JP2014213696A - パーキングブレーキ装置及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
このようなパーキングブレーキ装置としては、例えば、フロアトンネル等の車体側にボルト等の締結具で固定される一枚の厚板からなるベース部材と、このベース部材に回動自在に取り付けられる操作レバーと、操作レバーによる回動動作を往復移動動作に変換して制動機構部に伝達する伝達機構と、を備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、このようなパーキングブレーキ装置を構成する従来のベース部材は、前記のように一枚の厚板で形成され、車体に対する複数の接合部が車両の前後方向に並ぶように配置されている。そして、これらの接合部の並びは、必ずしも車両の前後方向に沿って平行になるとは限らない。つまり、車両のレイアウト等に応じて接合部の並ぶ方向が車両の前後方向に対して所定の角度をなすように設定される場合もある。
このパーキングブレーキ装置は、連結部が一対の板状部の間に配置されているため、一対の板状部の対向する板面と交差する方向の剛性を連結部で確保することができる。このようなパーキングブレーキ装置によれば、喩え薄い板で一対の板状部を構成した場合でも、ベース部材の剛性を高めることができるので、ベース部材が一枚の厚板で形成される従来のパーキングブレーキ装置と異なって、ベース部材の耐久性を確保しつつ、軽量化をも達成することができる。
また、このパーキングブレーキ装置では、連結部は一対の板状部の対向する板面に対して交差する方向の剛性が確保できればよいため、連結部の板厚も必要以上に厚くする必要がない。このようなパーキングブレーキ装置によれば、連結部をより薄く形成することでもパーキングブレーキ装置自体の軽量化を達成することができる。
このパーキングブレーキ装置は、操作レバーによる入力に対して、負荷のかかる固定座面部から脚部にかけての剛性を向上させることができる。このようなパーキングブレーキ装置によれば、喩え薄い板で一対の板状部を構成した場合でも、ベース部材の剛性を高めることができるので、ベース部材が一枚の厚板で形成される従来のパーキングブレーキ装置と異なって、ベース部材の耐久性を確保しつつ、軽量化をも達成することができる。
このようなパーキングブレーキ装置によれば、一枚の板体で連結部を形成することができるので、部品点数を削減することができる。
また、このパーキングブレーキ装置では、連結部が、縦壁部及び脚部を経由して一組の固定座面部同士の間を結ぶように延在してこれらを互いに連結する。これにより、このパーキングブレーキ装置は、操作レバーからの入力により一組の固定座面部のそれぞれに荷重が掛かった際に、これらが互いに支持し合うことができる。よって、このようなパーキングブレーキ装置によれば、喩え薄い板で一対の板状部を構成した場合でも、ベース部材の耐久性を確保しつつ、軽量化をも達成することができる。
このパーキングブレーキ装置は、固定座面部を車体側にボルトで締結して固定した際に、ボルトの軸力は連結部の環状部に加わる。よって、このようなパーキングブレーキ装置によれば、固定座面部における一対の板状部を喩え薄い板で構成した場合でも、固定座面部の耐久性を確保しつつ、ベース部材の軽量化をも達成することができる。
このようなパーキングブレーキ装置によれば、貫通孔から突き出す連結部の突出部の頭部がかしめられているかどうかを外側から確認することができるため、より確実に一対の板状部同士を連結部で連結固定することができる。
このパーキングブレーキ装置に適用される熱かしめでは、かしめられる突出部の頭部が予め加熱されることでその内部組織が変化する。これにより機械的に変形し易くなった突出部の頭部が押圧されてかしめられる。
このような熱かしめを適用されたパーキングブレーキ装置は、かしめ作業による一対の板状部の変形が少ない。また、このようなパーキングブレーキ装置によれば、突出部の頭部に適切な押圧力を施して安定したかしめ固定を行うことができるので、ベース部材の品質をより向上させることができる。
このパーキングブレーキ装置は、操作レバーの回動軸を円筒部により支持する。よって、このようなパーキングブレーキ装置によれば、喩え薄い板で一対の板状部を構成した場合でも、ベース部材の耐久性を確保しつつ、軽量化をも達成することができる。
このパーキングブレーキ装置は、屈曲部における連結部の幅が他の部分よりも幅広に形成される。よって、このようなパーキングブレーキ装置によれば、操作レバーからの入力により応力が集中し易い屈曲部の剛性を高めることができるので、ベース部材の耐久性を向上させることができる。
この製造方法によれば、喩え薄い板で一対の板状部を構成した場合でも、ベース部材の剛性を高めることができるので、ベース部材が一枚の厚板で形成される従来のパーキングブレーキ装置と異なって、ベース部材の耐久性を確保しつつ、軽量化をも達成することができるパーキングブレーキ装置を製造することができる。
また、この製造方法では、突出部の頭部に熱かしめを施して一対の板状部同士を前記連結部で連結固定する。よって、この製造方法によれば、かしめ作業による一対の板状部の変形を少なくすることができると共に、突出部を適切に押圧することができるため、安定したかしめ固定を行うことができる。
この実施形態に係るパーキングブレーキ装置は、運転席と助手席との間のコンソールに操作レバーが回動自在に配置され、車両の駐停車時にこの操作レバーの引き起こしによって、車輪制動を行う制動機構部を操作するものである。なお、以下では車両の右側に運転席が設けられる所謂右ハンドル車に適用されるパーキングブレーキ装置を例にとって説明する。
ちなみに、これらのボルト23,23同士が並ぶ方向D1は、車両の前後方向D2に対して水平方向に所定の角度θをなすように設定されている。
ここでは、まずパーキングブレーキ装置100の全体構成について説明した後にベース部材1について詳細に説明する。
パーキングブレーキ装置100の操作レバー50は、前記したように、ベース部材1に回動可能に軸支されている。
次に参照する図2は、図1に示すパーキングブレーキ装置100において、ベース部材1に軸支される操作レバー50を示す模式図である。
なお、図2中、符号40は、ガイドリンクであり、符号27は、ガイドリンク40の回動軸である。
つまり、この実施形態に係るパーキングブレーキ装置100は、図2に示すように、操作者によるグリップ部52の引き起こしによってレバー基部51が回動軸17周りに回動する際に、レバー基部51が操作ケーブルCを引き込む。
これにより操作ケーブルCは、回動軸27周りに回動するガイドリンク40を介してイコライザE(図1参照)を車両の前方に向けて引き寄せることで、コントロールケーブル(図示省略)を介して車輪制動を行うように制動機構部を操作する。
以上のように、このパーキングブレーキ装置100は、操作レバー50の回動動作を、操作ケーブルC及びガイドリンク40を介して往復移動動作に変換して制動機構部に伝達する構成となっている。
次に、パーキングブレーキ装置100のベース部材1について説明する。
図3は、ベース部材1の斜視図である。
ベース部材1は、図3に示すように、外形が略L字状に屈曲する略板体形状を呈しており、その内側が中空となっている。
このベース部材1は、固定座面部2と、この固定座面部2から屈曲部3を境にして立ち上がる脚部5と、この脚部5から上方に延在する縦壁部8と、で主に構成されている。
この固定座面部2は、2つ一組で構成され、第1の固定座面部2a及び第2の固定座面部2bは、互いに車両の前後方向に並ぶように配置される。更に詳しく説明すると、後側に配置される第2の固定座面部2bは、前側に配置される第1の固定座面部2aよりも右側にシフトするように配置されている。
そして、第1の固定座面部2a及び第2の固定座面部2bのそれぞれには、ベース部材1をフロアトンネル24(図1参照)の上面に固定する前記のボルト23(図1参照)を挿通するための挿通孔H1が設けられている。ちなみに、これらの挿通孔H1,H1に挿通されるボルト23,23(図1参照)は、前記したように、D1方向(図1参照)に並ぶこととなる。
なお、図3中、符号10aは、脚部5a,5bで板状部10が板面外側(図3の矢印右側)に部分的に膨出した膨出部である。この膨出部10aは、後に詳しく説明するように、連結部30(図5参照)の延在方向に沿って形成されることとなる。図3中、符号35は、ラチェットギヤであり、符号15,25はそれぞれ後記する段かしめで固定された円筒部である。
図4(a)に示すように、第1の固定座面部2a及び第2の固定座面部2bの上下方向のそれぞれ高さは、これらが配置されるフロアトンネル24(図1参照)の上面の高低に合わせて、第1の固定座面部2aよりも第2の固定座面部2bの方が低くなるように構成されている。
更に詳しく説明すると、図4(b)に示すように、第1の脚部5aは、第1の固定座面部2aから左側に傾斜するように立ち上がっている。
つまり、図4(b)の側面視では、第2の脚部5bは、第1の脚部5aよりも右側に偏倚するように形成されている。なお、図4(a)中、符号9は、補強部であり、符号30は、後記する連結部であり、符号31は、連結部30に形成された突出部であり、符号36は、ラチェットギヤ35をかしめ固定するかしめピンである。図4(b)中、符号8は、縦壁部であり、符号31は、連結部30(図4(a)参照)に形成された突出部であり、符号35は、ラチェットギヤである。
図3に示すベース部材1は、図5に示すように、一対の板状部10,20同士の間に、連結部30、ラチェットギヤ35、円筒部15、及び円筒部25を挟み込んで形成されている。
つまり、リブ11,21は、図3に示すように、所定の一部を除いて、ベース部材1の側部を塞ぐように形成されている。
ちなみに、ラチェットギヤ35が取り付けられる縦壁部の上方、並びに第1の固定座面部2a、第2の固定座面部2b、及び補強部9の右側には、リブ11,21が形成されておらず、その部分においてはベース部材1の側部は開放されている。
ちなみに、軸孔H3,H4は、後記する円筒部15,25を段かしめで固定する際のかしめ部が板状部10,20の板面から外側に突出しないように、そのかしめ代を考慮して板状部10,20の合わせの内側に凹む位置に形成されている。
符号H5は、ラチェットギヤ35を板状部10,20に固定する際にかしめピン36が挿通されるピン孔である。なお、板状部10,20のピン孔H5は、ラチェットギヤ35をかしめ固定したかしめピン36が、板状部10,20の板面から外側に突出しないように、そのかしめ代を考慮して板状部10,20の合わせの内側に凹む位置に形成されている。
符号H2は、次に説明する連結部30に設けられる突出部31を挿通する貫通孔である。
更に詳しく説明すると、この連結部30は、図4(a)に示すように、第1の固定座面部2aに、一端側の環状部32が配置されると共に、この環状部32から第1の脚部5a、縦壁部8、及び第2の脚部5bを経由して第2の固定座面部2bに延在し、第2の固定座面部2bでは前記のボルト23(図1参照)を取り囲むように、他端側の環状部32が配置されている。
ちなみに、板状部10に形成される前記の膨出部10aは、脚部5a,5bで延在する連結部30に沿うように形成されている。そして、膨出部10aは、脚部5a,5bで幅広となった連結部30の板幅(図5の幅B1)に対応するように膨出高さ(図5の右方向への膨出長さ)が設定されている。つまり、一対の板状部10,20で連結部30を挟持した際に、連結部30は、膨出部10aにおける板状部10の内側面に当接するようになっている。
図6(a)に示すように、環状部32は、ボルト23を取り囲むように、連結部30の端部が略円筒形状に曲げられて形成される。つまり、環状部32の内径は、ボルト23の外径よりも大きく設定される。そして、環状部32の外径は、ボルト23の頭部23aの内側に収まる程度に設定されることが望ましいが、これに限定されるものではなく、頭部23aよりもその外径を大きく設定することもできる。
また、環状部32は、図6(b)に示すように、連結部30の端部を円筒形状に閉じずに、その一部が開放するようにボルト23を取り囲む形状とすることもできる。
そして、前記したように、板状部10,20の両方には、この突出部31に対応する位置に、この突出部31を板状部10,20の板厚方向に貫通させる貫通孔H2が複数形成されている。
なお、板状部10の脚部5における貫通孔H2は、膨出部10aに形成されている。
ちなみに、板状部10,20のそれぞれに形成される貫通孔H2の形状は、これに挿通される突出部31の形状に合わせて形成されることは言うまでもない。ちなみに、本実施形態での貫通孔H2の平面形状は矩形に形成されている。
このラチェットギヤ35は、前記のように、かしめピン36が板状部10、ラチェットギヤ35及び板状部20のそれぞれに形成されるピン孔H5に挿通された後、かしめピン36の先端部がかしめられることでベース部材1(図3参照)に取り付けられる。
次に、本実施形態に係るパーキングブレーキ装置100の製造方法について説明する。
この製造方法では、図5に示すように、一対の板状部10,20と、連結部30と、が準備される。
また、本実施形態では、板状部10,20同士の間に円筒部15,25が配置される。この際、円筒部15の2つの延出部16,16は、板状部10,20のそれぞれの軸孔H3,H3に挿通される。また、円筒部25の2つの延出部26,26は、板状部10,20のそれぞれの軸孔H4,H4に挿通される。
図7(a)及び(b)は、突出部31の熱かしめ方法を説明する工程説明図である。
この熱かしめ方法では、図7(a)に示すように、まず板状部10,20の貫通孔H2に連結部30の突出部31を挿通する。この際、突出部31の頭部31aは、貫通孔H2から突き出ることとなる。
この際、加熱された突出部31は塑性変形し易くなると共にプッシャT1により押圧されて扁平化する。
つまり、図7(b)に示すように、貫通孔H2から突出した突出部31の頭部31aは、その扁平化によって貫通孔H2の幅よりも広くなって、連結部30は、図3に示すように、板状部10,20同士を連結固定することとなる。
突出部31に対する押圧力は、かしめ量に応じて適宜に設定することができる。
図5に示すように、板状部10,20の軸孔H3,H4には、円筒部15,25の両端に形成された延出部16,16,26,26が挿通される。これら円筒部15及び円筒部25のそれぞれに施される段差かしめ方法は、同じ工程が実施されるので、以下では、円筒部15に施される段差かしめ方法についてのみ説明し、円筒部25に施される段差かしめ方法の説明は省略する。
図8(a)に示すように、この段差かしめ方法では、板状部10,20のそれぞれに形成される軸孔H3,H3に円筒部15の延出部16,16が挿通される。
なお、円筒部15の外径は、板状部10,20のそれぞれに形成される軸孔H3,H3の内径よりも大きい。また、延出部16,16の外径は、軸孔H3,H3内に収まる程度に設定されている。
このような円筒部15と延出部16との境には、円筒部15及び延出部16の外径差で段差部18が形成されることとなる。
これにより、軸孔H3,H3の周囲の縦壁部8は、段差部18と折り返された延出部16との間に挟み込まれることとなる。つまり、円筒部15は、この段差かしめが施されることによって、板状部10,20同士を連結固定すると共に、レバー基部51(図2参照)を縦壁部8(図3参照)に軸支可能とする。
このパーキングブレーキ装置100は、連結部30が一対の板状部10,20の間に配置されているため、一対の板状部10,20の対向する板面と交差する方向の剛性を連結部30で確保することができる。
このようなパーキングブレーキ装置100によれば、喩え薄い板で一対の板状部10,20を構成した場合でも、ベース部材1の剛性を高めることができるので、ベース部材1が一枚の厚板で形成される従来のパーキングブレーキ装置と異なって、ベース部材1の耐久性を確保しつつ、軽量化をも達成することができる。
このようなパーキングブレーキ装置100によれば、喩え薄い板で一対の板状部10,20を構成した場合でも、ベース部材1の剛性を高めることができるので、ベース部材1が一枚の厚板で形成される従来のパーキングブレーキ装置と異なって、ベース部材1の耐久性を確保しつつ、軽量化をも達成することができる。
このようなパーキングブレーキ装置100によれば、一枚の板体で連結部30を形成することができるので、部品点数を削減することができる。
また、このパーキングブレーキ装置100によれば、操作レバー50からの入力により第1の固定座面部2a及び第2の固定座面部2bのそれぞれに荷重が掛かった際に、これらが互いに支持し合うことができる。よって、このようなパーキングブレーキ装置100によれば、喩え薄い板で一対の板状部10,20を構成した場合でも、ベース部材1の耐久性を確保しつつ、軽量化をも達成することができる。
このようなパーキングブレーキ装置100によれば、貫通孔H2から突き出す連結部30の突出部31の頭部31aがかしめられているかどうかを外側から確認することができるため、より確実に一対の板状部10,20同士を連結部30で連結固定することができる。
このような熱かしめが適用されたパーキングブレーキ装置100は、かしめ作業による一対の板状部10,20の変形が少ない。また、このようなパーキングブレーキ装置100によれば、突出部31の頭部31aに適切な押圧力を施して安定したかしめ固定を行うことができるので、ベース部材1の品質をより向上させることができる。
このパーキングブレーキ装置100によれば、円筒部15,25に、回動軸17,27が挿通されるので、喩え薄い板で一対の板状部10,20を構成した場合でも、ベース部材1の耐久性を確保しつつ、軽量化をも達成することができる。
前記実施形態では、図3に示すように、固定座面部2から脚部5に掛けて略直角に近い角度で略L字状に屈曲するものを想定しているが、本発明ではこの屈曲部3が面取りされた形状となる構成を採用することもできる。
図9(a)に示すように、このパーキングブレーキ装置100は、固定座面部2と、この固定座面部2から立ち上がる脚部5との境の屈曲部3に面取り部29を有している。
そして、図9(b)に示すように、屈曲部3にこの面取り部29を形成する一対の板状部10,20同士は、対向する板面間の距離W2が、この面取り部29以外の固定座面部2及び脚部5で対向する板面間の距離W1よりも大きくなるように設定されている。
また、この面取り部29における板状部10,20同士は、熱かしめが施された連結部30の突出部31により連結固定されている。
なお、図9(a)及び(b)中、符号32は、環状部である。
次に参照する図10は、他の変形例に係るベース部材1の斜視図である。図11は、図10のベース部材1の分解斜視図である。
ちなみに、脚部5aの膨出部10aの内側には、延在部30aと折り返し部34aとが並行するように延在している。
なお、図10中、符号34cは、折り返し部34aの先端が延在部30aに当接するように折り返えされた折り返し切片である。
ちなみに、脚部5bの膨出部10aの内側には、延在部30bと折り返し部34bとが並行するように延在している。
なお、図10中、符号34dは、折り返し部34bの先端が延在部30bに当接するように折り返えされた折り返し切片である。
また、図10中、符号20は、板状部10と対をなす板状部であり、符号9は、補強部であり、符号25は、円筒部である。
この際、円筒部15の2つの延出部16,16は、板状部10,20のそれぞれの軸孔H3,H3に挿通される。また、円筒部25の2つの延出部26,26は、板状部10,20のそれぞれの軸孔H4,H4に挿通される。
なお、図11中、符号10aは、膨出部であり、符号33a及び33bは、連結部材30の延在部であり、符号32は、連結部材30の環状部であり、符号34a及び34bは、連結部材30の折り返し部であり、符号34c及び34dは、連結部材30の折り返し切片である。
2 固定座面部
2a 第1の固定座面部
2b 第2の固定座面部
3 屈曲部
5 脚部
5a 第1の脚部
5b 第1の脚部
8 縦壁部
10 第1の板状部(一対の板状部)
15 円筒部
16 延出部
17 回動軸
18 段差部
20 第2の板状部(一対の板状部)
23 ボルト
24 フロアトンネル(車体側)
25 円筒部
26 延出部
27 回動軸
30 連結部
31 突出部
32 環状部
40 ガイドリンク
50 操作レバー
51 レバー基部
52 グリップ部
100 パーキングブレーキ装置
H1 挿通孔
H2 貫通孔
H3 軸孔
H4 軸孔
C 操作ケーブル
E イコライザ
Claims (9)
- 車体側に支持されるベース部材と、
前記ベース部材に回動可能に軸支される操作レバーと、を備え、
前記操作レバーによる回動動作を往復移動動作に変換して制動機構部に伝達するパーキングブレーキ装置において、
前記ベース部材は、対向して配置される一対の板状部と、
板体で形成され、前記一対の板状部の対向する板面に対して交差するように前記板体の板面が配置されて、前記一対の板状部同士を連結する連結部と、
を有することを特徴とするパーキングブレーキ装置。 - 請求項1に記載のパーキングブレーキ装置において、
前記一対の板状部のそれぞれは、
前記操作レバーの回動軸に対して交差する方向に向けて延びる縦壁部と、
この縦壁部の車両前後方向にそれぞれ設けられる脚部と、
これらの脚部の各下端部に設けられ、車体側に固定される一組の固定座面部と、
を有し、
前記連結部は、少なくとも前記一組の固定座面部から前記脚部にかけて設けられることを特徴とするパーキングブレーキ装置。 - 請求項2に記載のパーキングブレーキ装置において、
前記連結部は、前記縦壁部及び前記脚部を経由して前記一組の固定座面部同士の間を結ぶように延在していることを特徴とするパーキングブレーキ装置。 - 請求項2又は請求項3に記載のパーキングブレーキ装置において、
前記一組の固定座面部には、車体側に当該一組の固定座面部を固定するボルトの挿通孔を前記一対の板状部の両方に備え、
前記連結部は、前記挿通孔に挿通される前記ボルトの周囲を前記一対の板状部同士の間で取り囲む環状部を有することを特徴とするパーキングブレーキ装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のパーキングブレーキ装置において、
前記連結部は、前記一対の板状部のそれぞれをその厚さ方向に突き抜け可能に突出する突出部を有し、
前記一対の板状部は、前記突出部に対応する位置に当該突出部の貫通孔を備え、
この貫通孔に挿通された当該突出部の頭部がかしめられて前記連結部が前記一対の板状部同士を連結固定していることを特徴とするパーキングブレーキ装置。 - 請求項5に記載のパーキングブレーキ装置において、
前記突出部の前記頭部が熱かしめされて前記連結部が前記一対の板状部同士を連結固定していることを特徴とするパーキングブレーキ装置。 - 請求項2から請求項6のいずれか1項に記載のパーキングブレーキ装置において、
前記縦壁部は、前記操作レバーの前記回動軸が挿通される軸孔を備え、
前記一対の板状部同士の間には、前記回動軸が挿通される円筒部が配置され、
前記円筒部の外径は、前記軸孔の内径よりも大きく、
前記円筒部の軸方向の両端には、前記軸孔に挿通されて前記軸孔から突出可能に延出する延出部が設けられ、
前記円筒部と前記延出部との境には、前記円筒部及び前記延出部の外径差で段差部が形成され、
前記軸孔に挿通されて前記軸孔から突出した前記延出部の頭部が前記軸孔の径方向外側に折り返されるようにかしめられて、前記段差部と折り返された前記延出部との間に前記軸孔の周囲の前記縦壁部が固定されていることを特徴とするパーキングブレーキ装置。 - 請求項2から請求項7のいずれか1項に記載のパーキングブレーキ装置において、
固定される車体側に沿うように配置される前記固定座面部と、この固定座面部から立ち上がる前記脚部との境の屈曲部を形成する前記一対の板状部同士は、対向する板面間の距離が、この屈曲部以外で対向する板面間の距離よりも大きくなるように設定され、
前記屈曲部で前記一対の板状部同士の間に配置される前記連結部は、対向する板面間の距離に合わせて前記屈曲部以外で配置される前記連結部よりも幅広に形成されると共に、前記屈曲部における前記一対の板状部同士を連結していることを特徴とするパーキングブレーキ装置。 - 車体側に支持されるベース部材と、前記ベース部材に回動可能に軸支される操作レバーと、を備え、前記操作レバーによる回動動作を往復移動動作に変換して制動機構部に伝達する請求項1に記載のパーキングブレーキ装置の製造方法であって、
対向して配置される一対の板状部、及び
これら一対の板状部同士の間に配置されてこれらを互いに連結する板体で形成される連結部であり、
前記連結部は、前記一対の板状部のそれぞれをその厚さ方向に突き抜け可能に、前記板体の板面に沿う方向に突出する突出部を有し、
前記一対の板状部は、前記突出部に対応する位置に当該突出部の貫通孔を備えるものを前記ベース部材の材料としてそれぞれ準備する工程と、
前記一対の板状部の対向する板面に対して交差するように前記連結部の板面が配置され、かつ前記連結部の突出部を、前記一対の板状部の前記貫通孔に挿通して、前記連結部を内側に配置して前記一対の板状部同士を貝合わせにする工程と、
前記貫通孔から突出した前記突出部の頭部に熱かしめを施して前記一対の板状部同士を前記連結部で連結固定することで前記ベース部材を形成する工程と、
を有することを特徴とするパーキングブレーキ装置の製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013091899A JP6173762B2 (ja) | 2013-04-25 | 2013-04-25 | パーキングブレーキ装置及びその製造方法 |
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