JP2008094380A - 湿度検出装置および車両用空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガラス温度を直接検出する方法において、回路基板14に応力を掛けることなく、精度良くガラス温度を検出することのできる湿度検出装置10を提供する。
【解決手段】窓ガラス12とガラス温度センサ23との間に熱伝導部材15を介在させている。
これによれば、ガラス温度を直接検出する方法において、窓ガラス12とガラス温度センサ23との間に熱伝導部材15を介在させたことにより、窓ガラス12に取り付けた際に発生する応力を熱伝導部材15が吸収して回路基板14やセンサ取り付け半田面などに応力を掛けることがない。そのうえ、ガラス温度センサ23が熱伝導部材15に押し付けられることより接触面での熱伝導が良好となり、精度良くガラス温度を検出することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、湿度検出装置に関するものであり、車両用空調装置の制御に用いて好適なものである。
従来、車両の窓曇り検出方法は、主に湿度検出方式と光学方式との2つに分類できる。そのうち湿度検出方式は、ガラス温度とその周辺空気の露点温度との比較から、窓曇りを推定する方式である。ここで露点温度は、車室内に設置された湿度センサの出力と空気温度センサの出力とから計算式で求める。
ガラス温度の検出方法としては、ガラス内面に配置した温度センサにて接触検出する方法、赤外線センサで非接触検出する方法、ガラス内部に導電性薄膜を封入してその導電性薄膜の抵抗値変化によって検出する方法(下記特許文献1)、車外温度・車速・車室内温度などから計算式で推定する方法(下記特許文献2)などがある。
このような湿度検出方式の中には、ガラス温度と露点温度とを比較するのでなく、室内空気の相対湿度を、ガラス温度における相対湿度(以後、ガラス表面相対湿度と呼ぶ)に換算して、曇り判定をしているものもあり、以下この方式で説明を進める。これらの従来技術による窓曇り検出の狙いは、次の3つの効果a〜cを発揮することにある。
(a)空調用冷凍サイクルの除湿運転(圧縮機の運転)を車両の窓が曇らない範囲で低減し、それによって、除湿運転の稼働率を低減して圧縮機動力の低減を図る。これは、圧縮機を駆動する車両エンジンの燃費低減に貢献できる。
(b)車両の窓曇り判定を行って、車両用空調装置の窓曇り防止性能を高める制御を行うことにより、車両の窓曇りを防止する。
(c)冬期の低温時には、車両用空調装置における吸い込み空気の内気比率を、窓が曇らない範囲で増大することにより、換気熱損失を低減して暖房性能を向上する。
特開2004−191249号公報 特許第3309528号公報
しかしながら、上記従来のガラス温度検出方法において、ガラス内面に配置した温度センサにて接触検出する方法以外はコストが高くついたり、推定のため誤差が大きくなったりするという問題点がある。また、ガラス温度を直接検出するにしても、温度センサと回路基板との搭載構造によっては、回路基板に大きな応力を与えてしまったり、ガラスと温度センサとの接触構造によっては、ガラス温度を正確に検出できなかったりするという問題点がある。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目して成されたものであり、その目的は、ガラス温度を直接検出する方法において、回路基板に応力を掛けることなく、精度良くガラス温度を検出することのできる湿度検出装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、下記の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、室内側空気の相対湿度を検出する湿度センサ(17)と、室内側空気の温度を検出する空気温度センサ(18)と、窓ガラス(12)の温度を検出するガラス温度センサ(23)と、湿度センサ(17)、空気温度センサ(18)およびガラス温度センサ(23)の出力値に基づいてガラス表面相対湿度を演算するガラス表面相対湿度演算手段(20d、S50)とを具備する湿度検出装置として構成し、窓ガラス(12)とガラス温度センサ(23)との間に熱伝導部材(15)が介在されていることを特徴としている。
この請求項1に記載の発明によれば、窓ガラス(12)の曇りに直結する窓ガラス表面相対湿度を演算できるので、この窓ガラス表面相対湿度の演算値を用いて空調装置の防曇制御を最適に実行させることができる。また、ガラス温度を直接検出する方法において、窓ガラス(12)とガラス温度センサ(23)との間に熱伝導部材(15)を介在させたことにより、窓ガラス(12)に取り付けた際に発生する応力を熱伝導部材(15)が吸収して回路基板(14)やセンサ取り付け半田面などに応力を掛けることがない。そのうえ、ガラス温度センサ(23)が熱伝導部材(15)に押し付けられることより接触面での熱伝導が良好となり、精度良くガラス温度を検出することができる。
また、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の湿度検出装置において、窓ガラス(12)とガラス温度センサ(23)との間に扁平かつ熱伝導良好な金属部材(16)が介在され、金属部材(16)の両面に熱伝導部材(15)が介在されていることを特徴としている。
この請求項2に記載の発明によれば、接触による熱検出には支障をきたすことがないうえ、窓ガラス(12)に取り付けた際に発生する応力を金属部材(16)で受けることができるため、より回路基板(14)やセンサ取り付け半田面などに応力を掛けることのない構造とすることができる。
また、請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載の湿度検出装置において、湿度センサ(17)、空気温度センサ(18)およびガラス温度センサ(23)が、窓ガラス(12)の内面(12a)上で一体構造として構成されていることを特徴としている。この請求項3に記載の発明によれば、各種センサ類(17、18、23)を一体化していることから、車両への搭載作業などを容易にすることができる。
また、請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の湿度検出装置において、湿度センサ(17)、空気温度センサ(18)およびガラス温度センサ(23)が、同一の回路基板(14)上に配置されていることを特徴としている。この請求項4に記載の発明によれば、各種センサ類(17、18、23)を同一の回路基板(14)上に一体化することができる。
また、請求項5に記載の発明では、請求項3に記載の湿度検出装置において、湿度センサ(17)および空気温度センサ(18)を配置した回路基板(14)とは別の部位に、ガラス温度センサ(23)が配置されており、回路基板(14)とガラス温度センサ(23)とは変形容易な電気伝導部材(23a、23b)で接続されていることを特徴としている。
この請求項5に記載の発明によれば、演算素子(20)などの発熱が、回路基板(14)を伝ってガラス温度センサ(23)で検出するガラス湿度に影響を及ぼすのを防ぐことができるため、より正確にガラス温度を検出することができる。
また、請求項6に記載の発明では、請求項5に記載の湿度検出装置において、金属部材部分を複数の金属部材(16a、16b)で構成し、複数の金属部材(16a、16b)間にガラス温度センサ(23)を配置して複数の金属部材(16a、16b)を介してガラス温度センサ(23)での温度検出信号を取り出せるように構成されていることを特徴としている。
この請求項6に記載の発明によれば、ガラス温度センサ(23)を複数の金属部材(16a、16b)間に配置して、回路基板(14)と複数の金属部材(16a、16b)とをばねなどの電気伝導部材(23a)を介して接続することにより、回路基板(14)からの熱影響を遮断でき、より正確にガラス温度を検出することができる。
また、請求項7に記載の発明では、請求項5に記載の湿度検出装置において、金属部材(16)の窓ガラス(12)側とは反対側の面にも第2熱伝導部材(15b)を設けて、第2熱伝導部材(15b)中に電気伝導部材(23b)を出したガラス温度センサ(23)が埋没するように配置されていることを特徴としている。
この請求項7に記載の発明によれば、ガラス温度センサ(23)を、金属部材(16)の反ガラス面側に設けた第2熱伝導部材(15b)中に埋没するように配置して、回路基板(14)とはリード線などの電気伝導部材(23b)を介して接続することにより、回路基板(14)からの熱影響を遮断でき、より正確にガラス温度を検出することができる。
また、請求項8に記載の発明では、請求項1ないし7のうちいずれか1項に記載の湿度検出装置において、窓ガラス(12)の内面(12a)上に配置されるケース(11)を具備し、
ケース(11)内に、湿度センサ(17)、空気温度センサ(18)およびガラス温度センサ(23)が収容されていることを特徴としている。この請求項8に記載の発明によれば、各種センサ類(17、18、23)を共通の1つのケース(11)内に収容することができる。
また、請求項9に記載の発明では、請求項8に記載の湿度検出装置において、金属部材(16)はケース(11)に一体構造として構成されていることを特徴としている。この請求項9に記載の発明によれば、金属部材(16)を樹脂のケース(11)にインサート成形するなどして一体構造とすることにより、扱い易く、コストも抑えた構造とすることができる。
また、請求項10に記載の発明では、請求項8または9に記載の湿度検出装置において、窓ガラス(12)の内面(12a)上に接着シート(13)を用いてケース(11)を貼付固定されていることを特徴としている。この請求項10に記載の発明によれば、窓ガラス(12)の内面(12a)の適所に容易に取り付け固定することができる。
また、請求項11に記載の発明では、請求項10に記載の湿度検出装置において、窓ガラス(12)の内面(12a)に接触する熱伝導部材(15)は、接着シート(13)によって囲まれていることを特徴としている。この請求項11に記載の発明によれば、熱伝導部材(15)の接着が充分でない場合においても、熱伝導部材(15)がずれて脱落してしまうような不具合を防ぐことができる。
また、請求項12に記載の発明では、請求項1ないし4のうちいずれか1項に記載の湿度検出装置において、回路基板(14)上には湿度センサ(17)、空気温度センサ(18)およびガラス温度センサ(23)の出力値に基づく演算を行う演算素子(20)を具備し、
回路基板(14)上で湿度センサ(17)と演算素子(20)とは基板中央部を介して対向するように配置されていることを特徴としている。
この請求項12に記載の発明によれば、演算素子(20)は作動によって熱を発するが、回路基板(14)内で極力両者を遠ざけた配置とすることにより、演算素子(20)の発熱が湿度センサ(17)で検出する湿度環境に影響を及ぼすのを防いで、より正確に環境湿度を検出することができる。
また、請求項13に記載の発明では、請求項12に記載の湿度検出装置において、回路基板(14)上にて湿度センサ(17)の近傍に空気温度センサ(18)が配置されていることを特徴としている。この請求項13に記載の発明によれば、湿度センサ(17)で検出する湿度環境と空気温度センサ(18)で検出する温度環境とを近づけることにより、より正確に環境の温湿度を検出することができる。
また、請求項14に記載の発明では、請求項12または13に記載の湿度検出装置において、空気温度センサ(18)とガラス温度センサ(23)とを回路基板(14)の表裏にて略同軸上に配置されていることを特徴としている。この請求項14に記載の発明によれば、ガラス温度センサ(23)で検出するガラス温度と空気温度センサ(18)で検出するガラス近傍温度とを近づけて検出することにより、より正確にガラス表面の相対湿度を算出することができる。
また、請求項15に記載の発明では、請求項12ないし14のうちいずれか1項に記載の湿度検出装置において、演算素子(20)とガラス温度センサ(23)との間の回路基板(14)にスリット(14a)が設けられていることを特徴としている。この請求項15に記載の発明によれば、演算素子(20)の発熱が回路基板(14)を伝ってガラス温度センサ(23)で検出するガラス湿度に影響を及ぼすのを防いで、より正確にガラス温度を検出することができる。
また、請求項16に記載の発明では、内気導入口(33)と外気導入口(34)とを開閉して内気と外気との吸い込みを切り換える内外気切換手段(35)と、内気導入口(33)および外気導入口(34)を通して導入される空気を車室内へ向かって送風する送風手段(37)と、送風手段(37)の送風空気を冷却する冷房用熱交換器(38)と、送風手段(37)の送風空気を加熱する暖房用熱交換器(44)と、冷房用熱交換器(38)および暖房用熱交換器(44)を通過して温度調整された空気を車室内へ吹き出す複数の吹出口(48、49、50)と、複数の吹出口(48、49、50)を開閉して吹出モードを切り換える吹出モードドア(51、52、53)とを具備し、
複数の吹出口(48、49、50)には車両の前面窓ガラス(12)に向かって空気を吹き出すデフロスタ吹出口(48)が備えられており、請求項1ないし請求項15のうちいずれか1項に記載の湿度検出装置(10)が前面窓ガラス(12)の内面に配置され、ガラス表面相対湿度演算手段(20d、S50)の演算値に基づいて、内外気切換手段(35)による内外気切換制御、送風手段(37)による風量制御、および吹出モードドア(51、52、53)による吹出モード切換制御の少なくとも1つが実行されることを特徴としている。
この請求項16に記載の発明によれば、ガラス表面相対湿度に基づいて内外気切換制御、送風手段(37)の風量制御、および吹出モード切換制御の少なくとも1つを実行して、空調装置による車両窓ガラスの防曇制御を自動的に行うことができる。また、内外気切換制御に際して窓が曇らない範囲で内気比率が増大するように内外気吸い込みを切換制御することにより、換気熱損失を低減して暖房性能を向上させることができる。
また、請求項17に記載の発明では、請求項16に記載の車両用空調装置において、冷房用熱交換器(38)の実際の冷却度合いが目標値となるように圧縮機(40)の能力が制御されることを特徴としている。この請求項17に記載の発明によれば、冷房用熱交換器(38)の冷却度合いを制御することにより、ガラス表面相対湿度を所定範囲に制御して車両窓ガラスの防曇制御を自動的に行うことができる。なお、特許請求の範囲および上記各手段に記載の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について添付した図1〜14を用いて詳細に説明する。本実施形態は湿度検出装置と、この湿度検出装置を用いた車両用空調装置に関するものであり、図1は、本発明の第1実施形態における湿度検出装置10の構造概要を示す縦断面図である。また図2は、図1の湿度検出装置10の構成概要を示す分解斜視図である。
最初に、図1、図2に基づいて湿度検出装置10の具体例を説明する。湿度検出装置10は、樹脂などによって成形され、上ケース11aと下ケース11bとに分割構成したケース11を有している。このケース11は、高さの低い薄型の略直方体状であり、上ケース11aの側壁部には、設置環境の車室内空気が内部に流通するよう、複数の通風スリット11cが設けられている(図2参照)。
窓ガラス12は、車両の前面(フロント)ガラスであり、図1の上面側が車室内に面する内面12aであり、下面側が車室外に面する外面12bである。そして、本湿度検出装置10は、窓ガラス12の内面12aに、例えば図示しないルームミラー上側部などに、接着シート13にて貼り付け固定されている。接着シート13は、厚さ0.5mm程度の両面接着シートで、下ケース11bと窓ガラス12とを接着する。また、接着シート13の一端側には後述するガラス側熱伝導部材15aが露出するように、窓13aが開けられている(図2参照)。
ケース11の内部空間、即ち上ケース11aと下ケース11bとの間には、回路基板14が窓ガラス12の面と平行に配置されている。より具体的に、回路基板14は、3本の螺子24にて下ケース11bに締結固定されている。回路基板14は、絶縁基板上に導体回路部を構成する一般にプリント基板と称される部材であり、以下に述べるセンサ類、素子および回路部が実装されている。
回路基板14のうち、下ケース11b側の表面(図1の下側面)には、ガラス温度センサ23が実装されている。また、上ケース11a側の表面(図1の上側面)には、湿度センサ17、空気温度センサ18、演算素子(IC)20、コネクタ22および図示しない増幅器や通信回路などが実装されている。
湿度センサ17は、回路基板14の周縁に近い角部に配置されており、この湿度センサ17に対して対角側の周縁に近い部分に、演算素子20が配置されている。これは、演算素子20が作動によって熱を発するが、回路基板14内で極力両者を遠ざけた配置とすることにより、演算素子20の発熱が湿度センサ17で検出する湿度環境に影響を及ぼすのを防ぐためである。
湿度センサ17は、通気が良くなるよう、回路基板14に開けられたスルーホール14bの上に橋渡しするように配置されているとともに、湿度センサ17まわりの回路基板14には、基板から熱が伝わるのを防ぐためのスリット14aが切られている。そしてこの湿度センサ部の上下面は、図示しないゴアテックス製のフィルタで覆って保護している。なお、本例では、湿度センサ17として、感湿膜の誘電率が空気の相対湿度に応じて変化し、それにより、静電容量が空気の相対湿度に応じて変化する容量変化型のものを用いている。
空気温度センサ18とガラス温度センサ23は、極力湿度センサ17に近づけるようにして、回路基板14の中央部に配置されているとともに、回路基板14の表裏にて略同軸上に配置されている。これは、窓ガラス内面近傍の代表的な空気の温湿度と、窓ガラス内面の代表的な温度とを、極力同じ環境条件の下で検出できるようにするためである。なお、両温度センサ18、23には、温度に応じて抵抗値が変化するサーミスタを用いている。
また、空気温度センサ18およびガラス温度センサ23と演算素子20との間の回路基板14には、基板を通した伝熱を防ぐためのスリット14aが切られている。このスリット14aは、温度センサ部を取り囲むように配置しても良い。コネクタ22は、2本の螺子25にて回路基板14に締結固定されている。更にその端子が回路基板14の導体回路部と半田接合されており、回路基板14の電気回路部(後述の増幅器19、演算回路20、および通信回路21)と、外部回路(後述の図4の空調制御装置26、車両電源など)との間を電気的に接続している。
下ケース11bのガラス温度センサ23に対応する部分には、薄い熱伝導率の高い金属部材16が、インサート成形により一体化されている。本実施形態では、この金属部材16として、厚さ2mmの銅板を用いている。また、その金属部材16の両面側に熱伝導良好な(熱伝導率:3〜10W/m・K)熱伝導部材15が貼着されている。
この熱伝導部材15は、熱伝導シート、熱伝導ゲル、熱伝導グリスなどの部材である。より具体的に、金属部材16のガラス側面には、厚さ0.6mmのガラス側熱伝導部材15aが、そして金属部材16のセンサ側面には、厚さ0.8mmのセンサ側熱伝導部材(第2熱伝導部材)15bが設けられている。
そして、下ケース11bに回路基板14を締結固定すると、ガラス温度センサ23が、センサ側熱伝導部材15bに若干めり込む程度に押し当たる構造となっている。また、ガラス側熱伝導部材15aは周りの接着シート13よりも僅かに厚くなっているため、接着シート13の窓13aから僅かに浮き出るようになっており、湿度検出装置10を窓ガラス内面12aに貼り付けた際、ガラス側熱伝導部材15aが確実にガラス面に押し付けられるようになっている。
これらにより、窓ガラス12の温度は、ガラス側熱伝導部材15a→金属部材16→センサ側熱伝導部材15b→ガラス温度センサ23と伝熱して検出されるようになっている。なお、上ケース11aは、回路基板14を押えながら下ケース11bと嵌合され、上ケース11aの側壁部下端に設けられた係止爪11dにて係止固定される。
次に、図3により、電気制御のためのシステム構成を説明する。図3は、図1の湿度検出装置10の電気的ブロック図である。上記各センサ17、18、23の出力信号は、それぞれの増幅器19a〜19c(19)で増幅されて、各演算回路20a〜20c(20)に入力される。そして、相対湿度演算回路20a、空気温度演算回路20b、およびガラス温度演算回路20cのそれぞれの演算値に基づいて、ガラス表面相対湿度がガラス表面相対湿度演算回路20dにより演算される。この演算回路20dの演算値は、通信回路21を通して、空調制御装置26に出力されるようになっている。
次に、図4により車両用空調装置の全体システムの概要を説明する。図4は、本発明の一実施形態における車両用空調装置のシステム構成を示す模式図である。車室内空調ユニット30は、車室内最前部の計器盤(インストルメントパネル)内側部などに配設される。この車室内空調ユニット30はケース31を有し、このケース31内に車室内へ向かって空気が送風される空気通路が構成されている。
このケース31の空気通路の最上流部には、内外気切換箱32が配置されており、内気導入口33および外気導入口34が内外気切換ドア(本発明で言う内外気切換手段)35によって切換開閉される。この内外気切換ドア35は、サーボモータ36によって駆動される。
内外気切換箱32の下流側には、車室内に向かって空気を送風する電動式の送風機37が配置されている。この送風機37は、多翼遠心式の送風ファン37aを送風モータ37bによって駆動するようになっている。送風機37の下流側には、送風空気を冷却する蒸発器(本発明で言う冷房用熱交換器)38が配置されている。
この蒸発器38は、冷凍サイクル装置39を構成する要素の一つであり、低温低圧の冷媒が送風空気から吸熱して蒸発することにより送風空気を冷却する。なお、冷凍サイクル装置39は周知のものであり、圧縮機40の吐出側から、凝縮器41、受液器42および減圧手段を成す膨張弁43を介して蒸発器38に冷媒が循環するように構成されている。
凝縮器41には、電動式の冷却ファン41aによって車外空気(冷却空気)が送風される。この冷却ファン41aは、モータ41bによって駆動される。また、冷凍サイクル装置39において、圧縮機40は電磁クラッチ40aを介して図示しない車両走行用エンジンによって駆動される。従って、電磁クラッチ40aの通電の断続により、圧縮機40の作動を断続制御できる。
一方、室内空調ユニット30において蒸発器38の下流側には、ケース31内を流れる空気を加熱するヒータコア44が配置されている。このヒータコア44は、車両走行用エンジンの温水(エンジン冷却水)を熱源として、蒸発器38通過後の空気(冷風)を加熱する暖房用熱交換器である。ヒータコア44の側方にはバイパス通路45が形成され、このバイパス通路45をヒータコア44のバイパス空気が流れる。
また、蒸発器38とヒータコア44との間には、温度調整手段を成すエアミックスドア46が回転自在に配置されてある。このエアミックスドア46は、サーボモータ47によって駆動され、その回転位置(開度)が連続的に調整可能となっている。このエアミックスドア46の開度によって、ヒータコア44を通る空気量(温風量)と、バイパス通路45を通過してヒータコア44をバイパスする空気量(冷風量)との割合を調節し、これにより、車室内に吹き出す空気の温度が調整されるようになっている。
ケース31の空気通路の最下流部には、車両の前面窓ガラス12に向けて空調風を吹き出すためのデフロスタ吹出口48、乗員の頭胸部に向けて空調風を吹き出すためのフェイス吹出口49、および乗員の足元部に向けて空調風を吹き出すためのフット吹出口50の計3種類の吹出口が設けられている。
そして、これら吹出口48〜50の上流部には、デフロスタドア51、フェイスドア52およびフットドア53が回転自在に配置されている。これらのドア51〜53は吹出モードドアであり、図示しないリンク機構を介して共通のサーボモータ54によって開閉操作される。
空調制御装置26は、CPU、ROMおよびRAMなどを含む周知のマイクロコンピュータと、その周辺回路とから構成されている。この空調制御装置26は、そのROM内に空調制御のための制御プログラムを記憶しており、その制御プログラムに基づいて各種演算、処理を行う。そして、空調制御装置26には、上述した湿度検出装置10の演算値が入力される他に、周知の空調用センサ群61〜65からの検出信号、および空調操作パネル70からの各種操作信号が入力される。
空調用センサ群として具体的には、外気温(車室外温度)Tamを検出する外気温センサ61、内気温(車室内温度)Trを検出する内気温センサ62、車室内に入射する日射量Tsを検出する日射量センサ63、蒸発器38の空気吹出部に配置されて蒸発器吹出空気温度Teを検出する蒸発器温度センサ64、ヒータコア44に流入する温水(エンジン冷却水)温度Twを検出する水温センサ65などが設けられている。
また、空調操作パネル70には各種空調操作部材として、車室内温度を設定する温度設定手段を成す温度設定スイッチ71、吹出モードドア51〜53により切り替わる吹出モードをマニュアル設定する吹出モードスイッチ72、内外気切換ドア35による内外気吸込モードをマニュアル設定する内外気切換スイッチ73、圧縮機40の作動指令信号(電磁クラッチ40aのON信号)を出すエアコンスイッチ74、送風機37の風量をマニュアル設定する送風切換スイッチ75、空調自動制御状態の指令信号を出すオートスイッチ76などが設けられている。
空調制御装置26の出力側には、圧縮機40の電磁クラッチ40a、各機器の電気駆動手段を成すサーボモータ36、47、54、送風機37の送風モータ37b、凝縮器冷却ファン41aのモータ41bなどが接続され、これらの機器の作動が空調制御装置26の出力信号によって制御される。
次に、上記構成における本実施形態の作動を説明する。最初に、車室内空調ユニット30の作動の概要を説明する。送風機37を作動させることにより、内気導入口33または外気導入口34より導入された空気が、ケース31内を車室内に向かって送風される。また、電磁クラッチ40aに通電して電磁クラッチ40aを接続状態とし、圧縮機40を車両走行用エンジンにて駆動することにより、冷凍サイクル装置39内を冷媒が循環する。
送風機37の送風空気は、まず蒸発器38を通過して冷却、除湿され、この冷風は次にエアミックスドア46の回動位置(開度)に応じてヒータコア44を通過して加熱され温風になる流れとバイパス通路45を通過する冷風の流れとに分けられる。従って、エアミックスドア46の開度によって、ヒータコア44を通る空気量(温風量)と、バイパス通路45を通過する空気量(冷風量)との割合を調整することにより、車室内に吹き出す空気の温度を調整できる。
そして、この温度調整された空調風が、ケース31の空気通路の最下流部に位置するデフロスタ吹出口48、フェイス吹出口49およびフット吹出口50のうち、いずれか1つまたは複数の吹出口から車室内へ吹き出して、車室内の空調および車両の前面窓ガラス12の曇り止めを行う。
次に、本実施形態による湿度検出装置10の作動を、図5に基づいて説明する。図5は、図3に示す演算回路20によって実行される演算処理のフローチャートである。まず、図3の各センサ17、18、23の出力値(実際には増幅器19a〜19cで増幅された出力値)を読み込む(S10)。
次に、湿度センサ17の出力値Vに基づいて、窓ガラス付近の車室内空気の相対湿度RHを演算する(S20)。すなわち、湿度センサ17の出力値Vを相対湿度RHに変換するための所定の演算式が予め設定されており、この演算式に出力値Vを適用することにより、相対湿度RHを演算する。下記の数式1は、この湿度演算式の具体例である。
(数1) RH=αV+β 但し、αは制御係数で、βは定数である。
次に、空気温度センサ18の出力値を、予め設定された所定の演算式に適用することにより、窓ガラス付近の車室内空気温度を演算する(S30)。次に、ガラス温度センサ23の出力値を、予め設定された所定の演算式に適用することにより、窓ガラス温度(ガラス室内側表面温度)を演算する(S40)。
次に、上記各ステップS20〜S40で演算された相対湿度RH、空気温度および窓ガラス温度に基づいて、窓ガラス表面相対湿度(窓ガラス室内側表面の相対湿度)RHwを演算する(S50)。すなわち、湿り空気線図を用いることにより、相対湿度RHと空気温度と窓ガラス温度とから窓ガラス表面相対湿度RHwを演算できる。そして、ステップS60では、得られた窓ガラス表面相対湿度RHwの値を空調制御装置26に出力する。
次に、窓ガラス表面相対湿度RHwに基づく空調制御を説明する。図6は、一実施形態における空調装置側制御の基本ロジックを示すフローチャ−トである。まず、図5の制御ルーチンで演算された窓ガラス表面相対湿度RHwを読み込む(S200)。次に、内外気吸込モードが空調操作パネル70の内外気切換スイッチ73により内気モードにマニュアル設定されていないか判定し(S210)、その判定がNOのときは、読み込んだ窓ガラス表面相対湿度RHwから窓曇りとなるか否かの判定を行う(S220)。その判定で窓曇りしないときは内外気制御指令値Sを算出する(S230)。
図7は、内外気制御指令値Sと内気比率との関係を示す特性図である。ここで、内外気制御指令値Sは、図7に示すように、空調装置吸い込み空気の内気比率を決める数値であり、図7の例では、S=0のとき内気比率=0%(すなわち、外気:100%の外気モード)とし、S=7のとき内気比率=100%(すなわち、内気モード)とし、S=1からS=7に向かって内気比率が順次増大するようになっている。
図8は、上記S230の具体例を示す制御ルーチンである。まず、車速SPDが低速域Aにあるか高速域Bにあるかを、図9のマップに基づいて判定する(S300)。そして、車速SPDが高速域Bにあるときは、図10のマップに示すように窓ガラス表面相対湿度RHwに基づいて内外気制御指令値Sを決定する(S310)。
すなわち、窓ガラス表面相対湿度RHwが所定の目標窓ガラス表面相対湿度TRHwよりも上昇すると、S=0(外気モード)とし、窓ガラス表面相対湿度RHwが(TRHw−a)よりも低下するとS=7(内気モード)にする。なお、目標窓ガラス表面相対湿度TRHwは例えば、85%程度の、窓ガラス曇りを十分防止できるレベルの相対湿度である。
一方、車速SPDが低速域Aにあるときは、窓ガラス表面相対湿度RHwに基づいて図11のマップに示す制御モード1、2、3を決定する(S320)。すなわち、窓ガラス表面相対湿度RHwが所定の目標窓ガラス表面相対湿度TRHw(例えば、85%)よりも上昇すると、制御モード3を決定し、窓ガラス表面相対湿度RHwが目標窓ガラス表面相対湿度TRHwと(TRHw−b)との間にあるときは制御モード2を決定する。さらに、窓ガラス表面相対湿度RHwが(TRHw−b)よりも低下すると制御モード1を決定する。
そして、制御モード1を決定したときは、所定時間経過ごとにS=S+1の制御処理を行う(S330)。すなわち、所定時間経過ごとに内外気制御指令値Sの値を「1」づつ増加させて、内気比率を所定割合づつ順次増加する制御処理を行う。また、制御モード2を決定したときは、窓ガラス表面相対湿度RHwが目標窓ガラス表面相対湿度TRHw付近にあるため、S=Sの制御処理、すなわち、内外気制御指令値Sの値として、前回算出のSの値を持続する制御処理を行う(S340)。
また、制御モード3を決定したときは、所定時間経過ごとにS=S−1の制御処理を行う(S350)。すなわち、所定時間経過ごとに内外気制御指令値Sの値を「1」づつ減少して、内気比率を所定割合づつ減少する制御処理を行う。なお、図10、図11のa、bは内外気制御のハンチングを防ぐためのヒステリシス幅を設定する所定値である。
再び、図6に戻って、ステップS240では、上記内外気制御指令値Sの値が外気モードの値(S=0)であるか判定する。この判定がNOであるときはステップS250に進み、上記内外気制御指令値Sの値に基づく内気比率となるように内外気切換ドア35の位置(内外気吸込モード)を制御する。
この内外気吸込モード制御において、目標窓ガラス表面相対湿度TRHwは窓ガラスの曇りが生じない上限湿度付近に設定するから、窓ガラスの曇りが生じない範囲で常に内気比率が高くなるように内外気吸込モードを制御できる。これにより、冬期の暖房始動時に内気比率を上昇することにより換気熱損失を低減して、車室内暖房効果の立ち上げを促進することができる。一方、図6のステップS210、S220、S240の判定がYESであるときは、窓ガラスの曇り止めの必要性が高いときであり、この場合はステップS260に進み窓ガラスの防曇制御を行う。
図12は、この防曇制御の具体例を示す制御ルーチンであり、図6のステップS220の曇り判定結果が曇り有無のいずれであるか判定する(S400)。曇り無しのときはステップS410〜S510の防曇制御を行う。これに対し、曇り有りのときはステップS520にて曇り除去の制御モードを実行する。
すなわち、内外気吸込モードを強制的に外気モードに切り換え、空調用電動送風機37のブロワレベルを6レベル増加し、吹出モードをデフロスタモードに切り換える。なお、ブロワレベルとは、空調用電動送風機37のモータ印加電圧レベルであり、風量はこのモータ印加電圧レベルの増減に応じて増減されるから、ブロワレベルは空調用電動送風機37の風量レベルを意味することになる。
ステップS520の実行により、低湿度の外気を導入して加熱した温風をデフロスタ吹出口48から窓ガラス12の内面に吹き出すとともに、この温風の吹出風量を増加することにより、窓ガラス表面相対湿度RHwを速やかに引き下げて窓ガラス12の曇りを除去できる。
一方、ステップS410〜S450の制御モード10〜制御モード50の判定は、図13のマップに示すように、窓ガラス表面相対湿度RHwに応じて決定される。図13の制御例では、目標窓ガラス表面相対湿度TRHw(例えば85%)と、これに対して所定量c1、c2、c3、c4を増減した合計5つの判定しきい値を設定し、窓ガラス表面相対湿度RHwの変化により6つの制御モード10〜60のいずれか1つを選択している。
図12のステップS460〜S510は、6つの制御モード10〜60のいずれか1つを選択し実行する。なお、ステップS460〜S510において、「AUTO」は、内外気吸込モード、ブロワレベル、および吹出モードの各制御を、車室内への吹出空気の目標吹出温度TAOに基づいて行う通常の自動制御であることを表している。
また、吹出モードの「Face」、「B/L」、「Foot」、「F/D」および「DEF」は、それぞれフェイス吹出口49から空気を吹き出すフェイスモード、フェイス吹出口49とフット吹出口50の両方から空気を吹き出すバイレベルモード、フット吹出口50から空気を吹き出すフットモード、フット吹出口50とデフロスタ吹出口48の両方から空気を吹き出すフットデフロスタモード、およびデフロスタ吹出口48から空気を吹き出すデフロスタモードを表している。
なお、ステップS490(制御モード40)における吹出モードの遷移は、具体的には次のように行う。すなわち、制御モード40に移行する前の制御モードの吹出モードがF/Dモードであるときは、DEFモードに移行し、F/Dモード以外であるときはF/Dモードに移行する。そして、制御モード40にてF/Dモードに移行したときは、制御モード40の状態が続いてもF/Dモードが維持される。
また、図12のステップS460〜S500において、内気モードがマニュアル設定されている場合は、内外気吸込モードを内気モードに維持する。図12、図13の防曇制御によると、窓ガラス表面相対湿度RHwの上昇に応じて、制御モード10から制御モード60へと順次、RHwの引き下げ効果の高い制御モードに切り替えることができ、これにより、窓ガラスの防曇を自動的に良好に行うことができる。
次に、図14は本実施形態による圧縮機制御を示すフローチャートであり、この圧縮機制御は基本的には特開平7−179120号公報と同様であるので、圧縮機制御の概要を述べる。まず、車室内への吹出空気の目標吹出温度TAOに基づいて、車室内温度制御のための目標蒸発器温度(すなわち、目標冷房用熱交換器温度)TEOaを算出する(S600)。
このTEOaは、具体的には目標吹出温度TAOが上昇するにつれて最低温度(例えば3℃)から最高温度(例えば11℃)に向かって上昇するように算出される。なお、目標吹出温度TAOは空調熱負荷変動にかかわらず、温度設定スイッチ71により設定した設定温度Tsetに、車室内温度(内気温)Trを維持するために必要な車室内吹出空気温度である。このTAOは周知のように設定温度Tset、外気温Tam、内気温Tr、日射量Tsに基づいて算出できる。
次に、湿度センサ17により検出される車室内湿度RHrに基づいて、車室内湿度制御のための目標蒸発器温度TEObを算出する(S610)。このTEObは、車室内湿度RHrが所定の快適範囲、例えば50〜60%の範囲に維持されるように算出される。そのため、車室内湿度RHrが例えば60%以上に上昇すると、TEObの値を低温側へ移行する。また、車室内湿度RHrが例えば50%以下に低下すると、TEObの値を高温側へ移行する。
次に、防曇制御のための目標蒸発器温度TEOcを算出する(S620)。このTEOcは、蒸発器38の冷却(除湿)能力により防曇制御を行うことができるように算出される。具体的には、窓ガラス表面相対湿度RHwが、図11の目標窓ガラス表面相対湿度TRHwと(TRHw−b)との間に維持できる蒸発器温度を、目標蒸発器温度TEOcとする。この目標蒸発器温度TEOcは湿り空気線図を用いることにより、ガラス温度と、上記TRHwおよび(TRHw−b1)と、蒸発器吹出空気の相対湿度(≒95%)とから求めることができる。
次に、上記3つの目標蒸発器温度TEOa、TEOb、TEOcのうち、最低温度を最終的な目標蒸発器温度TEOとして算出する(S630)。次に、この最終的な目標蒸発器温度TEOに基づいて圧縮機40の能力制御を行う(S640)。この圧縮機40の能力制御は、目標蒸発器温度TEOと蒸発器温度センサ64により検出される蒸発器吹出空気温度Teとの比較によって行う。
すなわち、蒸発器吹出空気温度Teが目標蒸発器温度TEO以上に上昇すると、電磁クラッチ40aに通電して圧縮機40を稼働(ON)状態とする。一方、蒸発器吹出空気温度Teが目標蒸発器温度TEOより所定温度z(例えば1℃)だけ低い温度(TEO−z)以下に低下すると、圧縮機40を停止(OFF)状態とする。
このような圧縮機40の作動の断続制御により、実際の蒸発器吹出空気温度Teが目標蒸発器温度TEO付近に制御される。しかも、目標蒸発器温度TEOは、車室内温度制御のための目標蒸発器温度TEOaと、車室内湿度制御のための目標蒸発器温度TEObと、防曇制御のための目標蒸発器温度TEOcのうち、最低温度にしているから、上記圧縮機40の能力制御により蒸発器冷却度合いを制御して、車室内温度制御、車室内湿度制御および防曇制御を実行できる。
なお、上述の圧縮機40の能力制御は、圧縮機40として固定容量型圧縮機を用い、この固定容量型圧縮機の断続作動により圧縮機の稼働率を変化させるものであるが、圧縮機40として可変容量型圧縮機を用い、圧縮機の吐出容量を変化させることにより、圧縮機40の能力制御を行うようにしても良い。なお、「目標蒸発器温度」という用語は蒸発器38の冷却度合いの目標値を表す用語であり、蒸発器38の冷却度合いは、上記蒸発器吹出空気温度Teの他に蒸発器フィン表面温度などで測定しても良い。
次に、本実施形態での特徴と、その効果について述べる。まず、室内側空気の相対湿度を検出する湿度センサ17と、室内側空気の温度を検出する空気温度センサ18と、窓ガラス12の温度を検出するガラス温度センサ23と、湿度センサ17、空気温度センサ18およびガラス温度センサ23の出力値に基づいてガラス表面相対湿度を演算するガラス表面相対湿度演算手段20d、S50とを具備する湿度検出装置として構成し、窓ガラス12とガラス温度センサ23との間に熱伝導部材15を介在している。
これによれば、窓ガラス12の曇りに直結する窓ガラス表面相対湿度を演算できるので、この窓ガラス表面相対湿度の演算値を用いて空調装置の防曇制御を最適に実行させることができる。また、ガラス温度を直接検出する方法において、窓ガラス12とガラス温度センサ23との間に熱伝導部材15を介在させたことにより、窓ガラス12に取り付けた際に発生する応力を熱伝導部材15が吸収して回路基板14やセンサ取り付け半田面などに応力を掛けることがない。そのうえ、ガラス温度センサ23が、熱伝導部材15に押し付けられることより接触面での熱伝導が良好となり、精度良くガラス温度を検出することができる。
また、窓ガラス12とガラス温度センサ23との間に、扁平かつ熱伝導良好な金属部材16が介在され、金属部材16の両面に熱伝導部材15が介在されている。これによれば、接触による熱検出には支障をきたすことがないうえ、窓ガラス12に取り付けた際に発生する応力を金属部材16で受けることができるため、より回路基板14やセンサ取り付け半田面などに応力を掛けることのない構造とすることができる。
また、湿度センサ17、空気温度センサ18およびガラス温度センサ23が、窓ガラス12の内面12a上で一体構造として構成されている。これによれば、各種センサ類17、18、23を一体化していることから、車両への搭載作業などを容易にすることができる。
また、湿度センサ17、空気温度センサ18およびガラス温度センサ23が、同一の回路基板14上に配置されている。これによれば、各種センサ類17、18、23を同一の回路基板14上に一体化することができる。
また、窓ガラス12の内面12a上に配置されるケース11を具備し、ケース11内に、湿度センサ17、空気温度センサ18およびガラス温度センサ23が収容されている。これによれば、各種センサ類17、18、23を共通の1つのケース11内に収容することができる。また、窓ガラス12の内面12a上に接着シート13を用いてケース11を貼付固定されている。これによれば、窓ガラス12の内面12aの適所に容易に取り付け固定することができる。
また、金属部材16はケース11に一体構造として構成されている。これによれば、金属部材16を樹脂のケース11にインサート成形するなどして一体構造とすることにより、扱い易く、コストも抑えた構造とすることができる。また、窓ガラス12の内面12aに接触する熱伝導部材15は、接着シート13によって囲まれている。これによれば、熱伝導部材15の接着が充分でない場合においても、熱伝導部材15がずれて脱落してしまうような不具合を防ぐことができる。
また、回路基板14上には、湿度センサ17、空気温度センサ18およびガラス温度センサ23の出力値に基づく演算を行う演算素子20が実装されており、回路基板14上で湿度センサ17と演算素子20とは基板中央部を介して対向するように配置されている。これによれば、演算素子20は作動によって熱を発するが、回路基板14内で極力両者を遠ざけた配置とすることにより、演算素子20の発熱が湿度センサ17で検出する湿度環境に影響を及ぼすのを防いで、より正確に環境湿度を検出することができる。
また、回路基板14上にて湿度センサ17の近傍に空気温度センサ18が配置されている。これによれば、湿度センサ17で検出する湿度環境と空気温度センサ18で検出する温度環境とを近づけることにより、より正確に環境の温湿度を検出することができる。
また、空気温度センサ18とガラス温度センサ23とを回路基板14の表裏にて略同軸上に配置されている。これによれば、ガラス温度センサ23で検出するガラス温度と空気温度センサ18で検出するガラス近傍温度とを近づけて検出することにより、より正確にガラス表面の相対湿度を算出することができる。
また、演算素子20とガラス温度センサ23との間の回路基板14に、スリット14aが設けられている。これによれば、演算素子20の発熱が回路基板14を伝ってガラス温度センサ23で検出するガラス湿度に影響を及ぼすのを防いで、より正確にガラス温度を検出することができる。
また、複数の吹出口48〜50には、車両の前面窓ガラス12に向かって空気を吹き出すデフロスタ吹出口48が備えられており、上記の湿度検出装置10が前面窓ガラス12の内面に配置され、ガラス表面相対湿度演算手段20d、S50の演算値に基づいて、内外気切換ドア35による内外気切換制御、送風機37による風量制御、および吹出モードドア51〜53による吹出モード切換制御の少なくとも1つが実行される。
これによれば、ガラス表面相対湿度に基づいて内外気切換制御、送風機37の風量制御、および吹出モード切換制御の少なくとも1つを実行して、空調装置による車両窓ガラスの防曇制御を自動的に行うことができる。また、内外気切換制御に際して窓が曇らない範囲で内気比率が増大するように内外気吸い込みを切換制御することにより、換気熱損失を低減して暖房性能を向上させることができる。
また、蒸発器38の実際の冷却度合いが目標値となるように圧縮機40の能力が制御される。これによれば、蒸発器38の冷却度合いを制御することにより、ガラス表面相対湿度を所定範囲に制御して車両窓ガラスの防曇制御を自動的に行うことができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。図15は、本発明の第2実施形態におけるガラス温度検出部分の構造概要を示す部分断面図である。なお、以降の各実施形態においては、前述した実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成および特徴についてのみ説明する。
本実施形態では、湿度センサ17および空気温度センサ18を配置した回路基板14とは別の部位に、ガラス温度センサ23が配置されており、回路基板14とガラス温度センサ23とは変形容易な電気伝導部材23aで接続されている。具体的に図15で示す構造を説明すると、第1実施形態で下ケース11bにインサートしていた金属部材部分を、複数の金属部材16a、16bに分けて構成するとともに、その複数の金属部材16a、16bの間にガラス温度センサ23を配置している。
これら複数の金属部材16a、16bは、それぞれ、ばねなどの電気伝導部材23aを介して回路基板14の電極部14cに接続され、複数の金属部材16a、16bを介してガラス温度センサ23での温度検出信号を取り出せるように構成されている。なお、複数の金属部材16a、16bのガラス側は、ガラス側熱伝導部材15aが貼着され、そのガラス側熱伝導部材15aを囲むように貼り付けられた接着シート13でガラス側熱伝導部材15aが窓ガラス12の表面と密着するように貼り付け固定されている。
これによれば、演算素子20などの発熱が、回路基板14を伝ってガラス温度センサ23で検出するガラス湿度に影響を及ぼすのを防ぐことができるため、より正確にガラス温度を検出することができる。また、ガラス温度センサ23を複数の金属部材16a、16b間に配置して、回路基板14と複数の金属部材16a、16bとをばねなどの電気伝導部材23aを介して接続することにより、回路基板14からの熱影響を遮断でき、より正確にガラス温度を検出することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。図16は、本発明の第3実施形態におけるガラス温度検出部分の構造概要を示す部分断面図である。上述した実施形態と異なる特徴部分を説明する。本実施形態でも、湿度センサ17および空気温度センサ18を配置した回路基板14とは別の部位に、ガラス温度センサ23を配置している。本実施形態では、第1実施形態でのセンサ側熱伝導部材(第2熱伝導部材)15bを、熱伝導ゲルなどで厚く設け、そのセンサ側熱伝導部材15b中に、電気伝導部材としてリード線23bを出したリード型のガラス温度センサ23の感温部を埋没するように配置したものである。
これによれば、ガラス温度センサ23を、金属部材16の反ガラス面側に設けたセンサ側熱伝導部材15b中に埋没するように配置して、回路基板14とはリード線などの電気伝導部材23bを介して接続することにより、回路基板14からの熱影響を遮断でき、より正確にガラス温度を検出することができる。
(その他の実施形態)
図17は、本発明のその他の実施形態におけるガラス温度検出部分の構造概要を示す部分断面図である。図17に示すように、回路基板14の窓ガラス12側に、熱伝導ゲルなどの熱伝導部材15を厚く接着して、その熱伝導部材15の中にガラス温度センサ23を埋没させている。このように、ゲル状などの厚い熱伝導部材15を、回路基板14と窓ガラス12との間に介在させて応力を吸収させることにより、回路基板14に掛ける応力を小さくして、精度良くガラス温度を検出することができる。
また、上述の実施形態では、検出したガラス温度を用いてガラス表面の相対湿度を算出しているが、本構造によって検出したガラス表面のガラス温度、この周辺空気の温度、およびこの周辺空気の相対湿度を用いてガラス表面の露点温度を演算するようにしても良い。また、上述の実施形態では湿度検出装置として構成しているが、上述のガラス温度検出部分の構造を、単なるガラス温度センサとして構成しても良い。
また、上述の実施形態では、湿度検出装置10のケース11内に配置される回路基板14に演算素子20を設けているが、本発明は上述した実施形態に限るものではなく、この演算素子20の機能を空調制御装置26内に設定するようにしても良い。また、上述の実施形態では、車両の前面(フロント)ガラスに配置する湿度検出装置について説明したが、車両の後部(リヤ)ガラスなどに配置する湿度検出装置に本発明を適用しても良い。また、本発明は車両以外の用途における湿度検出装置にも適用することができる。
本発明の第1実施形態における湿度検出装置10の構造概要を示す縦断面図である。 図1の湿度検出装置10の構成概要を示す分解斜視図である。 図1の湿度検出装置10の電気的ブロック図である。 本発明の一実施形態における車両用空調装置のシステム構成を示す模式図である。 図3に示す演算回路20によって実行される演算処理のフローチャートである。 一実施形態における空調装置側制御の基本ロジックを示すフローチャ−トである。 内外気制御指令値Sと内気比率との関係を示す特性図である。 一実施形態における内外気制御ロジックを示すフローチャ−トである。 内外気制御における車速判定の特性図である。 窓ガラス表面相対湿度と内外気制御指令値(内外気吸い込みモード)との関係を示す特性図である。 窓ガラス表面相対湿度と内外気制御モードとの関係を示す特性図である。 一実施形態における防曇制御ロジックを示すフローチャ−トである。 窓ガラス表面相対湿度と防曇制御モードとの関係を示す特性図である。 本発明の一実施形態における圧縮機制御ロジックを示すフローチャ−トである。 本発明の第2実施形態におけるガラス温度検出部分の構造概要を示す部分断面図である。 本発明の第3実施形態におけるガラス温度検出部分の構造概要を示す部分断面図である。 本発明のその他の実施形態におけるガラス温度検出部分の構造概要を示す部分断面図である。
符号の説明
10…湿度検出装置
11…ケース
12…前面窓ガラス(窓ガラス)
12a…内面
13…接着シート
14…回路基板
14a…スリット
15…熱伝導部材
15b…第2熱伝導部材
16、16a、16b…金属部材
17…湿度センサ
18…空気温度センサ
20…演算素子
23…ガラス温度センサ
23a、23b…電気伝導部材
33…内気導入口
34…外気導入口
35…内外気切換ドア(内外気切換手段)
37…送風機(送風手段)
38…蒸発器(冷房用熱交換器)
40…圧縮機
44…ヒータコア(暖房用熱交換器)
48…デフロスタ吹出口(吹出口)
49…フェイス吹出口(吹出口)
50…フット吹出口(吹出口)
51…デフロスタドア(吹出モードドア)
52…フェイスドア(吹出モードドア)
53…フットドア(吹出モードドア)

Claims (17)

  1. 室内側空気の相対湿度を検出する湿度センサ(17)と、
    前記室内側空気の温度を検出する空気温度センサ(18)と、
    窓ガラス(12)の温度を検出するガラス温度センサ(23)と、
    前記湿度センサ(17)、前記空気温度センサ(18)および前記ガラス温度センサ(23)の出力値に基づいてガラス表面相対湿度を演算するガラス表面相対湿度演算手段(20d、S50)とを具備する湿度検出装置として構成し、
    前記窓ガラス(12)と前記ガラス温度センサ(23)との間に熱伝導部材(15)が介在されていることを特徴とする湿度検出装置。
  2. 前記窓ガラス(12)と前記ガラス温度センサ(23)との間に扁平かつ熱伝導良好な金属部材(16)が介在され、前記金属部材(16)の両面に前記熱伝導部材(15)が介在されていることを特徴とする請求項1に記載の湿度検出装置。
  3. 前記湿度センサ(17)、前記空気温度センサ(18)および前記ガラス温度センサ(23)が、前記窓ガラス(12)の内面(12a)上で一体構造として構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の湿度検出装置。
  4. 前記湿度センサ(17)、前記空気温度センサ(18)および前記ガラス温度センサ(23)が、同一の回路基板(14)上に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の湿度検出装置。
  5. 前記湿度センサ(17)および前記空気温度センサ(18)を配置した回路基板(14)とは別の部位に、前記ガラス温度センサ(23)が配置されており、前記回路基板(14)と前記ガラス温度センサ(23)とは変形容易な電気伝導部材(23a、23b)で接続されていることを特徴とする請求項3に記載の湿度検出装置。
  6. 前記金属部材部分を複数の金属部材(16a、16b)で構成し、前記複数の金属部材(16a、16b)間に前記ガラス温度センサ(23)を配置して前記複数の金属部材(16a、16b)を介して前記ガラス温度センサ(23)での温度検出信号を取り出せるように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の湿度検出装置。
  7. 前記金属部材(16)の前記窓ガラス(12)側とは反対側の面にも第2熱伝導部材(15b)を設けて、前記第2熱伝導部材(15b)中に前記電気伝導部材(23b)を出した前記ガラス温度センサ(23)が埋没するように配置されていることを特徴とする請求項5に記載の湿度検出装置。
  8. 前記窓ガラス(12)の前記内面(12a)上に配置されるケース(11)を具備し、
    前記ケース(11)内に、前記湿度センサ(17)、前記空気温度センサ(18)および前記ガラス温度センサ(23)が収容されていることを特徴とする請求項1ないし7のうちいずれか1項に記載の湿度検出装置。
  9. 前記金属部材(16)は前記ケース(11)に一体構造として構成されていることを特徴とする請求項8に記載の湿度検出装置。
  10. 前記窓ガラス(12)の前記内面(12a)上に接着シート(13)を用いて前記ケース(11)を貼付固定されていることを特徴とする請求項8または9に記載の湿度検出装置。
  11. 前記窓ガラス(12)の前記内面(12a)に接触する前記熱伝導部材(15)は、前記接着シート(13)によって囲まれていることを特徴とする請求項10に記載の湿度検出装置。
  12. 前記回路基板(14)上には前記湿度センサ(17)、前記空気温度センサ(18)および前記ガラス温度センサ(23)の出力値に基づく演算を行う演算素子(20)を具備し、
    前記回路基板(14)上で前記湿度センサ(17)と前記演算素子(20)とは基板中央部を介して対向するように配置されていることを特徴とする請求項1ないし4のうちいずれか1項に記載の湿度検出装置。
  13. 前記回路基板(14)上にて前記湿度センサ(17)の近傍に前記空気温度センサ(18)が配置されていることを特徴とする請求項12に記載の湿度検出装置。
  14. 前記空気温度センサ(18)と前記ガラス温度センサ(23)とを前記回路基板(14)の表裏にて略同軸上に配置されていることを特徴とする請求項12または13に記載の湿度検出装置。
  15. 前記演算素子(20)と前記ガラス温度センサ(23)との間の前記回路基板(14)にスリット(14a)が設けられていることを特徴とする請求項12ないし14のうちいずれか1項に記載の湿度検出装置。
  16. 内気導入口(33)と外気導入口(34)とを開閉して内気と外気との吸い込みを切り換える内外気切換手段(35)と、
    前記内気導入口(33)および前記外気導入口(34)を通して導入される空気を車室内へ向かって送風する送風手段(37)と、
    前記送風手段(37)の送風空気を冷却する冷房用熱交換器(38)と、
    前記送風手段(37)の送風空気を加熱する暖房用熱交換器(44)と、
    前記冷房用熱交換器(38)および前記暖房用熱交換器(44)を通過して温度調整された空気を車室内へ吹き出す複数の吹出口(48、49、50)と、
    前記複数の吹出口(48、49、50)を開閉して吹出モードを切り換える吹出モードドア(51、52、53)とを具備し、
    前記複数の吹出口(48、49、50)には車両の前面窓ガラス(12)に向かって空気を吹き出すデフロスタ吹出口(48)が備えられており、
    請求項1ないし15のうちいずれか1項に記載の湿度検出装置(10)が前記前面窓ガラス(12)の内面に配置され、
    前記ガラス表面相対湿度演算手段(20d、S50)の演算値に基づいて、前記内外気切換手段(35)による内外気切換制御、前記送風手段(37)による風量制御、および前記吹出モードドア(51、52、53)による吹出モード切換制御の少なくとも1つが実行されることを特徴とする車両用空調装置。
  17. 前記冷房用熱交換器(38)に冷媒を循環する圧縮機(40)を有し、
    前記ガラス表面相対湿度が所定範囲内となるように前記冷房用熱交換器(38)の冷却度合いの目標値を設定し、
    前記冷房用熱交換器(38)の実際の冷却度合いが前記目標値となるように前記圧縮機(40)の能力が制御されることを特徴とする請求項16に記載の車両用空調装置。
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