JP2002261557A - 圧電振動片の製造方法 - Google Patents

圧電振動片の製造方法

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JP2002261557A
JP2002261557A JP2001056061A JP2001056061A JP2002261557A JP 2002261557 A JP2002261557 A JP 2002261557A JP 2001056061 A JP2001056061 A JP 2001056061A JP 2001056061 A JP2001056061 A JP 2001056061A JP 2002261557 A JP2002261557 A JP 2002261557A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 ATカット水晶ウエハ21の表面に耐蝕
膜22、23とフォトレジスト膜24とを成膜し、フォ
トリソグラフィを用いてフォトレジスト膜をパターニン
グし、水晶振動片1の外形形状に対応する耐蝕膜の領域
を露出させ、エッチングして水晶ウエハ表面を露出さ
せ、この水晶ウエハの露出部分をエッチングして振動片
の外形形状を加工する。更に、残存するフォトレジスト
膜をパターニングして、水晶振動片の振動部1aの凹陥
形状に対応する耐蝕膜の領域を露出させ、エッチングし
て水晶ウエハ表面を露出させ、或る深さまでハーフエッ
チングして薄肉化し、振動部の凹陥形状を加工する。耐
蝕膜のエッチングでフォトレジスト膜の表面に形成され
た変質層28は、パターニング前に酸素プラズマを用い
たドライエッチングにより除去する。 【効果】 最初のフォトレジスト膜をそのまま利用する
ので、工程を簡略化し、工数を削減して作業効率を向上
させ、作業コストを低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報通信機器やコ
ンピュータ等のOA機器、電子時計等の民生機器を含む
様々な電子機器について使用される圧電振動子の製造方
法に関し、特に厚みすべりモードを主振動としかつ圧電
体チップの主面に凹設した薄肉振動部に励振電極を形成
した所謂逆メサ型圧電振動子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、特に携帯電話等による情報通信分
野では、情報伝送の大容量化及び高速化に伴う通信周波
数の高周波化、システムの高速化に対応して、従来の数
十MHz程度までの周波数よりも高い、90〜200M
Hz程度の高周波数で動作する圧電振動子が要求されて
いる。ATカットの水晶振動片等を用いた厚みすべりモ
ードを主振動とする圧電振動子は、その周波数が、それ
と反比例の関係にある圧電振動片の板厚により決定され
る。例えばATカット水晶振動片の板厚が100μmの
場合に振動子の周波数は16.7MHzで、板厚50μ
mの場合には周波数が33.4MHzとなる。従って、
圧電振動子の高周波化を図るためには、水晶その他の圧
電材料からなる振動片の、特に振動部の厚さを薄くする
必要がある。
【0003】ところが、圧電振動片の厚さが薄くなるほ
ど研磨等の機械加工が困難で、その機械的強度が低下
し、加工中又は使用時に衝撃等により破損し易くなるだ
けでなく、振動に対する強度も低下する。そこで最近
は、例えば特開平11−355094号公報、特開平1
1−205062号公報、再公表WO98/03873
6号特許公報に記載されるように、厚さの薄い振動部の
周囲に補強枠として厚い外周部を一体に構成し、それに
より機械的強度を向上させて、振動片の欠けや割れ等を
無くしかつ取扱い及び実装を容易にしつつ、高周波数化
を実現できる所謂逆メサ型の圧電振動子が提案されてい
る。
【0004】図13A及びBは、一般的な逆メサ型圧電
振動片の一例を示しており、矩形板状のATカット水晶
振動片1の中央部のみが振動部1aとして薄く加工さ
れ、その外周部が補強枠1bとして厚く加工されてい
る。振動部1aの表裏両面には、それぞれ励振電極2が
形成され、補強枠1bの一端には、各励振電極2からそ
れぞれ引き出された接続電極3が形成されている。
【0005】逆メサ型の圧電振動片は、中央部の薄肉化
を機械的な研磨加工で行う場合もあるが、多くの場合、
エッチング加工で行われる。ATカット水晶振動片を逆
メサ型構造に製造する方法としては、一般に以下の2つ
の方法が知られている。1つは、水晶ウエハから複数の
所定寸法のチップをダイシング等で切り出した後に、フ
ォトリソグラフィで各チップにエッチングパターンを形
成し、その中央部を所定の厚さまでエッチングする方法
である。別の方法は、水晶ウエハにフォトリソグラフィ
で複数のエッチングパターンを形成し、所定の厚さまで
エッチングした後に、複数のチップに分割する方法であ
る。
【0006】図14〜図16は、この2番目の方法によ
り逆メサ型ATカット水晶振動片を製造する従来方法の
工程を詳細に説明している。先ず、所定寸法の水晶ウエ
ハ11を用意し(図14A)、その表裏両面に例えば厚
さ500ÅのCr膜12及びその上に厚さ1000Åの
Au膜13を蒸着又はスパッタリングにより成膜して、
水晶のエッチング液であるフッ酸に対する耐蝕膜を形成
する(図14B)。この耐蝕膜の表面にフォトレジスト
を塗布しかつ乾燥させて、フォトレジスト膜14を成膜
する(図14C)。次に、所望の圧電振動片1の外形に
対応するエッチングパターンを描画したフォトマスク1
5をフォトレジスト膜14の上に配置し、紫外線で露光
して該エッチングパターンを転写し(図14D)、フォ
トレジスト膜14の感光部分を現像除去してAu膜13
を露出させる(図14E)。
【0007】次に、露出させた前記耐蝕膜のAu膜13
及びCr膜12をそれぞれ適当なエッチング液で順次エ
ッチングして、水晶ウエハ11の表面を露出させる(図
15A)。残存するフォトレジスト膜14を全部剥離し
た(図15B)後、残存する耐蝕膜を含む水晶ウエハ1
1の全面にフォトレジストを再度塗布しかつ乾燥させ
て、新たにフォトレジスト膜16を成膜する(図15
C)。この上に、圧電振動片の外形及び振動部の形状に
対応するエッチングパターンを描画したフォトマスク1
7を配置し、紫外線で露光して該エッチングパターンを
転写し(図15D)、フォトレジスト膜16の感光部分
を現像除去して、圧電振動片1の外形に対応する水晶ウ
エハ11の表面及び振動部1aの形状に対応するAu膜
13の表面を露出させる(図16A)。
【0008】このようにして再び表面を露出させた水晶
ウエハ11の部分を、例えばフッ化水素酸とフッ化アン
モニウムとの混合液からなる水晶用エッチング液でエッ
チングし、圧電振動片の外形形状を加工する(図16
B)。次に、露出させた前記耐蝕膜のAu膜13及びC
r膜12をそれぞれエッチング液で順次エッチングし
て、振動部の形状に対応する水晶ウエハ11の表面を露
出させる(図16C)。これにより露出した水晶ウエハ
11の表面を上述した水晶用エッチング液で所定の深さ
までハーフエッチングし、振動部1aの凹陥形状を形成
する(図16D)。最後に、残存するフォトレジスト膜
16及び前記耐蝕膜を剥離して(図16E)、圧電振動
片1の振動部1a及び補強枠1bの形状を有する複数の
チップを水晶ウエハ11に形成する。各チップは、水晶
ウエハ11から分離した後に励振電極を形成し、又はウ
エハの状態で励振電極を形成した後に個々に分離して、
圧電振動片を完成させる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の圧電振動片の製造方法では、圧電振動片の外形
形状を形成するために最初にウエハに形成したフォトレ
ジスト膜を、そのパターニング後に一旦剥離し、その
後、圧電振動片の振動部の凹陥形状を形成するために新
たにフォトレジスト膜を形成し、パターニングした後に
剥離する。このように従来方法は、フォトレジスト膜の
成膜・剥離を2度行う必要があるために作業効率が非常
に悪く、そのために生産性を低下させる虞があるという
問題があった。しかも、2度目に形成したフォトレジス
ト膜は、最初のパターニングに用いたフォトマスクとは
異なるフォトマスクを用いて、圧電振動片の外形形状を
再度転写するので、最初に転写されたパターンとのアラ
イメントが難しく、そのずれにより圧電振動片の加工精
度を低下させる虞がある。
【0010】そこで本発明の目的は、上記課題を解消し
て、圧電振動片を製造する際にその作業効率が高く、生
産性が向上し、しかも高い加工精度を確保し得る圧電振
動片の製造方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、圧電材
料からなる基板の表面に耐蝕膜及びその上にフォトレジ
スト膜を成膜し、該フォトレジスト膜に第1のパターニ
ングをして、圧電振動片の外形形状に対応する耐蝕膜の
第1領域を露出させ、この露出させた耐蝕膜の第1領域
をエッチングにより除去して基板の表面を露出させ、残
存するフォトレジスト膜に第2のパターニングをして、
圧電振動片の振動部の凹陥形状に対応する耐蝕膜の第2
領域を露出させ、露出させた前記基板の部分をエッチン
グにより除去して、圧電振動片の外形形状を加工し、露
出させた前記耐蝕膜の第2領域をエッチングにより除去
して基板の表面を露出させ、この露出させた基板の部分
をハーフエッチングして薄肉化し、圧電振動片の振動部
の凹陥形状を加工することを特徴とする圧電振動片の製
造方法が提供される。
【0012】このように、最初に形成したフォトレジス
ト膜をそのまま剥離することなく使用し、圧電振動片の
外形形状と振動部の凹陥形状とを加工するので、従来の
ように製造工程の途中で新たなフォトレジスト膜を成膜
・剥離する必要が無く、製造工程を簡略化して作業効率
を向上させることができる。従って、生産性の向上及び
作業コストの低減を図ることができる。また、圧電振動
片の外形形状を再度パターニングする必要がないので、
圧電振動片の外形をエッチングする際に高い加工精度が
得られる。
【0013】フォトレジスト膜は、第1のパターニング
でその露光面を現像除去した後、露出した耐蝕膜の第1
領域を除去するエッチング液の作用により、残存する非
露光部分の表面に、感光性が劣化した変質層が生じる。
或る実施例では、フォトレジスト膜のパターニングを露
光及び現像除去により行い、第2のパターニングにおけ
るフォトレジスト膜の露光量を第1のパターニングにお
けるフォトレジスト膜の露光量より増大させる。これに
より、その表面が変質したフォトレジスト膜でも良好に
露光させかつ現像除去することができる。
【0014】別の実施例は、フォトレジスト膜のパター
ニングを露光及び現像除去により行い、第2のパターニ
ングにおける露光前に、第1のパターニングで残存した
フォトレジスト膜の表面層を除去する過程を更に含む。
これにより、第1のパターニングにおけるエッチングで
感光性が劣化した表面の変質層をフォトレジスト膜から
除去できるので、これを第2のパターニングにおいて精
度良く露光することができる。
【0015】更に別の実施例では、フォトレジスト膜の
パターニングを露光及び現像除去により行い、第2のパ
ターニングにおける露光後で現像除去前に、第1のパタ
ーニングで残存したフォトレジスト膜の表面層を除去す
る過程を更に含むことにより、同様に第1のパターニン
グにおけるエッチングで感光性が劣化した表面の変質層
を除去して、フォトレジスト膜を第2のパターニングに
おいて精度良く露光することができる。
【0016】この場合、第2のパターニングにおける露
光は、耐蝕膜の第1領域のエッチング後で圧電振動片の
外形形状の加工前に行うことができる。圧電振動片外形
をエッチングする前の基板表面は、フォトレジスト膜及
び耐蝕膜による凹凸があるだけで、全体が略平坦なた
め、第2のパターニング時にフォトマスクのアライメン
ト精度が良く、より良好な露光及びパターニングが可能
になる。
【0017】また、第2のパターニングにおける露光
は、耐蝕膜の第1領域のエッチング前に行うことができ
る。同様に基板の表面全体が略平坦で、第2のパターニ
ング時にフォトマスクのアライメント精度が良いことに
加えて、フォトレジスト膜は、その表面に耐蝕膜のエッ
チングによる変質層が形成されていないので、露光の感
度低下が無く、より良好で高精度な露光及びパターニン
グが可能になる。
【0018】或る実施例では、酸素プラズマを用いたド
ライエッチングにより、フォトレジスト膜の表面層を除
去することができる。酸素プラズマによるエッチング
は、フォトレジスト膜表面の変質層をアッシングして完
全に除去でき、しかもその制御が比較的容易で、変質層
より下層のフォトレジスト膜への影響が少ないので、好
ましい。
【0019】また、或る実施例では、圧電振動片の外形
形状を加工するためのエッチングを基板の両面について
行い、かつ圧電振動片の振動部の凹陥形状を加工するた
めのハーフエッチングを基板の両面について行うことが
できる。基板の両面からエッチング加工をすることによ
り、作業効率が高くかつ加工時間を短縮でき、生産性が
向上する。
【0020】別の実施例では、圧電振動片の外形形状を
加工するためのエッチングを基板の片面について行い、
かつ同じ基板の片面について、圧電振動片の振動部の凹
陥形状を加工するためのハーフエッチングを行うことが
できる。フォトレジスト膜のパターニングを基板の片面
についてのみ行えばよいので、両面でフォトマスクの位
置合わせを行う必要が無い。両面でフォトマスクのアラ
イメントにずれが生じると、圧電振動片の振動部の凹陥
形状が両面で整合しないため、CI値の劣化やスプリア
ス発生の虞があるが、このような不都合を生じる虞が無
くなるので、好ましい。
【0021】また、或る実施例では、圧電振動片の外形
形状を加工するためのエッチングを、基板の表面をハー
フエッチングする第1過程とその残存部分を完全にエッ
チングする第2過程とに分けて行い、第2過程のエッチ
ングを、圧電振動片の振動部の凹陥形状を加工するため
のハーフエッチングと同時に行うことができる。これに
より、圧電振動片の外形形状の加工と振動部の凹陥形状
の加工とを同時に進行させかつ略同時に終了させること
ができ、基板のエッチング処理時間を短縮させることが
できる。基板のエッチング処理時間が長いと、圧電振動
片の外形エッジ部分がオーバーエッチングで欠ける虞が
あり、そのために外周部の補強枠の幅を大きくとること
が望ましい。これに対して本発明によれば、基板のエッ
チング処理時間の短縮により、圧電振動片の外形エッジ
部分のオーバーエッチングによる欠けを防止できるか
ら、外周部の補強枠を縮小して中央の振動部を拡大する
ことができ、スプリアスが抑制される。
【0022】別の実施例では、圧電振動片の外形形状を
加工するためのエッチングを、基板の表面をハーフエッ
チングする第1過程とその残存部分を完全にエッチング
する第2過程とに分けて行い、第1過程のエッチングを
基板の片面について行い、圧電振動片の振動部の凹陥形
状を加工するためのハーフエッチングと同時に基板の反
対側の片面全面をエッチングすることにより、第2過程
のエッチングを行うことができる。これにより、圧電振
動片の外形形状の加工と振動部の凹陥形状の加工とを同
時に進行かつ略同時に終了させることに加えて、基板の
両面からエッチング加工を行うので、基板のエッチング
処理時間を更に短縮させることができる。しかも、圧電
振動片は、中央の振動部が両面共エッチング面となるの
で、振動特性が良好になる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の方法を適用して、
図11A及びBに示す逆メサ型ATカット水晶振動片を
製造する工程を、添付図面に基づいて詳細に説明する。
尚、各図において、同じ構成要素には同じ参照番号を付
すことにする。
【0024】図1〜図3は、本発明による圧電振動片の
製造方法の第1の実施形態を工程順に示している。先
ず、従来の工程と同様に、所定寸法の水晶ウエハ21を
用意し(図1A)、その表裏両面に例えば厚さ500Å
のCr膜22及びその上に厚さ1000ÅのAu膜23
を蒸着又はスパッタリングにより成膜して、水晶のエッ
チング液であるフッ酸に対する耐蝕膜を形成する(図1
B)。この耐蝕膜の表面にフォトレジストを塗布しかつ
乾燥させて、フォトレジスト膜24を成膜する(図1
C)。次に、所望の圧電振動片1の外形に対応するエッ
チングパターンを描画したフォトマスク25を、ウエハ
両面のフォトレジスト膜24の上にそれぞれ配置し、紫
外線で露光して該エッチングパターンを転写する(図1
D)。フォトレジスト膜24の感光部分は、現像液で現
像して除去し、圧電振動片1の外形に対応する領域のA
u膜23を露出させる(図1E)。
【0025】次に、露出させた前記耐蝕膜のAu膜23
及びその下側のCr膜22をそれぞれ適当なエッチング
液で順次エッチングして、水晶ウエハ21の表面を露出
させる(図2A)。本実施例によれば、この上に、圧電
振動片の振動部1aの形状に対応するエッチングパター
ンを描画したフォトマスク26を配置し、残存するフォ
トレジスト膜24を紫外線で露光して該エッチングパタ
ーンを転写する(図2B)。このフォトレジスト膜24
の感光部分を現像液で現像して除去し、残存する前記耐
蝕膜の、振動部1aの形状に対応する領域のAu膜23
表面を露出させる(図2C)。
【0026】次に、露出している水晶ウエハ21の部分
を両面から、例えばフッ化水素酸とフッ化アンモニウム
との混合液からなる水晶用エッチング液でエッチング
し、圧電振動片1の外形形状を形成する(図3A)。露
出している前記耐蝕膜のAu膜23及びその下側のCr
膜22をそれぞれ適当なエッチング液で順次エッチング
し、水晶ウエハ21の表面を露出させる(図3B)。こ
の水晶ウエハ21の露出面を両面から、それぞれ上述し
た水晶用エッチング液で所望の深さまでハーフエッチン
グし、振動部1aの凹陥形状を形成する(図3C)。最
後に、残存するフォトレジスト膜24と前記耐蝕膜とを
完全に剥離する(図3D)と、振動部1aと補強枠1b
とからなる逆メサ構造を有する複数のチップ27が水晶
ウエハ21に形成される。これらチップ27を水晶ウエ
ハ21から分離し、励振電極2及び接続電極3を形成す
ると、所望のATカット水晶電振動片1が完成する。
【0027】このように本発明によれば、圧電振動片1
の外形形状に対応する水晶ウエハ21の領域を露出させ
る第1のパターニング後に、残存している未露光のフォ
トレジスト膜24を再度用いて、圧電振動片1の振動部
1aの凹陥形状をパターニングすることができる。従っ
て、図13に関連して上述した従来方法における、2度
目のフォトレジスト膜を成膜・剥離する工程を省略する
ことができ、工程を簡略化して工数を少なくし、作業効
率の向上及び作業コストの低減を図ることができる。
【0028】しかし、前記第1のパターニング後のフォ
トレジスト膜24は、前記耐蝕膜を除去する過程でAu
用のエッチング液やCr用のエッチング液に晒されてい
るため、その表面層部分が変質し、未露光であるにも拘
わらず、露光感度が低下している。そこで、或る実施例
では、振動部1aの凹陥形状に対応する前記耐蝕膜を露
出させるための第2のパターニングにおいて、フォトレ
ジスト膜24を紫外線で再度露光する図2Bの過程で、
露光時間を通常より長くしたり露光パワーを通常より大
きくし、露光量を通常より増大させてパターニングする
ことにより、フォトレジスト膜24の感度低下を補うこ
とができる。他方、前記耐蝕膜の除去を、上述したウェ
ットエッチング以外の方法で行うことにより、このよう
な表面変質層がフォトレジスト膜に形成されない場合に
は、露光感度の低下が無いので、通常の露光量で良好に
パターニングできる。
【0029】別の実施例では、感度が低下しているフォ
トレジスト膜24の表面変質層を現像液等のアルカリ液
で除去し、それより下側の通常の感度を有するフォトレ
ジスト膜24の部分露出させる。これによって、新たな
フォトレジストを成膜したときと同様の感度を回復させ
ることができ、前記第2のパターニングにおいて、通常
の露光量でフォトレジスト膜24を良好にパターニング
することができる。
【0030】更に別の実施例では、酸素プラズマを用い
たドライエッチングにより、フォトレジスト膜24の表
面変質層を除去することができる。酸素プラズマによる
エッチングは、従来公知の方法及び装置を用いて行う。
例えば、水晶ウエハ21を反応室内に配置し、真空又は
減圧環境下で放電により酸素プラズマを作り、フォトレ
ジスト膜24の表面に作用させて、有機物からなるフォ
トレジスト膜表面の変質層28をアッシングすることに
より行う。前記変質層を完全に除去できるだけでなく、
その制御が比較的容易で、変質層より下層のフォトレジ
スト膜への影響を少なくできるため、前記第2のパター
ニングにおいて、同様に通常の露光量でフォトレジスト
膜24を良好にパターニングすることができる。また最
近は、大気圧又はその近傍圧力下での放電によるプラズ
マを用いたドライエッチング法が知られており、これを
用いて同様にォトレジスト膜24の表面変質層を除去す
ることができる。
【0031】図4は、この酸素プラズマによりフォトレ
ジスト膜24の表面変質層を除去する過程を含む上記第
1の実施形態の変形例を示している。図4Aは、第1の
実施形態における図2Aに対応しており、前記第1のパ
ターニングにより圧電振動片1の外形形状に対応する水
晶ウエハ21の領域が露出し、残存するフォトレジスト
膜24の表面には、Au膜23及びCr膜22のエッチ
ング液による変質層28が形成されている。露出してい
る水晶ウエハ21の部分を両面から、例えばフッ化水素
酸とフッ化アンモニウムとの混合液からなる前記水晶用
エッチング液でエッチングし、圧電振動片1の外形形状
を形成する(図4B)。
【0032】この水晶ウエハ21を上述したように反応
室内に配置し、真空又は減圧雰囲気下で放電により作ら
れた酸素プラズマを作用させて、フォトレジスト膜24
表面の変質層28をアッシングする(図4C)。この上
に、圧電振動片の振動部1aの形状に対応するエッチン
グパターンを描画したフォトマスク29を配置し、紫外
線で露光して該エッチングパターンを転写する(図4
D)。次に、このフォトレジスト膜24の感光部分を現
像液で現像して除去し、第1の実施形態における図3A
と同様に、残存する前記耐蝕膜の、振動部1aの形状に
対応する領域のAu膜23表面を露出させる。この後
は、第1の実施形態における図3B以下と同じ工程を行
う。
【0033】図5は、酸素プラズマによりフォトレジス
ト膜24の表面変質層を除去する過程を含む上記第1の
実施形態の別の変形例を示している。図5Aは、同様に
図2Aに対応しており、前記第1のパターニングにより
圧電振動片1の外形形状に対応する水晶ウエハ21の領
域が露出し、残存するフォトレジスト膜24の表面に
は、Au膜23及びCr膜22のエッチング液による変
質層28が形成されている。この上に、圧電振動片の振
動部1aの形状に対応するエッチングパターンを描画し
たフォトマスク29を配置し、紫外線で露光して該エッ
チングパターンを転写する(図5B)。
【0034】次に、露出している水晶ウエハ21の部分
を両面から、例えばフッ化水素酸とフッ化アンモニウム
との混合液からなる前記水晶用エッチング液でエッチン
グし、圧電振動片1の外形形状を形成する(図5C)。
この水晶ウエハ21を上述したように反応室内に配置
し、真空又は減圧雰囲気下で放電により作られた酸素プ
ラズマを作用させて、フォトレジスト膜24表面の変質
層28をアッシングする(図5D)。次に、このフォト
レジスト膜24の感光部分を現像液で現像して除去し、
第1の実施形態における図3Aと同様に、残存する前記
耐蝕膜の、振動部1aの形状に対応する領域のAu膜2
3表面を露出させる。この後は、第1の実施形態におけ
る図3B以下と同じ工程を行う。
【0035】図6は、酸素プラズマによりフォトレジス
ト膜24の表面変質層を除去する過程を含む上記第1の
実施形態の更に別の変形例を示している。図6Aは、圧
電振動片1の外形形状に対応してフォトレジスト膜24
をパターニングした第1の実施形態における図1Eの後
の工程を示しており、前記耐蝕膜を露出させた水晶ウエ
ハ21の上に、圧電振動片の振動部1aの形状に対応す
るエッチングパターンを描画したフォトマスク29を配
置し、紫外線で露光して該エッチングパターンを転写す
る。次に、露出している前記耐蝕膜のAu膜23及びそ
の下側のCr膜22をそれぞれ適当なエッチング液で順
次エッチングして、水晶ウエハ21の表面を露出させる
(図6B)。このとき、残存するフォトレジスト膜24
の表面には、Au膜23及びCr膜22のエッチング液
による変質層28が形成される。
【0036】次に、この露出した水晶ウエハ21の部分
を両面から、例えばフッ化水素酸とフッ化アンモニウム
との混合液からなる前記水晶用エッチング液でエッチン
グし、圧電振動片1の外形形状を形成する(図6C)。
この水晶ウエハ21を上述したように反応室内に配置
し、真空又は減圧雰囲気下で放電により作られた酸素プ
ラズマを作用させて、フォトレジスト膜24表面の変質
層28をアッシングする(図6D)。次に、このフォト
レジスト膜24の感光部分を現像液で現像して除去し、
第1の実施形態における図3Aと同様に、残存する前記
耐蝕膜の、振動部1aの形状に対応する領域のAu膜2
3表面を露出させる。この後は、第1の実施形態におけ
る図3B以下と同じ工程を行う。
【0037】次に、図7を用いて、本発明による圧電振
動片の製造方法の第2の実施形態を説明する。この実施
形態の工程中、図1A〜E及び図2A〜Cに対応する部
分は第1の実施形態と同一であるので、それらに関する
図面及び説明は省略する。
【0038】第1の実施形態と同様にして、圧電振動片
の振動部1aの形状に対応するエッチングパターンをフ
ォトレジスト膜24に転写した後、その感光部分を現像
液で現像除去し、残存する前記耐蝕膜の、該振動部の形
状に対応する領域のAu膜13表面を露出させる(図7
A)。次に、露出している水晶ウエハ21の部分を両面
から、上述した水晶用エッチング液で圧電振動片の外形
形状を或る深さまでハーフエッチングする第1過程のエ
ッチングを行う(図7B)。更に、図7Aの工程で露出
した前記耐蝕膜のAu膜23及びその下側のCr膜22
をそれぞれ適当なエッチング液で順次エッチングし、水
晶ウエハ21の表面を露出させる(図7C)。
【0039】この状態で、水晶ウエハ21の露出面を両
面から上述した水晶用エッチング液で更にエッチング
し、前記ハーフエッチングで残存する水晶ウエハ21の
部分を完全にエッチングする第2過程のエッチングを行
い、圧電振動片1の外形形状を形成すると同時に、図7
Cの工程で新たに露出させた水晶ウエハ21の部分を所
望の深さまでハーフエッチングし、振動部1aの凹陥形
状を形成する(図7D)。そして、残存するフォトレジ
スト膜24と前記耐蝕膜とを完全に剥離する(図7E)
と、振動部1aと補強枠1bとからなる逆メサ構造を有
する複数のチップ27が水晶ウエハ21に形成される。
最後に、これらチップ27を水晶ウエハ21から分離
し、励振電極2及び接続電極3を形成すると、所望のA
Tカット水晶電振動片1が完成する。
【0040】この方法によれば、第1の実施形態の作用
効果に加えて、圧電振動片1の外形形状の加工と振動部
1aの凹陥形状の加工とを同時に進行させて略同時に終
了させることができるので、従来に比して水晶ウエハ2
1のエッチング処理時間を短縮させることができる。例
えば、従来は圧電振動片1の外形形状を形成するための
エッチング処理時間が約2時間、振動部1aの凹陥形状
を形成するためのエッチング処理時間が約1時間で、全
体で合計約3時間のエッチング処理時間を要していた。
これに対し、この実施形態では、先に行う圧電振動片1
の外形形状をハーフエッチングする第1過程のエッチン
グに要する処理時間が約1時間、後から同時に行う圧電
振動片1の外形形状を完成するための第2過程のエッチ
ング処理と振動部1aの凹陥形状を形成するためのエッ
チング処理とに要する時間が約1時間であり、水晶ウエ
ハ21のエッチング処理時間が全体で合計約2時間で済
むようになる。
【0041】更に、水晶ウエハ21のエッチング処理時
間が長いと、圧電振動片1の外形エッジ部分がオーバー
エッチングで欠ける虞があり、そのために外周部の補強
枠1bの幅を大きくとることが望ましい。この実施形態
によれば、水晶ウエハのエッチング処理時間が短縮され
るので、かかる圧電振動片補強枠1bの外形エッジ部分
のオーバーエッチングによる欠けを防止することができ
る。従って、補強枠1bの幅を従来より縮小し、同じ圧
電振動片1の外形寸法で振動部1aの寸法を拡大するこ
とができ、その結果スプリアスを抑制することができ
る。
【0042】上述した各実施形態の圧電振動片の製造方
法では、水晶ウエハ21のエッチング処理を両面から行
ったが、水晶ウエハ21のエッチング処理を片面から行
って振動部の凹陥形状を形成することができる。図8〜
図10は、このような水晶ウエハの片面をエッチング処
理する本発明の第3の実施形態による圧電振動片の製造
方法を工程順に示している。
【0043】先ず、第1の実施形態について上述したよ
うに、所定寸法の水晶ウエハ21を用意し(図8A)、
その表裏両面に例えば厚さ500ÅのCr膜22及びそ
の上に厚さ1000ÅのAu膜23を蒸着又はスパッタ
リングにより成膜して、水晶のエッチング液であるフッ
酸に対する耐蝕膜を形成する(図8B)。この耐蝕膜の
表面にフォトレジストを塗布しかつ乾燥させて、フォト
レジスト膜24を成膜する(図8C)。次に、所望の圧
電振動片1の外形に対応するエッチングパターンを描画
したフォトマスク25を、水晶ウエハ21の片面のフォ
トレジスト膜24の上に配置し、紫外線で露光して該エ
ッチングパターンを転写する(図8D)。フォトレジス
ト膜24の感光部分は、現像液で現像して除去し、水晶
ウエハ21の前記片面に圧電振動片1の外形に対応する
領域のAu膜23を露出させる(図8E)。
【0044】次に、露出させた前記耐蝕膜のAu膜23
及びその下側のCr膜22をそれぞれ適当なエッチング
液で順次エッチングして、水晶ウエハ21の前記片面に
その水晶表面を露出させる(図9A)。水晶ウエハ21
の同じ片面の上に、圧電振動片1の振動部の形状に対応
するエッチングパターンを描画したフォトマスク26を
配置し、残存するフォトレジスト膜24を紫外線で露光
して該エッチングパターンを転写する(図9B)。この
フォトレジスト膜24の感光部分を現像液で現像除去
し、残存する前記耐蝕膜の、振動部の形状に対応する領
域のAu膜23表面を水晶ウエハ21の前記片面に露出
させる(図9C)。フォトレジスト膜24の表面には、
露光感度が低下した前記変質層が形成されているので、
上述したように通常より長い露光時間又は通常より大き
い露光パワーで紫外線の露光量を通常より増大させて露
光処理し、又は現像液等のアルカリ液で若しくは酸素プ
ラズマで前記変質層を予め除去した後に露光処理し、又
は酸素プラズマで前記変質層を現像処理前に除去するこ
とが望ましい。
【0045】次に、露出している前記片面の水晶ウエハ
21の部分を前記水晶用エッチング液でエッチングし、
圧電振動片1の外形形状を形成する(図10A)。露出
している前記片面のAu膜23及びその下側のCr膜2
2をそれぞれ適当なエッチング液で順次エッチングし、
水晶ウエハ21の表面を露出させる(図10B)。この
水晶ウエハ21の露出面を上述した水晶用エッチング液
で所望の深さまでハーフエッチングし、水晶ウエハ21
の前記片面に振動部の凹陥形状を形成する(図10
C)。最後に、残存するフォトレジスト膜24と前記耐
蝕膜とを水晶ウエハ21の両面から完全に剥離する(図
10D)と、片面に振動部1a´と補強枠1b´とを有
する逆メサ構造の複数のチップ29が水晶ウエハ21に
形成される。これらチップ29を水晶ウエハ21から分
離し、励振電極2及び接続電極3を形成すると、所望の
ATカット水晶電振動片が完成する。
【0046】第3の実施形態の方法によれば、第1の実
施形態と同様に、最初に成膜したフォトレジスト膜24
をそのまま剥離することなく、圧電振動片の外形形状の
形成と振動部1a´の凹陥形状の形成とに用いているの
で、工程を簡略化して工数を少なくし、作業効率の向上
及び作業コストの低減を図ることができる。更に、水晶
ウエハ21のエッチングをその片面についてのみ行うの
で、第1の実施形態の場合のように、水晶ウエハの両面
でフォトマスクの位置合わせを行なう必要が無く、その
ズレによって生じる虞があるCI値の劣化やスプリアス
の発生等を防止することができる。
【0047】また、図示していないが、本発明は、この
第3の実施形態に、図5に示す第2の実施形態を組み合
わせて実施することができる。即ち、圧電振動片1の外
形形状を形成するための図10Aのエッチング処理を、
或る深さまでハーフエッチングして一旦止める第1過程
と、残存部分を完全に除去する第2過程との2段階に分
けて行い、この第2過程のエッチング処理を、振動部の
凹陥形状を形成するためのエッチング処理と同時進行さ
せ、略同時に終了させることができる。この方法によれ
ば、第2の実施形態の作用効果に加えて、水晶ウエハ2
1のエッチング処理時間を従来より短縮できると共に、
圧電振動片の特に補強枠1b´の外形エッジ部のオーバ
ーエッチングによる欠けを防止することができる。従っ
て、同じ圧電振動片1の外形寸法で補強枠1b´の寸法
を縮小し、振動部1a´の寸法を拡大することができ、
スプリアスを抑制することができる。
【0048】次に、図11〜図12を用いて、本発明に
よる圧電振動片の製造方法の第4の実施形態を説明す
る。この実施形態の工程中、図8A〜Eに対応する部分
は第3の実施形態と同一であるので、それらに関する図
面及び説明は省略する。
【0049】図11Aは、水晶ウエハ21の片面におい
て、圧電振動片1の外形形状を形成するためのパターニ
ングにより露出させた前記耐蝕膜のAu膜23及びその
下側のCr膜22をそれぞれ適当なエッチング液で順次
エッチングし、水晶ウエハ21の前記片面にその水晶表
面を露出させた状態を示している。水晶ウエハ21の同
じ片面の上に、圧電振動片1の振動部の形状に対応する
エッチングパターンを描画したフォトマスク26を配置
し、残存するフォトレジスト膜24を紫外線で露光して
該エッチングパターンを転写する(図11B)。この実
施形態では、更に水晶ウエハ21の反対側の面について
も、フォトレジスト膜44全面に紫外線を露光する。フ
ォトレジスト膜24の表面には、露光感度が低下した前
記変質層が形成されているので、第3の実施形態と同様
に、通常より長い露光時間又は通常より大きい露光パワ
ーで紫外線の露光量を通常より増大させ、又は現像液等
のアルカリ液で前記変質層を予め除去した後に露光処理
することが望ましい。
【0050】これら両面のフォトレジスト膜24の感光
部分を現像液で現像除去する。これにより、前記片面に
ついては、残存する前記耐蝕膜の、振動部の形状に対応
する領域のAu膜23表面を水晶ウエハ21の前記片面
に露出させ、かつ前記反対側の面については、耐蝕膜全
面を露出させる(図11C)。
【0051】次に、露出している前記片面の水晶ウエハ
21の部分を前記水晶用エッチング液で、圧電振動片1
の外形形状に或る深さまでハーフエッチングする第1過
程のエッチングを行う(図12A)。更に、図11Cの
工程で露出した前記片面の耐蝕膜及び前記反対側の面の
耐蝕膜を構成するAu膜23及びその下側のCr膜22
を、それぞれ適当なエッチング液で順次エッチングし、
前記片面については振動部1aの凹陥形状に対応する水
晶ウエハ21の表面を、前記反対側の面ついては水晶ウ
エハ21の全面を露出させる(図12B)。
【0052】この状態で、水晶ウエハ21の露出面を両
面から上述した水晶用エッチング液で更にエッチング
し、前記ハーフエッチングで残存する水晶ウエハ21の
部分を完全にエッチングする第2過程のエッチングを行
い、圧電振動片1の外形形状を形成すると同時に、直前
の工程で新たに露出させた水晶ウエハ21の部分を所望
の深さまでハーフエッチングし、振動部の凹陥形状を形
成する(図12C)。最後に、残存するフォトレジスト
膜24と前記耐蝕膜とを水晶ウエハ21から完全に剥離
する(図12D)と、片面に振動部1a´と補強枠1b
´とを有する逆メサ構造の複数のチップ29が水晶ウエ
ハ21に形成される。これらチップ29を水晶ウエハ2
1から分離し、励振電極2及び接続電極3を形成する
と、所望のATカット水晶電振動片が完成する。
【0053】この第4の実施形態によれば、第3の実施
形態の効果に加えて、水晶ウエハ21のエッチング処理
時間を更に短縮できると共に、圧電振動片1の特に補強
枠1b´の外形エッジ部分のオーバーエッチングによる
欠けを防止することができる。従って、同じ圧電振動片
1の外形寸法で補強枠1b´の寸法を縮小し、振動部1
a´の寸法を拡大することができ、スプリアスを抑制す
ることができる。更に、振動部1a´の両面がエッチン
グ処理面で形成されるので、水晶電振動片の振動特性が
良好になるという利点がある。
【0054】以上、本発明の好適実施例について詳細に
説明したが、当業者に明らかなように、本発明はその技
術的範囲内において上記各実施例に様々な変更・変形を
加えて実施することができる。例えば、上記実施例で
は、ウェットエッチングにより耐蝕膜を除去したが、公
知のドライエッチングを用いることもできる。また、図
4〜図6に関連して説明した第1の実施形態の各変形例
は、第2〜第4の実施形態にも適用することができる。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、最初に
形成した同じフォトレジスト膜をそのまま剥離すること
なく用いて、圧電材料の基板に圧電振動片の外形形状と
振動部の凹陥形状とを加工するので、従来のように別個
にフォトレジスト膜を成膜・パターニング・剥離する必
要が無く、製造工程を簡略化して作業効率を向上させる
と共に、生産性の向上及び作業コストの低減を実現する
ことができる。しかも、圧電振動片の外形形状を2度パ
ターニングしないので、圧電振動片の外形をエッチング
する加工精度が高くなる。
【0056】フォトレジスト膜は、第1のパターニング
でその露光面を現像除去した後、露出した耐蝕膜の第1
領域を除去するエッチング液の作用により、感光性が劣
化した変質層が残存する未露光部分の表面に生じるが、
特に酸素プラズマを用いたドライエッチングにより、フ
ォトレジスト膜表面の変質層を完全に除去でき、しかも
変質層より下層のフォトレジスト膜への影響が少ないの
で、振動部の凹陥形状の加工をより良好に行うことがで
きる。
【0057】また、基板の片面のみをパターニングする
ことにより、両面のフォトマスクの位置合わせを行なう
必要が無くなり、両面でのフォトマスクのずれによって
振動部の凹陥形状が両面で整合しないために生じるCI
値の劣化やスプリアス発生等の虞を防止することがで
き、高性能かつ高品質の圧電振動片が得られる。更に、
振動部の両面をエッチングで加工すると、振動特性がよ
り良好な圧電振動片が得られる。
【0058】更に、圧電振動片の外形形状を加工するた
めのエッチングを、ハーフエッチングで止める第1過程
と、残存部分を完全に除去する第2過程との2段階に分
け、第2過程のエッチングを、振動部の凹陥形状を形成
するためのエッチングと同時進行させることにより、従
来に比して基板のエッチング処理時間を短縮でき、それ
によって圧電振動片の外形エッジ部分のオーバーエッチ
ングによる欠けを防止できるから、外周の補強枠を従来
より縮小して中央の振動部を拡大でき、スプリアスを抑
制できるので、振動特性が向上してより高性能かつ高品
質の圧電振動片が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による方法を適用した
逆メサ型AT水晶振動片の製造過程の最初の部分をA〜
E図の工程順に示す説明図。
【図2】図1の工程に連続する製造過程の中間部分をA
〜C図の工程順に示す説明図。
【図3】図2の工程に連続する製造過程の最後の部分を
A〜D図の工程順に示す説明図。
【図4】酸素プラズマのドライエッチングによりフォト
レジスト膜表面の変質層を除去する工程を含む第1の実
施形態の変形例による製造過程の、図2に対応する中間
部分をA〜D図の工程順に示す説明図。
【図5】図4の別の変形例による製造過程の、同じく図
2に対応する中間部分をA〜D図の工程順に示す説明
図。
【図6】図4の更に別の変形例による製造過程の、同じ
く図2に対応する中間部分をA〜D図の工程順に示す説
明図。
【図7】本発明の第2の実施形態による方法を適用した
逆メサ型AT水晶振動片の製造過程の、図3に対応する
最後の部分をA〜E図の工程順に示す説明図。
【図8】本発明の第3の実施形態による方法を適用した
逆メサ型AT水晶振動片の製造過程の最初の部分をA〜
E図の工程順に示す説明図。
【図9】図8の工程に連続する製造過程の中間部分をA
〜C図の工程順に示す説明図。
【図10】図9の工程に連続する製造過程の最後の部分
をA〜D図の工程順に示す説明図。
【図11】本発明の第4の実施形態による方法を適用し
た逆メサ型AT水晶振動片の製造過程の、図9に対応す
る中間部分をA〜C図の工程順に示す説明図。
【図12】図11の工程に連続する製造過程の最後の部
分をA〜D図の工程順に示す説明図。
【図13】A図は従来の一般的な逆メサ型圧電振動片の
一例を示す斜視図、B図はA図のA−A線における断面
図。
【図14】従来の方法による逆メサ型AT水晶振動片の
製造過程の最初の部分をA〜E図の工程順に示す説明
図。
【図15】図14の工程に連続する製造過程の中間部分
をA〜D図の工程順に示す説明図。
【図16】図15の工程に連続する製造過程の最後の部
分をA〜E図の工程順に示す説明図。
【符号の説明】
1 圧電振動片 1a、1a´ 振動部 1b、1b´ 補強枠 2 励振電極 3 接続電極 11、21 水晶ウエハ 12、22 Cr膜 13、23 Au膜 14、16、24 フォトレジスト膜 15、17、25、26 フォトマスク 27、29 チップ 28 変質層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年1月16日(2002.1.1
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】この水晶ウエハ21を上述したように反応
室内に配置し、真空又は減圧雰囲気下で放電により作ら
れた酸素プラズマを作用させて、フォトレジスト膜24
表面の変質層28をアッシングする(図4C)。この上
に、圧電振動片の振動部1aの形状に対応するエッチン
グパターンを描画したフォトマスク26を配置し、紫外
線で露光して該エッチングパターンを転写する(図4
D)。次に、このフォトレジスト膜24の感光部分を現
像液で現像して除去し、第1の実施形態における図3A
と同様に、残存する前記耐蝕膜の、振動部1aの形状に
対応する領域のAu膜23表面を露出させる。この後
は、第1の実施形態における図3B以下と同じ工程を行
う。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】第1の実施形態と同様にして、圧電振動片
の振動部1aの形状に対応するエッチングパターンをフ
ォトレジスト膜24に転写した後、その感光部分を現像
液で現像除去し、残存する前記耐蝕膜の、該振動部の形
状に対応する領域のAu膜23表面を露出させる(図7
A)。次に、露出している水晶ウエハ21の部分を両面
から、上述した水晶用エッチング液で圧電振動片の外形
形状を或る深さまでハーフエッチングする第1過程のエ
ッチングを行う(図7B)。更に、図7Aの工程で露出
した前記耐蝕膜のAu膜23及びその下側のCr膜22
をそれぞれ適当なエッチング液で順次エッチングし、水
晶ウエハ21の表面を露出させる(図7C)。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電材料からなる基板の表面に耐蝕膜及
    びその上にフォトレジスト膜を成膜し、 前記フォトレジスト膜に第1のパターニングをして、圧
    電振動片の外形形状に対応する前記耐蝕膜の第1領域を
    露出させ、 露出させた前記耐蝕膜の第1領域をエッチングにより除
    去して前記基板の表面を露出させ、 残存する前記フォトレジスト膜に第2のパターニングを
    して、前記圧電振動片の振動部の凹陥形状に対応する前
    記耐蝕膜の第2領域を露出させ、 露出させた前記基板の部分をエッチングにより除去し
    て、前記圧電振動片の外形形状を加工し、 露出させた前記耐蝕膜の第2領域をエッチングにより除
    去して前記基板の表面を露出させ、 露出させた前記基板の部分をハーフエッチングして薄肉
    化し、前記圧電振動片の振動部の凹陥形状を加工するこ
    とを特徴とする圧電振動片の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記フォトレジスト膜のパターニングを
    露光及び現像除去により行い、前記第2のパターニング
    におけるフォトレジスト膜の露光量を前記第1のパター
    ニングにおけるフォトレジスト膜の露光量より増大させ
    たことを特徴とする請求項1に記載の圧電振動片の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 前記フォトレジスト膜のパターニングを
    露光及び現像除去により行い、前記第2のパターニング
    における露光前に、前記第1のパターニングで残存した
    前記フォトレジスト膜の表面層を除去する過程を更に含
    むことを特徴とする請求項1に記載の圧電振動片の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 前記フォトレジスト膜のパターニングを
    露光及び現像除去により行い、前記第2のパターニング
    における露光後で現像除去前に、前記第1のパターニン
    グで残存した前記フォトレジスト膜の表面層を除去する
    過程を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の圧電
    振動片の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記耐蝕膜の第1領域のエッチング後で
    前記圧電振動片の外形形状加工前に前記第2のパターニ
    ングにおける露光を行うことを特徴とする請求項4に記
    載の圧電振動片の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記耐蝕膜の第1領域のエッチング前に
    前記第2のパターニングにおける露光を行うことを特徴
    とする請求項4に記載の圧電振動片の製造方法。
  7. 【請求項7】 酸素プラズマを用いたドライエッチング
    により前記フォトレジスト膜の表面層を除去することを
    特徴とする請求項3乃至6のいずれかに記載の圧電振動
    片の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記圧電振動片の外形形状を加工するた
    めの前記エッチングを、前記基板の表面をハーフエッチ
    ングする第1過程と残存部分を完全にエッチングする第
    2過程とに分けて行い、前記第2過程のエッチングを、
    前記圧電振動片の振動部の凹陥形状を加工するための前
    記ハーフエッチングと同時に行うことを特徴とする請求
    項1乃至7のいずれかに記載の圧電振動片の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記圧電振動片の外形形状を加工するた
    めの前記エッチングを前記基板の両面について行い、か
    つ前記圧電振動片の振動部の凹陥形状を加工するための
    前記ハーフエッチングを前記基板の両面について行うこ
    とを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の圧電
    振動片の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記圧電振動片の外形形状を加工する
    ための前記エッチングを前記基板の片面について行い、
    かつ前記圧電振動片の振動部の凹陥形状を加工するため
    の前記ハーフエッチングを前記基板の片面について行う
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の圧
    電振動片の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記圧電振動片の外形形状を加工する
    ための前記エッチングを、前記基板の表面をハーフエッ
    チングする第1過程と残存部分を完全にエッチングする
    第2過程とに分けて行い、前記第1過程のエッチングを
    前記基板の片面について行い、前記圧電振動片の振動部
    の凹陥形状を加工するための前記ハーフエッチングと同
    時に前記基板の反対側の片面全面をエッチングすること
    により、前記第2過程のエッチングを行うことを特徴と
    する請求項1乃至7のいずれかに記載の圧電振動片の製
    造方法。
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