JP4888337B2 - 内燃機関の燃料ポンプ - Google Patents

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Description

この発明は、エンジンにより回転駆動されるカムの回転運動を、有底筒状のリフタの内部に回転可能に収容されたローラを介して同リフタの往復運動に変換し、同リフタに連結されたプランジャによりポンプ室の容積を増減させて燃料を吸引・吐出する内燃機関の燃料ポンプに関する。
従来、このような内燃機関の燃料ポンプとしては、例えば特許文献1に記載されたものがある。図14に、特許文献1に記載の燃料ポンプも含め、こうしたポンプとして従来一般に採用されている燃料ポンプについて特にタペット機構を中心とした部分断面構造を示す。
同図14に示されるように、燃料ポンプを構成するタペット機構1は、有底筒状のリフタ10、このリフタ10の内部に回転可能に収容されたローラ20、このローラ20を支持するピン30を備えている。これらのうちリフタ10は、ハウジング6に形成されたシリンダ61内にて往復運動可能に設けられている。また、ローラ20は、カムシャフト71に設けられたカム72のカム面に当接するように設けられている。また、リフタ10に対してカム72の反対側には、プランジャ8が設けられており、このプランジャ8の基端部81はリフタ10に固定されている。また、プランジャ8の先端部とシリンダ61とによってポンプ室(図示略)が形成されている。また、シリンダ61の内周面においてプランジャ8の基端部81の位置する部位よりもポンプ室側には凸部62が設けられており、この凸部62と上記基端部81との間には、プランジャ8及びリフタ10をカム72側に付勢するためのスプリング9が介設されている。
こうした燃料ポンプにおいて、エンジンによりカムシャフト71が回転駆動されると、回転するカム72のカム面上をローラ20が転動し、これに伴ってリフタ10がシリンダ61内を往復運動するとともにスプリング9が伸縮するようになる。そして、リフタ10と共にプランジャ8がシリンダ61内を往復運動することによってポンプ室の容積が増減されて燃料が吐出・吸引される。
特開平5―71441号公報
ところで、こうした燃料ポンプを構成する各部品の製造交差や各部品が組み付けられた際の組付交差等によって、各部品のアライメントが理想的な状態からずれることがある。そして、カム72からローラ20に伝達される力が、ピン30の軸線C1方向に直交する方向の他にピン30の軸線C1方向にも作用する場合には、ローラ20がピン30の軸線C1方向に沿って移動し、ローラ20の一方の端面21がこれに対向するリフタ10の内周面に当接することとなる。その結果、ローラ20の端面21とこれに対向するリフタ10の内周面との当接部分に対して潤滑油が供給されなくなり、同当接部分が焼き付くといった問題が生じるおそれがある。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ローラの端面とこれに対向するリフタの内周面との焼き付きを抑制することのできる内燃機関の燃料ポンプを提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、エンジンにより回転駆動されるカムの回転運動を、有底筒状のリフタの内部に回転可能に収容されたローラを介して同リフタの往復運動に変換し、同リフタに連結されたプランジャによりポンプ室の容積を増減させて燃料を吸引・吐出する内燃機関の燃料ポンプにおいて、前記リフタの内周面には前記ローラの端面に対向する部位から前記リフタの開口部まで延びる溝が形成されてなることをその要旨とする。
同構成によれば、ローラの端面とこれに対向するリフタの内周面とが当接する状態になった場合であっても、カムとローラとの潤滑に供された潤滑油の一部がローラの回転に伴ってリフタの開口部側から上記溝を介してローラの端面とリフタの内周面との当接部分に供給される。したがって、ローラの端面とこれに対向するリフタの内周面との焼き付きを抑制することができるようになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の内燃機関の燃料ポンプにおいて、前記溝は、前記ローラの回転軸心を通って前記リフタの往復運動方向に延びる仮想線を両側から挟む態様にて形成される第1の溝及び第2の溝を含むことをその要旨とする。
同構成によれば、リフタに対してローラがいずれの方向に回転する場合であっても、リフタの開口部側から上記第1の溝若しくは上記第2の溝を介してローラの端面とリフタの内周面との当接部分に潤滑油が供給される。このため、リフタに対するローラの回転方向に拘わらずローラの端面とリフタの内周面との当接部分に潤滑油を供給することができるようになる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の内燃機関の燃料ポンプにおいて、前記溝は、前記ローラの一対の端面に対向する前記リフタの一対の内周面の双方にそれぞれ形成されてなることをその要旨とする。
同構成によれば、ローラの一対の端面のうちいずれの端面とこれに対向するリフタの内周面とが当接している場合であっても、リフタの開口部側から上記溝を介してローラの端面とリフタの内周面との当接部分に潤滑油が供給される。このため、リフタに対するローラの当接位置に拘わらず、ローラの端面とリフタの内周面との当接部分に潤滑油を供給することができるようになる。
具体的には、請求項4に記載の発明によるように、溝は、リフタの往復運動方向と平行に延びる態様にて形成されてなるといった構成を採用することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の内燃機関の燃料ポンプにおいて、前記リフタの内周面には前記ローラの端面に対向する部位に、前記リフタの底部と前記ローラの外周面との間の潤滑油を前記ローラの端面とこれに対向するリフタの内周面に導入するための凹部が形成されてなることをその要旨とする。
同構成によれば、ローラの端面とこれに対向するリフタの内周面とが当接する状態になった場合であっても、カムとローラとの潤滑に供された後、ローラの回転に伴ってリフタの底部とローラの外周面との間に移動した潤滑油の一部が上記凹部を介してローラの端面とリフタの内周面との当接部分に供給される。したがって、ローラの端面とこれに対向するリフタの内周面との焼き付きを一層好適に抑制することができるようになる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の内燃機関の燃料ポンプにおいて、前記ローラの端面に対向する前記リフタの内周面のうち同リフタの開口部を含む部位には同リフタの往復運動方向について同開口部に近接するほど前記ローラの端面からの距離が大きくなる傾斜部が形成されてなることをその要旨とする。
同構成によれば、カムとローラとの潤滑に供された潤滑油の一部がローラの回転に伴って、リフタの開口部側からリフタの傾斜部とこれに対向するローラの端面とによって形成される空間を通じてローラの端面とこれに対向するリフタの内周面との当接部分に供給される。したがって、ローラの端面とこれに対向するリフタの内周面との焼き付きを一層抑制することができるようになる。
請求項7に記載の発明は、エンジンにより回転駆動されるカムの回転運動を、有底筒状のリフタの内部に回転可能に収容されたローラを介して同リフタの往復運動に変換し、同リフタに連結されたプランジャによりポンプ室の容積を増減させて燃料を吸引・吐出する内燃機関の燃料ポンプにおいて、前記リフタの内周面には、同内周面における前記ローラを支持するピンが挿通される部位よりもリフタの底部側の部位に、前記リフタの底部と前記ローラの外周面との間に形成される空間と前記リフタの内周面において前記ローラの端面と対向する部位とを連通する凹部が形成されてなることをその要旨とする。
同構成によれば、ローラの端面とこれに対向するリフタの内周面とが当接する状態になった場合であっても、カムとローラとの潤滑に供された後、ローラの回転に伴ってリフタの底部とローラの外周面との間に移動した潤滑油の一部が上記凹部を介してローラの端面とリフタの内周面との当接部分に供給される。したがって、ローラの端面とこれに対向するリフタの内周面との焼き付きを抑制することができるようになる。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の内燃機関の燃料ポンプにおいて、前記凹部は、前記ローラの一対の端面に対向する前記リフタの一対の内周面の双方にそれぞれ形成されてなることをその要旨とする。
同構成によれば、ローラの一対の端面のうちいずれの端面とこれに対向するリフタの内周面とが当接している場合であっても、カムとローラとの潤滑に供された後、ローラの回転に伴ってリフタの底部とローラの外周面との間に移動した潤滑油の一部が上記凹部を介してローラの端面とリフタの内周面との当接部分に供給される。このため、リフタに対するローラの当接位置に拘わらず、ローラの端面とリフタの内周面との当接部分に潤滑油を供給することができるようになる。
具体的には、請求項9に記載の発明によるように、凹部は、リフタの軸線方向に対し直交する方向に沿って形成されてなるといった構成を採用することができる。
請求項10に記載の発明は、請求項7〜9のいずれか一項に記載の内燃機関の燃料ポンプにおいて、前記ローラの端面に対向する前記リフタの内周面のうち同リフタの開口部を含む部位には同リフタの往復運動方向について同開口部に近接するほど前記ローラの端面からの距離が大きくなる傾斜部が形成されてなることをその要旨とする。
同構成によれば、カムとローラとの潤滑に供された潤滑油の一部がローラの回転に伴って、リフタの開口部側からリフタの傾斜部とこれに対向するローラの端面とによって形成される空間を通じてローラの端面とこれに対向するリフタの内周面との当接部分に供給される。したがって、ローラの端面とこれに対向するリフタの内周面との焼き付きを一層抑制することができるようになる。
<第1の実施の形態>
以下、この発明にかかる内燃機関の燃料ポンプの第1の実施の形態について図1〜図4に基づき説明する。なお、この実施の形態の燃料ポンプでは、先の図14にて例示した従来の燃料ポンプにおいて、リフタの構成が変更されているが、このリフタ以外の構成については従来の燃料ポンプの構成と基本的に同一の構成である。
図1は、先の図14に対応する図として、この実施の形態にかかる内燃機関の燃料ポンプについて特にタペット機構を中心とした部分断面構造を示すものである。
同図1に示されるように、燃料ポンプを構成するタペット機構101は、有底筒状のリフタ110、このリフタ110の内部に回転可能に収容されたローラ20、このローラ20を支持するピン30を備えている。これらのうちリフタ110は、円筒状をなす筒部111と円盤状をなす底部112とを有しており、ハウジング6に形成されたシリンダ61内にて往復運動可能に設けられている。また、ローラ20の各端面21,22に対向するリフタ110の内周面のうち同リフタ110の開口部を含む部位には、同リフタ110の往復運動方向について同開口部に近接するほど、すなわち図中下側に位置するほどローラ20の各端面21,22からの距離が連続的に大きくなる傾斜部151,152がそれぞれ形成されている。また、ローラ20は円筒状をなしており、その内部には円柱状のピン30が挿通されている。ローラ20はピン30に対して回転可能に設けられている。また、ローラ20はカムシャフト71に設けられたカム72のカム面に当接するように設けられている。また、リフタ110に対してカム72の反対側には、プランジャ8が設けられており、このプランジャ8の基端部81はリフタ110に固定されている。また、プランジャ8の先端部とシリンダ61とによってポンプ室(図示略)が形成されている。また、シリンダ61の内周面においてプランジャ8の基端部81の位置する部位よりもポンプ室側には凸部62が設けられており、この凸部62と上記基端部81との間には、プランジャ8及びリフタ110をカム72側に付勢するためのスプリング9が介設されている。
こうした燃料ポンプにおいて、エンジンによりカムシャフト71が回転駆動されると、回転するカム72のカム面上をローラ20が転動し、これに伴ってリフタ110がシリンダ61内を往復運動するとともにスプリング9が伸縮するようになる。そして、リフタ110と共にプランジャ8がシリンダ61内を往復運動することによってポンプ室の容積が増減されて燃料が吐出・吸引される。なお、カム72とローラ20との摺動面や、ローラ20とピン30との摺動面における潤滑性を高めるべくこれら摺動面に対して潤滑油が供給されている。
次に、図2〜図4を参照してリフタ110の構成について詳細に説明する。なお、図2は、図1のA−A断面図であり、図3は、図2のB−B断面図である。また、図4は、図2に矢印Dにて示す方向からみたリフタ110の内周面の平面構造を示すものである。なお、図2において、先の図14にて示した従来のリフタ10の平面部の形状を二点鎖線にて仮想的に示している。また、図4において、ローラ20及びピン30を二点鎖線にて仮想的に示している。
同図2に示されるように、リフタ110の筒部111は、その内周面が曲面状、より詳しくは断面円弧状をなす曲面部113と、その内周面が平面状をなすとともにローラ20の各端面21,22にそれぞれ対向する平面部114,115とを有している。これらのうち平面部114,115は曲面部113に比べて肉厚に形成されており、各平面部114,115にはピン30を嵌入固定するための嵌入孔116,117がそれぞれ形成されている。また、ローラ20の各端面21,22に対向するリフタ110の内周面、具体的には曲面部113と平面部114,115との間には4つの溝141,142,143,144がそれぞれ形成されている。
次に、図3及び図4を参照して溝141,142,143,144の構成について更に詳細に説明する。
同図3に示されるように、溝141,142,143,144は、ローラ20の一対の端面21,22に対向するリフタ110の一対の平面部114,115の内周面の双方にそれぞれ形成されている。また、これら溝141(142),144(143)は、リフタ110の底部112の内周面からローラ20の端面21,22に対向する部位を通って同リフタ110の開口部118まで延びるように形成されている。より詳しくは、これら溝141(142),143(144)は、リフタ110の往復運動方向、換言すれば、リフタ110の軸線C3方向と平行に延びる態様にて形成されている。
また、図4に示されるように、溝は、ローラ20の回転軸心C1を通ってリフタ110の往復運動方向に延びる仮想線C3を両側から挟む態様にて形成された第1の溝141及び第2の溝142からなる。また、ここでは図示を割愛するが、同様にして、溝は、ローラ20の回転軸心C1を通ってリフタ110の往復運動方向に延びる仮想線C3を両側から挟む態様にて形成された第1の溝143及び第2の溝144からなる(図示略)。
なお、これら溝141,142,143,144の大きさを大きくし過ぎると、換言すればリフタ110の平面部114(115)の内周面の大きさを小さくし過ぎると、リフタ110とローラ20との当接面における面圧が増大し、かえってこれらの当接部分に潤滑油を供給することができなくなるおそれがある。このため、これら溝141,142,143,144の大きさは、リフタ110とローラ20との当接面における面圧を考慮して設定されている。
こうした構成によれば、例えば図4に示されるように、ローラ20の端面21とこれに対向するリフタ110の平面部114の内周面とが当接する状態になった場合には、図中矢印Rにて示す方向にローラ20が回転すると、カム72とローラ20との潤滑に供された潤滑油の一部がローラ20の回転に伴ってリフタ110の開口部118側から上記溝142を介してローラ20の端面21とリフタ110の平面部114の内周面との当接部分に供給されるようになる。なお、これとは反対の方向にローラ20が回転する構成にあっては、カム72とローラ20との潤滑に供された潤滑油の一部がローラ20の回転に伴ってリフタ110の開口部118側から上記溝141を介してローラ20の端面21とリフタ110の平面部114の内周面との当接部分に供給されるようになる。
以上説明したように第1の実施の形態にかかる内燃機関の燃料ポンプによれば、以下に列記する作用効果が得られるようになる。
(1)リフタ110の内周面にはローラ20の端面21,22に対向する部位からリフタ110の開口部118まで延びる溝141,142,143,144が形成されるものとした。これにより、ローラ20の端面21(22)とこれに対向するリフタ110の平面部114(115)の内周面とが当接する状態になった場合であっても、カム72とローラ20との潤滑に供された潤滑油の一部がローラ20の回転に伴ってリフタ110の開口部118側から上記溝141,142,143,144を介してローラ20の端面21(22)とリフタ110の平面部114(115)の内周面との当接部分に供給される。したがって、ローラ20の端面21(22)とこれに対向するリフタ110の内周面との焼き付きを抑制することができる。
(2)溝141,142,143,144は、ローラ20の回転軸心C1を通ってリフタ110の往復運動方向に延びる仮想線C3を両側から挟む態様にて形成された第1の溝141(143)及び第2の溝142(144)を含むものとした。これにより、リフタ110に対してローラ20がいずれの方向に回転する場合であっても、リフタ110の開口部118側から上記第1の溝141(143)若しくは上記第2の溝142(144)を介してローラ20の端面21(22)とリフタ110の内周面との当接部分に潤滑油が供給される。このため、リフタ110に対するローラ20の回転方向に拘わらずローラ20の端面21(22)とリフタ110の内周面との当接部分に潤滑油を供給することができる。
(3)溝141,142,143,144は、ローラ20の一対の端面21,22に対向するリフタ110の一対の平面部114,115の内周面の双方にそれぞれ形成されるものとした。これにより、ローラ20の一対の端面21,22のうちいずれの端面21(22)とこれに対向するリフタ110の平面部114(115)の内周面とが当接している場合であっても、リフタ110の開口部118側から上記溝141,142(143,144)を介してローラ20の端面21(22)とリフタ110の平面部114(115)の内周面との当接部分に潤滑油が供給される。このため、リフタ110に対するローラ20の当接位置に拘わらず、ローラ20の端面21(22)とリフタ110の平面部114(115)の内周面との当接部分に潤滑油を供給することができる。
(4)溝141,142,143,144は、リフタ110の往復運動方向と平行に延びる態様にて形成されるものとした。これにより、溝141,142,143,144を比較的容易に加工することができる。
(5)ローラ20の各端面21,22に対向するリフタ110の内周面のうち同リフタ110の開口部を含む部位には、同リフタ110の往復運動方向について同開口部に近接するほど、すなわち図中下側に位置するほどローラ20の各端面21,22からの距離が連続的に大きくなる傾斜部151,152がそれぞれ形成されるものとした。これにより、カム72とローラ20との潤滑に供された潤滑油の一部がローラ20の回転に伴って、リフタ110の傾斜部151(152)とこれに対向するローラ20の端面21(22)とによって形成される空間を通じてリフタ110の開口部118側からローラ20の端面21(22)とリフタ110の平面部114(115)の内周面との当接部分に供給される。したがって、ローラ20の端面21(22)とこれに対向するリフタ110の内周面との焼き付きを好適に抑制することができる。
<第2の実施の形態>
以下、この発明にかかる内燃機関の燃料ポンプの第2の実施の形態について図5〜図7に基づき説明する。
この実施の形態の燃料ポンプでは、先の図14にて例示した従来の燃料ポンプにおいて、リフタ及びローラの構成が変更されているが、これらリフタ及びローラ以外の構成については従来の燃料ポンプの構成と基本的に同一の構成である。
図5は、先の図14並びに上記第1の実施の形態の図1に対応する図として、この実施の形態にかかる内燃機関の燃料ポンプのタペット機構についてその断面構造を示すものである。また、図6は、ローラの端面の平面構造を示すものであり、図7は、図5に示すリフタ及びローラの断面構造を部分的に拡大して示すものである。なお、図5〜図7において、先の図1〜4に示した要素と同一の要素にはそれぞれ同一の符号を付して示すとともに、図1〜図4において符号「1**」にて示される要素については符号「2**」(「**」は「01〜52」)を付することにより、それら各要素についての重複する説明は割愛する。
同図5に示されるように、ローラ220の端面221,222には、同端面221,222とこれに対向するリフタ210の平面部214,215とが当接する状態になったときにリフタ210の平面部214,215の内周面に対向する部位からリフタ210の開口部218に延びる断面V字状の溝261,262がそれぞれ形成されている。これらの溝261,262は、ローラ220の一対の端面221,222の双方にそれぞれ形成されている。ここで、リフタ210の外側端部の内周面に形成される傾斜部251,252は、リフタ210の往復運動方向、すなわちリフタ210の軸線C3方向において上記溝261,262と同一の位置に形成されている。
また、図6に示されるように、溝261(262)は、ローラ220の回転軸心C1を中心とする円状に形成されている。
なお、これら溝261,262の大きさを大きくし過ぎると、リフタ210とローラ220との当接面における面圧が増大し、かえってこれらの当接部分に潤滑油を供給することができなくなるおそれがある。このため、これら溝261,262の大きさは、リフタ210とローラ220との当接面における面圧を考慮して設定されている。
こうした構成によれば、例えば図7に示されるように、ローラ220の端面221とこれに対向するリフタ210の平面部214の内周面とが当接する状態になった場合には、カム72とローラ220との潤滑に供された潤滑油の一部がリフタ210の開口部218側から上記溝261及び傾斜部251を介してローラ220の端面221とリフタ210の平面部214の内周面との当接部分に供給される。
以上説明したように第2の実施の形態にかかる内燃機関の燃料ポンプによれば、第1の実施の形態の効果(5)に加えて以下に列記する作用効果が得られるようになる。
(6)ローラ220の端面221(222)には、同端面221(222)とこれに対向するリフタ210の平面部214(215)の内周面とが当接する状態になったときにリフタ210の平面部214(215)の内周面に対向する部位からリフタ210の開口部218に延びる溝261(262)が形成されるものとした。これにより、ローラ220の端面221(222)とこれに対向するリフタ210の平面部214(215)の内周面とが当接する状態になった場合であっても、カム72とローラ220との潤滑に供された潤滑油の一部がリフタ210の開口部218側から上記溝261(262)を介してローラ220の端面221(222)とリフタ210の平面部214(215)の内周面との当接部分に供給される。したがって、ローラ220の端面221(222)とこれに対向するリフタ210の平面部214(215)の内周面との焼き付きを抑制することができる。
(7)溝261,262はローラ220の回転軸心C1を中心とする円状に形成されるものとした。これにより、ローラ220の端面221(222)とこれに対向するリフタ210の平面部214(215)の内周面との間にほぼ均等に潤滑油を供給することができ、その焼き付きを効果的に抑制することができる。
(8)溝261,262はローラ220の一対の端面221,222の双方にそれぞれ形成されるものとした。これにより、ローラ220の一対の端面221,222のうちいずれの端面221(222)とこれに対向するリフタ210の平面部214(215)の内周面とが当接している場合であっても、リフタ210の開口部218側から上記溝261(262)を介してローラ220の端面221(222)とリフタ210の平面部214(215)の内周面との当接部分に潤滑油が供給される。このため、リフタ210に対するローラ220の当接位置に拘わらず、ローラ220の端面221(222)とリフタ210の平面部214(215)の内周面との当接部分に潤滑油を供給することができる。
<第3の実施の形態>
以下、この発明にかかる内燃機関の燃料ポンプの第3の実施の形態について図8〜図10に基づき説明する。
この実施の形態の燃料ポンプでは、先の図14にて例示した従来の燃料ポンプにおいて、リフタの構成が変更されているが、リフタ以外の構成については従来の燃料ポンプの構成と基本的に同一の構成である。
図8は、先の図11、上記第1の実施の形態の図1、並びに上記第2の実施の形態の図5に対応する図として、この実施の形態にかかる内燃機関の燃料ポンプのタペット機構についてその断面構造を示すものである。また、図9は、図8のE−E断面図であり、図10は、図8に示すリフタ及びローラの断面構造を部分的に拡大して示すものである。なお、図8〜図10において、先の図1〜4に示した要素と同一の要素にはそれぞれ同一の符号を付して示すとともに、図1〜図4において符号「1**」にて示される要素については符号「3**」(「**」は「01〜52」)を付することにより、それら各要素についての重複する説明は割愛する。
同図8に示されるように、リフタ310の内周面、具体的には平面部314,315と底部312の内周面との間には、ローラ20の端面21,22に対向する部位に形成されてリフタ310の底部312とローラ20の外周面との間の潤滑油をローラ20の端面21,22とこれに対向するリフタ310の平面部314,315の内周面に導入するための2つの凹部371,372が形成されている。これら凹部371,372は、リフタ310の内側、すなわち図中上側に位置するほどローラ20の各端面21,22からの距離が連続的に大きくなるように形成されている。また、これら凹部371,372は、ローラ20の一対の端面21,22に対向するリフタ310の一対の平面部314,315の内周面の双方にそれぞれ形成されている。
次に、図9及び図10を参照して凹部371,372の構成について更に詳細に説明する。
同図9に示されるように、凹部371(372)は、リフタ310の往復運動方向に直交する方向、具体的には図中上下方向C4に延びる態様にて、リフタ310の平面部314(315)と曲面部313との一方の境界から他方の境界にわたって形成されている。
なお、凹部371,372の大きさを大きくし過ぎると、換言すればリフタ310の平面部314(315)の内周面の大きさを小さくし過ぎると、リフタ310とローラ20との当接面における面圧が増大し、かえってこれらの当接部分に潤滑油を供給することができなくなるおそれがある。このため、凹部371,372の大きさ、換言すれば、リフタ310の平面部314(315)の内周面の大きさは、リフタ310とローラ20との当接面における面圧を考慮して設定されている。
こうした構成によれば、図10に示されるように、ローラ20の端面21とこれに対向するリフタ310の平面部314の内周面とが当接する状態になった場合には、カム72とローラ20との潤滑に供された後、ローラ20の回転に伴ってリフタ310の底部312の内周面とローラ20の外周面との間に移動した潤滑油の一部が上記凹部371を介してローラ20の端面21とリフタ310の平面部314の内周面との当接部分に供給されるようになる。また、カム72とローラ20との潤滑に供された潤滑油の一部がローラ20の回転に伴ってリフタ310の開口部318側からローラ20の端面21とリフタ310の平面部314の内周面との当接部分に供給されるようになる。
以上説明したように第3の実施の形態にかかる内燃機関の燃料ポンプによれば、第1の実施の形態の効果(5)に加えて以下に列記する作用効果が得られるようになる。
(7)リフタ310の内周面にはローラ20の端面21,22に対向する部位に形成されてリフタ310の底部312とローラ20の外周面との間の潤滑油をローラ20の端面21,22とこれに対向するリフタ310の平面部314,315の内周面に導入するための凹部371,372が形成されるものとした。これにより、ローラ20の端面21(22)とこれに対向するリフタ310の平面部314(315)の内周面とが当接する状態になった場合であっても、カム72とローラ20との潤滑に供された後、ローラ20の回転に伴ってリフタ310の底部312とローラ20の外周面との間に移動した潤滑油の一部が上記凹部371,372を介してローラ20の端面21(22)とリフタ310の平面部314(315)の内周面との当接部分に供給される。したがって、ローラ20の端面21(22)とこれに対向するリフタ310の平面部314(315)の内周面との焼き付きを抑制することができる。
(8)凹部371,372は、ローラ20の一対の端面21,22に対向するリフタ310の一対の平面部314,315の内周面の双方にそれぞれ形成されるものとした。これにより、ローラ20の一対の端面21,22のうちいずれの端面21(22)とこれに対向するリフタ310の平面部314(315)の内周面とが当接している場合であっても、カム72とローラ20との潤滑に供された後、ローラ20の回転に伴ってリフタ310の底部312とローラ20の外周面との間に移動した潤滑油の一部が上記凹部371(372)を介してローラ20の端面21(22)とリフタ310の平面部314(315)の内周面との当接部分に供給される。このため、リフタ310に対するローラ20の当接位置に拘わらず、ローラ20の端面21(22)とリフタ310の平面部314(315)の内周面との当接部分に潤滑油を供給することができる。
なお、この発明にかかる内燃機関の燃料ポンプは、上記実施の形態にて例示した構成に限定されるものではなく、これを適宜変更した例えば次のような形態として実施することもできる。
・上記第1の実施の形態のようにローラ20の各端面21,22に対向するリフタ110の内周面のうち同リフタ110の開口部を含む部位に、同リフタ110の往復運動方向について同開口部に近接するほど、すなわち図中下側に位置するほどローラ20の各端面21,22からの距離が連続的に大きくなる傾斜部151,152を形成することが、カム72とローラ20との潤滑に供された潤滑油の一部をローラ20の回転に伴って、リフタ110の開口部118側からリフタ110の傾斜部151(152)とこれに対向するローラ20の端面21(22)とによって形成される空間を通じてローラ20の端面21(22)とリフタ110の平面部114(115)の内周面との当接部分に好適に供給する上では望ましい。しかし、こうした傾斜部を設けずとも上記当接部分に潤滑油を供給することができる場合にはこれを割愛してもよい。また、上記第2及び第3の実施の形態についても同様である。
・上記第1の実施の形態では、図4に示されるように、溝141,142,143,144をリフタ110の往復運動方向C3と平行に延びる態様にて形成しているが、溝の形成態様はこれに限られるものではない。他に例えば図11に示されるように、リフタ410の往復運動方向C3に対して傾斜する態様、具体的にはリフタ410の外側に位置するほどリフタ410の周方向における幅が大きくなる態様にて溝441,442を形成するようにしてもよい。
・上記第1の実施の形態では、溝141,142,143,144はローラ20の回転軸心C1を通ってリフタ110の往復運動方向に延びる仮想線C3を両側から挟む態様にて形成される第1の溝141(143)及び第2の溝142(144)を含むものとしたが、溝の構成はこれに限られるものではない。他に例えば、リフタの内周面のうちローラの端面に対向する部位に溝を1つだけ形成するようにしてもよいし、3つ以上の溝を形成するようにしてもよい。要するに、リフタの内周面にはローラの端面に対向する部位からリフタの開口部まで延びるものであればよい。
・上記第2の実施の形態では、図6に示されるように、溝261,262をローラ220の回転軸心C1を中心とする円状に形成しているが、溝の構成はこれに限られるものではなく、他に例えば、溝を、回転軸心C1以外の点を中心とした円状に形成してもよいし、楕円状に形成してもよい。また、溝の形状は環状に限られるものではなく、他に例えば図12に示されるように、複数の溝561(562)を、回転軸心C1を中心として等角度間隔にて形成するようにしてもよい。要するに、ローラの端面には、同端面とこれに対向するリフタの内周面とが当接する状態となったときにリフタの内周面に対向する部位からリフタの開口部に延びる溝が形成されるものであればよい。
・上記第3の実施の形態では、図9に示されるように、凹部371,372を、リフタ310の往復運動方向C3に直交する方向C4に延びる態様にて形成しているが、凹部の形成態様はこれに限られるものではない。他に例えばリフタの往復運動方向C3に直交する方向C4に対して傾斜する態様にて凹部を形成するようにしてもよい。
・上記第3の実施の形態では、図9に示されるように、凹部371(372)を、リフタ310の平面部314(315)と曲面部313との一方の境界から他方の境界にわたって形成しているが、これに換えて、図13に示されるように、リフタ610の往復運動方向に直交する方向C4においてリフタ610の平面部614,615の内周面のうちローラ20の端面に対向する部位にのみ凹部671,672を形成するようにしてもよい。要するに、リフタの内周面にはローラの端面に対向する部位に形成されてリフタの底部とローラの外周面との間の潤滑油をローラの端面とこれに対向するリフタの内周面に導入するための凹部が形成されるものであればよい。
・上記第1の実施の形態にて例示したリフタ110に、上記第3の実施の形態にて例示した凹部371,372を形成するようにしてもよい。
この発明の第1の実施の形態にかかる内燃機関の燃料ポンプについて特にタペット機構を中心とした部分断面構造を示す部分断面図。 図1のA−A断面図。 図2のB−B断面図。 図2に矢印Dにて示す方向からみたリフタの内周面の側面構造を示す側面図。 この発明の第2の実施の形態にかかる内燃機関の燃料ポンプのタペット機構についてその断面構造を示す断面図。 ローラの端面の平面構造を示す平面図。 図5に示すリフタ及びローラの断面構造を部分的に拡大して示す拡大断面図。 この発明の第3の実施の形態にかかる内燃機関の燃料ポンプのタペット機構についてその断面構造を示す断面図。 図8のE−E断面図。 図8に示すリフタ及びローラの断面構造を部分的に拡大して示す拡大断面図。 この発明の内燃機関の燃料ポンプを構成するリフタの変形例についてリフタの内周面の側面構造を示す側面図。 この発明の内燃機関の燃料ポンプを構成するローラの変形例についてその端面の平面構造を示す平面図。 この発明の内燃機関の燃料ポンプを構成するリフタの変形例についてその断面構造を示す断面図。 従来の内燃機関の燃料ポンプについて特にタペット機構を中心とした部分断面構造を示す部分断面図。
符号の説明
1,101,201,301…タペット機構、6…ハウジング、8…プランジャ、9…スプリング、10,110,210,310,410,610…リフタ、20,220,520…ローラ、21,22,221,222,520,521…端面、30…ピン、61…シリンダ、62…凸部、71…カムシャフト、72…カム、81…基端部、111,211,311…筒部、112,212,312…底部、113,313,413…曲面部、114,115,214,215,314,315,614,615…平面部、116,117,216,217,316,317…嵌入孔、118,218,318…開口部、141,142,143,144,261,262,441,442,561,562…溝、151,152,251,252,351,352…傾斜部、371,372,671,672…凹部。

Claims (10)

  1. エンジンにより回転駆動されるカムの回転運動を、有底筒状のリフタの内部に回転可能に収容されたローラを介して同リフタの往復運動に変換し、同リフタに連結されたプランジャによりポンプ室の容積を増減させて燃料を吸引・吐出する内燃機関の燃料ポンプにおいて、
    前記リフタの内周面には前記ローラの端面に対向する部位から前記リフタの開口部まで延びる溝が形成されてなる
    ことを特徴とする内燃機関の燃料ポンプ。
  2. 請求項1に記載の内燃機関の燃料ポンプにおいて、
    前記溝は、前記ローラの回転軸心を通って前記リフタの往復運動方向に延びる仮想線を両側から挟む態様にて形成される第1の溝及び第2の溝を含む
    ことを特徴とする内燃機関の燃料ポンプ。
  3. 請求項1又は2に記載の内燃機関の燃料ポンプにおいて、
    前記溝は、前記ローラの一対の端面に対向する前記リフタの一対の内周面の双方にそれぞれ形成されてなる
    ことを特徴とする内燃機関の燃料ポンプ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の内燃機関の燃料ポンプにおいて、
    前記溝は、前記リフタの往復運動方向と平行に延びる態様にて形成されてなる
    ことを特徴とする内燃機関の燃料ポンプ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の内燃機関の燃料ポンプにおいて、
    前記リフタの内周面には前記ローラの端面に対向する部位に、前記リフタの底部と前記ローラの外周面との間の潤滑油を前記ローラの端面とこれに対向するリフタの内周面に導入するための凹部が形成されてなる
    ことを特徴とする内燃機関の燃料ポンプ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の内燃機関の燃料ポンプにおいて、
    前記ローラの端面に対向する前記リフタの内周面のうち同リフタの開口部を含む部位には同リフタの往復運動方向について同開口部に近接するほど前記ローラの端面からの距離が大きくなる傾斜部が形成されてなる
    ことを特徴とする内燃機関の燃料ポンプ。
  7. エンジンにより回転駆動されるカムの回転運動を、有底筒状のリフタの内部に回転可能に収容されたローラを介して同リフタの往復運動に変換し、同リフタに連結されたプランジャによりポンプ室の容積を増減させて燃料を吸引・吐出する内燃機関の燃料ポンプにおいて、
    前記リフタの内周面には、同内周面における前記ローラを支持するピンが挿通される部位よりもリフタの底部側の部位に、前記リフタの底部と前記ローラの外周面との間に形成される空間と前記リフタの内周面において前記ローラの端面と対向する部位とを連通する凹部が形成されてなる
    ことを特徴とする内燃機関の燃料ポンプ。
  8. 請求項7に記載の内燃機関の燃料ポンプにおいて、
    前記凹部は、前記ローラの一対の端面に対向する前記リフタの一対の内周面の双方にそれぞれ形成されてなる
    ことを特徴とする内燃機関の燃料ポンプ。
  9. 請求項7又は8に記載の燃料ポンプにおいて、
    前記凹部は、前記リフタの往復運動方向に直交する方向に延びる態様にて形成されてなる
    ことを特徴とする燃料ポンプ。
  10. 請求項7〜9のいずれか一項に記載の内燃機関の燃料ポンプにおいて、
    前記ローラの端面に対向する前記リフタの内周面のうち同リフタの開口部を含む部位には同リフタの往復運動方向について同開口部に近接するほど前記ローラの端面からの距離が大きくなる傾斜部が形成されてなる
    ことを特徴とする内燃機関の燃料ポンプ。
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