JP3176905B2 - 光モジュール - Google Patents

光モジュール

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JP3176905B2
JP3176905B2 JP24413099A JP24413099A JP3176905B2 JP 3176905 B2 JP3176905 B2 JP 3176905B2 JP 24413099 A JP24413099 A JP 24413099A JP 24413099 A JP24413099 A JP 24413099A JP 3176905 B2 JP3176905 B2 JP 3176905B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光モジュールに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、外線光ケーブルの多数本の光フ
ァイバに対して、伝送装置側の光ファイバを分岐接続す
る光配線盤のように、多数本の光ファイバ同士を切替可
能に接続する光配線盤にあっては、光ファイバの余長処
理作業、切替接続の作業性、対応心数の増大等に鑑み
て、光モジュールを使用するものが提供されている。前
記光モジュールは、外観薄板ケース状であることが普通
であり、横並びに複数配列して収納される。また、各光
モジュールは、一側部に取り付けられた光コネクタアダ
プタによって、光ファイバをコネクタ接続可能に成端
し、前記光ファイバの余長を内部に収納するようになっ
ている。前記光コネクタアダプタに、外側から別の光フ
ァイバをコネクタ接続することで、光ファイバ同士が接
続される。
【0003】図19は、この種の光モジュール1の一例
を示す。図19において、光モジュール1は、外観薄板
ケース状のモジュール本体2と、このモジュール本体2
の一端部に取り付けられた光コネクタアダプタ3とを備
えている。モジュール本体2内に収納された光ファイバ
5は、例えば、4心、8心等の多心光ファイバであり、
一端が、光コネクタ4によってコネクタ接続可能に成端
され、他端が単心分岐されて、それぞれ光コネクタアダ
プタ3に接続される。前記光コネクタアダプタ3に対向
するモジュール本体2他端部には、光ファイバ穴6が開
口され、この光ファイバ穴6からモジュール本体2内に
導入された光ファイバ7の、予め光コネクタ7aによっ
て成端された端部が、前記光ファイバ5に対して着脱可
能にコネクタ接続される。これにより、光ファイバ7が
光ファイバ5を介して、光コネクタアダプタ3によって
コネクタ接続可能に成端される。前記光コネクタアダプ
タ3に、外側から別の光ファイバ8がコネクタ接続され
ると、光ファイバ5を介して光ファイバ7、8同士が光
接続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図19に示
した光モジュール1を光配線盤から引き出す際には、光
ファイバ7の余長7bを引出余長として機能させるが
(余長7bは、引き出しが容易なように湾曲収納す
る)、この時、光モジュール1外側への余長7bの引き
出しに伴い、この余長7bとともに光モジュール1内に
収納されている光ファイバ5や光コネクタ4、7aも移
動されてしまい、光ファイバ5や光コネクタ4、7aを
傷めて光特性に影響を与えてしまう等の不都合を生じる
可能性がある。また、従来、光モジュールは、対応心数
が一定であるから、例えば対応心数を増大するには、光
コネクタが多数実装された大型の光モジュールを別途用
いる必要がある。しかしながら、大型の光モジュールを
採用しても、実際に処理すべき心数が少なかったり、設
置後、処理すべき光ファイバの数が減少すれば、設置ス
ペースや光コネクタ等に無駄が生じてしまい、実装密度
の低下等を招くことになる。また、実際の処理心数に柔
軟に対応するには、複数種類の光モジュールを用意しな
ければならないので、コスト面で不利であるといった問
題もある。さらに、光モジュールでは、収納した光カプ
ラを介して目的の光ファイバに線路監視装置を接続し
て、この光ファイバに係る光線路の断線等の監視を行っ
たり、光モジュールに収納した光スプリッタによる光フ
ァイバの分岐等の処理を行うことがあるが、線路監視の
有無、分岐の有無、必要な分岐数等は、箇所によって異
なり、また、適宜変更され得るから、これに柔軟に対応
し得る技術の開発が求められていた。例えば、光スプリ
ッタを用いた分岐では、分岐数を増大しようとしても、
光モジュールの大型化等は困難であるから、分岐数の増
減自体は光スプリッタの交換等により容易であっても、
事実上、困難であった。
【0005】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、(1)内部に収納した光ファイバの余長が引き出
されても、内部の他の光ファイバ等の光部品の光特性に
影響を与える心配が無い、(2)対応心数を柔軟に変更
することが可能な光モジュールを提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、以下の構成を採用した。すなわち、本発明
の光モジュールは、薄板ケース状のモジュール本体内
に、該モジュール本体の外側から引き込まれた光ファイ
バの余長を引き出し可能に湾曲収納する引出余長収納部
と、この引出余長収納部を経由した前記光ファイバを別
の光ファイバと接続した光接続部を収納する接続部収納
部とが仕切材によって画成されており、前記モジュール
本体の上側部には、前記引出余長収納部内への、前記外
側からの光ファイバの収納、引き出しが行える光ファイ
バ口が、前記引出余長収納部の上方に位置してかつ前記
引出余長収納部の左右幅全長にわたって形成されている
ことを特徴とする。この光モジュールによれば、接続部
収納部とは仕切材によって仕切られた引出余長収納部に
収納した余長を引出余長として機能させるため、引出余
長が引き出されても、接続部収納部内の光接続部や光フ
ァイバの光特性に影響が与えられる心配が無い。
【0007】本発明の光モジュールでは、請求項2記載
のように、前記モジュール本体内に、前記接続部収納部
内の光ファイバを外部の別の光ファイバに対してコネク
タ接続可能に成端する光コネクタを収納するコネクタ収
納部が仕切材によって画成されている構成も採用可能で
ある。この光モジュールによれば、コネクタ収納部に収
納した光コネクタに、外部の光ファイバをコネクタ接続
するだけで、コネクタ収納部の内外の光ファイバ同士が
接続され、引出余長収納部から光モジュールに引き込ま
れた光ファイバと、前記光コネクタに接続された光ファ
イバとが接続される。
【0008】請求項3記載の光モジュールは、光ファイ
バがコネクタ接続可能な光コネクタを一側部に備える薄
板ケース状のモジュール本体が複数連結して積層可能で
あり、しかも、各モジュール本体内に収納された光ファ
イバが、隣接するモジュール本体積層間の開放した境界
連通可能になっていることを特徴とする。この光モジ
ュールによれば、モジュール本体の積層数の変更によ
り、対応心数を柔軟に調整することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態の図
面を参照して説明する。まず、光配線盤20を説明す
る。図1(a)〜(c)において、光配線盤20は、枠
状のフレーム21内に、複数の成端ユニット22と、線
路監視装置23と、光ファイバ選択装置24と、光監視
ユニット25とを上下(図1中上下)に多段に積層した
構成になっている。
【0010】各成端ユニット22は、前記フレーム21
内に引き込まれた光ケーブル26を固定するケーブル固
定部27と、前記光ケーブル26端末から引き出された
ケーブル側光ファイバ28を、フレーム21内に引き込
まれた別の光ファイバ29に対してコネクタ接続可能に
成端する光モジュール30を収納するモジュール収納部
31とを備えて構成されている。また、各成端ユニット
22は、後に詳述するモジュール収納部31、光ファイ
バ配線棚35、ダクト37、上下動機構39等が、枠状
のユニットフレーム22aと一体的に設けられており、
光配線盤20の支持フレーム21a(柱)等にユニット
フレーム22aを固定すると、モジュール収納部31、
光ファイバ配線棚35、ダクト37、上下動機構39等
を一括して光配線盤20に設けることができる。ユニッ
トフレーム22aは、例えばボルト等の固定部品22b
(図1(a)参照)で支持フレーム21aに簡単に取り
付けることができる。また、ボルト等の着脱自在な固定
部品22bでは、支持フレーム21aに対するユニット
フレーム22aの着脱が可能であり、これにより、光配
線盤20における成端ユニット22の設置数を自在に変
更できる。ケーブル固定部27は、フレーム21に予め
取り付けておいても、ユニットフレーム22aの取り付
けと合わせて後付けにしても、どちらでも良い。また、
ケーブル固定部27は、必要に応じてテンションメンバ
クランプ27aを併設して、光ケーブル26端末に露出
されたテンションメンバ26aを固定するようにする。
【0011】なお、ケーブル側光ファイバ28として
は、単心あるいは多心の光ファイバテープ心線等の光フ
ァイバ心線が普通であるが、例えば、コードケーブル端
末から引き出された光コード等も採用可能である。光フ
ァイバ29は、先端が光コネクタ29a(光コネクタプ
ラグ)によりコネクタ接続可能に成端された光コードで
あり、フレーム21下部のケーブル導入ユニット32か
ら引き込まれたコードケーブル等の光ケーブル33端末
に引き出された光コードや、前記ケーブル導入部32か
ら直接引き込まれた光コード等が採用される。ケーブル
導入ユニット32では、結束具等の固定具を使用して、
光ケーブル26、33等を固定し、引張力等に対して引
き留める。光ファイバ29先端の光コネクタ29aとし
ては、例えば、JIS C 5973に制定されるSC
形光コネクタ(Single fiber Coupling optical fiber
connector)、JIS C 5983に制定されるMU
形光コネクタ(Miniature-Unit couplimg optical fibe
r connector)等の光コネクタプラグが採用される。
【0012】図1(a)中、符号32aは架間配線ユニ
ットであり、光配線盤間等に渡すようにして配線される
光ファイバを受け入れる。この架間配線ユニット32a
から光配線盤20内に引き込まれた光ファイバ32b
は、ケーブル側光ファイバ28または光モジュール30
の光コネクタ30aにコネクタ接続される光ファイバの
いずれかになり得る。
【0013】図1および図7(a)に示すように、モジ
ュール収納部31のモジュール台31a上には、外観薄
板ケース状の光モジュール30が縦置きにして横並びに
複数配列収納される。各光モジュール30の一側部に設
けられた光コネクタ30aは、光モジュール30内に引
き込まれたケーブル側光ファイバ28を光ファイバ29
に対してコネクタ接続可能に成端する。各光モジュール
30は、前記光コネクタ30aの向きを揃えて前記モジ
ュール収納部31内に収納される。モジュール収納部3
1に収納された各光モジュール30は、前記光コネクタ
30aが向けられる操作側(図7(a)左側。作業スペ
ース34側)へ引き出し可能である。逆に、この光モジ
ュール30のモジュール収納部31への収納作業は、操
作側から挿入するようにしてなされる。挿入された光モ
ジュール30をモジュール収納部31内に固定するため
に、この光モジュール30の、光コネクタ30aが設け
られた一側部の下端には、図8に示す固定部a1が設け
られている。この固定部a1は、概略L字形状を有して
おり、モジュール本体30dと一体に形成されている。
固定部a1には、係合部a2、a3が1箇所づつ形成さ
れており、この内の係合部a2は、前記モジュール台3
1aに係合可能に形成され、係合部a3は、モジュール
本体30dに形成されたモジュール側係合部a4に係合
可能に形成されている。そして、固定部a1は、モジュ
ール本体30dとの接続箇所となる薄肉部分a5を中心
に回動可能となっており、図8に示すように、光モジュ
ール30の下端部に設けられたガイド片30oと略平行
状態の位置(二点鎖線の位置)か、またはこれに対して
直角をなして鉛直下方を向く向き(実線の位置)かのい
ずれかを選択して固定できるようになっている。すなわ
ち、固定部a1を下方に向けて回動させ、その係合部a
2をモジュール台31aに係合させた状態では、光モジ
ュール30がモジュール収納部31内に引き抜き不可に
固定されるようになっている。逆に、固定部a1を、ガ
イド片30oと略平行をなすように回動させて係合部a
3をモジュール側係合部a4に係合させた状態では、固
定部a1が水平状態に固定され、光モジュール30をモ
ジュール収納部31より引き出す際に掴む取っ手とな
る。したがい、固定部a1は、光モジュール30をモジ
ュール収納部31内に固定する役目と、光モジュール3
0をモジュール収納部31から引き出すための引き出す
取っ手としての役目とを兼ねたものとなっている。本実
施の形態において、モジュール収納部31に収納される
各光モジュール30は同じサイズに揃えられており、モ
ジュール収納部31内に収納された各光モジュール30
の光コネクタ30aは、モジュール収納部30の操作側
のほぼ同一垂直面に揃えられる。なお、光コネクタ30
aとしては、光ファイバ29側の光コネクタ29aが接
続可能な光コネクタアダプタ、光コネクタレセプタクル
等が採用される。
【0014】図7(a)に示すように、光ケーブル26
端末から引き出されたケーブル側光ファイバ28は、モ
ジュール収納部31上側に設けられた光ファイバ配線棚
35を経由してモジュール収納部31へ引き込まれ、目
的の光モジュール30へ配線される。光ファイバ配線棚
35はモジュール収納部31に沿って延在する棚状であ
り、前記ケーブル側光ファイバ28は前記光ファイバ配
線棚35内に配線して適宜箇所から引き落とすことで、
目的の光モジュール30へ配線される。ケーブル側光フ
ァイバ28がコネクタ接続可能に成端されていない場合
や、光コネクタによりコネクタ接続可能に成端されてい
る場合でも光モジュール30の光コネクタ30aに対し
て該光モジュール30内側から接続できないものである
場合には、光モジュール30内蔵の光ファイバ等を介し
て光コネクタ30aに接続する。光モジュール30内に
は、ケーブル側光ファイバ28の余長が湾曲収納され
る。
【0015】一方、図1及び図7(b)に示すように、
光ファイバ29は、ケーブル導入ユニット32から目的
の成端ユニット22側部の余長吸収部36にて余長29
bを湾曲吸収するとともに、その先端をモジュール収納
部31の操作側に配置されたダクト37(コードダク
ト)に引き込む。ダクト37は、モジュール収納部31
のやや下側にて該モジュール収納部31に沿って延在さ
れており、このダクト37に引き込まれて配線された光
ファイバ29は、適宜箇所で立ち上げて、目的の光モジ
ュール30の光コネクタ30aに切替可能にコネクタ接
続されるようになっている。これにより、目的の光ファ
イバ28、29同士が接続される。
【0016】図2は光モジュール30を引出余長収納部
S1側から見た斜視図であって、(a)は蓋30bを閉
じた状態、(b)は蓋30bを開放した状態を示す。図
3は、光モジュール30をコネクタ収納部S3側から見
た斜視図であって、(a)は蓋30cを閉じた状態、
(b)は蓋30cを開放した状態を示す。図4は、光モ
ジュール30の詳細を示す図であって、(a)は平面
図、(b)は(a)のA−A線断面矢視図であり、引出
余長収納部S1を示す正断面図、(c)は光コネクタ3
0a側から見た側面図、(d)は(c)とは反対側の側
面図、(e)は下面図、(f)はコネクタ収納部を示す
背面図である。
【0017】これら図において、光モジュール30は、
薄板ケース状のモジュール本体30dの内部を、仕切材
である二つの仕切板51、52を用いてその厚さ方向を
3つの領域に仕切り、引出余長収納部S1と、接続部収
納部S2と、コネクタ収納部S3とを画成した構成にな
っている(仕切られた状態を図4(a)に示す)。引出
余長収納部S1とコネクタ収納部S3とは、接続部収納
部S2を介して両側に対向配置されている。
【0018】仕切板51は、モジュール本体30d内に
該モジュール本体30dと一体に形成された隔壁であ
り、仕切板52は例えば樹脂等からなる薄板等である。
仕切板52は、例えばプラスチック等からなる樹脂から
なる薄板状であり、モジュール本体30d内面側に突設
された突片30eと仕切板51との間に挿入される。図
2(b)に示すように、コネクタ収納部S3と接続部収
納部S2との間を仕切る仕切板51から接続部収納部S
2に向けて突設された湾曲壁51aは、接続部収納部S
2にて光ファイバ28、30gの接続余長を、光特性に
影響しない程度の湾曲半径を確保して収納するためのも
のであるが、引出余長収納部S1と接続部収納部S2と
の間を仕切る他方の仕切板52を、突片30eとの間に
押えて位置決めするスペーサとしての機能をも果たす。
これにより、突片30eと仕切板51との間に仕切板5
2を収納すると、仕切板52がモジュール本体30dの
厚さ方向に位置決めされ、各収納部S1、S2、S3が
画成される。仕切板52は、複数箇所に開口されている
穴52a、52bを、仕切板51から突設されている係
合片51bや押え片51c等に係合することで位置決め
支持される。係合片51bや押え片51cは、仕切板5
2に対して係脱自在に形成することを基本とし、係合解
除すると、仕切板52を離脱できる。なお、仕切板51
は、光モジュール30一側部では、光コネクタ30aを
避けるようにして湾曲されており、モジュール本体30
dの外壁30h内面に密接されているから、この外壁3
0h近傍には、引出余長収納部S1は存在しない。
【0019】図2(b)に示すように、ケーブル側光フ
ァイバ28は、モジュール本体30dの上側部(収納状
態の光モジュール30の、ガイド片30oが設けられた
側部と反対側の側部)に形成された光ファイバ口30i
から引出余長収納部S1内へ引き込まれ、さらに、仕切
板52に形成された連通穴52cを介して、接続部収納
部S2に引き込まれ、この接続部収納部S2内で、光モ
ジュール30側の光ファイバ30gと接続される。な
お、前記光ファイバ口30iは、蓋30bと、モジュー
ル本体30dの上壁部30qとの間に形成される隙間
、引出余長収納部S1の上方に位置してかつ引出余長
収納部S1の左右幅全長にわたって形成されており、
ーブル側光ファイバ28の収納、引き出しが自由に行え
るようになっている。引き出し余長収納部S1内へのケ
ーブル側光ファイバ28の導入をさらに詳しく図示した
ものを図5(a)及び図5(b)に示す。これらの図に
示されているように、光モジュール30上方からのケー
ブル側光ファイバ28は、前記光ファイバ口30iを通
って引出余長収納部S1内に招き入れられ、ここにケー
ブル側光ファイバ28の一部が余長28aとして湾曲収
納されることとなる。そして、この余長28aは、前記
連通穴52cの部分を除き、仕切板52によって接続部
収納部S2内の光ファイバ等に干渉しないようになって
いる。
【0020】図2(b)に示すように、光ファイバ2
8、30g同士の光接続部は接続部収納部S2内に収納
される。 例えば、光ファイバ28が、JIS C 5
981に制定されるMT形光コネクタ(Mechanically T
ransferable connector)によりコネクタ接続可能に成
端された多心光ファイバテープ心線であれば、同じくM
T形光コネクタで成端されている光ファイバ30gを適
用して、両光ファイバ28、30g間を接続したMT形
光コネクタをホルダ51d内に収納する。光ファイバ2
8がコネクタ接続可能に成端されていない場合は、光フ
ァイバ30gとの間の接続は融着接続となり、融着接続
部30jをホルダ51dに収納する。ホルダ51dは、
仕切板51から突設された複数の突起51eの間に光コ
ネクタや融着接続部30jを取り出し可能にクランプ保
持するようになっている。前記MT形光コネクタや融着
接続部30jは、光接続部に相当する。
【0021】図3(b)および図6に示すように、光フ
ァイバ30gは、仕切板51に開口された連通穴51f
を介してコネクタ収納部S3内へ引き込まれた端部が単
心分岐されており、各単心光ファイバ30kの光コネク
タ30mによってコネクタ接続可能に成端された先端
が、それぞれ、コネクタ収納部S3内側から光コネクタ
30aにコネクタ接続される。これにより、多心のケー
ブル側光ファイバ28が、光ファイバ30gを介して単
心分岐して、光コネクタ30aによってコネクタ接続可
能に成端される。また、ケーブル側光ファイバ28が単
心であれば、単心の光ファイバ30gを適用して、光コ
ネクタ30aに接続する。いずれにしても、ケーブル側
光ファイバ28は、光モジュール30内蔵の光ファイバ
30gによって光コネクタ30aに接続されて、コネク
タ接続可能に成端される。
【0022】図4(b)に示すように、引出余長収納部
S1内では、ケーブル側光ファイバ28に数10cm〜
1m以上の余長28aを確保して湾曲収納する。但し、
この余長28aの湾曲処理は、光ファイバ口30iから
の光ファイバ28の引き出しが円滑になされるようにす
る。図2(b)に示すように、接続部収納部S2では、
光ファイバ28、30gの接続余長28b、30nを、
仕切板51中央部に形成された凹所51g内に湾曲収納
し、押え片51cにより押さえて振動等を防止する。
【0023】光モジュール30下端部(図4(b)、図
6中下側)に設けられたガイド片30oは、成端ユニッ
ト22のモジュール台31a(図7(b)参照)に形成
されたガイド溝31bに挿入されるため、光モジュール
30はモジュール収納部31にて、がたつき等を生じる
ことなく安定収納される。また、この光モジュール30
は、これらガイド溝31bにガイドされることで、モジ
ュール収納部31に対する挿入、引き出し等も安定に行
うことができる。図2(b)及び図3(b)に示す蓋3
0b及び蓋30cは、同一形状の部品であり、概略四角
形の薄板形状を有している。そして、図6に示すよう
に、折曲部a10を起点として折曲可能になっている。
これにより、折曲部a10で折曲して蓋30bや蓋30
cを開くことで、モジュール本体30d内部の光ファイ
バ30gや30k等の取り扱いが行えるようになってい
る。図6に示すように、各蓋30b及び蓋30cには、
前記折曲部a10と略平行に突設形成されたリブa11
及びリブa12が、モジュール本体30dの内部空間に
面した側にそれぞれ形成されている。これらリブa11
及びリブa12は、各蓋30b及び蓋30cと、これら
が取り付けられるモジュール本体30dとの間の接合部
分から矢印a13やa14等のように、粉塵がモジュー
ル本体30dの内部空間に入り込むのを、(1)リブa
11及びリブa12で直接遮ることと、(2)リブa1
1及びリブa12で補強して蓋30b及び蓋30cの撓
みをなくして隙間をできにくくすることとによって防塵
効果を得るものである。また、蓋30b及び蓋30cに
は、図2(b)及び図3(b)に示すように、4つの係
合爪a15〜a18が形成されており、モジュール本体
30dの4箇所に形成された係合穴a19〜a22に着
脱自在に係合できるようになっている。このような構成
により、各係合爪a15〜a18をそれぞれ各係合穴a
19〜a22に係合させるように蓋30b及び蓋30c
を取り付けることで、モジュール本体30d両面の開口
部分が塞がれることとなる。なお、係合爪a15及び係
合爪a16は、主に蓋30b及び蓋30cをモジュール
本体30dに固定しておくためのものであり、一方、係
合爪a17、a18は、主に蓋30b及び蓋30cの開
閉部分を閉じた際に固定するためのものである。
【0024】図1(c)に示すように、前記余長吸収部
36では、フレーム21から突設された湾曲部材36a
に余長29bを引っ掛けたり、この湾曲部材36aから
下方に垂らした部分を上方へ引き上げて下端となった部
分を湾曲させること等により湾曲処理する。この余長吸
収部36からダクト37へ引き込まれる光ファイバ29
は、ダクト37の入口37a近傍に設けられたクランプ
38に取り出し可能にクランプされる。これにより、例
えば、光モジュール30側の光コネクタ30aに対する
光ファイバ29の接続や接続解除(引き抜き)、切替接
続等の作業を行っても、余長吸収部36内の光ファイバ
29には、前記作業等により生じる振動等が伝達されな
いため、この光ファイバ29の光特性を安定に維持でき
る。なお、余長吸収部36は湾曲部材36aの設置によ
り構成されるものであるが、この湾曲部材36aは、ユ
ニットフレーム22aの設置に合わせて、後付けとする
ことも可能である。
【0025】図7(a)において、前記ダクト37は、
上下動機構39によって上下動自在に支持された樋状の
部材であり、前記モジュール収納部31側部の上昇位置
40にある時は前記光ファイバ29の操作側への突出を
押え部37bにより防止し、前記上昇位置40から下方
の下降位置41にある時には前記押え部37bが変位さ
れて前記操作側へ向けて開放されるようになっている。
より具体的には、前記押え部37bは、ダクト37の操
作側から立ち上げられた壁状である。前記上下動機構3
9は、モジュール収納部31からやや下側に配置された
ヒンジ39aを中心として、前記ダクト37の前記押え
部37bとは逆側のモジュール収納部31側を水平軸線
回りに回転自在に支持する。但し、前記ヒンジ39aか
らモジュール収納部31側に突出された突出片37c
は、モジュール収納部31下側にて互いに離間して設け
られた一対のストッパ42、43間に挿入されており、
このストッパ42、43間における前記突出片37cの
回転範囲で、ダクト37の、ヒンジ39aよりも操作側
に位置する部分全体が回転により上下動する。その結
果、ダクト37は、上昇位置40にあるときは、押え部
37bはダクト37の操作側を塞ぐため、操作側への光
ファイバ29の突出を防止するとともに、操作側からの
物品の衝突等によりダクト37内の光ファイバ29を傷
めてしまう等の不都合を防止する防護壁等としても機能
する。
【0026】一方のストッパ42は、モジュール収納部
31下側にて斜めに傾斜された壁状の部材であり、他方
のストッパ43は、モジュール収納部31下部の操作側
に設けられたピン状の部材であり、いずれも、アーム状
の連結材44を介してモジュール収納部31のモジュー
ル台31aに支持されている。ストッパ43は、モジュ
ール台31aに沿って水平に延在しており、ダクト37
の突出片37cの回転範囲に光ファイバ29が入り込む
ことを防止する仕切材の役割を果たす。図7(a)、
(b)に示すように、支持材43aには、モジュール収
納部31内に収納された光モジュール30の光コネクタ
30aとダクト37との間に配線される光ファイバ29
を取り出し可能に保持する光ファイバ保持具46(コー
ド保持具)が、前記モジュール収納部31内での光モジ
ュール30の配列ピッチとほぼ同等の配列ピッチで突設
されている。光ファイバ保持具46は、光モジュール3
0毎に、該光モジュール30の光コネクタ30aに接続
される光ファイバ29を束ねるようにして保持するた
め、モジュール収納部31とダクト37との間では、多
数本の光ファイバ29が光モジュール30単位で整理さ
れて配線される。
【0027】上下動機構39のヒンジ39aを中心とし
て回転したダクト37を下降位置41に位置決めする
と、ダクト37全体の回転に伴って押え部37bが立設
状態から次第に水平に近くなり、ダクト37が操作側へ
開放される。この状態では、ダクト37に対する新たな
光ファイバ29の引き込みや、光ファイバ29の取り出
し等を自在に行える。ダクト37を上昇位置40へ回転
したときには、突出片37cに取り付けられた係合片3
7dがストッパ42側の係合突起42aと係脱可能に係
合して、強制的に係合を解除しない限り、下降が規制さ
れる。図7(a)において、係合突起42aを挟み込む
構造の係合片37dは緩衝材としても機能するため、こ
れにより、ダクト37には振動や衝撃力が作用しにく
く、ダクト37内の光ファイバ29や、光配線盤20内
の全ての光ファイバ等に、振動による光通信の影響を与
えることを回避できる。係合片37dは、突出片37c
のストッパ43に当接される部分にも設けることが好ま
しい。なお、押え部としては、前述の構成に限定され
ず、ダクトを下降させたときに操作側へのダクトの開放
を可能する構成であれば良く、各種構成が採用可能であ
り、例えば、ダクトの昇降と連動してダクトの本体部に
対して駆動し、ダクト操作側を開閉する構成等も採用可
能である。上下動機構としては、例えば、ダクトを回転
させず、垂直方向上下に昇降する機構等も採用可能であ
るが、構成の単純化できる点、ダクト全体を操作側へ傾
斜開放できる点では、本実施の形態に例示した上下動機
構39を採用することが適している。
【0028】この成端ユニット22では、前記ケーブル
固定部27から光ファイバ配線棚35を経由して前記モ
ジュール収納部31内の目的の光モジュール30に導入
される前記ケーブル側光ファイバ28の配線ルートであ
る光ファイバ配線部と、余長吸収部36からダクト37
を経由して、モジュール収納部31に収納された光コネ
クタ31aに至る光ファイバ29の配線ルートである光
ファイバ配線部とが互いに離間して区分けされているか
ら、ケーブル側光ファイバ28および光ファイバ29も
当該成端ユニット22内を区分けして配線され、互いに
絡まり合う心配が無い。細かく見ると、モジュール収納
部31近傍では、光ファイバ配線棚35はモジュール収
納部31の上側に配置され、ダクト37はモジュール収
納部31の操作側に配置され、これら光ファイバ収納棚
35とダクト37とがモジュール収納部31を介して分
離されているため、モジュール収納部31近傍において
も、両光ファイバ28、29が区分けされた状態が維持
される。このため、目的の光モジュール30の光コネク
タ30aに対する光ファイバ29の接続や、引き抜き、
切替接続等の作業は、光ファイバ配線棚35からモジュ
ール収納部31内の光モジュール30までの間に配線さ
れるケーブル側光ファイバ28と干渉することは無く、
作業性を向上することができる。各配線部での光ファイ
バ28、29の配線、撤去等の作業も、配線部個別にな
されることで、互いに相手側の配線部内の光ファイバに
接触したり、振動による通信の乱れ等の影響を与えな
い。
【0029】しかも、目的のケーブル側光ファイバ28
に対する光ファイバ29の接続は、光モジュール30の
光コネクタ30aを選択して光ファイバ29をコネクタ
接続すれば良く、極めて簡単に行うことができる。ケー
ブル側光ファイバ28に対する光ファイバ29の切替接
続も、光モジュール30の光コネクタ30aに対する光
ファイバ29の接続を切り替えるだけで、極めて簡単に
行える。なお、光モジュール30の光コネクタ30a
は、モジュール収納部31の操作側に露出されて、整然
と配列されるため、光ファイバ29の接続対象の光コネ
クタ30aの選択は容易である。
【0030】図9〜図13は、光配線盤20の成端ユニ
ット22内に収納されている光モジュール30内に光フ
ァイバ28を収納してコネクタ接続可能に成端する作業
手順を示す工程図である。この作業では、成端ユニット
22からの光モジュール30の引き出しと、再収納の作
業が必要となる。まず、モジュール台31aに対する前
記固定部a1の係合状態を解き(係合部a2をモジュー
ル台31aより外し)、固定部a1を回動させてその係
合部a3をモジュール側係合部a4に係合させる。この
後、固定部a1をつまみとして引っ張ることで、図9に
示すように、成端ユニット22から光モジュール30が
操作側へと引き出して抜き出される。図9中図示してい
ないが、光ファイバ配線棚35から光モジュール30へ
引き込まれているケーブル側光ファイバ28が既に存在
する場合には、成端ユニット22外側への光モジュール
30の移動に伴って、引出余長収納部S1から余長28
aが引出余長として引き出され、この引出余長の範囲で
光モジュール30の移動が可能である。この時、光モジ
ュール30内にて移動する光ファイバは、引出余長収納
部S1内の余長28aのみであるため、接続部収納部S
2やコネクタ収納部S3内に収納されている光ファイバ
30gや融着接続部30j等には、光ファイバ28から
の引張力や振動等の影響が与えられることは無く、光特
性を安定に維持できる。また、図4(a)、(b)に示
すように、余長28aは、光モジュール30の面方向ほ
ぼ全体にわたって延在する引出余長収納部S1の全体に
湾曲収納できるので、収納長を十分に確保できるといっ
た利点がある。この場合でも、引き出しに伴う余長28
aの移動が、隣接する接続部収納部S2内の光ファイバ
30gや融着接続部30j等に悪影響を与えないことは
言うまでも無い。さらに、引出余長収納部S1から接続
部収納部S2へ変わる部分には、光ファイバ把持部51
h(図4(b)参照)を設けて光ファイバ28を引き留
め、光ファイバ28の移動範囲を引出余長収納部S1内
に限定している。
【0031】次に、図10に示すように、ダクト37の
押え部37b等を利用して設置した作業台49上に光モ
ジュール30を載置する。ここで、光モジュール30は
引出余長収納部S1(図10中図示せず)を上側にす
る。次に、図11に示すように、光モジュール30の蓋
30bを開放して引出余長収納部S1を開放して、光フ
ァイバ配線棚35からケーブル側光ファイバ28を引き
込み、光モジュール30側の光ファイバ30gとの接
続、並びに、余長28a、28bの湾曲収納とを行う。
次に、図12に示すように、蓋30bを閉じた光モジュ
ール30を、成端ユニット22のモジュール収納部31
に差し込むようにして挿入して収納する。ここで、光フ
ァイバ配線棚35から光モジュール30との間にケーブ
ル側光ファイバ28が余ることになるが、図13に示す
ように、この光ファイバ28は、モジュール収納部31
への光モジュール30の挿入に伴って、光ファイバ口3
0iから引出余長収納部S1内に自然に入り込んで余長
28aが湾曲収納される。これにより、再度、光モジュ
ール30の引き出しに必要な引出余長28aが確保され
る。したがって、この光モジュール30によれば、モジ
ュール収納部31からの引出し、並びに、収納のいずれ
の作業も効率良く行うことができる。モジュール収納部
31内に光モジュール30を完全に奥まで挿入した後、
前記モジュール側係合部a4に対する前記固定部a1の
係合部a3の係合状態を解き、固定部a1を下方に回動
させる。そして、その前記係合部a2をモジュール台3
1aに係合させることで、光モジュール30が、がたつ
きなく抜出不可に固定され、作業が完了する。
【0032】図14は、光監視ユニット25近傍を示す
側面図である。図1(a)および図14に示すように、
光監視ユニット25は、成端ユニット22の光モジュー
ル30に代えて、光モジュール53、54を収納したも
のであり、光モジュール53、54以外の構成は、成端
ユニット22と同様である。モジュール収納部31に
は、モジュール台31a上に縦置きに載置された外観薄
板ケース状の光モジュール53、54が、横並びに複数
配列収納される。
【0033】これら光モジュール53、54は、一側部
に取り付けられた光コネクタ53a、54a(光コネク
タアダプタ)の向きを揃えてモジュール収納部31内に
収納され、しかも、前記光コネクタ53a、54aが向
けられた操作側(作業スペース34側)へ引き出し可能
になっている。また、これら光モジュール53、54の
モジュール収納部31に対する挿入、引き出しは、光モ
ジュール53から突設されたガイド片53bを、モジュ
ール台31aのガイド溝31b(図14参照)に挿入し
てスライド移動させることで円滑になされる。したがっ
て、これら光モジュール53、54は、ガイド片53b
により、位置決めしてモジュール収納部31内に収納さ
れるため、モジュール収納部31に対して入れ替え収納
可能である。なお、各光モジュール53、54には、前
記光モジュール30と同様に、挿入された各光モジュー
ル53、54をモジュール収納部31内に固定するため
の固定部a1が、光コネクタ53a、54aが設けられ
た一側部の下端に設けられている。その形状や機能等に
ついては、前述と同様であるので、図面中では同符号を
付し、ここではその説明を省略する。なお、この固定部
a1としては、少なくとも各光モジュール53、54の
いずれか一方のみに備えられていればモジュール台31
aへの固定が可能となるので、いずれか一方のみに設
け、他方は切り取ってしまうものとしても問題ない。
【0034】図15は、光モジュール53を示す図であ
って、(a)はモジュール本体を示す正面図(蓋等を取
り外した内部を示す)、(b)は平面図、(c)は光コ
ネクタ53a側の側面図、(d)前記光コネクタ53a
と対向する側の側面図、(e)は(a)とは別のモジュ
ール本体を示す背面図である。図15(a)〜(e)に
おいて、光モジュール53は、薄板ケース状のモジュー
ル本体53cに、同じく薄板ケース状の53dを連結具
53eにより連結して積層した構成になっている。モジ
ュール本体53c、53dは同様の構成である。図15
(a)〜(e)では、ガイド片53bは、モジュール本
体53cのみに設けられているが、ガイド片53bは、
各モジュール本体53cに着脱可能であり、モジュール
本体53dにも同様に着脱可能である。また、各モジュ
ール本体53c、53dでは、開閉用の蓋53fの取り
付け向きが逆であり、光モジュール53の両側、すなわ
ち、各モジュール本体53c、53dが蓋53fにより
開閉できるようになっている。なお、モジュール本体の
積層数を設定できる構成は、モジュール本体53c、5
3dに光ファイバの連通を可能とする穴(後述の連通穴
53h)を設けた構造を採用することで可能である。
【0035】各モジュール本体53c、53dは両側に
蓋53fが着脱可能であるが、モジュール本体53c、
53d間の境界では蓋53fを装着せず、開放したまま
の状態でモジュール本体53c、53dを積層するた
め、光ファイバを連通させることができる。モジュール
本体53dでは、内部に設けられた仕切板53g(モジ
ュール本体厚さ方向両側に空間を画成する。但し、図1
5(a)〜(e)では、厚さ方向一側に寄っている。)
に開口された連通穴53hを介して仕切板53g両側に
光ファイバ53jを連通させることができる。これを詳
しく図示したものが図16(a)及び図16(b)であ
り、同図に示すように、連通穴53hを介して、モジュ
ール本体53cの内部空間とモジュール本体53dの内
部空間との間が連通し、ここを通って両内部空間の間で
の光ファイバ53jの連通が可能とされている。一方、
モジュール本体53cでも、仕切板53gの構造は各モ
ジュール本体間で共通であるから、同様の連通穴53h
を介して仕切板53gの両側に光ファイバ53jを連通
させることができる。光コネクタ53aは、各モジュー
ル本体53c、53dに設けられている。これらモジュ
ール本体53c、53dと同様の構成のモジュール本体
の積層数がさらに増加しても、隣接するモジュール本体
間で光ファイバが連通可能であること、端に積層された
モジュール本体に蓋53fを取り付けて開口部(穴)を
塞ぐこと等は同じであり、積層数は自由に変更できる。
厚さ寸法一定のモジュール本体53c、53dを積層し
ても、その配列ピッチは、モジュール台31aに複数配
列形成されたガイド溝31b(図14参照)の配列ピッ
チと一致されているため、隙間無く収納することが可能
であり、実装密度を向上できる。図15(a)に示すよ
うに、各モジュール本体53c、53dの光コネクタア
ダプタ53aに対向する後壁部(図15(a)、(b)
右側)の上下2箇所と、上側部の1箇所と、下側部の1
箇所の合計4箇所には、蓋53fから突設された爪が係
合される穴53pが形成されており、前記連結具53e
は隣接して積層されている両モジュール本体の各穴53
pにそれぞれ係合爪53qを挿入して係脱可能に係合す
ることで、両モジュール本体53c、53d間を連結す
る。この連結具53eによる両モジュール本体53c、
53d間の結合をさらに詳しく図示したものが図17
(a)、(b)である(説明のため、図17(a)では
蓋53fが省略されている)。図17(a)が連結具5
3eを嵌め込む前の状態であり、両モジュール本体53
c、53dを、お互いの各穴53pの位置が一致するよ
うに重ね合わせた後、これらのそれぞれに連結具53e
より突出形成された一対の係合爪53qを係合させるこ
とで図17(b)の連結状態となり、両モジュール本体
53c、53d間が連結されることとなる。なお、上述
したように、各モジュール本体53c、53dにはそれ
ぞれ4箇所の穴53pが形成されているので、4個の連
結具53eを取り付けることで、連結が完了する。図1
7(b)に示すように、穴53pは、係合爪53qある
いはその近傍の蓋53fによって塞がれるため、モジュ
ール本体内への異物の侵入や、モジュール本体53c、
53dの外側への光ファイバの突出等を防止できる。
【0036】図18は、光モジュール54を示す図であ
って、(a)はモジュール本体を示す正面図(蓋等を取
り外した内部を示す)、(b)は平面図、(c)は光コ
ネクタ54a側の側面図、(d)前記光コネクタ54a
と対向する側の側面図、(e)は(a)とは別のモジュ
ール本体の背面図である。但し、(b)は、モジュール
本体内部の配線を示すべく、光スプリッタ54mの位置
はホルダ部54pから離脱させた状態としている。図1
8(a)〜(e)において、光モジュール54は、薄板
ケース状のモジュール本体54cに、同じく薄板ケース
状の54d、54eを連結具54fにより連結して積層
した構成になっている。連結具54fは、両モジュール
本体54c、54d、54eに係脱可能に係合する構造
であるから、例えば、中間に積層されているモジュール
本体54dを増設して対応心数を増大することも可能で
ある。モジュール本体54dの積層数(連結数)は適宜
設定できる。なお、モジュール本体の積層数を設定でき
る構成は、モジュール本体に光ファイバの連通を可能と
する穴(後述の連通穴54i)を設けた構造を採用する
ことで可能である。
【0037】各モジュール本体54c、54d、54e
は同様の構造になっている。各モジュール本体54c、
54d、54eは両側に蓋54gが着脱自在になってい
る。この着脱構造は、前記光モジュール30におけるモ
ジュール本体30dと各蓋30b、30cとの構造に同
じであり、さらには、蓋54gそのものが前記各蓋30
b、30cと同一のものが使用されているので、ここで
はその説明を省略する。このように、部品の共有化を極
力行うことにより、製造コストを安価とすることが可能
となる。互いに隣接して積層されたモジュール本体54
c、54d、54e間では、蓋54gを設けること無く
開放したままで積層されるため、開口部(穴)を介して
光ファイバが連通可能になっている。両端に積層されて
いるモジュール本体54c、54eでは、蓋54gを取
り付けて開口部(穴)を塞ぐ。各モジュール本体54
c、54d、54eでは、内部に形成された仕切板54
hによって内部空間が厚さ方向両側に仕切られているが
(但し、図18(a)〜(e)では、仕切板54hの位
置は厚さ方向一側に寄っている。)、仕切板54hに開
口された連通穴54iを介して光ファイバの連通が可能
になっている。この連通穴54iは、前記モジュール本
体53c、53d間の内部空間を連通する前記連通穴5
3hと同一であるので、ここではその説明を省略する。
また、モジュール本体54d、54eには、多連の光コ
ネクタ54aが2つずつ取り付けられている。モジュー
ル本体54cは、光コネクタ54aの取り付け数は1つ
である。
【0038】ガイド片54bは、各モジュール本体54
c、54d、54eに対して着脱自在であり、図18で
は、モジュール本体54cにのみ設置しているが、他の
モジュール本体54d、54eにも設置可能である。厚
さ寸法一定のモジュール本体54c、54d、54eを
積層しても、その配列ピッチは、モジュール台31aに
複数配列形成されたガイド溝31b(図14参照)の配
列ピッチと一致されているため、隙間無く収納すること
が可能であり、実装密度を向上できる。各モジュール本
体54c、54d、54eの光コネクタアダプタ54a
に対向する後壁部(図18(a)、(b)右側)の上下
2箇所と、上側部の1箇所と、下側部の1箇所の合計4
箇所には、蓋54gから突設された爪が係合される穴が
形成されており、前記連結具54fは隣接して積層され
ている両モジュール本体の前記穴にそれぞれ係合爪54
rを挿入して係脱可能に係合することで、両モジュール
本体間を連結する。穴は、係合爪54rあるいはその近
傍の蓋54gによって塞がれるため、モジュール本体内
への異物の侵入や、モジュール本体外側への光ファイバ
の突出等を防止できる。
【0039】図14に示すように、線路監視装置23お
よび光ファイバ選択装置24は、いずれも、ユニットフ
レーム23a、24aに固定してユニット化されてお
り、ユニットフレーム23a、24aを支持フレーム2
1aに固定手段で固定することで、光配線盤20に設け
られる。線路監視装置23は、いわゆるOTDR等の光
パルス試験器である。
【0040】光モジュール53、54の光コネクタ53
a、54aには、一端が成端ユニット22内の光モジュ
ール30の光コネクタ30aに接続された光ファイバ4
7(ジャンパコード。図1参照)の他端や、光ファイバ
29が切替可能にコネクタ接続される。図12(a)、
(b)、(e)に示すように、光モジュール53では、
モジュール本体53cの光コネクタ53aに光ファイバ
29が接続され、モジュール本体53dの光コネクタ5
3aに光ファイバ47が接続される。接続された光ファ
イバ29、47は、各モジュール本体53c、53d間
を前記連通穴53bを通して連通させた光ファイバ53
jと光コネクタ53aを介して接続され、この光ファイ
バ53jを介して互いに接続される。
【0041】さらに、モジュール本体53c、53dに
は、光ファイバ口53k(図12(c)参照)から光フ
ァイバ選択装置24への接続用光ファイバ24bが引き
出されており、両光ファイバ47、29は、光ファイバ
53jの途中に設けられた光カプラ等の光分岐素子53
mを介して光ファイバ選択装置24に接続される。光分
岐素子53mは、モジュール本体53c、53d内の仕
切板53gのホルダ部53nに取り出し可能に保持され
る。なお、図12(c)において、符号53oは、光フ
ァイバ24bを引き留めるゴムブーツである。図示して
いないが、ゴムブーツ53oは、各モジュール本体53
c、53dの両方に設けられている。
【0042】図14に示す光ファイバ選択装置24は図
示しない光ファイバを介して線路監視装置23と接続さ
れており、多数本の光ファイバ24bを選択的に線路監
視装置23に対して切替接続する。線路監視装置23
は、光ファイバ選択装置24にて選択された光ファイバ
24bを介して、この光ファイバ24bに接続されてい
る光ファイバ47または光ファイバ29へ試験光を入射
し、この入射光の戻り光を観測することで、光ファイバ
47と接続されているケーブル側光ファイバ28や光フ
ァイバ29に係る光線路の断線等を監視する。光ファイ
バ選択装置24にて、線路監視装置23に対する光ファ
イバ24bの接続を順次切り替えつつ、各光ファイバ4
7、29への入射光の戻り光の観測による線路監視を行
うことで、多数の光線路の断線を連続的に効率良く監視
できる。したがって、光ファイバ47、29を光モジュ
ール53に接続するだけで、断線等の線路監視が可能に
なる。
【0043】一方、図18(a)に示すように、光モジ
ュール54では、例えば、モジュール本体54cの光コ
ネクタ54aに光ファイバ29が接続され、他のモジュ
ール本体54d、54eの光コネクタ54aに光ファイ
バ47が接続される。接続された光ファイバ47、29
は、光モジュール54内にてモジュール本体54cから
別のモジュール本体54d、54eへ連通させた光ファ
イバ54kと接続され、この光ファイバ54kを介して
互いに接続される。しかも、光ファイバ54kは、途中
に設けられた光スプリッタ等の光分岐素子54mを介し
て分岐されており、モジュール本体54cの光コネクタ
54a側の光線路を、これ以外のモジュール本体54
d、54eの光コネクタ54a側の複数の光線路に対し
て分岐接続するようになっているから、この光ファイバ
54kを介することで光ファイバ29が複数本の光ファ
イバ47に対して分岐接続されることとなり、これによ
りPDS(Passive Double Star)回線が構成される。
【0044】さらに、モジュール本体54c、54d、
54eには、光ファイバ口54n(図18(c)参照)
から光ファイバ選択装置24への光ファイバ24bが引
き出されており、両光ファイバ47、29は、光ファイ
バ54kの途中に設けられた光分岐素子54mを介して
光ファイバ選択装置24に接続される。光分岐素子54
mは、モジュール本体54c、54d、54e内のホル
ダ部54pに取り出し可能に保持される。
【0045】なお、図18(c)中図示していないが、
光ファイバ24bを引き留めるゴムブーツ54qは、別
のモジュール本体54d、54eの光ファイバ口54n
にも設けられている。光分岐素子54mは、全てのモジ
ュール本体54c、54d、54eに収納しても良い
が、例えば、モジュール本体54cのみに収納しても良
い。光ファイバ54kにおける各光分岐素子54mの介
在位置は適宜選択される。いずれにしても、線路監視装
置の光パルス試験器からの試験光を、光分岐素子54m
を介して目的の光ファイバに入射することで、この光フ
ァイバに係る各光線路の断線等を線路監視したり、光フ
ァイバに対して別の複数本の光ファイバを光分岐素子5
4mを介して分岐接続することができる。
【0046】光ファイバ29、47は、光モジュール5
4に接続するだけで、分岐接続や断線等の線路監視が行
えるようになる。例えば、この光配線盤20により、伝
送装置側の成端光ファイバ29に対して、外線光ケーブ
ルである光ケーブル26側の光ファイバ28を接続する
場合、光監視ユニット25を経由して両光ファイバ2
8、29間を光モジュール53を介して接続すると、各
光ファイバ28、29に係る光線路の断線等の監視が可
能となり、光モジュール54を介して接続すると線路監
視に加えて分岐接続が可能である。なお、光監視ユニッ
ト25では、一方の光ファイバ28、29のみを接続し
ても、その光ファイバに係る光線路の監視が可能であ
る。しかも、光監視ユニット25では、光モジュール5
3、54が入れ替え可能であるため、各光モジュール5
3、54の設置数の調整が容易であり、必要に応じて光
モジュール53、54の設置数を変更できる。成端ユニ
ット22の光モジュール30や、光監視ユニット25の
光モジュール53、54は、いずれも、光配線盤20前
面側(図1紙面手前。図7(a)左側)に引き出すこと
で、光ファイバの収納・成端、入れ替え、モジュールの
入れ替え等の作業を行うことができるから、これら作業
を、同じく光配線盤20前面側に配線される成端光ファ
イバ29や光ファイバ47と対照しつつ進めることが容
易であり、作業を効率良く進めることができる。
【0047】さらに、光監視モジュール25と成端モジ
ュール22とでは、収納する光モジュール30、53、
54以外の構成が同じであるため、例えば、分岐接続や
線路監視を行う光ファイバ29、47の数が多く、光監
視ユニット25のみでは収納できない場合等では、成端
ユニット22に代えて光監視ユニット25を、光ファイ
バ選択装置24を搭載したユニットフレーム24aとと
もに入れ替え増設して、光監視モジュール25の設置数
を増大することも可能である。光モジュール53、54
を構成する各モジュール本体の厚さ寸法は光モジュール
30と同じであるため、成端ユニット22や光監視ユニ
ット25に隙間無く高密度収納可能である。光モジュー
ル53、54は、多数の光コネクタ53a、54aを実
装して大型化した光モジュールを使用する場合に比べ
て、設置スペースの無駄が生じにくく、高密度収納を実
現できる。また、光モジュール53、54は、モジュー
ル本体の積層数を変更しても、その寸法変化は、光モジ
ュール30の設置数の増減と同じであるから、何等支障
を生じること無くモジュール収納部25内に収納でき
る。
【0048】また、光モジュール53、54のいずれで
も、光コネクタ53a、54aに対する光ファイバ4
7、29の接続を切り替えることで、光ファイバ28、
29間の切替接続が可能である。しかも、光モジュール
53、54では、各モジュール本体毎に、接続する光フ
ァイバ47、29の区分けが可能であるから、これによ
り、光ファイバ28、29の対照作業性を向上できる利
点がある。
【0049】光ファイバ47、29の光モジュール5
3、54に対する接続は、適宜選択されるものであり、
光線路の断線等の監視や分岐接続を行う光ファイバ2
8、29についてのみ光モジュール53、54に対して
接続すれば良く、その他の光ファイバ28、29につい
ては、光ファイバ29を光モジュール30に対して接続
して、光モジュール53、54を介すること無く、成端
ユニット22にて光ファイバ28、29同士を接続すれ
ば良い。また、線路監視や分岐接続を行う光線路が存在
しない場合には、線路監視装置23、光ファイバ選択装
置24、光監視ユニット25を光配線盤20に設置する
必要は無い。線路監視装置23、光ファイバ選択装置2
4、光監視ユニット25は、光配線盤20に対して着脱
可能であることが好ましく、これにより、設置後、線路
監視が不要になった際の撤去が容易である。
【0050】なお、本発明は、前記した各実施の形態に
限定されず、各種変更が可能である。例えば、光モジュ
ール53、54を構成する各モジュール本体の具体的構
成、積層したモジュール本体間に光ファイバを連通させ
るための構成等は、適宜変更可能であることは言うまで
も無い。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光モジュ
ールによれば、接続部収納部とは仕切材によって仕切ら
れた引出余長収納部に収納した余長を引出余長として機
能させるため、引出余長が引き出されても、接続部収納
部内の光接続部や光ファイバの光特性に影響を与える心
配が無く、例えば光配線盤等の収納場所からの光モジュ
ールの引き出し作業を効率良く行える。光モジュールを
動かさない場合でも、引出余長収納部に引き込まれてい
る光ファイバの配線ルートの変更等により作用する引張
力に対して、接続部収納部内の光接続部や光ファイバの
光特性に影響が与えられる心配が無いといった優れた効
果を奏する。
【0052】請求項2記載の光モジュールによれば、コ
ネクタ収納部に収納した光コネクタに、外部の光ファイ
バをコネクタ接続するだけで、コネクタ収納部の内外の
光ファイバ同士が接続され、引出余長収納部から光モジ
ュールに引き込まれた光ファイバと、前記光コネクタに
接続された光ファイバとを簡単に接続できる。しかも、
光モジュールの光コネクタに対する光ファイバの切替接
続により、光ファイバ間を簡単に切替接続できるといっ
た優れた効果を奏する。コネクタ収納部に収納した光コ
ネクタには、引出余長収納部からの余長引き出しの影響
が作用しないことは言うまでも無い。
【0053】請求項3記載の光モジュールによれば、外
側から接続する光ファイバ心数に対応して、モジュール
本体の積層数が調整可能であるから、接続される光ファ
イバ心数に対してサイズが無用に大きくなる等の無駄を
生じることを回避でき、高密度実装が可能となるといっ
た優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光モジュールが適用される光配線盤
を示す図であって、(a)は正面図、(b)はケーブル
導入ユニットを示す下面図、(c)は余長吸収部の湾曲
部材を示す斜視図である。
【図2】 本発明の1実施の形態の成端用の光モジュー
ルを引出余長収納部側から見た斜視図であって、(a)
は蓋を閉じた状態、(b)は蓋を開放した状態を示す。
【図3】 図2の光モジュールをコネクタ収納部側から
見た斜視図であって、(a)は蓋を閉じた状態、(b)
は蓋を開放した状態を示す。
【図4】 図2の光モジュールの詳細を示す図であっ
て、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線断面矢
視図であり、引出余長収納部S1を示す正断面図、
(c)は光コネクタ側から見た側面図、(d)は(c)
とは反対側の側面図、(e)は下面図、(f)はコネク
タ収納部を示す背面図である。
【図5】 図2の光モジュールの詳細を示す図であっ
て、(a)は、この光モジュール内へのケーブル側光フ
ァイバの導入状態を示す斜視図、(b)は光モジュール
内へのケーブル側光ファイバの導入状態を示す平断面図
である。
【図6】 図2の光モジュールのモジュール本体への蓋
の装着状態を示す要部の拡大断面図である。
【図7】 図1の光配線盤に設けられる成端ユニットを
示す図であって、(a)は側面図、(b)は平面図であ
る。
【図8】 図7の成端ユニットの固定部の拡大正面図で
ある。
【図9】 図2の光モジュールに光ファイバを引き込む
作業を示す工程図であって、光配線盤からの引き出し工
程を示す。
【図10】 図2の光モジュールに光ファイバを引き込
む作業を示す工程図であって、光配線盤からの引き出し
た光モジュールを作業台に載せる工程を示す。
【図11】 図2の光モジュールに光ファイバを引き込
む作業を示す工程図であって、作業台上の光モジュール
の蓋を開く工程を示す。
【図12】 図2の光モジュールに光ファイバを引き込
む作業を示す工程図であって、光ファイバの引き込みを
完了した光モジュールを光配線盤内に収納する工程を示
す。
【図13】 図2の光モジュールに光ファイバを引き込
む作業を示す工程図であって、光配線盤内への収納を完
了した光モジュールに光ファイバの余長を収納する工程
を示す。
【図14】 図1の光配線盤に設けられる光監視ユニッ
ト近傍を示す側面図である。
【図15】 本発明の1実施の形態である線路監視用の
光モジュールを示す図であって、(a)はモジュール本
体を示す正面図(蓋等を取り外した内部を示す)、
(b)は平面図、(c)は光コネクタ側の側面図、
(d)前記光コネクタと対向する側の側面図、(e)は
(a)とは別のモジュール本体を示す背面図である。
【図16】 図15の光モジュールを示す図であって、
(a)はモジュール本体の連通穴部分の拡大図、(b)
は各モジュール本体間の連通状態を示す平断面図であ
る。
【図17】 図15の光モジュールを示す図であって、
(a)は、モジュール本体間の接続を示す斜視図であ
り、(b)は、モジュール本体間の接続状態を示す平断
面図である。
【図18】 本発明の1実施の形態である線路監視およ
び分岐接続用の光モジュールを示す図であって、(a)
はモジュール本体を示す正面図(蓋等を取り外した内部
を示す)、(b)は平面図、(c)は光コネクタ側の側
面図、(d)前記光コネクタと対向する側の側面図、
(e)は(a)とは別のモジュール本体を示す背面図で
ある。
【図19】 従来例の光モジュールを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
28…光ファイバ(ケーブル側光ファイバ)、28a…
余長(引出余長)、29…光ファイバ(光コード)、3
0…光モジュール、30a…光コネクタ(光コネクタア
ダプタ)、30d…モジュール本体、30g…光ファイ
バ、30j…光接続部(融着接続部)、47…光ファイ
バ(ジャンパコード)、51、52…仕切材、53,5
4…光モジュール、53a,54a…光コネクタ(光コ
ネクタアダプタ)、53c,53d,54c,54d,
54e…モジュール本体、53j…光ファイバ、54k
…光ファイバ、S1…引出余長収納部、S2…接続部収
納部、S3…コネクタ収納部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−197138(JP,A) 特開 平9−105820(JP,A) 特表 平6−508700(JP,A) 米国特許5412751(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/00 G02B 6/38 H05K 7/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄板ケース状のモジュール本体(30
    d)内に、該モジュール本体の外側から引き込まれた光
    ファイバ(28)の余長(28a)を引き出し可能に湾
    曲収納する引出余長収納部(S1)と、この引出余長収
    納部を経由した前記光ファイバを別の光ファイバ(30
    g)と接続した光接続部(30j)を収納する接続部収
    納部(S2)とが仕切材(52)によって画成されてお
    り、 前記モジュール本体の上側部には、前記引出余長収納部
    内への、前記外側からの光ファイバ(28)の収納、引
    き出しが行える光ファイバ口(30i)が、前記引出余
    長収納部の上方に位置してかつ前記引出余長収納部の左
    右幅全長にわたって形成されていることを特徴とする光
    モジュール(30)。
  2. 【請求項2】 前記モジュール本体内に、前記接続部収
    納部内の光ファイバを外部の別の光ファイバ(29)に
    対してコネクタ接続可能に成端する光コネクタ(30
    a)を収納するコネクタ収納部(S3)が仕切材(5
    1)によって画成されていることを特徴とする請求項1
    記載の光モジュール。
  3. 【請求項3】 光ファイバ(29、47)がコネクタ接
    続可能な光コネクタ(53a、54a)を一側部に備え
    る薄板ケース状のモジュール本体(53c、53d、5
    4c、54d、54e)が複数連結して積層可能であ
    り、しかも、各モジュール本体内に収納された光ファイ
    バ(53j、54k)が、隣接するモジュール本体積層
    間の開放した境界で連通可能になっていることを特徴と
    する光モジュール(53、54)。
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