JP2001026953A - 湯水混合水栓 - Google Patents

湯水混合水栓

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JP2001026953A
JP2001026953A JP11201309A JP20130999A JP2001026953A JP 2001026953 A JP2001026953 A JP 2001026953A JP 11201309 A JP11201309 A JP 11201309A JP 20130999 A JP20130999 A JP 20130999A JP 2001026953 A JP2001026953 A JP 2001026953A
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faucet
water
pedestal
hot
strainer
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JP11201309A
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Hideyuki Matsui
英之 松井
Osamu Tokunaga
修 徳永
Shigeki Inatomi
繁樹 稲富
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、以上の問題点を鑑み、デザイン性
に優れ、限られた作業空間でも容易にストレーナや逆止
弁の機能部材のメンテナンスができる湯水混合水栓を提
供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の湯水混合水栓では、湯および水
の通水路を有する水栓本体と、水栓設置面に固定され湯
および水の通水路を有し、前記水栓設置面と垂直方向に
前記水栓本体と着脱自在に水密状に係合される台座と、
前記水栓本体または台座の通水路内部にあり前記水栓本
体と座の結合部側より挿入され設けられる機能部材を備
えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、湯水混合水栓の
構造に関する。特にストレーナ、逆止弁等の機能部材を
含む湯水混合水栓に関する。
【0002】
【従来の技術】湯水混合水栓のうち、サーモスタット湯
水混合水栓やミキシング湯水混合水栓の大部分やシング
ルレバー式水栓の一部においては、ストレーナ、逆止弁
を備えている。
【0003】これは、特にサーモスタット湯水混合水栓
やミキシング湯水混合水栓においては、湯水はそれぞれ
の配管から水栓本体内へ流入し、温度調整弁で適当な温
度に混合されたあと、開閉および流量調整弁において適
当な流量に調整されて吐水管やシャワーより吐水される
構成となっているためである。
【0004】開閉および流量調整弁において流量を絞っ
たり、閉止した場合、湯水の差圧により湯配管から水配
管、あるいは水配管から湯配管への逆流が起こるため、
温度調整弁上流の湯および水の通水路内には逆止弁が必
要となる。逆止弁や開閉および流量調整弁などのごみ詰
まりによる作動不具合を防止するため、逆止弁上流部に
はストレーナがある。
【0005】また、シングルレバー式水栓の一部にもバ
ルブ部下流に圧力損失の大きい浄水器などを取り付けた
場合、逆流が起こることが考えられ、逆止弁を設けるこ
とが望ましく、逆止弁のごみ詰まりによる作動不具合を
防止するためストレーナを設けることが望ましい。
【0006】従来のこの種のストレーナ、逆止弁を含む
湯水混合水栓の例としては特許公報特開平11−148
156や特開平10−196815に記載されているも
のがある。ストレーナは水栓本体取り付け脚の通水路内
部に設けられ、逆止弁は水栓本体内に設けられている。
【0007】ストレーナのメンテナンス時には湯および
水の水栓本体取り付け脚内の止水栓を閉止しドライバー
などの工具を使いストレーナを取り出し、ストレーナに
詰まったごみを掃除する。
【0008】別の従来の技術例として特許公報実開平6
−73559に記載されているものがある。この例にお
いては、水栓本体内にストレーナおよび逆止弁を内包さ
せ、水栓本体取り付け脚を持たないため煩雑さが無く清
掃性やデザイン性に優れている。
【0009】水栓本体の上流部には止水栓があり、スト
レーナのメンテナンス時には水栓本体上流の湯および水
の止水栓を閉止し、水栓本体内のストレーナをドライバ
ーなどの工具を使って取り出し、ストレーナに詰まった
ごみを掃除する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来例に示した
とおり、特許公報特開平11−148156や特開平1
0−196815に記載されているものにおいては、ス
トレーナを含む水栓本体取り付け脚を持つため煩雑であ
り清掃性やデザイン性に難があるといった問題がある。
【0011】一方、特許公報実開平6−73559に記
載されているものにおいては、水栓本体内にストレーナ
および逆止弁を内包させ、水栓本体取り付け脚を持たな
いため煩雑さが無く清掃性やデザイン性に優れている。
【0012】しかしながら、ストレーナや逆止弁のメン
テナンス時に水栓本体の湯および水の止水栓をドライバ
ーなどの工具を使って閉止する際に、ドライバーを水栓
本体対してほぼ垂直にたてて作業を行なう格好となり、
水栓廻りに壁やカウンタその他障害物がある場合非常に
作業がしづらい。
【0013】とくに台所においては、近年シンクの大型
化にともない水栓の設置面であるカウンタの面積は縮小
される傾向にあり、水栓は背後の壁面の近くに設置され
ることが多く、また、キッチンの多機能化にともない水
栓廻りに浄水器や食器洗浄器などが設置されている場合
も多く、メンテナンスの作業空間は限られており深刻な
問題である。
【0014】本発明は、以上の問題点を鑑み、デザイン
性に優れ、限られた作業空間でも容易にストレーナや逆
止弁のメンテナンスができる湯水混合水栓を提供するこ
とを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた本発明の湯水混合水栓では、湯および水の通
水路を有する水栓本体と、水栓設置面に固定され湯およ
び水の通水路を有し、前記水栓設置面と垂直方向に前記
水栓本体と着脱自在に水密状に係合される台座と、前記
水栓本体または台座の通水路内部にあり前記水栓本体と
台座の結合部側より挿入され設けられる機能部材を備え
たことを特徴とする。
【0016】この発明の湯水混合水栓によれば、水栓本
体取り付け脚を持たずシンプルでデザイン性が良く、か
つ、ストレーナや逆止弁の機能部材のメンテナンス時に
は、水栓本体を水栓設置面と垂直方向に台座から取り外
すことができ、取り外した水栓本体または台座の通水路
内部にあるストレーナおよび、または逆止弁を取り出し
メンテナンスができる。水栓設置面と垂直方向に台座か
ら取り外すため限られた作業空間でも容易にストレーナ
のメンテナンスができる。
【0017】
【発明の実施の形態】前記水栓本体と台座の係合部付近
の外周部が、軸方向が前記水栓設置面と略垂直方向であ
る円筒形状であるとともに、前記水栓本体または台座外
周部にネジ部を設け、前記水栓本体または台座の係合部
をナットで固定すれば、メンテナンスが容易になり好ま
しい。
【0018】前記ナットの外周部分はレンチ掛かりの面
取り部を設けず、場合によってはローレット加工など施
し滑り止め部を設けると、工具を使わず手でナットの着
脱を行なえばさらにメンテナンスが容易になり好まし
い。
【0019】前記台座の通水路内に弁体、その通水路下
流側に弁座を設け、台座に水栓本体が係合された状態で
水栓本体側に設けられた押し部により弁体を上流側へ押
し前記弁座から離す位置関係とすることで、メンテナン
ス時に、水栓本体の上流部の止水栓または元バルブを閉
め忘れた場合でも漏水が無く好ましい。
【0020】あるいは水栓本体の上流部の止水栓または
元バルブを閉めること無しに水栓本体を水栓設置面から
取り外しストレーナや逆止弁の機能部材のメンテナンス
ができ好ましい。
【0021】この場合、弁が閉止した状態でストレー
ナ、逆止弁のメンテナンスを行い、またストレーナは逆
止弁のごみ詰まりを防止する必要があるため、前記弁
体、ストレーナ、逆止弁は、上流側から前記弁体、スト
レーナ、逆止弁の順で配置されることが好ましい。
【0022】前記ストレーナを袋形状とし、前記袋の内
側を前記通水路の下流側に向けて配置することで、スト
レーナへのごみ詰まりが生じても、ストレーナの通水面
積が広く取れ、結果、ストレーナ掃除の頻度が少なくで
き好ましい。
【0023】また、前記ストレーナに、前記ストレーナ
を引き出すためのつまみ部を設けておけばメンテナンス
が更に容易になり好ましい。
【0024】
【実施例】図1から図7に、本発明の実施例の湯水混合
水栓を示す。本実施例の水栓は図1に代表されるような
台所シンクのカウンタ上に取り付けられる水栓である。
以下に水栓各部の構成について記述する。
【0025】図1から図7において、水栓正面から見て
右側のハンドルは開閉、流量調整ハンドル1、左側のハ
ンドルは温度調整ハンドル2である。
【0026】給水管3a、給湯管3bを通り水栓設置面3
7より給水、給湯される湯水は台座4の内部および水栓
本体5内部に形成された別々の通水路6a、6bを通り、
まず温度調整ハンドル2に直結された温度調整弁7にお
いて、適当な比率で混合される。
【0027】その後、湯水混合水は温度調整弁7と開
閉、流量調整弁8とを連通する通水路9を通過して開
閉、流量調整弁8に達し、開閉、流量調整弁8にて、適
当な流量に絞られた後、開閉、流量調整弁8と水栓本体
5上部に設けられたカラン10とを連通する通水路11
を通過してカラン10より吐水される。
【0028】温度調整弁7は、開口部をもつ樹脂製の2
枚のディスクを擦りあわせるタイプであり、温度調整ハ
ンドル2の回転により湯水の通水面積の比率を変化させ
ることで湯水混合水の温度を調整するが本発明において
は、サーモスタット湯水混合弁など他のバルブ形式であ
っても差し支えない。
【0029】開閉、流量調整弁8は、開口部をもつセラ
ミック製の2枚のディスクを擦りあわせるスライド型で
あり、開閉、流量調整ハンドル1の回転により湯水混合
水の通水面積を変化させることで湯水混合水の開閉およ
び流量を調整するが、本発明においては、リフト型など
他のバルブ形式であっても差し支えない。
【0030】水栓本体5は樹脂材料で構成されており、
外観の構成する樹脂の外殻5aに、通水路を含む耐圧強
度を有する樹脂部品5bを、給水・給湯手段の設置部分
の開口部より挿入することで水栓本体を形成している。
しかし本発明においては、ステンレスや銅合金材料など
の他の材料や、鍛造、鋳造など他の製造方法であっても
差し支えない。
【0031】台座4内部の湯水の通水路12a、12b内
部にはそれぞれ、弁体13、弁体の下流に弁座14、弁
体の上流にばね15が設けられている。
【0032】弁体13には下流側に向けて突起部16が
設けられ、弁体13が弁座14に着座し閉状態では、前
記突起部は座に上面から突き出す位置関係にある。
【0033】このため水栓本体を台台座4から取り外し
た状態では、弁体13はばね15と湯水の圧力に押され
弁座14に着座し閉状態となり、水栓本体5を台座4に
取り付けた状態では、弁体13の突起部16が水栓本体
5に取り付けられたストレーナ17の一部分に押され、
弁は開状態となる。
【0034】水栓本体5側の湯水の通水路6a、6b内部
にはそれぞれ、機能部材としてのストレーナ17、スト
レーナ17の下流には機能部材としての逆止弁18が設
けられている。
【0035】ストレーナ17と逆止弁18は本実施例で
は水栓本体5側に設けられているが台座4側であっても
差し支えない。
【0036】ただし前述のように台座4内部に弁体13
を設けた場合、ストレーナ17と逆止弁18のメンテナ
ンス時に弁体13が閉弁している必要があるため、スト
レーナ17と逆止弁18は弁体13より下流にあるのが
望ましい。
【0037】台座4と水栓本体5の湯水通水路の係合部
はそれぞれOリング19で水密状に係合され、台座4外
周部に設けられたネジ20と水栓本体5側に設けた袋ナ
ット21により結合されている。
【0038】次に台座4の取り付け部分について説明す
る。
【0039】本実施例において、前述したように台座4
には弁体13とばね15が設けられている。その上流に
は柔軟性を持つホース状の給水、給湯管3a、3bが、ス
テンレス板22とネジ23によって台座4の下面に台座
内部の給水給湯通水路12a、12bにOリング24を用
い水密状に固定されている。
【0040】一方、台座4には貫通穴25が2箇所にあ
り、各貫通穴25には鉛直下方向にボルト26が挿入さ
れる。
【0041】水栓が取り付けられるカウンタを挟んで反
対側、すなわちカウンタ下面には、台座4を固定するた
めの止め具27がある。
【0042】止め具27は、図5に示すとおり、一部に
円弧を有する略長方形形状であり、台座4上面より挿入
された前記ボルト26と係合するネジ穴28を2つ有
し、前記給水、給湯管3a、3bが通過する部分は開口部
29があり、前記略長方形の短辺に向かって開いてい
る。
【0043】また、止め具27には前記略長方形の短辺
に平行にスリット状の貫通穴30が2つ、互いに前記略
長方形の長辺からほぼ同距離の位置にあるとともに、前
記2つのスリット状の貫通穴30の鉛直上方位置の台座
4にも類似のスリット状の貫通穴31が2つ設けられて
いる。
【0044】なお、前記略長方形のうち短辺の長さはカ
ウンタ上に開けられた水栓取り付け穴32の径よりも小
さく、長辺はカウンタ上に開けられた水栓取り付け穴3
2の径よりも大きい。
【0045】これらの構成において、水栓のカウンタ上
への取り付け状況について説明する。
【0046】水栓のカウンタ上への取り付けに際して
は、まず給水給湯管3a、3bを含む台座4をカウンタ上
に取り付け、その後、水栓本体5を台座4に水栓本体5
側の袋ナット21で固定する。
【0047】この実施例において袋ナット21の外周部
分は滑り止め部としてローレット加工が施されており、
工具を使わず手で容易に水栓本体5の取り外しができ
る。袋ナット21の外周部分はレンチなどの工具掛かり
のための面取り部がない。この袋ナット21のネジ部分
は、水圧により常に水栓本体が水栓設置面37から離れ
る方向に押されているため、十分な面圧を有しており手
での締め付けでも実用上緩みなどの問題は生じない。ま
た、レンチ掛かりのための面取り部を持たないため、誤
ってレンチなどで締め付けてしまい外れなくなることも
無い。
【0048】台座4の取り付け方法について説明する。
【0049】取り付け前の台座4の状態は前記ボルト2
6によって台座4と止め具27は結合されていない。そ
の代わり、図7に示す通り、止め具27および台座4に
設けられたスリット状の貫通穴30、31を通る形で、
軟質樹脂製のベルト33で止め具27と座は仮結合され
ている。
【0050】前記ベルトには少なくとも一面に複数のノ
ッチ34があり、一端には前記ノッチ34の掛かり部3
5と掛かり解除レバー36があり、容易にベルト33を
輪状にしたり解除することが可能である。
【0051】台座4の取り付け前の状態では輪状のベル
ト33によって台台座4と止め具27が仮結合されてい
る。
【0052】この状態から、カウンタ上に開けられた水
栓取り付け穴32より、台台座4と一体の給水給湯管3
a、3bを末端部分より挿入し、止め具27部分は図7の
ように前記略長方形の長辺を鉛直方向に傾けるようにし
てカウンタ上に開けられた水栓取り付け穴32を通す。
【0053】この時、前述した通り、止め具27の前記
略長方形のうち短辺の長さはカウンタ上に開けられた水
栓取り付け穴32の径よりも小さく、長辺はカウンタ上
に開けられた水栓取り付け穴32の径よりも大きく、ま
た、前記給水、給湯管3a、3bが通過する部分の開口部
29が前記略長方形の短辺に向かって開いているため、
止め具を傾けてカウンタ上に開けられた水栓取り付け穴
32を通すことが可能である。
【0054】また、ベルト33を通すためのスリット状
30、31の穴は、止め具27の前記略長方形の短辺に
平行に、互いに前記略長方形の長辺からほぼ同距離の位
置にあるために、ベルト33を捩ること無く、容易に台
座4を傾けることができる。
【0055】その後、台座4をカウンタ上に置き、前記
の輪状になったベルト33を上方に引き上げ、止め具を
カウンタ裏面まで持ち上げる。前記ボルト26を上方よ
り締込み、台座4と止め具27を結合する。
【0056】この時、台座4と止め具27のスリット状
穴30、31と給水給湯管3a、3b位置とボルト26の
位置を一致させているためボルト26の挿入も容易であ
る。
【0057】なお、止め具27のボルト挿入穴28上面
に面取りを設けておけばさらにボルト26の挿入も容易
である。
【0058】その後、仮結合に使った前記ベルト33を
前記ノッチ掛かり解除レバー36によってベルト33を
台座4と止め具27から取り除く。
【0059】以上のように本実施例の台座4はカウンタ
上面から取り付けることができる。
【0060】以上の構成において、ストレーナ17や逆
止弁18のメンテナンス時には、水栓本体5を水栓設置
面と垂直方向に台座4から取り外すことができる。
【0061】従来の実施例のように、ストレーナのメン
テナンス時に水栓本体の湯および水の止水栓をドライバ
ーなどの工具を使って閉止する際に、ドライバーを水栓
本体対してほぼ垂直にたてて作業を行なうことが無くな
り、水栓廻りに壁やカウンタその他障害物がある場合非
常に作業性が良い。
【0062】また、この実施例において袋ナット21の
外周部分はローレット加工が施されており、工具を使わ
ず手で容易に水栓本体の取り外しができる。
【0063】さらに、取り外した水栓本体5にはストレ
ーナ17および逆止弁18を取り出し可能に挿入されて
おり工具を使わず手で容易にストレーナ17および逆止
弁18のメンテナンスができる。
【0064】さらに、前記台座4の通水路12a、12b
内に弁体13を設け、水栓本体5を台座4から取り外し
た場合、自動的に止水される構造となっており、メンテ
ナンス時に、水栓本体5の上流部の止水栓または元バル
ブを閉め忘れた場合でも漏水が無く好ましい。
【0065】あるいは水栓本体5の上流部の止水栓また
は元バルブを閉めること無しに水栓本体5を水栓設置面
37から取り外しストレーナ17や逆止弁18のメンテ
ナンスができる。
【0066】なお、水栓本体5を台座4から外す時に、
係合部のOリング19シール部の開より先に前記弁体1
3が弁座14に着座する位置関係に設定しておけば、水
栓本体5の取り外し時に全く漏水が無く好ましい。
【0067】以上、本実施例においては、全く工具を使
わず手で容易に水栓本体の取り外し、メンテナンスが可
能になる可能性がある。
【0068】次に、本発明の他の実施例を図8から図1
1に示す。
【0069】本実施例は浴室内の壁面上に取り付けられ
る水栓である。
【0070】前実施例との構造的な違いは、カウンタ上
ではなく、壁面上に水栓が設置される点であるが、本発
明に関わる要所は類似しているため、類似の機能の記号
は統一し、本発明の要点以外の詳細な記述は避ける。以
下に水栓各部の構成について記述する。
【0071】図8から図11において、水栓正面に向か
って右側のハンドルは開閉、流量調整ハンドル1、左側
のハンドルは温度調整ハンドル2である。
【0072】壁裏面側の給水管、給湯管を通り水栓設置
面より給水、給湯される湯水は台座4の内部および水栓
本体5内部に形成された別々の通水路6a、6bを通り、
まず温度調整ハンドル2に直結された温度調整弁7にお
いて、適当な比率で混合される。
【0073】この例において温度調整弁7はサーモスタ
ット混合水栓であり、混合後の湯水混合水の温度は湯水
の圧力、温度に関わらずほぼ一定に保たれる。
【0074】その後、湯水混合水は開閉、流量調整弁8
に達し、開閉、流量調整弁8にて、適当な流量に絞られ
た後、カラン10より吐水される。
【0075】台座4内部の湯水の通水路12a、12b内
部にはそれぞれ、弁体13、弁体の下流に弁座14、弁
体の上流にばね15が設けられている。
【0076】弁体13には下流側に向けて突起部16が
設けられ、水栓本体5を台座4から取り外した状態で
は、弁体13はばね15と湯水の圧力に押され弁座14
に着座し閉状態となり、水栓本体5を台座4に取り付け
た状態では、弁体13の突起部16が水栓本体5側の一
部分に押され、弁は開状態となる。
【0077】水栓本体5側の湯水の通水路6a、6b内部
にはそれぞれ、ストレーナ17、ストレーナ17の下流
には逆止弁18が設けられている。
【0078】ストレーナ17にはつまみ部17aがあ
り、メンテナンス時に容易にストレーナ17が取り外せ
る。
【0079】また、ストレーナ17は袋形状であり、袋
内側が通水路の下流にむけて配置してある。
【0080】ストレーナ17は水栓を使用するにつれて
ごみが詰まり始め、ストレーナ部分の通水面積は減少す
ると通水量が減り水栓の使用に支障をきたし、ストレー
ナ17のメンテナンスを要する。袋内側が通水路の下流
にむけて配置した場合、袋内側を通水路の上流にむけて
配置した場合に比べて、同じごみ量に対するストレーナ
部分の通水面積は減少が少なく、結果的にストレーナ1
7のメンテナンスの頻度は減少する。ストレーナ17が
単純な円錐形状とすると、袋内側が通水路の下流にむけ
て配置した場合、袋内側を通水路の上流にむけて配置し
た場合に比べて3倍のストレーナ容量となる。
【0081】台座4と水栓本体5の湯水通水路の係合部
はそれぞれOリング19で水密状に係合され、台座4外
周部に設けられたネジ20と水栓本体5側に設けた袋ナ
ット21により結合されている。
【0082】袋ナット21はレンチ掛かりのための面取
り部を持たず、工具なしに手で水栓本体5を着脱可能で
ある。この袋ナットのネジ部分は、水圧により常に水栓
本体が水栓設置面から離れる方向に押されているため、
十分な面圧を有しており手での締め付けでも実用上緩み
などの問題は生じない。また、レンチ掛かりのための面
取り部を持たないため、誤ってレンチなどで締め付けて
しまい外れなくなることも無い。
【0083】これらの構成において、従来の壁取り付け
水栓のようにストレーナを含む水栓本体取り付け脚を持
たないため煩雑さがなく水栓取り付け部がコンパクト化
される。
【0084】水栓の壁面上への取り付けに際しては、ま
ず台座4を壁面上に取り付け、その後、水栓本体5を台
座4に水栓本体5側の袋ナット21で固定する。台座4
はボルト26を介して壁37を挟む形で固定される。
【0085】以上の構成において、ストレーナ17や逆
止弁18のメンテナンス時には、水栓本体5を水栓設置
面である壁面と垂直方向に台座4から取り外す。
【0086】取り外した水栓本体5にはストレーナ17
を取り出し可能に挿入されており工具を使わず手で容易
にストレーナ17のメンテナンスができる。
【0087】また、前記台座4の通水路12a、12b内
に弁体13を設け、水栓本体5を台座4から取り外した
場合、自動的に止水される構造となっており、メンテナ
ンス時に、水栓本体5の上流部の止水栓または元バルブ
を閉め忘れた場合でも漏水が無く好ましい。
【0088】あるいは水栓本体5の上流部の止水栓また
は元バルブを閉めること無しに水栓本体5を水栓設置面
から取り外しストレーナ17や逆止弁18のメンテナン
スができる。
【0089】さらに、袋ナット21はレンチ掛かりのた
めの面取り部を持たず、工具なしに手で水栓本体5を着
脱可能であるため、ストレーナ17のメンテナンスに際
しては、全く工具なしでのンテナンスが可能である。ま
た、誤って工具によって締め付けてしまい水栓本体を外
せなくなることも無い。
【0090】
【発明の効果】水栓本体取り付け脚を持たずシンプルで
デザイン性が良く、かつ、ストレーナや逆止弁の機能部
材のメンテナンス時には、水栓本体を水栓設置面と垂直
方向に台座から取り外すことができ、取り外した水栓本
体または座の通水路内部にあるストレーナおよび、また
は逆止弁を取り出しメンテナンスができる。水栓設置面
と垂直方向に台座から取り外すため限られた作業空間で
も容易にストレーナのメンテナンスができる。
【0091】前記水栓本体または台座の係合部をナット
で固定し、前記ナットの外周部分はレンチ掛かりの面取
り部を設けず、工具を使わず手でナットの着脱を行なえ
ばさらにメンテナンスが容易になる。
【0092】前記台座の通水路内に弁体、その通水路下
流側に弁座、ストレーナ、逆止弁、の順に設け、台座に
水栓本体が係合された状態で水栓本体側に設けられた押
し部により弁体を上流側へ押し前記弁座から離す位置関
係とすることで、メンテナンス時に、水栓本体の上流部
の止水栓または元バルブを閉め忘れた場合でも漏水が無
い。あるいは水栓本体の上流部の止水栓または元バルブ
を閉めること無しに水栓本体を水栓設置面から取り外し
ストレーナや逆止弁のメンテナンスができる。
【0093】ストレーナを袋形状とし、前記袋の内側を
通水路の下流側に向けて配置することで、ストレーナへ
のごみ詰まりが生じても、ストレーナの通水面積が広く
取れ、結果、ストレーナ掃除の頻度が少なくできる。
【0094】また、前記ストレーナに、前記ストレーナ
を引き出すためのつまみ部を設けておりメンテナンスが
更に容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第一実施例の湯水混合水栓の取り
付け状況図
【図2】本発明による第一実施例の湯水混合水栓の縦断
面図。
【図3】図2のA−A断面図。
【図4】本発明による第一実施例の湯水混合水栓斜視図
(水栓本体と座を分割した状態)
【図5】本発明による第一実施例の湯水混合水栓斜視図
(座部分は分解斜視図)
【図6】本発明による第一実施例の湯水混合水栓の座の
一部断面を含む斜視図
【図7】本発明による第一実施例の湯水混合水栓の座の
取り付け状況を示す斜視図
【図8】本発明による第二の実施例の湯水混合水栓の上
面図
【図9】本発明による第二の実施例の湯水混合水栓の断
面図
【図10】本発明による第二の実施例の湯水混合水栓の
図9におけるB−B断面図
【図11】本発明による第二の実施例の湯水混合水栓の
座の詳細断面図
【図12】本発明による第二の実施例の湯水混合水栓の
ストレーナ周辺の斜視図
【符号の説明】
4…台座 5…水栓本体 37…水栓設置面 17…ストレーナ(機能部材) 18…逆止弁(機能部材) 21…ナット 13…弁体 14…弁座

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】湯および水の通水路を有する水栓本体と、
    水栓設置面に固定され湯および水の通水路を有し、前記
    水栓設置面と垂直方向に前記水栓本体と着脱自在に水密
    状に係合される台座と、前記水栓本体または台座の通水
    路内部にあり、前記水栓本体と台座の結合部側より挿入
    され設けられる機能部材を備えたことを特徴とする湯水
    混合水栓。
  2. 【請求項2】前記水栓本体と台座の係合部付近の外周部
    が、軸方向が前記水栓設置面と略垂直方向である円筒形
    状であるとともに、前記水栓本体または台座外周部にネ
    ジ部を設け、前記水栓本体または台座の係合部をナット
    で固定することを特徴とする請求項1記載の湯水混合水
    栓。
  3. 【請求項3】前記ナットの外周部分は面取り部を設けな
    いことを特徴とする請求項2記載の湯水混合水栓。
  4. 【請求項4】前記ナットの外周部分は面取り部を設けず
    滑り止め部を設けたことを特徴とする請求項2記載の湯
    水混合水栓。
  5. 【請求項5】前記台座の通水路内に弁体、その通水路下
    流側に弁座を設け、台座に水栓本体が係合された状態で
    前記弁体を上流側へ押し前記弁座から離す位置関係であ
    ることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の
    湯水混合水栓。
  6. 【請求項6】前記水栓本体および、または前記台座の通
    水路中に、上流側から前記弁体、機能部材としてのスト
    レーナ、逆止弁の順で配置されたことを特徴とする請求
    項5記載の湯水混合水栓。
  7. 【請求項7】前記機能部材としてのストレーナを袋形状
    とし、袋形状の内側を前記通水路の下流側に向けて配置
    したことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載
    の湯水混合水栓。
  8. 【請求項8】前記ストレーナに、前記ストレーナを引き
    出すためのつまみ部を設けたことを特徴とする請求項7
    記載の湯水混合水栓。
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