JP2008130173A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008130173A
JP2008130173A JP2006314935A JP2006314935A JP2008130173A JP 2008130173 A JP2008130173 A JP 2008130173A JP 2006314935 A JP2006314935 A JP 2006314935A JP 2006314935 A JP2006314935 A JP 2006314935A JP 2008130173 A JP2008130173 A JP 2008130173A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support member
recording
recording medium
medium driving
mounting surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006314935A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironari Narita
裕也 成田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Orion Electric Co Ltd
Original Assignee
Orion Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Orion Electric Co Ltd filed Critical Orion Electric Co Ltd
Priority to JP2006314935A priority Critical patent/JP2008130173A/ja
Publication of JP2008130173A publication Critical patent/JP2008130173A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】記録媒体駆動ユニットを備える記録再生装置であって、記録媒体駆動ユニットと装置の電源部分の冷却の効率化を簡単且つ安価に実現可能な構造を備える記録再生装置の提供。
【解決手段】HDDユニット12を支持する支持部材であって、HDDユニット12とシャーシ15との間に空間を形成するための脚部材を備え、且つ、前面側となる部分と一方の側面部分に側壁を備えることにより、前記空間の2方向を閉塞する構成を有する支持部材11を形成し、天板部材19の側面部に吸気孔191を形成し、吸気孔191の隣部となる箇所に支持部材11を前記側壁の無い側面が吸気孔191に対向するように配置し、支持部材11の後方となる位置に排気ファン14を配置し、当該排気ファンと14支持部材11の間となる箇所に電源部13を配置することで、吸気から排気までの通風路を形成し、冷却の効率化を図る。
【選択図】図1

Description

本発明は、記録媒体駆動ユニットを備える記録再生装置に関し、特に記録媒体駆動ユニットの冷却構造に配慮した記録再生装置に関する。
例えばHDDレコーダのような記録再生装置においては、その筐体内に種々の電子部品や電子装置等が実装されており、これらの電子部品等のなかには相当量の熱を発生するものも存在する。加えてこれらの電子部品等は温度が上昇しすぎると動作が不安定になるものも存在するため、電気機器内に発生した熱をうまく放熱してやることが必要となる。このような熱問題は、近年の製品の小型化・薄型化のための部品の高密度化や、性能向上のための部品の高出力化などに伴いより顕著なものとなっている。
このような問題に対し、電機機器の筐体に通風孔及び排気用のファンを設けることで、外気を筐体内に取り込むと共に筐体内の熱気を筐体の外に排出することが従来から行われており、筐体内に流入する外気の流れを効率化することで排熱効果を高めるための構造に関する従来技術が、特許文献1〜特許文献7などによって開示されている。
特開平9−218724号公報 特開平10−207578号公報 特開平11−53061号公報 特開平11−112177号公報 特開2000−82888号公報 特開2005−222584号公報 特開2006−85399号公報
記録再生装置の筐体内においては、記録媒体への信号の読み書きを行う記録媒体駆動ユニットや電源部が、主要な熱の発生源として挙げられ、これらの部材を効率よく冷却することが求められる。
本発明は、上記した点に鑑み、記録媒体駆動ユニットを備える記録再生装置であって、記録媒体駆動ユニットと装置の電源部分の冷却の効率化を簡単且つ安価に実現可能な構造を備える記録再生装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の記録再生装置は、記録媒体駆動ユニットを備える記録再生装置であって、前記記録媒体駆動ユニットを支持する支持部材と、電源部と、冷却用の排気ファンと、装置の筐体であって略直方体となる筐体部材と、を備え、前記支持部材は、前記記録媒体駆動ユニットを搭載する搭載面と、当該搭載面と当該支持部材を前記記録再生装置に取り付けるための取り付け面との間に空間を形成するための脚部材を備え、且つ、前記記録再生装置に取り付けられた状態における前面側となる部分と一方の側面部分に側壁を備えることにより、前記空間の2方向を閉塞する構成を有しており、前記筐体部材の側面部に吸気孔を形成し、当該吸気孔の隣部となる箇所に、前記記録媒体駆動ユニットを保持した前記支持部材を、前記側壁の無い側面が前記吸気孔に対向するように配置し、当該支持部材の後方となる位置であって前記筐体部材の背面部に前記排気ファンを配置し、当該排気ファンと前記支持部材の間となる箇所に前記電源部を配置したことを特徴とする。
上記構成によれば、記録媒体駆動ユニットが、下部に所定の空間を有する支持部材に支持され、且つ、当該空間はその前面側及び一方の側面の2方向を閉塞されており、閉塞されていない他方の側面が筐体に備えられる吸気孔に対抗するように配置され、閉塞されていない残りの1方向である背面側に、電源部と、排気ファンが配置されることとなる。よって、吸気孔→記録媒体駆動ユニットの下部→電源部→排気ファンという通風路が形成されることとなる。なお、装置の前面とは、いわゆる装置の正面であって一般的には操作ボタンなどが形成される面であり、側面とは装置を通常の使用形態で設置した状態における側面をいうものであるが、絶対的な意味で“前面”などを規定しているものではなく、本明細書で開示される発明の趣旨に従って適宜解釈され得るものである。
請求項2記載の記録再生装置は、請求項1記載の記録再生装置であって、前記記録媒体駆動ユニットが1つ又は複数のICを備えており、当該記録媒体駆動ユニットが前記搭載面に搭載された状態で前記ICが位置する箇所の前記搭載面の裏側に通風路が形成されるように、前記搭載面の裏側に通風板を1つ又は複数形成したことを特徴とする。
上記構成によれば、記録媒体駆動ユニットの下部であって当該記録媒体駆動ユニットのICが位置する箇所に、通風路が形成されるように、支持部材の搭載面の裏側に通風板が形成される。
請求項3記載の記録再生装置は、請求項1又は請求項2に記載の記録再生装置であって、前記記録媒体駆動ユニットが媒体駆動用のモータを備えており、当該記録媒体駆動ユニットが前記搭載面に搭載された状態で前記媒体駆動用モータが位置する箇所の前記搭載面の裏側に通風路が形成されるように、前記搭載面の裏側に通風板を1つ又は複数形成したことを特徴とする。
上記構成によれば、記録媒体駆動ユニットの下部であって当該記録媒体駆動ユニットに備えられる媒体駆動用のモータが位置する箇所に、通風路が形成されるように、支持部材の搭載面の裏側に通風板が形成される。
請求項4記載の記録再生装置は、請求項2又は請求項3に記載の記録再生装置であって、前記通風板が、前記前面側の側壁及び側面側の側壁にほぼ沿うように形成されることにより、当該通風板と前記前面側の側壁及び側面側の側壁によって前記通風路が形成され、且つ、当該通風路の入口付近より出口付近が狭くなるように前記通風板を形成し、当該通風路の出口の延長線上に前記電源部の発熱部材が配置されるように構成したことを特徴とする。
上記構成によれば、通風路の入口付近より出口付近が狭くなるように、通風板と前面側の側壁及び側面側の側壁によって通風路が形成され、且つ、当該通風路の出口の延長線上に前記電源部の発熱部材が配置される。
請求項5記載の記録再生装置は、請求項2乃至請求項4の何れか1つに記載の記録再生装置であって、前記支持部材及び前記通風板及びシャーシを導熱性部材によって構成し、前記支持部材を前記シャーシに取り付けることを特徴とする。
上記構成によれば、記録媒体駆動ユニットが保持される支持部材と、当該支持部材を取り付けるためのシャーシが、何れも導熱性部材によって構成され、且つ支持部材がシャーシに取り付けられるため、熱的な回路として相互に接続されることとなる。
本発明の請求項1記載の、記録媒体駆動ユニットを備える記録再生装置であって、前記記録媒体駆動ユニットを支持する支持部材と、電源部と、冷却用の排気ファンと、装置の筐体であって略直方体となる筐体部材と、を備え、前記支持部材は、前記記録媒体駆動ユニットを搭載する搭載面と、当該搭載面と当該支持部材を前記記録再生装置に取り付けるための取り付け面との間に空間を形成するための脚部材を備え、且つ、前記記録再生装置に取り付けられた状態における前面側となる部分と一方の側面部分に側壁を備えることにより、前記空間の2方向を閉塞する構成を有しており、前記筐体部材の側面部に吸気孔を形成し、当該吸気孔の隣部となる箇所に、前記記録媒体駆動ユニットを保持した前記支持部材を、前記側壁の無い側面が前記吸気孔に対向するように配置し、当該支持部材の後方となる位置であって前記筐体部材の背面部に前記排気ファンを配置し、当該排気ファンと前記支持部材の間となる箇所に前記電源部を配置したことを特徴とする記録再生装置によれば、吸気孔→記録媒体駆動ユニットの下部(支持部材が有する空間部分)→電源部→排気ファンという通風路が形成されることとなる(支持部材に形成される“側壁”によって吸気孔から流入する外気の流れが規制される)ため、効率よく記録媒体駆動ユニットと電源部を冷却させることが可能となる。
本発明の請求項2記載の、前記記録媒体駆動ユニットが1つ又は複数のICを備えており、当該記録媒体駆動ユニットが前記搭載面に搭載された状態で前記ICが位置する箇所の前記搭載面の裏側に通風路が形成されるように、前記搭載面の裏側に通風板を1つ又は複数形成したことを特徴とする請求項1記載の記録再生装置によれば、記録媒体駆動ユニットの下部であって当該記録媒体駆動ユニットのICが位置する箇所に、通風路が形成されるため、より効率よく記録媒体駆動ユニットを冷却させることが可能となる。
本発明の請求項3記載の、前記記録媒体駆動ユニットが媒体駆動用のモータを備えており、当該記録媒体駆動ユニットが前記搭載面に搭載された状態で前記媒体駆動用モータが位置する箇所の前記搭載面の裏側に通風路が形成されるように、前記搭載面の裏側に通風板を1つ又は複数形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の記録再生装置によれば、記録媒体駆動ユニットの下部であって当該記録媒体駆動ユニットに備えられる媒体駆動用のモータが位置する箇所に、通風路が形成されるため、より効率よく記録媒体駆動ユニットを冷却させることが可能となる。
本発明の請求項4記載の、前記通風板が、前記前面側の側壁及び側面側の側壁にほぼ沿うように形成されることにより、当該通風板と前記前面側の側壁及び側面側の側壁によって前記通風路が形成され、且つ、当該通風路の入口付近より出口付近が狭くなるように前記通風板を形成し、当該通風路の出口の延長線上に前記電源部の発熱部材が配置されるように構成したことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の記録再生装置によれば、通風路の入口付近より出口付近が狭くなるように通風板と前面側の側壁及び側面側の側壁によって通風路が形成されため、当該通風路の出口付近から流出する風速が増加する傾向となり、当該出口の延長線上に前記電源部の発熱部材が配置されるため、電源部の冷却効率の向上を図ることが可能となる。
本発明の請求項5記載の、前記支持部材及び前記通風板及びシャーシを導熱性部材によって構成し、前記支持部材を前記シャーシに取り付けることを特徴とする請求項2乃至請求項4の何れか1つに記載の記録再生装置によれば、記録媒体駆動ユニットが保持される支持部材と、当該支持部材を取り付けるためのシャーシが、何れも導熱性部材によって構成され、且つ支持部材がシャーシに取り付けられるため、熱的な回路として相互に接続されることとなる。従って、記録媒体駆動ユニットが発生する熱が、支持部材やシャーシへと伝達され、且つ、これらの部材にも筐体外から流入する外気が触れるため、効率よく記録媒体駆動ユニットを冷却することが可能となる。
以下、本発明の具体的実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施態様は、本発明を具体化する際の一形態であって、本発明をその範囲内に限定するためのものではない。
図1は本実施例の記録再生装置たるDVD/HDDレコーダの一部を分解した分解斜視図であり、図2は同DVD/HDDレコーダに備えられるHDDの支持部材を裏面側から見た斜視図、図3は同DVD/HDDレコーダの主な構成の配置を示した概略ブロック図である。
DVD/HDDレコーダ1は、記録媒体たる磁気ディスクへの記録再生を行うHDDユニット(記録媒体駆動ユニット)12や記録媒体たるDVDへの記録再生を行うDVDユニット17等を備えることにより、HDDやDVDへの記録再生処理を実行可能な装置であり、図1に示されるように、天板部材19とフロントパネル16とシャーシ15とによって構成される略直方体の筐体部材の中に、装置全体の制御などを行うためのメイン基板18と、外部からの電力供給を受けて装置内に電力を供給させる電源基板(電源部)13と、装置内の冷却用の排気ファン14と、DVDユニット17と、HDDユニット12と、HDDユニットを支持してシャーシ15に固定するための支持部材11と、などを備える。なお、支持部材11とシャーシ15は、熱伝導率の高い導熱性部材(例えば、銅やアルミニウムといった金属や、金属やセラミック粒子を混ぜたプラスチック等)によって形成される。
図2に示されるように(裏面側であることに留意)、支持部材11は、HDDユニット12を搭載する搭載面115と、搭載面115と当該支持部材11をDVD/HDDレコーダ1に取り付けるための取り付け面であるシャーシ15との間に空間を形成するための脚部材113を備え、且つ、DVD/HDDレコーダ1に取り付けられた状態における前面側(フロントパネル16側)となる部分に側壁111を備え、一方の側面部分(DVDユニット17側)に側壁112を備えることにより、前記空間の2方向を閉塞する構成を有している。なお、側壁111と側壁112は、シャーシ15との間に空間を形成するための脚部材としての機能も有し、脚部材113や側壁111・側壁112にはシャーシ15に支持部材11をネジ止めするための舌片部116が形成される。
天板部材19の側面部(装置の側面部となる部分)には吸気孔191が形成され、当該吸気孔191の隣部となる箇所に、HDDユニット12を保持した支持部材11が、側壁の無い側面が吸気孔191に対向するように配置される。なお、HDDユニット12の支持部材11への取り付けはネジ止めなどによって行われる。この際にHDDユニット12と搭載面115とを熱伝導率の高い部材を介して接触させるなどしてもよい。
図1や図3に示されるように、支持部材11の後方となる位置であって筐体部材(シャーシ15)の背面部に排気ファン14が配置され、当該排気ファン14と支持部材11の間となる箇所に電源基板13が配置される。
上記構成を有するDVD/HDDレコーダ1によれば、図3に示されるように、装置外→吸気孔191→HDDユニット12の下部(支持部材11が形成する空間部分)→電源基板13→排気ファン14→装置外という通風路が形成されることとなる(支持部材11に形成される側壁111・112によって吸気孔191から流入する外気の流れが規制される)ため、効率よくHDDユニット12と電源基板13を冷却させることが可能なDVD/HDDレコーダ1を、簡単な構成で実現することができ、安価に製造することができる。また、支持部材11と、当該支持部材11を取り付けるためのシャーシ15が、何れも導熱性部材によって構成され、且つ支持部材11がシャーシ15に取り付けられるため、熱的な回路として相互に接続されることとなる。従って、HDDユニット12が発生する熱が、支持部材11やシャーシ15へと伝達され、且つ、これらの部材にも筐体外から流入する外気が触れるため、効率よくHDDユニット12を冷却することが可能となる。
なお、図3に矢印で示した外気の流入経路(通風路)は、支持部材11に形成される側壁111・112によってその方向を規制されたものであり、従って、支持部材11が存在する位置における通風路となる。よって支持部材11より上の位置や前側や後側の位置ではDVDユニット17の方向への空気の流入も存在する。これにより、支持部材11が存在する位置と同レベルの高さ位置(シャーシ15上)に配置される電源基板13に対する冷却効果を効率よく得られる(図3に矢印で示した外気の流入経路が形成される為)と共に、その他の位置においてはその他の部材(DVDユニット17等)に対する冷却効果も期待できる。
本実施例のDVDユニット17は開放的な構造(箱状の筐体に密閉されるようなものではない)であるため、比較的放熱能力が高く、且つ、吸気孔191が形成される筐体(天板部材19)側面とは逆の側面に形成される吸気孔192から排気ファン14へといたる通風路による冷却効果が得られるため、本発明の直接的な適用対象とはなっていないが、本発明の適用対象をHDDユニットに限定するというような趣旨ではなく、各装置の具体的な構成・設計思想に基づいて、HDDユニットではない他の記録媒体駆動ユニット(例えば、DVDユニットや半導体メモリユニットなど)を本発明に係る支持部材に支持させることができるものである。
図4は、実施例2に係る記録再生装置に備えられる支持部材を示した図である。なお、本実施例の記録再生装置の基本的な構成は、実施例1のDVD/HDDレコーダ1と同様であるためここでの説明を省略し、必要があるときは図1や図3などを参照して説明する。
本実施例の支持部材40は、基本的な構成は実施例1の支持部材11と同様であるが(支持部材11と同様の構成については同一の符号を使用)、搭載面115の内面側には通風板41が形成される。
図4中の符号121は、支持部材40に搭載されるHDDユニット12が備えるICの位置を示すものである。通風板41は、高さ寸法が側壁111・112の約半分程度であり、図4(b)に示されるように、ICが位置する箇所121の搭載面115の裏側に通風路が形成されるように、前面側の側壁111及び側面側の側壁112に概ね沿うように形成され、なお且つ、通風路の入口付近(吸気孔191に対向する位置)より出口付近が狭くなるように形成される。さらに、本実施例の記録再生装置は、図4(c)に示されるように、通風路の出口付近の延長線上に電源基板13の主な発熱部材(例えば、スイッチング素子132やトランス131、その他2次側電源の整流素子等)が配置される。なお、図4(b)、図4(c)共に裏面側から見た図である。
上記構成の記録再生装置によれば、HDDユニット12の下部であって当該HDDユニット12のICが位置する箇所に、流入した外気の流れを誘導する通風板41が配置されることによる通風路が形成されるため、効率よくHDDユニット12を冷却させることが可能となる。且つ、通風板41を導熱性部材によって形成することで、通風板41は放熱板としての機能も果たし、より効率よくHDDユニット12を冷却させることが可能となる。
さらに、通風路の入口付近より出口付近が狭くなるように通風板41と前面側の側壁111及び側面側の側壁112によって通風路が形成されため、当該通風路の出口付近から流出する風速が増加する傾向となり、当該出口の延長線上に電源基板13の発熱部材(スイッチング素子132やトランス131等)が配置されるため、電源基板13の冷却効率の向上を図ることが可能となる。
なお、図8に示したように、通風板41と前面側の側壁111によって形成される通風路の入口付近においては、吸気孔191を、当該入口付近にのみ形成するようにすることで、当該付近の外気が通風板41と側壁111・側壁112によって形成される通風路により確実に流入するようにしてもよい。図8では、HDDユニット12の上面と略同一となる位置にさらに吸気孔191を形成することで、HDDユニット12及びその向こう側に配置されるDVDユニット17の冷却効果も望めるようにしているが、通風路の入口付近以外の吸気孔191を減少させる(若しくは無くす)ことで、排気ファン14の動作により発生する負圧を通風路の入口付近に集中させ、通風路の風量を増大させるものであってもよい。
本実施例では、通風板41の高さを側壁111・112の約半分程度としたが、側壁111・112と同様の高さとしても構わないし、プレス加工などによって形成されるリブによって通風板41を構成することでやや低いものとしても構わない(より明確に“通風路”を形成するためにはある程度の高さが必要ではある)。
HDDユニット12のICの位置については、図4に図示したようなものに限るものではなく、より風量の増大が望めるような配置とし、これに沿った通風路が形成されるように通風板を形成するようにしてよい(例えば図5に示したように、通風路がより滑らかなラインとなるように、ICを対角線的に配置し、これに沿うようにICの配置位置の両側に通風板41を形成する等)。ただし、HDDユニット12の設計上の理由などによりICの位置が決まってしまっているような場合には、必ずしも全てのICに対して有効な通風路を形成できるとは限らない為、より発熱量の高いIC(例えば、媒体駆動部の駆動制御、若しくは媒体へのアクセスを行うヘッド部の駆動制御を行う駆動制御用ICを筆頭に、ユニット全体の制御を行うコントローラICや、各種のデータを記憶するメモリICなど)に対して通風路が形成されるように通風板41を形成するものであってよい。
図6は別の支持部材60を示す図である。図中の符号122は、支持部材60に搭載されるHDDユニット12が備える媒体駆動用のモータの位置を示すものである。支持部材60では、各ICを冷却するための通風路を形成する通風板41(ここでは、その高さを側壁と同様のものとすることで、IC側と媒体駆動用のモータ側とを完全に隔離した通風路としている)の他に、媒体駆動用のモータの直下部分となる位置に通風板41が形成される。通風板41は媒体駆動用のモータの直下付近の風向をこの背後に配置される電源基板13へと向かせることで、電源基板13の冷却の効率化を図ると共に、導熱性部材で形成されることにより、媒体駆動用のモータから発生する熱を放熱する放熱板として機能し、HDDユニット12の冷却の効率化を図ることができるものである。
図7はさらに別の支持部材70を示す図である。支持部材70では、HDDユニット12が備える各IC及び媒体駆動用のモータのそれぞれに対して、通風板41が形成されることで、それぞれに対する通風路を形成しており、且つ、それぞれの通風板41がそれぞれのIC及び媒体駆動用のモータに近接する位置に形成される(図ではややずれた位置に通風板41を形成しているが、各IC等の直下となる位置に通風板41を形成するものであってよい)ことで、通風板41が各部材の熱を放熱する放熱板として機能し(若しくは、支持部材の側壁がICの直下若しくはその近傍となるように配置することで、側壁を放熱板としてより機能させるものであってもよい)、HDDユニット12の冷却の効率化を図ることができるものである。
なお、実施例中では、記録再生装置の具体例として、DVD/HDDレコーダを用いて説明したが、本発明の適用対象をこれに限定するものではなく、各種記録媒体(光ディスク媒体や磁気ディスク媒体、半導体メモリなど)への記録再生を行う記録媒体駆動ユニットと、電源部と、排気ファンとを筐体内に備える各種電子装置(例えばパソコンや記録媒体駆動ユニットを内蔵したテレビ等)に対して、上記説明した概念に沿った支持部材を備えさせることで、有効に適用することができる。
DVD/HDDレコーダの一部を分解した分解斜視図 HDDの支持部材を裏面側から見た斜視図 DVD/HDDレコーダの主な構成の配置を示したブロック図 実施例2の支持部材を示した図であり、(a):裏面側から見た斜視図、(b):裏面側から見た平面図、(c)電源基板13と配置関係を示す図 別の支持部材を裏面側から見た平面図 別の支持部材を示す図であり、(a):裏面側から見た斜視図、(b):裏面側から見た平面図 別の支持部材を示す図であり、(a):裏面側から見た斜視図、(b):裏面側から見た平面図 DVD/HDDレコーダの側面図
符号の説明
1 DVD/HDDレコーダ(記録再生装置)
11 支持部材
12 HDDユニット(記録媒体駆動ユニット)
13 電源基板(電源部)
14 排気ファン
15 シャーシ
19 天板部材(筐体部材)
41 通風板
111 前面側側壁
112 側面側側壁
113 脚部材
115 搭載面
131 トランス(電源部の発熱部材)
132 スイッチング素子(電源部の発熱部材)
191 吸気孔

Claims (5)

  1. 記録媒体駆動ユニットを備える記録再生装置であって、前記記録媒体駆動ユニットを支持する支持部材と、電源部と、冷却用の排気ファンと、装置の筐体であって略直方体となる筐体部材と、を備え、前記支持部材は、前記記録媒体駆動ユニットを搭載する搭載面と、当該搭載面と当該支持部材を前記記録再生装置に取り付けるための取り付け面との間に空間を形成するための脚部材を備え、且つ、前記記録再生装置に取り付けられた状態における前面側となる部分と一方の側面部分に側壁を備えることにより、前記空間の2方向を閉塞する構成を有しており、前記筐体部材の側面部に吸気孔を形成し、当該吸気孔の隣部となる箇所に、前記記録媒体駆動ユニットを保持した前記支持部材を、前記側壁の無い側面が前記吸気孔に対向するように配置し、当該支持部材の後方となる位置であって前記筐体部材の背面部に前記排気ファンを配置し、当該排気ファンと前記支持部材の間となる箇所に前記電源部を配置したことを特徴とする記録再生装置。
  2. 前記記録媒体駆動ユニットが1つ又は複数のICを備えており、当該記録媒体駆動ユニットが前記搭載面に搭載された状態で前記ICが位置する箇所の前記搭載面の裏側に通風路が形成されるように、前記搭載面の裏側に通風板を1つ又は複数形成したことを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
  3. 前記記録媒体駆動ユニットが媒体駆動用のモータを備えており、当該記録媒体駆動ユニットが前記搭載面に搭載された状態で前記媒体駆動用モータが位置する箇所の前記搭載面の裏側に通風路が形成されるように、前記搭載面の裏側に通風板を1つ又は複数形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の記録再生装置。
  4. 前記通風板が、前記前面側の側壁及び側面側の側壁にほぼ沿うように形成されることにより、当該通風板と前記前面側の側壁及び側面側の側壁によって前記通風路が形成され、且つ、当該通風路の入口付近より出口付近が狭くなるように前記通風板を形成し、当該通風路の出口の延長線上に前記電源部の発熱部材が配置されるように構成したことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の記録再生装置。
  5. 前記支持部材及び前記通風板及びシャーシを導熱性部材によって構成し、前記支持部材を前記シャーシに取り付けることを特徴とする請求項2乃至請求項4の何れか1つに記載の記録再生装置。
JP2006314935A 2006-11-22 2006-11-22 記録再生装置 Pending JP2008130173A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006314935A JP2008130173A (ja) 2006-11-22 2006-11-22 記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006314935A JP2008130173A (ja) 2006-11-22 2006-11-22 記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008130173A true JP2008130173A (ja) 2008-06-05

Family

ID=39555836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006314935A Pending JP2008130173A (ja) 2006-11-22 2006-11-22 記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008130173A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009141749A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Hitachi Ltd 受信装置
CN104495286A (zh) * 2014-12-08 2015-04-08 建笃精密科技(深圳)有限公司 一种ic烧录取放设备及其实现方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009141749A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Hitachi Ltd 受信装置
CN104495286A (zh) * 2014-12-08 2015-04-08 建笃精密科技(深圳)有限公司 一种ic烧录取放设备及其实现方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7471513B2 (en) Information processing device and manufacturing method of the information processing device
US7242580B1 (en) Disk array apparatus
TW201301007A (zh) 電腦散熱系統
JP2004178557A (ja) ディスクモジュール、及びディスクアレイ装置
US8861196B2 (en) Heat dissipation structure and electronic apparatus
US20080158802A1 (en) Display device equipped with hard disk drive
JP2007110200A (ja) 情報記録/再生装置を備えた映像表示装置
JP2007086444A (ja) 表示装置
US6215660B1 (en) Electronic appliance with a thermoelectric heat-dissipating apparatus
US7861769B2 (en) Magneto-hydrodynamic hot spot cooling heat sink
TW201302039A (zh) 電腦散熱系統
JP2009253231A (ja) 電子機器
TWM309314U (en) Heat-dissipating mechanical housing
JP2008130173A (ja) 記録再生装置
JP4466640B2 (ja) 電子機器の放熱構造
JP2014078688A (ja) 放熱構造
JP4319174B2 (ja) 電子機器の冷却構造及び複写機
JP2007188599A (ja) 電子機器
JP2005182962A (ja) 光ディスク装置
JP4002425B2 (ja) 音響機器の筐体構造
JP2005301905A (ja) 情報処理装置
JP4685692B2 (ja) 電子機器
JP2008191975A (ja) 情報機器
JP2006269575A (ja) 電子機器ユニットの冷却構造
JP2585021Y2 (ja) 電源基板の冷却構造