JP2009008960A - 光クロージャ - Google Patents
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Abstract
【課題】ドロップケーブルを既設の光クロージャの幹線光ケーブルに接続する作業を、幹線光ケーブル側の光配線部品に接触する恐れなく行える光クロージャを提供する。
【解決手段】幹線光ケーブル(第1光ケーブル)1から取り出した光ファイバ4とドロップケーブル(第2光ケーブル)19とをコネクタ接続するためのアダプタ18を、接続部収納トレイ11上の概ねクロージャ長手方向中央近傍に設け、接続部収納トレイにクロージャ長手方向にスライド可能なカバー15を設ける。カバー15は、一方側にスライドさせた時は接続部収納トレイのアダプタ部より一方側領域を覆い、他方側にスライドさせた時は接続部収納トレイのアダプタ部より他方側領域を覆う。ドロップケーブルの光コネクタ17をアダプタ18に嵌合させる際に、カバーを幹線側ファイバ導入側(図1の右側)にスライドさせると、幹線光ケーブル側の光配線部品に接触する恐れなく接続作業を行える。
【選択図】図1
【解決手段】幹線光ケーブル(第1光ケーブル)1から取り出した光ファイバ4とドロップケーブル(第2光ケーブル)19とをコネクタ接続するためのアダプタ18を、接続部収納トレイ11上の概ねクロージャ長手方向中央近傍に設け、接続部収納トレイにクロージャ長手方向にスライド可能なカバー15を設ける。カバー15は、一方側にスライドさせた時は接続部収納トレイのアダプタ部より一方側領域を覆い、他方側にスライドさせた時は接続部収納トレイのアダプタ部より他方側領域を覆う。ドロップケーブルの光コネクタ17をアダプタ18に嵌合させる際に、カバーを幹線側ファイバ導入側(図1の右側)にスライドさせると、幹線光ケーブル側の光配線部品に接触する恐れなく接続作業を行える。
【選択図】図1
Description
この発明は、光ケーブル接続部を筐体内に収納封止して保護する光クロージャに関し、特に、単スロットケーブル(C型スロットケーブル)のような少心線の幹線光ケーブルからの引き落としに用いて好適な光クロージャに関する。
光通信網において、加入者への引き落としは、通常は、光通信線路に設けた光クロージャからドロップケーブル(分岐光ケーブル)を用いて行われる。また、局から光クロージャまでは一般に、スロットロッドに複数のスロットを設けたマルチスロット型スロットケーブル等の集合光ケーブルを用いた先行配線が行われている。光クロージャ内では、光コネクタや融着やメカニカルスプライスによる接続により、ドロツプケーブルと幹線光ケーブルから取り出した光ファイバとの接続がなされる。
一方、加入者の分布密度が小さい地域等への光配線には、マルチスロット型の集合ケーブルではなく、図5に断面を示すような単スロット(C型スロット)ケーブル1により先行配線が行われようとしている。このC型スロットケーブル1は、スロットロッド2に設けた1つのスロット2aに光ファイバテープ心線などの光ファイバ4を収納する構造である。
一方、加入者の分布密度が小さい地域等への光配線には、マルチスロット型の集合ケーブルではなく、図5に断面を示すような単スロット(C型スロット)ケーブル1により先行配線が行われようとしている。このC型スロットケーブル1は、スロットロッド2に設けた1つのスロット2aに光ファイバテープ心線などの光ファイバ4を収納する構造である。
少心線の幹線光ケーブルに適した簡易な光クロージャで特に中間後分岐用の光クロージャとしては、特許文献1に記載された構造のものがある。
特許文献1の実施例で示された光クロージャは、幹線光ケーブルの光ファイバとドロップケーブルの光ファイバとを光コネクタで接続する方式の光クロージャであるが、ドロップケーブルの光ファイバの余長を収納する余長収納トレイ(ドロップトレイ)と、光ファイバのコネクタ接続を切り替えるための切り替え接続部を収納する切り替え接続部収納トレイ(MTトレイ)とを備えた構造である。
このように、光ファイバの余長を収納する部分(余長収納トレイ)と、切り替え接続部を収納する部分(切り替え接続部収納トレイ)とを分けた構成としているため、コネクタ接続の切り替えを行う際には、光ファイバの再配線を行わずに(すなわち、余長収納トレイから光ファイバの余長を引き出すことなく)、切り替え接続部収納トレイにおいてコネクタ接続を切り替えることができ、したがって、後分岐作業すなわち中間後分岐した光ファイバの切り替え作業が容易である、という効果を持つ。
特開2005−114831(中間後分岐用クロージャ)
特許文献1の実施例で示された光クロージャは、幹線光ケーブルの光ファイバとドロップケーブルの光ファイバとを光コネクタで接続する方式の光クロージャであるが、ドロップケーブルの光ファイバの余長を収納する余長収納トレイ(ドロップトレイ)と、光ファイバのコネクタ接続を切り替えるための切り替え接続部を収納する切り替え接続部収納トレイ(MTトレイ)とを備えた構造である。
このように、光ファイバの余長を収納する部分(余長収納トレイ)と、切り替え接続部を収納する部分(切り替え接続部収納トレイ)とを分けた構成としているため、コネクタ接続の切り替えを行う際には、光ファイバの再配線を行わずに(すなわち、余長収納トレイから光ファイバの余長を引き出すことなく)、切り替え接続部収納トレイにおいてコネクタ接続を切り替えることができ、したがって、後分岐作業すなわち中間後分岐した光ファイバの切り替え作業が容易である、という効果を持つ。
一般に、ドロップケーブルを引き落とす引落し工事会社と光クロージャを敷設するクロージャ敷設工事会社とが別である場合が多いため、1つの光クロージャにおける引落し工事会社とクロージャ敷設工事会社の工事責任を明確にすることが適切である。特に引落し工事会社には、ドロップケーブル接続作業の際に、クロージャ敷設工事会社が管理する光配線部品には接触したくないという要望が非常に多い。
特許文献1記載の光クロージャでは、幹線光ケーブルの光ファイバとドロップケーブルの光ファイバとを接続する光コネクタを切り替え接続部収納トレイ上のホルダ部(切り替え接続部固定部)に固定する構成であり、そして、その切り替え接続部収納トレイは開放されているため、引き落とし工事の際に、幹線光ケーブルの光ファイバの先端を動かすことになり、このため、クロージャ敷設工事会社と引落し工事会社との工事責任の明確化ができない。
幹線光ケーブルの光ファイバとドロップケーブルの光ファイバとを光コネクタで接続する方式の光クロージャでは、光クロージャ内に光レセプタクルを配置し、光レセプタクルの一方側に幹線光ケーブルから分岐した心線の先端をコネクタ成端したものを接続しておき、光レセプタクルの他方側にはドロップケーブルを接続する構造とする場合がある。
このように光クロージャ内に光レセプタクルを設置することにより、引き落とし工事の際に、引落し工事業者が幹線光ケーブル側の光配線部品(すなわちクロージャ敷設工事会社側の領域)に接触する心配が少なくなるという利点がある。また、工事責任が明確になるため、不要なトラブル発生のおそれが少なくなる。
このように光クロージャ内に光レセプタクルを設置することにより、引き落とし工事の際に、引落し工事業者が幹線光ケーブル側の光配線部品(すなわちクロージャ敷設工事会社側の領域)に接触する心配が少なくなるという利点がある。また、工事責任が明確になるため、不要なトラブル発生のおそれが少なくなる。
この種の従来の光クロージャでは、単に光レセプタクルを光クロージャ内部に配置したというだけのものであり、クロージャ筐体の蓋を開放すれば、幹線光ケーブル側の光配線部品も作業面に露出してしまう構造である。したがって、引落し工事の際に、幹線光ケーブル側の光配線部品にも接触する恐れがあり、工事責任の明確化という点では不十分である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、ドロップケーブルを既設の光クロージャの幹線光ケーブルと接続する際に、幹線光ケーブル側の光配線部品に接触する恐れなく接続作業を行うことのできる光クロージャを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明は、クロージャケースと、このケース内に収納された接続部収納トレイよりなる光クロージャであって、第1の光ケーブルの光ファイバと第2の光ケーブルの光ファイバとをコネクタ接続するためのアダプタを、接続部収納トレイ上の概ねクロージャ長手方向中央近傍に設け、アダプタの挿入口の向きは接続部収納トレイの長手方向に向かうように取り揃えられており、前記接続部収納トレイ内部を覆うカバーを設け、前記カバーはクロージャ長手方向にスライド可能カバーであり、さらに、カバー一方側にスライドさせた時は接続部収納トレイの前記アダプタ部より一方側領域を覆い、他方側にスライドさせた時は接続部収納トレイの前記アダプタ部より他方側領域を覆うことができる形状であることを特徴とする。
請求項2は、請求項1の光クロージャにおいて、前記接続部収納トレイは、底板の輪郭に沿うように立設された側壁を有し、この側壁は、トレイの幅方向両側の互いに平行な平行部と、クロージャ長手方向両側に設けられた湾曲する湾曲部とからなり、前記カバーは、互いに平行な壁部を両側に有する下向きコ字形断面形状をなし、接続部収納トレイ側から立設された前記側壁の平行部にガイドされてクロージャ長手方向にスライド可能であることを特徴とする。
請求項3は、請求項1又は2の光クロージャにおいて、幹線光ケーブルが単スロットケーブルであることを特徴とする。
本発明によれば、例えば第1の光ケーブルが幹線光ケーブル、第2の光ケーブルが分岐光ケーブルであるとすると、分岐光ケーブル例えばドロップケーブルを幹線光ケーブル側の光ファイバと接続する際、カバーを接続部収納トレイの一方側、例えば幹線側ファイバ導入側(幹線光ケーブルの光ファイバを導入する側)にスライドさせると、接続部収納トレイの幹線側ファイバ導入側領域が閉塞され、接続部収納トレイのドロップケーブル導入側(ドロップケーブルを導入する側)領域が開放される。したがって、幹線側ファイバ導入側領域にある光配線部品に接触する恐れなく、ドロップケーブルを幹線光ケーブル側の光ファイバとコネクタ接続する作業を行うことができる。
また、カバーをドロップケーブル導入側にスライドさせると、接続部収納トレイのドロップケーブル導入側領域が閉塞され、幹線側ファイバ導入側領域が開放される。したがって、ドロップケーブル導入側領域にある光配線部品に接触する恐れなく、幹線側ファイバ導入側領域にある光配線部品に対する作業を行うことができる。
このように、カバーをスライドさせるだけで、引落し工事会社の作業領域及びクロージャ敷設工事会社の作業領域の一方のみを露出させることができるので、それぞれの工事会社の作業に際して、他の工事会社の作業領域の光配線部品に触れることなく作業を行うことができ、工事責任の明確化が有効に実現される。
また、カバーをドロップケーブル導入側にスライドさせると、接続部収納トレイのドロップケーブル導入側領域が閉塞され、幹線側ファイバ導入側領域が開放される。したがって、ドロップケーブル導入側領域にある光配線部品に接触する恐れなく、幹線側ファイバ導入側領域にある光配線部品に対する作業を行うことができる。
このように、カバーをスライドさせるだけで、引落し工事会社の作業領域及びクロージャ敷設工事会社の作業領域の一方のみを露出させることができるので、それぞれの工事会社の作業に際して、他の工事会社の作業領域の光配線部品に触れることなく作業を行うことができ、工事責任の明確化が有効に実現される。
また、請求項2によれば、カバーが簡単な形状であり、接続部収納トレイに単に被せて取り付けられるので、安価に製作できるとともに、着脱が容易である。
以下、本発明を実施した光クロージャについて、図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施例の光クロージャにおける接続部収納トレイ11を、後述するカバー(本発明では、カバーの大きさによってはハーフカバーという場合がある)15を一方側にスライドさせた状態で示した斜視図、図2は図1の接続部収納トレイ11を、カバー15を他方側にスライドさせた状態で示した斜視図、図3は接続部収納トレイ11を、カバー15を外した状態で示した斜視図、図4は接続部収納トレイ11をクロージャケース27内に収容した光クロージャ22の概略内部構造を示す図である。
この接続部収納トレイ11は、全体として中間部が充分長い長円状で両端部に切欠き12aを持つ底板12の両端部を除く周囲に側壁13を備えており、底板12のクロージャ長手方向の中央近傍に、図4にも示すように、幹線光ケーブル(第1の光ケーブル)1から取り出した光ファイバ4とドロップケーブル(分岐光ケーブル、第2の光ケーブル)19の光ファイバとをコネクタ接続するための図示例では4つのアダプタ18を設けている。アダプタは接続部収納トレイ幅方向に並べて取り付けられており、アダプタの挿入口の向きは接続部収納トレイの長手方向に向かうように取り揃えられている。
この接続部収納トレイ11は、全体として中間部が充分長い長円状で両端部に切欠き12aを持つ底板12の両端部を除く周囲に側壁13を備えており、底板12のクロージャ長手方向の中央近傍に、図4にも示すように、幹線光ケーブル(第1の光ケーブル)1から取り出した光ファイバ4とドロップケーブル(分岐光ケーブル、第2の光ケーブル)19の光ファイバとをコネクタ接続するための図示例では4つのアダプタ18を設けている。アダプタは接続部収納トレイ幅方向に並べて取り付けられており、アダプタの挿入口の向きは接続部収納トレイの長手方向に向かうように取り揃えられている。
図示例の幹線光ケーブル1は、図5で説明したC型スロットケーブルであり、スロットロッド2に設けた1つのスロット2aに光ファイバテープ心線などの光ファイバ4を収納する構造である。3はシースである。図示例のスロットロッド2のスロット2aはSZ螺旋状であり、幹線光ケーブル1の光ファイバ4を、スロットロッド2の切断を要せずに余長をもって取り出すことができ、中間後分岐接続が可能である。
この幹線光ケーブル1から取り出した光ファイバ4の先端には光コネクタ16が取り付けられており、接続部収納トレイ11の下方を通って幹線側ファイバ導入側(図1〜図3で概ね右側)の切欠き12aから接続部収納トレイ11内に導入され、前記アダプタ18に嵌合している。接続部収納トレイ11における、幹線光ケーブル1の光ファイバ4を導入する側(図1〜図3で概ね右側)を幹線側ファイバ導入側と呼ぶ。
一方、ドロップケーブル19は、幹線側ファイバ導入側と反対のドロップケーブル導入側(図1〜図3で概ね左側)から接続部収納トレイ11内に導入され、先端に取り付けた光コネクタ17をアダプタ18に嵌合させて、幹線光ケーブル1側の光コネクタ17と光接続する。なお、ここで用いられる光コネクタの型式は限定しないが、アダプタを介して接続可能な型式のものが好適に用いられる。
一方、ドロップケーブル19は、幹線側ファイバ導入側と反対のドロップケーブル導入側(図1〜図3で概ね左側)から接続部収納トレイ11内に導入され、先端に取り付けた光コネクタ17をアダプタ18に嵌合させて、幹線光ケーブル1側の光コネクタ17と光接続する。なお、ここで用いられる光コネクタの型式は限定しないが、アダプタを介して接続可能な型式のものが好適に用いられる。
本発明では、接続部収納トレイ11に、クロージャ長手方向(図1〜図3で概ね左右方向)にスライド可能なカバー15を設けている。この実施例のカバー15は、接続部収納トレイの長手方向全長を覆うことができない程度の大きさである。
図1に示すように幹線側ファイバ導入側(図1で概ね右側)にスライドさせた時は接続部収納トレイ11の概ね半分すなわちアダプタ部18より幹線側ファイバ導入側領域を覆い、図2に示すようにドロップケーブル導入側(図2で概ね左側)にスライドさせた時は接続部収納トレイ11の概ね半分すなわちアダプタ部18よりドロップケーブル導入側領域を覆うことができる形状である。
アダプタ部を接続部収納トレイの中央近傍に配置すれば、接続部収納トレイの半分を覆う大きさであり、ハーフカバーということができる。
図示例のカバー15は、上面から見て長方形であり、接続部収納トレイ11のトレイ幅方向両側の側壁13の外面に沿う互いに平行な壁部15aを両側に有する下向きコ字形断面形状である。ただし、カバー15の大きさ(長さ)は、本実施例には限定されず、接続部収納トレイの全長を閉塞する大きさであってもよい。
接続部収納トレイ11の、底板12の輪郭に沿うように立設された側壁13、13が、トレイの幅方向両側の互いに平行な平行部13aと、クロージャ長手方向両側に設けられた湾曲する湾曲部13bとからなり、カバー15は前記の通り、互いに平行な壁部15aを両側に有する下向きコ字形断面形状をなし、トレイ11の側壁13、13の平行部13a、13aにガイドされてクロージャ長手方向にスライド可能となっている。
図1に示すように幹線側ファイバ導入側(図1で概ね右側)にスライドさせた時は接続部収納トレイ11の概ね半分すなわちアダプタ部18より幹線側ファイバ導入側領域を覆い、図2に示すようにドロップケーブル導入側(図2で概ね左側)にスライドさせた時は接続部収納トレイ11の概ね半分すなわちアダプタ部18よりドロップケーブル導入側領域を覆うことができる形状である。
アダプタ部を接続部収納トレイの中央近傍に配置すれば、接続部収納トレイの半分を覆う大きさであり、ハーフカバーということができる。
図示例のカバー15は、上面から見て長方形であり、接続部収納トレイ11のトレイ幅方向両側の側壁13の外面に沿う互いに平行な壁部15aを両側に有する下向きコ字形断面形状である。ただし、カバー15の大きさ(長さ)は、本実施例には限定されず、接続部収納トレイの全長を閉塞する大きさであってもよい。
接続部収納トレイ11の、底板12の輪郭に沿うように立設された側壁13、13が、トレイの幅方向両側の互いに平行な平行部13aと、クロージャ長手方向両側に設けられた湾曲する湾曲部13bとからなり、カバー15は前記の通り、互いに平行な壁部15aを両側に有する下向きコ字形断面形状をなし、トレイ11の側壁13、13の平行部13a、13aにガイドされてクロージャ長手方向にスライド可能となっている。
図4は前記接続部収納トレイ11を収納した光クロージャ22の内部構造の一例を概略示すもので、前記接続部収納トレイ11は連結棒23に取り付けられ、連結棒23の両端部にケーブル把持金具24及びドロップケーブル把持部25が取り付けられ、前記ケーブル把持金具24に水平なアーム26が固定され、これら全体がクロージャケース27内に収容されるとともに、両端面に配した端面板28により封止され、アーム26に取り付けた吊り金具29にて支持線30に吊持されている。
図示したケーブル把持金具24、ドロップケーブル把持部25、アーム26、端面板28、支持金具29等は簡略化して示したものであり、その構造は任意である。
図示したケーブル把持金具24、ドロップケーブル把持部25、アーム26、端面板28、支持金具29等は簡略化して示したものであり、その構造は任意である。
引落し工事会社が上記の光クロージャ22からドロップケーブルを引き落とす場合、すなわちドロップケーブル19を幹線光ケーブル1側の光ファイバ4に接続する場合、クロージャケース27を開き、接続部収納トレイ11のカバー15を図1のように幹線側ファイバ導入側(図1で概ね右側)にスライドさせると、接続部収納トレイ11におけるアダプタ18よりドロップケーブル導入側領域が開放される。したがって、ドロップケーブル19の光コネクタ17をアダプタ18に嵌合させる作業、すなわちドロップケーブル19を幹線光ケーブル1側の光ファイバ4とコネクタ接続する作業を行うことができる。
その際、接続部収納トレイ11の幹線側ファイバ導入側はカバー15で覆われており露出しないので、幹線側ファイバ導入側領域にある光配線部品に接触する恐れはない。
一方、クロージャ敷設工事会社が幹線光ケーブル1から新たに光ファイバを取り出して空いているアダプタ18に接続する時は、カバー15を図2のようにドロップケーブル導入側(図2で概ね左側)にスライドさせると、幹線側心線側領域が開放されるので、幹線光ケーブル1側の光コネクタ16をアダプタ18に嵌合させる作業を行うことができる。
その際、ドロップケーブル側の光配線部品はカバー15で覆われて露出しないので、ドロップケーブル側領域にある光配線部品に接触する恐れはない。
このように、カバー15をスライドさせるだけで、引落し工事会社の作業領域及びクロージャ敷設工事会社の作業領域の一方のみを露出させることができるので、それぞれの工事会社の作業に際して、他の工事会社の作業領域の光配線部品に触れることなく作業を行うことができ、工事責任の明確化が有効に実現される。
また、図示例のカバー15は、上から見て長方形をなしトレイ幅方向両側に低い壁部15aを持つ簡単な形状であり、接続部収納トレイ11に単に被せて取り付けられるので、安価に製作できるとともに、着脱が容易である。
ただし、接続部収納トレイ11上のアダプタ配置に応じて、その形状を適宜変更することは当然可能である。
また、カバーは、単に被せるだけで着脱可能な構造に限らず、例えば接続部収納トレイ11側にヒンジを介して開閉可能に取り付けられかつスライド可能な構造とすることも考えられる。
その際、接続部収納トレイ11の幹線側ファイバ導入側はカバー15で覆われており露出しないので、幹線側ファイバ導入側領域にある光配線部品に接触する恐れはない。
一方、クロージャ敷設工事会社が幹線光ケーブル1から新たに光ファイバを取り出して空いているアダプタ18に接続する時は、カバー15を図2のようにドロップケーブル導入側(図2で概ね左側)にスライドさせると、幹線側心線側領域が開放されるので、幹線光ケーブル1側の光コネクタ16をアダプタ18に嵌合させる作業を行うことができる。
その際、ドロップケーブル側の光配線部品はカバー15で覆われて露出しないので、ドロップケーブル側領域にある光配線部品に接触する恐れはない。
このように、カバー15をスライドさせるだけで、引落し工事会社の作業領域及びクロージャ敷設工事会社の作業領域の一方のみを露出させることができるので、それぞれの工事会社の作業に際して、他の工事会社の作業領域の光配線部品に触れることなく作業を行うことができ、工事責任の明確化が有効に実現される。
また、図示例のカバー15は、上から見て長方形をなしトレイ幅方向両側に低い壁部15aを持つ簡単な形状であり、接続部収納トレイ11に単に被せて取り付けられるので、安価に製作できるとともに、着脱が容易である。
ただし、接続部収納トレイ11上のアダプタ配置に応じて、その形状を適宜変更することは当然可能である。
また、カバーは、単に被せるだけで着脱可能な構造に限らず、例えば接続部収納トレイ11側にヒンジを介して開閉可能に取り付けられかつスライド可能な構造とすることも考えられる。
なお、図示例の光クロージャ22は、吊り金具29を介して支持線30に吊持する支持方式であるが、光クロージャの支持方式は任意であり、光クロージャを単に幹線光ケーブル1に取り付けるだけの支持構造とすることもできる。
また、本発明の光クロージャは、幹線光ケーブルがC型スロットケーブル等の少心線の幹線光ケーブルである場合に好適であるが、幹線光ケーブルの心数や構造自体は任意である。
また、本発明の光クロージャは、幹線光ケーブルがC型スロットケーブル等の少心線の幹線光ケーブルである場合に好適であるが、幹線光ケーブルの心数や構造自体は任意である。
1 幹線光ケーブル(単スロット(C型スロット)ケーブル):第1の光ケーブル)
2 スロットロッド
2a スロット
3 シース
4 光ファイバ
11 接続部収納トレイ
12 底板
12a 切欠き
13 側壁
15 カバー
15a 壁部
16 (幹線光ケーブル側の)光コネクタ
17 (ドロップケーブル側の)光コネクタ
18 アダプタ
19 ドロップケーブル(分岐光ケーブル:第2の光ケーブル)
22 光クロージャ
23 連結棒
24 ケーブル把持金具
25 ドロップケーブル把持部
26 アーム
27 クロージャケース
28 端面板
29 吊り金具
30 支持線
2 スロットロッド
2a スロット
3 シース
4 光ファイバ
11 接続部収納トレイ
12 底板
12a 切欠き
13 側壁
15 カバー
15a 壁部
16 (幹線光ケーブル側の)光コネクタ
17 (ドロップケーブル側の)光コネクタ
18 アダプタ
19 ドロップケーブル(分岐光ケーブル:第2の光ケーブル)
22 光クロージャ
23 連結棒
24 ケーブル把持金具
25 ドロップケーブル把持部
26 アーム
27 クロージャケース
28 端面板
29 吊り金具
30 支持線
Claims (3)
- クロージャケースと、このケース内に収納された接続部収納トレイよりなる光クロージャであって、第1の光ケーブルの光ファイバと第2の光ケーブルの光ファイバとをコネクタ接続するためのアダプタを、接続部収納トレイ上の概ねクロージャ長手方向中央近傍に設け、アダプタの挿入口の向きは接続部収納トレイの長手方向に向かうように取り揃えられており、前記接続部収納トレイ内部を覆うカバーを設け、前記カバーはクロージャ長手方向にスライド可能カバーであり、さらに、カバー一方側にスライドさせた時は接続部収納トレイの前記アダプタ部より一方側領域を覆い、他方側にスライドさせた時は接続部収納トレイの前記アダプタ部より他方側領域を覆うことができる形状であることを特徴とする光クロージャ。
- 前記接続部収納トレイは、底板の輪郭に沿うように立設された側壁を有し、
この側壁は、トレイの幅方向両側の互いに平行な平行部と、クロージャ長手方向両側に設けられた湾曲する湾曲部とからなり、
前記カバーは、互いに平行な壁部を両側に有する下向きコ字形断面形状をなし、接続部収納トレイ側から立設された前記側壁の平行部にガイドされてクロージャ長手方向にスライド可能であることを特徴とする請求項1記載の光クロージャ。 - 前記第1の光ケーブルが単スロットケーブルであることを特徴とする請求項1又は2記載の光クロージャ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP2007171347A Pending JP2009008960A (ja) | 2007-06-29 | 2007-06-29 | 光クロージャ |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012041153A1 (zh) * | 2010-09-30 | 2012-04-05 | 华为技术有限公司 | 预制光缆分纤组件及光分配网络系统 |
JP2012078411A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光クロージャ |
KR101562982B1 (ko) | 2015-03-10 | 2015-10-30 | 고전주 | 공동주택용 전기케이블 트레이 |
-
2007
- 2007-06-29 JP JP2007171347A patent/JP2009008960A/ja active Pending
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