JP2005176671A - 田植機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 植付け爪によって植付け土壌面に形成される植付け穴を小さくしながら、かつ、植付け苗が下死点から上昇していく植付け爪に付いて動くことを回避しながら、大株間で苗植付けすることができるようにする。
【解決手段】 苗植付け機構20に動力伝達する伝動系に変速伝動機構を設けてある。この変動伝動機構が苗植付け機構20に駆動力を不等速伝達し、植付け爪24の先端が回動軌跡Pの下死点DPよりも回動方向下手側で植付け土壌面Tより低レベルに位置する下死点下手側点MSを最高速で通過する状態で苗植付け機構20が駆動される。
【選択図】 図8

Description

本発明は、植付け爪の先端が回動軌跡を描いて苗載せ台と植付け土壌面の間を機体上下方向に往復移動するように駆動される苗植付け機構を備えてある田植機に関する。
上記田植機において、植付け苗の走行方向での間隔、すなわち株間を大にして苗植付けするように構成されることがある。株間を大にするほど、走行速度に対する苗植付け機構駆動速度を遅くする必要があるが、苗植付け機構の駆動速度が遅くなると、植付け爪が苗植付けする工程において植付け土壌に突入している時間が長くなり、植付け爪によって植付け土壌面に形成される植付け穴の走行方向での長さが長くなって苗の植付け姿勢が悪くなることがある。
このため、従来、たとえば特許文献1に示されるように、株間変速機構16に疎植用変速部16Bを設け、この疎植用変速部16Bによる不等速伝動により、植付け爪34が苗を植付け土壌面に植え込む工程の速度が速くなるように、すなわち植付け爪が土壌内に突入している時間が短くなるように植付け機構25が駆動される駆動状態を現出することができるものがあった。
特開2003−102214号公報( 〔0019〕―〔0022〕欄、図5,7 )
従来の田植機にあっては、植付け爪が土壌から抜け上がっていく際、植付け苗が植付け爪に付いて動いて前倒れ気味になることがあった。
本発明の目的は、植付け穴を小さくしながら、かつ、上記植付け不良を発生しにくくしながら大きい株間で苗植付けすることができる田植機を提供することにある。
本第1発明にあっては、植付け爪の先端が回動軌跡を描いて苗載せ台と植付け土壌面の間を機体上下方向に往復移動するように駆動される苗植付け機構を備えてある田植機において、
前記苗植付け機構に動力伝達する伝動系に、入力を前記苗植付け機構に対して不等速伝達して、前記植付け爪の先端が前記回動軌跡の下死点よりも回動方向下手側で植付け土壌面より低レベルに位置する下死点下手側点を最高速で通過する状態で苗植付け機構が駆動されるようにする変速伝動機構を設けてある。
すなわち、植付け爪の先端が下死点を最高速で通過する状態になると、苗植付け爪が苗植付けを行なう工程において、植付け爪が下死点から上昇していく際、植付け爪の先端が低レベル側では土壌内に突入したときの軌跡よりも後方側を通り、高レベル側では土壌内に突入したときの軌跡より前方側を通る状態で上昇していくことになる。すなわち、植付け爪の先端がループ状の軌跡を描くことになる。すると、植付け爪が植付け苗を若干後方側に押圧してから上昇していき、植付け苗が植付け爪に付いて前側に動きやすくなる。これに対し、本第1発明にあっては、変速伝動機構による不等速伝達により、植付け爪の先端が回動軌跡の下死点よりも回動方向下手側で植付け土壌面より低レベルに位置する下死点下手側点を最高速で通過する状態で苗植付け機構が駆動されるものだから、苗植付け爪が苗植付けを行なう工程において、植付け爪が下死点から上昇していく際、植付け爪の先端が低レベル側では土壌内に突入したときの軌跡に極力沿って、高レベル側では土壌内に突入したときの軌跡より若干前方側を通る状態で上昇していく。すなわち、植付け爪の先端がループ状の軌跡を描かなくなる。これにより、植付け爪が苗を植付け土壌面に植え込む工程において、植付け爪による植付け苗の後方側への押圧を発生しにくくしながら植付け爪が土壌内を迅速に移動していくようにできる。
従って、本第1発明によれば、植付け爪が土壌内を迅速に移動して植付け爪によって植付け土壌面に形成される植付け穴が小さくなるものでありながら、植付け爪による植付け苗の押圧が発生しにくくて植付け苗が下死点から上昇する植付け爪に付いて動く事態が発生しにくく、この面からも植付け穴の面からも植付け苗の姿勢乱れが発生しにくい良好な苗植付けを行なうことができる。
本第2発明にあっては、本第1発明の構成において、植付け爪の先端が前記回動軌跡の下死点に位置してから植付け機構駆動軸が約10度回動したとき、植付け爪の先端が前記下死点下手側点を最高速で通過するように設定してある。
すなわち、植付け爪の先端が前記回動軌跡の下死点に位置してから植付け機構駆動軸が約10度回動したとき、植付け爪の先端が前記下死点下手側点を最高速で通過するように設定してあるものだから、植付け爪が土壌内を移動する速度を植付け爪によって植付け土壌面に形成される植付け穴の前後方向での長さが極力小さくなるものにしながら、植付け爪が下死点から上昇していく際、植付け爪の先端が低レベル側では土壌内に突入したときの軌跡に極力沿って、高レベル側では土壌内に突入したときの軌跡より若干前方側を通る状態で上昇していくようにすることができる。
従って、本第2発明によれば、植付け土壌面に形成される植付け穴の前後方向での長さをより小にしながら、植付け爪による植付け苗の押圧を発生しにくくすることができ、植付け苗の姿勢乱れがより発生しにくい良好な苗植付けを行なうことができる。
本第3発明にあっては、本第1又は第2発明の構成において、前記回動軌跡を、この回動軌跡が植付け土壌に対して進入するときの回動軌跡と、回動軌跡よりも機体前方側での植付け土壌面との交差角が、回動軌跡が植付け土壌に対して退出するときの回動軌跡と、回動軌跡よりも機体後方側での植付け土壌面との交差角よりも小であるように設定してある。
すなわち、植付け爪の前記回動軌跡を設定するのに、この回動軌跡が植付け土壌に対して進入するときの前記交差角が、回動軌跡が植付け土壌に対して退出するときの前記交差角より小である軌跡に設定してあるものだから、植付け爪が下死点から上昇していく際、植付け爪の先端が低レベル側では土壌内に突入したときの軌跡に極力沿って、高レベル側では土壌内に突入したときの軌跡より若干前方側を通る状態で上昇していくように軌跡設定するのに、植付け爪の先端が高レベル側で上昇移動するときの軌跡と、土壌内に突入したときの軌跡の機体前後方向での間隔がより小になるようにしながら軌跡設定できる。
従って、本第3発明によれば、植付け爪による苗押圧が発生しにくいように軌跡設定するのに、植付け爪が苗を植え付ける工程において植付け爪の先端が土壌内に突入するときの軌跡と、土壌内から抜け上がるときの軌跡の間隔を極力小になるようにしながら軌跡設定し、植付け土壌面に形成される植付け穴の前後方向での長さをより小にして植付け苗の姿勢乱れがより発生しにくい苗植付けを行なうことができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、左右一対の操向操作自在な前車輪1、及び、左右一対の後車輪2が原動部のエンジンEからの駆動力によって駆動されて走行するように構成し、かつ、原動部の後方に位置する運転座席3を有した運転部、原動部の両横側に位置する予備苗載せ台装置4を備えた自走車体の車体フレーム5の後部に、リフトシリンダ6が付いたリンク機構7を介して苗植付け装置10を連結するとともに、前記エンジンEからの駆動力が回転軸8を介して苗植付け装置10に伝達されるように構成し、自走車体の後部に施肥装置30を設けて、施肥装置付き乗用型田植機を構成してある。
この田植機は、複数条の稲苗の植付けと施肥を行なうものであり、リフトシリンダ6を操作すると、このリフトシリンダ6がリンク機構7を自走車体に対して上下に揺動操作して苗植付け装置10を整地フロート11が植付け土壌面Tに接地した下降作業状態と、整地フロート11が植付け土壌面Tから高く浮上した上昇非作業状態とに昇降操作する。苗植付け装置10を下降作業状態にして自走車体を走行させると、苗植付け装置10は、これの機体横方向に並ぶ複数の苗植付け機構20によって整地フロート11が整地した後の植付け土壌面に稲苗を植え付けていく。これとともに、施肥装置30は、肥料タンク31の下部に連結している繰り出し機構32によって肥料タンク31から肥料を繰り出し、繰り出し機構32からの肥料を電動ブロワ33からの搬送風によって複数本の施肥ホース34に送り込む。すると、苗植付け装置10の整地フロート11に機体横方向に並べて設けてある複数個の作溝施肥器35のそれぞれが、苗植付け機構20による苗植付け箇所の横側近くで圃場に施肥溝を形成し、この施肥溝に施肥ホース34からの肥料を供給していく。
苗植付け装置10についてさらに詳述すると、この苗植付け装置10は、図1,3に示すように、植付け機体横方向に沿う角形鋼管材で成るメインフレーム12、このメインフレーム12の中央部に連結するフィードケース13、メインフレーム12の複数箇所から植付け機体後方向きに延出する植付け伝動ケース14などで成る植付け機体、前記各植付け伝動ケース14の後端部の両横側に駆動自在に取り付けた前記苗植付け機構20、前記植付け機体の上側に植付け機体横方向に摺動自在に取り付けた苗載せ台15、前記植付け機体の下部に植付け機体横方向に並べて取り付けた前記複数個の整地フロート11を備えて構成してある。
図1,3に示すように、前記各苗植付け機構20は、前記植付け伝動ケース14に植付け機構駆動軸21を介して回転自在に取り付けたロータリケース22、このロータリケース22の両端部に回転自在に取り付けた植付けアーム23、各植付けアーム23に一体回動自在に取り付けた植え付け爪24などを備えて構成してあり、前記回転軸8からフィードケース13の内部に位置する伝動機構16、この伝動機構16の出力軸に一体回転自在に連結している回転伝動軸17、植付け伝動ケース14の内部に位置する伝動チェーン利用の伝動機構18を介して植付け機構駆動軸21に動力伝達されてこの植付け機構駆動軸21が回転駆動されると、この植付け機構駆動軸21によってロータリケース22が植付け機構駆動軸21の軸芯まわりで回転するように駆動され、前記植付け機構駆動軸21の駆動力によって駆動されるようにしてロータリケース22の内部に設けたアーム駆動機構(図示せず)によって各植付けアーム23がロータリケース22の駆動に連動してロータリケース22に対して自転回動するように駆動されて、図8に示す如く駆動される。すなわち、各植付けアーム23の植付け爪24の先端が回動軌跡Pを描いて苗載せ台15の下端部と植付け土壌面Tの間を植付け機体上下方向に往復移動するように、かつ、一方の植付けアーム23の植付け爪24の先端が回動軌跡Pの上端部に位置するタイミングでは、他方の植付けアーム23の植付け爪24の先端が回動軌跡Pの下端部に位置するように駆動される。さらに、回動軌跡Pが植付け土壌に対して進入するときの回動軌跡Pと、回動軌跡Pよりも機体前方側の植付け土壌面Tとの交差角Aは、回動軌跡Pが植付け土壌に対して退出するときの回動軌跡Pと、回動軌跡Pより機体後方側での植付け土壌面Tとの交差角Bより小になる状態で駆動される。これにより、各苗植付け機構20は、一対の植付け爪24によって交互に、ガイドレール19の切欠き部で成る苗取り出し口19aにおいて苗載せ台15上のマット状苗の下端部から一株分のブロック苗を切断して取り出し、植付け土壌面Tに下降搬送して植え付けるように苗植え運動を行なう。
苗載せ台15は、フィードケース13からの駆動力によって回動駆動される横送り軸15aを有した横送り機構によって苗植付け機構20の苗植え運動に連動して前記ガイドレール19に沿って植付け機体横方向に往復移送されるように構成してあり、各苗植付け機構20の植付け爪24がマット状苗の下端部の横一端側から他端側に向けて順次にブロック苗を取り出していくように、マット状苗を前記苗取り出し口19aに対して植付け機体横方向に往復移動させる。
図2に示すように、前記エンジンEの駆動力を、自走車体の前部に位置する静油圧式無段変速装置で成る主変速装置40、この主変速装置40が連結しているフロントミッションケース41の内部に位置する副変速装置50及び前輪差動機構42、自走車体の後部に設けた後輪駆動ケース43を備えた走行用伝動系によって前後輪1,2に伝達するように構成してある。図3に示すように、前記主変速装置40の出力を、前記フロントミッションケース41の内部に位置する株間変速装置60、作業用伝動系においては前記株間変速装置60と互いに直列に位置し合うように配置して自走車体の後部に設けた伝動切り換え装置70、前記回転軸8を備えた作業用伝動系によって苗植付け装置10の入力軸としての前記フィードケース13の入力軸13aに伝達するように構成してあり、さらに詳述すると、次の如く構成してある。
すなわち、図2に示すように、エンジンEの出力軸44の駆動力を伝動ベルト45を介して主変速装置40の入力軸40aに伝達し、この主変速装置40の出力軸40bを、伝動ギヤ46を介して移動作業切り換えミッションとしての副変速装置50の入力ギヤ51に連動させ、この副変速装置50の走行用出力軸52を、伝動ギヤ53を介して前輪用差動機構42の入力ギヤ42aに連動させ、前輪用差動機構42の前記入力ギヤ42aと一体回動するデフケースの駆動力を、前記後輪駆動ケース43を有する後輪伝動機構を介して左右後輪2,2に伝達するようにしてある。
図3に示すように、前記副変速装置50の前記入力ギヤ51が一体回転自在に連結している入力筒軸54の端部に一体部品に形成した作業用出力ギヤに兼用の低速伝動ギヤ55を、伝動キヤ体80を介して株間変速装置60の入力ギヤ61に連動させ、株間変速装置60の出力ベベルギヤ62を、定位置停止機構が装備された植付けクラッチ81を有した回転伝動軸82を介して伝動切り換え装置70の入力軸71に連動させ、この伝動切り換え装置70の出力軸72を前記回転軸8を介してフィードケース13の入力軸13aに連動させてある。
図2に示すように、前記副変速装置50は、前記入力筒軸54と一体部品に形成してあることによって入力筒軸54と一体回転する高速伝動ギヤ56及び前記低速伝動ギヤ55、前記走行用出力軸52にスプライン構造を介して摺動及び一体回動自在に外嵌しているシフトギヤ体57を備えて構成してあり、このシフトギヤ体57が摺動操作されてシフトギヤ体57の一端側に位置する高速伝動ギヤ57aが入力筒軸54の高速伝動ギヤ56に噛合うと、主変速装置40から入力ギヤ51を介して入力筒軸54に導入した駆動力を両高速伝動ギヤ56,57aを介して走行用出力軸52に伝達してこの走行用出力軸52から前輪差動機構42及び後輪駆動ケース43に伝達するように移動走行用の高速伝動状態になり、前記シフトギヤ体57の他端側に位置する低速伝度ギヤ57bが入力筒軸54の低速伝動ギヤ55に噛合うと、入力筒軸54の駆動力を両低速伝動ギヤ55,57bを介して走行用出力軸52に伝達してこの走行用出力軸52から前輪差動機構42及び後輪駆動ケース43に伝達するように作業用の低速伝動状態になる。
図4に示すように、前記株間変速装置60は、副変速装置50の前記入力筒軸54を相対回転自在に支持する支軸に兼用してあるとともに株間変速装置60の前記入力ギヤ61が中間部に一体回転自在に連結している入力軸63、前記出力ベベルギヤ62が中間部に外嵌しているとともにキー62aによって一体回転自在に係合している出力軸64、この出力軸64と前記入力軸63の間に設けた5組みの非偏芯ギヤ対65A〜65E及び2組の偏芯ギヤ対66,67、前記入力軸63の内部と、フロントミッションケース41のボス部41aにわたって摺動自在に設けたロッド状のシフト部材90を備えて構成してある。
前記5組の非偏芯ギヤ対65A〜65Eは、入力軸63に相対回転自在に外嵌するとともに回転軸芯が円形の中心に合致した円形の非偏芯ギヤ65a〜65eと、出力軸64に対してキーによって一体回転自在に係合した状態で外嵌しているとともに回転軸芯が円形の中心に合致した円形の非偏芯ギヤ65a′〜65e′とによって構成してある。前記2組みの偏芯ギヤ対66,67は、入力軸64に対して相対回転自在に外嵌するとともに回転軸芯が円形の中心から外れた円形の偏芯ギヤ66a,67aと、出力軸64に対してキーによって一体回転自在に係合した状態で外嵌しているとともに回転軸芯が円形の中心から外れた円形の偏芯ギヤ66b,67bとによって構成してある。
図5に偏芯ギヤ対66,67の場合を例示する如く、各ギヤ対65A〜65E、66,67の入力軸63に付いている方のギヤ65a〜65e,66a,67aの内周側のギヤ周方向での複数箇所にクラッチ用凹部91を設け、入力軸63の周方向及び軸芯方向に並ぶ複数個の球体で成るクラッチ体92を、1個のギヤ65a〜65e,66a,67aに対して2個ずつ対応するように配置して、かつ、1個のギヤ65a〜65e,66a,67aに対応する2個のクラッチ体92,92がギヤ65a〜65e,66a,67aの回転方向に等間隔で並ぶように配置して入力軸63に設けてある。前記シフト部材90の前記ボス部41aから外部に突出する端部に連結した変速レバー(図示せず)によってシフト部材90をスライド操作して、シフト部材90の入力軸内端部に位置する操作部93を複数のギヤ65a〜65e,66a,67aから選択した1個のギヤ65a〜65e,66a,67aに合致させると、シフト部材90の前記操作部93が合致したギヤ65a〜65e,66a,67aの前記2個のクラッチ体92をギヤ65a〜65e,66a,67aの方に押圧操作し、この2個のクラッチ体92の一部を入力軸63の保持孔からギヤ65a〜65e,66a,67aの方に突出させてギヤ65a〜65e,66a,67aの前記凹部91に係入させるように、かつ、操作部93が外れた他の各ギヤ65a〜65e,66a,67aの各クラッチ体92は、操作部93による押圧操作が解除されることのために入力軸63の保持孔の方に引退してギヤ65a〜65e,66a,67aの凹部91から離脱するように構成してある。各クラッチ体92は、入力軸64の保持孔に入り込んでいて、入力軸63に対して一体回転自在に係合しており、一部がギヤ65a〜65e,66a,67aの凹部91に係入されると、ギヤ65a〜65e,66a,67aと入力軸63を一体回転自在に連結し、ギヤ65a〜65e,66a,67aの凹部91から離脱すると、ギヤ65a〜65e,66a,67aと入力軸63の連結を解除してそれらの相対回転を許容するようになっている。
各ギヤ対65A〜65E,66,67は、入力軸側のギヤ65a〜65e,66a,67aが前記2個のクラッチ体92によって入力軸63に連結されると、入力軸63の駆動力を出力軸64に伝達するように伝動入り状態になり、入力軸63の等速回転の駆動力を所定の回転速度に変速して出力軸64に伝達するように、かつ、各ギヤ対65A〜65E,66,67が伝動入り状態になったときの各苗植付け機構20による植付け苗の株間Dが図10に示す如くなるように、各ギヤ対65A〜65E,66,67の伝動比を設定してある。5組の非偏芯ギヤ対65A〜65Eは、入力軸63の等速回転の駆動力を等速回転のままで出力軸64に伝達して、ロータリケース22が等速回転する状態に各苗植付け機構20を駆動することになるように、各非偏芯ギヤ対65A〜65Eの伝動角速度比を設定してある。2組の偏芯ギヤ対66,67は、入力軸63の等速回転の駆動力を不等速の回転駆動力に変換して出力軸64に伝達して、ロータリケース22が不等速回転して各植付け爪24が回動軌跡Pの下死点付近をその前後よりも高速で通過する状態に各苗植付け機構20を駆動することになるように、かつ、一方の偏芯ギヤ対67が伝動入り状態になって植付け爪24が下死点付近を通過する速度が、他方の偏芯ギヤ対66が伝動入り状態になって植付け爪24が下死点付近を通過する速度よりも高速になるように、2組の偏芯ギヤ対66,67の伝動角速度比を設定してある。
これにより、株間変速装置60は、伝動切り換え装置70とは別に単独で切り換え操作するための専用の切り換えレバー(図示せず)によるシフト部材90の摺動操作により、7組のギヤ対65A〜65E,66,67を入力側ギヤ65a〜65e,66a,67aが2個のクラッチ体92によって入力軸63に連結された伝動入り状態と、入力側ギヤ65a〜65e,66a,67aと入力軸63の連結が解除された伝動切り状態とに切り換わるように、かつ、いずれか1組のギヤ対65A〜65E,66,67だけが伝動入り状態になるように切り換え操作されて、ギヤ対65Aが伝動入り状態になった第1変速伝動状態、ギヤ対65Bが伝動入り状態になった第2変速伝動状態、ギヤ対65Cが伝動入り状態になった第3変速伝動状態、ギヤ対65Dが伝動入り状態になった第4変速伝動状態、ギヤ対65Eが伝動入り状態になった第5変速伝動状態、ギヤ対66が伝動入り状態になった第6変速伝動状態、ギヤ対67が伝動入り状態になった第7変速伝動状態の7段階の変速伝動状態に変速操作され、自走車体の走行速度に対する各苗植付け機構20の駆動速度を7段階に変速して図10に示す7種の株間Dを択一的に現出する。第1〜5変速伝動状態に操作された場合には、入力軸63の駆動力をその等速回転のままで出力ギヤ62から出力し、ロータリケース22が等速回転して苗植付け機構20が駆動される駆動状態を現出するが、第6及び第7変速伝動状態に操作された場合には、入力軸63の駆動力を等速回転から不等速回転に変換して出力ギヤ62から出力し、植付け爪24の先端が回動軌跡Pの下死点付近をその前後よりも高速で通過するようにして各苗植付け機構20が駆動される駆動状態を現出する。第7変速伝動状態に操作された場合には、第6変速伝動状態に操作された場合よりも高速で植付け爪24の先端が下死点付近を通過する駆動状態を現出する。
図6に示すように、前記伝動切り換え装置70は、これのミッションケース73の内部に、前記入力軸71と前記出力軸72を同軸芯状に配置するとともに筒軸形の中間伝動軸74を回転自在に設け、入力軸71と中間伝動軸74の間に1組の非偏芯ギヤ対75を設け、中間伝動軸74と出力軸72の間に1組の非偏芯ギヤ対76及び2組の偏芯ギヤ対77,78を設け、中間伝動軸74の内部と、ミッションケース73のボス部73aとにわたってシフトロッド100を摺動自在に設けて構成してある。
入力軸71と中間伝動軸74の間の非偏芯ギヤ対75は、入力軸71に対してスプライン噛合いによって一体回動自在に係合しているとともに回動軸芯が円形の中心に合致した円形の非偏芯ギヤ75aと、中間伝動軸74に一体形成してあることによって中間伝動軸74と一体回動するとともに回動軸芯が円形の中心に合致した円形の非偏芯ギヤ75bとで成り、入力軸71の回転駆動力を変速しないで中間伝動軸74に伝達する。
中間伝動軸74と出力軸72の間の非偏芯ギヤ対76は、中間伝動軸74に対して相対回転自在に外嵌するとともに回転軸芯が円形の中心に合致した円形の非偏芯ギヤ76aと、出力軸72に対してキー72aによって一体回転自在に係合した状態で外嵌しているとともに回転軸芯が円形の中心に合致した円形の非偏芯ギヤ76bとによって構成してある。中間伝動軸74と出力軸72の間の2組の偏芯ギヤ対77,78は、中間伝動軸74に対して相対回転自在に外嵌するとともに回転軸芯が円形の中心から外れた円形の偏芯ギヤ77a,78aと、出力軸72に対してキー72aによって一体回転自在に係合した状態で外嵌しているとともに回転軸芯が円形の中心から外れた円形の偏芯ギヤ77b,78bとによって構成してある。
図7に偏芯ギヤ対77,78の場合を例示した如く、中間伝動軸74と出力軸72の間の各ギヤ対76,77,78の中間伝動軸74に付いている方のギヤ76a,77a,78aの内周部にキー溝101を設け、前記シフトロッド100の前記ボス部73aから外部に突出する端部に連結した切り換えレバー102によってシフトロッド100をスライド操作すると、シフトロッド100の伝動軸内端部に装着してあるクラッチキー103が中間伝動軸74のキー溝104に沿って各ギヤ76a,77a,78aのキー溝101に係脱しながら移動して、いずれか1個のギヤ76a,77a,78aのキー溝101に係入するように構成してある。クラッチキー103は、ギヤ76a,77a,78aのキー溝101に係入すると、ギヤ76a,77a,78aのキー溝101と中間伝動軸74のキー溝104にわたって入り込むことによって、そのギヤ76a,77a,78aと中間伝動軸74を一体回動自在に連結する。
中間伝動軸74と出力軸72の間の各ギヤ対76,77,78は、中間伝動軸74のギヤ76a,77a,78aがクラッチキー103によって中間伝動軸74に連結されると、中間伝動軸74の駆動力を出力軸72に伝達するように伝動入り状態になり、中間伝動軸74と出力軸72の間の非偏芯ギヤ対76は、中間伝動軸74の駆動力を出力軸72に対して等速伝達し、入力軸71が等速回転する場合、出力軸72を入力軸71と同一の回転数で等速回動させ、ロータリケース22が等速回転する状態で各苗植付け機構20が駆動される駆動状態を現出するように構成してある。
中間伝動軸74と出力軸72の間の一方の偏芯ギヤ対77は、中間伝動軸74の回転駆動力を出力軸72に対して不等速伝達し、入力軸71が不等速回転する場合、出力軸72を入力軸71の角速度変化とは異なる角速度変化を備えた不等速回転で回動させ、ロータリケース22が不等速回転して各植付け爪24の先端が回動軌跡Pの下死点付近をその前後よりも高速で通過する状態で各苗植付け機構20が駆動される駆動状態を現出するように構成してある。
中間伝動軸74と出力軸72の間の他方の偏芯ギヤ対78は、中間伝動軸74の回転駆動力を出力軸72に対して前記偏芯ギヤ対77の伝動角速度比とは異なる伝動角速度比で不等速伝達し、入力軸71が不等速回転する場合、出力軸72を入力軸71の角速度変化とは異なる角速度変化を備えた不等速回転で回動させ、ロータリケース22が不等速回転して各植付け爪24の先端が回動軌跡Pの下死点付近をその前後よりも高速で、前記偏芯ギヤ対77が伝動入り状態になった場合よりもさらに高速で通過する状態で各苗植付け機構20が駆動される駆動状態を現出するように構成してある。
これにより、伝動切り換え装置70は、株間変速装置60とは別に単独で切り換え操作するための専用の切り換えレバー102の揺動操作によるシフトロッド100の摺動操作により、中間伝動軸74と出力軸72の間の3組のギヤ対76,77,78をギヤ76a,77a,78aがクラッチキー103によって中間伝動軸74に連結された伝動入り状態と、ギヤ76a,77a,78aと中間伝動軸74の連結が解除された伝動切り状態とに切り換わるように、かつ、いずれか1組のギヤ対76,77,78だけが伝動入り状態になるように切り換え操作されて、非偏芯ギヤ対76が伝動入り状態になった等速伝動状態と、偏芯ギヤ対77が伝動入り状態になった低速側の不等速伝動状態と、偏芯ギヤ対78が伝動入り状態になった高速側の不等速伝動状態の3段階の伝動状態に変速操作され、等速伝動状態に変速操作されると、株間変速装置60からの等速回転の駆動力を変速しないでその等速回転のままで出力軸72から出力し、ロータリケース22が等速回転する状態で各植付け機構20が駆動される駆動状態を現出する。低速側又は高速側の不等速伝動状態に変速操作されると、株間変速装置60から不等速回転の駆動力をその角速度変化とは異なる角速度変化を備えた不等速回転の駆動力に変換して出力軸72から出力し、ロータリケース22が不等速回転して各植付け爪24の先端が回動軌跡Pの下死点付近をその前後よりも高速で通過するようにして各苗植付け機構20が駆動される駆動状態を現出する。そして、高速側の不等速伝動状態に操作されると、ロータリケース22が低速側の不等速伝動状態に操作された場合とは異なる角速度変化を備えた不等速回転で回転して各植付け爪24の先端が回動軌跡Pの下死点付近を通過する速度が低速側の不等速伝動状態に操作された場合のその速度より高速になる状態で各苗植付け機構20が駆動される駆動状態を現出する。
株間変速装置60を第6変速伝動状態に変速操作し、伝動切り換え装置70を低速側の不等速伝動状態に切り換え操作した場合、及び、株間変速装置60を第7変速伝動状態に変速操作し、伝動切り換え装置70を高速側の不等速伝動状態に切り換え操作した場合、植付け爪24の先端が回動軌跡Pの下死点DPに位置してから植付け駆動軸22が約10度回転すると、植付け爪24の先端が回動軌跡Pの下死点DPよりも回動方向下手側で植付け土壌面Tよりも低レベルに位置する下死点下手側点MSに位置し、かつ、植付け爪24の先端が前記下死点下手側点MPを最高速度で通過する状態で苗植付け機構20が駆動されることになるギヤ形状に、株間変速装置60における2組みの偏芯ギヤ対66,67、及び、伝動切り換え装置70における2組みの偏芯ギヤ対77,78それぞれのギヤ形状を設定してある。
これにより、株間変速装置60の偏芯ギヤ対66,67と、伝動切り換え装置70の偏芯ギヤ対77,78とが、植付け爪24の先端が前記下死点下手側点MSを最高速度で通過する状態で苗植付け機構20が駆動されるように入力を苗植付け機構20に対して不等速伝達する変速伝動機構110を構成している。
つまり、走行速度に対する植付け機構駆動速度を24cmの株間Dが現出されるものに設定し、植付け爪24の先端が前記下死点下手側点MSを最高速度で通過する状態で苗植付け機構20が駆動される場合、植付け爪24の先端が回動軌跡Tの下死点DPより回動方向上手側の位置を最高速度で通過する状態で苗植付け機構20が駆動されるようにした場合、植付け爪24の先端が回動軌跡Pの下死点DPを最高速度で通過する状態で苗植付け機構20が駆動されるようにした場合、植付け爪24の先端が回動軌跡Pの下死点DPに位置してから植付け駆動軸22が約20度回転して、植付け爪24の先端が前記下死点下手側点MSよりさらに回動方向下手側に位置したとき、植付け爪24の先端がその位置を最高速度で通過する状態で苗植付け機構20が駆動されるようにした場合、植付け爪24が苗を植え付ける工程において、植付け爪24の先端が図9に示す対地軌跡を描く。
すなわち、図9(イ)に示す対地軌跡P1は、植付け爪24の先端が前記下死点下手側点MSを最高速度で通過する場合のものであり、図9(ロ)に示す対地軌跡P2は、植付け爪24の先端が下死点DPより回動方向上手側を最高速度で通過する場合のものであり、図9(ハ)に示す対地軌跡P3は、植付け爪24の先端が下死点DPを最高速度で通過する場合のものであり、図9(ニ)に示す対地軌跡P4は、植付け爪24の先端が前記下死点下手側点MSよりさらに回動方向下手側を最高速度で通過する場合のものである。
対地軌跡P2,P3では、植付け爪24が下死点DPから上昇していく際、植付け爪24の先端が低レベル側では土壌内に突入したときの軌跡よりも後方側を通り、高レベル側では土壌内に突入したときの軌跡より前方側を通る状態で上昇していく。対地軌跡P4では、植付け爪24が下死点DPから上昇していく際、植付け爪24の先端が土壌内に突入したときの軌跡より前方側を通る状態で上昇していく。対地軌跡P1では、植付け爪24が下死点DPから上昇していく際、植付け爪24の先端が低レベル側では土壌内に突入したときの軌跡に極力沿って、高レベル側では土壌内に突入したときの軌跡より若干前方側を通る状態で上昇していく。対地軌跡P1では、植付け爪24の先端が高レベル側で上昇移動するときの軌跡と、土壌内に突入したときの軌跡の機体前後方向での間隔が小になり、対地軌跡P4では、植付け爪24の先端が高レベル側で上昇移動するときの軌跡と、土壌内に突入したときの軌跡の機体前後方向での間隔が大になっている。
つまり、植付け作業を行なうに当たり、副変速装置50を低速伝動状態に切り換え操作し、主変速装置40からの駆動力が副変速装置50で走行用と作業用とに分岐されて前後輪1,2と各苗植付け機構20が主変速装置40からの駆動力によって連動させて駆動されるようにしながら、かつ、前後輪1,2に対して比較的低速で出力されて前後輪1,2が圃場泥土による抵抗に抗して強固に駆動されるようにしながら走行する。
このとき、株間変速装置60を第1〜第7変速伝動状態のいずれかの変速伝動状態に変速操作して、自走車体の走行速度に対する苗植付け機構20の駆動速度を所望の株間Dが現出される速度に調節設定しておき、各苗植付け機構20を所望の株間Dで苗植付けしていくように駆動する。さらに、このとき、図10に示すように、株間変速装置60を第1〜第5変速伝動状態のいずれかの変速伝動状態に変速した場合、すなわち株間Dが12〜21cmになるように変速操作した場合、伝動切り換え装置70を等速伝動状態に切り換え操作しておいてロータリケース22が等速回転する状態で苗植付け機構20が駆動されるようにしておく。株間変速装置60を第6変速伝動状態に変速した場合、すなわち株間Dが24cmになるように変速操作した場合、伝動切り換え装置70を低速側の不等速伝動状態に切り換え操作しておいてロータリケース22が不等速回転して各植付け爪24の先端が下死点下手側点MSを最高速度で通過する状態で苗植付け機構20が駆動されるようにしておく。株間変速装置60を第7変速伝動状態に変速した場合、すなわち株間Dが28cmになるように変速操作した場合、伝動切り換え装置70を高速側の不等速伝動状態に切り換え操作しておいてロータリケース22が不等速回転して各植付け爪24の先端が下死点下手側点MSを最高速度で、かつ、伝動切り換え装置70を低速側の不等速伝動状態に変速した場合より高速で通過する状態で苗植付け機構20が駆動されるようにしておき、いずれの場合も、植付け爪24によって植付け土壌面Tに形成される植付け穴が走行方向に長くなることを回避しながら、かつ、植付け苗が下死点DPから上昇していく植付け爪24に付いていくことを回避しながら植付け作業する。
施肥装置付き乗用型田植機全体の側面図 走行用伝動系の概略図 作業用伝動系の概略図 株間変速装置の断面図 株間変速装置の偏芯ギヤ対の側面図 伝動切り換え装置の断面図 伝動切り換え装置の偏芯ギヤ対の側面図 苗植付け機構の苗植え運動を示す説明図 植付け爪の回動軌跡の説明図 株間変速装置及び伝動切り換え装置の変速要領を示す説明図
符号の説明
15 苗載せ台
20 苗植付け機構
21 植付け駆動軸
24 植付け爪
110 変速伝動機構
A 回動軌跡が植付け土壌に対して進入するときの交差角
B 回動軌跡が植付け土壌に対した退出するときの交差角
DP 下死点
MS 下死点下手側点
P 回動軌跡

Claims (3)

  1. 植付け爪の先端が回動軌跡を描いて苗載せ台と植付け土壌面の間を機体上下方向に往復移動するように駆動される苗植付け機構を備えてある田植機であって、
    前記苗植付け機構に動力伝達する伝動系に、入力を前記苗植付け機構に対して不等速伝達して、前記植付け爪の先端が前記回動軌跡の下死点よりも回動方向下手側で植付け土壌面より低レベルに位置する下死点下手側点を最高速で通過する状態で苗植付け機構が駆動されるようにする変速伝動機構を設けてある田植機。
  2. 植付け爪の先端が前記回動軌跡の下死点に位置してから植付け機構駆動軸が約10度回動したとき、植付け爪の先端が前記下死点下手側点を最高速で通過するように設定してある請求項1記載の田植機。
  3. 前記回動軌跡を、この回動軌跡が植付け土壌に対して進入するときの回動軌跡と、回動軌跡よりも機体前方側での植付け土壌面との交差角が、回動軌跡が植付け土壌に対して退出するときの回動軌跡と、回動軌跡よりも機体後方側での植付け土壌面との交差角よりも小であるように設定してある請求項1又は2記載の田植機。
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