JP5024504B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関する。特に、基板ケースに収容された制御基板に配設されている電気部品の温度を調整する技術に関する。
パチンコ機等の遊技機には、種々の制御回路が設けられている。通常、これらの制御回路は、集積回路として形成され、制御基板に配設される。そして、制御基板は、基板ケース(基板ボックス)に収容される。
ここで、制御回路が内蔵されている集積回路は、動作電流によって発熱し、温度が上昇する。集積回路の温度が上昇すると、制御回路が異常動作する虞がある。このため、集積回路から発生する熱を放熱するための対策が講じられている。
例えば、基板ケースに放熱孔を形成する方法や集積回路から発生した熱を放熱する放熱部材を設ける方法が用いられている。また、集積回路から発生した熱を放熱する放熱部材の一部を基板ケースから露出させる方法も用いられている。(特許文献1参照)
特開平10−179884号公報
近年、制御回路でのデータ処理量の増大とともに、制御回路を内蔵する集積回路から発生する発熱量も増大している。例えば、表示による演出を行う液晶表示装置に表示する表示内容の高度化や複雑化にともなって、表示制御回路や画像処理回路等の液晶表示装置を動作させるための制御回路を内蔵する集積回路から発生する発熱量が増大している。
このようなデータ処理量の増大に伴う集積回路からの発熱量の増大に対して、前述した方法(基板ケースに放熱孔を形成する方法、放熱部材を用いる方法、放熱部材の一部を基板ケースから露出させる方法)では、集積回路の温度上昇を十分に抑制することができなくなっている。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、基板ケース内の制御基板に配設されている冷却対象電気部品の温度上昇抑制効果を高めることができる遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための本発明の第1発明は、請求項1に記載された構成を備えている。
本発明の遊技機は、遊技演出装置を動作させる処理を実行するための電気部品と、電気部品が配設されている基板と、基板を収容する基板ケースを有している。そして、基板ケース内の基板に配設されている電気部品が不正な電気部品に交換されたことあるいは基板に不正な電気部品が配設されていることを容易に発見することができるようにするために、基板に配設される電気部品のうちの少なくとも一つの電気部品に情報が表示されているとともに、少なくとも一つの電気部品に表示されている情報を、基板ケースのケース面を通して基板ケースの外側から視認可能に構成されている。
遊技演出装置としては、遊技機の種類や遊技方法に応じた遊技演出装置が用いられる。例えば、パチンコ機では、画像情報の表示による演出を行う液晶表示装置等の表示装置、音による演出を行うスピーカ等の音発生装置、光による演出を行うLED等の光発生装置が用いられる。
遊技演出装置を動作させる処理を実行するための電気部品には、制御回路、処理回路、抵抗等の素子が含まれる。制御回路や処理回路は、通常、集積回路として構成される。制御回路としては、例えば、種々の主制御信号を出力するための制御処理を実行する主制御回路、画像処理回路(例えば、VDP)に出力する表示制御信号を生成するための表示制御処理を実行する表示制御回路、音発生装置から音を発生させるための音制御信号を作成する音制御処理を実行する音制御回路、光発生装置を点灯あるいは消灯させるための光制御信号を作成するランプ制御処理を実行するランプ制御回路、また、表示制御処理、音制御処理、光制御処理を実行する副制御回路等が対応する。処理回路としては、例えば、液晶表示装置等の表示装置に表示させる画像情報を作成する画像情報作成処理を実行する画像処理回路(例えば、VDP)が対応する。遊技演出装置を動作させる処理を実行するための抵抗等の素子としては、例えば、ノイズ除去処理や電圧レベル調整処理等を実行する抵抗等が対応する。
電気部品が配設された基板としては、種々の基板が用いられる。例えば、主制御回路を内蔵する集積回路が電気部品として配設された主制御基板、表示制御回路を内蔵する集積回路や画像処理回路を内蔵する集積回路が電気部品として配設された表示制御基板、音制御回路を内蔵する集積回路が電気部品として配設された音制御基板、ランプ制御回路を内蔵する集積回路が電気部品として配設されたランプ制御基板、また、副制御回路を内蔵する集積回路が電気部品として配設された副制御基板等が用いられる。抵抗等の素子は、通常、制御回路を内蔵する集積回路、処理回路を内蔵する集積回路とともに基板に配設される。
基板ケースに収容する基板の種類や数は適宜選択することができる。例えば、基板ケースに主制御基板を収容して主制御基板ケースを構成し、あるいは、基板ケースに表示制御基板を収容して表示制御基板ケースを構成し、あるいは、基板ケースに副制御基板を収容して副制御基板ケースを構成することができる。
電気部品に表示される情報としては、例えば、電気部品の製品番号、型番、名称、製造会社名等が用いられる。また、電気部品に情報を表示する方法としては、種々の方法を用いることができる。例えば、電気部品の表面に情報を印刷する方法、電気部品の表面を情報に応じて加工する方法、情報が印刷されたシールを電気部品の表面に貼り付ける方法等を用いることができる。
「基板が基板ケースに収容されている状態で、少なくとも一つの電気部品に表示されている情報を基板ケースのケース面を通して視認可能に構成されている」という記載は、基板ケースが、基板ケース内の基板に配設されている少なくとも一つの電気部品(集積回路や素子等)に表示されている情報の内容を理解できる程度の透明性を有している構成を意味している。
なお、複数の電気部品に情報が表示されていてもよい。この場合には、複数の電気部品それぞれに表示されている情報を視認可能に構成する(例えば、基板上の配置位置や向き等を選択する)のが好ましい。
また、温度上昇を抑制する必要がある電気部品(冷却対象電気部品)を冷却するための冷却風を送る送風ファンを備えている。送付ファンは、少なくとも一つの冷却対象電気部品に冷却風を送ることができるように設けられる。
本発明では、送風ファンは、基板ケースに設けられている。これにより、基板上に配設される電気部品の配設態様(配設パターン)を変更する必要がない。送風ファンは、基板ケースの外側に設けるのが好ましい。
この場合、送風ファンの配置位置として、電気部品の温度上昇を効果的に抑制することができる配置位置(作動位置)が存在する。遊技機に設けられている基板ケースでは、一つの冷却対象電気部品を送風ファンで冷却する場合には、例えば、冷却対象電気部品と対向する位置(例えば、基板の基板面上の冷却対象電気部品の配設位置から、当該基板面に直交する方向の位置)が、冷却対象電気部品の温度上昇を効果的に抑制することができる作動位置となる。また、複数の冷却対象電気部品を送風ファンで冷却する場合には、例えば、複数の冷却対象電気部品の中間位置と対向する位置が、冷却対象電気部品の温度上昇を効果的に抑制することができる作動位置となる。
しかしながら、送風ファンをこのような作動位置に配置した場合、基板に配設されている電気部品に表示されている情報の視認が、送風ファンによって妨げられることがある。例えば、冷却対象電気部品に情報が表示されており、送風ファンが作動位置に配置された時に、送風ファンによって、冷却対象電気部品に表示されている情報の視認が妨げられることがある。
このため、本発明では、送風ファンを、基板に配設されている冷却対象電気部品と対向するケース面(例えば、冷却対象電気部品が配設されている基板面に直角な方向に配置されているケース面)に沿って移動可能に支持する移動支持機構を備えている。移動支持機構は、送風ファンを、冷却対象電気部品の温度上昇を効果的に抑制することができる作動位置と、作動位置から外れた待機位置に移動可能に構成されている。待機位置は、送風ファンが作動位置に配置された時に、送風ファンによって視認が妨げられている、冷却対象電気部品に表示されている情報を、送風ファンによる妨げなしに視認することができる位置に設定される。
「基板ケースのケース面」は、基板ケースの外側ケース面でもよいし内側ケース面でもよい。「基板ケースのケース面に沿って移動可能」という記載は、厳密にケース面(外側ケース面あるいは内側ケース面)に沿って移動可能である構成だけでなく、概略ケース面に沿って移動可能である構成も含む。
請求項1に記載の遊技機では、基板ケース内の基板に配設されている冷却対象電気部品の温度上昇を抑制する送風ファンを、基板ケースのケース面に設けている。これにより、基板ケース内の基板に配設されている冷却対象電気部品の温度上昇抑制効果を高めることができる。また、送付ファンを、冷却対象電気部品に冷却風を送る作動位置と、作動位置から外れており、ケース面を通した基板ケースの外側からの冷却対象電気部品に表示されている情報の視認性が作動位置よりもよい待機位置に移動可能に設けている。これにより、送風ファンを移動させることによって、送風ファンの妨げなしに、冷却対象電気部品に表示されている情報を視認することが可能となる。
したがって、不正防止効果を高めながら、基板ケース内の基板に配設されている冷却対象電気部品の温度上昇抑制効果を高めることができる。
以下に、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
本発明をパチンコ機として構成した実施の形態の制御系の概略構成を図1に示す。
本実施の形態のパチンコ機は、主制御基板10、副制御基板20、表示制御基板30等を有している。パチンコ機は、これ以外にも、賞球制御基板等の種々の制御基板を有している。
主制御基板10には、主制御回路11、ROMやRAMを含む記憶回路12等が配設されている。通常、主制御回路11と記憶回路12は、制御用集積回路(制御用IC)として構成される。
主制御回路11には、種々の入力信号が入力される。例えば、遊技球が始動入賞装置に入球したことを示す始動入賞球検出信号、遊技球が一般入賞口に入球したことを示す一般入賞球検出信号、遊技球が大入賞装置に入球したことを示す大入賞球検出信号等が入力される。
主制御回路11は、入力信号と、記憶回路12に書き込まれている情報(例えば、制御プログラムや各種の乱数発生プログラム等のプログラムや制御データ等の記憶情報)に基づいて主制御信号を出力する主制御処理を実行する。
例えば、主制御回路11は、始動入賞球検出信号が入力されると、当たり判定用乱数を読み取り、読み取った当たり判定用乱数が当たり値と一致するか否かを判定する(抽選手段により抽選を行う)。また、変動表示時間判定用乱数を読み取る。そして、特別図柄表示装置15を駆動する表示装置駆動信号を主制御信号として出力し、特別図柄を用いて抽選結果を表示する。例えば、当たり判定用乱数が当たり値と一致する場合(抽選結果が当たりである場合)には、特別図柄表示装置15に、特別図柄を、変動表示時間判定用乱数に対応する変動表示時間の間変動表示させた後、当たり特別図柄を停止表示させる。一方、当たり判定用乱数が当たり値と一致しない場合(抽選結果がはずれである場合)には、特別図柄表示装置15に、特別図柄を、変動表示時間判定用乱数に対応する変動表示時間の間変動表示させた後、はずれ特別図柄を停止表示させる。
特別図柄表示装置15としては、処理負担が軽いLED等により構成される表示装置が用いられる。
さらに、主制御回路11は、抽選結果と変動表示時間(当たり判定用乱数と変動表示時間判定用乱数)を示す主コマンド信号を主制御信号として副制御回路21に出力する。
また、主制御回路11は、当たり判定用乱数が当たり値と一致した場合(抽選結果が当たりである場合)には、変動表示時間経過後、大入賞口を開閉する大入賞口開閉部材を開制御する大入賞口制御信号を主制御信号として出力し、遊技者に有利な大当たり遊技状態を発生させる。同時に、大当たり遊技状態に対応する演出を行うことを指示する主コマンド信号を主制御信号として副制御回路21に出力する。大当たり遊技状態は、設定時間が経過したこと、あるいは、設定数の遊技球が大入賞口に入球したことにより終了する。
また、主制御回路11は、始動入賞球検出信号、一般入賞球検出信号、大入賞球検出信号が入力されると、それぞれに対応した数の遊技球を払い出すことを指示する主コマンド信号を主制御信号として賞球制御回路(図示省略)に出力する。
なお、主制御回路11は、これ以外の種々の制御を行う。
副制御基板20には、副制御回路21、ROMやRAMを含む記憶回路22、音源IC23、ランプ駆動回路25等が配設されている。
副制御回路21は、主制御回路11から出力される主制御信号(抽選結果情報や変動表示時間情報を示す主コマンド信号等)と、記憶回路22のROMに書き込まれている情報(例えば、制御プログラムや各種の乱数発生プログラム等のプログラムや制御データ等の記憶情報)に基づいて、副制御信号を出力する副制御処理を実行する。
例えば、主制御回路11から出力された主コマンド信号が、抽選結果が当たりであることを示している場合(当たり判定用乱数が当たり値と一致する場合)には、当たり図柄用乱数を読み取るとともに、主コマンド信号で示される変動表示時間(変動表示時間判定用乱数で示される変動表示時間)に対応する当たり図柄変動パターン用乱数を読み取る。そして、読み取った当たり図柄用乱数と当たり図柄変動パターン用乱数により、装飾図柄表示装置35に表示する装飾図柄と変動パターンを決定する。一方、主コマンド信号が、抽選結果がはずれであることを示している場合(当たり判定用乱数が当たり値と一致しない場合)には、はずれ図柄判定用乱数を読み取るとともに、主コマンド信号で示される変動表示時間に対応するはずれ図柄変動パターン用乱数を読み取る。そして、読み取ったはずれ図柄用乱数とはずれ図柄変動パターン用乱数により、装飾図柄表示装置35に表示する装飾図柄と変動パターンを決定する。
そして、決定した装飾図柄(当たり図柄あるいははずれ図柄)を示す図柄情報と変動パターン(当たり図柄変動パターンあるいははずれ図柄変動パターン)を示す変動パターン情報を含む表示コマンド信号(副コマンド信号)を副制御信号として表示制御回路31に出力する。
装飾図柄表示装置35としては、種々の演出表示を行うことができる液晶表示装置等が用いられる。
また、決定した変動パターンに応じた音による演出を行うために、決定した変動パターンを示す変動パターン情報を含む副コマンド信号(音コマンド信号)を副制御信号として音源IC23に出力する。音源IC23は、音制御回路と音制御用記憶回路を有しており、入力された副コマンド信号(音コマンド信号)と、音制御用記憶回路に記憶されている情報に基づいてスピーカ(音発生装置)24を駆動する音制御信号を出力し、変動パターンに対応した音をスピーカ24から発生させる。
また、決定した変動パターンに応じた光による演出を行うために、決定した変動パターンに応じたランプ制御信号を副制御信号としてランプ駆動回路25に出力する。ランプ駆動回路25は、入力されたランプ制御信号に基づいてランプ27を制御するランプ制御信号を出力し、ランプ27を変動パターンに対応させて点灯あるいは消灯する。ランプ27としては、例えば、LEDが用いられる。
なお、装飾図柄表示装置35の装飾図柄の変動表示時間は、主制御回路11で判定された、特別図柄表示装置15の変動表示時間と一致する。したがって、特別図柄表示装置15による特別図柄の変動表示の開始時点及び終了時点と、装飾図柄表示装置35に表示される装飾図柄の変動表示の開始時点及び終了時点は一致する。
表示制御基板30には、表示制御回路31、ROMやRAMを含む記憶回路32、VDP(ビデオディスプレイプロセッサ)(画像処理回路)33、ROMやRAMを含む記憶回路34等が配設されている。記憶回路32のROMには、表示制御プログラム等が記憶されている。記憶回路34のROMには、装飾図柄画像情報、キャラクタ画像情報、背景画像情報等が記憶されている。記憶回路34のRAMには、装飾図柄表示装置35の表示画面用のビットマップデータが記憶される。
表示制御回路31は、副制御回路21から出力された副制御信号、例えば、図柄情報や変動パターン情報等を含む副コマンド信号(表示コマンド信号)と、記憶回路32のROMに記憶されている情報(例えば、装飾図柄表示装置35に所定の変動パターンを表示させるための制御プログラム等の記憶情報)に基づいて、表示制御信号をVDP33に出力する表示制御処理を実行する。
VDP33は、入力された表示制御信号に基づいて、記憶回路34のROMから装飾図柄画像情報、キャラクタ画像情報や背景画像情報等を読み出し、読み出した各画像情報を、大きさや配設位置を調整しながら合成することによって表示画面に対応するビットマップデータを作成し、記憶回路34のRAMに書き込む。そして、RAMに書き込まれているビットマップデータに対応する画像情報を装飾図柄表示装置35に表示する制御信号を出力する。
本実施の形態では、装飾図柄表示装置、スピーカ(音発生装置)24、ランプ(光発光装置)26、特別図柄表示装置15等が本発明の「遊技演出装置」に対応し、主制御回路11、副制御回路21、表示制御回路31、VDP33、音源IC23に設けられている音制御回路等が本発明の「遊技演出装置を動作させる処理を実行するための電気部品」に対応し、主制御基板10、副制御基板20、表示制御基板30等が本発明の「基板」に対応する。
次に、本実施の形態で用いる、制御基板を収容する基板ケース100(「基板ボックス」ともいう)を図2〜図7を用いて説明する。なお、図2及び図3は、基板ケース100の構成を示す図であり、図4は、図3のIV−IV線矢視図であり、図5は、図4のV−V線矢視図であり、図6は、図4のVI−VI線矢視図である。また、図7は、送風装置150の移動状態を示す図である。
以下では、表示制御基板30を収容する基板ケース(表示制御基板ケース)について説明し、また、表示制御基板30に配設されている電気部品のうち、情報が表示されている、表示制御回路31を内蔵する集積回路あるいはVDP33を内蔵する集積回路131を、送風装置150により冷却する冷却対象電気部品として選択している場合について説明する。
基板ケース100内に収容される制御基板130は、基板面130Aと130Bを有している。本実施の形態では、制御基板130の基板面130Aに、制御回路(表示制御回路31あるいはVDP33)を内蔵する集積回路131と、電源線や信号線が接続されているソケットを接続するためのコネクタ132a、132bが配設されている。集積回路131には、製品番号、型番、名称、製造会社名等の情報131aが表示されている。情報131aの表示方法としては、例えば、情報131aが印刷されたシールを集積回路131の表面に貼り付ける方法、集積回路131の表面に情報131aを印刷する方法、集積回路131の表面を、情報131aに応じた形状に加工する(情報131aを視認可能な形状に加工する)方法等を用いることができる。
なお、実際には、制御基板130には、これ以外の多くの電気部品が配設されている。例えば、制御回路、処理回路、記憶回路や素子等を内蔵する集積回路、抵抗等の素子、配線パターン、コネクタ等が配設される。また、通常、各電気部品として、情報が表示されている電気部品が用いられる。
本発明の「基板」は、これらの電気部品のいずれかが配設された基板を含む。
以下では、冷却対象電気部品(温度調整対象電気部品)である集積回路131が配設されている基板面130Aを、「配設基板面130A」という。
制御基板130を収容する基板ケース100は、ケース本体110と、カバー120により構成されている。
ケース本体110は、底部110aと、底部110aの周囲に設けられている壁部110b、壁部110bの周囲に設けられている突部111、112を有している。底部110aと壁部110bにより、ケース本体110の内側に凹部が形成されている。壁部110bには段差状の取附部110cが形成されており、この取付部110bに制御基板130が配置される。制御基板130は、ビス等によって、ケース本体110に固定される。
また、突部111、112には、孔111a、112aが形成されている。孔111a、112aには、後述するビス123に形成されているネジ部と係合する係合部111b、112bが形成されている(図4参照)。
カバー120は、天井部120aと、天井部120aの周囲に設けられている壁部120bと、壁部120bに設けられている鍔部120c突部121、122を有している。天井部120aと壁部120bにより、カバー120の内側に凹部が形成される。また、突部121、122には、孔121a、122aが形成されている。また、鍔部120cには、ケース本体110に固定された制御基板130の配設基板面130Aに配設されているコネクタ132a、132bに対応する位置に、開口125a、125bが形成されている。
天井部120aは、カバー120の外側に形成されている外側天井面120Aと、カバー120の内側に形成されている内側天井面120Bを有している。本実施の形態では、外側天井面120Aと内側天上面120Bは、略平行に形成されている。なお、ケース本体110の底部110a、壁部110b、カバー120の壁部120bも、同様に、外側底面と内側底面、外側壁面と内側壁面を有している。
本実施の形態では、外側天井面120A、外側底面、外側壁面が本発明の「基板ケースの外側ケース面」あるいは「基板ケースのケース面」に対応し、内側天井面120B、内側底面、内側壁面が本発明の「基板ケースのケース面」あるいは「基板ケースのケース面」に対応する。
基板ケース100を構成する場合には、ケース本体110の取付部110bに制御基板130を配置した状態で、カバー120を位置合わせして重ねる。
そして、カバー120の突部121の孔121aにビス123を挿入し、ビス123に形成されているネジ部を、カバー本体110の突部111の孔111aに形成されている係合部111bに締め付ける。同様に、カバー120の突部122の孔122aにビス123を挿入し、ビス123に形成されているネジ部を、カバー本体110の突部112の孔112aに形成されている係合部112bに締め付ける。
ビス123はワンウェイタイプであるため、一旦締め付けると外れない。これにより、突部121と111及び122と112によって封印部が構成され、基板ケース100は封印状態となる。封印状態を解除するには、突部121と111のいずれか及び突部122と112のいずれかを壊す必要がある、
このような封印部を設けることにより、封印された基板ケース100が開けられた場合に、基板ケース100が開けられたことを示す痕跡が残る。これにより、基板ケース100に対する不正(基板ケース内の電気部品を不正な電気部品に交換する不正、基板ケース内に不正な電気部品を配設する不正等)の発見が容易となり、また、不正の防止効果も期待することができる。
なお、突部111、112、121、122を複数設けることもできる。この場合には、各1組の突部を用いて基板ケース100を封印状態に設定する。そして、封印状態を解除した場合には、他の組の突部を用いて再度封印状態に設定する。これにより、基板ケース100を再利用することができる。
次に、基板ケース100内の制御基板130に配設されている集積回路131の温度上昇を抑制するための送風装置150について説明する。
ここで、送風装置150を設けるに際し、設計変更(例えば、制御基板130の基板面上に配設される電気部品の配置態様の変更)を最小限に抑えるには、送風装置150を基板ケース100に設けるのが好ましい。
また、基板ケース100内の制御基板130に配設されている集積回路に、基板ケース100に設けた送風装置150から冷却風を送風する場合には、送風装置150を、集積回路131の直上に配置することにより、冷却効果を高めることができる。この場合、基板ケース100の、集積回路131の直上の配置位置は、集積回路131が配設されている配設基板面130Aと対向している(配設基板面130Aと直交する方向に配置されている)天井部120aの、集積回路131と対向する位置(集積回路131の配設位置から、集積回路が配設されている配設基板面130Aに直交する方向に沿った位置)が対応する。特に、集積回路131としてDIP(Dual In-line Package)型(横型)の集積回路を用いている場合には、制御基板130の配設基板面130Aに対向する集積回路131の面の面積が大きいため、冷却効果をより高めることができる。
一方、送風装置150を集積回路131の直上に配置した場合には、送風装置150が妨げになり、カバー120の天井部120aの外側(図4の上方)から、基板ケース100内の制御基板130に配設されている集積回路131に表示されている情報131aを視認することができないことがある。
遊技機では、不正を防止するために、基板ケース内の基板に配設されている電気部品(集積回路や素子等)に表示されている情報を視認可能に構成される。ここで、基板ケースは遊技機の裏側の狭い領域に配置されるため、基板ケース100のカバー120の天井部120aのケース面を通して、すなわち、電気部品の直上の位置から、電気部品に表示されている情報を視認可能に構成される。好適には、電気部品が表示されている箇所(表示箇所)が基板面に対向しないように(例えば、表示箇所が基板面と反対側に配置されるように)、電気部品が基板に配設される。このため、送風装置150が集積回路131の直上に配置されると、集積回路131に表示されている情報を視認するのが困難となる。
そこで、本実施の形態では、送風装置150を、集積回路131の冷却効果は高いが、集積回路131に表示されている情報131aの視認性がよくない(送風装置150が妨げになって見難い)、集積回路131の直上の配置位置、すなわち、集積回路131に対する作動位置(以下、簡略化して「作動位置」という)、集積回路131に表示されている情報131aの視認性がよい(直上の位置から視認することができる)、作動位置から外れた配置位置、すなわち、集積回路131に対する待機位置(以下、簡略化して「待機位置」という)に移動可能に、基板ケース100のカバー120の天井部120aに設けている。
これにより、集積回路131を冷却する場合には、送風装置150を作動位置に配置し、集積回路131を効果的に冷却する。一方、集積回路131が真正であるか否か等を確認する場合には、送風装置150を待機位置に移動させ、集積回路131に表示されている情報131aを視認する。
なお、集積回路131と異なる電気部品に情報が表示されている場合、この電気部品の情報の視認に関しては、送風装置150を集積回路131(冷却対象電気部品)に対する作動位置に配置した場合には視認が容易であるが、送風装置150を集積回路131に対する待機位置に配置した場合には、視認が困難となることもある。したがって、送風装置150は、基板130に配設されている各電気部品に表示されている情報を、送風装置150による妨げなしに視認することができるように移動可能に設けるのが好ましい。
送風装置150を、基板ケース100に移動可能に支持する移動支持機構を以下に説明する。
基板ケース100のカバー120の天井部120aには、天井部120aの外側天井面120Aと内側天井面120Bを連通する、2つの案内溝126aと126bが平行に形成されている。案内溝126a、126bの配設位置及び長さは、送風装置150の移動案内部153a〜153dを案内溝126a、126bに挿入した状態で、送風装置150を作動位置と待機位置に配置可能に設定されている。例えば、図7に示すように、送風装置150の送風ファン152が、集積回路131の直上に配置された作動位置(X)と、作動位置(X)から左方向の待機位置(Y1)あるいは右方向の待機位置(Y2)に配置可能に設定する。勿論、一方の待機位置にのみ配置可能に設定してもよい。また、案内溝126a、126bの配置方向は、図3〜図7に示した方向に限定されず、適宜の方向に設定することができる。また、案内溝126a、126bの幅は、送風装置150の移動案内部153a〜153dの挿入性や移動案内部153a〜153dを案内溝126a、126bに挿入した状態での送風装置150の移動性等を考慮して決定される。
本実施の形態では、送風装置150の本体部151(送風ファン152)は、カバー120の天井部120aの外側天井面120Aに沿って移動するように構成されている。このため、天井部120aには、送風装置150が作動位置(X)に配置された時に、送風ファン152と対向する位置に、外側天井面120Aと内側天井面120bを連通する複数の連通孔120dが形成されている。これにより、送風ファン152から、天井部120aに形成されている連通孔120dを介して、基板ケース100内の制御基板130に配設されている集積回路131に冷却風が送られる。
なお、基板ケース100内の熱を放熱するために、基板ケース100の他の箇所にも連通孔120dを形成してもよい。
また、天井部120aの外側天井面120Aには、送風装置150を作動位置に位置決めするための位置決め凹部127a、127bが形成されている。
また、送風装置150の移動を容易にするために、カバー120aの外側天井面120Aに案内壁128を設けることもできる。案内壁128の間隔は、送風装置150の本体部151の幅より少し長く設定する。
送風装置150は、本体部(送風ファン支持部)151と、本体部151に回転可能に支持されている送風ファン152と、本体部151に設けられている4個の移動案内部153a〜153dと2個の位置決め突部(図5、図6参照)154a、154bを有している。
本実施の形態では、送風装置150を天井部120aの外側天井面に配設するため、移動案内部153a〜153dと位置決め突部154a、154bを、本体部151から、送風ファン152の送風方向(図5、図6の上から下に向う方向)に延びるように設けられている。移動案内部153a〜153dと位置決め突部154a、154bの配設位置や配設方向は、本体部151の配設態様に応じて適宜変更可能である。
移動案内部153a〜153dは、案内溝126a、126bに挿入可能であり、送風装置150の本体部151を天井部120aの外側天井面120A上に支持した状態で、外側天井面120A上を案内溝126a、126bに沿って移動可能に構成されている。
移動案内部153a〜153dは、移動案内部153aと53bの配列方向と、移動案内部153cと153dの配列方向が平行となり、両配列方向の間の間隔が案内溝126aと126bの間に間隔と略等しくなるように設けられている。
移動案内部153aは、本体部151から、送風ファン152の送風方向(図4では上から下に向う方向)に延びている。移動案内部153aは、送風装置150の移動方向(図3の矢印方向、図5及び図6の左右方向)に直角な断面形状が、案内面A及びD、係止面B、傾斜面Cを有する楔形状に形成されている。案内面AとDは平行に形成されており、係止面Bは、案内面Aと略直角に形成されている。案内面A、Dによって、移動案内部153aは案内溝126aに沿って案内される。係止面Bは、移動案内部153aの傾斜面Cが案内溝126aを貫通すると、天井部120aの内側天井面120Bに係止される。これにより、移動案内部153aが案内溝126aから抜け出るのが防止される。本体部151と係止面Bとの間の長さは、係止面Bが内側天井面120Bに係止した状態で本体部151を安定して支持することができるように設定される。傾斜面Cは、係止面Bの内側天井面120Bへの係止を容易にするためのものである。
移動案内部153a〜153dは、移動案内部153a及び153bの送風装置150の移動方向に直角な断面形状(図5、図6参照)と、移動案内部153c及び153dの送風装置150の移動方向に直角な断面形状が、送風装置150の移動方向から見て線対称となるように形成されている点が異なるだけで、同様の構成である。
なお、移動案内部153a〜153dの先端部(傾斜面C)を案内溝126a、126bに挿入した時に、係止面Bが内側天井面120Bに係止されるように、移動案内部153aと153cの配列方向と、移動案内部153bと153dの配列方向との間の間隔と、案内溝126aと126bの間の間隔を設定するのが好ましい。
位置決め突部154a、154bの先端部は、曲面形状に形成されているとともに、天井部120aの外側天井面120Aに形成されている位置決め凹部127a、127bに挿入可能に形成されている。また、位置決め突部154a、154bは、弾性部材(例えば、スプリング)の弾性力によって、本体部151から延びる方向の力を受けている。
これにより、送風装置150が作動位置(X)(図7参照)以外の位置に配置されている時には、図5に示すように、位置決め突部154a、154bの先端部は、天井部120aの外側天井面120Aに当接している。この場合、位置決め突部154a、154bの先端部が外側天井面120Aに当接した状態で、送風装置150は移動する。
そして、送風装置150が作動位置(X)に配置されると、弾性力によって、位置決め突部154a、154bの先端部が位置決め凹部127a、127bに挿入される。これにより、送風装置150は、作動位置(X)に位置決めされる。ここで、位置決め突部154a、154bの先端部が位置決め凹部127a、127bに挿入されると、送風装置150を操作する力が変化する(クリック力あるいは節度力が変化する)。これにより、送風装置150の操作力の変化によって、送風装置150が作動位置(X)に配置されたことを容易に判別することができる。
なお、送風装置150が作動位置(X)に配置され、位置決め突部154a、154bの先端部が位置決め凹部127a、127bに挿入されている状態から送風装置150を容易に移動させることができるように、位置決め突部154a、154bの先端部の形状や位置決め凹部127a、127bの形状を設定するのが好ましい。
以上のように、本実施の形態では、基板ケース100内の制御基板130に配設されている集積回路131を冷却する場合には、カバー120の天井部120aに形成されている案内溝126a、126bに沿って送風装置150を作動位置に移動させる。この時、位置決め突部154a、154bの先端部が位置決め凹部127a、127bに挿入されることによる送風装置150の操作力の変化によって、送風装置150が作動位置に位置決めされたことを容易に判別することができる。そして、送風装置を作動位置に配置することにより、送風ファン152から、天井部120aに形成されている連通孔120Dを介して集積回路131に冷却風が送られる。これにより、集積回路131を効果的に冷却することができる。
また、基板ケース100内の制御基板130に配設されている集積回路131に表示されている情報131aを確認する場合には、カバー120の天井部120aに形成されている案内溝126a、126bに沿って送風装置150を待機位置に移動させる。これにより、基板ケース100内の制御基板130に配設されている集積回路131に表示されている131aを、集積回路131の直上の位置から容易に視認することができる。
次に、送風装置を基板ケースに移動可能に支持する他の構成の移動支持機構を用いた第2の実施の形態を図8〜図10に示す。なお、図8は、本実施の形態で用いる基板ケース200の構成を示す図であり、図9は、図8のIX−IX線矢視図であり、図10は、図8のX−X線矢視図である。
本実施の形態では、集積回路231が配設されている制御基板230を収容する基板ケース200は、第1の実施の形態と同様に、ケース本体210とカバー220により構成されている。また、カバー220の天井部220aには、2つの案内溝226a、226bと、2つの位置決め凹部227a、227bが形成されている。
また、カバー220の天井部220aには、送風装置250が作動位置に配置された時に送風ファン252が対向する箇所に複数の連通孔220dが形成されている。
なお、天井部220aの外側天井面220Aに、送風装置250の移動を案内する案内壁228を設けることもできる。
送風装置250は、本体部251と、本体部251に支持されている送風ファン252を有している。
本体部251には、孔253a〜253dが形成されている。孔253a〜253dは、孔253aと253bの配列方向と、孔253cと253dの配列方向の間隔が、案内溝226aと226bの間隔と略等しくなるように形成されている。
また、本体部251には、カバー220の天井部220aの外側天井面220Aに形成されている位置決め凹部227a、227bの配置状態と略同じ配置状態で位置決め突部254a、254bが設けられている。
本実施の形態では、送風装置250を基板ケース200のカバー220の天井部220aに移動可能に支持する移動支持機構として、ビスとナットを用いている。また、第1の実施の形態では、4箇所で送風装置を支持したが、本実施の形態では、2箇所で支持している。
すなわち、送風装置50の本体部251に形成されている孔253a〜253dのうち、送風装置250の移動方向に対して斜め方向の位置に形成されている孔253b、253cにビス255b、255cを挿入し、ナット256b、256cで固定する。この時、ビス255b、255cは、天井部220aの内側天井面220B側から案内溝226a、226bに挿入した後、外側天井面220A側に配置されている本体部251の孔253b、253cに挿入する。そして、ビス255b、253cを案内溝256a、256bに挿入した状態で、送風装置250の本体部251を外側天井面220A上に支持するとともに、案内溝256a、256bに沿って移動可能となるように、ビス255b、255cとナット256b、256cの締め付け位置を調整してビス255b、255cの頭の部分と本体部251との間の間隔を調整する。
本実施の形態では、ビス255b、255cが本発明の「移動案内部」に対応する。
なお、本体部250に孔253b、253cのみを形成してもよい。あるいは、孔253a〜253dにビスを挿入することにより、送付装置250の本体部25を4箇所で支持するように構成してもよい。
本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、送風装置250が作動位置に配置されていない時には、図9に示すように、位置決め突部254a、254bの先端部がカバー220の天井部220aの外側天井面220Aに当接した状態で移動する。そして、送風装置250が作動位置に配置されると、図10に示すように、位置決め突部254a、254bの先端部が位置決め凹部227a、227bに挿入されることにより、送風装置250が作動位置に位置決めされる。
第1及び第2の実施の形態では、送風装置の本体部(送付ファン支持部)に移動支持機構の構成要素を設けたが、送風装置の本体部を取り付けるための取付補助部を用い、取付補助部に移動支持機構の構成要素を設けることもできる。
以下に、本発明の第3の実施の形態を図11〜図13に示す。なお、図11は、本実施の形態の基板ケース300の構成を示す図であり、図12は、図11のXII−XII線矢視図であり、図13は、図11のXIII−XIII線矢視図である。本実施の形態は、案内溝が垂直方向に配置されている場合に好適に用いることができる。
集積回路331が配設されている制御基板330を収容する基板ケース300は、第1の実施の形態と同様に、ケース本体310とカバー320により構成されている。また、カバー320の天井部320aには、2つの案内溝326a、326bが形成されている。本実施の形態では、基板ケース300が、封止部側が上方となる垂直方向に配置される。このため、案内溝326a、326bは、基板ケース300が垂直方向に配置された時に垂直方向に配列されるように形成されている(図13の上下方向)。また、案内溝326a、326bが垂直方向に配置された場合における案内溝326a、326bの下端部(図13の下方の端部)は、送風装置350に設けられている移動案内部354a、354bが当該案内溝326a、326bの下端部に当接した時に、送風装置350の送風ファン352が、基板ケース300内の制御基板330に配設されている集積回路331の直上に配置されるように設定されている。
また、カバー320の天井部320aには、送風装置350が作動位置に配置された時(移動案内部354a、354bが案内溝326a、326bの下端部に当接した時)に送風ファン352が対向する箇所に、複数の連通孔320dが形成されている。
送風装置350は、本体部351と、本体部351に支持されている送風ファン252と、本体部351を取り付けるための取付補助部353を有している。取付補助部353は、例えば、図12に示すように、本体部351を収容する収容部を有している。
また、取付補助部353には、移動案内部354a〜354dが設けられている。移動案内部354a〜354dは、移動案内部354aと354cの配列方向と、移動案内部354bと354dの配列方向が平行となり、両配列方向の間隔が案内溝326aと326bの間隔と略等しくなるように設けられている。移動案内部354a〜354dは、第1の実施の形態の移動案内部153a〜153dと同様の構成である。
本実施の形態では、案内溝326a、326bが垂直方向に配置されるため、通常状態では、送風装置350を収容している取付補助部353に設けられている移動案内部354a〜354dが案内溝326a、326bに挿入された状態で、送風装置350の自重により下方に移動する。そして、取付補助部353に設けられている移動案内部354a、354bが案内溝326a、326bの下端部に係止した位置、すなわち、作動位置に配置されている。
基板ケース300内の制御基板330に配設されている集積回路331に表示されている情報331aを確認する場合には、送風装置350を、取付補助部353に設けられている移動案内部354a〜354dを案内溝326a、326bに挿入した状態で、案内溝326a、326bに沿って上方(図13の上方)に移動させる。
本実施の形態では、通常状態では、送風装置350の自重によって送風装置350が作動位置に配置される。このため、送風装置350を作動位置に配置するための操作や作動位置に位置決めするための位置決め機構が不要である。
次に、本発明の第4の実施の形態を図14〜図16に示す。なお、図14は、本実施の形態の基板ケース400の構成を示す図であり、図15は、図14のXV−XV線矢視図であり、図16は、図14のXVI−XVI線矢視図である。本実施の形態は、案内溝が垂直方向に配置されている場合に好適に用いることができる。
集積回路431が配設されている制御基板430を収容する基板ケース400は、第1の実施の形態と同様に、ケース本体410とカバー420により構成されている。また、カバー420の天井部420aには、2つの案内溝426a、426bが形成されている。
本実施の形態では、基板ケース400が、封止部側が上方となる垂直方向に配置される。このため、案内溝426a、426bは、基板ケース400が垂直方向に配置された時に垂直方向に配列されるように形成されている(図16の上下方向)。また、案内溝426a、426bが垂直方向に配置された場合における案内溝426a、426bの下端部(図16の下方の端部)は、送風装置450を移動可能に支持するビス454b、454cが当該案内溝426a、426bの下端部に当接した時に、送風装置450の送風ファン452が、基板ケース400内の制御基板430に配設されている集積回路431の直上に配置されるように設定されている。
また、案内溝426a、426bが垂直方向に配置された場合における案内溝426a、426bの上端部(図16の上方の端部)は、開放されている。これにより、送風装置450を移動可能に支持するビス454b、454cを案内溝426a、426b内に容易に挿入することができる。
また、カバー420の天井部420aには、送風装置450が作動位置に配置された時(ビス454b、454cが案内溝426a、426bの下端部に当接した時)に送風ファン452が対向する箇所に、複数の連通孔420dが形成されている。
送風装置450は、本体部451と、本体部451に支持されている送風ファン452を有している。本体部451には、孔453a〜453dが形成されている。孔453a〜453dは、孔453aと453cの配列方向と、孔453bと453dの配列方向が平行となり、両配列方向の間隔が、案内溝426aと426bの間隔と略等しくなるように形成されている。
本実施の形態では、送風装置450を基板ケース400のカバー420の天井部420aに移動可能に指示する移動支持機構として、第2の実施の形態と同様に、ビスとナットを用いている。また、本実施の形態では、2箇所で支持している。
すなわち、送風装置450の本体部451に形成されている孔453a〜453dのうち、送付装置45の移動方向に対して斜めの位置に形成されている孔453b、453cにビス454b、454cを挿入し、ナット455b、455cで固定する。この時、ビス454b、454cは、天井部420aの内側天井面420B側から案内溝426a、426bに挿入した後、外側天井面420A上に配設されている本体部451の孔453b、453cに挿入する。そして、第3の実施の形態で説明したように、送風装置450の本体部451を外側天井面420Aに支持した状態で、本体部451を案内溝426a、426bに沿って移動可能となるように、ビス454b、454cとナット455b、455cの締め付け位置を調整する。
また、本実施の形態では、送風装置450を支持するビス454b、454cが送付装置450の移動方向に対して斜めに(傾けて)配置されているため、案内溝426a、426bの下端部も、斜めに配置されている。すなわち、ビス454a、454cが案内溝426a、426bの下端部に当接した時に、送付装置450が作動位置に配置されるように設定されている。
本実施の形態においても、第3の実施の形態と同様に、案内溝426a、426bが垂直方向に配列されているため、通常状態では、送風装置450は、ビス454b、454cが案内溝426a、426bに挿入された状態で、自重により下方に移動する。そして、ビス454b、454cが案内溝426a、426bの下端部に係止した位置、すなわち、作動位置に配置される。
基板ケース400内の制御基板430に配設されている集積回路431に表示されている情報431aを確認する場合には、送風装置450を、ビス454b、454cが案内溝426a、426bに挿入された状態で、上方(図16の上方)に移動させる。
本実施の形態では、通常状態では、送風装置450は、自重によって作動位置に配置される。このため、送風装置450を作動位置に配置するための操作や作動位置に位置決めするための位置決め機構が不要である。
また、案内溝426a、426bの上端部が開放されているため、ビス454b、454c(移動案内部)を案内溝426a、426bに容易に挿入することができる。さらに、ビス454b、454c(移動案内部)の案内溝426a、426bへの着脱が容易であるため、送風装置450を容易に交換することができる。
第1〜第4の実施の形態では、基板ケースのカバーの天井部に、外側天井面と内側天井面に開口している案内溝を形成したが、外側天井面と内側天井面の一方にのみ開口している案内溝を形成する(天井部内に案内溝を形成する)こともできる。
本発明の第5の実施の形態を図17〜図19に示す。なお、図17は、本実施の形態の基板ケース500の構成を示す図であり、図18は、図17のXVIII−XVIII線矢視図であり、図19は、図17のXIX−XIX線矢視図である。
本実施の形態では、基板ケース500のカバー520の天井部520aに、外側天井面520Aに開口し、送風装置550の本体部551を案内支持するためのビス554b、554cの先端部(頭部を含む)に対応する形状の案内溝526a、526bが形成されている。他の構成(例えば、案内溝526a、526bの下端部の配設位置、上端部を開放する構成等)は第4の実施の形態と同様である。
本実施の形態では、送風装置500を案内支持するためのビス554b、554cを案内する案内溝526a、526bが、基板ケース500のカバー520の天井部520aの外側天井面520Aのみに開口し、内側天井面520Bに開口していない(外側天井面520Aと内側天井面520Bが連通していなし)。このため、案内溝526a、526bを介して基板ケース500内への不正(電気部品を不正な電気部品に交換する不正、不正な電気部品を配設する不正等)が行われるのを防止することができる。
本発明は、実施の形態で説明した構成に限定されず、種々の変更、追加、削除が可能である。
例えば、送風装置としては、種々の構成の送風装置を用いることができる。
また、案内溝の形状、数や配設位置は適宜変更可能である。例えば、両方側の端部が閉じた案内溝を用いる態様、一方側の端部(例えば、下方端部)が閉じられ、他方側の端部が開放された案内溝を用いる態様(この場合、移動案内部が一方側の端部に当接した時に、送風ファンが作動位置に配置されるように案内溝を設けるのが好ましい)、外側ケース面と内側ケース面に開口している案内溝を用いる態様、外側ケースと内側ケースの一方にのみ開口している案内溝を用いる態様を適宜選択して用いることができる。
また、移動案内部の形状、数や配設位置は適宜変更可能である。例えば、4個の移動案内部を用いる態様、移動方向に対して斜め方向に配置されている2個の移動案内部を用いる態様、移動方向に対して直角方向に配置されている2個の移動案内部用いる態様等を用いることができる。
また、位置決め凹部の形状や数、位置決め突部の形状や数は適宜変更可能である。また、位置決め機構としては、種々の構成の位置決め機構を用いることができる。さらに、位置決め機構は省略することもできる。
また、送風装置を基板ケースに、基板ケースのケース面に沿って移動可能に支持する支持機構としては、実施の形態で説明した支持機構に限定されず、種々の構成の支持機構を用いることができる。例えば、送風装置を基板ケースの内側に設け、内側ケース面に沿って移動可能に支持する支持機構を用いることもできる。
また、情報が表示されている、表示制御回路やVDP(画像処理回路)を内蔵する集積回路を冷却対象電気部品として選択し、この集積回路に表示されている情報を視認する場合について説明したが、本発明の技術は、これ以外の態様に対しても用いることができる。例えば、情報が表示されている複数の電気部品が基板に配設されており、情報が表示されている複数の電気部品のうちの少なくとも一つの電気部品を冷却対象電気部品として選択する場合にも適用することができる。この場合には、送風装置を、冷却対象電気部品に冷却風を送る作動位置と、各電気部品に表示されている情報を、送風装置の妨げなしに視認することができる位置に移動可能に設ける。
また、本発明の技術は、表示装置に画像情報を表示させるための表示制御信号をVDP(画像処理回路)に出力する表示制御処理を実行する表示制御回路や、表示装置に画像情報を表示させる画像情報を生成するための画像処理を実行するVDP(画像処理回路)を内蔵する集積回路を冷却する場合に限定されず、基板ケースに収容された種々の電気部品あるいは基板ケースに収容された基板に配設されている種々の電気部品を冷却する場合に適用することができる。例えば、主制御処理を実行する主制御回路を内蔵する集積回路、副制御処理を実行する副制御回路を内蔵する集積回路、ノイズ除去処理や電圧レベル調整処理等を実行する抵抗等の素子を冷却する場合にも適用することができる。
また、実施の形態で説明した技術は、パチンコ機以外の種々の種類の遊技機に用いることができる。
本発明は、以下のように構成することができる。
例えば、「(態様1)請求項1の遊技機であって、前記少なくとも一つの電気部品には、前記情報が印刷されたシールが貼り付けられており、あるいは、前記情報が印刷されており、あるいは、前記情報を視認可能に加工されていることを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
本発明では、電気部品に貼り付けられているシールに印刷されている情報、電気部品に印刷されている情報、電気部品への加工によって表示される情報を視認する。
態様1の遊技機を用いれば、通常、電気部品に表示される情報を視認するため、電気部品に情報を表示するための特別な装置を必要としない。
また、「(態様2)請求項1または態様1の遊技機であって、前記少なくとも一つの電気部品は集積回路として構成されていることを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
本発明では、集積回路として構成されている、制御回路や処理回路等の電気部品を冷却する。
態様2の遊技機を用いれば、発熱量が多い集積回路の温度を効果的に抑制することができるとともに、集積回路に対する不正を防止することができる。
また、「(態様3)請求項1、態様1または2のいずれかの遊技機であって、前記基板には、情報が表示されている電気部品が複数配設されており、前記送風ファンは、冷却対象電気部品に冷却風を送る作動位置と、前記作動位置から外れ、前記複数の電気部品に表示されている情報を、送風ファンの妨げなしに視認することができる位置に移動可能に設けられていることを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
本発明では、基板に、情報が表示されている電気部品が複数配設されている。少なくとも一つの冷却対象電気部品は、典型的には、情報が表示されている複数の電気部品の中から選択さる。
「作動位置から外れ、電気部品に表示されている情報を、送風ファンの妨げなしに視認することができる位置」は、送風ファンが作動位置に配置されている時に、送風ファンが妨げになって視認することが困難である、電気部品に表示されている情報を、送風ファンの妨げなしに視認することができる位置」を意味する。作動位置から外れた位置は、1箇所でもよいし、複数個所でもよい。
態様3の遊技機を用いれば、基板に配設されている複数の電気部品に表示されている情報の視認効果を高めることができるとともに、冷却対象電気部品の温度上昇抑制効果を高めることができる。
また、「(態様4)請求項1、態様1〜3のいずれかの遊技機であって、前記基板ケースに設けられた案内溝と、前記送風ファンを前記案内溝に沿って移動させる移動案内部を備えていることを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
本発明では、基板ケースに案内溝を形成するとともに、送風卯ファンを案内溝に沿って移動させる移動案内部を設けている。移動案内部として、好適には、案内溝に挿入した状態で、案内溝に沿って移動可能な移動案内部が用いられる。
態様4の遊技機を用いれば、送風ファンを簡単な構成で移動させることができる。
また、「(態様5)態様4の遊技機であって、前記送風ファンを支持する本体部を有し、前記移動案内部は前記本体部に設けられていることを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
本発明では、移動案内部が、送風ファンを支持する本体部(送風ファン支持部)に設けられている。
態様5の遊技機を用いれば、送付ファンを簡単に移動可能に支持することができる。
また、「(態様6)態様4の遊技機であって、前記送風ファンを支持する本体部と、前記本体部を取り付けるための取付補助部を有し、前記移動案内部は前記取付補助部に設けられていることを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
本発明では、送風ファンを支持する本体部を取り付ける取付補助部を有し、取付補助部に移動案内部を設けている。
態様6の遊技機を用いれば、移動案内部が設けられている取付補助部を用意するだけで、既存の送風卯装置を用いることができる。
また、「(態様7)請求項1、態様1〜6のいずれかの遊技機であって、前記送風ファンを前記作動位置に位置決めする位置決め装置を備えていることを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
本発明では、送風ファンを、電気部品を効果的に冷却することができる作動位置に位置決めする位置決め装置を備えている。
態様7の遊技機を用いれば、送風ファンを作動位置に容易に位置決めすることができる。
また、「(態様8)態様7の遊技機であって、前記位置決め装置は、前記基板ケースのケース面に設けられた位置決め凹部と、前記位置決め凹部に挿入可能な位置決め突部により構成されていることを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
本発明では、基板ケースのケース面に設けた位置決め凹部と、送風ファン側に設けた位置決め突部によって送風ファンを作動位置に位置決めする。本発明では、位置決め突部の先端部を位置決め凹部に挿入可能に構成されているため、位置決め突部の先端部が位置決め凹部に挿入された時に、送風ファンを移動させるための操作力が変動する。したがって、この操作の変動によって、送風ファンが作動位置に位置決めされたことを容易に判別することができる。
また、位置決め突部と位置決め凹部は、位置決め突部の先端部が位置決め凹部に挿入された状態から、位置決め突部の先端部を位置決め凹部外に容易に移動させることができるように構成するのが好ましい。この場合には、送風ファンを作動位置と待機位置に容易に移動させることができる。
態様8の遊技機を用いれば、送風ファンを簡単に作動位置に位置決めすることができるとともに、作動位置に位置決めされたことを容易に判別することができる。
また、「(態様9)態様8の遊技機であって、弾性力によって前記位置決め突部が前記基板ケースのケース面に当接した状態で、前記送風ファンが前記基板ケースのケース面に沿って移動するように構成されていることを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
本発明では、位置決め突部が基板ケースのケース面に当接した状態で、送風ファンがケース面に沿って移動するように構成されている。
位置決め突部を基板ケースのケース面に当接させる方法としては、例えば、位置決め突部をケース面の方向に移動させる弾性力を位置決め突部に加える方法や、位置決め突部として弾性変形可能な位置決め部を用いる方法等を用いることができる。
態様9の遊技機を用いれば、位置決め装置を簡単に構成することができる。
また、「(態様10)態様3〜9のいずれかの遊技機であって、前記案内溝は、垂直方向に配置されるとともに、前記移動案内部が前記案内溝の下端部に当接した時に、前記送風ファンが前記作動位置に配置されるように構成されていることを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
本発明では、案内溝が垂直方向に配置可能である。例えば、基板ケースが垂直方向に配置される場合に、基板ケースに設けられている案内溝が垂直方向に配置される。この場合には、送風ファンを支持する移動案内部は、送風ファンの重みによって下方に移動する力を受ける。
そして、案内溝が垂直方向に配置された状態において下方に位置する案内溝の下端部は、移動案内部が案内溝の下端部に当接した時に、送風ファンが作動位置に配置される位置に設けられている。
態様10の遊技機を用いれば、移動案内部が送風ファンの自重で案内溝の下端部に当接する位置まで下方に移動するため、送風ファンを自動的に作動位置に配置することができる。これにより、送風ファンを作動位置に配置するための操作や送風ファンを作動位置に位置決めするための位置決め装置が不要である。
また、「(態様11)態様3〜10のいずれかの遊技機であって、前記案内溝の一方側の端部は開放されていることを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
本発明では、案内溝の少なくとも一方側の端部が開放されている。案内溝の一方側の端部が開放されていることにより、移動案内部の案内溝への着脱が容易となる。さらに、送風ファンの交換作業も容易となる。
案内溝の一方側の端部を開放する構成は、案内溝を垂直方向に配置する場合に好適に用いることができる。この場合には、上端部が開放されているため、移動案内部が案内溝から抜け出る虞がない。
態様11の遊技機を用いれば、移動案内部を案内溝に容易に挿入することができる。さらに、送風ファンの交換も容易となる。
また、「(態様12)態様11の遊技機であって、前記案内溝は、前記基板ケースの外側ケース面と内側ケース面の一方にのみ開口するように形成されていることを特徴とする遊技機。」としてて構成することができる。
本発明では、案内溝は、基板ケースの外側ケース面と内側ケース面の一方にのみ開口している。外側ケース面と内側ケース面の一方にのみ開口している案内溝は、外側ケース面あるいは内側ケース面に、移動方向に沿って連続する開口を有している。案内溝が外側ケース面に開口している場合には、例えば、送風ファンは基板ケースの外側に設けられ、案内溝が内側ケースに開口している場合には、例えば、送風ファンは基板ケースの内側に設けられる。
態様12の遊技機を用いれば、基板ケース内の外側ケース面と内側ケース面が案内溝によって連通されないため、案内溝を用いた基板ケース内への不正を防止することができる。
また、「(態様13)請求項1、態様1〜12のいずれかの遊技機であって、前記送風ファンは、前記基板ケースの外側に設けられており、前記基板ケースには、前記送風ファンが前記作動位置に配置された時に前記送風ファンと対向する箇所に、前記基板ケースの外側ケース面と内側ケース面を連通する連通孔が形成されていることを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
本発明では、送風ファンを基板ケースの外側に設けている。そして、基板ケースの、送風ファンを作動位置に配置した時に送風ファンと対向する箇所に、基板ケースの外側ケース面と内側ケース面を連通する連通孔を形成している。
態様13の遊技機を用いれば、送風ファンを基板ケースに容易に配設することができる。
パチンコ機の制御系の概略構成を示す図である。 第1の実施の形態で用いられる基板ケースの構成を示す図である。 第1の実施の形態で用いられる基板ケースの斜視図を示す図である。 図3のIV−IV線矢視図である。 図3のV−V線矢視図である。 図3のVI−VI線矢視図である。 図3のVII線矢視図である。 第2の実施の形態で用いられる基板ケースの斜視図を示す図である。 図8のIX−IX線矢視図である。 図8のX−X線矢視図である。 第3の実施の形態で用いられる基板ケースの斜視図を示す図である。 図11のXII−XII線矢視図である。 図11のXIII−XIII線矢視図である。 第3の実施の形態で用いられる基板ケースの斜視図を示す図である。 図14のXV−XV線矢視図である。 図14のXVI−XVI線矢視図である。 第4の実施の形態で用いられる基板ケースの斜視図を示す図である。 図17のXVIII−XVIII線矢視図である。 図17のXIX−XIX線矢視図である。
符号の説明
100、200、300、400、500 基板ケース(基板ボックス)
110、210、310、410、510 ケース本体
110a 底部
110b 壁部
110c 取付部
120、220、320、420、520 カバー
120a 天井部
120A 外側ケース面
120B 内側ケース面
120b 壁部
120c 鍔部
120d、220d、320d、420d、520d 連通孔
126a、126b、226a、226b、326a、326b、426a、426b、526a、526b 案内溝
127a、127b、227a、227b 位置決め凹部
128、228 案内壁
130 制御基板
130A、130B、330A、330B、430A、430B、530A、530B 基板面
131、231、331、431、531 集積回路
131a、231a、331a、431a、531a 情報
150、250、350、450、550 送風装置
151、251、351、451、551 本体部(送風ファン支持部)
152、252、352、552 送風ファン
153a〜153d、354a〜354d 移動案内部
154a、154b、254a、254b 位置決め突部
253a〜253d、453a〜453d、553a〜553d 孔
255b、255c、454b、454c、554b、554c ビス
256b、256c、455b、455c、555b、555c ナット
353 取付補助部

Claims (1)

  1. 遊技演出装置を動作させる処理を実行するための電気部品と、前記電気部品が配設されている基板と、前記基板を収容する基板ケースを備え、前記電気部品のうちの少なくとも一つの電気部品には情報が表示されており、前記基板が前記基板ケースに収容されている状態で、前記少なくとも一つの電気部品に表示されている情報を前記基板ケースのケース面を通して視認可能に構成されている遊技機であって、
    送風ファンと、
    前記送風ファンを、前記基板に配設されている前記電気部品と対向するケース面に沿って移動可能に支持する移動支持機構を備え、
    前記移動支持機構は、前記送風ファンを、前記電気部品のうちの少なくとも一つの冷却対象電気部品と対向する作動位置と、前記作動位置から外れており、前記ケース面を通した基板ケースの外側からの前記少なくとも一つの冷却対象電気部品に表示されている情報の視認性が前記作動位置よりもよい待機位置に移動可能に構成されていることを特徴とする遊技機。
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