JPH11289142A - 回路モジュール実装構造およびこの回路モジュールを有する電子機器 - Google Patents

回路モジュール実装構造およびこの回路モジュールを有する電子機器

Info

Publication number
JPH11289142A
JPH11289142A JP10088785A JP8878598A JPH11289142A JP H11289142 A JPH11289142 A JP H11289142A JP 10088785 A JP10088785 A JP 10088785A JP 8878598 A JP8878598 A JP 8878598A JP H11289142 A JPH11289142 A JP H11289142A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit module
case
circuit board
circuit
board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10088785A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Nakajima
雄二 中島
Koji Konno
幸司 金野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Sord Computer Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Personal Computer System Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Personal Computer System Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP10088785A priority Critical patent/JPH11289142A/ja
Priority to US09/280,584 priority patent/US6205027B1/en
Publication of JPH11289142A publication Critical patent/JPH11289142A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/16Constructional details or arrangements
    • G06F1/18Packaging or power distribution
    • G06F1/183Internal mounting support structures, e.g. for printed circuit boards, internal connecting means
    • G06F1/184Mounting of motherboards
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/16Constructional details or arrangements
    • G06F1/20Cooling means
    • G06F1/203Cooling means for portable computers, e.g. for laptops
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K7/00Constructional details common to different types of electric apparatus
    • H05K7/14Mounting supporting structure in casing or on frame or rack
    • H05K7/1438Back panels or connecting means therefor; Terminals; Coding means to avoid wrong insertion
    • H05K7/1452Mounting of connectors; Switching; Reinforcing of back panels
    • H05K7/1454Alignment mechanisms; Drawout cases
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Combinations Of Printed Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、回路基板に対する回路モジュールの
グランド接続あるいは電波的な導通機能を簡単かつ確実
に強化できる回路モジュール実装構造を得ることにあ
る。 【解決手段】回路モジュール実装構造は、ICチップ39
が実装された配線基板31と、配線基板を収容するケース
30とを含む回路モジュール28と;回路モジュールが実装
されるとともにグランド用ランド部26を有する回路基板
21と;回路基板に取り付けられ、ランド部に導通される
とともに回路モジュールを回路基板に固定するCPUホ
ルダ55と;を備えている。CPUホルダは、回路モジュ
ールを支持するとともに配線基板のグランド用配線パタ
ーン36に導通される複数のボス部61と、ボス部を一体的
に連結する連結部57a,57b,58a,58b とを有している。回
路モジュールは、ボス部にねじ69,77 を介して固定され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線基板に複数の
ICチップが実装された回路モジュールの実装構造およ
びこの回路モジュールを有するポータブルコンピュータ
のような電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】ポータブルコンピュータに用いられてい
るICパッケージは、コンピュータの小型軽量化、高速
化および高機能化に対応するため、新しい形態が次々と
開発されている。
【0003】一つのICチップをパッケージ化したシン
グルチップモジュール(SCM :Single-Chip Module)
は、このICチップと配線基板との間を伝搬する信号の
遅延が大きく、これがポータブルコンピュータのシステ
ム全体の高速化を妨げる要因となることが知られてい
る。これに対し、配線基板に複数のICチップを実装し
た、いわゆるマルチチップ・モジュール(MCM : Multi-
Chip module )は、配線長の短縮、負荷容量の低減によ
りチップ間遅延を短縮でき、システム全体の高速化・高
機能化を達成できるといった利点を有しており、次世代
パッケージとして注目されている。
【0004】ところで、この種のMCM は、メインの回路
基板にスタッキングコネクタを介して実装されている。
このスタッキングコネクタは、互いに取り外し可能に嵌
合される雄コネクタと雌コネクタとを有し、これら雄雌
のコネクタのいずれか一方がMCM の配線基板に半田付け
されているととに、他方がメインの回路基板に半田付け
されている。
【0005】そのため、MCM は、スタッキングコネクタ
の嵌合力によって回路基板に保持されており、このMCM
と回路基板とのグランド接続は、スタッキングコネクタ
のグランド用端子を通じて行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のMCM の実装構造
によると、MCM と回路基板とのグランド接続は、スタッ
キングコネクタのグランド用端子を通じて行われている
ので、MCM のグランド接続あるいは電磁シールドのよう
な電波的な導通機能を強化するためには、グランド用端
子の数を増やすことが必要となってくる。
【0007】しかしながら、グランド用端子を増やすに
は、スタッキングコネクタの構造を変更しなくてはなら
ず、グランド接続あるいは電波的導通機能を簡単に強化
することが困難となるといった問題がある。
【0008】また、従来の実装構造では、回路基板に対
するMCM の取り付け高さが雄雌のコネクタの嵌合深さに
よって決まるので、回路基板上でのMCM の取り付け高さ
が製品毎に微妙に変化することがあり得る。すると、例
えばMCM の放熱性を高めることを目的として、回路基板
上にMCM の熱を受けるヒートシンクを取り付ける場合
に、このMCM とヒートシンクとの間のクリアランスが大
きすぎて、ここに熱伝達を妨げるような隙間が生じた
り、あるいは逆にクリアランスが小さすぎてヒートシン
クがMCM に強く押し付けられてしまい、このMCM に無理
な力が加わるといった弊害が生じてくる。
【0009】本発明の第1の目的は、回路基板に対する
回路モジュールのグランド接続あるいは電波的な導通機
能を簡単かつ確実に強化することができる回路モジュー
ル実装構造および電子機器を得ることにある。本発明の
第2の目的は、回路基板に対する回路モジュールの取り
付け高さを精度良く定めることができる回路モジュール
実装構造を得ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、請求項1に記載された回路モジュール実装構造
は、グランド用の配線パターンを有するとともに、複数
のICチップが実装された配線基板と、これらICチッ
プおよび配線基板を収容するケースと、を含む回路モジ
ュールと;この回路モジュールが実装されるとともに、
グランド用のランド部を有する回路基板と;この回路基
板に取り付けられ、上記ランド部に電気的に導通される
とともに、上記回路モジュールを回路基板上の所定位置
に固定するための支持部材と;を備えている。そして、
上記支持部材は、上記回路モジュールを支持するととも
に、上記配線パターンに電気的に導通される複数のボス
部と、これらボス部を一体的に連結する連結部と、を有
し、これらボス部にねじを介して上記回路モジュールが
固定されていることを特徴としている。
【0011】また、上記第1の目的を達成するため、請
求項15に記載された電子機器は、筐体と;この筐体の
内部に収容され、グランド用のランド部を有する回路基
板と;複数のICチップおよびグランド用の配線パター
ンを有する配線基板と、これらICチップおよび配線基
板を収容するケースと、を含み、上記回路基板に実装さ
れる回路モジュールと;上記回路基板に取り付けられ、
上記ランド部に電気的に導通されるとともに、上記回路
モジュールを回路基板上の所定位置に固定するための支
持部材と;を備えている。そして、上記支持部材は、上
記回路モジュールを支持するとともに、上記配線パター
ンに電気的に導通される複数のボス部と、これらボス部
を一体的に連結する連結部と、を有し、これらボス部に
ねじを介して上記回路モジュールが固定されていること
を特徴としている。
【0012】このような構成によれば、回路モジュール
のグランド用の配線パターンに電気的に導通された複数
のボス部は、連結部を介して互いに連結されているの
で、回路モジュールのグランドをとるボス部を並列に接
続することができる。そのため、回路モジュールの配線
パターンと回路基板上のランド部とを確実に導通させる
ことができ、回路基板に対する回路モジュールのグラン
ド接続や電波的な導通機能を強化することができる。
【0013】しかも、この場合、回路モジュールのグラ
ンド接続は、この回路モジュールを回路基板に固定する
ための支持部材を利用して行われるので、回路基板や回
路モジュール側の大幅な構造変更は不要であり、グラン
ド接続や電波的導通機能の強化を簡単に実現できる。
【0014】上記第2の目的を達成するため、請求項8
に記載された回路モジュール実装構造は、複数のICチ
ップが実装された配線基板と、これら配線基板およびI
Cチップを収容するケースと、上記配線基板に実装さ
れ、上記ケースの外方に露出された第1のコネクタと、
を含む回路モジュールと;この回路モジュールが実装さ
れる実装面を有し、この実装面に上記第1のコネクタが
取り外し可能に嵌合される第2のコネクタを有する回路
基板と;この回路基板の実装面と上記回路モジュールの
ケースとの間に介在される支持部材と;を備えている。
そして、上記支持部材は、回路基板の実装面に沿って配
置されるとともに、上記回路モジュールのケースを受け
止める本体を有し、この本体に複数のねじを介して上記
回路モジュールが固定されていることを特徴としてい
る。
【0015】このような構成によれば、支持部材の本体
は、回路基板の実装面に沿って配置されているので、こ
の本体に回路モジュールのケースをねじ止めすると、本
体が回路モジュールと実装面との間に介在されて、実装
面に対する回路モジュールの取り付け高さを規定する一
種のスペーサとして機能する。このため、実装面上での
回路モジュールの取り付け高さが第1のコネクタと第2
のコネクタとの嵌合深さの影響を受けることはなく、製
品毎の回路モジュールの取り付け高さの変動を防止でき
る。
【0016】また、回路モジュールは、支持部材によっ
て回路基板に保持されるので、第1および第2のコネク
タの嵌合部分に回路モジュールの荷重が加わることはな
く、これら第1および第2のコネクタの荷重負担を軽減
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明の第1の実施の形態
を、ポータブルコンピュータに適用した図1ないし図8
にもとづいて説明する。図1は、電子機器としてのポー
タブルコンピュータ1を開示している。このポータブル
コンピュータ1は、コンピュータ本体2と、このコンピ
ュータ本体2に支持されたディスプレイユニット3とを
備えている。
【0018】コンピュータ本体2は、合成樹脂製の筐体
4を有している。筐体4は、底壁4a、上壁4b、前壁
4c、左右の側壁4dおよび後壁4eを有する偏平な箱
状をなしている。この筐体4の上壁4bは、パームレス
ト6とキーボード取り付け部7とを有している。パーム
レスト6は、上壁4bの前半部において筐体4の幅方向
に沿って延びている。キーボード取り付け部7は、パー
ムレスト6の後方に位置されており、このキーボード取
り付け部7にキーボード8が設置されている。
【0019】上壁4bの後端部には、上向きに突出する
凸部9が形成されている。凸部9は、キーボード8の後
方において筐体4の幅方向に沿って延びている。この凸
部9は、一対のディスプレイ支持部10a,10bを有
している。ディスプレイ支持部10a,10bは、筐体
4の上壁4bに連なるような凹所にて構成され、筐体4
の幅方向に互いに離間して配置されている。
【0020】ディスプレイユニット3は、偏平な箱状の
ディスプレイハウジング12と、このディスプレイハウ
ジング12に収容された液晶表示装置13とを備えてい
る。ディスプレイハウジング12は、表示用開口部14
が開口された前面を有し、この表示用開口部14を通じ
て液晶表示装置13の表示画面13aがディスプレイハ
ウジング12の外方に露出されている。
【0021】ディスプレイハウジング12は、一対の脚
部16a,16bを有している。脚部16a,16b
は、ディスプレイハウジング12の一端から筐体4のデ
ィスプレイ支持部10a,10bに導かれている。これ
ら脚部16a,16bは、夫々図示しないヒンジ装置を
介して筐体4に回動可能に連結されている。
【0022】このため、ディスプレイユニット3は、パ
ームレスト6やキーボード8を覆うように倒される閉じ
位置と、パームレスト6、キーボード8および表示画面
13aを露出させるように起立される開き位置とに亘っ
て選択的に回動し得るようになっている。
【0023】図2に示すように、筐体4の内部には、第
1および第2の回路基板20,21が収容されている。
第1の回路基板20は、筐体4の底壁4aにねじ止めさ
れているとともに、この底壁4aと平行に配置されてい
る。第2の回路基板21は、第1の回路基板20の上方
において、この第1の回路基板20と平行に配置されて
いる。これら回路基板20,21は、図示しないスタッ
キングコネクタを介して互いに電気的に接続されてい
る。
【0024】第2の回路基板21は、実装面となる裏面
22aと、この裏面22aの反対側に位置された表面2
2bとを有している。この第2の回路基板21の裏面2
2aおよび表面22bには、夫々SMD パッケージやコネ
クタのような各種の回路部品23が実装されている。
【0025】第2の回路基板21の裏面22aは、図4
に二点鎖線で示すような四角形のCPU実装領域24を
有している。CPU実装領域24は、第2の回路基板2
1の後部に位置されており、このCPU実装領域24に
は、第2のコネクタとしてのインタフェイスコネクタ2
7が多数の半田ボールを介してフリップチップ接続され
ている。
【0026】第2の回路基板21は、CPU実装領域2
4に位置された四つのスルーホール25を有している。
スルーホール25は、四角形の角部の位置関係を以って
配置されており、これらスルーホール25は、第2の回
路基板21の裏面22aおよび表面22bに夫々開口さ
れている。
【0027】スルーホール25に連なる第2の回路基板
21の裏面22aおよび表面22bの四箇所には、夫々
半田メッキからなるランド部26が形成されている。ラ
ンド部26は、スルーホール25の内面を覆う半田メッ
キ層に連なっており、この半田メッキ層は、第2の回路
基板21の内部のグランド用の配線パターン(図示せ
ず)に電気的に導通されている。
【0028】図2、図3および図5に示すように、第2
の回路基板21のCPU実装領域24には、CPUを構
成する回路モジュール28が実装されている。この回路
モジュール28は、マルチチップ・モジュール(以下MC
M と称する)29と、このMCM 29を収容するケース3
0とを備えている。
【0029】MCM 29は、図6や図8に示すように、多
層構造の配線基板31と、この配線基板31の表面31
aに実装されたBGA 形のICパッケージ32と、配線基
板31の表面31aおよび裏面31bに実装された複数
のQFP 形のICパッケージ33と、配線基板31の裏面
31bに実装された第1のコネクタ34とを備えてい
る。
【0030】配線基板31は、四つの角部を有する矩形
状をなしている。この配線基板31の表面31aの外周
部および裏面31bの外周部には、夫々グランド用の配
線パターン36(図7の(C)に示す)が形成されてい
る。また、配線基板31の四つの角部には、夫々挿通孔
37が形成されており、この挿通孔37の開口部分に上
記配線パターン36が導かれている。
【0031】BGA 形のICパッケージ32は、ベース基
板38とICチップ39とを備えている。ベース基板3
8は、配線基板31の表面31aに多数の半田ボールを
介してフリップチップ接続されている。ICチップ39
は、ベース基板38の中央部に多数の半田ボールを介し
てフリップチップ接続されている。このICチップ39
は、文字、音声、画像等の多用なマルチメディア情報を
処理するため、その動作中の消費電力が大きくなってお
り、それに伴いICチップ39の発熱量も冷却を必要と
する程に大きなものとなっている。
【0032】上記ケース30は、アルミニウム合金のよ
うな熱伝導性に優れた金属材料にて構成されている。ケ
ース30は、ケース本体41と、このケース本体41に
嵌合された裏蓋42とを備え、全体として偏平な四角形
の箱形をなしている。ケース本体41は、裏蓋42と向
かい合う四角形のカバーパネル43と、このカバーパネ
ル43の外周縁部に連なる四つサイドパネル44とを有
している。
【0033】カバーパネル43の四つの角部には、夫々
裏蓋42に向けて凹む基板取り付け座45が形成されて
いる。基板取り付け座45は、上記第2の回路基板21
の四つのスルーホール25に対応するような位置に配置
されている。基板取り付け座45は、夫々配線基板31
の挿通孔37に連なる連通孔46を有している。そし
て、図7に示すように、基板取り付け座45は、配線基
板31の表面31aの角部に接しているとともに、この
表面31aに形成されたグランド用の配線パターン36
に接している。
【0034】カバーパネル43は、上記発熱するICチ
ップ39に対応する位置に開口部47を有している。開
口部47は、ICチップ39よりも大きな開口形状を有
し、この開口部47を通じてICチップ39がケース3
0の外方に露出されている。
【0035】裏蓋42は、その外周縁部に連なるフラン
ジ状の係合部49を有している。係合部49は、ケース
本体41のサイドパネル44に取り外し可能に引っ掛か
っている。この係合部49の先端には、配線基板31の
裏面31bの外周縁部に突き当たっている。
【0036】そのため、裏蓋42の係合部49をケース
本体41のサイドパネル44に引っ掛けると、ケース本
体41の基板取り付け座45と裏蓋42の支持片50と
の間で配線基板31が挟み込まれ、この配線基板31と
ケース30とが一体化されている。
【0037】また、図7の(C)に示すように、裏蓋4
2の支持片50は、配線基板31の裏面31bの配線パ
ターン36に接している。したがって、配線基板31の
表面31aの配線パターン36がケース本体41の基板
取り付け座45に接していることと合わせて、配線基板
31とケース30とのグランド接続が強化されている。
【0038】図8に示すように、裏蓋42は、コネクタ
導出口51と、四つの貫通孔52とを有している。コネ
クタ導出口51は、上記第1のコネクタ34と向かい合
っており、このコネクタ導出口51を通じて第1のコネ
クタ34がケース30の外方に露出されている。そのた
め、第1のコネクタ51を第2の回路基板21のインタ
フェイスコネクタ27に嵌め込むことで、回路モジュー
ル28と第2の回路基板21とが電気的に接続されるよ
うになっている。
【0039】貫通孔52は、裏蓋42の四つの角部に位
置されている。これら貫通孔52は、配線基板31を挟
んでケース本体41の基板取り付け座45と向かい合う
とともに、上記配線基板31の挿通孔37に連なってい
る。
【0040】なお、図6に示すように、回路モジュール
28は、ケース30の内部の温度を測定するサーミスタ
53を備えている。このサーミスタ53は、配線基板3
1の表面31aに実装され、上記発熱するBGA形のI
Cパッケージ32の近傍に位置されている。このサーミ
スタ53で測定された温度情報は、第1のコネクタ34
およびインタフェースコネクタ27を介して第2の回路
基板21の制御部に送られるようになっている。
【0041】図2ないし図5に示すように、回路モジュ
ール28は、支持部材としてのCPUホルダ55を介し
て第2の回路基板21のCPU実装領域24に保持され
ている。CPUホルダ55は、第2の回路基板21の裏
面22aに沿って配置された金属製の本体56を有して
いる。この本体56は、一対の支持レール57a,57
bと、第1ないし第3のクロスレール58a〜58cと
で構成されている。支持レール57a,57bは、上記
ケース30の側縁部に沿って延びる細長い板状をなして
いる。これら支持レール57a,57bは、互いに離間
して平行に配置されている。クロスレール58a〜58
cは、支持レール57a,57bの間に跨って配置され
ており、これらクロスレール58a〜58cおよび支持
レール57a,57bは互いに一体化されている。その
ため、CPUホルダ55は、回路モジュール28のケー
ス30の外周部を取り囲むような四角形の枠状をなして
いる。
【0042】図2に示すように、支持レール57a,5
7bは、第2の回路基板21の裏面22aと向かい合う
平坦な第1の面59と、ケース30の裏蓋42と向かい
合う平坦な第2の面60とを有している。この支持レー
ル57a,57bの両端部には、夫々円筒状のボス部6
1がかしめ止めされている。ボス部61は、金属材料に
て構成されているとともに、上記第2の回路基板21の
四つのスルーホール25および上記ケース30の四つの
基板取り付け座45に対応する位置に配置されている。
そして、これらボス部61は、支持レール57a,57
bおよび第1ないし第3のクロスレール58a,58b
を介して一体的に結ばれており、本実施形態の場合は、
上記支持レール57a,57bおよび第1ないし第3の
クロスレール58a,58bがボス部61の連結部とし
て機能している。
【0043】CPUホルダ55の支持レール57a,5
7bは、複数の座部62を有している。座部62は、支
持レール57a,57bの側縁部から第2の面60の方
向に向けて張り出している。これら座部62は、支持レ
ール57a,57bの両端のボス部61の間において、
支持レール57a,57bの長手方向に間隔を存して配
置されている。そして、座部62は、支持レール57
a,57bの第2の面60と平行をなす平坦な座面62
aを有し、この座面62aに上記ケース30の裏蓋42
の外周縁部が接するようになっている。
【0044】図7に示すように、各ボス部61は、支持
レール57a,57bの第1の面59から突出する円盤
状のフランシ部63を有している。フランジ部63は、
第2の回路基板21のスルーホール25よりも大きな口
径を有し、このフランジ部63の先端面がランド部26
に接している。また、フランジ部63の先端面には、小
径なガイド部64が同軸状に突設されている。ガイド部
64は、スルーホール25に嵌合されており、この嵌合
により、第2の回路基板21に対するCPUホルダ55
の位置決めがなされている。
【0045】ボス部61は、ねじ孔65を有している。
ねじ孔65は、ボス部61の軸方向に延びており、この
ボス部61の先端面および上記ガイド部64の先端面に
夫々開口されている。そのため、ねじ孔65の一端は、
スルーホール25を通じて第2の回路基板21の表面2
2bに露出されている。
【0046】各ボス部61のねじ孔65には、第2の回
路基板21の表面22bの方向から第1のセットねじ6
7がねじ込まれている。このねじ込みにより、CPUホ
ルダ55が第2の回路基板21の裏面22aに固定さ
れ、その本体56の支持レール57a,57bおよびク
ロスレール58a,58b,58cが裏面22aに沿っ
て平行に配置されている。そして、CPUホルダ55が
第2の回路基板21に固定された状態では、その支持レ
ール57a,57bの一端部の間に上記インタフェイス
コネクタ27が介在されている。
【0047】なお、CPUホルダ55と、第2の回路基
板21の裏面22aとの間には、これら相互の短絡を阻
止するインシュレータ68が介在されており、このイン
シュレータ68は、CPUホルダ55に接着されてい
る。
【0048】第2の回路基板21に固定されたCPUホ
ルダ55に回路モジュール28を取り付けるには、その
ケース30の裏蓋42をCPUホルダ55の支持レール
57a,57bの第2の面60に突き合わせる。これに
より、第1のコネクタ34がインタフェースコネクタ2
7に嵌合されるとともに、裏蓋42の貫通孔52にCP
Uホルダ55のボス部61が入り込み、これらボス部6
1の先端面が配線基板31の裏面31bおよびグランド
用の配線パターン36に接触する。
【0049】ボス部61の先端面が配線基板31の裏面
31bに接した状態では、図7に示すように、各ボス部
61のねじ孔65が配線基板31の挿通孔37およびケ
ース30の基板取り付け座45の挿通孔46に連なって
いる。四つの基板取り付け座45のうち、一つの基板取
り付け座の45の連通孔46には、単一の第2のセット
ねじ69が挿通されている。この第2のセットねじ69
は、配線基板31の挿通孔37を貫通してボス部61の
ねじ孔65にねじ込まれており、このねじ込みにより、
回路モジュール28が第2の回路基板21に固定された
CPUホルダ55に仮止めされる。
【0050】図2や図3に示すように、第2の回路基板
21の裏面22aには、上記回路モジュール28の放熱
を促進させるヒートシンク73が設置されている。ヒー
トシンク73は、例えばマグネシウム合金のような軽量
で、しかも熱伝導性に優れた金属材料にて構成されてい
る。このヒートシンク73は、放熱パネル74を有して
いる。放熱パネル74は、回路モジュール28のケース
30よりも大きな平面形状を有し、この放熱パネル74
の外周縁部には、複数の取り付け座部75が形成されて
いる。取り付け座部75は、第1の回路基板20と第2
の回路基板21との間に介在されているとともに、これ
ら回路基板20,21および筐体4の底壁4aにねじを
介して固定されている。そのため、ヒートシンク73
は、第1および第2の回路基板20,21と共に筐体4
に支持されている。
【0051】ヒートシンク73の放熱パネル74は、ケ
ース30のカバーパネル43に重ね合わされている。こ
の放熱パネル74は、ケース30の基板取り付け座45
に対応する位置に三つのねじ挿通孔76を有している。
ねじ挿通孔76は、基板取り付け座45の連通孔46の
うち、上記第2のセットねじ69が挿通された連通孔4
6を除く残りの三つの連通孔46に連なっている。ねじ
挿通孔76には、放熱パネル74の下方から第3のセッ
トねじ77が挿通されている。これら第3のセットねじ
77は、基板取り付け座45の連通孔46、配線基板3
1の挿通孔37を貫通してボス部61のねじ孔65にね
じ込まれており、このねじ込みにより、回路モジュール
28のケース30が放熱パネル74とCPUホルダ55
の支持レール57a,57bとの間で挟み込まれてい
る。
【0052】したがって、回路モジュール28は、第2
および第3のセットねじ69,77を介してCPUホル
ダ55に固定され、そのケース30の裏蓋42の外周縁
部が座部62の座面62aに押し付けられている。
【0053】図2に示すように、放熱パネル74は、ケ
ース30のカバーパネル43と向かい合う受熱面80
と、この受熱面80とは反対側に位置された放熱面81
とを有している。受熱面80は、上記第3のセットねじ
77の締め付けにより、カバーパネル43に接してい
る。それとともに、この受熱面80は、カバーパネル4
3の開口部47を通じて発熱するICチップ39と向か
い合っており、このICチップ39と受熱面80との間
には、熱伝導性グリス82(図6に示す)が充填されて
いる。
【0054】したがって、放熱パネル74とICチップ
39との間に熱伝達を妨げるような隙間が生じることは
なく、このICチップ39の熱が効率良く放熱パネル7
4に逃がされるようになっている。
【0055】放熱パネル74の放熱面81は、筐体4の
内部において第1の回路基板20と向かい合っている。
この放熱面81には、多数の放熱突起83がマトリクス
状に並べて配置されており、これら放熱突起83の存在
により、放熱面81の放熱面積が十分に確保されてい
る。
【0056】放熱パネル75の一端部には、ファン支持
部85が一体に形成されている。このファン支持部85
には、電動ファン86が支持されている。電動ファン8
6は、ファンフレーム87と、このファンフレーム87
に支持されたロータ88とを有している。
【0057】ファンフレーム87は、アルミニウム合金
のような熱伝導性に優れた金属材料にて構成され、この
ファンフレーム87の上端部がファン支持部85にねじ
89を介して固定されている。このため、ファンフレー
ム87は、ファン支持部85を介して放熱パネル74に
一体的に連なっており、このファンフレーム87が放熱
パネル74の一部として機能している。
【0058】電動ファン86は、図示しないリード線を
介して第2の回路基板21の制御部に接続されている。
この制御部は、上記サーミスタ53で検出されたケース
30の内部の温度情報にもとづいて電動ファン86の運
転を制御しており、このサーミスタ53で測定されたケ
ース30の内部の温度が予め決められた値すると、電動
ファン86のロータ88が回転駆動されるようになって
いる。
【0059】電動ファン86は、筐体4の内部におい
て、その左側の側壁4dに隣接されている。この側壁4
dは、電動ファン86のロータ88と向かい合う排気口
(図示せず)を有し、この排気口を通じて筐体4の内部
の空気が排出されるようになっている。
【0060】このような構成において、ポータブルコン
ピュータ1の動作に伴い回路モジュール28のICチッ
プ39が発熱すると、このICチップ39の熱は、熱伝
導性グリス82を通じてヒートシンク73の放熱パネル
74に伝えられる。この放熱パネル74は、放熱面81
上に多数の放熱突起83を有するので、放熱パネル74
に伝えられたICチップ39の熱は、放熱面81および
放熱突起83を通じて筐体4の内部に自然空冷による放
熱により拡散される。
【0061】そして、本実施の形態では、ICパッケー
ジ32を収容するケース30の内部にサーミスタ53が
組み込まれており、このサーミスタ53でICチップ3
9の雰囲気温度を測定するとともに、この測定した温度
情報にもとづいて電動ファン86の運転を制御してい
る。そのため、電動ファン86が駆動されると、筐体4
の内部の空気がヒートシンク73の方向に導かれるの
で、放熱パネル74やケース30が空気の流れに直接さ
らされることになり、これら放熱パネル74やケース3
0が強制的に冷却される。
【0062】したがって、ICチップ39からケース3
0および放熱パネル74に伝わる熱を効率良く筐体4の
外方に逃がすことができ、ICチップ39ひいては回路
モジュール28の過熱を防止することができる。
【0063】ところで、上記構成のポータブルコンピュ
ータ1によると、第2の回路基板21に固定されたCP
Uホルダ55に第2および第3のセットねじ69,77
を介して回路モジュール28を取り付けた状態において
は、このCPUホルダ55の四つのボス部61が配線基
板31のグランド用の配線パターン36に接している。
そして、このCPUホルダ55のボス部61は、第2の
回路基板21上のグランド用のランド部26にも接して
いるので、回路モジュール28は、ボス部61を通じて
第2の回路基板21にグランド接続される。
【0064】この場合、CPUホルダ55の四つのボス
部61は、支持レール57a,57bに取り付けられ、
これら支持レール57a,57bやクロスレール58
a,58b,58cを介して互いに連結されているの
で、回路モジュール28のグランドをとるボス部61が
電気的に見て並列に接続されることになる。そのため、
回路モジュール28の配線パターン36と第2の回路基
板21のランド部26とを確実に導通させることがで
き、第2の回路基板21に対する回路モジュール28の
グランド接続や電波的な導通機能を強化することができ
る。
【0065】また、回路モジュール28のグランド接続
は、CPUホルダ55を通じて行われるので、第1のコ
ネクタ34やインタフェースコネクタ27に新たにグラ
ンド用端子を増設する必要はなく、グランド接続や電波
的な導通機能の強化を簡単に実現することができる。
【0066】しかも、上記構成によると、CPUホルダ
55に回路モジュール28を取り付けた状態では、CP
Uホルダ55の本体56が第2の回路基板21と回路モ
ジュール28のケース30との間に介在されるので、こ
の本体56が第2の回路基板21の裏面22aに対する
回路モジュール28の取り付け高さを規定するスペーサ
として機能する。
【0067】このため、第2の回路基板21の裏面22
a上での回路モジュール28の取り付け高さが第1のコ
ネクタ34とインタフェースコネクタ27との嵌合深さ
の影響を受けることはなく、製品毎の回路モジュール2
8の取り付け高さの変動を防止することができる。
【0068】それとともに、CPUホルダ55の支持レ
ール57a,57bは、夫々回路モジュール28に向け
て張り出す座部62を有し、これら座部62は、支持レ
ール57a,57bの両端のボス部61の間において互
いに間隔を存して配置されているので、ケース30の基
板取り付け座45を第2および第3のセットねじ69,
77を介してボス部61に締め付けた状態では、ケース
30の裏蓋42の外周縁部が座部62の座面62aに確
実に接触する。このため、回路モジュール28と第2の
回路基板21の裏面22との間隔がより精度良く定まる
とともに、ケース30をCPUホルダ55にがたつくこ
となく確実に固定することができる。
【0069】したがって、ヒートシンク73を回路モジ
ュール28と共にCPUホルダ55にねじ止めする場合
に、発熱するICチップ39と放熱パネル74の受熱面
80との間のクリアランスを一定に保つことができ、I
Cチップ39に無理な力を加えることなく、このICチ
ップ39の熱を効率良く放熱パネル74に逃がすことが
できる。
【0070】また、回路モジュール28は、第2の回路
基板21に固定されたCPUホルダ55のボス部61に
ねじ止めされ、このCPUホルダ55が回路モジュール
28の荷重を受け止めるので、第1のコネクタ34とイ
ンタフェースコネクタ27との嵌合部分に回路モジュー
ル28の荷重が加わることはない。このため、第1のコ
ネクタ34およびインタフェースコネクタ27の荷重負
担を軽減することができ、これらコネクタ34,27の
構造の簡略化に寄与するとともに、第2の回路基板21
に対する回路モジュール28の取り付け姿勢が安定する
といった利点がある。
【0071】なお、本発明は上記第1の実施の形態に特
定されるものではなく、図9および図10に本発明の第
2の実施の形態を示す。この第2の実施の形態は、発熱
するICチップ39の温度を測定する構成と電動ファン
86の運転を制御するための構成が上記第1の実施の形
態と相違しており、それ以外の構成は上記第1の実施の
形態と同様である。
【0072】図9に示すように、ICチップ39の放熱
パネル74と向かい合う面には、このICチップ39の
熱を直接的に測定する外部サーミスタ100が配置され
ている。外部サーミスタ100は、フレキシブルな接続
基板101に支持されている。この接続基板101は、
ICチップ39に貼り付けられているとともに、上記熱
伝導性グリス82によって覆われている。
【0073】接続基板101は、帯状をなす柔軟なケー
ブル部102を有している。ケーブル部102は、開口
部47を通じてケース30の外方に引き出されている。
このケーブル部102は、ケース30のカバーパネル4
3とヒートシンク73の放熱パネル74との間を通して
第2の回路基板21の裏面22上に導かれている。この
ケーブル部102の先端の端子部は、第2の回路基板2
1の裏面22のケーブルコネクタ103に接続されてい
る。そのため、外部サーミスタ103で測定された温度
情報は、接続基板101やケーブルコネクタ103を介
して第2の回路基板21の制御部に送られるようになっ
ている。
【0074】なお、図10に示すように、放熱パネル7
4の受熱面80には、ケーブル挿通用の凹部104が形
成されている。凹部104は、放熱パネル74の外周縁
部に開放されており、この凹部104に接続基板101
のケーブル部102が挿通配置されている。
【0075】このような構成において、ポータブルコン
ピュータ1の動作中に回路モジュール28のICチップ
39が発熱すると、ケース30内に組み込まれたサーミ
スタ53を介してICチップ39の雰囲気温度が測定さ
れるとともに、このICチップ39に貼り付けられた外
部サーミスタ100を介してICチップ39の温度が直
接的に測定される。
【0076】これら両方のサーミスタ53,100で得
られた温度情報は、第2の回路基板21の制御部に導か
れる。この制御部では、二種類の温度情報にもとづいて
ICチップ39の温度管理を行うとともに、電動ファン
86の運転を制御するようになっている。
【0077】したがって、この構成によれば、いずれか
一方のサーミスタ53又は100が不良となっても、他
方のサーミスタ53又は100によってICチップ39
の温度管理を行うことができ、ICチップ39の過熱や
これに伴うポータブルコンピュータ1の誤動作を防止で
きる。
【0078】しかも、上記構成においては、ICチップ
39の雰囲気温度と、このICチップ39自体の温度と
に基づいてICチップ39の温度管理を行っているの
で、実際のICチップ39の温度を精度良く検出するこ
とができる。このため、電動ファン86の運転制御をよ
り小刻みに行うことができ、ポータブルコンピュータ1
の動作中のICチップ39の温度を適正範囲内に抑える
ことができる。
【0079】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、回路モジ
ュールの配線パターンと回路基板のランド部とを確実に
導通させることができ、回路基板に対する回路モジュー
ルのグランド接続や電波的な導通機能を強化することが
できる。また、回路モジュールのグランド接続は、支持
部材を通じて行われるので、回路モジュールや回路基板
側にグランド用端子を増設する必要はなく、回路モジュ
ールのグランド接続や電波的な導通機能の強化を簡単に
行うことができる。
【0080】しかも、支持部材に回路モジュールを取り
付けた状態では、支持部材の本体が回路基板と回路モジ
ュールのケースとの間に介在され、この本体が回路基板
に対する回路モジュールの取り付け高さを規定するスペ
ーサとして機能するので、回路基板上での回路モジュー
ルの取り付け高さが第1および第2のコネクタの嵌合深
さの影響を受けることはなく、製品毎の回路モジュール
の取り付け高さの変動を防止することができる。
【0081】その上、回路モジュールは、支持部材のボ
ス部にねじ止めされ、この回路モジュールの荷重は支持
部材が荷担するので、第1および第2のコネクタの荷重
負担を軽減することができる。そのため、コネクタの構
造の簡略化に寄与するとともに、回路基板に対する回路
モジュールの取り付け姿勢が安定するといった利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るポータブルコ
ンピュータの斜視図。
【図2】ポータブルコンピュータの断面図。
【図3】第2の回路基板に固定したCPUホルダから回
路モジュールおよびヒートシンクを取り外した状態を示
す斜視図。
【図4】第2の回路基板からCPUホルダを取り外した
状態を示す斜視図。
【図5】第2の回路基板にCPUホルダを介して回路モ
ジュールを取り付けた状態を示す斜視図。
【図6】回路モジュールの断面図。
【図7】(A)は、CPUホルダ、回路モジュールおよ
びヒートシンクを、第1および第3のセットねじを介し
て第2の回路基板に固定した状態を示す断面図。(B)
は、CPUホルダおよび回路モジュールを、第1および
第2のセットねじを介して第2の回路基板に固定した状
態を示す断面図。(C)図7の(B)のA部を拡大して
示す断面図。
【図8】ヒートシンクの放熱パネルと回路モジュールと
の位置関係を示す斜視図。
【図9】本発明の第2の実施の形態において、第2の回
路基板にCPUホルダを介して回路モジュールを取り付
けた状態を示す斜視図。
【図10】放熱パネルの凹部を示すヒートシンクの斜視
図。
【符号の説明】
4…筐体 21…回路基板(第2の回路基板) 22a…実装面(裏面) 26…ランド部 27…第2のコネクタ(インタフェースコネクタ) 28…回路モジュール 30…ケース 31…配線基板 34…第1のコネクタ 36…配線パターン 39…ICチップ 55…支持部材(CPUホルダ) 56…本体 57a,57b,58a,58b…連結部(支持レー
ル、クロスレール) 61…ボス部 69,77…ねじ(第2のセットねじ、第3のセットね
じ)

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グランド用の配線パターンを有するとと
    もに、複数のICチップが実装された配線基板と、これ
    らICチップおよび配線基板を収容するケースと、を含
    む回路モジュールと;この回路モジュールが実装される
    とともに、グランド用のランド部を有する回路基板と;
    この回路基板に取り付けられ、上記ランド部に電気的に
    導通されるとともに、上記回路モジュールを回路基板上
    の所定位置に固定するための支持部材と;を備えてお
    り、 上記支持部材は、上記回路モジュールを支持するととも
    に、上記配線パターンに電気的に導通される複数のボス
    部と、これらボス部を一体的に連結する連結部と、を有
    し、これらボス部にねじを介して上記回路モジュールが
    固定されていることを特徴とする回路モジュール実装構
    造。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、上記ケースは
    金属製であり、このケースは、配線パターンに電気的に
    導通されているとともに、上記支持部材の連結部に接し
    ていることを特徴とする回路モジュール実装構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の記載において、上記支
    持部材の連結部は、ケースの外周縁部に突き当たる複数
    の座部を備えていることを特徴とする回路モジュール実
    装構造。
  4. 【請求項4】 請求項3の記載において、上記座部は、
    隣り合うボス部の間において互いに間隔を存して配置さ
    れていることを特徴とする回路モジュール実装構造。
  5. 【請求項5】 請求項1の記載において、上記支持部材
    のボス部は、上記回路モジュールのケースを貫通して上
    記配線パターンに接していることを特徴とする回路モジ
    ュール実装構造。
  6. 【請求項6】 請求項1の記載において、上記回路モジ
    ュールは、配線基板に電気的に接続された第1のコネク
    タを有し、また、上記回路基板は、上記第1のコネクタ
    が取り外し可能に嵌合される第2のコネクタを有してい
    ることを特徴とする回路モジュール実装構造。
  7. 【請求項7】 請求項1の記載において、上記複数のI
    Cチップのうちの少なくとも一つは、動作中に冷却を要
    する温度に発熱するとともに、上記ケースは、上記発熱
    するICチップを外方に露出させる開口部を有し、ま
    た、上記回路モジュールは、そのケースの開口部を上記
    回路基板とは反対側に向けた姿勢で回路基板上に固定さ
    れているとともに、この回路基板に上記ICチップの熱
    を受けるヒートシンクが取り付けられていることを特徴
    とする回路モジュール実装構造。
  8. 【請求項8】 複数のICチップが実装された配線基板
    と、これら配線基板およびICチップを収容するケース
    と、上記配線基板に実装され、上記ケースの外方に露出
    された第1のコネクタと、を含む回路モジュールと;こ
    の回路モジュールが実装される実装面を有し、この実装
    面に上記第1のコネクタが取り外し可能に嵌合される第
    2のコネクタを有する回路基板と;この回路基板の実装
    面と上記回路モジュールのケースとの間に介在される支
    持部材と;を備えており、 上記支持部材は、配線基板の実装面に沿って配置される
    とともに、上記回路モジュールのケースを受け止める本
    体を有し、この本体に複数のねじを介して上記回路モジ
    ュールが固定されていることを特徴とする回路モジュー
    ル実装構造。
  9. 【請求項9】 請求項8の記載において、上記支持部材
    は、上記回路基板のの実装面とは反対側からねじ込まれ
    る複数の他のねじを介して回路基板に固定されているこ
    とを特徴とする回路モジュール実装構造。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9の記載において、上記
    支持部材の本体は、上記ケースを貫通して回路基板に接
    する複数のボス部と、上記回路モジュールのケースの外
    周縁部が突き当たる複数の座部と、を備え、上記回路モ
    ジュールのケースおよび回路基板は、上記ねじを介して
    ボス部に固定されていることを特徴とする回路モジュー
    ル実装構造。
  11. 【請求項11】 請求項10の記載において、上記回路
    モジュールのケースは、四つの角部を有する偏平な箱状
    をなし、上記支持部材の本体は、ケースの外周部に沿う
    ような四角形の枠状をなすとともに、この本体のボス部
    は、上記ケースの角部に対応する位置に配置され、ま
    た、上記本体の座部は、隣り合うボス部の間において互
    いに間隔を存して配置されていることを特徴とする回路
    モジュール実装構造。
  12. 【請求項12】 請求項11の記載において、上記第2
    のコネクタは、上記回路基板の実装面上において、上記
    支持部材の本体によって囲まれた領域に配置されている
    ことを特徴とする回路モジュール実装構造。
  13. 【請求項13】 請求項8の記載において、上記複数の
    ICチップのうちの少なくとも一つは、動作中に冷却を
    要する温度に発熱するとともに、上記ケースは、上記発
    熱するICチップを外方に露出させる開口部を有し、ま
    た、上記回路モジュールは、そのケースの開口部を上記
    回路基板とは反体側に向けた姿勢で回路基板上に固定さ
    れているとともに、この回路基板に上記ICチップの熱
    を受けるヒートシンクが取り付けられていることを特徴
    とする回路モジュール実装構造。
  14. 【請求項14】 請求項13の記載において、上記ヒー
    トシンクは、上記開口部を覆うようにケースに重ね合わ
    される放熱プレートを有し、この放熱プレートに上記I
    Cチップの熱が逃がされるとともに、この放熱プレート
    は、上記回路モジュールを固定するねじを利用して上記
    支持部材の本体に固定されていることを特徴とする回路
    モジュール実装構造。
  15. 【請求項15】 筐体と;この筐体の内部に収容され、
    グランド用のランド部を有する回路基板と;複数のIC
    チップおよびグランド用の配線パターンを有する配線基
    板と、これらICチップおよび配線基板を収容するケー
    スと、を含み、上記回路基板に実装される回路モジュー
    ルと;上記回路基板に取り付けられ、上記ランド部に電
    気的に導通されるとともに、上記回路モジュールを回路
    基板上の所定位置に固定するための支持部材と;を備え
    ており、 上記支持部材は、上記回路モジュールを支持するととも
    に、上記配線パターンに電気的に導通される複数のボス
    部と、これらボス部を一体的に連結する連結部と、を有
    し、これらボス部にねじを介して上記回路モジュールが
    固定されていることを特徴とする電子機器。
JP10088785A 1998-04-01 1998-04-01 回路モジュール実装構造およびこの回路モジュールを有する電子機器 Withdrawn JPH11289142A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10088785A JPH11289142A (ja) 1998-04-01 1998-04-01 回路モジュール実装構造およびこの回路モジュールを有する電子機器
US09/280,584 US6205027B1 (en) 1998-04-01 1999-03-30 Structure and method for mounting a circuit module

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10088785A JPH11289142A (ja) 1998-04-01 1998-04-01 回路モジュール実装構造およびこの回路モジュールを有する電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11289142A true JPH11289142A (ja) 1999-10-19

Family

ID=13952512

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10088785A Withdrawn JPH11289142A (ja) 1998-04-01 1998-04-01 回路モジュール実装構造およびこの回路モジュールを有する電子機器

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6205027B1 (ja)
JP (1) JPH11289142A (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001148594A (ja) * 1999-11-19 2001-05-29 Murata Mfg Co Ltd シールドケース付き電子部品
TW462510U (en) * 2000-04-24 2001-11-01 Delta Electronics Inc Hanged-type eccentric fan
US6317319B1 (en) * 2000-07-26 2001-11-13 Compaq Computer Corporation Low-profile cooling assembly for the CPU chip of a computer or the like
JP2002134968A (ja) * 2000-10-25 2002-05-10 Sony Computer Entertainment Inc 回路基板ユニット、電子機器
US6545871B1 (en) * 2000-10-27 2003-04-08 Thomson Licensing, S.A. Apparatus for providing heat dissipation for a circuit element
JP4699967B2 (ja) * 2006-09-21 2011-06-15 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント 情報処理装置
KR100843221B1 (ko) * 2006-12-21 2008-07-02 삼성전자주식회사 디스크 댐퍼, 이를 구비한 하드디스크 드라이브, 및 상기디스크 댐퍼의 제조방법
US20110103025A1 (en) * 2008-07-01 2011-05-05 Ross Daniel P Modular electronic system
US20100018759A1 (en) * 2008-07-24 2010-01-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Electronic device and circuit board
WO2012111247A1 (ja) 2011-02-17 2012-08-23 パナソニック株式会社 光ディスク駆動装置および配線構造
JP5873996B2 (ja) * 2011-02-18 2016-03-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 光ディスク駆動装置および配線構造
DE102012222340A1 (de) * 2012-12-05 2014-06-05 Robert Bosch Gmbh Kühlvorrichtung zum Kühlen mindestens eines auf einer Leiterplatte angeordneten elektronischen Bauelementes
US20160320816A1 (en) * 2015-04-29 2016-11-03 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Cooling system for a processor
CN107666820B (zh) * 2017-09-18 2019-09-10 通鼎互联信息股份有限公司 线卡和通信机箱

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0529744A (ja) 1991-07-24 1993-02-05 Fujitsu Ltd 電子回路モジユール間の接続方法及び接続構造
JPH05110272A (ja) 1991-10-16 1993-04-30 Fujitsu Ltd 回路モジユール構造
JPH08228059A (ja) 1995-02-20 1996-09-03 Toshiba Corp 回路モジュールの実装装置およびこの回路モジュールを有する電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
US6205027B1 (en) 2001-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5581443A (en) Structure for cooling a circuit module having a circuit board and a heat-generating IC chip mounted on the board, and portable electronic apparatus incorporating the structure
JP3281220B2 (ja) 回路モジュールの冷却装置
US5784256A (en) Portable computer having a circuit board including a heat-generating IC chip and a metal frame supporting the circuit board
EP0836227A2 (en) Heat conductive substrate mounted in PC board hole for transferring heat from IC to heat sink
JPH11289142A (ja) 回路モジュール実装構造およびこの回路モジュールを有する電子機器
JPH1174427A (ja) 回路素子の放熱構造
JP2002290087A (ja) オンボード実装型電子機器およびオンボード実装型電源装置
JP2004356492A (ja) 電子機器
JP3532871B2 (ja) 冷却装置およびこの冷却装置を有する電子機器
JPH10303582A (ja) 回路モジュールの冷却装置および回路モジュールを搭載した携帯形情報機器
JP2001298290A (ja) 電子ユニットボックスの放熱構造
US20040240174A1 (en) Storage device comprising circuit board on which heat-generating circuit component is mounted, and electronic apparatus
JPH11163476A (ja) 回路基板の放熱構造及び電源制御装置
JPH11112174A (ja) 回路部品の放熱手段を有する回路モジュールおよびこの回路モジュールを搭載した携帯形情報機器
JPH11266090A (ja) 半導体装置
JP4128660B2 (ja) 電子機器
JPH1098287A (ja) 回路基板モジュールの冷却装置およびこの冷却装置を有する携帯形電子機器
JP3378174B2 (ja) 高発熱素子の放熱構造
JP3068488B2 (ja) プリント基板
EP1785807B1 (en) Cooling of a small electronic device with a USB connector
JP2000252657A (ja) 制御機器の放熱装置
JPH10189867A (ja) 回路モジュールおよびこの回路モジュールを収容した携帯形電子機器
JP3799677B2 (ja) Pcカードスロット組
JPH0346387A (ja) 電子回路装置
JP3774300B2 (ja) 電子機器及びその印刷配線基板装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050607