JP2000312514A - 苗移植機 - Google Patents

苗移植機

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JP2000312514A
JP2000312514A JP11122716A JP12271699A JP2000312514A JP 2000312514 A JP2000312514 A JP 2000312514A JP 11122716 A JP11122716 A JP 11122716A JP 12271699 A JP12271699 A JP 12271699A JP 2000312514 A JP2000312514 A JP 2000312514A
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planting
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塩崎  孝秀
Hiroyuki Niiyama
裕之 新山
Manabu Namoto
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行車体を備える苗移植機において、前記株
間変速部により苗植付部への伝動比を変更すると、苗植
付具が土壌内へ突入したときの機体の前進移動速度と機
体に対する苗植付具の後方移動速度との速度差が相違し
て、前記苗植付具の土壌内でのひきずり量すなわち圃場
面の植付跡が異なり、植付苗が倒れたり浮苗になったり
して適正に苗を植え付けられないおそれがある。 【解決手段】 機体の走行に対して苗植付具の作動周期
を変更させて前記植付株間を変更させる株間変速部と前
記苗植付具の作動周期にわたって機体の走行に対して該
苗植付具を不等速に作動させる不等速伝動部59とを互
いに直列に前記原動機から前記苗植付具への伝動経路に
設けると共に、前記不等速伝動部59の不等速比を不等
速変速レバ−61の操作により変更可能に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、苗植付具により
圃場に苗を一株づつ植え付ける構成の苗移植機の技術分
野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、田植機や野菜苗移植機等の苗移植
機において、原動機からの動力により機体が所定距離走
行する毎に苗植付具を作動して所定の植付株間で圃場に
苗を移植すると共に、機体の走行に対して苗植付具の作
動周期を変更させて前記植付株間を変更させる株間変速
部を前記原動機から前記苗植付具への伝動経路に設けた
ものがある。この苗移植機において、機体に対する苗植
付具の作動軌跡すなわち植付軌跡を上下方向に長いル−
プ軌跡にし、苗植付具が土壌内へ突入したときの機体の
前進移動速度と機体に対する苗植付具の後方移動速度と
の速度差を小さくし、前記苗植付具の土壌内でのひきず
り量を小さくし圃場面の植付跡を小さくすることによっ
て、植付苗が倒れたり浮苗になったりすることを抑止し
ている。尚、前記株間変速部は、原動機から苗植付具へ
の伝動の伝動比を単に変更するものであり、前記苗植付
具の作動周期にわたって機体の走行に対して該苗植付具
の作動速度を設定された速度に比例的に変速するもので
あった。
【0003】また、前述の苗移植機において、圃場に苗
を植え付けるべく前記苗植付具が苗を取り出す苗取出位
置に一株分づつ苗を供給する苗供給装置を設け、該苗供
給装置の作動速度を変速する苗供給変速部を前記原動機
からの伝動経路に設けたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の前者
の苗移植機において、植付株間を変更するべく株間変速
部の伝動比を変更すると、機体の走行速度に対する苗植
付具の作動速度が前記株間変速部の伝動比と比例的に変
化してしまうので、苗植付具が土壌内へ突入したときの
機体の前進移動速度と機体に対する苗植付具の後方移動
速度との速度差が相違して、前記苗植付具の土壌内での
ひきずり量すなわち圃場面の植付跡が異なる。従って、
前記株間変速部による植付株間の設定範囲が大きくなる
と、植付株間の設定値により前記苗植付具の土壌内での
ひきずり量が苗の植付に支障を来さない適正範囲を越え
て大きくなることが生じ、植付苗が倒れたり浮苗になっ
たりして適正に苗を植え付けられないおそれがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決すべく次の技術的手段を講じた。すなわち、第一の
発明においては、原動機6からの動力により機体が所定
距離走行する毎に苗植付具35…を作動して所定の植付
株間で圃場に苗を移植する苗移植機において、機体の走
行に対して苗植付具35…の作動周期を変更させて前記
植付株間を変更させる株間変速部7aと前記苗植付具3
5…の作動周期にわたって機体の走行に対して該苗植付
具35…を不等速に作動させる不等速伝動部59とを互
いに直列に前記原動機6から前記苗植付具35…への伝
動経路に設けると共に、前記不等速伝動部59の不等速
比を変更可能に設けたことを特徴とする苗移植機とし
た。
【0006】また、第二の発明においては、原動機6か
らの動力により機体が所定距離走行する毎に苗植付具3
5…を作動して所定の植付株間で圃場に苗を移植する苗
移植機において、機体の走行に対して苗植付具35…の
作動周期を変更させて前記植付株間を変更させる株間変
速部7aと前記苗植付具35…の作動周期にわたって機
体の走行に対して該苗植付具35…を不等速に作動させ
る不等速伝動部59とを互いに直列に前記原動機6から
前記苗植付具35…への伝動経路に設けると共に、前記
株間変速部7aによる前記植付株間の変更に連動して前
記不等速伝動部59の不等速比が変更されるように設け
たことを特徴とする苗移植機とした。
【0007】また、第三の発明においては、原動機6か
らの動力により機体が所定距離走行する毎に苗植付具3
5…を作動して所定の植付株間で圃場に苗を移植する苗
移植機において、圃場に苗を植え付けるべく前記苗植付
具35…が苗を取り出す苗取出位置に一株分づつ苗を供
給する苗供給装置20を設け、該苗供給装置20の作動
速度を変速する苗供給変速部21aと前記苗植付具35
…の作動周期にわたって機体の走行に対して該苗植付具
35…を不等速に作動させる不等速伝動部59とを前記
原動機6からの伝動経路に設けると共に、前記原動機6
から前記不等速伝動部59を介して前記苗供給変速部2
1aへ伝動されるように構成したことを特徴とする苗移
植機とした。
【0008】
【発明の効果】よって、第一の発明に係る苗移植機は、
苗植付具の作動周期にわたって機体の走行に対して該苗
植付具を不等速に作動させる不等速伝動部を設けている
ので、苗植付具が土壌内へ突入したときの機体の前進移
動速度と機体に対する苗植付具の後方移動速度との速度
差を小さくすることができ、前記苗植付具の土壌内での
ひきずり量すなわち圃場面の植付跡を適正にして植付苗
が倒れたり浮苗になったりするのを抑止し、適正に苗を
植え付けることができる。更に、前記不等速伝動部の不
等速比を変更可能に設けているので、上記株間変速部に
より植付株間を変更してもそれに伴って前記不等速伝動
部の不等速比を変更することにより前記苗植付具の土壌
内でのひきずり量を適正にすることができ、適正に苗を
植え付けることができる。
【0009】更に、第二の発明に係る苗移植機は、上記
株間変速部による植付株間の変更に連動して上記不等速
伝動部の不等速比が変更されるようにしたので、前記株
間変速部により植付株間を変更する際に前記不等速伝動
部の変速操作を忘れるのを防止でき、苗植付具の土壌内
でのひきずり量が不適正となって苗の植付が不適正とな
ることを防止できる。
【0010】また、第三の発明に係る苗移植機は、原動
機から苗植付具の作動周期にわたって機体の走行に対し
て該苗植付具を不等速に作動させる上記不等速伝動部を
介して上記苗供給装置の作動速度を変速する苗供給変速
部へ伝動されるように構成したので、前記不等速伝動部
を介して苗植付具を不等速に作動させても該苗植付具と
同様に不等速に変速されて前記苗供給装置が作動するた
め、前記不等速伝動部により前記苗植付具と前記苗供給
装置との作動速度や作動タイミング等の相対的な関係が
不安定になるのを抑えられ、前記苗植付具により苗の取
出を適正に且つ安定して行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の実施の一形態を図面に
基づき説明する。図1は、苗移植機の一例として乗用型
の田植機1を示すものであり、この乗用型の田植機1
は、走行車体2と6条植えの苗植付部3と施肥装置1と
を備えて構成される。
【0012】走行車体2の略中央に駆動源であるエンジ
ン6を備え、該エンジン6の駆動により無断変速装置1
7、走行ミッションケ−ス7内を介して前輪4,4及び
後輪5,5を駆動して走行車体2が走行する構成となっ
ている。前記エンジン6の上方に操縦席8を設け、該操
縦席8の前側にステアリングハンドル9を設けている。
この走行車体2の後部には昇降リンク機構10を設け、
該昇降リンク機構10を介して前記苗植付部3を装着
し、この苗植付部4が油圧昇降シリンダ11の伸縮によ
り上下に昇降するように構成している。また、該苗植付
部4は、前記主ミッションケ−ス7内からの動力を伝達
する作業伝動軸12、植付クラッチケ−ス13を介して
植付伝動軸14により伝動されて作動する構成となって
いる。尚、前記植付クラッチケ−ス13内で苗植付部4
の駆動の入切を行えるようになっている。
【0013】また、操縦席8前側のステップ部15には
有段操作される株間変速レバ−16を設けており、この
株間変速レバ−16により走行車体2の走行速度に対す
る苗植付部3の作動速度を変速できるようになってい
る。この株間変速レバ−16により、植付作業者が圃場
に移植する苗の植付株間を設定できるようになってい
る。従って、前記株間変速レバ−16を操作しない限
り、走行速度に比例した速度で前記苗植付部3が作動す
るようになっている。尚、走行ミッションケース7内に
はギヤの噛み合いを変更して変速する株間変速部7aを
設けており、前記株間変速レバー16を操作することに
より前記株間変速部7aの変速操作を行う構成となって
いる。
【0014】苗植付部3は、苗載置台20、植付伝動部
21及び各条の苗植付装置22,…を備えて構成され、
前記植付伝動軸14の動力が入力される植付伝動部21
を介して伝動され作動する構成となっている。苗植付部
3の下部には中央部にセンタ−フロ−ト24及び両側部
にサイドフロ−ト25,25を設けており、これらのフ
ロ−ト24,25,25が圃場面を滑走するようになっ
ている。
【0015】前記苗載置台20は、上部を苗載置台支持
ロ−ラ26…、下部を左右移動ガイド板27により左右
移動可能に支持されている。そして、苗植付部3は、苗
植付装置22の作動に伴って、苗載置台20が固着され
た苗載置台左右移動棒28を左右移動させて苗載置台2
0を左右移動させ、マット状の苗を苗植付装置22によ
り一株づつ掻き取る構成となっている。尚、前記左右移
動ガイド板27には、苗植付装置22…の苗掻き取り口
27a…が設けられている。従って、苗載置台20は、
左右移動により苗植付装置22…が苗を取り出す苗取出
位置27a…に一株分づつ苗を供給する苗供給装置とな
っている。尚、苗植付装置22…が苗を取り出すときに
苗載置台20の左右移動速度が遅くなるように植付伝動
部21に備える苗供給変速部21aにより苗載置台左右
移動棒28を不等速に左右移動させる構成となってお
り、苗植付装置22…の苗取出周期と同周期で苗載置台
20の左右移動速度が不等速に変速されるようになって
いる。
【0016】苗載置台20には、各条に苗送りベルト2
9…が設けられている。各条の前記苗送りベルト29…
は、下側の駆動ロ−ラ30…と上側の従動ロ−ラ31…
とに巻回されている。苗載置台20の左右移動終端にお
いて、植付伝動部23からの動力により、前記駆動ロ−
ラ30…が所定量回転して苗送りベルト29…がマット
状の苗を苗植付装置22…側に所定量づつ順次移送する
構成となっている。
【0017】図5に示すように、苗植付装置22は、植
付伝動部21の植付伝動フレ−ム21b…の端部から出
力され機体の走行速度に比例して一定速度で回動する苗
植付装置駆動軸33の駆動により回転駆動する回転ケ−
ス34と該回転ケ−ス34の両端部にそれぞれ装着され
た苗植付具35,35とを備えて構成され、該苗植付具
35,35が前記苗掻き取り口27a上の苗を掻き取
り、掻き取った苗を圃場に植え付けていくようになって
いる。すなわち、前記回転ケ−ス34が該苗植付装置駆
動軸33と一体回転するように取り付けられると共に、
回転ケ−ス34内の太陽ギヤ36の爪部(図示せず)が
前記植付伝動フレ−ム21bに固着された太陽ギヤ固定
爪(図示せず)と噛み合い前記太陽ギヤ36の回動を規
制し、回転ケ−ス34の回動により該太陽ギヤ36と噛
み合う中間ギヤ37,37を前記太陽ギヤ36回りに遊
転させ、中間ギヤ37,37の回転により該中間ギヤ3
7,37と噛み合う最終ギヤ38,38を回動させ、該
最終ギヤ38,38と一体回転する最終ギヤ回動軸3
9,39により前記苗植付具35,35を一体回転さ
せ、前記回転ケ−ス34の回動位置に対して前記苗植付
具35,35の前後姿勢が決定される。尚、該苗植付具
35の苗植付具ケ−ス35aの4角穴部(図示せず)に
前記最終ギヤ回動軸39の4角軸部(図示せず)を嵌入
して、前記苗植付具35が最終ギヤ38と一体回転する
ようになっている。また、前記中間ギヤ37,37及び
前記最終ギヤ38,38は、前記太陽ギヤ36に対して
対称位置に設けられてそれぞれの苗植付具35,35の
前後姿勢を決定するようになっている。
【0018】また、前記太陽ギヤ36と前記中間ギヤ3
7,37と前記最終ギヤ38,38とは同歯数であり、
回転ケ−ス34の一回転につき該中間ギヤ37,37及
び最終ギヤ38,38が一回転する。従って、回転ケ−
ス34が一回転する間に、苗植付具35,35が回転ケ
−ス34の回動とは逆方向に一回転するようになってい
る。
【0019】前記苗植付具35は、マット状の苗を一株
分掻き取って分離する分離爪40と該分離爪40で分離
した苗を圃場面へ向けて押し出す苗押出しフォ−ク41
とを備えて構成される。前記回転ケ−ス34の回動によ
り苗植付具35がル−プ軌跡Tを描いて前記苗掻き取り
口27aを通過することにより、前記分離爪40が苗掻
き取り口27aにある苗を掻き取り保持するようになっ
ている。苗押出しフォ−ク41は、苗の押出し作用側に
苗押出しスプリング42により付勢されると共に、苗植
付具35に対して回動する苗押出しカム43の回動によ
り揺動軸44a回りに揺動する苗押出しア−ム44を揺
動させ該ア−ム44先端に係合して、前記ル−プ軌跡T
の下死点付近で苗植付具ケ−ス35aに対して摺動して
押出し作動するようになっている。尚、前記苗押出しカ
ム43は前記回転ケ−ス34の4角穴部34aに嵌入す
る4角軸部43aを備え回転ケ−ス34に対して回動し
ないように設けられ、回転ケ−ス34の一回転につき苗
押出しカム43が苗植付具35に対して一回転する構成
となっている。
【0020】尚、回転ケ−ス34内の前記太陽ギア36
と前記中間ギヤ37と前記最終ギヤ38とは非円形ギヤ
であり、回転ケ−ス34の回動角速度に対して苗植付具
35の回動角速度が変化し、この苗植付具35の角速度
変化は、回転ケ−ス34の一回転につき1周期現れ、苗
植付具35の回動角速度は回転ケ−ス34の回動位置に
より決定される。
【0021】ところで、植付クラッチケ−ス13内の伝
動構成について説明すると、作業伝動軸12と一体回転
する入力軸50に駆動クラッチ爪50aを設けると共に
該駆動クラッチ爪50aと噛み合う受動クラッチ爪体5
1を設け、該受動クラッチ爪体51とスプライン52を
介して一体回転するカウンタ軸53に伝動する。尚、前
記受動クラッチ爪体51がスプリング54により駆動ク
ラッチ爪50a側に付勢され、植付クラッチピン55の
出退により受動クラッチ爪体51を前記カウンタ軸53
に沿って移動させて伝動の入切を行えるようになってい
る。尚、前記植付クラッチピン55は、操縦席8の右側
に設けた植付入切レバー56により操作される構成とな
っている。植付伝動軸14と一体回転する出力軸57と
前記カウンタ軸53との間には伝動角速度比の異なる円
形の偏心ギヤ58…を2組設けており、該偏心ギヤ58
…のいずれかを介して前記出力軸57を不等速回転させ
るようになっている。従って、前記偏心ギヤ58…によ
り、苗植付具35を不等速に作動させる不等速伝動部5
9を構成している。尚、前記偏心ギヤ58…によりカウ
ンタ軸53の回転に対して出力軸57の回転が最も速く
なるときに苗植付装置22の苗植付具35がループ状の
作動軌跡Tの下死点付近を通過するように、前記出力軸
57の2回転につき苗植付装置22の回転ケース34が
1回転するように伝動されている。尚、互いに噛み合う
偏心ギヤ58…は同歯数に設けられ、前記カウンタ軸5
3の一回転につき前記出力軸57が一回転する。また、
従動側の偏心ギヤ58…と出力軸57との間に設けたス
ライドキー60により伝動における不等速比が異なる偏
心ギヤ58…のギヤ列58A,58Bを択一的に選択で
きるようになっており、植付クラッチケース13外の不
等速変速レバー61により前記スライドキー60を移動
させるシフター62を操作する構成となっている。
【0022】従って、この乗用型の田植機1は、前輪
4,4及び後輪5,5を駆動して走行車体2を走行させ
ながら植付入切レバ−56の操作により苗植付部3を駆
動することにより苗植付装置22…の苗植付具35…が
作動し、圃場に所定の植付株間で苗を植え付けていく。
尚、苗載置台20は、植付伝動部21に備える苗供給変
速部21aを介して左右移動し、前記苗植付具35…が
苗掻き取り口27a…から苗を取り出すときに左右移動
速度が遅くなる。そして、株間変速レバ−16により苗
植付部3の作動速度を変速して植付株間を変更すること
ができる。尚、植付クラッチケ−ス13内の不等速伝動
部59により、走行ミッションケ−ス7内の動力が苗植
付具35…の植付周期と同周期で不等速に変速されなが
ら苗植付部3へ伝動される。このとき、苗植付具35…
の作動軌跡Tの下死点付近で苗植付部3の作動速度が速
くなる。そして、株間変速レバ−16による設定株間に
応じて不等速変速レバー61を操作することにより、苗
植付具35…の土壌内でのひきずり量すなわち圃場面の
植付跡が小さくなるように不等速伝動部59の不等速比
を変更することができる。
【0023】よって、この乗用型の田植機1は、苗植付
具35…の作動周期にわたって機体の走行に対して該苗
植付具35…を不等速に作動させる不等速伝動部59を
設けているので、苗植付具35…が土壌内へ突入したと
きの機体の前進移動速度と機体に対する苗植付具35…
の後方移動速度との速度差を小さくすることができ、前
記苗植付具35…の土壌内でのひきずり量すなわち圃場
面の植付跡を適正にして植付苗が倒れたり浮苗になった
りするのを抑止し、適正に苗を植え付けることができ
る。更に、不等速変速レバー61により前記不等速伝動
部59の不等速比を変更可能に設けているので、上記株
間変速部7aにより植付株間を変更してもそれに伴って
前記不等速伝動部59の不等速比を変更することにより
前記苗植付具35…の土壌内でのひきずり量を適正にす
ることができ、適正に苗を植え付けることができる。
【0024】また、エンジン6から植付クラッチケ−ス
13内の前記不等速伝動部59を介して植付伝動部21
の苗供給変速部21aへ伝動されるように構成したの
で、前記不等速伝動部59を介して苗植付具35…を不
等速に作動させても、該苗植付具35…と同様に不等速
に変速されて前記苗載置台20が左右移動するため、前
記不等速伝動部59により前記苗植付具35…と前記苗
載置台20との作動速度や作動タイミング等の相対的な
関係が不安定になるのを抑えられ、前記苗植付具35…
による苗の取出姿勢を適正に且つ安定させることがで
き、ひいては苗植付具35…による苗の植付姿勢を適正
に且つ安定させることができる。
【0025】尚、図8に示すように、株間変速レバ−1
6と不等速変速レバー61とを連動用ケ−ブル63で連
結して株間変速レバ−16の植付株間の変更操作に連動
して不等速変速レバ−61を操作し不等速伝動部59の
不等速比が変更されるように構成すると、前記株間変速
レバ−16により植付株間を変更する際に前記不等速変
速レバー61による不等速伝動部59の変速操作を忘れ
るのを防止でき、苗植付具35…の土壌内でのひきずり
量が不適正となって苗の植付が不適正となることを防止
できる。
【0026】尚、この発明の実施の形態は乗用型の田植
機1について記述したが、本発明は乗用型の田植機に限
定されるものではない。同様に、この発明の実施の形態
は6条植えの構成について記述したが、本発明は6条植
えのものに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型の田植機の側面図
【図2】乗用型の田植機の平面図
【図3】走行車体の一部を示す平面図
【図4】植付クラッチケースの側面断面図
【図5】苗植付装置を示す側面図
【図6】回転ケ−スの側面断面図
【図7】苗植付具の側面断面図
【図8】株間変速レバ−と不等速変速レバーとの連繋構
成を示す図
【符号の説明】
1…乗用型の田植機、6…エンジン、7a…株間変速
部、20…苗載置台、21a…苗供給変速部、35…苗
植付具、59…不等速伝動部、63…連動用ケ−ブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機6からの動力により機体が所定距
    離走行する毎に苗植付具35…を作動して所定の植付株
    間で圃場に苗を移植する苗移植機において、機体の走行
    に対して苗植付具35…の作動周期を変更させて前記植
    付株間を変更させる株間変速部7aと前記苗植付具35
    …の作動周期にわたって機体の走行に対して該苗植付具
    35…を不等速に作動させる不等速伝動部59とを互い
    に直列に前記原動機6から前記苗植付具35…への伝動
    経路に設けると共に、前記不等速伝動部59の不等速比
    を変更可能に設けたことを特徴とする苗移植機。
  2. 【請求項2】 原動機6からの動力により機体が所定距
    離走行する毎に苗植付具35…を作動して所定の植付株
    間で圃場に苗を移植する苗移植機において、機体の走行
    に対して苗植付具35…の作動周期を変更させて前記植
    付株間を変更させる株間変速部7aと前記苗植付具35
    …の作動周期にわたって機体の走行に対して該苗植付具
    35…を不等速に作動させる不等速伝動部59とを互い
    に直列に前記原動機6から前記苗植付具35…への伝動
    経路に設けると共に、前記株間変速部7aによる前記植
    付株間の変更に連動して前記不等速伝動部59の不等速
    比が変更されるように設けたことを特徴とする苗移植
    機。
  3. 【請求項3】 原動機6からの動力により機体が所定距
    離走行する毎に苗植付具35…を作動して所定の植付株
    間で圃場に苗を移植する苗移植機において、圃場に苗を
    植え付けるべく前記苗植付具35…が苗を取り出す苗取
    出位置に一株分づつ苗を供給する苗供給装置20を設
    け、該苗供給装置20の作動速度を変速する苗供給変速
    部21aと前記苗植付具35…の作動周期にわたって機
    体の走行に対して該苗植付具35…を不等速に作動させ
    る不等速伝動部59とを前記原動機6からの伝動経路に
    設けると共に、前記原動機6から前記不等速伝動部59
    を介して前記苗供給変速部21aへ伝動されるように構
    成したことを特徴とする苗移植機。
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