JP2008117470A - 光情報記録媒体および光情報記録媒体の製造方法、BCA(BurstCuttingArea)マーキング方法 - Google Patents

光情報記録媒体および光情報記録媒体の製造方法、BCA(BurstCuttingArea)マーキング方法 Download PDF

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Abstract

【課題】レーザマーキングによるBCA信号記録を行うブルーレイ対応の光情報記録媒体にあって、再生特性にすぐれ、BCA部の記録特性および信頼性の向上を図る。
【解決手段】反射膜7を、Agを主成分とし、Nd,GdおよびBiとを含有する組成とすることによってNd、GdおよびBiによって長期保存安定性や孔食の抑制などに効果を利用し、Gdは微量の添加でレーザマーキング光の吸収を高めることから、その組成の選定によって、レーザマーキングによってBCA信号の記録を行うとき、情報記録部と、BCA部の再生特性にすぐれ、同時にBCA部の記録特性にすぐれ、信頼性の高い光情報記録媒体を得ることができるようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、光情報記録媒体、特にレーザマーキングによるBCA(Burst Cutting Area)部を有する光情報記録媒体および光情報記録媒体の製造方法、BCA(Burst Cutting Area)マーキング方法に関する。
例えば再生専用すなわちROM(Read Only Memory)型のCD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray disc)、HD−DVD(High Definition DVD)等の光情報記録媒体にあって、音楽、映像、そのほかのデータ情報が記録されたコンテンツエリアやそのリードインエリア等の本来の情報記録部を有するが、更に、その中心部に例えば著作権保護すなわち不正コピーの防止、更には商品流通のトレーサビリティ等の目的をもって例えばシリアル番号が一枚ごとに記録されるBCA(Burst Cutting Area)部が設けられた、あるいはBCA部の形成が望まれている光情報記録媒体がある。
このBCA部は、光情報記録媒体の上述した光情報記録媒体の本来の情報記録部における反射膜の形成と同時に形成した反射膜に、レーザ光照射によるマーキングによってバーコード状のストライプを形成することによって、BCA信号の形成がなされる。
この反射膜に対するレーザ光照射によるBCA信号の記録は、レーザ光を吸収した反射膜内部で熱が発生し、反射膜の溶融、流動、凝集が生じて反射膜が存在しない領域と反射膜が凝集したごとく一部の領域(残渣)とで構成されたBCAマークとして形成されるものであることから、その記録特性の良否は、生産性の向上、省力化の向上等から短時間でかつ低パワーで反射膜の溶融がなされることが指標となる。
また、その再生特性は、上述したコンテンツエリアやそのリードインエリア等を有す光情報記録媒体の本来の情報記録部の再生と共に、BCA部に対する再生において、高い再生出力を得ることができる高い反射率を有し、再生信号におけるジッターが小さいことなどである。
記録可能型の光ディスクでは、高反射率反射膜としてAg合金が用いられている。しかしながら、この反射膜にあっては、耐熱性が低く高温で不要な凝集が生じ、反射率が低下するという問題がある。
一方、このような問題の改善を図ってAgに希土類元素を含有させることでAgの結晶粒成長、すなわち凝集を抑制する提案がなされた(特許文献1参照)。
またAgにBiやSbを含有させることで、反射率および耐久性を向上させることの提案がなされている(特許文献2参照)。
しかしながら、これらいずれの反射膜においても、レーザ光照射により膜を溶融、除去することを前提とするものではないことから、BCA部のレーザマーキングにおいて時間がかかったり高パワーを必要としたりと、生産性や省力化の観点で充分満足できるものではない。
特許第3365762号 特許第3655907号
本発明は、レーザマーキングによるBCA(Burst Cutting Area)部を有するブルーレイ対応のBD(Blu-ray disc)等において、ROM(Read On Memory)型においては再生専用情報記録部である上述したコンテンツエリアやそのリードインエリア等の本来の情報記録部と、BCA部の再生特性にすぐれ、同時にBCA部の記録特性にすぐれ、信頼性の高い光情報記録媒体とそのBCA(Burst Cutting Area)マーキング方法および光情報記録媒体の製造方法を提供する。
本発明による光情報記録媒体は、再生専用情報記録部とレーザマーキングによるBCA(Burst Cutting Area)部とを有し、前記再生専用情報記録部の情報記録面の反射膜と、前記BCA部の反射膜とが同一材料によって構成され、該反射膜の組成がAgを主成分とし、Nd,Gd,Biとを含有して成り、前記Ndの成分が0.1原子%以上1.0原子%以下であり、かつ前記Gdの成分が0.1原子%以上1.0原子%以下であり、かつ前記Biの成分が0.005原子%以上0.4原子%以下であることを特徴とする。
また、本発明による光情報記録媒体は、少なくとも1回の記録が可能な情報記録面を有する情報記録部と、レーザマーキングによるBCA(Burst Cutting Area)部とを有し、前記情報記録面は少なくとも情報記録を担う記録膜と、前記記録膜よりも光入射側から見て遠い位置に配された反射膜とにより構成され、前記情報記録面の反射膜が、前記BCA部の反射膜と同一材料によって構成され、前記反射膜の組成がAgを主成分とし、Nd,Gd,Biとを含有して成り、前記Ndの成分が0.1原子%以上1.0原子%以下であり、かつ前記Gdの成分が0.1原子%以上1.0原子%以下であり、かつ前記Biの成分が0.005原子%以上0.4原子%以下であることを特徴とする。
また、本発明による光情報媒体のBCA(Burst Cutting Area)レーザマーキング方法は、再生専用情報記録部とレーザマーキングによるBCA(Burst Cutting Area)部とを有し、前記再生専用情報記録部の少なくとも1つの情報記録面の反射膜と、前記BCA部の反射膜とが同一材料によって構成され、前記反射膜の組成がAgを主成分とし、Nd,Gd,Biとを含有して成り、前記Ndの成分が0.1原子%以上1.0原子%以下であり、かつ前記Gdの成分が0.1原子%以上1.0原子%以下であり、かつ前記Biの成分が0.005原子%以上0.4原子%以下である光情報記録媒体に対する前記レーザマーキングにあって、前記再生専用情報記録部と前記BCA部に対する青紫色レーザ再生光の前記光情報記録媒体への入射面とは反対側の面から前記BCA部に対するマーキングのレーザ光照射を行うことを特徴とする.
また、本発明による光情報記録媒体の製造方法は、再生専用情報記録部とレーザマーキングによるBCA(Burst Cutting Area)部とを有し、前記再生専用情報記録部の少なくとも1つの情報記録面の反射膜と、前記BCA部の反射膜とが同一材料によって構成され、前記反射膜の組成がAgを主成分とし、Nd,Gd,Biとを含有して成り、前記Ndの成分が0.1原子%以上1.0原子%以下であり、かつ前記Gdの成分が0.1原子%以上1.0原子%以下であり、かつ前記Biの成分が0.005原子%以上0.4原子%以下である光情報記録媒体に対して、前記再生専用情報記録部と前記BCA部に対する青紫色レーザ再生光の前記光情報記録媒体への入射面とは反対側の面からレーザ光を照射して、前記BCA部にレーザマーキングを行うことを特徴とする。
上述の本発明による光情報記録媒体は、その再生専用情報記録部とBCA部を形成する反射膜がAgを主成分とし、Nd,Gd,Biとを含有して成り、前記Ndの成分が0.1原子%以上1.0原子%以下で、かつ前記Gdの成分が0.1原子%以上1.0原子%以下で、かつ前記Biの成分が0.005原子%以上0.4原子%以下の構成とすることによって、Agを主成分とするにも拘わらず、この反射膜に対するレーザマーキングによるBCA信号の記録特性と、BCA部および光情報記録媒体の本来の情報記録部の例えば再生専用情報記録部の再生特性の改善が図られた。
具体的にはBCA信号の記録特性については、反射膜に対するレーザマーキングの記録パワーの低減化が図られること、またこの記録パワーの低減化により記録速度の向上が図られ、光情報記録媒体の製造コストの低減化が図られる。また、BCA部における規定のフォーマットに基づく記録再生が可能とされた。
また、再生特性に関しては例えばBD(Blu-ray disc)においては17PP変調信号における8T信号の反射率の最大値(以下、R8H)を反射率と定義するが、規格の下限値35%を充分超える反射率を得ることができ、また17PP変調信号において、ジッター値を規格の上限値6.5%より充分低い値にできるという結果が得られた。
更に、反射膜において耐候性、信頼性の向上が確認された。
因みに、従来においてもAg合金反射膜は、レーザマーキングを行うことができるように、他の元素を添加することによって、レーザ加熱によるマーキングの感度を向上させることの試みがなされているが、これら従来構成においては、感度の向上と引替えに反射率や長期保存安定性の低下を来たすという課題が残されていた。
上述の構成において、Nd、GdおよびBiは、主として長期保存安定性や孔食の抑制などに効果があり、更にGdは微量の添加でレーザマーキング光を効果的に吸収する効果がある。
そして、これらの添加量の下限は、上述したすぐれたレーザマーキング特性および短時間、低パワーでのレーザマーキングを実現する上で必要条件である。
また、添加量の上限は上述したすぐれた再生特性や長期保存安定性を実現する上で重要である。
本発明によるBCAのマーキング方法によれば、コンテンツエリアやそのリードインエリア等の本来の情報記録部に対する青紫色のレーザ再生光の入射側とは反対側から記録がなされることによって、レーザマーキングすなわちBCA信号の記録感度を一定にすることができ、情報記録面が単層、多層のいずれであっても、BCA信号の記録パワーを同一パワーとすることができる。
本発明による光情報記録媒体の製造方法によれば、反射膜に対するレーザマーキングによるBCA信号の記録特性と、BCA部および光情報記録媒体の本来の情報記録部の例えば再生専用情報記録部の再生特性の改善が図られると共に、情報記録面が単層、多層のいずれであっても、BCA信号が同一記録パワーで記録された光情報記録媒体を製造することができる。
本発明による光情報記録媒体および光情報記録媒体の製造方法と、BCA(Burst Cutting Area)レーザマーキング方法の実施の形態例を例示するが本発明はこれに限定されるものではない。
図1は本発明による光情報記録媒体1の一例の平面図で、図2はその円周方向の一部の模式的断面図である。
光情報記録媒体1は、再生光が波長405nm近傍の青紫色再生光対応の記録媒体、例えば再生専用(ROM型)のBD(Blu-ray disc)による光情報記録媒体であり、中心部、すなわち中心孔の周囲にBCA(Burst Cutting Area)部2が形成され、その周囲にコンテンツエリアやそのリードインエリア等の記録媒体本来の情報記録部の、再生専用情報記録部3形成されて成る。
この光情報記録媒体1は、図2に示すように、例えばポリカーボネートより成る厚さ1.1mm、直径12cmのディスク状の基板4の一主面に、上述の再生専用情報記録部3を構成する情報記録面5が形成される。この情報記録面5は、各種記録情報に基くピット列による凹凸面6が形成され、その表面に反射膜7が形成されて成る。
この光情報記録媒体1の基板4とは反対側の面には、光透過性シートを貼り合わせることによって、あるいは光透過性樹脂の塗布等による光透過層8が形成され、この光透過層8側から波長405nm等の青紫色レーザ光による再生光Lの照射がなされて、情報記録面5の記録情報の読み出し、すなわち再生がなされる。
BCA部2は、直径12cmのディスクにあって、内径R1が21.3mm(+0.00〜−0.3mm許容)で、外径R2が22.0mm(+0.2〜−0.0mm許容)の環状のゾーンに形成される。BCA部2を拡大した円周方向に沿う一部の模式的断面として示したものを図3に示す。BCA部2では、レーザマーキングされた部分12に反射膜7が無く、一部の反射膜の凝集により生じた残渣13を有している。14はレーザマーキングされない部分であり、反射膜7が残っている。
本発明による上記の構造を有する光情報記録媒体(再生専用型の場合)の作製方法を説明する。
図4は本発明の光情報記録媒体を作製する工程を示した工程図である。先ず、ステップS1で、再生専用型の場合はピットパターンが形成されたスタンパーと称される金型を、例えばマスタリング工程という方法で作製する。次に、ステップS2で前記スタンパーを用いて成形装置によって成形し、ディスク基板として成形される(ステップS3)。ディスク基板は厚さ1.1mm、直径12cmで一方の主面に前記スタンパーのピットパターンが反転した形状が転写されて情報記録面が形成される。このディスク基板を成形する方法は、圧縮成形、射出成形、光硬化法等が知られており、射出成形が一般的である。
次にステップS4で、上記得られたディスク基板を用い、成膜装置によって前記情報記録面に反射膜7が形成される(ステップS5)。反射膜7の形成方法は、スパッタ法、蒸着法、CVD法等が知られており、スパッタ法が一般的である。
次にステップS6で、光透過槽形成装置を用いて、前記反射膜7が形成された前記情報記録面5上へ光透過層8が形成される。前述の通り、光透過層8の形成方法は光透過性シートを接着剤で貼り合せる、あるいは光透過性樹脂の塗布により形成する等の方法が知られている。
以上の工程により、光情報記録媒体1は作製される(ステップS7)。さらにステップS8で、レーザマーキングが施される。レーザーマーキングは次のような方法によりなされる。
前記光情報記録媒体1をレーザマーキング装置、すなわちレーザーマーキング用の高出力レーザーが搭載されたライターを用いて所定の方法でマーキングすることで、本発明の情報記録部とレーザーマーキング部とを有する光情報記録媒体が得られる(ステップS9)。
本発明による光情報記録媒体1の反射膜7は、Agを主成分とし、Nd,Gd,Biとを含有する構成とする。
また前記Ndの成分が0.1原子%以上1.0原子%以下で、かつ前記Gdの成分が0.1原子%以上1.0原子%以下で、かつ前記Biの成分が0.005原子%以上0.4原子%以下とする。
そして、この反射膜7の上述した環状ゾーンに、高いパワーが得られている例えば波長810nmの記録用のレーザ光の照射によってBCA信号によるマーキングがなされ、BCA部2が形成される。
図5は、BCA部2のBCAコードの模式的パターン図である。
このBCA部2には、上述した情報記録面5の凹凸面6、すなわち情報ピットの形成と同時に形成された2T〜8Tのピット(図示せず)が配列形成され、この上に前述した反射膜7が全面的に形成される。
そして、本発明によるBCAのマーキング方法においては、このピット形成がなされたBCAゾーンの反射膜7に、BCA信号のマーキングすなわちBCA信号の記録を、青紫色レーザ光再生による光情報記録媒体1のフォーマット、この例ではBD規格で定められた様式でバーコード状のストライプ9の形成によって行う。
このレーザ光によるストライプ9の形成は、上述した波長810nmの記録レーザ光を基板1側からの照射によって、反射膜を溶融させ、これによる反射膜材料の流動および凝集によってストライプ状に反射膜2が除去された欠如部によって形成する。
このレーザ光の照射スポットは、例えば長さ40μm幅1μmの形状であり、パワー密度が110mW/μmによってなされる。これに対し、ストライプ9は、その長さが例えば700μm〜1200μmで、幅が例えば12μmであるので、その記録レーザ光による記録は、縦および横に関して照射位置を移動させて繰り返し照射される。
そして、BCA信号部2に対する再生は、情報記録面5に対する再生と同様に、波長405nm近傍の青紫色レーザ光による再生光Lが、光情報記録媒体に対して同一側の、光透過層8側から照射されてなされる。
図6AはBCAコードから上述した再生光の照射よって読み出された再生光反射光のディテクタの検出出力電流波形図を示す。BCA信号を再生する場合は、再生レーザ光のフォーカシング制御を行うがトラッキング制御は行わない。BCA信号のストライプ9の反射膜7が除去された区間においては、殆んど反射が生じないことから、きわめて小さい検出出力電流Isとなる。一方ストライプがない領域は17pp変調信号となっており、最も高い検出出力電流は8T信号より得られるI8Hとなる。
この検出出力電流は、カットオフ周波数が500kHzのローパスフィルタ(図示せず)によって高周波成分がカットされる。図6Bは、このローパスフィルタLPFの出力波形図であり、ストライプ9に対応する間隔および幅に応じパルスによるBCA信号が得られる。
図2に示した本発明による光情報記録媒体1にあっては、再生専用情報記録部3の情報記録面5が単層構造とした場合であるが、図7は、本発明による光情報記録媒体1の他の例の光情報記録媒体1の要部の概略断面図であり、この例においては、再生専用情報記録部が2層の多層構造とした光情報記録媒体を例示したものである。
図7において、図2と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略するが、この例においては、基板4の1主面に、それぞれ上述したように、音楽、映像等のコンテンツ情報そのほか各種のデータ情報のピット列による凹凸面6が形成され、それぞれ反射膜7が形成された第1および第2の情報記録面51および52が積層された2層構造とされた場合である。
これら第1および第2の情報記録面51および52は周知の方法によって形成することができる。例えば基板2の成型と同時にその一主面に第1の情報記録面51を形成する凹凸面6を成型し、その表面に反射膜7を上述した組成の材料を用いて例えばスパッタすることによって形成する。そして、この第1の情報記録面51上に、例えば紫外線硬化樹脂を塗布し、押圧成型し、紫外線照射により固化する、いわゆる2P(Photopolymerization)法によって第2の情報記録面52の記録情報による凹凸面6を形成し、この上に反射膜7をスパッタ等によって形成する。
この場合においても、波長405nm近傍の青紫色レーザ光による情報記録面に対する再生、BCA信号部2に対する再生においても共に、再生光Lは、光透過層8側からの照射によってなされる。
この場合、第1および第2のそれぞれの情報記録面51および52に対する再生は、それぞれの再生において、第1または第2の情報記録面51または52に選択的に再生光をフォーカシングすることによってなされる。
したがって、青紫色レーザ再生光の入射面から最も遠い位置(いわゆる深い位置)にある情報記録面の反射膜7、図7に示す例では、情報記録面51の反射膜7は、到来するレーザ光を全て反射する全反射膜とすることが望ましく、高反射率の反射面とされ、これより前方の近い位置(いわゆる浅い位置)にある情報記録面、この例では第2の情報記録面52の反射膜7は再生光Lに対して半透過反射膜とされる。
これら半透過反射膜は、上述した組成に選定することができ、例えばその厚さの選定によって透過率の選定を行うことができる。半透過反射膜は全反射膜よりも薄くするものとする。また、全反射膜と半透過反射膜とを異なる組成に選定することも可能であり、その場合も半透過反射膜は上記と同様に厚さの選定によって透過率の選定を行うことが出来る。
図7の例では、2層の情報記録面51および52を有する多層のデータ情報記録面を有する光情報記録媒体とした場合であるが、2層に限らず3層以上有する多層光情報記録媒体とすることができる。これらいずれの多層光情報記録媒体においても、青紫色レーザ再生光の入射光に対して最も後方、すなわち入射面に対して最も遠い位置にある情報記録面の反射膜7が上述したBCA部2におけるBCA信号の記録がなされる反射膜として用いられる。
そして、このBCA信号の記録すなわちレーザマーキングにおいても上述した記録レーザ光を基板4側からの照射によって行う。
次に、本発明による光情報記録媒体1において、その反射膜7の組成とこれによる特性との関係を、実験例を挙げて説明する。図8(表1)は、反射膜7としてNdおよびBiの組成を固定し、Gdの組成を変えた試料(No1〜8)と評価結果を示したものである。
この実験条件を以下に説明する。
反射率については、パルステック工業(株)のBlu-ray Disc評価機ODU-1000(以下、BD評価機)を用い、レーザ波長405nm、対物レンズの開口数(N.A.)が0.85のレーザピックアップによって光透過層側から情報信号を再生した。再生信号のうち最も戻り光量が大きくなる長マーク(8Tマーク)信号の最大値(R8H)を測定し、それを予め反射率のわかっているディスクの信号量から換算してそのディスクの反射率として定義した。なお反射率の測定は、恒温恒湿試験前および試験後100H、200H、300H(時間)毎に行った。この恒温恒湿試験(環境試験)の条件は、温度80℃,相対湿度85%であり、保持時間100H毎に恒温恒湿槽より取り出して反射率を測定した。
またBlu-ray Disc評価機を用いて再生した情報信号をリミットイコライザーで波形等価処理し、2値化回路で”0”, “1”の2値化データへ変換した。ジッター値は、PLL回路により同期したクロックと2値化データとを用いてタイムインターバルアナライザーによって測定した。反射率の測定と同様に、恒温恒湿試験前および試験後100H毎のジッター値を測定した。
上述した通り、BCA(Burst Cutting Area)は波長810nm、スポット形状が長さ40μm、幅1μmのBCA記録用レーザを用いて、BD(Blu-ray Disc)のROM規格に準じて記録した。具体的にはAg合金光ディスク1回転毎にBCA記録用レーザスポットを28μmずつ内周から外周にシフトさせ、5μmずつ重ね合わせてレーザ光照射し、半径21.2mmから22.0mmまでの領域に、半径方向の長さ約800μm、幅が約11.6μmの長方形のマークが放射状に形成されるようした。記録時の回転数は900rpmとしレーザパワーを4.4WとしてBCAマークを記録しその信号を評価した。
次に実験結果について説明する。
先ず、図2で示した光情報記録媒体1において、その反射膜7を、Ag−0.2Nd−0.05Bi−αGdの構成とし、αを変更した(試料1〜8)。試料1〜6においては反射膜7の膜厚を34nm、37nm、40nmの3種類用意した。また、試料7、8の膜厚は40nmとした。
図8(表1)中の記号について説明する。反射率においては、ブルーレイディスクの規格の下限値は35%であるが、実用上は45%程度以上が望ましいため、55%を超えるものを「◎」、44%を超え55%以下のものを「○」、44%以下のものを「△」とした。またジッター値においては、規格の上限値は6.5%であるため、5%未満を「◎」、5%以上6%未満を「○」、6%以上6.5%未満を「△」、6.5%以上を「×」とした。信頼性においては図11、図12より反射率とジッター値の変化量により「○」「△」「×」とした。BCA記録感度においては図11の結果を参考にした。
図9、図10は、組成および膜厚を変えた試料それぞれの場合の、媒体の反射率R8Hおよびジッター値の測定結果を示したグラフである。
図11は、試料1〜8の膜厚40nmのサンプルにおいて、温度80℃相対湿度85%の保存試験を行い、100時間、200時間、300時間毎に反射率R8Hを測定して、初期値との差分(ΔR)を求めてプロットしたものである。
同様に図12は、試料1〜8の膜厚40nmのサンプルにおいて、温度80℃相対湿度85%の保存試験を行い、100時間、200時間、300時間毎にジッター値を測定して、初期値との差分(ΔR)を求めてプロットしたものである。
図11からGdの添加量がおよそ1.0原子%以下であれば、保存環境試験による反射率の減少は3%以下に抑制できることがわかる。また図12からGdの添加量がおよそ1.0原子%を境にして、保存環境試験後のジッター値の変化が増加から減少に変わっており、0.1原子%以上2.0原子%以下であればジッター値の変化は0.5%以下に抑制できることがわかる。
したがって図11、図12の結果からGdの好適な組成範囲は0.1原子%から1.0原子%までと導ける。
図13は(A)Gdを含まない組成(No.1)、(B)Gdを0.6原子%含む組成(No.3)、(C)同0.9原子%含む組成(No.4)、(D)同1.2原子%含む組成(No.5)、の反射膜(厚さ34nm)が形成されたディスクへ、BCA記録した後、顕微鏡で記録マークを観察した像(透過像)である。BCA記録の際に用いる810nmのレーザ出力は5W程度以下の出力が商業的に望ましく、本実験ではレーザパワー4.8W、回転数1200rpmの条件で、半径22.3〜22.6mmの領域にBCAコードを記録した。
写真をみると、Gdを含まない(A)は記録マークが繋がらず、記録マーク間にフシ状に残渣が存在している。(B)、(C)はGdを含んでいるために本記録条件でも記録感度が良好で、記録マークもフシなどもなく綺麗に形成されている。(D)もGdを含み、良好なマークが形成されているが、本記録条件では感度が良すぎるのかマーク内の残渣が若干大きくなってしまっている。
図8に図13で観察に用いたBCAコードを記録済みのNo.1、3、4、5の膜厚34nmディスクサンプルを用いて、BCA信号を再生した評価結果をまとめた。再生評価は検出した信号へエラー訂正処理を施した後に、原信号が正しくできるか否かで良否を判定した。各サンプルの信号再生の試行回数は4回とした。
Gdを含まないサンプル(No.1)は、4回の試行すべてエラー訂正を施しても良好な信号が復号できなかった。一方Gdを添加したサンプル(No.3、4、5)はエラー訂正後に良好な原信号が複合できた。特にNo.4は4回の試行全てで良好な信号の復号に成功した。
以上より、BCA信号の記録・再生評価結果からも、Gdの添加は有効に作用し、特に0.6原子%以上の添加は感度向上に効果があることがわかった。
Gdは僅かでも添加されていれば効果がある。したがって、Gdの添加量は、1.0原子%以下(0を含まず)、好ましくは0.1原子%以上1.0原子%以下、さらに好ましくは0.6原子%以上1.0原子%以下である。
一方、Ndを0.1原子%〜1.0原子%添加すると、高い反射特性及び耐食性(特に、耐酸化性)を維持しつつ、更にAg結晶粒径の成長を抑制することができる。Ndを0.1原子%以上添加すると、Agの結晶粒径成長、すなわち凝集が抑制され、耐久性が向上する。また、反射特性を考慮すると、Ndの添加量は1.0原子%以下に定めることが好ましい。したがって、Ndの含有量は0.1原子%以上1.0原子%以下とする。
Biを0.005原子%〜0.4原子%添加すると、高反射率、高熱伝導率を有すると共に、耐久性(熱的安定性、化学的安定性)を向上することができる。Biの添加量が0.4原子%を超えると、反射膜の高反射率と高熱伝導率を確保できなくなる。Biの添加量が005原子%未満では、Bi添加によるAgの凝集抑制効果が有効に発揮されない。したがって、Biの添加量は、0.005原子%以上0.4原子%以下とする。
上述したように、本発明によれば、再生専用情報記録部の青紫色レーザ光に対する再生特性において、媒体の反射率が35%より十分高く環境試験後での反射率減少が3%未満である。また本発明によれば17pp変調信号に関してジッター値が6.5%以下という規格を満たし環境試験後のジッター値変化量が0.5%未満である。また本発明によればBCA記録部の記録特性においても、記録感度が高く、再生特性においても残渣の少ない良好な信号品質と信頼性にすぐれた光情報記録媒体を構成することができた。
また、上述した本発明によるBCAのマーキング方法によれば、コンテンツエリアやそのリードインエリア等の本来の情報記録部に対する青紫色のレーザ再生光の入射側とは反対側から記録がなされることによって、情報記録面が単層、多層のいずれであっても、レーザマーキングすなわちBCA信号の記録感度を一定にすることができ、BCA信号の記録パワーを同一パワーとすることができる。これはBCA信号の記録装置および記録作業の簡潔化が図られることから、大きな工業的利益をもたらす。
なお、上述した例では、ROM型光情報記録媒体とした場合であるが、追記型光情報記録媒体、あるいは書き換え型光情報記録媒体において、そのBCA信号の記録部および本来の情報の記録部における共通の反射膜において、上述した反射膜7の組成と同様の組成とすることによって、すぐれた記録および再生特性を有する光情報記録媒体を構成することができる。
本発明による光情報記録媒体の一例の平面図である。 本発明による光情報記録媒体の一例の円周方向に沿う一部の模式的断面図である。 本発明による光情報記録媒体の一例のBCA部を拡大した要部の模式的断面図である。 本発明による光情報記録媒体の一例の作製工程図である。 BCAコードの一例の模式的パターン図である。 A図はBCAコードからの再生光の反射光のディテクタによる検出電流波形図で、B図は、検出電流をローパスフィルタLPFに入力した場合のLPFの出力波形図である。 本発明による多層光情報記録媒体の一例の一部の模式的断面図である。 光情報記録媒体の反射膜の組成を変化させた場合の特性測定結果を示した表図である。 それぞれ反射膜組成および膜厚を変化させた光情報記録媒体における反射率R8Hの測定結果を示した図である。 それぞれ反射膜組成および膜厚を変化させた光情報記録媒体におけるジッターの測定結果を示した図である。 それぞれ反射膜組成を変化させた光情報記録媒体における反射率R8Hの、加速試験(Aging)の測定結果を示した図である。 それぞれ反射膜組成を変化させた光情報記録媒体におけるジッターの、加速試験(Aging)の測定結果を示した図である。 本発明による光情報記録媒体へBCAコードをレーザマーキングした部分を顕微鏡で観察した写真図である。
符号の説明
1……光情報記録媒体、2……BCA(Burst Cutting Area)部、3……再生専用情報記録部、4……基板、5……情報記録面、6……凹凸面、7……反射膜、8……光透過層、9……ストライプ、51……第1の情報記録面、52……第2の情報記録面

Claims (9)

  1. 再生専用情報記録部とレーザマーキングによるBCA(Burst Cutting Area)部とを有し、
    前記再生専用情報記録部の情報記録面の反射膜と、前記BCA部の反射膜とが同一材料によって構成され、
    前記反射膜の組成がAgを主成分とし、Nd,Gd,Biとを含有して成り、
    前記Ndの成分が0.1原子%以上1.0原子%以下であり、
    かつ前記Gdの成分が0.1原子%以上1.0原子%以下であり、
    かつ前記Biの成分が0.005原子%以上0.4原子%以下であることを特徴とする光情報記録媒体。
  2. 前記再生専用情報記録部の情報記録面からの情報記録の再生と、前記BCA部からのBCA信号の再生とが青紫色レーザ再生光によって行うことができるようにされたことを特徴とする請求項1に記載の光情報記録媒体。
  3. 前記再生専用情報記録部が、厚み方向に積層された複数の情報記録面を有し、前期情報記録面のそれぞれの反射膜が前記BCA部における反射膜と同一材料よりなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の光情報記録媒体。
  4. 前記複数の反射膜は、第1の反射膜と、前記第1の反射膜よりも前記光情報記録媒体に対する前記再生光の入射面に近い位置にある他の複数の反射膜とからなり、
    前記第1の反射膜の厚さは、前記他の反射膜の厚さと比べて最も厚い
    ことを特徴とする請求項3に記載の光情報記録媒体。
  5. 少なくとも1回の記録が可能な情報記録面を有する情報記録部と、レーザマーキングによるBCA(Burst Cutting Area)部とを有し、前記情報記録面は少なくとも情報記録を担う記録膜と、前記記録膜よりも光入射側から見て遠い位置に配された反射膜とにより構成され、
    前記情報記録面の反射膜が、前記BCA部の反射膜と同一材料によって構成され、
    前記反射膜の組成がAgを主成分とし、Nd,Gd,Biとを含有して成り、
    前記Ndの成分が0.1原子%以上1.0原子%以下であり、
    かつ前記Gdの成分が0.1原子%以上1.0原子%以下であり、
    かつ前記Biの成分が0.005原子%以上0.4原子%以下である
    ことを特徴とする光情報記録媒体。
  6. 前記情報記録部の情報記録面からの情報記録の再生と、前記BCA部からのBCA信号の再生とが青紫色レーザ再生光によって行うことができるようにされたことを特徴とする請求項5に記載の光情報記録媒体。
  7. 前記情報記録部が、厚み方向に積層された複数の情報記録面を有し、前記情報記録面のうち少なくとも光入射側から見て最も遠い位置に配された情報記録面を構成する反射膜が前記BCA部における反射膜と同一材料よりなる
    ことを特徴とする請求項5に記載の光情報記録媒体。
  8. 再生専用情報記録部とレーザマーキングによるBCA(Burst Cutting Area)部とを有し、前記再生専用情報記録部の少なくとも1つの情報記録面の反射膜と、前記BCA部の反射膜とが同一材料によって構成され、
    前記反射膜の組成がAgを主成分とし、Nd,Gd,Biとを含有して成り、
    前記Ndの成分が0.1原子%以上1.0原子%以下であり、
    かつ前記Gdの成分が0.1原子%以上1.0原子%以下であり、
    かつ前記Biの成分が0.005原子%以上0.4原子%以下である光情報記録媒体に対する前記レーザマーキングにあって、
    前記再生専用情報記録部と前記BCA部に対する青紫色レーザ再生光の前記光情報記録媒体への入射面とは反対側の面から前記BCA部に対するマーキングのレーザ光照射を行う
    ことを特徴とする光情報媒体のBCA(Burst Cutting Area)レーザマーキング方法。
  9. 再生専用情報記録部とレーザマーキングによるBCA(Burst Cutting Area)部とを有し、前記再生専用情報記録部の少なくとも1つの情報記録面の反射膜と、前記BCA部の反射膜とが同一材料によって構成され、
    前記反射膜の組成がAgを主成分とし、Nd,Gd,Biとを含有して成り、
    前記Ndの成分が0.1原子%以上1.0原子%以下であり、
    かつ前記Gdの成分が0.1原子%以上1.0原子%以下であり、
    かつ前記Biの成分が0.005原子%以上0.4原子%以下である光情報記録媒体に対して、
    前記再生専用情報記録部と前記BCA部に対する青紫色レーザ再生光の前記光情報記録媒体への入射面とは反対側の面からレーザ光を照射して、前記BCA部にレーザマーキングを行う
    ことを特徴とする光情報媒体の製造方法。
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