JP4183609B2 - 田植機 - Google Patents
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このため、従来、たとえば特許文献1に示されるように、株間変速機構16に疎植用変速部16Bを設け、この疎植用変速部16Bによる不等速伝動により、植付け爪34が苗を植付け土壌面に植え込む工程の速度が速くなるように、すなわち植付け爪が土壌内に突入している時間が短くなるように植付け機構25が駆動される駆動状態を現出することができるものがあった。
前記苗植付け機構よりも伝動上手側に位置し、該苗植付け機構に対して動力伝達する伝動系に、前記苗植付け機構への伝動軸に対して等速伝達する非偏芯ギヤと前記伝動軸に対して不等速伝達する偏芯ギヤを備えた第1伝動機構と、この第1伝動機構よりも伝動下手側に配設した前記苗植付け機構への出力軸に対して等速伝達する非偏芯ギヤと前記出力軸に対して不等速伝達する偏芯ギヤを備えた第2伝動機構とを直列に連動連結してなる変速伝動機構を備え、この変速伝動機構を介して伝達された動力により前記植付け爪の先端が前記回動軌跡の下端部において下死点よりも回動方向下手側点を最高速で通過する状態で苗植付け機構が駆動されるように構成してある。
図1に示すように、左右一対の操向操作自在な前車輪1、及び、左右一対の後車輪2が原動部のエンジンEからの駆動力によって駆動されて走行するように構成し、かつ、原動部の後方に位置する運転座席3を有した運転部、原動部の両横側に位置する予備苗載せ台装置4を備えた自走車体の車体フレーム5の後部に、リフトシリンダ6が付いたリンク機構7を介して苗植付け装置10を連結するとともに、前記エンジンEからの駆動力が回転軸8を介して苗植付け装置10に伝達されるように構成し、自走車体の後部に施肥装置30を設けて、施肥装置付き乗用型田植機を構成してある。
差角Bより小になる状態で駆動される。これにより、各苗植付け機構20は、一対の植付け爪24によって交互に、ガイドレール19の切欠き部で成る苗取り出し口19aにおいて苗載せ台15上のマット状苗の下端部から一株分のブロック苗を切断して取り出し、植付け土壌面Tに下降搬送して植え付けるように苗植え運動を行なう。
動ケース43に伝達するように作業用の低速伝動状態になる。
てある。5組の非偏芯ギヤ対65A〜65Eは、入力軸63の等速回転の駆動力を等速回転のままで出力軸64に伝達して、ロータリケース22が等速回転する状態に各苗植付け機構20を駆動することになるように、各非偏芯ギヤ対65A〜65Eの伝動角速度比を設定してある。2組の偏芯ギヤ対66,67は、入力軸63の等速回転の駆動力を不等速の回転駆動力に変換して出力軸64に伝達して、ロータリケース22が不等速回転して各植付け爪24が回動軌跡Pの下死点付近をその前後よりも高速で通過する状態に各苗植付け機構20を駆動することになるように、かつ、一方の偏芯ギヤ対67が伝動入り状態になって植付け爪24が下死点付近を通過する速度が、他方の偏芯ギヤ対66が伝動入り状態になって植付け爪24が下死点付近を通過する速度よりも高速になるように、2組の偏芯ギヤ対66,67の伝動角速度比を設定してある。
状態、ギヤ対65Bが伝動入り状態になった第2変速伝動状態、ギヤ対65Cが伝動入り状態になった第3変速伝動状態、ギヤ対65Dが伝動入り状態になった第4変速伝動状態、ギヤ対65Eが伝動入り状態になった第5変速伝動状態、ギヤ対66が伝動入り状態になった第6変速伝動状態、ギヤ対67が伝動入り状態になった第7変速伝動状態の7段階の変速伝動状態に変速操作され、自走車体の走行速度に対する各苗植付け機構20の駆動速度を7段階に変速して図10に示す7種の株間Dを択一的に現出する。第1〜5変速伝動状態に操作された場合には、入力軸63の駆動力をその等速回転のままで出力ギヤ62から出力し、ロータリケース22が等速回転して苗植付け機構20が駆動される駆動状態を現出するが、第6及び第7変速伝動状態に操作された場合には、入力軸63の駆動力を等速回転から不等速回転に変換して出力ギヤ62から出力し、植付け爪24の先端が回動軌跡Pの下死点付近をその前後よりも高速で通過するようにして各苗植付け機構20が駆動される駆動状態を現出する。第7変速伝動状態に操作された場合には、第6変速伝動状態に操作された場合よりも高速で植付け爪24の先端が下死点付近を通過する駆動状態を現出する。
。中間伝動軸74と出力軸72の間の2組の偏芯ギヤ対77,78は、中間伝動軸74に対して相対回転自在に外嵌するとともに回転軸芯が円形の中心から外れた円形の偏芯ギヤ77a,78aと、出力軸72に対してキー72aによって一体回転自在に係合した状態で外嵌しているとともに回転軸芯が円形の中心から外れた円形の偏芯ギヤ77b,78bとによって構成してある。
になるように切り換え操作されて、非偏芯ギヤ対76が伝動入り状態になった等速伝動状態と、偏芯ギヤ対77が伝動入り状態になった低速側の不等速伝動状態と、偏芯ギヤ対78が伝動入り状態になった高速側の不等速伝動状態の3段階の伝動状態に変速操作され、
等速伝動状態に変速操作されると、株間変速装置60からの等速回転の駆動力を変速しないでその等速回転のままで出力軸72から出力し、ロータリケース22が等速回転する状態で各植付け機構20が駆動される駆動状態を現出する。低速側又は高速側の不等速伝動状態に変速操作されると、株間変速装置60から不等速回転の駆動力をその角速度変化とは異なる角速度変化を備えた不等速回転の駆動力に変換して出力軸72から出力し、ロータリケース22が不等速回転して各植付け爪24の先端が回動軌跡Pの下死点付近をその前後よりも高速で通過するようにして各苗植付け機構20が駆動される駆動状態を現出する。そして、高速側の不等速伝動状態に操作されると、ロータリケース22が低速側の不等速伝動状態に操作された場合とは異なる角速度変化を備えた不等速回転で回転して各植付け爪24の先端が回動軌跡Pの下死点付近を通過する速度が低速側の不等速伝動状態に操作された場合のその速度より高速になる状態で各苗植付け機構20が駆動される駆動状態を現出する。
すなわち、図9(イ)に示す対地軌跡P1は、植付け爪24の先端が前記下死点下手側点MSを最高速度で通過する場合のものであり、図9(ロ)に示す対地軌跡P2は、植付け爪24の先端が下死点DPより回動方向上手側を最高速度で通過する場合のものであり、図9(ハ)に示す対地軌跡P3は、植付け爪24の先端が下死点DPを最高速度で通過する場合のものであり、図9(ニ)に示す対地軌跡P4は、植付け爪24の先端が前記下死点下手側点MSよりさらに回動方向下手側を最高速度で通過する場合のものである。
対地軌跡P2,P3では、植付け爪24が下死点DPから上昇していく際、植付け爪24の先端が低レベル側では土壌内に突入したときの軌跡よりも後方側を通り、高レベル側では土壌内に突入したときの軌跡より前方側を通る状態で上昇していく。対地軌跡P4では、植付け爪24が下死点DPから上昇していく際、植付け爪24の先端が土壌内に突入したときの軌跡より前方側を通る状態で上昇していく。対地軌跡P1では、植付け爪24
が下死点DPから上昇していく際、植付け爪24の先端が低レベル側では土壌内に突入したときの軌跡に極力沿って、高レベル側では土壌内に突入したときの軌跡より若干前方側を通る状態で上昇していく。対地軌跡P1では、植付け爪24の先端が高レベル側で上昇移動するときの軌跡と、土壌内に突入したときの軌跡の機体前後方向での間隔が小になり、対地軌跡P4では、植付け爪24の先端が高レベル側で上昇移動するときの軌跡と、土壌内に突入したときの軌跡の機体前後方向での間隔が大になっている。
このとき、株間変速装置60を第1〜第7変速伝動状態のいずれかの変速伝動状態に変速操作して、自走車体の走行速度に対する苗植付け機構20の駆動速度を所望の株間Dが現出される速度に調節設定しておき、各苗植付け機構20を所望の株間Dで苗植付けしていくように駆動する。さらに、このとき、図10に示すように、株間変速装置60を第1〜
第5変速伝動状態のいずれかの変速伝動状態に変速した場合、すなわち株間Dが12〜21cmになるように変速操作した場合、伝動切り換え装置70を等速伝動状態に切り換え操作しておいてロータリケース22が等速回転する状態で苗植付け機構20が駆動されるようにしておく。株間変速装置60を第6変速伝動状態に変速した場合、すなわち株間Dが24cmになるように変速操作した場合、伝動切り換え装置70を低速側の不等速伝動状態に切り換え操作しておいてロータリケース22が不等速回転して各植付け爪24の先端が下死点下手側点MSを最高速度で通過する状態で苗植付け機構20が駆動されるようにしておく。株間変速装置60を第7変速伝動状態に変速した場合、すなわち株間Dが28cmになるように変速操作した場合、伝動切り換え装置70を高速側の不等速伝動状態に切り換え操作しておいてロータリケース22が不等速回転して各植付け爪24の先端が下死点下手側点MSを最高速度で、かつ、伝動切り換え装置70を低速側の不等速伝動状態に変速した場合より高速で通過する状態で苗植付け機構20が駆動されるようにしておき、いずれの場合も、植付け爪24によって植付け土壌面Tに形成される植付け穴が走行方向に長くなることを回避しながら、かつ、植付け苗が下死点DPから上昇していく植付け爪24に付いていくことを回避しながら植付け作業する。
20 苗植付け機構
21 植付け駆動軸
24 植付け爪
60 第1伝動機構(株間変速装置)
65a,65b,65c,65d,65e,76a 非偏芯ギヤ
66a,67a,77a,78a 偏芯ギヤ
70 第2伝動機構(伝動切り換え装置)
82 伝動軸
110 変速伝動機構
A 回動軌跡が植付け土壌に対して進入するときの交差角
B 回動軌跡が植付け土壌に対した退出するときの交差角
DP 下死点
MS 下死点下手側点
P 回動軌跡
Claims (3)
- 植付け爪の先端が回動軌跡を描いて苗載せ台と植付け土壌面の間を機体上下方向に往復移動するように駆動される苗植付け機構を備えてある田植機であって、
前記苗植付け機構よりも伝動上手側に位置し、該苗植付け機構に対して動力伝達する伝動系に、前記苗植付け機構への伝動軸に対して等速伝達する非偏芯ギヤと前記伝動軸に対して不等速伝達する偏芯ギヤを備えた第1伝動機構と、この第1伝動機構よりも伝動下手側に配設した前記苗植付け機構への出力軸に対して等速伝達する非偏芯ギヤと前記出力軸に対して不等速伝達する偏芯ギヤを備えた第2伝動機構とを直列に連動連結してなる変速伝動機構を備え、この変速伝動機構を介して伝達された動力により前記植付け爪の先端が前記回動軌跡の下端部において下死点よりも回動方向下手側点を最高速で通過する状態で苗植付け機構が駆動されるように構成してある田植機。 - 植付け爪の先端が前記回動軌跡の下死点に位置してから植付け機構駆動軸が約10度回動したとき、植付け爪の先端が前記下死点下手側点を最高速で通過するように設定してある請求項1記載の田植機。
- 前記回動軌跡を、この回動軌跡が植付け土壌に対して進入するときの回動軌跡と、回動軌跡よりも機体前方側での植付け土壌面との交差角が、回動軌跡が植付け土壌に対して退出するときの回動軌跡と、回動軌跡よりも機体後方側での植付け土壌面との交差角よりも小であるように設定してある請求項1又は2記載の田植機。
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