JP2014068537A - 正逆転切替えユニット及び該正逆転切替えユニットを備えた原動機及び該原動機を備えた作業機械 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の正逆転切替えユニット1は、エンジン11の出力軸12に接続される第1駆動軸71と、第1駆動軸71と平行に固定状態で設けられる第2駆動軸73と、第1駆動軸71に固定状態で取り付けられる駆動ギヤ75と第2駆動軸73に遊転状態で取り付けられ、駆動ギヤ75と噛み合う従動ギヤ77とを備える逆転機構79と、駆動ギヤ75の回転を、動力変換機構13の入力軸14に伝達する第1動力伝達機構81と、従動ギヤ77の回転を動力変換機構13の入力軸14に伝達する第2動力伝達機構83と、第1動力伝達機構81と第2動力伝達機構83の動力伝達状態と動力非伝達状態とを選択的に切り替える動力伝達切替え機構85と、を具備することによって構成されている。
【選択図】 図8
Description
そして、上述した乗用式のトラクターや手押し式の耕耘機の場合には、これらの機械本体自体にエンジンの出力軸の回転を正転方向と逆転方向とに切り替えることができる正逆転切替え機構が標準の装備として備えられているが、極力、不要な機械が取り除かれた専用機である上記畦成形機や運搬台車には、上述した正逆転切替え機構が備えられていないものが多く存在している。
また、トラックの荷台の後部等にステップを掛け、上記畦成形機や運搬台車を該トラックの荷台上に積載する場合にもこれらの作業機械のエンジンを掛けて走行輪を回転させ、該走行輪の駆動の助けを借りて積載を行っている。しかし、トラックの荷台の面積が小さな軽トラックでは、荷台上で畦成形機や運搬台車を旋回させて進行方向を180°変えることができない場合があり、このようなトラックの荷台から作業機械を地面に降ろす場合には、クラッチをニュートラルにして作業者がこれらの作業機械の重量を支えながら徐々に後退してトラックの荷台から降ろすことになる。
また、既存のエンジンの出力軸の回転を動力源として使用して、目的の作業・動作を実施するための動力変換機構の入力軸に対して正転方向の回転と逆転方向の回転を選択的に切り替えて伝達し得る第1駆動軸と、第2駆動軸と、逆転機構と、第1動力伝達機構と、第2動力伝達機構と、動力伝達切替え機構と、を具備する正逆転切替えユニットの採用によって、比較的簡単な構成により確実に回転方向を切り替えて動力変換機構の入力軸に伝達できるようになる。
また、本発明による作業機械によると、動作実行手段と原動機と動力変換機構と、を備える作業機械において、正逆転切替えユニットと原動機が有する前述した種々の作用、効果が享受できるようになり、目的とする作業・動作を異にする種々の作業機械の機能性と操作性を向上させることが可能になる。
また、前記作業機械を畦付け機とした場合には、耕作地の区画の一辺の畦付けが終了後、当該畦の先端部で進行方向を90°変えて次の一辺に進入しようとする場合の機体の旋回スペースが十分に確保できるようになり、畦付け作業が容易になる。
尚、以下の説明では、比較的面積の小さな耕作地7の畦付けに使用される図1に示すような手押し式の畦付け機6を作業機械5の一例として説明する。
また、本明細書中で使用する前後とは、畦付け機6が前進する時の進行方向の前後であり、本明細書中で使用する左右とは、畦付け機6が前進する時の進行方向の左右である。また、本明細書中で使用する上下とは、畦付け機6の高さ方向の上下であり、水平とは、耕作地7の地面7aと平行な向き、垂直とは、耕作地7の地面7aと直交する向きである。
この畦付け機6は、小規模の畑や中、小規模のビニールハウス内の耕作等に適した手押し式の畦付け機である。具体的には、中央上部にエンジン11を備え、該エンジン11の下方に走行、耕耘、畦9の成形等、目的の作業・動作を実施するための動力に変換したり動力を分配する動力変換機構であるミッション13を備えている。
また、上記ミッション13の後方寄りの上面には、斜め上方に向けて支持フレーム23が立ち上げられており、該支持フレーム23の上部に畦付け機6を移動させたり、畦付け作業を行う場合に手で握って操作する操作ハンドル25が取り付けられている。
一方、上記操作ハンドル25の左側のアーム25bの途中には、図7に拡大して示すように本発明の正逆転切替えユニット1を操作する場合に使用する二つの操作レバー29A、29Bとレバーロック機構31とが設けられている。
この他、上記耕耘ロータリー17の上方には、安全ガード35が配置されており、上記耕耘ロータリー17の前方には、高さが調節可能な走行補助輪37が取り付けられている。
尚、本発明の原動機3は、上記エンジン11と正逆転切替えユニット1と、を備えることによって構成されており、本発明の作業機械5となる畦付け機6は、目的の作業・動作を直接、実行する動作実行手段10として上述した走行駆動輪15、耕耘ロータリー17、畦面叩き手段19及び畦成形体21とを備えており、更に上記原動機3と、上記ミッション13と、を備えることによって構成されている。
具体的には、図13に示す動力伝達図にしたがって、入力軸14に伝達された動力は、チェーンC2、軸T2上のスプロケットS5、S6、チェーンC3、軸T3上のスプロケットS7、S7A、チェーンC4、スプロケットS9Bにより回転軸50に伝達される。
また、スプロケットS7、S7Aが取り付けられている軸T3上には、同じくスプロケットS7Aの爪クラッチのオン・オフ操作で動力が伝達されるスプロケットS15が設けられており、該スプロケットS15からチェーンC13、スプロケットS16を介して、畦面叩き手段19を駆動する駆動円板20が取り付けられている駆動軸T4に動力が伝達されるように構成されている。
また、耕耘ロータリー17は、図13に併せて示すようにロータリー軸T5に取り付けられている複数組の耕耘刃Rによって構成されており、ロータリー軸T5を回転させることによって耕作地7の地面7aを掘削して、掘り起こす耕耘作業と、掘削した地面7aの側方に盛り土を形成する作業と、古い畦9の畦法面9bを削り取る作業とが連続して実行される。そして、図13では、上記耕耘作業を主に行う耕耘刃をR1、上記盛り土の形成作業を主に行う耕耘刃をR2、上記古い畦9の畦法面9bの削り取り作業を行う耕耘刃をR3として識別している。
具体的には、図10及び図11に示すような構造の畦面叩き手段19が一例として採用でき、畦面叩き手段19は、畦天面9aを叩いて成形する上面板41と、畦法面9bを叩いて成形する法面板43と、上記上面板41と法面板43を揺動支点O1を中心にして所定の角度揺動させる揺動リンク機構45とを備えることによって一例として構成されている。
具体的には、図12に示すような構造の畦成形体21が一例として採用でき、畦成形体21は、畦天面9aに当接して成形作用をする先窄まりテーパ状の筒体によって構成される上面成形体61と、畦法面9bに当接して成形作用をする傘状の法面成形体63と、を備えることによって構成されている。
また、上記法面成形体63は、一枚の板材を円錐形状に湾曲させて形成する他、扇形状の複数枚の板材を端部において重ね合わせることによって多角錐形状に形成することも可能である。
具体的には、エンジン11の出力軸12に接続される第1駆動軸71と、該第1駆動軸71と平行に固定状態で設けられる第2駆動軸73と、上記第1駆動軸71に固定状態で取り付けられる駆動ギヤ75と上記第2駆動軸73に遊転状態で取り付けられ、上記駆動ギヤ75と噛み合う従動ギヤ77とを備える逆転機構79と、上記駆動ギヤ75の回転を、目的の作業・動作を実施するための前述したミッション13の入力軸14に伝達する第1動力伝達機構81と、上記従動ギヤ77の回転を、同じくミッション13の入力軸14に伝達する第2動力伝達機構83と、上記第1動力伝達機構81と第2動力伝達機構83の動力伝達状態と動力非伝達状態とを選択的に切り替える動力伝達切替え機構85と、を具備することによって本発明の正逆転切替えユニット1は、基本的に構成されている。
また、第1駆動軸71の軸部は段差状に形成されていて、径の小さな先端側の軸部71Aには第1動力伝達機構81の第1駆動プーリ87が外嵌されて、キー89と止めネジ72によって第1駆動軸71と一体になって回転し得るように固定状態で取り付けられている。
また、上記第2駆動プーリ91の端面には、ネジ穴が形成されていて、第2動力伝達機構83の従動スプロケット95側から挿嵌される固定ボルト97によって第2駆動プーリ91は、従動スプロケット95と一体になって回転し得るように固定状態で取り付けられている。
上記第2駆動軸73には、上述したように上記駆動ギヤ75と噛み合う従動ギヤ77と、後述する第2動力伝達機構83の構成部材である駆動スプロケット103が軸受105を介して回転可能な状態で取り付けられている。
そして、上述したように上記一体の駆動スプロケット103と従動ギヤ77が挿嵌された第2駆動軸73先端の溝部に対して、スナップリング99を外方から嵌めることによって上記一体の駆動スプロケット103と従動ギヤ77とが取り付けられている。
尚、上記ベルト109は一例としてVベルトによって構成されており、上記第1駆動プーリ87と第1従動プーリ107には、上記ベルト109と係合するV字形断面の溝部が各別に形成されている。
尚、上記ベルト115は、上記第1動力伝達機構83のベルト109と同一長さのVベルトによって一例として構成されており、上記第2駆動プーリ91と第2従動プーリ113には、上記ベルト115と係合するV字形断面の溝部が各別に形成されている。
そして、上記第1動力伝達切替え機構85Aと第2動力伝達切替え機構85Bは、それぞれ同じ構成部材を備えており、左右対称にこれらの構成部材を配置することによって構成されている。
レバーロック機構31は、基端部に操作レバー29A、29Bの前進方向Fの回転を防止するストッパ129を備え、先端部にL字状に折り曲げられたロックレバー131の操作バー131aを備えた左右方向に約180°回転し得る機構によって一例として構成されている。
(1)正転方向の動力を伝達する場合(図6、7(a)、8、9(a)参照)
例えば、畦付け機6を使用して畦付け作業を行う場合や所定の場所に畦付け機6を移動する場合や図15(a)に示すように畦付け機6をステップ113を使用してトラック135の荷台137上に積載する場合には、正逆転切替えユニット1の第1動力伝達切替え機構85Aの操作レバー29Aを図7(a)に示すように前進方向Fに倒して走行駆動輪15に正転方向Aの回転を伝達する。
また、スプロケット7Aの爪クラッチを操作して、駆動軸T4及びロータリー軸T5への動力伝達を遮断しておく。また、移動時以外は、シフトレバー33を作業時の位置にして走行駆動輪15の速度を低速にしておく。
上記揺動アーム123Aの揺動に伴って、揺動アーム123Aの先端部に設けられているテンションローラ121Aが第1動力伝達機構81のベルト109に圧接するようになり、該ベルト109を緊張状態にして駆動ギヤ75の正転方向Aの回転をミッション13の入力軸14に伝達し、走行駆動輪15を正転方向Aに回転させる。
例えば、耕作地7の区画の一辺の畦付け作業が終了し、当該畦9と連接する次の一辺の畦付け作業に移行する場合や図15(b)に示すようにトラック135の荷台137から地面7aに畦付け機6を降ろすような場合には、レバーロック機構31のロックレバー131を操作して第1動力伝達切替え機構85Aの操作レバー29Aを後退方向Gに倒した動力非伝達状態にする。
次に、第2動力伝達切替え機構85Bの操作レバー29Bを図7(b)に示すように前進方向Fに倒して走行駆動輪15に逆転方向Bの回転を伝達する。
また、スプロケット7Aの爪クラッチを操作して駆動軸T4及びロータリー軸T5への動力伝達を遮断しておく。また、走行駆動輪15を後退させる場合には、シフトレバー33を作業時の位置にして走行駆動輪15の速度を低速にしておく。
上記揺動アーム123Bの揺動に伴って、揺動アーム123Bの先端に設けられているテンションローラ121Bが第2動力伝達機構83のベルト115に圧接するようになり、該ベルト115を緊張状態にして従動ギヤ77の逆転方向Bの回転をミッション13の入力軸14に伝達し、走行駆動輪15を逆転方向Bに回転させる。
次に、上記(1)の正転方向の動力を伝達する場合に基づいて回転軸50に正転方向Aの回転が伝達された状態で行う畦付け作業の概要を簡単に説明する。
先ず、畦付け機6を畦付けを行う位置に移動し、作動レバー27とスプロケット7Aの爪クラッチを操作して耕耘ロータリー17、畦面叩き手段19、畦成形体21のすべてを駆動させた状態にする。また、シフトレバー33を作業時の位置にして走行駆動輪15の速度を低速にしておく。
また、形成された盛り土または畦法面9bが削り取られ新しい土が供給された畦9に対して、図14(b)に示すように畦面叩き手段19が作用し、畦面叩き手段19の上面板41と法面板43によって畦9の畦天面9aと畦法面9bが押し固められて畦9の一次成形が行われる。
また、上記上面成形体61を先窄まりテーパ状の筒体によって構成したことにより、上記畦天面9aが耕作地7の区画内方に幾分傾斜した状態になるため、畦天面9aに雨水等が溜まらないから雨水等の浸透によって生ずる畦9の崩壊も防止される。
例えば、作業機械5は、畦付け機6に限らず、耕作地7の耕耘のみを行う耕耘機であってもよいし、耕作地7に畝を立てる畝立て機であってもよいし、動作実行手段10として移動手段である走行駆動輪15のみを備える運搬台車等であっても構わない。
また、第1動力伝達機構81と第2動力伝達機構83は、前記実施の形態で述べたベルト駆動機構に限らず、チェーン駆動機構やギヤ輪列を利用した機構であっても構わないし、前記動力伝達切替え機構85は、クラッチ等を利用した機構であってもよい。
この他、前記動力伝達切替え機構85は、単一の操作レバー29の操作角度を切り替えることによって上記第1動力伝達機構81と第2動力伝達機構83の作動状態を切り替えるようにした構成であってもよい。
3 原動機
5 作業機械
6 畦付け機
7 耕作地
7a 地面
9 畦
9a 畦天面
9b 畦法面
10 動作実行手段
11 エンジン
12 出力軸
13 ミッション(動力変換機構)
14 入力軸
15 走行駆動輪(移動手段)
16 凸部
17 耕耘ロータリー
19 畦面叩き手段
20 駆動円板
21 畦成形体
23 支持フレーム
25 操作ハンドル
25a (右側の)アーム
25b (左側の)アーム
27 作動レバー
28 スロットルレバー
29 操作レバー
31 レバーロック機構
33 シフトレバー
35 安全ガード
37 走行補助輪
41 上面板
43 法面板
45 揺動リンク機構
50 回転軸
50A 筒部
50B 筒部
51 駆動軸
55 クラッチ手段
61 上面成形体
63 法面成形体
65 高さ調整機構
71 第1駆動軸
71A (先端側の)軸部
71B (基端側の)軸部
72 止めネジ
73 第2駆動軸
77 従動ギヤ
79 逆転機構
81 第1動力伝達機構
83 第2動力伝達機構
85 動力伝達切替え機構
85A 第1動力伝達切替え機構
85B 第2動力伝達切替え機構
87 第1駆動プーリ
89 キー
91 第2駆動プーリ
93 軸受
95 従動スプロケット
97 固定ボルト
99 スナップリング
101 固定プレート
103 駆動スプロケット
105 軸受
107 第1従動プーリ
109 ベルト
111 チェーン
113 第2従動プーリ
115 ベルト
121 テンションローラ
123 揺動アーム
127 操作ワイヤ
129 ストッパ
131 ロックレバー
131a 操作バー
133 ステップ
135 トラック
137 荷台
139 ベルト押さえ
A 正転方向
B 逆転方向
C チェーン
S スプロケット
T 軸
R 耕耘刃
O1 揺動支点
Y 軸方向
O2 揺動支点
P 作用点
Q 連結点
F 前進方向
G 後退方向
Claims (9)
- エンジンの出力軸に接続され、当該エンジンの出力軸の回転を正転方向と逆転方向とに切り替える外付けタイプの正逆転切替えユニットにおいて、
エンジンの出力軸に接続される第1駆動軸と、
前記第1駆動軸と平行に固定状態で設けられる第2駆動軸と、
前記第1駆動軸に固定状態で取り付けられる駆動ギヤと、前記第2駆動軸に遊転状態で取り付けられ、前記駆動ギヤと噛み合う従動ギヤとを備える逆転機構と、
前記、駆動ギヤの回転を、目的の作業・動作を実施するための動力変換機構の入力軸に伝達する第1動力伝達機構と、
前記従動ギヤの回転を、目的の作業・動作を実施するための動力変換機構の入力軸に伝達する第2動力伝達機構と、
前記第1動力伝達機構と第2動力伝達機構の動力伝達状態と動力非伝達状態とを選択的に切り替える動力伝達切替え機構と、を具備していることを特徴とする正逆転切替えユニット。 - 前記第1動力伝達機構は、前記駆動ギヤと一体に回転する第1駆動プーリと、
前記入力軸に取り付けられる第1従動プーリと、
前記第1駆動プーリと第1従動プーリとの間に巻回される無端体状のベルトと、を備えることによって構成されていることを特徴とする請求項1記載の正逆転切替えユニット。 - 前記第2動力伝達機構は、前記従動ギヤと一体に回転する駆動スプロケットと、
前記第1駆動軸に外嵌し、該第1駆動軸と、独立して回転する従動スプロケットと、
前記駆動スプロケットと従動スプロケットとの間に巻回される無端体状のチェーンと、
前記従動スプロケットと一体に回転する第2駆動プーリと、
前記入力軸に取り付けられる第2従動プーリと、
前記第2駆動プーリと第2従動プーリとの間に巻回される無端体状のベルトと、を備えることによって構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の正逆転切替えユニット。 - 前記動力伝達切替え機構は、前記第1動力伝達機構の動力伝達状態と動力非伝達状態とを切り替える第1動力伝達切替え機構と、前記第2動力伝達機構の動力伝達状態と動力非伝達状態とを切り替える第2動力伝達切替え機構と、を各別に備えることによって構成されており、
前記第1動力伝達切替え機構と第2動力伝達切替え機構は、ベルトに圧接させることで弛緩状態のベルトを緊張状態にして動力を伝達するテンションローラと、
前記テンションローラを自由端に備え、揺動支点を中心に揺動する揺動アームと、
前記ベルトに前記テンションローラを圧接させる動力伝達状態と、前記ベルトから前記テンションローラを離間させる動力非伝達状態と、を切り替える操作レバーと、
前記テンションローラが取り付けられている前記揺動アームの作用点と前記揺動アームの揺動支点との中間位置に設けられる連結点に一端が接続され、他端が前記操作レバーに接続されている操作ワイヤと、をそれぞれ備えることによって構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の正逆転切替えユニット。 - 前記第1動力伝達機構の操作レバーと前記第2動力伝達機構の操作レバーの近傍には、このうち一方の操作レバーの操作のみを可能にし、他方の操作レバーの操作を規制するレバーロック機構が設けられていることを特徴とする請求項4記載の正逆転切替えユニット。
- 目的の作業・動作を実施するための元となる動力を生成し、出力軸の回転として出力するエンジンと、該エンジンの出力軸に接続され、当該エンジンの出力軸の回転を正転方向と逆転方向とに切り替える外付けタイプの正逆転切替えユニットと、を備える原動機において、
前記正逆転切替えユニットは、請求項1〜5のいずれかに記載の正逆転切替えユニットであることを特徴とする原動機。 - 目的の作業・動作を直接、実行する動作実行手段と、目的の作業・動作を実施するための元となる動力を生成する原動機と、前記原動機によって生成された動力を変換及び分配して前記動作実行手段に伝える動力変換機構と、を備える作業機械において、
前記原動機は、請求項1〜5のいずれかに記載の正逆転切替えユニットを備える請求項6記載の原動機であることを特徴とする作業機械。 - 前記動作実行手段の少なくとも1つは、前記原動機と動力変換機構が搭載された機体を目的の場所に運搬したり、移動方向を切り替える場合に使用する走行駆動輪を備えた移動手段であること特徴とする請求項7記載の作業機械。
- 前記作業機械は、耕作地の地面を掘削し、掘削した地面の側部外方に盛り土を形成して畦に成形する畦付け機であることを特徴とする請求項7または8記載の作業機械。
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