JP2008060952A - 音叉型水晶振動板とその製造方法 - Google Patents

音叉型水晶振動板とその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008060952A
JP2008060952A JP2006235964A JP2006235964A JP2008060952A JP 2008060952 A JP2008060952 A JP 2008060952A JP 2006235964 A JP2006235964 A JP 2006235964A JP 2006235964 A JP2006235964 A JP 2006235964A JP 2008060952 A JP2008060952 A JP 2008060952A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibrating
fork type
arm portion
vibrating arm
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006235964A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Kizaki
茂 木崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Crystal Device Corp
Kyocera Kinseki Hertz Corp
Original Assignee
Kyocera Crystal Device Corp
Kyocera Kinseki Hertz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Crystal Device Corp, Kyocera Kinseki Hertz Corp filed Critical Kyocera Crystal Device Corp
Priority to JP2006235964A priority Critical patent/JP2008060952A/ja
Priority to EP07016234.2A priority patent/EP1895658B1/en
Priority to US11/895,214 priority patent/US7535159B2/en
Priority to CNB2007101471280A priority patent/CN100571028C/zh
Publication of JP2008060952A publication Critical patent/JP2008060952A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/15Constructional features of resonators consisting of piezoelectric or electrostrictive material
    • H03H9/21Crystal tuning forks
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H3/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of impedance networks, resonating circuits, resonators
    • H03H3/007Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of impedance networks, resonating circuits, resonators for the manufacture of electromechanical resonators or networks
    • H03H3/02Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of impedance networks, resonating circuits, resonators for the manufacture of electromechanical resonators or networks for the manufacture of piezoelectric or electrostrictive resonators or networks
    • H03H3/04Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of impedance networks, resonating circuits, resonators for the manufacture of electromechanical resonators or networks for the manufacture of piezoelectric or electrostrictive resonators or networks for obtaining desired frequency or temperature coefficient
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H3/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of impedance networks, resonating circuits, resonators
    • H03H3/007Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of impedance networks, resonating circuits, resonators for the manufacture of electromechanical resonators or networks
    • H03H3/02Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of impedance networks, resonating circuits, resonators for the manufacture of electromechanical resonators or networks for the manufacture of piezoelectric or electrostrictive resonators or networks
    • H03H2003/026Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of impedance networks, resonating circuits, resonators for the manufacture of electromechanical resonators or networks for the manufacture of piezoelectric or electrostrictive resonators or networks the resonators or networks being of the tuning fork type
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/42Piezoelectric device making

Abstract

【課題】音叉型水晶振動板においては超小型であってもCI値が低く、又その製造工程においては水晶基板内・水晶基板間の周波数バラツキが小さく、且つ、工程数が少なく、安価な設備で高歩留まりを達成すること。
【解決手段】音叉型水晶振動片の第1の振動腕部と第2の振動腕部には少なくとも1本の溝部が形成されており、この溝部の深さ寸法は音叉型水晶振動片の厚み寸法の50%から90%の深さ寸法で、且つ溝部の長さ寸法は各振動腕部の長さ寸法の50%以上70%未満の長さ寸法で形成されており、更に、第1の振動用電極と第2の振動用電極とは、第2の振動腕部に形成された所定の電極と結線されて一端子を構成し、且つ第3の振動用電極と第4の振動用電極とは、第1の振動腕部に形成された所定の電極と結線されて一端子を構成し、これら所定の電極に印加される電圧で第1の振動腕部及び第2の振動腕部が屈曲振動する音叉型水晶振動板。
【選択図】図1

Description

本発明はフォトエッチング技術を用いて製造される音叉型水晶振動板の高性能化、及び水晶基板内から複数個形成される音叉型水晶振動板間の諸特性のバラツキを低減化するための構造、高精度加工プロセスに関するものである。
電子部品の一つである音叉型水晶振動板を内部に搭載した水晶振動子は、コンピュータ、携帯電話、小型情報機器などの電子機器に基準信号源やクロック信号源として搭載され使用されている。この水晶振動子については小型化、薄型化及び低価格化の要求が依然強いものがある。
従来の音叉型水晶振動板とその製造方法について図面を用いて説明する。
図3は従来の音叉型水晶振動板を示す平面図であり、図4は図3の音叉型水晶振動板の両振動腕部を仮想切断線P−P′で切断した場合の断面図である。
図3において、音叉型水晶振動板100は、音叉型の外形形状の水晶振動片の表面に、振動用、周波数調整用や収納容器などと電気的に接続を取るために用いる外部接続用等の各種電極を形成することにより構成されており、その厚み寸法が100μmで、基部100aと、基部100aの一辺から同一方向に突出して形成された第1の振動腕部101及び第2の振動腕部102とにより大略的に構成されている。このような音叉型水晶振動板100は、フォトリソグラフィ技術と化学エッチング技術により作られる。また、第1の振動腕部101には溝部103と第2の振動腕部102にも溝部104が形成されている。この溝部は各振動腕部の表裏主面にそれぞれ対向する形態で形成する場合が一般的であり、その溝部の深さは各々約30μmである。
図4において、第1の振動腕部101の表側面(図4では上側の面にあたる)に開口部を有する溝部内には表主面電極103aが、裏側面(図4では下側の面にあたる)に開口部を有する溝部内には裏主面電極103bが形成され電気的に接続されて、更に第2の振動腕部102の側面電極107aと側面電極107bに電気的に結線される。結線は例えば図3に示す配線膜108により行い、外部接続用電極109に導出され一端子が得られる。
一方、図4における第1の振動腕部101に有する側面電極106aと側面電極106bは電気的に結線され、それらは図3の配線膜105により、図4の第2の振動腕部102の表側面に開口部を有する溝部内の表主面電極104aと、裏側面に開口部を有する溝部内の裏主面電極104bに電気的に接続され、外部接続用電極110に導出され一端子となり、左右で二端子が得られる。
図4にてこの二端子間に交番電圧を印加し、その状態を瞬時にとらえると第1の振動腕部101の側面電極106aと側面電極106bは+(プラス)電位となり、表主面電極103aと裏主面電極103bは−(マイナス)電位となり、+から−に電界が生じる。一方、第2の振動腕部102ではその極性が反対となる。これらの電界により水晶材より構成された各振動腕部に伸縮現象が生まれ屈曲振動が得られる。
次に図3及び図4で説明した音叉型水晶振動板の製造方法を図5に記している。図5は工程Aから工程Fまでを示し、音叉型水晶振動片の外形と溝部の形成及びそこへ電極をパターン化することにより音叉型水晶振動板を形成する一連の工程である。図5の説明を図3及び図4の第1の振動腕部101の断面をもって行う。
工程Aにおいて、100μmの厚みからなる水晶基板150の表裏に耐食膜、例えばCr膜151とAu膜152の2層膜をスパッタにて形成し、その上に感光性レジスト膜を表裏に塗布した後、音叉水晶振動片の外形形成に必要な露光、現像を行い、感光性レジスト膜による外形パターン153を得る。
工程Bにおいて、露出したAu膜152とCr膜151を順次化学エッチングする。従って、音叉外形以外の場所は水晶面154が表面に露出する。次に外形パターン153に用いた感光性レジスト膜は感光してないため、除去せず再度溝部形状のパターンを露光、現像し溝部分の露出したAu膜152を化学エッチングする。その結果Cr膜151が表面に露出し図5における工程Bのような図となる。一般にこの感光性レジスト膜にはポジ型(光分解型)が用いられる。上記化学エッチングの際には感光しない環境下で行うようにする。
工程Cにおいて、工程Bに示す状態でフッ化水素酸とフッ化アンモニウムの混合液により露出した水晶面154をエッチングして音叉型の水晶振動片外形形状を得る。このとき所望するな形状となる前でエッチングを止める。しかる後、Au膜152と感光性レジスト膜153aをマスクにCr膜151をエッチングし水晶面151aが露出する。
工程Dにおいて、工程Cの図に示す状態のまま、再度、露出した水晶面151aをフッ化水素酸とフッ化アンモニウムの混合液に浸してエッチングすると溝部155が得られ、音叉型の水晶振動片外形も所望の形状に完全にエッチングされる。その溝部155の深さは30〜40μm程度である。次に順次感光性レジスト膜153aとAu膜152及びCr膜151を除去する。残ったものは音叉型の水晶振動片のみで、音叉型水晶振動片の両振動腕部には溝部155が形成される。
工程Eにおいて、工程Dで得られた水晶振動片の全面に電極として使用される金属膜156を形成する。金属膜156は一般にCrとAuの2層膜やアルミニウムなどが用いられ、スパッタ法や真空蒸着法を用いて形成される。ここではCrとAuの2層膜で説明する。膜厚は2層積層状態において約1000オングストロームであり、溝部155の内部にも形成される。次に図3、図4に示すような電極形状を得るために、感光性レジスト膜157を全面に塗布し、パターン化に必要なプロセスである露光、現像を行う。この際に露光装置は、マスクと硬脆材の水晶基板が接触し破壊する恐れがあるため、非接触の両面投影露光装置を用いるのが望ましい。また、この感光性レジスト膜157の立体塗布には電着レジストを用いる。
工程Fにおいて、残った感光性レジスト(不図示)をマスクに金属膜156をエッチングし、その後に感光レジスト膜を除去すれば、側面電極159a、159bと表主面電極158aと裏主面電極158bの各電極が得られ、音叉型水晶振動片の表面に電極が形成された音叉型水晶振動板の外形が完成する。
その後に第1の振動腕部101及び第2の振動腕部102の先端部に形成した金属膜106を増加又は減少させることにより周波数を調整する。例えば、金属膜106にはAU又はAgが用いられ、レーザー法を用いてトリミングする。あるいはイオンエッチング法を用いて除去し所望の周波数に合わせこむ。この周波数調整は音叉型水晶振動板が容器内に実装した後、もしくは音叉型水晶振動板を容器内に実装し蓋体で音叉型水晶振動板実装空間を封止した後にも行われている。
上述したような音叉型水晶振動板及びその製造方法については、下記のような先行技術文献に開示がある。
US特許3969641号公報 特開昭52−61985公報 特開昭56−65517公報 国際公開番号WO00/44092号公報 特許第3729249号公報 特開2004−159072公報
尚、出願人は上記した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を、本件出願時までに発見するに至らなかった。
上記図3、図4及び図5で説明した従来の音叉型水晶振動板及びその製造方法には次のような問題点があった。
(イ)従来の音叉型水晶振動板には第1の振動腕部と第2の振動腕部にそれぞれ溝部が表裏に対向する形態で形成されているため、図5に示す製造方法では、音叉型水晶振動片の外形と溝部の形状や、露光装置の水晶基板の表裏主面位置合わせ精度による溝部形成位置のバラツキや、表裏両面方向からのエッチングによる表裏における溝部の深さバラツキが生じ、それは音叉型水晶振動板の周波数バラツキとなって水晶基板内に複数個形成したときに水晶基板の中央部に形成された音叉型水晶振動板と水晶基板外周近辺に形成された音叉型水晶振動板とでその周波数が大きく異なったり、水晶基板ロット間の周波数バラツキが大きくなったりする。ちなみに溝部が形成されていない音叉型水晶振動板の場合と比較しそのバラツキは3倍であった。従って各音叉型水晶振動板における周波数調整量が極めて大きくなるなどの問題があった。
(口)また、第1の振動腕部と第2の振動腕部とで表裏に形成される溝部の形態が異なった場合(例えば表裏で形成位置がズレたりした場合)は、第1の振動腕部と第2の振動腕部において振動周波数に差異が生じてしまいバランスが取れなくなり、基部に振動漏れ分が伝わり結果的にクリススタルインピーダンス(以下CIという)値が高く且つ不安定となる問題があった。
上記(イ)と(口)の原因には次の点が考えられる。図3、図4に示すような音叉型水晶振動板の各振動腕部表裏主面に溝部を図5に開示の従来の方法で製造するならば、一般的な両面投影露光装置の表裏の位置合致精度が一般に数μm程度であり、更に分解能も5μmレベルとなっており、音叉型水晶振動片の外形形状と溝部を別々に2回露光する方法であるから、露光装置の精度誤差が最も悪く重なると数μm×2の精度バラツキとなる。これは上下左右のみならず回転方向のズレも生じる。更に電極を形成するための露光もあるため3回の露光となって、位置精度バラツキが拡大し工数が増えしまう。又、両面投影露光装置は比較的高額であり本ブロセスでは歩留まりも低く、製造コストアップの要因となってしまう。この両面投影露光装置を使用する理由は、水晶基板にフォトエッチング技術により複数個の音叉型水晶振動片の外形加工した後に、各音叉型水晶振動片表面上に電極パターンを形成するが、電極パターン形成時には、水晶基板は既にエッチングにより、複数個の音叉型水晶振動片とそれらを支持するための支持梁部や外周枠部以外の不要な部分が抜けており、マスクと水晶基板を密着するとその衝撃により水晶基板から音叉型水晶振動片が脱落してしまう。従って、高額な非接触方式の両面投影露光装置を採用しないと製造困難である。
更に従来の製造方法の問題点として、図5の工程C−Cは工程Cの問題点を示したものであるが、Cr膜151をエッチングすると電池腐食の悪影響もあり、数十秒とAu膜152と比較して短時間にエッチングされ、且つそのエッチング量も制御困難からサイドエッチングが大きくなりパターン160が所望のパター形状より細る。その問題は水晶基板毎でも大きく差が出てくる。その細ったパターン160を形成したままの水晶基板を工程Dにてエッチングすると工程D−Dに示すように振動腕部両側面には段差155bや段差155cなどが生じる。すなわち、工程Bと工程Cで2回のCr膜151のエッチングを行っているため形状バラツキが大きいといえる。ちなみにこの形態での完成品は工程F−Fに示すようなものとなり、工程Fのような断面図にはならない場合もある。
本発明は、これらの問題点を解決するためになされたものであり、その主たる課題は小型化が著しく進んだ音叉型水晶振動板を搭載した水晶振動子であっても、CI値が低く、その製造工程では水晶基板内又は水晶基板毎の音叉型水晶振動板の共振周波数バラツキが小さく、且つ工程数が少なく、安価な設備で高歩留まりを達成することにある。
上記目的を達成するため本発明おける一形態の音叉型水晶振動板は、以下の特徴を有する。
即ち、幅(短辺)方向の結晶軸がX軸、長さ(長辺)方向の結晶軸がY軸、厚み方向の結晶軸がZ軸であって、Y軸はX軸を中心にカット角θが−10゜〜+10゜回転させた範囲による平板状の水晶板からなり、少なくとも第1の振動腕部と、第2の振動腕部と、この第1の振動腕部及び第2の振動腕部の長さ方向の一方の端部が接続し一体と成す基部とにより形成される音叉型水晶振動片の表面に、振動用電極、引き出し電極、外部接続用電極が形成されて構成される音叉型水晶振動板おいて、
この音叉型水晶振動片の第1の振動腕部と第2の振動腕部の表裏のいずれか一方の主面には、この一方の主面に開口部を有し断面が逆台形もしくは略V字状からなる少なくとも1本の溝部が、この溝部の長さ方向の一方端を各振動腕部と基部の境界線上に位置する形態で形成されており、
この溝部の深さ寸法は音叉型水晶振動片の厚み寸法の50%から90%の深さ寸法で形成されており、且つ溝部の長さ寸法は、溝部が形成されている各振動腕部の長さ寸法の50%以上70%未満の長さ寸法で形成されており、
更に、第1の振動腕部の一方の主面に開口した溝部の内部表面に形成された第1の振動用電極と、他方の主面に溝部内部の底面に形成された第1の振動用電極に対向して形成された第2の振動用電極とは、第2の振動腕部の両側面及び第2の振動腕部先端表面に形成された電極と結線されて一端子を構成し、
且つ第2の振動腕部の一方の主面に開口した溝部の内部表面に形成された第3の振動用電極と、他方の主面に溝部内部の底面に形成された第3の振動用電極に対向して形成された第4の振動用電極とは、第1の振動腕部の両側面及び第1の振動腕部先端表面に形成された電極と結線されて一端子を構成し、
その二端子間に交番電圧を印加することで第1の振動腕部及び第2の振動腕部が屈曲振動することを特徴とする音叉型水晶振動板である。
又、本発明おける他の形態の音叉型水晶振動板として、
幅(短辺)方向の結晶軸がX軸、長さ(長辺)方向の結晶軸がY軸、厚み方向の結晶軸がZ軸であって、Y軸はX軸を中心にカット角θが−10゜〜+10゜回転させた範囲による平板状の水晶板からなり、少なくとも第1の振動腕部と、第2の振動腕部と、この第1の振動腕部及び第2の振動腕部の長さ方向の一方の端部が接続し一体と成す基部とにより形成される音叉型水晶振動片の表面に、振動用電極、引き出し電極、外部接続用電極が形成された音叉型水晶振動板おいて、
前記音叉型水晶振動片の第1の振動腕部と第2の振動腕部の表裏のいずれか一方の主面には、一方の主面に開口部を有し断面が逆台形もしくは略V字状からなる少なくとも2本の溝部が、各振動腕部の長さ方向に対して並列に、且つ溝部の長さ方向の一方端を各振動腕部と基部の境界線上に位置する形態で形成されており、
溝部の深さ寸法は音叉型水晶振動片の厚み寸法の50%以上90%以下の深さ寸法で形成されており、且つ溝部の長さ寸法は、溝部が形成されている各振動腕部の長さ寸法の50%以上70%未満の長さ寸法で形成されており、
更に、第1の振動腕部の一方の主面に開口した溝部の内部表面に形成された振動用電極は、第2の振動腕部の両側面及び第2の振動腕部先端表面に形成された電極と結線されて一端子を構成し、
且つ第2の振動腕部の一方の主面に開口した溝部の内部表面に形成された振動用電極は、第1の振動腕部の両側面及び第1の振動腕部先端表面に形成された電極と結線されて一端子を構成し、
その二端子間に交番電圧を印加することで第1の振動腕部及び第2の振動腕部が屈曲振動することを特徴とする音叉型水晶振動板である。
更に、本発明における音叉型水晶振動板の製造方法は、以下のような特徴を有する。
即ち、水晶基板の表裏主面に耐食性膜を形成する工程と
この耐食性膜上に感光性レジスト膜を形成し、フォトエッチング技術により、水晶基板の表裏の一方の面には耐食性膜が所望する複数個の音叉型水晶振動片の外形形状として残るように、他方の面には耐食性膜が所望する複数個の音叉型水晶振動片の外形形状として残るように、且つ各音叉型水晶振動片における第1の振動腕部及び第2の振動腕部に形成する溝部の位置の耐食性膜は残らないように処理する工程と、
前工程のフォトエッチング技術で用いた感光性レジスト膜を除去する工程と、
水晶基板の表裏主面に所望のパターンで形成された耐食性膜上に新たに感光性レジストをコートし、フォトリソグラフィ法により電極形成に必要なパターンを感光性レジスト膜に作成する工程と、
耐食性膜が形成されていない外部に露出した水晶基板の表裏主面を両面よりエッチングして、複数個の音叉型の外形を有する水晶振動片を得る工程と、
水晶基板の表裏主面のいずれか一方に有する耐食性膜が形成されていない外部に露出した溝部形成位置の水晶基板面をハーフエッチングする工程とを同時に行う工程と、
各音叉型水晶振動片の表裏主面に有する外部に露出した部分の耐食性膜を除去する工程と、
金属膜を各音叉型水晶振動片上に形成する工程と、
感光性レジストごとその上に形成された金属膜を剥離し、所望するパターンの電極を形成する工程と、
各音叉型水晶片表面に残っている耐食性膜をエッチングにより除去する工程と
を有することを特徴とする音叉型屈曲水晶振動片の製造方法である。
又、音叉型水晶振動板のおける溝部開口部を有する一方の主面の反対側の主面の各振動腕部先端には、音叉型水晶振動板の共振周波数を調整するための金属膜が形成されていることを特徴とする段落番号(0022)又は段落番号(0023)に記載の音叉型水晶振動板でもある。
更に、音叉水晶振動板の振動モードが屈曲振動モードであり、且つ共振周波数が32kHz〜200kHzであることを特徴とする同じく段落番号(0022)又は段落番号(0023)に記載の音叉型水晶振動板でもある。
本発明によると、小型化が著しく進んだ音叉型水晶振動板を搭載した水晶振動子であっても、そのCI値が低く、その製造工程では水晶基板内又は水晶基板毎の音叉型水晶振動板の共振周波数バラツキが小さく、且つ工程数が少なく、安価な設備で高歩留まりを達成することができる。
以下、本発明の実施の形態について、共振周波数が32.768kHzの音叉型水晶振動板を例に各図面をもって説明する。尚、各図面では、同じ符号は同じ部品を示し、又説明を明りょうにするため構造体の一部は図示していない。更に図示した構造体の寸法も一部誇張して示している。
図1は本発明おける一実施形態の音叉型水晶振動板を示す外観平面図であり、(a)は溝部の開口部形成主面(表面)側から示した図であり、(b)は溝部の開口部形成主面(表面)側とは反対側の主面(裏面)側から示した図である。又、図2は図1(a)記載の音叉型水晶振動板を同図記載の仮想切断線A−A′部分で切断した場合の概略断面図である。
即ち、図1の音叉型水晶振動板1は、音叉型の外形形状の水晶を素材とする水晶振動片の表面に、後述するような各電極を形成することにより構成されており、その厚み寸法h0は後述する溝部を除き100μmであって、基部1aの長さ寸法560μmと、この基部1aの一辺から一方向に一体で突出して形成された第1の振動腕部2と第2の振動腕部3からなり、両振動腕部の長さL0(基部1aとの接続境界線から各振動腕部先端部(自由端部)での長さ)は1100μmで音叉型水晶振動片1としての全長は1660μm、各振動腕部の幅はそれぞれ123μm、第1の振動腕部と第2の振動腕部との間隔幅は82μmとなるよう形成されている。また、本発明は溝部を各々の振動腕部の表裏主面のいずれか一方、すなわち片面のみに形成し第1の振動腕部2に溝部6を第2の振動腕部3に溝部7を形成してある。各溝部の長さ方向の一歩端部は基板1aと各振動腕部との接続境界線にあり、各この溝部の幅は93μm、長さL1は700μm(各溝部長さは各振動腕部長さの約63.6%となる)である。図2に示すように各溝部は片面よりの化学エッチングで、その形状は逆台形となって深さ方向にテーパ角度を有し底面までの深さh1は80ミクロンで、音叉型水晶振動板1(各振動腕部を含む)の厚みh2が100μmであるからh1はh0に対して80%となる。
図1(a)と図1(b)と図2において、第1の振動腕部2の大1の側面電極8と第2の側面電極10は第2の振動腕部3の表側主面(図1(a)における図示側の主面)に開口部を有する溝部7内に形成されている電極7aと、第2の振動腕部3の裏側主面に形成された平面状の電極17bとは裏側主面に形成された配線電極15も使用し、電気的に結線されて一方の外部接続用電極端子部4に接続されて一端子を得る。一方、第1の振動腕部2の表側主面に開口部を有する溝部6内に形成された電極6aと、第1の振動腕部2の裏側主面に形成された平面状の電極17aとは、表側主面に形成された配線電極14も使用し電気的に結線され他方の外部接続用電極端子部5に接続され一端子を得て、合計二端子の構成となる。また、各振動腕部表裏側主面に形成された各電極間は、第1の振動腕部2と第2の振動腕部3との間の又部近傍に形成されたバンド部16により各々の振動腕部側面の一部を通じて電気的に接続されている。尚、上記実施例では、各溝部の開口部端と各振動腕部長さ方向側面端との間の土手部18の幅は15μmで形成しているが、この幅寸法は2μmから20μmの範囲内で形成することが好ましい。
上記音叉型水晶振動板の2つの外部接続用電極端子間に交番電圧を印加すると、瞬時に見たときには図2のように電界が生じる。本発明では第1の振動腕部2の第1の側面電極8の面からは垂直に電界が発生し、溝部内電極6aにやや角度をもってその電極面に引き込まれる。一方、第2の振動腕部3の溝部内電極7aのテーパ面からは、面に垂直な電界が発生するが、第1の振動腕部2から発生する電界とはその向きがテーパの角度分があり同一ではない。それは裏側主面に有する平面電極と側面電極の関係も同様に電界の方向は異なる。
上記のような形態の音叉型水晶振動板において、上記形成寸法以外に各振動腕部の長さL0と溝部の長さL1を変えたサンプルを2種類形成し(計3種類)、そのときの振動腕部の長さL0に対する溝部の長さL1の比率(%)とCI値間の特性を示したグラフが図11である。このグラフから振動腕部の長さL0が異なる各サンプルにおいても、振動腕部の長さL0に対する溝部の長さL1の比率(%)が50%以下になると、溝部の形成効果がなくなりCI値が高くなることがわかる。又、図1に図示したように、各振動腕部の先端部(先端面から30%)の部分には後述する周波数調整用電極を形成する領域を確保する必要があるため、振動腕部の長さL0に対する形成する溝部の長さL1の比率を、50%以上70%未満とすることが好ましい。
又、図6と図7により本発明の他の実施形態を説明する。図6(a)の形態は概略図1(a)と同様であるが、その裏側主面には図6(b)のごとく両振動腕部とも電極が形成されていない構造であり、配線電極15のみが形成されている。しかし各振動腕部の裏側主面先端部近傍(先端面から長さ比で30%の範囲)には周波数調整用の金属膜19が形成してあり、材料はAu,Ag又はPdうちの一つが用いられる。図7は図6(a)のB−B′断面であるが、電気的結線は図に示す内容である。(詳細説明は省略する)
また、更に他の実施形態として、図9は図1及び図2と同様の音叉型水晶振動板の両振動腕部表裏主面の平面図及び断面図であるが、その表側主面には同主面に開口部を有する2本の略V字形状の溝部90が、各振動腕部の長さ方向に互いに平行に形成されており、その長さ比率は、図1記載の溝部と同様に50%以上70%未満であり、又その深さ比率は各振動腕部の厚み寸法の50〜90%の範囲で形成されている。また、図10は図9記載の音叉型水晶振動板において裏面91に電極を形成していない形態のものである。これらも上述の発明における性能とほぼ同様の性能を奏することができる。尚、上述した実施例では各振動腕部に2本の溝部を形成したものを例示しているが、2本以上の本数の溝部を形成した場合でも良い。
図8に本発明における音叉型水晶振動板の製造方法を、図1記載の音叉型水晶振動板の両振動腕部断面を用いて説明する。工程JはZ′板の水晶基板300の表裏主面に耐食性膜301をスパッタリング法にて成膜する。この耐食性膜の材料としてはCr、酸化アルミニウム、Cr膜+Au膜の2層積層膜の何れかを用いるが、本説明はCrのみを材料とした耐食性膜にて行う。
次に工程Kにて、前記耐食性膜301上に感光性レジスト(ポジ型)を両面に形成し、乾燥後表裏の両面に音叉形状のCrが残るように露光、現像、乾燥(以下パターン化)と音叉形状以外のCrのエッチングを行う。このときに溝部に相当する部分も同時にエッチングし、水晶面303aを露出させる。これにより表側主面には音叉形状の外形を決定する第1の耐食性膜部303と第2の耐食性膜部304が残り、また、裏側主面には音叉形状の耐食性膜302が残る。すなわち、本工程では音叉形状と溝部の形成パターンを同時に作成する。
次の工程Lでは前記表裏主面の耐食性膜上に図1にて記載した電極形状とはネガティブの関係を有する感光性レジスト(ポジ型)をパターン化する。それにより表側主面の第1の耐食性膜303上には第1のレジスト305が、又第2の耐食性膜304上には第2のレジスト306を形成し、更に裏側主面も同様に耐食性膜302上に、第3のレジスト307と第4のレジスト308が残る。この際用いる感光性レジストは2〜3μmと比較的厚く形成する。
次の工程Mで、水晶基板のエッチング液としてフッ化水索酸、フッ化アンモニウムの混合液を用意し、そのエッチング液中に各耐食性膜及び各レジストを表面に形成した水晶基板を浸漬しエッチングする。このときに水晶基板内の各水晶振動片外周側面部分309は基板両主面方向からのエッチングとなり音叉形状に貫通するが、溝部310は表側主面方向からの片面エッチングとなるため同じエッチング時間であっても貫通しない、もしくは貫通しないエッチング時間とする。
次の工程Nでは裏側主面に露出している耐食性膜302をエッチングし水晶表面311を得る。ついで工程Oにて各音叉型水晶振動片の表面上に電極を形成する。この電極材料にはTi+Pd,Ti+AuNi+Pd,Ni+Auなど金属膜の積層構成を用いるが、後に有するCrの耐食性膜のエッチング液に溶解せず、電気特性が満足すれば他の材料でも良い。
次の工程Pでは表裏主面に形成した感光性レジストとその上に形成された電極を剥離し、所望するパターンの電極を各音叉型水晶振動片表面上に形成する。これは感光性レジストを溶解する液に浸すことで容易に除去できる。しかし、その感光性レジストの下に有する各耐食性膜は水晶振動板上に残る。
次に工程Qで前記工程後に水晶面上に残っている各耐食性膜をエッチングする。このときに例えば第2の振動腕部における両側面の電極313と電極314、及び溝部内の電極305と裏側主面の電極308は、Crの耐食性膜に対するエッチング液には溶解しないためそのまま残る。ちなみに本発明で説明した一連の電極パターン形成プロセスはリフトオフ法を用いている。また、上記説明のCrの耐食性膜のエッチング液には、硝酸第二セリウムアンモニウムと過塩素酸の混合液を使用した。
本発明の他の実施形態として図6(b)に図示したような各振動腕部の裏側主面に電極を形成しない場合は、上記製造工程の工程Lにて裏面の感光性レジストを307、308のように光分離せず、音叉形状のままとすれば、裏側主面に電極が形成することはない。
尚、上記各実施形態は共振周波数が32.768kHzの音叉型水晶振動板を例に説明してきたが、本発明は共振周波数が200kHz前後までの音叉型水晶振動板に応用可能である。又、上記各実施形態は振動腕部が2本の音叉形状を用いて説明を行ったが、3本を有する三叉音叉型の水晶振動板にも適用が可能であるし、音叉型水晶振動片表面に形成される電極のパターンを変更して構成されるジャイロセンサ素子もその範囲に含む。
以上述べたように、本発明によれば、図11のグラフから導き出される適用範囲の溝部の長さ比率と、振動腕部が溝部の深さが音叉型水晶振動板の厚み比率で50%を超えることで、急激に音叉型水晶振動板のCI値が低下し、箱型の長さ3.2mm×幅1.5mm×厚み0.7mmの容器に音叉型水晶振動板を実装し真空気密封止することで構成された水晶振動子のCI値は45kΩ以下と極めて良好であった。従来の振動腕部の表裏両主面に溝部を有する製品と比べ、同等以上である。溝部が長さ比率や深さ比率が50%以上である場合は50kΩ以上であったことから、振動腕部の長さ比率の中央値及び厚み比率の中央値の50%を越えると、急激にCI値が更低下し長さ比率で60%前後及び深さ比率で80%ではCI値が約35kΩとなり、携帯電話や電波時計などの小型携帯機器の低消費電流化に大きく貢献する。
ちなみに音叉型水晶振動板の外形サイズを小型化すると、CI値は上昇傾向にあるが、音叉型水晶振動板を搭載した水晶振動子が接続する発振回路の発振起動マージンを考慮すれば大体45kΩ以下が理想である。50kΩでは起動性も悪く、不発振となる虞が高くなるため本発明の効果は大きい。
一方、図6(b)に示す裏側主面に電極が無い場合の効果では、周波数調整法にて従来音叉型水晶振動板が水晶基板に複数個連結されている状態で発振させながら周波数を検出し、あるいは事前計測データを用いて目的の周波数まで、金属膜19をレーザー法やイオンエッチング法で除去するが、その際に金属膜を構成するAuが電極飛散することがあり、電極間のショート或いはシート抵抗が上昇するなどの問題があったが、電極がない主面に金属膜19を形成することで上記問題の発生が大幅に低下する。
更に本発明の製造方法によれば、音叉型の外形形状と溝部形状の形成に用いるCr膜エッチングが同時であること、露光で用いるフォトマスクには音叉型外形形状と溝部形状が1枚のマスク基板に描写されているため、従来のように音叉型外形形状と溝部形状の位置合わせ誤差がなく、第1の振動腕部と第2の振動腕部の振動バランス(対称性)が良いために、CI値が安定して低い。更に本発明では音叉型の外形形状をエッチングで形成した後に電極を形成し全面に感光性レジストをコーティングする必要がなく、水晶を音叉型の外形形状に形成する前の状態で水晶基板両面に一連のフォトリソプロセスが行えるため、露光装置は安価なコンタクト方式やプロキシミティ方式が採用できる。ちなみに露光回数は従来3回であったものを2回に短縮化できた。また、最初の耐食性膜エッチング時に溝部もエッチングするため、その時間は60秒ほど要するため、すなわち電池腐食現象が少ないためエッチング速度が遅く溝部内に耐食性膜のエッチング残りがなく、溝部内も凹凸がなく極めて欠陥が少ない。
本製造方法により、従来の製造方法によれば水晶基板から多数得られた32.768kHzの音叉型水晶振動板の共振周波数バラツキは、水晶基板内で500Hz強あったものが、150Hz以下と低減しその効果は大であった。その結果、先端に形成する周波数調整用Auの量も従来の1/3以下となった。
本発明は音叉型水晶振動板の片面溝部構造と新規製造方法の組み合わせにより、この音叉型水晶振動板を搭載した水晶振動子の性能向上、低い投資、高歩留まりを達成したものであり、本音叉型水晶振動板を用いれば、それを搭載する容器などは箱型、シンリダ型、またそれを樹脂モールドした水晶振動子が容易に作成でき、ジャイロセンサへの適用や発振回路と組み合わせて水晶発振器して構成することも十分可能であり、本音叉型水晶振動板の性能はその応用製品の小型化、高性能化、安価に多大な貢献をもたらすものであって発明の効果は大である。
図1は、本発明における音叉型水晶振動の一実施形態をを示す平面図であり、(a)は溝部の開口部が形成されている表側主面から示したものであり、(b)は裏側主面から示したものである。 図2は、図1記載の音叉型水晶振動板を、同図記載の仮想切断線A−A′間で切断した場合の断面図である。 図3は、従来の音叉型水晶振動板を示す平面図である。 図4は、図3記載の従来の音叉型水晶振動板を、同図記載の仮想切断線P−P′間で切断した場合の断面図である。 図5は、従来の音叉型水晶振動板の製造方法を、音叉型水晶振動板の断面図を用いて示した工程説明図である。 図6は、本発明おける音叉型水晶振動板の他の実施形態を示す平面図であり、(a)は溝部の開口部が形成されている表側主面から示したものであり、(b)は裏側主面から示したものである。 図7は、図6記載の音叉型水晶振動板を、同図記載の仮想切断線B−B′間で切断した場合の断面図である。 図8は、本発明おける音叉型水晶振動板の製造方法を、音叉型水晶振動板の断面図を用いて示した工程説明図である。 図9は、本発明おける音叉型水晶振動板の他の実施形態を示す図であり、(a)は溝部の開口部が形成されている表側主面から示した平面図であり、(b)は裏側主面から示した平面図であり、(c)は同図(a)に記載の仮想切断線C−C′で切断した場合の断面図である。 図10は、本発明おける音叉型水晶振動板の他の実施形態を示す図であり、(a)は溝部の開口部が形成されている表側主面から示した平面図であり、(b)は裏側主面から示した平面図であり、(c)は同図(a)に記載の仮想切断線D−D′で切断した場合の断面図である。 図11は、本発明の音叉型水晶振動板における、振動腕部の長さに対する溝部の長さ比率(%)とCI値(kΩ)間の特性を示したグラフである。
符号の説明
1・・・音叉型水晶振動板
1a・・・基部
2・・・第1の振動腕部
3・・・第2の振動腕部
4,5・・・外部接続用電極端子部
6,7,310・・・溝部
6a,7a・・・溝内電極
8,10,11,13,313,314・・・側面電極
14,15・・・配線電極
16・・・バンド部
17a,17b・・・平面電極
18・・・土手部
19・・・金属膜
300・・・水晶基板
301,302,303,304・・・耐食性膜
303a,311・・・水晶面
305,308,313,314・・・電極
305,306,307,308・・・レジスト
309・・・水晶振動片外周側面部分

Claims (5)

  1. 幅方向の結晶軸がX軸、長手方向の結晶軸がY軸、厚み方向の結晶軸がZ軸であって、Y軸はX軸を中心にカット角θが−10゜〜+10゜回転させた範囲による平板状の水晶板からなり、少なくとも第1の振動腕部と、第2の振動腕部と、前記第1の振動腕部及び前記第2の振動腕部の長さ方向の一方の端部が接続し一体と成す基部とにより形成される音叉型水晶振動片の表面に、振動用電極、引き出し電極、外部接続用電極が形成されて構成される音叉型水晶振動板おいて、
    前記音叉型水晶振動片の第1の振動腕部と第2の振動腕部の表裏のいずれか一方の主面には、前記一方の主面に開口部を有し断面が逆台形もしくは略V字状からなる少なくとも1本の溝部が、前記溝部の長さ方向の一方端を前記各振動腕部と前記基部の境界線上に位置する形態で形成されており、
    前記溝部の深さ寸法は前記音叉型水晶振動片の厚み寸法の50%から90%の深さ寸法で形成されており、且つ前記溝部の長さ寸法は、前記溝部が形成されている各振動腕部の長さ寸法の50%以上70%未満の長さ寸法で形成されており、
    更に、前記第1の振動腕部の前記一方の主面に開口した前記溝部の内部表面に形成された第1の振動用電極と、他方の主面に前記溝部内部の底面に形成された前記第1の振動用電極に対向して形成された第2の振動用電極とは、前記第2の振動腕部の両側面及び前記第2の振動腕部先端表面に形成された電極と結線されて一端子を構成し、
    且つ前記第2の振動腕部の前記一方の主面に開口した前記溝部の内部表面に形成された第3の振動用電極と、他方の主面に前記溝部内部の底面に形成された前記第3の振動用電極に対向して形成された第4の振動用電極とは、前記第1の振動腕部の両側面及び前記第1の振動腕部先端表面に形成された電極と結線されて一端子を構成し、
    その二端子間に交番電圧を印加することで前記第1の振動腕部及び前記第2の振動腕部が屈曲振動することを特徴とする音叉型水晶振動板。
  2. 幅方向の結晶軸がX軸、長手方向の結晶軸がY軸、厚み方向の結晶軸がZ軸であって、Y軸はX軸を中心にカット角θが−10゜〜+10゜回転させた範囲による平板状の水晶板からなり、少なくとも第1の振動腕部と、第2の振動腕部と、前記第1の振動腕部及び前記第2の振動腕部の長さ方向の一方の端部が接続し一体と成す基部とにより形成される音叉型水晶振動片の表面に、振動用電極、引き出し電極、外部接続用電極が形成された音叉型水晶振動板おいて、
    前記音叉型水晶振動片の第1の振動腕部と第2の振動腕部の表裏のいずれか一方の主面には、前記一方の主面に開口部を有し断面が逆台形もしくは略V字状からなる少なくとも2本の溝部が、前記各振動腕部の長さ方向に対して並列に、且つ前記溝部の長さ方向の一方端を前記各振動腕部と前記基部の境界線上に位置する形態で形成されており、
    前記溝部の深さ寸法は前記音叉型水晶振動片の厚み寸法の50%以上90%以下の深さ寸法で形成されており、且つ前記溝部の長さ寸法は、前記溝部が形成されている各振動腕部の長さ寸法の50%以上70%未満の長さ寸法で形成されており、
    更に、前記第1の振動腕部の前記一方の主面に開口した前記溝部の内部表面に形成された振動用電極は、前記第2の振動腕部の両側面及び前記第2の振動腕部先端表面に形成された電極と結線されて一端子を構成し、
    且つ前記第2の振動腕部の前記一方の主面に開口した前記溝部の内部表面に形成された振動用電極は、前記第1の振動腕部の両側面及び前記第1の振動腕部先端表面に形成された電極と結線されて一端子を構成し、
    その二端子間に交番電圧を印加することで前記第1の振動腕部及び前記第2の振動腕部が屈曲振動することを特徴とする音叉型水晶振動板。
  3. 水晶基板の表裏主面に耐食性膜を形成する工程と
    前記耐食性膜上に感光性レジスト膜を形成し、フォトエッチング技術により、前記水晶基板の表裏の一方の面には耐食性膜が所望する複数個の音叉型水晶振動片の外形形状として残るように、他方の面には耐食性膜が所望する複数個の音叉型水晶振動片の外形形状として残るように、且つ前記各音叉型水晶振動片における第1の振動腕部及び第2の振動腕部に形成する溝部の位置の前記耐食性膜は残らないように処理する工程と、
    前工程のフォトエッチング技術で用いた感光性レジスト膜を除去する工程と、
    前記水晶基板の表裏主面に所望のパターンで形成された前記耐食性膜上に新たに感光性レジストをコートし、フォトリソグラフィ法により電極形成に必要なパターンを感光性レジスト膜に作成する工程と、
    耐食性膜が形成されていない外部に露出した前記水晶基板の表裏主面を両面よりエッチングして、複数個の音叉型の外形を有する水晶振動片を得る工程と、
    前記水晶基板の表裏主面のいずれか一方に有する耐食性膜が形成されていない外部に露出した溝部形成位置の水晶基板面をハーフエッチングする工程とを同時に行う工程と、
    前記各音叉型水晶振動片の表裏主面に有する外部に露出した部分の耐食性膜を除去する工程と、
    金属膜を前記各音叉型水晶振動片上に形成する工程と、前記感光性レジストごとその上に形成された金属膜を剥離し、所望するパターンの電極を形成する工程と、
    各音叉型水晶振動片表面に残っている耐食性膜をエッチングにより除去する工程と
    を具備することを特徴とする音叉型水晶振動板の製造方法。
  4. 前記音叉型水晶振動板のおける溝部開口部を有する一方の主面の反対側の主面の各振動腕部先端には、前記音叉型水晶振動板の共振周波数を調整するための金属膜が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の音叉型水晶振動板。
  5. 前記音叉型水晶振動板の振動モードは屈曲振動モードであり、且つその共振周波数が、32kHz〜200kHzであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の音叉型水晶振動板。
JP2006235964A 2006-08-31 2006-08-31 音叉型水晶振動板とその製造方法 Pending JP2008060952A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006235964A JP2008060952A (ja) 2006-08-31 2006-08-31 音叉型水晶振動板とその製造方法
EP07016234.2A EP1895658B1 (en) 2006-08-31 2007-08-18 Tuning fork crystal oscillation plate and method of manufacturing the same
US11/895,214 US7535159B2 (en) 2006-08-31 2007-08-21 Tuning fork crystal oscillation plate and method of manufacturing the same
CNB2007101471280A CN100571028C (zh) 2006-08-31 2007-08-30 音叉晶振板及其制造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006235964A JP2008060952A (ja) 2006-08-31 2006-08-31 音叉型水晶振動板とその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008060952A true JP2008060952A (ja) 2008-03-13

Family

ID=38761538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006235964A Pending JP2008060952A (ja) 2006-08-31 2006-08-31 音叉型水晶振動板とその製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7535159B2 (ja)
EP (1) EP1895658B1 (ja)
JP (1) JP2008060952A (ja)
CN (1) CN100571028C (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009117939A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Epson Toyocom Corp 圧電振動片、圧電振動子および加速度センサ
JP2010050941A (ja) * 2008-08-21 2010-03-04 Kyocera Kinseki Hertz Corp 音叉型屈曲水晶振動素子及び水晶振動子並びに水晶発振器
JP2011087273A (ja) * 2009-09-16 2011-04-28 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 圧電デバイス
KR101074975B1 (ko) 2009-09-08 2011-10-21 세이코 엡슨 가부시키가이샤 굴곡 진동편, 굴곡 진동자, 및 전자 디바이스
JP2012028899A (ja) * 2010-07-21 2012-02-09 Seiko Epson Corp 振動片、振動子及び発振器
JP2019095368A (ja) * 2017-11-27 2019-06-20 京セラ株式会社 圧電素子、圧電デバイスおよび圧電素子の製造方法

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008079033A (ja) * 2006-09-21 2008-04-03 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 圧電振動子の製造方法、圧電振動子及び電子部品
JP5065494B2 (ja) * 2008-08-27 2012-10-31 セイコーインスツル株式会社 圧電振動子、発振器、電子機器及び電波時計並びに圧電振動子の製造方法
TWI398097B (zh) 2009-11-18 2013-06-01 Wafer Mems Co Ltd 音叉型石英晶體諧振器
JP5839919B2 (ja) * 2011-09-28 2016-01-06 エスアイアイ・クリスタルテクノロジー株式会社 圧電振動片、圧電振動子、発振器、電子機器、および電波時計
JP6080449B2 (ja) 2012-09-18 2017-02-15 エスアイアイ・クリスタルテクノロジー株式会社 圧電振動片、圧電振動子、発振器、電子機器及び電波時計
JP5742868B2 (ja) * 2013-04-11 2015-07-01 株式会社大真空 音叉型水晶振動片、及び水晶振動デバイス
JP2015118027A (ja) * 2013-12-19 2015-06-25 セイコーエプソン株式会社 振動素子、電子デバイス、電子機器および移動体
JP6582501B2 (ja) * 2015-04-02 2019-10-02 セイコーエプソン株式会社 振動素子、振動子、電子機器および移動体
CN107040235B (zh) * 2017-06-08 2023-05-02 湖南省福晶电子有限公司 音叉晶振基座
CN107332532A (zh) * 2017-06-27 2017-11-07 袁力翼 一种晶体振荡器的封装制备方法
EP3468036A1 (fr) * 2017-10-03 2019-04-10 Micro Crystal AG Résonateur piezo-electrique de petite taille
CN114189228B (zh) * 2021-11-16 2022-09-02 苏州亿波达光电子科技有限公司 一种石英音叉谐振器及其制备方法

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5665517A (en) * 1979-10-15 1981-06-03 Ebauches Sa Piezoelectric vibrator
JPH05315881A (ja) * 1992-03-13 1993-11-26 Citizen Watch Co Ltd 水晶振動子の製造方法
JPH06112760A (ja) * 1992-09-25 1994-04-22 Seiko Electronic Components Ltd 捩り水晶振動子
WO2000044092A1 (fr) * 1999-01-20 2000-07-27 Seiko Epson Corporation Vibreur et dispositif electronique comportant un vibreur
JP2000223992A (ja) * 1999-01-29 2000-08-11 Seiko Instruments Inc 圧電振動子及びその製造方法
JP2002261557A (ja) * 2001-02-28 2002-09-13 Seiko Epson Corp 圧電振動片の製造方法
JP2003133895A (ja) * 2001-10-29 2003-05-09 Seiko Epson Corp 振動片、振動子、発振器及び電子機器
JP2003204240A (ja) * 2001-10-31 2003-07-18 Piedekku Gijutsu Kenkyusho:Kk 水晶ユニットとその製造方法
JP2003229737A (ja) * 2002-02-01 2003-08-15 Herutsu Kk 水晶振動子の製造方法
JP2004173218A (ja) * 2002-11-19 2004-06-17 Herutsu Kk 水晶振動子の製造方法
JP2004248237A (ja) * 2003-02-12 2004-09-02 Herutsu Kk 音叉型水晶振動子
JP2004260593A (ja) * 2003-02-26 2004-09-16 Seiko Epson Corp 水晶振動片とその製造方法及び水晶振動片を利用した水晶デバイス、ならびに水晶デバイスを利用した携帯電話装置および水晶デバイスを利用した電子機器
JP2005039768A (ja) * 2003-06-30 2005-02-10 Piedekku Gijutsu Kenkyusho:Kk 水晶振動子と水晶ユニットと水晶発振器
JP2006060727A (ja) * 2004-08-24 2006-03-02 River Eletec Kk 音叉型水晶振動子及びその製造方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49131088A (ja) 1973-04-16 1974-12-16 Suwa Seikosha Kk
US3949641A (en) * 1974-11-04 1976-04-13 The Steel Company Of Canada, Limited Self-drilling screw
JPS5261985A (en) 1975-11-18 1977-05-21 Citizen Watch Co Ltd Piezoelectric flection oscillator
JP3729249B2 (ja) 2000-09-01 2005-12-21 セイコーエプソン株式会社 振動片の製造方法、振動片、振動片を有する振動子、発振器及び携帯電話装置
JP3900846B2 (ja) * 2001-03-02 2007-04-04 セイコーエプソン株式会社 音叉型水晶振動片、振動子、発振器及び携帯用電話装置
JP4001029B2 (ja) * 2002-03-25 2007-10-31 セイコーエプソン株式会社 音叉型圧電振動片及びその製造方法、圧電デバイス
JP3925796B2 (ja) 2002-11-06 2007-06-06 セイコーエプソン株式会社 水晶振動片とその製造方法及び水晶振動片を利用した水晶デバイス、ならびに水晶デバイスを利用した携帯電話装置および水晶デバイスを利用した電子機器
JP4329492B2 (ja) * 2003-10-28 2009-09-09 セイコーエプソン株式会社 圧電振動片と圧電デバイスおよびこれらの製造方法、ならびに圧電デバイスを利用した携帯電話装置および圧電デバイスを利用した電子機器
JP4301200B2 (ja) 2004-10-20 2009-07-22 セイコーエプソン株式会社 圧電振動片および圧電デバイス
TW200633377A (en) * 2005-02-02 2006-09-16 Nihon Dempa Kogyo Co Piezo-electric vibrator

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5665517A (en) * 1979-10-15 1981-06-03 Ebauches Sa Piezoelectric vibrator
JPH05315881A (ja) * 1992-03-13 1993-11-26 Citizen Watch Co Ltd 水晶振動子の製造方法
JPH06112760A (ja) * 1992-09-25 1994-04-22 Seiko Electronic Components Ltd 捩り水晶振動子
WO2000044092A1 (fr) * 1999-01-20 2000-07-27 Seiko Epson Corporation Vibreur et dispositif electronique comportant un vibreur
JP2000223992A (ja) * 1999-01-29 2000-08-11 Seiko Instruments Inc 圧電振動子及びその製造方法
JP2002261557A (ja) * 2001-02-28 2002-09-13 Seiko Epson Corp 圧電振動片の製造方法
JP2003133895A (ja) * 2001-10-29 2003-05-09 Seiko Epson Corp 振動片、振動子、発振器及び電子機器
JP2003204240A (ja) * 2001-10-31 2003-07-18 Piedekku Gijutsu Kenkyusho:Kk 水晶ユニットとその製造方法
JP2003229737A (ja) * 2002-02-01 2003-08-15 Herutsu Kk 水晶振動子の製造方法
JP2004173218A (ja) * 2002-11-19 2004-06-17 Herutsu Kk 水晶振動子の製造方法
JP2004248237A (ja) * 2003-02-12 2004-09-02 Herutsu Kk 音叉型水晶振動子
JP2004260593A (ja) * 2003-02-26 2004-09-16 Seiko Epson Corp 水晶振動片とその製造方法及び水晶振動片を利用した水晶デバイス、ならびに水晶デバイスを利用した携帯電話装置および水晶デバイスを利用した電子機器
JP2005039768A (ja) * 2003-06-30 2005-02-10 Piedekku Gijutsu Kenkyusho:Kk 水晶振動子と水晶ユニットと水晶発振器
JP2006060727A (ja) * 2004-08-24 2006-03-02 River Eletec Kk 音叉型水晶振動子及びその製造方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009117939A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Epson Toyocom Corp 圧電振動片、圧電振動子および加速度センサ
JP4539708B2 (ja) * 2007-11-02 2010-09-08 エプソントヨコム株式会社 圧電振動片、圧電振動子および加速度センサ
US7936115B2 (en) 2007-11-02 2011-05-03 Epson Toyocom Corporation Piezoelectric resonator element, piezoelectric resonator, and acceleration sensor
US8053958B2 (en) 2007-11-02 2011-11-08 Seiko Epson Corporation Piezoelectric resonator element, piezoelectric resonator, and acceleration sensor
US8294338B2 (en) 2007-11-02 2012-10-23 Seiko Epson Corporation Piezoelectric resonator element with a plurality of grooves, piezoelectric resonator, and acceleration sensor
US8497620B2 (en) 2007-11-02 2013-07-30 Seiko Epson Corporation Piezoelectric resonator element, piezoelectric resonator, and acceleration sensor
US8633638B2 (en) 2007-11-02 2014-01-21 Seiko Epson Corporation Piezoelectric resonator element, piezoelectric resonator, and acceleration sensor for reducing vibration sensitivity in at least one axis
JP2010050941A (ja) * 2008-08-21 2010-03-04 Kyocera Kinseki Hertz Corp 音叉型屈曲水晶振動素子及び水晶振動子並びに水晶発振器
KR101074975B1 (ko) 2009-09-08 2011-10-21 세이코 엡슨 가부시키가이샤 굴곡 진동편, 굴곡 진동자, 및 전자 디바이스
JP2011087273A (ja) * 2009-09-16 2011-04-28 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 圧電デバイス
JP2012028899A (ja) * 2010-07-21 2012-02-09 Seiko Epson Corp 振動片、振動子及び発振器
JP2019095368A (ja) * 2017-11-27 2019-06-20 京セラ株式会社 圧電素子、圧電デバイスおよび圧電素子の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20080054763A1 (en) 2008-03-06
CN101136619A (zh) 2008-03-05
CN100571028C (zh) 2009-12-16
EP1895658A2 (en) 2008-03-05
EP1895658B1 (en) 2015-07-15
EP1895658A3 (en) 2012-06-27
US7535159B2 (en) 2009-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008060952A (ja) 音叉型水晶振動板とその製造方法
JP4714770B2 (ja) 音叉型圧電振動片及び音叉型圧電振動片の製造方法
JP2005136499A (ja) 圧電振動片と圧電デバイスおよびこれらの製造方法、ならびに圧電デバイスを利用した携帯電話装置および圧電デバイスを利用した電子機器
JP2007329879A (ja) 音叉型屈曲水晶振動片とその製造方法
JP2009060478A (ja) 圧電振動片の製造方法及び音叉型圧電振動片
JP4292825B2 (ja) 水晶振動片の製造方法
JP5520618B2 (ja) 音叉型屈曲水晶振動素子
JP2005151423A (ja) 圧電振動片と圧電デバイスおよびこれらの製造方法、ならびに圧電デバイスを利用した携帯電話装置および圧電デバイスを利用した電子機器
JP2010010734A (ja) 圧電振動片及び圧電デバイス
JP4241022B2 (ja) 水晶振動片とその製造方法及び水晶振動片を利用した水晶デバイス、ならびに水晶デバイスを利用した携帯電話装置および水晶デバイスを利用した電子機器
JP4102839B2 (ja) 音叉型水晶振動片の製造方法および水晶振動デバイスの製造方法、並びに音叉型水晶振動片および水晶振動デバイス
JP4525097B2 (ja) エッチング方法およびこれを利用した圧電デバイスと圧電振動片の製造方法、ならびに電喰抑制パターンの構造
JP4636170B2 (ja) 水晶振動片とその製造方法及び水晶振動片を利用した水晶デバイス、ならびに水晶デバイスを利用した携帯電話装置および水晶デバイスを利用した電子機器
JP2008131486A (ja) 音叉型水晶振動片の製造方法および水晶振動デバイスの製造方法、並びに音叉型水晶振動片および水晶振動デバイス
JP2009152988A (ja) 圧電振動片、圧電デバイス及びそれらの製造方法
JP2008085631A (ja) 振動片の製造方法、振動片、および振動子
JP5936438B2 (ja) 圧電振動デバイスの製造方法
JP2009152989A (ja) 圧電振動片及び圧電デバイス
JP4895716B2 (ja) 圧電デバイスの製造方法
JP4513304B2 (ja) エッチング方法およびこれを利用した圧電デバイスと圧電振動片の製造方法。
JP6055273B2 (ja) 圧電素子の製造方法
JP4692619B2 (ja) 水晶振動片とその製造方法及び水晶振動片を利用した水晶デバイス、ならびに水晶デバイスを利用した携帯電話装置および水晶デバイスを利用した電子機器
JP2005210185A (ja) 圧電振動片および圧電デバイスの製造方法
JP6163379B2 (ja) 水晶振動素子の製造方法
JP2004297342A (ja) 圧電振動片と圧電デバイスおよびこれらの製造方法、ならびに圧電デバイスを利用した携帯電話装置および圧電デバイスを利用した電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090827

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110905

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120222

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20120404

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20120404

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120423

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120522

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120601