JP2003139967A - 自動光ファイバ接続切替装置及びその方法 - Google Patents

自動光ファイバ接続切替装置及びその方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続盤の構成およびロボットハンド機構の構
成に優れ、装置の寸法の小型化、簡易化、低コスト化を
可能とする自動光ファイバ接続切替装置及びその方法を
提供することを課題とする。 【解決手段】 入出力側光コネクタプラグ7,8を光接
続させる光アダプタ2を有する接続盤1と、この接続盤
と対向する位置に配置される整列盤25と、この整列盤
及び前記接続盤間を移動するロボットハンド機構10
と、前記整列盤の後方に配置される送出機構30と、こ
の送出機構の後方に配置される余長収納部35とを備え
る自動光ファイバ接続切替装置Aにおいて、前記光アダ
プタは、前記入出力側光コネクタプラグを挿入させる開
口側から奥側に向かって傾斜させて設けた係合爪部3
と、この係合爪部を、挿入される前記入出力側光コネク
タプラグ側に付勢する付勢手段と、この係合爪部より奥
側に設けられた割りスリーブ5とを備える構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ネットワークに
おいて、光ファイバを自動的に光接続、接続解除するこ
とで光ファイバの接続切替作業を行うための自動光ファ
イバ接続切替装置及びその方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】一般に、光ファイバ接続切替装置は、複数
本の人出力ファイバ群に対して、任意の入力側光ファイ
バと任意の出力側光ファイバとを光接続または接続解除
する機能を有するものである。例えば、ロボットハンド
を用いて接続切替作業を自動化した光ファイバ自動接続
切替装置が、特開平7−318820公報に提案されて
いる。この光ファイバ自動接続切替装置は、光ファイバ
コードの光接続、接続解除作業用にロボットハンドが使
われているものである。この光ファイバ自動接続切替装
置を図8(a)、(b)を参照して説明する。
【0003】図8(a)、(b)に示すように、光ファ
イバ自動接続切替装置100は、出力側の光ファイバコ
ード111のプラグ112が接続され、かつ、入力側の
光ファイバコード110の光コネクタプラグ109が接
続された光アダプタ120を複数設けた接続盤130
と、入力側の光ファイバコード110の光コネクタプラ
グ109を整列、保持する整列孔141を複数並べて設
け接続盤130と対向して配置した整列盤140と、光
コネクタプラグ109を把持して光ファイバコード11
0を整列盤140の整列孔141から引き出し、その光
コネクタプラグ109を接続盤130の光アダプタ12
0に対して接続、抜去(接続解除)を行うロボットハン
ド機構150と、接続盤130の光アダプタ120から
光コネクタプラグ109を抜き去った場合の光ファイバ
コード110を巻き取る巻取機構160と、巻き取った
光ファイバコード110を収納する余長処理部170
と、ロボットハンド機構150を接続盤130及び整列
盤140の所望の位置に移動させる移動機構180とか
ら構成されている。
【0004】この光ファイバ自動接続切替装置100に
よる光ファイバコード110の接続切替工程を次に示
す。ロボットハンド機構150は、接続盤130から光
コネクタプラグ109を抜取り、その光コネクラプラグ
109を整列盤140に移動させる。そして、このとき
接続盤130から光コネクタプラグ109を接続解除さ
れた光ファイバコード110は、巻取機構160に設け
られた上下ローラ161,162により整列盤140の
背面から余長処理部170側に引き込まれ、余長処理部
170に光ファイバコード110が収納される。なお、
上ローラ161は、対象となる光ファイバコード110
に適宜移動機構を介して移動するものである。
【0005】次にロボットハンド機構150によって再
度光ファイバコード110の光コネクタブラグ109を
整列盤140から引き出し,再度接続盤130上の任意
の光アダプタ120に接続している。この一連の動作に
より光ファイバコード110の接続切替えを実施するも
のである。この光ファイバ自動接続切替装置の光コネク
タプラグ109は、φ1.25mmフェルールを有する
MU型光コネクタ構成が基本となっている。
【0006】なお,特開平7−318820号公報に提
案されている光ファイバ自動接続切替装置では、余長処
理部は天井板でカバーされている構造であり、収納スペ
ースは1つの空間である。この場合、余長処理部に収納
された各ファイバ間で絡みが発生することが考えられ
る。その対策として、光ファイバ1本ごとにカートリッ
ジボックスを用意した構成が特開平9−135522号
公報に提案されている。
【0007】この光ファイバ自動接続切替装置では接続
切替作業において、光コネクタプラグを接続盤から抜き
取り、他の任意の接続盤位置に再接続する場合に、接続
が解除された光ファイバコードを余長収納部に送り出す
ための巻取機構に送り出すべき光ファイバコードを選択
するための移動機構や、また、当該装置背面側に光ファ
イバコードを引き出した後に、余長を収納するカートリ
ッジボックスを備える構成としている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の光ファ
イバ自動接続切替装置では、以下に示すような更なる改
良の余地が存在していた。すなわち、従来の構成では、
接続が解除された光ファイバコードを余長収納部に送り
出すため、送り出すべき光ファイバコードを選択するた
めの移動機構を巻取機構にロボットハンド機構の移動機
構とは独立してそれぞれ設ける必要があり、装置全体が
複雑化して大型になっていた。
【0009】また、従来の接続盤における光アダプタの
構成及びロボットハンド機構の構成により光アダプタか
ら光コネクタプラグを着脱する場合、ベクトルバネ(係
合爪部)の基端部を差し込まれる光コネクタプラグから
遠い側に設け、そのベクトルばねの開口部分を、光コネ
クタプラグを差し込む先端側に設けるように配置される
こと、および、入出力側での光コネクタプラグの係合形
態が異なるため、構成が複雑となり、光コネクタプラグ
を小さくすることが難しく、また、光アダプタの配列を
狭くすることができなかった。さらに、ロボットハンド
機構の把持力が大きくないと光コネクタプラグの着脱に
支障をきたした。
【0010】そして、従来の装置の構成では、装置背面
側に光ファイバコードを引き出した後に、余長を収納す
るカートリッジボックスを備える必要があるため、機構
が大型化、複雑化すること、及び装置自体が高コストと
なる問題があった。
【0011】本発明は前記の問題点に鑑み創案されたも
のであり、その目的は,接続盤の構成およびロボットハ
ンド機構の構成に優れ、装置の寸法の小型化、簡易化、
低コスト化を可能とする自動光ファイバ接続切替装置及
びその方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、次ぎのような自動光ファイバ接続切替装置
及びその方法にかかる構成とした。
【0013】すなわち、出力側光ファイバコードの先端
に取り付けた出力側光コネクタプラグと入力側光ファイ
バコードの先端に取り付けた入力側光コネクタプラグと
を対面させると共に着脱自在に係合して前記両光ファイ
バコードを光接続させる光アダプタを有する接続盤と、
この接続盤と対向する位置に配置され入力側光コネクタ
プラグを整列して保持するための整列盤と、この整列盤
及び前記接続盤に係合されている入力側光コネクタプラ
グを把持して移動させるロボットハンド機構と、前記整
列盤の後方に配置され前記接続盤から抜き取った入力側
光コネクタプラグの入力側光ファイバコードを前記整列
盤の後方に送り出すための送出機構と、この送出機構に
より送り出される入力側光ファイバコードを収納するた
めの余長収納部とを備える自動光ファイバ接続切替装置
において、前記光アダプタは、前記入出力側光コネクタ
プラグを挿入させる開口側から奥側に向かって傾斜させ
て設けた係合爪部と、この係合爪部を、挿入される前記
入出力側光コネクタプラグ側に付勢する付勢手段と、こ
の係合爪部より奥側に設けられ、前記入出力側光コネク
タプラグの先端を整列させて光接続させるための割りス
リーブとを備える構成とした。
【0014】このように構成されることにより、自動光
ファイバ接続切替装置は、光アダプタに入力側光コネク
タプラグをロボットハンド機構が把持して開口から挿入
すると、係合爪部の基端側から先端側に向かって、付勢
手段に抗して係合爪部を押し広げ、入力側光コネクタプ
ラグの先端に例えばフェルールを備えていることによ
り、そのフェルールが割りスリーブに挿入して位置決め
される。このとき、出力側光コネクタプラグが既に光ア
ダプタに装着されその先端にフェルールが前記割りスリ
ーブに対面していれば、入出力側光コネクタプラグは光
接続される。なお、係合爪部は複数を備えると都合が良
い。また、係合爪部自体が弾力性に優れた合成樹脂材料
あるいは金属板バネで形成され、開口側にその係合爪部
基端を固定し、奥側に向かって互いに近接する方向に傾
斜させて配置することで付勢手段としても構わない。な
お、このとき係合爪部の先端側の位置は、入出力側光コ
ネクタプラグの先端のフェルールに接触しない位置であ
ることが望ましい。
【0015】また、出力側光ファイバコードの先端に取
り付けた出力側光コネクタプラグと入力側光ファイバコ
ードの先端に取り付けた入力側光コネクタプラグとを対
面させると共に着脱自在に係合して前記両光ファイバコ
ードを光接続させる光アダプタを有する接続盤と、この
接続盤と対向する位置に配置され入力側光コネクタプラ
グを整列して保持するための整列盤と、この整列盤及び
前記接続盤に保持されている入力側光コネクタプラグを
把持して移動させるロボットハンド機構と、前記整列盤
の後方に配置され前記接続盤から抜き取った入力側光コ
ネクタプラグの入力側光ファイバコードを前記整列盤の
後方に送り出すための送出機構と、この送出機構により
送り出される入力側光ファイバコードを収納するための
余長収納部とを備える自動光ファイバ接続切替装置にお
いて、前記余長収納部は、前記整列盤に整列される光フ
ァイバコードの間にそれぞれ設けた垂直板と、この垂直
板の上部を覆う覆板とを備える構成とした。
【0016】このように構成されることにより、自動光
ファイバ接続切替装置は、入力側光ファイバコードが整
列盤の後方に送り出されると、各入力側光ファイバコー
ドの間に設けられた仕切板の間隔幅によりその光ファイ
バコードが沿って移動することになる。また、光ファイ
バコードが送り出されることで移動する場合には、仕切
板により横方向に対する移動が規制され、また、覆板に
より上方向に対する移動が規制される。なお、仕切板
は、入力側光ファイバコードが送り出しまたは送り戻し
方向にスムーズに移動できる設置間隔に設けられてい
る。また、仕切板は垂直方向に設置することや、所定角
度に傾斜させて設置するようにしても構わない。
【0017】さらに、出力側光ファイバコードの先端に
取り付けた出力側光コネクタプラグと入力側光ファイバ
コードの先端に取り付けた入力側光コネクタプラグとを
対面させると共に着脱自在に係合して前記両光ファイバ
コードを光接続させる光アダプタを有する接続盤と、こ
の接続盤と対向する位置に配置され入力側光コネクタプ
ラグを整列して保持するための整列盤と、この整列盤及
び前記接続盤に保持されている入力側光コネクタプラグ
を把持して移動させるロボットハンド機構と、前記整列
盤の後方に配置され前記接続盤から抜き取った入力側光
コネクタプラグの入力側光ファイバコードを前記整列盤
の後方に送り出すための送出機構と、この送出機構によ
り送り出される入力側光ファイバコードを収納するため
の余長収納部とを備える自動光ファイバ接続切替装置に
おいて、前記送出機構は、前記整列盤から後方に配置さ
れる入力側光ファイバコードを載置する載置ローラと、
この載置ローラと対面して前記光ファイバコードを送り
出すために前記ロボットハンド機構に設けた摩擦ローラ
とを備える構成とした。
【0018】このように構成されることにより、自動光
ファイバ接続切替装置は、入力側光ファイバコードを送
り出す場合は、ロボットハンド機構を載置ローラ側に移
動させ、そのロボットハンド機構の摩擦ローラを、載置
ローラ上の対象とする入力側光ファイバコード上に配置
する。そして、載置ローラを回転させることで、載置ロ
ーラ及び摩擦ローラにより対象となる入力側光ファイバ
コードを余長収納部側に送り出す。
【0019】さらに、前記自動光ファイバ接続切替装置
において、前記光アダプタは、前記入出力側光コネクタ
プラグを挿入させる開口側から奥側に向かって傾斜させ
て設けた係合爪部と、この係合爪部を、挿入される前記
入出力側光コネクタプラグ側に付勢する付勢手段と、こ
の係合爪部より奥側に設けられ、前記入出力側光コネク
タプラグの先端を整列させて光接続させるための割りス
リーブとを備え、また、前記ロボットハンド機構は、所
定位置に移動するための移動機構に支持される本体部
と、この本体部から上下動自在に設けられ入力側光ファ
イバコネクタを把持するフィンガと、前記載置ローラの
上方に移動した際に前記本体部から前記載置ローラに向
かって移動する前記摩擦ローラとを備え、前記フィンガ
は、前記光アダプタの開口内に挿入され、前記入力側光
ファイバコネクタの胴体円筒部に当接して把持すると共
に、前記係合爪部を付勢力に抗して開口させる当接部
と、前記胴体円筒部に形成されている凹溝に嵌合する前
記当接部内に設けた凸部とを備える構成とした。
【0020】このように構成されることにより、自動光
ファイバ接続切替装置は、ロボットハンド機構のフィン
ガを光アダプタの開口側に挿入して、そのフィンガの当
接部により係合爪部を付勢力に抗して押し広げ、その係
合爪部の係合を解除して、当接部及び凸部が入力側光コ
ネクタプラグの胴体円筒部及び凹溝を把持して、その入
力側光コネクタプラグを光アダプタから離脱させる。ま
た、ロボットハンド機構のフィンガは、整列盤に保持さ
れている入力側光コネクタプラグを保持して光アダプタ
の開口から挿入させると、フィンガの当接部が付勢手段
に抗して係合爪部を押し広げ、その入力側光コネクタプ
ラグの先端側を割りスリーブに挿入させることができ
る。
【0021】さらに、自動光ファイバ接続切替方法とし
て以下に示す構成とした。すなわち、出力側光ファイバ
コードの先端に取り付けられコイルスプリングを有する
出力側光コネクタプラグと、入力側光ファイバコードの
先端に取り付けられた入力側光コネクタプラグとを係合
爪部により着脱自在に係合させる光アダプタを有する接
続盤、及び、前記接続盤と対向する位置に配置され前記
入力側光コネクタプラグを整列させて保持させるための
整列盤の間で、フィンガを有するロボットハンド機構に
より、前記接続盤において対象となる光アダプタから前
記入力側光コネクタプラグを抜き取る接続解除工程、及
び、前記接続盤の光アダプタで入力側光ファイバコネク
タが既に抜き取られてかつ対象となる光アダプタに対し
て、前記整列盤に保持されている対象となる入力側光コ
ネクタプラグを前記ロボットハンド機構を介して差込み
前記両光ファイバコードを光接続させる接続工程と、を
備える自動光ファイバ接続切替方法において、前記接続
解除工程は、前記接続盤の対象となる入力側光コネクタ
プラグの正面位置に前記フィンガを移動させる第1工程
と、前記フィンガを開口させると共に、そのフィンガの
前進により前記係合爪部の付勢力に抗してその係合爪部
を基端部から先端部に向かって押し広げ、前記アダプタ
の対面する位置の出力側コネクタプラグの前記コイルス
プリングにより、その入力側光コネクタプラグが押動さ
せられ前記光アダプタから係合を解除させる第2工程
と、係合を解除した前記入力側光コネクタプラグを前記
フィンガにより把持し、前記接続盤から離間させる第3
工程とを備えている。
【0022】そして、前記接続工程は、前記整列盤に整
列されて保持され対象となる入力側光コネクタプラグを
前記ロボットハンド機構のフィンガで把持する第1工程
と、前記フィンガを対象となる前記光アダプタの位置に
移動させる第2工程と、前記フィンガの把持する入力側
光コネクタプラグの対面する光アダプタに対してそのフ
ィンガを前進させ光アダプタ内の係合爪部をその付勢力
に抗して基端部から先端部に向かって押し広げ、前記入
力側光コネクタプラグの先端により、対面する出力側光
ファイバアダプタの先端を押動させる第3工程と、前記
フィンガを開口させ入力側光コネクタプラグを解放する
と共に、そのフィンガを後退させることで、前記係合爪
部がその入力側光コネクタプラグ側に付勢され係合して
前記入力側光コネクタプラグに対向する出力側光コネク
タプラグに光接続させる第4工程とを備える構成とし
た。
【0023】このように構成されることにより、自動光
ファイバ接続切替方法では、フィンガにより係合爪部の
基端部から先端部に向かってその係合爪部を開口させる
ことが可能となる。
【0024】また、出力側光ファイバコードの先端に取
り付けた出力側光コネクタプラグと入力側光ファイバコ
ードの先端に取り付けた入力側光コネクタプラグとを係
合爪部により着脱自在に係合して前記両光ファイバコー
ドを光接続させる光アダプタを有する接続盤と、この接
続盤と対面する位置に配置され入力側光コネクタプラグ
を整列して保持するための整列盤との間で、フィンガ及
び摩擦ローラを有するロボットハンド機構と、前記整列
盤の後方に設けられ前記ロボットハンド機構の摩擦ロー
ラと対面して入力側光コネクタプラグの入力側光ファイ
バコードを整列盤の後方に送り出すための載置ローラと
により、前記接続盤の対象となる光アダプタから前記入
力側光コネクタプラグを抜き出して接続を解除する接続
解除工程と、すでに接続が解除されている前記光アダプ
タに対して、前記整列盤に保持されている入力側光コネ
クタプラグをロボットハンド機構を介して差し込むこと
で光接続を行う接続工程とを備える自動光ファイバ接続
切替方法において、前記接続解除工程をつぎの工程とし
た。
【0025】すなわち、自動光ファイバ接続切替方法の
接続解除工程は、接続盤で対象となる入力側光コネクタ
プラグの位置まで移動機構により前記ロボットハンド機
構を移動させる第1工程と、前記入力側光コネクタプラ
グを係合している前記光アダプタの係合爪部の付勢力に
抗して前記ロボットハンド機構のフィンガを前進させ、
そのフィンガによりその入力側光コネクタプラグを把持
する第2工程と、前記ロボットハンド機構のフィンガを
後退させることで前記接続盤から離間させた入力側光コ
ネクタプラグを、そのフィンガの把持を解除して解放す
る第3工程と、前記ロボットハンド機構を前記整列盤側
に移動させ、そのロボットハンド機構が有する摩擦ロー
ラを、前記載置ローラに載置されている対象とする入力
側光ファイバコードに当接させ、その載置ローラ及び摩
擦ローラにより前記入力側光ファイバコードを整列盤の
後方に送り出すことで前記整列盤に入力側光コネクタプ
ラグを整列させ保持させる第3工程とを含む構成とし
た。
【0026】このように構成することにより、自動光フ
ァイバ接続切替方法では、ロボットハンドのフィンガに
より光アダプタから抜き取られた入力側光コネクタプラ
グは、ロボットハンド機構が備える摩擦ローラと、整列
盤の後方に配置された載置ローラとの両者により入力側
光ファイバコードが送り出されることで、整列盤の所定
位置に整列させられて保持される。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は自動光ファイバ接続切替装
置の全体を示す斜視図、図2(a)、(b)は自動光フ
ァイバ接続切替装置の各構成の配置を模式的に示す平面
図、側面図、図3は自動光ファイバ接続切替装置に用い
る接続盤の光アダプタを示す断面図、図4(a)、は自
動光ファイバ接続切替装置に用いるロボットハンドの側
面図、(b)はフィンガの斜視図、(c)はフィンガの
閉じた状態における正面図、(d)はフィンガの開いた
状態における正面図である。
【0028】図1ないし図3に示すように、自動光ファ
イバ接続切替装置Aは、入出力側光コネクタプラグ7,
8を係合して光接続させる光アダプタ2を有する接続盤
1と、この接続盤1に対向して配置される整列盤25
と、この整列盤25の後方に配置される送出機構30
と、この送出機構30の後方に配置される余長収納部3
5とを備えている。
【0029】図1に示すように、接続盤1は、光アダプ
タ2を二段に配置し、その光アダプタを幅方向に複数個
配置するように構成されている。そして、上下の光アダ
プタ2が互いに上下方向で重ならないように配置させて
いる。
【0030】図3に示すように、光アダプタ2は、入力
側光コネクタプラグ7の開口2Aと、出力側光コネクタ
プラグ8の開口2Bと、両開口2A,2Bから連通する
開口収納部2a,2aの位置で開口側から奥側に向かっ
て設けた係合爪部3,4と、この係合爪部3,4より奥
側で開口収納部2a,2aより縮径して形成された収納
部2bにストッパ6を介して設けられた割りスリーブ5
とを備えている。
【0031】係合爪部3は、開口2A側に基端部3aを
固定してその先端部3bが、挿入される入力側光コネク
タプラグ7側に向かって傾斜するように配置されてい
る。この係合爪部3は、ここでは上下の2箇所に対面し
て配置されている。そして、対面する係合爪部3の先端
部3bの間隔は、入力側光コネクタプラグ7の先端に配
置されるフェルール7aの直径より大きくなるように配
置させていると共に、入力側光コネクタプラグ7の最大
直径部分であるフランジ7cに係合できるように配置さ
せている。
【0032】この係合爪部3は、常に入力側光コネクタ
プラグ7側に付勢手段により付勢されており、ここで
は、係合爪部3自体を合成樹脂または金属板バネ等の弾
性変形できる部材で形成することで付勢手段に代えて用
いている。もちろん、係合爪部3を入力側光コネクタプ
ラグ7側に付勢させるコイルスプリング、板バネ等(図
示せず)を、その係合爪部3と開口収納部2a壁面との
間に設ける構成としても構わない。なお、係合爪部3
は、三箇所、四箇所以上であっても構わない。また、係
合爪部3は、平板状に形成されているが、入力側光コネ
クタプラグ7の形状に合わせて湾曲させて構成しても構
わない。
【0033】また、係合爪部4は、開口2B側に基端部
4aを固定してその先端部4bが、挿入される出力側光
コネクタプラグ8側に向かって傾斜するように上下の2
箇所に配置されている。この係合爪部4は、先端部4b
の設置間隔が出力側光コネクタプラグ8の寸法に合わせ
て形成されている以外は、前記した係合爪部3と同じ構
成である。
【0034】割スリーブ5は、筒状体の軸線方向に沿っ
て切割が設けられており、フェルール7a,8aの直径
より僅かに小さな直径となるように形成され、フェルー
ル7a,8aが挿入された際に、そのフェルール7a,
8aをある程度緊密に保持できるように構成されてい
る。
【0035】なお、図3に示すように、出力側光コネク
タプラグ8は、出力側光ファイバコード19の先端にフ
ェルール8aを備えており、最大直径部分としてそのフ
ェルール8aの後部側を覆う筐体8dを備えている。そ
して、この出力側光コネクタプラグ8は、その筐体8d
の内部に、フランジ8bと筐体8dの内部後方に渡って
係合するコイルスプリング8cを備えている。この出力
側光コネクタプラグ8は、例えば、SC型、MU型プラ
グと同等の機能構成を備えているものである。
【0036】また、入力側光コネクタプラグ7は、入力
側光ファイバコード9を接続するフェルール7aと、こ
のフェルール7aを保持する胴体円筒部7d(7b、7
f)と、この胴体円筒部7dのフェルール7a側でその
胴体円筒部7dより直径を大きく円周方向に沿って形成
したフランジ7cと、胴体円筒部7dの後部側でその胴
体円筒部7dより縮径して円周方向に沿って形成した凹
溝7eと、この凹溝7eにより区切られる後方胴体円筒
部7fと、この後方胴体円筒部7fの後部を傾斜面とし
て形成した傾斜保持部7gとを備えている。なお、この
入力側光コネクタプラグ7は、光ファイバを内部に備え
る光ファイバコード9を接続している。
【0037】次に、ロボットハンド機構10について説
明する。ロボットハンド機構10は、図1及び図4に示
すように、移動機構20により水平方向の一方向及びそ
の一方向に直交する他方向に移動自在に取付部11を介
して保持される本体部12と、この本体部12の前方側
に設けられたフィンガ用昇降部13と、このフィンガ用
昇降部13に昇降自在でかつ開閉自在に設けられたフィ
ンガ15と、前記本体部12の後方側に設けられたロー
ラ昇降部14と、このローラ昇降部14に昇降自在に設
けられた摩擦ローラ16とを備えている。
【0038】なお、移動機構20は、水平面における一
方の方向であるX方向に移動させるX方向ガイド21,
21と、このX方向ガイド21,21に沿って移動する
Xガイドスライド部22,22と、このXガイドスライ
ド部22,22に掛け渡されて支持され、X方向に直交
するように配置されたY方向ガイド23と、このY方向
ガイド23に沿って移動するYガイドスライド部24と
を備えている。
【0039】図4(b)、(c)、(d)及び図5に示
すように、フィンガ15は、光アダプタの開口2A内に
開口した状態で挿入でき、かつ、入力側光コネクタプラ
グ7の胴体円筒部7dを把持できる左右の当接部15
b,15bと、この当接部15b,15bを支持する支
持基部15a,15aと、当接部15b,15bの内面
15c,15cに設けた凸部15d,15dとを備えて
いる。
【0040】そして、このフィンガ15は、その当接部
15bが、入力側光コネクタプラグ7を把持したときに
フランジ7cと同じ直径または同じ直径よりやや小さく
なるように形成されていると共に、フランジ7cの側面
に当接あるいは近接した状態でその入力側光コネクタプ
ラグ7の凹溝7eに、凸部15dが嵌合できるように形
成されている。さらに、フィンガ15の支持基部15a
は、入力側光コネクタプラグ7を把持した際に、その入
力側光コネクタプラグ7の後部に形成されている傾斜支
持部7gを露出するように形成されている。
【0041】なお、凸部15dは、円周方向に沿って連
続して設ける例として図面には示したが、入力側光コネ
クタプラグ7の凹溝7eに嵌合してその入力側光コネク
タプラグ7を光アダプタ2から抜き取るように係合する
ことができる構成であれば、間欠的に突出して設ける
等、特に限定されるものでない。また、凸部15dは、
当接部15bの内面15cの摩擦力により入力側光コネ
クタプラグ7が光アダプタに抜き差しできれば、特に設
けなくても構わない。
【0042】また、ロボットハンド機構10の摩擦ロー
ラ16は、後記する載置ローラ31と協同して光ファイ
バコード9を整列盤25側から、余長収納部35側に送
り出すためのものであり、対象となる光ファイバコード
9上にローラ昇降部14により降下して、載置ローラ3
1の回転に対して従動して回転するように構成されてい
る。この摩擦ローラ16は、光ファイバコード9上に当
接した際に的確に光ファイバコード9を送り出すことが
できるように、摩擦力を向上させるための摩擦面を備え
る構成としてもよい。なお、摩擦面の一例としてそのロ
ーラ表面にゴムまたは合成ゴムなどを設ける構成とする
ことや、円周方向に直交する溝部を一定ピッチで複数形
成してもよい。
【0043】また、図1に示すように、整列盤25は、
接続盤1から一定間隔離間した位置に配置され、後記す
る入力側光コネクタプラグ7の後部に形成した傾斜支持
部7gに沿った凹部を備えると共に、光ファイバコード
を移動するための貫通穴26を備えている。そして、整
列盤25の貫通穴26は、入力側光コネクタプラグ7が
保持されたときに、横方向に等間隔で同じ高さになるよ
うに形成されており、この整列盤25に入力側光コネク
タプラグを保持すると整列できるように構成されてい
る。
【0044】次に、図1及び図2に示すように、送出機
構30は、光ファイバコード9を載置する載置ローラ3
1と、ロボットハンド機構10の摩擦ローラ16と、載
置ローラ31を支持する回動軸32と、この回動軸32
を支持する支持脚33と、回動軸を回動させるための駆
動機構(図示せず)とを備えている。なお、摩擦ローラ
16は、入力側光コネクタプラグ7を整列して保持して
いる整列盤25からロボットハンド機構10が把持でき
る位置に来たとき、つまり、ロボットハンド機構10の
後部移動端にあるときに、載置ローラ31上の対応位置
に配置されるように構成されると都合がよい。
【0045】余長収納部35は、図1及び図2に示すよ
うに、送出機構30から送り出される光ファイバコード
9を絡むことなく整列した状態を維持して収納するため
に各光ファイバコード9の間に配置される仕切板36
と、この仕切板36の上端に設けられた覆板37とを備
えている。この余長収納部35の仕切板36は、垂直方
向に支持されることや、また、所定角度に傾斜した状態
で設ける構成であってもよく、隣に位置する光ファイバ
コード9とが絡まない幅寸法及び高さ寸法を備えてい
る。そして、覆板37は、仕切板36の上端を塞ぐよう
に取り付けられている。
【0046】次に、自動光ファイバ接続切替装置Aの動
作について説明する。図5(a)、(b)、(c)、
(d)は自動光ファイバ接続切替装置により入力側光コ
ネクタプラグを光アダプタから抜き取る状態を段階的に
示す断面図、図6(a)、(b)、(c)、(d)は自
動光ファイバ接続切替装置により、抜き取った入力側光
コネクタプラグを整列盤に保持させる状態を示す側面
図、図7(a)、(b)、(c)は自動光ファイバ接続
切替装置により入力側光コネクタプラグを光アダプタに
差し込む状態を段階的に示す断面図である。
【0047】なお、接続盤1の光アダプタ2には、既
に、出力側光コネクタプラグ8が係合爪部4に係合さ
れ、そのフェルール8aが割りスリーブ5に挿入して配
置されている状態とする。このとき、フェルール8a
は、その先端が、光接続される本来の位置よりコイルス
プリング8cの付勢力により突出した位置に配置されて
いる。
【0048】図1、図5(a)及び図6(a)に示すよ
うに、光ファイバコード9の接続切替作業を行う場合
は、はじめに、対象となる入力側光コネクタプラグ7の
正面に移動機構20を介してロボットハンド機構10の
フィンガ15を移動させる。次に、図5(a)及び図6
(b)に示すように、対象となる入力側光コネクタプラ
グに対してフィンガ15の当接部15b,15bを開口
させた状態でそのフィンガ15を移動機構20(図1参
照)を介して、光アダプタの開口2A側に移動させる。
【0049】この移動に伴い、図5(b)に示すよう
に、係合爪部3は、その基端部3a側から先端側部3b
側に向かって徐々に付勢力に抗して押し広げられ、係合
している入力側光コネクタプラグ7のフランジ7cの係
合を解除する。さらに、フランジ7cに対する係合が解
除されると、入力側光コネクタプラグ7は、出力側光コ
ネクタプラグ8のコイルスプリング8cの付勢力によ
り、割りスリーブ5内で互いに当接しているフェルール
7aがフェルール8aにより押される。
【0050】そして、図5(c)に示すように、押し出
されて移動した入力側光コネクタプラグ7は、当接部1
5b,15bの凸部15dに、凹溝7eが嵌合される状
態となる。このとき、入力側光コネクタプラグ7は、そ
のフランジ7cの位置が、係合爪部3の先端部3bより
開口2A側に位置するため、係合が解除され抜き取られ
る状態として準備できる。したがって、図5(d)及び
図6(c)に示すように、移動機構20(図1参照)を
介してロボットハンド機構10を後退させると、フィン
ガ15により把持している入力側光コネクタプラグ7を
接続盤1から離間させることができる。なお、図5
(d)に示すように、係合爪部3の先端部3bは、係合
が解除された状態でフェルール7aに接触しない位置に
設定されている。
【0051】入力側光コネクタプラグ7を接続盤1から
離間させると、ロボットハンド機構10は、図6(c)
に示すようにフィンガ15で把持している入力側光コネ
クタ7を解放して下方に落下する。なお、この落下させ
るとき、床面に落下することはほとんどなく、接続盤1
及び整列盤25の間に錯綜して複数張り巡らされている
光ファイバコード9(図2(a)参照)の上に載置され
た状態となるが、ここでは、床面に落下した状態として
説明する。
【0052】図6(c)、(d)に示すように、入力側
光コネクタプラグ7を解放したロボットハンド機構10
は、移動機構20(図1参照)により直線的に後退移動
させられて後部移動端の位置で停止する。そして、ロボ
ットハンド機構10の摩擦ローラ16をローラ昇降部1
4により載置ローラ31側に降下させ、摩擦ローラ16
と載置ローラ31とにより対象となる光ファイバコード
9を挟持する状態とする。
【0053】そして、図6(d)に示すように、載置ロ
ーラ31を回転させると、載置ローラ31及び摩擦ロー
ラ16により光ファイバコード9が整列盤25の後方に
送り戻され、入力側光コネクタプラグ7の傾斜支持部7
gが整列盤25の貫通孔26に保持されるまで載置ロー
ラ31が回転する。なお、傾斜支持部7gが整列盤25
に保持されると図示しないセンサにより載置ローラ31
側に信号が送られ、載置ローラ31の回転を停止させて
いる。
【0054】次に、整列盤25の対象となる入力側光コ
ネクタプラグ7を接続盤1に接続させる動作を説明す
る。なお、図6と図7により説明するが、接続盤1から
引き抜いた入力側光コネクタプラグ7とは異なり既に整
列盤25に保持されているものを対象としても構わな
い。
【0055】はじめに、図6(d)に示すように、ロボ
ットハンド機構10は、整列盤25に保持されており、
対象となる入力側光コネクタプラグ7の上方位置に移動
機構20(図1参照)を介して移動(例えば、Y方向に
移動)させられる。そして、ロボットハンド機構10
は、そのフィンガ15をフィンガ用昇降部13により開
口した状態で降下させ、対象となる入力側光コネクタプ
ラグ7をそのフィンガ15により把持する。
【0056】次に、移動機構20(図1参照)を介して
ロボットハンド機構10は、対象となる接続盤1の光ア
ダプタ2に対応する位置の正面に移動する。そして、図
7(a)に示すように、光アダプタ2の開口2Aから把
持しているフィンガ15を移動機構20(図1参照)を
介して前進させる。そして、フィンガ15をさらに前進
させることで、図7(b)に示すように、割りスリーブ
5にフェルール7aを挿入させると共に、フランジ7c
により係合爪部3の基端部3aから先端部3bに向かっ
て付勢力に抗してその係合爪部3を押し広げる。
【0057】そして、既に対面する位置に係合されてい
る出力側光コネクタプラグ8のフェルール8aを、入力
側光コネクタプラグ7のフェルール7aにより、そのコ
イルスプリング8cの付勢力に抗して押動することで割
りスリーブ5にフェルール7aを挿入配置する。このと
き、入力側光コネクタプラグ7のフランジ7cは、係合
爪部3の先端部3bを超えた位置となる。そして、図7
(c)に示すように、フィンガ15の当接部15b,1
5bを離間させる方向に移動させてフィンガ15の把持
を解除してフィンガ15を光アダプタ2から後退させて
移動させると、係合爪部3の先端部3bが付勢力により
フランジ7c側に移動し、入力側光コネクタプラグ7の
フランジ7cに係合した状態とする。このとき、両フェ
ルール7a,8aが光接続された状態となる。
【0058】なお、係合爪部3にフランジ7cを係合さ
せる場合、当接部15b,15bが胴体円筒部7dを把
持したとき、そのフランジ7cより直径が小さくなるよ
うに構成されていると都合がよい。そして、係合爪部3
が三本円周方向に対して120度づつ配置されること
で、入力側光コネクタプラグを中心に係合し易い。な
お、係合爪部3を上下に2本としたとき、係合爪部3の
幅を、当接部15b,15bが互いに離間する幅寸法内
にしても良い。
【0059】また、図1及び図2(b)に示すように、
自動光ファイバ接続切替装置Aは前記した構成を現実の
数値に基づいて構成した場合、ここでは、フェルール7
a,8aには、直径0.5mmの結晶化ガラスフェルー
ルを用い、光ファイバコード9は直径0.25mmのも
のを使用することができた。そして、接続盤1の光アダ
プタ2の配列ピッチは、3mmピッチのちどり配置構成
とし、整列盤25は、1.5mmピッチ配列とすること
ができた。
【0060】さらに、余長収納部35に関して、整列盤
25と同間隔の1.5mmピッチ間隔で、薄板を整列、
配置して用いることができた。また、接続盤1に接続さ
れる入力側の光人出力インタフェース部には直径0.5
mmの結晶化ガラスフェルールを搭載した光コネクタブ
ラグ、さらに、逆側の余長収納部に収納された先の光入
出力インタフェース(図2(b)の符号50)には8心
MPOコネクタを用いることができた。このように構成
することにより,従来の自動光ファイバ接続切替装置に
比較して,体積比で約四分の一に小型化でき、重量比で
約二分の一に軽量化できることが確認できた。
【0061】また,本接続盤1の光接続部分について挿
入損失特性を測定した結果,従来のMU型光コネクタと
同等程度の性能が得られ、良好な光学特性が得られるこ
とが確認された。さらに、接続盤1から抜き取った後の
光ファイバコード9が本発明の簡易な余長収納部を用い
ることにより、他の光ファイバコード9と絡まずに、そ
れぞれの板の間に収納可能なことが確認された。
【0062】以上説明した本発明の光ファイバ接続切替
装置は、説明した材料,寸法,形態は限定されるもので
なく,その主旨を逸脱しない範囲において種々の変更が
可能であることは勿論である。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように,本発明に係る自動
光ファイバ接続切替装置及びその方法では,以下に示す
ように優れた効果を奏するものである。 (1)自動光ファイバ接続切替装置は、係合爪部の構成
を開口側から奥側に向かって設ける構成とすることで、
シンプルな形状の部品の組み合わせにより組み立てられ
る簡易構造の光接続部分の構成となり,従来使用されて
いるフェルール外径の半分以下のものが使用でき,かつ
光アダプタにおける入出力側光コネクタプラグの配列を
狭ピッチにでき、接続盤に光アダプタを高密度実装が可
能となり、光接続部の小型化、低コスト化が可能となっ
た。
【0064】(2)自動光ファイバ接続切替装置は、余
長収納部に関して、仕切板及び覆板により構成すること
により、整列盤、送出機構の後部に整列盤での光ファイ
バの整列ピッチと同じピッチ間隔で薄板を鉛直もしくは
傾けた状悪で整列させることができるため、それぞれの
仕切板の間に接続盤から抜き取った後に送り出された光
ファイバコードを収納でき、次回操作の再接続工程の際
に、他の光ファイバコードと絡むことを防止することが
でき、高信頼性化が可能となった。また、仕切板を光フ
ァイバコード間に整列させただけの簡易な構造であるた
め,大幅な低コスト化が可能となった。
【0065】(3)自動光ファイバ接続切替装置は、光
ファイバコードの送出機構を、載置ローラと、ロボット
ハンド機構に設けた摩擦ローラとにより構成しているの
で、載置ローラ上の所望の光ファイバを選択的に、余長
収納部側に送り出すことができる。そのため、接続が解
除された光ファイバコードを余長収納部に送り出す送出
機構における光ファイバコードを選択するための専用移
動機構が不必要となり,装置全体の低コスト化,小型化
が可能となった。
【0066】(4)自動光ファイバ接続切替方法は、光
ファイバの接続切替工程を自動的に信頼性高く実施する
ことが可能となり,省力化が行えるなど,産業上格段の
効果が得られる。また、自動光ファイバ接続切替方法
は、光アダプタから抜き取った入力側光コネクタプラグ
をフィンガが開放し、光ファイバコードを載置ローラ及
びロボットハンド機構の摩擦ローラにより送り出すよう
に構成されているため、送出機構とロボットハンド機構
の動作を同期させなくても入力側光コネクタプラグを適
切に整列盤に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る自動光ファイバ接続切替装置の
全体を示す斜視図である。
【図2】 (a)、(b)は本発明に係る自動光ファイ
バ接続切替装置の各構成の配置を模式的に示す平面図で
ある。
【図3】 本発明に係る自動光ファイバ接続切替装置に
用いる接続盤の光アダプタを示す断面図である。
【図4】 (a)、は本発明に係る自動光ファイバ接続
切替装置に用いるロボットハンドの側面図、(b)はフ
ィンガの斜視図、(c)はフィンガの閉じた状態におけ
る正面図、(d)はフィンガの開いた状態における正面
図である。
【図5】 (a)、(b)、(c)、(d)は本発明に
係る自動光ファイバ接続切替装置により入力側光コネク
タプラグを光アダプタから抜き取る状態を段階的に示す
断面図である。
【図6】 (a)、(b)、(c)、(d)は本発明に
係る自動光ファイバ接続切替装置により、抜き取った入
力側光コネクタプラグを整列盤に保持させる状態を示す
側面図である。
【図7】 (a)、(b)、(c)は本発明に係る自動
光ファイバ接続切替装置により入力側光コネクタプラグ
を光アダプタに差し込む状態を段階的に示す断面図であ
る。
【図8】 (a)、(b)は従来の自動光ファイバ接続
切替装置を模式的に示す平面図及び側面図である。
【符号の説明】
A 自動光ファイバ接続切替装置 1 接続盤 2 光アダプタ 3,4 係合爪部 5 割りスリーブ 6 ストッパ 7 入力側光コネクタプラグ 7a フェルール 7c フランジ 7d(7b、7f) 胴体円筒部 7e 凹溝 7g 傾斜支持部 8 出力側光コネクタプラグ 8a フェルール 9 光ファイバコード 10 ロボットハンド機構 11 取付部 12 本体部 13 フィンガ昇降部 14 ローラ昇降部 15 フィンガ 15b 当接部 15d 凸部 16 摩擦ローラ 20 移動機構 30 送出機構 31 載置ローラ 35 余長収納部 36 仕切板 37 覆板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笹倉 久仁彦 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 金子 和政 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2H038 CA37 CA38 5K002 BA03 BA32 FA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力側光ファイバコードの先端に取り付け
    た出力側光コネクタプラグと入力側光ファイバコードの
    先端に取り付けた入力側光コネクタプラグとを対面させ
    ると共に着脱自在に係合して前記両光ファイバコードを
    光接続させる光アダプタを有する接続盤と、この接続盤
    と対向する位置に配置され入力側光コネクタプラグを整
    列して保持するための整列盤と、この整列盤及び前記接
    続盤に係合されている入力側光コネクタプラグを把持し
    て移動させるロボットハンド機構と、前記整列盤の後方
    に配置され前記接続盤から抜き取った入力側光コネクタ
    プラグの入力側光ファイバコードを前記整列盤の後方に
    送り出すための送出機構と、この送出機構により送り出
    される入力側光ファイバコードを収納するための余長収
    納部とを備える自動光ファイバ接続切替装置において、 前記光アダプタは、前記入出力側光コネクタプラグを挿
    入させる開口側から奥側に向かって傾斜させて設けた係
    合爪部と、この係合爪部を、挿入される前記入出力側光
    コネクタプラグ側に付勢する付勢手段と、この係合爪部
    より奥側に設けられ、前記入出力側光コネクタプラグの
    先端を整列させて光接続させるための割りスリーブとを
    備えることを特徴とする自動光ファイバ接続切替装置。
  2. 【請求項2】出力側光ファイバコードの先端に取り付け
    た出力側光コネクタプラグと入力側光ファイバコードの
    先端に取り付けた入力側光コネクタプラグとを対面させ
    ると共に着脱自在に係合して前記両光ファイバコードを
    光接続させる光アダプタを有する接続盤と、この接続盤
    と対向する位置に配置され入力側光コネクタプラグを整
    列して保持するための整列盤と、この整列盤及び前記接
    続盤に係合されている入力側光コネクタプラグを把持し
    て移動させるロボットハンド機構と、前記整列盤の後方
    に配置され前記接続盤から抜き取った入力側光コネクタ
    プラグの入力側光ファイバコードを前記整列盤の後方に
    送り出すための送出機構と、この送出機構により送り出
    される入力側光ファイバコードを収納するための余長収
    納部とを備える自動光ファイバ接続切替装置において、 前記余長収納部は、前記整列盤に整列される入力側光フ
    ァイバコードの間にそれぞれ設けた仕切板と、この仕切
    板の上部を覆う覆板とを備えることを特徴とする自動光
    ファイバ接続切替装置。
  3. 【請求項3】出力側光ファイバコードの先端に取り付け
    た出力側光コネクタプラグと入力側光ファイバコードの
    先端に取り付けた入力側光コネクタプラグとを対面させ
    ると共に着脱自在に係合して前記両光ファイバコードを
    光接続させる光アダプタを有する接続盤と、この接続盤
    と対向する位置に配置され入力側光コネクタプラグを整
    列して保持するための整列盤と、この整列盤及び前記接
    続盤に係合されている入力側光コネクタプラグを把持し
    て移動させるロボットハンド機構と、前記整列盤の後方
    に配置され前記接続盤から抜き取った入力側光コネクタ
    プラグの入力側光ファイバコードを前記整列盤の後方に
    送り出すための送出機構と、この送出機構により送り出
    される入力側光ファイバコードを収納するための余長収
    納部とを備える自動光ファイバ接続切替装置において、 前記送出機構は、前記整列盤から後方に配置される入力
    側光ファイバコードを載置する載置ローラと、この載置
    ローラと対面して前記光ファイバコードを送り出すため
    に前記ロボットハンド機構に設けた摩擦ローラとを備え
    ることを特徴とする自動光ファイバ接続切替装置。
  4. 【請求項4】前記光アダプタは、前記入出力側光コネク
    タプラグを挿入させる開口側から奥側に向かって傾斜さ
    せて設けた係合爪部と、この係合爪部を、挿入される前
    記入出力側光コネクタプラグ側に付勢する付勢手段と、
    この係合爪部より奥側に設けられ、前記入出力側光コネ
    クタプラグの先端を整列させ光接続させるための割りス
    リーブとを備え、 前記ロボットハンド機構は、所定位置に移動するための
    移動機構に支持される本体部と、この本体部から上下動
    自在に設けられ入力側光ファイバコネクタを把持するフ
    ィンガと、前記載置ローラの上方に移動した際に前記本
    体部から前記載置ローラに向かって移動する前記摩擦ロ
    ーラとを備え、 前記フィンガは、前記光アダプタの開口内に挿入され、
    前記入力側光ファイバコネクタの胴体円筒部に当接して
    把持すると共に、前記係合爪部を付勢力に抗して開口さ
    せる当接部と、前記胴体円筒部に形成されている凹溝に
    嵌合する前記当接部内に設けた凸部とを備えることを特
    徴とする請求項3に記載の自動光ファイバ接続切替装
    置。
  5. 【請求項5】出力側光ファイバコードの先端に取り付け
    られコイルスプリングを有する出力側光コネクタプラグ
    と、入力側光ファイバコードの先端に取り付けられた入
    力側光コネクタプラグとを係合爪部により着脱自在に係
    合させる光アダプタを有する接続盤、及び、前記接続盤
    と対向する位置に配置され前記入力側光コネクタプラグ
    を整列させて保持させるための整列盤の間で、フィンガ
    を有するロボットハンド機構により、前記接続盤におい
    て対象となる光アダプタから前記入力側光コネクタプラ
    グを抜き取る接続解除工程、及び、前記接続盤の光アダ
    プタで入力側光ファイバコネクタが既に抜き取られてか
    つ対象となる光アダプタに対して、前記整列盤に保持さ
    れている対象となる入力側光コネクタプラグを前記ロボ
    ットハンド機構を介して差込み前記両光ファイバコード
    を光接続させる接続工程と、を備える自動光ファイバ接
    続切替方法において、 前記接続解除工程は、前記接続盤の対象となる入力側光
    コネクタプラグの正面位置に前記フィンガを移動させる
    第1工程と、 前記フィンガを開口させると共に、そのフィンガの前進
    により前記係合爪部の付勢力に抗してその係合爪部を基
    端部から先端部に向かって押し広げ、対面する位置の出
    力側コネクタプラグの前記コイルスプリングにより、そ
    の入力側光コネクタプラグが押動させられ前記光アダプ
    タから係合を解除させる第2工程と、 係合を解除した前記入力側光コネクタプラグを前記フィ
    ンガにより把持し、前記接続盤から離間させる第3工程
    とを備え、 前記接続工程は、前記整列盤に整列されて保持され対象
    となる入力側光コネクタプラグを前記ロボットハンド機
    構のフィンガで把持する第1工程と、 前記フィンガを対象となる前記光アダプタの位置に移動
    させる第2工程と、 前記フィンガの把持する入力側光コネクタプラグの対面
    する光アダプタに対してそのフィンガを前進させ光アダ
    プタ内の係合爪部をその付勢力に抗して基端部から先端
    部に向かって押し広げ、前記入力側光コネクタプラグの
    先端により、対面する出力側光ファイバアダプタの先端
    を押動させる第3工程と、 前記フィンガを開口させ入力側光コネクタプラグを解放
    すると共に、そのフィンガを後退させることで、前記係
    合爪部がその入力側光コネクタプラグ側に付勢され係合
    して前記入力側光コネクタプラグに対向する出力側光コ
    ネクタプラグに光接続させる第4工程とを備えることを
    特徴とする自動光ファイバ接続切替方法。
  6. 【請求項6】出力側光ファイバコードの先端に取り付け
    た出力側光コネクタプラグと入力側光ファイバコードの
    先端に取り付けた入力側光コネクタプラグとを係合爪部
    により着脱自在に係合して前記両光ファイバコードを光
    接続させる光アダプタを有する接続盤と、この接続盤と
    対面する位置に配置され入力側光コネクタプラグを整列
    して保持するための整列盤との間で、フィンガ及び摩擦
    ローラを有するロボットハンド機構と、前記整列盤の後
    方に設けられ前記ロボットハンド機構の摩擦ローラと対
    面して入力側光コネクタプラグの入力側光ファイバコー
    ドを前記整列盤の後方に送り出すための載置ローラとに
    より、前記接続盤の対象となる光アダプタから前記入力
    側光コネクタプラグを抜き出して接続を解除する接続解
    除工程と、すでに接続が解除されている前記光アダプタ
    に対して、前記整列盤に保持されている入力側光コネク
    タプラグをロボットハンド機構を介して差し込むことで
    光接続を行う接続工程とを備える自動光ファイバ接続切
    替方法において、 前記接続解除工程は、接続盤で対象となる入力側光コネ
    クタプラグの位置まで移動機構により前記ロボットハン
    ド機構を移動させる第1工程と、 前記入力側光コネクタプラグを係合している前記光アダ
    プタの係合爪部の付勢力に抗して前記ロボットハンド機
    構のフィンガを前進させ、そのフィンガによりその入力
    側光コネクタプラグを把持する第2工程と、 前記ロボットハンド機構のフィンガを後退させることで
    前記接続盤から離間させた前記入力側光コネクタプラグ
    を、そのフィンガの把持を解除して解放する第3工程
    と、 前記ロボットハンド機構を前記整列盤側に移動させ、そ
    のロボットハンド機構が有する摩擦ローラを、前記載置
    ローラに載置されている対象とする入力側光ファイバコ
    ードに当接させ、その載置ローラ及び摩擦ローラにより
    前記入力側光ファイバコードを前記整列盤の後方に送り
    出すことで前記整列盤に入力側光コネクタプラグを整列
    させ保持させる第3工程とを備えることを特徴とする自
    動光ファイバ接続切替方法。
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