JP2007333811A - 光ファイバ接続替え装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光コネクタプラグをより確実に所定の姿勢に整列させることができる光ファイバ接続替え装置を提供する。
【解決手段】巻き取り機構により出力側光ファイバコードF2が巻き取られると、光コネクタプラグ2の一対の位置決め面24bが、整列盤3のガイド部61のテーパ部61eに沿ってガイド部61内部に挿入される。これにより、光コネクタプラグ2を、位置決め面24aが鉛直方向に沿った状態でガイド部61に保持されるという所定の姿勢に、確実に整列させることができる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、光ネットワーク等において、光ファイバの接続および接続解除を自動的に行う光ファイバ接続替え装置に関する。
一般に光ファイバ接続替え装置は、複数本の入出力光ファイバ群に対して、任意の入力側光ファイバと任意の出力側光ファイバとを接続または接続解除する機能を有するものである。このような光接続替え作業は、従来、入出力コネクタが多数配列されたパッチパネルを用い、その入出力コネクタに接続する光ファイバの一端に取り付けられたプラグを人手によって変更することにより行われていた。近年、このような光ファイバ接続替え作業をロボットハンドを用いて自動化した光ファイバ接続替え装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この光ファイバ接続替え装置は、水平面において一直線方向であるX方向と、このX方向に直交するY方向と、垂直方向であるZ方向に移動自在とする移動手段を介してロボットハンドが自在に移動し光ファイバコードの接続・接続解除作業を行うものである。
図8に示すように、光ファイバ接続替え装置100は、出力側の光ファイバコードF1が接続される光コネクタプラグ111および入力側の光ファイバコードF2が接続される光コネクタプラグ112を接続する光アダプタ110を複数設けた接続盤101と、入力側の光ファイバコードF2の光コネクタプラグ112を整列、保持する整列孔を複数並べて設け、かつ、接続盤101と対面して配置される整列盤102と、光コネクタプラグ112を把持して光ファイバコードF2を整列盤102から引き出し、その光コネクタプラグ112を光アダプタ110に挿抜するハンド機構103と、このハンド機構103を接続盤101および整列盤102の所望の位置に移動させる移動機構104と、光アダプタ110から光コネクタプラグ112を抜き去った光ファイバコードF2を巻き取る巻き取り機構105と、巻き取った光ファイバコードF2を収容する余長処理部106と、外部からの指示に基づいてハンド機構103,移動機構104および巻き取り機構105を駆動させて光ファイバコードF2の接続を替えさせる制御部107とを備えている。
このような光ファイバ接続替え装置100では、以下に示す方法により光ファイバコードの接続切替作業を行っている。
まず、ハンド機構103により接続盤101の光アダプタ110から光コネクタプラグ112を接続解除された光ファイバコードF2は、巻き取り機構105に設けられたローラ105aにより整列盤102の背面から余長処理部106側に引き出され、余長処理部106に、その光ファイバコードF2が収納される。これとともに、光コネクタプラグ112が整列盤102の整列孔に収納される。
次に、ハンド機構103によって、再度光ファイバコードF2の光コネクタプラグ112を整列盤102から引き出し、再度接続盤101上の任意の光アダプタ110に接続することで、光ファイバコードF2の接続切替作業を行うものである。
光ネットワーク等では、光モジュールを挿入したことによる反射戻り光による影響を抑えたい場合に、フェルール先端をある角度を持って斜めに研磨したAPC(Angled Physical Contact)研磨光コネクタプラグが用いられる場合がある。この場合には、相手側コネクタプラグの斜め研磨面と接するように光コネクタプラグを締結しなければならないが、光コネクタプラグの接続盤への挿入時にプラグの姿勢が一意に決まらないことがあるため、上述したような従来の光ファイバ接続替え装置を用いることができなかった。
このため、特許文献2,3には、APC研磨光コネクタプラグを扱うための構成が提案されている。特許文献2の方法では、図9に示すように、光コネクタプラグ112の後端側の外形部分に凹部112aを設け、ロボットハンドによりその凹部に沿って光コネクタプラグを把持することにより、必要な接続姿勢にすることを可能としている。また、特許文献3には、光コネクタプラグの整列盤への巻き上げ方法において、光ファイバコードの断面形状を利用して、光ファイバコードを整列盤内部で案内しながら、光コネクタプラグを整列盤側に巻き取り、ロボットハンドで把持するのに必要な姿勢を得ることが開示されている。
特開平7−318820号公報 特許第3757397号公報 特開2004−109157号公報
しかしながら、一般に光ファイバコードは、ガラスファイバ部分に樹脂被膜をコーティングした構造となっており、設計した断面形状から所定の誤差を有する場合には、従来のように断面形状から長軸と短軸を決定して光コネクタプラグの胴体部分と組み立てを行うと、光コネクタプラグの凹部の垂直面と光ファイバコードの長軸または短軸との間には、一定の回転誤差成分が残ってしまうこととなる。このため、光コネクタプラグを光ファイバコードの断面形状に沿って整列盤側に巻き取った後、整列盤入口で整列された状態の光コネクタプラグをロボットハンドで把持しようとすると、ロボットハンドの把持面と光コネクタプラグの後端部の凹部面との角度が所定の値以上となっている場合には、ロボットハンドを閉じられないことがあった。このようにロボットハンドが閉じられないまま、次の工程に進んだ場合には、APC研磨光コネクタプラグの接続に必要な角度で接続されないため、接続の再現性に悪影響を与えることがあった。
そこで、本願発明は、上述したような課題を解決するためになされたものであり、光コネクタプラグをより確実に所定の姿勢に整列させることができる光ファイバ接続替え装置を提供することを目的とする。
上述したような課題を解決するために、本発明に係る光ファイバ接続替え装置は、一次側光ファイバコードが接続され、かつ、二次側光ファイバコードの一端に接続されたプラグが挿抜されるアダプタを複数並べて設けた接続盤と、この接続盤に対向配置され、二次側光ファイバコードが挿通される貫通孔を有し、この貫通孔にプラグを整列して保持する整列盤と、この整列盤の接続盤と反対側に設けられ、二次側光ファイバコードを巻き取る巻き取り機構と、プラグを把持し、任意のアダプタと挿抜するハンド機構と、このハンド機構を接続盤および整列盤の所望の位置に移動させる移動機構とを備えた光ファイバ接続替え装置であって、プラグは、軸線に沿い、かつ、互いに平行に形成された一対の第1の平面を有し、貫通孔は、プラグが挿入されたときに第1の平面と対向する内壁面に、互いに平行に形成された一対の第2の平面と、この第2の平面と連続し、接続盤側の開口に向かうに連れて互いに離間するように形成された一対のテーパ部とを備えることを特徴とする。
上記光ファイバ接続替え装置において、貫通孔は、第2の平面より巻き取り機構側が、二次側光ファイバコードの断面形状と略相似する形状に形成されるようにしてもよい。
また、上記光ファイバ接続替え装置において、整列盤は、第1の基板と、この第1の基板上に配設される第2の基板とから構成され、第2の基板の貫通孔に対応する位置には、平面が形成されるようにしてもよい。
本発明によれば、巻き取り機構により二次側光ファイバコードが巻き取られると、プラグの一対の第1の平面がテーパ部に沿って貫通孔内部に挿入されるので、第1の平面が第2の平面に沿った状態で貫通孔に保持されるという所定の姿勢にプラグを確実に整列させることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本実施の形態に係る光ファイバ接続替え装置1は、図8、図9を参照して背景技術の欄で説明した光ファイバ接続替え装置100と、入力側の光コネクタプラグおよび整列盤の構成が異なるものである。したがって、背景技術の欄で説明したのと同等の構成要素については、同じ名称および符号を付し、適宜説明を省略する。
[光ファイバ接続替え装置]
光ファイバ接続替え装置1は、図1に示すように、一次側となる出力側の光ファイバコードF1が接続される光コネクタプラグ111および二次側となる入力側の光ファイバコードF2が接続される光コネクタプラグ2を接続する光アダプタ110を複数設けた接続盤101と、入力側の光ファイバコードF2の光コネクタプラグ2を整列、保持する整列孔を複数並べて設け、かつ、接続盤101と対向して配置される整列盤3と、光コネクタプラグ2を把持して光ファイバコードF2を整列盤3から引き出し、その光コネクタプラグ2を光アダプタ110に挿抜するハンド機構103と、このハンド機構103を接続盤101および整列盤102の所望の位置に移動させる移動機構104と、光アダプタ110から光コネクタプラグ1を抜き去った光ファイバコードF2を巻き取る巻き取り機構105と、巻き取った光ファイバコードF2を収容する余長処理部106と、外部からの指示に基づいてハンド機構103,移動機構104および巻き取り機構105を駆動させて光ファイバコードF2の接続を替えさせる制御部107とを備えている。
[光コネクタプラグ]
図2に示すように、入力側の光コネクタプラグ2は、全体として円柱の形状を有しており、光接続するための先端側に配置されるフェルール21と、このフェルール21を挿入して保持する胴体部22と、この胴体部22の先端側であるフェルール21の突出側に設けられたフランジ部23と、胴体部22の後端側に設けた位置決め把持部24とを備えている。なお、この光コネクタプラグ2は、フェルール21の先端を、対面するフェルール21に当接することで光接続できるように入力側の光ファイバコードF2が挿通されている。
フェルール21は、フェルール先端をある角度をもって斜めに研磨した(APC研磨光コネクタプラグ)ものが使用される。なお、このフェルール21は、光接続できる形状および素材であれば特に限定されるものではない。
胴体部22は、内部にフェルール21および入力側の光ファイバコードF2を挿通する円筒の形状を有する。この胴体部22の形状は、フェルール21および光ファイバコードF2を挿通し保持して光接続できる構成であれば適宜自由に設定することができる。
フランジ部23は、胴体部22のフェルール21が設けられた側において胴体部22の直径より大きな直径となるように突出して一定幅の円環状に形成されている。このフランジ部23は、接続盤101に設けられた係止フック(図示せず)と係合されるためのものである。
位置決め把持部24は、胴体部22のフェルール21が設けられた側と反対側に形成され、胴体部22の直径より大径に設けた円筒部分24aにおいて、その円周外形部分に対して凸部または凹部となり、(本実施の形態では凹部)互いに平行になるように形成した平面からなる位置決め面24b,24bと、円筒部分24aから光ファイバコードF2が露出する端部にかけて傾斜した円錐台の形状を有する端部24cとを備えている。本実施の形態では、一対の位置決め面24bの距離は、円筒部分24aの直径よりも小さく形成されている。
このような位置決め把持部24は、図5に示すように、ハンド機構103により位置決め面24b,24bに沿って把持されることで、光接続することのできる接続姿勢が確保できるように構成されている。なお、本実施の形態では、光ファイバコードF2が楕円の断面形状を有する場合、位置決め面24bが光ファイバコードF2の楕円断面の短軸と平行、言い換えると光ファイバコードF2の楕円断面の長軸と直交するように光ファイバコードF2が胴体部22に固定されるのが望ましい。
[整列盤]
整列盤3は、入力側の光コネクタプラグ2を所定の高さ位置で水平方向に突出した状態で整列させて支持するためのものであり、図3に示すように、下板4と、この下板4上に配設される上板5とから構成される。この整列盤3は、下板4上に上板5を重ね合わせることにより、接続盤101側と巻き取り機構105側とを連通する複数の貫通孔6が形成される。整列孔として機能する貫通孔6は、入力側の光ファイバコードF2の光軸に沿い、かつ、この光軸および水平方向と直交する方向に所定間隔離間して形成されており、接続盤101側に形成されたガイド部61と、巻き取り機構105側に形成された導出部62と、ガイド部61と導出部62との間に形成された溝部63とから構成される。なお、下板4は、下面側が鉛直下方に延在していたり、鉛直上方に突出した部材により支持されたりすることにより、所定の高さ位置に配設される。
ここで、ガイド部61は、図3(a)〜(c)に示すように、一対の鉛直方向に沿った側面を有し、上面が溝部63に接続され、底面が接続盤101に対向する側に開口した略角錐台の孔の形状を有する。このような略角錐台形状において、その側面に対応する上面61aおよび下面61bは、底面に対応する開口61cに向かうに連れて徐々に互いに離間するように形成されている。また、他の側面に対応し、互いに平行な一対の鉛直方向に沿った側面61dの開口61c側の端部には、開口61cに向かうに連れて徐々に互いに離間するように形成された一対の鉛直方向に沿った平面からなるテーパ部61eが形成されている。
ここで、開口61cを構成する上面61aと下面61bの端部の距離は、光コネクタプラグ2の円筒部分24aの直径よりも長くなるように設定される。また、一対の側面61dの距離は、光コネクタプラグ2の円筒部分24aの直径よりも短く、かつ、一対の位置決め面24bの距離よりも長くなるように設定される。また、図3(c)に示すように、ガイド部61を鉛直方向から見た場合、テーパ部61eの平面により構成される角度αは、30〜120度、望ましくは60度に設定される。
このようなガイド部61の鉛直方向の切断面(以下、「鉛直断面という」)は、すなわち開口61c側から見た形状は、光コネクタプラグ2の位置決め把持部24を端部24c側から見た形状と略同等の形状を有しており、位置決め把持部24の鉛直断面よりも大きく形成されている。
なお、本実施の形態では、ガイド部61の上面61aは上板5に形成され、下面61bは下板4に形成されている。また、開口61c、側面61dおよびテーパ部61eは、下板4および上板5に連続して形成されている。
導出部62は、巻き取り機構105に対向する側に形成された開口と溝部63とを連通する穴から構成され、その形状は入力側の光ファイバコードF2を巻き取り機構105側に円滑に導出することができる形状であるならば、適宜自由に設定することができる。
溝部63は、略半円状の断面形状を有し、ガイド部61と導出部62とを連通する孔から構成される。この溝部63は、下板4側に掘り込まれ下板4側に突出した略半円状の鉛直断面を有する凹部63aと、この凹部63aの対向する位置に形成された上板5の平面部63bとから構成される。
ここで、溝部63の断面形状は光ファイバコードF2の断面形状に相似した形状が望ましい。本実施の形態では、製作の容易性から溝部63の断面形状を略半円状にしているが、例えば、凹部63aを楕円形の鉛直断面を有するように形成するようにしてもよい。これにより、光ファイバコードF2を所定の向きで巻き取ることができる。なお、平面部63bには、溝部63の長手方向に沿って形成された平面視略矩形の押さえ板63cが設けられるようにしてもよい。
このような溝部63の断面形状は、入力側の光ファイバコードF2の光軸に対して垂直方向の断面形状よりも大きく形成されている。
[接続替え動作]
次に、本実施の形態係る光ファイバ接続替え装置による光ファイバコードの接続替え動作について図4を参照して説明する。
まず、外部より所定の光ファイバコードF2の接続を替えるようにとの指示を受信すると(ステップS1)、制御部107は、ハンド機構103および移動機構104を駆動させ、その光ファイバコードF2に対応する光コネクタプラグ2を接続盤101の光アダプタ110から抜き取らせる(ステップS2)。これは、図5に示すようにハンド機構103により光コネクタプラグ2の位置決め把持部24を狭持し、移動機構104によりハンド機構103を整列盤3側に移動させることにより行われる。ハンド機構103は、光コネクタプラグ2を接続盤101から抜き取ると、光コネクタプラグ2を解放し、光コネクタプラグ2を落下させる。
光コネクタプラグ2が抜き取られると、制御部107は、図6に示すように、巻き取り機構105を駆動させ、対応する光ファイバコードF2を巻き取らせる(ステップS3)。すると、光コネクタプラグ2は、整列盤3の方向に引き寄せられる。ここで、光ファイバコードF2は、図2に示すように、楕円の断面形状を有している。また、溝部63は、図3(a)に示したように、下板4側に突出した略半円状の断面形状を有する凹部63aと平面部63bとにより略半円状の断面形状を有するように形成されている。このため、光ファイバコードF2は、その下面が凹部63aに沿って摺動するので、長軸が水平方向、短軸が鉛直方向に沿った所定の向きで巻き取り機構105により巻き取られる。このとき、押さえ板63cを設けておくと、光ファイバコードF2の上面が押さえ板63cにより凹部63a側に押下されることとなるので、より所定の向きを保ったまま巻き取られることとなる。
さらに光ファイバコードF2が巻き取られると、光コネクタプラグ2は、整列盤3のガイド部61に挿入される(ステップS4)。上述したように、光コネクタプラグ2には位置決め把持部24の位置決め面24bが光ファイバコードF2の楕円断面の短軸と平行になるように光ファイバコードF2が取り付けられているので、光コネクタプラグ2は、位置決め把持部24の位置決め面24bが鉛直方向に沿った状態で、位置決め把持部24側から整列盤3のガイド部61内部に挿入されていく。
このとき、図7(a)に示すように、光コネクタプラグ2の軸線と溝部63の長手方向とが水平方向にずれた状態で光ファイバコードF2が巻き取られると、位置決め把持部24の端部24cは、ガイド部61のテーパ部61eに当接する。すると、位置決め把持部24は、その端部24cがテーパ部61eの傾斜に沿って摺動しながら移動するので、位置決め面24bが鉛直方向に沿った状態のままガイド部61内部に挿入されていく。ガイド部61は、光コネクタプラグ2の位置決め把持部24側の断面形状と相似した形状を有する。したがって、さらに光ファイバコードF2が巻き取られると、図7(b)に示すように、光コネクタプラグ2は、位置決め把持部24の位置決め面24bが鉛直方向に平行となり、かつ、その端部24cがガイド部61の奥、すなわちガイド部61の溝部63側の端面に当接した所定の姿勢となる。
なお、光コネクタプラグ2は、位置決め面24bが水平または水平に近い状態でガイド部61に挿入されようとすると、ガイド部61の側面61dの距離が円筒部分24aの直径よりも小さく形成されているので、光コネクタプラグ2の円筒部分24aまたはこの円筒部分24aから連続する端部24cが、ガイド部61の側面61dやテーパ部61eに当接する。このような状態から光ファイバコードF2がさらに巻き取られると、すると、端部24c等がテーパ部61eに沿って摺動し、光コネクタプラグ2が光ファイバコードF2の軸線回りに回転する。位置決め面24aがほぼ鉛直方向に沿った状態にまで回転すると、円筒部24aや端部24cがガイド部61の側面61dやテーパ部61eに当接しないため、光コネクタプラグ2は、ガイド部61内部に挿入され、位置決め把持部24の位置決め面24bが鉛直方向に平行となり、かつ、その端部24cがガイド部61の奥、すなわちガイド部61の溝部63側の端面に当接した所定の姿勢となる。
このように、本実施の形態によれば、光コネクタプラグ2の位置決め把持部24は、ガイド部61のテーパ部61eに沿ってガイド部61内部に収容されるので、加工精度や取り付け精度等により光ファイバコードF2の短軸と位置決め把持部24の位置決め面24bとが平行になっていない場合であっても、位置決め把持部24の加工精度に基づいて光コネクタプラグ2を所定の姿勢に整列させることができる。
光コネクタプラグ2が所定の姿勢に整列させられると、制御部107は、巻き取り機構105の駆動を停止させ、対応する光ファイバコードF2の巻き取りを終了する(ステップS5)。
光ファイバコードF2の巻き取りを終了すると、制御部107は、ハンド機構103および移動機構104を駆動させ、ハンド機構103により、整列盤3によって所定の姿勢に整列させられた光コネクタプラグ2を把持させる(ステップS6)。光コネクタプラグ2が把持されると、制御部107は、移動機構104により、その光コネクタプラグ2を接続する光アダプタ110まで移動させ(ステップS7)、この光コネクタプラグ2に挿入させる(ステップS8)。これにより、光ファイバコードの接続替え動作が終了する。
このように、本実施の形態によれば、巻き取り機構105により出力側光ファイバコードF2が巻き取られると、光コネクタプラグ2の一対の位置決め面24bが、整列盤3のガイド部61のテーパ部61eに沿ってガイド部61内部に挿入される。これにより、光コネクタプラグ2を、位置決め面24bが鉛直方向に沿った状態でガイド部61に保持されるという所定の姿勢に、確実に整列させることができる。結果として、出力側光ファイバコードF2を巻き取った際に回転誤差成分が生じた場合であっても、光コネクタプラグ2を所定の姿勢に保持することができるので、例えばAPC研磨光コネクタプラグのように光軸に回りの角度を所定の角度とした状態で接続を行わなければならない場合であっても、その接続替えを低損失で行うことができる。
また、整列盤3を下板4と上板5という分離可能な2枚の基板により構成することにより、光ファイバコードが破損したときに光ファイバコードを1本ずつ交換することができる。結果として、メンテナンスを容易に行うことができるので、ランニングコストを抑えることができる。
さらに、上板5は平面形状のみから構成することができるので、塑性加工や樹脂成形加工等の加工が容易となる。結果として、生産コストを低下させることができる。
本発明は、光ファイバ接続替え装置など、ケーブルをその軸線回りの角度を所定の角度にした状態で接続する装置に適用することができる。
(a)は本発明の光ファイバ接続替え装置の構成を示す平面図、(b)は(a)の正面図である。 (a)は光コネクタプラグの構成を示す側面図、(b)は(a)のI-I線断面図である。 (a)は整列盤の断面図、(b)は(a)のII-II線断面図、(c)は(a)のIII-III線方向の平面図である。 本発明の光ファイバ接続替え装置の動作を示すフローチャートである。 ハンド機構により光コネクタプラグが把持された状態を示す図である。 光ファイバコードの巻き上げ動作を示す図である。 (a),(b)は整列盤による光コネクタプラグの整列動作を説明するための図である。 (a)は従来の光ファイバ接続替え装置の構成を示す平面図、(b)は(a)の側面図である。 (a)は従来の光コネクタプラグの構成を示す平面図、(b)は(a)の側面図である。
符号の説明
1…光ファイバ接続替え装置、2…光コネクタプラグ、3…整列盤、4…下板、5…上板、6…貫通孔、21…フェルール、22…胴体部、23…フランジ部、24…位置決め把持部、24a…円筒部分、24b…位置決め面、24c…端部、61…ガイド部、61a…上面、61b…下面、61c…開口、61d…側面、61e…テーパ部、62…導出部、63…溝部、63a…凹部、63b…平面部、63c…押さえ板。

Claims (3)

  1. 一次側光ファイバコードが接続され、かつ、二次側光ファイバコードの一端に接続されたプラグが挿抜されるアダプタを複数並べて設けた接続盤と、
    この接続盤に対向配置され、前記二次側光ファイバコードが挿通される貫通孔を有し、この貫通孔に前記プラグを整列して保持する整列盤と、
    この整列盤の前記接続盤と反対側に設けられ、前記二次側光ファイバコードを巻き取る巻き取り機構と、
    前記プラグを把持し、任意の前記アダプタと挿抜するハンド機構と、
    このハンド機構を前記接続盤および前記整列盤の所望の位置に移動させる移動機構と
    を備えた光ファイバ接続替え装置であって、
    前記プラグは、軸線に沿い、かつ、互いに平行に形成された一対の第1の平面を有し、
    前記貫通孔は、
    前記プラグが挿入されたときに前記第1の平面と対向する内壁面に、互いに平行に形成された一対の第2の平面と、
    この第2の平面と連続し、前記接続盤側の開口に向かうに連れて互いに離間するように形成された一対のテーパ部とを備える
    ことを特徴とする光ファイバ接続替え装置。
  2. 請求項1記載の光ファイバ接続替え装置において、
    前記貫通孔は、
    前記第2の平面より前記巻き取り機構側が、前記二次側光ファイバコードの断面形状と略相似する形状に形成されている
    ことを特徴とする光ファイバ接続替え装置。
  3. 請求項2記載の光ファイバ接続替え装置において、
    前記整列盤は、第1の基板と、この第1の基板上に配設される第2の基板とから構成され、
    前記第2の基板の前記貫通孔に対応する位置には、平面が形成される
    ことを特徴とする光ファイバ接続替え装置。
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