JPH10189867A - 回路モジュールおよびこの回路モジュールを収容した携帯形電子機器 - Google Patents

回路モジュールおよびこの回路モジュールを収容した携帯形電子機器

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JPH10189867A
JPH10189867A JP8347362A JP34736296A JPH10189867A JP H10189867 A JPH10189867 A JP H10189867A JP 8347362 A JP8347362 A JP 8347362A JP 34736296 A JP34736296 A JP 34736296A JP H10189867 A JPH10189867 A JP H10189867A
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wiring
circuit board
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wiring board
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JP8347362A
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Inventor
Fumihiro Iwami
文宏 岩見
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/14Structural association of two or more printed circuits
    • H05K1/142Arrangements of planar printed circuit boards in the same plane, e.g. auxiliary printed circuit insert mounted in a main printed circuit
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/36Assembling printed circuits with other printed circuits
    • H05K3/361Assembling flexible printed circuits with other printed circuits

Landscapes

  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、マルチチップ・モジュールを回路基
板に接続した際の厚み寸法の増大を防止でき、薄形実装
が可能となる回路モジュールの提供を目的とする。 【解決手段】回路モジュール10は、配線基板21に複数の
半導体素子22が高密度に実装されたマルチチップ・モジ
ュール12と;マルチチップ・モジュールに電気的に接続
された回路基板11と;を備えている。回路基板は、回路
基板を厚み方向に貫通する貫通孔25を有し、この貫通孔
の内側に配線基板が収容されている。回路基板と配線基
板とは、柔軟で、かつ平坦なフレキシブル配線板28a 〜
28c を介して電気的に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜多層の配線基
板に複数の半導体素子が高密度に実装されたマルチチッ
プ・モジュールを有する回路モジュールおよびこの回路
モジュールを収容したポータブルコンピュータのような
携帯形電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】ポータブルコンピュータに用いられてい
る半導体パッケージは、コンピュータの小型軽量化、高
速化および高機能化に対応するため、新しい形態が次々
と開発されている。
【0003】一つの半導体素子をパッケージ化した、い
わゆるシングルチップパッケージは、このパッケージと
回路基板との間を伝搬する信号の遅延が大きくなり、こ
れがシステム全体の高速化を妨げる要因となることが知
られている。これに対し、配線基板に複数の半導体素子
を高密度に実装したマルチチップ・モジュール(MC
M)は、配線長の短縮、負荷容量の低減により、チップ
間遅延を短縮でき、システム全体の高速化・高機能化を
達成できるといった利点があり、次世代パッケージとし
て注目されている。
【0004】このマルチチップ・モジュールに用いられ
る配線基板は、ベース基板の表面に微細な薄膜多層配線
を形成した構成となっており、この薄膜多層配線の上に
複数の裸の半導体素子がフリップチップ接続されてい
る。そして、この配線基板は、メインの回路基板に電気
的に接続されている。
【0005】このマルチチップ・モジュールの配線基板
と回路基板との接続手段としては、従来、上記ベース基
板の裏面にボール状の半田バンプ又はピン状の接続端子
を配置し、これら半田バンプ又は接続端子をメインの回
路基板に半田付けする方法と、ベース基板と回路基板と
をスタッキングコネクタを介して電気的に接続する方法
とが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
接続方法によると、いずれの場合もマルチチップ・モジ
ュールの配線基板と回路基板とが厚み方向に重ね合わさ
れるため、マルチチップ・モジュールを回路基板に接続
した際に、全体の厚み寸法が大きくなる傾向にある。
【0007】特に最近のポータブルコンピュータは、シ
ステム性能の向上とともに、薄形化が求められているの
で、回路基板上にマルチチップ・モジュールが重ねられ
る従来の構成では、コンピュータの内部に収容しきれな
くなる虞があり、コンピュータを薄形化したいといった
近年の要請を満たすことができなくなる。
【0008】本発明の第1の目的は、マルチチップ・モ
ジュールを回路基板に接続した際の厚み寸法の増大を防
止でき、薄形実装が可能となる回路モジュールおよびこ
の回路モジュールを収容した携帯形電子機器を得ること
にある。
【0009】本発明の第2の目的は、回路基板とマルチ
チップ・モジュールとの固定部分に寸法誤差が生じたと
しても、この誤差分を容易に吸収することができ、配線
部材と配線基板および回路基板との各接続部分に無理な
応力が生じるのを防止できる携帯形電子機器を得ること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、請求項1に記載された回路モジュールは、配線
基板に複数の半導体素子が高密度に実装されたマルチチ
ップ・モジュールと;このマルチチップ・モジュールが
電気的に接続された回路基板と;を備えている。
【0011】そして、上記回路基板は、この回路基板を
厚み方向に貫通する貫通孔を有し、この貫通孔の内側に
上記配線基板を収容するとともに、上記回路基板と配線
基板とは、柔軟で、かつ平坦な配線部材を介して電気的
に接続されていることを特徴としている。
【0012】この構成によると、マルチチップ・モジュ
ールの配線基板は、見掛け上、回路基板に埋め込まれた
状態となるので、この配線基板が回路基板と重なり合う
ことはなく、厚み寸法の増大を防止できる。
【0013】また、配線基板と回路基板とを接続する配
線部材は平坦であるから、この配線部材にしても、回路
基板および配線基板に沿うような姿勢で配置することが
できる。そのため、配線部材が回路基板の厚み方向に大
きく突出することはなく、この点でも厚み寸法の増大を
防止できる。
【0014】請求項2によれば、上記請求項1に記載さ
れた配線部材は、複数のフレキシブル配線板にて構成さ
れ、これらフレキシブル配線板は、互いに間隔を存して
平行に配置された多数の信号配線を有し、これら信号配
線の配置間隔は、フレキシブル配線板毎に互いに異なる
とともに、上記フレキシブル配線板は、貫通孔の周方向
に互いに間隔を存して配置されている。
【0015】この構成によると、信号配線の配置間隔に
応じて配線基板や回路基板に対するフレキシブル配線板
の位置が定まり、複数のフレキシブル配線板の位置決め
を容易に行なうことができる。
【0016】請求項3によれば、上記請求項1の記載に
おいて、配線基板の外周面と貫通孔の内周面との間に
は、この貫通孔の周方向に連続する隙間が形成され、ま
た、配線部材は、上記隙間を跨いで配置されている。
【0017】この構成によると、貫通孔の径あるいは配
線基板の外形寸法に多少の誤差が生じたとしても、この
誤差分を隙間によって吸収することができ、配線基板を
貫通孔の内側に確実に収めることができる。また、配線
部材は、柔軟性を有しているので、上記寸法誤差に伴っ
て配線基板と回路基板との間にずれが生じたとしても、
このずれを変形によって吸収することができる。そのた
め、配線部材と配線基板および回路基板との各接続部分
に無理な力が加わるのを防止できる。
【0018】上記目的を達成するため、請求項4に記載
された回路モジュールは、配線基板に複数の半導体素子
が高密度に実装されたマルチチップ・モジュールと;こ
のマルチチップ・モジュールが電気的に接続された回路
基板と;を備えている。そして、上記回路基板は、その
外周縁部に開放された切り欠きを有し、この切り欠きの
内側に、上記マルチチップ・モジュールの配線基板を収
容するとともに、上記回路基板と配線基板とは、柔軟
で、かつ平坦な配線部材を介して電気的に接続されてい
ることを特徴としている。
【0019】この構成によると、マルチチップ・モジュ
ールの配線基板は、見掛け上、回路基板に埋め込まれた
状態となるので、この配線基板が回路基板と重なり合う
ことはなく、厚み寸法の増大を防止できる。また、配線
基板と回路基板とを接続する配線部材は平坦であるか
ら、この配線部材にしても、回路基板および配線基板に
沿うような姿勢で配置することができる。そのため、こ
の配線部材が回路基板の厚み方向に大きく突出すること
はなく、この点でも厚み寸法の増大を防止できる。
【0020】請求項5によれば、上記請求項4に記載さ
れた切り欠きは、回路基板の互いに直交し合う二つの外
周縁部によって定められた角部に位置されている。この
構成によると、回路基板の外周形状を極力簡略化するこ
とができるとともに、回路基板上に無駄なスペースが生
じるのを防止できる。
【0021】請求項6によれば、上記請求項4の記載に
おいて、配線基板の外周面と切り欠きの内面との間には
隙間が形成され、また、上記配線部材は、上記隙間を跨
いで配置されている。
【0022】この構成によると、凹部の内径寸法あるい
は配線基板の外形寸法に多少の誤差が生じたとしても、
この誤差分を隙間によって吸収することができ、配線基
板を凹部の内側に確実に収めることができる。また、配
線部材は、柔軟性を有しているので、上記寸法誤差に伴
って配線基板と回路基板との間にずれが生じたとして
も、このずれを変形によって吸収することができる。そ
のため、配線部材と配線基板および回路基板との各接続
部分に無理な力が加わるのを防止できる。
【0023】上記目的を達成するため、請求項7に記載
された回路モジュールは、配線基板に複数の半導体素子
が高密度に実装されたマルチチップ・モジュールと;こ
のマルチチップ・モジュールが電気的に接続された回路
基板と;を備えている。そして、上記回路基板は、この
回路基板の外面に開口された凹部を有し、この凹部に上
記配線基板を収容するとともに、上記回路基板と配線基
板とは、柔軟で、かつ平坦な配線部材を介して電気的に
接続されていることを特徴としている。
【0024】この構成によると、マルチチップ・モジュ
ールの配線基板は、見掛け上、回路基板に埋め込まれた
状態となるので、この配線基板が回路基板の厚み方向に
大きく突出することはなく、厚み寸法の増大を防止でき
る。また、配線基板と回路基板とを接続する配線部材は
平坦であるから、この配線部材にしても、回路基板およ
び配線基板に沿うような姿勢で配置することができる。
このため、配線部材が回路基板の厚み方向に大きく突出
することはなく、この点でも厚み寸法の増大を防止でき
る。
【0025】請求項8によれば、上記請求項7に記載さ
れた配線部材は、複数のフレキシブル配線板にて構成さ
れ、これらフレキシブル配線板は、互いに間隔を存して
平行に配置された多数の信号配線を有し、これら信号配
線の配置間隔は、上記フレキシブル配線板毎に互いに異
なるとともに、上記フレキシブル配線板は、凹部の周方
向に互いに間隔を存して配置されている。
【0026】この構成によると、信号配線の配置間隔に
応じて配線基板や回路基板に対するフレキシブル配線板
の位置が定まり、複数のフレキシブル配線板の位置決め
を容易に行なうことができる。
【0027】請求項9によれば、上記請求項7の記載に
おいて、回路基板の厚み寸法は、配線基板の厚み寸法よ
りも大きく定められている。この構成によると、凹部の
深さを配線基板の厚み寸法と同等もしくはそれ以上に設
定することができ、配線基板を凹部の深さの範囲内に収
めることが可能となる。そのため、見掛け上、配線基板
が回路基板に埋め込まれたような外観を得ることがで
き、厚み寸法の増大を防止できる。
【0028】上記第1の目的を達成するため、請求項1
0に記載された携帯形電子機器は、底壁を有する筐体
と;この筐体に内部に収容された回路モジュールと;を
備え、この回路モジュールは、配線基板に複数の半導体
素子が高密度に実装されたマルチチップ・モジュール
と、このマルチチップ・モジュールが電気的に接続され
た回路基板と、を含んでいる。そして、上記回路基板
は、回路基板を厚み方向に貫通する貫通孔を有し、この
貫通孔の内側に上記配線基板を収容するとともに、上記
回路基板と配線基板とは、柔軟で、かつ平坦な配線部材
を介して電気的に接続されていることを特徴としてい
る。
【0029】この構成によると、マルチチップ・モジュ
ールの配線基板は、見掛け上、回路基板に埋め込まれた
状態となるので、この配線基板が回路基板と重なり合う
ことはなく、厚み寸法の増大を防止できる。また、配線
基板と回路基板とを接続する配線部材は平坦であるか
ら、この配線部材にしても、回路基板および配線基板に
沿うような姿勢で配置することができる。そのため、配
線部材が回路基板の厚み方向に大きく突出することはな
く、この点でも厚み寸法の増大を防止できる。
【0030】請求項11によれば、上記請求項10に記
載された配線基板および回路基板は、夫々筐体の底壁に
ねじを介して固定されている。この構成によると、マル
チチップ・モジュールは、回路基板に埋め込まれた状態
で筐体に支持されるので、配線部材と配線基板との接続
部分に無理な力が加わることはなく、電気的接続の信頼
性が向上する。しかも、筐体と回路基板および配線基板
との各固定部分に多少の誤差が生じたとしても、柔軟な
配線部材が変形して誤差を吸収するので、回路基板およ
び配線基板を筐体に確実に固定することができる。
【0031】請求項12によれば、上記請求項10に記
載された配線部材は、複数のフレキシブル配線板にて構
成され、これらフレキシブル配線板は、互いに間隔を存
して平行に配置された多数の信号配線を有し、これら信
号配線の配置間隔は、上記フレキシブル配線板毎に互い
に異なるとともに、上記フレキシブル配線板は、上記貫
通孔の周方向に互いに間隔を存して配置されている。
【0032】この構成によると、信号配線の配置間隔に
応じて配線基板や回路基板に対するフレキシブル配線板
の位置が定まり、複数のフレキシブル配線板の位置決め
を容易に行なうことができる。
【0033】上記第2の目的を達成するため、請求項1
3に記載された携帯形電子機器は、底壁を有する筐体
と;この筐体に内部に収容された回路モジュールと;を
備え、この回路モジュールは、配線基板に複数の半導体
素子が高密度に実装されたマルチチップ・モジュール
と、このマルチチップ・モジュールが電気的に接続され
た回路基板と、を含んでいる。そして、上記筐体の底壁
は、上記回路基板および配線基板を個々に受け止める複
数のボス部を有し、これらボス部に上記回路基板および
配線基板が夫々ねじを介して固定されているとともに、
上記回路基板と配線基板とは、柔軟な配線部材を介して
電気的に接続されていることを特徴としている。
【0034】この構成によると、筐体と回路基板および
配線基板との各固定部分に多少の誤差が生じる等して、
これら回路基板と配線基板の位置が上下方向あるいは水
平方向にずれたり、配線基板が傾いたとしても、柔軟な
配線部材が変形してずれや傾きを吸収する。そのため、
回路基板および配線基板を筐体に確実に固定できるとと
もに、配線部材と配線基板および回路基板との各接続部
分に無理な力が加わらずに済み、電気的接続の信頼性が
向上する。
【0035】請求項14によれば、上記請求項13に記
載された回路基板は、マルチチップ・モジュールの配線
基板よりも大きな開口形状を有する貫通孔を有し、この
貫通孔の内側に上記配線基板が収容されている。
【0036】この構成によると、マルチチップ・モジュ
ールの配線基板は、見掛け上、回路基板に埋め込まれた
状態となるので、この配線基板が回路基板と重なり合う
ことはなく、全体の厚み寸法の増大を防止できる。
【0037】請求項15によれば、上記請求項14の記
載において、配線基板の外周面と貫通孔の内周面との間
には、この貫通孔の周方向に連続する隙間が形成され、
また、配線部材は、上記隙間を跨いで配置されている。
【0038】この構成によると、貫通孔の径あるいは配
線基板の外形寸法に多少の誤差が生じたとしても、この
誤差分を隙間によって吸収することができ、配線基板を
貫通孔の内側に確実に収めることができる。また、配線
部材は、柔軟性を有しているので、上記寸法誤差に伴っ
て配線基板と回路基板との間にずれが生じたとしても、
このずれを変形によって吸収することができる。そのた
め、配線部材と配線基板および回路基板との各接続部分
に無理な力が加わるのを防止できる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下本発明の第1の実施の形態
を、ポータブルコンピュータに適用した図1ないし図3
にもとづいて説明する。図1は、電子機器としてのポー
タブルコンピュータ1を示している。このコンピュータ
1は、偏平な箱状をなす筐体2と、この筐体2に支持さ
れたフラットなディスプレイユニット3とを備えてい
る。
【0040】筐体2は、ベース4と、このベース4に取
り外し可能に連結されたアッパカバー5とで構成されて
いる。ベース4は、平坦な底壁4aを有している。アッ
パカバー5は、底壁4aと向かい合う上壁5aを有して
いる。上壁5aの前部は、平坦なアームレスト6となっ
ており、このアームレスト6の後方には、キーボード7
が配置されている。
【0041】ディスプレイユニット3は、上記筐体3の
後部にヒンジ軸8を介して支持されている。そのため、
ディスプレイユニット3は、アームレスト6やキーボー
ド7を覆う閉じ位置と、アームレスト6やキーボード7
を露出させる開き位置とに亘って回動可能となってい
る。
【0042】図1に示すように、筐体2の内部には、回
路モジュール10が収容されている。この回路モジュー
ル10は、回路基板11と、この回路基板11に接続さ
れたマルチチップ・モジュール(MCM)12とを備え
ている。
【0043】図2に示すように、回路基板11は、互い
に直交し合う第1ないし第4の四つの外周縁部11a〜
11dを有する矩形状をなしている。この回路基板11
は、隣り合う外周縁部11a〜11dによって定められ
る四つの角部13を有し、これら角部13には、夫々ね
じ挿通孔14が開口されている。そして、この回路基板
11の表面および裏面には、多数の半導体パッケージ1
5が実装されている。
【0044】図1に示すように、回路基板11は、筐体
4の底壁4aと平行に配置されている。この筐体4の底
壁4aには、回路基板11の角部13に対応する四つの
第1のボス部16が突設されている。これら第1のボス
部16は、上記ねじ挿通孔14に連なるねじ孔17を有
している。
【0045】回路基板11のねじ挿通孔14には、夫々
上方からねじ18が挿通されている。これらねじ18の
挿通端は、第1のボス部16のねじ孔17にねじ込まれ
ており、このねじ込みにより、回路基板11が筐体2の
底壁4aに固定されている。
【0046】図2に示すように、上記マルチチップ・モ
ジュール12は、配線基板21と、ベアチップと称する
複数の裸の半導体素子22とを備えている。配線基板2
1は、図示を省略するがベース基板の表面に微細な薄膜
多層配線を形成したもので、この薄膜多層配線の上に上
記半導体素子22がフリップチップ接続されている。
【0047】配線基板21は、互いに直交し合う第1な
いし第4の外周縁部21a〜21dを有する矩形状をな
している。この配線基板21は、上記回路基板11より
も遥かに小さな形状を有し、この配線基板21の中央部
には、一つのねじ挿通孔23が開口されている。そし
て、この配線基板21の厚み寸法は、回路基板11の厚
み寸法と同等に定められている。
【0048】このようなマルチチップ・モジュール12
は、上記回路基板11に電気的に接続されている。すな
わち、本実施の形態においては、回路基板11の略中央
部に、この回路基板11を厚み方向に貫通する貫通孔2
5が形成されている。貫通孔25は、第1ないし第4の
四つの開口縁部25a〜25dを有する矩形状をなして
いる。貫通孔25は、回路基板11の表面および裏面に
開口されており、その開口形状は、上記配線基板21よ
りも大きく定められている。
【0049】マルチチップ・モジュール12の配線基板
21は、回路基板11の貫通孔25の内側に収められて
おり、これら配線基板21と回路基板11とは、略同一
面上に位置されている。この配線基板21の第1ないし
第4の外周縁部21a〜21dと貫通孔25の第1ない
し第4の開口縁部25a〜25dとの間には、隙間26
が形成されている。隙間26は、貫通孔25の周方向に
連続して設けられている。
【0050】図2に示すように、マルチチップ・モジュ
ール12の配線基板21は、配線部材としての第1ない
し第3のフレキシブル配線板28a〜28cを介して電
気的に接続されている。第1ないし第3のフレキシブル
配線板28a〜28cは、ポリイミド系の柔軟なシート
状基板29を有し、この基板29の表面には、銅箔を用
いた多数の信号配線30が互いに間隔を存して平行に配
置されている。これら信号配線30の配置間隔は、第1
ないし第3のフレキシブル配線板28a〜28cにおい
て互いに異なっている。
【0051】第1ないし第3のフレキシブル配線板28
a〜28cは、上記回路基板11の表面と配線基板21
の表面との間に亘って配置されており、夫々上記隙間2
6を跨いでいる。この場合、第1のフレキシブル配線板
28aは、回路基板11上の第1の開口縁部25aと配
線基板21の第1の外周縁部21aに対応する位置に配
置され、第2のフレキシブル配線板28bは、回路基板
11上の第2の開口縁部25bと配線基板21の第2の
外周縁部21bに対応する位置に配置されている。同様
に、第3のフレキシブル配線板28cは、回路基板11
上の第3の開口縁部25cと配線基板21の第3の外周
縁部21cに対応する位置に配置されている。したがっ
て、第1ないし第3のフレキシブル配線板28a〜28
cは、貫通孔25の周方向に間隔を存して配置されてい
る。
【0052】第1ないし第3のフレキシブル配線板28
a〜28cの信号配線30の端部は、夫々回路基板11
の表面および配線基板21の表面に導かれている。回路
基板11および配線基板21の各表面には、夫々複数の
接続パッド31a,31bが配置されている。接続パッ
ド31a,31bの配置間隔は、上記信号配線30に配
置間隔に対応している。そして、これら接続パッド31
a,31bに信号配線30の端部が半田付けされてお
り、このことにより、マルチチップ・モジュール12と
回路基板11とが電気的に接続されている。
【0053】なお、本実施の形態における第1ないし第
3のフレキシブル配線板28a〜28cは、マルチチッ
プ・モジュール12の安定した動作を保障するため、夫
々電源用の信号配線30およびグランド用の信号配線3
0を有している。
【0054】図1に示すように、マルチチップ・モジュ
ール12の配線基板21は、上記貫通孔25の内側で筐
体2の底壁4aと向かい合っている。この底壁4aに
は、配線基板21の中央部に対応する単一の第2のボス
部33が突設されている。この第2のボス部33は、上
記配線基板21のねじ挿通孔23に連なるねじ孔34が
形成されている。
【0055】配線基板21のねじ挿通孔23には、夫々
上方からねじ35が挿通されている。ねじ35の挿通端
は、第2のボス部33のねじ孔34にねじ込まれてい
る。このねじ込みにより、配線基板21が筐体2の底壁
4aに固定されているこのような構成によると、回路基
板11に貫通孔25を形成し、この貫通孔25の内側に
マルチチップ・モジュール12の配線基板21を収容し
たので、このマルチチップ・モジュール12は、見掛け
上、回路基板11に埋め込まれた状態となる。そのた
め、従来のように配線基板21と回路基板11とが互い
に重なり合うことはなく、厚み寸法の増大を防止するこ
とができる。
【0056】したがって、近年のポータブルコンピュー
タ1のコンパクト化に伴う筐体2の薄形化にも無理なく
対応することができ、携帯性を高める上で好都合とな
る。しかも、マルチチップ・モジュール12の配線基板
21と回路基板11とを接続する第1ないし第3のフレ
キシブル配線板28a〜28cは、回路基板11の表面
および配線基板21の表面に沿うようにして配置される
ので、第1ないし第3のフレキシブル配線板28a〜2
8cが回路基板11や配線基板21の厚み方向に大きく
突出することはなく、この点でもマルチチップ・モジュ
ール12の薄形実装に寄与することになる。
【0057】また、上記構成によると、第1ないし第3
のフレキシブル配線板28a〜28cの信号配線30の
配置間隔は、互いに異なっているので、これら信号配線
30の配置間隔を見れば、回路基板11や配線基板21
に対する第1ないし第3のフレキシブル配線板28a〜
28cの位置を定めることができる。そのため、マルチ
チップ・モジュール12を回路基板11に接続する際の
第1ないし第3のフレキシブル配線板28a〜28cの
位置決めを容易に行なうことができ、接続作業性が良好
となる。
【0058】その上、貫通孔25と配線基板21との間
には、周方向に連続する隙間26が存在するので、貫通
孔25の径あるいは配線基板21の外形寸法に多少の誤
差が生じたとしても、この誤差分を上記隙間26によっ
て吸収することができる。このため、配線基板21を貫
通孔25の内側に確実に収めることができる。
【0059】それとともに、上記隙間26を跨いで配置
された第1ないし第3のフレキシブル配線板28a〜2
8cは、柔軟性を有するので、上記寸法誤差に伴って回
路基板11の貫通孔25と配線基板21との間にずれが
生じた場合には、上記第1ないし第3のフレキシブル配
線板28a〜28cの基板29が変形し、上記ずれを吸
収する。そのため、第1ないし第3のフレキシブル配線
板28a〜28cの信号配線30と接続パッド31a,
31bとの半田付け部分に無理な力が加わることはな
い。
【0060】さらに、マルチチップ・モジュール12の
配線基板21は、回路基板11の貫通孔25に収容され
た状態で筐体2の底壁4aにねじ止めされているので、
マルチチップ・モジュール12を筐体2によって直接支
えることができる。このため、配線基板21の接続パッ
ド31bと第1ないし第3のフレキシブル配線板28a
〜28cの信号配線30との半田付け部分の負担が軽減
され、電気的接続の信頼性が向上する。
【0061】加えて、筐体2の第1のボス部16と回路
基板11との固定部分および筐体2の第2のボス部33
と配線基板21との固定部分に多少の誤差が生じる等し
て、回路基板11と配線基板21との位置が上下方向あ
るいは水平方向にずれたり、又は貫通孔25の内側で配
線基板21が傾いたとしても、上記第1ないし第3のフ
レキシブル配線板28a〜28cが変形し、上記ずれや
傾きを吸収する。
【0062】そのため、回路基板11および配線基板2
1を筐体2の確実に固定できるとともに、第1ないし第
3のフレキシブル配線板28a〜28cの信号配線30
と接続パッド31a,31bとの半田付け部分に無理な
力が加わることもなく、この点でも電気的接続の信頼性
の向上に寄与することになる。
【0063】なお、本発明は、上記第1の実施の形態に
特定されるものではなく、図4に本発明の第2の実施の
形態を示す。この第2の実施の形態は、回路基板11の
構成が上記第1の実施の形態と相違しており、それ以外
の構成は、基本的に第1の実施の形態と同様である。そ
のため、この第2の実施の形態において、上記第1の実
施の形態と同一の構成部分には、同一の参照符号を付し
てその説明を省略する。
【0064】図4に示すように、回路基板11は、切り
欠き41を有している。切り欠き41は、回路基板11
の第1の外周縁部11aと第2の外周縁部11bとで規
定される角部13に位置され、これら第1の外周縁部1
1aと第2の外周縁部11bに連続して開放されてい
る。切り欠き41は、マルチチップ・モジュール12の
配線基板21よりも大きな開口形状を有している。そし
て、この切り欠き41の内側に上記配線基板21が入り
込んでおり、これら配線基板21と回路基板11とは略
同一面上に位置されている。
【0065】そのため、マルチチップ・モジュール12
は、回路基板11の角部13に埋め込まれている。切り
欠き41の内側に配線基板21が入り込んだ状態では、
配線基板21の第1の外周縁部21aが回路基板11の
第1の外周縁部11aに連続するとともに、配線基板2
1の第2の外周縁部21bが回路基板11の第2の外周
縁部11bに連なっている。また、配線基板21の第3
および第4の外周縁部21c,21dは、切り欠き41
の内面から離間されており、これら第3および第4の外
周縁部21c,21dと切り欠き41との間には、隙間
42が形成されている。
【0066】回路基板11と配線基板21とは、第1お
よび第2の二つのフレキシブル基板28a,28bを介
して電気的に接続されている。第1および第2のフレキ
シブル基板28a,28bは、上記隙間42を跨いで配
置されている。
【0067】なお、この第2の実施の形態の場合、配線
基板21は、その対角位置に配置された二つのねじ挿通
孔43a,43bを有し、これらねじ挿通孔43a,4
3bに挿通されたねじ(図示せず)を介して筐体2の底
壁4aに固定されている。
【0068】このような構成によると、マルチチップ・
モジュール12は、見掛け上、回路基板11の切り欠き
41に埋め込まれた状態となるので、配線基板21と回
路基板11とが互いに重なり合うことはなく、マルチチ
ップ・モジュール12の薄形実装が可能となる。
【0069】また、切り欠き41は、回路基板11の角
部13に位置するので、回路基板11の形状を極力簡略
化できるとともに、この回路基板11の表面および裏面
に半導体パッケージ15を実装し得ないような無駄なス
ペースが生じるのを防止できる。
【0070】さらに、切り欠き15と配線基板21との
間には、隙間42が存在するので、上記第1の実施の形
態と同様に、配線基板21や切り欠き41の寸法誤差を
吸収することができ、切り欠き15の内側に配線基板2
1を確実に収めることができる。
【0071】それとともに、隙間42を跨いで配置され
た第1および第2のフレキシブル配線板28a,28b
は、柔軟性を有するので、上記寸法誤差に伴って回路基
板11の切り欠き41と配線基板21との間にずれが生
じた場合には、上記第1および第2のフレキシブル配線
板28a,28bの基板29が変形し、上記ずれを吸収
する。そのため、第1および第2のフレキシブル配線板
28a,28bの信号配線30の半田付け部分に無理な
力が加わることはなく、電気的接続の信頼性が向上す
る。
【0072】また、図5および図6は、本発明の第3の
実施の形態を開示している。この第3の実施の形態で
は、回路基板11の構成が上記第1の実施の形態と相違
しており、それ以外の基本的な構成は、上記第1の実施
の形態と同様である。
【0073】図5に示すように、回路基板11の略中央
部には、凹部51が形成されている。凹部51は、回路
基板11の表面に開口された矩形状をなしており、この
凹部51は、互いに直交し合う第1ないし第4の四つの
開口縁部51a〜51dを有している。凹部51は、マ
ルチチップ・モジュール12の配線基板21よりも大き
な開口形状を有し、この凹部51の内側に配線基板21
が収められている。
【0074】この場合、回路基板11の厚み寸法は、配
線基板21の厚み寸法よりも大きく設定されている。そ
のため、凹部51の深さ寸法は、配線基板21の厚み寸
法と同等か、それ以上に設定されており、配線基板21
を凹部51に収容した状態では、配線基板21の表面が
回路基板11の表面に略面一に連続するようになってい
る。
【0075】図6に示すように、配線基板21は、接着
剤52を介して凹部51の底面53に接着されている。
配線基板21の外周面と凹部51の内周面との間には、
凹部51の周方向に連続する隙間54が形成されてお
り、配線基板21と回路基板11とを電気的に接続する
第1ないし第3のフレキシブル配線板28a〜28c
は、上記隙間54を跨いで配置されている。
【0076】また、凹部51は、回路基板11の表面に
のみ開口されているので、この凹部51に対応する回路
基板11の裏面に孔が開くことはなく、この回路基板1
1の裏面は、半導体パッケージ15を実装し得る実装面
となっている。
【0077】このような構成によると、マルチチップ・
モジュール12の配線基板21は、凹部51の深さの範
囲内に位置され、見掛け上、マルチチップ・モジュール
12が回路基板11の凹部51に埋め込まれた状態とな
るので、配線基板21が回路基板11の表面に大きく突
出ことはなく、マルチチップ・モジュール12の薄形実
装が可能となる。
【0078】さらに、凹部51と配線基板21との間に
は、隙間54が存在するので、上記第1の実施の形態と
同様に、配線基板21や凹部51の寸法誤差を吸収する
ことができ、凹部51の内側に配線基板21を確実に収
めることができる。
【0079】それとともに、隙間54を跨いで配置され
た第1ないし第3のフレキシブル配線板28a〜28c
は、柔軟性を有するので、上記寸法誤差に伴って回路基
板11の凹部51と配線基板21との間にずれが生じた
場合には、上記第1ないし第3のフレキシブル配線板2
8a〜28cの基板29が変形し、上記ずれを吸収す
る。そのため、第1ないし第3のフレキシブル配線板2
8a〜28cの信号配線30の半田付け部分に無理な力
が加わることはなく、電気的接続の信頼性が向上する。
【0080】また、図7は、本発明の第4の実施の形態
を開示している。この第7の実施の形態では、回路基板
11の側方にマルチチップ・モジュール12が配置され
ている。このマルチチップ・モジュール12の配線基板
21と回路基板11とは、略同一平面上に位置され、こ
れら配線基板21と回路基板11とは、一つのフレキシ
ブル配線板28を介して電気的に接続されている。
【0081】配線基板21は、その対角位置に二つのね
じ挿通孔61a,61bを有している。この配線基板2
1および回路基板11は、筐体2の底壁4aと向かい合
っている。この底壁4aは、回路基板11を受ける第1
のボス部16の他に、上記配線基板21を受ける一対の
第2のボス部62を有している。第2のボス部62は、
ねじ挿通孔61a,61bに連なるねじ孔63を有して
いる。配線基板21のねじ挿通孔61a,61bには、
夫々上方からねじ64が挿通されている。ねじ64の挿
通端は、第2のボス部62のねじ孔63にねじ込まれて
おり、このねじ込みにより、配線基板21が筐体2の底
壁4aに固定されている。
【0082】また、回路基板11は、上記配線基板21
に隣接した位置において、筐体2の底壁4aの第1のボ
ス部16にねじ18を介して固定されている。このよう
な構成によると、筐体2の底壁4aに固定された配線基
板21と回路基板11とは、フレキシブル配線板28を
介して電気的に接続されているので、筐体2と回路基板
11および配線基板21との各固定部分に多少の誤差が
生じる等して、これら回路基板11と配線基板21の相
対位置が上下方向あるいは水平方向にずれたり、配線基
板21が底壁4aに対して傾いたとしても、フレキシブ
ル配線板28が変形してずれや傾きを吸収する。
【0083】そのため、回路基板11および配線基板2
1を筐体2に確実に固定できるとともに、フレキシブル
配線板28と配線基板21および回路基板11との各半
田付け部分に無理な力が加わるのを防止でき、電気的接
続の信頼性が向上する。
【0084】なお、上記実施の形態では、配線部材とし
てフレキシブル配線板を用いたが、本発明はこれに限ら
ず、フレキシブル配線板の代わりに、柔軟なフラットケ
ーブルを用いても良い。また、本発明に係る携帯形電子
機器は、ポータブルコンピュータに限らず、文章作成装
置のようなその他の電子機器にも同様に実施可能であ
る。
【0085】
【発明の効果】請求項1、4、7および10に記載され
た発明によれば、マルチチップ・モジュールの配線基板
が回路基板の厚み方向に大きく突出することはなく、全
体の厚み寸法の増大を防止できる。それとともに、配線
基板と回路基板とを接続する配線部材にしても、回路基
板および配線基板に沿うように配置できるので、この配
線部材が回路基板の厚み方向に大きく突出することはな
く、この点でも厚み寸法の増大を防止できるといった利
点がある。
【0086】請求項13に記載された発明によれば、回
路基板と配線基板の相対位置が上下方向あるいは水平方
向にずれたり、配線基板が傾いたとしても、柔軟な配線
部材が変形してずれや傾きを吸収する。そのため、回路
基板および配線基板を筐体に確実に固定できるととも
に、配線部材と配線基板および回路基板との各接続部分
に無理な力が加わるのを防止でき、電気的接続の信頼性
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るポータブルコ
ンピュータの断面図。
【図2】回路基板にマルチチップ・モジュールを接続し
た状態を示す斜視図。
【図3】回路基板の貫通孔とマルチチップ・モジュール
との位置関係を示す断面図。
【図4】本発明の第2の実施の形態において、回路基板
にマルチチップ・モジュールを接続した状態を示す斜視
図。
【図5】本発明の第3の実施の形態において、回路基板
の凹部とマルチチップ・モジュールとの位置関係を示す
斜視図。
【図6】回路基板の凹部とマルチチップ・モジュールと
の位置関係を示す断面図。
【図7】本発明の第4の実施の形態において、回路基板
とマルチチップ・モジュールとの位置関係を示す斜視
図。
【符号の説明】
2…筐体 10…回路モジュール 11…回路基板 12…マルチチップ・モジュール 21…配線基板 22…半導体素子 25…貫通孔 28a〜28c…配線部材(フレキシブル配線板) 41…切り欠き 51…凹部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線基板に複数の半導体素子が高密度に
    実装されたマルチチップ・モジュールと;このマルチチ
    ップ・モジュールが電気的に接続された回路基板と;を
    備えている回路モジュールにおいて、 上記回路基板は、この回路基板を厚み方向に貫通する貫
    通孔を有し、この貫通孔の内側に上記配線基板を収容す
    るとともに、上記回路基板と配線基板とは、柔軟で、か
    つ平坦な配線部材を介して電気的に接続されていること
    を特徴とする回路モジュール。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、上記配線部材
    は、複数のフレキシブル配線板にて構成され、これらフ
    レキシブル配線板は、互いに間隔を存して平行に配置さ
    れた多数の信号配線を有し、これら信号配線の配置間隔
    は、上記フレキシブル配線板毎に互いに異なるととも
    に、上記フレキシブル配線板は、上記貫通孔の周方向に
    互いに間隔を存して配置されていることを特徴とする回
    路モジュール。
  3. 【請求項3】 請求項1の記載において、上記配線基板
    の外周面と上記貫通孔の内周面との間には、この貫通孔
    の周方向に連続する隙間が形成され、また、上記配線部
    材は、上記隙間を跨いで配置されていることを特徴とす
    る回路モジュール。
  4. 【請求項4】 配線基板に複数の半導体素子が高密度に
    実装されたマルチチップ・モジュールと;このマルチチ
    ップ・モジュールが電気的に接続された回路基板と;を
    備えている回路モジュールにおいて、 上記回路基板は、その外周縁部に開放された切り欠きを
    有し、この切り欠きの内側に、上記マルチチップ・モジ
    ュールの配線基板を収容するとともに、上記回路基板と
    配線基板とは、柔軟で、かつ平坦な配線部材を介して電
    気的に接続されていることを特徴とする回路モジュー
    ル。
  5. 【請求項5】 請求項4の記載において、上記切り欠き
    は、上記回路基板の互いに直交し合う二つの外周縁部に
    よって定められた角部に位置されていることを特徴とす
    る回路モジュール。
  6. 【請求項6】 請求項4の記載において、上記配線基板
    の外周面と上記切り欠きの内面との間には隙間が形成さ
    れ、また、上記配線部材は、上記隙間を跨いで配置され
    ていることを特徴とする回路モジュール。
  7. 【請求項7】 配線基板に複数の半導体素子が高密度に
    実装されたマルチチップ・モジュールと;このマルチチ
    ップ・モジュールが電気的に接続された回路基板と;を
    備えている回路モジュールにおいて、 上記回路基板は、この回路基板の外面に開口された凹部
    を有し、この凹部に上記配線基板を収容するとともに、
    上記回路基板と配線基板とは、柔軟で、かつ平坦な配線
    部材を介して電気的に接続されていることを特徴とする
    回路モジュール。
  8. 【請求項8】 請求項7の記載において、上記配線部材
    は、複数のフレキシブル配線板にて構成され、これらフ
    レキシブル配線板は、互いに間隔を存して平行に配置さ
    れた多数の信号配線を有し、これら信号配線の配置間隔
    は、上記フレキシブル配線板毎に互いに異なるととも
    に、上記フレキシブル配線板は、上記凹部の周方向に互
    いに間隔を存して配置されていることを特徴とする回路
    モジュール。
  9. 【請求項9】 請求項7の記載において、上記回路基板
    の厚み寸法は、上記配線基板の厚み寸法よりも大きく定
    められていることを特徴とする回路モジュール。
  10. 【請求項10】 底壁を有する筐体と;この筐体の内部
    に収容された回路モジュールと;を備えており、 この回路モジュールは、配線基板に複数の半導体素子が
    高密度に実装されたマルチチップ・モジュールと、この
    マルチチップ・モジュールが電気的に接続された回路基
    板と、を含んでいる携帯形電子機器において、 上記回路基板は、この回路基板を厚み方向に貫通する貫
    通孔を有し、この貫通孔の内側に上記配線基板を収容す
    るとともに、上記回路基板と配線基板とは、柔軟で、か
    つ平坦な配線部材を介して電気的に接続されていること
    を特徴とする携帯形電子機器。
  11. 【請求項11】 請求項10の記載において、上記配線
    基板および回路基板は、夫々上記筐体の底壁にねじを介
    して固定されていることを特徴とする携帯形電子機器。
  12. 【請求項12】 請求項10の記載において、上記配線
    部材は、複数のフレキシブル配線板にて構成され、これ
    らフレキシブル配線板は、互いに間隔を存して平行に配
    置された多数の信号配線を有し、これら信号配線の配置
    間隔は、上記フレキシブル配線板毎に互いに異なるとと
    もに、上記フレキシブル配線板は、上記貫通孔の周方向
    に互いに間隔を存して配置されていることを特徴とする
    携帯形電子機器。
  13. 【請求項13】 底壁を有する筐体と;この筐体の内部
    に収容された回路モジュールと;を備え、この回路モジ
    ュールは、配線基板に複数の半導体素子が高密度に実装
    されたマルチチップ・モジュールと、このマルチチップ
    ・モジュールが電気的に接続された回路基板と、を含ん
    でいる携帯形電子機器において、 上記筐体の底壁は、上記回路基板および配線基板を個々
    に受け止める複数のボス部を有し、これらボス部に上記
    回路基板および配線基板が夫々ねじを介して固定されて
    いるとともに、上記回路基板と配線基板とは、柔軟な配
    線部材を介して電気的に接続されていることを特徴とす
    る携帯形電子機器。
  14. 【請求項14】 請求項13の記載において、上記回路
    基板は、上記マルチチップ・モジュールの配線基板より
    も大きな開口形状を有する貫通孔を含み、この貫通孔の
    内側に上記配線基板が収容されていることを特徴とする
    携帯形電子機器。
  15. 【請求項15】 請求項14の記載において、上記配線
    基板の外周面と上記貫通孔の内周面との間には、この貫
    通孔の周方向に連続する隙間が形成され、また、上記配
    線部材は、上記隙間いで配置されていることを特徴とす
    る携帯形電子機器。
JP8347362A 1996-12-26 1996-12-26 回路モジュールおよびこの回路モジュールを収容した携帯形電子機器 Pending JPH10189867A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009289612A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Smk Corp モジュールソケット
US8068345B2 (en) 2009-06-30 2011-11-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Electronic device
WO2012115152A1 (ja) 2011-02-23 2012-08-30 Necカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 電子機器
CN111261625A (zh) * 2018-11-30 2020-06-09 英飞凌科技股份有限公司 半导体装置
CN113438800A (zh) * 2021-06-29 2021-09-24 展讯通信(上海)有限公司 终端设备

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