、グリーンタイヤ20の内周面のうち中子18に当接しない部分は、ブラダー22に当接する。このブラダー22により、グリーンタイヤ20は十分に加圧される。この加圧により、ゴム組成物が十分に流動し、エアーが排出される。この加圧により、グリーンタイヤ20を構成するゴム部材同士が確実に接合される。中子18とブラダー22とが併用された製造方法により、高品質なタイヤ2が得られる。
この中子18は、グリーンタイヤ20の内側表面の全体と当接する従来の中子に比べて安価である。さらにこの中子18は、ビード8の形状が同一でありサイズが異なる複数のタイヤ2の製造に、用いられうる。この中子18の汎用性は、高い。この中子18が用いられることにより、低コストでタイヤ2が得られる。
この製造方法では、中子プレート36の形状に工夫が施されることにより、ブラダー22の形状に依存することなく、任意の形状のビード8が形成されうる。特殊な形状のビード8により、高機能なタイヤ2が得られうる。
図4において両矢印Lで示されているのは、ビードベースラインBLから中子プレート36の先端までの距離である。両矢印H2で示されているのはコア12の上面の高さであり、両矢印H3で示されているのはエイペックス14の先端の高さである。高さH2及びH3は、ビードベースラインBLが基準とされる。距離L並びに高さH2及びH3は、半径方向において測定される。
ビード8の形状の精度の観点から、距離Lは高さH2よりも大きいことが好ましい。具体的には、距離Lは10mm以上が好ましく、15mm以上がより好ましい。ブラダー22によってグリーンタイヤ20が十分に加圧されるとの観点及び中子18の汎用性の観点から、距離Lは高さH1(図1参照)よりも小さいことが好ましい。具体的には、距離Lは60mm以下が好ましく、40mm以下がより好ましい。図4に示された中子プレート36では、距離Lは高さH2よりも大きく、高さH3よりも小さい。
一方のビード8が中子プレート36で囲まれ、他方のビード8がブラダー22で加圧されてもよい。このような製造方法は、非対称タイヤにおいて有効である。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
図2から4に示されたモールド、中子及びブラダーを用い、タイヤを製作した。中子の距離Lは、26mmである。この距離Lは、エイペックスの上端の高さH3と同一である。このタイヤのサイズは、「215/45ZR17」である。このタイヤは、1枚のカーカスプライを備えている。これらのカーカスプライは、コアで折り返されている。折り返し部分の端の、ビードベースラインBLからの高さHeは、20mmである。このタイヤの、エイペックスの高さ(H3−H2)は20mmである。
[実施例2から4及び6]
中子を変更した他は実施例1と同様にして、タイヤを製作した。中子の距離Lが、下記の表1に示されている。実施例2では、距離Lは高さH2より小さい。実施例3では、距離Lは高さH2と同一である。実施例4では、距離Lは高さH2より大きく高さH3より小さい。実施例6では、距離Lは高さH1と同一である。
[実施例5]
カーカスプライの端の高さHeを下記の表1に示される通りとした他は実施例1と同様にして、タイヤを製作した。
[ユニフォミティの評価]
「JASO C607:2000」に規定されたユニフォーミティ試験の条件に準拠して、RFVを測定した。20本のタイヤを測定した結果の平均値が、下記の表1に示されている。
[官能評価]
タイヤをリムに組み込み、このタイヤ及びリムを乗用車に装着した。この乗用車は、フロントエンジン後輪駆動タイプである。この乗用車のエンジンの排気量は、3000ccである。この乗用車をレーシングサーキットで高速走行させ、ドライバーに応答特性を格付けさせた。この結果が、下記の表1に示されている。数値が大きいほど、評価が高い。
Figure 2008137258
表1に示されるように、実施例のタイヤは諸性能に優れている。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
以上説明された中子は、ツーピースモールドと組み合わされても用いられうる。
図1は、本発明に係る製造方法で得られるタイヤの一例が示された断面図である。 図2は、図1のタイヤの製造に用いられるモールドの一部が示された平面図である。 図3は、図2のIII−III線に沿った拡大断面図である。 図4は、図3のモールドの一部が示された拡大断面図である。
符号の説明
2・・・タイヤ
8・・・ビード
12・・・コア
14・・・エイペックス
16・・・モールド
18・・・中子
20・・・グリーンタイヤ
22・・・ブラダー
24・・・トレッドセグメント
26・・・サイドプレート
28・・・ビードリング
34・・・キャビティ面
36・・・中子プレート

Claims (5)

  1. (1)トレッド、サイドウォール及びビードを備えたグリーンタイヤが成形される工程、
    (2)このグリーンタイヤが、モールドに投入される工程
    並びに
    (3)このモールドのキャビティ面にグリーンタイヤの外側表面が当接し、このモールド に収容された硬質の中子にビードの内側表面の全部又は一部が当接し、このモールドに 収容された軟質のブラダーにグリーンタイヤの内周面のうち中子に当接しない部分が当 接した状態で、このグリーンタイヤが加熱される工程
    を含むタイヤ製造方法。
  2. 上記中子の先端が、半径方向において、ビードのコアの上面とタイヤの最大幅点との間に位置する請求項1に記載の製造方法。
  3. 上記中子が縮径及び拡径しうる請求項1又は2に記載の製造方法。
  4. 上記中子の内側に膨張したブラダーが当接しうる請求項1から3のいずれかに記載の製造方法。
  5. 上記請求項1から4のいずれかに記載の方法で製造されたタイヤ。
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