JP2008096668A - 光キャビネット - Google Patents

光キャビネット Download PDF

Info

Publication number
JP2008096668A
JP2008096668A JP2006277892A JP2006277892A JP2008096668A JP 2008096668 A JP2008096668 A JP 2008096668A JP 2006277892 A JP2006277892 A JP 2006277892A JP 2006277892 A JP2006277892 A JP 2006277892A JP 2008096668 A JP2008096668 A JP 2008096668A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
optical fiber
fiber core
cabinet
connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006277892A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Tominaga
誠 富永
Tetsuya Osugi
哲也 大杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Tsushin Denzai KK
Original Assignee
Nippon Tsushin Denzai KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Tsushin Denzai KK filed Critical Nippon Tsushin Denzai KK
Priority to JP2006277892A priority Critical patent/JP2008096668A/ja
Publication of JP2008096668A publication Critical patent/JP2008096668A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 片端光コネクタ付き光ファイバ心線の線種に拘わらず、準備するモジュール筐体は単一種でよい光キャビネットを得る。
【解決手段】 キャビネット筐体11内に組み付ける光モジュール43a〜43fは、テープ状光ファイバ心線31Aを分岐した光ファイバ心線3aにコネクタが取り付けられた片端光コネクタ付き光ファイバ心線31を収容したテープ心線型光モジュール43a〜43fと、単心の光ファイバ心線31Bbにコネクタが取り付けられた片端光コネクタ付き光ファイバ心線31を収容した単心線型光モジュール43a〜43fとを収納可能に構成している。
【選択図】 図3

Description

本発明は、建屋内に設置されて、外部から建屋内に引き込まれる光ケーブルと建屋内に敷設されている光ケーブルとの接続や切り分け等に使用される光キャビネットに関する。
これまで、マンションや商業ビルなどの建屋内に設置されて、外部から建屋内に引き込まれる光ケーブルと建屋内に敷設されている光ケーブルとの接続や切り分け等に使用される光キャビネットとして、キャビネット筐体内に、導入側光ケーブルの光ファイバ心線と片端光コネクタ付き光ファイバ心線の他端側とを接続する融着接続部と、前記片端光コネクタ付き光ファイバ心線の光コネクタと導出側光ケーブルの光ファイバ心線の光コネクタとをアダプタを介して接続可能にする光モジュールと、を備えた光キャビネットが各種提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−194536号公報
ところで、このような光キャビネットを設計する際には、必要最小限に小型化することが、重要課題になっている。
更に、光キャビネットを既存の限られた設置スペースに設置する場合には、外部から建屋内の設置スペースに引き込まれる光ケーブルの導入方向、設置スペースから建屋内に敷設する光ケーブルの導出方向に応じて、光キャビネットへの光ケーブルの導出入位置を変更する柔軟な対応が要求されることもある。
また、光モジュールに収容される片端光コネクタ付き光ファイバ心線には、テープ状光ファイバ心線を分岐した光ファイバ心線にコネクタを取り付けたものと、単心の光ファイバ心線にコネクタを取り付けたものとがあり、いずれの光ファイバ心線が使用されるかによって、光モジュールの筐体内に装備すべき心線支持構造に差異が生じる。
そこで、従来では、予め、所定数の融着接続部と光モジュールとを収容するキャビネット筐体として、光ケーブルの導出入位置が異なる数種のキャビネット筐体を準備し、さらに、各キャビネット筐体に組み合わせる光モジュールとして、テープ状光ファイバ心線を収容するためのテープ心線用のモジュール筐体と、単心の光ファイバ心線を収容するための単心線用のモジュール筐体とを個別に準備しておいて、現場での要求に柔軟に対応するようにしていた。
しかし、上記のような対応では、キャビネット筐体やモジュール筐体の種類の増加によって、製造コストが増大するだけでなく、在庫等の管理が難しくなるという問題が生じた。
本発明の目的は、光モジュールに収容する片端光コネクタ付き光ファイバ心線が、テープ状光ファイバ心線であるか単心の光ファイバ心線であるかに拘わらず、準備するモジュール筐体は単一種でよく、よって、予め用意するモジュール筐体の種類を削減して、コストの軽減と、在庫等の管理を容易にすることができる光キャビネットを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係る請求項1記載の光キャビネットは、導入側光ケーブルの光ファイバ心線と片端光コネクタ付き光ファイバ心線の他端側とを接続する融着接続部と、前記片端光コネクタ付き光ファイバ心線の光コネクタと導出側光ケーブルの光ファイバ心線の光コネクタとをアダプタを介して接続可能にする光モジュールと、を備えた光キャビネットであって、
前記光モジュールは、テープ状光ファイバ心線を分岐した光ファイバ心線にコネクタが取り付けられた片端光コネクタ付き光ファイバ心線を収容したテープ心線型光モジュールと、単心の光ファイバ心線にコネクタが取り付けられた片端光コネクタ付き光ファイバ心線を収容した単心線型光モジュールとが収納可能に構成されていることを特徴とする。
本発明に係る請求項2記載の光キャビネットは、請求項1に記載の光キャビネットにおいて、前記テープ心線型光モジュールと前記単心線型光モジュールとは同一形状のモジュール筐体を用いていることを特徴とする。
本発明に係る請求項3記載の光キャビネットは、請求項2に記載の光キャビネットにおいて、前記光モジュールには、内部に前記片端光コネクタ付き光ファイバ心線を巻き付けた際に最小の巻き径を確保できる円筒状の余長収容ガイド部が形成されると共に、前記余長収容ガイド部には、前記片端光コネクタ付き光ファイバ心線を横断可能にする切り欠きが形成されていることを特徴とする。
本発明に係る請求項4に記載の光キャビネットは、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の光キャビネットにおいて、前記光モジュールが取り付けられる前記キャビネット筐体のベース板には、該ベース板の延在方向に沿って複数個の前記光モジュールが積層配置されると共に、積層した複数個の光モジュールは、前記ベース板と平行にキャビネット筐体内に設けられた支持軸によって、前記ベース板に直交する方向に回動自在に支持されていることを特徴とする。
本発明の光キャビネットによれば、キャビネット筐体内に組み付けられる光モジュールは、テープ状光ファイバ心線を分岐した光ファイバ心線にコネクタが取り付けられた片端光コネクタ付き光ファイバ心線、又は単心の光ファイバ心線にコネクタが取り付けられた片端光コネクタ付き光ファイバ心線のいずれの光ファイバ心線も収容できる。
そのため、片端光コネクタ付き光ファイバ心線の線種に応じて、キャビネット筐体に組み付ける光モジュールを変更する必要がなく、準備するモジュール筐体は単一種でよく、予め用意するモジュール筐体の種類の削減により、コストの軽減と、在庫等の管理を容易にすることができる。
以下、本発明に係る光キャビネットの好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る光キャビネットの第1の実施の形態の分解斜視図、図2は図1に示した光キャビネットを構成する標準光キャビネットの分解斜視図、図3は図2に示した標準光キャビネットのベース枠体上に融着接続部や光モジュール収容部を組み付けた平面図、図4は図3のA−A矢視図、図5は図3に示した光モジュール収容部に使用されるテープ心線型光モジュールの平面図、図6は図3に示した光モジュール収容部に使用される単心線型光モジューの平面図、図7は光モジュール収容部における各光モジュールの取り付け構造を示す拡大斜視図、図8は図4のB−B矢視図である。
本実施の形態の光キャビネット1は、マンションや会社等の建屋内に設置されて、外部から建屋内に引き込まれる光ケーブル(導入側光ケーブル)3と建屋内に敷設されている光ケーブル(導出側光ケーブル)5との接続や分岐等に使用されるもので、図1に示すように、標準のキャビネット筐体11と、このキャビネット筐体11の一側面に連結可能な第1の増設枠体13と、キャビネット筐体11及び第1の増設枠体13の一側面に連結可能な第2の増設枠体15で構成されている。
標準のキャビネット筐体11は、単独で、或いは第1の増設枠体13や第2の増設枠体15が連結された形態で使用される。
キャビネット筐体11は、金属板のプレス成形品で、図2に示すように、矩形の略平板状のベース板21aとこのベース板21aの4隅に立設された連結用支柱21bとを具備して周囲の4側面とベース板21aに対向する面の周囲5面が開放した箱型のベース枠体21と、このベース枠体21の第1の側面21cを覆う第1側壁板23と、第1の側面21cに対向するベース枠体21の第2の側面21dを覆う第2側壁板25と、ベース枠体21のベース板21aに対向する開放面とその両側を覆う蓋枠体27とから構成されている。
蓋枠体27は、ベース枠体21のベース板21aに対向する開放面を覆う蓋板27aの両側に、ベース枠体21の第3の側面21eを覆う第3側壁板27bと第4の側面21fを覆う第4側壁板27cとを一体形成したもので、横断面形状が略コ字状をなしている。
キャビネット筐体11は、これらのベース枠体21、第1側壁板23、第2側壁板25、蓋枠体27をねじ等で連結することで、光ケーブル相互の接続部を内部に収容する函体になる。
キャビネット筐体11の内部には、図3に示すように、導入側光ケーブル3の光ファイバ心線3aと中継ケーブルとなる片端光コネクタ付き光ファイバ心線31の他端側との融着接続を行う融着接続部33と、片端光コネクタ付き光ファイバ心線31の光コネクタ31aと導出側光ケーブル5の光ファイバ心線5aに取り付けられた光コネクタ5bとの接続を行う光モジュール43a〜43fを収容する光モジュール収容部35と、が組み付けられる。
図2に戻って、対向配置される第1側壁板23及び第2側壁板25には、導入側光ケーブル3又は導出側光ケーブル5が通過可能な少なくとも2つのケーブル挿通口23a,23b,25a,25bが形成されている。
これらの側壁23,25は、ベース枠体21の連結用支柱21bの上に重なる両側縁部23c,23d,25c,25dを連結用支柱21bにねじ止めすることで、ベース枠体21に固定される。
第1の増設枠体13や第2の増設枠体15も、標準のキャビネット筐体11と同様の筐体構造になっている。即ち、第1の増設枠体13や第2の増設枠体15も、ベース枠体51,52と、これらのベース枠体51,52の一側面の開放側面を着脱可能に覆う第1側壁板53,54と、ベース枠体51,52の他側の開放側面を着脱可能に覆う第2側壁板55,56と、ベース枠体51,52のベース板51a,52aに対向する開放面とその両側の対向側面を覆う蓋枠体57,58とを連結することで、収容空間を画成する函体になる。
また、増設枠体13,15においても、対向する第1側壁板53,54と、第2側壁板55,56には、標準のキャビネット筐体11と同様に、導入側光ケーブル3又は導出側光ケーブル5が通過可能な少なくとも2つのケーブル挿通口53a,53b,54a,54b,55a,55b,56a,56bが形成されている。
これらの増設枠体13,15は、ケーブル挿通口がキャビネット筐体11のケーブル挿通孔に整合するように形成されて、キャビネット筐体11の第1側壁板23又は第2側壁板25に着脱自可能に連結される。
これにより、キャビネット筐体11から導出入する光ケーブルは、連結されている増設枠体13,15を挿通可能になる。
融着接続部33には、図3及び図4に示すように、光ファイバ心線相互の融着接続を行うための融着接続部収納トレイ39a,39b,39cが、ベース板21aに直交する方向に複数個(図示例では、3個)積層配備されている。
各融着接続部収納トレイ39a,39b,39cは、導入側光ケーブル3の光ファイバ心線3aと片端光コネクタ付き光ファイバ心線31の他端側との融着接続箇所を収容する容器である。
本実施の形態の場合、積層配備された複数個の融着接続部収納トレイ39a,39b,39cは、図4に矢印(イ)で示すように、ベース枠体21に取り付けられたヒンジ金具41によって、それぞれ独立に回動可能に取り付けられている。ヒンジ金具41による回動動作により、図4に示すように、複数個の融着接続部収納トレイ39a,39b,39cはベース枠体21の外部に引き出すことができ、各トレイでの融着作業が容易になる。
光モジュール収容部35には、図3に示すように、複数(図示例では、6個)の光モジュール43a〜43fが装備されている。ベース板21aには、光モジュール43a〜43fに導出側光ケーブル5の光ファイバ心線5aを許容曲げ半径で誘導する複数個の光ファイバガイド45が装備されている。
それぞれの光モジュール43a〜43fは、図5及び図6に示すように、偏平な箱形に形成されたモジュール筐体47の一端に、片端光コネクタ付き光ファイバ心線31の光コネクタ31aと導出側光ケーブル5の光ファイバ心線5aに取り付けられた光コネクタ5bとをコネクタ接続する複数個のアダプタ49を装備している。
各モジュール筐体47において、複数個のアダプタ49は、図5及び図6に示すように、端面位置をずらして、階段状に配置されている。
各モジュール筐体47内に収容される、片端光コネクタ付き光ファイバ心線31としては、図5及び図6に示す2通りの線種が使われる。
図5に示した片端光コネクタ付き光ファイバ心線31は、テープ状光ファイバ心線31Aで、そのテープ状光ファイバ心線31Aを分岐した光ファイバ心線31Abにコネクタ31aが取り付けられている。一方、図6に示した片端光コネクタ付き光ファイバ心線31は、複数本の単心の光ファイバ心線31Bで、各単心の光ファイバ心線31Bbの端部にコネクタ31aが取り付けられている。したがって、図5に示した光モジュール43a〜43fは、「テープ心線型光モジュール」と定義することができ、図6に示した光モジュール43a〜43fは、「単心線型光モジュール」とすることができる。
本実施形態の場合、各光モジュール43a〜43fは、共通形状のモジュール筐体47を用いたものである。
各モジュール筐体47は、その内部に、テープ状光ファイバ心線31Aの光ファイバ心線31Abを巻き付けできる円筒状の余長収容ガイド部61が形成されている。この余長収容ガイド部61は、テープ状光ファイバ心線31Aの各光ファイバ心線31Abがコネクタ付けされた時に生じる余長差を吸収するため、筐体47内において光ファイバ心線31Abを巻き付けて収容する。一方、この余長収容ガイド部61には、図6に示すように、単心の光ファイバ心線31Bbを横断可能にする位置に2箇所の切り欠き61a,61bが形成されている。つまり、単心の光ファイバ心線31Bはコネクタ付けした時に生じる余長差が各光ファイバ心線31Bb毎に吸収できるため、円筒状の余長収容ガイド部61を不要にする。そのため、これらの切り欠き61a,61bは筐体47内で各光ファイバ心線31Bbを直線状に収容可能にする。そして、このような切り欠き61a,61bを装備したことで、モジュール筐体47は、テープ状光ファイバ心線31Aの光ファイバ心線31Abと、単心の光ファイバ心線31Bの各光ファイバ心線Bbとのいずれを収容することも可能になっている。
即ち、各光モジュール43a〜43fは、図5に示すようにモジュール筐体47内にテープ状光ファイバ心線31Aを収容したときには既述したようにテープ心線型光モジュールとして機能し、また、図6に示すようにモジュール筐体47内に単心の光ファイバ心線31Bを収容した時には既述したように単心線型光モジュールとして機能する。
本実施の形態の場合、光モジュール収容部35を構成している複数の光モジュール43a〜43fは、図3及び図4に示すように、キャビネット筐体11のベース板21aの延在方向(図4の矢印(ロ)方向)に沿って積層配置されている。積層した複数個の光モジュール43a〜43fは、図7に示すように、モジュール筐体47の後端面に装備された矩形断面の凹部48を、矩形断面の支持軸63に係合させることで、図8に矢印(ハ)で示すように、支持軸63を支点に回動可能になっている。
支持軸63は、図7及び図8に示すように、ベース枠体21に固定された一対のブラケット65によってベース板21aに平行に支持されている。支持軸63の両端は、図7に示すように、例えば止め輪67により、回転自在にブラケット65に支持されている。
これにより、光モジュール収容部35を構成している複数の光モジュール43a〜43fは、図8に示すように、ベース板21aに直交する方向(矢印(ハ)方向)に回動自在に支持されている。
以上のように、融着接続部33や、光モジュール収容部35や光ファイバガイド45が取り付けられるベース板21aには、これらの各部品33,35,45の取付位置や向きが、導入側光ケーブル3及び導出側光ケーブル5のキャビネット筐体11への導入位置及び導入方向に合わせて変更できるように、これらの各部品33,35,45の取付孔が数通りに装備されている。
本実施の形態の場合、図1に示したように、キャビネット筐体11に連結される第1の増設枠体13は、キャビネット筐体11に装備したのと同様の光モジュール収容部35が、ベース枠体51に取り付けられている。
従って、光ケーブルの増設等で、キャビネット筐体11内では接続仕切れない場合、あるいは、作業する通信事業者が異なるために責任分界点を作るために、追加分は、第1の増設枠体13内の光モジュール収容部35に収容させるようにしても良い。
また、キャビネット筐体11に連結される第2の増設枠体15は、内部に光モジュール収容部35等を有しておらず、キャビネット筐体11に導出入する光ケーブルの余長収容部、あるいは保護部等として利用される。
以上に説明した光キャビネット1において、図3に示したケーブル接続の実施例では、導入側光ケーブル3は、第2側壁板25の一端側のケーブル挿通口25aからキャビネット筐体11内に導入され、また、導出側光ケーブル5は第2側壁板25の他端側のケーブル挿通口25bからキャビネット筐体11の外へ導出している。そのため、図示のように、導入側光ケーブル3が融着接続されるベース板21a上の第2側壁板25寄りの位置に、融着接続部33が配置され、第1側壁板23寄りの位置に光モジュール収容部35が配置されている。
以上に説明した光キャビネット1によれば、キャビネット筐体11内に組み付けられる光モジュール収容部35は、図5に示した、テープ状光ファイバ心線31Aを分岐した光ファイバ心線31Abに光コネクタ31aが取り付けられた片端光コネクタ付き光ファイバ心線を収容し配線したテープ心線型光モジュール、又は図6に示した、単心の光ファイバ心線31Bの各光ファイバ心線Bbに光コネクタ31aが取り付けられた片端光コネクタ付き光ファイバ心線を収容し配線した単心線型光モジュールのいずれの光ファイバモジュールも収納できる。
そのため、片端光コネクタ付き光ファイバ心線31の線種に応じて、キャビネット筐体11に組み付ける光モジュール43a〜43fを変更する必要がなく、準備するモジュール筐体は単一種でよく、予め用意するモジュール筐体の種類の削減により、コストの軽減と、在庫等の管理を容易にすることができる。
更に上記実施の形態の光キャビネット1における光モジュール43a〜43fでは、テープ状光ファイバ心線31Aの光ファイバ心線31Abを巻き付け収容する円筒状の余長収容ガイド部61が、2箇所の切り欠き61a,61bにより、単心の光ファイバ心線31Bbを横断可能にしている。そのため、単心の光ファイバ心線31Bbをモジュール内に配線する際に、円筒状の余長収容ガイド部61が配線経路上の障害物とならない。逆に、テープ状光ファイバ心線31A用の円筒状の余長収容ガイド部61の一部(切り欠き61a,61bの端縁)を、単心の光ファイバ心線31Bbを配線する際の挿通ガイドとして有効活用することができる。
即ち、モジュール筐体47内の限られたスペースを、テープ状光ファイバ心線31A用の配線スペースと単心の光ファイバ心線31Bb用の配線スペースとに兼用でき、モジュール筐体47を小型化することができ、よって、光キャビネット1の小型化を実現できる。
更に、本実施の形態の光キャビネット1によれば、キャビネット筐体11に組み付けられる複数個の光モジュール43a〜43fは、積層状態で実装されることにより、キャビネット筐体11の小型化に寄与し、また、キャビネット筐体11のベース板21aに回動自在に支持されたことで、ベース板21aから離反するように回動させて、導出側光ケーブル5の光モジュール43a〜43fへのコネクタ接続が容易になり、キャビネット設置時の接続作業性を向上させることができる。
本発明に係る光キャビネットの第1の実施の形態の分解斜視図である。 図1に示した標準光キャビネットのキャビネット筐体の分解斜視図である。 融着接続部収容部や光モジュール収容部を組み付けたキャビネット筐体の平面図である。 図3のA−A矢視図である。 図3に示した光モジュールに、テープ状光ファイバ心線による片端光コネクタ付き光ファイバ心線を収容した状態の説明図である。 図3に示した光モジュールに、単心の光ファイバ心線による片端光コネクタ付き光ファイバ心線を収容した状態の説明図である。 図3に示した光モジュールの取り付け構造を示す拡大斜視図である。 図4のB−B矢視図である。
符号の説明
1 光キャビネット
3 導入側光ケーブル
3a 光ファイバ心線
5 導出側光ケーブル
5a 光ファイバ心線
5b 光コネクタ
11 キャビネット筐体
13 第1の増設枠体
15 第2の増設枠体
21 ベース枠体
21a ベース板
23 第1側壁板
25 第2側壁板
27 蓋枠体
31,31A,31B 片端光コネクタ付き光ファイバ心線
33 融着接続部
35 光モジュール収容部
39a,39b,39c 融着接続部収納トレイ
41 ヒンジ金具
43a〜43f 光モジュール
45 光ファイバガイド
47 モジュール筐体
48 凹部
49 アダプタ
63 支持軸
61 余長収容ガイド部
61a,61b 切り欠き
65 ブラケット
67 止め輪

Claims (4)

  1. 導入側光ケーブルの光ファイバ心線と片端光コネクタ付き光ファイバ心線の他端側とを接続する融着接続部と、前記片端光コネクタ付き光ファイバ心線の光コネクタと導出側光ケーブルの光ファイバ心線の光コネクタとをアダプタを介して接続可能にする光モジュールと、を備えた光キャビネットであって、
    前記光モジュールは、テープ状光ファイバ心線を分岐した光ファイバ心線にコネクタが取り付けられた片端光コネクタ付き光ファイバ心線を収容したテープ心線型光モジュールと、単心の光ファイバ心線にコネクタが取り付けられた片端光コネクタ付き光ファイバ心線を収容した単心線型光モジュールとが収納可能に構成されていることを特徴とする光キャビネット。
  2. 前記テープ心線型光モジュールと前記単心線型光モジュールとは同一形状のモジュール筐体を用いていることを特徴とする請求項1記載の光キャビネット。
  3. 前記光モジュールには、内部に前記片端光コネクタ付き光ファイバ心線を巻き付けた際に最小の巻き径を確保できる円筒状の余長収容ガイド部が形成されると共に、前記余長収容ガイド部には、前記片端光コネクタ付き光ファイバ心線を横断可能にする切り欠きが形成されていることを特徴とする請求項2に記載の光キャビネット。
  4. 前記光モジュールが取り付けられるキャビネット筐体のベース板には、該ベース板の延在方向に沿って複数個の前記光モジュールが積層配置されると共に、積層した複数個の光モジュールは、前記ベース板と平行にキャビネット筐体内に設けられた支持軸によって、前記ベース板に直交する方向に回動自在に支持されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光キャビネット。
JP2006277892A 2006-10-11 2006-10-11 光キャビネット Pending JP2008096668A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006277892A JP2008096668A (ja) 2006-10-11 2006-10-11 光キャビネット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006277892A JP2008096668A (ja) 2006-10-11 2006-10-11 光キャビネット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008096668A true JP2008096668A (ja) 2008-04-24

Family

ID=39379589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006277892A Pending JP2008096668A (ja) 2006-10-11 2006-10-11 光キャビネット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008096668A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010091938A (ja) * 2008-10-10 2010-04-22 Nippon Telegraph & Telephone East Corp 光ファイバー接続装置
JP2010266726A (ja) * 2009-05-15 2010-11-25 Nitto Electric Works Ltd アダプタ収納モジュール
JP2011013497A (ja) * 2009-07-02 2011-01-20 Fujikura Ltd 光成端箱
JP2011191333A (ja) * 2010-03-11 2011-09-29 Fujikura Ltd 収納ケース、光モジュール及び光アダプタ
JP2011221307A (ja) * 2010-04-09 2011-11-04 Fujikura Ltd 光モジュール、光接続箱、及び、光モジュールを光接続箱に設置する方法
JP2011221306A (ja) * 2010-04-09 2011-11-04 Fujikura Ltd 光モジュール

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH056402U (ja) * 1991-07-08 1993-01-29 三菱電線工業株式会社 光フアイバケーブル接続箱
JPH0634822A (ja) * 1992-07-20 1994-02-10 Shiyoudenshiya:Kk 光ファイバ余長収納ケース
JPH09113738A (ja) * 1995-10-20 1997-05-02 Fujikura Ltd 光ファイバケーブル成端箱
JPH1090525A (ja) * 1996-09-12 1998-04-10 Fujikura Ltd 光ファイバの分岐接続装置
JPH10300946A (ja) * 1997-05-02 1998-11-13 Japan Riicom:Kk 光ケーブル接続部収納用キャビネットにおけるアダプタ装置
JPH10332945A (ja) * 1997-05-27 1998-12-18 Syodensha Kk 回動型光ファイバ心線余長収納装置
JP2001194536A (ja) * 2000-01-12 2001-07-19 Sumitomo Electric Ind Ltd 光接続箱及び光接続方法
JP2002055238A (ja) * 2000-08-07 2002-02-20 Fujikura Ltd 光モジュールおよび光配線方式および光配線ユニット
JP2002072005A (ja) * 2000-09-01 2002-03-12 Sumitomo Electric Ind Ltd 多心光ファイバの単心分岐部を有する光ファイバコードとその製造方法
JP2005024760A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Maspro Denkoh Corp 光受信機
JP2005078033A (ja) * 2003-09-03 2005-03-24 Fujikura Ltd 光成端箱
JP2006106594A (ja) * 2004-10-08 2006-04-20 Fujikura Ltd 光モジュール、光配線ユニットおよび光配線盤

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH056402U (ja) * 1991-07-08 1993-01-29 三菱電線工業株式会社 光フアイバケーブル接続箱
JPH0634822A (ja) * 1992-07-20 1994-02-10 Shiyoudenshiya:Kk 光ファイバ余長収納ケース
JPH09113738A (ja) * 1995-10-20 1997-05-02 Fujikura Ltd 光ファイバケーブル成端箱
JPH1090525A (ja) * 1996-09-12 1998-04-10 Fujikura Ltd 光ファイバの分岐接続装置
JPH10300946A (ja) * 1997-05-02 1998-11-13 Japan Riicom:Kk 光ケーブル接続部収納用キャビネットにおけるアダプタ装置
JPH10332945A (ja) * 1997-05-27 1998-12-18 Syodensha Kk 回動型光ファイバ心線余長収納装置
JP2001194536A (ja) * 2000-01-12 2001-07-19 Sumitomo Electric Ind Ltd 光接続箱及び光接続方法
JP2002055238A (ja) * 2000-08-07 2002-02-20 Fujikura Ltd 光モジュールおよび光配線方式および光配線ユニット
JP2002072005A (ja) * 2000-09-01 2002-03-12 Sumitomo Electric Ind Ltd 多心光ファイバの単心分岐部を有する光ファイバコードとその製造方法
JP2005024760A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Maspro Denkoh Corp 光受信機
JP2005078033A (ja) * 2003-09-03 2005-03-24 Fujikura Ltd 光成端箱
JP2006106594A (ja) * 2004-10-08 2006-04-20 Fujikura Ltd 光モジュール、光配線ユニットおよび光配線盤

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010091938A (ja) * 2008-10-10 2010-04-22 Nippon Telegraph & Telephone East Corp 光ファイバー接続装置
JP2010266726A (ja) * 2009-05-15 2010-11-25 Nitto Electric Works Ltd アダプタ収納モジュール
JP2011013497A (ja) * 2009-07-02 2011-01-20 Fujikura Ltd 光成端箱
JP2011191333A (ja) * 2010-03-11 2011-09-29 Fujikura Ltd 収納ケース、光モジュール及び光アダプタ
JP2011221307A (ja) * 2010-04-09 2011-11-04 Fujikura Ltd 光モジュール、光接続箱、及び、光モジュールを光接続箱に設置する方法
JP2011221306A (ja) * 2010-04-09 2011-11-04 Fujikura Ltd 光モジュール

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI406455B (zh) socket
CN110456471B (zh) 具有延伸穿过枢转铰接部的电缆布线路径的电信托盘
JP2013522661A (ja) 取り出し式ファイバー整理用トレーを備えた端子エンクロージャ
TW200921171A (en) Modular optical fiber cassettes and fiber management methods
JP2008096668A (ja) 光キャビネット
JP2007121398A (ja) スプリッタモジュール
JP4917505B2 (ja) 光ローゼット
JP5341487B2 (ja) スプリッタモジュール
JP4381348B2 (ja) 光コンセント
JP4963935B2 (ja) 光キャビネット
JP2008170743A (ja) アウトレット及びその光配線方法
CN110568572B (zh) 一种终端盒
JP2004157263A (ja) アウトレット
JP5273802B2 (ja) アダプタ収納モジュール
JP4336338B2 (ja) 光ケーブル接続箱
JP2008176108A (ja) アウトレット
JP5492641B2 (ja) 光モジュール
EP2643726B1 (en) Optical box
JP4799458B2 (ja) 光コンセント、及び光コンセントへの光ファイバ収納方法
JP2011221307A (ja) 光モジュール、光接続箱、及び、光モジュールを光接続箱に設置する方法
JP2008181163A (ja) 光接続箱
JP3983261B2 (ja) 光ケーブル接続箱
JP2006276085A (ja) 光ファイバケーブル配線盤
JP5363419B2 (ja) 光成端箱
JP3703923B2 (ja) 光ファイバケーブル成端箱

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080331

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091117

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100323