JP4306418B2 - ケーブル支持装置 - Google Patents

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Description

この発明は、車両等に用いられるコントロールケーブルを支持するケーブル支持装置に関し、特に、アウタケーシングにインナケーブルを挿通して操作力を伝達するようにしたコントロールケーブルを支持するためのケーブル支持装置に関する。
従来、車両等ではトランスミッションを制御するためのコントロールケーブルとして、例えば、シフトワイヤが用いられる。
このシフトワイヤは、アウタケーシングにインナケーブルがを挿通されており、シフトワイヤを通じてレバー等の操作力をトランスミッションに伝達することが可能となっている。
こうしたシフトワイヤ等のコントロールケーブルは、通常、ケーブル支持装置に装着され、ケーブル支持装置を介して車両におけるミッションケース等の取付先に固定される。
図6は、広く知られたケーブル支持装置80を示す図であり、このケーブル支持装置80は2本のコントロールケーブル85、85を装着することを可能としている。
このケーブル支持装置80は、方形状の一枚のブラケット81に一対の装着溝82、82と一対のボルト用通孔83、83が形成されたものである。
この一対の装着溝82、82は、コントロールケーブル85を夫々装着するためのものであり、一対のボルト用通孔83、83は、車両における取付先84にブラケット81を固定するために備えられたものである。
一方、コントロールケーブル85には、装着溝82、82に装着される被装着部86と、被装着部86の一方に固定された固定ナット87と、被装着部86においてコントロールケーブル85の軸線方向に移動可能な移動ナット88とを備えている。
また、被装着部86に亘ってはねじが形成されており、移動ナット88を回転さて移動ナット88の移動を図るものとなっている。
このケーブル支持装置80では、コントロールケーブル85の被装着部86をブラケットの装着溝82、82に嵌め込み、次いで、移動ナット88をブラケット81に接近するように回転させる。
すると、ブラケット81が移動ナット88と固定ナット87によりブラケット81が挟圧されてブラケット81に対してコントロールケーブル85が装着された状態となる。
そして、コントロールケーブル85、85が装着されたブラケット82のボルト用通孔83、83に取付用ボルト89を夫々挿通させ、取付用ボルト89をミッションケース84のボルト孔84aに螺入することにより、ミッションケース84に対してケーブル支持装置80が固定されることになる。
しかしながら、こうしたケーブル支持装置80は、コントロールケーブル85を水平状態で固定する場合には、取付用ボルト89が上下に配置されることになり、ケーブル支持装置80の周囲が狭隘な場所では、ケーブル支持装置80の固定作業や取り外し作業が困難となりがちである。
そこで、ケーブル支持装置の固定作業や取り外し作業の利便性を考慮した別のケーブル支持装置が提案されている。
例えば、第1の従来技術として図7に示されるケーブル支持装置90は、屈曲された第1ブラケット91と第2ブラケット94との組み合わせによるものである。
第1ブラケット91は、コントロールケーブル85を装着する1つの装着溝92と一対のボルト用通孔93、93を備えており、一方、第2ブラケット94は別のコントロールケーブル85を装着する一つの装着溝95と一対のボルト用通孔96、96を備えている。
そして、第1ブラケット91及び第2ブラケット94は、互いに対称の関係にある。
このケーブル支持装置90によれば、この各ブラケット91、94に夫々コントロールケーブル85を装着し、各ブラケット91、94のボルト用通孔96、96が互いに一致するように、コントロールケーブル85が装着されたブラケット91、94を互いに組み合わせておき、これらのブラケット91、94を取付用ボルトにより取付先に固定するものとなっている。
従って、コントロールケーブル85、85を水平状態で固定する場合に、取付用ボルトが水平方向に並ぶ状態となる。
また、第2の従来技術として図8に示される別のケーブル支持装置100は、第1ブラケット101と第2ブラケット101が交差する向きに溶接により一体化されたものである。
このケーブル支持装置100では、長手方向に沿って屈曲された第2ブラケット103に一対の装着溝104、104が備えられており、この第2ブラケット104が別の一対のボルト用通孔102を備えた第1ブラケット101に対して交差するように固着されている。
このケーブル支持装置100によれば、第2ブラケット103の装着溝104に夫々コントロールケーブル85、85を装着し、第1ブラケット101を取付用ボルトにより取付先に固定するものとなっている。
従って、コントロールケーブル85、85を水平状態で固定する場合に、取付用ボルトが水平方向に並ぶ状態となる。
他方、別の関連する第3の従来技術として、複数のブラケットと振動減衰のためのゴム材とから構成されるケーブル支持装置が知られている(例えば、特許文献1を参照。)。
実開平5−50141号公報(第1−2頁、図1−図4)
しかしながら、上記した第1の従来技術では、互いに独立したブラケットを組み合わせた状態を保ちつつ、コントロールケーブルが夫々装着された両ブラケットを取付先に位置決めしなければないという問題がある。
特に、ケーブル支持装置の取付先が狭隘な場所に存在する場合では、コントロールケーブルが装着された状態の両ブラケットの組み合わせを保ちつつ、これらの両ブラケットを取付先に対して位置決めさせることは困難な作業となる。
また、上記の第2の従来技術では、異なるブラケットが溶接により一体化されていることから、コントロールケーブルが装着された両ブラケットを単に取付先に取り付けるだけでよく、ケーブル支持装置の固定作業及び取り外し作業に対する利便性は確保されている。
しかしながら、互いのブラケットを溶接により一体化することから、溶接に要するコストがケーブル支持装置の製作コストを著しく増大させるという問題があった。
ケーブル支持装置の製作コストについては、例えば、こうしたケーブル支持装置における2枚のブラケットの溶接に代えて、ケーブル支持装置を鋳造により製作する場合であっても、ケーブル支持装置の製作コストが著しく増大するものである。
なお、上記の第3の従来技術は、単に振動減衰を意図するケーブル支持装置であり、第1、第2の従来技術の問題点の解消を意図する技術ではない。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、取付先に対するケーブル支持装置の固定作業及び取り外し作業に対する利便性が確保されるとともに、製作コストの増大を抑制することができるケーブル支持装置の提供にある。
上記課題を達成するため、請求項1記載の発明は、アウタケーシングにインナケーブルが挿通されるコントロールケーブルを支持するケーブル支持装置であって、第1コントロールケーブル用の第1装着溝を有する第1ブラケットと、第2コントロールケーブル用の第2装着溝を有する第2ブラケットと、第1コントロールケーブル用の第3装着溝及び第2コントロールケーブル用の第4装着溝を有する第3ブラケットを備え、第1ブラケットの第1装着溝と第3ブラケットの第3装着溝に第1コントロールケーブルを装着するとともに、第2ブラケットの第2装着溝と第3ブラケットの第4装着溝に第2コントロールケーブルを装着することにより、第1〜第3ブラケットが一体化された複合ブラケット体が構成されることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、第1コントロールケーブルが第1ブラケットの第1装着溝と、第3ブラケットの第3装着溝に装着されることにより、第1ブラケットと第3ブラケットが一体化され、一方、第2コントロールケーブルが第2ブラケットの第2装着溝と、第3ブラケットの第4装着溝に装着されることにより、第2ブラケットと第3ブラケットが一体化される。
従って、第1コントロールケーブルと第2コントロールケーブルの装着により、第1〜第3ブラケットが一体化された複合ブラケット体が構成される。
そして、複合ブラケット体を取付先に固定すればよいから、取付先に対するケーブル支持装置の固定作業及び取り外し作業の利便性は確保される。
また、複合ブラケット体を実現するために溶接等の特別な手段を必要としない。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のケーブル支持装置において、第1ブラケット及び第2ブラケットに互いに共通のボルト用通孔が備えられ、両ボルト用通孔に挿通される取付用ボルトにより、複合ブラケット体が取付先に固定されることを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、取付用ボルトを両ボルト用通孔に挿通すれば、複合ブラケット体の取付先に対する固定が取付用ボルトを介して可能となる。
以上詳述したように本発明によれば、取付先に対するケーブル支持装置の固定作業及び取り外し作業に対する利便性が確保されるとともに、製作コストの増大を抑制することができる。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態のケーブル支持装置を図1〜図3に基づいて説明する。
この実施形態のケーブル支持装置10は、コントロールケーブルとしての2本のシフトワイヤを支持するためのものである。
ここでは、説明の便宜上、第1コントロールケーブルとしての第1シフトワイヤ11と、第2コントロールケーブルとしての第2シフトワイヤ21とを区別するが、両者11、21は構造上の相違はないものとしている。
図1に示されるように、第1シフトワイヤ11は、アウタケーシング12にインナケーブル13が挿通されており、アウタケーシング12は、後述するブラケット31、51に装着される被装着部14と、被装着部14の一方に固定された固定ナット15と、被装着部14において第1シフトワイヤ11の軸線方向に移動可能な移動ナット16と、被装着部14に接続されるホース17と、固定ナット15に接続される別のホース18から構成されている。
第2シフトワイヤ21についても同様に、アウタケーシング22、インナケーブル23、被装着部24、固定ナット25及び移動ナット26、ホース27、28を具備するものである。
また、被装着部14、24に亘ってはねじが形成されており、移動ナット17、27を回転させたときに、移動ナット17、27の移動を図るものとなっている。
図1に示されるケーブル支持装置10は、第1ブラケット31、第2ブラケット41、第3ブラケット51から主に構成され、これらの各ブラケット31、41、51を互いに組み合せることにより複合ブラケット体30が構成される。
第1ブラケット31は屈曲された金属板であり、取付先であるミッションケース19側に臨む取付部32と、第1シフトワイヤ11が装着される装着部33を備えている。
この取付部32と装着部33は屈曲部34を境界として互いに90度に位置する関係となっている。
第1ブラケット31の取付部32には、一対のボルト用通孔35、35が穿設されており、固定用ボルト20をボルト用通孔35に夫々挿入してミッションケース19に設けられたボルト孔19a、19aに取付用ボルト20を夫々螺合することにより、複合ブラケット体30の固定を図ることができるものとなっている。
また、第1ブラケット31の装着部33には、第1シフトワイヤ11用の第1装着溝36が形成されており、第1シフトワイヤ11を第1ブラケット31に装着することができるものとなっている。
この実施形態の第1装着溝36は、装着部33の端部から屈曲部34と平行となるように内側へ向けて切り込まれた溝となっており、第1装着溝36の最奥部は円弧となって第1シフトワイヤ11の被装着部14の周面にほぼ対応するものとなっている。
次に、第2ブラケット41について説明すると、第2ブラケット41は第2シフトワイヤ21を装着することができるものであり、この第2ブラケット41は第1ブラケット11に対して対称の関係となっている。
従って、第2ブラケットは41、第1ブラケット31と同様に、取付部42、装着部43及び屈曲部44を備えている。
そして、この取付部42には第1ブラケット31のボルト用通孔35、35と同様な一対のボルト用通孔45、45が穿設されている。
さらに、装着部43には、第1ブラケット31の第1装着溝36と同様な第2シフトワイヤ21用の第2装着溝46が形成されている。
なお、第1ブラケット31の取付部32と第2ブラケット41の取付部42を互いに当接させて各取付部32、42の輪郭を一致させると、第1ブラケット31のボルト用通孔35、35と第2ブラケット41のボルト用通孔46、46が互いに一致することになる。
さらに、第1ブラケット31の取付部32と第2ブラケット41の取付部42を互いに当接させて各取付部32、42の輪郭を一致させるとき、第2ブラケット41の第2装着溝46の切り込みの向きが、第1ブラケット31の第1装着溝36の切り込みと同じ向きとなるものとなっている。
次に、第3ブラケット51について説明する。
第3ブラケット51は、長手方向に沿って屈曲された金属板であり、図2及び図3に示されるように、屈曲部54を境界にして当接部52、補強部53から構成されている。
第3ブラケット51における当接部52には、第1シフトワイヤ11を装着することができる第3装着溝55と、第2シフトワイヤ21を装着することができる第4装着溝56が並設されている。
第3装着溝55及び第4装着溝56は、第3ブラケット51の当接部52において、当接部52の端部から屈曲部54へ向けて切り込まれた溝であり、先に説明した第1ブラケット31の第1装着溝36及び第2ブラケット41の第2装着溝46と同一形態である。
そして、第3ブラケット51の第3装着溝55と第4装着溝56の位置については、第1ブラケット31の取付部32と第2ブラケット41の取付部42を互いに当接させて各取付部32、42の輪郭を一致させ、第3ブラケット51を第1ブラケット31及び第2ブラケット41に当接させたとき、第1装着溝36と第3装着溝が55対応するとともに、第2装着溝46が第4装着溝56に対応する関係が成立している。
なお、複合ブラケット体30が各シフトワイヤ11、21の操作により生じるシフトワイヤ11、21の軸線方向の力を受ける場合でも、第3ブラケット51における補強部53は、複合ブラケット体30の変形を防止するために備えられるものである。
従って、第3ブラケット51は、屈曲されない厚めの平坦な金属板であってもよい。
次に、この実施形態のケーブル支持装置10の作用について図3に基き説明する。
まず、第1ブラケット31の取付部32と第2ブラケット41の取付部42を互いに当接させて各取付部32、42の輪郭を一致させておき、次いで、第1装着溝36と第3装着溝55が対応するとともに、第2装着溝46が第4装着溝56に対応するように、第3ブラケット51を第1ブラケット31及び第2ブラケット41に当接させる。
このとき、第1装着溝36と第3装着溝が55一致し、第2装着溝46と第4装着溝56が一致する状態にあるから、第1装着溝36及び第3装着溝55に第1シフトワイヤ11を装着する。
具体的には、まず、第1装着溝36及び第3装着溝55に第1シフトワイヤ11の被装着部14を嵌合させる。
このとき、固定ナット15は第3ブラケット51側に存在し、移動ナット16は第1ブラケット31側に存在する。
そして、移動ナット16を回転させて移動ナット16を固定ナット15側へ向けて移動させ、固定ナット15及び移動ナット16により、第1ブラケット及び第3ブラケット51が挟圧される。
この挟圧により第1シフトワイヤ11が第1ブラケット31及び第3ブラケット51に対して支持されることなる。
また、第1シフトワイヤ11を第1ブラケット31及び第3ブラケット51に装着することにより、第1ブラケット31と第3ブラケット51が互いに固定される 。
次に、第2装着溝46及び第4装着溝56に対して第2シフトワイヤ21を装着するが、基本的に第1シフトワイヤ11の装着の場合と同様である。
従って、第2シフトワイヤ21の固定ナット25及び移動ナット26により第2ブラケット41及び第3ブラケット51が挟圧され、第2シフトワイヤ21を第2ブラケット41及び第3ブラケット51に装着することにより、第2ブラケット41と第3ブラケット51が互い固定される。
このように、第1ブラケット31と第3ブラケット51が互いに固定されるとともに、第2ブラケット41と第3ブラケット51が互い固定されることは、第1ブラケット31、第2ブラケット41及び第3ブラケット51が一体化され、その結果、複合ブラケット体30が構成される状態にある。
従って、第1シフトワイヤ11及び第2シフトワイヤ21の装着により、各ブラケット31、41、51が互いに固定された複合ブラケット体30が自ずと構成される。
各シフトワイヤ11、21が装着された複合ブラケット体30では、第1ブラケット31、第2ブラケット41の各ボルト用通孔35、35、45、45が一致した状態にある。
取付用ボルト20をボルト用通孔35、45に夫々挿通し、取付先であるミッションケース19のボルト孔19aに対して取付用ボルト20を螺合することにより、複合ブラケット体30がミッションケース19に固定される。
この実施形態では、ミッションケース19の近傍に壁部材29が設置されており、シフトワイヤ11、21が配設される場所が狭隘となっている。
このため、第1シフトワイヤ11が上になるように、両シフトワイヤ11、21を水平状態で配設する一方、複合ブラケット体30の取り付け作業及び取り外し作業の利便性を考慮して、各取付用ボルト20、20が上方から見て並ぶように位置するものとなっている。
この実施形態に係るケーブル支持装置10によれば以下の効果を奏する。
(1)各シフトワイヤ11、21を予めブラケット31、41、51に装着することにより、一体化された複合ブラケット体30を構成することができるから、複合ブラケット体30を単に取付先に取り付ければよく、ケーブル支持装置10の固定作業及び取り外し作業の利便性は確保される。従って、従来のように、複数のブラケットを組み合わせを保ちつつ、取付先に対する位置決めの必要がない。
(2)第1シフトワイヤ11と第2シフトワイヤ21の装着により、各ブラケット31、41、51が一体化された複合ブラケット体30を構成することができる。各シフトワイヤ11、21が装着された複合ブラケット体30では、各ブラケット31、41、51が分離することがないほか、複合ブラケット体30を実現するために溶接等の特別な手段を必要としない。
(3)第3ブラケット51には、屈曲部52を境界とした当接部52と補強部53が互いに90度の角度を保つ関係にある。このことから、ブラケット複合体30がシフトワイヤ11、21の操作によりシフトワイヤ11、21の軸線方向に生じる力を受けても、補強部53が軸線方向に作用する力を受け止め、複合ブラケット体30の変形を防止することができる。
(4)各ブラケット31、41、51は、金属板に対する単純な折り曲げ加工と、打ち抜き加工により製作可能であり、ケーブル支持装置10として製作コストの増加を抑制することができる。
(5)複合ブラケット体30は、各シフトワイヤ11、12の装着により屈曲された各ブラケット31、41、51を互いに一体化されているから、各ブラケット31、41、51の板厚を従来よりも薄くすることも可能となる。
(6)第1ブラケット31と第3ブラケットの当接41では、第1装着溝36と第3装着溝55は互いに一致させることができるから、第1シフトワイヤ11の被装着部14を両溝36、55に対して簡単に嵌合させることができる。また、この点は第2装着溝46と第4装着溝56に対する第2シフトワイヤ21の嵌合にも共通する。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るケーブル支持装置60について図4に基づき説明する。
この実施形態では、説明の便宜上、先に説明した第1の実施形態で用いた符号を一部共通して用い、共通する構成についてはその説明を省略し、第1の実施形態の説明を援用する。
図4に示されるケーブル支持装置60は、先の実施形態と同様に、第1ブラケット61、第2ブラケット71、第3ブラケット51から構成されるが、第1ブラケット61の第1装着溝66及び第2ブラケット71の第2装着溝76の切り込みの向きが第1の実施形態の場合と異なっている。
この実施形態における第1ブラケット61は、取付部62、装着部63、屈曲部64、ボルト用通孔65、第1装着溝66を備えている。
そして、第1装着溝66は、装着部63の端部から屈曲部64に向けて切り込まれたものとなっている。
また、第2ブラケット71は、取付部72、装着部73、屈曲部74、ボルト用通孔75、第2装着溝76を備えている。
そして、第2装着溝76は、装着部73の端部から屈曲部74に向けて切り込まれたものとなっている。
なお、第3ブラケット51は先の実施形態と同一構成である。
従って、この実施形態では、第1ブラケット61の第1装着溝66に第1シフトワイヤ11を嵌合させるとともに、第2ブラケット71の第2装着溝67に第2シフトワイヤ21を嵌合させておく。
そして、第3ブラケット51の第3装着溝55に第1シフトワイヤ11を嵌合させるとともに、第4装着溝56に第2シフトワイヤ21を嵌合させ、両シフトワイヤ11、21の移動ナット16、26を回転させて、両シフトワイヤ11、21の装着と各ブラケット61、71、51の一体化が図られる複合ブラケット体が構成される。
この複合ブラケット体における第1シフトワイヤ11は、第1シフトワイヤ11を嵌合する第1ブラケット61の第1装着溝66と第3ブラケット51の第3装着溝55が異なる向きとなっている。
このため、複合ブラケット体が構成された時点では、移動ナット16、26が緩むことがあっても、第1シフトワイヤ11が各装着溝66、55から脱落することはないほか、第2シフトワイヤ12についても各装着溝76、56からの脱落が防止される。
なお、この第2の実施形態の別例として、例えば、図5に示されるようにしてもよい。
ここでは、第1シフトワイヤ11の固定ボルト15及び移動ナット16が通過可能な通孔67が第1ブラケット61が設けられ、この通孔67にシフトワイヤ11の被装着部14の周面に対応する装着溝68が下向きに設けられている。
また、第2ブラケット71についても同様な通孔69が設けられ、通孔69に装着溝70が上向きに設けられている。
この場合、第1シフトワイヤ11を通孔67に通しておき、被装着部14を装着溝68に嵌合させるとともに、第2シフトワイヤ21を通孔69に通して被装着部24を装着溝70に嵌合させる。
そして、第3ブラケット51を第1ブラケット61及び第2ブラケット71に当接させ、各シフトワイヤ11、21の移動ナット16、26を回転させて各ブラケット61、71、51にシフトワイヤ11、21を装着することができる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、次のように変更してもよい。
○ 上記の第1、第2の実施形態では、コントロールケーブルとしてのシフトワイヤについて説明したが、複数のコントロールケーブルを使用する場合であれば、コントロールケーブルの種類は問われない。
○ 上記の第1、第2の実施形態では、シフトワイヤが水平状態で配設され、取付用ボルトが水平方向に並設されるケーブル支持装置としたが、ケーブル支持装置の取り付け方向や取付先は自由である。
○ 上記の第1、第2の実施形態では、屈曲された板状の第1〜第3ブラケットを用いたが、これらのブラケットは板状に限らず、例えば、塊状やブロック状でもよく、また、ブラケットが屈曲されることに限定される趣旨ではない。
○ 上記の第1、第2の実施形態では、各ブラケットを金属としたが、各ブラケットの材料は、十分な剛性を有する材料であれば特に制限されない。
第1の実施形態に係るケーブル支持装置の使用状態を示す側面図である。 第1の実施形態に係るケーブル支持装置の使用状態を示す平面図である。 第1の実施形態に係るケーブル支持装置の組み付け状態を示す斜視図である。 第2の実施形態に係るケーブル支持装置の組み付けの手順を示す斜視図である。 第2の実施形態に係るケーブル支持装置の変更例を示す斜視図である。 周知のケーブル支持装置を示す斜視図である。 第1の従来技術に係るケーブル支持装置を示す斜視図である。 第2の従来技術に係るケーブル支持装置を示す斜視図である。
符号の説明
10、60 ケーブル支持装置
11 第1シフトワイヤ
21 第2シフトワイヤ
30 複合ブラケット体
31、61 第1ブラケット
35、65 ボルト用通孔
36、66 第1装着溝
41、71 第2ブラケット
45、75 ボルト用通孔
46、76 第2装着溝
51 第3ブラケット
55 第3装着溝
56 第4装着溝

Claims (2)

  1. アウタケーシングにインナケーブルが挿通されるコントロールケーブルを支持するケーブル支持装置であって、
    第1コントロールケーブル用の第1装着溝を有する第1ブラケットと、
    第2コントロールケーブル用の第2装着溝を有する第2ブラケットと、
    第1コントロールケーブル用の第3装着溝及び第2コントロールケーブル用の第4装着溝を有する第3ブラケットを備え、
    第1ブラケットの第1装着溝と第3ブラケットの第3装着溝に第1コントロールケーブルを装着するとともに、
    第2ブラケットの第2装着溝と第3ブラケットの第4装着溝に第2コントロールケーブルを装着することにより、
    第1〜第3ブラケットが一体化された複合ブラケット体が構成されることを特徴とするケーブル支持装置。
  2. 第1ブラケット及び第2ブラケットに互いに共通のボルト用通孔が備えられ、両ボルト用通孔に挿通される取付用ボルトにより、複合ブラケット体が取付先に固定されることを特徴とする請求項1記載のケーブル支持装置。
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