JP2004327841A - 電子機器 - Google Patents

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JP2004327841A
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Toshimasa Totsune
敏正 戸恒
Shigekazu Takashima
重和 高島
Tatsuyuki Daito
辰行 大東
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Abstract

【課題】衝撃に弱い精密部品等の発熱を熱吸収部材によりストレスを与えることなく密着させて冷却する。
【解決手段】筐体と、発熱電子部品26が実装されこの発熱電子部品26が筐体15の内面と対向するように固定される回路基板25と、発熱電子部品26上に配設される板状のヒートシンク32と、筐体の内面とヒートシンク32の間に配設される支持板33と、支持板33とヒートシンク32の間に配設され、ヒートシンク32を発熱電子部品26側に押圧する圧縮弾性部材34とを備える。
【選択図】図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CPU(Central Processer Unit)等の発熱量の大きい電子部品の放熱機構を備えた電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複数の記録再生部を備えた電子機器がある。例えば、この種の電子機器は、ハードディスクドライブと、交換可能な光ディスクが装着される光ディスクドライブとを一つの筐体内に内蔵したものが提案される。このような電子機器に備えられたCPU等の制御回路を構成する電子部品は、動作時の発熱量も大きいため冷却する必要がある。そこで、電子機器には、発熱電子部品にヒートシンクを取り付け、さらには冷却ファンを取り付けるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような電子機器は、小型化を図る場合には、冷却ファンや大型のヒートシンクを設けると小型化の妨げとなる。また、冷却ファンやヒートシンクを設けない場合には、筐体の熱放出孔近傍に発熱電子部品を設けるようにしている。しかしながら、筐体の近傍に電子部品を配設した場合に筐体の外部から衝撃が加わると筐体が撓み、電子部品に接触して損傷してしまう。
【0004】
そこで、本発明は、機器全体の小型化を図りつつ、電子発熱部品の冷却を行うことができる電子機器を提供することを目的とする。また、筐体に外力が加わったときにも、発熱電子部品を保護することができる電子機器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明に係る電子機器は、筐体と、発熱電子部品が実装され、この発熱電子部品が筐体の内面と対向するように固定される回路基板と、発熱電子部品上に配設される板状のヒートシンクと、ヒートシンクと発熱電子部品の間に配設され、粘弾性を有する熱伝導部材と、筐体の内面とヒートシンクの間に、ヒートシンクと離間して配設される支持板と、支持板とヒートシンクの間に配設され、ヒートシンクを発熱電子部品側に押圧する圧縮弾性部材とを備えてなる。
【0006】
以上のように構成された本発明に係る電子機器は、筐体に外部からの衝撃が加わったときでも、発熱電子部品及び回路基板等にストレス等の悪い影響を与えることなく、常にヒートシンクを密着させることができるので、発熱電子部品の冷却を効率的に行うことができる。さらに、ヒートシンクによる効率的な冷却を可能にしたことにより、雑音源となるファン等を用いることなく効率的に冷却することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用された電子機器について、図面を参照しながら詳細に説明する。この電子機器1は、内蔵型のハードディスクに、テレビジョン受像器等で受信した映像データや音声データを記録し、記録したデータを再生することができる装置である。
【0008】
この電子機器1は、図1に示すように、機器本体2と、機器本体2の前面下部に取り付けられる前面カバー8と、機器本体2の上面に取り付けられる天板14と、機器本体2の側面に取り付けられる側面カバー6,7とを備える。
【0009】
機器本体2には、内部に記録媒体となるハードディスクが一又は複数台配設されると共に、マイクロコンピュータ等で構成された制御回路等が組み込まれたプリント配線基板が配設されている。この機器本体2は、背面側で、アンテナやテレビジョン受像器等と電気的に接続されている。
【0010】
機器本体2には、その前面の主面には、略矩形の操作部4が突出するように設けられている。この操作部4の上面には、電源釦、再生釦、記録釦及び停止釦等の複数の操作釦5が設けられている。
【0011】
以上のような電子機器1を構成する機器本体2は、筐体3を有し、この筐体3には、図2に示すように、各種電子部品や各種記録媒体のドライブ装置等が配設され、前面カバー8及び操作部4を固定する取付部を有するフレーム10が設けられる。
【0012】
機器本体2のフレーム10は、図2に示すように、略矩形状に折り曲げられた板金により形成され、その周壁部には、内部に電子部品やプリント配線基板を取り付けるための複数の取付片が設けられている。
【0013】
機器本体2には、図2に示すように、そのフレーム10の上面開口部11を覆う電磁シールド板13と、電磁シールド板13及び前面上部を覆う天板14と、フレーム10の底面開口部12を覆う底板15とが配設される。
【0014】
また、図3、図4に示すように、電子機器1の筐体3には、筐体3の底面前面側に設けられ内部に外気を取り入れる空気流入口18と、筐体3の背面に設けられ、内部の空気を外部に排出する空気排出口17とが設けられると共に、この筐体3内の空気を空気排出口17より排出するファン16が配設され、内部に筐体3の前面側から背面側に向かって空気の流路19を形成するようにしている。
【0015】
筐体3の内部には、各種機能を実現する電子回路部品として、各回路に電源を供給する電源部20、出力する音声信号を増幅する増幅器21、テレビジョン信号等を保存するハードディスクドライブ22、全体の動作を制御する制御部となるCPUユニット23、ハードディスクドライブ22に保存されたデータを光ディスクに複写する光ディスクドライブ24等が配設される。
【0016】
ここで、電子機器1は、内部の温度が各種電子部品の発熱によって、高温になることを防止するため、発熱量の大きい部品を筐体内の一方の側に寄せて配設し、ファン16によって、筐体3の一方の側において、筐体の前面側から背面側に向かって直線上の流路を形成するようにしている。筐体3内に配設される発熱量の大きい部品には、電源部20、ハードディスクドライブ22、増幅器21がある。
【0017】
また、図3に示すように、筐体3の他方の側面側の前面側には、光ディスクドライブ24が設けられる。また、図2に示すようにフレーム10の前面の光ディスクドライブ24が配設される位置には、光ディスクドライブ24の開閉部の位置に光ディスクドライブ用開口部63が設けられている。
【0018】
電源部20は、例えば、配線基板80上に配設されるAC/DCコンバータのスイッチングトランジスタ81と、トランス82,83と、平滑化のためのコンデンサ84とを有する。特に発熱量の大きいスイッチングトランジスタ部81には、空気の流路19上にヒートシンク85が設けられている。
【0019】
ハードディスクドライブ22は、テレビアンテナ等から入力された情報信号を記録するとともに、記録された情報信号を再生する記録再生部である。
【0020】
光ディスクドライブ24は、交換可能なCD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクが装着されるとともに、この装着された光ディスクにハードディスクドライブ22に記録された情報信号を複写して記録し、さらに、この記録された情報信号を再生する記録再生部である。
【0021】
増幅器21は、ハードディスクドライブ22や光ディスクドライブ24から出力される情報信号を増幅する増幅器21が設けられ、ここでは、発熱量の低いS−Masterが用いられる。この増幅器21には、空気の流路19上にヒートシンク86が配設されている。
【0022】
この電子機器1では、オペレーティングシステム、閲覧ソフトウェア、電子メールプログラム、通信プロトコル、各種アプリケーションプログラム、オーディオデータ、映画データ等を記録する主記録媒体として、ハードディスクドライブ22を使用する。光ディスクドライブ24は、ハードディスクドライブ22に記録されたデータを、さらに複写する等の用途で用いられるものであり、副記録媒体である。したがって、ハードディスクドライブ22の方が光ディスクドライブ24より、駆動時間が長くなり、発熱量も大きくなる。そこで、この空気の流路19上にはハードディスクドライブ22を設けるようにしている。
【0023】
この筐体3内には、前面側の底面に設けられた空気流入口18と背面の一方の側に設けられた空気排出口17との間の空気の流路19上に、電源部20、増幅器21、ハードディスクドライブ22が、空気排出口17側から発熱量の大きい順に配設される。
【0024】
すなわち、筐体3の前面側から背面側に向かって、ハードディスクドライブ22、増幅器21、電源部20が順に設けられる。このとき、電源部20は、空気排出口17に近接して配設される。電源コード又は電源インレットは、装置の背面側に設けられることが多く、また、発熱量が最も大きく、電圧値あるいは電流値の比較的大きい電源部20は、その電源コード取付部となる電源インレットとの距離も配線の点から短いことが望ましく、両者は接近して配置されることが好ましい。
【0025】
ここで、空気流入口18は、図2、図4に示すように、ハードディスクドライブ22の下部の底板15に設けられたスリット状の貫通孔である。また、空気排出口17は、フレーム10の背面側に設けられた開口部71である。
【0026】
このように、電子機器1は、発熱量の特に大きい、電源部20、増幅器21、ハードディスクドライブ22から発生する熱を効率的に空気排出口17から排出することができるので、ハードディスクドライブ22や光ディスクドライブ24等の熱により発生する動作不良を防ぐことができる。また、ヒートシンク85,86を空気の流路19上に設けたことにより、効率的な冷却を行うことができる。
【0027】
尚、ここでは、筐体3内の電子部品の配置の都合上、空気流入口18を前面側底板15に設け、空気排出口17を背面に設けたが、本発明は、これに限られるものではなく、空気流入口を一の側面に設け、空気流出口を他の側面に設けて、空気の流路を筐体の左右方向にしてもよいし、空気の流路を筐体の対角線上に設けてもよい。
【0028】
そして、ファン16は、空気排出口17に近接して配設される。電子機器1では、ファン16は、空気排出口17に取り付けるようにしたが、本発明では、これに限らず、例えば、吸気用のファンを空気流入口18に取り付けるようにしてもよいし、あるいは、空気流入口18から空気排出口17に向けて空気の流路19を形成できるように、その流路上のいずれか、例えば電源部20と増幅器21との間に配置するようにしてもよい。このファン16は、モータを有し、羽根車が取り付けられ、モータが駆動され羽根車が回転することによって筐体内部の空気を排出する。
【0029】
図4に示すように、筐体3の底板15と前面側に設けられたハードディスクドライブ22の間には、空間部27が設けられ、筐体3の前面側の底面から背面に向かって矢印F方向に空気の流路19を形成している。このように、空間部27が設けられることで、空気流入口18から吸引された空気は、大きい抵抗を受けることなく、空気の流路19を通過して、空気排出口17から流出することができ、高い冷却効率が得られる。
【0030】
空気流入口18から吸引された空気は、ハードディスクドライブ22底面に衝突することで、矢印F方向への流れをスムーズに作ることができる。また、このときハードディスクドライブ22が前面側に設けられているので、ハードディスクドライブ22の底面に衝突した空気は、フレーム10前面により前面方向に流れることなく、矢印F方向への流れをスムーズに作ることができる。
【0031】
また、このハードディスクドライブ22は、金属で形成された取付板44に直付けで固定され、この取付板44がフレーム10の取付片49に直付けされている。よって、ハードディスクドライブ22底面に衝突した空気は、この金属で形成された取付板44に効率よく接触し、この取付板44の熱を除去することができる。また、この取付板44には、図8に示すように、開口部48が設けられているので、ハードディスクドライブ22底面に取り付けられた取付板44の開口部48に衝突する空気は、直接ハードディスクドライブ22に衝突して放熱するので、効率よくハードディスクドライブ22の熱を除去することができる。
【0032】
この電子機器1は、筐体3内部を空間的に分割することにより、さらに効率的に冷却を行うことができる。すなわち、空気流入口18、電源部20、増幅器21、ハードディスクドライブ22及び空気排出口17は、筐体の一方の側、例えば、右側面側に寄せて、配設される。
【0033】
このように、熱の発生する領域を電子機器1内部の一方の側面側に集中させ、この熱の発生する領域にのみ風の流れを直線上に作り、集中的に放熱させるので、冷却効率を向上させることができる。
【0034】
尚、電子機器1においては、空気流入口18、発熱量の高い電源部20、増幅器21、ハードディスクドライブ22及び空気排出口17を一方の側面側に設けることで、筐体3内部を空間的に分割したが、筐体3内部を空間的に分割する分割手段、具体的には、2つに分割する熱を遮蔽する隔壁等を設けることで、さらに効果的な冷却を行うことができる。
【0035】
このように、効率よく熱を排出することにより、機器本体2の過熱による動作不良を防止することができる。また、ファン16の送風量を必要最小限にすることができるので、ファン16のモータの振動による騒音を低減し、又はファン16の羽根車の回転数を抑え、ファンの回転による騒音を低減することができる。
【0036】
ところで、電子機器1は、上述のハードディスクドライブ22、増幅器21及び電源部20の他に、発熱量の大きい部品としてCPUユニット等がある。この電子機器では、小型化を図るため、このCPUユニット等を空気の流路19上に配設することができない。そこで、筐体内で最も温度の低い場所である背面側の他方の側に配設される。
【0037】
フレーム10の背面側且つ他方の側面側に設けられたCPU(Central Processer Unit)ユニット23で発生した熱を放熱する構成について説明する。
【0038】
図5、図6及び図7に示すように、このCPUユニット23は、中央演算処理装置を実装した発熱電子部品である集積回路素子26と、この集積回路素子26が実装され、この集積回路素子26が筐体3の内面である底板15と対向するように固定される配線基板25とからなる。このCPUユニット23には、上述の直線上に配設された電源部20、増幅器21等の発熱源に比べると、発熱量の低いものが使用される。例えば、このCPUユニット23は、発熱量の低いジオードICが用いられる。
【0039】
この配線基板25は、図6、図7に示すように、フレーム10に配設される取付片95,96にねじ92,93にて取り付けられる。この取付片95の一端部はフレーム10にねじ94により固定され、他端部は、光ディスクドライブ24に設けた補助片98にねじ93により固定される。また、取付片96の一端部は、フレーム10にねじ94により固定され、他端部は、フレーム10に設けられた補助片97により固定される。
【0040】
図5〜図8に示すように、CPUユニット23は、この集積回路素子26上に配設される板状のヒートシンク32と、筐体3の内面である底板15とヒートシンク32の間に配設される支持板33と、この支持板33とヒートシンク32の間に配設され、ヒートシンク32を集積回路素子26側に押圧する圧縮弾性部材34とを備える。
【0041】
ヒートシンク32は、圧縮弾性部材34の押圧力のみにより、発熱電子部品である集積回路素子26に密着されるので、外部からの衝撃により、支持板33に衝撃が加わった場合も、集積回路素子26を損傷させることなく発生する熱を吸引することができる。
【0042】
ヒートシンク32と集積回路素子26の間には、粘弾性を有する熱伝導シート、シリコングリース等の熱伝導部材31が設けられる。この熱伝導部材31は、ヒートシンク32と集積回路素子26の密着性を高め、放熱効率を向上させるものである。
【0043】
ヒートシンク32には、支持板33と対向する面の略中央に、この圧縮弾性部材34の位置を決める位置決め突起39が設けられている。支持板33には、この位置決め突起39に対応する位置に位置決め突起用孔40が設けられている。図8に示すように、この位置決め突起39を、位置決め突起用孔40に係合することで、ヒートシンク32は、支持板33に対して位置決めされる。
【0044】
また、ヒートシンク32には、支持板33と対向する面に、圧縮弾性部材34を挟んで回り止め用のピン35,36が設けられている。支持板33には、この回り止め用のピン35,36を係合する、僅かに大きい径を有する回り止め係合孔37,38が設けられている。図8に示すように、この回り止め用のピン35,36を、回り止め係合孔37,38に係合することで、ヒートシンク32は、回動方向に規制される。
【0045】
筐体3は、上述のように、フレーム10と底板15が別部材として形成されている。支持板33は、配線基板25と共にフレーム10にねじ92により取り付けられている。図8に示すように、底板15に外部から衝撃が加わった場合にも、底板15が撓むのに対し、支持板33はフレーム10に設けられているので撓まない。このように、支持板33は、底板15の撓みによるヒートシンク32及び集積回路素子26の損傷を保護する。
【0046】
図2、図8に示すように、フレーム10の底面開口部12を覆う底板15には、ヒートシンク32と対向する位置にスリット状の熱放出孔61が設けられている。集積回路素子26で発熱した熱は、ヒートシンク32で吸引され、熱放出孔61から自然通気により、外部に放出される。
【0047】
光ディスクドライブ24の下部の底板15には、スリット状の放熱部62が配設される。光ディスクドライブ24で発生した熱は、このスリット状の放熱部62から自然通気により、外部に放出される。
【0048】
次に上述した筐体3に固定されるハードディスクドライブ22の取付部の構成について説明する。
【0049】
この筐体3に固定されるハードディスクドライブ22は、情報信号が記録される一又は複数枚のハードディスクと、ハードディスクがハブ等によってスピンドルに固定されハードディスクを7700rpm程度の高速で回転する回転駆動部であるスピンドルモータと、ハードディスクに対して情報信号を記録し又はハードディスクに記録されている情報信号を読み出す磁気ヘッドと、この磁気ヘッドをハードディスクの径方向に移動するボイスコイルモータとを有している。このハードディスクドライブ22は、スピンドルモータによって回転されているハードディスクに対して磁気ヘッドが径方向に走査されることによって情報信号が記録され、また、ハードディスクに記録されている情報信号の読み出しが行われる。このようにハードディスクドライブ22は、ハードディスクをスピンドルモータで回転駆動し、ボイスコイルモータによって磁気ヘッドをハードディスクの径方向に移動するものであるから、これらモータの駆動時に振動が発生することになり、機器全体の中での振動発生源となる。
【0050】
図2、図10に示すように、筐体3を構成する天板14とハードディスクドライブ22の間には、電磁シールド板13が配設される。この電磁シールド板13は、約0.3mmのステンレス等の金属板である。電磁シールド板13とハードディスクドライブ22との間には、電磁シールド板13とハードディスクドライブ22に面状に接触する板状の第1の振動吸収体41が配設される。また、筐体3を構成する天板14と電磁シールド板13との間には、天板14と電磁シールド板13に面状に接触する板状の第2の振動吸収体42が配設される。
【0051】
図2、図9及び図10に示すように、この第1の振動吸収体41は、例えば、3mm程度のゴムガスケット系の制振シートからなり、ハードディスクドライブ22の上面に接着剤等で接着される。また、第2の振動吸収体42は、例えば、1mm程度のゴムガスケット系の制振シートからなり、電磁シールド板13の上面に接着剤等で接着される。第1の振動吸収体41及び第2の振動吸収体42の電磁シールド板13に接触する面は、略同じ位置で、略同じ面積とされている。
【0052】
図2、図10に示すように、電磁シールド板13の第2の振動吸収体42を配設している面上、すなわち、上面の略中央部には、筐体3を形成する天板14に押圧される被押圧部43が突出して形成されている。
【0053】
この被押圧部43は、第2の振動吸収体42と略同じ厚みで形成されており、天板14により押圧されることで、弾性を有する電磁シールド板13の被押圧部43の周辺部を逆方向に変位させる。すなわち、被押圧部43を上部から押圧したとき、被押圧部43の周辺の電磁シールド板13は、天板14側に変位し、ハードディスクドライブ22と天板14の間の第1及び第2の振動吸収体41,42及び電磁シールド板13は、より密着させられ、振動を抑えることができる。
【0054】
図9に示すように、ハードディスクドライブ22は、金属製の取付板44に、側壁50により挟持され、底面側からねじ45により固定される。ハードディスクドライブ22を固定した取付板44は、ねじ孔47がフレーム10の取付片49にねじ46により固定される。このように、ハードディスクドライブ22が金属製の取付板44に直付けされ、この取付板44がフレーム10に直付けで固定されることにより、ハードディスクドライブ22とフレーム10は、金属的に接合される。
【0055】
ハードディスクドライブ22は、ダンパー等を介することなくフレーム10に直付けされるので、ハードディスクドライブ22で発生する振動がフレーム10、電磁シールド板13及び天板14に伝わり、その間に設けられた第1及び第2の振動吸収体41,42で十分に吸収される。また、フレーム10、電磁シールド板13及び天板14は、第1及び第2の振動吸収体41,42で密着されているので、振動により騒音を低下させる。尚、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクの光ディスクドライブ24にも、同様な構成により振動を吸収させることができる。
【0056】
また、後述する電磁シールド板13に設けられた弾性体65は、第2の振動吸収体42と同様に、電磁シールド板13と天板14を密着させる役割をする。この弾性体65は、第2の振動吸収体42と同様の1mm程度のゴムガスケット系の制振シートが使用される。
【0057】
上述の略矩形状に形成されたフレーム10には、不要輻射を電磁シールドする電磁シールドフレームが用いられる。この電磁シールドするフレーム10は、図2に示すように、側壁カバー6,7の取付部55を取り付けるための貫通孔56や、背面側に設けられる電気的接続用の貫通孔57及び各電子部品を組み立てるために設けられた貫通孔60が設けられる。図12、図13に示すように、これらの貫通孔56,57,60の大きさXは、不要輻射の最大周波数の波長の1/10以下の大きさとされる。
【0058】
また、図12に示すように、この電磁シールド板13は、フレーム10の側壁と接合する接合片75を有し、この接合片75をねじ74でフレーム10に取り付けることにより、固定される。天板75は、電磁シールド板13を覆った状態で、フレーム10に固定する取付片76を有し、この取付片76をねじ77でフレーム10に取り付けることにより、固定される。
【0059】
図11に示すように、電磁シールド板13には、フレーム10に取り付けられ、天板14が取り付けられたときに、電磁シールド板13とフレーム10の隙間の大きさを小さくするために、その外周囲にフレーム10に弾接される複数の弾性片51が全周にわたり並んで設けられている。図12、図13に示すように、電磁シールド板13に設けられる隣接する弾性片51の間隔Xは、不要輻射の最大周波数の波長の1/10以下の大きさとされる。
【0060】
また、フレーム10の周壁部の上面開口部11には、この弾性片51と当接する部分に折返し部52が設けられている。フレーム10とこれを覆う電磁シールド板13の間の空隙Xは、この弾性片51により不要輻射の最大周波数の波長の1/10以下の大きさとされる。
【0061】
電磁シールド板13の天板14と対向する面には、図2に示すように、弾性片51の内側に弾性を有する複数の弾性体65が設けられている。この弾性体65は、天板14に押さえられることで、電磁シールド板13に設けられた弾性片51をフレーム10の折返し部52に接合させることができる。よって、電磁シールド板13とフレーム10との間の隙間を不要輻射の最大周波数の波長の1/10以下の大きさとすることができる。
【0062】
また、フレーム10の周壁部の下面部にも、図5に示すように、底板15に対向する折返し部54が設けられており、その折返し部54には、半円球状の突起53が並んで設けられている。フレーム10は、固定部である取付ねじ部59で底板15が取り付けられ、固定されたとき、この突起53により底板15と接触する。ここで、フレーム10は、突起53の取付箇所と取付ねじ部59の取付箇所で底板15と接触する。電子機器1において、図12、図13に示すように、隣接する突起53の間隔Xが不要輻射の最大周波数の波長の1/10以下の大きさとされる。
【0063】
尚、隣接する突起53及び固定部である取付ねじ部59の間隔又は隣接する固定部の間隔を不要輻射の最大周波数の波長の1/10以下の大きさとしてもよい。よって、フレーム10に底板15を取り付けたとき、フレーム10と底板15との間の隙間を不要輻射の最大周波数の波長の1/10以下の大きさとすることができる。
【0064】
これらの貫通孔56,57,60の大きさX及び、フレーム10と電磁シールド板13又は底板15との間の隙間の大きさX,Xは、不要輻射となる電磁波の最大周波数の波長により決定され、波長の1/10以下とされる。例えば、この電子機器1では、最大周波数が1GHz、波長が30cmであるから、貫通孔の大きさX及び隙間の大きさX,Xを、その1/10以下の3cmとすることで、外部に放出される不要輻射を抑制することができる。
【0065】
以上のような電子機器1の機器本体2は、以下のように組み立てられる。
【0066】
図2、図3に示すように、フレーム10の背面の一方の側面側の開口部71には、ファン16がねじ止めされ、その外側には、複数の貫通孔が設けられたファンカバー72が配設される。この開口部71は、空気排出口17として機能する。次に、ファン16の近傍、すなわち、背面側の一方の側面側には、背面側から順に、配線基板80に実装される最も発熱量の大きい電源部20及び次に発熱量の大きい増幅器21が配設される。
【0067】
また、図4、図9及び図10に示すように、フレーム10には、増幅器21の前面側に、ハードディスクドライブ22取付用の取付板44がフレーム10の取付片49にねじ止めされる。この取付板44には、ハードディスクドライブ22がねじ46により固定される。このようにハードディスクドライブ22は、増幅器21の前面側に筐体3に直付けで固定されて配設される。
【0068】
また、後述する筐体3を構成する底板15には、図2、図4に示すように、このハードディスクドライブ22の下部に位置して、スリット状の貫通孔が設けられている。このスリット状の貫通孔が空気流入口18として機能する。
【0069】
図3、図4に示すように、空気の流路19上には、電源部20のスイッチングトランジスタ81部を冷却するヒートシンク85と、増幅器21を冷却するヒートシンク86が配設される。また、図3、図4、図5に示すように、筐体3に固定されたハードディスクドライブ22と底板15に設けられた空気流入口18の間には、空間部27が設けられる。
【0070】
このように、筐体3内の一方の側面部側には、空気流入口18と空気排出口17の間の空気の流路19上に、空気排出口17側から発熱量の大きい順序で、電源部20、増幅器21、ハードディスクドライブ22が配置される。
【0071】
図2、図3に示すように、機器本体2のファン16による送風が比較的行われない領域、すなわち、このフレーム10の他方の側面側であって、背面側には、CPUユニット23がフレーム10の取付片にねじ止めされ、固定される。
【0072】
図5〜図8に示すように、このCPUユニット23の集積回路素子26の底板15側に、粘着性を有する熱伝導シート、シリコングリース等の熱伝導部材31が塗布され、アルミのヒートシンク32が配設される。ヒートシンク32に圧縮弾性部材34を圧縮させた状態で支持板33をフレーム10に設けた取付片95,96に配線基板25と共にねじ92で固定する。
【0073】
このとき、ヒートシンク32は、略中央部に設けられた位置決め突起39が支持板33の位置決め突起用孔40に係合され、位置決めされる。また、ヒートシンク32に設けられた回り止め用のピン35,36は、支持板33に設けられた回り止め係合孔37,38に挿入される。このように、ヒートシンク32は、圧縮弾性部材34により、集積回路素子26側に押圧され、回り止め係合孔37,38により、集積回路素子26と平行な面内での回動が規制される。
【0074】
また、図3に示すように、フレーム10の前面側且つ他方の側面側には、光ディスクドライブ24が配設される。図2に示すように、筐体3を構成する底板15には、この光ディスクドライブ24の下部に位置してスリット上の放熱部62が設けられる。
【0075】
次に、図2、図9に示すように、フレーム10の上面部には、電磁シールド板13が載置され、取付ねじによりフレーム10に固定される。このとき、電磁シールド板13は、ハードディスクドライブ22に設けられた第1の振動吸収体41に面状に接触する。換言すると、第1の振動吸収体41の厚みは、電磁シールド板13に面状に接触するように設定される。
【0076】
さらに、この電磁シールド板13の上面に天板14が取付ねじ77によりフレーム10に固定される。このとき、天板14は、電磁シールド板13に設けられた、第2の振動吸収体42に面状に接触する。換言すると、第2の振動吸収体42の厚みは、天板14に面状に接触するように設定される。
【0077】
また、電磁シールド板13に被押圧部43が設けられているので、天板14が電磁シールド板13を覆う際に、天板14が被押圧部43を押圧する。よって、電磁シールド板13は、その被押圧部43の周辺部、すなわち、第2の振動吸収体42が設けられている付近は、上面側に変位することになる。この上面側に変位した、第2の振動吸収体42が設けられた電磁シールド板13は、天板14に密着することになる。
【0078】
さらに、図2に示すように、フレーム10の上面開口部11を覆う電磁シールド板13は、フレーム10の周壁部の折返し部52と接触し、取付ねじ74により固定される。このとき、電磁シールド板13とフレーム10の間には僅かに隙間が発生してしまうことがある。電磁シールド板13に設けられた複数の弾性片51は、天板14で覆われたときに、天板14により抑えられ、フレーム10の折返し部52と接触する。
【0079】
また、フレーム10の底面側開口部12には、底板15が取付ねじ77により取り付けられる。このとき、フレーム10の周壁部の下部の折返し部54に設けられた突起53が底板15に接触する。また、取付ねじ部59が設けられている箇所は、フレーム10と底板15が接触する。
【0080】
以上のような電子機器1は、機器本体にテレビジョン受像器等が電気的に接続され、このテレビジョン受像器等で受信した映像データや音声データをハードディスクドライブ22内に内蔵されたハードディスクに記録し、また、記録したデータをテレビジョン受像器等にて再生する。また、記録したデータを光ディスクドライブ24で光ディスクに保存することができる。
【0081】
また、以上のような構成を有する電子機器1は、電源部20、増幅器21等が発熱し、筐体3内が所定の温度を上回ると、温度センサによりこれを検知し、ファン16を駆動させる。筐体3は、ファン16が駆動されることにより、底板15に設けられた空気流入口18より空気が取り込まれる。このように、空気流入口18より取り込まれた空気は、ハードディスクドライブ22、増幅器21、電源部20を順に経由して、空気排出口17から排出される。
【0082】
このとき、筐体3内部は、空気流入口18と空気排出口17の間の空気の流路19上にファン16及び空気排出口17側から発熱量の大きい順序で、電源部20、複数の電子回路部として増幅器21及びハードディスクドライブ22が並んで配置され、しかも、一方の側に寄せられているため、熱の発生する領域を集中させ、その領域にのみ風の流れを直線上に作り、冷却効率を向上させることができる。このように、発熱領域を小さくし、小さくした発熱領域を集中的に放熱することで、機器内部を冷却し、機器本体の過熱による動作不良を防止することができる。また、冷却効率を高めることにより、ファン16の風量を必要最小限に抑えることができ、ファン16のモータの振動による騒音及びファン16の羽根車の回転による騒音を低減することができる。
【0083】
また、空気の流路19上に、発熱量の高い電源部20及び増幅器21にヒートシンク85,86を設けることで、高い冷却効率が得られる。さらに、ハードディスクドライブ22は、金属で形成された取付板49に直付けされていて、空気流入口18から流入する空気が直接衝突するようにされていて、また、その取付板には開口部48が設けられていて、ハードディスクドライブ22に空気流入口18から流入する空気が直接衝突するようにされているので、ハードディスクドライブ22では、高い放熱効果が得られる。
【0084】
また、この電子機器1において、支持板33に圧縮された圧縮弾性部材34が常に、ヒートシンク32を発熱部である集積回路素子26側に密着させるので、CPUユニット23で発生した熱が、熱伝導部材31を介してヒートシンク32に吸収される。ヒートシンク32に吸収された熱は、フレーム10を伝導して外部に排出されるか、スリット状の熱放出孔61を通して自然通気により除去される。
【0085】
また、この電子機器1は、筐体3に外力が加わった場合も、底板15が変形しても、底板15とは別部材であるフレーム10に取り付けられた支持板33は、変形しないので、ヒートシンク32が押されて集積回路素子26に圧接し、損傷するのを防止することができる。さらに、筐体3に加わった外力により支持板33に衝撃が加わった場合においても、ヒートシンク32は、圧縮弾性部材34の押圧力により集積回路素子26に接触されているので、外部からの衝撃により支持板33が変位させられた場合も、圧縮弾性部材34の弾性力で衝撃を吸収できるので、集積回路素子26及び配線基板へのストレスが発生するようなことはない。
【0086】
さらに、この電子機器1は、フレーム10に取付板44を介して固定されたハードディスクドライブ22が第1の振動吸収体41、板状体の電磁シールド板13を介して第2の振動吸収体42に接触され、この第2の振動吸収体42がフレーム10に固定された天板14に面状に接触するので、振動を抑制し、振動による騒音を低減することができる。
【0087】
この電子機器1では、比較的大きな振動を発生させる7700rpmのハードディスクドライブを使用して測定環境18dBで測定を行ったところ、騒音値は26dBとなった。これに対し、一般的に、ユーザが騒がしく感じる騒音値は28dBであり、従来のゴムダンパーで測定したところ33dBであった。このように、本発明は、振動を抑制し、振動による騒音を低減することができる。よって、本発明を適用した電子機器は、騒音を低減し、音楽の再生環境を良好にする。
【0088】
また、電磁シールド板13に配設された弾性体65は、天板14に押圧されることにより、電磁シールド板13をフレーム10の折返し部52及びハードディスクドライブ22に設けられた第1の振動吸収体41にさらに密着させることができ、よって、振動体の振動を抑制することができる。
【0089】
しかも、筐体3の第2の振動吸収体42と接触している面が、被押圧部43を押圧することにより、弾性を有する板状体は、押圧方向と逆方向に変位しようとする。すなわち、板状体は、第2の振動吸収体を筐体3側に密着させることにより、接触面の密着性を高めることができ、よって、振動体の振動を抑制することができる。
【0090】
さらに、以上のような構成を有する電子機器1では、その内面を構成する電磁シールド材に形成される最大隙間寸法、最大孔寸法を、最大周波数から求まる波長の1/10以下とし、不要な輻射を防ぐことを可能とするものである。
【0091】
また、フレーム10の開口された上面部に配設する電磁シールド板13を複数の固定部により固定し、その固定部間の大きさを不要輻射の最大周波数の波長の1/10以下の大きさとすることで、間隙の大きさを小さくし、不要な輻射を防ぐものである。
【0092】
また、電磁シールド板13に設けられる弾性片51及びフレーム10に設けられる突起53は、フレーム10と電磁シールド板13及び底板15の間の隙間の大きさを不要輻射の最大周波数の波長の1/10以下の大きさとし、不要な輻射を防ぐものである。
【0093】
また、この弾性片51及び突起53は、フレーム10と電磁シールド板13及び底板15をより密着させるので、不要な振動を抑制し、振動による騒音を防ぐことができるものである。
【0094】
【発明の効果】
上述したように、本発明は、外部からの衝撃により底板が撓んだときでも、支持板で保護することでヒートシンク、及び発熱電子部品を損傷させることを防ぐことができる。さらに、外部からの衝撃で支持板に衝撃が伝わった場合においても、圧縮弾性部材を配設しているので、発熱電子部品にストレス等を発生させることなく、良好に冷却を行えるものである。さらに、ヒートシンクの密着による効率的な冷却を可能にしたことで、ファンの風量を下げることができ、ファンによる騒音値を下げることができ、情報信号の再生環境を整えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された電子機器の外観斜視図である。
【図2】本発明が適用された電子機器の内部構成を示す分解斜視図である。
【図3】本発明が適用された電子機器の各電子部品の配置状況を示す斜視図である。
【図4】図3のI−I断面で、ファンにより送風される空気の流路を示す断面図である。
【図5】本発明が適用された電子機器の底面側の状態を説明する斜視図である。
【図6】本発明が適用された電子機器のCPUユニットの取付状態を示す平面図である。
【図7】本発明が適用された電子機器のCPUユニットに設けられるヒートシンクの取付状態を示す斜視図である。
【図8】本発明が適用された電子機器のCPUユニットに設けられるヒートシンクの取付状態を説明する断面図である。
【図9】本発明が適用された電子機器のハードディスクドライブの取付方法を説明する斜視図である。
【図10】本発明が適用された電子機器のハードディスクドライブの取付状況を説明する断面図である。
【図11】本発明が適用された電子機器の電磁シールド板に設けられた弾性片を説明する平面図である。
【図12】本発明が適用された電子機器の側面図である。
【図13】本発明が適用された電子機器のフレーム及び電磁シールド板に設けられた貫通孔及び隙間について説明する側面図である。
【符号の説明】
1 電子機器、 2 機器本体、 3 筐体、 10 フレーム、 13 電磁シールド板、 14 天板、 15 底板、 16 ファン、 17 空気排出口 、18 空気流入口、 20 電源部、 21 増幅器、 22 ハードディスクドライブ、 23 CPUユニット、 24 光ディスクドライブ、 26 集積回路素子、 31 熱伝導部材、 32 ヒートシンク、 34 圧縮弾性部材、 41 第1の振動吸収体、 42 第2の振動吸収体、 43 被押圧部、 51 弾性片、 53 突起、 56 貫通孔

Claims (4)

  1. 筐体と、
    発熱電子部品が実装され、この発熱電子部品が上記筐体の内面と対向するように固定される回路基板と、
    上記発熱電子部品上に配設される板状のヒートシンクと、
    上記ヒートシンクと上記発熱電子部品の間に配設され、粘弾性を有する熱伝導部材と、
    上記筐体の内面と上記ヒートシンクの間に、ヒートシンクと離間して配設される支持板と、
    上記支持板と上記ヒートシンクの間に配設され、上記ヒートシンクを上記発熱電子部品側に押圧する圧縮弾性部材とを備える電子機器。
  2. 上記ヒートシンクは、上記支持板に対して位置決めされている請求項1記載の電子機器。
  3. 上記筐体は、フレームと、上記フレームに取り付けられる底板とを有し、上記支持板は上記フレームに取り付けられる請求項1記載の電子機器。
  4. 上記筐体には、上記ヒートシンクと対向する位置に熱放出孔が設けられている請求項1記載の電子機器。
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