JP7033448B2 - 光ファイバ分岐器 - Google Patents

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Description

本発明は、通信分野に属し、特に、光ファイバを容易に増線可能な光ファイバ分岐器に関する。
通信分野では、通信量の増大に伴って、光ファイバの増線に対するニーズが高まっている。特に、光通信機器である光ファイバ分岐器において、通信量の増大と、バックアップ回線の充実のニーズを背景として、光ファイバの増線に対するニーズが高い。
このような光ファイバ分岐器としては、例えば、光バイパススイッチがあり、通常状態では、スイッチングハブなどに接続して光ネットワークでの光通信を行い、また、光ネットワークでノードの電源断が発生した場合に、ノードをバイパスすること(例えばスイッチングハブ切離しによる光回線の迂回など)でデータ伝送が途絶えるのを防止する機能を有する。この回線の切り替えのトリガは電源断だけでは無く、外部入力信号、設定スイッチ、SNMPによるリモートからの切り替え制御も可能なものもある。また、管理者がリモートから回線を切り替えたり、光受信レベルに応じて回線を切り替えたりするという制御を可能とするものもある。
このように、光バイパススイッチは、光ネットワークの通信遮断が発生した場合でも、円滑な通信の継続性を維持するものであり、フォールトトレラントシステムの構築に際して、極めて重要な役割を果たしている。
さらに、現在では、通信量の増大のニーズや、バックアップ回線の増強のニーズが高く、光バイパススイッチの回線である光ファイバを簡易に増設可能な光ファイバ分岐器が望まれている。
従来の光ファイバを固定する技術としては、例えば、光ファイバ布設用管路内に挿通された光ファイバをその管路端部で引き留めて置く目的で、光ファイバ引留部に光ファイバを固定するという光ファイバ引留具が知られている(例えば特許文献1参照)。この他にも、例えば、光ファイバを配線する際の操作性向上を目的として、複数の光ファイバを保持可能な光ファイバー用クランプも知られている(例えば特許文献2参照)。
特開平11-190805号公報 特開2000-35516号公報
しかし、従来の光ファイバを固定する技術では、光ファイバを固定するための器具にとどまっており、光バイパススイッチなどの光ファイバ分岐器に適合して光ファイバを増設可能とする構成ではない。すなわち、光バイパススイッチなどの光ファイバ分岐器に適合して光ファイバを増設可能とする構成ではない。
光ファイバは1mm未満の細径であり、操作中に引張り断線させる危険があるため、光カプラや光スイッチなどの光学部品を装置内部に組み込む場合には、光ファイバ自体は装置内部に収めて、光アダプタを介して外部インターフェイスとの接続を図ることで、光ファイバに直接触れることがないようにされることが通常である。しかし、装置外郭に光アダプタを配置するスペースが無い程に装置を小型化するためには、光ファイバを装置外部に引き出す必要が出てくる。光ファイバを装置外部に引き出す場合、通常のメタル電線のように締め付けて固定すると、光ファイバに側圧がかかり光損失が増加する。そのため、エポキシなどの樹脂や接着剤などで固定する方法も考えられるが、溶剤などの取り扱いや作業にスキルを要し、硬化や乾燥に時間がかかるため生産性が悪い。
すなわち、仮に、上述した従来の光ファイバを固定するための器具を光ファイバ分岐器の筐体内に収容しようとした場合には、上述した光ファイバ引留具や光ファイバー用クランプの容積を収容可能な筐体サイズが必要となり、現在の光ファイバ分岐器が極めて省スペース化していることからも、構造上、筐体の肥大化は避けられない。
このように、省スペースで光ファイバを増線可能な光ファイバ分岐器、例えば、現状の光ファイバ分岐器のコンパクトなサイズを維持しつつ、光ファイバを増線可能な光ファイバ分岐器が望まれているが、現状ではそのようなものは見当たらない。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、省スペースで光ファイバを増線可能な光ファイバ分岐器を提供することを目的とする。
本発明に係る光ファイバ分岐器は、光ファイバ分岐器の収納容器の一側面に複数並設される光ファイバ端子と、前記一側面における光ファイバ端子に隣接して形成され、光ファイバを挿通する貫通孔と、複数のスリットを有する支持片で形成され、当該複数のスリットを前記貫通孔の各々に対向して前記収納容器に収納され、前記光ファイバ端子に係止可能な状態で前記貫通孔に挿通される光ファイバを前記スリットで把持する把持部と、を備えるものである。
このように、光ファイバ分岐器の収納容器の一側面に複数並設される光ファイバ端子と、前記一側面における光ファイバ端子に隣接して形成され、光ファイバを挿通する貫通孔と、複数のスリットを有する支持片で形成され、当該複数のスリットを前記貫通孔の各々に対向して前記収納容器に収納され、前記光ファイバ端子に係止可能な状態で前記貫通孔に挿通される光ファイバを前記スリットで把持する把持部と、を備えることから、前記光ファイバ端子と同じ側面に配設された貫通孔が光ファイバを挿通し、当該光ファイバが前記収納容器内で前記把持部によって、確実に固定されることとなり、スペースを必要とする光ファイバ端子の増設を不要としつつ、光ファイバの増設が自在に可能となる。
本発明に係る光ファイバ分岐器は、前記把持部の前記スリットの背面側に係止部を備え、当該係止部が前記光ファイバ端子に係合するものである。このように、前記把持部の前記スリットの背面側に係止部を備え、当該係止部が前記光ファイバ端子に係合することから、当該係止部が、光ファイバ分岐器に配置された光ファイバ端子をそのまま利用して係止することによって、別途の固定具を追加することなく、前記把持部を確実かつ強固に固定することができる。
本発明に係る光ファイバ分岐器は、前記係止部が、突起部から構成されるものである。このように、前記係止部が、突起部から構成されることから、当該突起部が前記光ファイバ端子間の空間に嵌合もしくは当接して、しっかりと前記光ファイバ端子が係止されることとなり、安定かつ強固に前記把持部を固定することができる。
本発明に係る光ファイバ分岐器は、前記突起部が、テーパー形状を有するものである。このように、前記突起部が、テーパー形状を有することから、当該突起部が前記光ファイバ端子間の空間に嵌合もしくは当接し、前記光ファイバ端子を係止した後には、当該突起部のテーパー形状によって、前記光ファイバ端子の両側面を内向きに押圧する力が作用することとなり、しっかりと前記光ファイバ端子が係止されることとなり、安定かつ強固に前記把持部を固定することができる。
本発明に係る光ファイバ分岐器は、前記把持部の両端面が、前記光ファイバ端子の側面、前記収納容器の側面、および前記収納容器内部に配設される部品のうち少なくとも1つに当接して固定されるものである。このように、前記把持部の両端面が、前記光ファイバ端子の側面、前記収納容器の側面、および前記収納容器内部に配設される部品のうち少なくとも1つに当接して固定されることから、光ファイバ分岐器を構成する部品をそのまま流用しつつ、前記把持部の端面を内向きに押圧する力が作用することとなり、安定かつ強固に前記把持部を固定することができる。
本発明に係る光ファイバ分岐器は、前記把持部のスリットが、前記光ファイバの外径よりも狭い幅を有する切欠部と、前記切欠部に連通して前記光ファイバを収容する直管形状の収容部と、を備えるものである。このように、前記光ファイバをスリットに挿通した際に、前記光ファイバは前記切欠部の幅を一時的に拡大しながら前記切欠部を通過し、前記切欠部を通過した後には前記切欠部の幅は当初の狭い幅に復元されると共に、前記光ファイバの径断面とほぼ同じ形状である直管形状を有する収容部に収容されることから、前記光ファイバが一旦収容部に収容された後は、前記スリットから外れ難くなることとなり、安定かつ強固に前記光ファイバを収容し固定することができる。
本発明に係る光ファイバ分岐器は、前記収容部の内径が、前記光ファイバの外径よりも小さいものである。このように、前記収容部の内径が、前記光ファイバの外径よりも小さいことから、前記光ファイバは、一旦収容部に収容された後には前記収容部から内向きの押圧力を受けて前記スリットから外れ難くなることとなり、安定かつ強固に前記光ファイバを収容し固定することができる。
本発明の第1の実施形態に係る光ファイバ分岐器の構成を表す斜視図を示す。 本発明の第2の実施形態に係る光ファイバ分岐器の構成を表す斜視図を示す。 本発明の第2の実施形態に係る光ファイバ分岐器の構成を表す六面図を示す。 本発明の第3の実施形態に係る光ファイバ分岐器の構成を表す断面図(a)および斜視図(b)を示す。 本発明の第4の実施形態に係る光ファイバ分岐器の構成を表す断面図を示す。 本発明の第5の実施形態に係る光ファイバ分岐器の構成を表す上面からの断面図(a)、前面から断面図(b)、および光ファイバの挿通を説明する説明図(c)を示す。 本発明の第6の実施形態に係る光ファイバ分岐器の構成を表す断面図(a)および斜視図(b)を示す。 本発明の第6の実施形態に係る光ファイバ分岐器の構成を表す断面図(a)、および光ファイバの挿通を説明する説明図(b)を示す。 本発明の第7の実施形態に係る光ファイバ分岐器の構成を表す説明図(a)、および光ファイバの挿通を説明する説明図(b)を示す。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る光ファイバ分岐器は、図1(a)に示すように、光ファイバ分岐器の収納容器100の一側面に複数並設される光ファイバ端子1と、この一側面における光ファイバ端子1に隣接して形成され、光ファイバを挿通する貫通孔2と、複数のスリット31を有する支持片3aで形成され、この複数のスリット31をこの貫通孔2の各々に対向してこの収納容器100に収納され、この光ファイバ端子1に係止可能な状態でこの貫通孔2に挿通される光ファイバをこのスリット31で把持する把持部3と、を備える構成である。
この光ファイバ端子1は、一または複数の光ファイバ接続部11を有し、この光ファイバ接続部11を介して光ファイバ200と接続する。勿論、この光ファイバ接続部11は、1つの光ファイバ端子1あたり1つの光ファイバ接続部11を配設してもよいし、1つの光ファイバ端子1あたり複数の光ファイバ接続部11を配設してもよい。
この貫通孔2は、光ファイバを挿通可能なサイズであれば、その大きさは特に限定されない。また、この貫通孔2の配設位置は、光ファイバ分岐器の収納容器100の一側面上で光ファイバ端子1に隣接していれば特に限定されず、例えば、図1(a)に示すように、光ファイバ端子1と横並びに配設することができる。この他にも、光ファイバ端子1の上部に配設することもでき、また、光ファイバ端子1の下部に配設することもできる。
この把持部3の材質は、特に限定されないが、少なくともスリット31の内部(切り欠かれた内面)近傍が弾性体から構成されることが好ましく、より好ましくは、全体にわたって弾性体から構成されることである。スリット31の光ファイバ200の差し込み口には、面取りをすることで光ファイバの差し込みを容易にすることができる。
この弾性体としては、弾性を有するものであれば特に限定されないが、例えば、ゴム弾性材や、各種の発泡体を用いることができる。このような弾性体を用いることによって、その柔軟性によって、光ファイバ200をスリットに滑らかに挿通できると共に、その弾性力によって、スリットに挿通後の光ファイバ200を強固に固定することができる。すなわち、ゴムなどの弾性樹脂から成る把持部3に接することで光ファイバ200が摩擦力によって保持され、横方向にかかった力に対して弾性変形により光ファイバ200にかかる応力を緩和する効果を持つ。
この把持部3は、装置内に固定する際に光ファイバ200をスリット31に収納した際に圧力が掛かるように作用することで、この把持部3は、弾性部と光ファイバの接触距離(接触面積)が十分確保できない場合でも、光ファイバ200との摩擦力を向上させ、少ないスペースで必要な把持力を確保することができる。
本実施形態に係る光ファイバ分岐器は、この貫通孔2によって、図1(b)に示すように、筐体サイズを大きくすることなく、複数の光ファイバ200を極めて簡易に増設することが可能となる。また、本実施形態に係る光ファイバ分岐器の外観は、図1(c)に示すように、複数の光ファイバ200を挿通可能な接続口(すなわち光ファイバ接続部11および貫通孔2)が複数配設されるのみという極めて簡素な装置構成となる。
このように、本実施形態に係る光ファイバ分岐器は、光ファイバ分岐器の収納容器100の一側面に複数並設される光ファイバ端子1と、この一側面における光ファイバ端子1に隣接して形成され、光ファイバを挿通する貫通孔2と、複数のスリット31を有する支持片3aで形成され、この複数のスリット31をこの貫通孔2の各々に対向してこの収納容器100に収納され、この光ファイバ端子1に係止可能な状態でこの貫通孔2に挿通される光ファイバをこのスリット31で把持する把持部3と、を備えることから、この光ファイバ端子1と同じ側面に配設された貫通孔2が光ファイバを挿通し、この光ファイバがこの収納容器100内でこの把持部3によって、確実に固定されることとなり、光ファイバの増設の際に、スペースを必要とする光ファイバ端子1の増設を不要としつつ、筐体サイズを大きくすることなく、光ファイバの増設が柔軟に可能となる。
このように、本実施形態に係る光ファイバ分岐器は、光ファイバ200を把持部3に差し込むことのみによって、無理な力をかけずに光ファイバ200を容易に固定することができる。すなわち、接着剤などで光ファイバ200を固定する場合に比べて、作業によるバラツキが少なく安定した品質を確保できるものである。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る光ファイバ分岐器は、上記の第1の実施形態と同様に、前記光ファイバ端子1と、前記貫通孔2と、前記把持部3と、を備え、さらに、図2(a)に示すように、この把持部3のこのスリット31の背面側に係止部4を備え、この係止部4がこの光ファイバ端子1に係合する構成である。
この係止部4は、光ファイバ端子1に係合できるものであれば、特に限定されず、例えば、凹凸部を設けて光ファイバ端子1に嵌合させる構造とすることもでき、また、接着材や粘着材などの化学材料を用いて光ファイバ端子1に接合させることもできる。
本実施形態に係る光ファイバ分岐器は、この貫通孔2によって、図2(b)に示すように、筐体サイズを大きくすることなく、複数の光ファイバ200を極めて簡易に増設することが可能となる。また、本実施形態に係る光ファイバ分岐器の外観は、図2(c)に示すように、複数の光ファイバ200を挿通可能な接続口(すなわち光ファイバ接続部11および貫通孔2)が複数配設されるのみという極めて簡素な装置構成となる。
このように、本実施形態に係る光ファイバ分岐器は、非常にコンパクトな装置構成で構成できることから、例えば、図3の六面図に示すように、従来の光ファイバ分岐器と同じ装置サイズを維持しつつ、複数の光ファイバ200を増設することが可能となる。
このように、この把持部3のこのスリット31の背面側に係止部4を備え、この係止部4がこの光ファイバ端子1に係合することから、この係止部4が、光ファイバ分岐器に配置された光ファイバ端子1をそのまま利用して係止することによって、別途の固定具を追加することなく、この把持部3を確実かつ強固に固定することができる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る光ファイバ分岐器は、上記の第2の実施形態と同様に、前記光ファイバ端子1と、前記貫通孔2と、前記把持部3と、前記係止部4と、を備え、さらに、図4(a)に示すように、この係止部4が、突起部41から構成される構成である。
この突起部41の材質は、特に限定されないが、例えば、弾性体から構成されることが可能であり、前記把持部3の両方とも弾性体から構成されることがより好ましく、前記把持部3と一体的に構成することができ、製造面で一体成型が可能となり製造コストの観点からも有利である。この弾性体としては、弾性を有するものであれば特に限定されないが、例えば、ゴム弾性材や、各種の発泡体を用いることができる。このような弾性体を用いることによって、その柔軟性によって、この光ファイバ端子1を滑らかに係止できると共に、その弾性力によって、固定後の光ファイバ端子1を強固に固定することができる。
この突起部41の形状は、突起状であれば特に限定されず、例えば、直方体形状とすることができる。このような角ばった形状の他にも、曲面を有する形状も可能である。
本実施形態に係る光ファイバ分岐器は、図4(b)に示すように、筐体サイズを大きくすることなく、この突起部41によって、この光ファイバ端子1を安定的かつ強固に係止することができる。
このように、本実施形態に係る光ファイバ分岐器は、この係止部4が、突起部41から構成されることから、この突起部41がこの光ファイバ端子1間の空間に嵌合もしくは当接して、しっかりとこの光ファイバ端子1が係止されることとなり、安定かつ強固にこの把持部3を固定することができる。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態に係る光ファイバ分岐器は、上記の第3の実施形態と同様に、前記光ファイバ端子1と、前記貫通孔2と、前記把持部3と、前記係止部4と、を備え、さらに、図5(a)に示すように、この突起部41が、テーパー形状を有する構成である。
すなわち、図5(a)及び(b)において、この突起部41が、この把持部3の両端部の下面の背面側に一体的に連続して配設されると共に当該両端部から内側に向かって相互に近接するテーパー状に形成される突起部から形成される端部突起部41aと、当該背面側から離れるに従って拡大していくテーパー形状を有する内部突起部41bと、から構成されるものである。
この突起部41のテーパー形状については、特に限定されないが、前記係止部4の係止対象である光ファイバ端子1が直方体である場合には、図5(a)に示すように、内部突起部41bが前記把持部3のスリット31の背面側から離れるに従って拡大していくテーパー形状であることが好ましい。
このように、この突起部41が、テーパー形状を有することから、図5(b)に示すように、この突起部41がこの光ファイバ端子1間の空間に嵌合もしくは当接し、この光ファイバ端子1を係止した後には、この突起部41のテーパー形状によって、図5(c)に示すように、この光ファイバ端子1の両側面を内向きに押圧する力Aが作用することとなり、この光ファイバ端子1がこの把持部3にしっかりと係止され、安定かつ強固にこの把持部3を固定することができる。
(第5の実施形態)
本発明の第5の実施形態に係る光ファイバ分岐器は、上記の第4の実施形態と同様に、前記光ファイバ端子1と、前記貫通孔2と、前記把持部3と、前記係止部4と、を備え、さらに、図6(a)に示すように、この把持部3の両端面32が、この光ファイバ端子1の側面1b(上述の図1(a)にも示される)、この収納容器100の側面101、およびこの収納容器100内部に配設される部品300のうち少なくとも1つに当接して固定される構成である。
好ましくは、この把持部3の両端面32が、この光ファイバ端子1の側面1b、この収納容器100の側面101、およびこの収納容器100内部に配設される部品300のうちの2つに当接して固定される構成である。例えば、この把持部3の両端面32が、各々、この収納容器100の側面101と、この収納容器100内部に配設される部品300で挟まれて当接される構成とすることができ、両サイドから強固に押圧されて安定的に固定される。また、上記の第1の実施形態の図1で示したように、光ファイバ分岐器の収納容器の一側面に複数並設される光ファイバ端子1と同じ一側面で横並びに貫通孔2が配設された場合には、この光ファイバ端子1の側面1bに当接して固定することが可能である。
このように、この把持部3の両端面32が、この光ファイバ端子1の側面1b、この収納容器100の側面101、およびこの収納容器100内部に配設される部品300のうち少なくとも1つに当接して固定されることから、別途の部材を追加することなく、光ファイバ分岐器を構成する部品300をそのまま流用することのみによって、図6(b)に示すように、この把持部3の端面32を内向きに押圧する力Bおよび/または力Cが作用することとなり、安定かつ強固にこの把持部3を固定することができる。
特に、図6(c)に示すように、光ファイバ200がスリット31の内部に挿通すると同時に、上記の力Bおよび/または力Cがスリット31の左右から押圧するように作用し、一旦スリット31の内部に挿通した光ファイバ200がスリット31の奥に閉じ込められるように作用することとなり、スリット31による光ファイバ200の挿通および固定を促進することができる。
(第6の実施形態)
本発明の第6の実施形態に係る光ファイバ分岐器は、上記の第5の実施形態と同様に、前記光ファイバ端子1と、前記貫通孔2と、前記把持部3と、前記係止部4と、を備え、さらに、図7(a)に示すように、この把持部3のスリット31が、この光ファイバの外径よりも狭い幅を有する切欠部31bと、この切欠部31bに連通してこの光ファイバを収容する直管形状の収容部31aと、を備える構成である。
本実施形態に係る光ファイバ分岐器は、図7(b)で示すように、この光ファイバをスリット31に挿通した際に、この光ファイバはこの切欠部31bの幅を一時的に拡大しながらこの切欠部31bを通過し、この切欠部31bを通過した後にはこの切欠部31bの幅は当初の狭い幅に復元されると共に、この光ファイバの径断面とほぼ同じ形状である直管形状を有する収容部31aに収容されることから、この光ファイバが一旦収容部31aに収容された後は、このスリット31から抜け出し難くなることとなり、安定かつ強固にこの光ファイバを収容し固定することができる。
さらに、上記の第5の実施形態の構成を適用した場合には、この把持部3の端面32を内向きに押圧する上記の力Bおよび/または力Cが作用することによって、図8(a)に示すように、スリット31は、その両側から、この力Bおよび/または力Cに由来する力Eが加わることとなり、この力Eがスリット31の左右から押圧するように作用し、一旦スリット31の内部に挿通した光ファイバ200がスリット31の奥に閉じ込められるように作用することとなり、スリット31による光ファイバ200の挿通および固定を促進することができる。
(第7の実施形態)
本発明の第7の実施形態に係る光ファイバ分岐器は、上記の第6の実施形態と同様に、前記光ファイバ端子1と、前記貫通孔2と、前記把持部3と、前記係止部4と、を備え、さらに、図9(a)に示すように、この収容部31aの内径が、この光ファイバの外径よりも小さい構成である。
このように、本実施形態に係る光ファイバ分岐器は、この収容部31aの内径が、この光ファイバの外径よりも小さいことから、この光ファイバは、一旦収容部31aに収容された後には、図9(b)に示すように、この収容部31aから内向きの押圧力Fを受けてこのスリット31から外れ難くなることとなり、安定かつ強固にこの光ファイバを収容し固定することができる。
1 光ファイバ端子
1b 側面
11 光ファイバ接続部
2 貫通孔
3 把持部
3a 支持片
31 スリット
31a 収容部
31b 切欠部
32 端面
4 係止部
41 突起部
41a 端部突起部
41b 内部突起部
100 収納容器
101 側面
200 光ファイバ
300 部品

Claims (4)

  1. 光ファイバ分岐器の収納容器の一側面に複数並設され、光ファイバが接続される光ファイバ端子と、
    弾性体で形成され、前記光ファイバとは異なる増設される増設光ファイバの外径よりも狭い幅を有する複数のスリットで前記増設光ファイバを把持する把持部と、
    前記一側面における光ファイバ端子に隣接して前記収納容器に形成され、前記複数のスリットに各々対応して前記増設光ファイバを挿通する貫通孔と、
    前記把持部の前記スリットが設けられる面に対して裏面となる背面側に一体的に連続して同一の弾性体で形成され、前記光ファイバ端子に係合する前の形状がその先端相互間の間隔を狭める形状で形成される突起部からなり、前記光ファイバ端子に係合する係止部と、
    を備えることを特徴とする
    光ファイバ分岐器。
  2. 請求項に記載の光ファイバ分岐器において、
    前記突起部が、前記光ファイバ端子に係合する前の形状として両端から内側に向かうテーパー形状を有することを特徴とする
    光ファイバ分岐器。
  3. 請求項又はに記載の光ファイバ分岐器において、
    前記把持部のスリットが、前記光ファイバの外径よりも狭い幅を有する切欠部と、 前記切欠部に連通して前記光ファイバを収容する直管形状の収容部と、
    を備えることを特徴とする
    光ファイバ分岐器。
  4. 請求項1~3のいずれかに記載の光ファイバ分岐器において、
    前記把持部の両端面が、前記光ファイバ端子の側面、前記収納容器の側面、および前記収納容器内部に配設される部品のうち少なくとも1つに当接して固定されることを特徴とする
    光ファイバ分岐器。
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