JP2008115818A - ロッカアーム - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構造により、支持ピンを一対の支持壁に組み付けた状態を維持することができるロッカアームを提供すること。
【解決手段】ロッカアーム1は、エンジンにおけるバルブ開閉機構に用いるものであり、一対の支持壁21の間に、支持ピン3によってローラ4を支持してなる。一対の支持壁21の内側面211には、ピン挿入溝24が形成してあり、このピン挿入溝24は、ローラ4がバルブ開閉機構におけるカムと対向する側から形成してある。支持ピン3における端部31は、ピン挿入溝24の奥側端部に形成されたピン収容部241に配置される。ピン挿入溝24における底部242によって、支持ピン3がその軸方向へ抜け出すことを防止され、カムによって、支持ピン3がピン挿入溝24の形成方向へ抜け出すことを防止される。
【選択図】図1
【解決手段】ロッカアーム1は、エンジンにおけるバルブ開閉機構に用いるものであり、一対の支持壁21の間に、支持ピン3によってローラ4を支持してなる。一対の支持壁21の内側面211には、ピン挿入溝24が形成してあり、このピン挿入溝24は、ローラ4がバルブ開閉機構におけるカムと対向する側から形成してある。支持ピン3における端部31は、ピン挿入溝24の奥側端部に形成されたピン収容部241に配置される。ピン挿入溝24における底部242によって、支持ピン3がその軸方向へ抜け出すことを防止され、カムによって、支持ピン3がピン挿入溝24の形成方向へ抜け出すことを防止される。
【選択図】図1
Description
本発明は、エンジンのバルブ開閉機構に用いるロッカアームに関する。
自動車等のレシプロエンジンに使用されるバルブ開閉機構は、カムの回転を受けてロッカアームを揺動させることにより、吸気又は排気を行うバルブを開閉させて、エンジンの燃焼による吸気又は排気を行うよう構成されている。また、OHC(オーバーヘッドカム)方式のエンジンにおいては、ロッカアームは、一対の支持壁の間に、支持ピンによってローラを支持してなる。そして、このロッカアームは、カムの回転に伴ってローラを従動回転させながら揺動し、バルブをスライドさせて、エンジンの吸気口又は排気口を開閉している。
また、上記従来のロッカアームにおいては、支持ピンを一対の支持壁に貫通形成した貫通穴内へ差し込み、支持ピンの軸方向端面にポンチ等によって溝を形成することにより、この支持ピンを一対の支持壁にかしめ固定している。支持ピンを一対の支持壁にかしめ固定するロッカアームとしては、例えば、特許文献1に開示されたものがある。
しかしながら、上記かしめ固定を行う際には、一対の支持壁における貫通穴の軸方向に、ローラを取り付けた支持ピンが軸方向へ位置ずれを起こしたり、一対の支持壁を備えたアーム本体が受台に対して傾いたりするおそれがある。そのため、安定してかしめ固定を行うことは必ずしも容易ではない。したがって、かしめ固定を行わずに、簡単な方法で支持ピンを一対の支持壁に組み付けた状態を維持することができる技術の開発が望まれていた。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、簡単な構造により、支持ピンを一対の支持壁に組み付けた状態を維持することができるロッカアームを提供しようとするものである。
第1の発明は、エンジンにおけるバルブ開閉機構に用い、一対の支持壁の間に、支持ピンによってローラを支持してなるロッカアームにおいて、
上記一対の支持壁の内側面には、ピン挿入溝が形成してあり、該ピン挿入溝は、上記ローラが上記バルブ開閉機構におけるカムと対向する側から形成してあり、
上記支持ピンにおける端部は、上記ピン挿入溝の奥側端部に形成されたピン収容部に配置してあり、
上記ピン挿入溝における底部によって、上記支持ピンがその軸方向へ抜け出すことを防止すると共に、上記カムによって、上記支持ピンが上記ピン挿入溝の形成方向へ抜け出すことを防止するよう構成してあることを特徴とするロッカアームにある(請求項1)。
上記一対の支持壁の内側面には、ピン挿入溝が形成してあり、該ピン挿入溝は、上記ローラが上記バルブ開閉機構におけるカムと対向する側から形成してあり、
上記支持ピンにおける端部は、上記ピン挿入溝の奥側端部に形成されたピン収容部に配置してあり、
上記ピン挿入溝における底部によって、上記支持ピンがその軸方向へ抜け出すことを防止すると共に、上記カムによって、上記支持ピンが上記ピン挿入溝の形成方向へ抜け出すことを防止するよう構成してあることを特徴とするロッカアームにある(請求項1)。
本発明のロッカアームにおいては、かしめ固定を行わずに、支持ピンを一対の支持壁に組み付けた状態を維持することができる工夫を行っている。
具体的には、本発明においては、ローラを取り付けた状態の支持ピンは、その両端部を一対の支持壁におけるピン挿入溝へ挿入してピン収容部に配置することができる。そして、一対の支持壁に掛け渡された支持ピンは、ピン挿入溝における底部によって、軸方向へ抜け出すことが防止される。また、一対の支持壁に掛け渡された支持ピンは、当該ロッカアームを用いてバルブ開閉機構を構成したときには、カムによって、ピン挿入溝の形成方向へ抜け出すことが防止される。
それ故、本発明のロッカアームによれば、簡単な構造により、支持ピンを一対の支持壁に組み付けた状態を維持することができる。
具体的には、本発明においては、ローラを取り付けた状態の支持ピンは、その両端部を一対の支持壁におけるピン挿入溝へ挿入してピン収容部に配置することができる。そして、一対の支持壁に掛け渡された支持ピンは、ピン挿入溝における底部によって、軸方向へ抜け出すことが防止される。また、一対の支持壁に掛け渡された支持ピンは、当該ロッカアームを用いてバルブ開閉機構を構成したときには、カムによって、ピン挿入溝の形成方向へ抜け出すことが防止される。
それ故、本発明のロッカアームによれば、簡単な構造により、支持ピンを一対の支持壁に組み付けた状態を維持することができる。
第2の発明は、エンジンにおけるバルブ開閉機構に用い、一対の支持壁の間に、支持ピンによってローラを支持してなるロッカアームにおいて、
上記一対の支持壁には、その外側面から内側面へ貫通するピン挿入切欠きが形成してあり、該ピン挿入切欠きは、上記ローラが上記バルブ開閉機構におけるカムと対向する側から形成してあり、
上記支持ピンの両端部には、上記ローラの中心穴内に挿入する一般部に比べて縮径した段差状縮径部が形成してあり、
上記支持ピンにおける上記段差状縮径部は、上記ピン挿入切欠きの奥側端部に形成されたピン収容部に配置してあり、
上記一般部と上記段差状縮径部との間の段差面によって、上記支持ピンがその軸方向へ抜け出すことを防止すると共に、上記カムによって、上記支持ピンが上記ピン挿入切欠きの形成方向へ抜け出すことを防止するよう構成してあることを特徴とするロッカアームにある(請求項3)。
上記一対の支持壁には、その外側面から内側面へ貫通するピン挿入切欠きが形成してあり、該ピン挿入切欠きは、上記ローラが上記バルブ開閉機構におけるカムと対向する側から形成してあり、
上記支持ピンの両端部には、上記ローラの中心穴内に挿入する一般部に比べて縮径した段差状縮径部が形成してあり、
上記支持ピンにおける上記段差状縮径部は、上記ピン挿入切欠きの奥側端部に形成されたピン収容部に配置してあり、
上記一般部と上記段差状縮径部との間の段差面によって、上記支持ピンがその軸方向へ抜け出すことを防止すると共に、上記カムによって、上記支持ピンが上記ピン挿入切欠きの形成方向へ抜け出すことを防止するよう構成してあることを特徴とするロッカアームにある(請求項3)。
本発明のロッカアームにおいては、かしめ固定を行わずに、支持ピンを一対の支持壁に組み付けた状態を維持することができる工夫を行っている。
具体的には、本発明においては、ローラを取り付けた状態の支持ピンは、その両端部における段差状縮径部を一対の支持壁におけるピン挿入溝へ挿入してピン収容部に配置することができる。そして、一対の支持壁に掛け渡された支持ピンは、一般部と段差状縮径部との間の段差面によって、その軸方向へ抜け出すことが防止される。また、一対の支持壁に掛け渡された支持ピンは、当該ロッカアームを用いてバルブ開閉機構を構成したときには、カムによって、ピン挿入切欠きの形成方向へ抜け出すことが防止される。
それ故、本発明のロッカアームによっても、簡単な構造により、支持ピンを一対の支持壁に組み付けた状態を維持することができる。
具体的には、本発明においては、ローラを取り付けた状態の支持ピンは、その両端部における段差状縮径部を一対の支持壁におけるピン挿入溝へ挿入してピン収容部に配置することができる。そして、一対の支持壁に掛け渡された支持ピンは、一般部と段差状縮径部との間の段差面によって、その軸方向へ抜け出すことが防止される。また、一対の支持壁に掛け渡された支持ピンは、当該ロッカアームを用いてバルブ開閉機構を構成したときには、カムによって、ピン挿入切欠きの形成方向へ抜け出すことが防止される。
それ故、本発明のロッカアームによっても、簡単な構造により、支持ピンを一対の支持壁に組み付けた状態を維持することができる。
上述した第1、第2の発明における好ましい実施の形態につき説明する。
第1の発明において、上記一対の支持壁は、上記バルブ開閉機構におけるバルブのステム先端部と係合する第1連結部と、当該ロッカアームの揺動支点を形成するピボットに係合する第2連結部とによって連結すると共に、当該第1連結部及び当該第2連結部から上記カムと対向する側へ起立して形成し、上記ピン挿入溝は、上記支持壁の起立先端側から形成することが好ましい(請求項2)。
また、第2の発明において、上記一対の支持壁は、上記バルブ開閉機構におけるバルブのステム先端部と係合する第1連結部と、当該ロッカアームの揺動支点を形成するピボットに係合する第2連結部とによって連結すると共に、当該第1連結部及び当該第2連結部から上記カムと対向する側へ起立して形成し、上記ピン挿入切欠きは、上記支持壁の起立先端側から形成することが好ましい(請求項4)。
これらの場合には、ピン挿入溝又はピン挿入切欠きの形成が容易であると共に、支持ピンを一対の支持壁に組み付けた状態を一層安定して維持することができる。
第1の発明において、上記一対の支持壁は、上記バルブ開閉機構におけるバルブのステム先端部と係合する第1連結部と、当該ロッカアームの揺動支点を形成するピボットに係合する第2連結部とによって連結すると共に、当該第1連結部及び当該第2連結部から上記カムと対向する側へ起立して形成し、上記ピン挿入溝は、上記支持壁の起立先端側から形成することが好ましい(請求項2)。
また、第2の発明において、上記一対の支持壁は、上記バルブ開閉機構におけるバルブのステム先端部と係合する第1連結部と、当該ロッカアームの揺動支点を形成するピボットに係合する第2連結部とによって連結すると共に、当該第1連結部及び当該第2連結部から上記カムと対向する側へ起立して形成し、上記ピン挿入切欠きは、上記支持壁の起立先端側から形成することが好ましい(請求項4)。
これらの場合には、ピン挿入溝又はピン挿入切欠きの形成が容易であると共に、支持ピンを一対の支持壁に組み付けた状態を一層安定して維持することができる。
以下に、本発明のロッカアームにかかる実施例につき、図面と共に説明する。
(実施例1)
本例のロッカアーム1は、図1〜図3に示すごとく、エンジンにおけるバルブ開閉機構6に用いるものであり、一対の支持壁21の間に、支持ピン3によってローラ4を支持してなる。
一対の支持壁21の内側面211には、ピン挿入溝24が形成してあり、このピン挿入溝24は、ローラ4がバルブ開閉機構6におけるカム62と対向する側から形成してある。支持ピン3における端部31は、ピン挿入溝24の奥側端部に形成されたピン収容部241に配置してある。こうして、本例のロッカアーム1は、ピン挿入溝24における底部242によって、支持ピン3がその軸方向へ抜け出すことを防止すると共に、カム62によって、支持ピン3がピン挿入溝24の形成方向へ抜け出すことを防止するよう構成してある。
(実施例1)
本例のロッカアーム1は、図1〜図3に示すごとく、エンジンにおけるバルブ開閉機構6に用いるものであり、一対の支持壁21の間に、支持ピン3によってローラ4を支持してなる。
一対の支持壁21の内側面211には、ピン挿入溝24が形成してあり、このピン挿入溝24は、ローラ4がバルブ開閉機構6におけるカム62と対向する側から形成してある。支持ピン3における端部31は、ピン挿入溝24の奥側端部に形成されたピン収容部241に配置してある。こうして、本例のロッカアーム1は、ピン挿入溝24における底部242によって、支持ピン3がその軸方向へ抜け出すことを防止すると共に、カム62によって、支持ピン3がピン挿入溝24の形成方向へ抜け出すことを防止するよう構成してある。
以下に、本例のロッカアーム1につき、図1〜図3と共に詳説する。
本例のロッカアーム1は、OHC(オーバーヘッドカム)方式のエンジンに用いるものである。
図3に示すごとく、本例のバルブ開閉機構6は、エンジンの吸排気口(吸気口又は排気口)60に配設されたバルブ63と、エンジンのカムシャフト61に設けられたカム62の回転を受けて揺動し、バルブ63をスライドさせて開閉させるロッカアーム1と、バルブ63を閉方向に付勢するコイルバネ64とを有して構成されている。
本例のロッカアーム1は、OHC(オーバーヘッドカム)方式のエンジンに用いるものである。
図3に示すごとく、本例のバルブ開閉機構6は、エンジンの吸排気口(吸気口又は排気口)60に配設されたバルブ63と、エンジンのカムシャフト61に設けられたカム62の回転を受けて揺動し、バルブ63をスライドさせて開閉させるロッカアーム1と、バルブ63を閉方向に付勢するコイルバネ64とを有して構成されている。
図1、図3に示すごとく、本例のロッカアーム1は、アーム本体2と、このアーム本体2に支持ピン3を介して配設したローラ4とを有している。アーム本体2は、平板を折り曲げて互いに対向するよう形成した一対の支持壁21と、この一対の支持壁21を連結する第1連結部22及び第2連結部23とを有している。第1連結部22は、バルブ開閉機構6におけるバルブ63のステム先端部631と係合するよう構成されており、第2連結部23は、ロッカアーム1の揺動支点を形成するピボット65に係合するよう構成されている。
図1、図2に示すごとく、一対の支持壁21は、第1連結部22及び第2連結部23からカム62と対向する側へ起立して形成してあり、ピン挿入溝24は、支持壁21の起立先端側から形成してある。また、本例の支持ピン3は、円形断面を有する丸棒によって形成してあり、本例のピン挿入溝24は、カム62と対向する側から直線状に形成してある。また、ピン挿入溝24におけるピン収容部241は、ピン挿入溝24における奥側端部において半円形状を有して形成されている。
図2に示すごとく、アーム本体2に配設したローラ4は、その外周面が、カムシャフト61におけるカム62の外周面に当接している。ローラ4は、その内周部に配置した軸受部41と、軸受部41の外周に配置したローラ本体部42とによって構成されている。本例の軸受部41は、支持ピン3の外周とローラ本体部42の内周との間に配置した複数の円筒ころ(ニードル)によって形成してある。また、複数の円筒ころの軸方向両端には、この円筒ころがばらけることを防止するスラストワッシャ411が配置してある。
そして、図3に示すごとく、ロッカアーム1は、カム62の回転に伴って、ローラ4が従動回転すると共にピボット65を中心にして上下に揺動し、バルブ63を開閉させるよう構成されている。
そして、図3に示すごとく、ロッカアーム1は、カム62の回転に伴って、ローラ4が従動回転すると共にピボット65を中心にして上下に揺動し、バルブ63を開閉させるよう構成されている。
本例のロッカアーム1においては、かしめ固定を行わずに、支持ピン3を一対の支持壁21に組み付けた状態を維持することができる工夫を行っている。
具体的には、本例においては、ローラ4を取り付けた状態の支持ピン3は、その両端部31を一対の支持壁21におけるピン挿入溝24へ挿入してピン収容部241に配置することができる。そして、一対の支持壁21に掛け渡された支持ピン3は、ピン挿入溝24における底部242によって、軸方向へ抜け出すことが防止される。また、一対の支持壁21に掛け渡された支持ピン3は、バルブ開閉機構6におけるカム62によって、ピン挿入溝24の形成方向へ抜け出すことが防止される。
それ故、本例のロッカアーム1においては、簡単な構造により、支持ピン3を一対の支持壁21に組み付けた状態を維持することができる。
具体的には、本例においては、ローラ4を取り付けた状態の支持ピン3は、その両端部31を一対の支持壁21におけるピン挿入溝24へ挿入してピン収容部241に配置することができる。そして、一対の支持壁21に掛け渡された支持ピン3は、ピン挿入溝24における底部242によって、軸方向へ抜け出すことが防止される。また、一対の支持壁21に掛け渡された支持ピン3は、バルブ開閉機構6におけるカム62によって、ピン挿入溝24の形成方向へ抜け出すことが防止される。
それ故、本例のロッカアーム1においては、簡単な構造により、支持ピン3を一対の支持壁21に組み付けた状態を維持することができる。
(実施例2)
本例は、図4、図5に示すごとく、上記ピン挿入溝24の代わりにピン挿入切欠き25を形成し、上記支持ピン3の両端部31に段差状縮径部32を形成して、支持ピン3を一対の支持壁21に組み付けた例である。
本例の一対の支持壁21には、その外側面212から内側面211へ貫通するピン挿入切欠き25が形成してあり、このピン挿入切欠き25は、ローラ4がバルブ開閉機構6におけるカム62と対向する側から形成してある。
本例は、図4、図5に示すごとく、上記ピン挿入溝24の代わりにピン挿入切欠き25を形成し、上記支持ピン3の両端部31に段差状縮径部32を形成して、支持ピン3を一対の支持壁21に組み付けた例である。
本例の一対の支持壁21には、その外側面212から内側面211へ貫通するピン挿入切欠き25が形成してあり、このピン挿入切欠き25は、ローラ4がバルブ開閉機構6におけるカム62と対向する側から形成してある。
図4、図5に示すごとく、本例の支持ピン3の両端部31には、ローラ4の中心穴内に挿入する一般部30に比べて縮径した段差状縮径部32が形成してある、支持ピン3における段差状縮径部32は、ピン挿入切欠き25の奥側端部に形成されたピン収容部251に配置してある。こうして、本例のロッカアーム1Aは、一般部30と段差状縮径部32との間の段差面321によって、支持ピン3がその軸方向へ抜け出すことを防止すると共に、カム62によって、支持ピン3がピン挿入切欠き25の形成方向へ抜け出すことを防止するよう構成してある。
本例のピン挿入切欠き25は、支持壁21の起立先端側から形成してある。また、本例の支持ピン3は、円形断面を有する丸棒の両端部31に段差状縮径部32を形成してなり、本例のピン挿入切欠き25は、カム62と対向する側から直線状に形成してある。また、ピン挿入切欠き25におけるピン収容部251は、ピン挿入切欠き25における奥側端部において半円形状を有して形成されている。
本例においては、ローラ4を取り付けた状態の支持ピン3は、その両端部31における段差状縮径部32を一対の支持壁21におけるピン挿入溝24へ挿入してピン収容部251に配置することができる。そして、一対の支持壁21に掛け渡された支持ピン3は、一般部30と段差状縮径部32との間の段差面321によって、その軸方向へ抜け出すことが防止される。また、一対の支持壁21に掛け渡された支持ピン3は、バルブ開閉機構6においては、カム62によって、ピン挿入切欠き25の形成方向へ抜け出すことが防止される。
それ故、本例のロッカアーム1Aによっても、簡単な構造により、支持ピン3を一対の支持壁21に組み付けた状態を維持することができる。本例においても、その他の構成は上記実施例1と同様であり、上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
それ故、本例のロッカアーム1Aによっても、簡単な構造により、支持ピン3を一対の支持壁21に組み付けた状態を維持することができる。本例においても、その他の構成は上記実施例1と同様であり、上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
1 ロッカアーム
2 アーム本体
21 支持壁
22 第1連結部
23 第2連結部
24 ピン挿入溝
241、251 ピン収容部
25 ピン挿入切欠き
3 支持ピン
31 端部
32 段差状縮径部
4 ローラ
6 バルブ開閉機構
61 カムシャフト
62 カム
63 バルブ
2 アーム本体
21 支持壁
22 第1連結部
23 第2連結部
24 ピン挿入溝
241、251 ピン収容部
25 ピン挿入切欠き
3 支持ピン
31 端部
32 段差状縮径部
4 ローラ
6 バルブ開閉機構
61 カムシャフト
62 カム
63 バルブ
Claims (4)
- エンジンにおけるバルブ開閉機構に用い、一対の支持壁の間に、支持ピンによってローラを支持してなるロッカアームにおいて、
上記一対の支持壁の内側面には、ピン挿入溝が形成してあり、該ピン挿入溝は、上記ローラが上記バルブ開閉機構におけるカムと対向する側から形成してあり、
上記支持ピンにおける端部は、上記ピン挿入溝の奥側端部に形成されたピン収容部に配置してあり、
上記ピン挿入溝における底部によって、上記支持ピンがその軸方向へ抜け出すことを防止すると共に、上記カムによって、上記支持ピンが上記ピン挿入溝の形成方向へ抜け出すことを防止するよう構成してあることを特徴とするロッカアーム。 - 請求項1において、上記一対の支持壁は、上記バルブ開閉機構におけるバルブのステム先端部と係合する第1連結部と、当該ロッカアームの揺動支点を形成するピボットに係合する第2連結部とによって連結してあると共に、当該第1連結部及び当該第2連結部から上記カムと対向する側へ起立して形成してあり、
上記ピン挿入溝は、上記支持壁の起立先端側から形成してあることを特徴とするロッカアーム。 - エンジンにおけるバルブ開閉機構に用い、一対の支持壁の間に、支持ピンによってローラを支持してなるロッカアームにおいて、
上記一対の支持壁には、その外側面から内側面へ貫通するピン挿入切欠きが形成してあり、該ピン挿入切欠きは、上記ローラが上記バルブ開閉機構におけるカムと対向する側から形成してあり、
上記支持ピンの両端部には、上記ローラの中心穴内に挿入する一般部に比べて縮径した段差状縮径部が形成してあり、
上記支持ピンにおける上記段差状縮径部は、上記ピン挿入切欠きの奥側端部に形成されたピン収容部に配置してあり、
上記一般部と上記段差状縮径部との間の段差面によって、上記支持ピンがその軸方向へ抜け出すことを防止すると共に、上記カムによって、上記支持ピンが上記ピン挿入切欠きの形成方向へ抜け出すことを防止するよう構成してあることを特徴とするロッカアーム。 - 請求項3において、上記一対の支持壁は、上記バルブ開閉機構におけるバルブのステム先端部と係合する第1連結部と、当該ロッカアームの揺動支点を形成するピボットに係合する第2連結部とによって連結してあると共に、当該第1連結部及び当該第2連結部から上記カムと対向する側へ起立して形成してあり、
上記ピン挿入切欠きは、上記支持壁の起立先端側から形成してあることを特徴とするロッカアーム。
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