JP2010255709A - 流体圧シリンダ及び配管固定構造 - Google Patents

流体圧シリンダ及び配管固定構造 Download PDF

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Abstract

【課題】少ない種類の部品アッシによって構成される流体圧シリンダ及び配管固定構造を提供する。
【解決手段】シリンダチューブ2に配管4を固定する配管固定構造3であって、シリンダチューブ2の外周面2aに巻いて固定されるバンド10と、配管4を着座させるブラケット20と、バンド10にブラケット20を締結する第一、第二ボルト7、8とを備え、ブラケット20に第一、第二ボルト7、8をそれぞれ挿通させる第一、第二ボルト穴22、23を直線状に延びるボルト穴基準線Gに沿って形成し、第一、第二ボルト穴22、23の少なくとも一方をボルト穴基準線Gに沿って延びる長穴とし、配管基準角度αを締結部中心線挟み角度θの半分の値θ/2に設定する構成とした。
【選択図】図6

Description

本発明は、シリンダチューブの外周面近傍に作動流体の配管を備える流体圧シリンダ及びその配管固定構造に関するものである。
例えば作業機のブーム等を駆動する流体圧シリンダ(油圧シリンダ)は、作動流体を導く配管がシリンダチューブ側部に沿って延びている。この配管の振動防止、配管接続部のゆるみ止め防止及びシリンダチューブを含めた全体容積のコンパクト化等をはかるために、配管をシリンダチューブにできるだけ近接させた状態でブラケット等により固定する配管固定構造が設けられている。
このような流体圧シリンダに設けられる配管固定構造としては、従来、例えば図7に示すものが知られている(特許文献1参照)。
この配管固定構造50は、流体圧シリンダのポート(図示せず)からシリンダ軸方向に引き出された2本の配管(給排管)52、52をシリンダチューブ51に近接する所定位置に固定するものである。
配管固定構造50は、シリンダチューブ51の外周面51aに装着される一対のバンド54a、54bを備え、このバンド54a、54bの端部どうしがボルト55aとナット55b及びワッシャ55cを介して締結される。これにより、バンド54a、54bは、シリンダチューブ51を両側から巻いて固定される。
一方のバンド54aには、板金製のブラケット53が溶接によって固着される。このブラケット53には、一対のホルダ57、57がボルト58とナット59及びワッシャ60を介して締結される。ブロック状のホルダ57、57は、それぞれの凹部56の間に配管52、52を挟持し、配管52、52をシリンダチューブ51に対して所定位置で固定するようになっている。
なお、図中の符号L1は、ブラケット53上におけるホルダ52からシリンダ外周面51aまでの水平距離を示しており、この距離L1が短いほど配管固定構造50としてはコンパクトになる。
特開2008−057606号公報
しかしながら、このような従来の配管固定構造50にあっては、シリンダチューブ51に対する配管52、52の取り付け位置等の仕様に応じて、バンド54aに対するブラケット53が溶接される位置が変更されるため、配管固定構造50を構成する部品アッシの種類が増え、流体圧シリンダのコストアップを招くという問題点があった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、少ない種類の部品アッシによって構成される流体圧シリンダ及び配管固定構造を提供することを目的とする。
本発明は、シリンダチューブに配管を固定する配管固定構造であって、シリンダチューブの外周面に巻いて固定されるバンドと、配管を着座させるブラケットと、バンドにブラケットを締結する第一、第二ボルトとを備え、ブラケットに第一、第二ボルトをそれぞれ挿通させる第一、第二ボルト穴を直線状に延びるボルト穴基準線に沿って形成し、第一、第二ボルト穴の少なくとも一方をボルト穴基準線に沿って延びる長穴とし、シリンダチューブに配管を固定する配管固定構造であって、シリンダチューブの外周面に巻いて固定されるバンドと、配管を着座させるブラケットと、バンドにブラケットを締結する第一、第二ボルトとを備え、ブラケットに第一、第二ボルトをそれぞれ挿通させる第一、第二ボルト穴を直線状に延びるボルト穴基準線に沿って形成し、第一、第二ボルト穴の少なくとも一方をボルト穴基準線に沿って延びる長穴とし、第一ボルトの中心とブラケットに配管の外周面が着座するシート部とを結ぶ直線を配管基準線とし、この配管基準線とボルト穴基準線との交差角度を配管基準角度とすると、この配管基準角度を締結部中心線挟み角度θの半分の値に設定する構成とした。
本発明によると、配管固定構造は、第一、第二ボルトがボルト穴基準線に沿って配置されるため、バンドの大きさに応じて第一、第二ボルトの間隔が変わる場合、バンドに対するブラケットの姿勢変化(ボルト穴基準線の位置変化)を抑えられ、シリンダチューブに対する配管の位置関係を略一定に保つことができる。これにより、配管固定構造は、大きさの異なるバンドに対して共通のブラケットを締結することが可能となり、配管固定構造を構成する部品アッシの種類を減らし、製品のコストダウンがはかれる。
本発明の実施の形態を示す流体圧シリンダ及び配管固定構造の斜視図。 同じく配管固定構造の斜視図。 同じく配管固定構造の平面図。 同じくブラケット等の平面図。 同じくブラケット等の側面図。 同じく配管固定構造の平面図。 従来例を示す配管固定構造の平面図。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、流体圧シリンダ1を構成するシリンダチューブ2の一部及びその配管固定構造3の全体を示す斜視図である。
流体圧シリンダ1は、例えば作業機のブーム等を駆動する油圧シリンダであり、配管4によって導かれる作動流体圧(作動油圧)によってシリンダチューブ2に対してピストンロッド(図示せず)が伸縮作動する。なお、流体圧シリンダ1は、作動流体として、オイルの代わりに例えば水溶性代替液等の作動流体を用いても良い。また、流体圧シリンダ1は、作動流体として、液体に限らず、空気を用いてもよい。
流体圧シリンダ1は、作動流体を導く配管4がシリンダチューブ2の側部に沿って延び、配管4が配管固定構造3によってシリンダチューブ2に固定される。
本発明の配管固定構造3は、シリンダチューブ2の外周面2aに巻いて固定される一対のバンド10と、このバンド10に締結されるブラケット20と、このブラケット20との間で配管4を固縛するホルダ40とを備え、配管4をシリンダチューブ2に対して所定位置に固定するようになっている。
図1は、1本の配管(油圧配管)4がシリンダチューブ2に固定されている状態を示している。なお、これに限らず、配管固定構造3は2本以上の配管4を固定する構成としてもよい。
図2は、バンド10とブラケット20を示す斜視図である。図3は、バンド10を示す平面図である。
板金製のバンド10は、シリンダチューブ2の外周面2aに巻かれる帯板状のバンド本体10bと、シリンダチューブ2の外周面2aから突出する複数対のフランジ11とを有し、これらがプレス加工により一体形成される。
一対のバンド10は、略半円環状に湾曲し、シリンダチューブ2の両側から巻かれる。
シリンダチューブ2の外径をDとすると、バンド本体10bはその曲率半径を略D/2としする円弧状に湾曲するように形成され、シリンダチューブ2の外周面2aに沿って装着される。
バンド本体10bには、その周方向両端部を折り曲げてバンド本体端部10aが形成される。各バンド10は、このバンド本体端部10aどうしがボルト5及びナット6を介して締結されることにより、シリンダチューブ2の外周面2aに固定される。
バンド本体端部10aには穴10cが開口し、この穴10cにボルト5が挿通される。
ナット6は、一方のバンド10のバンド本体端部10aに溶接によって固着される。
こうしてシリンダチューブ2に取れ付けられる各バンド10は、配管固定構造3をシリンダチューブ2の外周面2aに着脱自在に固定するベース部分となる。
リブ状の各フランジ11は、バンド本体10bのシリンダ軸方向の両端部からシリンダ径方向(シリンダチューブ2の径方向)に突出するように曲折して形成される。
各フランジ11には、フランジ穴12が形成される。このフランジ穴12を挿通する第一、第二ボルト7、8と、この第一、第二ボルト7、8にそれぞれ螺合するナット17、18とによって、各フランジ11にブラケット20が締結される。
図1、2、3に示す各バンド10は、それぞれ仕様が異なるものであり、フランジ11が形成される個数が異なっている。2本の第一、第二ボルト7、8を介してブラケット20がバンド10に締結されるため、フランジ11はバンド10に少なくとも2対形成する必要がある。フランジ11の個数が3対、4対、5対と増やされることによって、ブラケット20の取り付け位置あるいはブラケット20の取り付け個数の設定自由度をひろげられる。
フランジ穴12は、図2に示すように丸穴に形成するか、図3に示すようにシリンダ径方向に延びる長穴に形成する。
バンド10の各フランジ11に対するブラケット20の結合部は、前述したように2本の第一、第二ボルト7、8とこれに螺合する2個のナット17、18を用いる構造に限らず、4本のボルトとこれに螺合する4個のナットを介してブラケット20がバンド10の各フランジ11毎に独立して締結される構成としてもよい。これにより、各脚板部20aが各フランジ11から離れることがなく、各脚板部20aが倒れないようにする剛性がさらに高められる。
また、ボルトとナットを用いる締結構造に限らず、バンドにブラケットを溶接する構成としてもよい。
図4は、バンド10とブラケット20及びホルダ40を示す平面図である。図5は、バンド10とブラケット20及びホルダ40を示す側面図である。図4、5に示すように、板金製ブラケット20は、バンド10の各フランジ11にまたがって締結される一対の脚板部20aと、この各脚板部20aを結ぶ頂板部20bと、各脚板部20a及び頂板部20bに渡って開口して配管4を着座させるシート部20dとを有し、これらがプレス加工により一体形成される。
脚板部20aは、バンド10の各フランジ11に沿って延びるように、シリンダチューブ2の中心線O2に直交する平板状に形成される。
各脚板部20aには、円形の第一ボルト穴22と、長円形の第二ボルト穴23とが形成され、これらを挿通する第一、第二ボルト7、8を介して各フランジ11に締結される。
第一ボルト7が各脚板部20aの第一ボルト穴22と各フランジ11のフランジ穴12をそれぞれ挿通する。第一ボルト7に螺合するナット17は、ブラケット20に溶接によって固着される。
第二ボルト8が各脚板部20aの第二ボルト穴23と各フランジ11のフランジ穴12をそれぞれ挿通する。第二ボルト8に螺合するナット18は、ブラケット20に固着されることなく、第二ボルト8の位置に対応してその配置が変えられる。
頂板部20bは、シリンダ軸方向に延びる平板状に形成される。各脚板部20aは頂板部20bから直交するように曲折して形成される。
これにより、ブラケット20は、各フランジ11に結合してアーチ状に延びるコの字形の断面をした第一、第二アーチ部20g、20fを有し、この第一、第二アーチ部20g、20fの間に配管4を着座させるシート部20dが形成される。板金製ブラケット20の第一、第二アーチ部20g、20fは、板金製バンド10の各フランジ11に結合して筒形のケーシングを構成する。
なお、これに限らず、頂板部20bは、半円筒状に湾曲して形成してもよい。この場合、ブラケット20第一、第二アーチ部20g、20fは、Uの字形の断面を有するアーチ状に形成される。
ブラケット20の材料となる金属板に長円形の切り欠き部が打ち抜かれ、この切り欠き部のまわりに長円形の開口縁部20cが形成される。脚板部20aに形成される開口縁部20cは、図6の(a)に示す平面図において半円弧状に延び、配管4の外周面4aを着座させるシート部20dを構成する。
ブラケット20は、図4に示すように、外径の異なる配管4A、4B、4Cに対して共通のものが用いられる。このため、シート部20dの曲率半径Rは、これが用いられる最も外径の大きい配管4Aに対応して形成される。
ホルダ40は、配管4をシート部20dに押し当てるものであるが、配管4A、4B、4Cの外径に応じた大きさのものが用意される。
なお、ブラケット20のシート部20dとホルダ40は、三角形状または台形形状の角形に形成してもよい。この場合、ブラケット20のシート部20dとホルダ40のテーパ部が配管4の外周面4aに嵌合し、配管4が挟持される。
ホルダ40は、ブラケット20の頂板部20bにボルト9及びナット19を介して締結される。頂板部20bにはホルダ40を挿通させる穴20eが形成される。ナット19は頂板部20bの背面側に溶接によって固着される。
板金製のホルダ40は、取付座部40aとクランプ部40bがプレス加工により一体形成される。
平板状の取付座部40aは、ブラケット20の頂板部20bにボルト9及びナット19を介して締結される。このように、ホルダ40は、1本のボルト9によってブラケット20に締結され、片持ち支持される。
クランプ部40bは、円弧状に湾曲し、配管4の外周面4aに沿って当接する。
ホルダ40は、取付座部40aがブラケット20に締結された状態で、クランプ部40bが配管4の外周面4aに押し当てられるように撓み変形する。これにより、ホルダ40の弾性復元力によって配管4がシート部20dに押し当てられ、配管4がブラケット20に固定される。
なお、これに限らず、ホルダ40は、2本のボルトによってブラケット20に締結され、両持ち支持されるようにしてもよい。
前述したように、バンド10は、バンド本体10bの曲率半径がシリンダチューブ2の外径Dに対応して略D/2に設定される。このため、バンド10は、これが装着されるシリンダチューブ2の外径Dに応じた大きさのものが用意される。
前述したように、ブラケット20は、第一、第二ボルト7、8によってバンド10の各フランジ11に締結されるが、第一ボルト7を挿通させる第一ボルト穴22が円形の丸穴に形成される一方、第二ボルト8を挿通させる第二ボルト穴23が長円形の長穴に形成される。これにより、バンド10の大きさが変わるのに伴って第二ボルト穴23に対して第二ボルト8が挿通する位置が変わることに対応している。
図6の(a)において、バンド10は中型のものが用いられており、第二ボルト8は長円形の第二ボルト穴23の中央部を挿通している。これに対して、大型のバンド10が用いられる場合、第二ボルト8は長円形の第二ボルト穴23にて第一ボルト7から離れた一方の端部を挿通する。また、小型のバンド10が用いられる場合、第二ボルト8は長円形の第二ボルト穴23にて第一ボルト7に近い他方の端部を挿通する。
図6の(a)に示す平面図において、丸穴の第一ボルト穴22と、長穴の第二ボルト穴23とをそれぞれ直線状に延びるボルト穴基準線Gに沿って形成する。すなわち、図6の(a)において、第一ボルト穴22の中心点をボルト穴基準線G上に配置するとともに、第二ボルト穴23の中心線をボルト穴基準線G上に配置する。
なお、第一ボルト穴22を長穴とし、第二ボルト穴23を丸穴とし、これらがボルト穴基準線Gに沿って形成される構成としてもよい。
図6の(a)において、シリンダチューブ2の中心線O2と第一ボルト7が挿通するフランジ穴12の中心O7を結ぶ直線を第一締結部中心線F1とし、シリンダチューブ2の中心線O2と第二ボルト8が挿通するフランジ穴12の中心O8を結ぶ直線を第二締結部中心線F2とし、第一、第二締結部中心線F1、F2の交差角度を締結部中心線挟み角度θとする。
大きさが異なるバンド10は、締結部中心線挟み角度θを一定値になるように、隣り合う各フランジ11どうしの周方向の間隔を設定する。
図6の(a)において、第一ボルト7の中心O7を通り、第一締結部中心線F1と直交する直線を配管基準線Eとし、この配管基準線Eとボルト穴基準線Gとの交差角度を配管基準角度αとすると、配管基準角度αを締結部中心線挟み角度θの半分の値θ/2に設定する。
図6の(a)において、シリンダチューブ2の中心線O2と第一ボルト7の中心O7の距離をLとするとともに、シリンダチューブ2の中心線O2と第二ボルト8の中心O8の距離をLとすると、Lは次式で表される。
L=D/2+H
距離Hは、シリンダチューブ2の外周面2aから第一ボルト7の中心O7または第二ボルト8の中心O8の距離であり、配管4がシリンダチューブ2に干渉しないように任意に設定される。
図6の(b)は、シリンダチューブ2の中心線O2に対して第一ボルト7の中心O7と第二ボルト8の中心O8の位置関係を示す平面図である。図6の(b)において、第一ボルト7(フランジ穴12)の中心O7と第二ボルト8(フランジ穴12)の中心O8の横方向の位相差Xは次式で表される。
X=L(1−cosθ)
図6の(b)において、第一ボルト7(フランジ穴12)の中心O7と第二ボルト8(フランジ穴12)の中心O8の縦方向の位相差Yは次式で表される。
Y=L×sinθ
図6の(b)において、第一ボルト7(フランジ穴12)の中心O7と第二ボルト8(フランジ穴12)の中心O8間の距離Zは次式で表される。
Z=L×sqrt{2(1−cosθ)}
長穴状に形成される第二ボルト穴23の長さPは距離Zの最大値に対応して任意に設定される。
外径Dの大小異なるシリンダチューブ2に対応して、バンド10も大きさ(内径)の異なるものが用いられる。上記構成に基づき、その大きさ(内径)が異なる各バンド10において、締結部中心線挟み角度θを同一値になるように各フランジ11を配置し、距離Hを一定にすると、共通のブラケット20を用いても、各バンド10に対するブラケット20の姿勢(取付角度)が一定に保たれ、シリンダチューブ2に対する配管4の間隔を一定にし、両者が干渉することを防止できる。
以上のように本実施の形態では、シリンダチューブ2に配管4を固定する配管固定構造3であって、シリンダチューブ2の外周面2aに巻いて固定されるバンド10と、配管4を着座させるブラケット20と、バンド10にブラケット20を締結する第一、第二ボルト7、8とを備え、ブラケット20に第一、第二ボルト7、8をそれぞれ挿通させる第一、第二ボルト穴22、23を直線状に延びるボルト穴基準線Gに沿って形成し、第一、第二ボルト穴22、23の少なくとも一方をボルト穴基準線Gに沿って延びる長穴とし、シリンダチューブ2の軸方向から見た平面図上において、シリンダチューブ2の中心線O2と第一ボルト7が挿通するバンド10のフランジ穴12の中心O7を結ぶ直線を第一締結部中心線F1とし、シリンダチューブ2の中心線O2と第二ボルト8が挿通するバンド10のフランジ穴12の中心O8を結ぶ直線を第二締結部中心線F2とし、第一締結部中心線F1と第二締結部中心線F2の交差角度を締結部中心線挟み角度θとし、第一ボルト7の中心O7を通り、第一締結部中心線F1と直交する直線を配管基準線Eとし、この配管基準線Eとボルト穴基準線Gとの交差角度を配管基準角度αとすると、配管基準角度αを締結部中心線挟み角度θの半分の値θ/2に設定する構成とした。
上記構成に基づき、配管固定構造3は、第一、第二ボルト7、8がボルト穴基準線Gに沿って配置されるため、バンド10の大きさに応じて第一、第二ボルト7、8の間隔が変わる場合、バンド10に対するブラケット20の姿勢変化(ボルト穴基準線Gの位置変化)を抑えられ、シリンダチューブ2に対する配管4の位置関係を略一定に保つことができる。これにより、配管固定構造3は、大きさの異なるバンド10に対して共通のブラケット20を締結することが可能となり、配管固定構造3を構成する部品アッシの種類を減らし、製品のコストダウンがはかれる。
本実施の形態では、シリンダチューブ2の軸方向から見た平面図上において、外径が異なるシリンダチューブ2に対応して大きさが異なるバンド10は、締結部中心線挟み角度θを一定値になるとともに、シリンダチューブ2の外周面2aから第一ボルト7の中心O7または第二ボルト8の中心O8の距離Hを一定値なるように、隣り合う各フランジ穴12を配置する構成とした。
上記構成に基づき、バンド10の大きさに応じて隣り合う各フランジ穴12どうしの周方向の間隔が変わっても、バンド10に対するブラケット20の姿勢が略一定に保たれ、シリンダチューブ2に対する配管4の位置関係を略一定に保つことができる。
本実施の形態では、作動流体を導く配管4がシリンダチューブ2の側部に沿って延びる流体圧シリンダ1であって、配管4が配管固定構造3によってシリンダチューブ2に固定される構成とした。
上記構成に基づき、配管固定構造3を構成する部品アッシの種類を減らし、流体圧シリンダ1のコストダウンがはかれる。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
1 流体圧シリンダ
2 シリンダチューブ
2a シリンダチューブ外周面
3 配管固定構造
4 配管
4a 配管外周面
7 第一ボルト
8 第二ボルト
10 バンド
11 フランジ
12 フランジ穴
20 ブラケット
20d シート部

Claims (2)

  1. シリンダチューブに配管を固定する配管固定構造であって、
    前記シリンダチューブの外周面に巻いて固定されるバンドと、
    前記配管を着座させるブラケットと、
    前記バンドに前記ブラケットを締結する第一、第二ボルトとを備え、
    前記ブラケットに前記第一、第二ボルトをそれぞれ挿通させる第一、第二ボルト穴を直線状に延びるボルト穴基準線に沿って形成し、
    前記第一、第二ボルト穴の少なくとも一方を前記ボルト穴基準線に沿って延びる長穴とし、
    前記シリンダチューブの軸方向から見た平面図上において、
    前記シリンダチューブの中心線と前記第一ボルトが挿通する前記バンドのフランジ穴の中心を結ぶ直線を第一締結部中心線とし、
    前記シリンダチューブの中心線と前記第二ボルトが挿通する前記バンドのフランジ穴の中心を結ぶ直線を第二締結部中心線とし、
    前記第一締結部中心線と前記第二締結部中心線の交差角度を締結部中心線挟み角度とし、
    前記第一ボルトの中心を通り、前記第一締結部中心線と直交する直線を配管基準線とし、
    この配管基準線と前記ボルト穴基準線との交差角度を配管基準角度とすると、
    前記配管基準角度を前記締結部中心線挟み角度の半分の値に設定する構成としたことを特徴とする配管固定構造。
  2. 作動流体を導く前記配管が前記シリンダチューブの側部に沿って延び、
    前記配管が請求項1に記載の配管固定構造によって前記シリンダチューブに固定される構成としたことを特徴とする流体圧シリンダ。
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