JP2006237157A - ケーブル保持装置および電子・電機装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 コネクタを設けた複数の基板を抜き差し自在に横方向に取り付けるシェルフを設け、シェルの前面において、それぞれコネクタを設けた複数のケーブルを、基板のコネクタにコネクタを介してそれぞれ接続して成る電子・電機装置に用いられるケーブル保持装置において、ケーブルを保持する複数のスリットを備え、シェルフの前面に取り付けられるたシェルフ側板材と、ケーブルの復元力に抗する側に傾いてケーブルを保持する複数のスリットを設けるとともにシェルフ側板材と離間して配置された反シェルフ側板材とで構成され、ケーブルは、ケーブル保持装置のシェルフ側板材から反シェルフ側板材板材に向かってスリットを介して通されて保持されるとともにコネクタを基板のコネクタに接続される。
【選択図】 図1
Description
図15は、その一例を示す。
シェルフ100には、コネクタ(図示せず)を備えた複数のプリント板ユニット(回路基板)110が抜き差し自在に横方向に取り付けられている。シェルフ100の下部には、ワイヤサドル112を備えたケーブル収容部111が設置されている。そして、シェルフ100の前面において、コネクタ121を設けた複数の光ケーブル120が、プリント板ユニット110のコネクタにコネクタ121を介してそれぞれ接続されている。ここで、光ケーブル120は、シェルフ100の下部に設けたケーブル収容部111側からワイヤサドル112を通してコネクタ121を各プリント板ユニット110のコネクタに接続されている。
また、ケーブル導入ダクトは、回路基板の挿抜や外部ケーブルの導入接続の作業性を改善することができる。しかし、シェルフの前面に、外部ケーブルを導入保持するケーブル受けと、このケーブル受けの開口部を覆って回動開閉しケーブル導入溝を有する蓋とを設置するため、広いスペースを必要とする。また、これらの設置作業時に両者の組み付けだけではなくねじ止め作業を必要とするなどの煩わしい作業を伴うという問題がある。しかも、ケーブルの保持接続の度に蓋を開閉しなければならず、作業性が悪い。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載のケーブル保持装置において、シェルフ側板材に設けた複数のスリットは、シェルフ側板材の上部から下部に向かってシェルフ側板材と直交して切り込まれていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載のケーブル保持装置において、シェルフ側板材に設けた複数のスリットは、底部に抜け止めの窪みを設けて成ることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1に記載のケーブル保持装置において、反シェルフ側板材に設けた複数のスリットは、反シェルフ側板材の上部から下部に向かって反シェルフ側板材に対して傾斜して切り込まれていることを特徴とする。
請求項9に係る発明は、コネクタを設けた複数の基板を抜き差し自在に横方向に取り付けるシェルフを設け、シェルの前面において、それぞれコネクタを設けた複数のケーブルを、基板のコネクタにコネクタを介してそれぞれ接続して成る電子・電機装置において、複数のケーブルをシェルフの前面に沿って設けたケーブル載置部と、ケーブル載置部の反シェルフ側に設けたケーブル保持装置とを備え、ケーブル保持装置は、ケーブルを保持する複数のスリットを備えたシェルフ側板材と、ケーブルの復元力に抗する側に傾いてケーブルを保持する複数のスリットを設けるとともにシェルフ側板材と離間して配置された反シェルフ側板材とで構成され、ケーブルは、ケーブル保持装置のシェルフ側板材から反シェルフ側板材板材に向かってスリットを介して通されて保持されるとともにコネクタを基板のコネクタに接続されることを特徴とする。
請求項11に係る発明は、請求項9に記載の電子・電機装置において、シェルフ側板材に設けた複数のスリットは、シェルフ側板材の上部から下部に向かってシェルフ側板材と直交して切り込まれていることを特徴とする。
請求項13に係る発明は、請求項9ないし請求項12の何れか1項に記載の電子・電機装置において、シェルフ側板材に設けた複数のスリットは、底部に抜け止めの窪みを設けて成ることを特徴とする。
請求項15に係る発明は、請求項9に記載の電子・電機装置において、反シェルフ側板材に設けた複数のスリットは、反シェルフ側板材の上部から下部に向かって反シェルフ側板材に対して傾斜して切り込まれていることを特徴とする。
部材開閉操作を行うことなく、ケーブルの保持を行うことができる。
ケーブルにストレスを掛けることなく、容易に保持することができる。
狭いスリットにより、ケーブルの遊びが少なくなり、位置や方向を規制することが可能となる。
一度収容したケーブルの微調整が自由に行える。
収容したケーブルは、簡単に取り外すことが可能である。
部材に可動部分が無いために劣化が無く、繰り返し使用が可能である。
図1〜図10は、本発明の一実施形態に係るケーブル保持装置50を備えた電子・電機装置10を示す。
本実施形態に係るケーブル保持装置50を備えた電子・電機装置10は、シェルフ20と、このシェルフ20内に抜き差し自在に横方向に取り付けられた複数のプリント板ユニット(基板)30と、シェルフ20の前面に設置されるケーブル載置部40と、ケーブル載置部40の反シェルフ側に設けたケーブル保持装置50とで構成されている。
ケーブル載置部40は、複数の光ケーブル60をシェルフ20の前面に沿って設けた棚である。ケーブル載置部40には、余長処理部22から導入される光ケーブル60が載置される。
先ず、必要数の光ケーブル60を余長処理部22から導入してケーブル載置部40に載置する。
次に、図7〜図8に示すように、接続すべきプリント板ユニット(基板)30の位置に置いて、光ケーブル60をケーブル保持装置50のシェルフ側板材51側からそのスリット52を介して反シェルフ側板材55のスリット56に導く。この際、シェルフ側板材51では、図8に示すように、光ケーブル60が直線に復元しようとするので、光ケーブル60がスリット56の奥の方に入ろうとする。さらに、図9に示すように、スリット52に光ケーブル60が通されると、スリット52が光ケーブル60の左右の動きを抑える。
斯くして、図10に示すように、光ケーブル60は、シェルフ側板材51のスリット52と反シェルフ側板材55のスリット56とが重なった両者の最低部で光ケーブル60を保持することができる。そして、整線した光ケーブル60に外力が加わり、光ケーブル60がスリット52,56から外れようとすると、スリット52,56が互いに光ケーブル60の抜ける方向に対して壁となって抑える。すなわち、光ケーブル60が上方へ抜けようとすると、反シェルフ側板材55のスリット56が光ケーブル60を抑え、光ケーブル60が斜めに抜けようとすると、シェルフ側板材51のスリット52が光ケーブル60を抑える。
なお、上記実施形態では、光ケーブル60が図1において、右側から導入されたため、反シェルフ側板材55のスリット56の傾斜を右向きとしたが、左側から光ケーブルが導入される場合には、反シェルフ側板材55のスリット56の傾斜を導入側である左向きとする。
また、上記実施形態では、光ケーブルについて説明したが、本発明に係るケーブル保持装置50は、線材、コード、チューブ、パイプなどを収容する装置においても、それらを同様に保持することができる。
20 シェルフ
30 プリント板ユニット(基板)
31 コネクタ(プリント板ユニット側)
40 ケーブル載置部
50 ケーブル保持装置
51 シェルフ側板材
52,56 スリット
53 窪み
55 反シェルフ側板材
60 光ファイバ
61 コネクタ(光ファイバ側)
Claims (16)
- コネクタを設けた複数の基板を抜き差し自在に横方向に取り付けるシェルフを設け、前記シェルの前面において、それぞれコネクタを設けた複数のケーブルを、前記基板のコネクタに前記コネクタを介してそれぞれ接続して成る電子・電機装置に用いられるケーブル保持装置において、
前記ケーブルを保持する複数のスリットを備え、前記シェルフの前面に取り付けられるたシェルフ側板材と、
前記ケーブルの復元力に抗する側に傾いて前記ケーブルを保持する複数のスリットを設けるとともに前記シェルフ側板材と離間して配置された反シェルフ側板材と
で構成され、
前記ケーブルは、前記ケーブル保持装置のシェルフ側板材から反シェルフ側板材板材に向かって前記スリットを介して通されて保持されるとともに前記コネクタを前記基板のコネクタに接続される
ことを特徴とするケーブル保持装置。 - 請求項1に記載のケーブル保持装置において、
前記シェルフ側板材と前記反シェルフ側板材とは、前記複数のスリットが同数で相互に対向して配置されている
ことを特徴とするケーブル保持装置。 - 請求項1に記載のケーブル保持装置において、
前記シェルフ側板材に設けた複数のスリットは、前記シェルフ側板材の上部から下部に向かって前記シェルフ側板材と直交して切り込まれている
ことを特徴とするケーブル保持装置。 - 請求項1に記載のケーブル保持装置において、
前記シェルフ側板材に設けた複数のスリットは、前記シェルフ側板材の上部から下部に向かって前記シェルフ側板材に対して傾斜して切り込まれている
ことを特徴とするケーブル保持装置。 - 請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載のケーブル保持装置において、
前記シェルフ側板材に設けた複数のスリットは、底部に抜け止めの窪みを設けて成る
ことを特徴とするケーブル保持装置。 - 請求項5に記載のケーブル保持装置において、
前記抜け止めの窪みは、前記ケーブルの導入側に設けてある
ことを特徴とするケーブル保持装置。 - 請求項1に記載のケーブル保持装置において、
前記反シェルフ側板材に設けた複数のスリットは、前記反シェルフ側板材の上部から下部に向かって前記反シェルフ側板材に対して傾斜して切り込まれている
ことを特徴とするケーブル保持装置。 - 請求項1に記載のケーブル保持装置において、
前記反シェルフ側板材に設けた複数のスリットは、前記反シェルフ側板材の上部から下部に向かって前記ケーブルを導入する側に対して傾斜して切り込まれている
ことを特徴とするケーブル保持装置。 - コネクタを設けた複数の基板を抜き差し自在に横方向に取り付けるシェルフを設け、前記シェルの前面において、それぞれコネクタを設けた複数のケーブルを、前記基板のコネクタに前記コネクタを介してそれぞれ接続して成る電子・電機装置において、
前記複数のケーブルを前記シェルフの前面に沿って設けたケーブル載置部と、
前記ケーブル載置部の反シェルフ側に設けたケーブル保持装置と
を備え、
前記ケーブル保持装置は、
前記ケーブルを保持する複数のスリットを備えたシェルフ側板材と、
前記ケーブルの復元力に抗する側に傾いて前記ケーブルを保持する複数のスリットを設けるとともに前記シェルフ側板材と離間して配置された反シェルフ側板材と
で構成され、
前記ケーブルは、前記ケーブル保持装置のシェルフ側板材から反シェルフ側板材板材に向かって前記スリットを介して通されて保持されるとともに前記コネクタを前記基板のコネクタに接続される
ことを特徴とする電子・電機装置。 - 請求項9に記載の電子・電機装置において、
前記シェルフ側板材と前記反シェルフ側板材とは、前記複数のスリットが同数で相互に対向して配置されている
ことを特徴とする電子・電機装置。 - 請求項9に記載の電子・電機装置において、
前記シェルフ側板材に設けた複数のスリットは、前記シェルフ側板材の上部から下部に向かって前記シェルフ側板材と直交して切り込まれている
ことを特徴とする電子・電機装置。 - 請求項9に記載の電子・電機装置において、
前記シェルフ側板材に設けた複数のスリットは、前記シェルフ側板材の上部から下部に向かって前記シェルフ側板材に対して傾斜して切り込まれている
ことを特徴とする電子・電機装置。 - 請求項9ないし請求項12の何れか1項に記載の電子・電機装置において、
前記シェルフ側板材に設けた複数のスリットは、底部に抜け止めの窪みを設けて成る
ことを特徴とする電子・電機装置。 - 請求項13に記載の電子・電機装置において、
前記抜け止めの窪みは、前記ケーブルの導入側に設けてある
ことを特徴とする電子・電機装置。 - 請求項9に記載の電子・電機装置において、
前記反シェルフ側板材に設けた複数のスリットは、前記反シェルフ側板材の上部から下部に向かって前記反シェルフ側板材に対して傾斜して切り込まれている
ことを特徴とする電子・電機装置。 - 請求項9に記載の電子・電機装置において、
前記反シェルフ側板材に設けた複数のスリットは、前記反シェルフ側板材の上部から下部に向かって前記ケーブルを導入する側に対して傾斜して切り込まれている
ことを特徴とする電子・電機装置。
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JP2014194470A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-09 | Fujikura Ltd | ケーブル余長処理装置およびラック |
JP2019113640A (ja) * | 2017-12-22 | 2019-07-11 | 大電株式会社 | 光ファイバ分岐器 |
US10393984B2 (en) | 2016-08-24 | 2019-08-27 | Fujitsu Limited | Cable enclosure and electronic apparatus |
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