JP2001004849A - 光配線盤 - Google Patents

光配線盤

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JP2001004849A JP11253657A JP25365799A JP2001004849A JP 2001004849 A JP2001004849 A JP 2001004849A JP 11253657 A JP11253657 A JP 11253657A JP 25365799 A JP25365799 A JP 25365799A JP 2001004849 A JP2001004849 A JP 2001004849A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光配線盤では、光ケーブルから引き出された
多数の光ファイバのコネクタ成端と、これに対して接続
される光ファイバとの絡まり合い等を防止し、しかも、
接続や切替接続の作業性を向上できる技術の開発が求め
られていた。 【解決手段】 前記光ケーブル26の固定から、この光
ケーブル26から引き出されたケーブル側光ファイバ2
8のコネクタ成端までの処理が可能な成端ユニット22
にて、前記ケーブル側光ファイバ28が配線される光フ
ァイバ配線部(光ファイバ配線棚35)と、成端された
ケーブル側光ファイバ28に対してコネクタ接続される
成端光ファイバ29が配線される成端光ファイバ配線部
(ダクト37)とが互いに区分けして設けられている光
配線盤20を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ケーブル側の複
数本のケーブル側光ファイバを、光コネクタによりコネ
クタ接続可能に成端された成端光ファイバと切替可能に
接続する光配線盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は、従来例の光配線盤を示す正面
図である。図12中符号1は函体であり、複数本の光ケ
ーブル2が上部あるいは下部から引き込まれている。こ
れら光ケーブル2としては、伝送装置と接続されたもの
と、外線光ケーブル側のものとがある。これら光ケーブ
ル2は前記函体1の側板10に沿って配設し、函体1下
部の分岐部4aにてケーブルクランプ4bやテンション
メンバクランプ4cによって固定し、口出して光ファイ
バ心線3aを引き出している。これら光ファイバ心線3
aは函体1下部の融着部トレー収納部T1に引き込み、
該融着部トレー収納部T1内に設けられたスライドユニ
ット12内に多段に積層・収納された引き出し式の融着
部トレー6、6…へ振り分けて収納している。各融着部
トレー6、6…では、前記光ファイバ心線3aと分岐接
続用のファンアウトコード3bの分岐されていない一端
とを図示しない融着接続補強部を介して接続している。
【0003】前記ファンアウトコード3bは前記融着部
トレー収納部T1の上側に設置したセンタートレー9を
介して上側に引き出し、さらに該ファンアウトコード3
bの分岐された他端は前記センタートレー9の上側に設
置した分岐接続トレー収納部T2内に多段に積層された
引き出し式の各分岐接続トレー8、8…内に図中左側か
ら導入し、右側から分岐接続トレー8に導入されたジャ
ンパコードj(光コード)と図示しない光コネクタを介
して切替接続可能に接続している。前記分岐接続トレー
8、8…は、函体1の背面板11から突設されたガイド
棒15にガイドされて前後方向(図12紙面奥行き方
向)に引き出し/収納可能になっている。ジャンパコー
ドjは、二つの分岐接続トレー8、8間に配線され、分
岐接続トレー8内にてファンアウトコード3bの分岐さ
れた他端と接続することで、目的の光線路同士を接続す
る。ジャンパコードjの余長は、分岐接続トレー収納部
T2内のトレー8内に収納されるか、あるいは函体1側
面の支持具4(コードクランプ)を利用して、下方へ垂
らした部分を上方へ折り返すようにして湾曲配線して吸
収される。ジャンパコードjの両端を、それぞれ分岐接
続トレー8内にて、ファンアウトコード3bとを接続す
ると、伝送装置側と外線光ケーブル側の光線路同士がジ
ャンパコードjを介して接続される。また、分岐接続ト
レー8内では、函体1の上部および下部に配置された渡
配線収納トレー9a、9bから函体1内に導入された渡
配線3d(光コード)と、ファンアウトコード3bとを
接続する場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図12の光
配線盤では、伝送装置側の光線路と、外線光ケーブル側
の光線路とは、それぞれ、融着部トレー収納部T1から
分岐接続トレー収納部T2までの間に配線されるファン
アウトコード3bによって同じ配線ルートを通って分岐
接続トレー収納部T2に引き込まれるため、これらファ
ンアウトコード3bを多数の分岐接続トレー8に整然と
振り分け配線することは手間が掛かる作業であった。さ
らに、伝送装置側と外線側の光ケーブル2をそれぞれ増
設して、これらの光ケーブル2から引き出された光ファ
イバ3a同士を分岐接続するには、増設した各光ケーブ
ル2に対応するファンアウトコード3bの配線に手間が
掛かるとともに、この配線作業を、先行して配線されて
いるファンアウトコード3bに影響を与えないようにす
る注意深く進める必要があり、作業性が低下するといっ
た問題もある。また、伝送装置側と外線側の目的の光線
路同士をジャンパコードjで接続するには、まず、接続
する目的の光線路(ファンアウトコード3b)が収納さ
れた分岐接続トレー8を選び出し、さらに、この分岐接
続トレー8内で該当の光ファイバ(ファンアウトコード
3bの分岐された他端)を見つけ出す必要があり、光線
路の対照に手間が掛かるといった不満があった。加え
て、複数の分岐接続トレー8を引き出し開放して、各分
岐接続トレー8で接続作業を行う必要があり、作業性に
不満があった。互いに接続される光線路の数が多くなる
と、前記問題は一層顕著になり、また、ジャンパコード
jの本数も増大する。ジャンパコードjの本数が多い
と、コスト上昇の原因になる上、ジャンパコードj同士
が絡まりやすくなり、切替接続の作業性が低下するとい
った問題を生じる。また、必要な対応心数が少ない場合
であっても、大型の光配線盤を使用するとなると、この
光配線盤の設置スペースの無駄が大きくなるとともに、
コスト的にも不利であるため、これを解決し得る技術の
開発が求められていた。
【0005】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、(1)成端ユニットにて互いにコネクタ接続され
るケーブル側光ファイバと成端光ファイバとが、互いに
区分けされた光ファイバ配線部と成端光ファイバ配線部
とに分けて配線されるため、絡まりを生じること無く整
然と配線することができ、しかも、光ファイバの対照が
容易になり、接続作業性が向上する、(2)光ケーブル
の固定からケーブル側光ファイバのコネクタ成端までの
処理を単独で行うことができる成端ユニット単位で、対
応心数を調整でき、無駄が生じない、(3)操作側に対
して開閉されるダクトにより、モジュール収納部近傍の
光ファイバの収納、取り出しを効率良く行うことができ
る光配線盤を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、以下の構成を採用した。すなわち、本発明
では、光ケーブル側の複数本のケーブル側光ファイバ
を、光コネクタによってコネクタ接続可能に成端された
成端光ファイバと切替可能に接続する光配線盤であっ
て、前記光ケーブルを固定するケーブル固定部と、前記
光ケーブル端末から引き出された前記ケーブル側光ファ
イバを前記成端光ファイバに対してコネクタ接続可能に
成端した光コネクタが一側部に設けられてなる光モジュ
ールを前記光コネクタの向きを揃えて複数配列収納可能
なモジュール収納部とを備える成端ユニットが設けられ
てなり、前記モジュール収納部に収納された前記光モジ
ュールは、前記光コネクタが向けられる操作側へ引き出
し可能であり、前記成端ユニットでは、前記ケーブル固
定部から当該成端ユニットに引き込まれて前記モジュー
ル収納部内の目的の光モジュールに導入される前記ケー
ブル光ファイバが配線される光ファイバ配線部と、前記
光モジュール側の光コネクタに対して切替可能にコネク
タ接続される前記成端光ファイバが配線される成端光フ
ァイバ配線部とが互いに区分けして設けられていること
を特徴とする。この光配線盤では、成端ユニットを複数
設けることも可能である。成端ユニットは、ケーブル固
定部による光ケーブルの固定から、光モジュールの光コ
ネクタによるケーブル側光ファイバのコネクタ接続可能
な成端までを単独で行うことができ、光ケーブルの本数
に対応して成端ユニットの設置数が調整される(但し、
必ずしも、光ケーブル本数と成端ユニット設置数を一致
させる訳ではない)。成端ユニットでは、互いに区分け
された光ファイバ配線部と成端光ファイバ配線部とによ
って、ケーブル側光ファイバと成端光ファイバとが区分
けして配線されるため、両光ファイバ間に絡まり等が生
じる心配が無い。ケーブル側光ファイバまたは成端光フ
ァイバの増設でも、光ファイバ配線部または成端光ファ
イバ配線部に配線することで、モジュール収納部まで容
易に配線することができる。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の光
配線盤において、前記ケーブル側光ファイバおよび前記
成端光ファイバの一方または両方の光線路を光パルス試
験器側の光線路に対して光接続する光監視ユニットと、
前記成端ユニットとが、目的数設置可能になっているこ
とを特徴とする。この発明によれば、成端ユニットと光
監視ユニットの設置数は、この光配線盤の対応心数に応
じて、適宜設定されるから、ケーブル固定部やモジュー
ル収納部等の設置数が対応心数に対して過剰になる無駄
を解消できる。光監視ユニットは必要に応じて設置する
かどうか、あるいは、設置数が選択される。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の光配線盤において、前記モジュール収納部の前記
操作側に配置され上下動機構によって上下動自在に支持
されたダクトに前記成端光ファイバが収納され、前記ダ
クトは、前記モジュール収納部側部の上昇位置にある時
は前記成端光ファイバの操作側への突出を押え部により
防止し、前記上昇位置から下方の下降位置にある時には
前記押え部が変位されて前記操作側へ向けて開放される
ようになっていることを特徴とする。この発明によれ
ば、ダクトが上昇位置にあれば、内部の成端光ファイバ
の操作側への突出が防止され、ダクト外側での光ファイ
バの切替接続作業等に干渉することが防止される。押え
部は、外部から成端光ファイバへの物の衝突等を防ぐ防
護壁の役割も果たす。一方、ダクトは、下降位置では、
操作側へ開放されるため、この状態では、成端光ファイ
バを容易に取り出せる。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1から3の
いずれかに記載の光配線盤において、ケーブル固定部か
ら光ファイバ配線部に引き込まれるケーブル側光ファイ
バが巻き掛けられる湾曲部材が、前記成端ユニット毎に
設けられていることを特徴とする。ケーブル固定部と光
ファイバ配線部との間では、ケーブル固定部から光ファ
イバ配線部に導入されるケーブル側光ファイバの余長等
の垂れ下がりを生じ、垂れ下がり部分の荷重が光ファイ
バ配線部内のケーブル側光ファイバに引張力として作用
する傾向がある。この光配線盤によれば、ケーブル側光
ファイバを湾曲部材に巻き掛けてから光ファイバ配線部
に導入することで垂れ下がりを防止でき、結果、光ファ
イバ配線部内のケーブル側光ファイバに引張力等が影響
することを防止できる。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項1から4の
いずれかに記載の光配線盤において、各成端ユニットに
収納された前記光モジュールの一側部の光コネクタ間を
切替可能にコネクタ接続するジャンパ接続用の成端光フ
ァイバであるジャンパ用光ファイバの両端が、同一の成
端ユニットあるいは一対の成端ユニット間にて水平方向
での設置位置や開口向きが異なるようにして設けられた
光ファイバ導入口を介してそれぞれ成端光ファイバ配線
部に導入され、前記光ファイバ導入口間に引き落とした
前記ジャンパ用光ファイバの下端に形成した湾曲部によ
って該ジャンパ用光ファイバの余長が湾曲吸収されてい
ることを特徴とする。この光配線盤によれば、ジャンパ
用光ファイバの端部がそれぞれ導入される二つの光ファ
イバ導入口間の水平方向の離間距離や、開口向きの違い
によって、これら光ファイバ導入口間に引き落とされた
ジャンパ用光ファイバに規定以上の湾曲半径を確保す
る。したがって、成端ユニット側部の余長処理スペース
が少ない場合であっても、光ファイバ導入口間の離間距
離や開口向きの違いによって、ジャンパ用光ファイバの
余長を充分な湾曲半径を確保して湾曲処理できる。これ
により、余長処理スペースの小型化も可能である。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項1から5の
いずれかに記載の光配線盤において、前記成端ユニット
側部にて上下に延在して設けられた光ファイバ導入配線
部に対して、該光ファイバ導入配線部から成端光ファイ
バ配線部へ成端光ファイバを導入する前記光ファイバ導
入口の位置がずらされており、前記光ファイバ導入配線
部に配線された成端光ファイバを保持するガイド部材と
該ガイド部材から離間して設けられた前記光ファイバ導
入口との間に渡すようにして配線された前記成端光ファ
イバが前記光ファイバ導入配線部内の光ファイバに対し
て傾斜されていることを特徴とする。この光配線盤によ
れば、ガイド部材と光ファイバ導入口との間に配線され
た光ファイバが、光ファイバ導入配線部に引き通すよう
にして配線された成端光ファイバに対して傾斜されて明
瞭に区別できるから、取り出し等の作業性を向上でき
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態の光
配線盤20を、図1(a)〜(c)から図4を参照して
説明する。図1(a)〜(c)において、光配線盤20
は、枠状のフレーム21内に、複数の成端ユニット22
と、線路監視装置23と、光ファイバ選択装置24と、
光監視ユニット25とを上下(図1中上下)に多段に積
層した構成になっている。
【0013】各成端ユニット22は、前記フレーム21
内に引き込まれた光ケーブル26を固定するケーブル固
定部27と、前記光ケーブル26端末から引き出された
ケーブル側光ファイバ28をフレーム21内に引き込ま
れた成端光ファイバ29に対してコネクタ接続可能に成
端する光モジュール30を収納するモジュール収納部3
1とを備えて構成されている。また、各成端ユニット2
2では、後に詳述するモジュール収納部31、光ファイ
バ配線棚35、ダクト37、上下動機構39等が、枠状
のユニットフレーム22aと一体的に設けられており、
光配線盤20の支持フレーム21a(柱)等にユニット
フレーム22aを固定すると、モジュール収納部31、
光ファイバ配線棚35、ダクト37、上下動機構39等
を一括して光配線盤20に設けることができる。ユニッ
トフレーム22aは、例えばボルト等の固定部品22b
(図2(a)参照)で支持フレーム21aに簡単に取り
付けることができる。また、ボルト等の着脱自在な固定
部品22bでは、支持フレーム21aに対するユニット
フレーム22aの着脱が可能であり、これにより、光配
線盤20における成端ユニット22の設置数を自在に変
更できる。ケーブル固定部27は、フレーム21に予め
取り付けておいても、ユニットフレーム22aの取り付
けと合わせて後付けにしても、どちらでも良い。また、
ケーブル固定部27は、必要に応じてテンションメンバ
クランプ27aを併設して、光ケーブル26端末に露出
されたテンションメンバ26aを固定するようにする。
図2中、フレーム21の操作側には、開閉自在の扉21
cが設けられており、通常時には扉21cを閉めておく
ことで、内部の光ファイバに不用意に接触する等の不都
合を防止できるようになっている。
【0014】なお、ケーブル側光ファイバ28として
は、単心あるいは多心の光ファイバテープ心線等の光フ
ァイバ心線が普通であるが、例えば、コードケーブル端
末から引き出された光コード等も採用可能である。成端
光ファイバ29は、先端が光コネクタ29a(光コネク
タプラグ)によりコネクタ接続可能に成端された光コー
ドであり、フレーム21下部のケーブル導入ユニット3
2から引き込まれたコードケーブル等の光ケーブル33
端末に引き出された光コードや、前記ケーブル導入部3
2から直接引き込まれた光コード等が採用される。ケー
ブル導入ユニット32では、結束具等の固定具を使用し
て、光ケーブル26、33等を固定し、引張力等に対し
て引き留める。成端光ファイバ29先端の光コネクタ2
9aとしては、例えば、JIS C5973に制定され
るSC形光コネクタ(Single fiber Coupling optical
fiber connector)、JIS C 5983に制定され
るMU形光コネクタ(Miniature-Unit couplimg optica
l fiber connector)等の光コネクタプラグが採用され
る。図1(a)中、符号32aは架間配線ユニットであ
り、光配線盤間等に渡すようにして配線される光ファイ
バを受け入れる。この架間配線ユニット32aから光配
線盤20内に引き込まれた光ファイバ32bは、成端光
ファイバになる。
【0015】図2(a)、(b)、(c)並びに図3
は、成端ユニット22を示す図であって、(a)は平面
図、(b)は正面図、(c)は側面図、図3は斜視図で
ある。図2(a)、(b)、(c)並びに図3に示すよ
うに、光モジュール30は外観薄板ケース状であり、モ
ジュール収納部31のモジュール台31a上に縦置きに
して横並びに複数配列収納される。各光モジュール30
の一側部に設けられた光コネクタ30aは、光モジュー
ル30内に引き込まれたケーブル側光ファイバ28を成
端光ファイバ29に対してコネクタ接続可能に成端す
る。各光モジュール30は、前記光コネクタ30aの向
きを揃えて前記モジュール収納部31内に収納される。
モジュール収納部31に収納された各光モジュール30
は、前記光コネクタ30aが向けられる操作側(図2
(c)左側。作業スペース34側)へ引き出し可能であ
る。逆に、この光モジュール30のモジュール収納部3
1への収納作業は、操作側から挿入するようにしてなさ
れる。本実施の形態において、モジュール収納部31に
収納される各光モジュール30は同じサイズに揃えられ
ており、モジュール収納部31内に収納された各光モジ
ュール30の光コネクタ30aは、モジュール収納部3
0の操作側のほぼ同一垂直面に揃えられる。なお、光コ
ネクタ30aとしては、成端光ファイバ29側の光コネ
クタ29aが接続可能な光コネクタアダプタ、光コネク
タレセプタクル等が採用される。
【0016】光ケーブル26端末から引き出されたケー
ブル側光ファイバ28は、モジュール収納部31上側に
設けられた光ファイバ配線棚35を経由してモジュール
収納部31へ引き込まれ、目的の光モジュール30へ配
線される。光ファイバ配線棚35はモジュール収納部3
1に沿って延在する棚状であり、前記ケーブル側光ファ
イバ28は前記光ファイバ配線棚35内に配線して適宜
箇所から引き落とすことで、目的の光モジュール30へ
配線される。ケーブル側光ファイバ28がコネクタ接続
可能に成端されていない場合や、光コネクタによりコネ
クタ接続可能に成端されている場合でも光モジュール3
0の光コネクタ30aに対して該光モジュール30内側
から接続できないものである場合には、光モジュール3
0内蔵の光ファイバ等を介して光コネクタ30aに接続
する。光モジュール30内には、ケーブル側光ファイバ
28の余長が湾曲収納される。光ファイバ配線棚35は
本発明に係る光ファイバ配線部に相当する。
【0017】図5は、ケーブル側光ファイバ28の配線
状態を示す正面図、図6は光ファイバ配線棚35上での
ケーブル側光ファイバ28の配線状態の具体例を示す図
であって、(a)は平面図、(b)は正面図である。図
5に示すように、ケーブル側光ファイバ28(図5等で
はケーブル側光ファイバ28を補強チューブに収納して
コード化した部分。以下、この部分を「光ファイバコー
ド28b」と称する)は、前記成端ユニット22毎に設
けられた湾曲部材28aに巻き掛けてから、光ファイバ
配線棚35に導入される。湾曲部材28aへの巻き掛け
により、ケーブル固定部27と光ファイバ配線棚35と
の間でのケーブル側光ファイバ28の垂れ下がりを防止
できるため、光ファイバ配線棚35内のケーブル側光フ
ァイバ28が、垂れ下がったケーブル側光ファイバ28
の荷重に起因する引張力等の影響を受けることを防止で
き、光ファイバ配線棚35内のケーブル側光ファイバ2
8の配線状態等を安定に維持できる。また、湾曲部材2
8aに対する巻き掛けや、湾曲部材28aからの垂れ下
げにより、ケーブル側光ファイバ28の余長を吸収でき
るので、光ファイバ配線棚35での余長処理を簡略化あ
るいは省略できる。図6(a)に示すように、湾曲部材
28aは、フレーム21の背面板21bに突出状態に固
定して設けられている。なお、他の図では、湾曲部材2
8aの図示を省略している。
【0018】成端ユニット22に引き込まれた光ケーブ
ル26から引き出されたケーブル側光ファイバ28は、
当該成端ユニット22の光ファイバ配線棚35に導入さ
れることが基本的であるが、このケーブル側光ファイバ
28を別の成端ユニット22の光ファイバ配線棚35に
導入したい場合も有り得る。この場合には、図5中仮想
線に示すように、目的の成端ユニット22の湾曲部材2
8aに一旦巻き掛けてから光ファイバ配線棚35へ導入
する。ケーブル側光ファイバ28を湾曲部材28aに巻
き掛けることによる効果は、前述の通りである。また、
光ケーブル26から口出したケーブル側光ファイバ28
の余長が非常に長い場合には、上段の成端ユニット22
の湾曲部材28aに引っ掛けるようにして目的の成端ユ
ニット22まで引き落とし、この目的の成端ユニット2
2の湾曲部材28aに巻き掛けてから当該成端ユニット
22の光ファイバ配線棚35へ導入する。
【0019】図6(a)、(b)において、光ファイバ
配線棚35に引き込まれた光ファイバコード28bは、
光ファイバ配線棚35の操作側に対する奥側にて複数配
列して設けられたコードクランプ35aによって固定さ
れ、光ファイバ配線棚35の適宜位置にてケーブル側光
ファイバ28が口出しされる。前記口出し位置は、各光
ファイバコード28bで一定である必要は無く、図6
(a)、(b)に示したようにずらしても良い。コード
クランプ35aによってクランプ固定された光ファイバ
コード28b先端から口出しされたケーブル側光ファイ
バ28は、光ファイバ配線棚35上を引き回して、目的
の光モジュール30の直上となるように配線され、光フ
ァイバ配線棚35の操作側端部にて光モジュール30収
納位置毎に設けられているクリップ35bによって、同
一の光モジュール30に挿入されるケーブル側光ファイ
バ28が結束される。これにより、複数本のケーブル側
光ファイバ28を一括して光モジュール30に効率良く
挿入できる。図示していないが、同一の光モジュール3
0に挿入される複数本のケーブル側光ファイバ28をチ
ューブに収納し、このチューブをクリップ35bで保持
固定するようにしても良い。この構成では、クリップ3
5bによるケーブル側光ファイバ28の結束を解除して
も、複数本のケーブル側光ファイバ28がチューブによ
って結束されてバラけることが無いので、チューブ単位
で別の光モジュール30への挿入位置のクリップ35b
へ一括して移設する等の作業を効率良く行うことができ
る。
【0020】前述のように、光ファイバコード28bか
ら口出しされたケーブル側光ファイバ28は挿入する目
的の光モジュール30に対応して光ファイバ配線棚35
上にて配線されるものであるから、光ファイバ配線棚3
5に引き込まれた光ファイバコード28bからのケーブ
ル側光ファイバ28の口出し位置も、ケーブル側光ファ
イバ28を挿入する目的の光モジュール30位置に対応
させて、ケーブル側光ファイバ28の挿入に有利な位置
(一般的には光モジュール30の収納位置に対して近い
位置)とすることが好ましい。結果的に、前記口出し位
置は一定にならないケースが多々生じるが、適当なコー
ドクランプ35aを選択して固定することで、光ファイ
バ配線棚35の目的位置に各光ファイバコード28bを
安定に固定できる。
【0021】一方、成端光ファイバ29は、ケーブル導
入ユニット32から目的の成端ユニット22側部の余長
吸収部36にて余長29bを湾曲吸収するとともに、そ
の先端をモジュール収納部31の操作側に配置されたダ
クト37(コードダクト)に引き込む。ダクト37は、
モジュール収納部31のやや下側にて該モジュール収納
部31に沿って延在されており、このダクト37に引き
込まれて配線された成端光ファイバ29は、適宜箇所で
立ち上げて、目的の光モジュール30の光コネクタ30
aに切替可能にコネクタ接続されるようになっている。
これにより、目的の光ファイバ28、29同士が接続さ
れる。
【0022】図1(c)に示すように、前記余長吸収部
36では、フレーム21から突設された湾曲部材36a
に余長29bを引っ掛けたり、この湾曲部材36aから
下方に垂らした部分を上方へ引き上げて下端となった部
分を湾曲させること等により湾曲処理する。この余長吸
収部36からダクト37へ引き込まれる成端光ファイバ
29は、ダクト37の入口37a近傍に設けられたクラ
ンプ38に取り出し可能にクランプされる。これによ
り、例えば、光モジュール30側の光コネクタ30aに
対する成端光ファイバ29の接続や接続解除(引き抜
き)、切替接続等の作業を行っても、余長吸収部36内
の成端光ファイバ29には、前記作業等により生じる振
動等が伝達されないため、この成端光ファイバ29の光
特性を安定に維持できる。なお、余長吸収部36は湾曲
部材36aの設置により構成されるものであるが、この
湾曲部材36aは、ユニットフレーム22aの設置に合
わせて、後付けとすることが可能である。
【0023】図2(c)および図3において、前記ダク
ト37は、上下動機構39によって上下動自在に支持さ
れた樋状の部材であり、前記モジュール収納部31側部
の上昇位置40にある時は前記成端光ファイバ29の操
作側への突出を押え部37bにより防止し、前記上昇位
置40から下方の下降位置41にある時には前記押え部
37bが変位されて前記操作側へ向けて開放されるよう
になっている。より具体的には、前記押え部37bは、
ダクト37の操作側から立ち上げられた壁状である。前
記上下動機構39は、モジュール収納部31からやや下
側に配置されたヒンジ39aを中心として、前記ダクト
37の前記押え部37bとは逆側のモジュール収納部3
1側を水平軸線回りに回転自在に支持する。但し、前記
ヒンジ39aからモジュール収納部31側に突出された
突出片37cは、モジュール収納部31下側にて互いに
離間して設けられた一対のストッパ壁42、43間に挿
入されており、ストッパ壁42に取り付けられた係合突
起42aと、ストッパ壁43近傍に設けられたストッパ
43a(ピン)との間における前記突出片37cの回転
範囲で、ダクト37の、ヒンジ39aよりも操作側に位
置する部分全体が回転により上下動する。その結果、ダ
クト37は、上昇位置40にあるときは、押え部37b
はダクト37の操作側を塞ぐため、操作側への成端光フ
ァイバ29の突出を防止するとともに、操作側からの物
品の衝突等によりダクト37内の成端光ファイバ29を
傷めてしまう等の不都合を防止する防護壁等としても機
能する。
【0024】図3において、一方のストッパ壁42は、
モジュール収納部31下側にて斜めに傾斜された壁状の
部材であり、他方のストッパ壁43は、モジュール収納
部31下部の操作側に設けられた壁状の部材であり、い
ずれも、連結材44、45を介してモジュール収納部3
1のモジュール台31aに支持されている。
【0025】ストッパ壁43や連結材45は、モジュー
ル台31aに沿って水平に延在しており、ダクト37の
突出片37cの回転範囲に成端光ファイバ29が入り込
むことを防止する隔壁の役割を果たす。また、ストッパ
壁43には、モジュール収納部31内に収納された光モ
ジュール30の光コネクタ30aとダクト37との間に
配線される成端光ファイバ29を取り出し可能に保持す
る光ファイバ保持具46(コード保持具)が、前記モジ
ュール収納部31内での光モジュール30の配列ピッチ
とほぼ同等の配列ピッチで突設されている。光ファイバ
保持具46は、光モジュール30毎に、該光モジュール
30の光コネクタ30aに接続される成端光ファイバ2
9を束ねるようにして保持するため、モジュール収納部
31とダクト37との間では、多数本の成端光ファイバ
29が光モジュール30単位で整理されて配線される。
【0026】上下動機構39のヒンジ39aを中心とし
て回転したダクト37を下降位置41に位置決めする
と、ダクト37全体の回転に伴って押え部37bが立設
状態から次第に水平に近くなり、ダクト37が操作側へ
開放される。この状態では、ダクト37に対する新たな
成端光ファイバ29の引き込みや、成端光ファイバ29
の取り出し等を自在に行える。ダクト37の下降は、当
接部37cがストッパ43aに当接位置まで可能であ
る。ダクト37を上昇位置40へ回転したときには、突
出片37cに取り付けられた係合片37dが、ストッパ
壁42に設けられた係合突起42aに、これを挟み込む
ようにして係脱可能に係合する。これにより、係合突起
42aから係合片37dを強制的に離脱させない限り、
ダクト37の上昇位置40からの下降が規制される。ま
た、弾性材からなる係合片37dが緩衝材として機能す
るため、ダクト37には振動が伝達されにくく、ダクト
37内の成端光ファイバ29や、光配線盤20内の全て
の光ファイバ等に、振動による光通信の影響を与えるこ
とを回避できる。緩衝材は、当接片37dのストッパ壁
43に当接される部分にも設けることが好ましい。な
お、押え部としては、前述の構成に限定されず、ダクト
を下降させたときに操作側へのダクトの開放を可能する
構成であれば良く、各種構成が採用可能であり、例え
ば、ダクトの昇降と連動してダクトの本体部に対して駆
動し、ダクト操作側を開閉する構成等も採用可能であ
る。上下動機構としては、例えば、ダクトを回転させ
ず、垂直方向上下に昇降する機構等も採用可能である
が、構成の単純化できる点、ダクト全体を操作側へ傾斜
開放できる点では、本実施の形態に例示した上下動機構
39を採用することが適している。
【0027】この成端ユニット22では、前記ケーブル
固定部27から光ファイバ配線棚35を経由して前記モ
ジュール収納部31内の目的の光モジュール30に導入
される前記ケーブル光ファイバ28の配線ルートである
光ファイバ配線部と、余長吸収部36からダクト37を
経由して、モジュール収納部31に収納された光コネク
タ31aに至る成端光ファイバ29の配線ルートである
成端光ファイバ配線部とが互いに離間して区分けされて
いるから、ケーブル側光ファイバ28および成端光ファ
イバ29も当該成端ユニット22内を区分けして配線さ
れ、互いに絡まり合う心配が無い。細かく見ると、モジ
ュール収納部31近傍では、光ファイバ配線棚35はモ
ジュール収納部31の上側に配置され、ダクト37はモ
ジュール収納部31の操作側に配置され、これら光ファ
イバ収納棚35とダクト37とがモジュール収納部31
を介して分離されているため、モジュール収納部31近
傍においても、両光ファイバ28、29が区分けされた
状態が維持される。このため、目的の光モジュール30
の光コネクタ30aに対する成端光ファイバ29の接続
や、引き抜き、切替接続等の作業は、光ファイバ配線棚
35からモジュール収納部31内の光モジュール30ま
での間に配線されるケーブル側光ファイバ28と干渉す
ることは無く、作業性を向上することができる。各配線
部での光ファイバ28、29の配線、撤去等の作業も、
配線部個別になされることで、互いに相手側の配線部内
の光ファイバに接触したり、振動による通信の乱れ等の
影響を与えない。
【0028】しかも、目的のケーブル側光ファイバ28
に対する成端光ファイバ29の接続は、光モジュール3
0の光コネクタ30aを選択して成端光ファイバ29を
コネクタ接続すれば良く、極めて簡単に行うことができ
る。ケーブル側光ファイバ28に対する成端光ファイバ
29の切替接続も、光モジュール30の光コネクタ30
aに対する成端光ファイバ29の接続を切り替えるだけ
で、極めて簡単に行える。なお、光モジュール30の光
コネクタ30aは、モジュール収納部31の操作側に露
出されて、整然と配列されるため、成端光ファイバ29
の接続対象の光コネクタ30aの選択は容易である。
【0029】図4(a)〜(c)は、光監視ユニット2
5近傍を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面
図、(c)は側面図である。図4(a)〜(c)に示す
ように、光監視ユニット25は、成端ユニット22と似
た構成であり、光配線盤20の支持フレーム21aにユ
ニットフレーム25aを取り付けると、このユニットフ
レーム25に一体的に設けられているモジュール収納部
25b、ダクト25c、上下動機構25d、光ファイバ
保持具25e等が、一括して光配線盤20に設けられる
ようになっている。モジュール収納部25bには、モジ
ュール台25f上に縦置きに載置された外観薄板ケース
状の光モジュール25gが、横並びに複数配列収納され
る。光モジュール25gは、一側部に取り付けられた光
コネクタ25h(光コネクタアダプタ)の向きを揃えて
モジュール収納部25b内に収納され、しかも、前記光
コネクタ25hが向けられた操作側(作業スペース25
i側)へ引き出し可能になっている。モジュール収納部
25bに対する光モジュール25gの挿入、引き出し
は、光モジュール25gから突設されたガイド片25j
をモジュール台25f側のガイド溝25kに挿入してス
ライド移動させることで円滑になされる。しかも、ガイ
ド溝25kにガイド片25jが挿入されること、並び
に、光モジュール25g上部が図示しない支持部材によ
り支持されることにより、モジュール収納部25b内で
の光モジュール25gの収納位置は安定しており、ぐら
つき等が防止される。
【0030】線路監視装置23および光ファイバ選択装
置24は、いずれも、ユニットフレーム23a、24a
に固定してユニット化されており、ユニットフレーム2
3a、24aを支持フレーム21aに固定手段で固定す
ることで、光配線盤20に設けられる。線路監視装置2
3は、いわゆるOTDR等の光パルス試験器である。
【0031】光モジュール25gの光コネクタ25hに
は、一端が成端ユニット22内の光モジュール30の光
コネクタ30aに接続されたジャンパ用光ファイバ47
(ジャンパコード。図1参照。)の他端や、成端光ファ
イバ29が切替可能にコネクタ接続され、これら接続さ
れた光ファイバ47、29は、この光モジュール25g
に内蔵の光カプラ(図示せず)を介して互いに接続され
るとともに、それぞれ光ファイバ選択装置24側の光フ
ァイバ24bとも接続される。ジャンパ用光ファイバ4
7も、成端光ファイバ29と同じく、光モジュール30
の光コネクタ30aに接続される成端光ファイバとして
機能する。光ファイバ選択装置24は図示しない光ファ
イバを介して線路監視装置23と接続されており、多数
本の光ファイバ24bを選択的に線路監視装置23に対
して切替接続する。線路監視装置23は、光ファイバ選
択装置24にて選択された光ファイバ24bを介して、
この光ファイバ24bに接続されている光ファイバ47
または成端光ファイバ29へ試験光を入射し、この入射
光の戻り光を観測することで、光ファイバ47と接続さ
れているケーブル側光ファイバ28や成端光ファイバ2
9に係る光線路の断線等を監視する。光ファイバ選択装
置24にて、線路監視装置23に対する光ファイバ24
bの接続を順次切り替えつつ、各光ファイバ47、29
への入射光の戻り光の観測による線路監視を行うこと
で、多数の光線路の断線を連続的に効率良く監視でき
る。光ファイバ24bは、線路監視装置23から出力さ
れた試験光を光ファイバ29、47に入射するための光
線路として機能する。
【0032】光ファイバ47、29の光モジュール25
gに対する接続は、適宜選択されるものであり、光線路
の断線等の監視を行う光ファイバ28、29についての
み光モジュール25gに対して接続すれば良く、その他
の光ファイバ28、29については、成端光ファイバ2
9を光モジュール30に対して接続して、光監視用の光
モジュール25gを介すること無く、光ファイバ28、
29同士を接続すれば良い。また、線路監視を行う光線
路が存在しない場合には、線路監視装置23、光ファイ
バ選択装置24、光監視ユニット25を光配線盤20に
設置する必要は無い。線路監視装置23、光ファイバ選
択装置24、光監視ユニット25は、光配線盤20に対
して着脱可能であることが好ましく、これにより、設置
後、線路監視が不用になった際の撤去が容易である。線
路監視装置23、光ファイバ選択装置24、光監視ユニ
ット25を光配線盤20に固定する固定手段48は、例
えば、支持フレーム21aに螺着されるボルトであり、
このような固定手段48であれば、線路監視装置23、
光ファイバ選択装置24、光監視ユニット25の光配線
盤20に対する着脱が容易である。例えば、この光配線
盤20により、伝送装置側の成端光ファイバ29に対し
て、外線光ケーブルである光ケーブル26側の光ファイ
バ28を接続する場合は、光監視ユニット25を経由し
て両光ファイバ28、29間を接続すると、各光ファイ
バ28、29に係る光線路の断線等を監視できる。な
お、光監視ユニット25では、一方の光ファイバ28、
29のみを接続しても、その光ファイバに係る光線路の
監視が可能である。
【0033】この光配線盤20によれば、いずれもユニ
ット化されている成端ユニット22、線路監視装置2
3、光ファイバ選択装置24、光監視ユニット25を必
要数のみ設置すれば良く、対応心数に柔軟に対応でき
る。特に、成端ユニット22は、光ケーブル26の固定
から光モジュール30によるコネクタ成端までの一連の
処理を行えるようになっているため、単独でも、光配線
盤として機能でき、例えば、光配線盤20に増設する光
ケーブル26の本数に対応して必要数を増設すれば、光
ケーブル26から引き出された光ファイバ28の成端処
理に効率良く対応できる。したがって、この光配線盤2
0では、初めから対応心数が決まっている光配線盤にて
対応心数に比べて実際の処理心数が少ない場合に生じる
ような無駄が生じ難く、低コスト化できる利点がある。
【0034】また、この光配線盤20では、成端ユニッ
ト22内にて、整然と配列された光モジュール30の光
コネクタ30aに対して成端光ファイバ29をコネクタ
接続すれば良いので、接続する光ファイバ28、29の
対照が容易であることは言うまでも無いが、さらに、ケ
ーブル側光ファイバ28が配線される光ファイバ配線部
と、成端光ファイバ29が配線される成端光ファイバ配
線部とが区分けされていることから、例えば、ケーブル
側光ファイバ28や成端光ファイバ29を増大する場合
でも、各光ファイバ28、29を所定の配線部に配線す
ることで、光ファイバ28、29の対照な状態に簡単に
処理できる。
【0035】ところで、前記光配線盤20では、同一あ
るいは異なる成端ユニット22間に配線されて、光モジ
ュール30の光コネクタ30a間を切替可能にコネクタ
接続するジャンパ用光ファイバも使用される。しかし、
多数本の成端光ファイバ29、47に加えて多数本のジ
ャンパ用光ファイバを使用し、さらに、これら各光ファ
イバの光モジュール30に対する切替接続作業性をも確
保するとなると、前述の余長吸収部36では不満があ
る。そこで、以下、図7〜図11に示す成端光ファイバ
の配線方式を提案、説明する。なお、図7〜図11中、
ジャンパ用光ファイバ49は、いわゆるジャンパコード
であり、両端が、光モジュール30の光コネクタ30a
に対してコネクタ接続可能に成端されている成端光ファ
イバである。
【0036】図7に示す光配線盤50では、各ユニット
22、23、24、25の側部に設けられた空間が連通
されてなる光ファイバ配線空間51を利用して、成端光
ファイバ29、47、49がユニット22、25へ配線
されるようになっている。なお、光配線盤50は、光配
線盤20において、各ユニット22、25の成端光ファ
イバ配線部であるダクト37、25c(ダクト37は図
9(a)、(b)参照)に対する光ファイバ29、4
7、49の配線に係る構成のみを変更したものであり、
他の構成は光配線盤20と同様であり、図7〜図11
中、図示を略す場合もある。
【0037】図8は、光ファイバ29、47、49の配
線ルートの一例を模式的に示す。図7および図8におい
て、光ケーブル33から口出しされた成端光ファイバ2
9は、光ファイバ配線空間51内にて上下に延在された
光ファイバ導入配線部52を介して目的の成端ユニット
22に引き込まれ、クランプ38を介して成端光ファイ
バ配線部であるダクト37へ導入される。光ファイバ導
入配線部52は、例えば枠状のガイド部材等によって一
定領域内に光ファイバを保持する構成であり、何処でも
自由に光ファイバの取り出しや収納等の作業を行える構
成であることを基本とする。光ファイバ47も前記光フ
ァイバ配線部52を介してユニット22、25に配線さ
れる。光ファイバ49は、光ファイバ導入配線部52か
らやや離れて光ファイバ配線空間51内にて上下に延在
する別の光ファイバ導入配線部53と、前記光ファイバ
導入配線部52とを利用して、成端ユニット22間、詳
細には同一の成端ユニット22または異なる成端ユニッ
ト22のモジュール収納部31間に配線され、このモジ
ュール収納部31に収納されている光モジュール30の
光コネクタ30a間を切替可能に接続する。この光ファ
イバ49は、光ファイバ配線空間51下部(図7および
図8中下側)にて、両導入配線部52、53間を渡るよ
うにして湾曲させた湾曲部49aによって余長が吸収さ
れる。一方の光ファイバ導入配線部53には、ジャンパ
用光ファイバ49のみが配線されることとなる。なお、
図9(a)および図10に示すように、光ファイバ導入
配線部53は、延在方向複数箇所に設けられた枠状のガ
イド部材54(コードガイド)の内側の領域内に光ファ
イバ49を保持する構成であり、何処でも自由に光ファ
イバ49の取り出しや収納等の作業を行えるようになっ
ている。
【0038】ところで、図7、図8において、各成端ユ
ニット22では、二つのクランプ38、38aが操作側
(図7および図8中紙面手前側)に対する設置位置と、
開口向きとを異ならせて設けられている。図9(a)、
(b)並びに図10に示すように、クランプ38、38
aはいずれも内側に光ファイバを収納するU字状であ
り、上から着脱可能に挿入される押え部材38bによっ
て光ファイバの離脱を防止するようになっている。クラ
ンプ38は、成端ユニット22のダクト37よりも操作
側から遠い奥側に設置されており、操作側からの正面視
で開口する開口向きになっている。クランプ38aは、
クランプ38よりも操作側寄りに設置されており、開口
向きはクランプ38とは90°異なり、その中央開口部
はダクト37とほぼ連通している。すなわち、クランプ
38、38aは設置位置が水平方向にずらされており、
しかも、開口向きも異なっている(ダクト37の入口3
7aに対して放射状)。光ファイバ導入配線部52、5
3の位置も、これらクランプ38、38aの設置位置並
びに開口向きと対応しており、光ファイバ導入配線部5
3は光ファイバ導入配線部52よりも操作側寄りに位置
している。なお、クランプ38、38aはいずれも成端
ユニット22にてダクト37を含む成端光ファイバ配線
部への光ファイバ導入口として機能する。
【0039】光ファイバ29、47はいずれもクランプ
38のみを経由してダクト37へ配線される。一方、ジ
ャンパ用光ファイバ49は、一端が光ファイバ導入配線
部52からクランプ38を経由してダクト37へ導入さ
れ、他端が光ファイバ導入配線部53からクランプ38
aを経由してダクト37へ導入される。光ファイバ導入
配線部53からクランプ38aを経由して配線される端
部は、光ファイバ導入配線部52とクランプ38とを利
用して配線される端部よりも上側あるいは同じ成端ユニ
ット22に配線することが好ましい(図8参照)。これ
により、光ファイバ導入配線部52への配線部分を短く
して光ファイバ導入配線部52での光ファイバ29、4
7、49の混雑を極力緩和できる。
【0040】同一の成端ユニット22あるいは一対の成
端ユニット22間にて水平方向での設置位置や開口向き
が異なるようにして設けられたクランプ38、38a間
に配線されたジャンパ用光ファイバ49は、両クランプ
38、38a間にて下方に引き落とされて光ファイバ導
入配線部52、53下部間を渡すようにして形成された
湾曲部49aによって余長が湾曲吸収される。前記湾曲
部49aは、光ファイバ配線空間51を斜めに横切るよ
うに形成されることとなり(図9(a)参照)、光ファ
イバ配線空間51の容積を有効に活用して、より大きい
湾曲半径を得ることができる。これにより、光ファイバ
配線空間51が狭くても充分な湾曲半径を確保して余長
を吸収することが可能になり、結局、光ファイバ配線空
間51の小型化も可能となる。
【0041】図11は、図9(b)のA−A線断面矢視
図であり、クランプ38aを経由して配線されたジャン
パ用光ファイバ49と、光ファイバ導入配線部53との
関係を模式的に示す。図10および図11に示すよう
に、クランプ38aを経由して光ファイバ導入配線部5
3からダクト37に導入されるジャンパ用光ファイバ4
9は、クランプ38aと該クランプ38a下方のガイド
部材54との間に渡すようにして配線される。ところ
で、図9(a)および図11に示すように、クランプ3
8aは、光ファイバ導入配線部53に対して水平方向の
位置がずらされている(図では光ファイバ導入配線部5
3よりも操作側に寄った位置)。このため、クランプ3
8aとその下方のガイド部材54との間に配線されるジ
ャンパ用光ファイバ49は、光ファイバ導入配線部53
内に引き通すようにして配線された他のジャンパ用光フ
ァイバ49に対して斜めに傾斜されることとなる。これ
により、目的の成端ユニット22にて、ダクト37へ導
入する光ファイバ49の他との区別が明瞭になり、光フ
ァイバ導入配線部53からの取り出し作業性等を向上で
きる。これにより、この光配線盤50では、ジャンパ用
光ファイバ49のジャンパ接続の作業性を向上できる。
また、クランプ38aとガイド部材54との間に配線さ
れたジャンパ用光ファイバ49は、丁度、手で把持でき
る程度に纏めることで、一括取り出しも可能となる。こ
れにより、複数本のジャンパ用光ファイバ49を、成端
ユニット22単位で一括して効率良く移設することが可
能となる。なお、ガイド部材としては、枠状のガイド部
材54に限定されず、光ファイバ導入配線部53内の光
ファイバ49を一定領域内に安定保持できる構成であれ
ば良く、各種構成が採用可能である。このことは、光フ
ァイバ導入配線部52に設けられるガイド部材について
も同様である。
【0042】図示しないが、光ファイバ導入配線部52
とクランプ38との間も水平方向に位置をずらして、光
ファイバ導入配線部52とクランプ38との間に配線さ
れる各成端光ファイバ29、47、49を、光ファイバ
導入配線部52内に引き通すようにして配線される他の
成端光ファイバ29、47、49に対して傾斜させ、取
り出し作業性等を向上する構成を適用することも可能で
ある。この場合、ジャンパ用光ファイバ49のみなら
ず、他の成端光ファイバ29、47についても取り出し
作業性等を向上することができる。
【0043】なお、本発明は、前記した実施の形態に限
定されず、各種変更が可能である。例えば、成端ユニッ
トに設けられる光ファイバ配線部と成端光ファイバ配線
部とを区分けする構成は、両配線部間を離間させること
に限定されず、仕切壁を利用した構成も採用可能であ
る。仕切壁を利用した区分けでは、両配線部を仕切壁を
介して隣接させることも可能であり、成端ユニットの小
型化等に寄与する。成端ユニットは、ケーブル固定部
や、余長吸収部等をも含めて、適宜数積層可能なユニッ
トとすることも可能である。これにより、光配線盤の対
応心数を成端ユニット単位で変更でき、しかも、成端ユ
ニットの設置数の増減の調整等も一層容易になる。ま
た、成端ユニットを目的数積層あるいは集合連結するこ
とで構成される光配線盤では、成端ユニットの設置数に
よって当該光配線盤のサイズが決まるため、対応心数に
対して無用に大きい設置スペースを確保する等の無駄が
生じないといった利点がある。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光配線盤
によれば、ケーブル固定部による光ケーブルの固定か
ら、光モジュールの光コネクタによるケーブル側光ファ
イバのコネクタ接続可能な成端までを単独で行える成端
ユニットにて、互いに区分けされた光ファイバ配線部と
成端光ファイバ配線部とによって、ケーブル側光ファイ
バと成端光ファイバとが区分けして配線されるようにし
たので、両光ファイバ間に絡まり等が生じる心配が無
い。また、光ファイバの増設、撤去等の作業は、各配線
部で個別になされるので、いずれか一方の配線部の作業
を、他方の配線部に収納されている光ファイバの光特性
等に影響を与えること無く、効率良く進めることがで
き、作業性が向上するといった優れた効果を奏する。
【0045】請求項2記載の発明によれば、成端ユニッ
トと光監視ユニットの設置数は、この光配線盤の対応心
数に応じて適宜設定されるから、ケーブル固定部やモジ
ュール収納部等の設置数が実際の処理心数に対して過剰
になる無駄を解消できる。一旦設置を完了した光配線盤
でも、成端ユニットや光監視ユニット等の設置数の増減
により、光ケーブル本数の増減に容易に対応できるとい
った優れた効果を奏する。
【0046】請求項3記載の発明によれば、成端ユニッ
トに設けられたダクトの上下動機構による上下動に伴
い、成端光ファイバの保護状態と、ダクトの開放による
成端光ファイバの取り出しや収納等が可能な作業可能状
態とが切り替わるようになっているので、作業時のみダ
クトを開放することで、成端光ファイバの光モジュール
に対する接続や切替接続、撤去等の作業性を向上できる
といった優れた効果を奏する。
【0047】請求項4記載の発明によれば、ケーブル固
定部から光ファイバ配線部に引き込まれるケーブル側光
ファイバが巻き掛けられる湾曲部材が、前記成端ユニッ
ト毎に設けられているので、ケーブル側光ファイバを湾
曲部材に巻き掛けてから光ファイバ配線部に導入するこ
とで途中での垂れ下がりを防止でき、結果、光ファイバ
配線部内のケーブル側光ファイバに引張力等が影響する
ことを防止でき、光ファイバ配線部内でのケーブル側光
ファイバの配線状態、収納状態を安定に維持できるとい
った優れた効果を奏する。
【0048】請求項5記載の発明によれば、ジャンパ用
光ファイバの端部がそれぞれ導入される二つの光ファイ
バ導入口間の水平方向の離間距離や、開口向きの違いに
よって、これら光ファイバ導入口間に引き落とされたジ
ャンパ用光ファイバに規定以上の湾曲半径を確保するの
で、成端ユニット側部の余長処理スペースが少ない場合
であっても、光ファイバ導入口間の離間距離や開口向き
の違いによって、ジャンパ用光ファイバの余長を充分な
湾曲半径を確保して湾曲処理でき、これにより、余長処
理スペースの小型化も可能であるといった優れた効果を
奏する。
【0049】請求項6記載の発明によれば、前記成端ユ
ニット側部にて上下に延在して設けられた光ファイバ導
入配線部に対して、該光ファイバ導入配線部から成端光
ファイバ配線部へ成端光ファイバを導入する前記光ファ
イバ導入口の位置がずらされており、前記光ファイバ導
入配線部に配線された成端光ファイバを保持するガイド
部材と該ガイド部材から離間して設けられた前記光ファ
イバ導入口との間に渡すようにして配線された前記成端
光ファイバが、前記光ファイバ導入配線部内の光ファイ
バに対して傾斜されて明瞭に区別できるから、取り出し
等の作業性を向上できるといった優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施の形態の光配線盤を示す図で
あって、(a)は正面図、(b)はケーブル導入ユニッ
トを示す下面図、(c)は余長吸収部の湾曲部材を示す
斜視図である。
【図2】 図1の光配線盤に設けられる成端ユニットを
示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、
(c)は側面図である。
【図3】 図1の光配線盤に設けられる成端モジュール
を操作側から見た斜視図である。
【図4】 図1の光配線盤に設けられる光監視ユニット
近傍を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面
図、(c)は側面図である。
【図5】 図1の光配線盤におけるケーブル側光ファイ
バの配線状態の詳細を示す正面図である。
【図6】 図1の光配線盤における光ファイバ配線棚上
でのケーブル側光ファイバの配線状態の具体例を示す図
であって、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図7】 本発明に係る光配線盤における成端光ファイ
バの配線方式(形態)の別態様を模式的に示す正面図で
ある。
【図8】 図7の配線方式によって配線された成端光フ
ァイバ、ジャンパコード、ジャンパ用光ファイバの配線
ルートの一例を模式的に示す正面図である。
【図9】 図7の配線方式が適用された光配線盤の成端
ユニットを示す図であって、(a)は平面図、(b)は
正面図である。
【図10】 図9(a)、(b)の成端ユニットに複数
設置されたクランプ近傍での光ファイバの配線状態を示
す斜視図である。
【図11】 図9(b)のA−A線断面矢視図であり、
光ファイバ導入配線部と該光ファイバ導入配線部に対し
て水平方向に位置がずらされたクランプとの間に配線さ
れるジャンパ用光ファイバの配線状態を模式的に示す。
【図12】 従来例の光配線盤を示す正面図である。
【符号の説明】
20…光配線盤、22…成端ユニット、23…線路監視
装置(光パルス試験器)、24b…光パルス試験器側の
光線路、25…光監視ユニット、26…光ケーブル、2
7…ケーブル固定部、28…ケーブル側光ファイバ、2
8a…湾曲部材、29…成端光ファイバ(光コード)、
29a…光コネクタ(光コネクタプラグ)、30…光モ
ジュール、30a…光コネクタ(光コネクタアダプ
タ)、31…モジュール収納部、35…光ファイバ配線
部(光ファイバ配線棚)、37…ダクト,成端光ファイ
バ配線部(コードダクト)、37b…押え部、38,3
8a…光ファイバ導入口(クランプ)、39…上下動機
構、40…上昇位置、41…下降位置、49…成端光フ
ァイバ(ジャンパ用光ファイバ)、49a…湾曲部、5
0…光配線盤、53…光ファイバ導入配線部、54…ガ
イド部材(コードガイド)。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年6月5日(2000.6.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項光ケーブル(26)側の複数本のケーブ
ル側光ファイバ(28)を、光コネクタ(29a)によ
りコネクタ接続可能に成端された成端光ファイバ(2
9、47、49)と切替可能に接続する光配線盤であっ
て、 前記光ケーブルを固定するケーブル固定部(27)と、
前記光ケーブル端末から引き出された前記ケーブル側光
ファイバを前記成端光ファイバに対してコネクタ接続可
能に成端した光コネクタ(30a)が一側部に設けられ
てなる光モジュール(30)を前記光コネクタの向きを
揃えて複数配列収納可能なモジュール収納部(31)と
を備える成端ユニット(22)が設けられてなり、 前記モジュール収納部に収納された前記光モジュール
は、前記光コネクタが向けられる操作側へ引き出し可能
であり、 前記成端ユニットでは、前記ケーブル固定部から当該成
端ユニットに引き込まれて前記モジュール収納部内の目
的の光モジュールに導入される前記ケーブル光ファイバ
が配線される光ファイバ配線部(35)と、前記光モジ
ュール側の光コネクタに対して切替可能にコネクタ接続
される前記成端光ファイバが配線される成端光ファイバ
配線部とが互いに区分けして設けられており、 前記ケーブル側光ファイバおよび前記成端光ファイバの
一方または両方の光線路を光パルス試験器(23)側の
光線路(24b)に対して光接続する光監視ユニット
(25)と、前記成端ユニットとが、目的数設置可能に
なっていることを特徴とする光配線盤(20)。
【請求項光ケーブル(26)側の複数本のケーブ
ル側光ファイバ(28)を、光コネクタ(29a)によ
りコネクタ接続可能に成端された成端光ファイバ(2
9、47、49)と切替可能に接続する光配線盤であっ
て、 前記光ケーブルを固定するケーブル固定部(27)と、
前記光ケーブル端末から引き出された前記ケーブル側光
ファイバを前記成端光ファイバに対してコネクタ接続可
能に成端した光コネクタ(30a)が一側部に設けられ
てなる光モジュール(30)を前記光コネクタの向きを
揃えて複数配列収納可能なモジュール収納部(31)と
を備える成端ユニット(22)が設けられてなり、 前記モジュール収納部に収納された前記光モジュール
は、前記光コネクタが向けられる操作側へ引き出し可能
であり、 前記成端ユニットでは、前記ケーブル固定部から当該成
端ユニットに引き込まれて前記モジュール収納部内の目
的の光モジュールに導入される前記ケーブル光ファイバ
が配線される光ファイバ配線部(35)と、前記光モジ
ュール側の光コネクタに対して切替可能にコネクタ接続
される前記成端光ファイバが配線される成端光ファイバ
配線部とが互いに区分けして設けられており、 前記モジュール収納部の前記操作側に配置され上下動機
構(39)によって上下動自在に支持されたダクト(3
7)に前記成端光ファイバが収納され、前記ダクトは、
前記モジュール収納部側部の上昇位置(40)にある時
は前記成端光ファイバの操作側への突出を押え部(37
b)により防止し、前記上昇位置から下方の下降位置
(41)にある時には前記押え部が変位されて前記操作
側へ向けて開放されるようになっていることを特徴とす
る光配線盤。
【請求項光ケーブル(26)側の複数本のケーブ
ル側光ファイバ(28)を、光コネクタ(29a)によ
りコネクタ接続可能に成端された成端光ファイバ(2
9、47、49)と切替可能に接続する光配線盤であっ
て、 前記光ケーブルを固定するケーブル固定部(27)と、
前記光ケーブル端末から引き出された前記ケーブル側光
ファイバを前記成端光ファイバに対してコネクタ接続可
能に成端した光コネクタ(30a)が一側部に設けられ
てなる光モジュール(30)を前記光コネクタの向きを
揃えて複数配列収納可能なモジュール収納部(31)と
を備える成端ユニット(22)が設けられてなり、 前記モジュール収納部に収納された前記光モジュール
は、前記光コネクタが向けられる操作側へ引き出し可能
であり、 前記成端ユニットでは、前記ケーブル固定部から当該成
端ユニットに引き込まれて前記モジュール収納部内の目
的の光モジュールに導入される前記ケーブル光ファイバ
が配線される光ファイバ配線部(35)と、前記光モジ
ュール側の光コネクタに対して切替可能にコネクタ接続
される前記成端光ファイバが配線される成端光ファイバ
配線部とが互いに区分けして設けられており、 ケーブル固定部から光ファイバ配線部に引き込まれるケ
ーブル側光ファイバが巻き掛けられる湾曲部材(28
a)が、前記成端ユニット毎に設けられていることを特
徴とする光配線盤。
【請求項光ケーブル(26)側の複数本のケーブ
ル側光ファイバ(28)を、光コネクタ(29a)によ
りコネクタ接続可能に成端された成端光ファイバ(2
9、47、49)と切替可能に接続する光配線盤であっ
て、 前記光ケーブルを固定するケーブル固定部(27)と、
前記光ケーブル端末から引き出された前記ケーブル側光
ファイバを前記成端光ファイバに対してコネクタ接続可
能に成端した光コネクタ(30a)が一側部に設けられ
てなる光モジュール(30)を前記光コネクタの向きを
揃えて複数配列収納可能なモジュール収納部(31)と
を備える成端ユニット(22)が設けられてなり、 前記モジュール収納部に収納された前記光モジュール
は、前記光コネクタが向けられる操作側へ引き出し可能
であり、 前記成端ユニットでは、前記ケーブル固定部から当該成
端ユニットに引き込まれて前記モジュール収納部内の目
的の光モジュールに導入される前記ケーブル光ファイバ
が配線される光ファイバ配線部(35)と、前記光モジ
ュール側の光コネクタに対して切替可能にコネクタ接続
される前記成端光ファイバが配線される成端光ファイバ
配線部とが互いに区分けして設けられており、 各成端ユニットに収納された前記光モジュールの一側部
の光コネクタ間を切替可能にコネクタ接続するジャンパ
接続用の成端光ファイバであるジャンパ用光ファイバ
(49)の両端が、同一の成端ユニットあるいは一対の
成端ユニット間にて水平方向での設置位置や開口向きが
異なるようにして設けられた光ファイバ導入口(38、
38a)を介してそれぞれ成端光ファイバ配線部に導入
され、前記光ファイバ導入口間に引き落とした前記ジャ
ンパ用光ファイバの下端に形成した湾曲部(49a)に
よって該ジャンパ用光ファイバの余長が湾曲吸収されて
いることを特徴とする光配線盤(50)。
【請求項光ケーブル(26)側の複数本のケーブ
ル側光ファイバ(28)を、光コネクタ(29a)によ
りコネクタ接続可能に成端された成端光ファイバ(2
9、47、49)と切替可能に接続する光配線盤であっ
て、 前記光ケーブルを固定するケーブル固定部(27)と、
前記光ケーブル端末から引き出された前記ケーブル側光
ファイバを前記成端光ファイバに対してコネクタ接続可
能に成端した光コネクタ(30a)が一側部に設けられ
てなる光モジュール(30)を前記光コネクタの向きを
揃えて複数配列収納可能なモジュール収納部(31)と
を備える成端ユニット(22)が設けられてなり、 前記モジュール収納部に収納された前記光モジュール
は、前記光コネクタが向けられる操作側へ引き出し可能
であり、 前記成端ユニットでは、前記ケーブル固定部から当該成
端ユニットに引き込まれて前記モジュール収納部内の目
的の光モジュールに導入される前記ケーブル光ファイバ
が配線される光ファイバ配線部(35)と、前記光モジ
ュール側の光コネクタに対して切替可能にコネクタ接続
される前記成端光ファイバが配線される成端光ファイバ
配線部とが互いに区分けして設けられており、 前記成端ユニット側部にて上下に延在して設けられた光
ファイバ導入配線部(53)に対して、該光ファイバ導
入配線部から成端光ファイバ配線部へ成端光ファイバを
導入する前記光ファイバ導入口(38a)の位置がずら
されており、前記光ファイバ導入配線部に配線された成
端光ファイバを保持するガイド部材(54)と該ガイド
部材から離間して設けられた前記光ファイバ導入口との
間に渡すようにして配線された前記成端光ファイバが前
記光ファイバ導入配線部内の光ファイバに対して傾斜さ
れていることを特徴とする光配線盤。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光配線盤
は、光ケーブル側の複数本のケーブル側光ファイバを、
光コネクタによってコネクタ接続可能に成端された成端
光ファイバと切替可能に接続する光配線盤であって、前
記光ケーブルを固定するケーブル固定部と、前記光ケー
ブル端末から引き出された前記ケーブル側光ファイバを
前記成端光ファイバに対してコネクタ接続可能に成端し
た光コネクタが一側部に設けられてなる光モジュールを
前記光コネクタの向きを揃えて複数配列収納可能なモジ
ュール収納部とを備える成端ユニットが設けられてな
り、前記モジュール収納部に収納された前記光モジュー
ルは、前記光コネクタが向けられる操作側へ引き出し可
能であり、前記成端ユニットでは、前記ケーブル固定部
から当該成端ユニットに引き込まれて前記モジュール収
納部内の目的の光モジュールに導入される前記ケーブル
光ファイバが配線される光ファイバ配線部と、前記光モ
ジュール側の光コネクタに対して切替可能にコネクタ接
続される前記成端光ファイバが配線される成端光ファイ
バ配線部とが互いに区分けして設けられている構成であ
り、成端ユニットを複数設けることも可能である。成端
ユニットは、ケーブル固定部による光ケーブルの固定か
ら、光モジュールの光コネクタによるケーブル側光ファ
イバのコネクタ接続可能な成端までを単独で行うことが
でき、光ケーブルの本数に対応して成端ユニットの設置
数が調整される(但し、必ずしも、光ケーブル本数と成
端ユニット設置数を一致させる訳ではない)。成端ユニ
ットでは、互いに区分けされた光ファイバ配線部と成端
光ファイバ配線部とによって、ケーブル側光ファイバと
成端光ファイバとが区分けして配線されるため、両光フ
ァイバ間に絡まり等が生じる心配が無い。ケーブル側光
ファイバまたは成端光ファイバの増設でも、光ファイバ
配線部または成端光ファイバ配線部に配線することで、
モジュール収納部まで容易に配線することができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】請求項1記載の発明は、前記ケーブル側光
ファイバおよび前記成端光ファイバの一方または両方の
光線路を光パルス試験器側の光線路に対して光接続する
光監視ユニットと、前記成端ユニットとが、目的数設置
可能になっていることを特徴とする。また、この発明に
よれば、成端ユニットと光監視ユニットの設置数は、こ
の光配線盤の対応心数に応じて、適宜設定されるから、
ケーブル固定部やモジュール収納部等の設置数が対応心
数に対して過剰になる無駄を解消できる。光監視ユニッ
トは必要に応じて設置するかどうか、あるいは、設置数
が選択される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】請求項記載の発明は、前記モジュール収
納部の前記操作側に配置され上下動機構によって上下動
自在に支持されたダクトに前記成端光ファイバが収納さ
れ、前記ダクトは、前記モジュール収納部側部の上昇位
置にある時は前記成端光ファイバの操作側への突出を押
え部により防止し、前記上昇位置から下方の下降位置に
ある時には前記押え部が変位されて前記操作側へ向けて
開放されるようになっていることを特徴とする。この発
明によれば、ダクトが上昇位置にあれば、内部の成端光
ファイバの操作側への突出が防止され、ダクト外側での
光ファイバの切替接続作業等に干渉することが防止され
る。押え部は、外部から成端光ファイバへの物の衝突等
を防ぐ防護壁の役割も果たす。一方、ダクトは、下降位
置では、操作側へ開放されるため、この状態では、成端
光ファイバを容易に取り出せる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】請求項記載の発明は、ケーブル固定部か
ら光ファイバ配線部に引き込まれるケーブル側光ファイ
バが巻き掛けられる湾曲部材が、前記成端ユニット毎に
設けられていることを特徴とする。ケーブル固定部と光
ファイバ配線部との間では、ケーブル固定部から光ファ
イバ配線部に導入されるケーブル側光ファイバの余長等
の垂れ下がりを生じ、垂れ下がり部分の荷重が光ファイ
バ配線部内のケーブル側光ファイバに引張力として作用
する傾向がある。この光配線盤によれば、ケーブル側光
ファイバを湾曲部材に巻き掛けてから光ファイバ配線部
に導入することで垂れ下がりを防止でき、結果、光ファ
イバ配線部内のケーブル側光ファイバに引張力等が影響
することを防止できる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】請求項記載の発明は、各成端ユニットに
収納された前記光モジュールの一側部の光コネクタ間を
切替可能にコネクタ接続するジャンパ接続用の成端光フ
ァイバであるジャンパ用光ファイバの両端が、同一の成
端ユニットあるいは一対の成端ユニット間にて水平方向
での設置位置や開口向きが異なるようにして設けられた
光ファイバ導入口を介してそれぞれ成端光ファイバ配線
部に導入され、前記光ファイバ導入口間に引き落とした
前記ジャンパ用光ファイバの下端に形成した湾曲部によ
って該ジャンパ用光ファイバの余長が湾曲吸収されてい
ることを特徴とする。この光配線盤によれば、ジャンパ
用光ファイバの端部がそれぞれ導入される二つの光ファ
イバ導入口間の水平方向の離間距離や、開口向きの違い
によって、これら光ファイバ導入口間に引き落とされた
ジャンパ用光ファイバに規定以上の湾曲半径を確保す
る。したがって、成端ユニット側部の余長処理スペース
が少ない場合であっても、光ファイバ導入口間の離間距
離や開口向きの違いによって、ジャンパ用光ファイバの
余長を充分な湾曲半径を確保して湾曲処理できる。これ
により、余長処理スペースの小型化も可能である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】請求項記載の発明は、前記成端ユニット
側部にて上下に延在して設けられた光ファイバ導入配線
部に対して、該光ファイバ導入配線部から成端光ファイ
バ配線部へ成端光ファイバを導入する前記光ファイバ導
入口の位置がずらされており、前記光ファイバ導入配線
部に配線された成端光ファイバを保持するガイド部材と
該ガイド部材から離間して設けられた前記光ファイバ導
入口との間に渡すようにして配線された前記成端光ファ
イバが前記光ファイバ導入配線部内の光ファイバに対し
て傾斜されていることを特徴とする。この光配線盤によ
れば、ガイド部材と光ファイバ導入口との間に配線され
た光ファイバが、光ファイバ導入配線部に引き通すよう
にして配線された成端光ファイバに対して傾斜されて明
瞭に区別できるから、取り出し等の作業性を向上でき
る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】光ケーブル26端末から引き出されたケー
ブル側光ファイバ28は、モジュール収納部31上側に
設けられた光ファイバ配線棚35を経由してモジュール
収納部31へ引き込まれ、目的の光モジュール30へ配
線される。光ファイバ配線棚35はモジュール収納部3
1に沿って延在する棚状であり、前記ケーブル側光ファ
イバ28は前記光ファイバ配線棚35内に配線して適宜
箇所から引き落とすことで、目的の光モジュール30へ
配線される。ケーブル側光ファイバ28がコネクタ接続
可能に成端されていない場合や、光コネクタによりコネ
クタ接続可能に成端されている場合でも光モジュール3
0の光コネクタ30aに対して該光モジュール30内側
から接続できないものである場合には、光モジュール3
0内蔵の光ファイバ等を介して光コネクタ30aに接続
する。光モジュール30内には、ケーブル側光ファイバ
28の余長が湾曲収納される。光ファイバ配線棚35は
本発明に係る光ファイバ配線部を構成する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】この成端ユニット22では、前記ケーブル
固定部27から光ファイバ配線棚35を経由して前記モ
ジュール収納部31内の目的の光モジュール30に導入
される前記ケーブル光ファイバ28の配線ルートである
光ファイバ配線部と、余長吸収部36からダクト37を
経由して、モジュール収納部31に収納された光モジュ
ール30側部の光コネクタ30aに至る成端光ファイバ
29の配線ルートである成端光ファイバ配線部とが互い
に離間して区分けされているから、ケーブル側光ファイ
バ28および成端光ファイバ29も当該成端ユニット2
2内を区分けして配線され、互いに絡まり合う心配が無
い。細かく見ると、モジュール収納部31近傍では、光
ファイバ配線棚35はモジュール収納部31の上側に配
置され、ダクト37はモジュール収納部31の操作側に
配置され、これら光ファイバ収納棚35とダクト37と
がモジュール収納部31を介して分離されているため、
モジュール収納部31近傍においても、両光ファイバ2
8、29が区分けされた状態が維持される。このため、
目的の光モジュール30の光コネクタ30aに対する成
端光ファイバ29の接続や、引き抜き、切替接続等の作
業は、光ファイバ配線棚35からモジュール収納部31
内の光モジュール30までの間に配線されるケーブル側
光ファイバ28と干渉することは無く、作業性を向上す
ることができる。各配線部での光ファイバ28、29の
配線、撤去等の作業も、配線部個別になされることで、
互いに相手側の配線部内の光ファイバに接触したり、振
動による通信の乱れ等の影響を与えない。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】図7に示す光配線盤50では、各ユニット
22、23、24、25の側部に設けられた空間が連通
されてなる光ファイバ配線空間51を利用して、成端光
ファイバ29、47、49がユニット22、25へ配線
されるようになっている。なお、光配線盤50は、光配
線盤20において、各ユニット22、25の成端光ファ
イバ配線部を構成するダクト37、25c(ダクト25
は図(a)、(b)参照)に対する光ファイバ2
9、47、49の配線に係る構成のみを変更したもので
あり、他の構成は光配線盤20と同様であり、図7〜図
11中、図示を略す場合もある。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光配線盤
によれば、ケーブル固定部による光ケーブルの固定か
ら、光モジュールの光コネクタによるケーブル側光ファ
イバのコネクタ接続可能な成端までを単独で行える成端
ユニットにて、互いに区分けされた光ファイバ配線部と
成端光ファイバ配線部とによって、ケーブル側光ファイ
バと成端光ファイバとが区分けして配線されるようにし
たので、両光ファイバ間に絡まり等が生じる心配が無
い。また、光ファイバの増設、撤去等の作業は、各配線
部で個別になされるので、いずれか一方の配線部の作業
を、他方の配線部に収納されている光ファイバの光特性
等に影響を与えること無く、効率良く進めることがで
き、作業性が向上する。また、成端ユニットと光監視ユ
ニットの設置数は、この光配線盤の対応心数に応じて適
宜設定されるから、ケーブル固定部やモジュール収納部
等の設置数が実際の処理心数に対して過剰になる無駄を
解消できる。一旦設置を完了した光配線盤でも、成端ユ
ニットや光監視ユニット等の設置数の増減により、光ケ
ーブル本数の増減に容易に対応できるといった優れた効
果を奏する。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】削除
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】請求項記載の発明によれば、成端ユニッ
トに設けられたダクトの上下動機構による上下動に伴
い、成端光ファイバの保護状態と、ダクトの開放による
成端光ファイバの取り出しや収納等が可能な作業可能状
態とが切り替わるようになっているので、作業時のみダ
クトを開放することで、成端光ファイバの光モジュール
に対する接続や切替接続、撤去等の作業性を向上できる
といった優れた効果を奏する。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】請求項記載の発明によれば、ケーブル固
定部から光ファイバ配線部に引き込まれるケーブル側光
ファイバが巻き掛けられる湾曲部材が、前記成端ユニッ
ト毎に設けられているので、ケーブル側光ファイバを湾
曲部材に巻き掛けてから光ファイバ配線部に導入するこ
とで途中での垂れ下がりを防止でき、結果、光ファイバ
配線部内のケーブル側光ファイバに引張力等が影響する
ことを防止でき、光ファイバ配線部内でのケーブル側光
ファイバの配線状態、収納状態を安定に維持できるとい
った優れた効果を奏する。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】請求項記載の発明によれば、ジャンパ用
光ファイバの端部がそれぞれ導入される二つの光ファイ
バ導入口間の水平方向の離間距離や、開口向きの違いに
よって、これら光ファイバ導入口間に引き落とされたジ
ャンパ用光ファイバに規定以上の湾曲半径を確保するの
で、成端ユニット側部の余長処理スペースが少ない場合
であっても、光ファイバ導入口間の離間距離や開口向き
の違いによって、ジャンパ用光ファイバの余長を充分な
湾曲半径を確保して湾曲処理でき、これにより、余長処
理スペースの小型化も可能であるといった優れた効果を
奏する。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】請求項記載の発明によれば、前記成端ユ
ニット側部にて上下に延在して設けられた光ファイバ導
入配線部に対して、該光ファイバ導入配線部から成端光
ファイバ配線部へ成端光ファイバを導入する前記光ファ
イバ導入口の位置がずらされており、前記光ファイバ導
入配線部に配線された成端光ファイバを保持するガイド
部材と該ガイド部材から離間して設けられた前記光ファ
イバ導入口との間に渡すようにして配線された前記成端
光ファイバが、前記光ファイバ導入配線部内の光ファイ
バに対して傾斜されて明瞭に区別できるから、取り出し
等の作業性を向上できるといった優れた効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平尾 秀夫 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 Fターム(参考) 2H038 CA38 4E352 AA08 AA16 CC02 DD02 DR02 DR19 FF09 5K073 AA03 AA07 CC06 CC12 CC24 CC36 CC37 CC43 CC44 CC45 GG03 JJ17 JJ26

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ケーブル(26)側の複数本のケーブ
    ル側光ファイバ(28)を、光コネクタ(29a)によ
    りコネクタ接続可能に成端された成端光ファイバ(2
    9、47、49)と切替可能に接続する光配線盤であっ
    て、 前記光ケーブルを固定するケーブル固定部(27)と、
    前記光ケーブル端末から引き出された前記ケーブル側光
    ファイバを前記成端光ファイバに対してコネクタ接続可
    能に成端した光コネクタ(30a)が一側部に設けられ
    てなる光モジュール(30)を前記光コネクタの向きを
    揃えて複数配列収納可能なモジュール収納部(31)と
    を備える成端ユニット(22)が設けられてなり、 前記モジュール収納部に収納された前記光モジュール
    は、前記光コネクタが向けられる操作側へ引き出し可能
    であり、 前記成端ユニットでは、前記ケーブル固定部から当該成
    端ユニットに引き込まれて前記モジュール収納部内の目
    的の光モジュールに導入される前記ケーブル光ファイバ
    が配線される光ファイバ配線部(35)と、前記光モジ
    ュール側の光コネクタに対して切替可能にコネクタ接続
    される前記成端光ファイバが配線される成端光ファイバ
    配線部(37)とが互いに区分けして設けられているこ
    とを特徴とする光配線盤(20)。
  2. 【請求項2】 前記ケーブル側光ファイバおよび前記成
    端光ファイバの一方または両方の光線路を光パルス試験
    器(23)側の光線路(24b)に対して光接続する光
    監視ユニット(25)と、前記成端ユニットとが、目的
    数設置可能になっていることを特徴とする請求項1記載
    の光配線盤。
  3. 【請求項3】 前記モジュール収納部の前記操作側に配
    置され上下動機構(39)によって上下動自在に支持さ
    れたダクト(37)に前記成端光ファイバが収納され、
    前記ダクトは、前記モジュール収納部側部の上昇位置
    (40)にある時は前記成端光ファイバの操作側への突
    出を押え部(37b)により防止し、前記上昇位置から
    下方の下降位置(41)にある時には前記押え部が変位
    されて前記操作側へ向けて開放されるようになっている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の光配線盤。
  4. 【請求項4】 ケーブル固定部から光ファイバ配線部に
    引き込まれるケーブル側光ファイバが巻き掛けられる湾
    曲部材(28a)が、前記成端ユニット毎に設けられて
    いることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載
    の光配線盤。
  5. 【請求項5】 各成端ユニットに収納された前記光モジ
    ュールの一側部の光コネクタ間を切替可能にコネクタ接
    続するジャンパ接続用の成端光ファイバであるジャンパ
    用光ファイバ(49)の両端が、同一の成端ユニットあ
    るいは一対の成端ユニット間にて水平方向での設置位置
    や開口向きが異なるようにして設けられた光ファイバ導
    入口(38、38a)を介してそれぞれ成端光ファイバ
    配線部に導入され、前記光ファイバ導入口間に引き落と
    した前記ジャンパ用光ファイバの下端に形成した湾曲部
    (49a)によって該ジャンパ用光ファイバの余長が湾
    曲吸収されていることを特徴とする請求項1から4のい
    ずれかに記載の光配線盤(50)。
  6. 【請求項6】 前記成端ユニット側部にて上下に延在し
    て設けられた光ファイバ導入配線部(53)に対して、
    該光ファイバ導入配線部から成端光ファイバ配線部へ成
    端光ファイバを導入する前記光ファイバ導入口(38
    a)の位置がずらされており、前記光ファイバ導入配線
    部に配線された成端光ファイバを保持するガイド部材
    (54)と該ガイド部材から離間して設けられた前記光
    ファイバ導入口との間に渡すようにして配線された前記
    成端光ファイバが前記光ファイバ導入配線部内の光ファ
    イバに対して傾斜されていることを特徴とする請求項1
    から5のいずれかに記載の光配線盤。
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