JP2002055238A - 光モジュールおよび光配線方式および光配線ユニット - Google Patents

光モジュールおよび光配線方式および光配線ユニット

Info

Publication number
JP2002055238A
JP2002055238A JP2000239217A JP2000239217A JP2002055238A JP 2002055238 A JP2002055238 A JP 2002055238A JP 2000239217 A JP2000239217 A JP 2000239217A JP 2000239217 A JP2000239217 A JP 2000239217A JP 2002055238 A JP2002055238 A JP 2002055238A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
module
optical fiber
connector
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000239217A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4215938B2 (ja
Inventor
Takuya Osaki
卓也 大崎
Hiroshi Furukawa
洋 古川
Yoshikazu Nomura
義和 野村
Jun Hirose
潤 廣瀬
Hiroaki Yasukawa
寛昭 安川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYUSHU TSUSHIN NETWORK KK
Fujikura Ltd
Nishi Nippon Electric Wire and Cable Co Ltd
Original Assignee
KYUSHU TSUSHIN NETWORK KK
Fujikura Ltd
Nishi Nippon Electric Wire and Cable Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KYUSHU TSUSHIN NETWORK KK, Fujikura Ltd, Nishi Nippon Electric Wire and Cable Co Ltd filed Critical KYUSHU TSUSHIN NETWORK KK
Priority to JP2000239217A priority Critical patent/JP4215938B2/ja
Publication of JP2002055238A publication Critical patent/JP2002055238A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4215938B2 publication Critical patent/JP4215938B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバの分岐形態、分岐数等に対応して
用いられる多様な光部品に対応して、光部品の安定支持
等を実現し、光ファイバ同士の成端、コネクタ接続を低
コストで行える技術の開発が求められていた。 【解決手段】 光ファイバ41端末を分岐する分岐部4
3等の光部品を保持するホルダ24、25、26、29
や、ホルダ28が後付けされるホルダ取付部26等を内
部に備える光モジュール20、この光モジュール20内
のホルダ24、25、26、29やホルダ28を、光フ
ァイバに係る光部品に対応して選択使用して光部品を安
定支持する光配線方式、さらに、光分岐器を内蔵する光
モジュールから引き出された光ファイバを別の光モジュ
ールの光コネクタに接続するだけで、目的の光ファイバ
を分岐して、コネクタ接続可能に成端できる光配線ユニ
ットを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光モジュールおよ
び光配線方式および光配線ユニットに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】光配線盤などの架体や光接続箱といった
各種光配線ユニットにあっては、光ファイバを収納する
外観薄板ケース状の光モジュールを複数搭載し、この光
モジュールの一側部に実装され、前記光モジュール内の
光ファイバをコネクタ接続可能に成端した光コネクタに
対して、別の光ファイバをコネクタ接続することで、前
記光コネクタを介して光ファイバ同士を切替可能に接続
する構成が広く採用されている。図24(a)、(b)
は、光配線盤の一例を示す。図24(a)、(b)にお
いて、光配線盤70は、外観薄板ケース状の光モジュー
ル1を縦置き横並びに複数配列状態に収納したユニット
71を上下に多段に搭載した構成になっている。ユニッ
ト71の一側部である切替接続作業面側には、各光モジ
ュール1の一側部に設けられた光コネクタ3(光コネク
タアダプタ)が配列される。各光モジュール1は、他側
部から引き込まれた光ファイバ4を内部に収納するとと
もに、この光ファイバ4を前記光コネクタ3によってコ
ネクタ接続可能に成端するようになっている。そして、
光コネクタ72(光コネクタプラグ)によってコネクタ
接続可能に成端された別の光ファイバ73を、前記ユニ
ット71の前記切替接続作業面から前記光コネクタ3に
接続することで、前記光コネクタ3を介して光ファイバ
4、73同士が切替可能に接続されるようになってい
る。
【0003】図25(a)、(b)、(c)は従来例の
光モジュールを示す。図25(a)、(b)、(c)に
おいて、光モジュール1は、外観薄板ケース状のモジュ
ール本体2の一側部に実装された光コネクタ3によっ
て、前記モジュール本体2内に引き込まれた光ファイバ
4をコネクタ接続可能に成端するようになっている。前
記モジュール本体2の内部は、仕切材5によってその厚
さ方向に仕切られている。前記仕切材5の一側に画成さ
れた収納空間6には前記光ファイバ4の余長が湾曲収納
され、前記仕切材5の他側に画成された収納空間7には
前記光コネクタ3と接続された内部光ファイバ8と前記
光ファイバ4との光接続部9(光コネクタ、融着接続部
等)が収納される。内部光ファイバ8の一端は、例えば
1:4、1:8等に分岐されており、前記光ファイバ4
先端を、前記内部光ファイバ8の分岐されていない側の
端部と接続することで、前記光ファイバ4が光コネクタ
3に対して複数に分岐して接続されるようになってい
る。光モジュール1に引き込まれた光ファイバ4の端末
が、光コネクタ(光コネクタプラグ)によってコネクタ
接続可能に成端されている複数の光ファイバに分岐さ
れ、分岐された各光ファイバによって光コネクタ3に対
して光モジュール1内側からコネクタ接続可能になって
いる場合は、分岐された複数の光ファイバを直接光コネ
クタ3に接続することで、内部光ファイバ8との接続を
省略できる。途中に介在された光カプラ等の光部品によ
り端末が分岐された光ファイバ4をを収納する場合、前
記光カプラ等の光部品も、収納空間7内に収納される。
但し、光カプラ等の光部品を収納する場合、光部品を安
定保持できるホルダ等を備えた光モジュール1を用いる
必要がある。両収納空間6、7間が仕切材5によって仕
切られていることで、例えば、収納空間6内の光ファイ
バ4の余長の取り出し等の作業を、別の収納空間7内に
収納されている光ファイバ、光接続部9や前記光カプラ
等の光部品と干渉すること無く、効率良く行える等の利
点がある。なお、光ファイバ4は、仕切材5に開口され
た連通穴10を介して、両収納空間6、7間に連通され
るようになっている。モジュール本体2は、一側部に着
脱自在に設けられた蓋11によって開閉されるトレー状
であり、前記蓋11を取り外すことで、まず、収納空間
6を開放することができ、また、収納空間6を開放した
状態にて、前記モジュール本体2とは別体のシート等か
らなる前記仕切材5を取り出すことで、収納空間7を開
放することができ、これにより光ファイバ4や、光接続
部9の収納、取り出し等の作業を行える。前記蓋11
は、モジュール本体2に対して係脱自在の弾性爪11a
により開閉自在(着脱自在)になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来は、収
納する光部品の種類やサイズ、モジュール本体2内での
光ファイバ4、8の分岐数、分岐形態等に対応して、専
用の光モジュールを用いることが一般的であり、多数種
類の光モジュールを用意する必要があった。光カプラ等
の光素子に限らず、光ファイバの途中への引留部品の取
り付けの有無等も、光ファイバの分岐数、分岐形態等に
よって決まるため、これにも対応できる光モジュールを
用意する必要がある。このため、例えば、プラスチック
等の樹脂製の光モジュールの成形用の金型も複数種類必
要になるなど、コストの上昇が避けられなくなる。ま
た、複数種類の光モジュールの使用に鑑みて、光モジュ
ールを収納するユニットも複数種類用意するとなると、
コストが大きく上昇することになる上、光モジュールの
種類に対応して複数のユニットを光配線盤に搭載すると
なると、光配線盤の大型化を招く。複数種類の光モジュ
ールの構造に対応し得るユニット構造としても、構造が
複雑になり、低コスト化が困難になるといった問題があ
った。
【0005】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、内部に収納した光ファイバの分岐数、分岐形態、
内部に収納する光部品の種類等に対応して優れた汎用性
を発揮し、低コスト化を実現できる光モジュールおよび
光配線方式および光配線ユニットを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、光ファイバ
を収納するケース状のモジュール本体の一側部に、前記
光ファイバをコネクタ接続可能に成端する光コネクタが
取り付けられてなる光モジュールにおいて、前記モジュ
ール本体内に、前記光ファイバの途中に設けられた分岐
部や引き留め用の部品や光カプラなどの光素子等である
光部品を支持するホルダ部と、前記光部品を支持するホ
ルダが後付け可能なホルダ取付部とが設けられているこ
とを特徴とする光モジュールを前記課題の解決手段とし
た。請求項2記載の光配線方式は、前記請求項1記載の
光モジュールのモジュール本体内における光ファイバの
分岐数や分岐形態等に対応して、前記モジュール本体内
の前記ホルダ部やホルダ取付部に取り付けたホルダを選
択的に用いて、前記光部品を保持するようになっている
ことを特徴とする。請求項3記載の光配線ユニットは、
前記請求項1記載の光モジュールを横並びに複数収納す
るユニットフレームを備え、このユニットフレームで
は、前記光モジュールが、前記モジュール本体において
前記光コネクタが設けられたコネクタ取付壁を前記ユニ
ットフレームの一側部に設けられた作業面側に露出させ
る向きで横並びに複数収納され、しかも、光分岐器を収
納した前記光モジュールの前記コネクタ取付壁に開口さ
れた配線口から、前記光分岐器によって複数に分岐され
た分岐光ファイバが前記光コネクタによってコネクタ接
続可能に成端されてなる光ファイバが引き出され、前記
配線口から引き出された光ファイバが前記ユニットフレ
ーム内の別の光モジュールの前記光コネクタに対して前
記作業面側からコネクタ接続可能になっていることを特
徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の1実施の形態を図
面を参照して説明する。図1は、本発明に係る光配線ユ
ニット80としての光配線盤を示す図であって、(a)
は平面図、(b)は正面図である。図1に示すように、
光配線ユニット80(以下「光配線盤80」と称する場
合がある)は、成端ユニット81が上下に多段に搭載さ
れてなる成端架体82と、接続ユニット83が上下に多
段に搭載されてなる接続架体84とを、横並びに連設し
た構成になっている。
【0008】図2(a)〜(c)は成端ユニット81を
示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、
(c)は側面図である。図3は、成端架体82に設けら
れたユニット取付フレーム82aを示す正面図、図4は
ユニット取付フレーム82aに対する成端ユニット81
の取付構造を示す分解斜視図である。図2(a)〜
(c)から図4において、成端ユニット81は、外観薄
板ケース状の成端用光モジュール20a(以下「成端モ
ジュール20a」と称する場合がある)を、縦置き横並
びに複数配列収納する枠状のユニットフレーム85を備
え、固定部品82b(図4参照)によって前記ユニット
取付フレーム82aに着脱自在に取り付けることで成端
架体82に搭載されるようになっている。前記ユニット
取付フレーム82aは、具体的には、成端架体82の背
面板82cに固定されて2本平行に上下に延在されてい
る。前記ユニットフレーム85は、各ユニット取付フレ
ーム82aの対向する内面側に多段に突設されたガイド
部材82eに載せ、成端架体82の奥行き方向、すなわ
ち、図1(b)中紙面奥行き方向、図3中紙面奥行き方
向、図4中紙面左手前から右奥方向にスライドさせて成
端架体82内に挿入し、該ユニットフレーム85の左右
両側部に突設された固定部85aを、それぞれ固定部品
82bによってユニット取付フレーム82aに固定する
ことで成端架体82の目的位置に搭載される。本実施の
形態において、前記固定部品82bとしては、具体的に
は、ユニット取付フレーム82aのネジ穴82fに着脱
自在に螺着されるネジであり、この固定部品82bのユ
ニット取付フレーム82aに対する締結を解除すれば、
成端ユニット81を成端架体82から作業面側、つま
り、図1(b)中紙面手前、図3中紙面手前、図4中紙
面左手前に引き出すことができる。
【0009】前記成端ユニット81は、成端モジュール
20aを、前記ユニットフレーム85に対して作業面
側、すなわち、図1(b)中紙面手前、図2(a)中下
側、図2(b)紙面手前側、図2(c)中左側へ引出可
能に収納する前記ユニットフレーム85と、このユニッ
トフレーム85の上部に搭載された接続部収納棚86
と、前記ユニットフレーム85の作業面側に設けられた
配線ダクト87とを備えて構成されている。前記接続部
収納棚86はユニットフレーム85の上部から作業面側
に引き出し可能に設けられ、前記配線ダクト87はユニ
ットフレーム85の下部から作業面側に突出状態に設け
られている。
【0010】前記成端ユニット81では、前記ユニット
フレーム85の上下に対向配置されたプレート状の1対
のレール部材95、96間にて、光モジュール20aを
スライド移動可能に支持することで、前記光モジュール
20aを作業面側に引き出し可能に収納している。上下
のレール部材95、96には、作業面側からの奥行き方
向に延在するガイド溝95a、96aが複数並列に形成
されており、ユニットフレーム85に収納された光モジ
ュールは、上下のいずれか一方あるいは両側に突設され
た位置決め片を前記ガイド溝95a、96aを挿入する
ことで、接続ユニット83に対する収納、作業面側への
引き出しを、円滑なスライド移動によって行えるように
なっている。図16(a)、(b)に示す成端モジュー
ル20aでは、下壁部56側に装着された取付板部53
(図8(b)も参照)が位置決め片として、下側のレー
ル部材96のガイド溝96aに挿入される。この光モジ
ュール20aは、上端側(上壁部55側)にガイド溝9
5aに挿入される位置決め片を備えていないが、成端ユ
ニット81に収納する光モジュールとしては、上下両端
に位置決め片を備えたものを採用することができる。ま
た、前記光モジュール20aは、上壁部55からコネク
タ取付壁34側に延出されたラッチ55aに突設された
突起55bを、上側のレール部材95に形成された係合
凹所(図示せず)に係脱自在に係合することで、成端ユ
ニット81内の所定位置に安定収納され、作業面側に突
出された前記ラッチ55aの操作(下押し操作と引き出
し操作)により前記係合凹所との係合を解除すること
で、作業面側に引き出し可能となる。
【0011】図1(a)、(b)に示すように、成端架
体82の外部フレーム88に設けられた光ファイバ導入
部89から成端架体82内に導入された光ファイバ90
は、成端架体82の一側部(図1中左側)に確保された
空間である余長吸収部91に配線されて、目的の成端ユ
ニット81に振り分け配線される。前記光ファイバ導入
部89には多数の引留部材89aが突設されており、前
記光ファイバ90を結束部材(紐等)等を用いて前記引
留部材89aに固定して引き留めるようになっている。
前記光ファイバ成端架体82は、成端ユニット81が上
下に多段に搭載されるユニット搭載部92を中央部に備
えており、前記余長吸収部91は、該ユニット搭載部9
2を介して接続架体83に対して対向する反対側の側部
に確保されている。また、余長吸収部91では、複数箇
所に設けられた湾曲ガイド93に光ファイバ90を引っ
掛けるようにして配線することで光ファイバ90の余長
が吸収される。なお、図1(a)、(b)においては、
光ファイバ導入部89は、外部フレーム88の上部に設
けられているが、光ファイバ導入部の設置位置はこれに
限定されず、成端架体82の下部等であっても良い。
【0012】図2(a)〜(c)に示すように、前記接
続部収納棚86の中央部に設けられた接続部ホルダ86
aには、成端ユニット81に引き込まれた光ファイバ9
0と、光モジュール20aから引き出された光ファイバ
41との光接続部94が取り出し可能にクランプ保持さ
れる。前記光接続部94としては、融着接続部、光コネ
クタ等、各種構成が採用可能である。光ファイバ90
は、接続部収納棚86にその一側部(図2(a)中左
側、図2(b)中左側)から引き込まれ、光モジュール
20a側の光ファイバ41は、接続部収納棚86にその
他側部(図2(a)中右側、図2(b)中右側)から引
き込まれている。この接続部収納棚86に引き込まれる
光ファイバ90、41は、接続部収納棚86の正面視
(作業面側から見た向き)左右両側部に設けられたクラ
ンプ86bによって引き留められ、このクランプ86b
から下方に引き落とすようにして配線される。接続部収
納棚86は、光接続部94の収納保持作業等の作業時以
外は、ユニットフレーム85に格納しておく。この格納
状態では、光ファイバ90、41は、それぞれユニット
フレーム85と干渉すること無く、クランプ86bから
作業面側に引き出すようにして配線される。光モジュー
ル20a側の光ファイバ41は、ユニットフレーム85
下部の配線ダクト87の接続架体84側の端部に設けら
れた湾曲ガイド87a近傍から立ち上げるようにして、
接続部収納棚86に配線されている。なお、各光モジュ
ール20aは、光コネクタ40が実装されたコネクタ取
付壁34を作業面側に向けて成端ユニット81に収納さ
れ、前記光モジュール20a側の光ファイバ41は、前
記コネクタ取付壁34に開口された配線口34bから引
き出されている。
【0013】光モジュール20a側の光ファイバ41
は、光モジュール20a内にて、前記光モジュール20
aの一側部に取り付けられた光コネクタ40に接続され
て、コネクタ接続可能に成端されている。したがって、
成端ユニット81に引き込んだ光ファイバ90は、目的
の光モジュール20a側の光ファイバ41に対して接続
することで、光モジュール20aの光コネクタ40によ
って、成端ユニット81の作業面側から光コネクタ40
にコネクタ接続される光ファイバに対してコネクタ接続
可能に成端される。なお、光コネクタ40としては、こ
こでは光コネクタアダプタであるが、これに限定され
ず、例えば光コネクタレセプタクル等、外側から別の光
ファイバがコネクタ接続可能(光ファイバ先端の光コネ
クタプラグが接続可能)な各種雌形光コネクタが採用可
能である。
【0014】図5は、成端ユニット81での光ファイバ
90、41同士の接続状態を示す光配線図である。図5
において、前記光ファイバ41としては、多心光ファイ
バコード等である多心光ファイバ部41aからなる一端
に対して、先端が光コネクタ42によってコネクタ接続
可能に成端された複数本の分岐光ファイバ41bが、分
岐部43を介して分岐された分岐接続用光ファイバ(所
謂ファンアウトコード等)であり、各分岐光ファイバ4
1bが光コネクタアダプタである光コネクタ40に対し
て光モジュール20a内側からコネクタ接続されるよう
になっている。
【0015】前記湾曲ガイド87aは、成端架体82と
接続架体84のユニット搭載部92、97間に確保され
た空間であるジャンパ作業部98に臨んで設けられてお
り、前記配線ダクト87には、成端架体82の成端ユニ
ット81と接続架体84の接続ユニット83との間に配
線されるジャンパ用光ファイバ100が、ジャンパ作業
部98から湾曲ガイド87aを経由して引き込まれる。
また、湾曲ガイド87a近傍には、配線ダクト87に配
線される光ファイバ90、41を取り出し可能にクラン
プするクランプ87bが設けられている。
【0016】図1(b)、図2(c)に示すように、前
記ジャンパ用光ファイバ100は、成端架体82の成端
ユニット81に収納された光モジュール20aの光コネ
クタ40と、接続架体84の接続ユニット83に収納さ
れた光モジュール20b、20cの光コネクタ40との
間を、切替可能に接続(ジャンパ接続)する光ファイバ
コード等の光ファイバであり、両端がそれぞれ光コネク
タ100aによって、前記光モジュール20a、20b
側の光コネクタ40に対してコネクタ接続可能に成端さ
れている。前記成端ユニット81では、前記ジャンパ用
光ファイバ100は、配線ダクト87から引き上げるよ
うにして、目的の光モジュール20aの光コネクタ40
に対して着脱可能に接続されるようになっている。
【0017】図1(b)、図6(a)〜(c)に示すよ
うに、接続架体84は、枠状の外部フレーム101の中
央部に設けられたユニット搭載部97に、接続ユニット
83が上下に多段に搭載されるようになっている。前記
接続ユニット83は、外部フレーム101の背面板10
2に固定された図示しないユニット取付フレームに、ユ
ニットフレーム108の左右両側の固定部108aをネ
ジ止め等の固定手段によって着脱自在に固定することで
着脱可能に搭載される。
【0018】前記接続架体84では、前記外部フレーム
101に設けられた光ファイバ導入部103から引き込
まれた光ファイバ104は、ユニット搭載部97を介し
て前記成端架体82と対向する反対側に確保された空間
である余長吸収部105を経由して、前記ユニット搭載
部97の目的の接続ユニット83に振り分け配線され
る。光ファイバ導入部103は、光ファイバ104を結
束部材等を用いて固定するための引留部材103aが複
数突設された構成になっている。前記余長吸収部105
では、複数箇所に設けられた湾曲ガイド106に光ファ
イバ104を引っ掛けるようにして配線することなどに
より、光ファイバ104の余長が湾曲処理される。
【0019】図6(a)〜(c)に示すように、接続ユ
ニット83は、外観薄板ケース状の光モジュール20
b、20cを縦置き横並びに複数配列収納する枠状のユ
ニットフレーム108を備え、このユニットフレーム1
08の作業面側、すなわち、図6(a)中下側、図6
(b)中紙面手前側、図6(c)中左側に、第1配線ダ
クト109と、第2配線ダクト110とを備えた構成に
なっている。光モジュール20b、20cは、コネクタ
取付壁34を作業面側に向けて、ユニットフレーム10
8に収納される。なお、前記光モジュール20b、20
cは、内部に収納される光部品や光ファイバの分岐数等
が異なり、光モジュール20b、20cを構成するモジ
ュール本体30自体には違いは無い。また、成端ユニッ
ト81に収納される光モジュール20aと、光モジュー
ル20b、20cとの違いも、内部に収納される光部品
や光ファイバの分岐数、分岐形態(分岐部による多心光
ファイバの単心分岐と、光カプラ等の光素子を用いた分
岐との違いなど)であり、モジュール本体30自体には
違いは無い。この点は、後に詳述する。また、光モジュ
ール20a、20b、20cに共通の構成部分を説明す
る場合は、「光モジュール20」と称する場合がある。
【0020】前記接続ユニット83では、前記ユニット
フレーム108の上下に対向配置されたプレート状の1
対のレール部材111、112間にて、光モジュール2
0b、20cをスライド移動可能に支持することで、前
記光モジュール20b、20cを作業面側に引き出し可
能に収納している。レール部材111、112には、光
モジュールに突設された位置決め片が挿入されること
で、前記光モジュールの円滑なスライド移動を実現する
ガイド溝111a、112aが複数並列に形成されてい
る。光モジュール20b、20cは、下壁部56に装着
されて位置決め片として機能する取付板部53(図8
(a)、(b)参照)を、下側のレール部材112のガ
イド溝112aに挿入することで、接続ユニット83に
対する収納、作業面側への引き出し等を円滑に行えるよ
うになっている。また、前記光モジュール20b、20
cは、上壁部55からコネクタ取付壁34側に延出され
たラッチ55aに突設された突起55bを、上側のレー
ル部材111に形成された係合凹所(図示せず)に係脱
自在に係合することで、成端ユニット81内の所定位置
に安定収納され、作業面側に突出された前記ラッチ55
aの操作(下押し操作と引き出し操作)により前記係合
凹所との係合を解除することで、作業面側に引き出し可
能となる。
【0021】前記第1配線ダクト109は、ユニットフ
レーム108の下部にて、下側のレール部材112の作
業面側の縁部に沿って延在されており、前記第2配線ダ
クト110は、前記第1配線ダクト109の下側にて、
該第1配線ダクト109と平行に延在配置されている。
前記第1配線ダクト109の延在方向一端は、ジャンパ
作業部98に臨んで開口されている。第2配線ダクト1
10は、延在方向一端がジャンパ作業部98に臨んで開
口されるとともに、延在方向他端が余長吸収部105に
臨んで開口されており、ジャンパ作業部98と余長吸収
部105とに連通されている。第1配線ダクト109の
延在方向一端には、湾曲ガイド109aと、クランプ1
09bとが設けられ、第2配線ダクト110には延在方
向両端にクランプ110aが設けられている。第1配線
ダクト109には、延在方向一端以外の場所にもクラン
プ109bが設けられている。
【0022】図7(a)、(b)は、接続ユニット83
における光配線図である。図7(a)、(b)に示すよ
うに、接続ユニット83では、(1)接続架体84に引
き込まれた光ファイバ104を光モジュール20b(以
下「ジャンパモジュール20b」と称する場合がある)
に収納して、直接、光モジュール20bの内側から光コ
ネクタ40に接続して、光コネクタ40によって、ジャ
ンパ用光ファイバ100に対してコネクタ接続可能に成
端する(図7(a)参照)、(2)光分岐器113とし
て光カプラ(以下、「光カプラ113」)を内蔵した光
モジュール20c(以下「カプラモジュール20c」と
称する場合がある)から引き出された光ファイバ114
(詳細には基端側光ファイバ114a)を、光ファイバ
104をコネクタ接続可能に成端した光モジュール20
bの光コネクタ40に作業面側から接続し、カプラモジ
ュール20cの光コネクタ40によって、ジャンパ用光
ファイバ100に対してコネクタ接続可能に成端する
(図7(b)参照)、の2通りの成端方式を選択して、
光ファイバ104を、ジャンパ用光ファイバ100に対
してコネクタ接続可能に成端できる。いずれの成端方式
を採用しても、第1配線ダクト109に引き込まれたジ
ャンパ用光ファイバ100が適宜上方に引き上げるよう
にして目的の光モジュール20b、20cの光コネクタ
40に対してコネクタ接続されることで、光ファイバ1
00、104同士が光接続される。
【0023】前記光ファイバ104は、例えば、所謂局
内成端コード等の、先端が光コネクタ104(光コネク
タプラグ)によってコネクタ接続可能に成端された成端
光ファイバであり、光モジュール20bの光コネクタ4
0に対して、直接、光モジュール20b内側からコネク
タ接続できるようになっている。このため、接続ユニッ
ト83に引き込まれた光ファイバ104は、前記光モジ
ュール20bに収納して前記光コネクタ40に接続する
だけで(図7(a)に示す成端方式)、簡単に、ジャン
パ用光ファイバ100に対してコネクタ接続可能に成端
できる。
【0024】図7(b)に示す成端方式は、光カプラ1
13を内蔵する光モジュール20cのコネクタ取付壁3
4に設けられた配線口34b(図8(a)、(b)、図
21(a)、(b)参照)から引き出された光ファイバ
114を、光コネクタ40により光ファイバ104をコ
ネクタ接続可能に成端したジャンパモジュール20bの
前記光コネクタ40に、作業面側(図7(b)左側)か
らコネクタ接続する。前記光ファイバ114は、途中に
介在配置された光カプラ113により、分岐されていな
い一端(以下「基端側光ファイバ114a」)に対して
他端が複数本の分岐光ファイバ114bに分岐された分
岐接続用の光ファイバである。前記分岐光ファイバ11
4bは光カプラ113とともにカプラモジュール20c
内に収納され、それぞれ光コネクタ114fによってコ
ネクタ接続可能に成端された先端が、前記カプラモジュ
ール20c内側から光コネクタ40に対してコネクタ接
続されている。光コネクタ114c(光コネクタプラ
グ)によってコネクタ接続可能に成端された前記基端側
光ファイバ114aの端部は、前記配線口34bから光
モジュール20c外側に引き出されており、これを作業
面側からジャンパモジュール20bの前記光コネクタ4
0にコネクタ接続すると、光ファイバ104が、二つの
光モジュール20b、20cを介して、分岐接続用の光
ファイバである光ファイバ114の分岐光ファイバ11
4bの本数に分岐された上で、カプラモジュール20c
の光コネクタ40によって、ジャンパ用光ファイバ10
0に対してコネクタ接続可能に成端される。
【0025】図6(a)〜(c)に示すように、接続ユ
ニット83では、ジャンパ作業部98から第1配線ダク
ト109に引き込まれたジャンパ用光ファイバ100
は、第1配線ダクト109から引き上げるようにして、
光モジュール20b、20cの光コネクタ40に着脱自
在にコネクタ接続される。分岐接続用の光ファイバ11
4のカプラモジュール20cから引き出された端部(基
端側光ファイバ114a)は、第2配線ダクト110か
らジャンパ作業部98側の端部を経由して第1配線ダク
ト109に配線され、ジャンパ用光ファイバ100と同
様に、第1配線ダクト109から上方に引き上げるよう
にして、目的のジャンパモジュール20bの光コネクタ
40に接続される。これにより、ジャンパモジュール2
0bの光コネクタ40によってコネクタ接続可能に成端
された目的の光回線が、カプラモジュール20cを介し
て、例えば1:4等に分岐して、カプラモジュール20
cの光コネクタ40によってコネクタ接続可能に成端さ
れる。カプラモジュール20cから引き出された光ファ
イバ114(基端光ファイバ114b)は、接続ユニッ
ト83に収納された各ジャンパモジュール20bの光コ
ネクタ40に対して切替接続可能であり、ジャンパモジ
ュール20bの光コネクタ40に接続するだけで、所望
のジャンパモジュール20b側の光回線、すなわち、接
続ユニット83に引き込まれた所望の光ファイバ104
を複数回線に分岐して、ジャンパ用光ファイバ100に
対してコネクタ接続可能に成端できる。
【0026】前記光配線盤70によれば、成端架体82
の成端ユニット81に収納された光モジュール20aの
光コネクタ40と、接続架体84の接続ユニット83に
収納されたジャンパモジュール20bの光コネクタ40
またはカプラモジュール20cの光コネクタ40との間
を、ジャンパ用光ファイバ100を介して接続すること
で、各ユニット81、83に引き込まれた光ファイバ9
0、104間を接続できる。ジャンパ用光ファイバ10
0は、各ユニット81、83の光モジュール20a、2
0b、20cの光コネクタ40に対して切替接続可能で
あるから、これにより、光ファイバ90、104間を自
在に切替接続できる。しかも、適宜、接続ユニット83
にカプラモジュール20cを収納して、このカプラモジ
ュール20cから引き出された分岐接続用の光ファイバ
114を、ジャンパモジュール20bの光コネクタ40
に接続することで、所望のジャンパモジュール20b側
の光回線、すなわち、接続ユニット83に引き込まれた
所望の光ファイバ104を複数回線に分岐して、ジャン
パ用光ファイバ100に対してコネクタ接続可能に成端
することも容易に行える。
【0027】なお、ジャンパモジュール20bと、この
ジャンパモジュール20bに対して光ファイバ114に
よって接続されたカプラモジュール20cとは、接続ユ
ニット83内にて互いに離間して設置されていても良い
が、接続ユニット83では、上下のレール部材111、
112に突設されたフィン状の仕切り突起111b、1
12bによって光モジュール20を2枚1組として設置
できるようになっているので、この仕切り突起111
b、112bを利用して1組に纏めて設置することも可
能である。この場合には、接続されている光モジュール
20b、20cの対の位置が判りやすくなり、光モジュ
ール20b、20cの交換、これら光モジュール20
b、20cの光コネクタ40に対するジャンパ用光ファ
イバ100の切替接続等の作業性を向上できる。
【0028】また、各架体82、84、各ユニット8
1、83の作業面側は、光配線盤80の一側部に揃えら
れているので、光モジュール20a、20b、20cに
対するジャンパ用光ファイバ100の切替接続、カプラ
モジュール20cから引き出された光ファイバ114の
基端側光ファイバ114aのジャンパモジュール20b
の光コネクタ40に対する着脱等の作業を効率良く行え
る。さらに、光モジュール20a、20b、20c内部
の作業を行うには、光モジュール20a、20b、20
cを各架体82、84、各ユニット81、83から作業
面側に引き出すようになっているので、引き出し方向が
一定であり、光配線盤80の周囲に確保する作業スペー
スは光配線盤80の一側部のみであれば良いから、光配
線盤80の設置スペースを実質的に省スペース化できる
といった利点もある。
【0029】成端モジュール20a、ジャンパモジュー
ル20b、カプラモジュール20cは、内部に収納する
部品や光ファイバの分岐数、分岐形態等が異なるのみ
で、同一のモジュール本体30からなるものを採用して
いるので、モジュール本体30の共通化により低コスト
化を実現できる。つまり、光モジュール20a、20
b、20cは、同一のモジュール本体30に複数種類の
部品を選択収納することで、光ファイバの分岐数、分岐
形態等に対応するものである。本発明に係る光配線方式
並びに光接続ユニット(光配線盤80)では、光ファイ
バの分岐数、分岐形態等に対応して、複数種類の部品を
選択収納した光モジュール20を使用することで、モジ
ュール本体30の共用化による低コスト化を図ることが
できるとともに、光モジュール20を収納する成端ユニ
ット81や接続ユニット83についても、光モジュール
形状等に対応した設計変更が不要になることで低コスト
化できる。以下、このことについて、詳細に説明する。
【0030】まず、光モジュール20の基本構成を説明
する。図8は、本発明に係る光モジュール20を示す図
であって、(a)は正面図、(b)は光コネクタ40側
から見た側面図である。図9(a)は、図8(b)にお
いて蓋31(図示略)を開放して、モジュール本体30
内の一方の収納空間21の内部を示した正面図、図9
(b)は押え片27近傍を示す拡大斜視図である。図1
0(a)は光モジュール20を示す平断面図(但し、図
9に示される収納空間21内の湾曲壁23、ホルダ部2
4、25等の図示を省略している)、図10(b)は図
9(a)に対向する反対側の蓋22を開放して、収納空
間22の内部を示した背面図である。図11は、モジュ
ール本体30の対向する両側の側壁部である蓋31、3
2を開放した状態を示す図であって、(a)は光コネク
タ40側から見た側面図、(b)はヒンジ部57近傍を
示す拡大図である。図13は、モジュール本体後壁部で
ある蓋33(以下「後蓋33」と称する場合がある)を
開放した状態を示す正面図である。
【0031】図8〜図13において、光モジュール20
は、外観薄板ケース状のモジュール本体30の一側部
に、光コネクタアダプタである光コネクタ40が取り付
けられた構成であり、モジュール本体30内に収納され
た光ファイバFを、前記光コネクタ40によってコネク
タ接続可能に成端するようになっている。前記光ファイ
バFは、モジュール本体30の前記光コネクタ40が取
り付けられたコネクタ取付壁34に開口された配線口3
5を介して、光モジュール20の外側に引き出すように
して配線される。ここで、光ファイバFは、モジュール
本体30内に収納される光ファイバの総称であり、成端
モジュール20aでは分岐接続用光ファイバである光フ
ァイバ41(図5参照)、ジャンパモジュール20bで
は光コネクタ104a(光コネクタプラグ)によってコ
ネクタ接続可能に成端された成端光ファイバである光フ
ァイバ104(図7参照)、カプラモジュール20cで
は分岐接続用光ファイバである光ファイバ114(図7
参照)である。
【0032】前記モジュール本体30の内部は、該モジ
ュール本体30の厚さ方向中央部に設けられた仕切壁で
ある仕切材36によって仕切られており、この仕切材3
6を介してその両側に二つの収納空間21、22が画成
されている。図10(a)に示すように、コネクタ取付
壁34近傍では、前記仕切材36が湾曲されて収納空間
21が拡張されており、この拡張部分に、モジュール本
体30のコネクタ取付壁34に開口されたコネクタ穴3
4aに嵌め込まれた前記光コネクタ40の一部が収納さ
れている。一方の収納空間22(以下「入力側収納空間
22」と称する場合がある)と、他方の収納空間21
(以下「出力側収納空間21」と称する場合がある)と
の間は、仕切材36の一側部を切り欠いた形状の連通穴
36aを介して連通されており、両収納空間21、22
に連通、配線される光ファイバFは、この連通穴36a
に挿通される。モジュール本体30内が仕切材36によ
って二つの収納空間21、22に仕切られた構成では、
各収納空間21、22での作業を、仕切材36を介して
仕切られた別の収納空間内に収納されている光ファイバ
の配線状態、光素子等の光部品の特性等に影響を与える
こと無く、効率良く行える利点がある。
【0033】図9(a)、図10(a)、(b)に示す
ように、各収納空間21、22には、光ファイバの湾曲
処理用の湾曲壁23が仕切材36から突設されている。
さらに、出力側収納空間21には、内部に収納した光フ
ァイバFを仕切材36に押え込むための押え片27が、
仕切材36や前記湾曲壁23等から突設されている。図
9(b)に示すように、仕切材36から突設された押え
片27は、前記仕切材36から立ち上げた先端を屈曲し
た部分と前記仕切材36との間に光ファイバ41を押え
込むようになっている。また、押え片27は、出力側収
納空間21のみならず、入力側収納空間22にも形成さ
れている。
【0034】前記入力側収納空間22は、出力側収納空
間21内を仕切る隔壁35aによって画成された通線穴
35bを介して、コネクタ取付壁34の配線口35と連
通されているため、入力側収納空間22から光モジュー
ル20外側に引き出すようにして配線される光ファイバ
は、出力側収納空間21内に露出せず、出力側収納空間
21内の光ファイバと絡み合う等の不都合を生じない。
【0035】モジュール本体30は、仕切材36並びに
この仕切材36の外周部にリブ状に突設された外周壁3
7からならなるフレーム部51と、このフレーム部51
の外側に装着される蓋部材52とを備えて構成されてい
る。ここで、図14(a)、(b)および図15
(a)、(b)に示すように、前記蓋部材52は、モジ
ュール本体30の厚さ方向両側に開閉自在に設けられた
蓋31、32と、前記光コネクタ40に対向する後端部
に開閉自在に設けられたモジュール本体後壁部である蓋
33(後蓋)とを、モジュール本体30の底部の下壁部
56に装着される取付板部53に対して、それぞれヒン
ジ部57、60を介して回転自在に連結した構成であ
り、フレーム部51に対して一括して着脱できるように
なっている。
【0036】フレーム部51を構成する外周壁37は、
コネクタ取付壁34と上壁部55と下壁部56とからな
り、モジュール本体30の後端部の後蓋33を除く外周
部を形成する枠状になっている。上壁部55および下壁
部56は、仕切材36を介して対向する上下(図9
(a)、図10(b)等において上下)に設けられ、細
長形状のコネクタ取付壁34の長手方向端部からモジュ
ール本体30後端部まで延在されている。各外周壁3
4、55、56は、いずれも仕切材36から該仕切材3
6の厚さ方向両側に突出するリブ状になっている。
【0037】図14(a)、(b)および図15
(a)、(b)は、蓋部材52を示す。図14(a)、
(b)および図15(a)、(b)に示すように、蓋部
材52は、フレーム部51の前記下壁部56に装着され
る細長プレート状の取付板部53と、該取付板部53の
長手方向に垂直な幅方向両側にそれぞれヒンジ部57を
介して回転自在に連結された1対の蓋31、32と、前
記取付板部53の長手方向一端部にヒンジ部60を介し
て回転自在に連結された後蓋33とを備えて構成されて
いる。
【0038】この蓋部材52は、取付板部53を前記下
壁部56に装着することで、フレーム部51に対して取
り付けられる。モジュール本体30は、前記下壁部56
に前記取付板部53を装着して、蓋部材52を取り付け
ることで組み立てられる。前記蓋部材52は、下壁部5
6の下面56a側に突設された係合片56bに対して取
付板部53を係合することで、モジュール本体30を構
成するフレーム部51に組み付けられる。図15
(a)、(b)において、具体的には、取付板部53の
長手方向複数箇所(図では3箇所)に連設された長穴5
3aを、前記下壁部56の係合片56bに挿入し、取付
板部53を下壁部56の延在方向に沿ってスライド移動
することで、前記長穴53aの長手方向一端部内面にフ
ランジ状に突設された係合部53bに前記係合片56b
を係合せしめる。取付板部53側の係合部53bは、下
壁部56からの係合片56bの突出先端から張り出され
た張出部56cと前記下壁部56との間に確保された隙
間に嵌合されるため、取付板部53は下壁部56に対し
てぐらつくことなく安定に装着される。これにより、取
付板部53が下壁部56に対して一体的に装着され、蓋
部材52全体がフレーム部51に落下しないように取り
付けられたことになる。取付板部53を下壁部56に対
して逆方向にスライド移動することで、長穴53aの長
手方向他端部の通過穴53cを下壁部56の係合片56
bに対して位置決めすると、下壁部56の係合片56に
対する取付板部53の係合部53bの係合が解除され、
係合片56bを長穴3aから抜き出すようにして、下壁
部56に対して取付板部53を離脱できる。これによ
り、モジュール本体30から蓋部材52を簡単に分離で
きる。
【0039】蓋31、32、33は、それぞれ開閉自在
であり、図8(a)、(b)に示すように、これら蓋3
1、32および後蓋33をフレーム部51に対して装着
することで、モジュール本体30全体がケース状に組み
立てられる。蓋31は出力側収納空間21を開閉する蓋
として機能し、蓋32は入力側収納空間22を開閉する
蓋として機能するものであり、これら蓋31、32の開
閉操作によって、収納空間21、22を個別に開閉する
ことができる。また、蓋31、32は、収納空間21、
22を塞ぐ側壁部自体、モジュール本体30の厚さ方向
の両側壁部自体を構成しているため、これら蓋31、3
2を開放すると、収納空間21、22全体が露出され
る。
【0040】図11(a)、(b)に示すように、各蓋
31、32は、前記ヒンジ部57から最も離間された端
部に設けられたラッチ58を、上壁部55に設けられた
係止部59(図9、図13参照)に係合することで、閉
状態(図11(a)中仮想線)を維持することができ
る。前記ラッチ58は前記係止部59に対して係脱自在
であり、前記閉状態でもモジュール本体30外側に露出
しているレバー部58aの操作によって前記係止部59
との係合を解除することで、簡単に開放することができ
る。
【0041】図13に示すように、後蓋33は、取付板
部53に対してヒンジ部60を介して回転自在に連結さ
れており、このヒンジ部60を中心とする回転によっ
て、モジュール本体30後端部を開閉するようになって
いる。この後蓋33は、前記ヒンジ部60から最も離間
された端部に設けられたラッチ61を、上壁部55に設
けられた係止部62に係合することで、閉状態(図9実
線、図13(a)中仮想線)を維持することができる。
前記ラッチ61は前記係止部62に対して係脱自在であ
り、前記閉状態でもモジュール本体30外側に露出して
いるレバー部61aの操作によって前記係止部62との
係合を解除することで、簡単に開放することができる。
【0042】本実施の形態において、モジュール本体3
0を構成するフレーム部51並びに蓋部材52はそれぞ
れ、全体がプラスチック等の合成樹脂からなる一体成形
品である。図11(b)に示すように、前記ヒンジ部5
7は、取付板部53と蓋31、32間の境界の肉厚を薄
くした部分である。また、後蓋33のヒンジ部60につ
いても同様の薄肉部を採用している。なお、本発明にお
いては、ヒンジ部57、60は、樹脂製モジュール本体
30の薄肉部に限定されず、例えば、取付板部53と蓋
31、32の一方に成形した軸部に他方の係合部を回転
自在に係合する構成、取付板部53と蓋31、32とを
ピン等の別部品を介して連結した構成等、各種構成が採
用可能である。但し、低コスト化、部品点数の削減等の
面では、全体が合成樹脂から一体成形された蓋部材5
2、並びに、その薄肉部からなるヒンジ部57、60を
採用することが有利である。
【0043】この光モジュール20によれば、両蓋3
1、32を開放すれば、両側の収納空間21、22を同
時に開放することができ、両側の収納空間21、22を
対照しながら作業を進めることが可能になり、作業性を
向上できる。しかも、各収納空間21、22のいずれの
側にも、仕切材36の連通穴36aが露出されるため、
連通穴36aへの光ファイバFの挿通、取り出し(抜き
取り)等を伴う作業を行う場合であっても、作業性を向
上できる。仕切材36において後蓋33に臨む端部に形
成された連通穴36aは、後蓋33によって一側部が開
閉されるようになっており、後蓋33を開放するとその
一側部が開放されるため、両蓋31、32に加えて後蓋
33を開放することで、連通穴36aに対する光ファイ
バFの挿通、取り出し等の作業を自由に行えるようにな
るから、両収納空間21、22に連通される光ファイバ
Fが関与する作業を一層効率良く行うことができる。
【0044】蓋31、32、33を開放しても、蓋部材
52は、下壁部56の係合片56aに対する取付板部5
3の係合状態が解除されない限り、モジュール本体30
から分離して落下するといった心配が無い。両蓋31、
32並びに後蓋33は、蓋部材52として連続した1部
品になっているため、開放しても分離しないから、開放
時の落下による破損、紛失等の不都合が生じない。しか
も、これら蓋31、32、33は、フレーム部51側の
係止部59、62に対するラッチ58、61の操作によ
って簡単に開閉できるから、これにより、開閉に掛かる
作業時間の短縮等も実現できる。
【0045】図8(a)、(b)、図11(a)、
(b)に示すように、モジュール本体30のコネクタ取
付壁34に開口されたコネクタ穴34aの一側部は、一
方の蓋31によって開閉されるようになっており、この
蓋31を開放することで開放され、前記光コネクタ40
の収納、取り出し等の作業を行うことができる。したが
って、モジュール本体30の外で、光コネクタ40に対
する光ファイバFのコネクタ接続作業や、光ファイバF
がコネクタ接続される各光コネクタ40のハウジング4
0a(後述)内部の清掃(例えば内部の割りスリーブの
清掃)等を効率良く行えるといった利点もある。
【0046】つまり、光コネクタ40は、スリーブ状の
ハウジング40aの対向する両側部に突出された1対の
取付片40bを備えており、図10(a)、(b)に示
すように、コネクタ穴34a近傍にて仕切材36に形成
された溝状のコネクタ位置決め穴36bに、一方の取付
片40bを嵌め込み、他方の取付片40bを、蓋31に
形成された溝状のコネクタ位置決め穴31aに嵌め込ん
で、所定位置に安定に実装されるようになっている。図
12(a)、(b)に示すように、光コネクタ40の両
側の取付片40bには穴40cが穿設されており、仕切
材36の前記コネクタ位置決め穴36bに嵌め込んだ取
付片40bの穴40cを、仕切材36の前記コネクタ位
置決め穴36b内面に突設された嵌合突起36cに離脱
可能に嵌め込むことで、光コネクタ40が安定支持され
る。蓋31側のコネクタ位置決め穴31aには、光コネ
クタ40の他方の取付片40bの穴40cに嵌め込まれ
る嵌合突起は無く、蓋31を開放すると、コネクタ位置
決め穴31aから取付片40bが引き抜かれ、フレーム
51(詳細には仕切材36)側に支持された光コネクタ
40が露出される。モジュール本体30の蓋31を開放
し、光コネクタ40を強く引いて、仕切材36の前記コ
ネクタ位置決め穴36bから取付片40bを抜き出すだ
けで、モジュール本体30から光コネクタ40を簡単に
取り出すことができる。そして、モジュール本体30か
ら取り出した光コネクタ40から、該光コネクタ40に
接続されていた光ファイバF先端の光コネクタF1を引
き抜くことで、モジュール本体30外の充分な作業スペ
ースが確保できる場所にて、光コネクタ40内の清掃等
の作業を効率良く行える。また、蓋31を開放しておけ
ば、仕切材36の前記コネクタ位置決め穴36bに取付
片40bを押し込んで嵌め込むだけで、光コネクタ40
の実装を容易に行えることは言うまでも無い。なお、フ
レーム部51側のコネクタ位置決め穴の形成位置は、仕
切材36に限定されず、フレーム部51のコネクタ取付
壁34近傍の何処でも良い。
【0047】光モジュール20の具体的構成は、前述の
構成に限定されず、各種変更が可能である。例えば、前
記実施の形態では、モジュール本体30の側壁部31、
32全体、後壁部33全体が、それぞれ開閉自在の蓋と
して機能する構成を例示したが、本発明はこれに限定さ
れず、例えば、モジュール本体の両側の各側壁部の一
部、後壁部の一部が開閉自在の蓋として機能する構成も
採用可能である。また、両側壁部全体または1部を開閉
する蓋、後壁部の全体または1部を開閉する蓋として
は、前述の蓋部材52を構成するものに限定されず、モ
ジュール本体の一部分をヒンジによって回転自在に連結
した蓋として機能させる構成も採用可能である。但し、
モジュール本体から離脱可能な蓋部材52であれば、モ
ジュール本体から離脱してしまえば邪魔にならず、仕切
材を介して両側の収納空間や連通穴に対する光ファイバ
の収納、取り出し等の作業に干渉しなくなるので、優れ
た作業性が得られるので、この点で有利である。
【0048】図8(a)に示す引留部品38は、配線口
35に挿通された光ファイバFを引き留めるための部材
であり、配線口35に嵌め込むことで移動しないように
収納される。前記配線口35は、蓋31とは逆の蓋32
を開放することで一側部を開放できることから、これに
より、配線口35に対する引留部品38の収納、取り出
し、交換等の作業を簡便に行える。なお、引留部品38
も、本発明に係る光部品に相当する。
【0049】次に、各光モジュール20a、20b、2
0cについて具体的に説明する。
【0050】(成端モジュール20a)図5、図16
(a)、(b)、図17(a)、(b)に示すように、
成端モジュール20aは、モジュール本体30内に、光
ファイバ41(図5参照)を収納したものである。光フ
ァイバ41は、多心光ファイバコード(ここでは、4心
光ファイバコード)等からなる多心光ファイバ部41a
と、この多心光ファイバ部41aの端末から、分岐部4
3を介して例えば4分岐、8分岐等の複数に分岐された
複数本の分岐光ファイバ41bとを備えて構成されてい
る。各分岐光ファイバ41bの前記多心光ファイバ部4
1bから分岐された端末は、前記光コネクタ42によっ
てコネクタ接続可能に成端され、それぞれモジュール本
体30(具体的には出力側収納空間21)内側から光コ
ネクタ40に対してコネクタ接続されており、これによ
り、光ファイバ41のn心の光線路が、それぞれ光コネ
クタ40によって、分岐光ファイバ41b単位でジャン
パ用光ファイバ100に対してコネクタ接続可能に成端
されている。また、入力側収納空間22には、分岐光フ
ァイバ41bの余長が湾曲収納される。分岐光ファイバ
41bとしては、光ファイバコード、光ファイバ心線等
が採用される。また、分岐光ファイバ41bとしては単
心のものに限定されず、多心のものも採用可能である。
【0051】具体的には、図16(a)、(b)に示す
光モジュール20aは、4心光ファイバコードである光
ファイバ41(多心光ファイバ部41a)端末を分岐部
43(以下、説明の便宜上「分岐部43a」と称する場
合がある)を介して4本の単心の分岐光ファイバ41b
に分岐してなる光ファイバ41を2本収納したものであ
り、図17(a)、(b)に示す光モジュール20a
は、8心光ファイバコードである光ファイバ41(多心
光ファイバ部41a)端末を分岐部43(以下、説明の
便宜上「分岐部43b」と称する場合がある)を介して
8本の単心の分岐光ファイバ41bに分岐してなる光フ
ァイバ41を1本収納したものである。
【0052】図16(a)、(b)に示す光モジュール
20aでは、入力側収納空間22内に設けられたホルダ
部26にホルダ28を取り付け、このホルダ28に、各
光ファイバ41の分岐部43aを取り出し可能にクラン
プ保持している。ホルダ部26は、ホルダ28が後付け
されるホルダ取付部として機能する。図17(a)、
(b)に示す光モジュール20aでは、入力側収納空間
22内に設けられたホルダ部26に直接、光ファイバ4
1の分岐部43bを取り出し可能にクランプ保持してい
る。
【0053】図16(b)、図17(b)に示すよう
に、ホルダ部26は、モジュール本体30の下壁部56
から、仕切材36に沿って離間された2箇所に突設され
た突起26aと、この二つの突起26aの間にて、前記
下壁部56との間に数mm程度の隙間が確保されるよう
にして前記仕切材36から突設された突起26bとを備
え、これら突起26a、26b間に挿入された分岐部4
3bを取り出し可能にクランプ保持するようになってい
る。図18に示すように、ホルダ28は、ゴム等の弾力
性を有する素材によって形成され、分岐部43aを収納
して取り出し可能にクランプ保持する保持溝28aが複
数並列に形成されたプレート状の部材になっている。こ
のホルダ28は、中央部に設けられた嵌合穴28bを、
仕切材36からピン状に突出された前記突起26bに押
し込むことで、簡単に嵌合固定できるようになってい
る。突起26bに嵌合したホルダ28は、前記仕切材3
6や下壁部56に当接状態になるため、がたつき等の無
い安定な取り付け状態が得られる。また、ホルダ28
は、強く引くことで、突起26bから抜き出すことがで
きる。
【0054】ところで、分岐部43は、光ファイバ41
の分岐数等によってサイズが異なる。図16(a)、
(b)に例示した分岐部43aは、図17(a)、
(b)に示した分岐部43bよりもサイズが小さく、分
岐部43bの安定保持に適合するホルダ部26では、安
定保持できないが、ホルダ部26に取り付けたホルダ2
8により安定保持することができる。分岐部43のサイ
ズに適合するホルダ28を選択してホルダ部26に取り
付けることで、各種サイズの分岐部43の安定保持を実
現できる。また、モジュール本体30内、具体的には、
入力側収納空間22内に収納する分岐部43の数がさら
に多い場合には、分岐部43数に対応可能な保持溝28
aを備えるホルダ28を採用して、ホルダ28に取り付
けることで、各分岐部43の安定保持に対応できる。
【0055】(ジャンパモジュール20b)図19
(a)、(b)に示すように、ジャンパモジュール20
bは、光コネクタ104a(光コネクタプラグ)によっ
てコネクタ接続可能に成端された光ファイバ104を、
モジュール本体30内に引き込んで収納し、前記光ファ
イバ104をモジュール本体30(詳細には出力側収納
空間21)の内側から光コネクタ40に接続し、前記光
コネクタ40によって、ジャンパ用光ファイバ100に
対してコネクタ接続可能に成端したものである。図19
(a)、(b)においては、具体的には、光ファイバコ
ード等からなる複数本の単心の光ファイバ104の余長
を入力側収納空間22にて湾曲収納し、連通穴36を介
して出力側収納空間21内に配線、収納された各光ファ
イバ104を、光コネクタ40に接続している。光ファ
イバ104の途中には、分岐部等の光部品は設けられて
いないから、前述の成端モジュール20aのホルダ28
等の、光部品を保持するためのホルダの設置は不要であ
る。
【0056】(カプラモジュール20c)図8(a)、
(b)、図20(a)、(b)、図21(a)、(b)
に示すように、カプラモジュール20cは、分岐接続用
光ファイバである光ファイバ114をモジュール本体3
0内に収納したものである。モジュール本体30の入力
側収納空間22には基端側光ファイバ114aの余長が
湾曲収納され、出力側収納空間21には光部品(光素
子)としての光カプラ113と、この光カプラ113を
介して前記基端側光ファイバ114aから複数本分岐さ
れた分岐光ファイバ114bの余長とが収納されてい
る。
【0057】図20(a)、(b)、図21(a)、
(b)に示すカプラモジュール20cでは、光ファイバ
コードである単心の基端側光ファイバ114aの余長を
入力側収納空間22に湾曲収納し、前記光カプラ113
近傍にて基端側光ファイバ114aの保護チューブを除
去して露出させた光ファイバ心線114dを、連通穴3
6aに挿通して、仕切材36を介して両側の収納空間2
1、22に連通させている。入力側収納空間22では、
光ファイバ心線114dを口出しした口元に固定された
引留部材114eを、前記連通穴36a近傍に設けられ
たホルダ部29に取り出し可能に保持している。出力側
収納空間21では、光コネクタ114c(光コネクタプ
ラグ)によってコネクタ接続可能に成端された各分岐光
ファイバ114bの先端を光コネクタ40に接続して、
ジャンパ用光ファイバ100に対してコネクタ接続可能
に成端している。なお、引留部材114eも、本発明に
係る光部品に相当する。
【0058】図20(a)、(b)に示すカプラモジュ
ール20cは、具体的には、単心の基端側光ファイバ1
14aから1:4光カプラ113(説明の便宜上、以下
符合113aを付す場合がある)を介して4本の単心の
分岐光ファイバ114bを分岐した光ファイバ114を
1本収納したものであり、図21(a)、(b)に示す
カプラモジュール20cは、具体的には、単心の基端側
光ファイバ114aから1:8光カプラ113(説明の
便宜上、以下符合113bを付す場合がある)を介して
8本の単心の分岐光ファイバ114bを分岐した光ファ
イバ114を1本収納したものである。図20(a)、
(b)に示すカプラモジュール20cでは、コネクタ取
付壁34の2箇所に開口されたコネクタ穴34aの内の
一方にのみ、合計4心に対応する光コネクタ40(単心
の光コネクタアダプタを4個)を収納し、他方のコネク
タ穴34aには栓44を嵌め込んで塞いでいる。但し、
途中に光カプラ113aが介在されてなる光ファイバ1
14を収納するカプラモジュール20cとしては、図2
0(a)、(b)に示す構成に限定されず、例えば、図
20(a)、(b)に示す光ファイバ114を2本収納
し、二つのコネクタ穴34aにそれぞれ実装された光コ
ネクタ40によって、合計8心分の光回線のコネクタ接
続可能な成端を実現するようにしても良い。この場合、
各光ファイバ114の光カプラ113aは、ホルダ部2
4に安定保持することができる。
【0059】光カプラ113a、113bは、出力側収
納空間21の上下に対向配置されたホルダ部24、25
あるいは一方のホルダ部25に着脱自在に設けられるホ
ルダ25a(図21(a)参照)に選択的にクランプ保
持することで、出力側収納空間21に安定収納される。
つまり、前記ホルダ部24、25は、いずれも、仕切材
36等から突設された突起(図中、ホルダ部24を構成
する突起に符合24b、ホルダ部25を構成する突起に
符合25bを付した)によって、光カプラを取り出し可
能にクランプ保持するものであるが、これらホルダ部2
4、25は、安定にクランプ保持できる光部品(ここで
は光カプラ)の適合サイズに違いがある。また、下側の
ホルダ部25には、別途、光カプラ等の光部品(光素
子)を取り出し可能にクランプ保持するホルダ25aを
着脱自在に取り付けることが可能である。ホルダ部25
は、ホルダ25aが後付けされるホルダ取付部として機
能する。ホルダ25aは、ホルダ部25を構成する複数
の突起25b間への嵌め込みによって着脱自在に取り付
けられる。したがって、これらホルダ部24、25、ホ
ルダ部25に取り付けられるホルダ25aを選択するこ
とで、各種サイズの光カプラの安定なクランプ保持を実
現できる。具体的には、一方の光カプラ113aは、図
20(a)、(b)、図21(a)、(b)中上側のホ
ルダ部24にクランプ保持され、前記光カプラ113a
に比べて分岐数が多くサイズが大きい光カプラ113b
は、下側のホルダ部25に着脱可能に取り付けられたホ
ルダ25aにクランプ保持されるようになっている。ま
た、図20(a)、(b)、図21(a)、(b)に示
すカプラモジュール20cでは、湾曲壁23等を利用す
ることで、出力側収納空間21に分岐光ファイバ114
bの余長が湾曲収納される。
【0060】光ファイバ114の途中には、多心光ファ
イバ部41aから複数本の分岐光ファイバ41を分岐す
る分岐部43は存在しないから、入力側収納空間22の
ホルダ部26にはホルダ28を取り付ける必要は無い。
逆に、成端モジュール20a、ジャンパモジュール20
bでは、モジュール本体30に収納する光ファイバ4
1、104に、引留部品38や光カプラ113が設けら
れていないから、入力側収納空間22のホルダ部29や
出力側収納空間21のホルダ部24、25は空きのまま
で良く、これらホルダ部29、24、25を、光ファイ
バ41、104の引き回し等に利用することも可能であ
る。
【0061】前述のように、本発明に係る光モジュール
20、光配線方式、光配線ユニット(光配線盤80)に
よれば、入力側収納空間22のホルダ部26、29、出
力側収納空間21のホルダ部24、25、ホルダ部2
6、25に着脱自在に取り付けられるホルダ28、25
aを選択的に利用して、分岐部43、引留部材114
e、光カプラ113である光部品を保持することで、モ
ジュール本体30に収納する光ファイバ41、104、
114の分岐形態、分岐数等に適合する光モジュール2
0a、20b、20cを組み立てることができる。ま
た、ジャンパモジュール20bおよびカプラモジュール
20cを、同一のモジュール本体30を共用して構成す
ることで、2種類の光モジュール20b、20cを同一
の接続ユニット83に収納でき、接続ユニット83内に
おける収納位置も、光モジュール20b、20cの種類
によって区別する必要が無い。したがって、これにより
接続ユニット83の低コスト化、該接続ユニット83が
搭載されてなる接続架体84の小型化、低コスト化を実
現できる。成端モジュール20aについても、ジャンパ
モジュール20bおよびカプラモジュール20cと同一
のモジュール本体30を用いて構成することで、光配線
盤80に収納される複数種類の光モジュール20の製造
コストを低減できる。
【0062】前記光配線方式、光配線ユニット80によ
れば、成端ユニット81、接続ユニット83のいずれ
も、光ファイバ同士の光接続部を光モジュール20a、
20b、20c内に収納しないで構成できる。成端ユニ
ット81は、該成端ユニット81に引き込まれた光ファ
イバ90と、成端モジュール20a側の光ファイバ41
との光接続部94を、接続部収納棚86に集合させて収
納する構成であり、接続ユニット83は、ジャンパモジ
ュール20bの光コネクタ40にカプラモジュール20
bから引き出された光ファイバ114をコネクタ接続す
ることで、ジャンパモジュール20b側の光ファイバ1
04とカプラモジュール20c側の光ファイバ114と
が接続される構成であるから、光ファイバ90、41間
の接続、光ファイバ104、114間の接続を、光モジ
ュール20a、20b、20cのユニット81、83か
らの引き出しや、開放作業無しに行うことができ、作業
性を向上できる。
【0063】また、各光モジュール20a、20b、2
0cでは、配線口35に嵌め込み収納される引留部品3
8も、入力側収納空間22から配線口35を介して引き
出すようにして配線される光ファイバ41、104、1
14の種類、心数、本数等に対応して、例えば図22
(a)、(b)、図23(a)、(b)に示す構成のも
のを選択使用するようになっている。図22(a)、
(b)に示す引留部品38(以下、説明の便宜上、符合
38aを付す場合がある)は、形状、大きさの異なる光
ファイバ穴39aが複数貫通形成されたものであり、図
23(a)、(b)に示す引留部品38(以下、説明の
便宜上、符合38bを付す場合がある)は、ほぼ同じ径
の断面円形の光ファイバ穴39bが複数貫通形成された
ものである。いずれの引留部品38も、ゴムや合成樹脂
等の弾力性を有する素材から形成されており、光ファイ
バ穴39a、39bへの光ファイバの嵌め込み固定や、
取り出しを行うための側部開口部39c、39dが側面
にスリット状に開口されている。成端モジュール20a
では、配線口35に挿通される光ファイバ41の多心光
ファイバ部41aが多心光ファイバコード等の多心光フ
ァイバであることに対応して、図22(a)、(b)に
示す引留部品38aを配線口35に嵌め込み収納して、
前記多心光ファイバ部41aを光ファイバ穴39aに嵌
合固定する。ジャンパモジュール20bやカプラモジュ
ール20cの配線口35には、図23(a)、(b)に
示す引留部品39aを配線口35に嵌め込み収納して、
前記配線口35に挿通される光ファイバ104や光ファ
イバ114の基端側光ファイバ114aである単心光フ
ァイバコード等の単心光ファイバを、光ファイバ穴39
bに嵌合固定する。
【0064】本発明は、前記実施の形態に限定されず、
各種変更が可能であることは言うまでも無い。例えば、
成端モジュール20a、カプラモジュール20cに収納
する光ファイバ41、114の本数、分岐数は、前述の
実施の形態に例示したものに限定されず、適宜変更可能
である。また、ジャンパモジュール20bに収納される
光ファイバ104の本数も、適宜変更可能である。モジ
ュール本体内に収納される光部品としては、光ファイバ
の途中に介在されたり、光ファイバに装着される部品で
あり、前記分岐部43、引留部品38、光カプラ11
3、引留部材114eに限定されず、例えば、モジュー
ル本体内に収納される光ファイバの途中に設けられた光
フィルタ等の各種光素子なども採用可能である。前記実
施の形態において、光配線盤80を構成する接続ユニッ
ト83、接続架体84も、それぞれ本発明に係る光配線
ユニットとして機能する。本発明に係る光配線ユニット
としては、光モジュールを収納する構成であれば良く、
光配線盤に限定されず、例えば光接続箱等、各種構成が
採用可能である。光モジュール内に収納する光分岐器と
しては、光カプラに限定されず、例えば基板形光導波路
からなるもの等、各種構成が採用可能である。光カプラ
以外の光分岐器を収納した光モジュールでも、前述の
「カプラモジュール20c」について説明した機能、作
用は同様であり、「カプラモジュール」を「分岐モジュ
ール」と読み替えることができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
モジュール本体内に収納する光ファイバに設けられた光
部品の種類、形状、サイズ等に対応して、前記モジュー
ル本体内に設けられたホルダ部の使用、不使用、このホ
ルダ部に対するホルダの取り付けの有無を選択すること
によって、前記光ファイバを安定収納できる光モジュー
ルが得られる。複数本の分岐光ファイバに分岐された光
ファイバを収納する場合は、光ファイバの分岐形態、分
岐数等に対応して用いられる光部品の種類、形状、サイ
ズ等に対応して、ホルダ部の使用、不使用、このホルダ
部に対するホルダの取り付けの有無を選択することによ
って、前記光ファイバを安定収納できる光モジュールが
得られる。このため、複数種類の光モジュールを、同一
のモジュール本体を使用して構成することができ、低コ
スト化を図ることができる。また、この光モジュールを
収納する光配線ユニットのユニットフレームを、光モジ
ュールの種類別に分ける必要が無くなり、共通化できる
ようになるから、これによる低コスト化も実現できると
いった優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る光配線ユニットとしての光配線
盤を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図
である。
【図2】 図1の光配線盤に搭載される成端ユニットを
示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、
(c)は側面図である。
【図3】 図1の光配線盤を構成する成端架体に設けら
れたユニット取付フレームを示す正面図である。
【図4】 図3のユニット取付フレームに対する成端ユ
ニットの取付構造を示す分解斜視図である。
【図5】 図2の成端ユニットでの光ファイバ同士の接
続状態を示す光配線図である。
【図6】 図1の光配線盤に搭載される接続ユニットを
示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、
(c)は側面図である。
【図7】 図6の接続ユニットにおける光ファイバ同士
の接続状態を示す光配線図であり、(a)はジャンパモ
ジュールに係る光配線図、(b)はジャンパモジュール
とカプラモジュールとを用いた場合の光配線図を示す。
【図8】 本発明に係る光モジュールを示す図であっ
て、(a)は正面図、(b)は光コネクタ40側から見
た側面図である。
【図9】 (a)は、図8(b)においてモジュール本
体の側壁部である蓋を取り外した状態を示す正面図、
(b)は押え片近傍を示す拡大斜視図である。
【図10】 (a)は光モジュールを示す平断面図、
(b)は図9(a)に対向する反対側の収納空間の内部
構造を示す背面図である。
【図11】 モジュール本体の対向する両側の側壁部で
ある蓋を開放した状態を示す図であって、(a)は光コ
ネクタ側から見た側面図、(b)はヒンジ部近傍を示す
拡大図である。
【図12】 (a)は本発明に係る光モジュールのモジ
ュール本体に実装される光コネクタアダプタを示す斜視
図、(b)は、(a)の光コネクタアダプタの両側の取
付片に穿設された穴と、モジュール本体側の仕切材並び
に一方の蓋に形成された嵌合突起との嵌合状態を示す平
断面図である。
【図13】 モジュール本体後壁部である蓋を開放した
状態を示す正面図である。
【図14】 モジュール本体を構成する蓋部材を示す図
であって、(a)は展開した状態を示す平面図、(b)
は(a)の側面図である。
【図15】 モジュール本体を構成する蓋部材を示す図
であって、(a)は展開した状態を示す正断面図、
(b)は取付板部に開口された長穴を示す下面図であ
る。
【図16】 本発明に係る光モジュールの構成例である
成端モジュールを示す図であって、(a)は出力側収納
空間を示す正面図、(b)は(a)に対する背面図であ
り入力側収納空間を示す。
【図17】 本発明に係る光モジュールの構成例である
成端モジュールの別の構成例を示す図であって、(a)
は出力側収納空間を示す正面図、(b)は(a)に対す
る背面図であり入力側収納空間を示す。
【図18】 図16、図17の成端モジュールに収納さ
れる光ファイバの分岐部を保持するホルダを示す図であ
って、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は側面
図である。
【図19】 本発明に係る光モジュールの構成例である
ジャンパモジュールを示す図であって、(a)は出力側
収納空間を示す正面図、(b)は(a)に対する背面図
であり入力側収納空間を示す。
【図20】 本発明に係る光モジュールの構成例である
カプラモジュールを示す図であって、(a)は出力側収
納空間を示す正面図、(b)は(a)に対する背面図で
あり入力側収納空間を示す。
【図21】 本発明に係る光モジュールの構成例である
カプラモジュールの別の構成例を示す図であって、
(a)は出力側収納空間を示す正面図、(b)は(a)
に対する背面図であり入力側収納空間を示す。
【図22】 本発明に係る光モジュールの配線口に嵌め
込み収納される引留部品の一例を示す図であって、
(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図23】 本発明に係る光モジュールの配線口に嵌め
込み収納される引留部品の他の例を示す図であって、
(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図24】 従来例の光配線ユニットとしての光配線盤
を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図で
ある。
【図25】 従来例の光モジュールを示す図であって、
(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は光コネクタ
側から見た側面図である。
【符号の説明】
20…光モジュール、20a…光モジュール(成端モジ
ュール)、20b…光モジュール(ジャンパモジュー
ル)、20c…光モジュール(カプラモジュール)、2
4…ホルダ部、25…ホルダ部,ホルダ取付部、25a
…ホルダ、26…ホルダ部,ホルダ取付部、28…ホル
ダ、29…ホルダ部、30…モジュール本体、34…コ
ネクタ取付壁、35…配線口、38…光部品(引留部
品)、40…光コネクタ(光コネクタアダプタ)、41
…光ファイバ、43…光部品(分岐部)、80…光配線
ユニット、83…光配線ユニット(接続ユニット)、8
4…光配線ユニット(接続架体)、85…ユニットフレ
ーム、104…光ファイバ、108…ユニットフレー
ム、113…光部品(光カプラ)、114…光ファイ
バ、114b…分岐光ファイバ、114e…光部品(引
留部材)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大崎 卓也 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 (72)発明者 古川 洋 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 (72)発明者 野村 義和 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 (72)発明者 廣瀬 潤 大分県大分市大字駄原2899番地 西日本電 線株式会社内 (72)発明者 安川 寛昭 福岡県福岡市中央区天神1丁目12番20号 九州通信ネットワーク株式会社内 Fターム(参考) 2H036 JA01 QA48 QA59 RA22 2H038 CA33 CA37 CA38

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ(41、104、114)を
    収納するケース状のモジュール本体(30)の一側部
    に、前記光ファイバをコネクタ接続可能に成端する光コ
    ネクタ(40)が取り付けられてなる光モジュールにお
    いて、 前記モジュール本体内に、前記光ファイバの途中に設け
    られた分岐部や引き留め用の部品や光カプラなどの光素
    子等である光部品(38、43、113、114e)を
    支持するホルダ部(26、29、24、25)と、前記
    光部品を支持するホルダ(28、25a)が後付け可能
    なホルダ取付部(26、25)とが設けられていること
    を特徴とする光モジュール(20、20a、20b、2
    0c)。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の光モジュールのモジ
    ュール本体内における光ファイバの分岐数や分岐形態等
    に対応して、前記モジュール本体内の前記ホルダ部やホ
    ルダ取付部に取り付けたホルダを選択的に用いて、前記
    光部品を保持するようになっていることを特徴とする光
    配線方式。
  3. 【請求項3】 前記請求項1記載の光モジュールを横並
    びに複数収納するユニットフレーム(108)を備え、
    このユニットフレームでは、前記光モジュールが、前記
    モジュール本体において前記光コネクタが設けられたコ
    ネクタ取付壁(34)を前記ユニットフレームの一側部
    に設けられた作業面側に露出させる向きで横並びに複数
    収納され、しかも、光分岐器(113)を収納した前記
    光モジュールの前記コネクタ取付壁に開口された配線口
    (35)から、前記光分岐器によって複数に分岐された
    分岐光ファイバ(114b)が前記光コネクタによって
    コネクタ接続可能に成端されてなる光ファイバが引き出
    され、前記配線口から引き出された光ファイバが前記ユ
    ニットフレーム内の別の光モジュールの前記光コネクタ
    に対して前記作業面側からコネクタ接続可能になってい
    ることを特徴とする光配線ユニット(80、83、8
    4)。
JP2000239217A 2000-08-07 2000-08-07 光モジュールおよび光配線方式および光配線ユニット Expired - Lifetime JP4215938B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000239217A JP4215938B2 (ja) 2000-08-07 2000-08-07 光モジュールおよび光配線方式および光配線ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000239217A JP4215938B2 (ja) 2000-08-07 2000-08-07 光モジュールおよび光配線方式および光配線ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002055238A true JP2002055238A (ja) 2002-02-20
JP4215938B2 JP4215938B2 (ja) 2009-01-28

Family

ID=18730794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000239217A Expired - Lifetime JP4215938B2 (ja) 2000-08-07 2000-08-07 光モジュールおよび光配線方式および光配線ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4215938B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006115341A (ja) * 2004-10-15 2006-04-27 Dx Antenna Co Ltd 光受信機の光ファイバ余長収納構造
JP2008096668A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Nippon Tsushin Denzai Kk 光キャビネット
AU2009201534A1 (en) * 2008-10-14 2010-04-29 Corning Cable Systems Llc Optical fiber management shelf for optical connection terminals
JP2011237797A (ja) * 2010-04-30 2011-11-24 Corning Cable Systems Llc 多層モジュール
JP2014102326A (ja) * 2012-11-19 2014-06-05 Hitachi Metals Ltd 光伝送ラインカード
JP5559404B1 (ja) * 2013-07-29 2014-07-23 ミハル通信株式会社 光送受信器用光ファイバ収容トレイと光送受信器
JP2019113640A (ja) * 2017-12-22 2019-07-11 大電株式会社 光ファイバ分岐器
JP7447581B2 (ja) 2020-03-16 2024-03-12 住友ベークライト株式会社 光配線部品および電子機器
JP7484255B2 (ja) 2020-03-16 2024-05-16 住友ベークライト株式会社 光配線部品用筐体、光配線部品および電子機器

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006115341A (ja) * 2004-10-15 2006-04-27 Dx Antenna Co Ltd 光受信機の光ファイバ余長収納構造
JP4726459B2 (ja) * 2004-10-15 2011-07-20 Dxアンテナ株式会社 光受信機の光ファイバ余長収納構造
JP2008096668A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Nippon Tsushin Denzai Kk 光キャビネット
AU2009201534A1 (en) * 2008-10-14 2010-04-29 Corning Cable Systems Llc Optical fiber management shelf for optical connection terminals
AU2009201534B2 (en) * 2008-10-14 2010-08-26 Corning Cable Systems Llc Optical fiber management shelf for optical connection terminals
JP2011237797A (ja) * 2010-04-30 2011-11-24 Corning Cable Systems Llc 多層モジュール
JP2014102326A (ja) * 2012-11-19 2014-06-05 Hitachi Metals Ltd 光伝送ラインカード
JP5559404B1 (ja) * 2013-07-29 2014-07-23 ミハル通信株式会社 光送受信器用光ファイバ収容トレイと光送受信器
JP2019113640A (ja) * 2017-12-22 2019-07-11 大電株式会社 光ファイバ分岐器
JP7033448B2 (ja) 2017-12-22 2022-03-10 大電株式会社 光ファイバ分岐器
JP7447581B2 (ja) 2020-03-16 2024-03-12 住友ベークライト株式会社 光配線部品および電子機器
JP7484255B2 (ja) 2020-03-16 2024-05-16 住友ベークライト株式会社 光配線部品用筐体、光配線部品および電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP4215938B2 (ja) 2009-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4184329B2 (ja) 整列エレメント、整列盤、光配線盤
JP4118862B2 (ja) 光配線盤
US6434313B1 (en) Fiber optic closure with couplers and splice tray
JP5021634B2 (ja) 光ファイバスプリッタモジュール
US6810193B1 (en) Cassette for receiving optical waveguides with overlengths and fiber splices
JP3786793B2 (ja) 光モジュールおよび光配線盤
EP3649495B1 (en) Fiber optic tray
US20100329624A1 (en) High density fiber distribution hub
US20020150372A1 (en) Optical fiber enclosure system
JP2008542822A (ja) 光ファイバアダプタモジュール
MXPA04011729A (es) Modulo de conduccion de fibra optica con bobinas de almacenamiento de cable.
JP2007516453A (ja) 光ファイバケーブルの配線フレーム
JP2002022974A (ja) 光配線盤および光モジュール
JP2001004849A (ja) 光配線盤
JP2002055238A (ja) 光モジュールおよび光配線方式および光配線ユニット
NZ248431A (en) Shelf for optical splice trays
JP2010262115A (ja) 光クロージャ
JP3320606B2 (ja) 光分岐モジュール
JP4159977B2 (ja) 光モジュール
JPH05142425A (ja) 光フアイバコネクタモジユール
US10209474B2 (en) Fiber arrangement member and optical wiring unit
JP2002055237A (ja) 光モジュール
JP3819171B2 (ja) 光配線盤
KR100289932B1 (ko) 광섬유 분배 장치의 광섬유 분배/절체용 트레이
JP2009008960A (ja) 光クロージャ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070615

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080304

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080430

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080708

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080908

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081028

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4215938

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111114

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121114

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121114

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131114

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term