JPH1164747A - コード接続替え装置のリセットハンド機構およびコードストッパ - Google Patents

コード接続替え装置のリセットハンド機構およびコードストッパ

Info

Publication number
JPH1164747A
JPH1164747A JP22041597A JP22041597A JPH1164747A JP H1164747 A JPH1164747 A JP H1164747A JP 22041597 A JP22041597 A JP 22041597A JP 22041597 A JP22041597 A JP 22041597A JP H1164747 A JPH1164747 A JP H1164747A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cord
connection
reset
alignment
connection cord
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP22041597A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3485237B2 (ja
Inventor
Kazumasa Kaneko
和政 金子
Joji Yamaguchi
城治 山口
Naoyuki Tamaru
直幸 田丸
Yasuhide Nishida
安秀 西田
Chikashi Izumida
史 泉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP22041597A priority Critical patent/JP3485237B2/ja
Publication of JPH1164747A publication Critical patent/JPH1164747A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3485237B2 publication Critical patent/JP3485237B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 確実なコードの巻き上げ、巻き戻しを実現す
る。また、巻き戻した後に接続コードを整列盤に確実に
係止する。 【解決手段】 接続コード4を整列盤の整列穴21に係
止するために接続コード4にコードストッパ9を取付け
る。このコードストッパ9を把持するリセットハンド機
構を、リセットフィンガ61と、リセットフィンガ61
によって引き出された接続コード4をさらに巻き上げ、
あるいは巻き戻すコード送りローラ機構63と、コード
送りローラ機構63の前後に配置されたシャッタ機構6
4と、コード送りローラ機構63によって引き出された
接続コード4を所望の位置に収めるためのコードガイド
機構65等で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接続盤と整列盤の
間の複数の接続コードからなる接続コード群の中から任
意の接続コードの接続替えを行うコード接続替え装置の
リセットハンド機構およびコードストッパの構造に関す
るものであり、例えば、接続盤、整列盤および保持盤を
用いた光コード接続替え装置(自動化光MDF)に利用
できる。
【0002】
【従来の技術】通信網の光化の進展に伴い、通信網およ
びこれに接続するアクセス系ケーブルの光化が進められ
ている。一般に各端末は、個々にアクセス系ケーブルを
介して交換機に収容され、通信網に接続される。従来の
メタル系システムではアクセスネットワーク系とサービ
スネットワーク系の接点に主配線盤(MDF)と呼ばれ
るケーブルの終端架が設けられており、アクセス系ケー
ブルを終端するとともに各種通信サービスの新設、移行
等による通信設備との接続替えが可能となっている。
【0003】通信網の光化によってアクセス系ケーブル
が光化されると、光ケーブルの切り替え装置が必要とな
る。メタルケーブルの場合には、接続ケーブルの切断、
接続が容易に行えるため、作業者が必要に応じた長さの
接続ケーブルを作業中に作成することができるが、光ケ
ーブルの場合には、ケーブルの切断、接続が困難である
ため、予め十分な長さの接続コードを用意し、余長を設
けて接続する。
【0004】前記自動化光MDFは、この接続作業の自
動化を目的としたものである(例:特開平8−2623
49号)。図11にこの自動化光MDFにおける光コネ
クタ挿抜機構の構成を示す。同図に示すように、自動化
光MDFの光コネクタ挿抜機構は、光コネクタ7のアダ
プタ71を二次元に配列した垂直な接続盤1と、この接
続盤1に隣接して垂直に配置され表面に同じく二次元配
列された複数の整列穴21を有する整列盤2と、この整
列盤2に隣接して垂直に配置され表面に同じく二次元配
列された複数の保持穴31を有する保持盤3と、この保
持盤3の各保持穴31に一端が固定されて整列盤2の各
整列穴21を通り、かつ他端に前記接続盤1上の各光コ
ネクタ7のアダプタ71に接続されるプラグ72を有す
る複数の接続コード4からなる接続コード群41と、こ
の接続コード群41の中から任意のアダプタ71に接続
されている接続コード4を引き抜いたり、あるいは接続
コード群41の中から任意のアダプタ71に接続コード
4を接続するための挿抜ハンド機構5と、この挿抜ハン
ド機構5を接続盤1および整列盤2上の任意の位置に移
送する挿抜ハンド移送機構52と、挿抜ハンド機構5と
整列盤2を挟んで反対側に設けられたリセットハンド機
構6と、このリセットハンド機構6を整列盤2上の任意
の位置に移送するリセットハンド移送機構62等を備え
ている。また、挿抜ハンド機構5は接続コード4のプラ
グ72をアダプタ71に対して挿抜する挿抜フィンガ5
1を備え、リセットハンド機構6は整列盤2から接続コ
ード4を引き出すためのリセットフィンガ61を備えて
いる。
【0005】図12および図13に自動化光MDFによ
る光コード接続替え動作を示す。挿抜ハンド機構5に搭
載された挿抜フィンガ51と、リセットハンド機構6に
搭載されたリセットフィンガ61は、接続盤1および整
列盤2を挟んで反対側に配置されている。また、接続コ
ード4の接続替えに伴う輻輳を避けるため、全ての接続
コード4は、整列盤2に設けた整列穴21をリセットフ
ィンガ61側から挿抜フィンガ51側に通過し、先端の
プラグ72が接続盤1上のアダプタ71に接続されてい
る。
【0006】接続替えにおいては、まず、挿抜ハンド機
構5の挿抜フィンガ51を用いて接続盤1上で目的とす
る接続コード4の先端に設けられたプラグ72をアダプ
タ71から抜去する(図12(a))。次に、その抜去
した接続コード4をリセットフィンガ61により、整列
盤2の整列穴21を通して巻上げ(図12(b))、プ
ラグ72を整列盤2上の整列穴21に一旦整列させる
(図12(c))。
【0007】次に、挿抜フィンガ51により整列盤2上
のプラグ72を把持し、整列盤2のリセットフィンガ6
1側に送られた接続コード4を挿抜フィンガ51側に引
き出す(図13(a)〜(b))。
【0008】さらに、整列盤2上に整列したプラグ72
の向きは、アダプタ71に挿入する向きと反対方向を向
いているため、挿抜フィンガ51で把持しているプラグ
72を一旦持ち替えて方向を反転させる(図13(b)
〜(c))。しかる後、プラグ72を接続盤1上のアダ
プタ71に接続する(図13(d))。以上の動作によ
り、接続替えを行う接続コード4と、他の既接続コード
との相互関係をリセットし、輻輳の発生を防ぐ構造とな
っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の自動化
光MDFにおいては、各接続コード4は、接続盤1上の
任意の位置のアダプタ71と接続可能であり、かつ既接
続コード4が接続替えの障害とならないように、予め必
要となる最大の長さを有し、接続盤1および整列盤2の
前方でU字状にほぼ垂直に垂れ下がっている。このた
め、装置が大型化、大規模化すると、接続コード4も必
然的に長くなり、これを整列盤2に確実に巻き上げ、か
つ巻き戻す機構が不可欠となる。しかしながら、実際に
は、接続コードを整列盤に確実に巻き上げたり、巻き戻
したりすることが難しく、巻き上げたコードが捻れた
り、他の機構と干渉したりすると切断するという問題が
あった。
【0010】本発明は、上記した従来の問題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、簡素
な機構で確実なコードの巻き上げ、巻き戻しを実現する
ことができるようにしたコード接続替え装置のリセット
ハンド機構を提供することにある。
【0011】また、本発明は、巻き戻した後に接続コー
ドを整列盤に確実に係止することができるようにしたコ
ード接続替え装置のコードストッパを提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るコード接続替え装置のリセットハンド
機構は、表面に二次元配列された複数のアダプタを有
し、かつ前記アダプタが配列された面が鉛直になるよう
に支持された接続盤と、前記接続盤に隣接して配置さ
れ、表面に二次元配列された複数の整列穴を有する整列
盤と、前記整列盤に隣接して配置された保持盤と、前記
保持盤の表面に二次元配列され、かつ一端が保持盤に固
定されて前記整列盤の各整列穴を通り、他端が前記接続
盤上の任意アダプタにプラグを介して接続される複数の
接続コードからなる接続コード群と、前記接続コード群
の中から任意のアダプタに接続されている接続コードを
引抜き、あるいは接続コード群の中から任意の接続コー
ドを任意のアダプタに接続するための挿抜ハンド機構
と、前記整列盤を挟んで前記挿抜ハンド機構と反対側に
設けられ、挿抜ハンド機構によって接続を解除された接
続コードを整列盤上の整列穴を通して引き出すとともに
接続コードの他端のプラグを整列盤上の整列穴に整列さ
せるために接続コードの巻き取りを行うリセットハンド
機構とを備えたコード接続替え装置において、前記接続
コードを前記整列盤に係止するために接続コードに取付
けられたコードストッパと、前記コードストッパを把持
するためのリセットフィンガと、前記リセットフィンガ
を整列盤に対して前後に移動させるフィンガ前後移動機
構と、 前記リセットフィンガによって引き出された接
続コードをさらに巻き上げ、あるいは巻き戻すためのコ
ード送りローラ機構と、前記コード送りローラ機構に対
応して配置されたシャッタ機構と、前記コード送りロー
ラ機構によって引き出された接続コードを所望の位置に
収めるためのコードガイド機構とから構成されることを
特徴とする。
【0013】また、本発明は、上記発明において、コー
ド送りローラ機構は、リセットフィンガによって引き出
された接続コードを挟み込む一対のローラと、この一対
のローラを開閉および上下に移動させる駆動装置と、前
記一対のローラの回転の停止を検出する検出手段を有す
ることを特徴とする。また、本発明は、上記発明におい
て、シャッタ機構は、コード送りローラ機構のローラの
前後にそれぞれ一対ずつ設けられて前記ローラとともに
開閉および上下に移動し、リセットフィンガによって引
き出された接続コードをその軸線方向に移動自在に保持
するとともに、コードストッパを係止する4つのシャッ
タ板を有することを特徴とする。
【0014】また、本発明は、上記のいずれかの発明に
おいて、リセットフィンガの先端は、開小と開大の2段
階に開閉することを特徴とする。
【0015】また、本発明に係るコード接続替え装置の
コードストッパは、両端部が接続コードに対する固定部
を形成し、中間部が接続コードの半径方向に変形可能な
弾性変形部を形成し、この弾性変形部にリセットフィン
ガによって把持される把持部と、整列盤の整列穴に係止
するための係止部および係止位置を規制する位置決め部
を設け、かつ全長にわたって接続コードが挿入される割
溝を設けたことを特徴とする。
【0016】本発明において、コード送りローラ機構
と、シャッタ機構とコードガイド機構は、接続コードの
確実な巻き上げ、巻き戻しを実現する。したがって、接
続コードが捻れたり、他の機構と干渉したりして断線す
ることがない。
【0017】本発明において、コードストッパは巻き上
げた接続コードを整列盤の整列穴に確実に係止する。ま
た、割溝内に接続コードを挿入すればよいので、接続コ
ードに対するコードストッパの取付けも容易である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るリ
セットハンド機構の一実施の形態を示す正面図、図2は
同ハンド機構の右側面図、図3は整列盤と保持盤の斜視
図、図4(a)、(b)、(c)はリセットフィンガ、
ローラおよびシャッタの動作を示す図、図5(a)、
(b)、(c)は同じくリセットフィンガ、ローラおよ
びシャッタによる接続コードの巻き上げ動作を示す図、
図6はコードガイド機構の斜視図である。なお、図中従
来技術の欄で示した構成部材と同じものについては同一
符号をもって示し、その説明を適宜省略する。
【0019】図1、図2および図4において、本実施の
形態によるリセットハンド機構は、接続コード4に取付
けられたコードストッパ9、このコードストッパ9を把
持するリセットフィンガ61、このリセットフィンガ6
1によって引き出された接続コード4をさらに巻き上
げ、または巻き戻すためのコード送りローラ機構63お
よびシャッタ機構64、前記コード送りローラ機構63
によって引き出された接続コード4を所望の位置に導く
コードガイド機構65等を備えている。
【0020】図3において、接続コード4の一端は保持
盤3の保持穴に固定的に接続され、もう一方の端は整列
盤2に設けた整列穴21を通り、その先端にプラグ72
が設けられている。接続コード4は、保持盤3と整列盤
2の間の部分が円弧状のループを描き、整列盤2には、
前記コードストッパ9によって係止されている。
【0021】前記保持盤3としては、整列盤2と全く同
じ構造とすることが可能であり、この場合は、保持穴3
1を前記整列盤2の整列穴21と同じ形状とし、接続コ
ード4の一端に前記コードストッパ9と同一構造からな
るコードストッパ9’を取付け、このコードストッパ
9’を前記保持穴31に接着することで固定することが
できる。
【0022】先に図11〜図13で説明したように、自
動化光MDFでは、特開平8−262349号公報に記
載のように、先端にフラグ72を有する一定長の接続コ
ード4を、整列盤2上の整列穴21を通して接続盤1上
のアダプタ71に接続する。接続替えの際には、コード
の輻鞍を避けるため、アダプタ71から接続解除した接
続コード4をリセットハンド機構6を用いて一旦整列盤
2に巻き取る必要がある。
【0023】これに対して、本発明に係るリセットハン
ド機構は、リセットフィンガ61によって整列盤2から
接続コード4の係止を解除して引き出し、あるいは、反
対に、接続コード4を整列盤2に前記コードストッパ9
によって係止させるためのものである。
【0024】以下に、本発明に係るリセットハンド機構
の各部の詳細を説明する。図4および図5にリセットフ
ィンガ61、コード送りローラ機構63、シャッタ機構
64の詳細を示す。前記リセットフィンガ61はフィン
ガ前後移動機構、例えばモータ101(図1、図2)に
よって駆動されるボールねじ100等により前後に移動
する構造となっており、整列盤2に係止されたコードス
トッパ9の解除および接続コード4の引き出し、また、
コードストッパ9を整列盤2に係止する動作を行う。ま
た、リセットフィンガ61は、例えばDCモータ102
と図示しないカムによって開閉され、このカムの回転角
度により開小と開大の2段階に開閉する。整列盤2上に
係止されたコードストッパ9をリセットフィンガ61に
よって把持する際には、周囲の他のコードストッパとの
干渉を避けるため、図4(b)、(c)に示すように開
小とするが、コード送りローラ機構63によって接続コ
ード4を巻き取る際、あるいは巻き戻す際には、さらに
大きく開くことにより、リセットフィンガ61と接続コ
ード4との干渉を回避する(図4(a))。
【0025】前記コード送りローラ機構63は、モータ
104によって回転される一対のローラ63a,63b
を備え、これらのローラによって接続コード4を挟み込
む構造となっている。さらに、リセットフィンガ61の
前後移動との干渉を避けるため、上下に移動する構造と
なっており、リセットフィンガ61が整列盤2から接続
コード4を引き出すと(図5(a))、その後に一対の
ローラ63a,63bが下降し(図5(b))、さら
に、引き出した接続コード4を左右から挟み込む(図5
(c))。このような一対のローラ63a,63bを開
閉および上下に移動させる駆動装置も、例えばDCモー
タ105(図1)とカムにより実現できる。
【0026】また、コード送りローラ機構63は、一対
のローラ63a,63bの回転の停止を検出する図示し
ない適宜な検出手段を備えている。このような検出手段
としては、例えば前記DCモータ105の駆動回路に電
流検出抵抗を設け、この抵抗の両端の電圧から一対のロ
ーラ63a,63bの回転にかかる負荷を検出すること
で実現できる。
【0027】前記シャッタ機構64は、前記一対のロー
ラ63a,63bの前後に2つずつ対向して配置され、
これらローラ63a,63bと一体となって開閉および
上下に移動する合計4個のシャッタ板64a〜64dを
備えている。これらのシャッタ板64a〜64dは、一
対のローラ63a,63bと一体となって左右から接続
コード4を挟み込む構造であり、かつ、各シャッタ板6
4a〜64dの接続コード4を挟み込む端面(コードと
対向する端面)の中央には、接続コード4を挟んだとき
に、接続コード4をその軸線方向に対しては移動自在に
するため小さな凹部66がそれぞれ設けられている。こ
れにより一対のローラ63a,63bの前後で、巻き取
り/巻き戻し動作中の接続コード4の上下、左右方向の
振れを抑制し、安定したコード送りを可能にしている。
さらに、接続コード4を挟んで対向する2つのシャッタ
板64aと64bの凹部66および64cと64dの凹
部66は、シャッタ板64a〜64dが閉じたとき、コ
ードストッパ9をそれぞれ係止可能な形状の穴を形成し
ており、接続コード4を巻き戻す際には、一対のローラ
63a,63bで接続コード4を挿抜ハンド機構5(図
11)側に送り出すことによってコードストッパ9をシ
ャッタ板64a〜64dで一旦係止し、リセットフィン
ガ61が再度コードストッパ9を把持することを可能と
している。
【0028】前記コードガイド機構65は、図6に示す
ような形状、すなわち一対のローラ63a,63bと対
向する前面と下面が開放し、かつ上面の前記リセットフ
ィンガ61と対応する一側に開口部を有する矩形のコー
ドガイド65aを有し、このコードガイド65aによっ
て整列盤2から引き出された接続コード4の位置を規制
し、他の機構との干渉を避けるようにしている。すなわ
ち、コード送りローラ機構63によって水平方向に引き
出された接続コード4は、コードガイド65aの内面に
よってその方向を変えられ、下方に垂れ下がる。これに
より、引き出された接続コード4が周辺に広がって他の
機構等と干渉することを防ぐことが可能である。
【0029】先に説明したように、本実施の形態のリセ
ットハンド機構が扱う接続コード4は、保持盤3に対し
ては固定されているが、整列盤2に対しては、各接続コ
ード4に取付けたコードストッパ9で整列盤2に係止さ
れており、リセットフィンガ61によってその係止を解
除する。
【0030】図7はコードストッパの構造を示し、
(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は半断面図、
(d)は左側面図、(e)は右側面図である。コードス
トッパ9は合成樹脂によって筒状体に形成され、その両
端部が接続コード4の固定部91a,91bを形成し、
中間部が弾性変形部92を形成している。また、弾性変
形部92は、整列盤2に係止する際の位置を一定にする
ための位置決め部93と、この位置決め部93の両側に
設けられた係止部94と把持部95とされる。係止部9
4と把持部95は、位置決め部93より外径が小さく設
定され、係止部94が前記シャッタ板64a〜64dの
凹部66と前記整列穴21によって係止される。把持部
95は、前記リセットフィンガ61によって把持され
る。
【0031】接続替え動作においては、リセットフィン
ガ61がコードストッパ9の把持部95を把持すること
により、弾性変形部92が変形し、前記凹部66または
整列穴21による係止が解除される。また、側面には割
溝96が全長にわたって形成されており、これによって
接続コード4の任意の位置に取付けることが可能であ
る。このため、コードストッパ9の断面形状はC字状で
ある。なお、上下方向は円弧であるが、左右は円を直線
で切り欠くことによって幅を狭めた形状を有している。
【0032】図8(a)、(b)にコードストッパ9を
係止する整列盤2の詳細を、整列穴21の断面とともに
示す。整列穴21は整列盤2の表面に2次元的に配列さ
れて形成されている。整列穴21の内側には、第1の突
起22と第2の突起23が設けられている。コードスト
ッパ9の係止部94と第1の突起22により、コードス
トッパ9が整列盤2に係止される。また、第2の突起2
3は係止時のコードストッパ9の傾きを規制するための
ものである。また、整列穴21の断面形状は、コードス
トッパ9の断面形状に対応して縦と横の幅が異なり、こ
れによりコードストッパ9を整列盤2に係止した状態
で、コードストッパ9の回転を拘束する構造となってい
る。
【0033】なお、図1および図2において、107,
108はモータ101の回転をボールねじ100に伝達
するプーリおよびベルト、109はコードガイド65a
の支え板である。
【0034】図9および図10に、本発明によるリセッ
トハンド機構による接続コードの巻き上げおよび巻き戻
し動作の概要を示す。接続コード4の巻き上げ動作にお
いては、先ず、一対の口ーラ63a,63bおよびシャ
ッタ板64a〜64dが上方に退避し、リセットフィン
ガ61が前進して整列盤2に係止されているコードスト
ッパ9を把持し、接続コード4の係上を解除する(図9
(a)〜(b))。
【0035】次に、リセットフィンガ61がコードスト
ッパ9を把持したまま最後限まで後退すると(図9
(c))、上方に退避していた一対のローラ63a,6
3bおよびシャッタ板64a〜64dが下降し、接続コ
ード4を挟み込む(図9(d))。その後、リセットフ
ィンガ61が最大限まで開いてコードストッパ9の保持
を解除すると、一対のローラ63a,63bが接続コー
ド4を巻き上げる(図9(e))。
【0036】巻き上げられた接続コード4は、コードガ
イド機構65によって方向を変えられ、下方に垂れ下が
る。巻き上げ動作中は、一対のローラ63a,63bの
モータ105に流れる電流から一対のローラ63a,6
3bの負荷を検出する。接続コード4の先端のプラグ7
2が整列盤2の整列穴21に引っかかるとモータ105
の負荷が増大し、これを検出手段が検出することで巻き
上げを完了する。
【0037】巻き戻し動作においては、一対のローラ6
3a,63bが巻き上げ時と逆方向に回転し、これによ
り接続コード4を挿抜ハンド機構側に送り出す(図10
(a))。シャッタ機構64によってコードストッパ9
が係止されると、モータ105の負荷が増大し、これを
検出手段が検出することにより、一対のローラ63a,
63bの回転を停止する(図10(b))。その後、リ
セットフィンガ61がコードストッパ9の把持位置に移
動してコードストッパ9を把持し(図10(c))、次
いでシャッタ機構64およびコード送りローラ機構63
が上方に退避する(図10(d))。しかる後、リセッ
トフィンガ61がコードストッパ9を整列盤2の整列穴
21に係上させて巻き戻しを完了する(図10
(e))。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るコード
接続替え装置のリセットハンド機構によれば、コード送
りローラ機構、シャッタ機構およびコードガイド機構を
備えているので、自動化光MDF等において整列盤に係
止された接続コードの巻き取りおよび巻き戻し動作を確
実に行うことができる。したがって、接続コードが捻れ
たり、他の機構と干渉したりして断線することがない。
【0039】また、本発明は、接続コードにコードスト
ッパを取付け、このコードストッパを整列盤の整列穴に
係止するようにしているので、接続コードを整列盤に確
実に係止することができ、しかも接続コードが挿入され
る割溝を有するので接続コードに対する取付けも容易で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るリセットハンド機構およびコー
ドストッパを適用する自動化光MDFの正面図である。
【図2】 同MDFの右側面図である。
【図3】 保持盤と整列盤の斜視図である。
【図4】 (a)、(b)、(c)はリセットフィン
ガ、ローラおよびシャッタの動作を示す図である。
【図5】 (a)、(b)(c)はリセットフィンガ、
ローラ、シャッタによる接続コードの巻き上げ動作を示
す斜視図である。
【図6】 コードガイド機構の斜視図である。
【図7】 (a)はコードストッパ機構の斜視図、
(b)は平面図、(c)は半断面図、(d)は左側面
図、(e)は右側面図である。
【図8】 (a)、(b)はコードストッパを係止する
整列盤の断面図および斜視図である。
【図9】 本発明に係るリセットハンド機構の実施例に
おける接続コードの巻き上げ動作の説明図である。
【図10】 本発明に係るリセットハンド機構の実施例
における接続コードの巻き戻し動作の説明図である。
【図11】 従来の自動化光MDFの光コネクタ挿抜機
構の構成を示す斜視図である。
【図12】 (a)〜(c)は接続コードの接続替え動
作を説明するための図である。
【図13】 (a)〜(d)は接続コードの接続替え動
作を説明するための図である。
【符号の説明】
1…接続盤、2…整列盤、3…保持盤、4…接続コー
ド、5…挿抜ハンド機構、6…リセットハンド機構、7
…光コネクタ、9…コードストッパ、21…整列穴、3
1…保持穴、41…接続コード群、51…挿抜フィン
ガ、52…挿抜ハンド移送機構、61…リセットフィン
ガ、62…リセットハンド移送機構、63…コード送り
ローラ機構、63a,63b…ローラ、64…シャッタ
機構、64a〜64d…シャッタ板、66…凹部、71
…アダプタ、72…プラグ、91a,91b…固定部、
92…弾性変形部、93…位置決め部、94…係止部、
95…把持部、96…割溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西田 安秀 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 泉田 史 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に二次元配列された複数のアダプタ
    を有し、かつ前記アダプタが配列された面が鉛直になる
    ように支持された接続盤と、 前記接続盤に隣接して配置され、表面に二次元配列され
    た複数の整列穴を有する整列盤と、 前記整列盤に隣接して配置された保持盤と、 前記保持盤の表面に二次元配列され、かつ一端が保持盤
    に固定されて前記整列盤の各整列穴を通り、他端が前記
    接続盤上の任意アダプタにプラグを介して接続される複
    数の接続コードからなる接続コード群と、 前記接続コード群の中から任意のアダプタに接続されて
    いる接続コードを引抜き、あるいは接続コード群の中か
    ら任意の接続コードを任意のアダプタに接続するための
    挿抜ハンド機構と、 前記整列盤を挟んで前記挿抜ハンド機構と反対側に設け
    られ、挿抜ハンド機構によって接続を解除された接続コ
    ードを整列盤上の整列穴を通して引き出すとともに接続
    コードの他端のプラグを整列盤上の整列穴に整列させる
    ために接続コードの巻き取りを行うリセットハンド機構
    とを備えたコード接続替え装置において、 前記接続コードを前記整列盤に係止するために接続コー
    ドに取付けられたコードストッパと、 前記コードストッパを把持するためのリセットフィンガ
    と、 前記リセットフィンガを整列盤に対して前後に移動させ
    るフィンガ前後移動機構と、 前記リセットフィンガによって引き出された接続コード
    をさらに巻き上げ、あるいは巻き戻すためのコード送り
    ローラ機構と、 前記コード送りローラ機構に対応して配置されたシャッ
    タ機構と、 前記コード送りローラ機構によって引き出された接続コ
    ードを所望の位置に収めるためのコードガイド機構と、
    から構成されることを特徴とするコード接続替え装置の
    リセットハンド機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコード接続替え装置のリ
    セットハンド機構において、 コード送りローラ機構は、リセットフィンガによって引
    き出された接続コードを挟み込む一対のローラと、この
    一対のローラを開閉および上下に移動させる駆動装置
    と、前記一対のローラの回転の停止を検出する検出手段
    とを備えていることを特徴とするコード接続替え装置の
    リセットハンド機構。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のコード接続替え装置のリ
    セットハンド機構において、 シャッタ機構は、コード送りローラ機構のローラの前後
    にそれぞれ一対ずつ設けられて前記ローラとともに開閉
    および上下に移動し、リセットフィンガによって引き出
    された接続コードをその軸線方向に移動自在に保持する
    とともに、コードストッパを係止する4つのシャッタ板
    を有することを特徴とするコード接続替え装置のリセッ
    トハンド機構。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3記載のコード接続
    替え装置のリセットハンド機構において、 リセットフィンガの先端は、開小と開大の2段階に開閉
    することを特徴とするコード接続替え装置のリセットハ
    ンド機構。
  5. 【請求項5】 コード接続替え装置によって巻き上げ、
    巻き戻しされる接続コードの任意の位置に取付け可能な
    コードストッパであって、 両端部が接続コードに対する固定部を形成し、中間部が
    接続コードの半径方向に変形可能な弾性変形部を形成
    し、この弾性変形部にリセットフィンガによって把持さ
    れる把持部と、整列盤の整列穴に係止するための係止部
    および係止位置を規制する位置決め部を設け、かつ全長
    にわたって接続コードが挿入される割溝を設けたことを
    特徴とするコード接続替え装置のコードストッパ。
JP22041597A 1997-08-15 1997-08-15 コード接続替え装置のリセットハンド機構およびコードストッパ Expired - Fee Related JP3485237B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22041597A JP3485237B2 (ja) 1997-08-15 1997-08-15 コード接続替え装置のリセットハンド機構およびコードストッパ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22041597A JP3485237B2 (ja) 1997-08-15 1997-08-15 コード接続替え装置のリセットハンド機構およびコードストッパ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1164747A true JPH1164747A (ja) 1999-03-05
JP3485237B2 JP3485237B2 (ja) 2004-01-13

Family

ID=16750761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22041597A Expired - Fee Related JP3485237B2 (ja) 1997-08-15 1997-08-15 コード接続替え装置のリセットハンド機構およびコードストッパ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3485237B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007333811A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光ファイバ接続替え装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007333811A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光ファイバ接続替え装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3485237B2 (ja) 2004-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0724367B1 (en) Optical fiber cross connection apparatus and method
US6877906B2 (en) Optical fiber cross-connect with a connection block, an alignment block and a handling device
JP2706408B2 (ja) 端子挿入装置
JPH0634898A (ja) 光ファイバの配線切替装置及びその配線切替方法
JP3485237B2 (ja) コード接続替え装置のリセットハンド機構およびコードストッパ
JP3189141B2 (ja) 光ファイバー接続替え装置
CN111225768A (zh) 用于电缆处理的导体定位夹具
TWI261132B (en) Wiring device for optical fiber
US20200278511A1 (en) Ribbonizing methods and assemblies
JP3095306B2 (ja) 端子挿入装置
JPH06181584A (ja) 光ファイバ方式自動化光mdf
JPH1123865A (ja) 光ファイバケーブル配線盤
JP3131818B2 (ja) 光ファイバ接続替え装置およびその使用方法
JP3295729B2 (ja) 光ファイバの巻取り繰り出し機構及びその使用方法
CN112499390A (zh) 通信线缆防护装置
JP2567881B2 (ja) 光ファイバ心線の搬送装置
CN210129166U (zh) 一种整机柜服务器的机箱面板
JP2003139967A (ja) 自動光ファイバ接続切替装置及びその方法
JP3447519B2 (ja) コード接続替え装置におけるコードの巻上げ方法
US6805169B2 (en) Method and apparatus for wire splicing
JP3757397B2 (ja) 光コネクタプラグ、光接続機構、光接続方法および光コネクタプラグ整列盤ならびに光コード巻上方法
JP2000019352A (ja) ハンド機構
JP2002116392A (ja) 光ファイバ接続替え方法及びその装置
JP3403744B2 (ja) コネクタ装着装置
JP3604903B2 (ja) 巻線装置およびその方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071024

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081024

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091024

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees