JP2002330608A - 乗用型田植機 - Google Patents

乗用型田植機

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JP2002330608A
JP2002330608A JP2001135029A JP2001135029A JP2002330608A JP 2002330608 A JP2002330608 A JP 2002330608A JP 2001135029 A JP2001135029 A JP 2001135029A JP 2001135029 A JP2001135029 A JP 2001135029A JP 2002330608 A JP2002330608 A JP 2002330608A
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planting
transmission
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seedling
power
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JP2001135029A
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Mamoru Kubo
守 久保
Shigeyoshi Ajiro
成良 網代
Shinsuke Kotani
伸介 小谷
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行機体の後部に連結した苗植付け装置に、
苗のせ台の下端から田面Tに亘る縦長の爪先端回動軌跡
をもって循環回動する植付け爪を有する植付け機構を備
え、走行機体のミッションケースから取り出した作業用
動力を植付け機構へ伝達する伝動系を機外に配備してあ
る乗用型田植機において、比較的簡単かつ安価な改造
で、疎植を良好に行うことができるようにする。 【解決手段】 ミッションケース10から植付け機構4
へ動力伝達する伝動系に不等速伝動装置73を外装配備
し、植付け爪28が苗のせ台18から苗を取出して田面
Tに向けて移動する下降行程の速度よりも、取出した苗
を田面Tに植え込む植付け行程の速度が速くなるよう
に、不等速伝動装置73の回転位相を設定してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、疎植を好適に行う
ために植付け機構への動力伝達構造に改良を加えた点に
特徴を有する田植機に関する。
【0002】
【従来の技術】現在実用化されている乗用型田植機は、
走行機体の後部に連結した苗植付け装置に、苗のせ台の
下端から田面に亘る縦長の爪先端回動軌跡をもって循環
回動する植付け爪を有する植付け機構を備え、走行機体
のミッションケースから取り出した作業用動力を苗植付
け装置へ伝達する伝動系を機外に配備した構造が採用さ
れ、また、苗植付け装置へ伝達される回転動力の回転速
度を株間変速装置によって変速することで、機体走行速
度に対する植付け機構の作動速度を変更して、機体進行
方向での植付け間隔(株間)を変更調節することができ
るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在、株間変速装置の
調節によって実現できる標準的な株間は16〜24cm
程度であるが、苗の消費量を少なくするとともに、通風
および採光の良い栽培を行うことができるものとして、
株間を標準より大きく(例えば30cm)した植付け、
いわゆる疎植が要望されることがある。
【0004】理論上では、走行速度に対する植付け作動
速度を遅くすることで任意に株間を大きくすることが可
能となるのであるが、実際には以下のような問題があ
り、むやみに走行速度に対する植付け作動速度を遅くす
ることができないものである。つまり、走行速度に対す
る植付け作動速度を遅くするほど、植付け爪が苗を田面
に押し込む植付け行程において、植付け爪が田面に突入
している時間が長くなり、その分、植付け爪によって田
面にあけられる穴が大きくなってしまい、植付け苗の姿
勢が悪化したり、時には植え付けた苗が倒れてしまうよ
うな現象がもたらされる。そのために標準的な株間が1
6〜24cm程度に制約されているのである。
【0005】本発明は、このような点に着目してなされ
たものであって、比較的簡単かつ安価な改造で、疎植を
良好に行うことができるようにすることを主たる目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】〔請求項1に係る発明の
構成、作用および効果〕
【0007】(構成) 請求項1に係る発明は、走行機
体の後部に連結した苗植付け装置に、苗のせ台の下端か
ら田面に亘る縦長の爪先端回動軌跡をもって循環回動す
る植付け爪を有する植付け機構を備え、走行機体のミッ
ションケースから取り出した作業用動力を前記植付け機
構へ伝達する伝動系を機外に配備してある乗用型田植機
において、ミッションケースから植付け機構へ動力伝達
する伝動系に不等速伝動装置を外装配備し、前記植付け
爪が前記苗のせ台から苗を取出して田面に向けて移動す
る下降行程の速度よりも、取出した苗を田面に植え込む
植付け行程の速度が速くなるように、前記不等速伝動装
置の回転位相を設定してあるてあることを特徴とする。
【0008】(作用) 上記構成によると、植付け爪が
一巡する速度が遅くても、取出した苗を田面に植え込む
植付け行程の速度が速いので、田面に形成される穴の前
後幅は小さいものとなり、苗の倒れや浮上りのない植付
けが可能となる。また、植付け機構を不等速作動させる
不等速伝動装置が、ミッションケースから植付け機構へ
動力伝達する伝動系に外装配備されるので、ミッション
ケース内では、株間変速機構の最低速が所望の疎植に対
応する低速になるように一部のギヤ比を変更しておくだ
けでよい。
【0009】(効果) 従って、請求項1に係る発明に
よると、既存の機種を少し改造するだけで比較的簡単に
所望の疎植仕様に構成することができ、実用性に優れた
ものとなる。
【0010】〔請求項2に係る発明の構成、作用および
効果〕
【0011】(構成) 請求項2に係る発明の田植機
は、請求項1記載の発明において、前記不等速伝動装置
を、機体下腹部において後方に向けて外装配備した作業
用動力伝達用の軸伝動機構の途中部位に配置してあるこ
とを特徴とする。
【0012】(作用) 上記構成によると、軸伝動機構
の伝動軸を、ミッションケースの作業用の動力取出し軸
に連結された駆動側伝動軸と、苗植付け装置に連動連結
された従動側伝動軸に分断し、両伝動軸間で不等速伝動
を行うよう構成すればよい。
【0013】(効果) 従って、請求項2に係る発明に
よると、機体下腹部に外装配備した作業用動力伝達用の
軸伝動機構を外部から改造して不等速伝動系に改造する
ことができる。
【0014】〔請求項3に係る発明の構成、作用および
効果〕
【0015】(構成) 請求項3に係る発明の田植機
は、請求項1または2記載の発明において、前記不等速
伝動装置を、偏心した2軸間で偏心クランク伝動構造を
介して回転動力を伝達するよう構成してあることを特徴
とする。
【0016】(作用・効果) 上記構成によると、偏心
クランク伝動構造を利用した不等速伝動は、偏芯ギヤ、
楕円ギヤ、あるいは、非円形ギヤなどの噛合い伝動を利
用して不等速伝動を行う構造に比較して構造が極めて簡
単で安価に実施することができ、請求項1または2の発
明の上記効果を助長する。
【0017】
【発明の実施の形態】図1に、施肥装置付きの乗用型田
植機が示されている。この乗用型田植機は、前輪1と後
輪2とを備えた四輪駆動型の走行機体3の後部に、6条
植え仕様の苗植付け装置4が油圧シリンダ5によって駆
動される平行四連リンク構造の昇降リンク機構6を介し
て昇降自在に連結されるとともに、機体後部の運転座席
7の後方に施肥装置8が装備された構造となっている。
そして、走行機体3における機体フレーム9の前部に
は、前輪1を軸支したミッションケース10が連結固定
されるとともに、機体フレーム9の後部には、後輪2を
軸支する後部伝動ケース11がローリング自在に支持さ
れている。また、ミッションケース10から前方に延出
した前フレーム12にエンジン13が搭載されるととも
に、予備苗を複数段に載置収容する予備苗のせ台14が
機体前部の左右に配備されている。
【0018】図1〜図3に示すように、苗植付け装置4
は、昇降リンク機構6の後端下部にローリング自在に連
結されており、角パイプ状の横長フレーム16、作業系
の動力を受けるフィードケース17、苗Fを載置して一
定ストロークで往復横移動する苗のせ台18、横長フレ
ーム16から後ろ向き片持ち状に延出された3個の植付
けケース19、各植付けケース19の後端部左右に装備
された回転式の植付け機構20、田面Tの植付け予定箇
所を均平化する3個の整地フロート21、等を備えてい
る。そして、図示しないが、フィードケース17には、
苗のせ台18を一定ストロークで往復横送りするネジ送
り式の苗のせ台横送り機構や、苗のせ台18に装備した
苗縦送りベルト22を横移動ストロークエンドごとに作
動させる縦送り駆動機構、等が装備されている。
【0019】図2、図3に示すように、植付けケース1
9の基端には、フィードケース17からの動力が横向き
伝動軸24を介して伝達されており、この動力が内装さ
れたチェーン伝動機構25を介して植付け駆動軸26に
2分の1の減速比で伝達され、この植付け駆動軸26の
突出端に連結された植付け機構20を駆動するようにな
っている。植付け機構20自体は、植付け駆動軸26に
連結された回転ケース27と、これの両端に自転可能に
装備された一対の植付け爪28とからなり、回転ケース
27が前方に向けて1回転(公転)すると、各植付け爪
28が逆方向に1回転(自転)して、植付け爪28の先
端が縦長の回動軌跡Pを描くように、回転ケース27内
には植付け爪28を回転ケース27の公転に対して不等
速自転させるギヤ機構が内臓されている。
【0020】前記施肥装置8は、運転座席7と苗植付け
装置4との間において走行機体3上に搭載されており、
肥料ホッパー81に収容された粒状の肥料を設定量づつ
繰りし、この繰り出された肥料を、電動ブロワ82から
の搬送風によって供給ホース83を介して後方に風力搬
送して、苗植付装置4の整地フロート21に備えた作溝
器84に導き、植付け苗の側方に肥料を埋設してゆくよ
う構成されている。なお、この施肥装置7の繰出し駆動
用の動力は、機体下腹部に配備された後輪2への軸伝動
系に介在した動力取出しケース85から取出されるよう
になっている。
【0021】前記ミッションケース10の左側面には静
油圧式無段変速装置(HST)からなる主変速装置25
が装着されており、エンジン出力がこの主変速装置25
で無段に変速されてミッションケース10に入力される
ようになっており、ミッションケース10の内部伝動構
造が図5および図6に示されている。なお、この主変速
装置25を操作するための主変速レバー26は、前記ス
テアリングハンドル27の左横脇に配置されており、こ
の主変速レバー26の中立から前方への揺動操作によっ
て前進速度の変更が、また、中立から後方への揺動操作
によって後進速度の変更が可能となっている。
【0022】図5、図6に示すように、ミッションケー
ス10には、前記主変速装置25の出力軸31にカップ
リング32を介して連結された入力軸33と、この入力
軸33に一体形成したギヤ34から取出した動力を高低
二段に変速する副変速装置35と、この副変速装置35
からの出力を左右の前輪1に伝達するデフ機構36とが
設置されているとともに、走行伝動系から分岐させた動
力の正転動力のみを取出して苗植付け装置4へ伝達する
一方向クラッチ37と、取出された正転動力を変速する
株間変速機構38と、苗植付け装置4への動力伝達を断
続する植付けクラッチ39、等が装備されている。
【0023】前記副変速装置35はギヤシフト式の変速
機構で構成されている。つまり、この副変速装置35の
変速入力軸41には、小径変速ギヤ42と前記入力軸3
3のギヤ34に常時咬合された大径変速ギヤ43とがそ
れぞれスプライン連結され、他方、副変速装置35の変
速出力軸44には、前記大径変速ギヤ43に咬合可能な
小径ギヤ45と前記小径変速ギヤ42に咬合可能な大径
ギヤ46とを一体化したシフトギヤ47がスプライン装
着されており、図示のようにシフトギヤ47を図中左側
にシフトして大径ギヤ46を小径変速ギヤ42に咬合す
ることで低速伝動を行い、また、シフトギヤ47を図中
右側にシフトして小径ギヤ45を大径変速ギヤ43に咬
合させることで高速伝動を行うようになっている。な
お、前記副変速装置35のシフトギヤ47を操作するた
めの副変速レバー48は運転座席7の左横脇に前後揺動
可能に配置されている。
【0024】前記デフ機構36はデフロック可能に構成
されている。つまり、左右に延出された差動軸49の一
方に、この差動軸49と一体回転可能かつシフト可能に
キー装着されたシフト部材50が備えられており、図5
中に示すようにシフト部材50がデフケース51の延長
部51aから離脱している状態が通常のデフロック解除
状態となり、シフト部材50が図中右方にシフトされて
デフケース延長部51aの端面に噛み合わされることで
デフロック状態がもたらされるようになっている。な
お、前記シフト部材50は図示しないバネによってデフ
ロック解除位置に付勢されるとともに、運転部における
足元の左寄り後方箇所に設けたデフロックペダル48の
踏み込み操作によってデフロック位置にシフト操作され
るようになっている。
【0025】また、前記デフ機構36のデフケース51
には、前記変速出力軸44にスプライン連結した変速出
力ギヤ53に噛み合う入力ギヤ54と、前記後輪2への
伝動用の主伝動軸55に一体形成したベベルギヤ56に
咬合する出力ベベルギヤ57が装着されている。
【0026】前記一方向クラッチ37は、主変速装置2
5で変速されて変速入力軸41に伝達された回転動力の
うち前進回転動力の一部のみを、株間変速機構38を介
して作業用の動力取出し軸40に分岐伝達するように設
けられている。
【0027】前記株間変速機構38は、前記変速出力軸
44に相対回転のみ自在に装着されるとともに前記一方
向クラッチ37の出力ギヤ60にギヤ61を介して連動
する筒軸62に、互いに径が異なる複数の駆動ギヤ63
が筒軸62と一体回転する状態に外嵌装着され、植付け
クラッチ39にベベルギヤ64,65を介して連動する
植付け変速出力軸66に、前記駆動ギヤ63のそれぞれ
に常時噛み合い連動する従動ギヤ67群が相対回転自在
に装着され、各従動ギヤ67の中心孔に形成した係合凹
部68に係入することにより従動ギヤ67を植付変速出
力軸66に連動連結させる伝動ボール69が植付変速出
力軸66に一体回転する状態に装備され、伝動ボール6
9を択一的に係合凹部68に係入させる変速操作軸70
が設けられた構造となっている。つまり、従動ギヤ67
群のうちのいずれかを択一的に植付変速出力軸66に連
動連結させることにより、作業用の動力取出し軸40を
複数段(例では6段)に変速するように構成されている
のである。なお、この例では、株間変速機構38によっ
て現出できる最大株間が例えば30cmとなるように、
前記出力ギヤ60とギヤ61との減速比が設定されてい
る。
【0028】ミッションケース10から後方に突出され
た動力取出し軸40は、機体下腹部に沿って前後に外装
配備された軸伝動機構71、および、両端に自在継手を
備えた伸縮伝動軸72を介して苗植付け装置4のフィー
ドケース17に伝達されるとともに、この軸伝動機構7
1の途中部位に不等速伝動装置73が介在されている。
【0029】図7〜図9に示すように、前記不等速伝動
装置73は、前端が動力取出し軸40に連結された駆動
側伝動軸74と、後端が前記伸縮伝動軸72に連結され
た従動側伝動軸75とを、機体フレーム9に連結固定し
た伝動ケース76に上下に偏芯状態で支承するととも
に、駆動側伝動軸74の後端に連結された駆動アームの
先端ローラ78を、従動側伝動軸75の前端に連結され
た断面形状コの字形の従動アーム79に係合させた偏心
クランク伝動構造が採用されており、駆動側伝動軸74
を等速回転することで従動側伝動軸75が不等速で回転
駆動されるようになっている。
【0030】上記ようにして動力伝達される従動側伝動
軸75は、図10に示す特性をもって不等速回転するの
で、この動力を受ける苗植付け装置4も不等速作動す
る。つまり、フィードケース17に不等速回転動力が入
力されると、植付けケース19の基部に横架された横向
き伝動軸24が不等速回転し、これが2分の1減速され
て植付け駆動軸26に伝達されることで、植付け機構2
0の回転ケース27が1回転中に2回の高速状態と2回
の低速状態を繰り返す。ここで、回転ケース27の両端
部に装備された植付け爪28が苗のせ台18から苗を取
出して田面Tに向けて移動する下降行程の速度、およ
び、植付け爪28が田面Tから苗のせ台18の下端にま
で移動する上昇行程の速度が遅く、苗のせ台18の下端
部を通過する苗取出し行程の速度、および、取出した苗
を田面Tに植え込む植付け行程の速度が速くなるよう
に、回転ケース27の回転位相が設定されている。
【0031】図11は、前記不等速伝動装置73を導入
した作業用伝動系において、株間変速機構38を最大の
株間に設定して疎植(例えば株間30cm)を行う場合
の、植付け爪28の田面Tに対する爪先端移動軌跡を示
し、また、図12は、不等速伝動機構73を導入しない
等速の作業用伝動系において、株間を上記と同一に設定
して疎植を行う場合の、植付け爪28の田面Tに対する
爪先端移動軌跡を示している。
【0032】これらの図から明らかなように、不等速伝
動装置73を導入した場合には、植付け爪28の一巡す
る平均速度は遅いが、植付け行程の速度が速いために、
田面Tに突入した植付け爪28によって形成される穴の
前後幅wが小さくなり、植え付けられた苗が爪跡穴によ
って大きく傾いて姿勢を乱したり、倒れたりするような
ことはない。これに対し、不等速伝動機構73を導入し
ない場合には、植付け行程の速度が遅いために、田面T
に突入した植付け爪によって形成される穴の前後幅wが
大きくなり、植え付けられた苗が爪跡穴によって大きく
傾いて姿勢を乱したり、倒れたりするおそれがある。
【0033】本発明は以下のような形態で実施するこよ
もできる。 (1)前記不等速伝動装置73を構成するに、駆動側伝
動軸と従動側伝動軸とを外形が円形の偏心ギヤ、楕円ギ
ヤ、あるいは、ピッチ径が任意の特性で変化する非円形
ギヤを介して噛合い連動させる構造にすることも可能で
ある。 (2)上記実施形態では、植付け機構20として、回転
ケース27の1回転で2株の植え付けを行う回転式のも
のを例示しているが、クランク駆動される単一の植付け
爪で1回転ごとに1株づつの植え付けを行うものに適用
することもできる。 (3)前記動力取出し軸40を疎植用に低速駆動するに
は、上記のように株間変速機構38に入力される動力を
予め減速しておく他に、株間変速機構38における最大
株間のみを大きくするように、最大株間をもたらす駆動
ギヤ63と従動ギヤ67のギヤ比を設定しておいてもよ
い。また、株間変速機構38からの出力をベベルギヤ6
4,65で減速して動力取出し軸40を疎植用に低速駆
動することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用田植機の全体側面図
【図2】苗植付け装置の要部平面図
【図3】植付け機構の側面図
【図4】植付けケースの縦断側面図
【図5】ミッションケース内の走行系の伝動構造を示す
断面図
【図6】ミッションケース内の作業系の伝動構造を示す
断面図
【図7】不等速伝動装置の縦断側面図
【図8】不等速伝動装置の要部を示す分解斜視図
【図9】不等速伝動装置の背面図
【図10】不等速伝動装置の特性線図
【図11】本発明における田面に対する植付け爪の先端
移動軌跡を示す側面図
【図12】比較構造における田面に対する植付け爪の先
端移動軌跡を示す側面図
【符号の説明】
3 走行機体 4 苗植付け装置 10 ミッションケース 20 植付け機構 28 植付け爪 71 軸伝動機構 73 不等速伝動装置 T 田面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小谷 伸介 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 2B062 AA01 AB01 BA04 BA13 BA16 3D043 AA06 AB11 BA06 BC03 BC05 BC09 BC11 BC14 BE01 3J062 AA13 AB29 AC02 AC06 BA11 CB06 CB20 CB22

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体の後部に連結した苗植付け装置
    に、苗のせ台の下端から田面に亘る縦長の爪先端回動軌
    跡をもって循環回動する植付け爪を有する植付け機構を
    備え、走行機体のミッションケースから取り出した作業
    用動力を前記植付け機構へ伝達する伝動系を機外に配備
    してある乗用型田植機において、 ミッションケースから植付け機構へ動力伝達する伝動系
    に不等速伝動装置を外装配備し、前記植付け爪が前記苗
    のせ台から苗を取出して田面に向けて移動する下降行程
    の速度よりも、取出した苗を田面に植え込む植付け行程
    の速度が速くなるように、前記不等速伝動装置の回転位
    相を設定してあることを特徴とする乗用型田植機。
  2. 【請求項2】 前記不等速伝動装置を、機体下腹部にお
    いて後方に向けて外装配備した作業用動力伝達用の軸伝
    動機構の途中部位に配置してあることを特徴とする請求
    項1記載の田植機。
  3. 【請求項3】 前記不等速伝動装置を、偏心した2軸間
    で偏心クランク伝動構造を介して回転動力を不等速伝達
    するよう構成してあることを特徴とする請求項1または
    2記載の田植機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100416141C (zh) * 2004-06-22 2008-09-03 井关农机株式会社 行驶车辆
CN100431897C (zh) * 2004-03-30 2008-11-12 株式会社久保田 作业车
JP2014143992A (ja) * 2013-01-30 2014-08-14 Kubota Corp 乗用型田植機
JP7434747B2 (ja) 2019-08-05 2024-02-21 株式会社豊田中央研究所 動力伝達装置

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