JP2006049388A - 電子機器および冷却構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】プリント基板に実装された発熱体の着脱容易性を維持しつつ発熱体を高い冷却効率で冷却することができるとともに、プリント基板の実装密度を低減することのない電子機器および冷却構造を提供する。
【解決手段】本発明に係る電子機器および冷却構造は、基板に実装された発熱体と、発熱体と熱的に接続され前記発熱体が発生する熱を放熱する放熱体と、発熱体を貫通させる貫通口を有し略平板形状をなすダクトベースと、基板に臨む面が開放され、ダクトベースを覆いダクトベースと協働して略密閉された管状の冷却風通路を形成するダクト本体とを備え、ダクトベースは、前記冷却風通路内に配置される放熱体を、基板と所定の間隙をもって支持し基板に固定することを特徴とする。
【選択図】 図8

Description

本発明は、電子機器および冷却構造に係り、特に電子機器のプリント基板に実装された発熱体を効率よく冷却することができる電子機器および冷却構造に関する。
近年、サーバやパーソナルコンピュータ等に代表される電子機器における情報処理量の増大は著しく、膨大なデータ量を取り扱うために情報処理速度も益々増加を続けている。
これにともなって、CPU(Central Processing Unit)等の半導体素子の発熱量も増加してきており、発熱半導体素子の冷却は、半導体素子の性能、ひいては電子機器の性能を発揮する上でも必要不可欠となってきている。
CPU等の発熱半導体を冷却する方法のひとつとして、発熱半導体の発熱部に多数の放熱フィンを有したヒートシンクを熱的に接合し、冷却ファン等で発生させた冷却風によってヒートシンクを強制的に冷却する方法がしばしば採られている。
このような冷却方法においては、冷却風がヒートシンク等の要冷却部位に集中して効率よく流れることが重要となる。
例えば、特許文献1および2では、電子機器の内部にダクト構造を設けることによって冷却風を効率よく要冷却部位に集中させる技術が開示されている。
特許文献1が開示する冷却技術は、銅製の放熱板とこの放熱板の両側に設けられた一対の立ち上がり板とで形成された断面略コの字状の放熱部材を、CPUが実装されたプリント基板の上からCPUを覆うように設置することによって、略コの字状の放熱部材とプリント基板とでダクト構造を形成するものである。このダクト構造のひとつの開口部に冷却ファンを一体的に設け、ダクト構造の内部を流れた冷却風はダクト構造の他の開口部から排気される。
銅製の放熱板の裏面(ダクト構造の内側の面)には、CPUと熱的に接触する接触部と放熱フィンが設けられており、CPUから放熱フィンに伝熱された熱がダクト構造内を流れる冷却風によって冷却される。
また、略コの字状の放熱部材のプリント基板と接触する端部にはスポンジが接着されており、ダクト構造内を流れる冷却風がダクト構造の外部へ漏れ出すことを防止している。
特許文献2が開示する冷却技術は、一対の起立板とこれら起立板の上端部間に跨る天板とからなる風洞ダクトを、プリント基板に実装された発熱部品の上から覆うように設置し、上記風洞ダクトとプリント基板とでダクト構造の冷却風通路を形成している。ダクト構造の一端の開口部近傍には冷却ファンが配設され、ダクト構造内を流れる冷却風を発生させている。ダクト構造内に収容される発熱部品の実施例としては、プリント基板に実装されたCPUと、CPUの上部に載置されたヒートシンクが開示されている。
特開2003−46046号公報 特開2002−280778号公報
特許文献1および2が開示する冷却技術は、プリント基板に実装された発熱部品を冷却するためにダクト構造を形成し、このダクト構造内に冷却風を集中して流すことによって、ダクト構造内に収容される発熱部品の冷却効率を高めようとするものである。
さらに、特許文献1および2が開示するダクト構造は、天板と両側板を備え両側板の上端部と天板とが接合され下面が開放され、断面略コの字状のダクト部材(以下、下面開放型ダクトという。)をプリント基板に実装されている発熱部品の上から覆うように配設することにより、下面開放型ダクトとプリント基板とによって冷却風通路を形成するものである。
下面開放型ダクトは、プリント基板の上側から覆う構造であるため、ダクト内の発熱部品、例えばCPUを交換するような場合には下面開放型ダクトを取り外すだけでCPUにアクセス可能であり、CPU等の部品交換時の着脱容易性に優れる。
ところで、今日の電子機器の多くは多機能化と小型軽量化を求められている。このため、電子機器が内蔵するプリント基板には、各種半導体やチップ抵抗器、チップコンデンサ等の小型の電子部品が高密度に実装されている。
このため、下面開放型ダクトの側板の下端部とプリント基板との間に各種半導体やチップ抵抗器、チップコンデンサ等の小型の電子部品が介在するような場合には下面開放型ダクトとプリント基板とのあいだに隙間が生じ、この隙間から冷却風の一部が漏れることによって冷却効率が低下するおそれがある。
一方、下面開放型ダクトとプリント基板との密着性を確保し、冷却効率を維持しよとすると、下面開放型ダクトの下端部がプリント基板と接する領域、即ちCPU等の発熱部品の周辺領域には電子部品を実装することができなくなる。
このため、下面開放型ダクトは、プリント基板の実装密度の低下要因となる他、プリント基板上の電子部品の配置設計や配線パタン設計上の制約要因となる。
この他、特許文献1が開示する冷却技術の実施形態においては、下面開放型ダクトを構成する放熱板(天板)の同一面内にCPUの熱を受熱する受熱部と多数の放熱フィンとが並べて配置される構造となっているため、さらに発熱量の大きなCPU等を冷却するために放熱フィンの数や形状を大きくした場合には、金属製の放熱板の面積を大きくせざるを得ずCPU周辺の部品実装ができない領域の面積も増大しプリント基板上の実装密度はさらに低下することが予想される。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、プリント基板に実装された発熱体の着脱容易性を維持しつつ発熱体を高い冷却効率で冷却することができるとともに、プリント基板の実装密度を低減することのない電子機器および冷却構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る電子機器は、請求項1に記載したように、基板に実装された発熱体と、発熱体と熱的に接続され発熱体が発生する熱を放熱する放熱体と、発熱体を貫通させる貫通口を有し略平板形状をなすダクトベースと、基板に臨む面が開放され、前記ダクトベースを覆い前記ダクトベースと協働して略密閉された管状の冷却風通路を形成するダクト本体とを備え、ダクトベースは、前記冷却風通路内に配置される放熱体を、前記基板と所定の間隙をもって支持し前記基板に固定することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る冷却構造は、請求項6に記載したように、基板に実装された発熱体と熱的に接続され前記発熱体が発生する熱を放熱する放熱体と、発熱体を貫通させる貫通口を有し略平板形状をなすダクトベースと、基板に臨む面が開放され、前記ダクトベースを覆い前記ダクトベースと協働して略密閉された管状の冷却風通路を形成するダクト本体とを備え、ダクトベースは、前記冷却風通路内に配置される放熱体を、前記基板と所定の間隙をもって支持し前記基板に固定することを特徴とする。
本発明に係る電子機器および冷却構造によれば、プリント基板に実装された発熱体の着脱容易性を維持しつつ発熱体を高い冷却効率で冷却することができるとともに、プリント基板の実装密度を低減することのない電子機器および冷却構造を提供することができる。
本発明に係る電子機器1の実施形態について添付図面を参照して説明する。
(1)電子機器1の全体構成と冷却空気の流れ
図1は、電子機器の一実施形態として、サーバと呼ばれる電子機器1の外観の一例を示した斜視図である。電子機器1は、金属製のハウジング2を有している。ハウジング2は、箱状の形状をなし、ハウジング本体3と矩形状の天板4とから構成されている。
ハウジング本体3は、左右の側板5a、5b、底板6,後板7および前面パネル8から構成されており、ハウジング本体3と天板4とで各種構成品を収容する収容室15を形成している。
前面パネル8には、左開口部9aおよび右開口部9bが設けられている。左開口部9aからは2段に重ねられたHDD(Hard Disk Drive)10の前端部が露出しており、左開口部9aを介して各々のHDDが着脱可能となっている。また、左開口部9aの上部からは光ディスクトレイ11の前端部が露出しており、光ディスクトレイ11が引き出し可能となっている。
前面パネル8の右開口部9bには、無線カード12の前端部が露出しており、右開口部9bを介して着脱可能となっている。無線カード12は、電子機器1と外部機材との無線による通信を行うためのものである。
また、前面パネル8の右上部には、電子機器1の状態をモニタするための表示器13が設けられている。
前面パネル8の左開口部9aは、HDD10を装着した状態においても適宜の隙間を有している。この左開口部9aの隙間を介して冷却風が電子機器1の収容室15に導かれて電子機器1内部の各構成品が冷却されることになる。
図2に示したように、前面パネル8のさらに前方には、HDD10等を保護するために前扉16が設けられている。前扉16は、前面パネル8の左右の下部に設けられたヒンジ金具14によって上下方向に回動自在に設けられている。
前扉16の左開口部9aに対応する位置には多数の通風口17が設けられている。電子機器1の外部の空気は、通風口17および前面パネル8の左開口部9aの隙間を通って電子機器1の収容室15に流入する。
ハウジング2の天板4は、ねじ止めによってハウジング本体3に固定されている。天板4を取り外すことによって電子機器1の収容室15に収容されている各種構成品にアクセスすることができる。
図3は、天板4を取り外した状態で電子機器1を上から見た図であり、収容室15に収容されている各構成品の配置を示している。
収容室15の最も底板6に近接した部分には、主プリント基板(基板)20が底板6と平行に配設されている。主プリント基板20は略長方形をなし、底板6とほぼ同一面積で収容室15の底面のほぼ全体にわたって広がっている。
主プリント基板20の表面(底板6と反対側の面)には、CPUを含む半導体素子、抵抗体、コンデンサ等の電子部品、各種コネクタ等が実装されている。
収容室15の前面パネル8側左方には、2つのHDD10が重ねて配置されている。HDD10の前端部は前面パネル8の左開口部9aに露出している。また、HDD10の後端部からはケーブル(図示せず)が主プリント基板20のコネクタ(図示せず)と電気的に接続されている。
HDD10の上部には、例えばDVD(Digital Versatile Disk)等の光ディスクドライブ21がさらに重ねて配設されている。光ディスクドライブ21からも同様にケーブル(図示せず)が主プリント基板20のコネクタ(図示せず)に接続されている。
収容室15の前面パネル8側右方には、無線カード12を収容する無線カードホルダ22が設けられている。
収容室15の右半分の中央部から後板7にわたる広い領域には、電源ユニット23が配置されている。電源ユニット23は箱状の金属ケースによって周囲を囲まれており、金属ケースに内蔵された電源回路から電子機器1の各構成品へ電源を供給している。
電源ユニット23の下部(電源ユニット23と底板6とで挟まれた空間)には、複数のメモリ基板(図示せず)が配設されており、主プリント基板20に設けられているコネクタ(図示せず)と着脱可能に接続されている。個々のメモリ基板には、DRAM等に代表される半導体記憶素子が多数配列されており、電子機器1が取り扱う各種データを一時的に記憶する機能を有している。
収容室15の左後方には、2枚のPCI(Peripheral Component Interconnect)ボード24が主プリント基板20に装着されている。PCIボード24はそれぞれ主プリント基板20に対して垂直に装着される。PCIボードは、PCI規格に基づいた電気的、機械的インタフェースを備えたプリント基板である。
PCIボード24と電源ユニット23とに挟まれた領域の主プリント基板20には、最も発熱量が多く、従って冷却を最も必要とされるCPU60(発熱体)が実装されている(図6等参照)。そしてCPU60の上側に冷却ユニット(冷却構造)25が配設されている。
冷却ユニット25はダクト構造をなし、ダクト構造の両端に吸気ファン26と排気ファン27とが取り付けられている。冷却ユニット25のダクト構造の内部には、CPU60の発熱面601と熱的に接続されたヒートシンク50(放熱体)(図5等参照)が配設されている。
図3を参照して、電子機器1全体における冷却風の流れについて説明する。
電子機器1に電源が投入されると、電源ユニット23から供給される電力が電子機器1内部の各構成品に供給され、主プリント基板20に実装されているCPU60等発熱部品は発熱を開始する。同時に、冷却ユニット25の吸気ファン26および排気ファン27が駆動される。
排気ファン27の吐出口27aが対向するハウジング本体3の後板7には、吐出口27aの対応する位置に排気口28が設けられている。吸気ファン26および排気ファン27が回転すると収容室15内部の空気は吸気ファン26の吸込口26aから吸い込まれ、冷却ユニット25のダクト構造の内部を流れた後、排気ファン27の吐出口27a、さらには後板7の排気口28から電子機器1の外部へ吐き出される。
一方、吸気ファン26および排気ファン27の回転に基づく静圧の発生により、電子機器1の収容室15の圧力は電子機器1の外部の圧力(大気圧)に比べて低くなる(収容室15内部は負圧の状態となる)。このため、収容室15には、電子機器1の外部の空気が流入する。
図1ないし図2に示したように、収容室15を覆うハウジング2には、ハウジング本体3の前面パネル8に左開口部9aが設けられており、HDD10を装着した状態においても一定の隙間が確保されている。また、前面パネル8のさらに前面に設けられている前扉16にも多数の通風口17が設けられている。一方、ハウジング2を構成する他の面、即ち天板4,左右の側板5a、5b、底板6および後板7(但し排気口28を除く)には開口された部分はほとんど無く、略密閉されている。
このため、収容室15の内部の圧力が負圧になると、電子機器1の外部の空気は前扉16に設けられている多数の通風口17から収容室15に流入することになる。
この結果、収容室15の内部では、前扉16の通風口17から、後板7の排気口28に向けてほぼ直線上の冷却空気の流れが形成されることになる。この冷却空気の流れの大半は、冷却ユニット25の吸気ファン26の吸込口26aから吸い込まれ、冷却ユニット25のダクト構造内を流れて排気口28から外部に吐き出される。
他方、主プリント基板20に実装されているCPU60から発生する熱は、CPU60と熱的に接続されているヒートシンク50に伝熱する。ヒートシンク50は、冷却ユニット25のダクト構造内に配設されており、ヒートシンク50に伝熱した熱は、ダクト構造内を流れる空気(冷却空気)と熱交換される。受熱した冷却空気は排気口28から電子機器1の外部に吐き出される。
以上が電子機器1全体としてみた場合のCPU60の冷却のメカニズムである。
(2)冷却ユニット
図4は、冷却ユニット25を上方から見た斜視図を示したものである。
冷却ユニット25は、主プリント基板20を臨む面が開放され断面が略コの字状をなすダクト本体30と、ダクト本体30の吸込口31に取り付けられる吸気ファン26と、ダクト本体30の吐出口32に取り付けられる排気ファン27と、ダクト本体30によって上側から覆われダクト本体30と協働して管状の冷却風通路33を形成するダクトベース40(図6等参照)と、冷却風通路33に配設され主プリント基板20に実装されたCPU60の熱を放熱するヒートシンク(放熱体)50とを有している。
吸気ファン26および排気ファン27は、それぞれ電動の軸流ファンで構成されている。吸気ファン26は、吸気ファン26の吸込口26aの周辺部に設けられた4カ所の案内孔を介してねじ26bを用いてダクト本体30の吸込口31側にねじ固定されている。同様に排気ファン27は、ねじ27bを用いてダクト本体30の吐出口32側にねじ固定されている。
本実施形態では、冷却風の風量の動作点を高め冷却性能の向上を図るため、吸気ファン26と排気ファン27とをダクト本体30の吸込口31と吐出口32に直列に配置して静圧を高める形態としているが、他の実施形態も可能である。
例えば、発熱体の発熱量によっては吸気ファン26或いは排気ファン27のいずれか一方のみの形態でも良い。或いは、逆にファンをダクト本体30の中間部にさらに設けて3以上のファンで構成する形態であっても良い。さらに、ダクト本体30の吸込口31および吐出口32の双方あるいはいずれか一方にファンを複数並列的に配置する形態であっても良い。
また、ファン自体の方式も軸流ファンに限定されるものではない。例えば多翼遠心型ファン(シロッコファンとも呼ばれる)であっても良い。
ダクト本体30は、ダクト本体30の上部の面を構成するダクト天板301と、ダクト本体30の図4において左側の側面を構成する第1側板302と、ダクト本体30の図4において右側の側面を構成する第2側板303を有し、これらダクト天板301、第1側板302、および第2側板303によって主プリント基板20に臨む面が開放された断面略コの字状の冷却風通路33を形成している。
ダクト天板301は、吸気ファン26に連なる面および排気ファン27に連なる面からそれぞれ傾斜面をもって下降し中央の水平な窪み面304に連なっている。ダクト本体30のこのような形状によって、冷却風通路33は窪み面304の領域において高さ方向に絞り込まれている。
第1側板302は、ダクト天板301の左縁から主プリント基板20の表面にわたって垂直に起立する平板で形成されている。第1側板302の主プリント基板20を臨む下端部302a(図9参照)は直線上をなし、ダクト本体30が主プリント基板20に固定された際には直線上の下端部302aは主プリント基板20の表面に接してダクト本体30の支持部のひとつとして機能する。
これに対して第2側板303は、中央の棚部305を境に棚部305の上部と下部とでは冷却風通路33の幅方向に段差をもった形状を成している。棚部305の上部には図3に示したように電源ユニット23が近接して配置されるため、電源ユニット23との干渉を避ける必要がある。一方、棚部305の下部に隣接する領域、即ち電源ユニット23の下部にはメモリ基板(図示せず)が配置さるが、配置上余裕を持っている。
従って、本実施形態における第2側板303の段差形状は、ダクト本体30と電源ユニット23との実装効率を向上させるものである。ダクト本体30に隣接する構成品が異なる他の実施形態では第2側板303の段差をなくして平面上に形成した形態も可能である。
第2側板303の主プリント基板20に臨む下端部303aは、前後2つの脚部306とそれらの間に形成される下部間隙307を有している。後述するダクトベース40の存在により、第2側板303の下端部303aの全体が主プリント基板20の表面に接していなくてもダクト本体30とダクトベースによって冷却風通路33の密閉性を確保することが可能となる。
このため、第2側板303の下端部303aには、ダクト本体30の質量を支持するための脚部306を設け、2つの脚部306の間には下部間隙307を有した形態としている。
下部間隙307の存在により、下部間隙307の領域およびその内側の領域にわたって主プリント基板20に冷却を要しない半導体素子、抵抗体、コンデンサ等の電子部品を実装することが可能となる。
従来技術(例えば特許文献1および2)では、ダクト本体30に相当する構成品のみで冷却風通路33を形成する形態であったため、密閉性を確保するためには両下端部302a,303aは全体にわたって主プリント基板20の表面に接する必要があった。このため、ダクト本体30内部のCPU60の周辺部には電子部品を実装することが困難であった。
本発明にかかる冷却ユニット25の構造によれば、冷却風通路33の密閉性を確保するとともに下部間隙307を設けることができ、このため、CPU60の周辺部にも半導体素子、抵抗体、コンデンサ等の電子部品を高密度に実装することが可能となる。
特に今日のように電子機器1の多機能化、小型化への要求が高まる中においては、高密度実装を可能とする下部間隙307の存在は有用である。
本実施形態では、方形状の脚部306を2つ設ける形態としているがこの形状、数量に限定されるものではない。
また、第2側板303と同様に、第1側板302においても下部間隙307を設けた形態としても良い。これによってCPU60の周辺のより広い範囲に電子部品を実装することが可能となる。
ダクト本体30は、例えば透明な合成樹脂によって形成されている。ダクト本体30の目的が、内部を流れる冷却空気の密閉性の確保を主な目的とし、ダクト本体30自体からの放熱は必ずしも必要としないような場合には、本実施形態のように質量の小さな合成樹脂を用いてダクト本体30を形成することによって、電子機器1全体の軽量化が可能となる。
また、ダクト本体30が軽量化されることによって、ダクト本体30の固定方法も極めて簡素化することが可能となる。
図4に示したようにダクト本体30は、吸気ファン26の下部に延長され、ダクト本体30と一体的に形成されたダクト支持部308を備えている。ダクト支持部308の先端部には主プリント基板20に平行に接する舌片状のダクト取付部309が設けられておりさらにダクト取付部309には貫通孔310が設けられている。ダクト支持部308と主プリント基板20とを貫通孔310を介して取付ねじ311を用いてねじ固定することにより、ダクト本体30は主プリント基板20に固定される。
このように取付ねじ311のみを用いて簡易かつ簡素な固定方法によってダクト本体30を主プリント基板20に固定することが可能となっている。この結果、ダクト本体30の組み込み作業を短時間で行うことができ、加工性に優れる。
また、ダクト本体30に覆われているCPU60は、性能向上等を目的として交換をする場合があるが、CPU60の交換時においても取付ねじ311によって容易にダクト本体30の着脱が可能であり、保守性に優れる。
また、本実施形態ではダクト本体30を形成する合成樹脂の色は透明としている。ダクト本体30が透明であることによって、組立作業者がダクト本体30を組み立てる際にダクト本体30内部の状態を容易に監視することが可能となる。例えば主プリント基板20上の配線線材の一部がダクト本体30の下端部303a等に噛み込まれて組み立てられた場合であっても、ダクト本体30の外部から容易にかかる異常状態を発見することができる。
本実施形態では、ダクト本体30を透明な合成樹脂で形成しているが、他の材料を用いた形態でもよい。例えば熱伝導率の高いアルミニウムなどの金属材料であってもよい。ダクト本体30を形成する材料が熱伝導率の高い金属の場合、内部のヒートシンク50との熱交換によって温度の上昇した冷却空気の熱の一部を、ダクト本体30から放熱することもできる。
図5は、ダクト本体30を主プリント基板20から取り外した状態で、ダクト本体30の内部に配設されているヒートシンク50およびダクトベース40を上側から見た斜視図である。
主プリント基板20に近接して主プリント基板20と平行にダクトベース40が配設されている。ダクトベース40は平板状をなすベース板401(図6参照)と、ベース板401の4隅に設けられている4つのベース脚402を有している。
ベース脚402の下端は主プリント基板20に接しており、4つのベース脚402によってダクトベース40のベース板401およびヒートシンク50を下から支持している。
ダクトベース40のベース板401の下側の面と主プリント基板20の表面とはベース脚402の高さに相当する間隙40aを有している。この間隙40aの存在によって、ダクトベース40の下部に実装されているCPU60に近接して抵抗体、コンデンサ或いは比較的発熱量の少ない半導体素子を主プリント基板20に実装することが可能となり、主プリント基板20の高密度実装化に寄与している。
ダクトベース40のベース板401の上面側にヒートシンク50が取り付けられている。ヒートシンク50は、ヒートシンク基部501と多数の放熱フィン502とから構成される。
ヒートシンク基部501は、ダクトベース40のベース板401とほぼ同一の外形を有する平板形状をなしベース板401に対して水平に取り付けられる。
ヒートシンク基部501からは、多数の板状の放熱フィン502がヒートシンク基部501に対して垂直に起立している。総ての放熱フィン502はダクト本体30内を流れる冷却空気の流れの方向と平行になるようにヒートシンク基部501に取り付けられている。冷却風通路33の圧力損失を低減させるためである。
ヒートシンク50のヒートシンク基部501および放熱フィン502は熱伝導率の高い金属、例えば銅やアルミニウム等で一体的に形成されている。
ヒートシンク50の四隅には放熱フィン502の一部を切り欠いて切欠部503が形成されており、それぞれの切欠部503に設けられたねじ貫通孔504を介して止めねじ505がダクトベース40のベース脚402をさらに貫通した後、主プリント基板20にねじ固定される。
また、止めねじ505はコイルばね(弾性体)506を貫通させた後にヒートシンク50の貫通孔504に挿入される。止めねじ505を、例えば主プリント基板20の裏面に設けられているボス部等にねじ込むことによってコイルばね506は圧縮される。この圧縮に基づいて発生するコイルばね506の弾性によってヒートシンク50およびダクトベース40は主プリント基板20の方向に押し込まれる。
図6は、ヒートシンク50およびダクトベース40を主プリント基板20から取り外した分解斜視図を示したものである。
図6に示したように、ヒートシンク50およびダクトベース40の下部にはCPU60が主プリント基板20に実装されている。
近年、CPU60の技術進歩は早く、一旦実装した後であっても新たにリリースされた高性能のCPU60と交換する場合がありうる。そのため、CPU60の交換を前提とした実装方法としてCPUソケット602を用いた実装方法がとられるようになって来ている。本実施形態においても、CPUソケット602を用いた実装方法を採用している。
即ち、図6に示したように、主プリント基板20にCPUソケット602を半田付け等で固定し、CPUソケット602の上からCPU60を着脱可能に挿入する形態としている。
CPU60の主プリント基板20と反対側の面は熱伝導率の高い金属で形成される発熱面601となっており、CPU60の内部で発生した熱は発熱面601に熱分布がほぼ均一となるように伝熱される。CPU60の性能を維持するためには、発熱面601の熱を高い効率で冷却することが重要となる。
CPUソケット602に嵌合されたCPU60の上からダクトベース40が設置される。ダクトベース40には、CPUソケット602の外周よりも一回り大きなベース開口404が設けられている。
また、ダクトベース40のベース板401の四隅には、止めねじ505を貫通させる貫通孔403が設けられており、この貫通孔403はベース脚402の内部をさらに貫通している。
ダクトベース40のベース脚402の高さは、ダクトベース40を主プリント基板20に設置した時に、ベース開口404を貫通するCPU60の発熱面601がダクトベース40のベース板401の上面よりわずかに高くなるように調節されている。
このため、ダクトベース40の上にヒートシンク50を設置すると、ヒートシンク50のヒートシンク基部501の底面、即ち受熱面503は、CPU60の発熱面601と接触可能となっている。
実際には、ヒートシンク50の受熱面503とCPU60の発熱面601とは伝熱性シートや伝熱性グリス等を介して接合されており、受熱面503と発熱面601との高い熱伝導性を確保している。
また、ヒートシンク50の受熱面503とCPU60の発熱面601とは適宜の押圧をもって押されることにより、受熱面503と発熱面601との密着性が高められ、熱伝導性をさらに高めている。この適宜の押圧は、ヒートシンク50の止めねじ505に設けられているコイルばね506の弾性から生じるものである。
図6に示したように、ヒートシンク50の止めねじ505は、コイルばね506を貫通した後、ヒートシンク50のヒートシンク基部501に設けられている貫通孔504、ダクトベース40の貫通孔403を貫通し、さらに主プリント基板20に設けられている貫通孔201を貫通した後、例えば主プリント基板20の裏面の固定されているボス部(図示せず)にねじ込まれる。
止めねじ505のねじ込みによってコイルばね506は圧縮され、ヒートシンク50の受熱面503と、CPU60の発熱面601とがねじ込みの程度に応じた適宜の押圧で押し合わされ、高い熱伝導性が確保される。
なお、ヒートシンク50は、ダクトベース40を介さないで、止めねじ505とコイルばね506を用いた同様の方法で直接CPU60と接合させることも原理的には可能である。しかしながら、ダクトベース40が無い場合においては、ヒートシンク50の受熱面503の面積はCPU60の発熱面601に比べて大きいため、例えばヒートシンク50の一方の端のねじ止め作業によって他方の端が浮き上がり易くなりヒートシンク50のねじ止め作業が不安定になる。
また、CPU60を交換する際にヒートシンク50を取り外す必要があるが、この場合においても、一方の端の止めねじ505を外した途端に、まだ外していない他方の端の止めねじ505のコイルばね506の弾性で引っ張られ、止めねじ505ねじを外した側のヒートシンク50の端が跳ね上がってしまい作業が不安定となる。また場合によってはヒートシンク50の跳ね上がりによってCPU60を損傷することも考えられる。
ダクトベース40の存在によって、ヒートシンク50を取り付ける際のねじ止め作業も安定する。このため、ヒートシンク50の四隅の止めねじ505の締め付け力も均一化され受熱面503と発熱面601との密着性も高まる。
また同様にダクトベース40の存在によって、ヒートシンク50の取り外し作業においても、ヒートシンク50の一方の端が跳ね上がってしまう等の作業の不安定は解消される。ヒートシンク50の跳ね上がりによるCPU60の損傷等も回避できる。
図7は、ダクトベース40を下側から見た斜視図を示している。本実施形態では、ダクトベース40は、ダクト本体30と同様に軽量化等の目的から透明の合成樹脂で形成されている。
ダクトベース40の備えるベース開口404の周辺部には、ベース板401の下方向に向かって一対の横仕切り板405、および一対の縦仕切り板406が設けられている。横仕切り板405および縦仕切り板406は、ベース板401の強度を確保すると同時に、冷却風のベース板401の下部への侵入を防止し、ヒートシンク50が配置されているベース板401の上側に集中するようにしている。
ベース開口404は、ヒートシンク50の装着時にはヒートシンク基部501によってほぼ完全に覆われるため、冷却風がダクトベース40の上側の冷却風通路33から、ベース開口404を通過してダクトベース40の下側に漏れこむことはない。
図8は、冷却ユニット25を組み込んだ状態での軸方向の垂直断面図を示したものである。
ダクト本体30の図8において左側には吸気ファン26が4本の止めねじ26bによってダクト本体30に固定されている。同様に図8において右側には排気ファン27が4本の止めねじ27bによってダクト本体30に固定されている。
ダクト本体30、吸気ファン26、排気ファン27およびダクト本体30の下部に配設されているダクトベース40によって、図8において左から右に流れる冷却風通路33が形成される。
図8に示されるように、ダクト本体30のダクト天板301は、中央の水平な窪み面304において高さが最も低くなっており、この中央部の窪み面304の領域において、ヒートシンク50の放熱フィン502の高さとほぼ同一になっている。
また、放熱フィン502の幅方向の長さはダクト本体30の内側の幅の長さとほぼ一致している(図9参照)。
このため、吸気ファン26から吸い込まれたほとんど総ての冷却空気は、ダクト本体30の窪み面304の領域においてヒートシンク50の放熱フィン502と接触することになる。この結果、吸気ファン26から吸い込まれた冷却空気はほとんど無駄なく放熱フィン502との熱交換に供され、高い冷却効率が実現できる。
図9は、冷却ユニット25を組み込んだ状態で冷却ユニット25の窪み面304の領域における横方向の垂直断面を排気ファン27の方向から見た図である。
図9からわかるように、冷却ユニット25の中央部の窪み面304の領域においては、個々の放熱フィン502の先端部をつないだ包絡外面と、ダクト本体30の内側の面とはほぼ同一形状、同一寸法をなし、ダクト本体30の断面のほぼ全域を放熱フィン502が充満している様子がわかる。
また、放熱フィン502の領域とほぼ対応する位置に、吸気ファン26の円状の吐出口が臨んでいる。このため、吸気ファン26の吐出口から吐き出された冷却空気は速度を落とすことなく直線的に放熱フィン502の間を通り抜けることができ、冷却効率向上に寄与している。
ダクト本体30の第1側板302は、ダクト天板301から垂直に主プリント基板20に伸びており、下端部302aの近傍でダクトベース40の外縁部408と接している。このため、ダクト本体30の第1側板302の下端部302a近傍とダクトベース40の外縁部408との間で略密閉性が確保される。
一方、ダクト本体30の第2側板303の下端部303a部は、脚部306以外の場所では主プリント基板20には接しておらず、下部間隙307を形成している。しかしながら、第2側板303の下端部303a部とダクトベース40の外縁部408とは図9からわかるようにほぼ接しており、下端部303aとダクトベース40の間で略密閉性が確保されている。
このように、ダクト本体30とダクトベース40とによって冷却風通路33の密閉性が確保されている。
他方、第2側板303が形成する下部間隙307、ダクトベース40が形成する間隙40aによって、CPU60の周辺部の主プリント基板20上に電子部品の実装が可能となる領域を確保できている。このため、主プリント基板20への高密度実装化を可能としている。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、第1側板302の下端部に第2側板303と同様な脚部を持たせて第1側板302の下端部に下部間隙を形成する形態としてもよい。
本発明に係る電子機器の実施形態の外観の一例を示す第1の斜視図。 本発明に係る電子機器の実施形態の外観の一例を示す第2の斜視図。 本発明に係る電子機器の実施形態の構成品の配置例を示す図。 本発明に係る電子機器に設けられる冷却ユニットの外観の一例を示す図。 本発明に係る電子機器に設けられる冷却ユニットに収容される構成品の外観の一例を示す図。 本発明に係る電子機器に設けられる冷却ユニットに収容される構成品の構造例を示す分解図。 本発明に係る電子機器に設けられる冷却ユニットに収容されるダクトベースの外観の一例を示す図。 本発明に係る電子機器に設けられる冷却ユニットの軸方向の垂直断面例を示す図。 本発明に係る電子機器に設けられる冷却ユニットの径方向の垂直断面例を示す図。
符号の説明
1 電子機器
20 主プリント基板(基板)
25 冷却ユニット(冷却構造)
26 吸気ファン(ファン)
27 排気ファン(ファン)
30 ダクト本体
31 吸込口
32 吐出口
33 冷却風通路
40 ダクトベース
40a 間隙(所定の間隙)
50 ヒートシンク(放熱体)
60 CPU(発熱体)
303a 下端部
307 下部間隙(所定の間隙)
404 ベース開口(貫通口)
506 コイルばね(弾性体)
503 受熱面
601 発熱面

Claims (10)

  1. 基板に実装された発熱体と、
    前記発熱体と熱的に接続され前記発熱体が発生する熱を放熱する放熱体と、
    前記発熱体を貫通させる貫通口を有し略平板形状をなすダクトベースと、
    前記基板に臨む面が開放され、前記ダクトベースを覆い前記ダクトベースと協働して略密閉された管状の冷却風通路を形成するダクト本体とを備え、
    前記ダクトベースは、前記冷却風通路内に配置される放熱体を、前記基板と所定の間隙をもって支持し前記基板に固定することを特徴とする電子機器。
  2. 前記ダクト本体は、前記冷却風通路に冷却風を強制的に流すファンを前記ダクト本体の吐出口および吸込口の双方或いはいずれか一方に備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記ダクト本体は、前記冷却風通路の少なくとも一部において、前記ダクト本体の内面と前記放熱体が備える複数のフィンの包絡外面とが近接し前記冷却風通路を流れる冷却風の略総てが前記複数のフィンの間を通過するように形成されたことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記ダクト本体は、前記ダクト本体を形成する側板の前記基板に臨む下端部の一部と前記基板の表面との間に所定の間隙を設けるように形成されたことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  5. 前記放熱体は、弾性体と前記ダクトベースとを介して前記基板に固定され、前記ダクトベースを貫通する前記発熱体の発熱面と前記放熱体の受熱面とが前記弾性体の弾性に基づく適宜の押圧をもって熱的に接続されることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  6. 基板に実装された発熱体と熱的に接続され前記発熱体が発生する熱を放熱する放熱体と、
    前記発熱体を貫通させる貫通口を有し略平板形状をなすダクトベースと、
    前記基板に臨む面が開放され、前記ダクトベースを覆い前記ダクトベースと協働して略密閉された管状の冷却風通路を形成するダクト本体とを備え、
    前記ダクトベースは、前記冷却風通路内に配置される放熱体を、前記基板と所定の間隙をもって支持し前記基板に固定することを特徴とする冷却構造。
  7. 前記ダクト本体は、前記冷却風通路に冷却風を強制的に流すファンを前記ダクト本体の吐出口および吸込口の双方或いはいずれか一方に備えたことを特徴とする請求項6に記載の冷却構造。
  8. 前記ダクト本体は、前記冷却風通路の少なくとも一部において、前記ダクト本体の内面と前記放熱体が備える複数のフィンの包絡外面とが近接し前記冷却風通路を流れる冷却風の略総てが前記複数のフィンの間を通過するように形成されたことを特徴とする請求項6に記載の冷却構造。
  9. 前記ダクト本体は、前記ダクト本体を形成する側板の前記基板に臨む下端部の一部と前記基板の表面との間に所定の間隙を設けるように形成されたことを特徴とする請求項6に記載の冷却構造。
  10. 前記放熱体は、弾性体と前記ダクトベースとを介して前記基板に固定され、前記ダクトベースを貫通する前記発熱体の発熱面と前記放熱体の受熱面とが前記弾性体の弾性に基づく適宜の押圧をもって熱的に接続されることを特徴とする請求項6に記載の冷却構造。
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