JP2008057606A - 流体圧シリンダ及び配管固定構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】配管固定構造の組立性の向上と、配管を含む全体の省スペース化が可能な流体圧シリンダ及びその配管固定構造を提供する。
【解決手段】一端部が流体圧複動シリンダ10の両ポートに接続された2本の作動流体の配管11の他端部を、シリンダの側面に沿って引き出し、シリンダ外周面10aに近接させて同時に固定するための流体圧複動シリンダ10の配管固定構造1である。この配管固定構造1は、バンド部2と、ブラケット部3と、パイプホルダ部4とを備え、ブラケット部3の配管11との当接面は平面状の支持台3aに、又、パイプホルダ部4との当接面4bは凹状に形成されており、これらを締結部材5、6、3eにより一体に固定する。
【選択図】図1
【解決手段】一端部が流体圧複動シリンダ10の両ポートに接続された2本の作動流体の配管11の他端部を、シリンダの側面に沿って引き出し、シリンダ外周面10aに近接させて同時に固定するための流体圧複動シリンダ10の配管固定構造1である。この配管固定構造1は、バンド部2と、ブラケット部3と、パイプホルダ部4とを備え、ブラケット部3の配管11との当接面は平面状の支持台3aに、又、パイプホルダ部4との当接面4bは凹状に形成されており、これらを締結部材5、6、3eにより一体に固定する。
【選択図】図1
Description
本発明は、シリンダ外周面近傍に作動流体の配管を備えた流体圧シリンダ及びその配管固定構造に関する。
油、空気、水等を作動流体とする流体圧シリンダには、作動流体のピストンへの作用方向により単動シリンダと複動シリンダとがあるが、いずれの形式のシリンダの場合においても、シリンダ端部のポート部から引き出された作動流体の配管を、その振動防止、配管接続部のゆるみ止め防止及びシリンダを含めた全体容積のコンパクト化等のために、できるだけシリンダに近接させた状態でブラケットにより強固に固定しなければならない。
このような従来技術のシリンダの配管固定構造及びこのような配管固定構造を用いた流体圧シリンダとしては、例えば図4の一部断面の正面図に示すものが知られている。
この配管固定構造50は、流体圧シリンダが複動シリンダの例であり、複動シリンダ51の両ポート(不図示)からシリンダ軸方向に引き出された2本の給排管52、52に対し、まず、そのベース部分となるブラケット53と一体化された二つ割り状の半円環バンド54aを、相対する半円環バンド54bとで、流体圧複動シリンダ51を両側から挟みこむようにして締結部材55で固定する。
次にブラケット53上において、配管52、52の上下を配管52との当接面56が鞍形の凹状に形成されたパイプホルダ57、57で挟持し、そしてこれらブラケット53、パイプホルダ57等にボルト58を挿通し、ブラケット53の裏側に出たボルト端部にナット59を捻じ込んで固定するというものであった。
なお、図中の符号L1は、ブラケット53上におけるパイプホルダ52からシリンダ外周面51aまでの水平距離を示しており、この距離が近いほど配管固定構造50としてはコンパクトになる。
又、図示は省略するが特許文献1には、その段落番号0030及び図8に、油圧シリンダへの配管が接続されたコントロールバルブのベースプレートを、上記図4で説明した二つ割りのバンドと一体になったブラケットで支持する配管固定構造及びこのような配管固定構造を用いた流体圧複動シリンダが記載されている。
特開2004−293089号公報(段落番号0030、図8)
しかし、図4の配管固定構造50は、2本の給排管52を上下から一対のパイプホルダ57、57で同時に挟み込んだうえ、その全体をブラケット53で支え、二つ割りのバンド54a、54b及びその締結部材55でシリンダ外周面51aに固定する必要があるため、配管固定時の部品点数は、一対のパイプホルダ57、57、ボルト58、ナット59、バネ座金60、二つ割りバンド54a、54b及びその締結用ボルト55a、ナット55b、バネ座金55cと、合計13点にもなり、組立性つまり作業性が悪いという問題があった。
又、配管52の外径が小径の場合は問題ないが、大径の場合は、勢いそのパイプホルダ57の外形寸法も大きくなる。その結果、このような配管固定構造50を用いた流体圧複動シリンダ51としても、その全体容積が大きくなってしまい、その取り扱い及び輸送が大変不便であった。
一方、前述した特許文献1に記載の配管固定構造は、コントロールバルブのベースプレートとブラケット間にゴムなどの弾性部材を介在させることにより、2本の油圧シリンダ間に生じる相対変位差を吸収するもので、油圧シリンダ間の振動吸収性には優れているが、結局固定しているのはコントロールバルブであって、直接、油圧配管をシリンダに近接させて固定するものではないため、上記図4の配管固定構造の問題解決策とはなり得なかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、作動流体の配管を流体圧シリンダの側壁に纏めて固定する際に、その組付部品点数を少なくして組立性の向上を図るとともに、組み立て完了後の配管固定構造全体の省スペース化が可能な流体圧シリンダ及びその配管固定構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る流体圧シリンダの配管固定構造は、
一端部が流体圧シリンダのポートに接続された作動流体の配管の他端部を、前記シリンダの側面に沿って引き出し、該シリンダ外周面に近接させて固定するための流体圧シリンダの配管固定構造であって、
前記シリンダの外周面に着脱自在に装着されるバンド部と、
前記バンド部から前記シリンダの半径方向に延設され、前記配管をその下方から支えるブラケット部と、
該ブラケット部上に搭載された配管を、上方から保持するとともに、前記ブラケット上に押圧するパイプホルダ部と、を備え、
前記ブラケット部の前記配管との当接面は、平面状の支持台に形成され、
前記パイプホルダ部の前記配管との当接面は、凹状に形成され、
前記配管を、前記ブラケット部の支持台上に前記パイプホルダ部を介して、
締結部材により固定することを特徴とする。
一端部が流体圧シリンダのポートに接続された作動流体の配管の他端部を、前記シリンダの側面に沿って引き出し、該シリンダ外周面に近接させて固定するための流体圧シリンダの配管固定構造であって、
前記シリンダの外周面に着脱自在に装着されるバンド部と、
前記バンド部から前記シリンダの半径方向に延設され、前記配管をその下方から支えるブラケット部と、
該ブラケット部上に搭載された配管を、上方から保持するとともに、前記ブラケット上に押圧するパイプホルダ部と、を備え、
前記ブラケット部の前記配管との当接面は、平面状の支持台に形成され、
前記パイプホルダ部の前記配管との当接面は、凹状に形成され、
前記配管を、前記ブラケット部の支持台上に前記パイプホルダ部を介して、
締結部材により固定することを特徴とする。
又、本発明に係る流体圧シリンダは、シリンダ端部のポートから作動流体の配管がシリンダ軸に沿って引き出されるとともに、前記配管の他端部をシリンダ外周面に近接させて成る流体圧シリンダであって、
前記作動流体の配管が、請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載の配管固定構造によって固定されていることを特徴とする。
前記作動流体の配管が、請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載の配管固定構造によって固定されていることを特徴とする。
本発明に係る流体圧シリンダの配管固定構造によれば、従来技術の上下一対のパイプホルダのうち、下側のパイプホルダを当接面が平面状をした支持台に代え、この上に作動流体の配管を搭載して、その上方からパイプホルダ部で押圧、固定したから、パイプホルダ数を従来技術の配管固定構造に比べて1個省略することができる。よって、組み立て時の部品点数を減少させることができ、組立性が向上する。
又、パイプホルダ数が1個少なくなった分だけ配管固定構造の外形寸法もコンパクトになり、ひいては配管固定構造を含む流体圧シリンダの全体容積も小さくなるため、その取り扱い性が向上し、輸送も便利になる。
又、本発明に係る流体圧シリンダによれば、上記配管固定構造の構成によりその効果が具現化される。すなわち、本発明の配管固定構造により、作動流体の配管をも含んだ流体圧シリンダの全体容積が小さくなり、その取り扱い性と輸送性が向上する。
以下、本発明を実施するための最良の形態(実施例)を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る流体圧シリンダとしての流体圧複動シリンダ10及びその配管固定構造1の正面図で、配管固定構造1の全体が流体圧複動シリンダ10のシリンダチューブ外周面10a上に固定されている状態を示している。
なお、詳細は図2で後述するが本実施例の流体圧複動シリンダ10は、作動流体を圧油とする油圧式のものであり、符号11は、油圧式複動シリンダの両ポート10b(図2参照)からシリンダ軸方向に沿って引き出された油圧配管である。
本発明の配管固定構造1は、バンド部2と、ブラケット部3と、パイプホルダ部4と、ボルト5と、バネ座金6とで構成される。
バンド部2は、本発明の配管固定構造1の全体をシリンダ10の外周面10aに着脱自在に固定するためのいわばベース部分となるものであり、シリンダ外径を内径d、幅をW(図2参照)とする略半円環形の二つ割り構造の帯鉄製バンド部材2a、2bと、ボルト2e、ナット2f、座金2gからなる締結部材2hとで構成される。
バンド部材2a、2bのそれぞれは、一端部が半径方向に直線状に曲げられ、他端部はさらに曲線状に曲げられた取付座2c、2dを有する。このような構成により、対向するバンド部材の取付座にまでボルト2eを挿通し、ナット2fに捻じ込むことでシリンダ軸方向の任意位置で強固に固定することができる。
ブラケット部3は、シリンダ外周面10a近傍において、2本の油圧配管11、11を下方から所定間隔で支えるため、シリンダ10の半径方向に延設された部材であり、バンド部材2aから水平方向に延設された平板状の支持台3aと、この支持台3aの端部3bをバンド部2aから支える支持部材3cとで構成され、全体が溶接構造によりバンド部2aと一体にされている。
パイプホルダ部4は、前記ブラケット部3上に搭載された2本の油圧配管11、11を上方から所要の間隔で保持するとともに、支持台3a上に押圧するための鞍形の部材であり、その中心位置にはボルト5の挿通孔4aが設けられている。
又、下面の油圧配管11、11と接触する位置には、その配管の水平方向の移動を防止するために、油圧配管11の外径以上の寸法を内径とする円弧から成る当接面4bが形成されている。
そして、ブラケット部3の支持台3a上面の油圧配管11と油圧配管11との間には、上記パイプホルダ部4方向に伸びる突部3dが溶接されている。この突部3dは、2本の油圧配管11、11をパイプホルダ部4で固定する際の締め代δ、すなわち支持台3aとパイプホルダ部4の総撓み代を調整するためのもので、載置状態において隙間δを形成する高さと、ボルトが自由に挿通できる内径とを有するボス状のものである。
なお、好ましい隙間δとしては、配管径と配管距離にもよるが数mm程度に設定するのが望ましい。例えば、本実施例で説明している複動式油圧シリンダは、油圧配管11の外径が30mmで配管間の距離が80mmのものであるが、この場合の好ましい隙間δは、0.5〜1.0mmの範囲である。勿論、本発明の流体圧シリンダとその配管構造は、これらの大きさのものに限定されるものではない。
さらに、支持台3a下面には、ボルト5と螺合するナット3eが溶接されているとともに、前記ボス3dとナト3e間の支持台3aには、中心が一致するボルト5の挿通孔3fが設けられており、このボルト5を座金6とパイプホルダ部4を介して支持台3aに挿通後、ボルト先端部をナット3eに捩じ込むことにより、パイプホルダ部4で2本の油圧配管11、11を支持台上に押圧、固定できるようになっている。
なお、このナット3eの中心線延長上であって、ボス3dが位置する側とは反対側には、前記支持部材3cがナット3eを閉塞するように設けられている。
以上により、ブラケット部3は、バンド部2のうちの一方のバンド部材2aと一体に構成されているので、他方のバンド部材2bとこれらの締結部材2hとで、その全体をシリンダ軸方向の所望位置において、着脱することができる。
次に図2は、本発明の配管固定構造1及びこの配管固定構造1を用いた本発明の流体圧シリンダとしての流体圧複動シリンダ10の全体図で、(a)は、その平面図、(b)は、その右側面図である。なお、前述の図1は、図2(b)の配管固定構造1をI−I線に沿って見た要部断面の正面図である。
図2(a)及び図2(b)に示すように、本発明の配管固定構造1は、流体圧複動シリンダ10の作動油の出入口である両ポート10b、10bからシリンダ10の側面に沿って引き出された2本の油圧配管11、11の他端部11a近傍を、纏めてシリンダ外周面10aに近接させて固定している。
なお、その2本の油圧配管11、11の他端部11aが、具体的にシリンダチューブの軸方向のいずれの位置で、どのような配管間隔で固定されるかは、通常、接続されるべき相手流体機器の位置及びその配管条件により予め決定される。そして、その条件に合うようにベンダーで曲げられ、本発明の配管固定構造1で固定されるのである。
上記配管固定構造1を用いた流体圧複動シリンダ10としては、本実施例では前述したように、アイ10cが両端部にあり、作動流体として圧油を用いた複動式の油圧シリンダを例示しているが、勿論空圧や水圧式の複動シリンダであっても良い。
なお、本実施例では、流体圧シリンダとしては、説明の便宜上、複動シリンダについて説明したが、勿論、単動シリンダであっても良く、この形式のものも本発明に含まれることは言うまでもない。
この場合のパイプホルダ部4は、1本の配管11をブラケット部3の平面状支持台3a上に押圧して、固定すれば良い。
その構造としては、図示は省略するが例えば、パイプホルダ部を短片と長片とが直角に屈曲して成る断面L字形のものに形成し、その長片先端部に断面円弧状の当接面を設けるとともに、短片と当接面との間に一箇所の挿通孔を設け、平面状支持台上の配管に上記構造のパイプホルダ部を載置した後、前記挿通孔に1本のボルトを挿通して配管を平面状支持台上に固定するものが挙げられる。
また、パイプホルダ部を板状のものに形成し、その中央部に上記当接面を設けるとともに、その両側に挿通孔を設け、その挿通孔に2本のボルトを挿通して、上記と同様に配管を平面状支持台上に固定する態様であっても良い。
次に、図3を参照して、本発明の配管固定構造1の組み立て手順を説明する。
図3のうち、(a)は、図2(b)の配管固定構造1をI−I線に沿って見た一部断面の分解図、(b)は、組立完了後の側面図(図2(b)の流体圧複動シリンダ及び配管固定構造の右側面図)である。
図3(a)において、まず、前述の固定すべき2本の油圧配管11、11の他端部11a近傍位置(図2参照)において、ブラケット部3と一体になった一方のバンド部材2aを、その支持台3aが2本の油圧配管11、11を同時に下方から支える位置関係となるようにシリンダチューブ外周面10a上に被せる。
次に、そのバンド部材2a位置のシリンダ10下側から、他方のバンド部材2bを持ち上げ、シリンダ外周面10a上でそれぞれのバンド部材2a、2bの取付部2c、2dを対向させ、これら両取付部にボルト2eを挿通し、ナット2fを捻じ込んで固定する。
この操作により、2本の油圧配管11、11は、本発明の配管固定構造1の支持台3aにより下方から同時に支持された状態となる。
次に、油圧配管11、11上部からパイプホルダ部4を、油圧配管11との当接面4bが下方になるように配管上に載置した後、バネ座金6を介してボルト5を挿通し、その先端部を支持台3a裏に溶接されているナット3eに捻じ込む。
2本の油圧配管11、11は、支持台3aとパイプホルダ部4間で挟持され、ボルト5を捻じ込むに従い、図1で示した突部ボス3d上面とパイプホルダ部4下面間の隙間δがなくなって両面が密着する。
かくして、2本の油圧配管11、11は、同時に支持台3a上に強固に固定され、本発明の配管固定構造1の組み立てが完了する。
これら配管固定構造1の全体と流体圧複動シリンダ10の全体を含めて見たのが図3(b)の右側面図である。
以上の構成としたことにより、本発明の配管固定構造1は、その支持台3aの上面が平面状に形成され、この支持台3a上に直接2本の油圧配管11、11を搭載して固定したから、図4で述べた2個のパイプホルダ57が必要な従来技術の配管固定構造50に比べて、少なくとも下側のパイプホルダ57を省略することができる。
又、支持台3a上面を平面状に形成したことにより、2本の油圧配管11、11を従来技術の配管固定構造50の場合よりも、より一層シリンダ外周面10aに近接させた水平距離L2(図1のL2<図4のL1)にして、支持台3a上に固定することができる。
よって、本発明の配管固定構造1は、組み立て時の部品点数を減少させることができ、組立性が向上するとともに、配管固定構造の外形寸法もコンパクトになる。したがって、本発明の配管固定構造1により油圧配管11、11が固定された本発明に係る流体圧複動シリンダ10の全体もその容積が小さくなり、その取り扱い性と輸送性が格段に向上する。
又、支持台3a上の2本の油圧配管11と油圧配管11との間に、パイプホルダ部4の下面との隙間がδとなるボス3dを設けたので、ボス上に適当な締め代を設定することができ、組み立て時に必要以上の締付力が油圧配管11、11に作用することを防止することができる。
また、上記本発明の配管固定構造1を用いた本発明の流体圧シリンダ10としても、全体として同様の作用効果を発揮することができる。
なお、以上に述べた本実施例では、バンド部2の構成は、二つ割り構造にしたが、ブラケット部3がシリンダ10に固定できれば、 その構成については如何なるものでも良く、例えば外形をU字状に曲げてその両端部を締結部材で固定しても良い。
又、本実施例ではパイプホルダ部4の、油圧配管11との当接面4bの形状は、円弧としたが、その他例えば台形、三角形の一部など、油圧配管11の水平移動を防止できるものならば如何なる形状のものでも良い。
さらに、本発明の配管固定構造1の取付位置は、一般にはシリンダチューブ外周面10aが多いが、接続すべき流体機器及びその配管条件によっては、シリンダチューブ以外の部分であっても良いことは勿論である。
1 配管固定構造
2 バンド部
2a バンド部材
2b バンド部材
3 ブラケット部
3a 支持台
3b 端部
3c 支持部材
3d ボス(突部)
4 パイプホルダ部
4a 挿通孔
4b 当接面
5 ボルト
6 バネ座金
10 流体圧複動シリンダ(流体圧シリンダ)
10a シリンダチューブ外周面
10b ポート
10c アイ
11 油圧配管(作動流体の給排管)
δ 隙間(空隙)
2 バンド部
2a バンド部材
2b バンド部材
3 ブラケット部
3a 支持台
3b 端部
3c 支持部材
3d ボス(突部)
4 パイプホルダ部
4a 挿通孔
4b 当接面
5 ボルト
6 バネ座金
10 流体圧複動シリンダ(流体圧シリンダ)
10a シリンダチューブ外周面
10b ポート
10c アイ
11 油圧配管(作動流体の給排管)
δ 隙間(空隙)
Claims (4)
- 一端部が流体圧シリンダのポートに接続された作動流体の配管の他端部を、前記シリンダの側面に沿って引き出し、該シリンダ外周面に近接させて固定するための流体圧シリンダの配管固定構造であって、
前記シリンダの外周面に着脱自在に装着されるバンド部と、
前記バンド部から前記シリンダの半径方向に延設され、前記配管をその下方から支えるブラケット部と、
該ブラケット部上に搭載された配管を、上方から保持するとともに、前記ブラケット上に押圧するパイプホルダ部と、を備え、
前記ブラケット部の前記配管との当接面は、平面状の支持台に形成され、
前記パイプホルダ部の前記配管との当接面は、凹状に形成され、
前記配管を、前記ブラケット部の支持台上に前記パイプホルダ部を介して、
締結部材により固定することを特徴とする流体圧シリンダの配管固定構造。 - 前記流体圧シリンダは、シリンダ両端部に作動流体の給排ポートを有する流体圧複動シリンダであって、
前記作動流体の配管は、前記シリンダ両端部からシリンダ側面に沿って引き出された2本の配管であって、前記シリンダ外周面に近接させて同時に固定されるものであり、
前記ブラケット部は、前記2本の配管をその下方から支え、
前記パイプホルダ部は、該ブラケット部上に搭載された前記2本の配管を上方から所要の間隔で保持し、
前記ブラケット部の当接面は、前記2本の配管を支持すべく、平面状の支持台に形成され、
前記パイプホルダ部の前記2本の配管との当接面は、いずれも凹状に形成され、
前記ブラケット部の支持台上の2本の配管と配管との間には、更に前記パイプホルダ部方向に伸びる突部が設けられているとともに、
該突部の上面と前記パイプホルダ部下面との間には、前記支持台上に前記2本の配管を介してパイプホルダ部を載置した際に、前記パイプホルダ部を前記締結部材によってブラケット部方向に押圧する際の締め代となる空隙を有することを特徴とする請求項1に記載の流体圧シリンダの配管固定構造。 - 前記ブラケット部の2本の配管と配管との間の支持台には、更に前記締結部材と螺合する雌螺子部が形成されているとともに、前記突部が位置する側とは反対側の前記雌螺子部の中心線上には、前記雌螺子部を閉塞する如く、前記支持台の支持部材が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の流体圧シリンダの配管固定構造。
- シリンダ端部のポートから作動流体の配管がシリンダ軸に沿って引き出されるとともに、前記配管の他端部をシリンダ外周面に近接させて成る流体圧シリンダであって、
前記作動流体の配管が、請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載の配管固定構造によって固定されていることを特徴とする流体圧シリンダ。
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JP2006233268A JP2008057606A (ja) | 2006-08-30 | 2006-08-30 | 流体圧シリンダ及び配管固定構造 |
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