JP2014205954A - 作業機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業機械の油圧シリンダの外周にバンド締結部及びクランプ部を配置する構成において、部品間の位置調整を行い易くした作業機械の提供。【解決手段】アタッチメントの支柱部材に設置された油圧シリンダは、給油口が設けられた円柱状のシリンダ本体21と、一端が給油口に接続され、他端が機械本体側から延びる油圧ホースに接続された油圧配管と、シリンダ本体に取り付けられ、油圧配管を支持する支持部材30とを有する。支持部材30は、一対のバンド部材34の各々の両端に設けられたバンド締結部36i,36jどうしを締結することによってシリンダ本体21の外周に取り付けられる円環状部分を含むバンド31を有する。バンド31には、油圧配管を挟持するクランプ部41A,41Bが設けられている。クランプ部41A,41Bのうちクランプ部41Aは、バンド締結部36Aと一体的に設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は油圧ショベル等の作業機械に関し、特に、アタッチメントに設置された油圧シリンダの配管支持構造に関する。
油圧ショベル等の作業機械は、油圧制御によって作業動作を行うアタッチメントを備え、このアタッチメントは、各々が揺動可能に連結されたブーム、アーム、バケット等の支柱部材と、これら支柱部材に設置された油圧シリンダとを有する。油圧シリンダには油圧配管が設けられており、配管支持構造に関連するものとして、例えば、油圧配管に接続される機能弁が、締結バンドを用いてオフセットシリンダに取り付けられたものが提案されている(特許文献1参照。)。
特開2000−64345号公報
別の例として、図12に示すように、バケットシリンダ404のシリンダ本体404aの両端部には給油口404bが各々設けられており、各給油口404bには、ブーム側から延びる油圧ホース407と接続された油圧配管406が接続されている。各油圧配管406はバンド408によってシリンダ本体404aに支持されている。
図13は図12のXIII−XIII線断面図であり、バンド408は、一対のバンド部材408bの各々の両端に設けられたバンド締結部408cどうしを締結することによってシリンダ本体404aの外周に取り付けられている。バンド408にはクランプ部408aが設けられ、クランプ部408aで油圧配管406を挟持している。
このように、シリンダ本体404aの外周にバンド締結部408c及びクランプ部408aを別々に配置しているため、部品間の位置調整を行う上での制約となる場合がある。この制約は、図14のように、1つのバンド508に2つのクランプ部508aを設けて2本の油圧配管506をクランプする構成とした場合にはバンド外周の突出部の数が増えるため、更に大きくなる。
そこで本発明は、作業機械の油圧シリンダの外周にバンド締結部及びクランプ部を配置する構成において、部品間の位置調整を行い易くした作業機械を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、下部走行体の上に機械本体が設置された作業機械であって、機械本体は、油圧制御によって作業動作を行うアタッチメントを備え、アタッチメントは、各々が揺動可能に連結された複数の支柱部材と、支柱部材に設置された油圧シリンダとを有し、油圧シリンダは、給油口が設けられた円柱状のシリンダ本体と、一端が給油口に接続され、他端が機械本体側から延びる油圧ホースに接続された油圧配管と、シリンダ本体に取り付けられ、油圧配管を支持する支持部材とを有し、支持部材は、一対のバンド部材の各々の両端に設けられたバンド締結部どうしを締結することによってシリンダ本体の外周に取り付けられる円環状部分を含むバンドを有し、バンドには、油圧配管を挟持するクランプ部が少なくとも1つ設けられ、クランプ部のうち少なくとも一つは、バンド締結部と一体的に設けられている作業機械を提供している。
ここで、互いに締結されるバンド締結部は、平板状に構成された第一締結部と、先端が第一締結部の平板に当接するように曲げられて構成された第二締結部とからなり、バンド締結部と一体的に設けられたクランプ部は、バンド締結部のうち第一締結部と一体的に設けられているのが好ましい。
更に、クランプ部は、バンドの円環状部分と接続されることによって閉断面を構成し、第一締結部及び第二締結部の各々には、締結用ボルトを挿入するための孔が形成され、第一締結部上であって閉断面内には、バンドの締結作業時に第二締結部側から孔に挿入される締結用ボルトと係合する裏ナットが取り付けられているのが好ましい。
請求項1記載の作業機械によれば、支持部材は、一対のバンド部材の各々の両端に設けられたバンド締結部どうしを締結することによってシリンダ本体の外周に取り付けられる円環状部分を含むバンドを有し、バンドには、一対の油圧配管の1つを挟持するクランプ部が少なくとも1つ設けられ、クランプ部のうち少なくとも一つはバンド締結部と一体的に設けられている。従って、クランプ部とバンド締結部とが別々に設けられる構成と比較して、バンド外周の突出部の数を減らすことができ、スペースが確保される。このため、突出部の位置調整を行い易くなる。
請求項2記載の作業機械によれば、互いに締結されるバンド締結部は、平板状に構成された第一締結部と、先端が第一締結部の平板に当接するように曲げられて構成された第二締結部とからなり、バンド締結部と一体的に設けられたクランプ部は、バンド締結部のうち第一締結部と一体的に設けられている。仮にバンド締結部のうち第二締結部を延長してクランプ部を設けた場合、第一締結部と第二締結部との間の隙間が確保された部分が長くなってしまい、締結力が減じられる。一方、請求項2記載の構成によれば、クランプ部を第一締結部と一体的に設けるため、上記のように締結力が減じられるということがない。
請求項3記載の作業機械によれば、クランプ部がバンドの円環状部分と接続されることによって閉断面を構成しているため、配管支持の強度が向上する。また、第一締結部上であって閉断面内には、第二締結部側から孔に挿入される締結用ボルトと係合する裏ナットが取り付けられているため、締結作業が行い易い。
本発明の実施形態による作業機械(油圧ショベル)を示す概略斜視図。 図1の油圧ショベルに設置された油圧配管を示す概略図。 第一実施形態による配管支持構造を示す斜視図。 図3のIV−IV線断面図。 第一実施形態の支持部の締結方向を示す説明図。 第二実施形態による配管支持構造を示す斜視図。 図6のVII−VII線断面図。 第三実施形態による配管支持構造を示す斜視図。 図8のIX−IX線断面図。 第四実施形態による配管支持構造を示す斜視図。 図10のXI−XI線断面図。 比較例による油圧ショベルに設置された油圧配管を示す概略図。 図12のXIII−XIII線断面図。 別の比較例による配管支持構造を示す斜視図。
<第一実施形態>
本発明の第一実施形態による作業機械について図1乃至図5に基づき説明する。
図1に、本実施形態による油圧ショベル1(作業機械の一例)を示す。油圧ショベル1は、クローラ型の下部走行体2と、その上に設置された機械本体3とを備える。機械本体3は、下部走行体2に旋回自在に支持されたフレーム4や、そのフレーム4の上に設置されたキャブ5、機械室6、アタッチメント7等で構成されている。
キャブ5は、オペレータが乗り込む運転室であり、機械室6には、下部走行体2やアタッチメント7を駆動する駆動装置や油圧機器等が収容されている。アタッチメント7は、油圧制御によって作業動作を行う作業装置であり、バケット11、アーム12、ブーム13等で構成されている。
バケット11は、掘削等を行う容器状の作業部材であり、アーム12やブーム13は、バケット11を支持する支柱部材である。この機種の場合、ブーム13は、リアブーム13aと、オフセットブーム13bと、アッパーブーム13cとで構成されている。
バケット11の基端部分は、アーム12の先端部分に軸支され、アーム12の基端部分は、アッパーブーム13cの先端部分に軸支されている。アッパーブーム13cの基端部分は、オフセットブーム13bの先端部分に軸支され、オフセットブーム13bの基端部分は、リアブーム13aの先端部分に軸支されている。そして、リアブーム13aの基端部分は、フレーム4に設けられた縦板4aに軸支されている。
バケット11、アーム12及びリアブーム13aは、機械本体3の左右幅方向に延びる回動軸J1回りに回動し、オフセットブーム13b及びアッパーブーム13cは、上下鉛直方向に延びる回動軸J2回りに回動する。
アーム12等の支柱部材には、油圧シリンダ15が設置されている。具体的には、アーム12には、バケット11を駆動するバケットシリンダ15Aが設置され、アッパーブーム13cには、アーム12を駆動するアームシリンダ15Bが設置されている。また、オフセットブーム13bを駆動するオフセットシリンダ15Cは、オフセットブーム13bの内部に設置されている。ブーム13を駆動するブームシリンダ15Dは、フレーム4に設置されている。
バケット11等は、バケットシリンダ15A等の伸縮動作に応じて作動する。具体的には、バケット11、アーム12及びリアブーム13aは、バケットシリンダ15A、アームシリンダ15B及びブームシリンダ15Dの伸縮動作に連動して、いずれもその基端部を支点に、機械本体3の前後方向を上下に揺動する。オフセットブーム13b及びアッパーブーム13cは、オフセットシリンダ15Cの伸縮動作に連動して、いずれもその基端部を支点に左右に揺動する。
機械室6から延びる複数の油圧配管16等が、ブーム13やアーム12の内側を通って配策され、図1に矢印(破線)で示すように、バケットシリンダ15Aやアームシリンダ15Bに接続されている。
図2に、バケットシリンダ15Aを拡大して示す。バケットシリンダ15Aは、円柱状の外観を有するシリンダ本体21や一対の油圧配管22,22、支持部材30等で構成されている。なお、アームシリンダ15Bの構成も同様である。
シリンダ本体21は、公知のピストンであり、円筒状のシリンダ筐体21aと、シリンダ筐体21aに出入自在に収容されたピストンロッド21bとを有する。シリンダ筐体21aの基端部には、支持側のアーム12に連結される軸支部21cが設けられ、ピストンロッド21bの先端部には、駆動側のバケット11に連結される軸支部21dが設けられている。シリンダ筐体21aの両端部分には給油口21eが設けられていて、これら給油口21eの開口の各々に油圧配管22が接続されている。
一対の油圧配管22,22は、いずれも鋼管からなり、シリンダ本体21に沿って延びる第一管部22Aと、第一管部22Aから略90度に屈曲されて第一管部22Aと交差する方向に延びる第二管部22Bとを有する。第一管部22A側の端部は、各給油口21eに接続されている。第二管部22B側の端部は、アーム12側から延びる油圧ホース23に接続されている。
一対の油圧配管22,22は、シリンダ本体21を間に挟むように、シリンダ本体21の両側に位置している。各油圧配管22の第二管部22Bは、シリンダ本体21の中間付近に位置している。第二管部22B側の端部は、シリンダ本体21に対して左右対称とな
るように、シリンダ本体21の両側に位置している。
図2に示すように、両第二管部22Bは、その端部をアーム12側に臨む同じ方向に向けた状態で、略平行に配置されている。そして、これら第二管部22Bが、シリンダ本体21に取り付けられた支持部材30によって支持されている。
支持部材30は、締結バンド31及び一対のクランプ部41A,41Bを有する。締結バンド31は、円環状の外観を有し、シリンダ本体21の外周に締結して取り付けられている。各油圧配管22は、クランプ部41A,41Bによって挟持されている。
締結バンド31は、互いに締結される一対のバンド部材34,34で構成されている。本実施形態では、共用できるように、両バンド部材34に同一の部材が用いられている。
バンド部材34は、帯状鋼板を曲げ加工して形成された断面円弧状の円弧部35と、円弧部35の両端に設けられたバンド締結部36A,36Bを有する。バンド締結部36A,36Bは、図4のようにアームを下側にした姿勢において、シリンダ本体21の斜め上、斜め下の各位置で180度間隔をあけて配置されている。
各バンド締結部36A,36Bは、平板状に構成された第一締結部36iと、先端が第一締結部36iの平板に当接するように曲げられて構成された第二締結部36jとからなる。第一締結部36i及び第二締結部36jには、それぞれ締結用孔が形成されており、このうち第一締結部36iの孔には、図4に示すようにナットN(裏ナット)が取り付けられている。
バンド部材34は、シリンダ本体21の外周を挟み込み、各々の第一締結部36iと第二締結部36jとが接合するように互いに突き合わされている。第一締結部36i及び第二締結部36jの各締結用孔に挿入されたボルトBを第一締結部36iに取り付けられたナットNに締め付けることにより、第一締結部36iと第二締結部36jとが締結されている。これによって、円弧部35がシリンダ本体21に圧着され、締結バンド31がシリンダ本体21に取り付けられている。
なお、第二締結部36jの先端が曲げられて第一締結部36iの平板に当接しているため、ボルトBをナットNに締め付けた状態で、第一締結部36iと第二締結部36jとの間に隙間S(図4)が確保されている。この締付状態では、第一締結部36i及び第二締結部36jは、互いに相手側に押し付けられて反力を受ける状態にあるため、安定的に締結される。
クランプ部41A,41Bは、ブラケット42A,42B及びクランプ部材43を有する。本実施形態では、図4の左右のブラケット42A,42Bの構成が、以下に述べるように一部異なっている。
図4左側のブラケット42Bは、上壁面にクランプ部材43の締結孔が形成された略門型の断面を有する金属片からなり、その両脚壁部分42B1,42B2が円弧部35の外周面に溶接等で接合されている。なお、脚壁部分42B2は、円弧部35の外周面と垂直に接合されるように約45度屈曲されて構成されている。
一方、図4右側のブラケット42Aは、上壁面にクランプ部材43の締結孔が形成された略門型の断面を有する金属片からなる点は同様である。そして、一方の脚壁部分42A1は円弧部35の外周面に接合されており、他方の脚壁部分42A2はバンド締結部36Aの第一締結部36iと接合されている。即ち、クランプ部41Aは、バンド締結部36A(より具体的には第一締結部36i)と一体的に設けられている。
なお、本発明でいう「一体的に設けられている」とは、本実施形態のようにブラケット42Aが締結バンド31と別部材で構成されてこれらを接合したものであってもよいし、後述の第二実施形態から第四実施形態のようにブラケットが締結バンドと同じ部材で構成されていてもよい。
クランプ部41Aのブラケット42Aは、締結バンド31の円弧部35(円環状部分)と接続されることによって閉断面を構成している。第一締結部36i上であって当該閉断面内には、バンドの締結作業時に第二締結部36j側から孔に挿入される締結用ボルトBと係合するナットNが取り付けられている。
クランプ部材43は、ブロック状の部材であり、ボルト挿入孔が形成されたクランプ基部44と、クランプ基部44から張り出した張出腕部45とを有する。クランプ部材43は、ボルト挿入孔に挿入したボルトBをブラケット42A,42Bの締結孔にねじ込むことにより、ブラケット42A,42Bに片持ち状に支持される。ブラケット42A,42Bと張出腕部45との間に油圧配管22を入れ込み、ボルトBを締め付けることで、第二管部22Bは、シリンダ本体21の半径方向における内外から、張出腕部45とブラケット42A,42Bとで挟持される。
本実施形態のように1本のシリンダに設けられる2本の油圧配管を1つの締結バンドで支持しようとすると、2つのバンド締結部と2つのクランプ部とを締結バンドの外周に配置しなければならず、バンド外周の突出部の数が多くなる。その一方で、油圧配管がシリンダ側面視からとび出さないようにクランプ位置をアーム側に下げたいという要請や、バンド締結部とアームとの隙間を確保しなければならないという要請がある。
本実施形態によれば、クランプ部41A,41Bのうちクランプ部41Aは、バンド締結部36Aと一体的に設けられている。従って、クランプ部とバンド締結部とがそれぞれ別々に設けられる構成と比較して、バンド外周の突出部の数を減らすことができ、その分だけバンド外周にスペースの余裕が生まれる。このため、突出部の位置調整を行い易くなる。
また、図2及び図4に示すように、本実施形態ではクランプ位置をアーム側に下げることが可能となったため、油圧配管22が側面視でシリンダ本体21からとび出さない構成となっている。
また、バンド締結部36Aと一体的に設けられたクランプ部41Aは、バンド締結部36Aのうち第一締結部36iと一体的に設けられている。仮にバンド締結部36Aのうち第二締結部36jを延長してクランプ部を設けた場合、第一締結部36iと第二締結部36jとの間の隙間が確保された部分S(図4)が長くなってしまい、ボルトB及びナットNによる締結力が減じられる。一方、本実施形態の構成によれば、クランプ部41Aを第一締結部36iと一体的に設けているため、上記のように締結力が減じられるということがない。
更に、クランプ部41Aのブラケット42Aが締結バンド31の円弧部35(円環状部分)と接続されることによって閉断面を構成しているため、配管支持の強度が向上する。
また、バンド締結部36Aの第一締結部36i上であって当該閉断面内には、バンドの締結作業時に第二締結部36j側から孔に挿入される締結用ボルトBと係合するナットNが取り付けられている。図5に示すように、バンドの締結作業時には、締結用ボルトBを第二締結部36j側から孔に挿入して締め付ければよいため締結作業が容易である。
<第二実施形態>
本発明の第二実施形態について図6及び図7に基づき説明する。第二実施形態による作業機械の構成は、支持部材130を除き、第一実施形態と同様である。
第二実施形態による支持部材130は、締結バンド131及び一対のクランプ部141A,141Bを有する。本実施形態では、締結バンド131を構成する一対のバンド部材134A,134Bは互いに異なる形状を有する。
左右のバンド締結部136A,136Bは、図6及び図7に示すようにシリンダ本体21の外周から左右方向(第二管部22Bに垂直な方向)に突出するように設けられている。このため、バンド締結部136A,136Bは、側面視でシリンダ本体21からとび出さない構成となっている。
図7右側のクランプ部141Aは、ブラケット部142A及びクランプ部材43を有する。ブラケット部142Aは、バンド締結部136Aの第一締結部136iからアーム側に90度屈曲されて構成されている。即ち、ブラケット部142Aは、第二締結部136jではなく第一締結部136i側に位置している。また、第二締結部136jにナットNが取り付けられており、第一締結部136i側(アームと反対側)からボルトBで締結する。
図7左側のクランプ部141Bは、ブラケット部142B及びクランプ部材43を有する。ブラケット部142Bは、バンド締結部136Bの第一締結部136iからアーム側に90度屈曲されて構成されている。即ち、ブラケット部142Bは、第二締結部136j側に位置している。また、第一締結部136iにナットNが取り付けられており、第二締結部136j側(アームと反対側)からボルトBで締結する。
このように、本実施形態では、両クランプ部141A,141Bが、それぞれバンド締結部136A,136Bと一体的に設けられている。従って、バンド外周の突出部の数を更に減らすことができ、位置調整を行い易くなる。
また、クランプ部141A,141Bのブラケット部142A,142Bは、バンド締結部136A,136Bの第一締結部136iを屈曲させて延長するように構成されているため、1枚の板状部材であり構造が簡素である。
また、本実施形態では、両バンド締結部136A,136Bを締結する際に、何れもアームと反対側(図7の上側)からボルトで締結する。従って、ボルト締めの際の作業スペースに余裕があるため、締結作業が行い易い。
<第三実施形態>
本発明の第三実施形態について図8及び図9に基づき説明する。第三実施形態による作業機械の構成は、クランプ部に対して設けられた補強部を除き、第二実施形態と同様である。
第三実施形態による支持部材230は、締結バンド231及び一対のクランプ部241A,241Bを有する。バンド締結部236A,236Bは、第二実施形態と同様に、それぞれ第一締結部236i及び第二締結部236jを有する。
図9右側のクランプ部241Aでは、バンド締結部236Aの第一締結部236iとブラケット部242Aとの両方に対して垂直に(そして第一締結部236iとブラケット部242Aとに跨るように)接合された補強部237Aが設けられている。
同様に、図9左側のクランプ部241Bでは、バンド締結部236Bの第一締結部236iとブラケット部242Bとの両方に対して垂直に接合された補強部237Bが設けられている。なお、補強部237A,237Bは、ブラケット部242A,242Bのシリンダ軸方向両端にそれぞれ設けられている。
第一実施形態では、クランプ部41A,41Bのブラケット42A,42Bが、それぞれバンド部材34と接続されて閉断面を構成することによって強度を向上させていた。これに対して、第二実施形態では、クランプ部141A,141Bのブラケット部142A,142Bが、それぞれ1枚の板状部材で構成されていた。従って、第三実施形態では、補強部237A,237Bを設けることによって、第二実施形態よりもクランプ部241A,241Bの強度を向上させている。
<第四実施形態>
本発明の第四実施形態について図10及び図11に基づき説明する。第四実施形態による支持部材330は、締結バンド331及び一対のクランプ部341A,341Bを有する。
第四実施形態では、シリンダ本体21の周りのバンド締結部336A,336Bの位置は、第一実施形態のバンド締結部36A,36Bの位置と同様である。即ち、図11のようにアームを下側にした姿勢において、一対のバンド締結部336A,336Bがシリンダ本体21の斜め上、斜め下の各位置で180度間隔をあけて配置されている。
また、第二実施形態と同様に、バンド締結部336A,336Bの第一締結部336iを屈曲させて延長することによってブラケット部342A,342Bが構成されている。ただし、第四実施形態では第一締結部336iとブラケット部342A,342Bとがなす角度は約45度である。
第四実施形態によれば、バンド締結部336A,336Bの第一締結部336iを屈曲して延長するような態様でブラケット部342A,342Bを構成しているため、第一実施形態と比べて構成が簡素化される。なお、第三実施形態と同様に、第一締結部及びブラケット部に対して垂直に構成される補強部を設けてもよい。
また、第四実施形態では、バンド締結部336A,336Bの第一締結部336iにナットNが取り付けられており、第二締結部336j側からボルトBを挿入してバンド締結部336A,336Bを締結することによって、締結バンド331をシリンダ本体21に固定することができる。
本発明による作業機械は上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。
例えば、上述した第一実施形態から第四実施形態では、シリンダの2本の配管を1つの支持部(バンド)で支持する構成としている。しかし、シリンダに2つの支持部(バンド)を設けて2本の配管を各支持部で支持するようにしつつ、少なくとも1つの支持部に対して本発明を適用してもよい。
また、シリンダはバケットシリンダに限定されず、アームシリンダ等、アタッチメントに設置されている他の油圧シリンダにも適用可能である。
以上のように本発明にかかる作業機械は、油圧シリンダによってアタッチメントを動作させて各種作業を行う油圧ショベル等の作業機械として有用である。
1 油圧ショベル、 2 下部走行体、 3 機械本体、 4 フレーム、
5 キャブ、 6 機械室、 7 アタッチメント、 11 バケット、
12 アーム、 13 ブーム、 15 油圧シリンダ、
15A バケットシリンダ、 15B アームシリンダ、
15C オフセットシリンダ、 15D ブームシリンダ、
16 油圧配管、 21 シリンダ本体、 22 油圧配管、
22A 第一管部、 22B 第二管部、 23 油圧ホース、
30 支持部材、 31 締結バンド、 34 バンド部材、
35 円弧部、 36A,36B バンド締結部、
36i 第一締結部、 36j 第二締結部、 41A,41B クランプ部、
42A,42B ブラケット、 42B1,42B2 脚壁部分、
43 クランプ部材、 44 クランプ基部、 45 張出腕部、
130 支持部材、 131 締結バンド、
134A,134B バンド部材、 136A,136B バンド締結部、
136i 第一締結部、 136j 第二締結部、
141A,141B クランプ部、 142A,142B ブラケット部、
230 支持部材、 231 締結バンド、
236A,236B バンド締結部、 236i 第一締結部、
236j 第二締結部、 237A,237B 補強部、
241A,241B クランプ部、 242A,242B ブラケット部、
330 支持部材、 331 締結バンド、
336A,336B バンド締結部、 336i 第一締結部、
336j 第二締結部、 341A,341B クランプ部、
342A,342B ブラケット部。

Claims (3)

  1. 下部走行体の上に機械本体が設置された作業機械であって、
    前記機械本体は、油圧制御によって作業動作を行うアタッチメントを備え、
    前記アタッチメントは、各々が揺動可能に連結された複数の支柱部材と、前記支柱部材に設置された油圧シリンダとを有し、
    前記油圧シリンダは、
    給油口が設けられた円柱状のシリンダ本体と、
    一端が前記給油口に接続され、他端が前記機械本体側から延びる油圧ホースに接続された油圧配管と、
    前記シリンダ本体に取り付けられ、前記油圧配管を支持する支持部材と、を有し、
    前記支持部材は、一対のバンド部材の各々の両端に設けられたバンド締結部どうしを締結することによって前記シリンダ本体の外周に取り付けられる円環状部分を含むバンドを有し、
    前記バンドには、前記油圧配管を挟持するクランプ部が少なくとも1つ設けられ、
    前記クランプ部のうち少なくとも一つは、前記バンド締結部と一体的に設けられていることを特徴とする作業機械。
  2. 互いに締結されるバンド締結部は、平板状に構成された第一締結部と、先端が第一締結部の平板に当接するように曲げられて構成された第二締結部とからなり、
    前記バンド締結部と一体的に設けられた前記クランプ部は、前記バンド締結部のうち前記第一締結部と一体的に設けられていることを特徴とする請求項1記載の作業機械。
  3. 前記クランプ部は、前記バンドの円環状部分と接続されることによって閉断面を構成し、
    前記第一締結部及び前記第二締結部の各々には、締結用ボルトを挿入するための孔が形成され、
    前記第一締結部上であって前記閉断面内には、前記バンドの締結作業時に前記第二締結部側から前記孔に挿入される前記締結用ボルトと係合する裏ナットが取り付けられていることを特徴とする請求項2記載の作業機械。
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