JP2015194236A - クランプ構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】外径の異なる複数の被クランプ部材に対して、被クランプ部材とクランプ部材とを面接触させてクランプできるようにする。
【解決手段】クランプ部材46の挟持面には、第1の溝部46aと、第1の溝部46aの内周面の一部を窪ませた第2の溝部46bとが形成されている。第1の溝部46aは、第1の被クランプ部材35の外周面と略同じ曲率半径で形成されている。第2の溝部46bは、第1の被クランプ部材35よりも外径の小さな第2の被クランプ部材36の外周面と略同じ曲率半径で形成されている。
【選択図】図4
【解決手段】クランプ部材46の挟持面には、第1の溝部46aと、第1の溝部46aの内周面の一部を窪ませた第2の溝部46bとが形成されている。第1の溝部46aは、第1の被クランプ部材35の外周面と略同じ曲率半径で形成されている。第2の溝部46bは、第1の被クランプ部材35よりも外径の小さな第2の被クランプ部材36の外周面と略同じ曲率半径で形成されている。
【選択図】図4
Description
本発明は、クランプ構造に関するものである。
従来より、手摺りや油圧配管等の被クランプ部材を一対のクランプ部材で挟持するためのクランプ構造が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1,2の発明では、一対のクランプ部材の挟持面に、被クランプ部材の外周面と略同じ曲率半径を有する溝部が形成されており、被クランプ部材をクランプ部材で挟持したときに、被クランプ部材とクランプ部材とが面接触するようになっている。これにより、一対のクランプ部材を締結ボルトで締結したときの締め付け応力が、被クランプ部材の全体に分散されることとなり、適切な締め付け力で被クランプ部材をクランプすることができる。
しかしながら、従来のクランプ構造では、クランプ部材の溝部は、所定の外径を有する被クランプ部材にのみ面接触するように形成されているので、外径の異なる被クランプ部材に対して同じクランプ部材を使用することができないという問題があった。
具体的に、被クランプ部材の外周面の曲率半径よりもクランプ部材の溝部の曲率半径の方が小さい場合には、被クランプ部材を一対のクランプ部材で挟持することができない。
一方、被クランプ部材の外周面の曲率半径よりもクランプ部材の溝部の曲率半径の方が大きい場合には、被クランプ部材を一対のクランプ部材で挟持したときに、被クランプ部材とクランプ部材とが線接触することとなる。そのため、一対のクランプ部材を締結ボルトで締結したときに、被クランプ部材やクランプ部材の一部に締め付け応力が集中してしまうという問題がある。
ここで、締め付け応力が集中することによるクランプ部材の変形を抑えるために、クランプ部材を肉厚にすることも考えられるが、クランプ部材の重量が増えてしまうため好ましくない。
また、外径の異なる複数の被クランプ部材に対応して、複数のクランプ部材を予め用意しておくことも考えられるが、在庫管理が煩雑となってしまうため好ましくない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、外径の異なる複数の被クランプ部材に対して、被クランプ部材とクランプ部材とを面接触させてクランプできるようにすることにある。
本発明は、被クランプ部材を一対のクランプ部材で挟持するためのクランプ構造を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明は、前記一対のクランプ部材のうち少なくとも一方の挟持面には、第1の被クランプ部材の外周面と略同じ曲率半径を有する第1の溝部と、該第1の溝部の内周面の一部が窪むことで該第1の被クランプ部材よりも外径の小さな第2の被クランプ部材の外周面と略同じ曲率半径を有する第2の溝部とが、少なくとも形成されていることを特徴とするものである。
第1の発明では、クランプ部材の挟持面には、第1の溝部と、第1の溝部の内周面の一部を窪ませた第2の溝部とが少なくとも形成される。第1の溝部は、第1の被クランプ部材の外周面と略同じ曲率半径で形成される。第2の溝部は、第1の被クランプ部材よりも外径の小さな第2の被クランプ部材の外周面と略同じ曲率半径で形成される。
このような構成とすれば、外径の異なる第1の被クランプ部材又は第2の被クランプ部材をクランプ部材で挟持する場合に、それぞれ対応する第1の溝部又は第2の溝部に挟み込むことで、被クランプ部材とクランプ部材とを面接触させてクランプすることができる。これにより、クランプ部材の締め付け応力を分散させることができる。
そして、外径の異なる複数の被クランプ部材であっても、1つのクランプ部材を用いて挟持することができるので、クランプ部材の種類が増えて在庫管理が煩雑となってしまうことがない。
第2の発明は、第1の発明において、
前記一対のクランプ部材は、複数の前記被クランプ部材のうち最も外径の小さな該被クランプ部材を所定の挟持力で挟持したときに互いに当接するように形成されていることを特徴とするものである。
前記一対のクランプ部材は、複数の前記被クランプ部材のうち最も外径の小さな該被クランプ部材を所定の挟持力で挟持したときに互いに当接するように形成されていることを特徴とするものである。
第2の発明では、最も外径の小さな被クランプ部材を所定の挟持力で挟持したときに、一対のクランプ部材が互いに当接するようになっている。これにより、クランプ部材の締め付け量を規制して、クランプ部材の変形を抑えることができる。
具体的に、クランプ部に形成されている溝部のうち、最も外径の小さな被クランプ部材を挟持するための溝部は、溝部の内周面の最深部に位置しているので、その部分のクランプ部材の肉厚が最も薄くなっている。そのため、クランプ部材を締結ボルトで締め付けたときに、クランプ部材が変形し易くなっている。
そこで、最も外径の小さな被クランプ部材を挟持したときに、一対のクランプ部材を互いに当接させることで、クランプ部材にかかる締め付け力を制限するようにしている。これにより、クランプ部材の変形を抑えるためにクランプ部材を肉厚にする必要が無く、クランプ部材の軽量化を図ることができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、
前記一対のクランプ部材を締結するための締結ボルトを備え、
前記一対のクランプ部材の一方には、前記締結ボルトの軸部を挿通させる挿通孔が形成され、
前記一対のクランプ部材の他方には、前記締結ボルトのネジ部を締結させるネジ孔が形成され、
前記ネジ孔が形成された前記クランプ部材は、前記挿通孔が形成された該クランプ部材よりも前記締結ボルトの軸方向に肉厚となるように形成されていることを特徴とするものである。
前記一対のクランプ部材を締結するための締結ボルトを備え、
前記一対のクランプ部材の一方には、前記締結ボルトの軸部を挿通させる挿通孔が形成され、
前記一対のクランプ部材の他方には、前記締結ボルトのネジ部を締結させるネジ孔が形成され、
前記ネジ孔が形成された前記クランプ部材は、前記挿通孔が形成された該クランプ部材よりも前記締結ボルトの軸方向に肉厚となるように形成されていることを特徴とするものである。
第3の発明では、ネジ孔が形成されたクランプ部材は、挿通孔が形成されたクランプ部材よりも締結ボルトの軸方向に肉厚となっている。これにより、第1の被クランプ部材を挟持するときの締結ボルトと、第2の被クランプ部材を挟持するときの締結ボルトとを共通化することができる。
具体的に、一対のクランプ部材の間の距離は、被クランプ部材の外径によってそれぞれ異なっている。つまり、外径の大きな第1の被クランプ部材を挟持する場合には、一対のクランプ部材の間の距離が長くなり、外径の小さな第2の被クランプ部材を挟持する場合には、一対のクランプ部材の間の距離が短くなる。また、一対のクランプ部材は、被クランプ部材の中心位置で分割された形状とするのが一般的であり、一対のクランプ部材は、略同じ厚さに形成されている。
そのため、第1の被クランプ部材を挟持する場合にクランプ部材を締結する締結ボルトを、第2の被クランプ部材を挟持する場合にも用いると、締結ボルトの先端部がクランプ部材の表面から突出してしまい、見栄えが悪くなる。また、クランプ部材の表面に他の部品を取り付けることができなくなってしまう。
そこで、本発明では、締結ボルトの先端部がクランプ部材の表面から突出しないように、ネジ孔が形成されたクランプ部材を締結ボルトの軸方向に肉厚としたので、締結ボルトの共通化を図ることができる。
本発明によれば、外径の異なる第1の被クランプ部材又は第2の被クランプ部材をクランプ部材で挟持する場合に、それぞれ対応する第1の溝部又は第2の溝部に挟み込むことで、被クランプ部材とクランプ部材とを面接触させてクランプすることができる。これにより、クランプ部材の締め付け応力を分散させることができる。
そして、外径の異なる複数の被クランプ部材であっても、1つのクランプ部材を用いて挟持することができるので、クランプ部材の種類が増えて在庫管理が煩雑となってしまうことがない。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。各図には、上下や前後左右の方向を矢印で示してある。特に言及しない限り、上下等の方向についてはこれら矢印で示す方向に従って説明する。
図1に示すように、建設機械10は、後方小旋回型の小型機種であり、クローラ式の下部走行体11と、下部走行体11上に旋回可能に搭載された上部旋回体12とを備えている。
上部旋回体12の後側には、図示しないエンジン等の機器を収容するためのエンジンルームが設けられ、エンジンカバー15で覆われている。上部旋回体12の右側には、図示しない燃料タンクや作動油タンク等を収容するための側部機械室が設けられ、機械室カバー16で覆われている。上部旋回体12の左側には、オペレータが着座するための運転シート22や操作レバー23等を備えた操作スペース17が配置されている。
運転シート22の右側及び左側の後方位置には、左右一対のキャノピ支柱25が立設している。左右一対のキャノピ支柱25の上端部は、前方に張り出すように延びる梁部(図示省略)によって連結されている。左右一対のキャノピ支柱25の上端部及び梁部には、頭上からの落下物に対してオペレータを保護するためのルーフ26が取り付けられている。
上部旋回体12の前側には、俯仰動可能で且つ左右方向に揺動可能に支持された作業装置13が取り付けられている。作業装置13は、掘削作業等を行うためのものであり、基端部がスイングブラケット14を介して上部旋回体12の車幅方向の中央部に回動可能に取り付けられたブーム13aと、ブーム13aの先端側に回動可能に取り付けられたアーム13bと、アーム13bの先端側に回動可能に取り付けられたバケット13cとを有する。
建設機械10では、操作レバー23等を操作することにより、ブーム13a、アーム13b、及びバケット13cにそれぞれ対応する油圧シリンダ13dを伸縮させることで、作業装置13を起伏自在に動かすことができる。また、図示しないスイングシリンダを伸縮させることで、作業装置13を左右方向に揺動自在に動かすことができる。
運転シート22よりも車両前側には、上部旋回体12の床面から上方に延びる走行レバー28が設けられている。走行レバー28を前後方向に操作することにより、下部走行体11を前進又は後退させることができる。また、上部旋回体12の床面における走行レバー28の基端部近傍には、走行ペダル29が設けられている。走行ペダル29を踏み込むことにより、下部走行体11を前進させることができる。
走行レバー28の可動範囲よりも車両前側には、パイプ状の柵部材30が配設されている。以下、車両前方を照らすライト部材40を柵部材30に取り付けるためのクランプ構造について説明する。
図2及び図3に示すように、ライト部材40は、車両前方を照らす照射部41と、柵部材30の補強梁部33に取り付けられる取付部45と、基端部が取付部45に連結され且つ上端部が照射部41に連結されることで照射部41を支持する支持部42とを有する。照射部41には、ハーネス41aが接続されている。
支持部42は、上方が開口するように断面U字状に折り曲げられた支持ブラケット42aと、支持ブラケット42aの車幅方向の略中央位置から下方に延びる支持軸部42bとを有する。支持ブラケット42aの間には、照射部41が配設されている。支持ブラケット42aの上端部には、車幅方向に延びるように締結ボルト50が挿通され、照射部41の左右側面に締結固定されている。照射部41は、締結ボルト50を中心に回動させることで、照射角度を調整することが可能となっている。
支持軸部42bの基端部は、取付部45に連結されている。照射部41は、支持部42を介して取付部45よりも上方に支持されているから、照射部41の照射位置を高くして調整範囲を広げることができ、建設機械10の足元を十分に照らすことができる。照射部41は、正面視で走行レバー28に重なり合う位置に配設されている。取付部45は、走行レバー28よりも車両左側に配設されている。
柵部材30は、車幅方向に間隔をあけて立設する一対の支柱部31と、車幅方向に延びて支柱部31の上端部同士を繋ぐ手摺り部32と、手摺り部32よりも下方位置で車幅方向に延びて支柱部31同士を繋ぐ補強梁部33とを有する。支柱部31、手摺り部32、及び補強梁部33は、パイプ状の部材で形成されている。
図4及び図5にも示すように、ライト部材40の取付部45は、上下一対のクランプ部材46で形成されている。クランプ部材46の挟持面には、第1の溝部46aと、第1の溝部46aの内周面の一部を窪ませた第2の溝部46bとが形成されている。
第1の溝部46aは、第1の被クランプ部材35の外周面と略同じ曲率半径で形成されている。第2の溝部46bは、第1の被クランプ部材35よりも外径の小さな第2の被クランプ部材36の外周面と略同じ曲率半径で形成されている。
なお、本実施形態では、第2の被クランプ部材36は、柵部材30の補強梁部33であり、第1の被クランプ部材35は、本実施形態よりも大型の建設機械に設けられて補強梁部33よりも外径の大きな梁部材である。
そして、第1の被クランプ部材35をクランプ部材46で挟持する場合には、第1の被クランプ部材35を第1の溝部46aに挟み込むことで、第1の被クランプ部材35とクランプ部材46とを面接触させることができる(図4参照)。
また、第2の被クランプ部材36としての補強梁部33をクランプ部材46で挟持する場合には、補強梁部33を第2の溝部46bに挟み込むことで、補強梁部33とクランプ部材46とを面接触させることができる(図5参照)。
このような構成とすれば、外径の異なる第1の被クランプ部材35又は第2の被クランプ部材36であっても、1つのクランプ部材46を用いて挟持することができるので、クランプ部材46の種類が増えて在庫管理が煩雑となってしまうことがない。また、第1の被クランプ部材35又は第2の被クランプ部材36とクランプ部材46とを面接触させることで、クランプ部材46の締め付け応力を分散させることができる。
上下一対のクランプ部材46は、締結ボルト50によって互いに締結固定されることで、第1の被クランプ部材35又は第2の被クランプ部材36を挟持している。締結ボルト50は、第1の溝部46aを挟んで前後方向に2つ配設されている。
下側のクランプ部材46には、締結ボルト50の軸部を挿通させる挿通孔47が形成されている。上側のクランプ部材46には、締結ボルト50のネジ部を締結させるネジ孔48が形成されている。
ここで、ネジ孔48が形成された上側のクランプ部材46は、挿通孔47が形成された下側のクランプ部材46よりも、締結ボルト50の軸方向に肉厚となるように形成されている。
これにより、第1の被クランプ部材35を挟持するときの締結ボルト50と、第2の被クランプ部材36を挟持するときの締結ボルト50とを共通化することができる。
なお、本実施形態では、一対のクランプ部材46に照射部41を取り付けた構成について説明したが、一対のクランプ部材46に後方確認用のミラー部材を取り付けた構成であっても、本実施形態のクランプ構造を適用可能である。
また、本実施形態では、柵部材30の補強梁部33にライト部材40を取り付けるために、一対のクランプ部材46を用いたクランプ構造について説明したが、この形態に限定するものではない。例えば、被クランプ部材が油圧配管等であっても、本実施形態のクランプ構造を適用可能である。
《変形例1》
図6は、本変形例1に係るクランプ部材の構成を示す側面図である。以下、前記実施形態と同じ部分については同じ符号を付し、相違点についてのみ説明する。
図6は、本変形例1に係るクランプ部材の構成を示す側面図である。以下、前記実施形態と同じ部分については同じ符号を付し、相違点についてのみ説明する。
図6に示すように、一対のクランプ部材46の挟持面には、第1の溝部46aと、第1の溝部46aの内周面の一部を窪ませた第2の溝部46bとが形成されている。
第1の溝部46aは、第1の被クランプ部材35の外周面と略同じ曲率半径で形成されている。第2の溝部46bは、第1の被クランプ部材35よりも外径の小さな第2の被クランプ部材36の外周面と略同じ曲率半径で形成されている。
また、上側のクランプ部材46における第1の溝部46aに連続する両端側の面は、下側のクランプ部材46側に突出して延びている。これにより、上側のクランプ部材46は、最も外径の小さな第2の被クランプ部材36を所定の挟持力で挟持したときに、下側のクランプ部材46に当接するように形成されている。
このような構成とすれば、クランプ部材46の締め付け量を規制して、クランプ部材46の変形を抑えることができるので、クランプ部材46を肉厚する必要が無く、クランプ部材46の軽量化を図ることができる。
《変形例2》
図7は、本変形例2に係るクランプ部材の構成を示す側面図である。本変形例2は、建設機械10のブーム13aの上面に沿って油圧配管55を配索する場合に、油圧配管55がずれ動かないように保持するためのクランプ構造である。
図7は、本変形例2に係るクランプ部材の構成を示す側面図である。本変形例2は、建設機械10のブーム13aの上面に沿って油圧配管55を配索する場合に、油圧配管55がずれ動かないように保持するためのクランプ構造である。
図7に示すように、ブーム13aの上面には、ネジ孔48が形成された板状のタップドブロック56が接合されている。タップドブロック56の上方には、クランプ部材46が配設されている。本変形例では、クランプ部材46とタップドブロック56とによって、一対のクランプ部材46が構成されている。油圧配管55は、クランプ部材46とタップドブロック56との間に狭持されている。
クランプ部材46の挟持面には、第1の溝部46aと、第1の溝部46aの内周面の一部を窪ませた第2の溝部46bとが形成されている。
第1の溝部46aは、第1の被クランプ部材35としての油圧配管55の外周面と略同じ曲率半径で形成されている。第2の溝部46bは、第1の被クランプ部材35よりも外径の小さな第2の被クランプ部材36としての別の油圧配管の外周面と略同じ曲率半径で形成されている。
このように、一対のクランプ部材46の一方にのみ第1の溝部46a及び第2の溝部46bを形成し、他方を板状のタップドブロック56で構成することで、加工コストを低減することができる。
《変形例3》
前記実施形態及び変形例では、一対のクランプ部材46を、第1の溝部46aを挟んで2つの締結ボルト50で締結固定するようにしたが、この形態に限定するものではない。
前記実施形態及び変形例では、一対のクランプ部材46を、第1の溝部46aを挟んで2つの締結ボルト50で締結固定するようにしたが、この形態に限定するものではない。
例えば、図8に示すように、クランプ部材46とタップドブロック56とを1つの締結ボルト50で締結固定することで、クランプ部材46を片持ち状態として、第1の被クランプ部材35としての油圧配管55を挟持させてもよい。
《その他の実施形態》
前記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
前記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
本実施形態では、クランプ部材46の挟持面に、第1の溝部46aと、第2の溝部46bとが形成された構成について説明したが、この形態に限定するものではない。例えば、より多くの種類の被クランプ部材に対応するために、クランプ部材46の挟持面に溝部が3つ以上形成された構成としてもよい。
以上説明したように、本発明は、外径の異なる複数の被クランプ部材に対して、被クランプ部材とクランプ部材とを面接触させてクランプすることができるという実用性の高い効果が得られることから、きわめて有用で産業上の利用可能性は高い。
33 補強梁部(被クランプ部材)
35 第1の被クランプ部材
36 第2の被クランプ部材
46 クランプ部材
46a 第1の溝部
46b 第2の溝部
47 挿通孔
48 ネジ孔
50 締結ボルト
55 油圧配管(被クランプ部材)
56 タップドブロック(クランプ部材)
35 第1の被クランプ部材
36 第2の被クランプ部材
46 クランプ部材
46a 第1の溝部
46b 第2の溝部
47 挿通孔
48 ネジ孔
50 締結ボルト
55 油圧配管(被クランプ部材)
56 タップドブロック(クランプ部材)
Claims (3)
- 被クランプ部材を一対のクランプ部材で挟持するためのクランプ構造であって、
前記一対のクランプ部材のうち少なくとも一方の挟持面には、第1の被クランプ部材の外周面と略同じ曲率半径を有する第1の溝部と、該第1の溝部の内周面の一部が窪むことで該第1の被クランプ部材よりも外径の小さな第2の被クランプ部材の外周面と略同じ曲率半径を有する第2の溝部とが、少なくとも形成されていることを特徴とするクランプ構造。 - 請求項1において、
前記一対のクランプ部材は、複数の前記被クランプ部材のうち最も外径の小さな該被クランプ部材を所定の挟持力で挟持したときに、互いに当接するように形成されていることを特徴とするクランプ構造。 - 請求項1又は2において、
前記一対のクランプ部材を締結するための締結ボルトを備え、
前記一対のクランプ部材の一方には、前記締結ボルトの軸部を挿通させる挿通孔が形成され、
前記一対のクランプ部材の他方には、前記締結ボルトのネジ部を締結させるネジ孔が形成され、
前記ネジ孔が形成された前記クランプ部材は、前記挿通孔が形成された該クランプ部材よりも前記締結ボルトの軸方向に肉厚となるように形成されていることを特徴とするクランプ構造。
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