JP6080449B2 - 圧電振動片、圧電振動子、発振器、電子機器及び電波時計 - Google Patents

圧電振動片、圧電振動子、発振器、電子機器及び電波時計 Download PDF

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Description

この発明は、圧電振動片、圧電振動子、発振器、電子機器及び電波時計に関するものである。
携帯電話や携帯情報端末機器には、時刻源や制御信号のタイミング源、リファレンス信号源等として、水晶等を利用した圧電振動子が用いられている。この種の圧電振動子は、様々なものが提供されているが、その一つとして、いわゆる音叉型の圧電振動片を有する圧電振動子が知られている。
図16は、従来の圧電振動片を示す断面図である。
図16に示すように、音叉型の圧電振動片200は、平行に配設された一対の振動腕部210,211と、一対の振動腕部210,211の基端部を支持する基部(不図示)とによって構成されている。そして、圧電振動片200の外表面には電極膜が形成され、この電極膜に電圧が印加されることで、一対の振動腕部210,211を、互いに接近又は離間する方向に所定の共振周波数で振動させることが可能となっている。
ところで、近年、圧電振動子が搭載される機器の小型化に伴い、圧電振動片200の小型化が望まれている。しかし、例えば振動腕部210,211の幅を狭くすると、振動腕部210,211上に形成される電極膜の形成幅も狭くなり、その等価直列抵抗値(Crystal Impedance:CI値)が上昇して出力信号の精度が悪化する。
これに対して図16に示すように、振動腕部210,211の両主面上にエッチング加工により溝部212を形成する構成が知られている。この構成によれば、溝部212の側面で、対となる励振電極(不図示)同士が対向するので、その対向方向に電界を効率良く 作用させることができる。これにより、振動腕部210,211の幅を狭くしても、電界効率を高めることができ、共振周波数Fを維持しながら小型化を図ることが可能になる。
特開2009−81520号公報
しかしながら、圧電振動片200の振動腕部210,211に溝部212を形成すると、振動腕部210,211の剛性が低下する。特に、振動腕部210,211の基端部と基部との接続部近傍に溝部を形成した場合には、振動腕部210,211の十分な強度が得られず、さらにこの部分に応力集中が発生しやすい。そのため、圧電振動片200に外部衝撃等が作用すると、振動腕部210,211の基端部と基部との接続部近傍が起点となって破断等が生じる虞がある。即ち、振動腕部210、211に溝部212を設ける場合は、振動腕の剛性が低下するといった課題がある。
さらに振動腕部210、211に溝部212を形成する場合、上述の「振動腕の剛性が低下する課題」の他に、次の課題もある。即ち、溝部212は、水晶等のウエハにマスクパターンを使用してウェットエッチングを施すことにより形成されるが、水晶等の材質は所定の結晶軸を有しており、結晶軸方向によってエッチング速度が異なるといった性質がある。このような性質は「エッチング異方性」とも呼ばれる。具体的には、水晶の各結晶軸(X軸、Y軸、Z軸)において、Z軸、+X軸、−X軸、Y軸の順でエッチング速度が遅くなることが知られている。そしてこの「エッチング異方性」を有することによって、エッチング後の溝部212の断面形状が単純な矩形状にならず、図16のような傾斜面を有した形状になることが知られている。
ここで図16に示すような溝部212内の傾斜面の部分を「エッチング残り213」と称する。通常、音叉型の圧電振動片200を形成する場合、エッチング加工によって所望の外形形状を得ることができるように、結晶軸のZ軸が圧電振動片200の厚み方向にほぼ一致し、Y軸が圧電振動片200の長さ方向にほぼ一致し、X軸が圧電振動片200の幅方向にほぼ一致するように、ウエハを水晶原石からカットするが、溝部212の形成時、上述したエッチング異方性の影響を受けることで、溝部212の側面にエッチング残り213が発生する。具体的には、+X軸側から−X軸側に向かうにつれてエッチング速度に遅れが生じるので、溝部212におけるX軸方向で対向する側面のうち、−X軸側に位置する−X軸側側面212aについては、溝部212の底部に向かうに従い漸次+X軸方向に向けて傾斜する傾斜面になる。そして、この傾斜した部分が上述したエッチング残り213となる。なお、+X軸側に位置する+X軸側側面212bについては、Z軸方向に平行な側面(エッチング残り213のない側面)となる。なお、エッチング残りは溝部212のみならず、振動腕210、211の側面にも形成される。図16には、振動腕210、211の両側面のうち、+X軸側の側面に傾斜(エッチング残り)が形成されている点が図示されている。
そして、溝部212にエッチング残り213が発生してしまうと、各振動腕部210,211をX軸方向で二等分する中心線O’を中心とした両側で形状が異なり、重量バランスが不均衡になる。その結果、振動腕部210,211のドライブレベル特性(圧電振動片200に印加する電圧に対する共振周波数Fの挙動)の変化や、振動漏れによるCI値の増加等を招くという問題がある。つまり、振動腕210、211に溝部212を設ける場合は、「振動腕の剛性が低下する課題」に加え、エッチング残り213に起因する「振動バランスの不均衡の課題」もある。
そこで本発明は、振動腕に溝部が設けられている圧電振動片において、剛性低下を抑制しつつ、振動バランスの不均衡を解消することが可能な圧電振動片、およびそれを備える圧電振動子、発振器、電子機器及び電波時計の提供を目的とする。
上記目的を達成すべく本発明にあっては、互いに平行に配設された一対の振動腕部と、前記一対の振動腕部の長さ方向における基端部を一体的に固定する基部と、前記一対の振動腕部における主面に形成され、前記長さ方向に沿って延在する溝部と、を備え、前記振動腕部の厚さ方向が結晶軸のZ方向であり、前記振動腕部の長さ方向が結晶軸のY軸方向であり、かつ前記長さ方向及び前記振動腕部の厚み方向に直交する幅方向が結晶軸のX軸方向である音叉型の圧電振動片において、前記溝部は、前記振動腕部の先端部側に形成された第1溝部と、前記第1溝部よりも前記振動腕部の基端部側に形成される第2溝部と、を有し、前記第2溝部は、前記X軸方向において前記第1溝部よりも−X軸方向にオフセットし、かつ前記第1溝部に対してY軸方向に間隔をあけて配設され、前記間隔は、前記基部と前記基端部との接続部分に形成される傾斜面よりも前記先端側にあることを特徴とする圧電振動片。
この構成によれば、振動腕部の基端側において溝部が第1溝部と第2溝部とに分かれているので、1本の連通する溝部が振動腕部に形成されている場合と比較すると、振動腕部の基端部に応力が集中するのを抑えることができ、振動腕部の剛性を高めることが可能になる。さらに、第2溝部が、第1溝部に対して−X軸方向にオフセットして配設されているため、第1溝部形成時に生じたエッチング残りによって生じる、振動腕部のX軸方向の両側部分での重量バランスのばらつきを抑えることができる。つまり、第1溝部を形成すると第1溝部の−X方向側にエッチング残りが生じ、これにより、第1溝部をX軸方向に分断する中心線に対して−X方向側の重量が増加してしまうが、第2溝部を−X方向側にオフセットさせることで、第2溝部では、−X軸方向の重量が+X軸方向よりも軽減するので、第1溝部で生じた重量バランスのばらつきを軽減することが可能になる。その結果、振動腕全体で見たときに、振動中心となる振動腕の長手方向中心線に対して左右の重量バランスのばらつきを小さくすることができる。
また、前記第2溝部の溝幅が前記第1溝部の溝幅よりも狭いことを特徴とする。
この構成により、振動腕部の基端側で第2溝部の溝幅を狭くできるので、振動腕部の基端部に応力が集中するのをより効果的に抑えることができ、振動腕部の剛性をより高めることが可能になる。
また、本発明に係る圧電振動子は、上記圧電振動片と、互いに接合されたベース基板とリッド基板とを有し、両基板の間に形成されたキャビティ内に上記圧電振動片を収容するパッケージと、を備えていることを特徴とする。これによれば、耐衝撃性に優れ、さらにドライブレベル特性に優れた圧電振動子を提供することが可能になる。
また、本発明に係る発振器は、上記圧電振動子が、発振子として集積回路に電気的に接続されていることを特徴とする。さらに本発明に係る電子機器は、上記圧電振動子が、計時部に電気的に接続されていることを特徴としている。さらに本発明に係る電波時計は、上記圧電振動子が、フィルタ部に電気的に接続されていることを特徴としている。
本発明に係る発振器、電子機器及び電波時計においては、上記圧電振動子を備えているので、信頼性及び耐久性に優れた高品質な製品を提供することができる。
本発明によれば、振動腕に溝部が設けられている圧電振動片において、剛性低下を抑制しつつ、振動バランスの不均衡を解消することが可能な圧電振動片、およびそれを備える圧電振動子、発振器、電子機器及び電波時計を提供することが可能となる。
本発明の実施形態における圧電振動片の平面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 圧電振動片の製造方法を示すフローチャートである。 圧電振動片の製造方法を示す工程図であって、水晶ウエハの平面図である。 圧電振動片の製造方法を示す工程図であって、図4のB−B線に沿う断面図である。 圧電振動片の製造方法を示す工程図であって、図4のB−B線に沿う断面図である。 圧電振動片の製造方法を示す工程図であって、図4のB−B線に沿う断面図である。 圧電振動片の製造方法を示す工程図であって、図4のB−B線に沿う断面図である。 圧電振動子を示す外観斜視図である。 図9に示す圧電振動子の内部構成図であって、リッド基板を取り外した状態の平面図である。 図10のC−C線に沿う断面図である。 図9に示す圧電振動子の分解斜視図である。 本発明の一実施形態を示す図であって、発振器の構成図である。 本発明の一実施形態を示す図であって、電子機器の構成図である。 本発明の一実施形態を示す図であって、電波時計の構成図である。 従来の圧電振動片を示す断面図である。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(圧電振動片)
図1は本実施形態に係る圧電振動片の平面図であり、図2は図1のA−A線に沿う断面図である。
図1、図2に示すように、本実施形態の圧電振動片1は、水晶、タンタル酸リチウムやニオブ酸リチウム等の圧電材料からなる音叉型の振動片であって、一対の振動腕部10,11、及び一対の振動腕部10,11の基端部を一体的に固定する基部12を有する圧電板13と、圧電板13上に形成された電極膜14と、を備えている。なお、本実施形態の圧電板13は、後述するように水晶のランバート原石を、水晶結晶軸として互いに直交するX軸、Y軸、Z軸に対して所定の角度でスライスして水晶ウエハ40(図4参照)とし、この水晶ウエハ40に対してウェットエッチングを施すことで形成されている。そして、本実施形態の圧電板13では、水晶結晶軸のZ軸が圧電板13の厚み方向にほぼ一致し、Y軸が圧電板13(振動腕部10,11)の長さ方向に一致し、X軸が圧電板13の幅方向(振動腕部10,11の配列方向)に一致している。
基部12は、振動腕部10,11が接続される第1基部21と、第1基部21の基端部に連設され、第1基部21に比べて幅広とされた第2基部22と、を有している(いわゆる、二段基部タイプ)。また、第1基部21と振動腕部10,11の基端部との接続部分、及び各基部21,22の接続部分は、Y軸方向に沿う先端側から基端側に向かうに従い幅が漸次拡大する傾斜面21a,22aとなっている。なお、本実施形態では基部12の形状を二段基部タイプとしているが、基部12の形状はこれに限られるものではなく、基部12の側面に段差のないストレートタイプであったり、又は基部12にX軸方向に切欠き(ノッチ)のあるノッチタイプであってもよい。ノッチタイプの場合は、振動腕部10、11の振動が基部12を介してパッケージ側に漏れる「振動漏れ」を低減できるといった効果が得られる。
一対の振動腕部10,11は、Y軸方向に沿って延在するとともに、X軸方向に平行に並んで形成されている。また、各振動腕部10,11におけるX軸方向で対向する両側面のうち、−X軸方向に位置する−X軸側側面10a,11aは、両主面10b,11bに対してほぼ垂直に形成され、+X軸方向に位置する+X軸側側面10c,11cは、Z軸方向に沿う外側(主面10b,11b側)から中央部に向かうに従い+X軸方向に向けて傾斜する傾斜面となっている。すなわち、振動腕部10,11における両主面10b,11bの+X軸側端縁からZ軸方向に延びる第1仮想線L1に対して+X軸方向に膨出する部分が、後述する外形形成工程(S20)時のエッチング異方性の影響によるエッチング残り23になっている。
各振動腕部10,11の両主面10b,11bには、Z軸方向の内側に向けて窪み、かつY軸方向に沿って延在する溝部25が形成されている。さらに、溝部25は、各振動腕部10,11のY軸方向に沿う先端部側に形成された第1溝部26と、第1溝部26に対して振動腕部10,11の基端部側に形成された第2溝部27と、を有している。すなわち、本実施形態では、各振動腕部10,11の両主面10b,11b上において、第1溝部26及び第2溝部27がそれぞれY軸方向に並んで形成されている。なお、溝部25は振動腕部10、11の表面、裏面の少なくとも一方に形成されていればよい。
第1溝部26は、振動腕部10,11の基端部から中間部付近まで延在し、Y軸方向の全体に亘って形成されている。また、各第1溝部26は、振動腕部10、11をZ軸方向から見た場合に、各振動腕部10,11における主面10b,11bのX軸方向の中心(幅方向の中央位置)を通る中心線Oに対して線対称になるように形成されている。つまり、第1溝部26は、第1溝部26の開口幅をX軸方向に2等分する中心線と、振動腕部の中心線Oとが略一致するように振動腕部10、11に形成されているといえる。
第2溝部27は、振動腕部10,11と基部12との接続部分から第1溝部26の基端部付近まで延在し、第1溝部26に対してY軸方向に間隔をあけて配置されている。さらに第2溝部27は、Y軸方向に沿う長さTL2が第1溝部26の長さTL1に対して短く、かつX軸方向に沿う幅TW2が第1溝部26の幅TW1に対して狭くなっている(図1参照)。
また、図2に示すように、第2溝部27におけるX軸方向で対向する両側面のうち、+X軸方向に位置する+X軸側側面27aは、両主面10b,11bに対してほぼ垂直に形成され、−X軸方向に位置する−X軸側側面27bは、Z軸方向に沿う外側から内側に向かうに従い+X軸方向に向けて傾斜する傾斜面となっている。すなわち、第2溝部27における−X軸側側面27bは、Z軸方向内側に向かうに従い第2溝部27におけるX軸方向の幅TW2が漸次狭くなるように傾斜している。
この場合、第2溝部27における開口縁の−X軸側端縁からZ軸方向に延びる第2仮想線L2に対して+X軸方向に膨出する部分が、後述する溝部形成工程(S30)時のエッチング異方性の影響によるエッチング残り24となる。なお、第2溝部27の底面27cは、両主面10b,11bとほぼ平行に形成されている。
ここで、本実施形態の第2溝部27は、第1溝部26に対して−X軸方向にオフセットされて形成されている。具体的には、第2溝部27のY軸方向に延びる中心線が振動腕部10,11の中心線Oよりも−X軸方向にオフセットするように第2溝部27が設けられている。さらに言い換えると、図2において、各第2溝部27の+X軸側開口縁から振動腕部10,11の両主面10b,11bの+X軸側端縁までの幅WBは、各第2溝部27の−X軸側開口縁から振動腕部10,11の両主面10b,11bの−X軸側端縁までの幅WAに比べて広くなっている(WB>WA)。
これにより、第1溝部26ではエッチング残りによって振動腕部10、11の中心線Oに対して−X軸方向側の重量が増加し、振動腕部10、11の中心線Oに対するX軸方向両側の重量バランスがばらついていたが、第2溝部27を−X軸方向にオフセットすることにより、第2溝部27が形成されている領域においては、振動腕部10、11の中心線Oに対してX軸方向両側の重量バランスがほぼ同等、もしくは+X軸方向の重量が増加するようになる。よって、振動腕部10、11全体でみた場合には、第1溝部26で生じた重量バランスのばらつき(−X軸方向側の重量が増加するばらつき)が、第2溝部27での重量バランスによって低減されることになり、中心線Oに対してX軸方向両側での重量バランスをほぼ均等にすることが可能になる。なお、振動腕部10、11の振動に対しては、振動腕部10、11の先端側の重量バランスと比較すると、根元(基端側)の重量バランスの方がより大きく影響する。よって、第2溝部27をオフセットさせても振動腕部10、11全体の重量バランスがX軸方向両側において均等にならない場合も(依然として−X軸方向側の重量が+X軸方向側の重量よりも大きい場合も)、第2溝部27において中心線Oに対するX軸方向両側の重量バランスが均等であれば、振動腕部10、11のドライブレベル特性を大幅に向上させることができ、精度の高い安定した共振周波数を得ることが可能になる。
また、振動腕部10、11には、これらの振動腕を屈曲振動させるための電極膜14が設けられている。電極膜14は、一対の振動腕部10,11に形成されて一対の振動腕部10,11を振動させる第1励振電極31及び第2励振電極32と、第1励振電極31及び第2励振電極32にそれぞれに電気的に接続された第1マウント電極33及び第2マウント電極34と、励振電極31,32とマウント電極33,34とをそれぞれ電気的に接続する引き出し電極35,36と、を有している。なお、電極膜14は、例えば、クロム(Cr)と金の積層膜等により形成される。
励振電極31,32は、一対の振動腕部10,11の外表面上に形成されている。励振電極31,32は、電圧が印加されたときに、一対の振動腕部10,11を互いに接近又は離間するように、X軸方向に所定の共振周波数Fで振動させる。
一対の励振電極31,32は、一対の振動腕部10,11の外表面にそれぞれ電気的に切り離された状態でパターニングされて形成されている。
具体的に、第1励振電極31は、主に振動腕部10の溝部25の内面と、振動腕部11の−X軸側側面11c及び+X軸側側面11aと、に形成されている。また、第2励振電極32は、主に振動腕部11の溝部25の内面と、振動腕部10の−X軸側側面10c及び+X軸側側面10aと、に形成されている。
マウント電極33,34は、基部12の主面上における基端部にX軸方向に並んで形成されている。
引き出し電極35,36のうち、第1引き出し電極35は、第1励振電極31と第1マウント電極33とを接続しており、第2引き出し電極36は、第2励振電極32と第2マウント電極34とを接続している。なお、マウント電極33,34及び引き出し電極35,36は、圧電板13の両主面のうち、少なくとも一方の主面に形成されていれば構わない。
なお、振動腕部10,11の先端部には、所定の周波数の範囲内で振動するように調整(周波数調整)を行うための粗調膜37a及び微調膜37bからなる重り金属膜37が形成されている。この重り金属膜37を利用して周波数調整を行うことで、一対の振動腕部10,11の周波数をデバイスの公称周波数の範囲内に収めることができるようになっている。
(圧電振動子の製造方法)
次に、上述した圧電振動片1の製造方法について説明する。
図3は、圧電振動片の製造方法を示すフローチャートである。図4から図8は、圧電振動片の製造方法を説明するための工程図であって、図4のA−A線に相当する断面図である。
まず、図3、図4に示すように、水晶のランバート原石を所定の角度でスライスして一定の厚みの水晶ウエハ40とする(S10)。このとき、Z軸が圧電振動片1の厚み方向にほぼ一致し、Y軸が圧電振動片1(振動腕部10,11)の長さ方向にほぼ一致し、X軸が圧電振動片1の幅方向(振動腕部10,11の配列方向)にほぼ一致するように、水晶ウエハをスライスする。次に、水晶ウエハ40をラッピングして粗加工した後、加工変質層をエッチングで取り除き、この後、ポリッシュ等の鏡面加工を行なって所定の厚みとする。
次に、図3〜図5に示すように、水晶ウエハ40に複数の圧電板13の外形形状を形成する外形形成工程(S20)を行う。外形形成工程(S20)は、水晶ウエハ40の両主面上にエッチング保護膜41を形成し、フォトリソグラフィ技術によりエッチング保護膜41から圧電振動片1の外形形状に対応したマスクパターン42を形成するマスクパターン形成工程(S21)と、マスクパターン42をマスクとして、水晶ウエハ40の両主面側からウェットエッチングによるエッチング加工を行うエッチング工程(S22)と、を備えている。
マスクパターン形成工程(S21)では、まず水晶ウエハ40の両主面上の全体に亘ってエッチング保護膜41を形成する。このエッチング保護膜41としては、例えばクロムからなる下地膜と、金からなる仕上げ膜とが積層した金属膜が挙げられ、スパッタリング法や蒸着法等による成膜によって形成される。
そして、エッチング保護膜41をパターニングして、圧電振動片1の外形形状に対応したマスクパターン42を形成する。具体的には、エッチング保護膜41上に図示しないフォトレジスト膜を形成した後、通常のフォトレジスト技術によって、例えば圧電振動片1の外形形状となるようにパターニングする。そして、このフォトレジスト膜をマスクとしてエッチング加工を行い、マスクされていないエッチング保護膜41を選択的に除去する。そして、エッチング加工後に、マスクとして用いたフォトレジスト膜を除去する。
次に、パターニングされたマスクパターン42をマスクとしてエッチング加工(ウェットエッチング)を行う(S22)。具体的には、マスクパターン42が形成された水晶ウエハ40を図示しないエッチング液(例えば、フッ素系)に所定時間、浸漬することで、水晶ウエハ40のうち、マスクパターン42でマスクされていない部分を選択的に除去する。これにより、マスクパターン42の形状に倣って水晶ウエハ40をエッチング加工することができ、圧電板13の外形形状を形成することができる。なお、複数の圧電板13は、後に行う切断工程(S70)を行うまで、図示しない連結部を介して水晶ウエハ40に連結された状態となっている。
次に、図7に示すように、圧電板13のうち、振動腕部10,11の両主面10b,11bに溝部25(図1参照)を形成する溝部形成工程(S30)を行う。具体的には、上述したマスクパターン42のうち、溝部25の形成領域が開口するようにマスクパターン42を再度パターニングする。この場合、マスクパターン42の開口部分のうち、第1溝部26の形成領域は中心線Oに対して線対称に形成し、第2溝部27の形成領域42aは中心線Oに対して−X軸方向にオフセットさせて形成する。そして、上述した外形形成工程(S20)と同様に、パターニングされたマスクパターン42をマスクとしてエッチング加工(ウェットエッチング)を行う。これにより、図8に示すように、水晶ウエハ40のうち、マスクパターン42でマスクされていない領域が選択的に除去されることで、一対の振動腕部10,11の両主面10b,11b上に溝部25がそれぞれ形成される。その後、マスクパターン42を除去する。
なお、外形形成工程(S20)、及び溝部形成工程(S30)では、エッチング異方性の影響を受けることで上述したエッチング残り23,24が発生する。この場合、溝部形成工程(S30)は、外形形成工程(S20)に比べてエッチング時間が短く設定されているため、溝部形成工程(S30)で発生するエッチング残り24は、外形形成工程(S20)で発生するエッチング残り23に比べて大きくなる。
次に、複数の圧電板13上に、例えばスパッタリング等により電極膜14をパターニングして、励振電極31,32と、マウント電極33,34と、引き出し電極35,36とをそれぞれ形成する電極形成工程(S40)を行う。また、一対の振動腕部10,11の先端に重り金属膜37を形成する重り金属膜形成工程(S50)を行う。
なお、電極形成工程(S40)と重り金属膜形成工程(S50)とは、別工程で行っても、同一工程で一括して行っても構わない。
次に、水晶ウエハ40に形成された全ての振動腕部10,11に対して、周波数を粗く調整する粗調工程(S60)を行う。このとき、例えば水晶ウエハ40に形成された全ての振動腕部10,11の周波数をまとめて測定し、測定された周波数と予め定められた目標周波数との差に応じて、トリミング量を算出する。そして、重り金属膜37の粗調膜37aにレーザ光を照射して一部を蒸発させ、トリミング量に応じて粗調膜37aを除去(トリミング)する。なお、共振周波数Fをより高精度に調整する微調は、例えば圧電振動片1の実装後に行う。
次に、水晶ウエハ40と圧電板13とを連結している連結部を切断して、複数の圧電板13を水晶ウエハ40から切り離して個片化する切断工程(S70)を実行する。
以上より、1枚の水晶ウエハ40から、音叉型の圧電振動片1が一度に複数製造される。
このように、本実施形態では、Y軸に沿う振動腕部10,11の先端部側に形成された第1溝部26と、第1溝部26に対してY軸に沿う振動腕部10,11の基端部側に形成されるとともに、X軸に沿う幅が第1溝部26よりも狭い第2溝部27と、を有する構成とした。
この構成によれば、第2溝部27の幅TW2を第1溝部26の幅TW1に比べて狭くすることで、振動腕部10,11における基端部の剛性を高めることができるので、振動腕部10,11の基端部に応力が集中するのを抑えることができる。これにより、圧電振動片1に外部衝撃等が作用しても、圧電振動片1の破断等が生じるのを防ぐことができる。
特に、本実施形態では、第2溝部27が、振動腕部10,11の中心線Oに対して−X軸方向にオフセットされている構成とした。
この構成によれば、溝部形成時に生じるエッチング残り24によって振動腕部10,11の重量バランスがばらつくことを抑えることができる。これにより、振動腕部10,11の重量バランスの均衡を保つことができるので、ドライブレベル特性の向上や、振動漏れ抑制によるCI値の低下等を図ることができる。
その結果、剛性低下を抑制しながら小型化を図ることができるとともに、振動特性に優れた圧電振動片1を提供することができる。
また、本実施形態では第1溝部26は振動腕部10、11に対してオフセットさせておらず、即ち、第1溝部26の中心線と振動腕部10、11の中心線Oとが略一致するように第1溝部26を形成している。しかしながら第1溝部26の形態はこれに限られるものではなく、第1溝部26を−X軸方向側にオフセットさせてもよい。この構成によれば、第1溝部26のエッチング残りに起因する重量バランスのばらつきを、第1溝部26のX軸方向のアライメントで低減させることができる。これに加えてさらに第2溝部27を第1溝部26に対してオフセットさせれば、より効果的に振動腕部10、11の重量バランスのばらつきを低減することが可能になる。
また、本実施形態では、第1溝部26の溝幅を第2溝部27の溝幅よりも大きくしたが、これらの溝幅の大小関係はこれに限られるものではない。即ち、第2溝部27の溝幅を狭くしなくとも振動腕の剛性を十分に確保できるのであれば、第1溝部26と第2溝部27の溝幅は同じであってもよい。
次に、上述した圧電振動片1を具備する圧電振動子50について説明する。図9は圧電振動子を示す外観斜視図であり、図10は、図9に示す圧電振動子の内部構成図であって、リッド基板を取り外した状態の平面図である。また、図11は図10のC−C線に沿う断面図であり、図12は図9に示す圧電振動子の分解斜視図である。なお、以下の説明では、上述した構成と共通する構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。また、本実施形態では、エッチング残り23,24や電極膜14、重り金属膜37等の図示を省略している。
図9〜図12に示すように、本実施形態の圧電振動子50は、ベース基板51とリッド基板52とが例えば陽極接合や、不図示の接合膜、半田、ろう材等を介して接合されたパッケージ53と、パッケージ53の内部に形成されたキャビティC内に収納された圧電振動片1と、を備えた表面実装型とされている。なお、以下ではパッケージの材料としてガラス材料を用いた場合について説明するが、本発明に係る圧電振動片を収容可能なパッケージはこれに限られるものではなく、ベース基板としてセラミック材を用い、リッド基板としてセラミックまたは金属リッドを用いるセラミックパッケージであってもよい。
ベース基板51及びリッド基板52は、ガラス材料、例えばソーダ石灰ガラスからなる透明の絶縁基板であり、略板状に形成されている。リッド基板52には、ベース基板51が接合される接合面側に、圧電振動片1が収まる矩形状の凹部52aが形成されている。この凹部52aは、ベース基板51及びリッド基板52が重ね合わされたときに、圧電振動片1を収容するキャビティCを構成する。
ベース基板51には、ベース基板51を厚さ方向に貫通する一対の貫通孔54,55が形成されている。この貫通孔54,55は、キャビティC内に収まる位置に形成されている。より詳しく説明すると、本実施形態の貫通孔54,55は、マウントされた圧電振動片1の基部12側に対応した位置に一方の貫通孔54が形成され、振動腕部11の先端部側に対応した位置に他方の貫通孔55が形成されている。
そして、これら一対の貫通孔54,55には、これら貫通孔54,55を埋めるように形成された一対の貫通電極56,57が形成されている。これら貫通電極56,57は、例えば貫通孔54,55に対して一体的に固定された導電性の芯材であり、両端が平坦で、且つベース基板51の厚みと略同じ厚さとなるように形成されている。これにより、キャビティC内の気密を維持しつつ、ベース基板51の両面で電気導通性を確保している。
なお、貫通電極56,57としては、上述した構成に限定されるものではなく、例えば貫通孔54,55に図示しない金属ピンを挿入した後、貫通孔54,55と金属ピンとの間にガラスフリットを充填して焼成することで形成しても構わない。さらに、貫通孔54,55内に埋設された導電性接着剤であっても構わない。
ベース基板51の上面(リッド基板52が接合される接合面側)には、一対の引き回し電極61,62がパターニングされている。また、これら一対の引き回し電極61,62上にそれぞれ金等からなるバンプBが形成されており、バンプBを利用して圧電振動片1の一対のマウント電極33,34が実装されている。これにより、圧電振動片1の一方のマウント電極33が、一方の引き回し電極61を介して一方の貫通電極56に導通し、他方のマウント電極34が、他方の引き回し電極62を介して他方の貫通電極57に導通するようになっている。
ベース基板51の下面には、一対の外部電極64,65が形成されている。一対の外部電極64,65は、ベース基板51の長手方向の両端部に形成され、一対の貫通電極56,57に対してそれぞれ電気的に接続されている。
このように構成された圧電振動子50を作動させる場合には、ベース基板51に形成された外部電極64,65に対して、所定の駆動電圧を印加する。これにより、圧電振動片1の励振電極に電流を流すことができ、一対の振動腕部10,11を、互いに接近または離間する方向に所定の周波数で振動させることができる。そして、この一対の振動腕部10,11の振動を利用して、時刻源、制御信号のタイミング源やリファレンス信号源等として圧電振動子50を利用することができる。
本実施形態の圧電振動子50によれば、安定した振動特性を有するとともに外部衝撃による振動腕部10,11の破損が生じ難い高品質で小型の圧電振動片1を備えているので、作動の信頼性及び耐久性が向上した高品質な圧電振動子50とすることができる。
(発振器)
次に、本発明に係る発振器の一実施形態について、図13を参照しながら説明する。
本実施形態の発振器100は、図13に示すように、圧電振動子50を、集積回路101に電気的に接続された発振子として構成したものである。この発振器100は、コンデンサ等の電子部品102が実装された基板103を備えている。基板103には、発振器用の上述した集積回路101が実装されており、この集積回路101の近傍に、圧電振動子50が実装されている。これら電子部品102、集積回路101及び圧電振動子50は、図示しない配線パターンによってそれぞれ電気的に接続されている。なお、各構成部品は、図示しない樹脂によりモールドされている。
このように構成された発振器100において、圧電振動子50に電圧を印加すると、この圧電振動子50内の圧電振動片1が振動する。この振動は、圧電振動片1が有する圧電特性により電気信号に変換されて、集積回路101に電気信号として入力される。入力された電気信号は、集積回路101によって各種処理がなされ、周波数信号として出力される。
これにより、圧電振動子50が発振子として機能する。
また、集積回路101の構成を、例えば、RTC(リアルタイムクロック)モジュール等を要求に応じて選択的に設定することで、時計用単機能発振器等の他、当該機器や外部機器の動作日や時刻を制御したり、時刻やカレンダー等を提供したりする機能を付加することができる。
上述したように、本実施形態の発振器100によれば、作動の信頼性及び耐久性が向上した高品質な圧電振動子50を備えているので、信頼性及び耐久性に優れた高品質、かつ長期にわたって安定した高精度な周波数信号を得ることができる発振器100を提供できる。
(電子機器)
次に、本発明に係る電子機器の一実施形態について、図14を参照して説明する。なお電子機器として、上述した圧電振動子50を有する携帯情報機器110を例にして説明する。始めに本実施形態の携帯情報機器110は、例えば、携帯電話に代表されるものであり、従来技術における腕時計を発展、改良したものである。外観は腕時計に類似し、文字盤に相当する部分に液晶ディスプレイを配し、この画面上に現在の時刻等を表示させることができるものである。また、通信機として利用する場合には、手首から外し、バンドの内側部分に内蔵されたスピーカ及びマイクロフォンによって、従来技術の携帯電話と同様の通信を行うことが可能である。しかしながら、従来の携帯電話と比較して、格段に小型化及び軽量化されている。
次に、本実施形態の携帯情報機器110の構成について説明する。この携帯情報機器110は、図14に示すように、圧電振動子50と、電力を供給するための電源部111とを備えている。電源部111は、例えば、リチウム二次電池からなっている。この電源部111には、各種制御を行う制御部112と、時刻等のカウントを行う計時部113と、外部との通信を行う通信部114と、各種情報を表示する表示部115と、それぞれの機能部の電圧を検出する電圧検出部116とが並列に接続されている。そして、電源部111によって、各機能部に電力が供給されるようになっている。
制御部112は、各機能部を制御して音声データの送信及び受信、現在時刻の計測や表示等、システム全体の動作制御を行う。また、制御部112は、予めプログラムが書き込まれたROMと、このROMに書き込まれたプログラムを読み出して実行するCPUと、このCPUのワークエリアとして使用されるRAM等とを備えている。
計時部113は、発振回路、レジスタ回路、カウンタ回路及びインターフェース回路等を内蔵する集積回路と、圧電振動子50とを備えている。圧電振動子50に電圧を印加すると圧電振動片1が振動し、この振動が水晶の有する圧電特性により電気信号に変換されて、発振回路に電気信号として入力される。発振回路の出力は二値化され、レジスタ回路とカウンタ回路とにより計数される。そして、インターフェース回路を介して、制御部112と信号の送受信が行われ、表示部115に、現在時刻や現在日付或いはカレンダー情報等が表示される。
通信部114は、従来の携帯電話と同様の機能を有し、無線部117、音声処理部118、切替部119、増幅部120、音声入出力部121、電話番号入力部122、着信音発生部123及び呼制御メモリ部124を備えている。
無線部117は、音声データ等の各種データを、アンテナ125を介して基地局と送受信のやりとりを行う。音声処理部118は、無線部117又は増幅部120から入力された音声信号を符号化及び複号化する。増幅部120は、音声処理部118又は音声入出力部121から入力された信号を、所定のレベルまで増幅する。音声入出力部121は、スピーカやマイクロフォン等からなり、着信音や受話音声を拡声したり、音声を集音したりする。
また、着信音発生部123は、基地局からの呼び出しに応じて着信音を生成する。切替部119は、着信時に限って、音声処理部118に接続されている増幅部120を着信音発生部123に切り替えることによって、着信音発生部123において生成された着信音が増幅部120を介して音声入出力部121に出力される。
なお、呼制御メモリ部124は、通信の発着呼制御に係るプログラムを格納する。また、電話番号入力部122は、例えば、0から9の番号キー及びその他のキーを備えており、これら番号キー等を押下することにより、通話先の電話番号等が入力される。
電圧検出部116は、電源部111によって制御部112等の各機能部に対して加えられている電圧が、所定の値を下回った場合に、その電圧降下を検出して制御部112に通知する。このときの所定の電圧値は、通信部114を安定して動作させるために必要な最低限の電圧として予め設定されている値であり、例えば、3V程度となる。電圧検出部116から電圧降下の通知を受けた制御部112は、無線部117、音声処理部118、切替部119及び着信音発生部123の動作を禁止する。特に、消費電力の大きな無線部117の動作停止は、必須となる。更に、表示部115に、通信部114が電池残量の不足により使用不能になった旨が表示される。
即ち、電圧検出部116と制御部112とによって、通信部114の動作を禁止し、その旨を表示部115に表示することができる。この表示は、文字メッセージであっても良いが、より直感的な表示として、表示部115の表示面の上部に表示された電話アイコンに、×(バツ)印を付けるようにしても良い。
なお、通信部114の機能に係る部分の電源を、選択的に遮断することができる電源遮断部126を備えることで、通信部114の機能をより確実に停止することができる。
上述したように、本実施形態の携帯情報機器110によれば、作動の信頼性及び耐久性が向上した高品質な圧電振動子50を備えているので、信頼性及び耐久性に優れた高品質、かつ長期にわたって安定した高精度な時計情報を表示できる携帯情報機器110を提供できる。
(電波時計)
次に、本発明に係る電波時計の一実施形態について、図15を参照して説明する。
本実施形態の電波時計130は、図15に示すように、フィルタ部131に電気的に接続された圧電振動子50を備えたものであり、時計情報を含む標準の電波を受信して、正確な時刻に自動修正して表示する機能を備えた時計である。
日本国内には、福島県(40kHz)と佐賀県(60kHz)とに、標準の電波を送信する送信所(送信局)があり、それぞれ標準電波を送信している。40kHz若しくは60kHzのような長波は、地表を伝播する性質と、電離層と地表とを反射しながら伝播する性質とを併せもつため、伝播範囲が広く、上述した2つの送信所で日本国内を全て網羅している。
以下、電波時計130の機能的構成について詳細に説明する。
アンテナ132は、40kHz若しくは60kHzの長波の標準電波を受信する。長波の標準電波は、タイムコードと呼ばれる時刻情報を、40kHz若しくは60kHzの搬送波にAM変調をかけたものである。受信された長波の標準電波は、アンプ133によって増幅され、複数の圧電振動子50を有するフィルタ部131によって濾波、同調される。
本実施形態における圧電振動子50は、上述した搬送周波数と同一の40kHz及び60kHzの共振周波数を有する水晶振動子部138、139をそれぞれ備えている。
さらに、濾波された所定周波数の信号は、検波、整流回路134により検波復調される。
続いて、波形整形回路135を介してタイムコードが取り出され、CPU136でカウントされる。CPU136では、現在の年、積算日、曜日、時刻等の情報を読み取る。読み取られた情報は、RTC137に反映され、正確な時刻情報が表示される。
搬送波は、40kHz若しくは60kHzであるから、水晶振動子部138、139は、上述した音叉型の構造を持つ振動子が好適である。
なお、上述の説明は、日本国内の例で示したが、長波の標準電波の周波数は、海外では異なっている。例えば、ドイツでは77.5KHzの標準電波が用いられている。従って、海外でも対応可能な電波時計130を携帯機器に組み込む場合には、さらに日本の場合とは異なる周波数の圧電振動子50を必要とする。
上述したように、本実施形態の電波時計130によれば、作動の信頼性及び耐久性が向上した高品質な圧電振動子50を備えているので、信頼性及び耐久性に優れた高品質、かつ、長期にわたって安定して高精度に時刻をカウントできる電波時計130を提供できる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上述した実施形態では、圧電振動子の一例として、表面実装型の圧電振動子50を例に挙げて説明したが、この圧電振動子50に限定されるものではない。例えば、シリンダパッケージタイプの圧電振動子、シリンダパッケージタイプの圧電振動子を、さらにモールド樹脂部で固めて表面実装型の圧電振動子としても構わない。
また、上述した実施形態では、金等のバンプを用いて圧電振動片1を実装する場合について説明したが、これに限らず、セラミック基板上に導電性接着剤を用いて実装しても構わない。
さらに、第2溝部27のオフセット量は、エッチング残り24に応じて適宜設計変更が可能である。また、第1溝部26及び第2溝部27の幅や長さ、形状等は、適宜設計変更が可能である。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した変形例を適宜組み合わせてもよい。
(参考例)
上記では、第1溝部26、第2溝部27を設けるタイプについて説明したが、振動腕部10、11のX軸方向の重量バランスのばらつきをおさえる点に主眼をおくのであれば、第2溝部27を設けなくともよい。その場合は、振動腕部10、11に第1溝部26のみを設け、さらに第1溝部26を振動腕部10、11の中心線Oに対して−X軸方向にオフセットさせればよい。これによれば、第1溝部26のエッチング残りに起因する振動腕部10、11の重量バランスのばらつきを低減させることができる。
即ち、
互いに平行に配設された一対の振動腕部と、
前記一対の振動腕部の長さ方向における基端部を一体的に固定する基部と、
前記一対の振動腕部における主面に形成され、前記長さ方向に沿って延在する溝部と、を備え、前記振動腕部の厚さ方向が結晶軸のZ方向であり、前記振動腕部の長さ方向が結晶軸のY軸方向であり、かつ前記長さ方向及び前記振動腕部の厚み方向に直交する幅方向が結晶軸のX軸方向である音叉型の圧電振動片において、
前記溝部は、前記振動腕部の長さ方向に延びる中心線よりも−X軸方向にオフセットして配設されていることを特徴とする圧電振動片であればよい。
同様に、圧電振動子、発振器、電子機器、電波時計も、この圧電振動片を有していればドライブレベル特性に優れ、精度のよい出力信号を得ることが可能になる。
また、この場合は溝部の長さは特に限定されるものではなく、振動腕の基端部から振動腕の中間部付近まで延びていればよい。また、圧電振動子、発振器、電子機器、電波時計の構成は上述の通りである。
なお、オフセット量はエッチング残りの量に鑑みて決定すればよいが、オフセット量が大きいと、振動腕部の主面における−X軸方向側の主面に励振電極を形成しづらくなるので、オフセット量の上限は励振電極の形成しやすさを考慮する必要がある。
1…圧電振動片 10,11…振動腕部 10b,11b…主面 12…基部 25…溝部 26…第1溝部 27…第2溝部 50…圧電振動子 51…ベース基板 52…リッド基板 53…パッケージ 100…発振器 101…集積回路 110…携帯情報機器(電子機器) 113…電子機器の計時部 130…電波時計 131…フィルタ部 C…キャビティ

Claims (6)

  1. 互いに平行に配設された一対の振動腕部と、
    前記一対の振動腕部の長さ方向における基端部を一体的に固定する基部と、
    前記一対の振動腕部における主面に形成され、前記長さ方向に沿って延在する溝部と、
    を備え、前記振動腕部の厚さ方向が結晶軸のZ方向であり、前記振動腕部の長さ方向が結晶軸のY軸方向であり、かつ前記長さ方向及び前記振動腕部の厚み方向に直交する幅方向が結晶軸のX軸方向である音叉型の圧電振動片において、
    前記溝部は、前記振動腕部の先端部側に形成された第1溝部と、
    前記第1溝部よりも前記振動腕部の基端部側に形成される第2溝部と、を有し、
    前記第2溝部は、前記X軸方向において前記第1溝部よりも−X軸方向にオフセットし、かつ前記第1溝部に対してY軸方向に間隔をあけて配設され
    前記間隔は、前記基部と前記基端部との接続部分に形成される傾斜面よりも前記先端側にあることを特徴とする圧電振動片。
  2. 前記第2溝部の溝幅が前記第1溝部の溝幅よりも狭いことを特徴とする請求項1に記載の圧電振動片。
  3. 請求項1または2に記載の圧電振動片と、
    互いに接合されたベース基板とリッド基板とを有し、両基板の間に形成されたキャビティ内に前記圧電振動片を収容するパッケージと、を備えていることを特徴とする圧電振動子。
  4. 請求項3記載の圧電振動子が、発振子として集積回路に電気的に接続されていることを特徴とする発振器。
  5. 請求項3記載の圧電振動子が、計時部に電気的に接続されていることを特徴とする電子機器。
  6. 請求項3記載の圧電振動子が、フィルタ部に電気的に接続されていることを特徴とする電波時計。
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