JP6406140B2 - 作業車両 - Google Patents

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Description

本発明は、圃場で作業を行いながら走行する作業車両に関する。
従来、圃場等で所定の作業を行いながら走行する作業車両として、走行車体の後部フレームの左右両側に後輪伝動ケースを設け、後部フレームの左右両側に、作業装置を昇降させる昇降リンク機構を支持する左右のリンク支持フレームを取付けた苗移植機がある(例えば、特許文献1を参照)。
特開2012−95557号公報
しかしながら、苗移植機には、走行車体の後部には重量物である苗植付部や施肥装置が設けられており、作業時、非作業時にかかわらず、一定以上の荷重が後部フレームやリンク支持フレームにかかり続ける。そのため、後部フレームにおけるリンク支持フレームの取付部分に負荷が集中し、後部フレームに亀裂が生じるおそれがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、リンク支持フレームの耐荷重性を向上させることのできる作業車両を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1の発明は、左右の走行輪(11)を備える走行車体(2)と、前記走行車体(2)の後部に設けられ、作業装置(4)を昇降させる昇降リンク機構(3)を支持する左右のリンク支持フレーム(23)と、前記左右の走行輪(11)に駆動力を伝達する左右の伝動ケース(11a)を設けた作業車両において、前記走行車体(2)の後部に左右の伝動ケース(11a)を装着する後部フレーム(22)と、当該後部フレーム(22)を支持する支持フレーム(21)を設け、前記後部フレーム(22)に、前記左右のリンク支持フレーム(23)を差し込んで装着する第1の上下貫通孔(223)を形成し、さらに、前記後部フレーム(22)に前記支持フレーム(21)を差し込んで装着する前後貫通孔(224)を形成すると共に、前記支持フレーム(21)に前記左右のリンク支持フレーム(23)を差し込んで装着する第2の上下貫通孔(211)を形成し、前記左右のリンク支持フレーム(23)は、前記第1の上下貫通孔(223)と前記第2の上下貫通孔(211)に差し込まれる構成としたことを特徴とする作業車両とした。
また、請求項2に記載の発明は、前記走行車体(2)の前後方向に亘って設ける中央連結フレーム(28)の後部を、前記後部フレーム(22)の前部と連結したことを特徴とする請求項1記載の作業車両とした。
また、請求項3に記載の発明は、前記後部フレーム(22)は、断面視L字形状の一対の構成部材(22a)を連結して角柱状に構成し、前記一対の構成部材(22a)に前記第1の上下貫通孔(223)と前記前後貫通孔(224)を各々形成したことを特徴とする請求項1または2記載の作業車両とした。
また、請求項4に記載の発明は、前記リンク支持フレーム(23)と前記伝動ケース(11a)の取付部とを、牽引部材で連結したことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の作業車両とした。
また、第の関連発明は、前記第1の牽引部材(81)は、前記リンク支持フレーム(23)を機体外方に牽引可能に配設されることを特徴とする請求項4に記載の作業車両とした。
また、第の関連発明は、前記左右のリンク支持フレーム(23,23)および左右の前記取付部材(221,221)のうち、一側の前記リンク支持フレーム(23)内側と他側の前記取付部材(221)、および他側の前記リンク支持フレーム(23)内側と一側の前記取付部材(221)とを、それぞれ第2の牽引部材(82)を介して連結したことを特徴とする請求項4に記載の作業車両とした。
また、第の関連発明は、前記伝動ケース(11a)を装着する後部フレーム(22)と、前記後部フレーム(22)を支持する左右の支持フレーム(21,21)と、を備え、前記後部フレーム(22)と前記支持フレーム(21)とに、前記リンク支持フレーム(23)を差し込む第1の上下貫通孔(223)をそれぞれ形成したことを特徴とする請求項4に記載の作業車両とした。
また、第の関連発明は、前記走行車体(2)を牽引するための牽引用ワイヤを掛止する牽引フック(85)を、前記走行車体(2)の前側フレーム(16)を貫通させて取付けたことを特徴とする請求項4に記載の作業車両とした。
また、第の関連発明は、前記走行車体(2)の前部左右側に立設された左右の支柱部材(51,51)と、前記左右の支柱部材(51,51)に基端がそれぞれ連結された左右の資材載置部材(52,52)と、前記左右の支柱部材(51,51)同士を連結する連結部材(520)と、を備え、前記連結部材(520)の長さを、前記左右の支柱部材(51,51)同士の間隔と異ならせたことを特徴とする請求項4に記載の作業車両とした。
また、第の関連発明は、前記作業装置(4)をローリング自在に支持する作業フレーム(500)を備え、前記作業フレーム(500)は、左右の縦梁フレーム(501,501)と、前記縦梁フレーム(501,501)同士を連結する横梁フレーム(502)とを有し、前記横梁フレーム(502)と前記左右の縦梁フレーム(501,501)とが左右の斜め梁フレーム(510,510)で連結されることを特徴とする請求項4に記載の作業車両とした。
また、第の関連発明は、前記作業装置(4)の下部に設けられた複数の対地作業部材(55)と、一部の前記対地作業部材(55)への伝動を入切する部分クラッチと、前記部分クラッチを取付けるために、前記横梁フレーム(502)に設けられた複数のクラッチ取付ステー(503)とをさらに備え、前記複数のクラッチ取付ステー(503)のうち、左右に位置するクラッチ取付ステー(503,503)と前記左右の縦梁フレーム(501,501)とを、それぞれ前記斜め梁フレーム(510)で連結したことを特徴とする請求項4に記載の作業車両とした。
請求項1に記載の作業車両は、左右のリンク支持フレーム(23)の耐荷重性が向上し、作業装置(4)の荷重による破損が防止される。
請求項2に記載の作業車両は、請求項1の発明の効果に加えて、中央連結フレーム(28)の後部を後部フレーム(22)の前部と連結したことにより、走行車体(2)の耐久性が向上する
請求項3に記載の作業車両は、請求項1または2の発明の効果に加えて、断面視L字形状の一対の構成部材(22a)に第1貫通孔(223)をと第2貫通孔(224)を各々形成したことにより、後部フレーム(22)を一種類の構成部材(22a)で構成することができるので、製造コストが抑えられる
請求項4に記載の作業車両により、リンク支持フレーム(23)と伝動ケース(11a)の取付部材(221)とを第1の牽引部材(81)で連結したことにより、走行車体(2)の後部をトラス構造とすることができ、リンク支持フレーム(23)の耐荷重性がより向上して作業装置(4)の荷重によるリンク支持フレーム(23)の破損が防止される。
の関連発明に記載の作業車両により、請求項4の発明の効果に加えて、第1の牽引部材(81)がリンク支持フレーム(23)を機体外側に引っ張るため、リンク支持フレーム(23)が機体中央に向かって傾斜することを防止でき、昇降リンク機構(3)の昇降回動が阻害されることが防止される。
の関連発明に記載の作業車両により、請求項4の発明の効果に加えて、一側の前記リンク支持フレーム(23)内側と他側の前記取付部材(221)、および他側の前記リンク支持フレーム(23)内側と一側の前記取付部材(221)とを第2の牽引部材(82)で連結したことにより、トラス構造を複数形成できるので、リンク支持フレーム(23)の耐荷重性が一層向上する。また、第1の牽引部材(81)とは反対方向に第2の牽引部材(82)が牽引することにより、リンク支持フレーム(23)が機体外側方向に傾斜することを防止でき、昇降リンク機構(3)の昇降回動が阻害されることが防止される。
の関連発明に記載の作業車両により、請求項4の発明の効果に加えて、後部フレーム(22)と支持フレーム(21)の第1の上下貫通孔(223)及び第2の上下貫通孔(211)にリンク支持フレーム(23)を差し込んで連結することにより、リンク支持フレーム(23)の耐荷重性が向上し、作業装置(4)の荷重によるリンク支持フレーム(23)の破損が防止される。
の関連発明に記載の作業車両により、請求項4の発明の効果に加えて、走行車体(2)を牽引するための牽引用ワイヤを掛止する牽引フック(85)を、走行車体(2)の前側フレーム(16)を貫通させて装着したため、牽引時に加わる負荷によって牽引フック(85)が前側フレーム(16)から脱落することを防止できる。したがって、例えば、圃場から作業車両を引き上げる際の牽引作業が中断されることが防止される。
の関連発明に記載の作業車両により、請求項4の連発明の効果に加えて、連結部材(520)の長さを資材載置部材(52,52)の左右間隔と異ならせている。したがって、連結部材(520)がガタつくことを防止でき、資材載置部材(52)が揺れることが防止され、耐久性の低下や、積載した資材の落下が防止される。そして、連結部材(520)の長さが資材載置部材(52,52)の左右間隔よりも短くした場合、連結部材(520)が左右の資材載置部材(52,52)を機体中央に向かって傾斜させるため、積載する資材の荷重に対抗する力が働いて耐久性が向上する。また、連結部材(520)の長さを資材載置部材(52)の左右間隔よりも長くした場合、連結部材(520)が左右の資材載置部材(52,52)を機体外側に向かって傾斜させるため、資材積載部材(52)を走行車体(2)に押し付ける力が働き、資材載置部材(52)が走行の振動で揺れることを防止することができる。
の関連発明に記載の作業車両により、請求項4の発明の効果に加えて、横梁フレーム(502)と左右の縦梁フレーム(501,501)を斜め梁フレーム(510,510)で連結したため、作業フレーム(500)の強度が向上し、作業装置(4)の回動による負荷に対する耐久性が向上する。
の関連発明に記載の作業車両により請求項4の発明の効果に加えて、作業装置の作動に必要な部分クラッチを取付けるためのクラッチ取付ステー(503)を、作業フレーム(500)の強度アップに有効利用することができる。
図1は、苗移植機の側面図である。 図2は、苗移植機の平面図である。 図3は、走行車体の平面図である。 図4は、植付部分条クラッチと施肥部分条クラッチを示す説明図である。 図5は、リンク支持フレームの補強構造を示す説明図である。 図6は、リンク支持フレームの補強構造の変形例を示す説明図である。 図7は、牽引部材の連結部を示す説明図である。 図8は、持上支持フレーム、後部フレームおよびリンク支持フレームとの連結構造を示す説明図である。 図9は、持上支持フレーム、後部フレームおよびリンク支持フレームとの連結構造の変形例を示す説明図である。 図10Aは、後部フレームの構成を示す説明図である。 図10Bは、変形例に係る後部フレームの構成を示す説明図である。 図11は、植付フレームの補強構造を示す説明図である。 図12は、後輪伝動ケースの取付構造を示す説明図である。 図13は、牽引フックの取付構造を示す説明図である。 図14は、左右予備苗枠の連結構造を示す説明図である。 図15は、コントローラの取付部を示す説明図である。 図16は、植込杆の説明図である。 図17は、植込爪の説明図である。 図18は、フロートの説明図である。 図19は、変形例に係るフロートの説明図である。 図20は、変形例に係るフロートの説明図である。
以下に、本発明の実施形態に係る作業車両について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下では、作業車両全体を指す場合に機体と記す場合がある。また、実施形態中、前後、左右の方向を規定するに際し、操縦座席からみて走行車体の走行方向を基準とする。また、実施形態によってこの発明が限定されるものではなく、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。さらに、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
本実施形態では、作業車両を乗用型の苗移植機として説明する。図1は、苗移植機の側面図、図2は、苗移植機の平面図、図3は、走行車体の平面図である。実施形態に係る苗移植機は、8条植えの構成であるが、本構成と異なる植付条数の苗移植機としても構わない。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る苗移植機は、走行車体2の後側に昇降リンク機構3を介して、圃場に苗を植え付ける苗植付部4を作業装置として昇降可能に設けている。そして、走行車体2の後部上側には施肥装置5の本体部分を配置している。なお、苗移植機でない場合、作業装置としては、種子を供給する播種装置などを備えるものがある。
まず、走行車体2を構成するメインフレーム15について説明する。
図3に示すように、メインフレーム15は、機体前部の前側梁フレーム16と、機体後部の後側梁フレーム17と、前側梁フレーム16と後側梁フレーム17との間に設けられる中央梁フレーム18とを備える。そして、前側梁フレーム16と中央梁フレーム18とを左右一対の前側連結フレーム19,19で連結するとともに、中央梁フレーム18と後側梁フレーム17とを左右一対の後側連結フレーム20,20で連結している。なお、前側梁フレーム16と中央梁フレーム18と後側梁フレーム17とは、左右方向を長手方向とし、前側連結フレーム19と後側連結フレーム20とは、前後方向を長手方向としている。
左右の前側連結フレーム19,19と後側連結フレーム20,20の左右間隔は略等間隔とする。また、中央梁フレーム18と後側梁フレーム17の左右長さは、前側梁フレーム16の左右長さよりも長く形成している。なお、左右の前側連結フレーム19,19と後側連結フレーム20,20とは、中央梁フレーム18の下部で溶接している。そのため、前側連結フレーム19と後側連結フレーム20とは別体とせずに一体の金属角材で形成することもできる。
前側梁フレーム16と中央梁フレーム18と左右の前側連結フレーム19,19が形成する空間部には、図1および図2に示すように、左右の前輪10,10や後輪11,11や苗植付部4等に駆動力を伝達するミッションケース13と、エンジン30から供給される駆動力をミッションケース13に出力する油圧式の無段変速装置14とが設けられる。
この無段変速装置14は、いわゆるHST(Hydro Static Transmission)と呼ばれる静油圧式の無段変速機である。図3中、10bは前輪軸、11bは後輪軸を示す。
また、左右の持上支持フレーム21,21を、後側梁フレーム17の後方に突出させて設け、かかる左右の持上支持フレーム21,21の下部を横断するように後部フレーム22を装着する。すなわち、持上支持フレーム21は、後部フレーム22を支持している。
なお、左右の持上支持フレーム21,21の左右間隔は、後側連結フレーム20,20の左右間隔よりも狭い間隔としている。
後部フレーム22の左右両側には、走行車体2の左右の後輪11,11を各々駆動させる後輪伝動ケース11a,11aが設けられる。また、後部フレーム22の上部には、昇降リンク機構3を支持する左右のリンク支持フレーム23,23を上方に向けて突設されている。なお、リンク支持フレーム23,23と、後部フレーム22および持上支持フレーム21,21との接合については後に詳述する。
左右のリンク支持フレーム23,23の下部側で、且つ左右間には、左右一対のロワリンクアーム24,24が設けられる。そして、かかる左右のロワリンクアーム24,24の左右間に昇降シリンダ25を設け、この昇降シリンダ25の上方にアッパリンクアーム26(図1参照)を設けることによって昇降リンク機構3が構成される。なお、それぞれ一端が走行車体2側に連結された左右のロワリンクアーム24,24と昇降シリンダ25とアッパリンクアーム26の他端側は、苗植付部4の機体前部に装着される。
さらに、中央梁フレーム18の左右両端部の前方と左右の前側連結フレーム19,19の左右外側方に、走行車体2の左右の前輪10,10に各々伝動する前側伝動ケース10a,10aを各々設けている。また、中央梁フレーム18と後側梁フレーム17の左右端部とを左右の延長フレーム27,27で各々連結する。なお、左右の延長フレーム27,27は前後方向を長手方向とする。
また、中央梁フレーム18と後側梁フレーム17と後部フレーム22の下部中央には、前後方向にかけて中央連結フレーム28が設けられる。そして、かかる中央梁フレーム18と後側梁フレーム17の前後間であって、左右の後側連結フレーム20,20の左右間には、エンジン30(図2参照)を支持する2つのエンジン支持フレーム29,29を、所定間隔をあけて前後に設けている。
前後のエンジン支持フレーム29,29には、中央連結フレーム28の左右両側でエンジン30を受ける2つの受けプレート29a,29aがそれぞれ設けられる。そして、前後のエンジン支持フレーム29,29の左右両側に、後側梁フレーム17の下方を通過して後方に突出する左右の補助フレーム31,31を設ける。そして、これら左右の補助フレーム31,31の後部を左右方向の後部補助フレーム32で連結する。なお、左右の補助フレーム31,31の後端部は、左右の後輪伝動ケース11a,11aに連結している。
メインフレーム15は上述したように構成されるが、かかるメインフレーム15のうち、前側梁フレーム16から後側梁フレーム17までの前後幅の間、及び左右の前側連結フレーム19,19及び後側連結フレーム20,20の左右幅の間は、作業者が搭乗するフロアステップ33で覆われる(図2参照)。このフロアテップ33は、一体形成されており、部品数を減らすとともに、強度を向上させている。また、フロアステップ33は、たとえば、前側と後側、左側と右側で各々分割可能に構成して着脱を容易にした構成とすることもできる。
また、中央梁フレーム18と後側梁フレーム17の左右両側端部の周辺と、左右の延長フレーム27,27は、前述したフロアステップ33に覆われていない。そこで、フロアステップ33を拡大してメインフレーム15の全体を覆う構成とすることもできるが、本実施形態では、大きさや植付作業条数の異なる機体間でのフロアステップ33の共用化を図るために、図2に示すように、フロアステップ33の左右両側に、左右の延長ステップ34,34を各々配置している。
ところで、図2に示すように、フロアステップ33の後方にはリヤステップ330が連接されているが、その表面には、複数の突起パターンが形成された滑り止め加工341が施されている。本実施形態では、表裏共に、+形状や×形状の凸体が組み合わされて構成される同一の滑り止め加工341を有する構成としている。したがって、例えば、表面の突起パターンが摩耗すれば、裏返しにして裏面の滑り止め加工341を機能させるようにすることができ、リヤステップ330の耐久性が向上する。なお、かかる表裏に滑り止め加工341を施す構成は、リヤステップ330に限定することなく適宜の箇所において採用することができる。例えば、図2に示すように、延長ステップ34の後方には延長リヤステップ340が延設されているが、この延長リヤステップ340の表面にもリヤステップ330と同様に滑り止め加工341を施してもよい。これにより、延長リヤステップ340上で作業する際、足が滑りにくくなるので、作業能率や安全性が向上する。
また、エンジン30を搭載する前後のエンジン支持フレーム29,29の下部に中央連結フレーム28を配置するとともに、前後のエンジン支持フレーム29,29を左右の補助フレーム31,31と連結したことにより、重量物であるエンジン30を強固に保持することができる。
ところで、走行車体2の前側上部には、図1および図2に示すように、機体各部の操作を行う操縦パネル38を上部に備えるボンネット39が設けられる。また、ボンネット39には、機体を操舵するハンドル35、無段変速装置14や苗植付部4を操作する変速操作レバー36、走行車体2の走行伝動を切り替える副変速切替装置(図示省略)を操作する副変速操作レバー37などが設けられる。また、ボンネット39の前側には、開閉可能なフロントカバー40を設けるとともに、フロントカバー40の内部に、燃料タンクやバッテリ、ハンドル35の操舵に左右の前輪10,10及び左右の前輪伝動ケース10a,10aの下部側を回動させる連動機構(図示省略)が設けられる。
ボンネット39よりも機体後側で、且つエンジン30の上方位置には、エンジン30の上部及び側部を覆うエンジンカバー30aが設けられており、エンジンカバー30aの上部に作業者が着座する操縦座席41が設けられている。
さらに、操縦座席41の後側であって、メインフレーム15の後端側には施肥装置5が搭載される。施肥装置5の駆動力は、左右の後輪伝動ケース11aの左右一側から施肥装置5に臨むように設けられる施肥伝動機構5a(図3)によって伝達される。
ミッションケース13の前側には、左右の前輪伝動ケース10a,10aに伝動する前側伝動シャフト(図示省略)が設けられる。一方、ミッションケース13の後部には、図2に示すように、左右の後輪伝動ケース11a,11aに伝動する左右のドライブシャフト42,42が設けられる。
また、図3に示すように、左右のドライブシャフト42,42よりも伝動方向上手側には、左右のドライブシャフト42,42への伝動を入切するサイドクラッチ機構43,43が配置される。そして、ハンドル35を切操作して走行車体2を旋回操作させると、旋回内側に位置するサイドクラッチ機構43が切状態になり、旋回内側の後輪11への伝動を停止させる構成となっている。
図3に示すように、ミッションケース13の後側の左右中央付近には、左右のクラッチ入切軸44,44が上下方向に設けられ、かかる左右のクラッチ入切軸44,44の上部に機体外側に向かうクラッチ入切アーム45,45が各々設けられている。そして、操縦座席41の前側下部で且つ左右一側には、左右のサイドクラッチ機構43,43を入切操作するサイドクラッチペダル43a,43a(図1参照)が設けられる。
サイドクラッチペダル43a,43aの踏み込み操作によって、図3に示す踏み込み連動ロッド46,46が前後方向に回動する。かかる踏み込み連動ロッド46,46は、左右のクラッチ入切アーム45,45の機体外側端部寄りに連結されており、踏み込んだ側のクラッチ入切アーム45はサイドクラッチ機構43を切状態にする方向に回動する。
左右のサイドクラッチペダル43a,43aのうち、旋回内側のサイドクラッチペダル43aを踏み込んでサイドクラッチ機構43を切状態にしてからハンドル35を操作して旋回走行すると、旋回内側の後輪11の駆動回転を完全に遮断することができる。したがって、ハンドル35単独の操作による旋回走行よりも旋回半径を小さくすることができ、圃場に適した作業条の作業開始位置を適切に選択可能となって作業精度が向上する。
このように、旋回時に旋回内側の後輪11への伝動を停止させ、旋回半径を小さくすることができ、旋回前の作業位置と旋回後の作業位置が離れることを防止できるので、旋回後の作業開始位置を調節し直す操作が不要になり、作業能率や作業精度が向上する。
ここで、苗移植機の他の構成について説明する。図2に示すように、操縦パネル38には、図示しない制御装置を介して所定の動作制御を行わせる制御スイッチ48や設定ダイヤル49が設けられる。
また、図1及び図2で示すように、走行車体2の前側で且つ左右両側には、苗枠支柱51に複数の予備苗載せ台52を上下方向に間隔を空けて配置する予備苗枠50を各々設け、苗植付部4に補充する苗や肥料袋等の作業資材を載置可能としている。
また、昇降リンク機構3の後端部には、圃場に植え付ける苗を積載する苗タンク53を、左右方向に摺動させる摺動機構(図示省略)とともに装着している。かかる苗タンク53は、上下方向に長い苗仕切フェンス54を左右方向に所定間隔を空けて各々配置し、苗タンク53の下方には、積載された苗を掻き取って圃場に植え付ける苗植付装置55が配置されている。
苗植付装置55は、苗仕切フェンス54により区切った植付作業条数と同数、すなわち、本願では8条同時に植え付けるものであり、植付伝動ケース56を苗タンク53の下方に間隔を空けて4つ配置し、植付伝動ケース56の左右両側に回転しながら苗を取って圃場に植え付ける植付ロータリ57,57を各々装着している。
図4は、植付部分条クラッチと施肥部分条クラッチを示す説明図である。図示するように、植付伝動ケース56の内部には、左右の植付ロータリ57,57への伝動を入切する植付部分条クラッチ58が各々設けられており、操縦パネル38に設ける部分条入切スイッチ59の操作により、2条毎に入切操作可能としている。
部分条入切スイッチ59を操作すると、苗植付部4に設ける部分条入切装置60の部分条切替モータ61が作動する。そして、植付部分条クラッチ58に接続されている入切ワイヤ58aを左右どちらか一側端部から、左右他側に向かって順に牽引するか、若しくは弛緩させて植付部分条クラッチ58を入切するようにしている。
また、施肥装置5は、肥料を貯留する施肥ホッパ70を苗植付部4の作業条数と同数(本実施形態では8条分)に仕切っている。なお、8条分の施肥ホッパ70は左右方向に長く、肥料の投入や着脱の利便性が低下するので、内部を4条に仕切ったものを左右に2つ並べる構成としてもよい。
施肥ホッパ70の下部には、肥料を設定量ずつ供給する繰出装置71が1条毎に設けられ、かかる繰出装置71の下方に肥料を移動させる搬送風が通過する通風ダクト72が機体左右方向に設けられる。そして、各繰出装置71の下方位置に苗植付部4の苗植付位置の近傍に肥料を案内する施肥ホース73が設けられる。また、通風ダクト72の機体一側端部には、ブロア用電動モータ76によって作動して搬送風を発生するブロア74が設けられる。
複数の繰出装置71は、共通の施肥伝動軸(図示省略)により駆動回転して肥料を供給する構成であり、植付部分条クラッチ58と同じく2条毎に伝動を入切する施肥部分条クラッチ75が設けられており(図4)、切状態にした植付部分条クラッチ58に対応する作業条に肥料が供給されない状態とすることを可能にしている。
このとき、図4に示すように、部分条入切スイッチ59の操作に連動して植付部分条クラッチ58と施肥部分条クラッチ75が入切される構成とし、1つの部分条入切装置60により両方同時に入切されるものとすることができる。一方、施肥部分条クラッチ75を入切する部分条入切装置60を別途設け、制御装置が2つの部分条入切装置60,60を同時に作動させる構成としてもよい。あるいは、複数の施肥部分条クラッチ75は、クラッチレバー(図示省略)の操作によって入切されるものとしてもよい。
また、図1、図2に示すように、苗植付部4の下方には、圃場面に接地して滑走するセンターフロート62Cと左右2つずつのサイドフロート62L,62Rを設けるとともに、センターフロート62Cと左右のサイドフロート62L,62Rよりも機体前側には、圃場面の凹凸を整地する整地ロータ63(図1)を設けている。
センターフロート62Cには、当該センターフロート62Cの回動角度を検知する回動ポテンショメータ(不図示)を設け、この回動ポテンショメータの回動角度が所定角度以上変化すると圃場の深さが変化したと判断し、制御装置が昇降シリンダ25を伸縮させて昇降リンク機構3を上下回動させ、苗植付部4の上下高さ、即ち作業位置を圃場の深さに対応させる。
図1および図3に示すように、整地ロータ63の駆動力は、左右他側の後輪伝動ケース11aからロータ伝動シャフト63aを介して得ることができる。
さらに、図1に示すように、苗植付部4の左右両側には、左右いずれか一方が圃場面に接地して、次の作業条での走行の目安とする溝を形成する線引マーカ65,65が各々設けられる。左右の線引マーカ65,65は、左右一側が接地すると左右他側は上方に離間し、旋回時に苗植付部4を上昇させたときには左右両方とも上方に離間するとともに、旋回後に苗植付部4が下降すると、左右一側が上方に離間して左右他側が接地する。
また、図1、図2に示すように、走行車体2の左右中央部で且つボンネット39の前方には、上下方向に長いセンターマスコット66が設けられる。センターマスコット66を左右の線引マーカ65,65が圃場に形成した溝に合わせることにより、直前の作業条の作業位置に合わせた走行が可能になり、作業精度の向上や、非作業位置の発生の防止が図られる。
ところで、図3に示すように、無段変速装置14は、出力の増減及び出力方向を変更するトラニオン軸14aを備えている。このトラニオン軸14aの回動によって走行車体2の走行速度や苗植付部4の作業速度、及び走行車体2の前後進や停止を切り替えることができる。なお、トラニオン軸14aには、変速操作レバー36の操作に基づき当該トラニオン軸14aを回動させるトラニオンアーム(不図示)が装着される。
トラニオン軸14aの回動は、変速操作レバー36の操作量を、例えばレバーポテンショメータで検知し、レバーポテンショメータの検知する操作量に基づき、制御装置が出力制御モータを作動させて、トラニオンアームを回動させる構成とすることができる。かかる構成によれば、変速操作レバー36とトラニオンアームを連動させる部材が不要となるので、部品点数の削減が図られると共に、変速操作レバー36の操作に必要な力を軽減することができ、操作性が向上する。
苗植付部4に設ける対地作業装置である苗植付装置55は、トラニオン軸14aが前進走行(作業走行)側に回動して無段変速装置14が出力したときにのみ回転する。後進時は、ミッションケース13から苗植付部4に伝動する作業伝動シャフト67(図1)の伝動上手側に設ける図示しない作業クラッチ機構(苗植付部4への伝動の入切を切り替える機構)が、これも図示しない切替モータによって作業クラッチ切状態に切り替えられて伝動されなくなる。これにより、苗植付装置55は前進走行操作されてから駆動回転し始める構成になる。
上記のとおり、苗植付作業時には、植付部分条クラッチ58を切操作して、苗の植付を行わない箇所を意図的に発生させることがある。植付部分条クラッチ58の切操作は、旋回後に走行を一旦停止させ、植付を停止させたい条に対応する部分条入切スイッチ59を操作して、その後前進を再開する。このとき、部分条入切スイッチ59を操作すると、部分条切替モータ61が作動して入切ワイヤ58aが対応する植付部分条クラッチ58を切状態にする側に移動する。
ここで、メインフレーム15の特徴的な構成について、リンク支持フレーム23,23と、後部フレーム22および持上支持フレーム21,21との接合態様を含め、以下に詳述する。
図5は、リンク支持フレーム23の補強構造を示す説明図である。図示するように、走行車体2の後部フレーム22には、左右方向に所定の間隔をあけて左右のリンク支持フレーム23,23が突設されている。かかるリンク支持フレーム23,23は、重量物である苗植付部4を昇降自在に支持する昇降リンク機構3の一端を回動自在に連結している。
他方、後部フレーム22の両端には、左右の後輪11,11に駆動力を伝達する左右の後輪伝動ケース11a,11aを取り付ける取付部材であるフランジ部221がそれぞれ設けられている。
上記構成において、本実施形態では、図示するように、リンク支持フレーム23と後輪伝動ケース11aのフランジ部221とを、緊張状態に連結可能な線条体などから構成される第1の牽引部材81で連結している。第1の牽引部材81は、例えば、ワイヤやタイロッドなどで構成することができる。
かかる構成としたことにより、第1の牽引部材81と、リンク支持フレーム23と、後輪伝動ケース11aを連結するためのフランジ部221を端部に設けた後部フレーム22とにより、走行車体2の後部をトラス構造で構築できるため、リンク支持フレーム23の耐荷重性が向上する。したがって、苗植付部4の荷重を受けてもリンク支持フレーム23にかかる負荷が軽減されるため、リンク支持フレーム23が破損し難くなり、耐久性が向上する。
また、本実施形態では、第1の牽引部材81がリンク支持フレーム23を機体外側に引っ張るように配設される。そのため、リンク支持フレーム23が機体中央に向かって傾斜することを防止でき、昇降リンク機構3の昇降回動が阻害されることも防止することができる。
リンク支持フレーム23の補強については、以下のように構成することもできる。図6は、リンク支持フレーム23の補強構造の変形例を示す説明図である。すなわち、図示するように、ここでは、上述した第1の牽引部材81による補強に加え、第2の牽引部材82を用いてさらなる強度アップを図っている。
ここでは、左右のリンク支持フレーム23,23および左右のフランジ部221,221のうち、一側(例えば図において左側)のリンク支持フレーム23の内側面23aと、当該一側のリンク支持フレーム23から離隔した(図において右側に位置する)他側のフランジ部221とを、第1の牽引部材81と長さ違いの第2の牽引部材82aを介して連結している。同様に、他側(例えば図において右側)のリンク支持フレーム23の内側面23bと一側(図において左側)のフランジ部材221とを、第2の牽引部材82bを介して連結している。
かかる構成により、トラス構造を複数形成することができるため、各リンク支持フレーム23の耐荷重性が一層向上する。また、第2の牽引部材82が、第1の牽引部材81とは反対方向に張力を発生させるため、リンク支持フレーム23が機体外側方向に傾斜することを防止でき、昇降リンク機構3の昇降回動が阻害されることもない。
上述した第1の牽引部材81や第2の牽引部材82は、具体的には図7に示すようにして連結される。図7は、牽引部材の連結部を示す説明図である。なお、図7では、第1の牽引部材81を例示している。
図示するように、第1の牽引部材81の一端には、先端をリング状に形成した第1連結具811が設けられる一方、他端にはナット部材812a,bを利用して張力調整機能を付与した第2連結具812が設けられる。そして、例えば、後輪伝動ケース11aを後部フレーム22に取付けるためのフランジ部221の上部にフック状の連結ピン111を突設し、この連結ピン111に第1連結具811を係合する。他方、リンク支持フレーム23には、第2連結具812のナット部材812aを掛止する掛止片231を設け、この掛止片231に第2連結具812を掛止するとともに、一定の緊張力を得るように第2連結具812により張力を調整するとよい。なお、第2連結具812に代えて、ターンバックルを用いることもできる。
次に、上述したリンク支持フレーム23,23と、後部フレーム22と、図3に示す後側梁フレーム17の後部から延在する持上支持フレーム21,21との接合構造について説明する。図8は、持上支持フレーム21、後部フレーム22およびリンク支持フレーム23との連結構造を示す説明図である。
図8に示すように、後輪伝動ケース11aを装着する後部フレーム22と、この後部フレーム22を支持する左右の持上支持フレーム21とに貫通孔223,211をそれぞれ形成し、後部フレーム22と持上支持フレーム21とリンク支持フレーム23とを一体的に連結している。
すなわち、後部フレーム22には、その上面および下面にリンク支持フレーム23を貫通させる第1の上下貫通孔223,223が形成されるとともに、前面および後面には、持上支持フレーム21を貫通させる前後貫通孔224,224が形成されている。そして、後部フレーム22に貫通する持上支持フレーム21の上面および下面に、これもリンク支持フレーム23を貫通させる第2の上下貫通孔211が形成されている。
したがって、リンク支持フレーム23は、後部フレーム22と、これに前後方向に貫通する持上支持フレーム21との両方を上下に貫通して連結されることになる。
このように、後部フレーム22の第1の上下貫通孔223,223と、持上支持フレーム21の第2の上下貫通孔211,211に、リンク支持フレーム23を差し込んで連結したことにより、リンク支持フレーム23の耐荷重性が向上し、苗移植部4の荷重によるリンク支持フレーム23の破損を防止することができる。
ところで、リンク支持フレーム23の耐荷重性を向上させるためには、リンク支持フレーム23を、少なくとも後部フレーム22に差し込んだ状態で連結すればよい。図9は、持上支持フレーム21、後部フレーム22およびリンク支持フレーム23との連結構造の変形例を示す説明図である。
図示するように、持上支持フレーム21と後部フレーム22とは、互いに貫通することなく接合しておき、後部フレーム22のみに、上下貫通孔223a,223aを設け、かかる上下貫通孔223a,223aにリンク支持フレーム23を差し込んで連結する。
また、後部フレーム22については、以下のようにして形成することができる。図10Aは、後部フレーム22の構成を示す説明図、図10Bは、変形例に係る後部フレーム22の構成を示す説明図である。
図10Aに示すように、互いに断面L字形状とした同一形状の2つの構成部材22a,22aを向い合せに接合して構成することがでる。すなわち、1つの構成部材22aに第1上下貫通孔223と前後貫通孔224とをそれぞれ設けておけばよい。このように、貫通孔を有する後部フレーム22を形成する場合1種類の構成部材22aのみを材料として用意しておけばよいため、製造コストを抑制することが可能となる。
また、図10Bに示すように、後部フレーム22を構成する2つの第1構成部材22bと第2構成部材22cのうち、例えば第1構成部材22bを、チャンネル状(断面視コ字状)に屈曲形成して成形する一方、他方の第2構成部材22cについては、単純な細板状に形成しておくこともできる。
この場合、例えば成形型を用いて構成部材を形成する場合、第1構成部材22bを形成するための成形型を用意するだけでよいため、やはり後部フレーム22を形成する場合のコストダウンに寄与することができる。なお、図10Aおよび図10Bにおいて、符号222で示すのは、2つの構成部材同士が溶接などにより接合された接合面である。
さらに、本実施形態に係る苗移植機では、作業フレームであって、苗植付部4をローリング自在に指示する植付フレーム500についても補強を図っている。図11は、植付フレーム500の補強構造を示す説明図である。
図示するように、植付フレーム500は、機体の前後に延在する左右の縦梁フレーム501,501と、これら左右の縦梁フレーム501,501の一端同士を連結する横梁フレーム502とを有する。植付フレーム500の上方に複数のあぜクラッチ(不図示)が取付けられるのであるが、かかるあぜクラッチを取り付けるためのクラッチ取付ステー503が横梁フレーム502に設けられている。
本実施形態では、かかるクラッチ取付ステー503に補強材となる斜め梁フレーム510の一端を連結し、他端を縦梁フレーム501と連結している。かかる構成により、縦梁フレーム501と横梁フレーム502とがクラッチ取付ステー503および斜め梁フレーム510を介して繋がるため、トラス構造が実現されて剛性が高まる。このように、植付フレーム500の強度アップが図れるために、苗植付部4の耐久性向上および動作の安定性を図ることができる。
図12は、後輪伝動ケース11aの取付構造を示す説明図である。後輪伝動ケース11aは、その周囲にわたって複数の第1ボルト312で後部フレーム22に連結されるとともに、上部側については、第1ボルト312よりも小径の第2ボルト311によって、メインフレーム15を構成する補助フレーム31(図3を参照)の後端部に連結される。具体的には、補助フレーム31の後端部に連接したブラケット310に連結されている。
このとき、たとえばブラケット310の先端側が、例えば5mmほど補助フレーム31に対して開くようにして基端部を溶接して固定しておくとよい。すなわち、第2ボルト311を用いて後輪伝動ケース11aを固定する際に、ブラケット310との間にはプレストレスが作用しているため、相対的に小径の第2ボルト311であっても緩みが防止され、後輪伝動ケース11aの耐久性に寄与することができる。
また、本実施形態に係る苗移植機では、走行車体2を牽引するための牽引ワイヤなどを掛止する牽引フック85を、走行車体2の前側梁フレーム16を貫通させて取付けている。図13は、牽引フック85の取付構造を示す説明図である。
すなわち、苗移植機においては、図示するように、走行車体2の前部に牽引フック85が取付けられる。本実施形態では、前側連結フレーム19の下面に前側フレームとして前側梁フレーム16が連接されるが、この前側梁フレーム16にフック貫通孔161を設け、このフック貫通孔161に牽引フック85を挿通し、溶接により固定している。
かかる構成とすることにより、従来のように、平面である前側梁フレーム16の下面にフックの丸棒部分を隅肉溶接していた構成に比べ、接合部分にクラックなどが生じるおそれがなく、強度、剛性が向上する。
次に、走行車体2の前側の左右両側に設けられた予備苗枠50(図1および図2参照)の補強構造について説明する。図14は、左右の予備苗枠50の連結構造を示す説明図である。
本実施形態に係る苗移植機では、図示するように、走行車体2の前部左右側に左右の支柱部材としての苗枠支柱51を立設し、かかる苗枠支柱51に資材載置部材である予備苗載せ台52を上下方向に間隔を空けて配設することにより予備苗枠50を構成している(図1および図2参照)。
従来、例えば略U字状に形成した連結部材520で苗枠支柱51,51同士を連結する際に、若干の緩みがあると振動が大きくなり、経年疲労とあいまって予備苗枠50に亀裂が生じることがあった。そこで、本実施形態では、図14に示すように、左右の苗枠支柱51,51同士を連結部材520で連結し、強度アップを図るとともに、連結部材520の長さDを、左右の苗枠支柱51,51同士の間隔と異ならせている。
このとき、連結部材520の長さDを、左右の苗枠支柱51,51同士の間隔よりも短くすることができ、その場合、連結部材520を苗枠支柱51,51間に架け渡す際に、プレストレスを付与することができるため、予備苗枠50のガタつきを防止することができる。また、苗枠支柱51は機体中心に向かって傾斜する状態となり、強度的に有利となる。
また、逆に連結部材520の長さDを、左右の苗枠支柱51,51同士の間隔よりも長くすることもできる。その場合、やはり予備苗枠50のガタつきを防止することができる。また、苗枠支柱51は機体外方に向かって傾斜する状態となるため、予備苗枠50とメインフレーム15とを連結するフランジ部分の下端面が開いてしまうといった不具合を未然に防止することができる。
ところで、図15に示すように、苗枠支柱51,51同士を連結する連結部材520を利用して所定の装置などを配設することができる。図15は、コントローラの取付部を示す説明図である。
図示するように、連結部材520にバイザ9を取付け、作業者Mなどを雨から守るとともに、バイザ9の内側に、苗移植機の各装置を制御するコントローラ100を配設している。このとき、コントローラ100から延伸するハーネス類(不図示)は、パイプ状の苗枠支柱51の内部を通すこととする。
従来、コントローラ100を、例えばボンネット39内に配設することが一般的であるが、コントローラ100のハーネス類の取り回しが、操作レバー等の操作系機器の配置と位置的に重なるため、メンテナンスが面倒になることがあった。また、防水性についても工夫の余地があった。
本実施形態では、図15に示す構成とすることにより、コントローラ100、およびその周辺機器の防水性を高く維持できるとともに、耐久性の向上も期待できる。また、ハーネス類と、他の操作系機器(操作レバー等)との両方について、アクセスしやすくなるためメンテナンス性が向上する。
次に、本実施形態に係る苗移植機のその他の構成について説明する。図16は、植込杆の説明図、図17は、植込爪の説明図である。また、図18は、フロートの説明図、図19および図20は、それぞれ変形例に係るフロートの説明図である。
図16に示すように、苗植付装置55は、植付ロータリ57にカム部574を介して植込爪572を備える植込杆571が回転自在に取付けられている。本実施形態では、植込杆571に設けられるオイルシール部571aの手前部分と、カム部574とを連結部576で連結し、連結部576の内部にはトンネルとなる連通孔部575を形成する。また、植込杆571には、植込爪572により掻き取られた苗を押し出す押出フォーク572aを前後摺動自在に設けている。この押出フォーク572aは、カム部574に内装する押出カム(図示省略)の回転により所定のタイミングで植込爪572側に前進するとともに、苗を押し出した後には後退する構成としている。これにより、植込爪572が掻き取った苗を圃場に確実に植え付けることができる。
ところで、従来の押出フォーク572aは、植込杆571のケース内を前後摺動するので、オイルやグリス等の潤滑剤を植込杆571内に封入する必要がある。この潤滑剤が押出フォーク572aの前後摺動によって植込杆571の外部に漏れだすと、苗や圃場が汚染されるので、植込杆571には上記のとおりオイルシール部571aを形成し、押出フォーク572aを移動させつつ潤滑剤の漏出を防止する構成としている。そして、かかる押出フォーク572aの摺動軌跡を一定に維持するために、植込杆571のオイルシール部571aより後方には、押出フォーク572aの径と略同径の押出ガイド空間572bが形成されている。ここを押出フォーク572aが通過する際、押出フォーク572aと押出ガイド空間572bの間隔が殆どないことにより、植込杆571の内部の空気や潤滑剤が移動できず、内圧が大幅に増減することがある。この内圧の変化が繰り返されることにより、押出フォーク572aの摺動の際にオイルシール部571aの僅かな隙間から圃場の泥水が吸い込まれ、植込杆571の内部に泥水が浸入することがある。したがって、この泥水により、潤滑剤や苗植付装置55の構成部品の劣化が早くなり、耐久性を低下させる問題が生じるおそれがある。また、内部に浸入した泥水を除去するには、苗植付装置55を分解する必要があるので、メンテナンス作業に要する時間と労力が増大する問題がある。
そこで、この問題を解決するために、本実施形態では、オイルシール部571aとカム部574を、内部に連通孔部575を形成した連結部576で連結して潤滑剤や空気が移動できる構成とするこことにより、押出フォーク572aが前後摺動する際に、植込杆571内の内圧が大幅に変化しない構成としている。したがって、植込杆571の作動時の圧力変化を軽減することができ、それにともない、圧力変化による油の漏れや泥水吸い込みを防止して、植込杆571の耐久性向上を図ることができる。
また、植込杆571には、図17に示すように、左右の爪体572a,572aによってフォーク状に形成された植込爪572が設けられている。かかる構成では、左右の爪体572a,572aの間の空間部572bから泥などが入り込み、かかる泥が植込爪572と植込杆571の鋳物本体部との間に堆積しがちであった。そこで、図示するように、左右の爪体572a,572aの間にテーパ部580を設け、泥の浸入を可及的に抑制した構成としている。したがって、かかる構成としたことにより、植込杆571の高耐久化を図ることができる。
次に、苗植付部4が備えるフロートについて説明する。前述したように、苗植付部4は、圃場面に接地して滑走するセンターフロート62Cと左右2つずつのサイドフロート62L,62Rを備えている。
従来、例えばセンターフロート62Cは、リンク支点より前側が長く形成されており(図11参照)、リンク支点に対して前方部分の重量が大きい。そのため、苗植付部4が上昇すると、前下がり姿勢になり、再度接地する際にはフロートの前方から接地することになるため、泥が乗りやすくなっていた。そして、一旦フロートに乗ってしまった泥はなかなか落ち難いものであった。
そこで、本実施形態では、図18に示すように、フロート本体620に設けられたリンク支点625に対し、従来よりも後方部分の重量配分を大きくした。なお、以下ではフロートをセンターフロート62Cとして説明する。
図18に示すように、フロート本体620は、ブロー成形により立壁部624を有する外殻部621と、その内部に形成される中空部622とを有する。本実施形態では、フロート本体620の後部に、従来よりも大きな中実部623を形成し、リンク支点625に対して後ろ側が重くなるようにしている。
かかる構成により、フロート本体620が接地する場合は、後ろ側から接地することになるため、泥が乗ってしまうことを防止できる。また、苗植付部4が上昇する場合、フロート姿勢は前上がり状態なので、たとえ泥がのっていても落ちやすい。したがって、本実施形態では、ポテンショメータによるセンターフロート62Cの回動角度のセンシングが安定し、植付精度の向上に寄与することができる。
また、センターフロート62Cをリンク支点625に対して後ろ側が重くなるようにするためには、図19あるいは図20に示す構成を採用することもできる。図19および図20は、変形例に係るフロートの説明図である。
図19に示す例では、フロート本体620の後端部に、上下連通孔627,627を有する突出壁626を形成し、上下連通孔627,627を利用して所定の錘628を取付可能としている。
すなわち、上下連通孔627に、所定の重さの錘628を着脱自在に取付けた錘支持体629を挿通可能としている。
したがって、かかる構成によって、センターフロート62Cのリンク支点625に対して所望する重量配分とすることができる。
また、図20に示す例では、フロート本体620の後側に形成された中実部623に、断面視略Ω状に形成した錘保持部630を設けている。錘保持部630は、長手方向にスリット631を有する略円筒状に形成されるとともに、スリット631を形成する対向端部には返し部632,632を形成している。この錘保持部630に、スリット631から適宜重量の略円柱状に形成された錘Wを押し込むことで、リンク支点625に対して所望する重量配分のセンターフロート62Cを得ることができる。なお、錘保持部630に挿通した錘Wは、返し部632によって脱落し難くなっている。
上述してきた各実施形態はあくまで一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。各実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。
また、各構成や、形状、表示要素などのスペック(構造、種類、方向、形状、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質など)は、適宜に変更して実施することができる。
2 走行車体
3 昇降リンク機構
4 苗植付部(作業装置)
11 後輪(走行輪)
11a 後輪伝動ケース
16 前側梁フレーム(前側フレーム)
21 持上支持フレーム
23 リンク支持フレーム
51 苗枠支柱(支柱部材)
52 予備苗載せ台(資材載置部材)
55 苗植付装置(対地作業部材)
81 第1の牽引部材
82 第2の牽引部材
85 牽引フック
211 第2の上下貫通孔
221 フランジ部(取付部材)
223 第1の上下貫通孔
224 前後貫通孔
500 植付フレーム(作業フレーム)
501 縦梁フレーム
502 横梁フレーム
503 クラッチ取付ステー
510 斜め梁フレーム
520 連結部材

Claims (4)

  1. 左右の走行輪(11)を備える走行車体(2)と、前記走行車体(2)の後部に設けられ、作業装置(4)を昇降させる昇降リンク機構(3)を支持する左右のリンク支持フレーム(23)と、前記左右の走行輪(11)に駆動力を伝達する左右の伝動ケース(11a)を設けた作業車両において、
    前記走行車体(2)の後部に左右の伝動ケース(11a)を装着する後部フレーム(22)と、当該後部フレーム(22)を支持する支持フレーム(21)を設け、前記後部フレーム(22)に、前記左右のリンク支持フレーム(23)を差し込んで装着する第1の上下貫通孔(223)を形成し
    さらに、前記後部フレーム(22)に前記支持フレーム(21)を差し込んで装着する前後貫通孔(224)を形成すると共に、
    前記支持フレーム(21)に前記左右のリンク支持フレーム(23)を差し込んで装着する第2の上下貫通孔(211)を形成し、
    前記左右のリンク支持フレーム(23)は、前記第1の上下貫通孔(223)と前記第2の上下貫通孔(211)に差し込まれる構成としたことを特徴とする作業車両。
  2. 前記走行車体(2)の前後方向に亘って設ける中央連結フレーム(28)の後部を、前記後部フレーム(22)の前部と連結したことを特徴とする請求項1記載の作業車両。
  3. 前記後部フレーム(22)は、断面視L字形状の一対の構成部材(22a)を連結して角柱状に構成し、前記一対の構成部材(22a)に前記第1の上下貫通孔(223)と前記前後貫通孔(224)を各々形成したことを特徴とする請求項1または2記載の作業車両。
  4. 前記リンク支持フレーム(23)と前記伝動ケース(11a)の取付部とを、牽引部材で連結したことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の作業車両。
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