JP2005345410A - 2次元位置検出方法、3次元位置検出方法、自動光ファイバ接続替え装置およびそれにおける3次元位置推定方法 - Google Patents

2次元位置検出方法、3次元位置検出方法、自動光ファイバ接続替え装置およびそれにおける3次元位置推定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 2次元位置検出、3次元位置検出および自動光ファイバ接続替え装置における3次元位置補正を低コスト、安定的かつ高精度に行う手段を提供する。
【解決手段】 遮光体5をフォトインタラプタ1の凹状空隙101に位置決め、遮光体5をX方向に所定の位置まで送り込み、フォトインタラプタ1の出力信号をOFF→ONにする。次に、遮光体5をZ方向(上方向および下方向)に移動させ、フォトインタラプタ1の出力信号がON→OFFになる位置を検出する。そして、その検出した区間の両端の位置からフォトインタラプタ1のZ方向の中心位置を算定する。その後、遮光体5をフォトインタラプタ1のZ方向の中心位置近傍に位置決め、遮光体5をX方向に遠ざけてフォトインタラプタ1の出力信号をON→OFFにする。次に、遮光体5をX方向に送り込み、フォトインタラプタ1の出力信号がOFF→ONになるX方向の位置を求める。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光電センサによる位置検出方法に関し、更に、その応用として、光ネットワークにおいて光ファイバの接続を切替える自動光ファイバ接続替え装置の位置補正技術に関する。
従来の光電センサによる位置検出方法としては、図6のフォトインタラプタによる1次元の位置検出、図7のファイバセンサによる2次元の位置検出などがある。
図6に示すように、従来の透過型のフォトインタラプタによる位置検出では、フォトインタラプタ1の光源105および受光器106が対向する間の凹状空隙101において、その凹状空隙101を横断する方向(図6ではX方向)に遮光体109を走査する。そして、フォトインタラプタ1において、光源105が発し、受光器106が検出した光信号を光電変換した電気信号が出力され、その電気信号が変化する遮光体109の位置を求めていた。
図7に示すように、従来の反射型のファイバセンサによる位置検出では、反射型のファイバセンサ200の出射光プロファイル211近傍において、反射体220をY方向およびZ方向に走査する。そして、ファイバセンサ200において、光源210から発し、反射体220に反射し、受光器212が検出した光信号を光電変換した電気信号が出力される。その電気信号がOFF→ONおよびON→OFFに切替わる2箇所の反射体220の位置を求め、それらの中間位置をファイバセンサ200の中心位置として算出し、2次元の位置情報を得ていた。
また、従来の自動光ファイバ接続替え装置の位置補正技術としては、特許文献1の「オフセット補正機能付位置決め装置及び位置決め装置のオフセット補正方法」、特許文献2の「位置決め位置オフセット補正方法及び装置」、特許文献3の「回転軸心位置決め位置オフセット補正方法及び装置」などがある。これらのオフセット補正方法では、ハウジングごとに複数個の反射型光電センサを設け、反射型光電センサからの有効距離の範囲内で基準プラグを走査し、ハウジング面内における反射型光電センサの中心位置を求める。その求めた反射型光電センサの中心位置と、ハウジング内における反射型光電センサおよびアダプタの相対位置関係とから、アダプタの位置を推定していた。
図8(特許文献1の図1と同じ)に示すように、単価の高い反射型のファイバセンサ201,202を個々のハウジング140に少なくとも2個取付け、焦点方向(ハウジング140の面に垂直な方向)の駆動機構302を駆動させ、把持機構301で保持された反射体221をファイバセンサ201,202の有効距離内に入るように位置決めを行う。その後、ハウジング140の面方向の駆動機構303,306を駆動し、すべてのファイバセンサ201,202のセンサ出力信号が変化するハウジング140の所定の位置をオフセット補正回路309およびCPU310を用いて算出し、ハウジング140の面方向の駆動機構303,306を正規の位置に位置決めていた。なお、センサ出力信号が変化する位置は、制御回路306,308から駆動機構303,306を駆動する駆動回路304、307に出力される駆動パルス数で計測する。
特開平7−234723号公報(段落0033〜0041、図1〜図2) 特開平11−42579号公報(段落0045〜0047、図1) 特開平11−48175号公報(段落0046〜0048、図1)
しかしながら、図6のフォトインタラプタによる1次元の位置検出では、遮光体109は凹状空隙101を横断する方向にのみ走査されていたため、フォトインタラプタで2次元の位置情報を得るためには、フォトインタラプタを2個用いる必要があった。
また、図7のファイバセンサによる2次元の位置検出では、ファイバセンサ200と反射体220との間の距離および電気信号のON/OFFに係る受光器212が検出する光信号の閾値の設定レベルにより、電気信号がONまたはOFFに切替わるときの反射体220の位置が変化し、算出されるファイバセンサ200の中心位置も変化してしまうという問題があった。また、ファイバセンサ200の出射光プロファイル211および受光感度分布(図示せず)が必ずしも完全な円形にならないため、反射体220の初期位置が異なると、算出されるファイバセンサ200の中心位置が異なってしまうという問題があった。これらに加えて、周囲の環境条件の変動に伴って出射光プロファイル211および受光感度分布が変動し、その変動がファイバセンサ200の中心位置の誤差要因となり、精密な2次元情報が検出できないという問題もあった。
更に、図8に示す自動光ファイバ接続替え装置の位置補正方法では、前記ファイバセンサの位置検出に係る問題を避けることができないだけでなく、次のような問題もあった。すなわち、位置補正を行うためにはすべてのハウジング140に設けられたすべてのセンサ位置を検出するのに時間がかかること、ハウジング140の面内におけるセンサ中心位置しか求められず、ハウジング140の面と直交する方向の位置情報が得ることができないこと、単価の高いファイバセンサを多数使用しなければならないためコストが嵩むことなどの問題があった。
そこで、本発明は、前記問題に鑑み、2次元位置検出、3次元位置検出および自動光ファイバ接続替え装置における3次元位置補正を低コスト、安定的かつ高精度に行う手段を提供することを課題とする。
前記課題を解決する本発明は、光信号を発信する光源と、その光源から所定の距離離れて位置し、光信号を受信する受光器とを備え、その受光器が受信する光信号のレベルに応じて電気信号を出力する透過型フォトインタラプタを用いた2次元位置検出方法であって、光源と受光器との間において遮光体を第1の方向に進退させることによって、その第1の方向における遮光体の位置のうち、電気信号がONからOFFに変化する位置またはOFFからONに変化する位置を取得する第1のステップと、光源と受光器との間において遮光体を第1の方向に垂直な第2の方向に進退させることによって、その第2の方向における遮光体の位置のうち、電気信号がONからOFFに変化する位置またはOFFからONに変化する位置を取得する第2のステップとを含むことを特徴とする。また、第1のステップおよび第2のステップの少なくとも一方において、電気信号がONからOFFに変化する位置またはOFFからONに変化する位置を2つ求め、それらの2つの中間点の位置を取得することを特徴とする。
また、本発明は、2つの透過型フォトインタラプタを用いた3次元位置検出方法、2つの透過型フォトインタラプタを1組以上備えた自動光ファイバ接続替え装置、およびその自動光ファイバ接続替え装置における3次元位置推定方法である。これらは、前記2次元位置検出方法を応用したものである。
本発明の2次元位置検出方法および3次元位置検出方法によれば、遮光体を進退させることによって透過型フォトインタラプタにおける光源と受光器との間の空間の端部または中心部の位置を取得することになるので、透過型フォトインタラプタの所定の位置を安定的かつ高精度に検出することができる。また、透過型フォトインタラプタは非常に安価であるので、位置検出に要するコストを低減することができる。
本発明の自動光ファイバ接続替え装置およびそれをおける3次元位置推定方法によれば、自動光ファイバ接続替え装置の接続盤に透過型フォトインタラプタを配置して、透過型フォトインタラプタおよび光アダプタの相対位置関係、透過型フォトインタラプタの位置から、光アダプタの位置を推定するので、光アダプタの位置補正を安定的かつ高精度に行うことができる。また、透過型フォトインタラプタは非常に安価であるので、光アダプタの位置補正に要するコストを低減することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、1個の透過型フォトインタラプタによる2次元位置検出方法およびその方法を用いた3次元位置検出方法の実現構成を示す図(斜視図)である。図2は、自動光ファイバ接続替え装置の外観を示す図(斜視図)である。図3は、自動光ファイバ接続替え装置の3次元位置補正用センサを有する接続盤の外観を示す図(正面図)である。図4は、自動光ファイバ接続替え装置の接続盤が有する3次元位置補正用センサにより機構系の基準位置を検出する方法を示す図(側面図)である。図5は、自動光ファイバ接続替え装置の接続盤へのハウジング取付け方法を示す図(斜視図)である。
≪基本的な構成と動作≫
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る2次元位置検出方法およびそれを用いた3次元位置検出方法を実現する構成は、フォトインタラプタ1,2、遮光体5、支持盤107からなる。フォトインタラプタ1,2は、それぞれ、コの字形をしており、光源105と受光器106とが対向するように構成される。これにより、光源105と受光器106との間に、凹状空隙101,102が形成されることになる。そして、光源105は、所定の光信号を発し、受光器106は、凹状空隙101,102を通過した光信号を受ける。その光信号は、凹状空隙101,102における遮光体5の移動に伴って、そのまま通過したり、遮光体5によって遮断されたりする。フォトインタラプタ1,2は、受光器106が受けた光信号を光電変換し、その変換後の電気信号(出力信号)を出力する。ここでは、受光器106が光信号を受けているとき、出力信号をOFFとし、光信号を受けていないとき、出力信号をONとする。なお、出力信号のON/OFFの切替えは、受光器106が受信する光信号のレベルに応じて、例えば、所定の閾値との大小比較などによって行われるものとする。また、その光電変換の論理を逆にする構成も可能である。
フォトインタラプタ1,2は、凹状空隙101,102の方向が互いに垂直になるように支持盤107に固定される。遮光体5は、凹状空隙101,102およびその周辺において所定の方向に移動するように構成される。この遮光体5は、凹状空隙101,102兼用の1つでもよいし、凹状空隙101,102に対応して2つあってもよい。
次に、本発明の実施の形態に係る2次元位置検出方法およびそれを用いた3次元位置検出方法について説明する。これらの方法は、予めおおよその値として与えられている位置情報の精度を向上するために用いられるものである。換言すれば、位置情報の補正を目的とした位置決めの方法である。
まず、予め設定された機構系のリミット情報(機構系が稼動する範囲の情報)などをもとに、遮光体5をフォトインタラプタ1の凹状空隙101に位置決め、遮光体5をX方向に所定の位置まで送り込み、フォトインタラプタ1の出力信号をOFF→ONにする。遮光体5をX方向に送り込んだだけでフォトインタラプタ1の出力信号がONにならない場合は、遮光体5をZ方向(上方向または下方向)に移動させ、フォトインタラプタ1の出力信号がONになる位置を探す。次に、遮光体5をZ方向(上方向および下方向)に移動させ、フォトインタラプタ1の出力信号がON→OFFになる位置を検出する。すなわち、フォトインタラプタ1の出力信号がON状態で保持されるZ方向の区間を検出する。そして、その検出した区間の両端の位置からフォトインタラプタ1のZ方向の中心位置を算定する。その後、遮光体5をフォトインタラプタ1のZ方向の中心位置近傍に位置決め、遮光体5をX方向に遠ざけてフォトインタラプタ1の出力信号をON→OFFにする。次に、遮光体5をX方向に送り込み、フォトインタラプタ1の出力信号がOFF→ONになるX方向の位置を求める。このとき、フォトインタラプタ1の出力信号がON→OFFになった位置を求めるべきX方向の位置としてもよい。
このようにして、1個の透過型フォトインタラプタにより、X方向およびZ方向の2次元位置情報を高精度に取得することができる。なお、遮光体5のX方向およびZ方向の移動方向や移動回数は任意に設定してもよい。また、図1では遮光体5の形状を略棒状として示しているが、板状など任意の形状にしてもよい。
更に、フォトインタラプタ1に垂直な方向に配置されたフォトインタラプタ2の凹状空隙102において、遮光体5をY方向に移動することで、フォトインタラプタ2のY方向の中心位置も得られる。これによれば、2個のフォトインタラプタ1,2を用いることで3次元の位置情報を高精度に取得することができる。なお、フォトインタラプタ2でX方向およびY方向の位置計測を行い、フォトインタラプタ1でZ方向の位置計測を行ってもよい。
フォトインタラプタ1,2の出力信号が変化する位置精度は、フォトインタラプタ1,2の凹状空隙101,102を形成する壁面に設けられたスリット(図示せず)の形状精度に依存しており、概ね5〜10μm以下の再現性を有している。更に、周囲温度が変化してもスリットの熱膨張量は極めて微量であるため、安定した位置測定精度を確保することができる。したがって、本発明の実施の形態に係るフォトインタラプタによる2次元位置検出方法およびその方法を用いた3次元位置検出方法では、安定的で高精度な位置測定が可能となる。
≪自動光ファイバ接続替え装置の構成≫
次に、本発明の実施の形態に係る自動光ファイバ接続替え装置の構成について説明する。
図2に示すように、自動光ファイバ接続替え装置6は、整列盤A22、整列盤B23、接続盤7などがベース21の上に配置され、その上にハンド機構12および3次元移動機構13が設けられて構成される。整列盤A22および整列盤B23は、光ファイバ9を貫通させるガイドの役割を果たすものであり、複数の貫通口を備えている。整列盤A22と整列盤B23との間には、ローラ24およびプーリ25が設けられている。ローラ24およびプーリ25は、光ファイバ9を巻き取るための機構である。ローラ24は、すべての光ファイバ9の下に位置する1つの円筒形になっていて、プーリ25は、各光ファイバ9を上から抑えるためにローラ24の長手方向(Y方向)に移動可能になっている。整列盤B23の接続盤7側(X方向前方)では、光ファイバ9に光コネクタプラグ8が取り付けられている。接続盤7には、複数の光アダプタ15が配置され(詳細については図3参照)、各光アダプタ15に光コネクタプラグ8が接続されるようになっている。
ハンド機構12は、光コネクタプラグ8を把持して、接続盤7の光アダプタ15に挿入(接続)したり、その光アダプタ15から抜去したりするものである。3次元移動機構13は、光コネクタプラグ8の挿入や抜去を可能にするために、ハンド機構12をX,Y,Z方向に任意に移動するための機構である。そのために、3次元移動機構13の各部が、図2の点線の矢印が示す方向に移動可能に構成される。
図3に示すように、接続盤7の正面には、ハウジング取付部材16が設けられていて、そのハウジング取付部材16には、ハウジング14が取り付けられている。そのハウジング14は、複数の光アダプタ15から構成される。そして、支持盤107,108が、接続盤7の両端近傍に設けられる。フォトインタラプタ1,2が、互いに垂直になるように支持盤107に配置される。また、フォトインタラプタ3,4が、互いに垂直になるように支持盤108に配置される。これらのフォトインタラプタ1,2,3,4が、3次元位置補正用センサとして機能する。
図4に示すように、光コネクタプラグ8は、フェルール10とフランジ部11とを有し、光ファイバ9が固着されている。フェルール10は、ハウジング14の光アダプタ15内の割りスリーブ(図示せず)に挿入可能な形態になっている。フランジ部11は、光ファイバ9とフェルール10とを接続する役割を果たしており、更に、ハンド機構12(図2参照)による把持を容易にする形状を有している。接続盤7は、そのような光コネクタプラグ8,110,111,112を整列固定する光アダプタ15(図3参照)を多数収容するハウジング14が複数取付けられたハウジング取付部材16を備える。図4では、接続盤7は、ハウジング14、ハウジング取付部材16、脚部17などから構成されている。脚部17は、自動光ファイバ接続替え装置6のベース21(図2参照)に接続盤7を固定するものである。なお、ハウジング取付部材16と脚部17とを一体化した構成としてもよい。また、図1における遮光体5は、光コネクタプラグ8,110,111,112に相当する。
≪自動光ファイバ接続替え装置の動作≫
続いて、本発明の実施の形態に係る自動光ファイバ接続替え装置の動作(3次元位置推定方法)について説明する(適宜図2ないし図4参照)。
このような構成の自動光ファイバ接続替え装置6において、光コネクタプラグ110をハンド機構12で把持し、3次元移動機構13により光コネクタプラグ110を4個のフォトインタラプタ1,2,3,4に位置決めて凹状空隙101,102,103,104を走査し、接続盤7の両端近傍における3次元の位置を安定的かつ高精度に計測する。予めティーチング操作によってフォトインタラプタ1,2,3,4の位置(接続盤7における機構系の基準位置)とハウジング14との相対位置関係を測定し、自動光ファイバ接続替え装置6内の所定のメモリに保存しておくことで、その後計測された3次元位置情報をもとにして、ハウジング14の位置を3次元的に推定する。これにより、予め与えられているものの、周囲温度などの環境条件の変化に伴って変動するハウジング14の位置を3次元的に補正することができる。ここで、ティーチング操作とは、実際に、フォトインタラプタ1,2,3,4の中心位置からハウジング14の所定の位置まで光コネクタプラグ8をハンド機構12で移動することによって、3次元移動機構13からそれらの相対位置関係のデータ(X,Y,Z方向の移動距離)を取得することである。したがって、少ない回数のセンサ位置(基準位置)の計測により、光コネクタプラグ8,111,112を所定のハウジング14の所定のアダプタ16に安定して挿抜することができる。なお、センサ位置の計測は4箇所だけで実施すればよいので、計測時間を大幅に短縮することができる。また、フォトインタラプタは非常に安価であることによって、3次元位置補正に要するコストを低減することができる。
図5に示すように、ハウジング14の端部に位置決め構造物141,142を設け、接続盤7のハウジング取付部材16においてハウジング14の位置決め構造物141,142に対応する位置に位置決め構造物161,162を設けることで、接続盤7にハウジング14を精度よく固定することが可能となる。その固定によって、ハウジング14の熱膨張をハウジング取付部材16と揃えることが可能となり、フォトインタラプタ1,2,3,4の取付位置とハウジング14とで熱膨張挙動を揃えることができるので、位置補正の性能が向上できる。
更に、ティーチング箇所の低減が可能となり、組立調整費用の低減に有効である。
なお、本発明の実施の形態に係る2次元位置検出方法、3次元位置検出方法、自動光ファイバ接続替え装置およびそれにおける3次元位置推定方法は、所定のメモリに記憶されたプログラムをCPUが実行することによって実現される。
≪その他の実施の形態≫
以上本発明について好適な実施の形態について一例を示したが、本発明は前記実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。例えば、以下のような実施の形態が考えられる。
前記実施の形態においては、図1に示すように、フォトインタラプタ1,2はコの字形になっており、遮光体5をX方向に移動し続けることはできない。それ故に、X方向については、光源105と受光器106との間の空間の端部(手前の開放されている側)の位置を取得するために、遮光体5を所定の位置まで一旦送り込んでフォトインタラプタ1の出力信号をONにした後、遠ざけることによって出力信号がON→OFFになる位置を求め、または、再び送り込むことによって出力信号がOFF→ONになる位置を求めている。
これに対して、フォトインタラプタが二の字型になっており、遮光体をX方向に移動し続けることができるような構成としてもよい。このとき、遮光体を、略棒状ではなく、光源105または受光器106程度の大きさを持つ板状としてもよい。このような構成によれば、Y方向やZ方向だけでなくX方向についても、光源105と受光器106との間の空間の両端の位置を求めることができるので、その中心部の位置を取得することができる。
本発明の実施の形態に係る2次元位置検出方法および3次元位置検出方法の実現構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る自動光ファイバ接続替え装置の外観を示す図である。 本発明の実施の形態に係る自動光ファイバ接続替え装置の接続盤の外観を示す図である。 本発明の実施の形態に係る自動光ファイバ接続替え装置における機構系の基準位置を検出する方法を示す図である。 本発明の実施の形態に係る自動光ファイバ接続替え装置の接続盤へのハウジング取付け方法を示す図である。 従来の透過型フォトインタラプタによる位置検出方法を示す図である。 従来の反射型のファイバセンサによる位置検出方法を示す図である。 従来の自動光ファイバ接続替え装置の位置補正方法を示す図である。
符号の説明
1,2,3,4 フォトインタラプタ
5 遮光体
6 自動光ファイバ接続替え装置
7 接続盤
8,110,111,112 光コネクタプラグ
9 光ファイバ
10 フェルール
11 フランジ部
12 ハンド機構
13 3次元移動機構
14 ハウジング
15 光アダプタ
16 ハウジング取付部材
17 脚部
101,102,103,104 凹状空隙
105 光源
106 受光器

Claims (7)

  1. 光信号を発信する光源と、
    その光源から所定の距離離れて位置し、前記光信号を受信する受光器と、
    を備え、その受光器が受信する光信号のレベルに応じて電気信号を出力する透過型フォトインタラプタを用いた2次元位置検出方法であって、
    前記光源と前記受光器との間において遮光体を第1の方向に進退させることによって、その第1の方向における前記遮光体の位置のうち、前記電気信号がONからOFFに変化する位置またはOFFからONに変化する位置を取得する第1のステップと、
    前記光源と前記受光器との間において遮光体を前記第1の方向に垂直な第2の方向に進退させることによって、その第2の方向における前記遮光体の位置のうち、前記電気信号がONからOFFに変化する位置またはOFFからONに変化する位置を取得する第2のステップと、
    を含むことを特徴とする2次元位置検出方法。
  2. 前記第1のステップおよび前記第2のステップの少なくとも一方において、
    前記電気信号がONからOFFに変化する位置またはOFFからONに変化する位置を2つ求め、それらの2つの中間点の位置を取得することを特徴とする請求項1に記載の2次元位置検出方法。
  3. 光信号を発信する光源と、
    その光源から所定の距離離れて位置し、前記光信号を受信する受光器と、
    を備え、その受光器が受信する光信号のレベルに応じて電気信号を出力する透過型フォトインタラプタを2つ用いた3次元位置検出方法であって、
    前記透過型フォトインタラプタである第1の透過型フォトインタラプタと第2の透過型フォトインタラプタとを互いに垂直になるように配置した構成を用いて、
    前記第1の透過型フォトインタラプタの光源と受光器との間において、遮光体を第1の方向に進退させることによって、その第1の方向における前記遮光体の位置のうち、前記電気信号がONからOFFに変化する位置またはOFFからONに変化する位置を取得する第1のステップと、
    前記第1の透過型フォトインタラプタの光源と受光器との間において、前記遮光体を前記第1の方向に垂直な第2の方向に進退させることによって、その第2の方向における前記遮光体の位置のうち、前記電気信号がONからOFFに変化する位置またはOFFからONに変化する位置を取得する第2のステップと、
    前記第2の透過型フォトインタラプタの光源と受光器との間において、遮光体を前記第1の方向および前記第2の方向に垂直な第3の方向に進退させることによって、その第3の方向における前記遮光体の位置のうち、前記電気信号がONからOFFに変化する位置またはOFFからONに変化する位置を取得する第3のステップと、
    を含むことを特徴とする3次元位置検出方法。
  4. 前記第1のステップ、前記第2のステップおよび前記第3のステップの少なくとも1つにおいて、
    前記電気信号がONからOFFに変化する位置またはOFFからONに変化する位置を2つ求め、それらの2つの中間点の位置を取得することを特徴とする請求項3に記載の3次元位置検出方法。
  5. 光コネクタプラグを接続する光アダプタを多数備えた接続盤と、
    前記光コネクタプラグを把持するハンド機構と、
    前記光アダプタに前記光コネクタプラグを挿入または抜去するために、前記ハンド機構の移動および位置決めを行う3次元移動機構と、
    を含んでなる自動光ファイバ接続替え装置において、
    前記接続盤は、所定の位置において互いに垂直に配置された2つの透過型フォトインタラプタを1組以上備え、
    前記透過型フォトインタラプタは、
    光信号を発信する光源と、
    その光源から所定の距離離れて位置し、前記光信号を受信する受光器と、
    を備え、その受光器が受信する光信号のレベルに応じて電気信号を出力するように構成される
    ことを特徴とする自動光ファイバ接続替え装置。
  6. 請求項5に記載の自動光ファイバ接続替え装置において、前記光アダプタの位置を推定する3次元位置推定方法であって、
    前記ハンド機構および前記3次元移動機構を用いて、
    前記光コネクタプラグを前記透過型フォトインタラプタの位置から前記光アダプタの位置まで移動させて、それらの相対位置関係を測定し、所定のメモリに記憶する第1のステップと、
    前記2つの透過型フォトインタラプタのうち、水平方向に光源と受光器とが配置されている第1の透過型フォトインタラプタの光源と受光器との間において、前記光コネクタプラグを前記接続盤に垂直な方向に進退させることによって、その方向における前記光コネクタプラグの位置のうち、前記電気信号がONからOFFに変化する位置またはOFFからONに変化する位置を取得する第2のステップと、
    前記第1の透過型フォトインタラプタの光源と受光器との間において、前記光コネクタプラグを鉛直方向に進退させることによって、その方向における前記光コネクタプラグの位置のうち、前記電気信号がONからOFFに変化する位置またはOFFからONに変化する位置を2つ求め、それらの2つの中間点の位置を取得する第3のステップと、
    前記2つの透過型フォトインタラプタのうち、鉛直方向に光源と受光器とが配置されている第2の透過型フォトインタラプタの光源と受光器との間において、前記光コネクタプラグを水平方向に進退させることによって、その方向における前記光コネクタプラグの位置のうち、前記電気信号がONからOFFに変化する位置またはOFFからONに変化する位置を2つ求め、それらの2つの中間点の位置を取得する第4のステップと、
    前記第1のステップで記憶した前記透過型フォトインタラプタおよび前記光アダプタの相対位置関係、前記第2のステップ、前記第3のステップならびに前記第4のステップで取得した光コネクタプラグの位置から、前記光アダプタの位置を推定する第5のステップと、
    を含むことを特徴とする自動光ファイバ接続替え装置における3次元位置推定方法。
  7. 前記第2のステップにおいて、前記第1の透過型フォトインタラプタの代わりに前記第2の透過型フォトインタラプタを用いて、前記接続盤に垂直な方向における前記光コネクタプラグの位置を取得することを特徴とする請求項6に記載の自動光ファイバ接続替え装置における3次元位置推定方法。
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