JP2008183092A - 基板、基板の支持構造、及び同基板の支持構造を有する遊技機 - Google Patents

基板、基板の支持構造、及び同基板の支持構造を有する遊技機 Download PDF

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Abstract

【課題】基板の反りによって生じるメモリやCPUなどの電気的接触不良を防止できる支持構造を提供する。
【解決手段】板状本体の表面にCPU、メモリ及びこれらを着脱自在に取付けるためのコネクタを設けた基板の支持構造において、板状本体の裏面に接触させた状態で反り防止体5を配設した。
【選択図】図3

Description

本発明は、基板、基板の支持構造、及び同基板の支持構造を有する遊技機に関する。
従来、ゲームセンターなどに設置される種々のゲーム機を含む遊技機は、遊技機本体に制御基板を収納する基板収納部と、遊技の進行状況に応じた画像を表示する表示手段及び遊技者が操作する操作手段を具備し、前記制御基板により遊技の進行が制御される遊技部とを設けた構成のものが一般的である。
前記基板収納部に収納された基板は、通常、板状本体の表面に、CPU、メモリ及びこれらを着脱自在に取付けるためのコネクタが設けられた構造となっている。そして、かかる基板を支持するための枠体を前記基板収納部内に設け、この枠体内に基板を取付けていた。
また、近年では、環境問題などもあって、遊技内容を変更する場合でも遊技機本体は再使用し、CPUやメモリなどをユニット化し、制御基板に対してコネクタを介して着脱自在に取付けた構成のものが多い。
例えば、メモリカートリッジを立てるように制御基板に着脱自在に取付ける構造が開示されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2006−187480号公報
しかしながら、制御基板に搭載されたCPUやメモリは使用時に発熱し易く、特にCPUはかなりの高温となるため、ファンなどを備えた冷却装置を制御基板に搭載する場合があるが、データ量の増大、その処理の高速化などにより、ますますCPUなどは発熱しやすくなり、冷却装置も大型化する傾向にある。
かかる状況の中で、上述した発熱や、冷却装置を搭載したことによる重量増などに起因して、制御基板の板状本体に反りなどの変形が生じやすくなっており、この変形によってCPUやメモリなどの部品の電気的接触不良が問題になるケースが発生してきた。
他方、制御基板は、遊技機本体中の基板収納部という限られた空間の中に収納されているため、メンテナンス時の作業性などを考慮して、水平方向に横臥状態に配設するとともに、遊技機本体外へ引き出し自在とした構成のものが提案されている。
しかし、かかる構成では、特にメモリなどの交換などの際には、板状本体の表面に対して垂直方向に外力が加わり、板状本体をより変形させ易く、また、制御基板の自重によっても反りなどの変形が生じ易いため、基板の変形に起因する電気的接触不良の解決が困難となっている。
本発明は、上記課題を解決することのできる基板、基板の支持構造、及び同基板の支持構造を有する遊技機を提供することを目的としている。
請求項1記載の本発明では、板状本体の表面に、CPU、メモリ及びこれらを着脱自在に取付けるためのコネクタを設けた基板の支持構造において、前記板状本体の反りを防止するために、当該板状本体の裏面に接触させた状態で反り防止体を配設した。
請求項2記載の本発明は、請求項1記載の基板の支持構造において、前記板状本体を水平方向に沿って配設するとともに、前記反り防止体を、前記板状本体を下方向から支持するように配設したことを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1又は2に記載の基板の支持構造において、前記反り防止体を、前記板状本体の表面に設けられた前記コネクタの配設位置に対応させて配置したことを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の基板の支持構造において、前記反り防止体を帯板状に形成するとともに、配設位置を規定するための位置決め部を設け、前記板状本体と当該板状本体を支持する枠体との間の所定箇所に介設可能としたことを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の基板の支持構造において、前記反り防止体の表面に凸状部を形成し、当該凸状部の先端部を、前記板状本体における前記コネクタの配設位置の裏面側に接触させたことを特徴とする。
請求項6記載の本発明は、請求項5記載の基板の支持構造において、前記凸状部を、所定間隔を開けて対向させた一対の凸片から形成したことを特徴とする。
請求項7記載の本発明は、板状本体の表面に、CPU、メモリ及びこれらを着脱自在に取付けるためのコネクタを設けた基板において、前記板状本体の反りを防止するために、前記板状本体の裏面に少なくとも一部を接触させて配設した帯板状の反り防止体を備えることとした。
請求項8記載の本発明は、少なくともCPU及びメモリを搭載した基板を収納する基板収納部と、遊技の進行状況に応じた画像を表示する表示手段と、遊技者が操作する操作手段とを具備し、前記制御基板により遊技の進行が制御される遊技部と、を備えた遊技機において、前記基板収納部内に、基板の周縁部を支持する枠体を設け、この枠体内に前記基板を収容配設するとともに、当該基板を、請求項1〜6のいずれか1項に記載の基板支持構造により支持した。
本発明によれば、基板の反りを防止することができるため、基板の反りによって生じるメモリやCPUなどの電気的接触不良を未然に防止することが可能となる。
本実施形態に係る基板は、板状本体の表面に、CPU、メモリ及びこれらを着脱自在に取付けるためのコネクタを設けた基板において、前記板状本体の反りを防止するために、前記板状本体の裏面に少なくとも一部を接触させて配設した帯板状の反り防止体を備えることを特徴とする。これによって、反り防止体を備えた基板とすることができ実装作業性に優れるとともに、その基板の稼動時においては振動などによる耐久性と動作信頼性に優れたものとすることができる。
上記基板の支持構造は、本実施形態においては、以下の構成としている。
すなわち、板状本体の表面に、CPU、メモリ及びこれらを着脱自在に取付けるためのコネクタを設けた基板の支持構造において、前記板状本体の反りを防止するために、当該板状本体の裏面に接触させた状態で反り防止体を配設して構成される。このような反り防止体を設けた支持構造とすることによって、CPUやメモリなどの実装部材の交換に際して板状本体に垂直方向の外力が加わったり、制御基板の自重が加わったりしても変形が生じないため、基板の変形に起因する電気的接触不良などの障害や不具合を有効に防止することができ、その動作安定性を高めることができる。
基板は、その表面にCPU、メモリ及びこれらを着脱自在に取付けるためのコネクタが設けられた板状本体を、基材となるベース基板などの枠体に取付けた構成としており、遊技機などの基板収納部に収納される。
反り防止体は、CPUやメモリがその板状本体表面に実装される基板の裏面に接触させた状態で配設される部材であって、プラスッチクや金属、ゴム又はこれらの複合材などを素材として直方体状、円盤状などに適宜形成することができる。反り防止体は、ボルトナットなどの係止部材や接着手段を介してプラスチックを主素材として撓み易い基板と、金属などの高剛性素材をからなるベース基板との間に介挿され、基板の自重やメモリなどを装着する際に加わる荷重などによって生じがちな撓みを阻止するように配設される。
本実施形態の基板の支持構造は、前記板状本体を水平方向に沿って配設したものにおいて、前記反り防止体を、前記板状本体を下方向から支持するように配設している。
これによって、より撓み易い状態の板状本体について、例えばその上方から押圧されたときの耐力をさらに高めることができ、基板の動作安定性を維持することができる。
本実施形態の基板の支持構造では、前記反り防止体を、前記板状本体の表面に設けられた前記コネクタの配設位置に対応させて配置している。
これによって、反り防止体を基板裏面に予め取付けておくことができ、ベース基板などの枠体に基板を取付ける際の実装作業を、撓みなどに気を使うことなく効率的に行うことができ、基板を内蔵する遊技機製造などにおける生産性を高めることができる。
本実施形態の基板の支持構造は、前記反り防止体を例えば矩形形状の帯板状に形成するとともに、配設位置を規定するための位置決め部を適宜位置に設け、前記板状本体と当該板状本体を支持する枠体との間の所定箇所に介設可能としている。
これによって、基板実装作業における反り防止体の取付けを効率的かつ確実に行うことができ、製造コストの低減を図ることができる。
位置決め部は、板状本体と板状本体を支持する枠体との間の所定箇所にネジやビス、ピンを介して装着される部位であり、反り防止体と一体的に形成することができるが、別体で形成して反り防止体に取付けてもよい。
本実施形態の基板の支持構造は、前記反り防止体の表面に凸状部を形成し、当該凸状部の先端部を、前記板状本体における前記コネクタの配設位置の裏面側に接触させている。
これによって、基板を効果的に支持しながら、反り防止体が基板裏面に密着するのを防止することができ、枠体などを介した熱の放散などを助長させることができる。
前記凸状部は、所定間隔を開けて対向させた一対の凸片から形成することができる。
これによって、例えば、最も反りを生じるおそれのある箇所を効率的に保持しながら、凸片間に空気流路を形成して基板と基板を支持する枠体間に効果的な冷却空気のフローを形成して、発生熱の排出を容易にして基板に実装されるCPUの動作安定性を高めることができる。
本実施形態においては、上述した基板とその支持構造を有する遊技機を提供することができる。
すなわち、少なくともCPU及びメモリを搭載した基板を収納する基板収納部と、遊技の進行状況に応じた画像を表示する表示手段と、遊技者が操作する操作手段とを具備し、前記基板により遊技の進行が制御される遊技部と、を備えた遊技機において、前記基板収納部内に、基板の周縁部を支持する枠体を設け、この枠体内に前記基板を収容配設するとともに、前記基板の支持構造により支持したものである。
かかる構成によって、パチンコ機やゲーム機などの遊技機に取付けられて遊技ゲームなどを制御する基板の安定性や信頼性を高めることができる。また、遊技機内に配置されたCPUなどの電子部材を基板上にまとめるとともに、この基板を基板収納部に収納して、遊技機周囲のホコリ等からも確実に保護することができる。さらに、通常、基板の電気接続に際しては、基板側のコネクタに多数の電線を接続したコネクタを差込むことにより行われる。この差込み時には、回路基板側に大きな力が加わることになるが、反り防止体を設けることによって、基板が大きく湾曲したり破損したりすることがなく、その動作安定性を確保することができる。
遊技機は、例えば、弾球遊技や、その他ポーカーゲームなどの前記表示手段を用いたTVゲーム機とすることができ、かかる遊技機にあっては、多数かつ多種類の電子部品がコネクタを介して基板上に実装されている。この遊技機に使用されている電子部品としては、遊技機の各種機構の制御を行うためのCPUや所定のゲームプログラムを記憶しておくメモリなどがある。このメモリは、例えば一定の確率を以って数字等を表示するようにプログラム等を記憶し、表示した数字等によって遊技機の入賞条件を変化させる場合などに使用される。
基板収納部は、この種の電子部品を組み付け基板及びこの基板を支持する枠体を収納するための部材であって、遊技機の平らな面に固定される平板状の支持板と、この支持板を覆蓋するボックス本体などからなっている。そして、基板収納部は、その支持板に電子部品搭載用の回路基板などを固定し、この回路基板のコネクタ部からの導線をボックス本体に引き出して後述する遊技部に電気的に接続されるようになっている。
表示手段は、遊技ゲームに関する演出画像やゲーム情報などを表示するための液晶表示装置などのディスプレイである。
例えば、弾球遊技の場合は、遊技盤に設けられ、遊技に関する画像の表示を可能とする表示領域を有し、この表示領域は、遊技状態に応じた演出画像を表示する演出画像表示領域を有し、所定の演出画像などを表示するとともに、装飾用の装飾画像等、各種の画像を表示することもできる。また、ポーカーゲームなどの場合には、カード画像及びその組み合わせや、このカード画像の特定組み合わせからなるポーカ役に対応したゲーム点数などが表示される。
操作手段は、弾球遊技などの場合の遊技者が操作す発射ハンドルや、その他TVゲームの場合のカード選択ボタン、ジョイスティックなどである。
遊技部は、前記基板により遊技の進行が制御される演出用の可動部材や、スピーカ、ブザーなどの音声発生部、装飾ランプや液晶パネルなどの発光部などの集合体であり、ゲーム情報を表示する液晶表示装置などの前記表示手段も含まれる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について、より詳細に説明する。図1は本実施形態に係る基板が装着される遊技機の外観を示す斜視図であり、図2は同基板が内蔵された遊技機の基板収納部及び同基板の斜視図である。図3は枠体となるベース基板に配置された基板の分解斜視図である。
本発明の一実施形態に係る遊技機10は、図1に示すように、例えばゲームセンターなどに設置され、所定のメダルなどを投入して遊技する業務用遊技機であり、例えば、ポーカーゲームが実行されるものとしている。遊技機10におけるゲームの実行プログラムやデータは基板2に実装されたメモリなどの記憶部にロードされている。そして、図1に示すように、基板2は、以下に説明する支持構造を有する基板ユニット1として遊技機10の基板収納部10aに収納固定され、その前側などに設けられた基板挿入口10bから必要に応じて着脱できるようになっている。
図1〜図3に示すように、基板ユニット1は、基板2及び、基板2が搭載されるベース基板3、これらを収納する基板収納部10aなどにより構成されている。
回路基板などからなる基板2は、硬質プラスチックを主材とするプリント基板となる板状本体の表面にCPU2a、メモリ2b,2b’などがコネクタを介して実装配置される。なお、本実施形態では、メモリ2bをROM、メモリ2b’をRAMとしている。そして、この基板2は略同面積となるベース基板3(枠体)上に、その四隅などをビス6及びスペーサ6aなどの係止具を用いて所定間隔を有して重なるように固定される。
本実施形態に係る基板2の支持構造は、CPU2aなどが搭載される基板2の裏面側中央には、略矩形板状の帯状に形成した反り防止体5が取付けられた構造である。
この反り防止体5上には、それぞれ直方体状に形成された二つの凸状部5a、5bが桂馬飛び状に対向して配置されて支持体が構成されており、反り防止体5がベース基板3と基板2との間に介挿されることで、基板中央にかかる重力や基板取り扱い時などに付加される外力をそのベース基板3によって下方から受けるように支持している。したがって、経年変化などによって基板2がその自重で撓んでしまったり、前記メモリ(RAM2b’)を増設するなででコネクタ部に挿したりする場合の荷重によって、基板2が撓んでしまい、基板2に搭載した部品の電気的接触不良などが生じることを防止することができる。
なお、凸状部5a,5bは、本実施形態では反り防止体5と一体形成したものとしているが、例えばゴムやプラスチックなどからなる部材を、反り防止体5の板状本体の所定位置に後付けしてもよい。
さらに、本実施形態では、凸状部5a、5bの基板2との接触面に凸片8を形成し、この凸片8の先端部を基板2コネクタの配設位置の裏面側に接触させるようにしている。
すなわち、凸状部5a、5b間全体と、凸状部5a,5bと各凸片8間に空気流路を形成し、基板2と基板2を支持するベース基板3間に冷却空気のフローが形成されるようにして、基板2に実装されるCPUの動作安定性を高めることができるようにしている。
反り防止体5はその両端側にベース基板3に取付けられるボルト7を挿入するためのボス孔5c,5dが位置決め部の一例として配置されている。一方のボス孔5cは反り防止体5の取付け位置を調整できるように長孔状に形成され、他方のボス孔5dは丸孔状に形成されている。また、本実施形態においては、反り防止体5が取付けられるベース基板3上にも、反り防止体5の取付けを容易にするための基板側位置決め部3aが設けられており、この基板側位置決め部3aは、L字状又はコの字状などに形成されて、反り防止体5の端部が嵌合可能になっている。
図4(a)は、ベース基板3や係止部材などからなる支持構造を有した基板2からなる基板ユニット1が収納された基板収納部10aの断面図であり、図4(b)は3枚の基板ユニット1を積層配置した変形例における基板収納部の断面図である。
一般に市販されているパソコン用マザーボードと同じように、近年、CPUの演算処理高速化などに伴いCPU冷却装置が大型化しており、そのため、経年変化や熱ダレによる反りが基板2に発生して、接続されているメモリやCPU、基板等の間に接触不良による動作エラーが生じる。この現象はゲーム機の設置環境に大きく左右され、特に海外向けマシンでは周囲温度や埃などによる環境の影響が大きい。
すなわち、データ処理の高速化によるCPUの発熱及び、それを冷却するための冷却装置の大型化により増大した重量が、直接マザーボードの基板上に作用し続けることによって基板2の反りが発生する。このような場合、マザーボードとなる基板2はCPUの周辺で大きく波打ち、メモリがコネクタから浮き上がってしまい、メモリを挿し直しても解消できないほどの反りが発生することもある。
本実施形態に係る遊技機10では、基板ユニット1を基板収納部10aに取付けているが、動作エラーの発生原因となり易いメモリコネクタ周囲を下から支えるように前述の反り防止体5を配置するような基板の支持構造としている。
なお、図4(a)に示すように、基板収納部10aの固定ケース10cにはその側壁に空気抜き孔4が設けられ、固定ケース10c内に空気フローが形成されて内部が冷却できるようになっている。
また、基板2の固定方法にもよるが一般的にビスで固定するタイプの場合には、その固定のボス部を位置決めに利用して、デリケートなマザーボードの配線を振動等で傷つけないように、配線の少ない位置に来るように形状を工夫することができる。さらに、基板2の放熱用の空間をできるだけ大きく取れるように必要最小限に抑えるようにしている。
こうして、図2や図4に示すように、基板収納部10aとなる固定ケース10cの側壁に設けた溝部10d、10eに基板2及びベース基板3の左右の側部をそれぞれ挟み込んで固定することができる。このため特別な固定部品を必要とせず、複数の基板を重ねるように配置することで基板の実装密度を高めることができる。
以下、図1に示した遊技機10の構成について、さらに説明を加える。
図示するように、遊技機10の中央部正面には、表示手段の一例である第1ディスプレイ32が設けられている。また、遊技機10の正面の第1ディスプレイ32の上部には、第2ディスプレイ33(表示手段)が設けられている。第1ディスプレイ32には、ポーカーゲームを実行するために、遊技者に配布されたカードと、配当対象となるカードのコンビネーションを示す配当表が表示される。第2ディスプレイ33は、演出画像が表示される。第1ディスプレイ32及び第2ディスプレイ33はタッチパネル式の液晶ディスプレイである。
また、遊技機10の正面右付近にはメダル投入口63が、正面下方にはメダル払出口61及びメダル受け皿67がそれぞれ設けられている。遊技者がメダル投入口63にメダルを投入することにより遊技が可能となる。遊技機10の内部には、図示しないメダル検知センサが内蔵され、遊技者が遊技機10にメダルを投入したことを検知する。また、遊技結果に従って、メダルがメダル払出口61から払い出され、メダル受け皿67に溜められる。
遊技機10の側方には、装飾ランプ36a、36bが設けられるとともに、遊技機10の上方にはスピーカ46a、46bが設けられている。装飾ランプ36a、36bはゲームの進展に応じて点灯したり、所定のインターバルで点滅したりする。また、スピーカ46a、46bは、ゲームの進展に伴った所定の効果音を発生する。
第1ディスプレイ32の下方には、遊技を進めるのに用いられる以下の各種のスイッチが配置された操作部がテーブル状に設けられている。
図中、26はBET MAXスイッチ、28はBET ONEスイッチであり、遊技者がゲームを開始するときに用いられる。BET ONEスイッチ28は、当該スイッチを押圧操作する回数に応じてゲームに投入されるメダル数を増加させる。BET MAXスイッチ26は、本実施形態ではは1度に5枚、すなわち最大数のメダルを賭けるときに用いられる。
BET MAXスイッチ26の左方には、DEALスイッチ24、及びCASH OUTスイッチ22が配置されている。また、BET MAXスイッチ26の上方には5つのHOLDスイッチ20が配置されている。
DEALスイッチ24は、遊技者がカードの表示を受けるときに用いられる。遊技者がメダル投入の操作をした後、DEALスイッチ24を押圧操作することで、配布されたカードや交換された新たなカードの画像が第1ディスプレイ32に表示される。
CASH OUTスイッチ22は、遊技機10に貯留(クレジット)されたメダルを払い戻すときに用いられる。遊技者がCASH OUTスイッチ22を押圧操作によりオンにすると、メダル受け皿67にメダルが払出される。
HOLDスイッチ20は全部で5個設けられている。HOLDスイッチ20は、第1ディスプレイ32に表示されるカードの画像の各々と対応するように配置されている。HOLDスイッチ20は、カードの表示後に、遊技者が交換せずに残しておくカードを選択するときに用いられる。遊技者が、第1ディスプレイ32に表示される5枚のカードのうち、選択したカードの下部にあるHOLDスイッチ20を押圧操作によりオンにすると、選択されたカードは交換されずに残ることとなる。
なお、本実施形態に係る遊技機10は遊技媒体としてメダルを用いているが、コイン、トークン、或いは遊技価値の情報を記憶したカードなどを使用したゲームマシンであってもよい。
本実施形態の遊技機10は、以上説明したように、遊技プログラムなどを制御する基板2における動作エラーの原因となるメモリコネクタ周囲をその下側から支えるようにスペーサ状の反り防止体5を配置した支持構造として基板収納部10aに取付けるようにしたことを要旨とするものである。これによって、メモリやCPUなどのコネクタ部などに電気的接触不良が生じるのを防止することが可能となる。
すなわち、基板2とベース基板3との間に反り防止体5を配置することで、基板2におけるデータ処理の高速化によるCPU2aなどの発熱や、このCPU2aを冷却するための冷却装置などの重量が基板2上に直接作用しても、反りなどが発生することがないように保持している。
また、遊技機10の基板収納部10aは、基板2の放熱用空間をできるだけ大きく取れるように支持構造を必要最小限に小さくするとともに、特別な固定部品を必要とすることなく基板2を基板収納部10aの固定ケース10cの側壁間に挟み込んで固定させるようにしている。さらに基板2の自重がベース基板3の面に対して均等にかかるようにしているため、その実装時においては通常の平置きや縦置きの配置のように基板2の位置ズレを少なくして実装作業の効率化を図ることができる。
さらに、フレキシブルな基板の裏面側にベース基板を配置し、ボルトやビスなどの係止具が挿入されるボス孔の挿通端を基板の裏面側に配置することで、基板をベース基板に固定するので、その固定作業が簡単でかつ固定強度も高いものとすることができる。
しかも、既に反りが発生した基板2に、基板の支持構造を適用することで、基板2自体の反りを矯正する効果もある。こうして基板側コネクタに多数のケーブル類を接続したコネクタが差込まれる時に、この基板が支持部となる反り防止体5によって支持されるため、基板が湾曲したり破損したりすることがなく、基板上の電気的接続の不良や断線というトラブルを防止できる。
また、基板2とベース基板3とを組み付けた状態で基板収納部10aの固定ケース10c側面に空気抜き孔4が設けられているので、冷却効果に優れたものとすることができ、動作信頼性に優れた制御装置とすることができる。
さらにフレキシブルな基板2に引き抜き力,曲げ応力などが加わるとその応力は長孔状のボス孔あるいはベース基板3の周縁のみに加わり、しかも反り防止体5における凸状部5a、5bをゴムなどの弾性素材で形成することによって、その機械的衝撃を吸収できるため、断線などがなく耐久性に優れたものとすることができる。
また、複数の基板2を多段配置した場合でも(図4(b)参照)、基板収納部10aからの基板の脱着が容易であり、また金属露出部分を各基板のパターン面から一定距離に離しておくことができ、静電気などの影響を受けにくい利点もある。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
本発明は、基板裏面にその変形を防止する反り防止体を設けたことを要旨とするものであり、これに該当するものは本発明の権利範囲に属する。例えば、本実施形態においては、遊技機としてポーカーゲームマシンを例に本発明を適用したが、パチスロ遊技機、パチンコ遊技機などに適用してもよい。
また、凸状部5a、5bの基板2との接触面に凸片8を設けた構成としたが、この凸片8は廃止してもよい。
実施形態に係る基板が装着される遊技機の斜視図である。 同基板が内蔵された遊技機の基板収納部及び同基板の斜視図である。 枠体となるベース基板に配置された基板の分解斜視図である。 基板が収納された基板収納部の断面図及びその変形例を示す断面図である。
符号の説明
1 基板の支持構造
2 基板
2a CPU
2b,2b’ メモリ
3 ベース基板(枠体)
3a 基板側位置決め部
4 空気抜き孔
5 反り防止体
5a、5b 凸状部(支持体)
5c、5d ボス孔(位置決め部)
6 ビス
8 凸片
10 遊技機
10a 基板収納部
10b 基板挿入口
10c 固定ケース
10d、10e 溝部

Claims (8)

  1. 板状本体の表面に、CPU、メモリ及びこれらを着脱自在に取付けるためのコネクタを設けた基板の支持構造において、
    前記板状本体の反りを防止するために、当該板状本体の裏面に接触させた状態で反り防止体を配設したことを特徴とする基板の支持構造。
  2. 前記板状本体を水平方向に沿って配設するとともに、前記反り防止体を、前記板状本体を下方向から支持するように配設したことを特徴とする請求項1記載の基板の支持構造。
  3. 前記反り防止体を、前記板状本体の表面に設けられた前記コネクタの配設位置に対応させて配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の基板の支持構造。
  4. 前記反り防止体を帯板状に形成するとともに、配設位置を規定するための位置決め部を設け、前記板状本体と当該板状本体を支持する枠体との間の所定箇所に介設可能としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の基板の支持構造。
  5. 前記反り防止体の表面に凸状部を形成し、当該凸状部の先端部を、前記板状本体における前記コネクタの配設位置の裏面側に接触させたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の基板の支持構造。
  6. 前記凸状部を、所定間隔を開けて対向させた一対の凸片から形成したことを特徴とする請求項5記載の基板の支持構造。
  7. 板状本体の表面に、CPU、メモリ及びこれらを着脱自在に取付けるためのコネクタを設けた基板において、
    前記板状本体の反りを防止するために、前記板状本体の裏面に少なくとも一部を接触させて配設した帯板状の反り防止体を備えることを特徴とする基板。
  8. 少なくともCPU及びメモリを搭載した基板を収納する基板収納部と、
    遊技の進行状況に応じた画像を表示する表示手段と、遊技者が操作する操作手段とを具備し、前記基板により遊技の進行が制御される遊技部と、
    を備えた遊技機において、
    前記基板収納部内に、基板の周縁部を支持する枠体を設け、この枠体内に前記基板を収容配設するとともに、当該基板を、請求項1〜6のいずれか1項に記載の基板支持構造により支持したことを特徴とする遊技機。
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