JP2008133856A - 回転方向切換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な構成で回転方向をスムーズに切り換えることができる回転方向切換装置を提供する。
【解決手段】回転方向切換装置15は、エンジン19のクランクシャフト33に連結された正転ドライブプーリ66および逆転ドライブプーリ67と、クランクシャフト33に連結された正転ドリブンプーリ74および逆転ドリブンプーリ75と、正転ドライブプーリおよび正転ドリブンプーリに掛け渡された正転駆動ベルト77と、逆転ドライブプーリおよび逆転ドリブンプーリに掛け渡された逆転駆動ベルト78と、正転駆動ベルトおよび逆転駆動ベルトのうち、一方の駆動ベルトを張設状態に切り換えるとともに、他方の駆動ベルトを緩設状態に切り換えるベルト切換手段63とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、動力源と駆動軸との間に配され、駆動軸の回転方向を正転と逆転とに切り換える回転方向切換装置に関する。
除雪機のなかには、走行駆動系としてギヤ駆動を採用したものがある。この除雪機の前後進を切り換える際には、クラッチレバーを操作して走行クラッチを遮断状態にする。つぎに、前後進切換レバーを操作してギヤ駆動系の噛み合いを変えることで駆動軸の回転を正転と逆転とに切り換える。
駆動軸の回転が正転と逆転とに切り換わることで、除雪機の前後進を切り換える(例えば、特許文献1参照。)。
特開昭63−223207号公報
特許文献1の除雪機によれば、走行クラッチを遮断状態にしてから前後進を切り換える必要があるため、前後進をスムーズに切り換えることは難しい。
ところで、除雪機のなかには、走行駆動系として油圧駆動を採用したものがある。この除雪機の前後進を切り換える際には、前後進切換レバーを操作して駆動軸の回転を正転と逆転とに切り換えることが可能である。
よって、油圧駆動の除雪機によれば、前後進切換レバーを操作するだけで前後進を切り換えることが可能である。
しかし、油圧駆動の除雪機は、構成が複雑で、部品に精度が要求されるため、コストを抑えることが難しい。
本発明は、簡素な構成で、駆動軸の回転方向をスムーズに切り換えることができる回転方向切換装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、動力源から駆動軸への動力伝達経路に配され、前記駆動軸の回転方向を正転と逆転とに切り換える回転方向切換装置であって、前記動力源の出力軸に連結された正転ドライブプーリおよび逆転ドライブプーリと、前記駆動軸に連結された正転ドリブンプーリおよび逆転ドリブンプーリと、前記正転ドライブプーリおよび前記正転ドリブンプーリに掛け渡された正転駆動ベルトと、前記逆転ドライブプーリおよび前記逆転ドリブンプーリに掛け渡された逆転駆動ベルトと、前記正転駆動ベルトおよび前記逆転駆動ベルトのうち、一方の駆動ベルトを張設状態に切り換えるとともに、他方の駆動ベルトを緩設状態に切り換えるベルト切換手段と、前記正転駆動ベルトが前記張設状態に切り換えられたとき前記駆動軸を正転させ、前記逆転駆動ベルトが前記張設状態に切り換えられたとき前記駆動軸を逆転させるギヤ機構と、を備えたことを特徴とする。
請求項2は、前記正転、逆転のドライブプーリおよび前記正転、逆転のドリブンプーリのうち、一方が同軸にそれぞれ設けられるとともに、他方が第1、第2の別軸にそれぞれ設けられ、前記第1、第2の別軸が、一方の別軸を前記同軸から離すとともに他方の別軸を前記同軸に近づけるように、回動自在な回動体に設けられ、前記一方の別軸を前記同軸から離すことで、前記一方の別軸のプーリに掛けられた駆動ベルトを前記張設状態に保ち、前記他方の別軸を前記同軸に近づけることで、前記他方の別軸のプーリに掛けられた駆動ベルトを前記緩設状態に保つことを特徴とする。
請求項3において、前記ベルト切換手段は、前記一方の別軸のプーリに掛けられた駆動ベルトを前記張設状態に保つスプリング部材を備えたことを特徴とする。
ここで、駆動ベルトを用いる場合、ドライブプーリの回転をドリブンプーリに伝えるために、駆動ベルトに押圧力を作用させて、駆動ベルトを張設した状態に保つことが要求される。駆動ベルトに押圧力を作用させるために、駆動ベルトの側部側にテンションプーリなどの押付力手段が設けられる。
よって、正転駆動ベルトと逆転駆動ベルトとを2本掛けする場合には、それぞれの駆動ベルトに押付力手段が備えられる。
このため、ベルト切換手段の構成が複雑になることが考えられる。
そこで、請求項3において、ベルト切換手段に、一方の別軸のプーリに掛けられた駆動ベルトを張設状態に保つスプリング部材を備えた。
請求項4は、前記ベルト切換手段は、前記スプリング部材が連結部材を介して前記回動体に連結され、前記連結部材は、前記回動体の回動中心となる回動軸との干渉を回避する干渉回避部が形成されたことを特徴とする。
ここで、第1、第2の別軸は回動体に設けられている。この回動体を回動軸を中心にして回動することで一方の別軸を同軸から離すことが可能である。
よって、正転駆動ベルトおよび逆転駆動ベルトから選択した任意(一方)の駆動ベルトを張設状態に保つためには、回動軸の一方側と他方側とを任意に選択して、それぞれの側にスプリング部材の付勢力を作用させる必要がある。
このため、回動軸にスプリング部材が干渉することが考えられる。
そこで、請求項4において、スプリング部材を連結部材を介して回動体に連結した。そして、連結部材に、回動軸との干渉を回避する干渉回避部を形成した。
請求項5において、前記同軸に設けられたプーリは、前記正転、逆転のドライブプーリであることを特徴とする。
ここで、同軸に設けられたプーリは調整やメンテナンスが比較的不要な部位である。これに対して、第1、第2の別軸に設けられたプーリは、回動体に支持されるので、調整やメンテナンスが比較的必要な部位である。
そこで、請求項5において、同軸に設けられたプーリを、正転、逆転のドライブプーリとした。
よって、同軸に設けられたプーリを動力源側に配置し、第1、第2の別軸に設けられたプーリを動力源から離れた側に配置することができる。
請求項6において、第1、第2の別軸に設けられた各プーリは、前記正転、逆転のドライブプーリであることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ベルト切換手段で、正転駆動ベルトおよび逆転駆動ベルトのうち、一方の駆動ベルトを張設状態に切り換えるとともに、他方の駆動ベルトを緩設状態に切り換える。
そして、正転駆動ベルトが張設状態に切り換えられたとき駆動軸が正転する。一方、逆転駆動ベルトが張設状態に切り換えられたとき駆動軸が逆転する。
よって、正転駆動ベルトや逆転駆動ベルトをベルト切換手段で張設状態に切り換えるだけで、クラッチ操作をおこなわずに駆動軸を正転状態と逆転状態とに切り換えることができる。
これにより、駆動軸の回転方向をスムーズに切り換えることができるという利点がある。
また、駆動ベルトを張設状態と緩設状態とに切り換えるだけで、駆動軸を正転状態と逆転状態とに切り換えることができるので、回転方向切換装置を簡素な構成とすることができるという利点がある。
請求項2に係る発明では、正転、逆転のドライブプーリおよび正転、逆転のドリブンプーリのうち、一方を同軸に設けるとともに、他方を第1、第2の別軸に設けた。これらの別軸を回動体に設けた。そして、回動体を回動することで、一方の別軸を同軸から離すとともに他方の別軸を同軸に近づけるようにした。
よって、一方の別軸を同軸から離すことで、一方の別軸のプーリに掛けられた駆動ベルトを張設状態に保つようにした。さらに、他方の別軸を同軸に近づけることで、他方の別軸のプーリに掛けられた駆動ベルトを緩設状態に保つようにした。
これにより、回動体を回動するだけで、駆動軸を正転状態と逆転状態とに切り換えることができるので、回転方向切換装置を簡素な構成とすることができるという利点がある。
請求項3に係る発明では、ベルト切換手段にスプリング部材を備えた。このスプリング部材は、正転駆動ベルトおよび逆転駆動ベルトから選択した任意(一方)の駆動ベルトを張設状態に保つことができる。
よって、正転駆動ベルトおよび逆転駆動ベルトに張設用の押付力手段をそれぞれ別途設ける必要がなく、構成の簡素化を図ることができるという利点がある。
請求項4に係る発明では、スプリング部材を連結部材を介して回動体に連結した。そして、連結部材に、回動軸との干渉を回避する干渉回避部を形成した。
よって、回動体を回動させた際に、スプリング部材が回動軸に干渉することを防止できる。
これにより、回動軸の一方側と他方側とを任意に選択して、それぞれの側にスプリング部材の付勢力を作用させることが可能になり、正転駆動ベルトおよび逆転駆動ベルトから選択した任意(一方)の駆動ベルトを張設状態に保つことができるという利点がある。
請求項5に係る発明では、同軸に設けられたプーリを動力源側に配置し、第1、第2の別軸に設けられたプーリを動力源から離れた側に配置するようにした。
第1、第2の別軸に設けられたプーリ側の調整やメンテナンスをおこなう際に、動力源が妨げになることがない。
これにより、第1、第2の別軸に設けられたプーリ側の調整やメンテナンスを容易におこなうことができるという利点がある。
請求項6に係る発明では、第1、第2の別軸に設けられた各プーリを、正転、逆転のドライブプーリとした。
ここで、動力源は比較的高速で回転するので、動力源の回転をギヤ機構で所望の回転まで減速させる必要がある。
よって、正転、逆転のドライブプーリを所望の回転に減速するために、正転、逆転のドライブプーリに備えたギヤの直径を大きくできる。
これにより、正転ドライブプーリに備えたギヤと、逆転のドライブプーリに備えたギヤとを互いに噛み合わせた状態で、正転、逆転のドライブプーリを互いに干渉させないように離すことができる。
このように、正転ドライブプーリに備えたギヤと、逆転ドライブプーリに備えたギヤとを互いに噛み合わせることで、逆転ドライブプーリに備えたギヤを逆転させるためのアイドラギヤとして、正転ドライブプーリに備えたギヤを兼用することができる。
したがって、ギヤ機構に備えたギヤの個数を減らすことができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」は作業者から見た方向にしたがい、前側をFr、後側をRr、左側をL、右側をRとして示す。
図1は本発明に係る回転方向切換装置(第1実施の形態)を備えた歩行型除雪機を示す斜視図である。
歩行型除雪機10は、機体11の左右側にそれぞれ左右のクローラ走行部12,13を備え、左右のクローラ走行部12,13の回転方向を切り換える回転方向切換装置15を備え、回転方向切換装置15を覆うカバー17を備え、回転方向切換装置15に走行クラッチ18を介して回転を伝えるエンジン(動力源)19を備え、機体11の左右側に左右のスイングパイプ21,22をスイング自在に備え、左右のスイングパイプ21,22の後端部21a,22aに左右のハンドル24,25をそれぞれ備え、左右のスイングパイプ21,22の前端部21b,22bに排雪板26を備える。
左クローラ走行部12は、前部の駆動輪28と後部の遊転輪29とにクローラベルト31を巻き掛け、駆動輪28を回転方向切換装置15などを介してエンジン19に連結したクローラ式の走行部である。
右クローラ走行部13は、左クローラ走行部12と左右対称の部材であり、構成部材に同一符号を付して説明を省略する。
回転方向切換装置15は、走行クラッチ18を介してエンジン19に連結されるとともに、ファイナルドライブ機構32(図2、図4参照)を介して左右のクローラ走行部12,13に連結されている。
エンジン19の回転は、走行クラッチ18、回転方向切換装置15およびファイナルドライブ機構32を介して左右のクローラ走行部12,13に伝達される。
カバー17は、回転方向切換装置15を覆うように形成されるとともに、左右のクローラ走行部12,13間に配置されている。
このカバー17は、機体11に取り付けられている。
エンジン19は、出力軸であるクランクシャフト33を備え、このクランクシャフト33を縦置き、すなわち下方に延ばした形式のバーチカルエンジンである。
左ハンドル24は、左スイングパイプ21の後端部21aから車体後方に向けて上り勾配に延出され、後端部に左グリップ51を備え、左グリップ51の近傍に走行クラッチレバー52が設けられている。
走行クラッチレバー52は、走行クラッチ18を接続状態と遮断状態とに切り換えるレバーである。
右ハンドル25は、右スイングパイプ22の後端部22aから車体後方に向けて上り勾配に延出され、後端部に右グリップ54を備え、右グリップ54の近傍に前後進切換レバー55が設けられている。
前後進切換レバー55は、回転方向切換装置15の一部を構成する部材である。
この歩行型除雪機10は、左右のグリップ51,54を左右の手で握った状態で、左右のクローラ走行部12,13を正転させることで前進走行し、左右のクローラ走行部12,13を逆転させることで後進走行する。
図2は第1実施の形態に係る回転方向切換装置を示す斜視図、図3は第1実施の形態に係る回転方向切換装置を示す分解斜視図である。
回転方向切換装置15は、図1に示すエンジン19から入力軸(駆動軸)58への動力伝達経路に配され、入力軸58の回転方向を正転と逆転とに切り換える装置である。
この回転方向切換装置15は、走行クラッチ18に連結されたプーリユニット61と、プーリユニット61に連結されたギヤユニット(ギヤ機構)62と、プーリユニット61の連結を切り換えるベルト切換手段63とを備える。
走行クラッチ18は、図1に示すエンジン19の出力軸(クランクシャフト)33に連結されている。
プーリユニット61は、走行クラッチ18に連結されたドライブ軸(同軸)65と、ドライブ軸(同軸)65に設けられた正転ドライブプーリ66および逆転ドライブプーリ67と、ギヤユニット62に連結された正転軸(第1別軸)71および逆転軸(第2別軸)72と、正転軸71に設けられた正転ドリブンプーリ74と、逆転軸72に設けられた逆転ドリブンプーリ75と、正転ドライブプーリ66および正転ドリブンプーリ74に掛け渡された正転駆動ベルト77と、逆転ドライブプーリ67および逆転ドリブンプーリ75に掛け渡された逆転駆動ベルト78とを備える。
正転ドライブプーリ66および逆転ドライブプーリ67は、正転ドライブプーリ66が上側、逆転ドライブプーリ67が下側になるように一体に形成されている(図4参照)。
正転ドリブンプーリ74は、正転ドライブプーリ66に対して同じ高さ位置(水平位置)に配置され、正転軸71およびギヤユニット62を介して入力軸58に連結されている。
逆転ドリブンプーリ75は、逆転ドライブプーリ67に対して同じ高さ位置(水平位置)に配置され、逆転軸72およびギヤユニット62を介して入力軸58に連結されている。
プーリユニット61によれば、正転駆動ベルト77が張設状態に保たれた状態において、正転ドライブプーリ66の回転を、正転駆動ベルト77を介して正転ドリブンプーリ74に伝えることができる。
一方、正転駆動ベルト77が緩設状態に保たれた状態において、正転ドライブプーリ66を空転(空回り)させることができる。よって、正転ドライブプーリ66の回転は、正転駆動ベルト77を介して正転ドリブンプーリ74に伝わらない。
さらに、プーリユニット61によれば、逆転駆動ベルト78が張設状態に保たれた状態において、逆転ドライブプーリ67の回転を、逆転駆動ベルト78を介して逆転ドリブンプーリ75に伝えることができる。
一方、逆転駆動ベルト78が緩設状態に保たれた状態において、逆転ドライブプーリ67を空転(空回り)させることができる。よって、逆転ドライブプーリ67の回転は、逆転駆動ベルト78を介して逆転ドリブンプーリ75に伝わらない。
ギヤユニット62は、入力軸58を回動軸として回動自在に支持された回動ケース(回動体)81と、正転軸71に設けられ正転ドライブギヤ83と、正転ドライブギヤ83に噛み合わされ、入力軸58に設けられたドリブンギヤ84と、ドリブンギヤ84に噛み合わされたアイドラギヤ85と、アイドラギヤ85に噛み合わされ、逆転軸72に設けられ逆転ドライブギヤ86とを備える。
回動ケース81は、正転ドライブギヤ83、ドリブンギヤ84、アイドラギヤ85および逆転ドライブギヤ86を収納するケース本体91と、ケース本体91の開口部92を塞ぐケースカバー93とを備える。
ケースカバー93は、ケース本体91の開口縁部94にボルト止めされる。
図4は図2の4−4線断面図、図5は図2の5−5線断面図である。
正転ドライブギヤ83は、正転軸71を介して回動ケース81に回転自在に支持されている。
ドリブンギヤ84は、入力軸58を介して回動ケース81に回転自在に支持されている。
アイドラギヤ85は、中間軸96を介して回動ケース81に回転自在に支持されている。
逆転ドライブギヤ86は、逆転軸72を介して回動ケース81に回転自在に支持されている。
ギヤユニット62は、正転駆動ベルト77が張設状態に保たれた状態において入力軸58を正転させる。
また、ギヤユニット62は、逆転駆動ベルト78が張設状態に保たれた状態において入力軸58を逆転させる。
ファイナルドライブ機構32は、ファイナルドライブケース97内に入力軸58が回転自在に支持され、入力軸58の下半分にウォーム98が形成され、ウォーム98にウォームホイール99が噛み合わされ、ウォームホイール99が走行シャフト101に設けられ、走行シャフト101がファイナルドライブケース97に回転自在に支持されている。
走行シャフト101は、ファイナルドライブケース97の左側部97aから左端部101aが外側に突出されるとともに、ファイナルドライブケース97の右側部97bから右端部101bが外側に突出されている。
左端部101aに左走行パイプ102が連結され、左走行パイプ102に左クローラ走行部12の駆動輪28(図1参照)が連結されている。
右端部101bに右走行パイプ103が連結され、右走行パイプ103に右クローラ走行部13の駆動輪28(図2参照)が連結されている。
図2、図3に戻って、ベルト切換手段63は、回動ケース81の底部91a(図4参照)に設けられた切換レバー105と、切換レバー105に連結ピン106を介して回転自在に連結された連結アーム(連結部材)107と、連結アーム107に連結されたスプリング部材108と、切換レバー105に連結されたプッシュプルケーブル109と、プッシュプルケーブル109に連結された前後進切換レバー55とを備える。
切換レバー105は、第1、第2のレバー111,112で略湾曲状に形成されるとともに、湾曲状の固定部113を備える。固定部113が回動ケース81の底部91aに溶接(図6に溶接部を「×××」で示す)されることで、回動ケース81の底部91aに切換レバー105が固定される。
第1レバー111には、プッシュプルケーブル109の前端部109aがボルト115で連結される。第2レバー112には、連結アーム107の後端部107aが連結ピン106で連結される。
連結アーム107は、略く字状に形成されることで、入力軸58に臨む部位に干渉回避部(すなわち、凹部)118が形成される。
連結アーム107は、連結アーム107の後端部107aが連結ピン106で連結されるとともに、連結アーム107の前端部107bにスプリング部材108の後フック108aが係止されている。
スプリング部材108は、連結アーム107の前端部107bに後フック108aが係止されるとともに、係止部材117に前フック108bが係止されている。
係止部材117は機体11にねじ結合されている。
このスプリング部材108は、正転駆動ベルト77および逆転駆動ベルト78の一方を張設状態に保持するばねである。
プッシュプルケーブル109は、アウターケーブル121およびインナーケーブル122を有する。アウターケーブル121は、前端部121aが機体11に取り付けられ、後端部121bがブラケット123(図1参照)に取り付けられている。
ブラケット123は、図1に示す右ハンドル25に取り付けられている。
インナーケーブル122は、アウターケーブル121内にスライド自在に取り付けられている。
インナーケーブル122の前端部109aは、アウターケーブル121の前端部121aから前方に向けて突出され、第1レバー111にボルト115で連結されている。
インナーケーブル122の後端部109bは、アウターケーブル121の後端部121b(図1参照)から後方に向けて突出され、前後進切換レバー55にボルト124で連結されている。
前後進切換レバー55は、右ハンドル25に支持ピン126を介して回動自在に支持されている。前後進切換レバー55には、インナーケーブル122の後端部109bがボルト124で連結されている。
よって、前後進切換レバー55を支持ピン126を軸にして矢印A方向にスイング移動することで、インナーケーブル122が矢印Bの如く引張られる。
インナーケーブル122を矢印Bの如く引張ることで、回転方向切換装置15が前進走行状態に切り換わる。
また、前後進切換レバー55を支持ピン126を軸にして矢印C方向にスイング移動することで、インナーケーブル122が矢印Dの如く押し出される。
インナーケーブル122を矢印Dの如く押し出すことで、回転方向切換装置15が後進走行状態に切り換わる。
ところで、ドライブ軸65に設けられた正転ドライブプーリ66や逆転ドライブプーリ67は調整やメンテナンスが比較的不要な部位である。
これに対して、正転軸71に設けられた正転ドリブンプーリ74や、逆転軸72に設けられた逆転ドリブンプーリ75は、回動ケース81に支持されるので、調整やメンテナンスが比較的必要な部位である。
そこで、第1実施の形態において、回動ケース81や正、逆転のドリブンプーリ74,75をエンジン19から離れた側に配置した。
よって、図1に示すカバー17を外して、回動ケース81や正、逆転のドリブンプーリ74,75の調整やメンテナンスをおこなう際に、エンジン19が妨げになることがない。
加えて、回動ケース81内の正転ドライブギヤ83、ドリブンギヤ84、アイドラギヤ85および逆転ドライブギヤ86などの調整やメンテナンスをおこなう際に、エンジン19が妨げになることがない。
つぎに、図6〜図8に基づいて回転方向切換装置15を前進走行状態に保持する例を説明する。
図6は第1実施の形態に係るベルト切換手段を前進走行状態に保持した例を示す図である。
回転方向切換装置15が前進走行状態になると、ベルト切換手段63の連結ピン106が中心線128の右側に位置する。
中心線128は、係止部材117の係止孔117aおよび入力軸58を結んだ直線である。係止孔117aは、スプリング部材108の前フック108bが係止される孔である。
スプリング部材108の引張力F1が矢印の如く連結アーム107に作用する。作用した引張力F1は連結アーム107を経て連結ピン106に荷重として伝えられる。伝えられた荷重は、連結ピン106を介して切換レバー105に荷重F2として伝わる。
荷重F2が切換レバー105を経て回動ケース81に伝えられ、回動ケース81に回動力F3が矢印の如く作用する。
図7は第1実施の形態に係るプーリユニットを前進走行状態に保持した例を示す図である。
回動ケース81に回動力F3が矢印の如く作用することで、回動力F3が正転軸71に作用する。すなわち、スプリング部材108の引張力F1によって、正転軸71がドライブ軸65から離れる方向に引張られる。
ここで、スプリング部材108は、正転駆動ベルト77に好適な張設力をかけるように引張力F1が調整されている。
よって、正転駆動ベルト77に好適な張設力がかけられた状態(張設状態)で、回動ケース81が静止状態に保たれる。回動ケース81が前進走行状態に保たれる。
すなわち、前進走行状態において、プーリユニット61は、正転駆動ベルト77が張設状態に保たれるとともに、逆転駆動ベルト78が緩設状態に保たれる。
よって、図1に示すエンジン19が駆動して正転ドライブプーリ66が矢印Aの如く回転すると、正転ドライブプーリ66の回転が正転駆動ベルト77に伝えられる。
正転駆動ベルト77が矢印Bの如く回転して、正転駆動ベルト77の回転が正転ドリブンプーリ74に伝えられる。
これにより、正転ドリブンプーリ74が矢印Cの如く回転して、正転軸71が矢印Cの如く回転する。
一方、逆転ドリブンプーリ75は逆転ドライブプーリ67(図4参照)に近づく方向に移動する。
逆転駆動ベルト78が緩設状態に保たれるので、逆転ドライブプーリ67が矢印Aの如く回転しても、逆転ドライブプーリ67は空転(空回り)する。
よって、逆転ドライブプーリ67の回転は逆転駆動ベルト78を介して逆転ドリブンプーリ75に伝わらない。
なお、緩設状態の逆転駆動ベルト78を逆転ドライブプーリ67や逆転ドリブンプーリ75から離れていない状態で図示するが、実際には、逆転駆動ベルト78は逆転ドライブプーリ67や逆転ドリブンプーリ75から離れた状態になる。
以下、緩設状態の駆動ベルトがドライブプーリやドリブンプーリから外れないように保持する部材について説明する。
正転ドライブプーリ66および逆転ドライブプーリ67には、ドライブベルトストッパ131が設けられている。
また、正転ドリブンプーリ74には、正転ドリブンベルトストッパ132が設けられている。
さらに、逆転ドリブンプーリ75には、逆転ドリブンベルトストッパ133が設けられている。
ドライブベルトストッパ131および正転ドリブンベルトストッパ132は、正転駆動ベルト77が緩設状態に保たれた際に、正転駆動ベルト77がそれぞれのプーリ66,74から外れることを防止する役割を果たす。
また、ドライブベルトストッパ131および逆転ドリブンベルトストッパ133は、逆転駆動ベルト78が緩設状態に保たれた際に、それぞれのプーリ67,75から外れることを防止する役割を果たす。
図8は第1実施の形態に係るギヤユニットを前進走行状態に保持した例を示す図である。
正転軸71を矢印Cの如く回転することで、正転軸71と一体に正転ドライブギヤ83が矢印Cの如く回転する。正転ドライブギヤ83が回転することで、ドリブンギヤ84が矢印Dの如く回転する。
ドリブンギヤ84と一体に入力軸58が矢印Dの如く回転することで、入力軸58の回転が、図2に示すファイナルドライブ機構32を介して左右のクローラ走行部12,13に伝わる。
これにより、図1に示す歩行型除雪機10を前進走行させることができる。
なお、ドリブンギヤ84が回転することで、アイドラギヤ85が矢印Eの如く回転する。アイドラギヤ85が回転することで、逆転ドライブギヤ86が矢印Fの如く回転する。
逆転ドライブギヤ86と一体に逆転ドリブンプーリ75が回転する。
ここで、逆転駆動ベルト78が緩設状態に保たれているので、図7に示す逆転ドリブンプーリ75は空転(空回り)する。
これにより、回動ケース81を回動するだけで、入力軸58を正転状態に切り換えることができるので、回転方向切換装置15を簡素な構成とすることができる。
つぎに、図9〜図11に基づいて回転方向切換装置15を後進走行状態に保持する例を説明する。
図9は第1実施の形態に係るベルト切換手段を後進走行状態に保持した例を示す図である。
回転方向切換装置15が後進走行状態になると、ベルト切換手段63の連結ピン106が中心線128の左側に位置する。
連結アーム107は、略く字状に形成されることで、入力軸58に臨む部位に干渉回避部118として凹部を有する。
よって、ベルト切換手段63の連結ピン106が中心線128の左側に位置した際に、連結アーム107が入力軸58に干渉することを回避できる。
さらには、スプリング部材108を連結アーム107を介して回動ケース81に連結した。よって、スプリング部材108が入力軸58に干渉することを回避できる。
ベルト切換手段63の連結ピン106が中心線128の左側に位置することで、スプリング部材108の引張力F4が矢印の如く連結アーム107に作用する。
作用した引張力F4は連結アーム107を経て連結ピン106に荷重として伝えられる。伝えられた荷重は、連結ピン106を介して切換レバー105に荷重F5として伝わる。
荷重F5が切換レバー105を経て回動ケース81に伝えられ、回動ケース81に回動力F6が矢印の如く作用する。
図10は第1実施の形態に係るプーリユニットを後進走行状態に保持した例を示す図である。
回動ケース81に回動力F6が矢印の如く作用することで、回動力F6が逆転軸72に作用する。すなわち、スプリング部材108の引張力F4によって、逆転軸72がドライブ軸65から離れる方向に引張られる。
ここで、スプリング部材108は、逆転駆動ベルト78に好適な張設力をかけるように引張力F4が調整されている。
よって、逆転駆動ベルト78に好適な張設力がかけられた状態(張設状態)で、回動ケース81が静止状態に保たれる。回動ケース81が後進走行状態に保たれる。
すなわち、プーリユニット61は、後進走行状態において、逆転駆動ベルト78が張設状態に保たれるとともに、正転駆動ベルト77が緩設状態に保たれる。
よって、逆転ドライブプーリ67(図4参照)が矢印Aの如く回転すると、逆転ドライブプーリ67の回転が逆転駆動ベルト78に伝えられる。
逆転駆動ベルト78が矢印Gの如く回転して、逆転駆動ベルト78の回転が逆転ドリブンプーリ75に伝えられる。
これにより、逆転ドリブンプーリ75が矢印Hの如く回転して、逆転軸72が矢印Hの如く回転する。
一方、正転ドリブンプーリ74は正転ドライブプーリ66に近づく方向に移動する。正転駆動ベルト77が緩設状態に保たれるので、正転ドライブプーリ66が矢印Aの如く回転しても、正転ドライブプーリ66は空転(空回り)する。
よって、正転ドライブプーリ66の回転は正転駆動ベルト77を介して正転ドリブンプーリ74に伝わらない。
なお、緩設状態の正転駆動ベルト77を正転ドライブプーリ66や正転ドリブンプーリ74から離れていない状態で図示するが、実際には、正転駆動ベルト77は正転ドライブプーリ66や正転ドリブンプーリ74から離れた状態になる。
正転ドライブプーリ66や正転ドリブンプーリ74から離れた正転駆動ベルト77は、ドライブベルトストッパ131および正転ドリブンベルトストッパ132で外れないように保持される。
図7に示すように、回転方向切換装置15が前進走行状態になると、スプリング部材108の引張力F1によって、正転軸71がドライブ軸65から離れる方向に引張られる。よって、正転駆動ベルト77に好適な張設力がかけられた状態(張設状態)に保たれる。
さらに、図10に示すように、回転方向切換装置15が後進走行状態になると、スプリング部材108の引張力F4によって、逆転軸72がドライブ軸65から離れる方向に引張られる。よって、逆転駆動ベルト78に好適な張設力がかけられた状態(張設状態)に保たれる。
このように、ベルト切換手段63にスプリング部材108を備えることで、正転駆動ベルト77および逆転駆動ベルト78から選択した任意(一方)の駆動ベルトを張設状態に保つことができる。
よって、正転駆動ベルト77および逆転駆動ベルト78に張設用の押付力手段をそれぞれ別途設ける必要がない。
図11は第1実施の形態に係るギヤユニットを後進走行状態に保持した例を示す図である。
逆転軸72を矢印Hの如く回転することで、逆転軸72と一体に逆転ドライブギヤ86が矢印Hの如く回転する。逆転ドライブギヤ86が回転することで、アイドラギヤ85が矢印Iの如く回転する。アイドラギヤ85が回転することで、ドリブンギヤ84が矢印Jの如く回転する。
ドリブンギヤ84と一体に入力軸58が矢印Jの如く回転することで、入力軸58の回転が、図2に示すファイナルドライブ機構32を介して左右のクローラ走行部12,13に伝わる。
これにより、図1に示す歩行型除雪機10を後進走行させることができる。
なお、ドリブンギヤ84が回転することで、正転ドライブギヤ83が矢印Kの如く回転する。正転ドライブギヤ83と一体に正転ドリブンプーリ74(図10参照)が回転する。
ここで、正転駆動ベルト77が緩設状態に保たれているので、正転ドリブンプーリ74は空転(空回り)する。
これにより、回動ケース81を回動するだけで、入力軸58を逆転状態とに切り換えることができるので、回転方向切換装置15を簡素な構成とすることができる。
つぎに、回転方向切換装置15の作用を図12〜図18に基づいて説明する。
図12(a),(b)は第1実施の形態に係る回転方向切換装置を前進走行状態に保持した例を説明する図である。
(a)において、前後進切換レバー55が前進位置P1に保持される。
(b)において、プーリユニット61は、正転駆動ベルト77が張設状態に保たれるとともに、逆転駆動ベルト78が緩設状態に保たれる。
エンジン19(図1参照)が駆動することにより、正転ドライブプーリ66が矢印Aの如く回転する。正転ドライブプーリ66の回転が正転駆動ベルト77を介して正転ドリブンプーリ74に伝えられる。
正転ドリブンプーリ74が矢印Cの如く回転して、正転軸71が矢印Cの如く回転する。
一方、図4に示す逆転ドライブプーリ67は空転(空回り)する。
図13(a),(b)は第1実施の形態に係る歩行型除雪機が前進走行する状態を説明する図である。
(a)において、正転軸71を矢印Cの如く回転することで、正転軸71と一体に正転ドライブギヤ83が矢印Cの如く回転する。正転ドライブギヤ83が回転することで、ドリブンギヤ84が矢印Dの如く回転する。ドリブンギヤ84と一体に入力軸58が矢印Dの如く回転する。
(b)において、歩行型除雪機10が矢印Lの如く前進走行する。
図14(a),(b)は第1実施の形態に係る回転方向切換装置を後進走行状態に切り換える例を説明する図である。
(a)において、前後進切換レバー55を前進位置P1から後進位置P2に向けて矢印Mの如く移動する。
プッシュプルケーブル109のインナーケーブル122が矢印の如く前方に向けて押し出される。
(b)において、スプリング部材108の引張力F1により、回動ケース81に回動力F3が矢印の如く作用している。
前後進切換レバー55(図14(a)参照)の操作でインナーケーブル122の前端部122aが矢印Nの如く押し出される。前端部122aが押し出されることで、回動ケース81は、スプリング部材108の引張力F1に抗して矢印O(アルファベット「オー」の大文字)の如く回動する。回動ケース81の回動中心は入力軸58である。
回動ケース81が入力軸58を中心にして回動するとともに、切換レバー105の第2レバー112が入力軸58を中心にして矢印Pの如く揺動する。
第2レバー112とともに連結ピン106が矢印Pの如く中心線128に向けて移動する。連結ピン106が中心線128を超えて、中心線128の左側に移動する。
図15(a),(b)は第1実施の形態に係る回転方向切換装置が後進走行状態に切り換えられた例を説明する図である。
(a)において、連結ピン106が中心線128を超えて左側に移動すると、スプリング部材108の引張力による回動ケース81の回動力が矢印Q方向(時計回り方向)に切り換わる。
スプリング部材108の引張力で回動ケース81が矢印Qの如く回動する。
(b)において、回動ケース81が回動することで、逆転軸72がドライブ軸65から離れる方向に引張られる。逆転駆動ベルト78に好適な張設力がかけられた状態(張設状態)で、回動ケース81が静止状態に保たれる。すなわち、回動ケース81が後進走行状態に切り換わる。
この状態において、スプリング部材108の引張力がF4となり、回動ケース81の回動力はF6となる。
一方、正転駆動ベルト77は緩設状態に保たれる。
よって、逆転ドライブプーリ67(図4参照)が矢印Aの如く回転すると、逆転ドライブプーリ67の回転が逆転駆動ベルト78を介して逆転ドリブンプーリ75に伝えられる。
逆転ドリブンプーリ75が矢印Hの如く回転して、逆転軸72が矢印Hの如く回転する。
一方、正転ドライブプーリ66は空転(空回り)する。
図16(a),(b)は第1実施の形態に係る歩行型除雪機が後進走行する状態を説明する図である。
(a)において、逆転軸72を矢印Hの如く回転することで、逆転軸72と一体に逆転ドライブギヤ86が矢印Hの如く回転する。逆転ドライブギヤ86が回転することで、アイドラギヤ85が矢印Iの如く回転する。アイドラギヤ85が回転することで、ドリブンギヤ84が矢印Jの如く回転する。
ドリブンギヤ84と一体に入力軸58が矢印Jの如く回転する。
(b)において、歩行型除雪機10が矢印Rの如く後進走行する。
図17(a),(b)は第1実施の形態に係る回転方向切換装置を前進走行状態に切り換える例を説明する図である。
(a)において、前後進切換レバー55を後進位置P2から前進位置P1に向けて矢印Sの如く移動する。
プッシュプルケーブル109のインナーケーブル122が矢印の如く後方に向けて引張られる。
(b)において、スプリング部材108の引張力F4により、回動ケース81に回動力F6が矢印の如く作用している。
前後進切換レバー55(図17(a)参照)の操作でインナーケーブル122の前端部122aが矢印Tの如く引張られる。前端部122aが引張られることで、回動ケース81は、スプリング部材108の引張力F4に抗して矢印Uの如く回動する。回動ケース81の回動中心は入力軸58である。
回動ケース81が入力軸58を中心にして回動するとともに、切換レバー105の第2レバー112が入力軸58を中心にして矢印Vの如く揺動する。
第2レバー112とともに連結ピン106が矢印Vの如く中心線128に向けて移動する。連結ピン106が中心線128を超えて、中心線128の右側に移動する。
図18(a),(b)は第1実施の形態に係る回転方向切換装置が後進走行状態に切り換えられた例を説明する図である。
連結ピン106が中心線128を超えて右側に移動すると、スプリング部材108の引張力による回動ケース81の回動力が矢印W方向(反時計回り方向)に切り換わる。
スプリング部材108の引張力で回動ケース81が矢印Wの如く回動する。
図12(b)に戻って、回動ケース81が回動することで、正転軸71がドライブ軸65から離れる方向に引張られる。正転駆動ベルト77に好適な張設力がかけられた状態(張設状態)で、回動ケース81が静止状態に保たれる。回動ケース81が前進走行状態に保たれる。
この状態において、スプリング部材108の引張力がF1となり、回動ケース81の回動力はF3となる。
一方、逆転駆動ベルト78は緩設状態に保たれる。
図12〜図18で説明したように、前後進切換レバー55を前進位置P1に保持することで、正転駆動ベルト77を張設状態に保つ。
正転ドライブプーリ66の回転が、正転駆動ベルト77および正転ドリブンプーリ74を経て正転軸71に伝わる。正転軸71が矢印Cの如く回転して、歩行型除雪機10が矢印Lの如く前進走行する。
また、前後進切換レバー55を前進位置P1から後進位置P2まで移動することで回転方向切換装置15が後進走行状態に切り換わる。逆転駆動ベルト78が張設状態に保たれる。
逆転ドライブプーリ67の回転が、逆転駆動ベルト78および逆転ドリブンプーリ75を経て逆転軸72に伝わる。逆転軸72が矢印Hの如く回転して、歩行型除雪機10が矢印Rの如く後進走行する。
さらに、前後進切換レバー55を後進位置P2から前進位置P1まで移動することで回転方向切換装置15が前進走行状態に切り換わる。正転駆動ベルト77が張設状態に保たれる。
よって、前述したように歩行型除雪機10が矢印Lの如く前進走行する。
すなわち、回転方向切換装置15によれば、ベルト切換手段63で、正転駆動ベルト77および逆転駆動ベルト78のうち、一方の駆動ベルトを張設状態に切り換えるとともに、他方の駆動ベルトを緩設状態に切り換えることができる。
そして、正転駆動ベルト77が張設状態に切り換えられたとき、歩行型除雪機10が前進走行する。
一方、逆転駆動ベルト78が張設状態に切り換えられたとき、歩行型除雪機10が後進走行する。
よって、正転駆動ベルト77や逆転駆動ベルト78をベルト切換手段63で張設状態に切り換えるだけで、クラッチ操作をおこなわずに歩行型除雪機10を前進走行状態と後進走行状態とに切り換えることができる。
これにより、歩行型除雪機10の前進走行と後進走行とをスムーズに切り換えることができる。
また、正転駆動ベルト77や逆転駆動ベルト78を張設状態と緩設状態とに切り換えるだけで、歩行型除雪機10の前進走行状態と後進走行状態とに切り換えることができるので、回転方向切換装置を簡素な構成とすることができる。
つぎに、回転方向切換装置15の変形例1〜2を図19〜図20に基づいて説明する。
図19は第1実施の形態に係る回転方向切換装置の変形例1を説明する図である。
変形例1は、第1実施の形態の連結アーム107を、連結部材141に代えたもので、その他の構成は第1実施の形態の回転方向切換装置15と同じである。
連結部材141は、外形が略矩形状に形成され、入力軸58に臨む部位に干渉回避部142が形成されたものである。
干渉回避部142は、入力軸58を回避するように凹状に形成された部位である。
よって、ベルト切換手段63の連結ピン106が中心線128の左側に位置した際に、連結部材141が入力軸58に干渉することを回避できる。
すなわち、変形例1によれば、第1実施の形態と同様の効果を得ることができる。
図20は第1実施の形態に係る回転方向切換装置の変形例2を説明する図である。
変形例2は、第1実施の形態の連結アーム107を、連結部材145に代えたもので、その他の構成は第1実施の形態の回転方向切換装置15と同じである。
連結部材145は、外形が略矩形状に形成され、入力軸58との干渉を防ぐ干渉回避部146が中央に形成されたものである。
干渉回避部146は、入力軸58を回避するように形成された開口部である。
すなわち、干渉回避部146は、ベルト切換手段63の連結ピン106が中心線128の左右側に位置した際に、それぞれの状態において連結部材145が入力軸58に干渉しないように形成されている。
すなわち、変形例2によれば、第1実施の形態と同様の効果を得ることができる。
つぎに、第2実施の形態の回転方向切換装置150を図21〜図23に基づいて説明する。第2実施の形態において、第1実施の形態の回転方向切換装置15と同一類似部材については同じ符号を付して説明を省略する。
図21は本発明に係る回転方向切換装置(第2実施の形態)を示す斜視図である。
回転方向切換装置150は、図1に示すエンジン19から入力軸58への動力伝達経路に配され、入力軸58の回転方向を正転と逆転とに切り換える装置である。
この回転方向切換装置150は、走行クラッチ18に連結されたギヤユニット(ギヤ機構)151と、ギヤユニット151に連結されたプーリユニット152と、プーリユニット152の連結を切り換えるベルト切換手段(図示せず)とを備える。
前記ベルト切換手段は、第1実施の形態のベルト切換手段63と同様に構成されている。
ギヤユニット151は、ドライブ軸65を回動軸として回動自在に支持された回動ケース(回動体)154と、ドライブ軸65に設けられたドライブギヤ155と、ドライブギヤ155に噛み合わされ、正転軸(第1別軸)156に設けられた正転ドリブンギヤ157と、正転ドリブンギヤ157に噛み合わされ、逆転軸(第2別軸)158に設けられた逆転ドリブンギヤ159とを備える。
回動ケース154は、ドライブギヤ155、正転ドリブンギヤ157および逆転ドリブンギヤ159を収納するケース本体161と、ケース本体161の開口部162を塞ぐケースカバー163(図22(b)参照)とを備える。
ケースカバー163は、ケース本体161の開口縁部164にボルト止めされる。
なお、図21においては、ギヤユニット151の理解を容易にするために、ケースカバー163を取り除いた状態で図示した。
プーリユニット152は、正転ドリブンギヤ157を支持する正転軸156と、正転軸156に設けられた正転ドライブプーリ166と、逆転ドリブンギヤ159を支持する逆転軸158と、逆転軸158に設けられた逆転ドライブプーリ167と、入力軸(同軸)58に設けられた正転ドリブンプーリ171および逆転ドリブンプーリ172と、正転ドライブプーリ166および正転ドリブンプーリ171に掛け渡された正転駆動ベルト174と、逆転ドライブプーリ167および逆転ドリブンプーリ172に掛け渡された逆転駆動ベルト175とを備える。
プーリユニット152によれば、正転駆動ベルト174が張設状態に保たれた状態において、正転ドライブプーリ166の回転を、正転駆動ベルト174を介して正転ドリブンプーリ171に伝えることができる。
一方、正転駆動ベルト174が緩設状態に保たれた状態において、正転ドライブプーリ166空転(空回り)させることができる。よって、正転ドライブプーリ166の回転は、正転駆動ベルト174を介して正転ドリブンプーリ171に伝わらない。
さらに、プーリユニット152によれば、逆転駆動ベルト175が張設状態に保たれた状態において、逆転ドライブプーリ167の回転を、逆転駆動ベルト175を介して逆転ドリブンプーリ172に伝えることができる。
一方、逆転駆動ベルト175が緩設状態に保たれた状態において、逆転ドライブプーリ167を空転(空回り)させることができる。よって、逆転ドライブプーリ167の回転は、逆転駆動ベルト175を介して逆転ドリブンプーリ172に伝わらない。
図22(a),(b)は第2実施の形態に係る回転方向切換装置を前進走行状態に保持した例を示す図である。
(a)において、図1に示すエンジン19が駆動してドライブ軸65が矢印Xの如く回転すると、ドライブ軸65とともにドライブギヤ155が矢印Xの如く回転する。
ドライブギヤ155が回転することで、正転ドリブンギヤ157が矢印Yの如く回転する。正転ドリブンギヤ157が回転することで逆転ドリブンギヤ159が矢印Zの如く回転する。
(b)において、プーリユニット152は、正転駆動ベルト174が張設状態に保たれるとともに、逆転駆動ベルト175が緩設状態に保たれている。
正転ドリブンギヤ157の回転は正転軸156を介して正転ドライブプーリ166に伝えられる。正転ドライブプーリ166が矢印Yの如く回転する。
正転ドライブプーリ166の回転が、正転駆動ベルト174を介して正転ドリブンプーリ171に伝わる。
正転ドリブンプーリ171が矢印Y1の如く回転する。
正転ドリブンプーリ171と一体に入力軸58が矢印Y1の如く回転することで、入力軸58の回転が、図21に示すファイナルドライブ機構32を介して左右のクローラ走行部12,13に伝わる。
これにより、歩行型除雪機10を前進走行させることができる。
一方、逆転ドリブンギヤ159(図22(a)参照)の回転は逆転軸158を介して逆転ドライブプーリ167に伝えられる。
逆転駆動ベルト175は緩設状態に保たれているので、逆転ドライブプーリ167は矢印Zの如く空転(空回り)する。
図23(a),(b)は第2実施の形態に係る回転方向切換装置を後進走行状態に保持した例を示す図である。
(a)において、図1に示すエンジン19が駆動してドライブ軸65が矢印Xの如く回転すると、ドライブ軸65とともにドライブギヤ155が矢印Xの如く回転する。
ドライブギヤ155が回転することで、正転ドリブンギヤ157が矢印Yの如く回転する。正転ドリブンギヤ157が回転することで逆転ドリブンギヤ159が矢印Zの如く回転する。
(b)において、プーリユニット152は、逆転駆動ベルト175が張設状態に保たれるとともに、正転駆動ベルト174が緩設状態に保たれている。
逆転ドリブンギヤ159の回転は逆転軸158を介して逆転ドライブプーリ167に伝えられる。逆転ドライブプーリ167が矢印Zの如く回転する。
逆転ドライブプーリ167の回転が、逆転駆動ベルト175を介して逆転ドリブンプーリ172に伝わる。
逆転ドリブンプーリ172が矢印Z1の如く回転する。
逆転ドリブンプーリ172と一体に入力軸58が矢印Z1の如く回転することで、入力軸58の回転が、図21に示すファイナルドライブ機構32を介して左右のクローラ走行部12,13に伝わる。
これにより、歩行型除雪機10を後進走行させることができる。
一方、正転ドリブンギヤ157(図23(a)参照)の回転は正転軸156を介して正転ドライブプーリ166に伝えられる。
正転駆動ベルト174は緩設状態に保たれているので、正転ドライブプーリ166は矢印Yの如く空転(空回り)する。
ところで、エンジン19は比較的高速で回転するので、エンジン19の回転をギヤ機構などで所望の回転数まで減速させる必要がある。
そこで、第2実施の形態において、正転軸156に正転ドライブプーリ166を設けるとともに、逆転軸158に逆転ドライブプーリ167を設けた。
よって、正転、逆転のドライブプーリ166,167を所望の回転数に減速するために、正転ドライブプーリ166に備えた正転ドリブンギヤ157や、逆転ドライブプーリ167に備えた逆転ドリブンギヤ159の直径を大きくできる。
これにより、正転ドリブンギヤ157と逆転ドリブンギヤ159とを互いに噛み合わせた状態で、正転、逆転のドライブプーリ166,167を互いに干渉させないように離すことができる。
このように、正転ドリブンギヤ157と逆転ドリブンギヤ159とを互いに噛み合わせることで、逆転ドリブンギヤ159を逆転させるためのアイドラギヤとして正転ドリブンギヤ157を兼用することができる。
したがって、ギヤ機構151に備えたギヤの個数を1個減らすことができる。
加えて、第2実施の形態の回転方向切換装置150によれば、第1実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、前記実施の形態では、回転方向切換装置15,150を歩行型除雪機10に適用した例について説明したが、これに限らないで、回転方向切換装置を必要とする歩行型芝刈機などの他の作業機や設備などに適用することも可能である。
本発明は、駆動軸の回転方向を正転と逆転とに切り換える回転方向切換装置を備えた作業機や設備などへの適用に良好である。
本発明に係る回転方向切換装置(第1実施の形態)を備えた歩行型除雪機を示す斜視図である。 第1実施の形態に係る回転方向切換装置を示す斜視図である。 第1実施の形態に係る回転方向切換装置を示す分解斜視図である。 図2の4−4線断面図である。 図2の5−5線断面図である。 第1実施の形態に係るベルト切換手段を前進走行状態に保持した例を示す図である。 第1実施の形態に係るプーリユニットを前進走行状態に保持した例を示す図である。 第1実施の形態に係るギヤユニットを前進走行状態に保持した例を示す図である。 第1実施の形態に係るベルト切換手段を後進走行状態に保持した例を示す図である。 第1実施の形態に係るプーリユニットを後進走行状態に保持した例を示す図である。 第1実施の形態に係るギヤユニットを後進走行状態に保持した例を示す図である。 第1実施の形態に係る回転方向切換装置を前進走行状態に保持した例を説明する図である。 第1実施の形態に係る歩行型除雪機が前進走行する状態を説明する図である。 第1実施の形態に係る回転方向切換装置を後進走行状態に切り換える例を説明する図である。 第1実施の形態に係る回転方向切換装置が後進走行状態に切り換えられた例を説明する図である。 第1実施の形態に係る歩行型除雪機が後進走行する状態を説明する図である。 第1実施の形態に係る回転方向切換装置を前進走行状態に切り換える例を説明する図である。 第1実施の形態に係る回転方向切換装置が後進走行状態に切り換えられた例を説明する図である。 第1実施の形態に係る回転方向切換装置の変形例1を説明する図である。 第1実施の形態に係る回転方向切換装置の変形例2を説明する図である。 本発明に係る回転方向切換装置(第2実施の形態)を示す斜視図である。 第2実施の形態に係る回転方向切換装置を前進走行状態に保持した例を示す図である。 第2実施の形態に係る回転方向切換装置を後進走行状態に保持した例を示す図である。
符号の説明
10…歩行型除雪機、15,150…回転方向切換装置、19…エンジン(動力源)、58…入力軸(駆動軸、同軸、回動軸)、33…クランクシャフト(出力軸)、66,166…正転ドライブプーリ、67,167…逆転ドライブプーリ、74,171…正転ドリブンプーリ、75,172…逆転ドリブンプーリ、77,174…正転駆動ベルト、78,175…逆転駆動ベルト、63…ベルト切換手段、62,151…ギヤユニット(ギヤ機構)、65…ドライブ軸(同軸、回動軸)、71,156…正転軸(第1別軸)、72,158…逆転軸(第2別軸)、107…連結アーム(連結部材)、108…スプリング部材、118,142,146…干渉回避部、141,145…連結部材。

Claims (6)

  1. 動力源から駆動軸への動力伝達経路に配され、前記駆動軸の回転方向を正転と逆転とに切り換える回転方向切換装置であって、
    前記動力源の出力軸に連結された正転ドライブプーリおよび逆転ドライブプーリと、
    前記駆動軸に連結された正転ドリブンプーリおよび逆転ドリブンプーリと、
    前記正転ドライブプーリおよび前記正転ドリブンプーリに掛け渡された正転駆動ベルトと、
    前記逆転ドライブプーリおよび前記逆転ドリブンプーリに掛け渡された逆転駆動ベルトと、
    前記正転駆動ベルトおよび前記逆転駆動ベルトのうち、一方の駆動ベルトを張設状態に切り換えるとともに、他方の駆動ベルトを緩設状態に切り換えるベルト切換手段と、
    前記正転駆動ベルトが前記張設状態に切り換えられたとき前記駆動軸を正転させ、前記逆転駆動ベルトが前記張設状態に切り換えられたとき前記駆動軸を逆転させるギヤ機構と、
    を備えたことを特徴とする回転方向切換装置。
  2. 前記正転、逆転のドライブプーリおよび前記正転、逆転のドリブンプーリのうち、一方が同軸にそれぞれ設けられるとともに、他方が第1、第2の別軸にそれぞれ設けられ、
    前記第1、第2の別軸が、一方の別軸を前記同軸から離すとともに他方の別軸を前記同軸に近づけるように、回動自在な回動体に設けられ、
    前記一方の別軸を前記同軸から離すことで、前記一方の別軸のプーリに掛けられた駆動ベルトを前記張設状態に保ち、
    前記他方の別軸を前記同軸に近づけることで、前記他方の別軸のプーリに掛けられた駆動ベルトを前記緩設状態に保つことを特徴とする請求項1記載の回転方向切換装置。
  3. 前記ベルト切換手段は、前記一方の別軸のプーリに掛けられた駆動ベルトを前記張設状態に保つスプリング部材を備えたことを特徴とする請求項2記載の回転方向切換装置。
  4. 前記ベルト切換手段は、前記スプリング部材が連結部材を介して前記回動体に連結され、
    前記連結部材は、前記回動体の回動中心となる回動軸との干渉を回避する干渉回避部が形成されたことを特徴とする請求項3記載の回転方向切換装置。
  5. 前記同軸に設けられたプーリは、前記正転、逆転のドライブプーリであることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の回転方向切換装置。
  6. 第1、第2の別軸に設けられた各プーリは、前記正転、逆転のドライブプーリであることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の回転方向切換装置。
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