JP2008077434A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却対象の変位を抑制でき、冷却対象を適切に冷却することができる情報処理装置を提供すること。
【解決手段】発熱体である冷却対象51,52と、冷却対象51に当接して冷却する冷却ユニット32とを備えた情報処理装置であって、冷却対象51に対して冷却ユニット32とは反対側に設けられ、かつ、冷却ユニット32に取り付けられる板ばね36を備え、板ばね36は、冷却対象51に圧着する方向に冷却ユニット32を付勢する。これによれば、冷却対象51と冷却ユニット32との密着度を高めることができるので、冷却対象51の熱を効率よく冷却ユニットに伝導させ、当該熱を冷却することができる。従って、冷却対象51で生じた熱を効率よく冷却することができる。また、板ばね36と冷却ユニット32とにより冷却対象51を挟むので、一方向側からの荷重が冷却対象51に加わることがなく、冷却対象51の変形を抑制できる。
【選択図】図26

Description

本発明は、発熱体である冷却対象と、前記冷却対象に当接して、当該冷却対象から伝導された熱を冷却する冷却手段とを備えた情報処理装置に関する。
従来、CPU(Central Processing Unit)等の集積回路を備えた情報処理装置が知られている。このような情報処理装置として、所定の演算処理を実行するパーソナルコンピュータ(Personal Computer,PC)や、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)及びBD(Blu-ray Disc;登録商標)等の光ディスクなどの記録媒体、及び、半導体メモリカードやHDD(Hard Disk Drive)等の記憶媒体に記録または記憶された画像及び音声情報を再生するディスク再生装置が知られている。
ここで、このような情報処理装置に用いられる集積回路、特にCPUは、発熱量が高く、また、熱に弱いため、情報処理装置を安定して駆動させるためには、集積回路を効率よく冷却する必要がある。また、近年、電子機器の小型化が促進され、集積回路等の発熱体から生じた熱が電子機器内にこもりやすくなっており、また、集積回路の処理速度の向上が促進されるに伴って発熱量が増大しており、集積回路を効率よく冷却する必要性が一層高まっている。
このような集積回路の冷却構造として、基板上に並列配置されたCPU及びチップセットを覆うようにヒートシンクを設け、当該ヒートシンクに伝導されたCPU及びチップセットの熱を、ファンにより冷却する構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の冷却構造では、発熱量の低いチップセットを情報処理装置(PC)の内部空気で冷却し、発熱量の高いCPUを、当該内部空気と、情報処理装置外部から別途導入した外部空気とで冷却する。これによれば、内部空気よりも低温の外部空気を用いてCPUを冷却することができる。
特開2000−20172号公報
ここで、特許文献1に記載の冷却構造では、ヒートシンク及びファンは、CPU及びチップセット等の集積回路の実装面側の基板に、ねじ等により固定されている。このような構造では、基板に対して、ヒートシンク及びファンを固定するねじが螺合するため、ねじの締め付け力によって基板が変形してしまう可能性がある。このような問題は、大型のヒートシンク及びファンを基板に固定する場合に、ねじの締め付け力を高める必要があるので、顕著となる。
また、特許文献1に記載の冷却構造では、冷却対象であるCPUにヒートシンクが当接していないため、当該CPUからヒートシンクに熱が直接伝導しない。このため、CPUで生じた熱は、当該CPUのケーシングでのみ放熱されることとなるので、ファンからの冷却空気を送風しても、放熱面積が小さく、冷却効率が低いという問題がある。
本発明の目的は、冷却対象の変位を抑制でき、かつ、冷却対象を効率よく冷却することができる情報処理装置を提供することである。
前記した目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、発熱体である冷却対象と、前記冷却対象に当接して、当該冷却対象から伝導された熱を冷却する冷却手段とを備えた情報処理装置であって、前記冷却対象に対して前記冷却手段とは反対側に設けられ、かつ、前記冷却手段に取り付けられる付勢板を備え、前記付勢板は、前記冷却対象に圧着する方向に前記冷却手段を付勢することを特徴とする。
本発明によれば、冷却対象に対して冷却手段の反対側に設けられた付勢板が、当該冷却手段を冷却対象に圧着する方向に付勢することにより、冷却手段の冷却対象への密着度を向上することができる。この際、冷却対象に比べて、冷却手段が大型である場合でも、当該冷却手段と付勢板とで冷却対象を挟むことにより、冷却対象と冷却手段との密着度を向上することができるだけでなく、当該冷却手段を冷却対象に対して安定して密着させることができる。従って、冷却対象で生じた熱を効率よく冷却手段に伝達させることができるので、放熱面積を大きくすることができ、冷却手段による冷却対象の冷却効率を向上することができる。
また、付勢板と冷却手段とが、冷却対象を挟むように支持するので、冷却手段が冷却対象にねじ等の固定具により取り付けられる場合のように、冷却対象に一方向からのみ荷重が加わることを防ぐことができる。従って、冷却対象の変位を抑制することができるほか、冷却手段の安定性を高めることができる。
本発明では、前記冷却対象は、当該情報処理装置を制御する回路基板上に設けられ、かつ、所定の演算処理を実行する集積回路であり、前記付勢板は、前記回路基板における前記集積回路が実装される面とは反対側の面側に設けられることが好ましい。
ここで、回路基板における集積回路が実装される面の反対側の面とは、集積回路のケーシングが位置する面とは反対側の面を示しており、当該集積回路が回路基板を貫通する端子を備えている場合には、当該端子を回路基板にはんだ等により固定する回路基板の面を指している。
本発明によれば、冷却対象が、情報処理装置の中でも発熱量が高く、かつ、熱に弱い集積回路であるので、当該集積回路を効率よく冷却することができる。これによれば、情報処理装置を安定して駆動させることができる。
また、付勢板が、回路基板における集積回路が実装される面とは反対側の面側に設けられているので、当該集積回路において高温となり易いケーシングを冷却手段に当接させることができる。従って、集積回路の冷却効率を向上することができる。
さらに、回路基板上に配設された集積回路に圧着するように、当該回路基板に対して大型の冷却手段をねじ等により固定すると、回路基板に反りが生じる可能性がある。これに対し、付勢板が、回路基板を挟んで当該回路基板上に設けられた集積回路に圧着するように、冷却手段を引っ張ることにより、回路基板に反りが生じることを防ぐことができる。従って、回路基板の変位を防ぐことができる。
本発明では、前記回路基板を挟む金属性の一対のフレーム部材を備え、前記一対のフレーム部材には、それぞれ前記回路基板に対向する側とは反対側に向かって没入した凹部が形成され、前記回路基板は、前記一対のフレーム部材に形成されたそれぞれの前記凹部により形成される空間内に収納配置されることが好ましい。
本発明によれば、一対のフレーム部材に形成された各凹部により、集積回路が実装された回路基板が覆われることとなるので、当該回路基板上を流れる電流によって生じる輻射ノイズが外部に漏出することを防ぐことができる。この際、一つの部材で回路基板を覆う場合に比べ、一対のフレーム部材によって回路基板を挟むようにして覆うことにより、これら一対のフレーム部材及び回路基板の組み立てを容易に行うことができる。さらに、回路基板は、一対のフレーム部材の凹部により形成される空間内に収納配置されるので、組み合わさった一対のフレーム部材及び回路基板の薄型化を図ることができる。従って、EMI(Electro Magnetic Interference、電磁干渉)対策を施すことができるほか、組立容易性の向上及び情報処理装置の小型化を図ることができる。
本発明では、前記付勢板を前記冷却手段に取り付ける取付部材を備え、前記付勢板には、前記取付部材が挿通する孔が形成され、前記一対のフレーム部材のうち、前記回路基板に対して前記付勢板が設けられる側に配置される第1フレーム部材には、前記集積回路に応じた位置に、前記付勢板が挿通する開口が形成され、前記回路基板には、前記取付部材が挿通する孔が形成され、前記一対のフレーム部材のうち、前記回路基板に対して前記冷却手段が設けられる側に配置される第2フレーム部材には、前記取付部材が挿通する孔が形成され、前記冷却手段は、前記取付部材を係止する係止部を有することが好ましい。
このような取付部材としては、ねじ、ボルト及びビス等の固定具を例示することができる。
本発明によれば、付勢板を冷却手段に取り付ける際に生じる取付部材の押込力を、回路基板に伝わらないようにすることができる。すなわち、取付部材は、一対のフレーム部材及び回路基板に形成された開口及び孔を挿通し、冷却手段の係止部により係止されるので、当該取付部材の冷却手段への押込力(取付部材がねじの場合は締め付け力)は、回路基板に作用しない。従って、取付部材による回路基板の冷却手段側への押し付けを防ぐことができるので、回路基板に歪みや反り等の変位が生じることを一層確実に抑制することができる。
本発明では、前記付勢板と前記回路基板との間には、前記集積回路に応じた寸法を有する板状体が設けられ、前記付勢板は、前記板状体に対応する位置に配置され、前記付勢板の前記板状体に対向する面には、面外方向に突出し、かつ、前記板状体の略中央に当接する突出部が設けられ、前記板状体の前記回路基板に対向する面の隅部には、前記回路基板に当接する突起部がそれぞれ設けられていることが好ましい。
本発明によれば、付勢板と回路基板との間に設けられた板状体により、当該付勢板によって生じる集積回路への押圧力を分散させることができる。すなわち、付勢板の付勢力によって回路基板の集積回路を冷却手段に押圧する際に、付勢板は、当該付勢板に設けられた突出部の1点で板状体を押圧する。ここで、板状体における回路基板に対向する面の隅部には、それぞれ突起部が設けられているので、付勢板から板状体に加わった荷重は、当該各突起部により均等に分散され、各突起部を介して、回路基板に作用することとなる。この板状体は、集積回路に応じた寸法を有しており、各突起部を介して加わる荷重は、集積回路の隅部に均等に作用することとなるので、集積回路を均一に冷却手段に押圧することができる。また、この際、集積回路が回路基板に取り付けられる端子を備えている場合には、集積回路の隅部に均等に荷重が作用することにより、当該端子が変位することを抑制することができる。従って、集積回路への押圧力を均等に作用させることができ、当該集積回路の冷却効率を向上することができる。
本発明では、前記突起部は、絶縁性の材料により形成されていることが好ましい。
本発明によれば、回路基板と板状体とが絶縁性の材料により形成された突起部を介して接続されるので、当該回路基板を流れる電流が、板状体及び板ばねに導通することを防ぐことができる。従って、回路基板を流れる電流にノイズが混入したり、信号誤り等が生じたりすることを防ぐことができる。
本発明では、前記付勢板は、前記板状体に対して略10kgの荷重を加えるように取り付けられることが好ましい。
本発明によれば、付勢板が板状体に対して10kgの荷重を加えることにより、当該板状体を介して集積回路に冷却手段に適切に圧着させることができる。すなわち、当該荷重で冷却手段と集積回路とを圧着させることにより、適度な圧力状態で、それぞれの密着度を高めることができる。
本発明では、前記一対のフレーム部材のうち、前記回路基板に対して前記付勢板が配置される側とは反対側に配置される第2フレーム部材には、前記集積回路が挿通する開口が形成され、前記開口の周囲には、前記集積回路に前記冷却手段が当接した際に、当該冷却手段を挟持する一対の挟持片が設けられていることが好ましい。
本発明によれば、回路基板に対して付勢板が位置する側とは反対側に配置される第2フレーム部材、すなわち、回路基板に対して冷却手段が位置する側に配置される第2フレーム部材には、当該回路基板に実装された集積回路を冷却手段に直接当接させるための開口が形成され、当該開口の周囲に、冷却手段を挟持する一対の挟持片が設けられている。
これによれば、第2フレーム部材の開口を挿通した集積回路を冷却手段に当接させる際に、一対の挟持片が当該冷却手段を挟持することで、集積回路に対する冷却手段の位置を適切に合わせることができ、当該集積回路を冷却手段に適切に圧着させることができる。従って、集積回路から冷却手段への熱の伝導効率を高めることができるので、集積回路の冷却効率を高め、当該集積回路の温度上昇を一層抑制することができる。
また、挟持片が熱伝導性を有する場合には、当該挟持片を介して、冷却手段に伝導された熱をフレーム部材に伝導させることができる。これによれば、熱伝導経路を増やすことができ、放熱面積をより大きくすることができ。従って、冷却対象である集積回路の冷却を促進することができる。
さらに、集積回路が圧着する冷却手段の部分と、挟持片とが電導性を有している場合には、これらを介して、回路基板上を流れる電流を第2フレーム部材に導通させることができる。従って、不要な輻射ノイズを第2フレーム部材に導通させることができるので、EMI対策を施すことができる。
本発明では、前記冷却手段は、前記冷却対象が当接し、かつ、当該冷却対象からの熱が伝導される受熱部と、当該受熱部に冷却空気を送風し、当該受熱部を冷却する送風部とを備えることが好ましい。
本発明によれば、冷却手段は、冷却対象から熱が伝導される受熱部に対して、送風部により冷却空気を送風して、当該伝導された熱を冷却する。これによれば、冷却手段が、冷却対象から伝導された熱を放熱するのみの構成である場合に比べ、受熱部に伝導された熱を、送風部から送風される冷却空気により強制的に冷却するので、当該熱を効率よく冷却することができる。従って、冷却対象の冷却効果をより一層高めることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
(1)情報処理装置1の構成
図1は、本実施形態に係る情報処理装置1を正面側から見た斜視図であり、図2は、蓋部材23を開放した状態の情報処理装置1を正面側から見た斜視図である。
本実施形態の情報処理装置1は、使用者が操作するコントローラ(図示略)からの指示に応じて、あるいは自動で、CD、DVD及びBD等の光ディスク等の記録媒体や、各種半導体メモリカード及びHDD(Hard Disk Drive)等の記憶媒体に記録または記憶された情報、並びに、接続されたネットワークから情報を取得し、当該取得情報に含まれる画像情報及び音声情報を再生するほか、当該取得情報に含まれるプログラムを実行する電子機器である。また、この情報処理装置1は、使用する光ディスクの種類によっては、当該光ディスクに対する情報の記録を行うことができるほか、装着された半導体メモリカード及びHDD等の記憶媒体への情報の記録を行うことができるように構成されている。このような情報処理装置1は、図示を省略するが、テレビジョン受像機等の画像表示装置と電気的に接続されており、コントローラを使用者が操作することにより、使用者の操作に応じた所定の処理を行い、当該処理結果から画像信号および音声信号を当該画像表示装置に出力する。
この情報処理装置1は、外装筐体2(図1〜図6)と、当該外装筐体2内に収納される装置本体3(図7〜図9)とを備えて構成されている。
(2)外装筐体2の構成
外装筐体2は、図1及び図2に示すように、全体略楕円柱状を有している。このような外装筐体2は、化粧板24が取り付けられる上部筐体21と、下部筐体22とから構成されている。
(2-1)上部筐体21の構成
上部筐体21は、円弧状の湾曲部分を有する箱型形状に形成され、下部筐体22と組み合わされてねじ固定される。この上部筐体21には、正面部211(図1、図2及び図4)、上面部212(図3及び図4)および側面部213(図1、図2及び図4),214(図3)が形成されている。
正面部211は、図1及び図2において示す手前側の面であり、当該正面部211の略中央および左端には、面外方向に突出する突出部2111,2112が設けられている。これら突出部2111,2112に挟まれた領域には、カードスロット部2113が形成されており、当該カードスロット部2113には、図2に示すように、各種半導体メモリカード(以下、「メモリカード」と略す場合がある)を挿抜可能な3つの開口21131が形成されている。これら開口21131を介して、外装筐体2内に設けられた後述するリーダライタ351の各種メモリカードに対応する挿入部が露出する。
これら突出部2111,2112及びカードスロット部2113が形成された領域には、当該突出部2111,2112及びカードスロット部2113を覆う蓋部材23が回動自在に設けられている。この蓋部材23は、正面部211の長手方向に沿った回動軸を有し、当該回動軸を中心として上方に回動することにより、カードスロット部2113を開放し、下方に回動することにより、カードスロット部2113を閉塞する。
正面部211の右側には、直径12cmの光ディスクに対応したディスク挿入口2114が正面部211の長手方向に沿って形成されている。このディスク挿入口2114に挿入された光ディスクは、後述する装置本体3を構成するディスクユニット33に挿入される。
さらに、図1及び図2における右側の側面部213には、外装筐体2内に収納された装置本体3を冷却する冷却空気を、当該外装筐体2外から吸気する複数の吸気口2131が形成されている。
図3は、化粧板24をずらした状態の情報処理装置1を背面側から見た斜視図であり、図4は、化粧板24を外した状態の情報処理装置1を正面側から見た斜視図である。
上部筐体21の上面部212には、図3に示すように、当該上面部212を覆う化粧板24が摺動自在に取り付けられている。この化粧板24は、上面部212の湾曲形状に沿うように形成され、当該上面部212の長手方向に沿って摺動させることにより、上面部212に取り付けられる。
このような化粧板24を取り外すと、図4に示すように、上面部212に形成された一対の溝部2121、複数の係合部2122及び複数のねじ挿入口2123が露出する。
このうち、溝部2121は、上面部212の短手方向の両端において、当該上面部212の長手方向に沿って形成され、化粧板24の上面部212に沿った摺動を案内する。係合部2122は、化粧板24の裏面(上面部212と対向する面)に突設され、かつ、略鉤状を有する係止部(図示省略)と係合して、上面部212から化粧板24が外れることを防止する。ねじ挿入口2123には、上部筐体21と装置本体3とを固定するねじが挿入される。
また、側面部214の長手方向両端には、図3に示すように、ゴム等により形成された脚部2141が設けられている。
(2-2)下部筐体22の構成
下部筐体22は、図1及び図2に示すように、直方体と半円柱とを組み合わせた形状を有し、半円柱状部分を向い合わせるように前述の上部筐体21と組み合わさる。
この下部筐体22は、上部筐体21と対向する側に、後述する装置本体3を収納するための開口22A(図6)を有し、当該下部筐体22には、正面部221(図1及び図2)、側面部222(図1及び図2),223(図3)、背面部224(図3)、底面部225(図5)及び内面部226(図6)が形成されている。
正面部221(図1及び図2における手前側の部分)の左側には、4つの略矩形状を有する開口2211が形成されている。これら開口2211を介して、装置本体3を構成する制御基板5(図18及び図19)に設けられ、かつ、USB(Universal Serial Bus)規格に準拠したA端子を接続可能な端子がそれぞれ露出する。また、正面部221における開口2211の右側には、略矩形を有する複数の吸気口2212が形成され、当該吸気口2212を介して、外装筐体2外の空気が、内部に導入される。
さらに、正面部221における延出部分の下面には、外装筐体2外の空気を導入する吸気口2213(図5)が形成されている。
また、図1及び図2における右側の側面部222、すなわち、上部筐体21の側面部213に対応する側面部222には、後述する第1段差部2251(図5)により上方側が突出し、下方側が没入した段差が形成されており、当該段差における側面部213の形成方向に沿った面には、装置本体3を冷却した冷却空気が排出される排気口2221,2222が形成されている。詳述すると、上方側の突出部分の側面に排気口2221が形成され、下方側の没入部分の側面に排気口2222が形成されている。
このため、外装筐体2における側面部213,222によって形成される面2Aには、吸気口2131及び排気口2221,2222が同一の面に形成されていることとなる。
側面部223の両端には、図3に示すように、ゴム等により形成された脚部2231が形成されている。この側面部223に形成された脚部2231、及び、上部筐体21の側面部214に形成された脚部2141を設置面に当接させるように配置することで、情報処理装置1の縦置きが可能となっている。
また、側面部223の略中央には、略矩形状の開口2232が形成されており、当該開口2232を介して、図示しないHDD(Hard Disk Drive)ユニットが取り付けられる。この開口2232は、当該開口2232に応じた形状を有する蓋部材25により閉塞されている。
さらに、開口2232の下方には、側面部223の長手方向に沿って複数の吸気口2233が形成されている。
背面部224には、図3に示すように、外装筐体2内部に収納された制御基板5に設けられた各種端子59(図19)が露出する開口2241〜2244が、当該背面部224の長手方向に沿って形成されている。
具体的に、開口2241〜2244には、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)端子を接続可能な端子、IEEE802.3iに準拠し、10Base−Tおよび100Base−TX等のLAN(Local Area Network)ケーブルが接続可能な端子、USB規格に準拠したB端子が接続可能な端子、及び、一端側に映像用の1本の端子及び音声用の2本の端子が設けられた同軸ケーブルの他端側が接続可能な端子が、それぞれ露出する。
さらに、背面部224における右端には、主電源をオン/オフする電源スイッチ2245が設けられ、当該電源スイッチ2245の下方に、電源ケーブル(図示省略)が接続されるインレットコネクタ2247が露出する開口2246が形成されている。
加えて、背面部224における開口2241〜2244,2246が形成された部分、及び、電源スイッチ2245が設けられた部分以外の領域には、外装筐体2内の装置本体3を冷却した冷却空気を外部に排出する排気口2248が形成されている。
なお、詳しい図示を省略したが、背面部224の内面には、後述する冷却ユニット32の吐出口328(図22及び図23)と排気口2248とを接続し、当該吐出口328から吐出される空気が、冷却ユニット32により吸引されないようにするスポンジが設けられている。
図5は、情報処理装置1を下方から見た斜視図である。
下部筐体22の底面部225は、下部筐体22における上部筐体21とは反対側の直方体部分の底面に対応する部分である。この底面部225には、図5に示すように、下方に突出した2段の第1段差部2251及び第2段差部2252が形成されている。
詳述すると、第1段差部2251は、底面部225において、正面部221及び側面部222側が内側にずれ、かつ、側面部223及び背面部224(図3)側が面一となるように形成されている。また、第2段差部2252は、当該第1段差部2251の内側に、正面部221及び側面部222側が内側にずれ、側面部223及び背面部224側が面一となるように形成されている。これらのうち、第1段差部2251の正面側には、前述の開口2211及び吸気口2212が形成され、当該第1段差部2251の側面には、前述の排気口2222が形成されている。
第2段差部2252における底面の四隅には、ゴムにより形成された複数の脚部22521が設けられている。これら脚部22521を設置面に当接させるようにして情報処理装置1を配置することで、当該情報処理装置1の横置きが可能となっている。
また、第2段差部2252には、側面部223に近接する側に、吸気口2233(図3)と同様の吸気口22522が、当該底面部225の短手方向(側面部223に沿う方向)に沿って形成されている。
図6は、下部筐体22の内面部226を示す平面図である。
下部筐体22の内面部226には、前述のように、装置本体3を収納するための開口22Aが形成されており、また、詳しい図示を省略したが、当該下部筐体22の外周に沿って複数のねじ孔が形成されている。これらねじ孔には、下部筐体22に装置本体3及び上部筐体22を固定するねじが螺合する。
また、下部筐体22における正面部221側の両端には、嵌合穴2261,2262が形成されている。これら嵌合穴2261,2262には、装置本体3の制御ユニット31を構成する後述するメインフレーム4に設けられたピン48(48R,48L)(図14)が嵌合し、これにより、下部筐体22に制御ユニット31が位置決めされる。なお、側面部222に近接する側に形成された嵌合穴2261は、平面視略長円形状に形成され、側面部223に近接する側に形成された嵌合穴2262は、略円形状に形成されている。このため、ピン48R,48Lと、嵌合穴2261,2262との位置が製造誤差等により僅かにずれた場合でも、当該嵌合穴2261,2262にピン48R,48Lを嵌合することができる。なお、嵌合穴2261には、ピン48Rが嵌合し、嵌合穴2262には、ピン48Lが嵌合する。
さらに、内面部226には、正面部221側に、当該正面部221の形成方向(長手方向)に沿って、スポンジ2263が設けられている。詳述すると、スポンジ2263は、吸気口2213が形成された正面部221における延出部分の基端側に配置されている。このスポンジ2263は、後述する制御ユニット31が下部筐体22内に収納された際に、当該制御ユニット31のメインフレーム4の下面に当接する。そして、このスポンジ2263は、吸気口2213を介して外装筐体2の外部から導入された冷却空気が、制御ユニット31の下方に配置された冷却ユニット32に直接流入することを防いでいる。
また、内面部226には、背面部224側に、当該背面部224に形成された排気口2248に対応する位置に、背面部224の形成方向(長手方向)に沿って、スポンジ2264が設けられている。このスポンジ2264は、後述する冷却ユニット32の吐出口328(図22)の周囲に当接し、当該吐出口328と排気口2248との密着度を高めている。このため、吐出口328から吐出された冷却空気は、排気口2248から漏れなく外装筐体2外に排出される。
さらに、内面部226において、底面部225に形成された第2段差部2252(図5)に対応し、側面部222に近接する領域には、後述する冷却ユニット32の吐出口327の周囲に設けられたスポンジ3271(図22)が当接する当接部2265が形成されている。この当接部2265に当該スポンジ3271が当接することにより、冷却ユニット32の吐出口327から吐出された冷却空気が、側面部222に形成された排気口2222(図1)から漏れなく排出される。
(3)装置本体3の構成
図7は、上部筐体21を外した状態の情報処理装置1を正面側から見た斜視図である。また、図8は、装置本体3を正面側から見た斜視図であり、図9は、装置本体3を示す分解斜視図である。
装置本体3は、図7に示すように、外装筐体2内に収納されている。この装置本体3は、図7〜図9に示すように、制御ユニット31(図7〜図9)、冷却ユニット32(図8及び図9)、ディスクユニット33(図7〜図9)、電源ユニット34(図7〜図9)、リーダライタユニット35(図7〜図9)及び板ばね36(図9)を備えて構成されている。そして、装置本体3は、これら各ユニット31〜35及び板ばね36が互いにねじ等により固定され、一体的に組み合わさっている。
このうち、ディスクユニット33は、後述する制御ユニット31による制御下で、挿入された前述の各種光ディスクに記録された画像、映像及びプログラム等の情報を読出し、当該情報を、制御ユニット31を構成する制御基板5に出力する。また、ディスクユニット33は、挿入された光ディスクに対し、前述のような情報の記録を行う。
このディスクユニット33は、詳しい図示を省略するが、ユニット本体331と、当該ユニット本体331を内部に収納する金属製の筐体332とを備えて構成されている。このうち、筐体332の正面には、直径12cmの光ディスクが挿抜される開口3321が形成されている。
電源ユニット34は、装置本体3に駆動電力を供給するものである。具体的に、電源ユニット34は、外装筐体2に設けられたインレットコネクタ2247(図3)に入力した商用交流電流を直流変換し、装置本体3を構成する各電子部品に応じた電圧に昇圧および減圧して、当該各電子部品に供給する。この電源ユニット34は、制御ユニット31を構成する後述する制御基板5に設けられた電源ピン571(図18)と接続され、当該制御基板5を介して、各電子部品に駆動電力を供給する。
リーダライタユニット35は、後述する制御基板5による制御下で、前述の上部筐体21のカードスロット部2113に形成された各開口21131を介して挿入された各種メモリカードに対する情報の読出及び記憶を実行する。このリーダライタユニット35は、メモリカードが挿抜されるリーダライタ351と、当該リーダライタ351の動作を制御する基板352とを備えて構成されている。このうち、基板352には、制御基板5から制御信号が入力し、当該制御信号に応じた動作をリーダライタ351に実行させる。このようなリーダライタユニット35は、後述する制御ユニット31を構成するサブフレーム6上に支持固定される。
(4)制御ユニット31の構成
図10及び図11は、制御ユニット31を上方及び下方から見た斜視図である。また、図12は、制御ユニット31及び冷却ユニット32を示す分解斜視図である。
制御ユニット31は、装置本体3、ひいては、情報処理装置1の駆動を制御するユニットである。この制御ユニット31は、図10〜図12に示すように、メインフレーム4と、制御基板5と、サブフレーム6とを備えて構成されており、制御基板5及びサブフレーム6は、メインフレーム4に対して位置決めされる。
(4-1)メインフレーム4の構成
図13及び図14は、メインフレーム4を上方及び下方から見た斜視図である。
メインフレーム4は、後述するサブフレーム6とともに制御基板5を挟持し、後述する冷却ユニット32に接続されるフレーム部材であり、本発明の第2フレーム部材に相当する。このメインフレーム4は、平面視略長方形状を有する平板状に形成され、放熱及びEMI(Electro Magnetic Interference、電磁干渉)を考慮してアルミ等の金属により形成されている。また、メインフレーム4の中央には、図13に示すように、下面側、すなわち、制御基板5に対向する側とは反対側に没入した凹部40が形成されている。この凹部40と後述するサブフレーム6の凹部60とにより形成される空間内に制御基板5が収納配置され、メインフレーム4は、当該メインフレーム4に取り付けられる制御基板5上に配設された各種チップが押圧されないように形成されている。さらに、メインフレーム4には、複数の略円形状の孔が形成されており、当該孔は、メインフレーム4を軽量化するとともに、当該メインフレーム4とサブフレーム6とに挟持される制御基板5に冷却空気を通風させる。
この凹部40が形成された領域における背面側(図13及び図14における上方側)と、右側(図13における右側であり、図14における左側であり、外装筐体2の側面部213,222に近接する側)には、それぞれ2つずつ計4つのピン挿入口401が形成されている。詳述すると、メインフレーム4の背面側に形成された2つのピン挿入口401は、それぞれメインフレーム4の長手方向に沿って形成され、また、右側に形成された2つのピン挿入口401は、それぞれメインフレーム4の短手方向に沿って形成されている。これらピン挿入口401には、メインフレーム4を後述する冷却ユニット32上に位置決めする際に、当該冷却ユニット32に形成された位置決めピン329が挿通する。
メインフレーム4には、略中央に平面視略矩形状の開口41(図13における左側),42(図13における右側)が並列するように形成されている。これら開口41,42は、後述する制御基板5に配設されたCPU(Central Processing Unit)51及びGPU(Graphics Processing Unit)52に対応する位置に形成され、当該CPU51及びGPU52は、開口41,42を介して、メインフレーム4の下面側に露出する。この開口41,42の対向する二辺には、下方に延出する延出部411,421が形成されており、当該延出部411,421には、それぞれ開口41,42から露出するCPU51及びGPU52に当接する冷却ユニット32の後述する受熱ブロック325を挟持する挟持片4Aが設けられている。
図15及び図16は、挟持片4Aを正面側及び背面側から見た斜視図である。また、図17は、メインフレーム4の開口41周辺を示す斜視図である。
挟持片4Aは、図15及び図16に示すように、断面視略U字状を有する金属性部材であり、前述のように、メインフレーム4の延出部411,421にそれぞれ取り付けられる。この挟持片4Aは、制御ユニット31に後述する冷却ユニット32が取り付けられた際に、メインフレーム4の開口41,42に応じた冷却ユニット32の位置に設けられた受熱ブロック325(図23)を挟持する。具体的に、開口41の端縁に形成された一対の延出部411にそれぞれ設けられた各挟持片4Aは、当該開口41内に配置される受熱ブロック325Cを側方から挟持し、開口42の端縁に形成された一対の延出部411にそれぞれ設けられた各挟持片4Aは、当該開口42内に配置される受熱ブロック325Gを側方から挟持する。
この挟持片4Aには、受熱ブロック325に当接する正面部4A1、及び、延出部411,421に当接する背面部4A2が形成されている。
正面部4A1には、背面部4A2から離間する方向に断面略V字状に突出した突出部4A11が形成されている。また、正面部4A1には、突出部4A11を分割する複数の切欠4A12が形成されている。このうち、突出部4A11は可撓性を有し、受熱ブロック325に当接した際に、当該受熱ブロック325を押圧する方向に付勢力を付与する。
背面部4A2には、2つの略円形状の開口4A21が形成されている。これら開口4A21には、図17に示すように、メインフレーム4の延出部411,421に形成され、かつ、当該開口4A21と略同じ形状及び寸法で形成された突起部(図17では、延出部411に形成された突起部4111のみ図示)が嵌合する。これにより、挟持片4Aが延出部411,421から外れることが防がれる。
このような挟持片4Aを延出部411,421に設けることにより、冷却ユニット32の受熱ブロック325を、開口41,42内に適切に配置することができるほか、当該受熱ブロック325の配置状態を維持することができる。また、メインフレーム4に制御基板5を取り付け、CPU51及びGPU52が後述する冷却ユニット32の受熱ブロック325C,325G(図23)に当接した際に、当該受熱ブロック325C,325G及び挟持片4Aを介して、CPU51及びGPU52とメインフレーム4とが電気的に接続され、CPU51及びGPU52とメインフレーム4とを導通させることができるので、EMIを防止することができる。
図13及び図14に戻り、開口41,42近傍には、それぞれ2つずつ孔部412,422が形成されている。具体的に、2つの孔部412は、略矩形の開口41の一方の対角線上に形成され、また、2つの孔部422は、略矩形の開口42の一方の対角線上に形成されている。これら孔部412,422には、制御ユニット31に冷却ユニット32を取り付けるねじ37(図12)が挿通する。
また、メインフレーム4の正面側(図13及び図14における手前側)には、略矩形の開口43が2つ並列して形成されている。これら開口43には、メインフレーム4に制御基板5を載置した際に、当該制御基板5に設けられた2つの端子接続部53(図19)が挿通する。
メインフレーム4の背面側(図13における上方側)には、当該メインフレーム4の端縁から断面略L字状に起立する側面部44,45が形成されている。
このうち、図13における左側に形成された側面部44には、寸法の異なる4つの開口441〜444が形成されている。これら開口441には、制御基板5に設けられ、下部筐体22に形成された開口2241〜2244から露出する各端子59(図19)が挿通する。また、側面部44には、当該開口441,443,444の上側に、細長い略矩形の開口445〜447が形成されている。また、図13における右側に形成された側面部45には、開口445〜447と同様の開口451が形成されている。これら開口445〜447,451には、後述するサブフレーム6に形成された起立部65が係合し、これにより、メインフレーム4にサブフレーム6が取り付けられる。
メインフレーム4の上面における正面側の長手方向両端部には、図13に示すように、面外方向に突出するピン46(メインフレーム4の右側のピンを46Rとし、左側のピンを46Lとする)がそれぞれ設けられている。これらピン46は、メインフレーム4に制御基板5及びサブフレーム6を載置する際に、これらを位置決めする位置決めピンである。
また、メインフレーム4の上面における短手方向に沿った端縁の略中央には、当該端縁から起立する断面略L字状の起立部47(メインフレーム4の右側の起立部を47Rとし、左側の起立部を47Lとする)がそれぞれ形成されている。これら起立部47は、メインフレーム4に制御基板5及びサブフレーム6を位置決めする際に、当該制御基板5及びサブフレーム6の短手方向に沿った端縁の略中央を挟むようにして、当該位置決めを案内する。
メインフレーム4の下面におけるピン46に対応する位置には、図14に示すように、同様に面外方向に突出するピン48(メインフレーム4の右側のピンを48Rとし、左側のピンを48Lとする)が、それぞれ設けられている。これらピン48は、下部筐体22に形成された嵌合穴2261,2262(図6)に嵌合され、メインフレーム4を下部筐体22に位置決めする。
また、メインフレーム4の左側(図13における左側であり、下部筐体22の側面部223に近接する側)で、かつ、背面側には、略矩形状の開口402が形成されている。この開口402が形成された部分の下面側(図14における右側)には、図示しないHDDユニットが取り付けられるHDD取付部49が設けられている。このHDD取付部49は、全体略直方体形状を有し、表面には冷却空気導入用の複数の孔が形成されている。また、このHDD取付部49の左側(下部筐体22の側面部223(図3)に近接する側であり、図14における右側)には、略矩形状の開口4911が形成されており、当該開口4911及び下部筐体22の側面部223に形成された開口2232を介して、HDDユニットがHDD取付部49内に収納される。そして、開口402を介してHDD取付部49内に露出するコネクタ58(図11)と、HDDユニットの端子とが接続されると、制御基板5による制御下で、HDDユニットに対する情報の読出及び記録が可能となる。
(4-2)制御基板5の構成
図18及び図19は、制御基板5を上方及び下方から見た斜視図である。
制御基板5は、装置本体3、ひいては、情報処理装置1全体を制御するものであり、略中央にそれぞれ配置された集積回路であるCPU51(図19における右側)及びGPU52(図19における左側)のほか、詳しい図示を省略したが、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及び、チップセット等の各種IC(Integrated Circuit)チップ等が実装された回路基板として構成されている。そして、制御基板5は、CPU51及びGPU52を含めた各種ICチップが実装される面、すなわち、各ICチップのケーシングが配置される下面を、メインフレーム4に対向させ、かつ、抵抗等の素子の端子が露出する上面を、サブフレーム6に対向させるようにして配置される。なお、CPU51及びGPU52の端子は、制御基板5の下面側に設けられ、かつ、CPU51及びGPU52の端子と接続されるソケット511,521(図26)に取り付けられる。これらソケット511,521は、平面的に見て、CPU51及びGPU52より僅かに大きな寸法を有している。
制御基板5の略中央、具体的に、CPU51及びGPU52の一方の対角線上には、図18及び図19に示すように、制御ユニット31と後述する冷却ユニット32とを固定するねじ37(図12)が挿通する4つの孔部54が形成されている。これら4つの孔部54は、メインフレーム4の開口41,42近傍に形成された孔部412,422に対応する位置に形成されている。
また、制御基板5の正面側の長手方向両端部には、それぞれ孔部55(制御基板5における右側の孔部を55Rとし、左側の孔部を55Lとする)が形成されている。これら孔部55R,55Lには、メインフレーム4に形成されたピン46R,46Lがそれぞれ挿通し、これにより、制御基板5はメインフレーム4に位置決めされる。
さらに、制御基板5の短手方向に沿った端縁の略中央、すなわち、制御基板5においてメインフレーム4の起立部47に対応する位置には、中央に向かって没入する切欠56(制御基板5における右側の切欠を56Rとし、左側の切欠を56Lとする)が形成されている。これら切欠56は、制御基板5がメインフレーム4に対して位置決めされる際に、当該メインフレーム4の起立部47R,47Lの内側に位置するように配置され、これにより、メインフレーム4上で制御基板5の揺動が規制される。
また、制御基板5の左側(図18における左側)には、略矩形の開口50が形成され、当該開口50には、電源接続端子57が下方から嵌合されている。この電源接続端子57は、電源ユニット34に挿入される一対の電源ピン571(図18)と、当該電源ピン571を制御基板5に取り付ける筐体572(図19)とを備えており、当該電源接続端子57は、電源ピン571が制御基板5の上面側に突出するように、当該制御基板5の下面側から取り付けられる。
このうち、一対の電源ピン571は、詳しい図示を省略したが、それぞれ略S字状を有し、一方の端部が円筒状に形成され、当該円筒状部分が筐体外に突出している。このため、一対の電源ピン571は、筐体572内で揺動可能に構成されている。これにより、電源ユニット34の製造時に寸法等の誤差が生じた場合でも、サブフレーム6上に配置される当該電源ユニット34に、電源ピン571が適切に挿入される。
また、筐体572の長手方向両端部には、制御基板5の上面に露出する突出部5721が形成されており、当該突出部5721を制御基板5に対してはんだ付けすることにより、電源接続端子57が制御基板5に取り付けられる。この突出部5721が露出する制御基板5の上面には、抵抗等の各素子の端子が露出する面であるので、電源接続端子57の取り付けを、他の素子の取り付けと同じ面で行うことができる。従って、電源接続端子57の制御基板5に対する取り付けを容易に行うことができ、情報処理装置1の製造工程を簡略化することができる。さらに、筐体572には、図18に示すように、開口50端縁に当接し、当該筐体572が下方、すなわち、筐体572の取付方向とは反対方向に抜けることを防止する係止つめ5722が形成されている。
制御基板5の下面における正面側(図18及び図19における手前側)には、図19に示すように、2つのUSB端子531が設けられた端子接続部53が、並列するように2つ設けられている。これら端子接続部53は、制御基板5がメインフレーム4に取り付けられた際に、当該メインフレーム4の開口43を挿通する。そして、これら端子接続部53の各USB端子531は、下部筐体22の開口2211から露出する。これらUSB端子531は、USB規格に準拠したコネクタのA端子が挿入可能に構成されている。
制御基板5の下面側(メインフレーム4に対向する側)には、開口402(図13)を介してHDD取付部49(図14)内に露出し、かつ、HDDユニット(図示省略)が接続されるコネクタ58、並びに、メインフレーム4の側面部44に形成された開口441〜444及び下部筐体22の背面部224に形成された開口2241〜2244から露出する各種端子59等が設けられている。
コネクタ58は、HDDユニットに設けられた端子と接続される接続部581と、当該接続部581を支持する筐体582とを備えて構成されている。
このうち、接続部581は、側面視略L字状に形成され、一方の端部が筐体582から制御基板5の下面に沿って突出しており、当該突出方向の先端部分に形成された開口(図示省略)を介して、接続部581内部に設けられた端子(図示省略)と、HDDユニットの端子とが接続される。この接続部581は、筐体582に対して、当該突出方向とは反対方向、及び、当該突出方向に略直交する方向に揺動可能に構成されている。このため、接続部581に対してHDDユニットの端子がずれた場合でも、接続部581が揺動して、当該接続部581に端子が適切に挿入される。
(4-3)サブフレーム6の構成
図20及び図21は、サブフレーム6を上方及び下方から見た斜視図である。
サブフレーム6は、メインフレーム4とともに制御基板5を支持するとともに、前述のディスクユニット33、電源ユニット34及びリーダライタユニット35を支持するフレーム部材であり、本発明の第1フレーム部材に相当する。このサブフレーム6は、メインフレーム4と同様に、放熱及びEMIを考慮してアルミ等の金属により形成されている。このサブフレーム6は、図20及び図21に示すように、平面視略長方形状の平板状に形成され、略中央部分には、制御基板5と対向する側とは反対側に没入した凹部60が形成されている。そして、前述のように、凹部60と、メインフレーム4の凹部40とにより形成される空間内に、前述の制御基板5が収納配置される。
このサブフレーム6の略中央には、略長円形状の開口61(図20における左側),62(図20における右側)が形成されている。これら開口61,62が形成された位置は、当該サブフレーム6とメインフレーム4とにより、制御基板5を挟んだ際のCPU51及びGPU52に対応する。また、これら開口61,62は、後述する冷却ユニット32を制御ユニット31に取り付ける後述する板ばね36に応じた形状に形成されている。
また、これら開口61,62の内側には、CPU51及びGPU52の寸法に応じた平面視略正方形状の板状体63,64が、それぞれ設けられている。これら板状体63,64は、剛性を有する鉄等の金属により形成され、開口61,62近傍に形成されたねじ孔(図示省略)に螺合するねじ611,621により、開口61,62の略中央を塞ぐようにして、サブフレーム6の下面側に取り付けられる。これら板状体63,64は、サブフレーム6が制御基板5を覆うようにメインフレーム4に取り付けられた際に、CPU51及びGPU52に応じた位置に設けられている。
板状体63,64の四隅には、略円筒状の突起部631,641が、それぞれ板状体63,64を貫通するように設けられており、図21に示すように、一部が下面(制御基板5に対向する側の面であり、図21に示されている面)側に突出している。これら突起部631,641は、制御基板5におけるCPU51及びGPU52が実装された面の反対側の面で、かつ、当該CPU51及びGPU52が設けられた位置とは反対側の位置に当接する。これら突起部631,641は、例えば、アセタール樹脂等の絶縁性を有する合成樹脂により形成されており、サブフレーム6が制御基板5を覆う際に、当該制御基板5を流れる電流が、板状体63,64を介して板ばね36に伝導することを防ぐ。また、当該突起部631,641が板状体63,64の下面の四隅に設けられていることにより、板ばね36によるCPU51及びGPU52に対する冷却ユニット32の後述する受熱ブロック325C,325G(図23)への押圧力を、当該CPU51及びGPU52に均等に伝達することができる。
サブフレーム6の背面側の端縁には、図20及び図21に示すように、上方に向かって起立する複数の起立部65が形成されている。これら起立部65は、メインフレーム4の側面部44,45に形成された開口445〜447,451(図13)に対応する位置に、それぞれ形成されている。そして、これら起立部65は、当該開口445〜447,451にそれぞれ挿入され、これにより、サブフレーム6がメインフレーム4に取り付けられる。
サブフレーム6の正面側の長手方向両端には、サブフレーム6をメインフレーム4に取り付ける際に、当該メインフレーム4に設けられたピン46(図13)が挿通する孔部66(サブフレーム6の右側の孔部を66Rとし、左側の孔部を66Lとする)が形成されている。
また、サブフレーム6の短手方向に沿った端縁の略中央には、制御基板5に形成された切欠56(図18)と同様の切欠67(サブフレーム6の右側の切欠を67Rとし、左側の切欠を67Lとする)が形成されている。これら切欠67は、メインフレーム4に対して制御基板5を位置決めした後、当該メインフレーム4にサブフレーム6を位置決めする際に、メインフレーム4に形成された起立部47が嵌まり込む。これにより、メインフレーム4へのサブフレーム6の位置決めが案内される。なお、切欠67Lが形成された位置からサブフレーム6の中央寄りの位置には、制御基板5に設けられた電源接続端子57の電源ピン571(図18)が挿通する略矩形の開口601が形成されている。
また、サブフレーム6の上面における正面左側には、図20に示すように、リーダライタユニット35(図9)を支持固定する台座部材68が設けられている。この台座部材68は、左側に配置される左側台座681と、右側に配置される右側台座682とから構成されている。これら台座681,682には、サブフレーム6の上面と略平行に形成された延出部6811,6821と、当該上面と略平行に形成され、かつ、延出部6811,6821よりサブフレーム6の上面から離れた位置に形成された延出部6812,6822とが形成されている。このうち、延出部6811,6821は、基板352を支持し、延出部6812,6822は、リーダライタ351を支持する。
さらに、サブフレーム6の上面における背面左側には、当該背面の端縁に沿って、電源ユニット34を支持する支持部69が設けられている。この支持部69は、平面視略長方形状に形成されており、長手方向に沿った端縁の両端が、サブフレーム6の上面に対して垂直に起立し、その先端部分が当該上面に略平行に延出するように形成されている。この略平行に延出した延出部691に電源ユニット34(図9)が載置され、当該電源ユニット34は、図示しないねじにより支持部69に固定される。
(5)冷却ユニット32の構成
図22は、制御ユニット31に組み合わせた冷却ユニット32を下方から見た斜視図である。また、図23は、冷却ユニット32を上方から見た斜視図である。
冷却ユニット32は、前述のように、板ばね36により、制御ユニット31と一体となり、当該制御ユニット31を構成する制御基板5を冷却するほか、外装筐体2外部から冷却空気を導入する過程で、当該冷却空気の流路上に位置する電源ユニット34等を冷却する冷却手段である。この冷却ユニット32は、図22に示すように、一部がメインフレーム4のHDD取付部49を覆うようにして配置される。
冷却ユニット32は、回転軸に放射状に形成された羽根部材3211を有し、当該回転軸及び羽根部材3211を回転させるモータ(図示省略)を備えた送風部321と、これらを内部に収納する筐体322とを備えて構成されている。
送風部321は、モータの回転に伴って回転する羽根部材3211により、筐体322に形成された後述する吸気口3231,3244から筐体322外の空気を吸引し、吐出口327,328から吸引した空気を吐出する。これらモータ及び羽根部材3211の回転により送風される冷却空気は、筐体322に設けられた後述する受熱ブロック325を介して放熱フィン3245,3246に伝導された熱を冷却する。
筐体322は、全体略直方体形状に形成され、放熱性及び強度を高めるためにアルミ等の金属により形成されている。
この筐体322の下面部323、すなわち、下部筐体22と対向する下面部323には、図22に示すように、平面視略円形状の吸気口3231が形成されている。この吸気口3231には、下部筐体22の正面部221に形成された吸気口2212を介して外装筐体2内部に導入された冷却空気が引き込まれる。
冷却ユニット32の上面部324、すなわち、制御ユニット31に対向する上面部324は、図23に示すように、2つの板部材3241,3242から形成されている。これら板部材3241,3242は、複数の取付部材3243により若干の上下動が可能に、筐体322に取り付けられている。
上面部324の略中央には、これら2つの板部材3241,3242に跨るように、平面視略円形状の吸気口3244が形成されている。この吸気口3244には、送風部321の羽根部材3211の回転に伴って、装置本体3を冷却した冷却空気が冷却ユニット32内に導入される。
筐体322の内部には、板部材3241,3242にそれぞれ接続され、当該板部材3241,3242に伝導された熱を放熱する放熱フィン3245,3246が設けられている。詳述すると、板部材3241に放熱フィン3246が接続され、板部材3242に放熱フィン3245が接続されている。これら放熱フィン3245,3246は、複数の金属製の薄板により形成され、互いに接続された階層構造を有している。そして、これら放熱フィン3245,3246には、羽根部材3211の回転により、筐体322内に吸引された空気が送風され、当該放熱フィン3245,3246が冷却される。また、この際、当該放熱フィン3245,3246により、各薄板間を冷却空気が流通することとなるので、冷却空気の整流を図ることができる。なお、放熱フィン3245と放熱フィン3246とは、それぞれ分離されており、熱的に独立するように設けられている。
また、上面部324には、2つの受熱ブロック325(325C,325G)が設けられている。これら受熱ブロック325は、本発明の受熱部に相当し、熱伝導性の高い金属性部材であり、それぞれメインフレーム4に形成された開口41,42に応じた形状に形成されている。これら受熱ブロック325の略中央には、平面視略矩形状を有する平坦な平坦部3251が形成され、両端には、平坦部3251より低い段差部3252が、当該平坦部3251を挟むように形成されている。
これら受熱ブロック325の段差部3252には、それぞれねじ孔32521が形成され、当該ねじ孔32521には、後述する板ばね36の孔部3632(図24)、制御基板5の孔部54(図18)及びメインフレーム4の孔部412,422を挿通したねじ37(図12)が螺合する。これにより、冷却ユニット32が制御ユニット31に取り付けられる。すなわち、ねじ孔32521は、取付部材であるねじ37を係止する係止部に相当する。
これら受熱ブロック325のうち、受熱ブロック325C(図23における左側)は、吸気口3244の一部を覆う位置であり、かつ、制御基板5のCPU51に対応する位置に設けられている。そして、冷却ユニット32が制御ユニット31に取り付けられた際に、当該受熱ブロック325Cの平坦部3251がCPU51に当接し、当該受熱ブロック325Cには、CPU51で生じた熱が伝導する。
また、受熱ブロック325G(図23における右側)は、吸気口3244及び板部材3242のそれぞれの一部を覆う位置であり、かつ、制御基板5のGPU52に対応する位置に設けられている。そして、同じく、冷却ユニット32が制御ユニット31に取り付けられた際に、当該受熱ブロック325Gの平坦部3251がGPU52に当接し、当該受熱ブロック325Gには、GPU52で生じた熱が伝導する。
これら受熱ブロック325C,325Gの平坦部3251におけるCPU51及びGPU52に対向し、かつ、当該CPU51及びGPU52に当接する面には、熱抵抗を減じるためのグリスが塗布されている。そして、当該グリスにより、CPU51及びGPU52の熱が受熱ブロック325に伝導しやすくなっている。なお、グリスの代わりに熱伝導シートを貼付してもよいが、受熱ブロック325C,325Gのそれぞれの高さを維持するには、グリスを用いる方が好ましい。
ここで、冷却ユニット32において、受熱ブロック325C,325Gが配置される高さは、それぞれで異なっている。具体的に、CPU51に当接する受熱ブロック325Cは、GPU52に当接する受熱ブロック325Gに比べて高い位置に配置されている。これは、CPU51の方がGPU52に比べてケーシングが小さいため、当該CPU51に当接する受熱ブロック325Cの位置を、受熱ブロック325Gに比べて上げているためである。これにより、それぞれの受熱ブロック325C,325Gをほぼ同じ圧力で、CPU51及びGPU52に押圧することができる。さらに、前述のように、これら受熱ブロック325C,325Gが接続される板部材3241,3242のうち、受熱ブロック325Gが載置される板部材3242は、上下動が可能に構成されている。このため、当該受熱ブロック325Cに対する受熱ブロック325Gの高さを調整することができる。従って、受熱ブロック325C,325Gを確実に、CPU51及びGPU52に当接させることができる。
これら受熱ブロック325には、当該受熱ブロック325に接続され、かつ、上面部324に沿って延出する複数のヒートパイプ326(326C,326G)が設けられている。
このうち、3本のヒートパイプ326Cは、受熱ブロック325Cと板部材3241とを接続しており、当該受熱ブロック325Cに伝導されたCPU51の熱を吸熱し、板部材3241に伝導させる。また、2本のヒートパイプ326Gは、受熱ブロック325Gと板部材3242とを接続しており、当該受熱ブロック325Gに伝導されたGPU52の熱を吸熱し、板部材3242に伝導させる。
そして板部材3241,3242に伝導されたCPU51及びGPU52の熱は、放熱フィン3246,3245にそれぞれ伝導し、当該熱は、送風部321を構成するモータ及び羽根部材3211の回転に伴って流通する冷却空気により冷却される。
このような受熱ブロック325と、メインフレーム4との間には、冷却ユニット32が制御ユニット31に取り付けられた際に、当該メインフレーム4の開口41,42の端縁に形成された延出部411,421に設けられた挟持片4A(図15〜図17)が介装される。そして、受熱ブロック325の側面には、挟持片4Aの突出部4A11(図15及び図17)が当接し、当該挟持片4Aにより、受熱ブロック325は開口41,42内に位置付けられる。
筐体322の下面部323及び上面部324を除く4つの側面のうち、隣接する2つの側面には、図22及び図23に示すように、筐体322内に吸気した空気を吐出する吐出口327,328が形成されている。
これら吐出口327,328のうち、吐出口327は、下部筐体22の側面部222に形成された排気口2221,2222に接続され、当該排気口2221,2222を介して、放熱フィン3245を冷却した空気が排出される。この吐出口327の周囲、具体的には、当該吐出口327を形成する筐体322の下面及び側面には、下部筐体22の内面部226に形成された当接部2265に当接されるスポンジ3271が設けられている。このスポンジ3271により、吐出口327と下部筐体22に形成された排気口2222(図1)が接続され、外装筐体2内の装置本体3を冷却し、かつ、吐出口327から吐出された冷却空気が、漏れなく排気口2221,2222から排出される。
また、吐出口328は、下部筐体22の背面部224に形成された排気口2248に接続され、当該排気口2248を介して、放熱フィン3246を冷却した空気が排気される。この吐出口328の周囲、具体的に、当該吐出口328を形成する筐体322の上面(図23に図示された面)及び側面には、スポンジ3281が設けられている。このスポンジ3281、及び、下部筐体22の内面部226に設けられたスポンジ2264(図6)により、吐出口328と、下部筐体22の背面部224に形成された排気口2248(図3)とが接続され、当該吐出口328から吐出された冷却空気を、排気口2248から漏れなく外装筐体2外部に排出することができる。
そして、冷却ユニット32は、情報処理装置1を横置きした場合には、内部を冷却した冷却空気を側方(面2A(図1)側)及び背面側に排出し、縦置きした場合には、上方及び背面側に排出する。
また、上面部324には、当該上面部324から面外方向に突出する位置決めピン329が計4つ設けられている。これら位置決めピン329のうち、2つは、板部材3241における吐出口327近傍に突設され、2つは、板部材3242における吐出口328近傍に突設されている。これら位置決めピン329は、冷却ユニット32の上面部324と、制御ユニット31のメインフレーム4の下面とを対向させるようにして、冷却ユニット32にメインフレーム4を位置決めする際に、当該メインフレーム4に形成されたピン挿入口401をそれぞれ挿通する。
(6)板ばね36の構成
次に、板ばね36の構成について説明する。
図24は、板ばね36を上方から見た斜視図である。また、図25は、板ばね36を示す断面図である。
2つの板ばね36は、前述のように、制御ユニット31に、冷却ユニット32を取り付ける部材であり、本発明の付勢板に相当する。この板ばね36は、図24に示すように、略点対称な平面視略長円形状に形成されている。具体的に、板ばね36は、サブフレーム6の開口61,62に応じた形状を有し、それぞれサブフレーム6の開口61,62に嵌合する。
板ばね36の略中央には、図24及び図25に示すように、細長い平坦部361が形成されており、当該平坦部361の略中央には、サブフレーム6側に突出し、当該サブフレーム6の板状体63,64の上面略中央に当接する1つの突出部3611が形成されている。また、板ばね36には、当該平坦部361を挟むように、上方に向かって傾斜した一対の傾斜部362が形成されている。また、これら一対の傾斜部362を挟むように、平坦部361に略平行な平坦部363が形成されている。
各平坦部363には、それぞれ2つの孔部3631,3632が形成されている。
このうち、孔部3632より内側に形成された孔部3631は、板ばね36が板状体63,64に当接した際に、当該板状体63,64の上面側に露出した突起部631,641に対応する位置に設けられている。
また、板ばね36の両端に形成された孔部3632は、冷却ユニット32の受熱ブロック325に形成されたねじ孔32521(図23)に螺合するねじ37(図12)が挿通する。
そして、これら孔部3632にねじ37が挿入され、当該ねじ37が冷却ユニット32のねじ孔32521に螺合すると、板ばね36のそれぞれの平坦部363が下側(サブフレーム6側)に押し下げられる。ここで、平坦部363に対して、当該平坦部363の内側に位置する一対の傾斜部362はそれぞれ傾斜しているので、当該一対の傾斜部362に挟まれる平坦部361は下方に押し下げられる。この際、平坦部361の下面側に形成された突出部3611が、サブフレーム6の板状体63,64に当接し、当該板状体63,64に対して、1点で荷重を加える。この板ばね36によって加えられる荷重により、サブフレーム6の板状体63,64を介して、制御基板5のCPU51及びGPU52が、冷却ユニット32の受熱ブロック325C,325Gにそれぞれ押し付けられるとともに、冷却ユニット32が制御ユニット31に近接する方向に引っ張られる。従って、CPU51及びGPU52を受熱ブロック325C,325Gに確実に押し付けることができ、当該CPU51及びGPU52から受熱ブロック325C,325Gへの伝熱効率を高めることができる。
(7)制御ユニット31の組立工程
ここで、制御ユニット31の組立工程について説明する。
制御ユニット31の組立は、冷却ユニット32上で行われる。すなわち、制御ユニット31の組立に際しては、まず、冷却ユニット32の上面部324に形成された位置決めピン329(図23)をメインフレーム4に形成されたピン挿入口401(図13)に挿通させて、冷却ユニット32に対するメインフレーム4の位置決めを行う。
この後、メインフレーム4の側面部44に形成された開口441〜444(図13)に、制御基板5の背面側に設けられた端子59(図19)を挿入し、制御基板5でメインフレーム4を覆うように、当該制御基板5をメインフレーム4に載置する。この際、制御基板5の切欠56R,56L(図18)が、メインフレーム4に形成された起立部47R,47L(図13)の内側に配置されるように、また、制御基板5の孔部55R,55L(図18)が、メインフレーム4に設けられたピン46R,46L(図13)に挿通されるようにして、制御基板5をメインフレーム4に位置決めする。これにより、メインフレーム4に対して、制御基板5を適切な位置に位置決めすることができる。
次に、制御基板5が載置されたメインフレーム4に対して、サブフレーム6を取り付ける。この際、メインフレーム4の側面部44に形成された開口445〜447(図13)、及び、側面部45に形成された開口451(図13)に対して、サブフレーム6の背面側に形成された起立部65(図20)を挿入し、当該サブフレーム6をメインフレーム4及び制御基板5を覆うように回動させて配置する。この際、制御基板5の場合と同様に、サブフレーム6に形成された切欠67R,67L(図20)が、メインフレーム4の起立部47R,47L(図13)の内側に配置されるように、また、サブフレーム6に形成された孔部66R,66L(図20)が、メインフレーム4に設けられたピン46R,46L(図13)に挿通されるようにして、サブフレーム6をメインフレーム4に位置決めする。これにより、メインフレーム4に対して、サブフレーム6を適切な位置に位置決めすることができる。
この後、メインフレーム4及びサブフレーム6の外周に形成された図示しない孔部を挿通するようにして、ねじ固定することにより、制御ユニット31を組み立てる。
(8)冷却ユニット32の制御ユニット31への取り付け
次に、冷却ユニット32の制御ユニット31への取り付けを説明する。
図26は、制御ユニット31を構成する各部材4〜6と冷却ユニット32とを示す断面図である。図27は、制御ユニット31に冷却ユニット32が取り付けられた状態の当該制御ユニット31及び冷却ユニット32を示す断面図である。なお、図26については、制御基板5のCPU51に応じた位置での断面図であり、同様の構成であるGPU52に係る各部材については、括弧書きで符号を付している。
前述のように、冷却ユニット32は、制御ユニット31に対して板ばね36及びねじ37により押圧固定される。以下、冷却ユニット32の取り付けについて説明する。
上記のように冷却ユニット32上で組み立てられた制御ユニット31では、図26及び図27に示すように、メインフレーム4の開口41,42を介して露出する制御基板5のCPU51及びGPU52(図27ではGPU52のみ図示)と、冷却ユニット32の受熱ブロック325C,325G(図27では受熱ブロック325Gのみ図示)とが互いに当接するように、位置決めピン329(図23)とピン挿入口401(図14)とにより、冷却ユニット32とメインフレーム4とが位置決めされている。この状態で、制御ユニット31のサブフレーム6に形成された開口61,62に合わせるように、板ばね36をそれぞれ配置する。この際、それぞれの板ばね36の略中央に形成された平坦部361の突出部3611が、開口61,62の略中央を塞ぐように設けられた板状体63,64(図27においては板状体64のみ図示)に当接し、かつ、当該平坦部361の両端から延出する傾斜部362の延出方向が、サブフレーム6から離間する方向となるように、各板ばね36を配置する。
この後、ねじ37を、板ばね36の平坦部363に形成された孔部3632(図26)、サブフレーム6の開口61,62、制御基板5に形成された孔部54、及び、メインフレーム4の孔部412,422に挿通させる。そして、ねじ37を冷却ユニット32の受熱ブロック325C,325Gに形成されたねじ孔32521に螺合させ、板ばね36を冷却ユニット32にねじ固定する。この際、ねじ孔32521に対するねじ37の螺合により、板ばね36の傾斜部362及び平坦部363が、制御基板5に近接するように撓むことにより、当該平坦部363が、ねじ37を介して、冷却ユニット32を制御ユニット31側に引くように付勢するとともに、平坦部361の突出部3611が板状体63,64を介して、制御基板5のCPU51及びGPU52を冷却ユニット32の受熱ブロック325C,325Gに押圧する。
ここで、板ばね36と板状体63,64とは、当該板ばね36の平坦部361に形成された突出部3611の一点で当接し、板ばね36は、当該突出部3611にて板状体63,64に対して、10kgの荷重が加わるように固定される。このため、板状体63,64に加わった10kgの荷重は、当該板状体63の四隅に設けられた突起部631,641から均等に制御基板5に加わることとなる。
また、これら板状体63,64は、制御基板5のCPU51及びGPU52と略同じ寸法で形成され、かつ、当該CPU51及びGPU52に応じた位置に配置されている。このため、板状体63,64の四隅に設けられた突起部631,641から加わる荷重は、CPU51及びGPU52の四隅をそれぞれ均等に受熱ブロック325C,325Gに圧着させることとなる。従って、CPU51及びGPU52に設けられ、制御基板5に設けられたソケット511,521に挿入される端子の歪み等の変位を抑制できるとともに、当該CPU51及びGPU52を確実かつ適切に、受熱ブロック325C,325Gに圧着させることができる。
ここで、ねじ37について説明すると、図26に示すように、ねじ37は、挿入方向先端側が細く、挿入方向基端側が太く形成されている。
詳述すると、ねじ37には、平面視略円形状を有するねじ頭371と、当該ねじ頭371から面外方向に突出する円筒部372と、当該円筒部372の先端部分からさらに突出し、円筒部372より外径寸法の小さい略円筒状の螺合部373とが形成されている。
このうち、ねじ頭371の外径寸法は、板ばね36の孔部3632の内径寸法より大きく、また、円筒部372の外径寸法は、板ばね36、制御基板5及びメインフレーム4に形成された各孔部3632,54,412,422より僅かに小さい。さらに、螺合部373の外径寸法は、受熱ブロック325に形成されたねじ孔32521の内径寸法より僅かに小さく形成され、当該螺合部373の外周には、ねじ溝が形成されている。
このようなねじ37が、受熱ブロック325のねじ孔32521に螺合した場合には、当該ねじ37のねじ孔32521への締め付け力は、サブフレーム6、制御基板5及びメインフレーム4には伝わらない。そして、CPU51及びGPU52と、受熱ブロック325C,325Gとの圧着は、板ばね36の変形により生じる冷却ユニット32の引き込み、及び、板状体63,64を介して伝達されるCPU51及びGPU52の受熱ブロック325への押圧によって行われる。従って、ねじ37の受熱ブロック325への取り付けによって制御基板5の湾曲等の変位が生じることが抑えられる。
図28は、延出部411に取り付けられた挟持片4Aにより挟持された受熱ブロック325を示す斜視図である。
このようにして、制御基板5のCPU51及びGPU52と、冷却ユニット32の受熱ブロック325C,325Gとが圧着した際には、図28に示すように、メインフレーム4の開口41,42の端縁の延出部411,421(図28では、延出部411のみ図示)に取り付けられた一対の挟持片4Aにより、受熱ブロック325C,325G(図28では、受熱ブロック325Cのみ図示)が挟持される。このため、開口41,42内に、受熱ブロック325C,325Gが位置し、当該受熱ブロック325C,325Gを、開口41,42から冷却ユニット32側に露出するCPU51及びGPU52に適切に当接させることができる。また、挟持片4Aが熱伝導性の金属により形成されているので、受熱ブロック325に伝導された熱を、さらにメインフレーム4に伝導して放熱することができる。さらに、前述のように、受熱ブロック325C,325G及び挟持片4Aを介して、CPU51及びGPU52とメインフレーム4とが電気的に接続されるので、EMIを防止することができる。
以上のような構成により、制御基板5のCPU51及びGPU52に、冷却ユニット32の受熱ブロック325を圧着させることができ、また、板状体63,64を介して、CPU51及びGPU52を、受熱ブロック325C,325Gに押圧することができる。従って、CPU51及びGPU52で生じた熱を受熱ブロック325C,325Gに速やかに伝導することができる。そして、これら受熱ブロック325C,325Gに伝導された熱は、ヒートパイプ326C,326G(図23)により、板部材3241,3242(図27では、板部材3241のみ図示)を介して、放熱フィン3246,3245に伝導される。これら放熱フィン3245,3246には、送風部321を構成するモータ及び羽根部材3211の回転に伴って冷却空気が送風され、当該冷却空気により、放熱フィン3245,3246に伝導されたCPU51及びGPU52の熱は冷却される。
そして、放熱フィン3245を冷却した空気は、吐出口327から排気口2221,2222を介して外装筐体2外部に排出され、また、放熱フィン3246を冷却した空気は、吐出口328から排気口2248を介して外装筐体2外部に排出される。
(9)実施形態の効果
以上のような本実施形態の情報処理装置1によれば、以下の効果を奏することができる。
すなわち、制御基板5に配設されたCPU51及びGPU52に当接する受熱ブロック325C,325Gを有する冷却ユニット32は、制御基板5に対して冷却ユニット32とは反対側に設けられた板ばね36により、制御基板5に近接する方向に付勢される。そして、冷却ユニット32の受熱ブロック325C,325Gは、板ばね36により引かれるようにして制御基板5に配設された冷却対象であるCPU51及びGPU52に押圧され、当該CPU51及びGPU52で生じた熱は、受熱ブロック325C,325Gに伝導され、送風部321から送風される冷却空気により冷却される。
これによれば、冷却ユニット32の受熱ブロック325に取り付けられる板ばね36により、冷却ユニット32を制御基板5に近接する方向に付勢して、受熱ブロック325C,325Gを制御基板5のCPU51及びGPU52に圧着させることができる。従って、受熱ブロック325C,325Gと、CPU51及びGPU52との密着度を高めることができ、当該CPU51及びGPU52で生じた熱を効率よく受熱ブロック325C,325Gに伝導させることができる。また、これにより、CPU51及びGPU52の熱伝導効率を高めることができるとともに、受熱ブロック325C,325Gに伝導した熱を、ヒートパイプ326C,326Gを介して、板部材3241,3242及び放熱フィン3246,3245に伝導することができる。
従って、放熱面積を大きくすることができるので、当該CPU51及びGPU52の冷却を効率よく、かつ、速やかに行うことができる。
また、このような構成により、冷却ユニット32と板ばね36とにより制御基板5を挟持し、当該制御基板5に設けられたCPU51及びGPU52を冷却ユニット32の受熱ブロック325C,325Gに圧着させることにより、冷却ユニット32を安定して配置させることができる。
さらに、受熱ブロック325C,325GをCPU51及びGPU52に密着させるように、冷却ユニット32を制御基板5にねじ等により固定する場合には、当該ねじ固定の際に一方向からの荷重が制御基板5に加わるので、当該制御基板5に反り等の変位が生じる可能性がある。これに対し、本実施形態の情報処理装置1では、冷却ユニット32と、当該冷却ユニット32にねじ37によって取り付けられる板ばね36とにより、制御基板5を挟持するので、板ばね36からと、冷却ユニット32からとの両方向からの荷重を制御基板5に加えることができる。従って、CPU51及びGPU52、ひいては、制御基板5の変位を抑制することができる。
また、冷却ユニット32の受熱ブロック325C,325Gは、制御基板5に配設された集積回路であるCPU51及びGPU52に当接する。これによれば、CPU51及びGPU52で生じた熱を受熱ブロック325C,325Gに伝導させることができるので、当該CPU51及びGPU52の温度を低くすることができる。従って、これらCPU51及びGPU52の熱暴走を抑制することができ、情報処理装置1における情報処理を滞り無く行うことができる。
さらに、板ばね36は、制御基板5におけるCPU51及びGPU52のケーシングが配置される側とは反対側に設けられているので、CPU51及びGPU52における発熱部位であるケーシングを受熱ブロック325C,325Gに当接させることができる。これによれば、熱の発生部位であるCPU51及びGPU52のケーシングから熱を伝導させることができるので、当該CPU51及びGPU52の冷却効率を一層向上することができる。
また、制御基板5は、メインフレーム4及びサブフレーム6により覆われている。これによれば、CPU51及びGPU52等により構成される回路基板である制御基板5から生じる不要な輻射ノイズを外部に漏出することを防ぐことができる。従って、EMI対策を施すことができる。
さらに、制御基板5は、メインフレーム4及びサブフレーム6の中央に形成された各凹部40,60により形成される空間内に配置されている。これによれば、制御基板5を覆うメインフレーム4及びサブフレーム6の寸法を最小とすることができる。従って、これらメインフレーム4、制御基板5及びサブフレーム6により構成される制御ユニット31の小型化及び薄型化を図ることができる。
また、制御基板5のCPU51に対応する位置に配置された板ばね36を冷却ユニット32に取り付けるねじ37は、当該板ばね36の孔部3621、サブフレーム6の開口61、制御基板5の孔部54及びメインフレーム4の孔部412を挿通し、冷却ユニット32の受熱ブロック325Cに形成されたねじ孔32521に螺合する。
これによれば、ねじ孔32521へのねじ37の締め付け力は、制御ユニット31に作用しない。従って、制御ユニット31、特に制御基板5に変位が生じることを一層確実に抑制することができる。なお、このような作用及び効果は、GPU52に対応する位置に配置された板ばね36によっても同様に奏することができる。
また、制御基板5と各板ばね36との間には、サブフレーム6の開口61の略中央を覆うように設けられた板状体63が、それぞれ介装される。この板状体63は、CPU51に応じた形状に形成され、当該CPU51に応じた位置に配置されている。そして、この板状体63の制御基板5に対向する面の四隅には、突起部631が設けられている。さらに、このような板状体63に対向する板ばね36の面には、板状体63の略中央に当接する1つの突出部3611が形成されている。
これによれば、板ばね36が制御ユニット31を介して冷却ユニット32に取り付けられた際に、当該板ばね36による制御ユニット31の冷却ユニット32への押圧力は、板ばね36の突出部3611の1点で板状体63に伝達される。この押圧力は、板状体63の四隅に設けられた突起部631に均等に分散し、これら各突起部631により、制御基板5が押圧される。この板状体63は、CPU51に応じた形状を有しているので、各突起部631は、CPU51の四隅を冷却ユニット32の受熱ブロック325Cに押圧するので、CPU51の受熱ブロック325Cへの密着度を高めることができる。
また、CPU51の四隅に均等に押圧力を作用させることができるので、押圧力が偏ってCPU51に作用する場合に生じるCPU51の変位、例えば、当該CPU51に設けられ、かつ、ソケット511に取り付けられる端子の変位を防ぐことができる。
なお、このような作用及び効果は、GPU52に対応する位置に配置された板ばね36及び板状体64によっても同様に奏することができる。
また、板状体63,64に設けられた突起部631,641が絶縁性の材料により形成されているので、制御基板5を流れる信号等の電流が、板状体63,64を介して、板ばね36に導通することを防ぐことができる。従って、制御基板5を流れる電流にノイズが混入したり、当該制御基板5に入出力する信号の誤りが生じたりすることを防ぐことができる。
また、板ばね36は、板状体63,64のそれぞれに対して、10kgの荷重を加えるように、冷却ユニット32にねじ37により取り付けられている。これによれば、当該冷却ユニット32の受熱ブロック325C,325Gに、制御基板5のCPU51及びGPU52を適切な圧力で密着させることができる。従って、受熱ブロック325C,325GとCPU51及びGPU52との密着度を一層高めることができ、CPU51及びGPU52からの熱伝導を適切に行って、当該CPU51及びGPU52の冷却効率を一層高めることができる。
また、メインフレーム4の開口41,42の端縁に形成された一対の延出部411,421には、当該開口41,42に露出するCPU51及びGPU52が受熱ブロック325C,325Gに当接した際に、当該受熱ブロック325C,325Gをそれぞれ挟持する一対の挟持片4Aがそれぞれ設けられている。これによれば、挟持片4Aが受熱ブロック325C,325Gを挟持することにより、当該受熱ブロック325C,325GのCPU51及びGPU52に対する位置決め精度を向上することができる。従って、受熱ブロック325C,325Gを、それぞれCPU51及びGPU52に適切に当接させることができる。
さらに、挟持片4Aは、それぞれ金属により形成されているので、受熱ブロック325C,325Gに伝導された熱をメインフレーム4に伝導して放熱することができる。従って、CPU51及びGPU52で生じた熱の伝導経路を増やすことができ、当該CPU51及びGPU52の冷却効果をより一層向上することができる。
加えて、受熱ブロック325C,325GがCPU51及びGPU52に当接した際に、挟持片4Aが受熱ブロック325C,325Gを挟持するので、CPU51及びGPU52は、金属製の受熱ブロック325C,325G及び挟持片4Aを介して、メインフレーム4と電気的に接続される。これによれば、制御基板5で生じた不要な輻射ノイズを、メインフレーム4に導通させることができる。従って、情報処理装置1の一層確実なEMI対策を施すことができる。
また、冷却ユニット32は、CPU51及びGPU52から熱が伝導される受熱ブロック325C,325Gと、受熱ブロック325及び当該受熱ブロック325からヒートパイプ326及び板部材3241,3242を介して熱が伝導される放熱フィン3246,3245に冷却空気を送風する送風部321とを備えている。これによれば、受熱ブロック325C,325Gに伝導された熱を、送風部321からの冷却空気により強制的に冷却することができるので、伝導された熱を自然放熱することで受熱ブロック325C,325Gを冷却する場合に比べ、当該受熱ブロック325C,325Gの冷却効率を向上することができる。従って、受熱ブロック325C,325Gに伝導される熱の発生源であるCPU51及びGPU52の冷却効率を一層向上することができる。
(10)実施形態の変形
本発明を実施するための最良の構成などは、以上の記載で開示されているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、冷却ユニット32により、制御基板5のCPU51及びGPU52を冷却するとしたが、本発明はこれに限らない。例えば、制御基板5上に配設された他の集積回路を受熱ブロック325に当接させて、当該集積回路で生じた熱を当該受熱ブロック325に伝導させるようにしてもよい。このような集積回路として、チップセット等を例示することができる。また、このような集積回路に限らず、他の電子部品を冷却するように構成してもよい。
前記実施形態では、板ばね36は、CPU51及びGPU52の端子が露出する制御基板5の面側に設けられるとしたが、本発明はこれに限らず、CPU51及びGPU52のケーシングが配置される側に設けてもよい。このような場合、CPU51及びGPU52の端子側に受熱ブロック325C,325Gが位置することとなるが、当該CPU51及びGPU52と、受熱ブロック325との間に、熱伝導性を有し、かつ、絶縁性を有する部材を介装すればよい。このようにすれば、当該部材を介して、CPU51及びGPU52で生じた熱が端子から受熱ブロック325に伝導される一方で、当該端子に流れる電流が、受熱ブロック325に伝導されることを防ぐことができる。
前記実施形態では、制御基板5は、メインフレーム4及びサブフレーム6の各凹部40,60によって形成される空間内に収納配置され、板ばね36は、サブフレーム6に形成された開口61,62内に配置されるとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、これらメインフレーム4及びサブフレーム6は無くてもよい。このような場合、板ばね36が制御基板5におけるCPU51及びGPU52に対応する位置に直接当接してしまうので、板ばね36が金属性部材である場合には、当該板ばね36と制御基板5との間に、絶縁性部材を別途介装すればよい。
前記実施形態では、制御基板5と板ばね36との間には、サブフレーム6に設けられた板状体63,64が介装され、当該板状体63,64の四隅には、制御基板5のCPU51及びGPU52が設けられた位置に当接する突起部631,641が設けられているとし、また、板ばね36の板状体63,64に対向する面には、面外方向に突出し、当該板状体63,64の略中央に当接する突出部3611が形成されているとしたが、本発明はこれに限らない。例えば、板ばね36に突出部3611が複数形成されていてもよく、また、板状体63,64に設けられた突起部631,641の数及び位置は、適宜設定してよい。
前記実施形態では、板ばね36は、10kgの荷重で、冷却ユニット32の受熱ブロック325をCPU51及びGPU52に押圧するように、当該冷却ユニット32を引くとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、当該荷重は、冷却ユニット32の構成、及び、冷却対象により適宜設定してよい。
前記実施形態では、冷却ユニット32は、冷却対象であるCPU51及びGPU52から熱が伝導する受熱ブロック325C,325Gと、当該受熱ブロック325C,325G、板部材3241,3242及び放熱フィン3246,3245に冷却空気を送風する送風部321とを備えているとしたが、本発明はこれに限らない。例えば、送風部としてのファンを別途設ける構成としてもよい。
本発明は、冷却が必要な発熱体を有する情報処理装置に利用でき、特に高温となりやすく熱に弱い集積回路を有する情報処理装置に好適に利用することができる。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置を正面側から見た斜視図。 図1において蓋部材を開放した情報処理装置を正面側から見た斜視図。 前記実施形態における化粧板をずらした状態の情報処理装置を背面側から見た斜視図。 前記実施形態における化粧板を外した状態の情報処理装置を正面側から見た斜視図。 前記実施形態における情報処理装置を下方から見た斜視図。 前記実施形態における下部筐体の内面部を示す平面図。 図1において上部筐体を外した状態の情報処理装置を正面側から見た斜視図。 前記実施形態における装置本体を正面側から見た斜視図。 前記実施形態における装置本体を示す分解斜視図。 前記実施形態における制御ユニットを上方から見た斜視図。 前記実施形態における制御ユニットを下方から見た斜視図。 前記実施形態における制御ユニット及び冷却ユニットを示す分解斜視図。 前記実施形態におけるメインフレームを上方から見た斜視図。 前記実施形態におけるメインフレームを下方から見た斜視図。 前記実施形態における挟持片を正面側から見た斜視図。 前記実施形態における挟持片を背面側から見た斜視図。 前記実施形態におけるメインフレームの開口周辺を示す斜視図。 前記実施形態における制御基板を上方から見た斜視図。 前記実施形態における制御基板を下方から見た斜視図。 前記実施形態におけるサブフレームを上方から見た斜視図。 前記実施形態におけるサブフレームを下方から見た斜視図。 前記実施形態における制御ユニット及び冷却ユニットを下方から見た斜視図。 前記実施形態における冷却ユニットを上方から見た斜視図。 前記実施形態における板ばねを上方から見た斜視図。 前記実施形態における板ばねを示す断面図。 前記実施形態における制御ユニット及び冷却ユニットを示す断面図。 前記実施形態における制御ユニット及び冷却ユニットを示す断面図。 前記実施形態における挟持片及び受熱ブロックを示す斜視図。
符号の説明
1…情報処理装置、4…メインフレーム(フレーム部材、第2フレーム部材)、5…制御基板(回路基板)、6…サブフレーム(フレーム部材、第1フレーム部材)、32…冷却ユニット(冷却手段)、36…板ばね(付勢板)、37…ねじ(取付部材)、40…凹部、41,42…開口、4A…挟持片、51…CPU(冷却対象、集積回路)、52…GPU(冷却対象、集積回路)、54…孔部(孔)、60…凹部、61,62…開口、63,64…板状体、321…送風部、325(325C,325G)…受熱ブロック(受熱部)、412,422…孔部(孔)、631,641…突起部、3611…突出部、3632…孔部(孔)、32521…ねじ孔(係止部)。

Claims (9)

  1. 発熱体である冷却対象と、前記冷却対象に当接して、当該冷却対象から伝導された熱を冷却する冷却手段とを備えた情報処理装置であって、
    前記冷却対象に対して前記冷却手段とは反対側に設けられ、かつ、前記冷却手段に取り付けられる付勢板を備え、
    前記付勢板は、前記冷却対象に圧着する方向に前記冷却手段を付勢することを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記冷却対象は、当該情報処理装置を制御する回路基板上に設けられ、かつ、所定の演算処理を実行する集積回路であり、
    前記付勢板は、前記回路基板における前記集積回路が実装される面とは反対側の面側に設けられることを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項2に記載の情報処理装置において、
    前記回路基板を挟む金属性の一対のフレーム部材を備え、
    前記一対のフレーム部材には、それぞれ前記回路基板に対向する側とは反対側に向かって没入した凹部が形成され、
    前記回路基板は、前記一対のフレーム部材に形成されたそれぞれの前記凹部により形成される空間内に収納配置されることを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項3に記載の情報処理装置において、
    前記付勢板を前記冷却手段に取り付ける取付部材を備え、
    前記付勢板には、前記取付部材が挿通する孔が形成され、
    前記一対のフレーム部材のうち、前記回路基板に対して前記付勢板が設けられる側に配置される第1フレーム部材には、前記集積回路に応じた位置に、前記付勢板が挿通する開口が形成され、
    前記回路基板には、前記取付部材が挿通する孔が形成され、
    前記一対のフレーム部材のうち、前記回路基板に対して前記冷却手段が設けられる側に配置される第2フレーム部材には、前記取付部材が挿通する孔が形成され、
    前記冷却手段は、前記取付部材を係止する係止部を有することを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項2から請求項4のいずれかに記載の情報処理装置において、
    前記付勢板と前記回路基板との間には、前記集積回路に応じた寸法を有する板状体が設けられ、
    前記付勢板は、前記板状体に対応する位置に配置され、
    前記付勢板の前記板状体に対向する面には、面外方向に突出し、かつ、前記板状体の略中央に当接する突出部が設けられ、
    前記板状体の前記回路基板に対向する面の隅部には、前記回路基板に当接する突起部がそれぞれ設けられていることを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項5に記載の情報処理装置において、
    前記突起部は、絶縁性の材料により形成されていることを特徴とする情報処理装置。
  7. 請求項5または請求項6に記載の情報処理装置において、
    前記付勢板は、前記板状体に対して略10kgの荷重を加えるように取り付けられることを特徴とする情報処理装置。
  8. 請求項3から請求項7のいずれかに記載の情報処理装置において、
    前記一対のフレーム部材のうち、前記回路基板に対して前記付勢板が配置される側とは反対側に配置される第2フレーム部材には、前記集積回路が挿通する開口が形成され、
    前記開口の周囲には、前記集積回路に前記冷却手段が当接した際に、当該冷却手段を挟持する一対の挟持片が設けられていることを特徴とする情報処理装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の情報処理装置において、
    前記冷却手段は、
    前記冷却対象が当接し、かつ、当該冷却対象からの熱が伝導される受熱部と、
    当該受熱部に冷却空気を送風し、当該受熱部を冷却する送風部とを備えることを特徴とする情報処理装置。
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