JP2004069862A - 光ファイバ仕分部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数本の光ファイバを簡単に配列させることができ、光部品付き光ファイバの配線などの作業性を向上できる光ファイバ仕分部材を提供する。
【解決手段】コネクタ付き光ファイバ20の光コネクタ21、または光コネクタ21の後端付近に位置する光ファイバ23を収容する収容孔3が複数配列形成された本体2を有し、収容孔3は本体2に貫通して形成されており、しかも、各収容孔3は、収容孔3から本体2の側面に連通するスリット4を介して本体2外側からの押し込みによって光ファイバ23を挿通できるようになっている光ファイバ仕分部材1。本体2は合成樹脂で形成されており、収容孔3には光コネクタ23が嵌合されるコネクタ収容部と、光ファイバ23が挿通される光ファイバ挿通部とが形成されている。
【選択図】    図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバを機器内に配線する際などに、光ファイバの仕分けに用いられる光ファイバ仕分部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、複数本の光ファイバを機器内などに配線する作業では、光ファイバ同士が絡まりやすく、配線後に、装置などへのコネクタ接続などの作業を行う際の手間となることがあった。また、光ファイバが絡まると、光ファイバの断線を誘発することがあるため、光ファイバの配線作業では、光ファイバ同士が絡まることを極力避けるようにする必要があり、作業性向上の妨げになっていた。さらに、整列具としては、光ファイバを直接金具などで把持するものがあるが、これでは、光ファイバに負荷が掛かり、光ファイバが破損するといった不満があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、複数本の光ファイバを簡単に配列させることができ、光部品付き光ファイバの配線などの作業性を向上できる光ファイバ仕分部材を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、光ファイバを収容する収容孔が複数配列形成された本体を有し、前記収容孔は前記本体に貫通して形成されており、しかも、各収容孔は、該収容孔から前記本体の側面に連通するスリットを介して本体外側からの押し込みによって光ファイバを挿通できるようになっている光ファイバ仕分部材を提供する。
本発明は、前記収容孔に挿通される光ファイバは、光部品が設けられた光ファイバである光ファイバ仕分部材を提供する。
本発明は、前記光部品が、前記光ファイバをコネクタ接続可能に成端する光コネクタである光ファイバ仕分部材を提供する。
本発明は、前記本体は合成樹脂で形成されており、前記収容孔が前記光コネクタが嵌合可能な形状に形成されている光ファイバ仕分部材を提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳しく説明する。
図1は、本発明の光ファイバ仕分部材(以下、「仕分部材」と略称する場合がある。)の実施形態を示す概略斜視図である。図2は、本発明の光ファイバ仕分部材の実施形態を示す概略図であり、図2(a)は平面図、図2(b)は正面図である。図3は、本発明の光ファイバ仕分部材の実施形態を示す概略図であり、図3(a)は平面図、図3(b)は正面図である。図4は、本発明の光ファイバ仕分部材を用いて、光ファイバを整列、保持した状態の一例を示す概略斜視図である。図5は、本発明の光ファイバ仕分部材を用いて、光ファイバを整列、保持した状態の他の例を示す概略斜視図である。
図1〜図5において、符号1は仕分部材を示し、2は仕分部材1の本体、3は収容孔、4はスリット、20はコネクタ付き光ファイバ、21は光コネクタ、22は光コネクタ21のブーツ部、23は光ファイバである。
なお、光ファイバ23としては、各種採用可能であるが、ここでは光ファイバコードを採用しており、以下、光ファイバ23を光ファイバコード23と称する場合がある。
仕分部材1は、前記本体2の他、該本体2を定位置に取り付けるためのアタッチメントなどの付属品を有していてもよい。
【0006】
この実施形態の仕分部材1は、合成樹脂製の本体2に、光コネクタ21または光ファイバ23を収容する収容孔3が複数形成された概略構造となっている。収容孔3は、本体2を貫通する貫通孔であり、それぞれ軸方向が揃うようにして本体2に複数、配列形成されている。
本体2は、具体的には細長形状であり、この本体2に形成された収容孔3は、軸方向が本体2の長手方向に直交するようにして形成されている。なお、各収容孔3は、本体2の対向する両面2a、2bに開口されているが、本体2の面2a、2bのうち一方の面2aを以下「前面」、他方の面2bを以下「後面」として説明する場合がある。また、図1、図2(b)において、本体2の上側の面(側面)を以下「上面2c」、下側の面(側面)を以下「下面2d」として説明する場合がある。前面2a、後面2b、上面2c、下面2dはいずれも本体2の長手方向に沿って延在しているが、上面2cおよび下面2dは、前面2aと後面2bとの間に渡って延在する本体2の側面を構成するものであり、前面2aや後面2bとは向きが異なっている。
【0007】
仕分部材1の本体2の形状、大きさなどは特に限定されるものではなく、仕分部材1により保持されるコネクタ付き光ファイバ20の数、光コネクタ21の形状および大きさ、光ファイバ23の太さなどに応じて適宜決定される。
【0008】
本体2には、収容孔3から上面2cに連通、開口するスリット4が形成されており、この仕分部材1では、コネクタ付き光ファイバ20の光ファイバコード23を本体2の外側からスリット4に押し込んでスリット4を通過させることで、収容孔3に光ファイバコード23を挿通(貫通)状態に収容できる。スリット4は本体2の前面2aと後面2bとの間に渡って本体2に貫通された溝状に形成されている。スリット4は、光ファイバコード23の太さよりも狭く形成されているため、収容孔3に収容された光ファイバコード23は、強制的にスリット4を押し広げるような本体2の変形操作などを行わない限り、スリット4を介して収容孔3から抜けることはなく、安定な収容状態が得られる。
なお、スリット4の本体2の側面(前面2aと後面2bとを結ぶように延在する本体2外面)での開口位置は、上面2cに限定されず、下面2dやあるいはそれ以外の所であってもよい。また、本体2に形成された複数のスリット4の開口位置を上面2cなど、特定の面に集中させる必要はなく、例えば、上面2cと下面2dに分散させるなど、複数の面に振り分けてもよい。
【0009】
また、本体2は、柔軟性を有し、弾性変形可能で、軽量な合成樹脂の発泡体などからなる部材である。具体的には、本体2は、ポリウレタンの発泡体などで形成されている。
さらに、本体2を形成する材料には、各種難燃剤が添加されていることが望ましい。
このように、本体2は、柔軟性を有し、弾性変形可能な部材であるから、各部が変形自在であるので、少数の仕分部材1の種類により、より多品種の収容対象物(光ファイバ、光コネクタなど)を収容することが可能となる。また、本体2を合成樹脂の発泡体などの樹脂素材で形成すれば、収容孔3に収容した光コネクタ21や光ファイバ23を傷める心配がない。また、収容孔3に収容した光ファイバ23にサイドプル(収容孔3の軸方向に対する横方向への引っ張り)が作用しても、本体2の後面2b側の収容孔3の開口部付近での光ファイバ23の曲げを緩やかにでき、光ファイバ23を傷め難いといった利点もある。
【0010】
本体2における収容孔3の形成数や形成位置などは特に限定されるものではなく、例えば、図6に示すように、複数列に形成してもよい。
収容孔3の形状や大きさは、ここに収容される光コネクタ21(ハウジング21aやブーツ部22など)や光ファイバ23の大きさなどに応じて適宜設定される(例えば、図2(a)、図3(a)参照)。
また、収容孔3の大きさは、特に限定されないが、好ましくは、収容対象物(光ファイバ、光コネクタなど)を軽く挟持するか、あるいは収容対象物の大きさよりも幾分か大きい程度とする。仕分部材1の本体2が弾性体で形成され、変形自在となっているから、収容対象物の多少の大きさの変動は収容孔の変形により吸収することができる。
さらに、収容孔3形状や大きさは、コネクタ付き光ファイバ20の光ファイバコネクタ21、または、この光コネクタ21の後端(光コネクタアダプタなどに挿入される先端に対向する側)付近に位置する光ファイバコード23の整列、仕分けの点では、必ずしも光コネクタ21や光ファイバ23をがたつかないようにしっかりと保持できるように設計する必要はないが、収容した光コネクタ21の光特性の安定維持などに鑑みて、光コネクタ21および/または光ファイバ23をがたつかないように安定保持できる構成を採用することが好ましい。
【0011】
また、光コネクタが、JIS C 5970に制定されるFC形光コネクタ(FC:Fober transmission system opticalConnector)のように丸型の場合は、これを収容する収容孔3も丸穴となる。光コネクタが、JIS C 5982に制定されるMPO形光コネクタ(MPO:Multi−fiber Push−On)などの場合は、光コネクタが外形(断面形状)の異なる部材を組み合わせたものとなるが、これに合わせて収容孔3を、内径の異なる穴を組み合わせたものとしても良いし、あるいは径が一定の丸穴であっても良い。
このように、収容孔3は、収容対象の光コネクタ21のハウジング21aやブーツ部22などの形状に対応して、これを収容できる形状に形成されるが、収容孔3に収容される光コネクタのハウジングなど型式が変化しても、仕分部材1の本体2全体が弾性体で形成されているから、光コネクタのハウジングなど型式に追従して収容孔3が変形し、光コネクタを挟持することができる。つまり、ハウジングなどの形状(型式)、寸法などに対して優れた汎用性を有し、光コネクタを収容または安定保持できる。
【0012】
仕分部材1による仕分対象となる光ファイバ23は、光ファイバ心線程度の径のものから、小径、太径の光ファイバコードなどである。光ファイバコードの断面形状は、円形断面、楕円形断面などがあるが、光ファイバの太さが、収容孔の最も狭い所よりも若干太い場合でも、仕分部材1の本体2が変形自在であれば、これらの断面形状の違いは樹脂素材の伸縮により吸収することができる。また、仕分部材1の各部形状は、樹脂素材が、収容対象物を軽く押さえる程度に挟み付けた状態が好ましいが、必ずしもこの状態には限定されない。
【0013】
図2(a)、(b)に示す収容孔3(説明の便宜上、区別のため、符号3Aを付して説明する場合がある。)は、内径一定のストレート孔であり、光コネクタ21のハウジング21aを嵌め込むことで、光コネクタ21を安定保持できるようにしたものである。ただし、この収容孔3Aは、光ファイバ23の外径よりも太くしてあり、光ファイバ23をクランプする機能はない。
図3(a)、(b)に示す収容孔3(説明の便宜上、区別のため、符号3Bを付して説明する場合がある。)は、光コネクタ21が嵌合されるコネクタ収容部3aと、光ファイバ23が挿通される光ファイバ挿通部3bとが内部に形成されているものである。コネクタ収容部3aと光ファイバ挿通部3bとは、収容孔3Bの軸方向に位置をずらして形成されており、コネクタ収容部3aは、本体2の前面2a側に開口されており、光ファイバ挿通部3bは本体2の後面2b側に開口されている。光ファイバ挿通部3bは、ここでは、光ファイバコード23をクランプしない大きさに形成されているが、光ファイバ23をクランプ保持できる形状に形成してもよいことは言うまでもない。また、図3(a)、(b)では、光コネクタ21のハウジング21aをコネクタ収容部3aのみが嵌合によって安定保持するようになっているが、これに加えて光コネクタ21のブーツ部22(図3では図示略)を光ファイバ挿通部3bに嵌合によって安定保持できる構成なども採用可能である。
収容孔3A、3Bは、いずれも、本体2の前面2a側から光コネクタ21の着脱を行えるようになっている。
【0014】
この仕分部材1を用いれば、複数本のコネクタ付き光ファイバ20の光コネクタ21を収容孔3に保持することで、複数本のコネクタ付き光ファイバ20の一括配線などを効率良く行える。つまり、コネクタ付き光ファイバ20の光コネクタ21を複数の収容孔3に1個ずつ嵌め込み、各コネクタ付き光ファイバ20の光ファイバ23を本体2の後面2bから引き出しておき、仕分部材1を移動させると、複数本のコネクタ付き光ファイバ20を一括して配線できる。仕分部材1付近では、各コネクタ付き光ファイバ20の先端部(光コネクタ21付近。以下も同じ。)の整列状態が常時維持されるため、仕分部材1の移動によって複数本のコネクタ付き光ファイバ20を引き回しても、コネクタ付き光ファイバ20の光ファイバ23同士が絡まり合うといった不都合を効果的に防止できる。
【0015】
例えば、複数本のコネクタ付き光ファイバ20の先端の光コネクタ21を装置に接続する場合、装置に接続する各コネクタ付き光ファイバ20の光コネクタ21を収容孔3に保持した仕分部材1を装置近くに引き込み、収容孔3から光コネクタ21を取り出して、装置に接続することで、接続作業を効率良く行える。このとき、光コネクタ21を取り出した仕分部材1を、例えば図7のように、装置30の近くに配置し、収容孔3に光ファイバ23を挿通(貫通)、収容しておけば、装置30に対して光コネクタ21を接続した後も、各コネクタ付き光ファイバ20の先端部が整然と配列された状態を維持できるため、装置30に対して接続解除や切替接続などを行うコネクタ付き光ファイバ20を容易に発見でき、装置に対するコネクタ付き光ファイバ20の接続解除や接続切替などの作業を光ファイバ23同士の絡み合いを極力少なくして効率良く行えるといった利点がある。また、装置30に接続した光コネクタ21の後端から延出され、収容孔3に挿通されている光ファイバ23は、スリット4を通過させるだけで、簡単に収容孔3から外に取り出される。これを利用することで、コネクタ付き光ファイバ20の撤去作業を簡単に行える。さらに、コネクタ付き光ファイバ20は、仕分部材1に仮止め状態で保持されているので、スリット4から収容対象物を容易に取り出し可能となっている。
【0016】
この仕分部材1は、配線済みの光ファイバの仕分け、整列にも利用できる。つまり、この仕分部材1の収容孔3には、配線済みの光ファイバをスリット4を介して押し込んで収容、挿通することができ、これにより、複数本の光ファイバを整列させることができる。例えば、図7のように、装置30の近くに仕分部材1を設置し、装置30にコネクタ接続したコネクタ付き光ファイバ20の光ファイバコート23をスリット4から収容孔3に押し込むことで、装置30に接続した複数本のコネクタ付き光ファイバ20の先端部を整列させることができる。
【0017】
光コネクタ21として、例えば、JIS C 5973に制定されるSC形光コネクタ(SC:Single fiber Coupling)や、JIS C 5982に制定されるMPO形光コネクタ(MPO:Multi−fiber Push−On)など、光コネクタアダプタや光コネクタレセプタクルなどの受け側の光コネクタに対して押し込み操作だけで接続される光コネクタ(光コネクタプラグ)を光コネクタ21として採用した採用した場合には、光コネクタ21を仕分部材1の収容孔3に収容保持したまま、装置30に対する仕分部材1の押圧操作(本体2の前面2aを装置30に向けて押圧)によって、装置30の光コネクタに対して複数の光コネクタ21を一括接続する構成とすることもできる。このとき、仕分部材1の各収容孔3の形成位置が、装置側の光コネクタ(受け側の光コネクタ)の位置に適合するものを使用することは言うまでもない。また、仕分部材1には、装置30に対して本体2を保持して、装置30に対する各光コネクタ21の接続状態を維持するアタッチメントを設けてもよい。
【0018】
なお、仕分部材1に保持したまま、光コネクタアダプタなどの光コネクタに対して、光コネクタ21を押し込み接続する場合は、光コネクタ21自体の形状や、収容孔3の形状によって、本体2の前面2a側からの収容孔3への光コネクタ21の押し込み限界が設定されて、本体2の前面2aからの光コネクタ21の突出寸法が、光コネクタアダプタなどの光コネクタに対する接続に支障が無い程度に確保される構成を採用することがより好ましい。例えば、JIS C 5970に制定されるFC形光コネクタ(FC:Fober transmission system optical Connector)や、前述のSC形光コネクタ、MPO形光コネクタは、ハウジング外側に装着されるカップリング24を、収容孔3に対する光コネクタ21の押し込み限界を設定するストッパとして機能させることができる(例えば、カップリング24が入り込まない大きさの収容孔3を有する仕分部材1を採用する。)。
【0019】
光コネクタ21を収容する収容孔3が本体2に形成された構成の仕分部材1であれば、コネクタ付き光ファイバ20の搬送時の梱包材、より詳しくは光コネクタ21の保護部材としても利用できる。例えば、収容孔3に光コネクタ21を収容した仕分部材1を、コネクタ付き光ファイバ20と共に搬送容器に収容することで、光コネクタ21の保護部材として機能させることができる。これにより、コネクタ付き光ファイバ20の搬送、容器からのコネクタ付き光ファイバ20の取り出し、目的位置へのコネクタ付き光ファイバ20の配線までの作業を光コネクタ21を仕分部材1に保持したまま作業を行えるから、作業中、光コネクタ21の光特性を安定に維持できるとともに、コネクタ付き光ファイバ20の先端部の整列状態も維持できる。さらに、前述のように、光コネクタ21を仕分部材1に保持したまま、装置などに接続できる構成であれば、コネクタ付き光ファイバ20の搬送から、配線、接続までの作業を非常に効率良く行える。
【0020】
図7に示す仕分部材1Aの収容孔3Cは、コネクタ付き光ファイバ20の光ファイバ23を嵌め込みによってしっかりと保持できる形状に形成されているが、光コネクタ21のブーツ部22などの収容、保持を考慮していない構成になっている。収容孔3C以外の仕分部材1Aの構成は、前述の仕分部材1と同様である。この仕分部材1Aによれば、コネクタ付き光ファイバ20の光ファイバ23の光コネクタ21の後端付近に位置する部分を、収容孔3Cに収容、保持することで、複数本のコネクタ付き光ファイバ20の先端部を配列保持できる。そして、この仕分部材1Aの場合も、複数本のコネクタ付き光ファイバ20の先端部を保持したまま、移動することなどによって、コネクタ付き光ファイバ20の配線などに利用できる。コネクタ付き光ファイバ20の目的位置への配線を完了したときに、複数本のコネクタ付き光ファイバ20の先端部が仕分部材1Aによって整然と配列された状態が維持されているので、各コネクタ付き光ファイバ20の装置などに対するコネクタ接続などの作業性を効率良く行えることは、前述の仕分部材1を使用した場合と同様である。
【0021】
なお、この仕分部材1Aも、コネクタ付き光ファイバ20の搬送用梱包材の一部として利用できることは言うまでもない。この仕分部材1Aを梱包材として利用した場合、光コネクタ21を収容できる収容孔3を有する仕分部材1のような光コネクタ21の保護機能は発揮できないが、搬送中、梱包材からの取り出し、目的位置へのコネクタ付き光ファイバ20の配線まで、複数本のコネクタ付き光ファイバ20の先端部の配列状態を安定に維持できる利点がある。
【0022】
さらに、上述の例では、光ファイバ23の先端に、光部品として光コネクタ21が設けられたコネクタ付き光ファイバ20を仕分ける例を示した。しかし、本発明の仕分部材にあっては、光部品として、光ファイバの先端に取り付けられる、光アッテネータ、光コリメータ、光ファイバアレイ(複数の光ファイバをアレイ状に並列配置して先端を研磨した、多心光ファイバを一括してPLC回路や光受発光素子と接続する部品)、光フェルール(光コネクタの内部部品として、MT形光コネクタフェルール、SC形光コネクタフェルール、あるいは、これらを変形したフェルール)などが設けられた光ファイバを、同様に仕分けることができる。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の光ファイバ仕分部材によれば、スリットから収容孔に光ファイバを押し込むだけで、光ファイバを収容でき、複数の収容孔に光ファイバを収容することで、複数本の光ファイバを整列させることができる。また、複数の光ファイバを整列させたまま、配線、敷設できる。さらに、光コネクタを保持できる収容孔を採用することも可能であり、複数のコネクタ付き光ファイバを整列状態のまま、配線から一括接続まで行うことができる。また、前記の光コネクタを保持できる収容孔を有する本発明の光ファイバ仕分部材を、多数本のコネクタ付き光ファイバの梱包材として使用した場合には、光ファイバを絡ませることがないから、光ファイバが断線するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバ仕分部材の実施形態を示す概略斜視図である。
【図2】本発明の光ファイバ仕分部材の実施形態を示す概略図であり、図2(a)は平面図、図2(b)は正面図である。
【図3】本発明の光ファイバ仕分部材を用いて、光ファイバを整列、保持した状態の一例を示す概略斜視図である。
【図4】本発明の光ファイバ仕分部材を用いて、光ファイバを整列、保持した状態の他の例を示す概略斜視図である。
【図5】本発明の光ファイバ仕分部材を用いて、光ファイバを整列、保持した状態の他の例を示す概略図である。
【図6】本発明の光ファイバ仕分部材の実施形態を示す概略斜視図である。
【図7】本発明の光ファイバ仕分部材を用いて、装置とコネクタ付き光ファイバを接続した状態を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1,10・・・光ファイバ仕分部材、2・・・本体、3,3A,3B,3C・・・収容孔、4・・・スリット、20・・・コネクタ付き光ファイバ、21・・・光コネクタ、21a・・・ハウジング、22・・・ブーツ部、23・・・光ファイバ、24・・・カップリング、30・・・装置

Claims (4)

  1. 光ファイバを収容する収容孔(3)が複数配列形成された本体(2)を有し、前記収容孔は前記本体に貫通して形成されており、しかも、各収容孔は、該収容孔から前記本体の側面に連通するスリット(4)を介して本体外側からの押し込みによって光ファイバを挿通できるようになっていることを特徴とする光ファイバ仕分部材(1、10)。
  2. 前記収容孔に挿通される光ファイバは、光部品が設けられた光ファイバであることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ仕分部材。
  3. 前記光部品が、前記光ファイバをコネクタ接続可能に成端する光コネクタ(21)であることを特徴とする請求項2記載の光ファイバ仕分部材。
  4. 前記本体は合成樹脂で形成されており、前記収容孔が前記光コネクタが嵌合可能な形状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ仕分部材。
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